JP2022003371A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常検出回路を減らしても駆動部材の異常の発生を検出できる手段を提供する。【解決手段】入力された第1の電力に基づいて動作する第1の駆動部材と、第1の電力または巻線を経由した第2の電力に基づいて動作し、動作異常が発生した場合、正常動作時の信号とは異なる識別信号を出力する第2の駆動部材と、入力された第1の駆動信号に基づいて第1の駆動部材に第1の電力を供給して第1の駆動部材を駆動し、入力された第2の駆動信号に基づいて第2の駆動部材に第1の電力または第2の電力を供給して第2の駆動部材を駆動する駆動部と、第1の駆動信号および第2の駆動信号を出力して駆動部を制御し、識別信号を入力する制御部と、を有し、制御部は、駆動部を制御して第2の駆動部材に供給する第1の電力と第2の電力とを切替え、識別信号に基づいて第1の駆動部材の異常を検出する。【選択図】図5

Description

本発明は、印刷媒体を搬送して印刷媒体に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置は、ソレノイドや電磁クラッチ等の駆動部材としてのアクチュエータの異常を検出するためには、それぞれの駆動信号に応じて検出される電流値を検出し、またFANについては回転数を検出することで異常を検出するというように、各アクチュエータに対して1つの異常検出回路を備える構成としていたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−41093号公報
しかしながら、従来の技術においては、第1の駆動部材の異常(例えば、FANの回転異常)を検出する異常検出回路を備え、第2の駆動部材の異常(例えば、ソレノイドマグネットや電磁クラッチの断線)を検出する異常検出回路を備えない場合、印刷動作で媒体の搬送ジャム等の異常状態が発生した際、その発生状況を確認後に、異常検出回路の構成を確認して故障部品を推定しなければならないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、異常検出回路を減らしても駆動部材の異常の発生を検出できるようにすることを目的とする。
そのため、本発明は、巻線を有し、入力された第1の電力に基づいて動作する第1の駆動部材と、前記第1の電力または前記巻線を経由した第2の電力に基づいて動作し、動作異常が発生した場合、正常動作時の信号とは異なる識別信号を出力する第2の駆動部材と、入力された第1の駆動信号に基づいて前記第1の駆動部材に前記第1の電力を供給して前記第1の駆動部材を駆動し、入力された第2の駆動信号に基づいて前記第2の駆動部材に前記第1の電力または前記第2の電力を供給して前記第2の駆動部材を駆動する駆動部と、前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を出力して前記駆動部を制御し、前記識別信号を入力する制御部と、を有し、前記制御部は、前記駆動部を制御して前記第2の駆動部材に供給する前記第1の電力と前記第2の電力とを切替え、前記識別信号に基づいて前記第1の駆動部材の異常を検出することを特徴とする。
このようにした本発明は、異常検出回路を減らしても駆動部材の異常の発生を検出することができるという効果が得られる。
実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図 実施例における低圧電源と冷却FANおよび電磁クラッチの接続構成を示すブロック図 実施例における冷却FANと電磁クラッチの接続回路の構成を示す回路図 実施例における冷却FANと電磁クラッチの接続回路の真理値表 実施例における故障検出処理の流れを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明による画像形成装置の実施例を説明する。
図1は実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置100は、例えば電子写真方式のカラープリンタであり、給紙カセット102と、レジストローラ104、105と、搬送ベルト114と、IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)と、LED(Light Emitting Diode)ヘッド112(112K、112Y、112M、112C)と、転写ローラ113(113K、113Y、113M、113C)と、定着器116と、排出ローラ119、120と、冷却FAN133とを有している。
給紙カセット102は、内部に媒体としての印刷媒体Pを収容するものである。給紙カセット102に積層されて収容された印刷媒体Pは、回転するホッピングローラ103により、図中矢印Aが示す媒体搬送方向へ繰り出される。
レジストローラ104、105は、媒体搬送方向におけるホッピングローラ103の下流に配置され、ホッピングローラ103によって繰り出された印刷媒体Pの斜行を矯正し、所定のタイミングで搬送ベルト114へ印刷媒体Pを送り出すものである。
レジストローラ105のローラ軸には、コイルを内蔵する電磁クラッチ121(図2参照)が備えられ、電磁クラッチ121に電力を供給(ON)するとレジストローラ105と電磁クラッチ121が締結し、後述する搬送モータ135(図2参照)からの動力をレジストローラ105へ伝達できるようになっている。
さらに、電磁クラッチ121に電力の供給を停止(OFF)するとレジストローラ105と電磁クラッチ121の締結が解除されレジストローラ105は停止する。この動作を利用して、印刷媒体Pの搬送中にレジストローラ105を停止させ、印刷媒体Pの先端をレジストローラ105に一定時間当接させることで印刷媒体Pの斜行を矯正させることができる構造となっている。
搬送ベルト114は、回転可能に駆動ローラ115に張架された無端状のベルトであり、レジストローラ105により搬送された印刷媒体Pを搬送するものである。
この搬送ベルト114に対向するように、IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)が配置され、また搬送ベルト114を介してIDユニット111(111K、111Y、111M、111C)に対向するように、転写ローラ113(113K、113Y、113M、113C)が配置されている。
IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)は、像担持体としての感光ドラムに現像剤像としてのトナー画像を形成する画像形成ユニットである。媒体搬送方向における上流側から順に、IDユニット111K、111Y、111M、111Cが配置され、IDユニット111K、111Y、111M、111Cは、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色の現像剤としてのトナーによってトナー画像を形成する電子式LEDプリント機構である。
IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)には、内部にトナーを収容する着脱可能なトナーカートリッジ122(122K、122Y、122M、122C)が設けられている。
また、IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)には、LEDヘッド112(112K、112Y、112M、112C)が設けられている。
LEDヘッド112(112K、112Y、112M、112C)は、帯電された感光ドラムの表面を露光して静電潜像を形成する露光手段である。感光ドラムの表面に形成された静電潜像には帯電されたトナーが付着され、トナー像が形成される。
転写ローラ113(113K、113Y、113M、113C)は、IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)の感光ドラムに形成された各色のトナー像を、搬送ベルト114で搬送された印刷媒体Pに転写するものである。
定着器116は、搬送ベルト114で搬送された印刷媒体Pに転写されたトナーを加熱して融着し、トナーの定着を行う定着手段である。定着器116は、面状ヒータを持った定着ローラ117およびバックアップローラ118を備え、面状ヒータへ投入される電力によって定着ローラ117は定着可能温度まで加熱される。
排出ローラ119、120は、トナーが定着された印刷媒体Pを装置外へ排出する排出手段である。
冷却FAN133は、熱源やアクチュエータ等に電力を供給する低圧電源132を冷却する送風機である。低圧電源132は、例えば定着器116並びに後述する電磁クラッチ121、搬送モータ135、および冷却FAN133等に電力を供給するものである。
このように構成された画像形成装置100は、CPU(Central Processing Unit)等を有する制御部およびメモリ等の記憶手段を備え、記憶手段に格納された制御プログラム(ソフトウェア)に基づいて制御部により画像形成装置100全体の動作が制御される。
また、画像形成装置100は、ディスプレイ等の表示部およびキーやタッチパネル等の操作入力部を有するオペレータパネルを備え、各種情報を表示するとともに、ユーザの操作を受け付けることができるようになっている。
図2は実施例における低圧電源と冷却FANおよび電磁クラッチの接続構成を示すブロック図である。
図2において、低圧電源132は、図1に示す画像形成装置100全体の電力を賄う電源ユニットである。この低圧電源132は、スイッチング電源であり、商用電源である交流電力131が接続されている。
低圧電源132は、定着器116の熱源、即ち、面状ヒータへ投入される電力を含め、24Vのモータ等駆動電圧を生成するAC/DC変換回路137によって制御部134を介して搬送モータ135、電磁クラッチ121、および冷却FAN133の電力を供給し、また5VのCPU138等のロジック電圧を生成するAC/DC変換回路136によって制御部134へも電力供給を行っている。
第1の駆動部材としての電磁クラッチ121は、内部等にコイル(巻線)を有し、入力された第1の電力(24V)に基づいて動作するアクチュエータである。
第2の駆動部材としての冷却FAN133は、後述するように、第1の電力(24V)または電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力に基づいて動作し、動作異常が発生した場合、正常動作時の信号とは異なる識別信号(FANエラー信号)を出力するアクチュエータである。
低圧電源132は、画像形成装置の動作モードで最も電力負荷が重くなる印刷動作時に電力変換のためのスイッチング動作による発熱によって低圧電源132に使用される部品を破損・劣化させないよう冷却FAN133で冷却可能に構成されている。
さらに、冷却FAN133は、投入する駆動電圧を低下させることで回転数が低下するDC駆動FANであり、回転の有無を検出することでエラー信号(FANエラー信号)を生成する異常検出手段としての回路を内蔵している。
冷却FAN133で生成されたエラー信号は制御部134に搭載されているCPU138の入力ポートに接続されており、制御部134は冷却FAN133の駆動時にエラー信号を監視することで冷却FAN133の異常を検出できるようになっている。
また、印刷動作が終了すると低圧電源132への電力負荷は低下し、低圧電源132は、電力変換のためのスイッチング動作による発熱も抑えられるため、冷却FAN133に投入される駆動電圧を低下させられるように駆動回路が構成され、冷却FAN133の回転数を低下させることで冷却FAN133の駆動音を低減させるようにしている。
制御部134は、入出力ポートを有し、図3に示すように、出力ポート301から電磁クラッチON1信号を出力し、出力ポート302から電磁クラッチON2信号を出力し、出力ポート303からFANON信号を出力して駆動部200を制御し、また冷却FAN133からのエラー信号(FANエラー信号)を入力ポート304で入力するものである。
図3は実施例における冷却FANと電磁クラッチの接続回路の構成を示す回路図である。
図3において、駆動部200は、入力された第1の駆動信号としての電磁クラッチON1信号および電磁クラッチON2信号に基づいて電磁クラッチ121に第1の電力(24V)を供給して電磁クラッチ121を駆動し、また入力された第2の駆動信号としてのFANON信号および電磁クラッチON2信号に基づいて冷却FAN133に第1の電力(24V)または電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力を供給して冷却FAN133を駆動する駆動回路であり、第1の駆動部210と、第2の駆動部220とにより構成されている。
第1の駆動部210は、入力された電磁クラッチON1信号および電磁クラッチON2信号に基づいて電磁クラッチ121に第1の電力(24V)を供給し、電磁クラッチ121を駆動する駆動回路である。
この第1の駆動部210は、FET(Field Effect Transistor)307と、トランジスタ308と、トランジスタ310とを有している。
第2の駆動部220は、入力されたFANON信号および電磁クラッチON2信号に基づいて、電磁クラッチ121と直列接続された冷却FAN133に第1の電力または電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力を供給し、冷却FAN133を駆動する駆動回路である。
この第2の駆動部220は、トランジスタ306と、トランジスタ309と、FET307と、トランジスタ308と、トランジスタ310とを有している。
出力ポート301(図2に示すCPU138の出力ポート)は、抵抗を介してNPNトランジスタ310に接続され、更に電磁クラッチ121を駆動する電源である24Vを電磁クラッチ121へ供給するためのスイッチとなるPNPトランジスタ308に接続されている。
この出力ポート301で生成される駆動信号は、電磁クラッチ121を駆動制御するための信号である電磁クラッチON1信号として出力される。
また、出力ポート302(図2に示すCPU138の出力ポート)は抵抗を介してFET307に接続され、電磁クラッチ121の接地側スイッチとして駆動電源24Vの電力によって電磁クラッチ121の駆動を制御できるよう接続されている。
この出力ポート302で生成される駆動信号は、電磁クラッチ121を駆動するための信号である電磁クラッチON2信号として出力される。
すなわち、トランジスタ308とFET307が両方ONすることで電磁クラッチ121へ24Vが供給され、電磁クラッチ121は駆動(ON)状態となる。
出力ポート303(図2に示すCPU138の出力ポート)は、抵抗を介してNPNトランジスタ306に接続され、更にFAN133を駆動する電源である24VをFAN133へ供給するためのスイッチとなるPNPトランジスタ309に接続されている。
また、トランジスタ309のエミッタ−コレクタ間にはFAN133が停止した際に発生する逆起電力によってトランジスタ309に逆バイアスがかからないように還流ダイオード311が接続されている。
トランジスタ309のコレクタ端子には冷却FAN133が接続されており、出力ポート303で生成されるFANON信号によって、トランジスタ309をスイッチとして冷却FAN133へ駆動電圧24Vを供給可能に構成されている。
冷却FAN133は、供給される駆動電圧に応じ回転数を可変で回転することが可能なDC(Direct Current)ファンであり、FANエラー信号を出力する。
識別信号としてのFANエラー信号は、オープンコレクタ出力となっており、一定の回転数になると回転中であることを示すため0Vである「0」を出力し、停止中にはオープン出力を行う。
また、FANエラー信号は、入力ポート304(図2に示すCPU138の入力ポート)に接続され、冷却FAN133に駆動電圧を印加しているにもかかわらず冷却FAN133が出力するFANエラー信号が停止を示すオープン出力のままである状態であれば、5Vのプルアップ抵抗によって入力ポート304で停止中を示す「1」が入力され続け、図2に示すCPU138は冷却FAN133の不良を検出できるよう接続されている。
即ち、FANエラー信号は、正常動作時の信号とは異なる識別信号となる。
冷却FAN133と電磁クラッチ121の駆動回路は、FET307のドレイン端子と電磁クラッチ121の接地側にダイオード305のアノード端子、冷却FAN133の駆動電圧供給端子にダイオード305のカソード側が接続されている。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置が行う印刷動作を図1および図2を参照しながら説明する。なお、印刷動作は、画像形成装置100に備えられた制御部134によりメモリ等の記憶手段に記憶された制御プログラムに基づいて行われる。
画像形成装置100の制御部134は、通信回線およびI/F制御部を介して外部装置から印刷命令としての印刷データを受信する。印刷データを受信した制御部134は、給紙カセット102に収容されている印刷媒体Pをホッピングローラ103で1枚ずつ分離して給紙し、レジストローラ104、105へ搬送して、さらに画像形成タイミングに合わせて電磁クラッチ121および搬送モータ135を制御し、レジストローラ105により搬送ベルト114およびIDユニット111(111K、111Y、111M、111C)へ搬送する。
このとき、制御部134は、IDユニット111(111K、111Y、111M、111C)および搬送ベルト114を制御してトナー像を形成する。
まず、制御部134は、IDユニット111Kの感光ドラムを回転させ、帯電ローラで感光ドラムの表面を一様に帯電させる。制御部134は、LEDヘッド112Kにより、帯電された感光ドラムの表面を印刷データに応じて選択的に露光し、静電潜像を形成した後、現像ローラにより、感光ドラムの表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
制御部134は、転写ローラ113Kの転写電圧等を制御して感光ドラムの表面に現像されたトナー像を図1中の矢印Aが示す媒体搬送方向に搬送される印刷媒体Pに転写する。
トナー像が印刷媒体Pに転写された後、感光ドラムの表面に残留したトナーがクリーニングブレードによって掻き取られて感光ドラムの表面がクリーニングされ、その後、感光ドラムは帯電ローラによる次の帯電に供される。
IDユニット111K、搬送ベルト114および転写ローラ113Kでブラックのトナー像が転写された印刷媒体Pは、媒体搬送方向に搬送され、IDユニット111Kと同様の現像工程を行うIDユニット111Y、IDユニット111M、IDユニット111C、搬送ベルト114、および転写ローラ113Y、113M、113Cにより、イエロー、マゼンタ、およびシアンの各色のトナー像が転写され、画像形成に必要なすべてのトナー像が転写された後、搬送ベルト114から定着器116へ搬送される。
制御部134は、定着器116のヒータをON状態として加熱を行い、定着器116へ搬送された印刷媒体Pは、定着ローラ117とバックアップローラ118とのニップ部において熱圧着され、印刷媒体P上のトナーが定着される。
その後、制御部134は、排出ローラ119、120を回転させて印刷媒体Pを媒体搬送方向へ搬送し、装置外へ排出して本印刷動作を終了する。
なお、制御部134は、印刷動作時(第1の動作モード)、印刷命令待機時(第2の動作モード)、および停止時(第3の動作モード)の各動作モードに応じて冷却FAN133を制御する。
図4は実施例における冷却FANと電磁クラッチの接続回路の真理値表であり、第1の動作モード、第2の動作モード、および第3の動作モードの各動作モードにおける真理値表である。以下に、図4に示す真理値表を図1、図2、および図3を参照しながら説明する。
まず、第1の動作モードである印刷時(印刷動作時)について説明する。
印刷時は、冷却FAN133と電磁クラッチ121それぞれの駆動をON/OFFさせる必要がある。
例えば、制御部134は、画像形成装置100に電源が投入された後、印刷媒体Pを1枚も印刷していないような状態では、低圧電源132は十分冷えた状態であるため、少量の印刷に対して冷却FAN133を駆動させる必要はなく、騒音だけでなく省電力の観点からも冷却FAN133を停止(OFF)させたまま、印刷動作を行う。
このとき、制御部134は、電磁クラッチON2信号をONさせてFET307をONさせ、FANON信号をOFFにし、トランジスタ309をOFFした状態で、電磁クラッチON2信号ON/OFFすることにより、トランジスタ308を駆動させると、冷却FAN133を停止させたまま電磁クラッチ121の駆動のON/OFFを制御することができるようになっている。
また、制御部134は、印刷動作を継続して行い、低圧電源132の排熱が必要になった際に、電磁クラッチON2信号をONさせてFET307をONさせた状態でFANON信号をONすることによりトランジスタ309をONし、冷却FAN133を個別に全速で駆動(全速駆動)することができるようになっている。
次に、第2の動作モードである待機時について説明する。
待機時は、画像形成装置100が印刷動作の起動命令を待っている状態であり、印刷動作は行っていない状態であるため低騒音と低消費電力が要求される。
しかし、印刷動作直後は低圧電源132が冷却FAN133の冷却効果を期待して動作していた熱を蓄えた状態であるため、急に冷却FAN133を停止させることはできない。
そのため、冷却と低騒音を両立させるためには全速より低速の低速度で冷却FAN133を駆動(低速駆動)させ、低圧電源132を十分に冷却する必要がある。
ここで、低速駆動とは、冷却FAN133を全速駆動より低速で回転させる駆動であり、例えば全速駆動による所定時間当たりの回転数の2分の1の回転数で回転させる駆動である。
待機時の冷却FAN133を低速度で駆動(低速駆動)させる場合には、制御部134は、電磁クラッチON1信号をONすることでトランジスタ308をONし、FANON信号をOFFしてトランジスタ309をOFFし、電磁クラッチON2信号をOFFすることでFET307をOFFする。
この場合、24V電源からトランジスタ308を通り、電磁クラッチ121、およびダイオード305を経由して冷却FAN133に電力が供給される。
このとき、冷却FAN133の駆動電流は同経路で流れ、電磁クラッチ121に内蔵されるコイルの巻線抵抗によって冷却FAN133の駆動電圧は降下する。
例えば、冷却FAN133の駆動電圧が24Vの時、駆動電流が100mAであった場合、電磁クラッチ121の巻線抵抗が100Ωとすると、前記待機時の各信号の状態での冷却FAN133の駆動電圧は、24V−(100mA×100Ω)=14V と算出される。
しかし、厳密には冷却FAN133の駆動電圧の低下に伴い駆動電流は若干低下するため14Vに対して若干駆動電圧は増加する。回転数を駆動電圧から規定されるFANを用いる場合、上記のような抵抗体であるコイルを駆動電源の制限抵抗のように用いて低速度回転を実現する回路では、FANの駆動電流の低下度合いおよびコイルの抵抗値ばらつきで回転速度にムラが発生する可能性が高い。
そのため、低速駆動時にも回転速度が厳密に要求される使用方法の場合には回転速度の規定に注意が必要である。
また、この状態で100mA程度の電流が電磁クラッチ121にも印加されることとなる。通常動作として期待される電源電圧24V印可時の24V×240mA=5.76Wに対して(24V−14V)×100mA=1.4Wしか供給されないことになるが、電磁クラッチ121は印刷時のみONまたはOFFできればよいアクチュエータであるため動作的に影響がない。
次に、第3の動作モードである停止時について説明する。
この第3の動作モードは、電磁クラッチON1信号、FANON信号、電磁クラッチON2信号の全出力をOFFとすることで冷却FAN133、および電磁クラッチ121の完全OFF状態が要求される停止状態である。第3の動作モードは、上述した第1の動作モードおよび第2の動作モードより低消費電力を達成するための動作モードであり、例えば第2の動作モードが所定時間を超えて継続した場合に移行する省電力モードである。
制御部134は、電磁クラッチON1信号、FANON信号、電磁クラッチON2信号の全出力をOFFとすることで冷却FAN133、および電磁クラッチ121を完全OFF状態とすることができる。
なお、使用しない組み合わせではあるが、電磁クラッチON1信号をON、FANON信号をONとした状態で電磁クラッチON2信号をOFF設定としてもダイオード305によって電磁クラッチ121の両端子には24Vが供給されることになり電磁クラッチ121の駆動電流は発生しないため電磁クラッチはOFFを継続し冷却FAN133は全速駆動となる。
また、電磁クラッチON1信号をOFF、FANON信号をOFFとした場合には、電磁クラッチON2信号はON設定であってもOFF設定であっても、電磁クラッチ121および冷却FAN133でトランジスタ308およびトランジスタ309で24Vの供給が遮断されているため電磁クラッチ121および冷却FAN133はOFFを継続する。
次に、画像形成装置が行う電磁クラッチまたは冷却FANの故障(異常)を検出する故障検出処理を図5の実施例における故障検出処理の流れを示すフローチャートの図中Sで表すステップに従って図1〜図4を参照しながら説明する。
なお、故障検出処理は、所定のタイミングで行われるものとし、例えば画像形成装置100に電源が投入されたとき、印刷動作が完了したとき、オペレータパネルに表示されたメニュー画面でユーザにより故障検出を行う旨の操作を受け付けたとき等に行われる。
S1:画像形成装置100の制御部134は、故障判定を開始できるか否か、即ち異常停止または印刷動作完了等の任意のタイミングで搭載部品の故障検出を行うエラー判定を開始できる状態か否かを確認し、故障判定を開始できることを確認すると処理をS2へ移行し、故障判定を開始できない場合は、本確認を継続して行う。
S2:制御部134は、冷却FAN133が全速回転を行うための全速駆動の出力信号の設定を行う。制御部134は、FANON信号をON、電磁クラッチON2信号をONに設定する。なお、電磁クラッチON1信号についてはONではOFFでも良い。また、FANON信号は回転数の検出のため、回転数が一定になるまで待ってから検出するのが望ましい。
S3:制御部134は、FANエラー信号を確認し、「0」が検出されれば冷却FAN133としては正常に回転していると判定し、処理をS6へ移行する。一方、制御部134は、FANエラー信号が「1」であることを検出した場合、冷却FAN133が回転していない、または十分な回転を得られていない状態のため、処理をS4へ移行する。
S4:制御部134は、冷却FAN133の不良であることを検出する。
S5:制御部134は、冷却FAN133の故障であることをオペレータパネルに表示し、本処理を終了する。冷却FAN133の故障であることをオペレータパネルに表示することにより、保守対応が必要であることをユーザに報知することができる。
S6:S3において、FANエラー信号が「0」で全速回転駆動時の冷却FAN133に異常が見られなかった場合、制御部134は、冷却FAN133の低速回転を行うための低速駆動の設定を行う。
制御部134は、FANON信号をOFF、電磁クラッチON2信号をOFF、電磁クラッチON1信号をONする設定に切り替える。
即ち、制御部134は、駆動部200を制御して冷却FAN133に供給する第1の電力(24V)を電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力に切替える。より具体的には、制御部134は、第2の駆動部220を制御し、第1の電力(24V)より低下した第2の電力を冷却FAN133に供給する。
S7:制御部134は、FANエラー信号を確認し、「0」が検出されれば電磁クラッチ121も正常に動作していると判定し、処理をS10へ移行する。一方、制御部134は、FANエラー信号が「1」であることを検出した場合、冷却FAN133に電力が供給されない状態となっていると判定し、処理をS8へ移行する。
S8:制御部134は、FANエラー信号に基づいて電磁クラッチ121のコイルの断線不良であることを検出する。
S9:制御部134は、電磁クラッチ121の故障であることをオペレータパネルに表示し、本処理を終了する。電磁クラッチ121の故障であることをオペレータパネルに表示することにより、保守対応が必要であることをユーザに報知することができる。
S10:制御部134は、冷却FAN133および電磁クラッチ121が正常に動作していると判断し、「故障なし」として本処理を終了する。
このように、制御部134は、駆動部200を制御して冷却FAN133に供給する第1の電力(24V)を電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力に切替え、FANエラー信号に基づいて電磁クラッチ121のコイルの断線不良であることを検出する。
より具体的には、制御部134は、冷却FAN133に第1の電力(24V)を供給した場合においてFANエラー信号を検知せず、冷却FAN133に、電磁クラッチ121のコイルを経由した第2の電力を供給した場合においてFANエラー信号を検知した場合、電磁クラッチ121のコイルの異常を検出する。
本実施例では、ソレノイドマグネットや電磁クラッチ121の断線を検出するための専用回路を搭載することなく、冷却FAN133のエラー検出機能によってコイルの断線状態をも検出できるという効果が得られる。
また、電磁クラッチ121の巻線抵抗を利用し、DCFANとしての冷却FAN133の駆動電圧を低下させて回転数を低下させることにより、低速回転駆動を行うことが可能となり、低速回転を行うための専用回路を搭載する必要がなくなるため制御基板の小型化を図ることができる。
なお、本実施例では、電磁クラッチ121を使用した例で説明したが、巻線であるコイルで構成されるソレノイドマグネット(例えば、用紙搬送路を切り替えるためのソレノイドマグネット)等を利用した形態であっても同様の効果が得られる。
以上説明したように、本実施例では、異常検出回路を減らしても駆動部材の異常の発生を検出することができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をプリンタとして説明したが、それに限られるものでなく、冷却FANと電磁クラッチを備える複写機、ファクシミリ装置、複合機(MFP)等のOA機器などであっても良い。
100 画像形成装置
102 給紙カセット
104、105 レジストローラ
111(111K、111Y、111M、111C) IDユニット
112(112K、112Y、112M、112C) LEDヘッド
113(113K、113Y、113M、113C) 転写ローラ
116 定着器
119、120 排出ローラ
132 低圧電源
133 冷却FAN
134 制御部
135 搬送モータ
136、137 AC/DC変換回路
138 CPU
200 駆動部
210 第1の駆動部
220 第2の駆動部
301 出力ポート(電磁クラッチON1信号)
302 出力ポート(電磁クラッチON2信号)
303 出力ポート(FANON信号)
304 入力ポート(FANエラー信号)

Claims (6)

  1. 巻線を有し、入力された第1の電力に基づいて動作する第1の駆動部材と、
    前記第1の電力または前記巻線を経由した第2の電力に基づいて動作し、動作異常が発生した場合、正常動作時の信号とは異なる識別信号を出力する第2の駆動部材と、
    入力された第1の駆動信号に基づいて前記第1の駆動部材に前記第1の電力を供給して前記第1の駆動部材を駆動し、入力された第2の駆動信号に基づいて前記第2の駆動部材に前記第1の電力または前記第2の電力を供給して前記第2の駆動部材を駆動する駆動部と、
    前記第1の駆動信号および前記第2の駆動信号を出力して前記駆動部を制御し、前記識別信号を入力する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記駆動部を制御して前記第2の駆動部材に供給する前記第1の電力と前記第2の電力とを切替え、前記識別信号に基づいて前記第1の駆動部材の異常を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記第2の駆動部材に前記第1の電力を供給した場合において前記識別信号を検知せず、前記第2の駆動部材に前記第2の電力を供給した場合において前記識別信号を検知した場合、前記第1の駆動部材の巻線の異常を検出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置において、
    前記駆動部は、
    入力された第1の駆動信号に基づいて前記第1の駆動部材に前記第1の電力を供給し、前記第1の駆動部材を駆動する第1の駆動部と、
    入力された第2の駆動信号に基づいて、前記第1の駆動部材と直列接続された前記第2の駆動部材に前記第1の電力または前記第2の電力を供給し、前記第2の駆動部材を駆動する第2の駆動部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第2の駆動部を制御し、前記第1の電力より低下した前記第2の電力を前記第2の駆動部材に供給することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の画像形成装置において、
    前記制御部は、前記第1の駆動部材の巻線の異常を検出すると、前記第1の駆動部材が故障した旨を表示部に表示することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記第2の駆動部材は、冷却ファンであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置において、
    前記第1の駆動部材は、搬送ローラに備えられた電磁クラッチであることを特徴とする画像形成装置。
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