JP2022022686A - 故障診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スイッチング素子の故障と抵抗の故障とを区別して判定することが可能な故障診断装置を提供する。【解決手段】この故障診断装置100は、高電位点Pと負荷1の第1端子1aとの間と、負荷1の第2端子1bと低電位点(GND)との間と、高電位点Pと負荷1の第1端子1aとの経路と負荷1の第2端子1bと低電位点(GND)との経路との間とに設けられた互いに電気的に接続された複数の抵抗R1~R5を含む抵抗回路10とを備える。そして、故障診断装置100は、負荷1の第1端子1aから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(1)と、負荷1の第2端子1bから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(2)とに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障と、抵抗R1~R5の故障とを区別して判定する。【選択図】図1

Description

本発明は、故障診断装置に関し、特に、Hブリッジ回路のスイッチング素子の故障診断を行う故障診断装置に関する。
従来、Hブリッジ回路のスイッチング素子の故障診断を行う故障診断装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、正側スイッチング素子および負側スイッチング素子を含むHブリッジ回路を含むモータ駆動回路が開示されている。Hブリッジ回路の正側スイッチング素子と負側スイッチング素子との接続点にはDCモータが設けられている。また、上記特許文献1では、DCモータの端子電圧を測定するモニタ回路が設けられている。モニタ回路は、電源とGNDとの間に設けられる互いに直列接続された3つの抵抗(第1抵抗、第2抵抗および第3抵抗)を含む。DCモータの一方端は、第1抵抗と第2抵抗との間に接続されている。また、第2抵抗と第3抵抗との間の電圧がCPUに入力される。
そして、上記特許文献1では、CPUに入力された電圧に基づいて、正側スイッチング素子および負側スイッチング素子(以下、スイッチング素子という)、または、DCモータの短絡故障が判定される。たとえば、スイッチング素子を全てオフ状態にした状態で、CPUに入力された電圧(DCモータの端子電圧)が、フローティング以外(正側電源電位、または、負側電源電位)であると判定された場合には、スイッチング素子、または、DCモータのいずれかに短絡故障が発生していると判定される。
特許第3296266号
上記特許文献1では、DCモータの端子電圧に基づいて、スイッチング素子またはDCモータの短絡故障が判定される。しかしながら、モニタ回路の抵抗が故障している場合には、スイッチング素子またはDCモータが故障していないにも関わらず、スイッチング素子またはDCモータが故障していると判定されてしまう場合があるという不都合がある。すなわち、上記特許文献1では、スイッチング素子(またはDCモータ)の故障と抵抗の故障とを区別して判定することができないという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、スイッチング素子の故障と抵抗の故障とを区別して判定することが可能な故障診断装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における故障診断装置は、高電位側の複数の高電位側スイッチング素子と、低電位側の複数の低電位側スイッチング素子とを含み、負荷を駆動するHブリッジ回路の故障診断装置であって、高電位点と負荷の第1端子との間と、負荷の第2端子と低電位点との間と、高電位点と負荷の第1端子との経路と負荷の第2端子と低電位点との経路との間とに設けられた互いに電気的に接続された複数の抵抗を含む抵抗回路を備え、負荷の第1端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と、負荷の第2端子から抵抗回路を介して引き出された電圧とに基づいて、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子の故障と、抵抗の故障とを区別して判定する。
この発明の一の局面による故障診断装置では、上記のように、負荷の第1端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と、負荷の第2端子から抵抗回路を介して引き出された電圧とに基づいて、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子の故障と、抵抗の故障とを区別して判定する。これにより、負荷の第1端子と第2端子とが抵抗を介して接続されるので、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子の電圧と、抵抗回路を介して引き出された負荷の第2端子の電圧とは独立しておらず互いに相互依存する。このため、スイッチング素子が故障した場合と抵抗が故障した場合とにおいて、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子の電圧と第2端子の電圧との電圧値に差異が生じる。そして、この電圧値の差異に基づいて、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子の故障と、抵抗の故障とを区別して判定することができる。その結果、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子の故障を正確に判定することができる。
上記一の局面による故障診断装置において、好ましくは、抵抗回路の複数の抵抗は、高電位点に一方端が接続される第1抵抗と、負荷の第1端子に一方端が接続される第2抵抗と、第1抵抗の他方端および第2抵抗の他方端に一方端が接続される第3抵抗と、負荷の第2端子に一方端が接続され第3抵抗に他方端が接続される第4抵抗と、第3抵抗の他方端に一方端が接続され低電位点に他方端が接続される第5抵抗とを含む。
このように構成すれば、負荷の第1端子と第2端子とが、第2抵抗、第3抵抗および第4抵抗を介して接続されるので、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子の電圧と、抵抗回路を介して引き出された負荷の第2端子の電圧とを独立させずに互いに相互依存させることができる。このため、スイッチング素子が故障した場合と抵抗が故障した場合とにおいて、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子の電圧と第2端子の電圧との電圧値に差異が生じるので、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子の故障と、抵抗の故断とを区別して判定することができる。
この場合、好ましくは、第1抵抗、第2抵抗、第4抵抗および第5抵抗の抵抗値は、第3抵抗の抵抗値の2倍である。
このように構成すれば、複数の抵抗の抵抗値の比率が比較的単純になるので、高電位側スイッチング素子、低電位側スイッチング素子、および、抵抗のうちのいずれかが故障した際の、各点の電圧(負荷の第1端子の電圧、第2端子の電圧など)の算出を容易に行うことができる。
上記複数の抵抗が第1~第5抵抗を含む故障診断装置において、好ましくは、第3抵抗の一方端の電圧と、第1閾値電圧とを比較する第1比較器と、第3抵抗の他方端の電圧と、第2閾値電圧とを比較する第2比較器とをさらに備え、第1比較器の比較結果と、第2比較器の比較結果とに基づいて、高電位側スイッチング素子、および、低電位側スイッチング素子の故障を診断する。
このように構成すれば、第1閾値電圧および第2閾値電圧を適切に調整することにより、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のうちのいずれかが故障した際に、第1比較器の比較結果と第2比較器の比較結果とが同じ結果となるようにすることが可能になる。これにより、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のうちのいずれかの故障を判定することができる。
上記一の局面による故障診断装置において、好ましくは、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子が非駆動状態において、負荷の第1端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と、負荷の第2端子から抵抗回路を介して引き出された電圧との電圧差の値に基づいて、複数の抵抗のいずれかが故障していると判定する。
このように構成すれば、複数の抵抗のいずれかが故障(開放故障、または、短絡故障)した際には、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子と第2端子との電圧差が、複数の抵抗が正常である場合の値と異なるので、容易に、複数の抵抗のいずれかが故障していると判定することができる。
上記一の局面による故障診断装置において、好ましくは、複数の抵抗の抵抗値は、高電位側スイッチング素子のオフ抵抗および低電位側スイッチング素子のオフ抵抗よりも小さく、高電位側スイッチング素子のオン抵抗および低電位側スイッチング素子のオン抵抗よりも大きい。
このように構成すれば、複数の抵抗の抵抗値と、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のオフ抵抗と、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のオン抵抗とが互いに異なるので、高電位側スイッチング素子、低電位側スイッチング素子、および、抵抗の故障状態と正常状態とを区別して故障を容易に判定することができる。
なお、本出願では、上記一の局面による故障診断装置において、以下のような構成も考えられる。
(付記項1)
すなわち、上記第1比較器と第2比較器とを備える故障診断装置において、好ましくは、第1比較器の比較結果と第2比較器の比較結果とが同じであることに基づいて、高電位側スイッチング素子、および、低電位側スイッチング素子のうちのいずれかが故障であると判定する。
このように構成すれば、第1比較器の比較結果と第2比較器の比較結果とが同じであることに基づいて、容易に、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のうちのいずれかが故障であると容易に判定することができる。
(付記項2)
上記付記項1による故障診断装置において、好ましくは、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子が非駆動状態において、第1比較器の比較結果と第2比較器の比較結果とが同じであることに基づいて、高電位側スイッチング素子、および、低電位側スイッチング素子のうちのいずれかが短絡故障であると判定する。
このように構成すれば、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のうちのいずれかの短絡故障を容易に判定することができる。
(付記項3)
上記付記項1による故障診断装置において、好ましくは、高電位側スイッチング素子から低電位側スイッチング素子に通電されている状態において、第1比較器の比較結果と第2比較器の比較結果とが同じであることに基づいて、高電位側スイッチング素子、および、低電位側スイッチング素子のうちのいずれかが開放故障であると判定する。
このように構成すれば、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のうちのいずれかの開放故障を容易に判定することができる。
(付記項4)
上記負荷の第1端子および第2端子から引き出された電圧に基づいて抵抗の故障を判定する故障診断装置において、好ましくは、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子が非駆動状態において、負荷の第1端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と、負荷の第2端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と、第1端子から抵抗回路を介して引き出された電圧と第2端子から抵抗回路を介して引き出された電圧との電圧差とに基づいて、複数の抵抗のいずれかが短絡故障しているかまたは開放故障しているかを判定する。
このように構成すれば、複数の抵抗のいずれかが短絡故障した場合または開放故障した場合、抵抗回路を介して引き出された負荷の第1端子の電圧、抵抗回路を介して引き出された第2端子の電圧、および、これらの電圧差に差異が生じるので、容易に、複数の抵抗のいずれかが開放故障または短絡故障していると判定することができる。
(付記項5)
上記抵抗の抵抗値が高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のオフ抵抗よりも小さくオン抵抗よりも大きい故障診断装置において、好ましくは、複数の抵抗の抵抗値は、キロオームの桁数を有し、高電位側スイッチング素子のオフ抵抗および低電位側スイッチング素子のオフ抵抗は、メガオームの桁数を有し、高電位側スイッチング素子のオン抵抗および低電位側スイッチング素子のオン抵抗は、ミリオームの桁数を有する。
このように構成すれば、複数の抵抗の抵抗値と、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のオフ抵抗と、高電位側スイッチング素子および低電位側スイッチング素子のオン抵抗との差異が大きくなるので、高電位側スイッチング素子、低電位側スイッチング素子、および、抵抗の故障状態と正常状態とをより容易に区別することができる。
一実施形態による故障診断装置のブロック図である。 スイッチング素子の故障の判定を説明するための図である。 抵抗の故障の判定を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1~図3を参照して、故障診断装置100について説明する。故障診断装置100は、負荷1を駆動するHブリッジ回路2(スイッチング素子AH、BH、ALおよびBL)および抵抗R1~R5の故障を診断する。なお、スイッチング素子AHおよびBHは、特許請求の範囲の「高電位側スイッチング素子」の一例である。また、スイッチング素子ALおよびBLは、特許請求の範囲の「低電位側スイッチング素子」の一例である。
(Hブリッジ回路)
図1を参照して、Hブリッジ回路2の構成について説明する。
Hブリッジ回路2は、高電位側の複数のスイッチング素子AHおよびBHと、低電位側の複数のスイッチング素子ALおよびBLとを含む。そして、スイッチング素子AHおよびBHと、スイッチング素子ALおよびBLとの間に負荷1が設けられている。具体的には、スイッチング素子AHおよびBHは、p型のMOSFET(電界効果トランジスタ)からなる。また、スイッチング素子ALおよびBLは、n型のMOSFETからなる。負荷1の第1端子1aは、スイッチング素子AHのドレインと、スイッチング素子ALのドレインとの間に接続されている。また、負荷1の第2端子1bは、スイッチング素子BHのドレインと、スイッチング素子BLのドレインとの間に接続されている。
また、スイッチング素子AHおよびBHのソースは、電源3の正側に接続されている。また、スイッチング素子ALおよびBLのソースは、接地されている。また、スイッチング素子AHのドレインとスイッチング素子ALのドレインとが接続されている。また、スイッチング素子BHのドレインとスイッチング素子BLのドレインとが接続されている。
また、負荷1は、モータ、ソレノイド、リレーなどのアクチュエータである。また、モータは、たとえば、車両の変速機構部に対する電気的なシフト切替を行うシフト装置などに用いられる。
(故障診断装置)
次に、故障診断装置100の構成について説明する。
本実施形態では、故障診断装置100は、抵抗回路10を備えている。抵抗回路10は、高電位点Pと負荷1の第1端子1aとの間と、負荷1の第2端子1bと低電位点(GND)との間と、高電位点Pと負荷1の第1端子1aとの経路と負荷1の第2端子1bと低電位点(GND)との経路との間とに設けられた互いに電気的に接続された複数の抵抗R1~R5を含む。なお、高電位点Pとは、スイッチング素子AHおよびBHのソース側である。
具体的には、本実施形態では、高電位点Pに一方端が接続される抵抗R1と、負荷1の第1端子1aに一方端が接続される抵抗R2が設けられている。また、抵抗R1の他方端および抵抗R2の他方端に一方端が接続される抵抗R3が設けられている。また、負荷1の第2端子1bに一方端が接続され抵抗R3に他方端が接続される抵抗R4と、抵抗R3の他方端に一方端が接続され低電位点(GND)に他方端が接続される抵抗R5が設けられている。なお、抵抗R1、R2、R3、R4およびR5は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1抵抗」、「第2抵抗」、「第3抵抗」、「第4抵抗」および「第5抵抗」の一例である。
また、本実施形態では、抵抗R1、抵抗R2、抵抗R4および抵抗R5の抵抗値は、抵抗R3の抵抗値の2倍である。すなわち、抵抗R1、R2、R4およびR5の抵抗値を2Rとした場合、抵抗R3の抵抗値は、Rである。
また、本実施形態では、複数の抵抗R1~R5の抵抗値は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオフ抵抗よりも小さく、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗よりも大きい。具体的には、複数の抵抗R1~R5の抵抗値は、キロオーム(kΩ)の桁数を有する。スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオフ抵抗は、メガオーム(MΩ)の桁数を有する。スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗は、ミリオーム(mΩ)の桁数を有する。なお、以下では、オフ抵抗を、R_OFF(FET)と記載し、オン抵抗を、R_ON(FET)と記載する場合がある。
たとえば、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗は、数mオームから数10mオームである。また、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオフ抵抗は、数10MΩから数100MΩである。また、複数の抵抗R1~R5の抵抗値は、10kΩ~100kΩである。すなわち、複数の抵抗R1~R5の抵抗値は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗とオフ抵抗との中間程度の値である。つまり、R_OFF(FET)>>R>>R_ON(FET)の関係が満たされる。なお、負荷1の抵抗は、数10mΩ~数Ωである。以下では、負荷1の抵抗を、R(Laod)と記載する場合がある。
また、本実施形態では、抵抗R3の一方端(抵抗R1側)の電圧(以下、故障判定特徴電圧V(1)という)と、第1閾値電圧とを比較する比較器11と、抵抗R3の他方端(抵抗R5側)の電圧(以下、故障判定特徴電圧V(2)という)と、第2閾値電圧とを比較する比較器12とが設けられている。第1閾値電圧は、電源3の電圧をVPとして、VP×(15/24)に設定されている。第2閾値電圧は、VP×(9/24)に設定されている。第1閾値電圧は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが正常である場合に、比較器11に入力される電圧と、故障である場合に入力される電圧との中間程度の電圧に設定されている。第2閾値電圧も同様に設定されている。なお、比較器11および比較器12は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1比較器」および「第2比較器」の一例である。
比較器11は、故障判定特徴電圧V(1)と第1閾値電圧とを比較して、故障判定結果1を出力する。比較器12は、故障判定特徴電圧V(2)と第2閾値電圧とを比較して、故障判定結果2を出力する。
また、抵抗R3の一方端の故障判定特徴電圧V(1)と、抵抗R3の他方端の故障判定特徴電圧V(2)との電圧差を増幅するオペアンプ13が設けられている。オペアンプ13は、電圧差V(3)(以下、故障判定特徴電圧V(3)という)を出力する。
また、故障診断装置100は、故障判定特徴電圧V(1)、故障判定特徴電圧V(2)、故障判定結果1、故障判定結果2、故障判定特徴電圧V(3)が入力される制御部14を備えている。制御部14は、上記の入力された値に基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLと、抵抗R1~R5との故障を区別して判定する。
抵抗回路10(抵抗R1~R5)は、負荷1の第1端子1aの電圧と第2端子1bの電圧とを引き出す機能を有する。上記のように、R_OFF(FET)>>R>>R_ON(FET)の関係が満たされ、Rは、10kΩ~100kΩである。このため、抵抗R1~R5の抵抗値は、R(Laod)およびR_ON(FET)の1000倍以上である。このため、抵抗(抵抗R1~R5のいずれかの意味)と、スイッチング素子(AH、BH、ALおよびBLのいずれかの意味)が並列である場合、抵抗に流れる電流は、スイッチング素子に流れる電流の1/1000以下である。また、抵抗と負荷1とが直列の場合、負荷1の抵抗R(Laod)は、抵抗の抵抗値の1/1000以下である。また、スイッチング素子に分圧される電圧は、抵抗に分圧される電圧の1/1000以下である。そこで、故障診断時において、R(Laod)およびR_ON(FET)の抵抗を0Ωとみなして、図2および図3の負荷1の第1端子1aの電圧V(A)、第2端子1bの電圧V(B)、故障判定特徴電圧V(1)、V(2)、V(3)が予め(人手によって)算出されている。
また、R_OFF(FET)は、Rの1000倍以上であるので、上記の算出の際、R_OFF(FET)は、無限大(FETが開放している)とみなされる。また、抵抗R2、R3およびR4は、R(Laod)よりも数1000倍以上大きいので、負荷1の駆動特性に影響を与えない。
ここで、本実施形態では、負荷1の第1端子1aから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(1)と、負荷1の第2端子1bから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(2)とに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障と、抵抗R1~R5の故障とを区別して判定する。具体的には、比較器11の比較結果(故障判定結果1)と、比較器12の比較結果(故障判定結果2)とに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障を診断する。
また、本実施形態では、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、負荷1の第1端子1aから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(1)と、負荷1の第2端子1bから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(2)との電圧差の値(V(3))に基づいて、複数の抵抗R1~R5のいずれかが短絡故障しているかまたは開放故障(断線)しているかを判定する。以下、具体的に説明する。
まず、図2を参照して、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障判定について説明する。
図2に示すように、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態、スイッチング素子AHからスイッチング素子BLに通電している場合(図2では、A-B通電と記載する)、および、スイッチング素子BHからスイッチング素子ALに通電している場合(図2では、B-A通電と記載する)において、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが正常である際には、比較器11の比較結果(故障判定結果1)と比較器12の比較結果(故障判定結果2)とが異なる。なお、比較結果は、HまたはLである。
たとえば、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが正常である場合、V(A)およびV(B)は、VP×(1/2)となる。V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(7/12)、VP×(5/12)、および、VP×(1/6)となる。その結果、故障判定結果1は、Lとなり、故障判定結果2は、Hとなる。なお、この結果(電圧、H、L)は、上記のように、R(Laod)およびR_ON(FET)の抵抗を0Ωとみなし、R_OFF(FET)を無限大とみなし、抵抗R1、R2、R4およびR5の抵抗値を2Rとし、抵抗R3の抵抗値をRとして算出されている。
そして、本実施形態では、故障診断装置100の制御部14は、比較器11の比較結果(故障判定結果1)と比較器12の比較結果(故障判定結果2)とが同じであることに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかが故障であると判定する。
本実施形態では、制御部14は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じであることに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかが短絡故障であると判定する。たとえば、スイッチング素子AHが短絡故障している場合(図2では、AH_Shortと記載している)、V(A)およびV(B)は、VPとなる。V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(5/6)、VP×(2/3)およびVP×(1/6)となる。これにより、故障判定結果1および2は、Hとなる。同様に、スイッチング素子BHが短絡故障している場合は、故障判定結果1および2は、Hとなる。一方、スイッチング素子ALまたはBLが短絡故障している場合は、故障判定結果1および2は、Lとなる。
すなわち、制御部14は、故障判定結果1および2が共にHでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子AHまたはBHが短絡故障していると判定する。また、制御部14は、故障判定結果1および2が共にLでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子ALまたはBLが短絡故障していると判定する。
また、スイッチング素子AH(またはBH)からスイッチング素子BL(またはAL)に通電されている状態において、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが異なる場合、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLは、正常であると判定される。たとえば、スイッチング素子AHからスイッチング素子BLに通電されている状態(図2では、A-B通電と記載されている)では、V(A)およびV(B)の電位は、それぞれ、VPおよびGNDとなる。また、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(2/3)、VP×(1/3)およびVP×(1/3)となる。これにより、故障判定結果1および2は、それぞれ、HおよびLとなる。また、スイッチング素子BHからスイッチング素子ALに通電されている状態(図2では、B-A通電と記載されている)では、V(A)およびV(B)の電位は、それぞれ、GNDおよびVPとなる。また、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(1/2)、VP×(1/2)および0となる。これにより、故障判定結果1および2は、それぞれ、LおよびHとなる。
一方、本実施形態では、制御部14は、スイッチング素子AH(またはBH)からスイッチング素子BL(またはAL)に通電されている状態において、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じであることに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかが開放故障であると判定する。
たとえば、スイッチング素子AHからスイッチング素子BLに通電されている状態(図2では、A-B通電と記載されている)において、スイッチング素子AHが開放故障している場合(図2では、AH_Openと記載されている)、V(A)およびV(B)の電位は、GNDとなる。また、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(1/3)、VP×(1/6)およびVP×(1/6)となる。これにより、故障判定結果1および2は、Lとなる。
すなわち、制御部14は、A-B通電の状態において、故障判定結果1および2が共にLでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子AHが開放故障していると判定する。また、制御部14は、A-B通電の状態において、故障判定結果1および2が共にHでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子BLが開放故障していると判定する。
また、スイッチング素子BHからスイッチング素子ALに通電されている状態(図2では、B-A通電と記載されている)において、スイッチング素子BHが開放交渉している場合、V(A)およびV(B)の電位は、GNDとなる。また、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(1/3)、VP×(1/6)およびVP×(1/6)となる。これにより、故障判定結果1および2は、Lとなる。
すなわち、制御部14は、B-A通電の状態において、故障判定結果1および2が共にLでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子BHが開放故障していると判定する。また、制御部14は、B-A通電の状態において、故障判定結果1および2が共にHでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子ALが開放故障していると判定する。
次に、図3を参照して、抵抗R1~R5の故障判定について説明する。
スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、抵抗R1~R5が正常な場合には、V(A)およびV(B)は、VP×(1/2)となる。V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP×(7/12)、VP×(5/12)およびVP×(1/6)となる。
ここで、本実施形態では、制御部14は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、負荷1の第1端子1aから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(1)と、負荷1の第2端子1bから抵抗回路10を介して引き出された電圧V(2)との電圧差V(3)に基づいて、複数の抵抗R1~R5のいずれかが故障していると判定する。具体的には、制御部14は、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、電圧V(1)と、電圧V(2)と、電圧差V(3)とに基づいて、複数数の抵抗R1~R5のいずれかが短絡故障しているかまたは開放故障しているかを判定する。なお、複数の抵抗R1~R5のいずれかが故障している場合、V(3)は、複数の抵抗R1~R5が正常である場合の値(VP×(1/6))と異なる。
たとえば、抵抗R1が開放故障(断線)している場合、V(A)、V(B)、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、GND、GND、GND、GNDおよび0となる。この場合、制御部14は、V(1)、V(2)、V(3)が、それぞれ、GND、GNDおよび0になることに基づいて、抵抗R1が開放故障(断線)していると判定する。
また、抵抗R1が短絡故障している場合、V(A)、V(B)、V(1)、V(2)およびV(3)は、それぞれ、VP、VP×(6/7)、VP、VP×(5/7)およびVP×(2/7)となる。この場合、制御部14は、V(1)、V(2)およびV(3)が、それぞれ、VP、VP×(5/7)、および、VP×(2/7)になることに基づいて、抵抗R1が短絡故障していると判定する。なお、抵抗R2~R5の短絡故障および開放故障についても、図3に示される電圧に基づいて判定される。
このように、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLと、抵抗R1~R5の故障とを区別して判定することができるので、故障に応じてフェールセーフの処置を行うことができる。具体的には、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが故障している場合、負荷1を駆動する主要なHブリッジ回路2が駆動不能のため、負荷1の駆動が不能であると判定できる。また、抵抗R1~R5が故障している場合、故障診断機能は失われるが、必要に応じて故障診断機能なしで負荷1の駆動を継続することができる。
電源3(VP)は、2つ以上の抵抗を介して負荷1の第1端子1aおよび第2端子1bに接続されているので、抵抗R1~R5の1つの短絡故障は、Hブリッジ回路2の駆動に影響を与えない。すなわち、Hブリッジ回路2のいずれの駆動状態においても、抵抗R1~R5のいずれか1つの故障によって貫通電流が流れることがないので、貫通電流に起因するHブリッジ回路2の故障などを防止することができる。
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、負荷1の第1端子1aと第2端子1bとが抵抗R2~R4を介して接続されるので、抵抗回路10を介して引き出された負荷1の第1端子1aの電圧V(1)と、抵抗回路10を介して引き出された負荷1の第2端子1bの電圧V(2)とは独立しておらず互いに相互依存する。このため、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが故障した場合と抵抗R1~R5が故障した場合とにおいて、抵抗回路10を介して引き出された負荷1の第1端子1aの電圧V(1)と第2端子1bの電圧(V2)との電圧値に差異が生じる。そして、この電圧値の差異に基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障と、抵抗R1~R5の故障とを区別して判定することができる。その結果、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLの故障を正確に判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の抵抗R1~R5の抵抗値の比率が比較的単純になるので、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBL、および、抵抗R1~R5のうちのいずれかが故障した際の、各点の電圧(負荷1の第1端子1aの電圧、第2端子1bの電圧など)の算出を容易に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、第1閾値電圧および第2閾値電圧を適切に調整することにより、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかが故障した際に、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じ結果となるようにすることが可能になる。これにより、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかの故障を判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の抵抗R1~R5のいずれかが故障(開放故障、または、短絡故障)した際には、抵抗回路10を介して引き出された負荷1の第1端子1aと第2端子1bとの電圧差V(3)が、複数の抵抗R1~R5が正常である場合の値と異なるので、容易に、複数の抵抗R1~R5のいずれかが故障していると判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の抵抗R1~R5の抵抗値と、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオフ抵抗と、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗とが互いに異なるので、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBL、および、抵抗R1~R5の故障状態と正常状態とを区別して故障を容易に判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じであることに基づいて、容易に、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかが故障であると容易に判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLが非駆動状態において、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じであることに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかの短絡故障を容易に判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スイッチング素子AH(またはBH)からスイッチング素子BL(またはAL)に通電されている状態において、比較器11の比較結果と比較器12の比較結果とが同じであることに基づいて、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのうちのいずれかの開放故障を容易に判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の抵抗R1~R5のいずれかが短絡故障した場合または開放故障した場合、抵抗回路10を介して引き出された負荷1の第1端子1aの電圧V(1)、抵抗回路10を介して引き出された第2端子1bの電圧V(2)、および、これらの電圧差V(3)に差異が生じるので、容易に、複数の抵抗R1~R5のいずれかが開放故障または短絡故障していると判定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、複数の抵抗R1~R5の抵抗値と、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオフ抵抗と、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBLのオン抵抗との差異が大きくなるので、スイッチング素子AH、BH、ALおよびBL、および、抵抗R1~R5の故障状態と正常状態とをより容易に区別することができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、抵抗回路10に5つの抵抗R1~R5が設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スイッチング素子AH、AL、BH、およびBLの故障と抵抗の故障とを区別して判定できるのであれば、抵抗の数は、5つ以外の数でもよい。
また、上記実施形態では、抵抗R1、R2、R4およびR5の抵抗値が、抵抗R3の2倍である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スイッチング素子AH、AL、BH、およびBLの故障と抵抗の故障とを区別して判定できるのであれば、抵抗R1~R5の抵抗値は、上記の抵抗値以外であってもよい。
また、上記実施形態では、制御部14とは別個に比較器11および12が設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部14の内部に比較器が設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、故障判定特徴電圧V(1)とV(2)との電圧差が、オペアンプ13により増幅される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、故障判定特徴電圧V(1)とV(2)との電圧差が十分に大きければ、オペアンプ13を設けなくてもよい。
また、上記実施形態では、負荷1が電気自動車などの車両に搭載されるシフト装置に設けられる例を示したが、本発明はこれに限られない。シフト装置以外の装置に用いられる負荷に対しても、本発明を適用することは可能である。
また、上記実施形態では、故障判定結果1および2が共に同じでかつV(3)がVP×(1/6)の場合、スイッチング素子AH、AL、BH、およびBLのいずれかが故障していると判定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、故障判定結果1および2が共に同じであることのみによって、スイッチング素子AH、AL、BH、およびBLのいずれかが故障していると判定してもよい。
1 負荷
1a 第1端子
1b 第2端子
2 Hブリッジ回路
10 抵抗回路
11 比較器(第1比較器)
12 比較器(第2比較器)
100 故障診断装置
P 高電位点
GND 低電位点
抵抗 R1~R5
AH、BH スイッチング素子(高電位側スイッチング素子)
AL、BL スイッチング素子(低電位側スイッチング素子)
R1 抵抗(第1抵抗)
R2 抵抗(第2抵抗)
R3 抵抗(第3抵抗)
R4 抵抗(第4抵抗)
R5 抵抗(第5抵抗)

Claims (6)

  1. 高電位側の複数の高電位側スイッチング素子と、低電位側の複数の低電位側スイッチング素子とを含み、負荷を駆動するHブリッジ回路の故障診断装置であって、
    高電位点と前記負荷の第1端子との間と、前記負荷の第2端子と低電位点との間と、前記高電位点と前記負荷の前記第1端子との経路と前記負荷の前記第2端子と前記低電位点との経路との間とに設けられた互いに電気的に接続された複数の抵抗を含む抵抗回路を備え、
    前記負荷の前記第1端子から前記抵抗回路を介して引き出された電圧と、前記負荷の前記第2端子から前記抵抗回路を介して引き出された電圧とに基づいて、前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子の故障と、前記抵抗の故障とを区別して判定する、故障診断装置。
  2. 前記抵抗回路の前記複数の抵抗は、前記高電位点に一方端が接続される第1抵抗と、前記負荷の前記第1端子に一方端が接続される第2抵抗と、前記第1抵抗の他方端および前記第2抵抗の他方端に一方端が接続される第3抵抗と、前記負荷の前記第2端子に一方端が接続され前記第3抵抗に他方端が接続される第4抵抗と、前記第3抵抗の他方端に一方端が接続され前記低電位点に他方端が接続される第5抵抗とを含む、請求項1に記載の故障診断装置。
  3. 前記第1抵抗、前記第2抵抗、前記第4抵抗および前記第5抵抗の抵抗値は、前記第3抵抗の抵抗値の2倍である、請求項2に記載の故障診断装置。
  4. 前記第3抵抗の一方端の電圧と、第1閾値電圧とを比較する第1比較器と、前記第3抵抗の他方端の電圧と、第2閾値電圧とを比較する第2比較器とをさらに備え、
    前記第1比較器の比較結果と、前記第2比較器の比較結果とに基づいて、前記高電位側スイッチング素子、および、前記低電位側スイッチング素子の故障を診断する、請求項2または3に記載の故障診断装置。
  5. 前記高電位側スイッチング素子および前記低電位側スイッチング素子が非駆動状態において、前記負荷の前記第1端子から前記抵抗回路を介して引き出された電圧と、前記負荷の前記第2端子から前記抵抗回路を介して引き出された電圧との電圧差の値に基づいて、前記複数の抵抗のいずれかが故障していると判定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の故障診断装置。
  6. 前記複数の抵抗の抵抗値は、前記高電位側スイッチング素子のオフ抵抗および前記低電位側スイッチング素子のオフ抵抗よりも小さく、前記高電位側スイッチング素子のオン抵抗および前記低電位側スイッチング素子のオン抵抗よりも大きい、請求項1~5のいずれか1項に記載の故障診断装置。



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* Cited by examiner, † Cited by third party
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