JP2022026876A - 合成床版及びそれを用いた鋼橋 - Google Patents

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一慶 土井
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Abstract

【課題】コンクリートと鋼材との付着性を改善し劣化を抑制することが可能な合成床版及びそれを用いた鋼橋を提供する。【解決手段】底鋼板10とコンクリート層30よりなる合成床版において、底鋼板10とコンクリート層30の界面に付着材層20を設け、付着材層20のタフネスが5000N・m2以上で、せん断強度が0.5N/mm2以上とし、例えば、付着材層20に、ポリマーセメント系塗料やクロロプレンゴム系接着剤を塗布して形成することで、付着材層20の付着性を高めると共に止水性を高め、合成床版及びそれを用いた鋼橋の寿命を延ばすことが可能となる。【選択図】図2

Description

本発明は、鋼橋の経年劣化を抑制する技術であって、特に合成床版を用いるような鋼材とコンクリートとの界面での剥離を抑制する技術に関する。
近年、鋼橋など鋼板とコンクリートを用いた構造物において、経年劣化などが問題となり補修や作り直しが必要だとされている。特に車両が通過することによって繰り返し荷重のかかる合成床版においては、合成床版の底鋼板とコンクリートが、その界面で剥離するなどの問題が発生していることが確認されている。これはコンクリートと鋼板の付着強度が小さく界面で剥離しやすいためで、コンクリートに生じた微細なひび割れから浸入した水分や塩分が影響して合成床版の耐久性を低下させている。こうした鋼材とコンクリートの剥離に対応する技術としては、例えば特許文献1や特許文献2の様な技術が提案されている。
特許文献1には、鋼製床版に関する技術が開示されている。鋼製床版は、鉄板などの基板に、カルボキシ変性スチレンブタジエン共重合体と、メタクリル酸シクロヘキシルースチレン共重合体と、脂肪酸石けんとを成分とする複合ポリマーエマルジョンに、酸化ケイ素と、酸化カルシウムと、酸化鉄と、亜鉛華と、グリシンなどを成分とする主剤を混合して得られる塗装剤を塗布することによって5mm程度の厚みの塗装層が設けられ、これをプライマーとしてその表面に舗装される貼付用アスファルト又はコンクリートとの接着性を増強している。
特許文献2には、合成床版及びそれを用いた橋梁に関する技術が開示されている。合成床版は底鋼板、付着材、コンクリートを備えており、合成床版の上面に付着材が塗布されて、コンクリートが充填されている。付着材の厚さは10μm~1000μm程度で、好ましくは50μm~500μm程度となる様に形成されている。これによって、従来使用されていたスタッドジベルなどに代表されるズレ止めの数を減らすことができ、その結果施工コストの削減を図ることに貢献している。
特開平11-229305号公報 特開2011-106117号公報
このように鋼板とコンクリートの間に接着性を発揮する付着材を用いることで鋼板とコンクリートとの接着性を高めているが、特許文献1及び特許文献2に開示される技術では、繰り返し荷重がかかる合成床版の経年による劣化が問題となる。加えて近年は冬季に融雪剤が撒かれるなど、鋼橋の使用環境がより厳しくなっている。出願人は鋼材とコンクリートとの界面に滞水が出来てそこを起点として劣化が進行するケースを確認しており、様々な接着剤等をテストして鋼材とコンクリートとの付着性の改善について実験を行った。その結果、界面における止水性を向上させるためには、界面に形成される付着材層のタフネスが大切であるという知見を見出した。
そこで、本発明はこの様な課題を解決し、コンクリートと鋼材との付着性を改善し劣化を抑制することが可能な合成床版及びそれを用いた鋼橋の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の一態様による合成床版は、以下のような特徴を有する。
(1)鋼材とコンクリートよりなる合成床版において、
前記鋼材と前記コンクリートの界面に付着材層を設け、
該付着材層のタフネスが5000N・m以上で、せん断強度が0.5N/mm以上であること、
を特徴とする。
(2)(1)に記載の合成床版において、
前記付着材層は、ポリマーセメント系又はクロロプレンゴム系の塗料又は接着剤を用いて形成されていること、
が好ましい。
(3)(1)又は(2)に記載の合成床版において、
前記鋼材が底鋼板であり、後に打設される前記コンクリートと前記底鋼板の間に付着材層が形成されていること、
が好ましい。
(4)(1)又は(2)に記載の合成床版において、
前記鋼材が側鋼板であり、後に打設される前記コンクリートと前記側鋼板の間に付着材層が形成されていること、
が好ましい。
上記(1)に記載の態様によって、鋼材とコンクリートの界面に形成された付着材層は、タフネスが5000N・m以上でせん断強度が0.5N/mm以上となるように形成されることで、鋼材とコンクリートとの付着性を改善して劣化を抑制することができる。これは、例えば(2)に示すようなポリマーセメント系塗料やクロロプレンゴム系接着剤を用いることで、付着材層のタフネスと止水性を高めることが出来る。出願人の実験によれば、ポリマーセメント系塗料やクロロプレンゴム系接着剤を用いて付着材層を構成し、タフネスが5000N・m以上であり、せん断強度が0.5N/mm以上となる付着材層を形成することで、長期間にわたって界面の付着切れを抑制でき、界面に滞水ができることを防ぐ事が期待出来ることが分かった。
このような付着材層は、上記(3)又は(4)の態様に示すように底鋼板の上面や側鋼板の壁面に使うことができ、それぞれ合成床版の寿命を延ばすことに貢献できる。そして、付着材層に要求されるのは、タフネスが5000N・m以上であり、せん断強度が0.5N/mm以上となる性能であり、付着材層を形成するのはこうした性能を満足しうる接着剤又は塗料であることが好ましい事を確認した。これにより、結果的に合成床版の寿命を延ばすことが可能となる。
また、前記目的を達成するために、本発明の別の態様による鋼橋は、以下のような特徴を有する。
(5)鋼材とコンクリートよりなる合成床版を有する鋼橋において、
前記鋼材と前記コンクリートの界面に付着材層を設け、
該付着材層のタフネスが5000N・m以上で、せん断強度が0.5N/mm以上であること、
を特徴とする。
(6)(5)に記載の鋼橋において、
前記付着材層は、ポリマーセメント系又はクロロプレンゴム系の塗料又は接着剤を用いて形成されていること、
が好ましい。
上記(5)に記載の態様によって、(1)に記載の合成床版を鋼橋に採用することとなり、結果的に鋼橋の寿命を延ばすことに貢献することが可能である。また、合成床版における鋼材とコンクリートとの界面には、(6)に記載の態様のように、ポリマーセメント系又はクロロプレンゴム系の塗料又は接着剤を用いることで、付着材層のタフネスが5000N・m以上でせん断強度が0.5N/mm以上となることを確認しており、そうして形成された付着材層の寿命を延ばすことで、結果的に鋼橋の寿命の延長に貢献することが可能となる。
本実施形態の、合成床版の模式図である。 本実施形態の、合成床版の拡大断面図である。 (a)本実施形態の、供試体の概要について説明する模式側面図である。(b)本実施形態の供試体の概要について説明する模式断面図である。 本実施形態の、試験方法に関する模式図である。 本実施形態の、せん断強度とタフネスに関する相関図である。 本実施形態の、せん断弾性係数の比較図である。
まず、本発明の実施形態について、図面を用いて説明を行う。図1に、本実施形態の、合成床版の模式図を示す。図2に、合成床版の拡大断面図を示す。合成床版100は、鋼橋90に用いられる複数の主桁50の上に配置された底鋼板10と、リブ11と、この底鋼板10の上面に塗布されて形成された図2に示される付着材層20と、この付着材層20の上に充填され打設されたコンクリート層30とを備える。コンクリート層30の上には防水層35と舗装40が設けられている。
底鋼板10の表面はスタッドシベル12等が設けられており、その表面には無機ジンクリッチプライマーか無機ジンクリッチペイントが施されている。その上面に塗布される付着材層20は、ポリマーセメント系塗料又はクロロプレンゴム系接着剤が用いられていることが好ましい。付着材層20は800~1000g/m程度の量の吹き付けによる施工が好ましいが、その素材の特性応じて塗布量を増量することができる。なお、付着材層20の形成において刷毛やローラーを用いた施工を用いる事を妨げない。また、図2には示していないが壁高欄70を構成する側鋼板60とその内側に形成された壁面コンクリート65の間にも付着材層20を設けることを妨げない。
なお、本実施形態では、ポリマーセメント系塗料には、大日本塗料株式会社製のエバーコンを用いている。また、クロロプレンゴム系接着剤には、DIABOND社製ダイアボンドCK370シリーズのうちスプレータイプを使用している。もちろん、発明の趣旨の範囲内でこれ以外の塗料や接着剤を用いることを妨げない。
このような付着材層20を設けることによって得られる効果について検証した実験概要について、次に説明する。図3(a)に、供試体の概要について説明する模式側面図を示す。(b)に供試体の概要について説明する模式断面図を示す。図3(b)は、図3(a)のAA断面を示している。
供試体200は、略羽子板状に加工された鋼板110と、その上に形成されたコンクリート体130と、その間に形成されている付着材層120よりなる。供試体200は4種類用意され、弾性型水性アクリルエマルジョン系塗料を塗布することで付着材層120を形成した第1供試体200A、ポリマーセメント系塗料を塗布することで付着材層120を形成した第3供試体200C、クロロプレンゴム系接着剤を塗布することで付着材層120を形成した第4供試体200D、そして基準となる付着材層120を設けていない第2供試体200Bである。
したがって、第2供試体200Bのみ付着材層120を有してはいない。なお、特に区別せず供試体200とした場合には、第1供試体200A乃至第4供試体200Dのいずれも、或いはいずれか1つを指すものとする。
これらの供試体200のうち、第2供試体200Bを除く第1供試体200A、第3供試体200C、第4供試体200Dの製作手順について説明する。
略羽子板状に加工された鋼板110は、一般構造用圧延板SS400を採用して、その表面をISOSa2.5のグレードでブラスト処理したものを用いている。ブラスト処理後の鋼板110上には、凸部110aを避けた所定の場所に、前述した塗料又は接着剤をそれぞれ刷毛で塗布することで付着材層120を形成した後、室温20℃、相対湿度60%の条件で1週間室内養生を行った。
その後に、鋼板110上に水セメント比50%の普通コンクリートを打設してコンクリート体130を形成する。その後、20℃、相対湿度60%の条件で封かん養生を行い、赤色の染料で色を付けた色水の中に材齢28日まで浸漬した。その後、20℃、相対湿度60%の室内で14日間気中養生して供試体200としている。なお、第2供試体200Bは、塗料又は接着剤を塗布して養生を行う行程を省いて作成している。
図4に、試験方法に関する模式図を示す。供試体200は、略コの字断面の治具310の内部に配置される。治具310の内部にはベース311と隙間板312が設けられており、ベース311の上に供試体200を配置し、その上に支圧板315を配置している。他方、供試体200の側方にはジャッキ機構320が配置され、供試体200に対して側方から位置調整が出来る構造となっている。
支圧板315の両端部分は、治具310の上部に引っかかる構造となっている。また、支圧板315にはその中央に供試体200の鋼板110が貫通する孔が設けられ、治具310内に配置された際に、供試体200の鋼板110の凸部110aが挿通されて、凸部110aの上部から50kNの万能試験機によって引っ張り上げられるような力がかかる構成となっている。
鋼板110のコンクリート体130との接触する面積、すなわち付着材層を形成するために塗料又は接着剤を塗布する面積は100mm×100mmの範囲とした。これにあわせてコンクリート部130の大きさは、一辺が100mmの立方体となるような大きさに設定されている。また、ポリマーセメント系塗料の塗布量は1000g/mとし、弾性型水性アクリルエマルジョン系塗料は1350g/mとし、クロロプレンゴム系接着剤は800g/mとしている。
このような治具310を用いて供試体200の鋼板110とコンクリート体130とのずれ量を測定することで、供試体200の一面せん断強度(N/mm)及びタフネス(N・m)を求めている。ここでタフネスとは、供試体200に対してかかる荷重と変形量の積から求められる数値であり、供試体200が完全に破壊されるまでに吸収するエネルギー量のことである。また、同時にコンクリート体130と鋼板110の界面止水性について、封かん養生時に用いた色水の浸透状況を確認している。図5に、せん断強度とタフネスに関する相関図を示す。図6に、せん断弾性係数の比較を示す。図5及び図6の凡例は共通した記号を使用している。三角は第1供試体200A、丸形が第2供試体200B、菱形は第3供試体200C、四角は第4供試体200Dの結果を示している。
これによると、クロロプレンゴム系接着剤を用いた第4供試体200Dが図5に示すようにせん断強度もタフネスも最も高い結果を示している。また、図6に示すようにせん断弾性係数に関しても最も高かった事を示している。次に優れた結果を示したのがポリマーセメント系塗料を用いた第3供試体200Cである。これらは比較のために用意した、付着材層120を備えない第2供試体200Bと比べて何れも良好な結果を示しており、一方でせん断強度及びタフネス共に低かったのは弾性型水性アクリルエマルジョン系塗料を用いた第1供試体200Aであった。
また、止水性については、目視による色水の着色状況から、弾性型水性アクリルエマルジョン系塗料を用いた第1供試体200Aの界面の端部付近の着色量が多く、止水性が低いことがうかがえた。一方で、第2供試体200B、第3供試体200C、及び第4供試体200Dは何れも殆ど着色が確認できず、止水性が確認できた。したがって、ポリマーセメント系塗料やクロロプレンゴム系接着剤を用いた付着材層20によって、底鋼板10とコンクリート層30との良好な界面状態を維持することが期待できる。
本実施形態の合成床版100又は鋼橋90は上記構成であるため、以下に示すような作用及び効果を奏する。
まず、本実施形態の効果として、底鋼板10とコンクリート層30との付着性を向上させることが可能であり、繰り返し荷重のかかる鋼橋90に用いた合成床版100における劣化を抑制できる点が挙げられる。これは、底鋼板10とコンクリート層30よりなる合成床版100において、底鋼板10とコンクリート層30の界面に塗布されて形成された付着材層20を設け、付着材層20に、タフネスが5000N・m以上でせん断強度が0.5N/mm以上となるような塗料又は接着剤(ポリマーセメント系塗料又はクロロプレンゴム系接着剤)を用いること、を特徴とするためである。
例えばクロロプレンゴム系接着剤を800~1000g/m程度吹き付ける施工によって付着材層20を形成し、養生後にその上にコンクリート層30を打設することで、コンクリート層30と底鋼板10との付着性を向上することが可能となる。そして、上述した実験によって止水性が確認され、付着材層20を形成しない場合よりも高いせん断強度及びタフネスが得られることで、繰り返し荷重のかかる合成床版100での界面における付着切れを防ぐことが期待できる。
具体的には、図5に示すように、供試体を作ってテストをした場合に、タフネスが5000N・m以上で、せん断強度が0.5N/mmを満足できる塗料又は接着剤を用いて形成した付着材層20を用意できることが望ましい。特にタフネスが高くなるほど底鋼板10とコンクリート層30とのせん断ずれに対して粘り強く抵抗し、止水性を確保することが期待出来る。
クロロプレンゴム系接着剤を用いた付着材層20は、上述した実験結果における界面の破壊形態がコンクリート体130の一部凝集破壊であった。このことは、鋼板110とコンクリート体130の界面における付着性の高さを示しており、破断までの抵抗が強く、付着材層120が粘りを有していることからせん断ずれに対する追従性も高いと考えられる。ポリマーセメント系塗料を用いた場合にも良好な結果を得られたことから、このいずれかの接着剤を用いて付着材層20を形成することで、結果的に鋼橋90の寿命を長くすることが期待出来る。また、付着材層20の形成にあたっても、刷毛塗りや吹き付け塗装による施工が可能である為、施工性も良好である。
ポリマーセメント系塗料及びクロロプレンゴム系接着剤について,複数の試験を行った結果、全般的な傾向として付着材層20のせん断強度が高くてもタフネスに欠ける結果となる接着剤や、タフネスに富んでいてもせん断強度が弱い結果となる接着剤では、鋼橋90の変形に伴ってコンクリート層30と底鋼板10とが剥離する懸念がでてくることが分かった。したがって、よりタフネスに富み、せん断強度を高くできる塗料又は接着剤を採用することが望ましい。そして、タフネスが5000N・m以上でせん断強度が0.5N/mm以上となるような塗料又は接着剤であれば、付着材層20の寿命を伸ばすことが期待出来ることが好ましい。
以上、本発明に係る合成床版100及びそれを用いた鋼橋90に関する説明をしたが、本発明はこれに限定されるわけではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。例えば、付着材層20の形成にあたって、刷毛塗りや吹き付けによる施工としているが、これ以外の方法を用いることを妨げない。例えば、刷毛の代わりにローラーなどを用いて塗布する方法でも良い。また、付着材層20にはポリマーセメント系塗料やクロロプレンゴム系接着剤を用いることを推奨しているが、ポリマーセメント系接着剤やクロロプレンゴム系塗料を用いても良いし、よりせん断弾性係数が高くタフネスが高い塗料又は接着剤を用いることを妨げない。或いはガラス繊維などを追加してせん断係数やタフネスを高くすることを妨げない。
また、本実施形態では底鋼板10及び側鋼板60の両方を採用している構成を示しているが、側鋼板60を用いていない合成床版に本発明を適用することを妨げない。
10 底鋼板
20 付着材層
30 コンクリート
90 鋼橋
100 合成床版

Claims (6)

  1. 鋼材とコンクリートよりなる合成床版において、
    前記鋼材と前記コンクリートの界面に付着材層を設け、
    該付着材層のタフネスが5000N・m以上で、せん断強度が0.5N/mm以上であること、
    を特徴とする合成床版。
  2. 請求項1に記載の合成床版において、
    前記付着材層は、ポリマーセメント系又はクロロプレンゴム系の塗料又は接着剤を用いて形成されていること、
    を特徴とする合成床版。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の合成床版において、
    前記鋼材が底鋼板であり、後に打設される前記コンクリートと前記底鋼板の間に付着材層が形成されていること、
    を特徴とする合成床版。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の合成床版において、
    前記鋼材が側鋼板であり、後に打設される前記コンクリートと前記側鋼板の間に付着材層が形成されていること、
    を特徴とする合成床版。
  5. 鋼材とコンクリートよりなる合成床版を有する鋼橋において、
    前記鋼材と前記コンクリートの界面に付着材層を設け、
    該付着材層のタフネスが5000N・m以上で、せん断強度が0.5N/mm以上であること、
    を特徴とする鋼橋。
  6. 請求項5に記載の鋼橋において、
    前記付着材層は、ポリマーセメント系又はクロロプレンゴム系の塗料又は接着剤を用いて形成されていること、
    を特徴とする鋼橋。
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