JP2022026507A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体収容部から液体吐出部へチューブを介して液体を供給する構成の画像記録装置において、装置の小型化と、液体吐出部を移動させるキャリッジの動作の安定化とを両立させることができる技術を提供する。【解決手段】記録媒体に向けて液体を吐出する記録ヘッド22を支持し、走査方向に往復移動するキャリッジ21と、液体を収容する液体収容部6と、記録ヘッド22と液体収容部6との間を連結し、液体収容部6から記録ヘッド22へ液体を供給するチューブ5であって、走査方向に延びる第1部分5aと、第1部分5aの上方において走査方向に延びる第2部分5bと、含むチューブ5と、第1部分5aを支持する、装置本体に固定された支持部10と、を備える画像記録装置1において、支持部10において第2部分5bの下方で第2部分5bと対向する位置に回転体104を備える。【選択図】図7
Description
本発明は、記録媒体に液体を吐出して記録媒体に画像を記録する画像記録装置に関するものである。
従来から、記録ヘッドから吐出液体としてインクを吐出させて記録媒体に画像の記録を行うインクジェット記録方式を用いたプリンタ(画像記録装置)として、記録ヘッド(液体吐出部)とインクタンク(液体収容部)が分離した構成が知られている。このような構成のプリンタにおいて、インクタンクからチューブ等を用いて記録ヘッドにインクを供給する方式を用いているものが知られている。この方式では、記録ヘッドを保持するキャリッジの走査方向への往復移動時に、インク供給チューブ(以下:チューブ)を屈曲させてキャリッジ動作に対して円滑に追従させなくてはならない。また同時に、チューブがキャリッジの走行面に垂れ下がったり、暴れたりすることがないように、チューブの動きを規制する必要がある。
例えば、特許文献1では、チューブは、キャリッジから前後方向に這い回され、回動支持ワイヤによって下方から支持されており、画像記録装置の他の部分に接触することを防止している。また、特許文献2では、キャリッジからのチューブの這い回しを上下方向に這い回すことで、前後方向におけるチューブの設置スペースを削減できている。そして、チューブはホルダスライダを用いてチューブガイドシートで支持されているため、キャリッジの移動により暴れることが抑制されている。
しかし、特許文献1で提案されている構成では、キャリッジの移動に連動してチューブが移動することで支持ワイヤが揺動する。そのとき、チューブ把持部や把持部近傍の部分が装置の筐体に引っかかってしまう場合がある。
また、特許文献2で提案されている構成では、キャリッジがメンテナンス部と対向する位置において長期間放置された場合に、チューブガイドシートからチューブが垂れ下がり、キャリッジの移動を妨げる場合がある。
本発明は、液体収容部から液体吐出部へチューブを介して液体を供給する構成の画像記録装置において、液体吐出部を移動させるキャリッジの動作を安定させることができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の画像記録装置は、
液体を吐出する記録ヘッドを支持し、走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記記録ヘッドへ供給される液体を収容する液体収容部と、
前記記録ヘッドと前記液体収容部との間を連結し、前記液体収容部から前記記録ヘッドへ液体を供給するチューブであって、前記走査方向に延びる第1の部分と、前記第1の部
分の上方において前記走査方向に延びる第2の部分と、含むチューブと、
前記第1の部分を支持する、装置本体に固定された支持部と、
を備える画像記録装置において、
前記支持部において前記第2の部分の下方に位置し前記第2の部分と対向する位置に設けられる回転体を備えることを特徴とする。
液体を吐出する記録ヘッドを支持し、走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記記録ヘッドへ供給される液体を収容する液体収容部と、
前記記録ヘッドと前記液体収容部との間を連結し、前記液体収容部から前記記録ヘッドへ液体を供給するチューブであって、前記走査方向に延びる第1の部分と、前記第1の部
分の上方において前記走査方向に延びる第2の部分と、含むチューブと、
前記第1の部分を支持する、装置本体に固定された支持部と、
を備える画像記録装置において、
前記支持部において前記第2の部分の下方に位置し前記第2の部分と対向する位置に設けられる回転体を備えることを特徴とする。
本発明によれば、液体収容部から液体吐出部へチューブを介して液体を供給する構成の画像記録装置において、液体吐出部を移動させるキャリッジの動作を安定させることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施形態に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨のものではない。
<実施例>
図1は、本発明の実施例に係るインクジェット記録方式を用いたプリンタであるインクジェット記録装置1の概要を示す模式的斜視図である。インクジェット記録装置1(以下、記録装置1)は、記録媒体(記録材)に向けて液体としてのインクを吐出することで記録媒体に所望の画像を形成、記録する液体噴射式の画像記録装置である。記録装置1は、記録ユニット2に保持されインクを吐出する記録ヘッド22(図2(c)参照)と、記録ヘッド22へインクを供給するチューブ5、そしてインクを収容する液体収容部としてのインクタンク6を持つ。記録ユニット2は、記録ヘッド22と、記録ヘッド22を搭載して移動するキャリッジ21と、を含む。
図1は、本発明の実施例に係るインクジェット記録方式を用いたプリンタであるインクジェット記録装置1の概要を示す模式的斜視図である。インクジェット記録装置1(以下、記録装置1)は、記録媒体(記録材)に向けて液体としてのインクを吐出することで記録媒体に所望の画像を形成、記録する液体噴射式の画像記録装置である。記録装置1は、記録ユニット2に保持されインクを吐出する記録ヘッド22(図2(c)参照)と、記録ヘッド22へインクを供給するチューブ5、そしてインクを収容する液体収容部としてのインクタンク6を持つ。記録ユニット2は、記録ヘッド22と、記録ヘッド22を搭載して移動するキャリッジ21と、を含む。
記録装置1において、記録媒体カセット(不図示)に積載された記録媒体Pは、給紙ローラ(不図示)により一枚ずつ給送され、搬送ローラ7とピンチローラ(不図示)の間に送り込まれる。記録媒体Pは、搬送ローラ7とピンチローラに挟持されながら搬送方向(-Y方向)に沿って、記録ヘッド22と対向する位置まで搬送される。記録媒体Pは、プラテン8に下方から支持されながら、レール3を往復移動するキャリッジ21に搭載された記録ヘッド22により印字される。キャリッジ21(記録ユニット2)が、記録媒体Pの搬送方向と交差(直交)する走査方向(X方向)に往復移動し、一往復で所定のライン数の画像を記録媒体P上に記録する。記録媒体Pは、次に画像が記録されるべきライン領域が記録ユニット2のインク吐出口下方に位置するように、搬送ローラ7とピンチローラによって搬送方向に搬送される。そして、記録媒体Pは、排紙ローラ(不図示)と拍車(不図示)の間に送り込まれ、排紙トレイ(不図示)に排紙される。
記録装置1は、記録ヘッド22の吐出性能を維持または回復するために吸引キャップ4
を有し、印字指令を待つ待機状態において、吸引キャップ4を記録ヘッド22へ当接させることで記録ヘッド22のノズル(不図示)の乾燥を防ぐ。また、吸引チューブ(不図示)とポンプ(不図示)により吸引キャップ4の内部空間を負圧にし、記録ヘッド22のノズルからインクを吸引することでノズルの回復動作を行う。しかし、印字終了から次の印字までの待機時間が短い場合は、記録ヘッド22は吸引キャップと当接せず、記録ヘッド22により記録動作を行う印字領域に対して、吸引キャップ4より近い位置で待機する。以下で、吸引キャップ4による回復動作を行うときのキャップ位置と、回復動作を行わずに待機するときの位置と、を総称して待機位置と称する場合がある。
を有し、印字指令を待つ待機状態において、吸引キャップ4を記録ヘッド22へ当接させることで記録ヘッド22のノズル(不図示)の乾燥を防ぐ。また、吸引チューブ(不図示)とポンプ(不図示)により吸引キャップ4の内部空間を負圧にし、記録ヘッド22のノズルからインクを吸引することでノズルの回復動作を行う。しかし、印字終了から次の印字までの待機時間が短い場合は、記録ヘッド22は吸引キャップと当接せず、記録ヘッド22により記録動作を行う印字領域に対して、吸引キャップ4より近い位置で待機する。以下で、吸引キャップ4による回復動作を行うときのキャップ位置と、回復動作を行わずに待機するときの位置と、を総称して待機位置と称する場合がある。
図2(a)は、本実施例での記録ヘッド22が印字領域上に位置しているときの、インク供給に関わる構成(これをインク供給ユニットと称する)を示した斜視図である。図2(b)は、図2(a)の上面図、図2(c)は、図2(a)の正面図をそれぞれ示す。インクタンク6は、装置本体の前面に黒インクタンク6Bと、シアンインクタンク、マゼンタインクタンク、イエローインクタンクの3種類のカラーインクタンク6Cがそれぞれ配置されており、それぞれがインクを注入するためのインク注入口を有している。ユーザは、インクをインク注入口よりインクタンク6の内部に注入することによって、インクタンク6にインクを補充することができる。インクタンク6に収容されたインクは、各色インクに対応して備えられた可撓性のチューブ5を介して記録ヘッド22へ各色のインクが供給される。なお、本発明はインクタンク6にインク注入口を有するものに限定されるものではなく、ユーザが交換可能なカートリッジタイプのインクタンクを使用する形態にも採用可能である。
図3(a)は、記録ユニット2がキャップ位置にいるときのインク供給ユニットの概略構成を示す図であり、図3(b)は、図3(a)の一部拡大斜視図である。なお、図3(a)では、インクタンク6の図示を省略している。インクタンク6とキャリッジ21(記録ヘッド22)を接続するチューブ5には、チューブホルダ14、チューブホルダスライダ13、チューブガイドシート12、チューブガイドプレート11、チューブバルブユニット10が構成されている。
チューブガイドプレート11は、記録媒体Pの搬送路上方を走査方向に跨ぐように設けられており、その上にチューブ5が配置される。チューブ5は、インクタンク6との連結部よりも、キャリッジ21との連結部が上方に位置するように、装置本体の前面から見たときに走査方向(水平方向)に倒した略U字状に這い回される。すなわち、チューブ5は、インクタンク6からキャリッジ21へ向けて、上方へ向けて屈曲するように這い回されている。具体的には、チューブ5においてインクタンク6との連結部から走査方向における一方の側に向かって延びる第1部分5aは、後述する支持部としてのチューブバルブユニット10によりチューブガイドプレート11に対して固定される。第1部分5aから湾曲して折り返し、第1部分5a上方を、走査方向における他方の側に向かって延びてキャリッジ21に連結される第2部分5bは、記録ユニット2が往復移動する際に記録ユニット2の位置に応じて撓み方が変化して姿勢が変化する。すなわち、チューブガイドプレート11は、記録ユニット2が往復移動する際、チューブ5において動かない部分(第1部分5a)を固定し、動く部分(第2部分5b)を案内する役割をしている。
記録ユニット2の待機位置は、カラーインクタンク6Cの設置位置と同じ側(他方の側)の、記録媒体Pの搬送路に対して走査方向に外れた位置にあり、チューブバルブユニット10がチューブ5を固定する位置は、搬送路上方に位置する。したがって、チューブ5は、走査方向の他方の側から搬送路上方に対して進入し、少なくとも記録ユニット2が待機位置にあるときは、搬送路上方で折り返して搬送路上方を他方の側へ向かうように、搬送路上方で這い回された姿勢となる。
チューブ5の第2部分5bは、記録ユニット2の移動により、チューブガイドプレート11に対して接触と離間とを繰り返す動作(姿勢の変化)が発生する。第2部分5bにおいて、チューブバルブユニット10に固定された一端側からキャリッジ21に連結された他端側にかけて、チューブガイドシート12が、第2部分5bの折り返し形状の外側に配置されている。すなわち、チューブガイドシート12は、第2部分5bとチューブガイドプレート11との間や、第2部分5bと記録装置1の筐体(不図示)との間に介在するように配置されている。チューブガイドシート12は、チューブ5がチューブガイドプレート11や記録装置1筐体と直接当接することを防ぎ、チューブ5の摩耗を抑制するようにガイドする。チューブガイドシート12の一端はチューブガイドプレート11に、他端は記録ユニット2(キャリッジ21)で固定されているため、記録ユニット2の往復移動に伴ってチューブ5と共にチューブガイドシート12も動くこと(姿勢の変化)ができる。
また、チューブ5には、チューブホルダ14とチューブホルダスライダ13(13a、13b)が組み付けられている。チューブホルダ14は、複数本のチューブ5を束ねるように把持するとともに、チューブ5がチューブガイドシート12と当接することを抑制し、チューブ5の摩耗を低減させている。チューブホルダスライダ13は、チューブガイドシート12が挿通される挿通部と、チューブ5を挟み込むことで保持、固定する保持部と、を有する。チューブホルダスライダ13は、チューブガイドシート12の延設方向の所定箇所において、チューブガイドシート12とチューブ5とを束ねており、チューブ5とチューブガイドシート12が記録ユニット2の往復動作によって離間することを防いでいる。
図4(a)は、チューブ5のキャリッジ21との連結部付近における、チューブホルダスライダ13(13a)のチューブ5およびチューブガイドシート12への固定の様子を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)の一部拡大正面図である。チューブホルダスライダ13aは、チューブガイドシート12の他端近傍と、チューブ5(第2部分5b)のキャリッジ21との連結部近傍と、を束ねるように組み付けられている。チューブホルダスライダ13bは、チューブガイドシート12の一端近傍と、チューブ5(第2部分5b)のチューブバルブユニット10によるチューブガイドプレート11への固定部近傍と、を束ねるように組み付けられている(図3参照)。
図5(a)は、チューブバルブユニット10の斜視図を示し、図5(b)はその上面図、図5(c)はその右側面図を示す。チューブガイドプレート11上には、チューブバルブユニット10が設けられており、チューブバルブ(不図示)、チューブバルブレバー103、チューブバルブホルダ102(バルブホルダ部)、チューブバルブベース101から構成されている。このチューブバルブレバー103を回転させることで、チューブバルブを開閉し、チューブ5のインク流路を開閉することで、チューブ5によるインク供給を制御することができる。
図6(a)は、記録ユニット2がキャップ位置(待機位置)にいる状態で長期間放置後にチューブ5が垂れ下がる様子を示す概略図であり、図6(b)は、図6(a)の一部拡大斜視図である。記録ユニット2が移動したときのチューブ5の姿勢について説明する。印字命令を受けていないとき、記録ユニット2は、図3(a)に示すように、キャップ位置(待機位置)へ移動する。すなわち、記録ユニット2がキャップ位置(待機位置)にあり、チューブ5がキャリッジ21及びカラーインクタンク6Cが位置する側から印字領域側(搬送路上方)に向けて這い回されている状態で長期間放置される場合がある。この長期間の放置に伴い、チューブ5(第2部分5b)のキャリッジ21との連結部付近において、チューブ5がクリープ変形してチューブガイドシート12から離れて重力方向下側に垂れ下がる場合がある。その場合に、図6に示すように、チューブ5の第2部分5bの重力方向下側に位置する、チューブバルブユニット10において最も高さがあるチューブバ
ルブホルダ102に接近していく。
ルブホルダ102に接近していく。
本実施例では、チューブ5(第2部分5b)のキャリッジ21との連結部近傍にチューブホルダスライダ13aが取り付けられていることでチューブ5(第2部分5b)の垂れ下がり量を低減させている。さらに、チューブバルブユニット10の上部には、図5に示すように、回転体104が取り付けられている。回転体104は、円柱状の回転部材(例えばコロ)であり、その回転軸線方向の両端部がチューブバルブユニット10のケーシングに回転可能に軸支されている。回転体104の回転軸線は、走査方向と直交する方向(Y方向)を向いている。
回転体104は、チューブ5のキャリッジ21との連結部側(第2部分5b)が垂れ下がったときに、該垂れ下がった部分を当接支持する状態となる。また、キャリッジ21の移動によりチューブ5の形状(姿勢)が変化し、チューブ5の垂れ下がり部分が走査方向に移動する際には、その移動に合わせて回転体104の周面が走査方向に回転することで、チューブ5の移動をガイドする。すなわち、回転体104の回転によって、キャリッジ21の移動によって形状が変化するように移動するチューブ5の動きに対する抵抗力を小さくすることができ、キャリッジ21の移動が妨げられることを低減することができる。
チューブ5は、第2の部分5bにおいて、チューブホルダスライダ13aの取付箇所と、チューブホルダスライダ13bの取付箇所との間の水平方向における略中間の位置が、最も下方に凸に垂れ下がる。本実施例は、キャリッジ21が待機位置にあるときに、チューブバルブユニット10が、水平方向(走査方向)において、チューブホルダスライダ13aよりもチューブホルダスライダ13bに近い側に位置する配置構成となっている。そのため、チューブバルブユニット10は、垂れ下がったチューブ5(第2部分5b)において最も凸となる位置よりもチューブホルダスライダ13bに近い側(搬送路側)に位置することになる。したがって、回転体104は、水平方向において、チューブバルブユニット10におけるチューブホルダスライダ13aに近い側に配置するのが好適である。
さらに、回転体104は、チューブバルブユニット10においてチューブバルブホルダ102よりもカラーインクタンク6C(キャリッジ21の待機位置)に近い側に設けるのがより好適である。チューブバルブユニット10おいて、チューブバルブホルダ102の上端が最も高く構成されている。したがって、水平方向においてこの上端位置よりもチューブ5(第2部分5b)の垂れ下がり部に近い位置に、回転体104を配置することで、チューブ5が、チューブバルブホルダ102と接触する前に、回転体104と接触する構成とすることができる。このときの回転体104の高さは、少なくとも、チューブバルブホルダ102の上端と同じ高さであればよく、装置構成によっては、チューブバルブホルダ102の上端よりも低い高さに設置することができる。すなわち、チューブ5の垂れ下がり部がチューブバルブユニット10(チューブバルブホルダ102)に接触することを回避することができる限りにおいて、回転体104上端の高さは、チューブバルブホルダ102の上端の高さ以下とすることができる。これにより、回転体104の追加設置による装置サイズアップを回避することができる。
図7(a)は、記録ユニット2が走査しているときに、チューブ5の垂れ下がり部を回転体104が接触支持してガイドする様子を示す概略図であり、図7(b)は、図7(a)の一部拡大斜視図である。チューブ5が垂れ下がり、キャリッジ21が走査し始めた場合でも、図7に示すように、チューブ5は回転体104に接触し、チューブ5がキャリッジ21の移動を妨げることを低減することができる。
回転体104の設ける位置は、キャリッジ21のキャップ位置(待機位置)側が好ましいが、チューブバルブユニット10よりも先に回転体104がチューブ5の垂れ下がり部
に接触することができるならば、特定の位置に限定されるものではない。例えば、上記とは逆に、チューブバルブユニット10においてキャップ位置(待機位置)から離れた側に設ける構成であってもよい。
に接触することができるならば、特定の位置に限定されるものではない。例えば、上記とは逆に、チューブバルブユニット10においてキャップ位置(待機位置)から離れた側に設ける構成であってもよい。
また、チューブ5を這い回す方向は、上述した本実施例の構成に限定されるものではない。例えば、待機位置がキャリッジ走査方向において真ん中にあり、チューブ5のキャリッジ21との連結部が、上記本実施例とは逆方向に延び、そこから湾曲して折り返されるような這い回し構成であってもよい。
本実施例では、所定の這い回し構成とされるチューブ5の本数が4本であるが、チューブ5の本数は特に限定されるものではない。
2…記録ユニット、5…チューブ、6…インクタンク、21…キャリッジ、22…記録ヘッド、10…チューブバルブユニット10、104…回転体
Claims (13)
- 液体を吐出する記録ヘッドを支持し、走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記記録ヘッドへ供給される液体を収容する液体収容部と、
前記記録ヘッドと前記液体収容部との間を連結し、前記液体収容部から前記記録ヘッドへ液体を供給するチューブであって、前記走査方向に延びる第1部分と、前記第1部分の上方において前記走査方向に延びる第2部分と、含むチューブと、
前記第1部分を支持する、装置本体に固定された支持部と、
を備える画像記録装置において、
前記支持部において前記第2部分の下方で前記第2部分と対向する位置に設けられる回転体を備えることを特徴とする画像記録装置。 - 前記第1部分は、前記液体収容部との連結部から前記走査方向の一方の側に向かって延びる部分であって、前記支持部に支持されることで、前記キャリッジが往復移動する際に動かない部分であり、
前記第2部分は、前記第1部分の前記支持部に支持された部分から湾曲して折り返し、前記第1部分及び前記支持部の上方を前記走査方向における他方の側に向かって延びて前記キャリッジに連結される部分であって、前記キャリッジが往復移動する際に動く部分であることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記記録ヘッドと対向する位置へ記録媒体を搬送路に沿って搬送する搬送手段を備え、
前記液体収容部は、前記搬送路に対して前記走査方向の前記他方の側に外れた位置に固定されており、
前記チューブは、前記第1部分が前記他方の側から前記搬送路の上方に進入するように、前記液体収容部と前記キャリッジとの間を這い回されていることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記キャリッジは、前記液体収容部が固定された側と同じ側の、前記搬送路に対して前記走査方向に外れた位置に待機位置を有し、
前記チューブの前記キャリッジとの連結部は、前記キャリッジが前記待機位置にあるときに、前記チューブの前記液体収容部との連結部の上方に位置することを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。 - 前記搬送路を前記走査方向に跨ぐように設けられ、前記チューブの前記第1部分をガイドするガイドプレートを備え、
前記支持部は、前記ガイドプレートにおける前記搬送路の上方に位置する位置に固定されており、
前記回転体は、前記支持部において前記待機位置に近い側に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。 - 前記回転体は、円柱状の回転部材であり、前記回転部材の回転軸線が前記走査方向と直交する方向を向くように、前記回転部材の回転軸線方向の両端部が前記支持部に対して回転可能に軸支されていることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 前記回転体は、前記チューブの前記第2部分が垂れ下がった場合に前記第2部分を当接支持する状態となり、前記キャリッジが移動する際に前記第2部分をガイドするように回転することを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の画像記録装置。
- 液体を吐出する記録ヘッドを支持し、走査方向に往復移動するキャリッジと、
前記記録ヘッドへ供給される液体を収容する液体収容部と、
前記液体収容部から前記記録ヘッドへ液体を供給するチューブであって、前記液体収容部との連結部と該連結部より上方に位置する前記キャリッジとの連結部との間を、這い回されるように連結されたチューブと、
前記チューブの前記液体収容部との連結部側を支持する、装置本体に固定された支持部と、
を備える画像記録装置において、
前記支持部は、回転体を備え、
前記回転体は、前記チューブの前記キャリッジとの連結部側が垂れ下がったときに、該垂れ下がった部分を当接支持する状態となり、前記キャリッジが移動する際に前記垂れ下がった部分をガイドするように回転することを特徴とする画像記録装置。 - 前記チューブによる液体の供給を制御するバルブを備え、
前記支持部は、前記バルブを支持するバルブホルダ部を含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記回転体は、前記支持部において前記バルブホルダ部よりも前記液体収容部に近い側に設けられており、
前記回転体の上端の高さは、前記支持部の前記バルブホルダ部の上端の高さ以下であることを特徴とする請求項9に記載の画像記録装置。 - 一端が前記支持部に固定され、他端が前記キャリッジに固定され、前記チューブにおける前記支持部に支持された部分から前記キャリッジに連結された部分までの部分をガイドするガイドシートと、
前記ガイドシートが挿通される挿通部と、前記チューブを保持する保持部と、を有し、前記ガイドシートの延びる方向の所定の箇所において、前記ガイドシートと前記チューブとを束ねるチューブホルダスライダと、
をさらに備えること特徴とする請求項1~10のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記チューブホルダスライダは、
前記ガイドシートの前記一端の近傍において、前記ガイドシートと前記チューブとを束ねる第1のチューブホルダスライダと、
前記ガイドシートの前記他端の近傍において、前記ガイドシートと前記チューブとを束ねる第2のチューブホルダスライダと、
を含み、
前記キャリッジが、前記液体収容部が固定された側と同じ側の、記録媒体の搬送路に対して前記走査方向に外れた待機位置にあるときに、
前記支持部は、前記走査方向において、前記第1のチューブホルダスライダに近い側に位置し、
前記回転体は、前記走査方向において、前記支持部における前記第2のチューブホルダスライダに近い側に設けられていることを特徴とする請求項11に記載の画像記録装置。 - 前記記録ヘッドを備えることを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の画像記録装置。
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