JP2022028165A - 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】柔軟な商品の注文を実現することができる情報処理装置を提供する。【解決手段】2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信部103と、注文受信部103が受信した注文情報を、第一店舗識別子と共に、注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置3に送信する注文送信部104とを備えるようにした。【選択図】図1

Description

本発明は、商品の注文に利用される情報処理装置等に関するものである。
従来の技術して、顧客がスマートフォンなどの携帯情報端末を使用して商品の注文ができ、注文した飲食物やその金額を確認できるものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-139292号公報(第1頁、第1図等)
しかしながら、従来においては、ユーザが居る店舗内の商品しか注文できず、商品の注文を柔軟に行うことができない、という課題があった。例えば、従来においては、一の店舗に居るユーザが、他の店舗の商品を注文して、取り寄せることができなかった。
本発明の情報処理装置は、2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信部と、注文受信部が受信した注文情報を、第一店舗識別子と共に、注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置に送信する注文送信部とを具備する情報処理装置である。
かかる構成により、ユーザが居る店舗以外の店舗にも商品の注文を行うことができ、柔軟な商品の注文を実現することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、2以上のうちのいずれかの店舗識別子に対応付いている集合メニューが格納されているメニュー格納部と、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを、ユーザのユーザ端末に送信するメニュー送信部とをさらに具備するようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが居る店舗以外の店舗にも商品の注文を行うための適切なメニューを容易に取得することができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、注文受信部が受信した注文情報に対応する決済に関する決済処理を行う決済部をさらに具備し、決済部は、第一店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する第一決済処理と、第一店舗識別子とは異なる店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理であって、第一決済処理とは、異なる決済処理である第二決済処理とを行うようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが居る店舗に対する決済と、ユーザが居る店舗以外の店舗に対する決済とを、それぞれ適切に行うことができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、第一決済処理と第二決済処理とは、決済のタイミングが異なるようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが居る店舗に対する決済と、ユーザが居る店舗以外の店舗に対する決済とを、それぞれに適したタイミングで行うことが可能となる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、第一決済処理と第二決済処理とは、決済手段が異なるようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが居る店舗に対する決済と、ユーザが居る店舗以外の店舗に対する決済とを、それぞれに適した決済手段で行うことが可能となる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、決済部は、2以上の各店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、店舗ごとの合計金額を算出し、店舗識別子ごとに決済処理を行うようにしてもよい。
かかる構成により、店舗ごとに決済処理を行うことができる。
また、本発明の情報処理装置は、前記情報処理装置において、決済部は、一のユーザに対応する2以上の注文情報に対応する金額情報を用いて合計金額を算出し、第一店舗識別子で識別される店舗に、合計金額が示す金額が入力されるための決済処理を行い、かつ第一店舗識別子以外の店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、第一店舗識別子で識別される店舗から店舗識別子で識別される店舗に、金額情報が示す金額が支払われるための決済処理を行うようにしてもよい。
かかる構成により、ユーザが居る店舗以外の店舗に対する決済を、ユーザが居る店舗に対する決済とまとめて行うことができ、決済の利便性を向上させることができる。
本発明による情報処理装置等によれば、柔軟な商品の注文を実現することができる。
本発明の実施の形態における情報処理システムのブロック図 同情報処理装置の動作の一例について説明するフローチャート 同情報処理装置の動作の第二の例について説明するフローチャート 同情報処理装置の動作の第三の例について説明するフローチャート 同情報処理システムの概念図 同情報処理装置のメニュー管理表を示す図 同ユーザ端末による集合メニューの表示例を示す図(図7(a)、図7(b)) 同情報処理装置の未決済注文管理表を示す図(図8(a)、図8(b)) 同情報処理装置の未決済注文管理表を示す図 同コンピュータシステムの外観の一例を示す図 同コンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態における情報処理システム1000のブロック図である。
情報処理システム1000は、情報処理装置1、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の店舗装置3を備える。情報処理装置1と、1または2以上のユーザ端末2とは、例えば、無線または有線の通信回線等を介して接続される。情報処理装置1と、1または2以上の店舗装置3とは、例えば、無線または有線の通信回線等を介して接続される。例えば、情報処理装置1と、1または2以上のユーザ端末2とは、インターネット等のネットワークにより無線接続される。例えば、情報処理装置1と、1または2以上の店舗装置3とは、インターネット等のネットワークにより有線接続される。ここでは、ユーザ端末2および店舗装置3が3以上である場合を例に挙げて示している。
情報処理装置1は、メニュー格納部101、メニュー送信部102、注文受信部103、注文送信部104、決済部105、要求受信部106、および注文格納部107を備える。
ユーザ端末2は、端末受信部201、端末格納部202、端末表示部203、端末受付部204、および端末送信部205を備える。
情報処理装置1は、通常、サーバ装置である。例えば、情報処理装置1は、クラウドサーバや、ASP(アプリケーションサーバ装置)である。情報処理装置1は、サーバ装置でなくてもよく、例えば、ユーザ端末2と同様の装置であってもよい。情報処理装置1は、例えば、コンピュータ等により実現される。
メニュー格納部101には、1または2以上の集合メニューが格納されている。集合メニューとは、2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含むメニューである。メニューとは、例えば、店舗において商品の注文に用いられるものである。メニュー項目とは、例えば、商品の注文を受け付けるための項目である。例えば、各メニュー項目は、提供される商品の商品識別子と対応付けられている。集合メニューは、例えば、ユーザ端末2等においてモニタ等に表示されるメニューである。集合メニューは、例えば、集合メニューを出力するための情報であってもよい。
店舗識別子は、例えば、店舗に対応付けられたコードや、店舗名や、店舗のメールアドレスや電話番号等である。また、店舗識別子は、例えば、店舗識別子が示す店舗に対応する店舗装置3のIPアドレスや、MACアドレス等のアドレス情報や、店舗装置3に対応付けられたユニークなコードであってもよい。ただし、店舗識別子は、店舗を識別可能な情報であれば上記の情報に限定されるものではない。
集合メニューが有する各メニュー項目は、例えば、各メニュー項目に対応付けられた店舗識別子で識別される店舗で提供される商品を注文するために用いられるメニューである。集合メニューが有する各メニュー項目は、例えば、各メニュー項目に対応付けられた店舗識別子で識別される店舗で提供される商品と対応付けられている。通常、集合メニューが有する各メニュー項目は、各メニュー項目に対応付けられた店舗識別子で識別される店舗で提供される商品の商品識別子と更に対応付けられている。ただし、一の集合メニューのメニュー項目に対応付けられている一の店舗識別子が示す店舗で提供される商品が一つのみである場合等においては、この一の店舗識別子により、注文可能な商品が特定可能であるため、この店舗識別子と対応付けられたメニュー項目は、メニュー項目を指定することで注文可能な商品の商品識別子等と対応付けられていなくてもよい。
なお、店舗識別子に対応付いているメニュー項目は、例えば、店舗識別子と直接対応付けられていてもよく、間接的に対応付けられていてもよい。例えば、各メニュー項目が、各メニュー項目の識別子であるメニュー項目識別子と対応付けられており、このメニュー項目識別子が、各メニュー項目に対応する店舗識別子と対応付けられていることで、メニュー項目と店舗識別子とが間接的に対応付けられていてもよい。メニュー項目識別子は、例えば、メニュー項目に対応付けられたユニークなコード等である。例えば、集合メニューの各メニュー項目には、メニュー項目識別子が対応付けられており、各メニュー項目に対応するメニュー項目識別子と、各メニュー項目に対応する店舗識別子とを対応付けて管理する情報が、情報処理装置1の図示しない格納部等に格納されていてもよい。なお、かかることは、メニュー項目と、メニュー項目に対応する商品の商品識別子や、メニュー項目に対応する商品の金額情報等の、店舗識別子以外の他の情報との対応付けについても同様であり、メニュー項目は、メニュー項目識別子を介して、商品識別子や金額情報等の、店舗識別子以外の他の情報と対応付けられていてもよい。
集合メニューは、例えば、集合メニューの表示に用いられるとともに、集合メニューが有する1以上のメニュー項目を指定する操作に応じて、指定されたメニュー項目に対応する商品の注文を受付可能な情報である。集合メニューが有する各メニュー項目には、例えば、注文受付のための操作をユーザから受け付けるためのボタン等が配置されていることが好ましい。また、各メニュー項目には、注文する商品の数量を指定する情報を受け付けるボタンやフィールド等の部品が配置されていてもよい。集合メニューのデータ構造は問わない。なお、メニュー項目が店舗識別子と対応付けられているということは、例えば、メニュー項目に対応する商品識別子が店舗識別子と対応付けられていることと考えてもよい。
ここでの商品は、通常、物品等の有形物であるが、サービス等の無形物であってもよい。商品識別子は、例えば、商品に対応付けられたユニークなコードであってもよく、商品名であってもよい。ただし、商品識別子は、商品を識別可能な情報であれば上記の情報に限定されるものではない。また、ここでの商品は、複数の商品で構成される商品のセットであってもよい。例えば、ここでの商品は、複数の飲食物で構成される料理のセットや料理のコース等であってもよい。
メニュー格納部101には、例えば、各集合メニューが、2以上の店舗のうちのいずれかの店舗の店舗識別子に対応付けられて格納されていてもよい。一の店舗識別子と対応付けられている集合メニューは、通常、この一の店舗識別子における商品の注文に利用される商品識別子である。
以下、本実施の形態においては、店舗識別子が示す店舗等が、例えば、飲食店の店舗である場合を例に挙げて説明する。飲食店とは、例えば、レストラン、食堂、喫茶店、居酒屋、バー等である。店舗が飲食店である場合、店舗識別子と対応付けられたメニュー項目は、例えば、店舗識別子で識別される飲食店で提供される飲食物である。ただし、店舗は、飲食店の店舗に限定されるものではなく、例えば、食料品店や、酒屋、衣料品店、美容院等であってもよい。
一の集合メニューが有するメニュー項目に対応付けられている2以上の店舗、および各集合メニューに対応付けられている2以上の店舗は、例えば、近隣に位置する2以上の店舗であることが好ましい。例えば、ここでの2以上の店舗は、同じ建物内や、同じ飲食店街や、同じフードコートやフードモール等の飲食物提供施設内の店舗であることが好ましい。例えば、ここでの2以上の店舗は、2以上の飲食店の店舗が集まった横丁であってもよい。ただし、2以上の店舗は、上記のような2以上の店舗に限定されるものではない。
集合メニューが有するメニュー項目に対応付けられる2以上の店舗と、各集合メニューに対応付けられる2以上の店舗とは、通常、同じ組み合わせの2以上の店舗であるが、異なる店舗であってもよい。
店舗識別子と対応付けられた集合メニューは、店舗識別子に対応する店舗の商品に対応するメニュー項目の方が、他の一以上の店舗の商品に対応するメニュー項目よりも、選択されやすい構造となったメニューであることが好ましい。選択されやすい構造となっている、ということは、例えば、集合メニューが表示された場合に、店舗識別子に対応する店舗の商品に対応するメニュー項目の方が、他の一以上の店舗の商品に対応するメニュー項目よりも、選択されやすい位置に配置されていることや、選択されやすいサイズや形状、色等の態様を有していることである。例えば、店舗識別子に対応する店舗の商品のメニュー項目の方が、他の一以上の店舗の商品に対応するメニュー項目よりも、上方に配置されていることや、集合メニューが複数のページで構成されている場合において、店舗識別子に対応する店舗の商品のメニュー項目の方が、ページ番号が小さいページに配置されていることや、集合メニューを表示した場合に、最初に表示されるページに配置されていることである。また、店舗識別子に対応する店舗の商品のメニュー項目の方が、他の一以上の店舗の商品に対応するメニュー項目よりも、大きく配置されていることや、カラフルに表示されていることであってもよい。また、店舗識別子に対応する店舗の商品のメニュー項目が写真入りで表示されているのに対し、他の一以上の店舗の商品に対応するメニュー項目が写真なしで表示されていることであってもよい。
メニュー格納部101は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。かかることは、他の格納部についても同様である。
メニュー送信部102は、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを、ユーザのユーザ端末2に送信する。第一店舗識別子は、ユーザが居る店舗を識別する店舗識別子である。例えば、メニュー送信部102は、要求受信部106が、ユーザ端末2から、集合メニューを要求する情報(以下、集合メニュー要求情報と称す場合がある)を受信した場合に、この集合メニュー要求情報に対応する集合メニューをメニュー格納部101から読み出して、ユーザ端末2に送信する。集合メニュー要求情報は、例えば、ユーザ端末2の端末識別子と、このユーザ端末2のユーザが居る店舗を特定可能な情報とを有する情報である。メニュー送信部102は、例えば、要求受信部106が集合メニュー要求情報を受信した場合に、受信した集合メニュー要求情報が有するユーザが居る店舗を特定可能な情報により特定される店舗の店舗識別子と対応付けられた集合メニューをメニュー格納部101から読み出して、受信した集合メニュー要求情報が有する端末識別子で識別されるユーザ端末2に送信する。
ここでの端末識別子は、例えば、集合メニュー要求情報に対応する集合メニューの送信先となるユーザ端末2を指定可能な情報であることが好ましい。端末識別子は、例えば、ユーザ端末2のIPアドレスや、MACアドレス等のアドレス情報や、ユーザ端末2に対応付けられたユニークなコードである。また、集合メニュー要求情報が有する端末識別子として、ユーザ端末2を利用するユーザの、メールアドレスや、SMS(ショートメッセージングサービス)のアカウント、SNS(ソーシャルネットワークサービス)のアカウント等や、これらの情報と対応付けられたコード等のユーザ識別子を用いてもよい。また、端末識別子は、これらの2以上の組み合わせであってもよい。
ユーザが居る店舗を特定可能な情報は、例えば、ユーザが居る店舗の店舗識別子であってもよく、ユーザが利用するユーザ端末2の位置情報であってもよい。店舗識別子は、入店時や、集合メニュー要求情報の送信時等に、ユーザがユーザ端末2に手入力したものであってもよく、ユーザ端末2が店舗に配置されている店舗識別子と対応付けられたバーコード等を読み取って取得したものであってもよく、店舗識別子をどのように取得するかは問わない。位置情報は、例えば、緯度と経度とで表される座標や、住所である。座標は、例えば、ユーザ端末2がGPS(グローバルポジショニングシステム)や、IPアドレスの中継器等の位置情報を利用して取得する座標である。ユーザの位置情報が分かれば、店舗識別子と対応付けられた店舗の位置情報を用いて、情報処理装置1のメニュー送信部102等が、ユーザの居る店舗の店舗識別子を取得可能である。以下、本実施の形態においては、ユーザが居る店舗を特定可能な情報が店舗識別子である場合を例に挙げて説明する。
メニュー送信部102が、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューをどのように特定して、ユーザ端末2に送信するかは、上記の処理に限定されるものではない。例えば、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを指定する情報とユーザ端末2の端末識別子とを有する集合メニュー要求情報を、要求受信部106が受信するようにして、メニュー送信部102が、この集合メニューを指定する情報により指定される集合メニューをメニュー格納部101から読みだして、端末識別子で識別されるユーザ端末2に送信するようにしてもよい。集合メニューを指定する情報は、集合メニューの情報のファイル名や集合メニューの情報が格納されている場所のURL等のアドレス情報等の情報である。メニュー送信部102は、例えば、有線または無線の通信手段等により実現される。
なお、ユーザ端末2が、ユーザが居る店舗の第一店舗識別子と対応付けられた集合メニュー情報を既に有している場合等のように、集合メニュー情報を、情報処理装置1がユーザ端末2に送信しない場合、メニュー格納部101や、メニュー送信部102は省略してもよい。
なお、本実施の形態におけるユーザは、個人であってもグループであってもよい。
注文受信部103は、集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する。集合メニューから注文情報を受信する、ということは、例えば、集合情報を介して注文情報を受信することである。注文受信部103は、例えば、ユーザ端末2等で表示された集合メニューを介してユーザ端末2から注文情報を受信する。注文受信部103は、例えば、集合メニューが有する1以上のメニュー項目に対応する商品を注文する注文情報を受信する。注文受信部103は、例えば、集合メニューが有する1以上のメニュー項目に対応する商品を注文する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する。ここでのユーザは、例えば、注文を行うユーザや、注文情報を送信するユーザ端末2のユーザである。第一店舗識別子は、ユーザが居る店舗を識別する店舗識別子である。例えば、注文受信部103は、ユーザ端末2のユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子と対応付けてユーザ端末2が送信する注文情報を受信する。
注文情報を第一店舗識別子と対応付けて受信する、ということは、例えば、第一店舗識別子を有する注文情報を受信することであってもよく、第一店舗識別子と対応付けられて送信される注文情報を受信することであってもよい。注文情報に対応付けられた第一店舗識別子は、例えば、注文情報を送信したユーザ端末2のユーザが居る店舗の店舗識別子である。
注文受信部103が受信する注文情報と第一店舗識別子との対応付けは、通常、これらの情報を送信するユーザ端末2が行うが、注文受信部103が行ってもよい。例えば、ユーザ端末2が、ユーザが店舗に入店した場合等に、入店した店舗の第一店舗識別子と、ユーザ識別子とを情報処理装置1に送信するようにして、情報処理装置1がこの第一店舗識別子とユーザ識別子とを対応付けて、店舗に居るユーザを管理する情報等として図示しない格納部に蓄積するようにし、注文受信部103が注文情報を受信した場合に、この注文情報が有するユーザ識別子と対応する第一店舗識別子を、上記の第一店舗識別子とユーザ識別子とが対応付けて格納された格納部から取得して、受信した注文情報と対応付けるようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザ端末2は、ユーザ識別子と対応付けられた注文情報を送信すればよく、第一店舗識別子と対応付けて注文情報を送信しなくてもよい。なお、ユーザ端末2が、ユーザ端末2を利用するユーザのユーザ識別子をさらに有する集合メニュー要求情報を送信するようにして、要求受信部106が受信した集合メニュー要求情報から、第一店舗識別子とユーザ識別子とを取得し対応付けて、上記のように店舗に居るユーザを管理する情報等として図示しない格納部に蓄積するようにしてもよい。なお、ここで蓄積された第一店舗識別子とユーザ識別子との組のうちの、退店したユーザのユーザ識別子を有する組は、削除することが好ましい。例えば、ユーザが退店することを示す情報であって、このユーザのユーザ識別子を有する情報を、図示しない受付部等が受信した場合に、ここで蓄積された第一店舗識別子とユーザ識別子との組のうちの、受信した情報と同じユーザ識別子を有する組は、削除することが好ましい。なお、ユーザが退店することを示す情報を、以下、ユーザ退店情報と呼ぶ場合がある。
注文情報とは、商品を注文する情報である。一のメニュー項目に対応する注文情報は、例えば、一のメニュー項目に対する指定に応じて送信された注文情報である。一のメニュー項目に対応する注文情報は、例えば、一のメニュー項目に対応付けられた商品を、このメニュー項目に対応付いている店舗に注文する情報である。
一のメニュー項目に対応する注文情報は、通常、この一のメニュー項目に対応付いている店舗の店舗識別子を有している。注文情報が有する店舗識別子は、例えば、商品の注文先となる店舗の店舗識別子である。一のメニュー項目に対応する注文情報は、通常、この一のメニュー項目に対応する商品識別子を有していてもよい。注文情報が有する商品識別子は、通常、注文する商品の商品識別子である。ただし、集合メニューにより注文可能な一の店舗で提供する商品が一つのみである場合等においては、注文情報は商品識別子を有していなくてもよい。
一のメニュー項目に対応する注文情報は、この一のメニュー項目に対応付いている金額情報を有していてもよい。注文情報が有する金額情報は、通常、注文する商品の金額である。この金額は、通常、商品の単価であるが、商品を注文する数量だけ注文する場合の合計金額であってもよい。一のメニュー項目に対応する注文情報は、この一のメニュー項目に対応付いている商品を注文する数量を示す数量情報を有していてもよい。数量情報は、例えば、メニュー項目に対してユーザが指定した注文する商品の数量を示す情報である。
注文情報は、注文を行ったユーザのユーザ識別子を有していてもよい。注文を行ったユーザとは、例えば、注文情報を送信したユーザ端末2のユーザや、注文情報に対応するメニュー項目を指定して注文する操作を行ったユーザである。例えば、一のメニュー項目に対応する注文情報は、この一のメニュー項目を指定したり選択したりして注文する操作を行うことで注文を行ったユーザのユーザ識別子を有していてもよい。ユーザ識別子は、例えば、ユーザ名や、ユーザに対応付けられたユニークなコード、ユーザの電話番号、ユーザのメールアドレス、ユーザのSMSのアカウント、ユーザのSNSのアカウント、ユーザのクレジットカード番号、ユーザの会員番号等である。注文情報が有するユーザ識別子としては、注文を行ったユーザが利用するユーザ端末2のIPアドレスやMACアドレス等のアドレス情報や、ユーザ端末に対応付けられたユニークなコード等の端末識別子を用いてもよい。
また、注文情報は、注文を行ったユーザが店舗で利用している座席の座席に識別子や、テーブルのテーブル識別子、ブースのブース識別子、個室の個室識別子等の、ユーザの店舗内の位置を示す情報(例えば、位置を示す識別子)を有していてもよい。なお、このようなユーザの店舗内の位置を示す情報を、上記のユーザ識別子として用いてもよい。店舗内の位置を示す情報を、以下、店舗内位置情報と称す場合がある。
なお、注文情報や、ユーザ退店情報等のユーザ識別子を有する情報は、同じユーザを識別する複数のユーザ識別子を有していてもよい。例えば、注文情報は、ユーザ識別子であるユーザアカウントと、ユーザ識別子であるユーザの店舗内位置情報(例えば、座席識別子やテーブル識別子等)とを有していてもよい。また、複数のユーザ識別子の組み合わせを、一のユーザ識別子として扱ってもよい。
なお、集合メニューが有する各メニュー項目がメニュー項目の識別子であるメニュー項目識別子と対応付けられているようにし、注文受信部103が、一のメニュー項目に対応する注文情報として、この一のメニュー項目に対応付けられたメニュー項目識別子を有する注文情報を受信するようにしてもよい。また、このような場合において、一のメニュー項目に対応する注文情報として、上記のように、一のメニュー項目に対応する端末識別子や商品識別子や金額情報等を有する注文情報を受信する代わりに、一のメニュー項目に対応する注文情報として、この一のメニュー項目に対応付けられたメニュー項目識別子であって、この一のメニュー項目に対応付けられた端末識別子や商品識別子や金額情報等と対応付けられたメニュー項目識別子を有する注文情報を受信するようにしてもよい。この場合、メニュー項目識別子と、端末識別子や商品識別子や金額情報等とを対応付けて有する1または2以上の情報を、情報処理装置1の図示しない格納部等に蓄積しておくことで、これらの情報の対応付けを管理することができる。なお、一のメニュー項目に対応付けられたメニュー項目識別子に対応付けられた端末識別子や商品識別子や金額情報等は、この一のメニュー項目により注文を行うことができる店舗の店舗識別子や、この一のメニュー項目により注文を行うことができる商品の商品識別子や、この一のメニュー項目により注文を行うことができる商品の金額情報である。また、このように、注文情報がメニュー項目識別子を有する場合においても、注文情報は、上記と同様に数量情報やユーザ識別子等を有していてもよい。注文受信部103は、例えば、有線または無線の通信手段等により実現可能である。
注文送信部104は、注文受信部103が受信した注文情報を、第一店舗識別子と共に、注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置3に送信する。注文送信部104は、例えば、注文受信部103が受信した注文情報を、この注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子と共に送信する。
注文送信部104は、例えば、注文情報が、対応するメニュー項目に対応する店舗識別子を有する場合、注文情報を、注文情報が有する店舗識別子で識別される店舗装置3に送信する。また、例えば、注文情報が、対応するメニュー項目に対応するメニュー項目識別子を有しており、メニュー項目識別子が、メニュー項目に対応する店舗識別子と対応付けられている場合、注文送信部104は、注文情報を、注文情報が有するメニュー項目識別子と対応付けられた店舗識別子で識別される店舗装置3に送信する。注文送信部104は、例えば、店舗識別子が、対応する店舗の店舗装置3のIPアドレスやメールアドレスやアカウントである場合、この店舗識別子を用いて注文情報と第一店舗識別子とを送信する。また、例えば、店舗識別子が、対応する店舗装置3のIPアドレスやメールアドレスやアカウントと対応付けられている場合、注文送信部104は、この店舗識別子に対応するIPアドレスやメールアドレスやアカウントを図示しない格納部に予め格納されているこれらの情報と店舗識別子とを対応付ける情報から検索により取得し、取得した情報を用いて、注文情報と第一店舗識別子とを送信する。注文送信部104が送信する第一店舗識別子は、例えば、注文情報が示す商品の配達先の店舗を示す情報として用いられる。なお、注文送信部104は、店舗装置3に送信した注文情報によって、店舗側で注文を受け付け、注文された商品を用意し、注文した商品を配達可能であれば、注文受信部104が受信した注文情報に含まれるすべての情報を店舗装置3に送信してもよく、一部の情報だけを店舗装置3に送信してもよい。
なお、注文情報がメニュー項目識別子を有する場合、注文送信部104は、注文情報を店舗装置3にそのまま送信してもよいが、例えば、注文情報が有するメニュー項目識別子を用いて、図示しない格納部に格納されているメニュー項目識別子と、商品識別子や金額情報等とを対応付けて有する情報から取得した商品識別子や金額情報等有する注文情報を送信するようにしてもよい。注文送信部104は、有線または無線の通信手段により実現可能である。
決済部105は、注文受信部103が受信した注文情報に対応する決済に関する決済処理を行う。決済処理は、例えば、注文情報に対応するユーザについて、注文情報に対応する注文した商品の金額や商品の合計金額等の決済を行う処理や、決済に必要な情報を取得し出力する処理である。注文情報に対応するユーザとは、例えば、注文情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザである。また、注文情報に対応するユーザは、例えば、ユーザ端末2等の端末装置を利用して注文情報を送信したユーザであってもよく、注文情報が有する店舗内位置情報が示す位置に居るユーザであってもよい。
決済処理は、例えば、注文情報に対応するユーザについて、注文情報に対応する注文した商品の金額や金額の合計等を、クレジットカードや、デビットカード、電子マネー等を利用してオンライン決済等により決済する処理である。この場合の注文情報に対応するユーザとは、例えば、注文情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザである。この決済に用いられるユーザのクレジットカード番号や、電子マネーの識別子等の情報は、例えば、ユーザ識別子と対応付けられて、図示しない格納部に予め蓄積しておくようにし、一のユーザについて決済の処理を行う際に、この一のユーザのユーザ識別子を用いて適宜読み出すようにすればよい。
また、決済処理は、例えば、注文情報に対応する注文した商品の料金についての決済を行うために必要な請求書や注文した商品の料金明細等の情報を生成して発行したり出力したりする処理であってもよい。ここでの出力は、出力とは、モニタへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。発行した請求書等は、例えば、注文情報と対応付けて受信された第一店舗識別子が示す店舗内の、注文情報が有する店舗内位置情報が示すユーザに、店員が提示するようにしてもよい。決済部105は、このような出力を行うためのモニタやプリンタ等の出力デバイスを有していてもよい。また、決済部105は、このような出力デバイスのドライバ等を有していてもよい。
また、決済処理は、注文した商品の金額等の情報や、注文したユーザの支払いに利用されるクレジットカード番号や、電子マネーの識別子等の情報や、支払先の店舗を示す情報等の、決済に必要な情報を、上記のように取得し、決済を行うサーバ装置(図示せず)や、決済を行う業者の端末装置(図示せず)等に送信することであってもよい。
なお、上記の決済処理は、一例であり、決済処理は、上記の処理に限定されるものではない。また、決済処理は、課金処理であってもよく、課金処理でなくてもよい。
決済部105は、例えば、2以上の各店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、店舗ごと(例えば、店舗識別子ごと)の合計金額を算出し、店舗識別子ごとに決済処理を行う。決済部105は、例えば、一のユーザ識別子を有する2以上の注文情報のうちの、注文情報に対応するメニュー項目に対応する、店舗識別子が異なる注文情報について、注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子が同じである1以上の注文情報毎に、注文情報に対応する金額情報を用いて合計金額を算出し、算出した合計金額を用いて店舗識別子ごとに一のユーザについての決済処理を行う。また、決済部105は、例えば、一のユーザ識別子を有する1以上の注文情報のうちの、注文情報に対応するメニュー項目識別子に対応する店舗識別子が同じである注文情報毎に、注文情報に対応する金額情報を用いて合計金額を算出し、算出した合計金額を用いて店舗識別子ごとに一のユーザについての決済処理を行ってもよい。
注文情報に対応する金額情報は、注文情報が有する金額情報であってもよく、注文情報が有する商品識別子や、店舗識別子と商品識別子との組に対応づけられた金額情報であってもよい。例えば、決済部105は、決済時等に、図示しない格納部に格納されている商品識別子等と金額情報とを対応付けて有する情報を用いて、注文情報が有する商品識別子等に対応づけられた金額情報を取得して、店舗ごとの合計金額を算出してもよい。また、注文情報に対応する金額情報は、注文情報が有するメニュー項目識別子に対応づけられた金額情報であってもよい。例えば、決済部105は、決済時等に、図示しない格納部に格納されているメニュー項目識別子と、金額情報とを対応付けて有する情報を用いて、注文情報が有するメニュー項目識別子に対応づけられた金額情報を取得して、店舗ごとの合計金額を算出してもよい。
決済部105は、例えば、第一決済処理と、第一決済処理とは異なる決済処理である第二決済処理とを行う。第一決済処理は、第一店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理である。第一決済処理は、例えば、注文受信部103が注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子と同じ店舗識別子と対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理である。第一決済処理は、例えば、ユーザが居る店舗に対して、ユーザが行った注文についての決済処理である。第二決済処理は、第一店舗識別子とは異なる店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理である。第二決済処理は、例えば、注文受信部103が注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子と異なる店舗識別子と対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理である。第二決済処理は、例えば、ユーザが居る店舗以外の店舗に対して注文した商品の金額を、注文を行ったユーザが支払うための決済処理である。
例えば、第一決済処理と、第二決済処理とは、決済のタイミングが異なる決済処理である。決済のタイミングが異なる、ということは、決済を実行させるトリガーや要因が異なることも含むと考えてもよい。例えば、第一決済処理は、ユーザの退店時や、決済の指示を受けた場合に行われる注文処理であり、第二決済処理は、注文が行われるごとに行われる決済処理である。例えば、第一決済処理は、注文受信部103が注文情報を受信するごと、または注文送信部104が注文情報を送信するごとに、この注文情報について行われる決済処理である。なお、決済部105は、例えば、図示しない受付部が、ユーザ端末2から、ユーザ識別子を有する情報であって、ユーザ退店情報や、料金の決済を要求することを示す情報を受信したことによってユーザの退店時を検出する。また、決済部105は、図示しない受付部が、店員等から、ユーザ識別子を有する情報であって、ユーザが退店することや、料金の決済を要求することを示す情報の入力を受け付けた場合に、このユーザ識別子で識別されるユーザの退店時を検出してもよい。決済の指示は、ユーザ端末2から図示しない受付部が受信してもよく、店員等から図示しない受付部が入力手段等を介して受け付けてもよい。決済の指示は、例えば、決済を行うユーザのユーザ識別子を有する情報である。なお、ユーザ退店情報や、決済を要求する情報は、ユーザの店舗内位置情報を有していてもよい。
また、例えば、第一決済処理と第二決済処理とは、決済手段が異なる決済手段であってもよい。決済手段が異なるということは、例えば、一方が現金による決済処理であり、他方がクレジットカード等を利用したオンライン決済による決済処理であることであってもよい。ここでの現金による決済処理は、現金による決済を行うための合計金額や請求書等の情報を出力(例えば、表示や印刷等)する処理であってもよい。例えば、第一決済処理は現金による決済処理であり、第二決済処理はクレジットカードまたは電子マネーによる決済処理であってもよい。例えば、第一決済処理については、ユーザが商品を注文した店舗と同じ店舗内に居ることから、現金による決済が可能であり、第二決済処理については、ユーザが商品を注文した店舗と異なる店舗内に居ることから、現金による決済が困難であることから、オンライン決済としてもよい。
なお、決済部105は、例えば、一のユーザに対応する2以上の注文情報に対応する金額情報を用いて合計金額を算出し、この注文情報に対応付けられた第一店舗識別子で識別される店舗に、一のユーザから合計金額が示す金額が支払われるための決済処理を行い、かつ第一店舗識別子以外の1以上の店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、第一店舗識別子で識別される店舗から店舗識別子で識別される各店舗に、金額情報が示す金額が支払われるための決済処理を行うようにしてもよい。この場合の決済処理は、上記のような一のユーザの退店時や、決済の指示を受けた場合に行われることが好ましい。
決済部105は、例えば、注文受信部103が受信した注文情報の少なくとも一部を、注文格納部107に蓄積してもよい。例えば、注文受信部103が第一店舗識別子と対応付けて受信した注文情報を、この第一店舗識別子と対応付けて注文格納部107に蓄積してもよい。例えば、注文格納部107に同じユーザ識別子と店舗識別子とを有する注文情報を格納することで、同じ店舗についての決済を、まとめて決済を行うことが可能となる。
要求受信部106は、例えば、上述したような集合メニュー要求情報をユーザ端末2から受信する。また、要求受信部106は、上記のような集合メニュー要求情報の代わりに、集合メニューを要求する情報であって、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを指定する情報と、ユーザ端末2の端末識別子とを有する情報を受信してもよい。この集合メニュー要求情報は、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューの、情報処理装置1からのいわゆるダウンロードを要求する情報であってもよい。なお、要求受信部106は、これら以外の集合メニュー要求情報を受信してもよい。また、例えば、情報処理装置1が、自装置が配置されている店舗の店舗識別子と対応付けられたメニュー情報を既に有しており、メニュー格納部101や、メニュー送信部102等が省略されている場合のように、要求受信部106が、集合メニュー要求情報の受信が不要である場合、要求受信部106は、省略してもよい。要求受信部106は、有線または無線の通信手段により実現可能である。
注文格納部107には、1または2以上の注文情報が格納される。例えば、注文格納部107には、注文受信部103が第一店舗識別子と対応付けて受信した注文情報と、この第一店舗識別子とが対応付けて蓄積される。なお、注文情報を格納する必要がない場合、注文格納部107が省略してもよい。
ユーザ端末2は、ユーザが利用する情報端末装置である。ユーザ端末2は、例えば、コンピュータや、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話機、タブレット型端末、携帯電話等により実現可能である。
端末受信部201は、情報処理装置1から、自装置であるユーザ端末2のユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを受信する。ユーザが居る店舗は、ユーザのユーザ端末2が存在する店舗と考えてもよい。例えば、端末受信部201は、後述する端末送信部205が送信する集合メニュー要求情報に応じて、情報処理装置1から送信される第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを受信する。ここでの集合メニュー要求情報は、例えば、上述した集合メニュー要求情報や、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを指定する情報とユーザ端末2の端末識別子とを有する情報等である。
端末受信部201は、受信した集合メニューを、端末格納部202に蓄積する。端末受信部201は、例えば、受信した集合メニューを、この集合メニューに対応づいている第一店舗識別子に対応付けて、端末格納部202に蓄積してもよい。例えば、端末受信部201は、集合メニューと、この集合メニューに対応づいている第一店舗識別子とを受信し、受信した集合メニューと第一店舗識別子とを対応付けて、端末格納部202に蓄積してもよい。
なお、端末受信部201は、集合メニュー以外の情報を受信してもよい。端末受信部201は、無線または有線の通信手段、好ましくは無線の通信手段により実現される。
端末格納部202には、端末受信部201が受信した集合メニューが、この集合メニューに対応づいて受信した第一店舗識別子と対応付けられて格納される。ここでの格納は、一時記憶であってもよい。端末格納部202には、集合メニューに加えて、他の情報が格納されてもよい。例えば、ユーザ識別子や、その一部が格納されてもよい。例えば、ユーザ端末2のユーザのユーザ識別子や、ユーザが利用している座席の座席番号等のユーザの店舗内位置情報等が格納されてもよい。
端末表示部203は、端末格納部202に格納されている集合メニューを、モニタ(図示せず)等に表示する。また、端末表示部203は、集合メニュー以外の情報も、モニタ等に表示してもよい。例えば、端末表示部203は、ユーザ識別子等を受け付ける画面や、第一店舗識別子を受け付けけるための画面等の、端末受付部304がユーザからの操作や入力等を受け付けるための入力インターフェース画面等を、モニタ等に表示してもよい。端末表示部203は、モニタ等の表示デバイスを有していると考えてもよく、有していないと考えてもよい。端末表示部203は、表示デバイスとそのドライバとの組み合わせや、表示デバイスのドライバ等により実現される。
端末受付部204は、端末表示部203が表示する集合メニューが有する1以上のメニュー項目を指定する操作を受け付ける。この操作は、メニュー項目に対応する商品を注文する操作と考えてもよい。この操作は、例えば、メニュー項目を押したりタッチしたりタップしたりする操作である。また、端末受付部204は、メニュー項目に対応する商品を注文する数量等を指定する情報の入力や、ユーザ識別子等を受け付けてもよい。また、端末受付部204は、ユーザが入店した店舗の店舗識別子である第一店舗識別子を、入店時や、着席時や、注文時等に受け付けて、図示しない格納部等に蓄積してもよい。第一店舗識別子の受け付けは、ユーザが入店した店舗の店舗識別子と対応付けられた2次元バーコードや3次元バーコード等のバーコードの読み取りであってもよい。この場合、端末受付部204は、例えば、入力手段としてバーコードリーダやバーコードと撮影するためのカメラ等を有していてもよい。また、端末受付部204は、端末表示部203が表示するメニュー等を適宜介して、ユーザが退店することを示す操作や、決済の指示をユーザから受け付けてもよい。この操作等を受け付けた場合に、蓄積した第一店舗識別子は削除してもよい。
また、端末受付部204は、集合メニュー要求情報を情報処理装置1に送信する操作を受け付けてもよい。この操作は、例えば、上述した集合メニュー要求情報や、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを指定する情報とユーザ端末2の端末識別子とを有する情報等を、送信するための操作である。
ここでの受付とは、例えば、入力手段からの受付や、他の機器等から送信される入力信号の受信や、記録媒体等からの情報の読み出し等である。入力手段は、タッチパネルや、キーボードやマウスによるもの等、何でも良い。端末受付部204は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部205は、端末受付部204が受け付けた操作に応じて、ユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子に対応付けて注文情報を送信する。注文情報に対応付けて送信する第一店舗識別子は、端末受付部204等が入店時等に受け付けて、図示しない格納部等に蓄積した第一店舗識別子であってもよく、端末受信部201が集合メニューとともに受信して、集合メニューと対応付けて蓄積した第一店舗識別子であってもよい。端末送信部205は、端末受付部204が受け付けたメニュー項目を指定する操作に応じて、指定されたメニュー項目に対応する注文情報を送信する。メニュー項目に対応する注文情報とは、例えば、メニュー項目に対応する商品識別子や店舗識別子や金額情報等を有する注文情報や、メニュー項目識別子を有する注文情報である。また、注文情報は、端末受付部204が受け付けた商品の注文数をさらに有していてもよい。また、送信する注文情報は、例えば、自装置であるユーザ端末2のユーザのユーザ識別子を有していてもよい。このユーザ識別子は、図示しない格納部に予め格納されたユーザ識別子であってもよく、ユーザからメニュー項目を指定する操作を受け付ける前後等に受け付けたユーザ識別子であってもよい。
また、端末送信部205は、端末受付部204が受け付けた操作に応じて、集合メニュー要求情報や、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを指定する情報とユーザ端末2の端末識別子とを有する情報等の、集合メニュー要求情報を、情報処理装置1に送信してもよい。
なお、端末送信部205は、上記以外の情報をさらに送信してもよい。例えば、端末受付部204が受け付けた退店する操作に応じて、端末送信部205は、ユーザ退店情報であって、退店するユーザのユーザ識別子と対応付けられた情報を、情報処理装置1に送信してもよい。例えば、端末受付部204が受け付けた決済を指示する操作に応じて、端末送信部205は、決済を行うことを指示する情報であって、決済を指示するユーザ識別子と対応付けられた情報を、情報処理装置1に送信してもよい。端末送信部205は、有線または無線の通信手段、好ましくは無線の通信手段により実現可能である。
店舗装置3は、店舗や厨房等が利用する端末装置である。店舗装置3は、例えた、注文情報を受信し、受信した注文情報に応じて、注文を受け付ける処理や、注文情報等を、店舗装置3を利用する店舗に提供する処理等を行う装置である。店舗装置3は、例えば、コンピュータや、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話機、タブレット型端末、携帯電話等により実現可能である。店舗装置3は、例えば、受信部(図示せず)と出力部(図示せず)とを有している。受信部は、情報処理装置1から送信される第一店舗識別子と対応付けられた注文情報を受信する。出力部は、受信部が受信した受信部と、この受信部に対応付けられた第一店舗識別子とを出力する。ここでの出力は、モニタへの表示、プリンタへの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム等への処理結果の引渡し等を含む概念である。この出力部は、出力デバイスのドライバや、出力デバイスとそのドライバとの組み合わせにより実現される。店舗装置3が注文情報等を受信し、出力する処理は、商品を受注する処理と考えてもよい。なお、上記の店舗装置3が行う処理は一例であり、店舗装置3が行う処理は、上記のような処理に限定されるものではない。また、店舗装置3は、受信部や出力部以外の処理部等を有していてもよい。
次に、情報処理システム1000の情報処理装置1の動作の第一の例について図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS101)要求受信部106は、ユーザ端末2から集合メニュー要求情報を受信したか判断する。受信した場合、ステップS102に進み、受信していない場合、ステップS103に進む。
(ステップS102)メニュー送信部102は、ステップS101で受信した集合メニュー要求情報に対応する集合メニューをメニュー格納部101から読み出し、受信した集合メニューを集合メニュー要求情報に対応するユーザ端末2に送信する。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS103)注文受信部103は、集合メニューのメニュー項目に対応する注文情報を、第一店舗識別子に対応付けて受信したか判断する。受信した場合、ステップS104に進み、受信していない場合、ステップS109に進む。ここでは、注文情報が、注文を行ったユーザのユーザ識別子を有するとする。
(ステップS104)注文送信部104は、ステップS103で受信した注文情報に対応する店舗識別子を取得する。具体的には、注文送信部104は、ステップS103で受信した注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子を取得する。例えば、受信した注文情報が、店舗識別子を有する場合、この店舗識別子を取得する。また、受信した注文情報が、店舗識別子と対応付けられたメニュー項目識別子を有する場合、例えば、このメニュー項目識別子に対応付けられた店舗識別子を、図示しない格納部に予め格納されて入れる店舗識別子とメニュー項目識別子とを対応付けて有する情報から取得する。
(ステップS105)注文送信部104は、ステップS104で取得した注文情報に対応する店舗識別子に対応する店舗装置3に、ステップS103で第一店舗識別子に対応付けて受信した注文情報を送信する。例えば、注文送信部104は、注文情報を、この注文情報に対応付けてステップS103で受信した第一店舗識別子と対応付けて送信する。
(ステップS106)決済部105は、ステップ103で注文情報に対応付けて受信した第一店舗識別子と、ステップS104で取得した店舗識別子に対応する店舗識別子とが一致するか判断し、一致する場合、ステップS107に進み、一致しない場合、ステップS108に進む。
(ステップS107)決済部105は、ステップS103で受信した注文情報を、第一決済処理の対象となる注文情報として、注文格納部107に蓄積する。ここで蓄積する注文情報は、ユーザごとに第一決済処理を行うために必要な情報を含むものであれば、注文情報の一部の情報であってもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS108)決済部105は、ステップS103で受信した注文情報について第二決済処理を行う。ここでの第二決済処理は、第一決済処理とは決済のタイミングが異なる第二決済処理である。そして、ステップS101に戻る。
例えば、注文情報が、ユーザ識別子と、注文した商品の金額情報を有する場合、決済部105は、注文情報が有するユーザ識別子で識別されるユーザに対して、注文情報が有する金額情報が示す金額を、注文情報が有する店舗識別子で識別される店舗に支払う決済を行う。注文情報が、さらに数量情報を有する場合、金額情報が示す金額に、この数量情報が示す数量を乗算した金額の決済を行うようにしてもよい。また、注文情報が、さらに商品識別子を有する場合、この商品識別子を、購入した商品の内訳等を示す情報として用いてもよい。また、注文情報が商品識別子を有する場合に、この商品識別子に対応する金額情報を、図示しない格納部に格納されている1または2以上の商品識別子と金額情報とを対応付けて有する情報を用いて取得し、取得した金額情報を用いて決済を行うようにしてもよい。
また、例えば、注文情報が、ユーザ識別子と、メニュー項目に対応する商品の金額情報と対応付けられたメニュー項目識別子と、を有する場合、決済部105は、上記の注文情報が有する金額情報の代わりに、注文情報が有するメニュー項目識別子と対応付けられた金額情報を用いて、上記のステップS103で受信した注文情報に対応する決済処理を行うようにしてもよい。同様に、上記の注文情報が有する商品識別子を用いた処理を、商品識別子の代わりに、注文情報が有するメニュー項目識別子と対応付けられた商品識別子を用いて行うようにしてもよい。
ここでの決済処理はどのような決済であってもよく、例えば、現金決済であってもよく、オンライン決済であってもよい。例えば、ユーザが居る店舗の店員等に、注文した店舗に支払う代金を現金で支払うようにしてもよく、商品を届けた商品の注文先の店舗の店員に代金を、現金や、クレジットカードや電子マネー等を用いて支払うようにしてもよい。
(ステップS109)決済部105は、一のユーザについて、第二決済処理とは決済のタイミングが異なる第一決済処理を行うタイミングであるか判断する。例えば、情報処理装置1の図示しない受付部が、ユーザ識別子を有する情報であって、このユーザ識別子で識別される一のユーザが、入店していた店舗から退店することを示すユーザ退店情報や、ユーザ識別子を有する情報であって、このユーザ識別子で識別される一のユーザについての決済を行うことを指示する情報を、ユーザ端末2や、店員等が操作する入力デバイス等を介して受け付けた場合に、決済部105は、このユーザ識別子で識別されるユーザについて第一決済処理を行うタイミングであると決定する。第一決済処理を行うタイミングである場合、ステップS110に進み、タイミングでない場合、ステップS101に戻る。
(ステップS110)決済部105は、ステップ109で第一決済処理を行うタイミングと判断されたユーザについて、第二決済処理とは決済のタイミングが異なる第一決済処理を行う。そして、ステップS101に戻る。
決済部105は、例えば、ステップ109で第一決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子(例えば、ユーザ退店情報に含まれるユーザ識別子)と対応付けられた注文情報を、ステップS107で注文格納部107に蓄積した注文情報の中から読み出し、読み出した各注文情報について金額情報を取得し、各注文情報について取得した金額情報が示す金額の合計金額を取得する。数量情報を有する注文情報については、例えば、注文情報の金額情報が示す金額に数量を乗算した金額を、注文情報の金額として取得する。そして、この合計金額を用いて決済を行う。注文情報が商品識別子を有する場合、各注文情報に対応する商品識別子を購入した商品の内訳等を示す情報として用いてもよい。また、ステップS108と同様に、各注文情報についての金額情報等を、注文情報が有する商品識別子や、メニュー項目識別子等を用いて取得してもよい。
ここでの決済処理は、ステップ108と同様にどのような決済であってもよい。
なお、第一決済処理に利用された注文情報は、注文格納部107から削除したり、使用済みであることを示すフラグ等の情報等を付与したりすることで、再度、決済処理に利用されないようにすることが好ましい。図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000の情報処理装置1の動作の第二の例について図3のフローチャートを用いて説明する。なお、図3において、図2と同じ符号の処理ステップは、同一または相当する処理を行う処理ステップを示しており、ここでは詳細な説明は省略する。
(ステップS201)決済部105は、ステップS105の後、ステップS103で受信した注文情報を注文格納部107に蓄積する。そして、ステップS101に戻る。なお、決済部105は、第一店舗識別子に対応付けて受信した注文情報を、この第一店舗識別子と対応付けて蓄積してもよい。また、ステップS104において、受注した注文情報が有するメニュー項目識別子を用いて店舗識別子を取得した場合、注文情報をこの店舗識別子と対応付けて格納部に蓄積してもよい。そして、ステップS101に戻る。
(ステップS202)決済部105は、一のユーザについて決済処理を行うタイミングであるか判断する。この判断処理は、図2を用いて説明した処理のステップS109の処理と同様の判断処理である。例えば、図示しない受付部が、ユーザ識別子を有する情報であって、このユーザ識別子で識別される一のユーザが、入店していた店舗から退店することを示すユーザ退店情報等を、ユーザ端末2や、店員等が操作する入力デバイス等を介して受け付けた場合に、決済部105は、このユーザ識別子で識別されるユーザについて決済処理を行うタイミングであると決定する。決済処理を行うタイミングである場合、ステップS203に進み、タイミングでない場合、ステップS201に戻る。
(ステップS203)決済部105は、第二決済処理とは決済手段が異なる第一決済処理を開始する。具体的には、決済部105は、ステップ109で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子(例えば、ユーザ退店情報に含まれるユーザ識別子)を有する注文情報であって、このユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子と一致する店舗識別子を有する注文情報を、ステップS201で注文格納部107に蓄積した注文情報の中から検出する。
決済部105は、ここで用いる第一店舗識別子をどのように取得してもよい。例えば、ステップS202の判断に用いられたユーザ退店情報等が、ユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子を有する場合、決済部105は、この第一店舗識別子を、注文情報を検出する際の第一店舗識別子として用いてもよい。また、例えば、ステップS201で注文情報が第一店舗識別子と対応付けて蓄積される場合、決済部105は、蓄積された注文情報のうちの、ステップ109で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子を有する注文情報に対応付けられた第一店舗識別子を、注文情報を検出する際の第一店舗識別子として用いてもよい。また、例えば、一の店舗に居るユーザのユーザ識別子と、その店舗の店舗識別子である第一店舗識別子とが、情報処理装置1の図示しない格納部に蓄積されている場合、この格納部に格納されている第一店舗識別子のうちの、ステップ109で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子と対応付けられている第一店舗識別子を、ここでの店舗識別子として用いてもよい。かかることは以下においても同様である。
(ステップS204)決済部105は、ステップS203で検出した各注文情報について金額情報を取得し、各注文情報について取得した金額情報が示す金額をすべて合計して合計金額を取得する。数量情報を有する注文情報については、例えば、注文情報の金額情報が示す金額に数量を乗算した金額を、注文情報の金額として取得する。そして、取得した合計金額を、第一店舗識別子で識別される店舗に対して、一のユーザが支払うための決済処理を行う。ここでの決済処理は、例えば、現金による決済処理であるとする。ステップS203からステップS204の処理が第一決済処理である。
(ステップS205)決済部105は、第二決済処理を開始する。具体的には、決済部105は、ステップ109で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子(例えば、ユーザ退店情報に含まれるユーザ識別子)を有する注文情報であって、このユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子と一致しない店舗識別子を有する注文情報を、ステップS201で注文格納部107に蓄積した注文情報の中から検出する。
(ステップS206)決済部105は、ステップS205で検出した注文情報のうちの、同じ店舗識別子を有する1以上の注文情報のそれぞれについて金額情報を取得し、取得した金額情報が示す金額の合計金額を取得することで、店舗識別子ごとに合計金額を取得する。数量情報を有する注文情報については、例えば、注文情報の金額情報が示す金額に数量を乗算した金額を、合計金額を取得する際の金額情報として用いる。そして、店舗識別子ごとに取得した合計金額を、各店舗識別子が示す店舗に対して、一のユーザが支払うための決済処理をそれぞれ行う。ここでの決済処理は、例えば、クレジットカードまたは電子マネーを用いたオンライン決済であるとする。ステップS205およびステップS206の処理が第二決済処理である。そして、ステップS101に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいては、決済手段が異なる第一決済処理と第二決済処理とを行う場合について説明したが、各店舗に対して行う決済処理を、任意の決済手段で同じタイミングに行うようにする場合、例えば、図3のフローチャートで示した処理において、ステップS203からステップS204までの処理を省略し、ステップS205において、決済部105が、ステップ109で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子(例えば、ユーザ退店情報に含まれるユーザ識別子)を有する注文情報を、注文情報が有する店舗識別子が第一店舗識別子であるか否かに関係なく、ステップS201で注文格納部107に蓄積した注文情報の中から検出するようにし、ステップS206において行う各店舗識別子で識別される店舗に一のユーザが支払うための決済処理を任意の決済手段により行うようにすればよい。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、情報処理システム1000の情報処理装置1の動作の第三の例について図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4において、図3と同じ符号の処理ステップは、同一または相当する処理を行う処理ステップを示しており、ここでは詳細な説明は省略する。
(ステップS301)決済部105は、ステップS203で検出した各注文情報について金額情報を取得し、各注文情報について取得した金額情報が示す金額をすべて合計して合計金額を取得する。
(ステップS302)決済部105は、ステップ202で決済処理を行うタイミングと判断されたユーザのユーザ識別子を有する注文情報であって、このユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子と一致しない店舗識別子を有する注文情報を、ステップS201で注文格納部107に蓄積した注文情報の中から検出する。
(ステップS303)決済部105は、ステップS302で検出した注文情報のうちの、同じ店舗識別子を有する1以上の注文情報のそれぞれについて金額情報を取得し、取得した金額情報が示す金額の合計金額を取得することで、店舗識別子ごとに合計金額を取得する。
(ステップS304)決済部105は、ステップS301で取得した合計金額と、ステップS303で店舗識別子ごとに取得した合計金額とを合計した金額である総合計金額を算出する。そして、決済部105は、一のユーザが退店する店舗の店舗識別子である第一店舗識別子を取得し、この第一店舗識別子で識別される店舗に対して、退店する一のユーザが総合計金額を支払うための決済処理を行う。ここでの決済処理はどのような決済であってもよく、例えば、現金決済であってもよく、オンライン決済であってもよい。なお、各店舗識別子の合計金額と、各店舗識別子との組を、決済の内訳を示す情報等として用いてもよい。
(ステップS305)決済部105は、ステップS303で各店舗識別子について取得した合計金額を、第一店舗識別子で識別される店舗から、各店舗識別子で識別される店舗に支払うための決済処理を行う。ここでの決済処理はどのような決済であってもよく、例えば、現金決済であってもよく、オンライン決済であってもよい。そして、ステップS101に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ユーザ端末2の動作の一例について簡単に説明する。
端末受付部204が、ユーザから、入力デバイス(図示せず)等を介して、ユーザが現在いる店舗の店舗識別子と対応付けられた集合メニューを要求する操作を受け付けると、端末送信部205は、情報処理装置1に対して、ユーザが居る店舗の店舗識別子である第一店舗識別子と、IPアドレス等の自装置の端末識別子とを有する集合メニュー要求情報を送信する。そして、この情報の送信に応じて情報処理装置1から送信される集合メニューを端末受信部201が受信し、端末格納部202に蓄積する。端末表示部203は、蓄積された集合メニューを、モニタ(図示せず)等に表示する。
端末受付部204が、集合メニューの一のメニュー項目を指定する操作、または一のメニュー項目を指定する操作と注文する数量の入力とを受け付けると、端末送信部205は、指定されたメニュー項目に対応する注文情報を、情報処理装置1に送信する。例えば、端末送信部205は、図示しない格納部に入店時等に蓄積されたユーザが居る店舗の店舗識別子を第一店舗識別子として対応付けて、注文情報を送信してもよい。この注文情報は、図示しない格納部に予め格納されているユーザ識別子や、指定時に入力された数量を示す数量情報を有していてもよい。
また、端末受付部204が、ユーザから、退店することを示す操作や、決済の指示を受け付けると、端末送信部205は、ユーザ識別子を有するユーザ退店情報や、決済を指示する情報を、情報処理装置1に送信する。
以下、本実施の形態における情報処理システム1000の具体的な動作について例を挙げて説明する。情報処理システム1000の概念図は図5である。ここでは、ユーザ端末2が、いわゆるスマートフォンである場合を例に挙げて説明する。ユーザ端末2は、カメラ(図示せず)を有しており、このカメラを利用してバーコードが読み取り可能なものであるとする。説明の便宜上、ユーザAが利用するユーザ端末2を、ユーザ端末2aとしている。
(具体例1)
ユーザAが利用するユーザ端末2aの端末格納部202には、予め、ユーザAに割り当てられたユーザアカウント「U0001」が、ユーザAにより入力されて格納されているものとする。この具体例においては、ユーザアカウントが、ユーザ識別子であるとする。ユーザアカウントには、ユーザのクレジットカード番号が対応付けられており、情報処理装置1は、図示しない格納部に、ユーザアカウントと、ユーザのクレジットカード番号との1以上の組を有しているものとする。
ユーザAが、飲食店である店舗Pに入店し、店舗P内の一のテーブルについたとする。ユーザAがついたテーブルには、予め店舗Pの店舗識別子「F101」と、テーブルのテーブル識別子である「T51」と、集合メニューを要求する画面を出力する指示と、に対応付けられたバーコードであって、バーコードを読み取ることでこれらの情報を取得可能なバーコードが印刷されたカードが予め配置されているものとする。
テーブルに着いたユーザAが、携帯しているユーザ端末2aを用いて、テーブルに配置されているカードのバーコードを読み取ったとする。ユーザ端末2aは、バーコードを読み取って、上記のような情報を取得し、取得した情報のうちの店舗識別子「F101」を第一店舗識別子として、端末格納部202に蓄積する。また、取得した情報のうちのテーブル識別子「T51」を、端末格納部202に蓄積する。テーブル識別子「T51」は、この具体例においては、ユーザAの店舗P内の店舗内位置情報として用いられる。店舗P内のユーザの店舗内位置情報は、例えば、店舗P以外の店舗から商品を届ける際の宛先情報として用いられる。
また、バーコードから読み取った集合メニューを要求する画面を出力する指示に応じて、端末表示部203は、ユーザが現在居る店舗Pに対応する集合メニューを情報処理装置1に要求するボタン(図示せず)を有する画面をユーザ端末2aのモニタ203aに表示する。なお、バーコードを読み取る構成や処理については、公知技術であるため、ここでは説明を省略する。なお、テーブル識別子等の、ユーザの店舗内位置情報を、適宜、ユーザ識別子として用いるようにしてもよい。特に、ユーザアカウントと対応付けられたクレジットカード番号等を利用した決済等を行わない場合、ユーザアカウント等を省略して、テーブル識別子等のユーザの店舗内位置情報をユーザ識別子として用いてもよい。
ユーザAが、店舗Pのメニューを表示するために、モニタ203aに表示された集合メニュー要求するボタンを押したとする。端末送信部205は、バーコードから読み取った店舗識別子「F101」と、ユーザ端末2aの端末識別子と、を有する集合メニュー要求情報を、情報処理装置1に送信する。端末識別子は、ここでは、ユーザ端末2のIPアドレスやMACアドレス等のアドレス情報であるとする。
図6は、メニュー格納部101に格納されている集合メニューを管理する集合メニュー管理表である。集合メニュー管理表は、店舗識別子である「店舗ID」と、集合メニューである「メニュー」という属性を有している。「メニュー」は、ここでは、集合メニューのファイル名であるとする。集合メニューは、例えば、HTML等で記述された情報である。ただし、集合メニューのデータ構造等は問わない。
情報処理装置1の要求受信部106が、ユーザ端末2aから集合メニュー要求情報を受信すると、メニュー送信部102は、図6に示した集合メニュー管理表において、「店舗ID」が、集合メニュー要求情報が有する店舗識別子「F101」と一致するレコード(行)を検出し、検出したレコードの「メニュー」の値が示すファイル名「M101」の集合メニューを、メニュー格納部101から読み出し、読み出した集合メニューを、集合メニュー要求情報が有するアドレス情報である端末識別子を用いて、ユーザ端末2aに送信する。
ユーザ端末2aの端末受信部201は、ファイル名が「M101」である集合メニューを受信し、受信した集合メニューを端末格納部202に蓄積する。また、端末表示部203は、受信した集合メニューをモニタ203aに表示する。
図7(a)は、端末表示部203が表示するファイル名が「M101」である集合メニューの表示例を示す図である。この集合メニューは、タブ71により切り替え可能な複数のページを有しており、集合メニューを表示した場合に最初に表示されるページに、店舗Pで提供する商品に対応する1または2以上のメニュー項目70が配置されており、図7(b)に示すように、タブで切り替えられる他のページに、店舗P以外の1以上の他店舗で提供される1以上の商品のメニュー項目70が配置されているものとする。これにより、ユーザが現在居る店舗識別子が「F101」である店舗の商品のメニュー項目70が、他店舗の商品のメニュー項目70よりも選択しやすくなっている。ここでは、ユーザが居る店舗とは異なる他店舗の商品のメニュー項目が配置されたページには、他店舗の商品であることを示す「出前メニュー」という文字列が配置されているものとする。ここでの店舗P以外の1以上の他店舗は、例えば、店舗Pと同じ飲食店街の店舗であるとする。
集合メニューの各メニュー項目70には、対応する商品の写真や、説明文、価格の情報等が配置されている。また、集合メニューの各メニュー項目70には、メニュー項目70に対応する商品を注文するためのボタン72が配置されており、各ボタン72に対して、対応するメニュー項目70に対応する商品の商品識別子と、商品を提供する店舗の店舗識別子と、商品の金額情報(ここでは、商品の単価であるとする)と、この商品の注文情報の送信を実行するためのコードとが、対応付けられている。一のボタン72を押すことが、例えば、このボタン72が配置されたメニュー項目70を選択することや、メニュー項目70に対応する注文を行うことに相当する。また、各メニュー項目70には、商品の注文数を入力するフィールド73が配置されており、ここに入力された数が、注文情報の数量情報として用いられる。フィールド73内の数の初期値は「1」であるとする。
ユーザAが、タッチパネル等を操作して、図7(a)に示したような現在居る店舗Pのメニュー項目70が配置されたページにおいて、所望の商品を注文するために、一のメニュー項目70のフィールド73に値「3」を入力し、このメニュー項目70のボタン72を押したとする。例えば、このメニュー項目70は、店舗Pで提供されるビールに対応するメニュー項目70であったとする。このメニュー項目70に対応付けられた商品識別子は「BE01」であり、店舗識別子は「F101」であり、金額情報は「500円」であったとする。
端末受付部204は、ボタン72に対応する注文情報を送信する指示を受け付け、端末送信部205が、押されたボタン72に対応づけられた商品識別子「BE01」、店舗識別子「F101」、および金額情報「500円」と、押されたボタン72と同じメニュー項目70に配置されたフィールド73に入力された数「3」を示す数量情報と、端末格納部202に格納されたユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」と、ユーザの店舗内位置情報であるテーブル識別子「T51」とを有する注文情報を、端末格納部202に格納された第一店舗識別子「F101」と対応付けて、情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1の注文受信部103が、ユーザ端末2aから、第一店舗識別子「F101」と対応付けられた上記の注文情報を受信すると、注文送信部104は、受信した注文情報に含まれる店舗識別子「F101」を読み出して取得し、この店舗識別子「F101」が示す店舗の店舗装置3に、受信した注文情報と第一店舗識別子「F101」とを送信する。例えば、図示しない格納部にあらかじめ格納されている店舗識別子と、店舗装置3の宛先を示す情報(例えば、店舗装置3のIPアドレスや、店舗装置3に対応する店舗のメールアドレス、アカウント)等とを対応付けて有する情報から、店舗識別子「F101」に対応する宛先を示す情報を取得して、この宛先が示す店舗装置3に注文情報を送信する。
店舗識別子「F101」が示す店舗の店舗装置3が、注文情報を受信することにより、例えば、店舗識別子「F101」が示す店舗が商品の注文を受注したこととなる。店舗識別子「F101」が示す店舗の店舗装置3は、受信した注文情報と、第一店舗識別子「F101」とを、例えば、注文格納部107に蓄積するとともに、モニタ(図示せず)等に表示する。店舗識別子「F101」が示す店舗の店員等は、表示される注文情報が示す商品である飲食物の提供を行う。具体的には、注文情報が有する商品識別子「BE01」が示す商品(ここでは、ビール)を、注文情報が有する数量情報が示す数量(ここでは3)用意する。そして、店員が、注文情報と対応付けられた第一店舗識別子「F101」が示す店舗Pの、注文情報が有する店舗内位置情報であるテーブル識別子「T51」が示すテーブルまで届ける。ここでは、注文情報が有するユーザ識別子の一つである店舗識別子「F101」が示す店舗が、注文情報を受信した店舗装置3の店舗であるため、用意した商品を、店員が、自店舗内のテーブル識別子「T51」が示すテーブルまで届ける。
決済部105は、注文送信部104が注文情報を店舗装置3に送信すると、注文受信部103が受信した注文情報が有する店舗識別子と、注文受信部103が注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子とが一致するか判断する。ここでは、いずれも「F101」であるため、一致すると判断する。このため、決済部105は、受信した注文情報を、未決済の注文情報として、注文格納部107に蓄積する。
図8(a)は、注文格納部107に決済部105により蓄積された未決済の注文情報を管理する未決済注文管理表である。未決済注文管理表は、ユーザアカウントである「アカウント」と、テーブル識別子である「テーブルID」と、店舗識別子である「店舗ID」と、商品識別子である「商品ID」と、金額情報である「金額」と、数量情報である「数量」という属性を有する。「アカウント」はここではユーザ識別子である。未決済注文管理表の各レコード(行)は、未決済の一の注文情報が有する情報である。ここでは、上記の注文情報が蓄積された状態を示している。
また、ユーザAが、タッチパネル等を操作して、図7(b)に示したような現在居る店舗P以外の店舗のメニュー項目70が配置されたページにおいて、所望の商品を注文するために、一のメニュー項目70のフィールド73の値「1」を変更せずに、このメニュー項目70のボタン72を押したとする。例えば、このメニュー項目70は、店舗Qで提供される商品であるラーメンに対応するメニュー項目70であったとする。このメニュー項目70に対応付けられた商品識別子は「RM05」であり、店舗識別子は「F102」であり、金額情報は「800円」であったとする。
端末受付部204は、ボタン72に対応する注文情報を送信する指示を受け付け、端末送信部205が、押されたボタン72に対応づけられた商品識別子「RM05」、店舗識別子「F102」、および金額情報「800円」と、押されたボタン72と同じメニュー項目70に配置されたフィールド73に入力された数「1」を示す数量情報と、端末格納部202に格納されたユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」と、ユーザの店舗内位置情報であるテーブル識別子「T51」と、を有する注文情報を、端末格納部202に格納された第一店舗識別子「F101」と対応付けて、情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1の注文受信部103が、ユーザ端末2aから、第一店舗識別子「F101」と対応付けられた上記の注文情報を受信すると、注文送信部104は、受信した注文情報に含まれる店舗識別子「F102」を読み出して取得し、この店舗識別子「F102」が示す店舗の店舗装置3に、受信した注文情報と第一店舗識別子「F101」とを送信する。
店舗識別子「F102」が示す店舗の店舗装置3が、注文情報を受信することにより、例えば、店舗識別子「F102」が示す店舗が商品の注文を受注したこととなる。店舗識別子「F102」が示す店舗の店舗装置3は、受信した注文情報と第一店舗識別子「F101」とを、例えば、注文格納部107に蓄積するとともに、モニタ(図示せず)等に表示する。店舗識別子「F102」が示す店舗の店員等は、表示される注文情報が示す商品である飲食物の提供を行う。具体的には、注文情報が有する商品識別子「RM01」が示す商品(ここでは、ラーメン)を、注文情報が有する数量情報が示す数量(ここでは1)用意する。そして、店員が、第一店舗識別子「F102」が示す店舗の、注文情報が有するユーザ識別子の一つであるテーブル識別子「T51」が示すテーブルまで届ける。ここでは、注文情報とともに受信した第一店舗識別子「F101」が示す店舗が、注文情報を受信した店舗装置3の店舗、すなわち店舗識別子が「F102」である店舗とは異なる店舗であるため、用意した商品を、店舗識別子「F102」が示す店舗の店員が、店舗識別子が「F101」である店舗内のテーブル識別子「T51」が示すテーブルまで配達する。または、店舗識別子「F102」が示す店舗の店員が、店舗識別子が「F101」である店舗まで運んだあと、この店舗識別子が「F101」である店舗の店員に商品であるラーメンを渡して、テーブル識別子「T51」が示すテーブルのユーザAまで届けてもらうようにしてもよい。
決済部105は、注文送信部104が注文情報を店舗装置3に送信すると、注文受信部103が受信した注文情報が有する店舗識別子と、注文受信部103が注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子とが一致するか判断する。ここでは、第一店舗識別子が「F101」であり、注文情報が有する店舗の店舗識別子が「F102」であり、一致しないと判断する。このため、決済部105は、この注文情報が示す注文について第二決済処理を行う。具体的には、決済部105は、注文情報が有する店舗識別子「F102」を取得する。決済部105は、注文情報が有する金額情報「800円」と、数量情報「1」とを乗算して、注文した商品の合計金額「800円」を算出する。また、決済部105は、注文情報が有するユーザ識別子のユーザアカウント「A101」を取得し、図示しない格納部に予め格納されている1以上のユーザアカウントと、ユーザのクレジットカード番号等とを対応付けて有する情報からユーザアカウント「A101」に対応するクレジットカード番号を取得する。そして、取得したクレジットカード番号を用いて、上記の合計金額を、店舗識別子が「F102」である店舗に支払うための決済処理を行う。決済処理については、公知技術であるため、ここでは詳細な説明を省略する。
なお、ここでは、店舗識別子が「F102」である店舗に対して、クレジットカードを利用して注文した商品の決済を行うようにしたが、注文したユーザが、注文した商品を届けた店舗識別子が「F102」である店舗の店員に、注文した商品の金額を、現金等で支払うことで決済を行うようにしてもよい。また、この店員が、クレジットカード情報や、電子マネーの情報を読み取り可能な携帯型の決済用の装置を携帯している場合、この装置を用いて、クレジットカードや電子マネー等を用いて、決済を行ってもよい。これらの場合、決済部105は、店員が、現金による決済等が行えるようにするために、店舗識別子が「F102」である店舗の店舗装置3に、上記の合計金額の情報や、注文したユーザのユーザ識別子等の情報を送信し、受信した店舗装置3が、合計金額等を有する請求書等を発行(例えば、印刷)できるようにしてもよい。
なお、決済部105は、第二決済処理の対象となった注文情報を、決済済みの注文情報として、図示しない格納部や注文格納部107等に蓄積するようにしてもよい。
ユーザAが、上記で説明した注文に加えて更にいくつかの注文を行って飲食を行った後、店舗Pを退店するために、ユーザ端末2aを操作して、退店するための予め決められた操作を行ったとする。端末受付部204がこの操作を受け付けると、端末送信部205は、上記と同様の、ユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」を有するユーザ退店情報を、情報処理装置1に送信する。
図8(b)は、ユーザ退店情報の受信時に注文格納部107に格納されている未決済注文情報を管理する未決済注文管理表を示す図である。
情報処理装置1の図示しない受付部が、ユーザ端末2aから、ユーザ退店情報を受信すると、決済部105は、受信したユーザ退店情報が有するユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」で識別されるユーザAが退店すると判断し、このユーザAについて第一決済処理を行うタイミングであると判断し、第一決済処理を行う。具体的には、決済部105は、図8(b)に示す未決済注文管理表において、「アカウント」が、それぞれ、受信したユーザ退店情報が有するユーザアカウント「A101」一致するレコード(行)をすべて検出する。そして、検出した各レコードについて、それぞれ、「金額」の値と、「数量」の値とを乗算して、各レコードに対応する注文された商品の金額を取得する。そして、すべてのレコードについて取得した金額を合計して、合計金額を取得する。例えば、合計金額は「4800円」であったとする。また、ユーザ退店情報が有するユーザアカウント「A101」に対応するクレジットカード番号を、上記で説明した第二決済処理の場合と同様に取得する。そして、このクレジットカード番号を用いて、ユーザAが、上記の合計金額「4800円」を、上記で検出した注文情報が有する店舗識別子「F101」が示す店舗に支払うための決済処理を行う。
なお、上記のユーザ退店情報の代わりに、第一店舗識別子とユーザ識別子とを有するユーザ退店情報を、ユーザ端末2aが送信するようにし、決済部105が、注文情報が有する店舗識別子が示す店舗に上記の合計金額を支払うための決済処理を行う代わりに、このユーザ退店情報が有する第一店舗識別子が示す店舗に、上記の合計金額を支払うための決済処理を行うようにしてもよく、この場合も上記の処理と実質的に同じ処理となる。
図8(b)に示す未決済注文管理表の、第一決済処理に利用した注文情報のレコード(行)は、例えば、削除したり、決済済みであることを示すフラグ等の情報を付与したりして、更なる決済に利用されないようにすることが好ましい。
なお、ここでは、第一店舗識別子「F101」が示す店舗に対して、ユーザアカウントと対応付けられたクレジットカードを利用して未決済の注文情報についての決済を行うようにしたが、現金等で決済を行うようにしてもよい。また、店舗に設置されているクレジットカード決済のための装置や、電子マネー決済のための装置を用いて、ユーザが退店時に提示するクレジットカードや電子マネー等を用いて、ユーザAが居る店舗内で決済を行ってもよい。これらの場合、決済部105は、店舗で現金による決済等が行えるようにするために、第一店舗識別子で識別される店舗の店舗装置3に、上記の合計金額の情報や、注文したユーザのユーザ識別子等の情報を送信し、受信した店舗装置3が、合計金額等を有する請求書等を発行(例えば、印刷)できるようにしてもよい。現金で決済を行う場合、ユーザ識別子としては、テーブル識別子等のユーザの店舗内位置情報があれば、支払いを行うユーザを特定できるため、ユーザアカウント等は省略してもよい。
(具体例2)
上記具体例においては、注文受信部103が受信した注文情報が有する店舗識別子が、注文受信部103が注文情報に対応づけて受信した第一店舗識別子でない場合に行う第二決済処理を、このような注文情報を受信するごとに行うようにしたが、第二決済処理を、第一店舗識別子でない店舗識別子を有する注文情報を受信するごとに行わないようにしてもよい。以下このような具体例2について、具体例1を利用して説明する。ここでは、図3に示したフローチャートを用いて説明したように、第一決済処理と第二決済処理とを同じタイミングで行う例について説明する。ただし、ここでは、第一決済処理と第二決済処理とを異なる決済手段で行う場合について説明する。
例えば、上記の具体例1において、注文受信部103が受信した注文情報が有する店舗識別子が、注文受信部103が注文情報に対応づけて受信した第一店舗識別子と異なると判断した場合に、この注文情報について第二決済処理を行う代わりに、この注文情報も、注文受信部103が受信した注文情報が有する店舗識別子が、注文受信部103が注文情報に対応づけて受信した第一店舗識別子と同じである場合と同様に、図8(a)に示すような未決済注文管理表に新たなレコードとして追記する。
例えば、上記の具体例1のように、注文受信部103が、商品識別子「RM05」と、店舗識別子「F102」と、金額情報「800円」と、数量情報「1」と、ユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」と、テーブル識別子「T51」と、を有する注文情報を、第一店舗識別子「F101」と対応付けて受信したとすると、決済部105は、この注文情報を店舗識別子「F102」が示す店舗の店舗装置3に送信するとともに、この注文情報に対応するレコードを、図8(a)に示した未決済注文管理表に追記する。
そして、具体例1のように他の注文が行われた後、ユーザ端末2aの端末送信部205が、ユーザの操作に応じて、上記と同様のユーザアカウント「A101」と、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子「F101」と、ユーザの店舗内位置情報であるテーブル識別子「T51」とを有するユーザ退店情報を、情報処理装置1に送信したとし、情報処理装置1の図示しない受付部が、このユーザ退店情報を受信したとする。
図9は、ユーザ退店情報の受信時に注文格納部107に格納されている未決済注文情報を管理する未決済注文管理表を示す図である。
決済部105は、情報処理装置1の図示しない受付部が受信したユーザ退店情報が有するユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」で識別されるユーザAについて、第一決済処理および第二決済処理を行うタイミングであると判断し、第一決済処理および第二決済処理を行う。
決済部105は、例えば、以下のように第一決済処理を行う。決済部105は、図9に示す未決済注文管理表において、「店舗ID」が、ユーザ退店情報が有する第一店舗識別子「F101」と一致し、かつ、「アカウント」が、それぞれ、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子であるユーザアカウントと一致するレコード(行)をすべて検出する。そして、検出した各レコードについて、それぞれ、「金額」の値と、「数量」の値とを乗算して、各レコードに対応する注文ごとの商品の金額を取得する。そして、すべてのレコードについて取得した金額を合計して、合計金額を取得する。そして、ユーザAが、合計金額を、ユーザ退店情報が有する第一店舗識別子「F101」が示す店舗に支払うための決済処理を行う。この具体例では、決済部105は、具体例1のようにユーザアカウントと対応付けられたクレジットカード情報を用いて決済処理を行う代わりに、注文情報から算出した合計金額と、退店するユーザAのユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」と、ユーザAの店舗内位置情報であるテーブル識別子「T51」とを、第一店舗識別子「F101」に対応する店舗装置3に送信する。そして、第一店舗識別子「F101」が示す店舗Pの店員が、第一店舗識別子「F101」に対応する店舗装置3において表示または印刷される請求書の情報と、テーブル識別子「T51」とを利用して、店舗P内に居るテーブル識別子「T51」が示すテーブルにいるユーザAが現金による決済を行うようにする。
また、決済部105は、以下のようにして、第二決済処理を行う。決済部105は、図9に示す未決済注文管理表において、「店舗ID」が、図示しない受付部が受信したユーザ退店情報が有する第一店舗識別子「F101」と一致せず、かつ、「ユーザID」が、それぞれ、受信したユーザ退店情報が有するユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」と一致するレコード(行)をすべて検出する。そして、検出した各レコードについて、それぞれ、「金額」の値と、「数量」の値とを乗算して、各レコードに対応する注文された商品の金額を取得する。さらに、検出した各レコードを、「店舗ID」の値が一致するもの同士でグループ化し、グループごとに、それぞれのグループに含まれるレコードについて取得した金額を合計して合計金額を取得する。例えば、「店舗ID」の値が「F102」であるグループについて合計金額「2600円」を取得し、「店舗ID」の値が「F115」であるグループについて合計金額「2000円」を取得したとする。
そして、決済部105は、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子であるユーザアカウント「A101」に対応するクレジットカード番号を、上記と同様に取得し、このクレジットカード番号を用いて、ユーザAが、店舗識別子「F102」が示す店舗に、上記の合計金額「2600円」を支払うための決済処理と、ユーザAが、店舗識別子「F115」が示す店舗に、上記の合計金額「2000円」を支払うための決済処理と、を行う。これにより、ユーザAについて第一決済処理と第二決済処理とを同じタイミングで行うとともに、異なる決済手段で行うことができる。
なお、上記の具体例2において、第一決済処理と、第二決済処理とを行う代わりに、以下のような決済処理を行うようにしてもよい。
例えば、上記で第一決済処理を行うために取得した第一店舗識別子「F101」が示す店舗について取得した合計金額と、第二決済処理を行うために「店舗ID」の値が「F102」であるグループについて取得した合計金額「2600円」と、「店舗ID」の値が「F115」であるグループについて取得した合計金額「2000円」とを、合計して、総合計金額を算出する。そして、決済部105は、ユーザ退店情報が有するユーザアカウント「A101」に対応するクレジットカード番号を、上記と同様に取得し、このクレジットカード番号を用いて、ユーザAが、第一店舗識別子「F101」が示す店舗に、上記の総合計金額を支払うための決済処理を行う。さらに、決済部105は、第一店舗識別子「F101」が示す店舗から、店舗識別子「F102」が示す店舗に、上記の合計金額「2600円」を支払うための決済処理と、第一店舗識別子「F101」が示す店舗から、店舗識別子「F115」が示す店舗に、上記の合計金額「2000円」を支払うための決済処理と、を行うようにしてもよい。ここでの店舗間で行われる決済処理に用いられる店舗に対応するクレジットカード番号等の情報や、それぞれの店舗が利用する銀行口座等の口座間で合計金額を送金するために用いられる各店舗の口座番号等の情報は、例えば、店舗識別子と対応付けて、情報処理装置1の図示しない格納部等に予め格納しておくようにして、適宜、店舗識別子を用いて読み出すようにすればよい。
なお、決済部105が注文情報を注文格納部107に蓄積する際に、注文情報と対応付けて受信した第一店舗識別子を、注文情報と対応付けて蓄積するようにし、上記の第一決済処理において、図9に示した未決済注文管理表で管理されている注文格納部107に格納された注文情報の中から、ユーザ退店情報が有する第一店舗識別子と一致する店舗識別子を有する注文情報であって、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子と一致するユーザ識別子を有する注文情報を、すべて検出する代わりに、注文格納部107に格納された注文情報の中から、注文情報に対応付けられた第一店舗識別子と一致する店舗識別子を有する注文情報であって、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子と一致するユーザ識別子を有する注文情報を、すべて検出するようにしてもよい。同様に、上記の第二決済処理において、図9に示した未決済注文管理表で管理されている注文格納部107に格納された注文情報の中から、ユーザ退店情報が有する第一店舗識別子と一致しない店舗識別子を有する注文情報であって、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子と一致するユーザ識別子を有する注文情報を検出する代わりに、注文格納部107に格納された注文情報の中から、注文情報に対応付けられた第一店舗識別子と一致しない店舗識別子を有する注文情報であって、ユーザ退店情報が有するユーザ識別子と一致するユーザ識別子を有する注文情報をすべて検出するようにしてもよい。この場合、例えば、ユーザ退店情報は、第一店舗識別子を有していなくてもよい。
以上、本実施の形態によれば、一の店舗に居ながら他の店舗の商品を注文することができ、柔軟な商品の注文を実現することができる。
なお、上記実施の形態においては、ユーザ端末2が、スマートフォン等の端末装置である場合を例に挙げて説明したが、ユーザ端末2は、各店舗に予め設定されているいわゆるメニュー端末(図示せず)であってもよい。メニュー端末とは、例えば、集合メニューが予め格納された端末装置であって、この集合メニューを表示し、表示した集合メニューのメニュー項目に対する指定等を受け付けることで注文情報を情報処理装置1に送信可能な端末装置である。なお、ユーザ端末2としてメニュー端末を用いる場合、各メニュー端末には、上記実施の形態において説明したような第一店舗識別子と対応付けられた集合メニューのうちの、メニュー端末が設置されている店舗の店舗識別子と一致する第一店舗識別子と対応付けられた集合メニューが、予め格納されているようにすることが好ましい。この場合、上記実施の形態において説明したような、ユーザ端末2が、集合メニューを情報処理装置1から取得するための構成等は省略してもよい。
なお、ユーザ端末2として、メニュー端末を用いる場合、店舗に入店したユーザが、店舗で利用するテーブル識別子等の店舗内位置情報を入力するようにして、入力された情報が図示しない格納部等に格納されるようにしてもよいが、メニュー端末が設置されている店舗内位置情報(例えば、メニュー端末が設定されているテーブルのテーブル識別子等)が、予めメニュー端末に格納されているようにすることが好ましい。また、メニュー端末は、入店したユーザのユーザ識別子等を受け付けて蓄積するようにしてもよい。
なお、上記実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段(注文受信部および要求受信部など)は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
なお、上記実施の形態における情報処理装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信部と、注文受信部が受信した注文情報を、第一店舗識別子と共に、注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置に送信する注文送信部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には含まれない。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図10は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態による情報処理装置を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図10において、コンピュータシステム900は、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図11は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図11において、コンピュータ901は、CD-ROMドライブ905に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANへの接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態による情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM921に記憶されて、CD-ROMドライブ905に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD-ROM921、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態による情報処理装置の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる情報処理装置は、商品の注文を処理する装置等として適しており、特に、複数の店舗についての注文を処理する装置等として有用である。
1 情報処理装置
2、2a ユーザ端末
3 店舗装置
101 メニュー格納部
102 メニュー送信部
103 注文受信部
104 注文送信部
105 決済部
106 要求受信部
107 注文格納部
201 端末受信部
202 端末格納部
203 端末表示部
203a モニタ
204 端末受付部
205 端末送信部
1000 情報処理システム

Claims (9)

  1. 2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信部と、
    前記注文受信部が受信した注文情報を、前記第一店舗識別子と共に、当該注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置に送信する注文送信部とを具備する情報処理装置。
  2. 2以上のうちのいずれかの店舗識別子に対応付いている集合メニューが格納されているメニュー格納部と、
    前記ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付いている集合メニューを、前記ユーザのユーザ端末に送信するメニュー送信部とをさらに具備する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記注文受信部が受信した注文情報に対応する決済に関する決済処理を行う決済部をさらに具備し、
    前記決済部は、
    前記第一店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する第一決済処理と、前記第一店舗識別子とは異なる店舗識別子に対応付いているメニュー項目に対応する注文情報に対応する決済処理であって、第一決済処理とは、異なる決済処理である第二決済処理とを行う請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  4. 前記第一決済処理と前記第二決済処理とは、決済のタイミングが異なる請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記第一決済処理と前記第二決済処理とは、決済手段が異なる請求項3または請求項4記載の情報処理装置。
  6. 前記決済部は、
    2以上の各店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、店舗ごとの合計金額を算出し、店舗識別子ごとに決済処理を行う請求項1または請求項2記載の情報処理装置。
  7. 前記決済部は、
    一のユーザに対応する2以上の注文情報に対応する金額情報を用いて合計金額を算出し、前記第一店舗識別子で識別される店舗に、当該合計金額が示す金額が入力されるための決済処理を行い、かつ前記第一店舗識別子以外の店舗識別子に対応する1以上の注文情報に対応する金額情報を用いて、前記第一店舗識別子で識別される店舗から前記店舗識別子で識別される店舗に、前記金額情報が示す金額が支払われるための決済処理を行う、請求項1から請求項3いずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 注文受信部と、注文送信部とを用いて行われる情報処理方法であって、
    前記注文受信部が、2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信ステップと、
    前記注文送信部が、前記注文受信ステップで受信した注文情報を、前記第一店舗識別子と共に、当該注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置に送信する注文送信ステップとを具備する情報処理方法。
  9. コンピュータを、
    2以上の店舗のうちのいずれかの店舗を識別する店舗識別子に対応付いている2以上のメニュー項目を含む集合メニューから、一のメニュー項目に対応する注文情報を、ユーザが居る店舗を識別する第一店舗識別子に対応付けて受信する注文受信部と、
    前記注文受信部が受信した注文情報を、前記第一店舗識別子と共に、当該注文情報に対応するメニュー項目に対応する店舗識別子に対応する店舗装置に送信する注文送信部として機能させるためのプログラム。
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