JP2022018648A - 基板処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を加工処理する装置において、基板保持部のセルフグラインド後に処理される基板の平坦度を効率よく向上させる。【解決手段】基板を加工処理する基板処理装置であって、制御部は、第1の研削砥石を用いて基板保持部のセルフグラインドを行うことと、セルフグラインド後の基板保持部で基板を保持することと、基板保持部に保持された基板を第1の研削砥石で研削することと、第1の研削砥石で研削された後の基板の径方向の複数点の厚みを測定部で測定することと、測定部で測定された基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内であるか否かを判定することと、を実行するように、基板保持部、第1の研削部及び測定部を制御する。【選択図】図6

Description

本開示は、基板処理装置及び記憶媒体に関する。
特許文献1には、粗研削ユニットと仕上研削ユニットを備える研削装置において、ウェハを保持するチャックテーブルのセルフグラインドを行うことが開示されている。このセルフグラインド方法では、例えば、粗研削ユニットにセルフグラインド専用の研削ホイールを取り付け、当該研削ホイールを使用してセルフグラインドを行っている。
特開2014-237210号公報
本開示にかかる技術は、基板を加工処理する装置において、基板保持部のセルフグラインド後に処理される基板の平坦度を効率よく向上させる。
本開示の一態様は、基板を加工処理する基板処理装置であって、前記基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部に保持された前記基板を研削する第1の研削砥石を備えた第1の研削部と、前記第1の研削部で研削された後に前記基板保持部に保持された前記基板を研削する、前記第1の研削砥石の砥粒の粒度より小さい粒度の砥粒を含む第2の研削砥石を備えた第2の研削部と、前記基板の径方向の複数点の厚みを測定する測定部と、前記基板保持部、前記第1の研削部、前記第2の研削部及び前記測定部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の研削砥石を用いて前記基板保持部のセルフグラインドを行うことと、前記セルフグラインド後の前記基板保持部で前記基板を保持することと、前記基板保持部に保持された前記基板を前記第1の研削砥石で研削することと、前記第1の研削砥石で研削された後の前記基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、前記測定部で測定された前記基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内であるか否かを判定することと、を実行するように、前記基板保持部、前記第1の研削部及び前記測定部を制御する。
本開示によれば、基板を加工処理する装置において、基板保持部のセルフグラインド後に処理される基板の平坦度を効率よく向上させることができる。
ウェハ処理装置の構成の概略を示す平面図である。 各研削部及びチャックの構成の概略を示す側面図である。 接触式測定機構の構成の概略を示す側面図である。 非接触式測定機構の構成の概略を示す側面図である。 ウェハ加工処理の主な工程を示すフロー図である。 セルフグラインド処理の主な工程を示すフロー図である。 チャックのセルフグラインドを行う様子を示す説明図である。 粗研削ホイールのドレスを行う様子を示す説明図である。
近年、半導体デバイスの製造工程においては、表面に複数の電子回路等のデバイスが形成された半導体基板(以下、単に「ウェハ」という。)に対し、当該ウェハの裏面を研削して、ウェハを薄化することが行われている。ウェハの裏面の研削は、例えば基板保持部でウェハの表面を保持した状態で当該基板保持部を回転させながら、ウェハの裏面に研削部の研削砥石を当接させることにより行われる。
ここで、このウェハの研削処理の前には、基板保持部の上面を研削部により研削することで、当該研削部(研削砥石)と基板保持部の上面の平行度を向上させること、いわゆる「セルフグラインド」が行われる場合がある。
上述の特許文献1には、研削装置においてこのセルフグラインドを行うための研削方法が開示されている。具体的には、粗研削ユニット(研削部)を使用してチャックテーブル(基板保持部)にセルフグラインドを行うことで、当該粗研削ユニットの研削面とチャックテーブルの保持面とを平行に形成する。そして特許文献1に開示の研削装置においては、このようにセルフグラインドが行われたチャックテーブルによりウェハを保持し、当該保持されたウェハに対して粗研削処理、及び仕上研削処理を順次施し、ウェハを所望の厚みに形成する。
しかしながら、特許文献1に開示の研削方法では、例えば、粗研削ユニットにセルフグラインド専用の研削ホイールを取り付け、当該研削ホイールを使用してチャックテーブルのセルフグラインドを行う。研削ホイールの交換取り付けは、通常、作業員により手作業で行われるため、時間がかかる。
また、チャックテーブルのセルフグラインドを行った後、当該チャックテーブルを用いて研削処理されるウェハの平坦度(TTV:Total Thickness Variation)を許容範囲内とする必要がある。しかしながら、特許文献1に開示の研削方法では、セルフグラインド後に処理されるウェハのTTVを許容範囲内に収める方法については記載も示唆もない。また当然に、セルフグラインド後のウェハのTTVの改善を効率よく行うことまでは考えられていない。したがって従来の、セルフグラインドを含む研削方法には改善の余地があった。
本開示にかかる技術は、基板を加工処理する装置において、基板保持部のセルフグラインド後に処理される基板の平坦度を効率よく向上させる。以下、本実施形態にかかる基板処理装置としてのウェハ処理装置、及び基板処理方法としてのウェハの加工処理方法について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかるウェハ処理装置1では、基板としてのウェハWの薄化が行われる。ウェハWは、例えばシリコンウェハや化合物半導体ウェハなどの半導体ウェハであり、表面Waにはデバイスが形成されている。そしてウェハ処理装置1においてはウェハWの裏面Wbに対して研削などの処理が行われ、これにより当該ウェハWが薄化される。
図1に示すようにウェハ処理装置1は、搬入出ステーション2と処理ステーション3を一体に接続した構成を有している。搬入出ステーション2では、例えば外部との間で複数のウェハWを収容可能なカセットCが搬入出される。処理ステーション3は、ウェハWに対して所望の処理を施す各種処理部を備えている。
搬入出ステーション2には、カセット載置台10が設けられている。また、カセット載置台10のY軸正方向側には、当該カセット載置台10に隣接してウェハ搬送領域20が設けられている。ウェハ搬送領域20には、X軸方向に延伸する搬送路21上を移動自在に構成されたウェハ搬送装置22が設けられている。
ウェハ搬送装置22は、ウェハWを保持して搬送する搬送フォーク23を有している。搬送フォーク23は、水平方向、鉛直方向、水平軸回り及び鉛直軸周りに移動自在に構成されている。そして、ウェハ搬送装置22は、カセット載置台10のカセットC、アライメント部50、及び第1の洗浄部60に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。
処理ステーション3では、ウェハWに対して研削や洗浄などの加工処理が行われる。処理ステーション3は、ウェハWの搬送を行う搬送部30、ウェハWの研削処理を行う研削部40、研削処理前のウェハWの水平方向の向きを調節するアライメント部50、研削処理後のウェハWの裏面Wbを洗浄する第1の洗浄部60、ドレスボードを保管するドレスボード保管部70、基準基板としての基準ウェハを保管する基準ウェハ保管部80、及び、研削処理後のウェハWの表面Wa側を洗浄する第2の洗浄部90を有している。
搬送部30は、複数、例えば3つのアーム31を備えた多関節型のロボットである。3つのアーム31は、それぞれが旋回自在に構成されている。先端のアーム31には、ウェハWを吸着保持する搬送パッド32が取り付けられている。また、基端のアーム31は、アーム31を鉛直方向に昇降させる昇降機構33に取り付けられている。そして、搬送部30は、研削部40の受渡位置A0、アライメント部50、第1の洗浄部60、及び第2の洗浄部90に対して、ウェハWを搬送可能に構成されている。また、搬送部30は、受渡位置A0及びドレスボード保管部70に対してドレスボードを搬送可能であり、受渡位置A0及び基準ウェハ保管部80に対して基準ウェハを搬送可能に構成されている。
研削部40には回転テーブル41が設けられている。回転テーブル41上には、ウェハWを吸着保持する基板保持部としてのチャック42が4つ設けられている。チャック42には例えばポーラスチャックが用いられ、ウェハWの表面Waを吸着保持する。チャック42の上面、すなわちウェハWの保持面は、側面視において中央部が端部に比べて突出した凸形状を有している。なおこの中央部の突出は微小であるが、以下の説明の図示においては、説明の明瞭化のためチャック42の中央部の突出を大きく図示する場合がある。
図2に示すように、チャック42はチャックベース43に保持されている。チャックベース43には、各研削部(粗研削部100、中研削部110及び仕上研削部120)とチャック42の相対的な傾きを調整する傾き調整機構44が設けられている。傾き調整機構44はチャック42及びチャックベース43を傾斜させることができ、これにより、加工位置A1~A3の各種研削部100、110、120とチャック42上面との相対的な傾きを調整できる。なお、傾き調整機構44の構成は特に限定されるものではなく、研削砥石に対するチャック42の相対的な角度(平行度)を調整することができれば、任意に選択できる。
4つのチャック42は、回転テーブル41が回転することにより、受渡位置A0及び加工位置A1~A3に移動可能になっている。また、4つのチャック42はそれぞれ、回転機構(図示せず)によって鉛直軸回りに回転可能に構成されている。
受渡位置A0では、搬送部30によるウェハWの受け渡しが行われる。加工位置A1には粗研削部100が配置され、ウェハWを粗研削する。加工位置A2には中研削部110が配置され、ウェハWを中研削する。加工位置A3には仕上研削部120が配置され、ウェハWを仕上研削する。
第1の研削部としての粗研削部100は、下面に環状の第1の研削砥石としての粗研削砥石を備える粗研削ホイール101、当該粗研削ホイール101を支持するマウント102、当該マウント102を介して粗研削ホイール101を回転させるスピンドル103、及び、例えばモータ(図示せず)を内蔵する駆動部104を有している。また粗研削部100は、図1に示す支柱105に沿って鉛直方向に移動可能に構成されている。
中研削部110は粗研削部100と同様の構成を有している。すなわち中研削部110は、環状の中研削砥石を備える中研削ホイール111、マウント112、スピンドル113、駆動部114、及び支柱115を有している。中研削砥石の砥粒の粒度は、粗研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
第2の研削部としての仕上研削部120は粗研削部100及び中研削部110と同様の構成を有している。すなわち仕上研削部120は、環状の第2の研削砥石としての仕上研削砥石を備える仕上研削ホイール121、マウント122、スピンドル123、駆動部124、及び支柱125を有している。仕上研削砥石の砥粒の粒度は、中研削砥石の砥粒の粒度より小さい。
また研削部40の受渡位置A0、及び加工位置A1~A3には、研削処理中のウェハWの厚みを測定するための測定部が設けられている。具体的には、図1に示すように、加工位置A1、A2、A3には接触式の厚み測定機構(以下、「接触式測定機構130」という。)が設けられ、受渡位置A0及び加工位置A2、A3には非接触式の厚み測定機構(以下、「非接触式測定機構140」という。)がそれぞれ設けられている。
接触式測定機構130は、図3に示すようにチャック側のハイトゲージ131、ウェハ側のハイトゲージ132、及び算出部133を有している。ハイトゲージ131はプローブ134を備え、プローブ134の先端がチャック42の上面、すなわちウェハWの保持面に接触することで、当該保持面の高さ位置を測定する。ハイトゲージ132はプローブ135を備え、プローブ135の先端がウェハWの加工面である裏面Wbに接触し、当該裏面Wbの高さ位置を測定する。算出部133は、ハイトゲージ132の測定値からハイトゲージ131の測定値を差し引くことで、ウェハWの厚みを算出する。なお、接触式測定機構130によるウェハWの厚み測定範囲は、例えば0μm~2000μmである。
非接触式測定機構140は、図4に示すようにセンサ141と算出部142を有している。センサ141には、ウェハWに接触せずに当該ウェハWの厚みを測定するセンサが用いられ、例えば白色共焦点(コンフォーカル)式の光学系センサが用いられる。センサ141は、ウェハWに対して所定の波長帯域を有する光を照射し、さらにウェハWの表面Waから反射した反射光と、裏面Wbから反射した反射光とを受光する。算出部142は、センサ141で受光した両反射光に基づいて、ウェハWの厚みをパルスデータとして算出する。なお、非接触式測定機構140によるウェハWの厚み測定範囲は、例えば5μm~300μmである。
なお、接触式測定機構130及び非接触式測定機構140の構成は本実施形態には限定されず、任意の構成をとることができる。例えば、本実施形態においては非接触式測定機構140のセンサ141には白色共焦点式の光学系センサが用いられたが、非接触式測定機構140の構成はこれに限定されず、ウェハWの厚みを非接触で測定するものであれば任意の測定機構を用いることができる。また、センサ141は、複数設けられていてもよい。また、センサ141から照射される光も特に限定されるものではなく、反射光としてセンサ141で受光できれば、パルス光であってもよく、又は連続光であってもよい。
また、本実施形態において、接触式測定機構130及び非接触式測定機構140はそれぞれ、ウェハWの厚みを測定する以外に、チャック42の上面の高さを測定することも可能である。
図1に示すように、以上のウェハ処理装置1には制御部150が設けられている。制御部150は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、ウェハ処理装置1におけるウェハWの加工処理を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部150にインストールされたものであってもよい。
次に、以上のように構成されたウェハ処理装置1を用いて行われるウェハWの加工処理方法について説明する。
先ず、ウェハWを複数収納したカセットCが、搬入出ステーション2のカセット載置台10に載置される。次に、ウェハ搬送装置22の搬送フォーク23によりカセットC内からウェハWが取り出され、処理ステーション3のアライメント部50に搬送される。アライメント部50では、ウェハWに形成されたノッチ部(図示せず)の位置を調節することで、ウェハWの水平方向の向きが調節される(図5のステップS1)。
水平方向の向きが調節されたウェハWは、次に、搬送部30によりアライメント部50から搬送され、受渡位置A0のチャック42に受け渡され保持される(図5のステップS2)。続いて、回転テーブル41を回転させて、チャック42を加工位置A1~A3に順次移動させ、ウェハWの裏面に対して各種研削処理(粗研削、中研削及び仕上研削)を施す。また、研削部40における各種研削処理は、ウェハWを所望の厚みに研削するため、測定部(接触式測定機構130及び非接触式測定機構140)を用いてウェハWの厚みを測定しながら行われる。
加工位置A1では、接触式測定機構130のハイトゲージ131のプローブ134をチャック42の表面、ハイトゲージ132のプローブ135をウェハWの裏面Wbにそれぞれ接触させた状態で、粗研削部100を用いてウェハWの裏面Wbを粗研削する(図5のステップS3)。粗研削は、粗研削ホイール101とチャック42の上面を接触させた状態で、当該粗研削ホイール101とチャック42を回転させながら行う。ウェハWの厚みを測定する際には、当該ウェハWの裏面Wbに損傷を与えない非接触式測定機構140を用いることが好ましい。しかしながら非接触式測定機構140は、接触式測定機構130と比較してウェハWの厚み測定範囲が狭く、研削部40に搬入された直後のウェハWの厚みを測定することができない。そこで加工位置A1における粗研削処理においては、例えば非接触式測定機構140により厚み測定を行うことができる厚み(例えば5μm~300μm)まで、ウェハWの厚みを減少させる。
ウェハWが所望の厚みまで粗研削されると、回転テーブル41を回転させて、チャック42(ウェハW)を加工位置A2に移動させる。
加工位置A2では、先ず、接触式測定機構130を用いてウェハWの厚みを測定しながら中研削部110を用いてウェハWの裏面Wbを中研削し、その後、かかる中研削の途中で測定部を接触式測定機構130から非接触式測定機構140に切り替える(図5のステップS4)。測定部が接触式測定機構130から非接触式測定機構140に切り替えられると、その後、加工位置A2における中研削処理が更に継続される。そして、ウェハWが目標の厚みまで中研削されると終点として検知され、中研削部110による研削を終了する。
ウェハWが所望の厚みまで中研削されると、回転テーブル41を回転させて、チャック42(ウェハW)を加工位置A3に移動させる。
加工位置A3では、非接触式測定機構140によりウェハWの厚みを測定しながら、仕上研削部120を用いてウェハWの裏面Wbを仕上研削する(図5のステップS5)。加工位置A3では、粗研削部100及び中研削部110においてウェハWの厚みが十分に減少されているため、適切に非接触式測定機構140による厚み測定を行うことができる。
ウェハWの仕上研削処理が完了すると、次に、回転テーブル41を回転させてチャック42を受渡位置A0に移動させる。受渡位置A0では、ウェハWを回転させながら非接触式測定機構140によりウェハWの中央部付近と、周縁部付近を含む複数点の厚みが測定され、これにより当該ウェハWの平坦度(TTV:Total Thickness Variation)が算出される(図5のステップS6)。以下の説明においては、ステップS6におけるウェハWの厚み測定とTTVの算出を総称して、TTVの測定という場合がある。
なお、ステップS6におけるウェハWのTTVの測定は、加工位置A3において非接触式測定機構140を用いて行ってもよい。
続いてウェハWは、搬送部30により受渡位置A0から第2の洗浄部90に搬送され、搬送パッド32に保持された状態でウェハWの表面Wa側が洗浄される(図5のステップS7)。
次にウェハWは、搬送部30により第2の洗浄部90から第1の洗浄部60に搬送され、洗浄液ノズル(図示せず)を用いて、ウェハWの表面Wa側及び裏面Wbが洗浄される(図5のステップS7)。
その後、すべての処理が施されたウェハWは、ウェハ搬送装置22の搬送フォーク23によってカセット載置台10のカセットCに搬送される。こうして、ウェハ処理装置1における一連のウェハWの加工処理が終了する。
ここで、ステップS6で測定されたウェハWの複数点の厚み、すなわちTTVが許容範囲から外れている場合、当該ウェハWのTTVに基づいて、例えば加工位置A3の傾き調整機構44がフィードバック制御される。具体的には、傾き調整機構44によってチャック42の傾きを調整して、当該チャック42の上面と仕上研削部120との平行度を調整する。以下の説明においては、このチャック42の上面と仕上研削部120との平行度の調整を、チルト補正という。なお、チルト補正は他の加工位置A1、A2において行われてもよく、かかる場合、チャック42の上面と粗研削部100、中研削部110との平行度の調整が行われる。
しかしながら、上述したチルト補正を行っても、種々の要因によりウェハWのTTVが改善されない場合がある。そこでかかる場合、チャック42のセルフグラインドを行う。セルフグラインドは、チャック42と研削部100、110、120との平行度が低下した場合に、当該低下した平行度を正常化し、研削部40における研削精度を向上させるための処理である。
次に、ウェハ処理装置1におけるチャック42のセルフグラインド(一連のセルフグラインド処理)の方法について説明する。
先ず、ステップS6で測定されたウェハWのTTVが悪化した場合、制御部150からウェハ処理装置1の各部に対して、チャック42のセルフグラインドを行うための要求信号が出力される(図6のステップT1)。
ステップT1では、ステップS6でウェハWのTTVを測定した結果、ウェハWの厚み(TTV)が局所的に許容範囲から外れており、すなわち局所的に厚みが不均一になる場合に、上記セルフグラインドの要求信号が出力される。例えば、チャック42の上面において研削屑やパーティクル等が局所的に堆積した場合、ウェハWの研削面の裏面Wbと各研削部100、110、120との平行度が低下し、研削ホイール101、111、121がウェハWに適切に接触せず、ウェハWのTTVが局所的に悪化する。かかる場合に、チャック42のセルフグラインドを行う。
また回転テーブル41には4つのチャック42が設けられているが、少なくとも1つのチャック42で保持されたウェハWのTTVが局所的に許容範囲から外れている場合に、すべてのチャック42に対してセルフグラインドを行う。ここで、接触式測定機構130には測定可能な範囲が存在し、また非接触式測定機構140は各チャック42に対してポジション(基準位置)を有していない。このように接触式測定機構130と非接触式測定機構140には、チャック42に対する高さ制限があるため、4つすべてのチャック42にセルフグラインドを行うのが好ましい。但し、装置状態によっては任意のチャック42を指定してセルフグラインドを行ってもよい。例えば、何らかの不具合で使用不可のチャック42があれば、それを除外した3つのチャック42に対してセルフグラインドを行う。
次に、加工位置A1において、チャック42のセルフグラインドを行う(図6のステップT2)。チャック42のセルフグラインドは、セルフグラインド専用の研削ホイールに交換せずに、ウェハ研削用の粗研削ホイール101を用いて行う。そして粗研削部100の粗研削ホイール101とチャック42の上面を接触させた状態で、当該粗研削ホイール101とチャック42をそれぞれ回転させて、チャック42の上面を研削する。なお、このセルフグラインドにおけるチャック42の回転速度は、ステップS3~S5のウェハWの研削におけるチャック42の回転速度より遅い。セルフグラインドにおけるチャック42の回転速度が速い場合、粗研削ホイール101がチャック42を研削する幅が大きくなり、チャック42に段差ができやすくなる。そのため、チャック42の回転速度を遅くして粗研削ホイール101が研削する幅を小さくすることで、チャック42の段差が小さくなり、ウェハWへの段差の転写を少なくすることができる。
そして、一のチャック42のセルフグラインドが完了すると、回転テーブル41を回転させて、隣接する次のチャック42を加工位置A1に移動させ、当該チャック42に対してセルフグラインドを行う。このように4つのチャック42に対してセルフグラインドを連続して行う。
ステップT2では、図7に示すように、接触式測定機構130のハイトゲージ131のプローブ134をチャック42の表面に接触させる。そして、接触式測定機構130によりチャック42の上面の高さ位置を測定しながら、粗研削ホイール101を用いてチャック42の上面を研削する。チャック42が所望の高さ位置まで研削されると、粗研削部100によるセルフグラインドを終了する。
なお、ステップT2におけるチャック42の上面の高さ位置の測定は、非接触式測定機構を用いて行ってもよい。かかる場合、加工位置A1に例えば非接触式測定機構140が設けられる。
また、ステップT2では加工位置A1において、セルフグラインドを行う前に、接触式測定機構130によりチャック42の高さ位置を測定しておく。そして、この測定されたチャック42の高さ位置に基づいて、セルフグラインドにおけるチャック42の研削量を設定する。
なお、この研削量の設定の際に行うチャック42の高さ位置の測定は、非接触式測定機構を用いて行ってもよい。かかる場合、加工位置A1に例えば非接触式測定機構140が設けられる。
チャック42のセルフグラインド終了後、次に、加工位置A1において、粗研削ホイール101の粗研削砥石のドレスを行う(図6のステップT3)。ステップT2では粗研削ホイール101を用いてチャック42をセルフグラインドするため、セルフグラインド後の粗研削ホイール101の表面状態はウェハWを粗研削できる状態ではない。そこで、ステップT2において粗研削ホイール101をドレスすることで、粗研削ホイール101の表面状態を、ウェハWを研削するのに適した状態にする。
ステップT3では、先ず、搬送部30によりドレスボード保管部70に保管されたドレスボードが取り出され、受渡位置A0のチャック42に受け渡される。続いて、回転テーブル41を回転させて、チャック42を加工位置A1に移動させる。そして、図8に示すようにドレスボードDを用いて、粗研削ホイール101をドレスする。
研削ホイール101のドレスが完了すると、次に、回転テーブル41を回転させてチャック42を受渡位置A0に移動させる。続いてドレスボードDは、搬送部30により受渡位置A0からドレスボード保管部70に搬送される。
次に、処理ステーション3における装置調整を行う(図6のステップT4)。具体的にステップT4では、各研削ホイール101、111、121の高さ調整(セットアップ)、非接触式測定機構140のセンサ141の基準高さ調整、及び非接触式測定機構140による基準ウェハWgの厚み確認を行う。
ここで、ステップT2においてセルフグラインドを行うと、チャック42の厚みが小さくなるため、各研削ホイール101、111、121とチャック42の上面との間の距離の再調整が必要となる。また、粗研削部100においては、ステップT3で粗研削ホイール101のドレスを行うので、やはり粗研削ホイール101とチャック42の上面との間の距離の再調整が必要となる。そこで、各研削ホイール101、111、121のセットアップを行う。
各研削ホイール101、111、121のセットアップでは、先ず、接触式測定機構130のハイトゲージ131でチャック42の上面の高さ位置を測定する。そして、この測定されたチャック42の上面の高さ位置に基づいて、各研削ホイール101、111、121とチャック42の上面との間が所望の距離になるように、各研削ホイール101、111、121を調整する。
なお、この各研削ホイール101、111、121のセットアップの際に行うチャック42の高さ位置の測定は、非接触式測定機構を用いて行ってもよい。かかる場合、加工位置A1に例えば非接触式測定機構140が設けられて、加工位置A1では当該非接触式測定機構140が用いられる。加工装置A2、A3では、ウェハWの厚み測定用に設けられた非接触式測定機構140が用いられる。
また、ステップT2においてセルフグラインドを行うと、チャック42の厚みが小さくなるため、非接触式測定機構140のセンサ141とチャック42の上面との距離の再調整が必要となる。そこで本実施形態では、予め厚みが分かっている基準ウェハWgを用いて、センサ141の基準高さ調整を行う。さらに本実施形態では、非接触式測定機構140により測定される基準ウェハWgの厚みの確認まで行う。
センサ141の基準高さ調整は、基準ウェハ保管部80に保管された基準ウェハWgを用いて行う。非接触式測定機構140を用いて、チャック42に保持された基準ウェハWgの厚みを測定する。なお、この基準ウェハWgの厚み測定は、図4に示したウェハWを基準ウェハWgに置き換えた方法と同様である。基準ウェハWgの厚みが予め分かっているので、そのセンサ141の基準高さを調整する(原点合わせを行う)ことができる。
さらに、基準高さが調整されたセンサ141を用いて、基準ウェハWgの厚みを測定して確認する。このようにセンサ141の基準高さ調整と基準ウェハWgの厚み確認を行って、非接触式測定機構140の調整が行われる。
ステップT4では以上の装置調整が行われるが、以下に具体的なフローについて説明する。ステップT4では、先ず、搬送部30により基準ウェハ保管部80に保管された基準ウェハWgが取り出され、受渡位置A0のチャック42に受け渡される。受渡位置A0では、非接触式測定機構140におけるセンサ141の基準高さ調整と基準ウェハWgの厚み確認が行われる。
次に、回転テーブル41を回転させて、基準ウェハWgを保持したチャック42を加工位置A1に移動させる。加工位置A1では、粗研削ホイール101のセットアップが行われる。
次に、回転テーブル41を回転させて、基準ウェハWgを保持したチャック42を加工位置A2に移動させる。加工位置A2では、中研削ホイール111のセットアップ、及び非接触式測定機構140におけるセンサ141の基準高さ調整と基準ウェハWgの厚み確認が行われる。
次に、回転テーブル41を回転させて、基準ウェハWgを保持したチャック42を加工位置A3に移動させる。加工位置A3では、仕上研削ホイール121のセットアップ、及び非接触式測定機構140におけるセンサ141の基準高さ調整と基準ウェハWgの厚み確認が行われる。
処理ステーション3における装置調整が完了すると、次に、回転テーブル41を回転させてチャック42を受渡位置A0に移動させる。続いて基準ウェハWgは、搬送部30により受渡位置A0から基準ウェハ保管部80に搬送される。
なお、ステップT4では、以上のように受渡位置A0及び加工位置A2、A3において、非接触式測定機構140におけるセンサ141の基準高さ調整と基準ウェハWgの厚み確認が行われる。ここで、センサ141の基準高さ調整は予め基準ウェハWgの厚みが分かっていれば、当該基準ウェハWgの厚みは特に限定されない。一方、基準ウェハWgの厚み確認を行う際には、基準ウェハWgの厚みは、受渡位置A0及び加工位置A2、A3における非接触式測定機構140が測定可能な厚み範囲に設定されている必要がある。すなわち、基準ウェハWgの厚みは、中研削後の目標厚みと仕上研削後の目標厚みからの許容範囲内、例えば仕上研削後の目標厚みに設定される。
次に、検査用基板としての検査用ウェハWtに対して加工処理を行う(図6のステップT5)。具体的には、検査用ウェハWtに対して、上述したステップS1~S6の加工処理を行う。
ステップT5では、先ず、検査用ウェハWtを複数収納したカセットCが、搬入出ステーション2のカセット載置台10に載置される。このカセットCの搬送タイミングは、ステップT1においてチャック42のセルフグラインドを行うための要求信号が出力された後、任意のタイミングである。
次に、ウェハ処理装置1内では、ステップS1における検査用ウェハWtのアライメント、ステップS2におけるチャック42による検査用ウェハWtの保持、ステップS3における検査用ウェハWtの粗研削、ステップS4における検査用ウェハWtの中研削、ステップS5における検査用ウェハWtの仕上研削、ステップS6における検査用ウェハWtのTTVの測定が順次行われる。その後、すべての処理が施された検査用ウェハWtは、カセット載置台10のカセットCに搬送される。
次に、ステップT5で測定された検査用ウェハWtのTTVが許容範囲内か否かを判定する(図6のステップT6)。検査用ウェハWtのTTVが許容範囲から外れている場合には、ステップT2に戻って、次の検査用ウェハWtに対してステップT2~T5を行う。そして、ステップT6において検査用ウェハWtのTTVが許容範囲内に収まるまで、ステップT2~T5を繰り返し行う。
一方、ステップT6において検査用ウェハWtのTTVが許容範囲内に収まると、次に、製品用基板としての製品用ウェハWに対して加工処理を行う(図6のステップT7)。具体的には、製品用ウェハWに対して、上述したステップS1~S6の加工処理を行う。
以上の実施形態によれば、ステップT2におけるチャック42のセルフグラインド、ステップT3における粗研削ホイール101のドレス、ステップT4における装置調整、ステップT5における検査用ウェハWtの加工処理を連続して自動で行っている。したがって、一連のセルフグラインド処理を短時間で効率よく行うことができる。
ここで従来、上述したようにチャックのセルフグラインドを行う際には、粗研削ユニットにセルフグラインド専用の研削ホイールを用いており、当該研削ホイールの交換取り付を作業員が手作業で行うため、時間がかかっていた。この点、ステップT2におけるチャック42のセルフグラインドを、研削ホイールの交換を行うことなく粗研削ホイール101を用いて行っている。このため、チャック42のセルフグラインドが容易になり、一連のセルフグラインド処理をさらに短時間で行うことができる。
また本実施形態では、ステップT6において検査用ウェハWtのTTVが許容範囲か否かを判定し、許容範囲から外れる場合は、検査用ウェハWtのTTVが許容範囲内に収まるまでステップT2~T5を繰り返し行っている。そして、検査用ウェハWtのTTVが許容範囲内に収まると、ステップT7において製品用ウェハWの加工処理を行う。したがって、本実施形態によれば、加工処理後のウェハWのTTVを確実に許容範囲内にすることができ、ウェハWのTTVを向上させることができる。しかも、ステップT6~T7もステップT2~T4から連続して自動で行うので、一連のセルフグラインド処理をさらに短時間で効率よく行うことができる。
また本実施形態では、ステップT1において、ウェハWのTTVが局所的に許容範囲から外れた場合に、チャック42のセルフグラインドを行うための要求信号が出力される。すなわち、チルト補正を行ってもウェハWのTTVが悪化する場合にのみ、一連のセルフグラインド処理を行うことができる。その結果、ウェハ処理のスループットを向上させることができる。
なお、以上の実施形態において、ドレスボードDと基準ウェハWgはそれぞれ、ステップT3、T4において、カセット載置台10からウェハ処理装置1内に搬入してもよい。かかる場合、ドレスボードD、基準ウェハWg、検査用ウェハWtはそれぞれ、制御部150からの指示、例えばドレスボードD、基準ウェハWg、検査用ウェハWtのいずれかをウェハ処理装置1に搬入するという指示によって、作業員がカセット載置台10に搬入してもよい。このようにウェハ処理装置1からの指示に従って、セルフグラインド時に、ドレスボードD、基準ウェハWg、検査用ウェハWtのいずれかを作業員が搬入するような場合も、本開示における「自動」に含まれる。すなわち、セルフグラインドを開始する際、当該セルフグラインドが必要であるとウェハ処理装置1が判断すれば、その後の作業を作業員に要求し、作業員がセルフグラインドを開始する場合も、本開示における「自動」に含まれる。
また、以上の実施形態においてはチャック42のセルフグラインドを粗研削部100において行ったが、当該セルフグラインドは中研削部110において行われてもよい。かかる場合、中研削部110が本開示における第1の研削部に相当し、中研削ホイール111の中研削砥石が第1の研削砥石に相当する。
また、以上の実施形態においては研削部40が3軸構成(粗研削部100、中研削部110、仕上研削部120)である場合を例に説明を行ったが、研削部40の構成はこれに限定されるものではない。例えば研削部は、粗研削部100と仕上研削部120のみが設けられた2軸構成であってもよい。
また、以上の実施形態においては、基板としてのウェハWが表面Waにデバイスを有する単ウェハである場合を例に説明を行ったが、ウェハWの構成も上記実施形態に限定されるものではない。具体的には、表面にデバイスが形成された第1のウェハと、第2のウェハとが相互に接合された重合ウェハにおいて、第1のウェハを薄化する場合においても、本開示に係る技術を適用することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 ウェハ処理装置
42 チャック
100 粗研削部
101 粗研削ホイール
110 中研削部
111 中研削ホイール
120 仕上研削部
121 仕上研削ホイール
130 接触式測定機構
140 非接触式測定機構
150 制御部
W ウェハ

Claims (20)

  1. 基板を加工処理する基板処理装置であって、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板を研削する第1の研削砥石を備えた第1の研削部と、
    前記第1の研削部で研削された後に前記基板保持部に保持された前記基板を研削する、前記第1の研削砥石の砥粒の粒度より小さい粒度の砥粒を含む第2の研削砥石を備えた第2の研削部と、
    前記基板の径方向の複数点の厚みを測定する測定部と、
    前記基板保持部、前記第1の研削部、前記第2の研削部及び前記測定部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第1の研削砥石を用いて前記基板保持部のセルフグラインドを行うことと、
    前記セルフグラインド後の前記基板保持部で前記基板を保持することと、
    前記基板保持部に保持された前記基板を前記第1の研削砥石で研削することと、
    前記第1の研削砥石で研削された後の前記基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、
    前記測定部で測定された前記基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内であるか否かを判定することと、を実行するように、前記基板保持部、前記第1の研削部及び前記測定部を制御する、基板処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記基板保持部に保持された前記基板を前記第2の研削砥石で研削することと、
    前記第2の研削砥石で研削された後の前記基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、を実行するように、前記第2の研削部及び前記測定部を制御する、請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記制御部は、前記セルフグラインド前に測定された前記基板保持部の保持面の高さ位置に基づいて、前記セルフグラインドにおける前記基板保持部の研削量を設定する、請求項1又は2に記載の基板処理装置。
  4. 前記制御部は、前記測定部の測定結果に基づいて、前記基板の厚みが局所的に許容範囲から外れている場合に前記セルフグラインドを行うように、前記第1の研削部を制御する、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  5. 前記基板保持部を複数備え、
    前記制御部は、少なくとも1つの前記基板保持部で保持された前記基板に対する前記測定部の測定結果に基づいて、前記基板の厚みが局所的に許容範囲から外れている場合に、すべての前記基板保持部に対して前記セルフグラインドを行うように、前記第1の研削部を制御する、請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記制御部は、前記セルフグラインド後の前記第1の研削砥石を、ドレスボードを用いてドレスするように、前記第1の研削部及び前記ドレスボードの前記基板保持部への搬送を制御する、請求項1~5のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  7. 前記制御部は、前記セルフグラインド、前記第1の研削砥石のドレス、前記第1の研削砥石による前記基板の研削、及び前記測定部による前記基板の厚み測定を連続して実行するように、前記第1の研削部、前記測定部、前記ドレスボードの前記基板保持部への搬送、及び前記基板の前記基板保持部への搬送を制御する、請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記制御部は、前記セルフグラインド後、前記測定部における基準高さの調整を、基準基板を用いて行うように、前記測定部及び前記基準基板の前記基板保持部への搬送を制御する、請求項1~7のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  9. 前記制御部は、前記セルフグラインド後に測定された前記基板保持部の保持面の高さ位置に基づいて、前記第1の研削砥石及び前記第2の研削砥石の高さ調整を行うように、前記第1の研削部、前記第2の研削部及び前記測定部を制御する、請求項1~8のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  10. 前記制御部は、
    前記セルフグラインド後の前記基板保持部で検査用基板を保持することと、
    前記基板保持部に保持された前記検査用基板を前記第1の研削砥石で研削することと、
    前記第1の研削砥石で研削された後の前記検査用基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、
    前記測定部で測定された前記検査用基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内である場合に、製品用基板の加工処理を行うことと、を実行するように、前記基板保持部、前記第1の研削部及び測定部を制御する、請求項1~9のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  11. 前記制御部は、前記測定部で測定された前記検査用基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲から外れている場合に、再度、前記基板保持部のセルフグラインドを行うように、前記第1の研削部を制御する、請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 前記制御部は、前記セルフグラインドと前記第1の研削砥石による前記基板の研削をそれぞれ、前記基板保持部を回転させながら行うように、前記基板保持部及び前記第1の研削部を制御し、
    前記セルフグラインドにおける前記基板保持部の回転速度は、前記基板の研削における前記基板保持部の回転速度より遅い、請求項1~11のいずれか一項に記載の基板処理装置。
  13. 基板を加工処理する基板処理方法を基板処理装置によって実行させるように、当該基板処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを格納した読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記基板処理装置は、
    前記基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部に保持された前記基板を研削する第1の研削砥石を備えた第1の研削部と、
    前記第1の研削部で研削された後に前記基板保持部に保持された前記基板を研削する、前記第1の研削砥石の砥粒の粒度より小さい粒度の砥粒を含む第2の研削砥石を備えた第2の研削部と、
    前記基板の径方向の複数点の厚みを測定する測定部と、を備え、
    前記基板処理方法は、
    前記第1の研削砥石を用いて前記基板保持部のセルフグラインドを行うことと、
    前記セルフグラインド後の前記基板保持部で前記基板を保持することと、
    前記基板保持部に保持された前記基板を前記第1の研削砥石で研削することと、
    前記第1の研削砥石で研削された後の前記基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、
    前記測定部で測定された前記基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内であるか否かを判定することと、を含む、記憶媒体。
  14. 前記基板処理方法は、
    前記基板保持部に保持された前記基板を前記第2の研削砥石で研削することと、
    前記第2の研削砥石で研削された後の前記基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、を含む、請求項13に記載の記憶媒体。
  15. 前記基板処理方法では、前記セルフグラインド前に測定された前記基板保持部の保持面の高さ位置に基づいて、前記セルフグラインドにおける前記基板保持部の研削量を設定する、請求項13又は14に記載の記憶媒体。
  16. 前記基板処理方法では、前記測定部の測定結果に基づいて、前記基板の厚みが局所的に許容範囲から外れている場合に前記セルフグラインドを行う、請求項13~15のいずれか一項に記載の記憶媒体。
  17. 前記基板処理装置は、前記基板保持部を複数備え、
    前記基板処理方法では、少なくとも1つの前記基板保持部で保持された前記基板に対する前記測定部の測定結果に基づいて、前記基板の厚みが局所的に許容範囲から外れている場合に、すべての前記基板保持部に対して前記セルフグラインドを行う、請求項16に記載の記憶媒体。
  18. 前記基板処理方法では、前記セルフグラインド後の前記第1の研削砥石を、ドレスボードを用いてドレスする、請求項13~17のいずれか一項に記載の記憶媒体。
  19. 前記基板処理方法では、前記セルフグラインド後、前記測定部における基準高さの調整を、基準基板を用いて行う、請求項13~18のいずれか一項に記載の記憶媒体。
  20. 前記基板処理方法は、
    前記セルフグラインド後の前記基板保持部で検査用基板を保持することと、
    前記基板保持部に保持された前記検査用基板を前記第1の研削砥石で研削することと、
    前記第1の研削砥石で研削された後の前記検査用基板の径方向の複数点の厚みを前記測定部で測定することと、
    前記測定部で測定された前記検査用基板の径方向の複数点の厚みが許容範囲内である場合に、製品用基板の加工処理を行うことと、を含む、請求項13~19のいずれか一項に記載の記憶媒体。
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