JP2022034173A - 衛生マスク - Google Patents

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Abstract

【課題】着用者が発する唾液等の飛沫を極力遮断しつつ、息苦しさを感じにくい衛生マスクを提供すると共に、耳掛け紐の耳に当たる部分に痛みを生ずることが防止された平面形状の衛生マスクを提供する。【解決手段】マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部とが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスクにおいて、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなる。【選択図】図5

Description

本発明は、衛生マスクに関する。
発明者は、従来技術の欠点に鑑み鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
本願発明に係る平面形状の衛生マスク100について、FI、キーワード検索を行ったところ、本件発明(請求項1~8の何れかに記載された発明)に近い発明等記載文献は、発見されませんでしたので、特許文献の記載は省略する。
○本発明が解決しようとする第1課題
本発明が解決しようとする第1課題は、
着用者が発する唾液等の飛沫を極力遮断しつつ、息苦しさを感じにくい衛生マスクを提供すると共に、耳掛け紐の耳に当たる部分に痛みを生ずることが防止された(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
マスク本体とつるを有する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいては、立体的な鼻当て部を別途用意して付加する必要があったが、かかる(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいて、立体的な鼻当て部(眼鏡の鼻当て部に相当)を別途用意して付加する必要がない(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
立体形状の衛生マスクの製造方法において、平面形状の衛生マスクを製造する工程が殆どを占め、平面形状の衛生マスクを立体マスクの形状にする工程が殆どない製造方法であって、簡単かつ迅速に、かつ安価に製造する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<(右手系の)XYZ座標系について>
本発明について、座標系は、右手系のXYZ座標系を採用するものとする。
XYZ座標系は、原則として、以下のように定める。
X方向とは、正面から背面への方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、垂直方向(反重力方向)をいう。
Z方向とは、Xに向かって左側から右側方向(水平方向)をいう。
そして、正面図においては、XYZ座標系は以下のようになる。
X方向とは、正面図においては、紙面視、紙面側から紙背側へ向かう方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、正面図においては、紙面視、下側から上側を向かう方向(垂直方向)をいう。
Z方向とは、正面図においては、紙面視、左側から右側へ向かう方向(水平方向)をいう。
平面形状衛生マスク100の重心Gを中心として、中心に近い側を内側とし、中心に遠い側を外側とする。
平面形状衛生マスク100の重心Gを通るY方向(垂直方向)の線を中心線という。
また、正面図において、中心線から左側を左側といい、中心線から左側を左側という。
また、正面図において、上側部分を上部といい、下側部分を下部という
また、平面面において、中央部分を中央部といい、当該中央部の上側部分を中央上部という。
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<「一対の●●■■」と「●●■■」と「X組の一対の●●■■」の関係>
「一対の●●■■」とは、左右両側に1組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
一方、「●●■■」とは、「一対の●●■■」の構成要素(左側又は右側の構成要素)である「●●■■」のことをいう。
さらに、「X組の一対の●●■■」とは、左右両側にX組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
例えば、本発明では、「●●■■」の例として、切込み線CLが例示される。
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<用語の説明>
●マスク本体99とは、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制する(マスクの機能を発揮する)本体をいう。
●つるTとは、耳に掛ける部材をいう。
●ベルトBとは、ベルトBの先頭部B0を、正面側から切込み線CLに差込んで、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状に成形する左右対称の部材である。
●本発明に係る切込み線CLとは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点C1と点C2を結ぶ逆ハの字の斜め線を構成する線いう。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けたベルトBの先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された(図5、図13)。
●フラップ切込み線CL2とは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点D1と点D1を結ぶ斜めに傾いたコの字の線をいう。フラップ切込み線CL2は、フラップFを形成するための切込み線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
●本発明に係る山折り線L1とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点A1と点A1(点A1と点A1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線(中心線)をいう。
平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る中心線をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第2の山折り線L2とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点B1と点B1を結ぶマスク本体99とベルトBとの境界線(水平線)をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第3の山折り線L3とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点E1と点E1(点E1と点E1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線をいう。
●フラップFとは、フラップ切込み線CL2の切込みにより平板を形成し、平板の一辺をフラップ谷折り線TLとすると共に、谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
他者が付近にいるときは、フラップは閉のままとする。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合には、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによってフラップFを押し上げて、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
フラップ切込み線CL2を背面側からゆっくり押し上げて、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによって、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
●フラップ谷折り線TLとは、正面図において、折り目の線が紙背側になるように折る線のことであって、フラップFの構成要素であって、点D1と点D1を結ぶ斜めの線をいう。フラップ谷折り線TLは、フラップFを開にするための谷折り線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
なお、谷折り線とは、一般的には、折り目の線が内側に隠れてしまうように折る線のことである。
●鼻当て部Nとは、装着した時に、装着者の鼻根又は鼻背部に当節する部分をいう。すなわち、ベルトBの輪郭線の中央部の付近をいう。
●衛生マスクとは、天然繊維・化学繊維の織編物または不織布を主な本体材料として、口と鼻を覆う形状で、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用される、薬事法に該当しない衛生用製品をいう。
〇平面形状の衛生マスク100とは、平面形状をした衛生マスクをいう。
〇立体形状の衛生マスク200とは、立体形状をした衛生マスクをいう。
●点A1、点A1とは、山折り線L1(中心線)の両端の点をいう。
●点B1、点B1とは、第2の山折り線L2の両端の点をいう。
●点C1、点C2は、切込み線CLの端点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
点C2は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち内側の点をいう。
●点D1、点D1とは、フラップ切込み線CL2の両端の点をいう。
●点E1、点E1とは、第3の山折り線L3の両端の点をいう。
●線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
●線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線B1K1をいう。
●先頭部B0とは、ベルトBの先頭部分をいう。ベルトBの先頭部B0には、口ばしKが設けられている。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された。
●点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0と口ばしKの境界点のうち内側にある点をいう。
点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止した場合に、復元力P(kg重)が口ばしKに作用する点をいう。
その場合、点C1は、復元力P(kg重)に対する反力がマスク本体99に作用する点になっている。
点K1と点C1とは一致し、両点間には作用反作用の法則が働く。すなわち、復元力P(kg重)が点K1に作用し、復元力P(kg重)の反力(-力P(kg重))が点C1に作用する。
●中心線とは、平面形状の衛生マスク100の重心Gを通るY方向の線をいう。
●水平線とは、正面図において、X方向をいう。
●正面側から背面側に貫通するとは、切込み線CL、フラップ切込み線CL2が、正面側から背面側に貫通するスリットであることをいう。
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<請求項1に記載された(1)式の意義(図1、図3)>
(1)式は、 線LL1(点B1と点C1とを結ぶ線)の長さ(cm)が、線LL2(点B1と点K1とを結ぶ線)の長さ(cm)よりも大きいことを示している。
(1)式の数値限定は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にするための条件を記載したものである。
線LL1の端点B1、C1と線LL2の端点B1、K1は、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にする過程に、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、点B1と点B1、点C1と点K1は、一致する。
すなわち、線LL1と線LL2の両端は一致するが、途中の点は一致しない。
線LL1は、線LL2に比較して捩じれた状態で距離が長くなって、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にすることができることを、発明者は鋭意試行錯誤を重ねて本発明を完成するに至った。
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<実施例1について>
実施例1の発明とは、請求項3及び請求項4及び請求項5に記載された平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200をいう(図5~図8、図10、図11)。
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課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。

○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100である。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法である。
本発明に係る平面形状の衛生マスク100は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された平面形状の衛生マスク100によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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<本発明に係る衛生マスクの説明>
本発明に係る衛生マスクは、メガネのつるのようなつるを有した衛生マスクである。
本発明に係る衛生マスクは、マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100である。
本発明に係る衛生マスクをメガネ式マスク(メガネのつるのようなつるを有した衛生マスク)としたことにより、本発明に係る衛生マスクは、耳が痛くならず、長時間の装着も違和感を覚えないという効果を奏する。

下記装着手順(装着手順1~装着む手順4)を経ることにより、本発明に係る衛生マスクを使用状態に供することができる。
<装着手順1(ベルトによるサイズ調整)>
ベルトBの先頭部B0を指で持ち、ベルトBの口ばしKをサイズ調整のために3組の一対の切込み線(上段、中段、下段)の何れかに差し、ずらしながら押し込んで、立体形状のマスクに成形する。
ベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)の口ばしKを、どの一対の切込み線(上段、中段、下段)に差し込むかによって、(1)緩める。(2)丁度よい。(3)きつく締める。の3段階のサイズ調整が可能である。
すなわち、(1)緩める場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(上段)に差し込み、(2)丁度よい場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(中段)に差し込み、(3)きつく締める場合はベルトBの口ばしKを調整切込み線3に差し込む。そして、ベルトBの口ばしKは、ベルトBの一対の切込み線CL(下段)に差し込み誘導する他、切込み線(上段、中段、下段)の端点C1側と嵌合してベルトBを本発明に係る衛生マスクに係止させる。
<手順2(第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることによるサイズ調整)>
さらに、上記の3段階調整に加えて、頬横の一対の第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることにより、さらに2段階のサイズ調整が可能である。すなわち、(1)緩める場合は一対の第3の山折り線L3(外側)を折り曲げることにより、(2)きつく締める場合は一対の第3の山折り線L3(内側)を折り曲げる。
<装着手順3(フラップの開閉)>
他者が付近にいるときは、フラップFは閉のままとし、手順3は何もしない。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合に本発明に係る衛生マスクを使用する場合は、鼻・口部のフラップF(上段、中段、下段)の全てを押し上げることにより、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
ここに、フラップF(上段、中段、下段)は、通気をさらに良くするための開口部である。
フラップF(上段、中段、下段)(フラップF(上段、中段、下段)の実線で表した輪郭線は、フラップ切込み線FLである。)を背面側からゆっくり押し上げて、フラップF(上段、中段、下段)の点線(正面図ではフラップ谷折り線TLを表している。)、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
<装着手順4(手順終了)>
以上により、最終的な立体的形状が成形され、本発明に係る衛生マスク(最終的な立体的形状の立体的マスク)を使用状態に供することができる。

本発明に係る「衛生マスク」は、特徴的な構成要件により、以下のような効果を有する。
[直接の飛沫をブロック]
エチケットマスクとして自らの飛沫、他者からの飛沫(浮遊している飛沫をのぞく。)をブロックすることができる。
(1)蒸れない
吐いた息がこもらないので、衛生マスクによる熱中症にはならない。メガネ、サングラスをかけたまま、本発明に係る「衛生マスク」を装着できる。そして、吐いた息は本発明に係る「衛生マスク」の上下の隙間より速やかに排出するようにし、メガネ部に行く量を減少させたので、メガネが曇りにくい。
(2)顔を圧迫しない
本発明に係る衛生マスクが接する部分は耳・鼻・頬の一部のみで、通常のマスクにあるゴムで引っ張られないので顔を圧迫されず快適である(衛生マスクが接する鼻の部分が鼻当て部である。)。
(3)1つのサイズで5段階のサイズ調整
鼻から伸びるベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)によって、3段階のサイズ調整が可能で、頬の横の2本の山折り線L3(内側、外側)を折り曲げることにより、さらに2段階の調整が可能。
(4)風にも飛ばない
自転車・ジョギングにも使用可能で、夜間の虫除けにもなる。
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以下、本発明に係る、平面形状の衛生マスク100に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[図1]図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。
[図2]図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。
[図3]図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。
[図4]図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面面である。
[図5]図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。
平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、左右対称のベルトBの先頭部B0を一対の切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図6]図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。
図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、左右対称のベルトB先頭部B0を一対の切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図7]図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である
[図8]図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。
[図9]図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。
[図10]図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。
[図11]図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。
[図12]図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。
図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。
[図13]図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。

以下、本発明に係る平面形状の衛生マスク100について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100が開示されている。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。が開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200が開示されている。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
88888**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法が開示されている。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。 図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。 図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。 図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面図である。 図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。 平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、左右対称のベルトBの先頭部B0を一対の切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。 図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、左右対称のベルトB先頭部B0を一対の切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である 図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。 図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。 図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。 図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。 図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。 図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。
100……平面形状の衛生マスク
200……立体形状の衛生マスク
99……マスク本体
T……つる
B……ベルト
N……鼻当て部
CL……切込み線
L1……山折り線
L2……第2の山折り線
L3……第3の山折り線
B……ベルト
B0……先頭部
K……口ばし
F……フラップ
CL……フラップ切込み線
TL……フラップ谷折り線

本発明は、衛生マスクに関する。
発明者は、従来技術の欠点に鑑み鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
本願発明に係る平面形状の衛生マスク100について、FI、キーワード検索を行ったところ、本件発明(請求項1~8の何れかに記載された発明)に近い発明等記載文献は、発見されませんでしたので、特許文献の記載は省略する。
○本発明が解決しようとする第1課題
本発明が解決しようとする第1課題は、
着用者が発する唾液等の飛沫を極力遮断しつつ、息苦しさを感じにくい衛生マスクを提供すると共に、耳掛け紐の耳に当たる部分に痛みを生ずることが防止された(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
マスク本体とつるを有する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいては、立体的な鼻当て部を別途用意して付加する必要があったが、かかる(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいて、立体的な鼻当て部(眼鏡の鼻当て部に相当)を別途用意して付加する必要がない(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
立体形状の衛生マスクの製造方法において、平面形状の衛生マスクを製造する工程が殆どを占め、平面形状の衛生マスクを立体マスクの形状にする工程が殆どない製造方法であって、簡単かつ迅速に、かつ安価に製造する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<(右手系の)XYZ座標系について>
本発明について、座標系は、右手系のXYZ座標系を採用するものとする。
XYZ座標系は、原則として、以下のように定める。
X方向とは、正面から背面への方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、垂直方向(反重力方向)をいう。
Z方向とは、Xに向かって左側から右側方向(水平方向)をいう。
そして、正面図においては、XYZ座標系は以下のようになる。
X方向とは、正面図においては、紙面視、紙面側から紙背側へ向かう方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、正面図においては、紙面視、下側から上側を向かう方向(垂直方向)をいう。
Z方向とは、正面図においては、紙面視、左側から右側へ向かう方向(水平方向)をいう。
平面形状衛生マスク100の重心Gを中心として、中心に近い側を内側とし、中心に遠い側を外側とする。
平面形状衛生マスク100の重心Gを通るY方向(垂直方向)の線を中心線という。
また、正面図において、中心線から左側を左側といい、中心線から左側を左側という。
また、正面図において、上側部分を上部といい、下側部分を下部という
また、平面面において、中央部分を中央部といい、当該中央部の上側部分を中央上部という。
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<「一対の●●■■」と「●●■■」と「X組の一対の●●■■」の関係>
「一対の●●■■」とは、左右両側に1組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
一方、「●●■■」とは、「一対の●●■■」の構成要素(左側又は右側の構成要素)である「●●■■」のことをいう。
さらに、「X組の一対の●●■■」とは、左右両側にX組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
例えば、本発明では、「●●■■」の例として、切込み線CLが例示される。
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<用語の説明>
●マスク本体99とは、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制する(マスクの機能を発揮する)本体をいう。
●つるTとは、耳に掛ける部材をいう。
●ベルトBとは、ベルトBの先頭部B0を、正面側から切込み線CLに差込んで、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状に成形する左右対称の部材である。
●本発明に係る切込み線CLとは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点C1と点C2を結ぶ逆ハの字の斜め線を構成する線いう。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けたベルトBの先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された(図5、図13)。
●フラップ切込み線CL2とは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点D1と点D1を結ぶ斜めに傾いたコの字の線をいう。フラップ切込み線CL2は、フラップFを形成するための切込み線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
●本発明に係る山折り線L1とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点A1と点A1(点A1と点A1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線(中心線)をいう。
平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る中心線をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第2の山折り線L2とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点B1と点B1を結ぶマスク本体99とベルトBとの境界線(水平線)をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第3の山折り線L3とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点E1と点E1(点E1と点E1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線をいう。
●フラップFとは、フラップ切込み線CL2の切込みにより平板を形成し、平板の一辺をフラップ谷折り線TLとすると共に、谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
他者が付近にいるときは、フラップは閉のままとする。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合には、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによってフラップFを押し上げて、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
フラップ切込み線CL2を背面側からゆっくり押し上げて、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによって、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
●フラップ谷折り線TLとは、正面図において、折り目の線が紙背側になるように折る線のことであって、フラップFの構成要素であって、点D1と点D1を結ぶ斜めの線をいう。フラップ谷折り線TLは、フラップFを開にするための谷折り線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
なお、谷折り線とは、一般的には、折り目の線が内側に隠れてしまうように折る線のことである。
●鼻当て部Nとは、装着した時に、装着者の鼻根又は鼻背部に当節する部分をいう。すなわち、ベルトBの輪郭線の中央部の付近をいう。
●衛生マスクとは、天然繊維・化学繊維の織編物または不織布を主な本体材料として、口と鼻を覆う形状で、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用される、薬事法に該当しない衛生用製品をいう。
〇平面形状の衛生マスク100とは、平面形状をした衛生マスクをいう。
〇立体形状の衛生マスク200とは、立体形状をした衛生マスクをいう。
●点A1、点A1とは、山折り線L1(中心線)の両端の点をいう。
●点B1、点B1とは、第2の山折り線L2の両端の点をいう。
●点C1、点C2は、切込み線CLの端点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
点C2は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち内側の点をいう。
●点D1、点D1とは、フラップ切込み線CL2の両端の点をいう。
●点E1、点E1とは、第3の山折り線L3の両端の点をいう。
●線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
●線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線B1K1をいう。
●先頭部B0とは、ベルトBの先頭部分をいう。ベルトBの先頭部B0には、口ばしKが設けられている。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された。
●点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0と口ばしKの境界点のうち内側にある点をいう。
点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止した場合に、復元力P(kg重)が口ばしKに作用する点をいう。
その場合、点C1は、復元力P(kg重)に対する反力がマスク本体99に作用する点になっている。
点K1と点C1とは一致し、両点間には作用反作用の法則が働く。すなわち、復元力P(kg重)が点K1に作用し、復元力P(kg重)の反力(-力P(kg重))が点C1に作用する。
●中心線とは、平面形状の衛生マスク100の重心Gを通るY方向の線をいう。
●水平線とは、正面図において、X方向をいう。
●正面側から背面側に貫通するとは、切込み線CL、フラップ切込み線CL2が、正面側から背面側に貫通するスリットであることをいう。
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<請求項1に記載された(1)式の意義(図1、図3)>
(1)式は、 線LL1(点B1と点C1とを結ぶ線)の長さ(cm)が、線LL2(点B1と点K1とを結ぶ線)の長さ(cm)よりも大きいことを示している。
(1)式の数値限定は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にするための条件を記載したものである。
線LL1の端点B1、C1と線LL2の端点B1、K1は、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にする過程に、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、点B1と点B1、点C1と点K1は、一致する。
すなわち、線LL1と線LL2の両端は一致するが、途中の点は一致しない。
線LL1は、線LL2に比較して捩じれた状態で距離が長くなって、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にすることができることを、発明者は鋭意試行錯誤を重ねて本発明を完成するに至った。
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<実施例1について>
実施例1の発明とは、請求項3及び請求項4及び請求項5に記載された平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200をいう(図5~図8、図10、図11)。
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課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。

○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100である。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法である。
本発明に係る平面形状の衛生マスク100は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された平面形状の衛生マスク100によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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<本発明に係る衛生マスクの説明>
本発明に係る衛生マスクは、メガネのつるのようなつるを有した衛生マスクである。
本発明に係る衛生マスクは、マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100である。
本発明に係る衛生マスクをメガネ式マスク(メガネのつるのようなつるを有した衛生マスク)としたことにより、本発明に係る衛生マスクは、耳が痛くならず、長時間の装着も違和感を覚えないという効果を奏する。

下記装着手順(装着手順1~装着む手順4)を経ることにより、本発明に係る衛生マスクを使用状態に供することができる。
<装着手順1(ベルトによるサイズ調整)>
ベルトBの先頭部B0を指で持ち、ベルトBの口ばしKをサイズ調整のために3組の一対の切込み線(上段、中段、下段)の何れかに差し、ずらしながら押し込んで、立体形状のマスクに成形する。
ベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)の口ばしKを、どの一対の切込み線(上段、中段、下段)に差し込むかによって、(1)緩める。(2)丁度よい。(3)きつく締める。の3段階のサイズ調整が可能である。
すなわち、(1)緩める場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(上段)に差し込み、(2)丁度よい場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(中段)に差し込み、(3)きつく締める場合はベルトBの口ばしKを調整切込み線3に差し込む。そして、ベルトBの口ばしKは、ベルトBの一対の切込み線CL(下段)に差し込み誘導する他、切込み線(上段、中段、下段)の端点C1側と嵌合してベルトBを本発明に係る衛生マスクに係止させる。
<手順2(第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることによるサイズ調整)>
さらに、上記の3段階調整に加えて、頬横の一対の第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることにより、さらに2段階のサイズ調整が可能である。すなわち、(1)緩める場合は一対の第3の山折り線L3(外側)を折り曲げることにより、(2)きつく締める場合は一対の第3の山折り線L3(内側)を折り曲げる。
<装着手順3(フラップの開閉)>
他者が付近にいるときは、フラップFは閉のままとし、手順3は何もしない。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合に本発明に係る衛生マスクを使用する場合は、鼻・口部のフラップF(上段、中段、下段)の全てを押し上げることにより、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
ここに、フラップF(上段、中段、下段)は、通気をさらに良くするための開口部である。
フラップF(上段、中段、下段)(フラップF(上段、中段、下段)の実線で表した輪郭線は、フラップ切込み線FLである。)を背面側からゆっくり押し上げて、フラップF(上段、中段、下段)の点線(正面図ではフラップ谷折り線TLを表している。)、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
<装着手順4(手順終了)>
以上により、最終的な立体的形状が成形され、本発明に係る衛生マスク(最終的な立体的形状の立体的マスク)を使用状態に供することができる。

本発明に係る「衛生マスク」は、特徴的な構成要件により、以下のような効果を有する。
[直接の飛沫をブロック]
エチケットマスクとして自らの飛沫、他者からの飛沫(浮遊している飛沫をのぞく。)をブロックすることができる。
(1)蒸れない
吐いた息がこもらないので、衛生マスクによる熱中症にはならない。メガネ、サングラスをかけたまま、本発明に係る「衛生マスク」を装着できる。そして、吐いた息は本発明に係る「衛生マスク」の上下の隙間より速やかに排出するようにし、メガネ部に行く量を減少させたので、メガネが曇りにくい。
(2)顔を圧迫しない
本発明に係る衛生マスクが接する部分は耳・鼻・頬の一部のみで、通常のマスクにあるゴムで引っ張られないので顔を圧迫されず快適である(衛生マスクが接する鼻の部分が鼻当て部である。)。
(3)1つのサイズで5段階のサイズ調整
鼻から伸びるベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)によって、3段階のサイズ調整が可能で、頬の横の2本の山折り線L3(内側、外側)を折り曲げることにより、さらに2段階の調整が可能。
(4)風にも飛ばない
自転車・ジョギングにも使用可能で、夜間の虫除けにもなる。
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以下、本発明に係る、平面形状の衛生マスク100に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[図1]図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。
[図2]図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。
[図3]図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。
[図4]図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面面である。
[図5]図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。
平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図6]図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。
図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図7]図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である
[図8]図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。
[図9]図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。
[図10]図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。
[図11]図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。
[図12]図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。
図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。
[図13]図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。

以下、本発明に係る平面形状の衛生マスク100について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100が開示されている。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。が開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200が開示されている。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法が開示されている。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。 図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。 図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。 図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面図である。 図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。 平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。 図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である 図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。 図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。 図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。 図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。 図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。 図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。
100……平面形状の衛生マスク
200……立体形状の衛生マスク
99……マスク本体
T……つる
B……ベルト
N……鼻当て部
CL……切込み線
L1……山折り線
L2……第2の山折り線
L3……第3の山折り線
B……ベルト
B0……先頭部
K……口ばし
F……フラップ
CL……フラップ切込み線
TL……フラップ谷折り線
本発明は、衛生マスクに関する。
発明者は、従来技術の欠点に鑑み鋭意研究した結果、本発明を完成させた。
本願発明に係る平面形状の衛生マスク100について、FI、キーワード検索を行ったところ、本件発明(請求項1~8の何れかに記載された発明)に近い発明等記載文献は、発見されませんでしたので、特許文献の記載は省略する。
○本発明が解決しようとする第1課題
本発明が解決しようとする第1課題は、
着用者が発する唾液等の飛沫を極力遮断しつつ、息苦しさを感じにくい衛生マスクを提供すると共に、耳掛け紐の耳に当たる部分に痛みを生ずることが防止された(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第2課題
本発明が解決しようとする第2課題は、
マスク本体とつるを有する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいては、立体的な鼻当て部を別途用意して付加する必要があったが、かかる(平面形状又は立体形状の)衛生マスクにおいて、立体的な鼻当て部(眼鏡の鼻当て部に相当)を別途用意して付加する必要がない(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
○本発明が解決しようとする第3課題
本発明が解決しようとする第3課題は、
立体形状の衛生マスクの製造方法において、平面形状の衛生マスクを製造する工程が殆どを占め、平面形状の衛生マスクを立体マスクの形状にする工程が殆どない製造方法であって、簡単かつ迅速に、かつ安価に製造する(平面形状又は立体形状の)衛生マスクを提供することである。
課題を解決するための手段は、本願の[特許請求の範囲]の各請求項に記載の発明である。
特許請求の範囲、明細書、図面等の用語の解釈上の疑義を解消すべく、以下用語の説明を行うこととする。
<(右手系の)XYZ座標系について>
本発明について、座標系は、右手系のXYZ座標系を採用するものとする。
XYZ座標系は、原則として、以下のように定める。
X方向とは、正面から背面への方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、垂直方向(反重力方向)をいう。
Z方向とは、Xに向かって左側から右側方向(水平方向)をいう。
そして、正面図においては、XYZ座標系は以下のようになる。
X方向とは、正面図においては、紙面視、紙面側から紙背側へ向かう方向(水平方向)をいう。
Y方向とは、正面図においては、紙面視、下側から上側を向かう方向(垂直方向)をいう。
Z方向とは、正面図においては、紙面視、左側から右側へ向かう方向(水平方向)をいう。
平面形状衛生マスク100の重心Gを中心として、中心に近い側を内側とし、中心に遠い側を外側とする。
平面形状衛生マスク100の重心Gを通るY方向(垂直方向)の線を中心線という。
また、正面図において、中心線から左側を左側といい、中心線から左側を左側という。
また、正面図において、上側部分を上部といい、下側部分を下部という
また、平面面において、中央部分を中央部といい、当該中央部の上側部分を中央上部という。
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<「一対の●●■■」と「●●■■」と「X組の一対の●●■■」の関係>
「一対の●●■■」とは、左右両側に1組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
一方、「●●■■」とは、「一対の●●■■」の構成要素(左側又は右側の構成要素)である「●●■■」のことをいう。
さらに、「X組の一対の●●■■」とは、左右両側にX組ずつ配された「●●■■」のことをいう。
例えば、本発明では、「●●■■」の例として、切込み線CLが例示される。
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<用語の説明>
●マスク本体99とは、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制する(マスクの機能を発揮する)本体をいう。
●つるTとは、耳に掛ける部材をいう。
●ベルトBとは、ベルトBの先頭部B0を、正面側から切込み線CLに差込んで、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状に成形する左右対称の部材である。
●本発明に係る切込み線CLとは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点C1と点C2を結ぶ逆ハの字の斜め線を構成する線いう。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けたベルトBの先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された(図5、図13)。
●フラップ切込み線CL2とは、正面側から背面側に貫通してなる線であって、点D1と点D1を結ぶ斜めに傾いたコの字の線をいう。フラップ切込み線CL2は、フラップFを形成するための切込み線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
●本発明に係る山折り線L1とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点A1と点A1(点A1と点A1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線(中心線)をいう。
平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る中心線をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第2の山折り線L2とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点B1と点B1を結ぶマスク本体99とベルトBとの境界線(水平線)をいう。平面形状の衛生マスク100を立体形状のマスクとするために必要である。
すなわち、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にする。
●第3の山折り線L3とは、正面図において、折り目の線が手前側になるように折る線のことであって、点E1と点E1(点E1と点E1が、平面形状の衛生マスク100の輪郭線上に有る。)を通る山折り線をいう。
●フラップFとは、フラップ切込み線CL2の切込みにより平板を形成し、平板の一辺をフラップ谷折り線TLとすると共に、谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
他者が付近にいるときは、フラップは閉のままとする。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合には、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによってフラップFを押し上げて、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
フラップ切込み線CL2を背面側からゆっくり押し上げて、フラップ谷折り線TLを谷折りすることによって、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
●フラップ谷折り線TLとは、正面図において、折り目の線が紙背側になるように折る線のことであって、フラップFの構成要素であって、点D1と点D1を結ぶ斜めの線をいう。フラップ谷折り線TLは、フラップFを開にするための谷折り線をいい、フラップ谷折り線TLを谷折りすることにより開くようにしたものであって、通気をさらに良くするための開口部としての効果を奏する。
なお、谷折り線とは、一般的には、折り目の線が内側に隠れてしまうように折る線のことである。
●鼻当て部Nとは、装着した時に、装着者の鼻根又は鼻背部に当節する部分をいう。すなわち、ベルトBの輪郭線の中央部の付近をいう。
●衛生マスクとは、天然繊維・化学繊維の織編物または不織布を主な本体材料として、口と鼻を覆う形状で、花粉、ホコリなどの粒子が体内に侵入するのを抑制し、かぜなどの咳やクシャミの飛沫の飛散を抑制することを目的に使用される、薬事法に該当しない衛生用製品をいう。
〇平面形状の衛生マスク100とは、平面形状をした衛生マスクをいう。
〇立体形状の衛生マスク200とは、立体形状をした衛生マスクをいう。
●点A1、点A1とは、山折り線L1(中心線)の両端の点をいう。
●点B1、点B1とは、第2の山折り線L2の両端の点をいう。
●点C1、点C2は、切込み線CLの端点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
点C2は、逆ハの字の斜め線である切込み線CLの端点のうち内側の点をいう。
●点D1、点D1とは、フラップ切込み線CL2の両端の点をいう。
●点E1、点E1とは、第3の山折り線L3の両端の点をいう。
●線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
●線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線B1K1をいう。
●先頭部B0とは、ベルトBの先頭部分をいう。ベルトBの先頭部B0には、口ばしKが設けられている。
口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした衛生マスク200が提供された。
●点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0と口ばしKの境界点のうち内側にある点をいう。
点K1とは、左右対称のベルトBの先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止した場合に、復元力P(kg重)が口ばしKに作用する点をいう。
その場合、点C1は、復元力P(kg重)に対する反力がマスク本体99に作用する点になっている。
点K1と点C1とは一致し、両点間には作用反作用の法則が働く。すなわち、復元力P(kg重)が点K1に作用し、復元力P(kg重)の反力(-力P(kg重))が点C1に作用する。
●中心線とは、平面形状の衛生マスク100の重心Gを通るY方向の線をいう。
●水平線とは、正面図において、X方向をいう。
●正面側から背面側に貫通するとは、切込み線CL、フラップ切込み線CL2が、正面側から背面側に貫通するスリットであることをいう。
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<請求項1に記載された(1)式の意義(図1、図3)>
(1)式は、 線LL1(点B1と点C1とを結ぶ線)の長さ(cm)が、線LL2(点B1と点K1とを結ぶ線)の長さ(cm)よりも大きいことを示している。
(1)式の数値限定は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にするための条件を記載したものである。
線LL1の端点B1、C1と線LL2の端点B1、K1は、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にする過程に、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、平面形状の衛生マスク100の状態にあっても、点B1と点B1、点C1と点K1は、一致する。
すなわち、線LL1と線LL2の両端は一致するが、途中の点は一致しない。
線LL1は、線LL2に比較して捩じれた状態で距離が長くなって、平面形状の衛生マスク100から平面形状の衛生マスク100を立体形状にすることができることを、発明者は鋭意試行錯誤を重ねて本発明を完成するに至った。
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<実施例1について>
実施例1の発明とは、請求項3及び請求項4及び請求項5に記載された平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200をいう(図5~図8、図10、図11)。
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課題を解決するための手段は、本願の特許請求の範囲の各請求項に記載の発明であり、その具体的な解決手段は、以下の通りである。

○第1の発明(請求項1に記載の発明)
上記の課題を解決するための第1の発明(請求項1に記載の発明)は、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100である。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第2の発明(請求項2に記載の発明)
上記の課題を解決するための第2の発明(請求項2に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第3の発明(請求項3に記載の発明)
上記の課題を解決するための第3の発明(請求項3に記載の発明)は、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第4の発明(請求項4に記載の発明)
上記の課題を解決するための第4の発明(請求項4に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第5の発明(請求項5に記載の発明)
上記の課題を解決するための第5の発明(請求項5に記載の発明)は、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第6の発明(請求項6に記載の発明)
上記の課題を解決するための第6の発明(請求項6に記載の発明)は、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100である。
○第7の発明(請求項7に記載の発明)
上記の課題を解決するための第7の発明(請求項7に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200である。
○第8の発明(請求項8に記載の発明)
上記の課題を解決するための第8の発明(請求項8に記載の発明)は、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法である。
本発明に係る平面形状の衛生マスク100は、上記のような特徴的構成要件から構成され、特徴的構成要件に応じた、以下のような本願発明特有の効果を奏する。
また、上記の各発明に応じた、上記のような特徴的構成要件から構成された平面形状の衛生マスク100によれば、本願発明の課題を十分解消することができた。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第6の発明の効果
第6の発明によれば、
一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
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<本発明に係る衛生マスクの説明>
本発明に係る衛生マスクは、メガネのつるのようなつるを有した衛生マスクである。
本発明に係る衛生マスクは、マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100である。
本発明に係る衛生マスクをメガネ式マスク(メガネのつるのようなつるを有した衛生マスク)としたことにより、本発明に係る衛生マスクは、耳が痛くならず、長時間の装着も違和感を覚えないという効果を奏する。

下記装着手順(装着手順1~装着む手順4)を経ることにより、本発明に係る衛生マスクを使用状態に供することができる。
<装着手順1(ベルトによるサイズ調整)>
ベルトBの先頭部B0を指で持ち、ベルトBの口ばしKをサイズ調整のために3組の一対の切込み線(上段、中段、下段)の何れかに差し、ずらしながら押し込んで、立体形状のマスクに成形する。
ベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)の口ばしKを、どの一対の切込み線(上段、中段、下段)に差し込むかによって、(1)緩める。(2)丁度よい。(3)きつく締める。の3段階のサイズ調整が可能である。
すなわち、(1)緩める場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(上段)に差し込み、(2)丁度よい場合はベルトBの口ばしKを一対の切込み線(中段)に差し込み、(3)きつく締める場合はベルトBの口ばしKを調整切込み線3に差し込む。そして、ベルトBの口ばしKは、ベルトBの一対の切込み線CL(下段)に差し込み誘導する他、切込み線(上段、中段、下段)の端点C1側と嵌合してベルトBを本発明に係る衛生マスクに係止させる。
<手順2(第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることによるサイズ調整)>
さらに、上記の3段階調整に加えて、頬横の一対の第3の山折り線L3(内側、外側)の何れかを折り曲げることにより、さらに2段階のサイズ調整が可能である。すなわち、(1)緩める場合は一対の第3の山折り線L3(外側)を折り曲げることにより、(2)きつく締める場合は一対の第3の山折り線L3(内側)を折り曲げる。
<装着手順3(フラップの開閉)>
他者が付近にいるときは、フラップFは閉のままとし、手順3は何もしない。
他者が付近にいないとき、スポーツで呼吸が激しい場合に本発明に係る衛生マスクを使用する場合は、鼻・口部のフラップF(上段、中段、下段)の全てを押し上げることにより、さらに外部の空気を取り入れ、また自ら吐いた息を排出する。
ここに、フラップF(上段、中段、下段)は、通気をさらに良くするための開口部である。
フラップF(上段、中段、下段)(フラップF(上段、中段、下段)の実線で表した輪郭線は、フラップ切込み線FLである。)を背面側からゆっくり押し上げて、フラップF(上段、中段、下段)の点線(正面図ではフラップ谷折り線TLを表している。)、開口部を形成して、通気が可能な状態にする。当該開口部は、ジョギング、サイクリング、各種スポーツに最適である。
<装着手順4(手順終了)>
以上により、最終的な立体的形状が成形され、本発明に係る衛生マスク(最終的な立体的形状の立体的マスク)を使用状態に供することができる。

本発明に係る「衛生マスク」は、特徴的な構成要件により、以下のような効果を有する。
[直接の飛沫をブロック]
エチケットマスクとして自らの飛沫、他者からの飛沫(浮遊している飛沫をのぞく。)をブロックすることができる。
(1)蒸れない
吐いた息がこもらないので、衛生マスクによる熱中症にはならない。メガネ、サングラスをかけたまま、本発明に係る「衛生マスク」を装着できる。そして、吐いた息は本発明に係る「衛生マスク」の上下の隙間より速やかに排出するようにし、メガネ部に行く量を減少させたので、メガネが曇りにくい。
(2)顔を圧迫しない
本発明に係る衛生マスクが接する部分は耳・鼻・頬の一部のみで、通常のマスクにあるゴムで引っ張られないので顔を圧迫されず快適である(衛生マスクが接する鼻の部分が鼻当て部である。)。
(3)1つのサイズで5段階のサイズ調整
鼻から伸びるベルトB(先頭部B0、口ばしKを含む。)によって、3段階のサイズ調整が可能で、頬の横の2本の山折り線L3(内側、外側)を折り曲げることにより、さらに2段階の調整が可能。
(4)風にも飛ばない
自転車・ジョギングにも使用可能で、夜間の虫除けにもなる。
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以下、本発明に係る、平面形状の衛生マスク100に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[図1]図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。
[図2]図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。
[図3]図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。
[図4]図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面面である。
[図5]図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。
平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図6]図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。
図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。
[図7]図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である
[図8]図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。
[図9]図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。
[図10]図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。
[図11]図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。
[図12]図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。
図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。
[図13]図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。

以下、本発明に係る平面形状の衛生マスク100について、図面を参照しながら説明する。
11111**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100が開示されている。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
○第1の発明の効果
第1の発明によれば、
マスク本体99と、一対の耳にかけるためのつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対の耳にかけるためのつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
ここに、
線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
という特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
22222**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第2の発明の効果
第2の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
33333**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第3の発明の効果
第3の発明によれば、
1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
44444**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。が開示されている。
○第4の発明の効果
第4の発明によれば、
一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
55555**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
○第5の発明の効果
第5の発明によれば、
一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
66666**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100が開示されている。
上記の平面形状の衛生マスク100において、
左右対称の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
77777**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200が開示されている。
○第7の発明の効果
第7の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
88888**************************************************
上記の平面形状の衛生マスク100において、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法が開示されている。
○第8の発明の効果
第8の発明によれば、
請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることという特徴的な構成要件により、本発明が解決しようとする第1課題~第3課題を達成することができ、当業者予測不可能な顕著な効果を奏することができた。
図1は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す平面面である。図1には、一対の切込み線CL(3組合計6個)が表されているが、一対のフラップF、一対の第3の山折り線L3は表されていない。 図2は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を表す背面図である。 図3は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す平面面である。 図4は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(実施例1)を表す背面図である。 図5は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にし、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を製造する状態を表す斜視図である。 平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、切込み線CLと口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図6は、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした、本発明に係る立体形状の衛生マスク200を表す斜視図である。 図6には、平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、口ばしKを設けた(左右対称のベルトBの)先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、点K1と点C1を一致させると共に、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした立体形状の衛生マスク200が表されている。 図7は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である 図8は、一対のフラップF(3組合計6個)を持ち上げて開口部(3組合計6個)を形成した本発明に係る立体形状の衛生マスク100(実施例1)を表す側面図である。図8には、一対の切込み線CL(3組合計6個)、一対のフラップF(3組合計6個)、一対の第3の山折り線L3(3組合計6個)が表されている。 図9は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100を折り畳んで、収納する状態を表すである。立体形状の衛生マスク200は、口ばしKを設けた先頭部B0を切込み線CLから抜く等、平面形状の衛生マスク100を立体形状にした逆の工程を採れば、立体形状の衛生マスク200を平面形状の衛生マスク100にすることができ、さらに、山折り線L1、一対の第3の山折り線を図9のように山折りすれば、コンパクトに収納できる。 図10は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを閉じた状態)の使用状態を表す図面である。 図11は、本発明に係る平面形状の衛生マスク100(フラップFを開いた状態)の使用状態を表す図面である。 図12は、請求項6に記載された「切欠き円cが設けられてなること」を説明する図面である。図12の(A)図は、一対の切込み線CLの両端部に、切欠き円cが設けられてなることを表す平面面である。切欠き円cは、その周辺を切込み線CLで囲まれてなり、首部を介してマスク本体99と繋がっている。フラップ切込み線CL2、第2の山折り線L2の両端部にも、同様の切欠き円cが設けられている。図12の(B)図は、一対の切込み線CLの両端部に、貫通穴hが設けられてなることを表す平面面である。貫通穴hは、切欠き円cを、首部を切断して取り除くことにより、形成されたものである。図12の(A)図の切欠き円cは、首部を切断して取り除くことにより、図12の(B)図の貫通穴hとなるので、図12の(A)図の切欠き円cと図12の(B)図の貫通穴hは、同義である。 図13は、「ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止すること」を説明するための平面図である。切込み線CLの両端に設けた切欠き円cはないものとする。このように設定しても一般性は失われない。ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込めば、点K1と点C1は一致する。ベルトBの先頭部B0には、復元力P(kg重)が残存し、復元力P(kg重)は、ベルトBの先頭部B0の口ばしKの点K1に作用する。点K1と点C1の両点間には作用反作用の法則が成立する。すると、復元力P(kg重)の反力が、マスク本体99の点C1に作用する。そして、点K1と点C1は一致することから、復元力P(kg重)と復元力P(kg重)の反力は釣り合うことになり、立体形状の衛生マスク200の立体形状は保持され、平面形状の衛生マスク100に戻ろうとすることが妨げられる。
100……平面形状の衛生マスク
200……立体形状の衛生マスク
99……マスク本体
T……つる
B……ベルト
N……鼻当て部
CL……切込み線
L1……山折り線
L2……第2の山折り線
L3……第3の山折り線
B……ベルト
B0……先頭部
K……口ばし
F……フラップ
CL……フラップ切込み線
TL……フラップ谷折り線

Claims (8)

  1. マスク本体99と、一対のつるTと、ベルトBと、一対の切込み線CLと、中心線を通る山折り線L1と、第2の山折り線L2と、ベルトBの両先頭部B0に設けられた一対の口ばしKと、ベルトBの中央上部に設けられた鼻当て部Nとが共に一体に結合してなる平面形状の衛生マスク100において、マスク本体99と一対のつるTとは一体に結合してなり、点B1と点B1を結ぶ第2の山折り線L2はマスク本体99とベルトBとの境界線であり、点C1と点C2を結ぶ切込み線CLは逆ハの字の斜め線を構成し、正面側から背面側に貫通してなり、(1)式を具備することを特徴とする平面形状の衛生マスク100。
    線LL1の長さ(cm)/線LL2の長さ(cm)>1……(1)式
    ここに、
    線LL1は、点B1と点C1とを結ぶ線をいう。
    線LL2は、点B1と点K1とを結ぶ線をいう。
    点K1は、ベルトBと口ばしの両境界点のうち内側の点をいう。
    点C1は、逆ハの字の斜め線を構成する切込み線CLの端点のうち外側の点をいう。
  2. 1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであることを特徴とする請求項1に記載された平面形状の衛生マスク100。
  3. 1対の切込み線CLが2組又は3組以上の一対の切込み線CLであって、切込み線CLが相互に合同であり、線LL1も相互に合同であることを特徴とする請求項1~2の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。
  4. 一対の切込み線CLの外側に、1組又は2組以上の一対の第3の山折り線L3を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。
  5. 一対の切込み線CLの内側に、1組又は2組以上の一対のフラップ切込み線CL2とフラップ谷折り線TLを設けて、1組又は2組以上の一対のフラップFを構成したことを特徴とする請求項1~4の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。
  6. 一対の切込み線CL、フラップ切込み線CL2の両端に、切欠き円cが設けられてなることを特徴とする請求項1~5の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100。
  7. 請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトBの先頭部B0を、切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体形状にしたことを特徴とする立体形状の衛生マスク200。
  8. 請求項1~6の何れかに記載された平面形状の衛生マスク100において、山折り線L1及び第2の山折り線L2を山折りし、ベルトB先頭部B0を切込み線CLに差し込んで、点K1と点C1を一致させて、口ばしKを設けた先頭部B0を正面側から切込み線CLに差込んで、切込み線CLと口ばしKを設けた先頭部B0が嵌合係止することにより、平面形状の衛生マスク100を立体マスクの形状にすることを特徴とする立体形状の衛生マスク200の製造方法。

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