JP2005148669A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷却装置自体の誤動作や冷却装置の異常検知処理の誤動作によって発生する画像形成装置全体の不要な停止をなくすとともに、画像形成装置全体の不要な停止で発生するダウンタイムを防止し、信頼性の高い画像形成装置を提供することである。
【解決手段】 制御手段41が、ファン駆動手段45からの異常信号に基づいてファンの動作状態の異常を検知した場合に、ファン駆動手段45によって、ファンに対する通電を遮断し、所定時間経過後に再度通電を開始するリトライ制御を行い、リトライ制御を実施した後にも、ファン駆動手段45からの異常信号に基づいてファンの動作状態の異常を検知した場合には、操作部46によってその旨を操作者に通知するように制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、たとえば電子写真方式により記録紙に画像形成する画像形成装置に関する。
従来から、一様に帯電させた感光体の感光層に光を当てることによって露光して潜像を形成し、この潜像を感光層にトナーを付着させることによって現像し、これを記録紙に転写して画像形成を行うディジタル複写機等の電子写真方式の画像形成装置がよく知られている。
このような画像形成装置内においては、記録紙に対する画像の定着のためのヒータが設けられていたり、そのほか各部品が発熱する一方で、CPU等を有する制御基板などでは過熱による損傷や誤動作のおそれがあるため、これらを冷却するためのたとえば冷却ファンなどの冷却装置が設けられている。
この冷却装置自体が故障したりしてうまく動作しない場合などでは、その影響で他の部品等が過熱してしまい、損傷が拡大してしまうおそれがあるので、そのための対応を考慮しておく必要がある。
このような冷却装置の故障への対応に関する従来技術としては、たとえば特許文献1に記載の情報処理装置が挙げられる。
この特許文献1に記載の情報処理装置では、冷却ファンが停止してしまったときに、発光部を発光させたり、警告音を発したりすることによって、操作者に対して警告するようにしている。
特開平11−134220号公報
ところが、上述した従来技術においては以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載の発明では、冷却ファンの異常(冷却ファンの停止)が発生した場合に、装置の損傷を回避するため、冷却ファンの異常の旨をいかに早く操作者に警告するかを主眼としており、たとえば冷却ファンの異常を検知した途端にその旨を警告したりするようにしていた。
ところが、画像形成装置の場合、画像形成のための高圧出力部分や紙搬送に伴う静電気放電等によって電気的ノイズが発生する可能性が高く、冷却装置自体の不良ではないにもかかわらず、冷却装置の異常と検知してしまうという異常検知処理の誤動作やまた実際に冷却装置が停止してしまうことがあり得る。
このような状況であっても、特許文献1に記載の従来の装置では、即座に警告を発し、冷却装置の異常に対応した動作をしてしまう。そうなると、実際には冷却装置の異常ではなく画像形成装置を停止する必要がない場合であっても画像形成装置を停止してしまい、ダウンタイムが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は上記の点にかんがみてなされたもので、冷却装置自体の誤動作や冷却装置の異常検知処理の誤動作によって発生する画像形成装置全体の不要な停止をなくすとともに、画像形成装置全体の不要な停止で発生するダウンタイムを防止し、信頼性の高い画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するために、原稿画像を読み取り画像データを得る画像読取部と、画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成装置の動作を制御する制御手段と、操作者に対する表示や操作者からの操作入力を行う操作部と、画像形成装置内の各部を冷却する冷却装置と、前記制御手段による制御の基で前記冷却装置を駆動する冷却装置駆動手段とを備えた画像形成装置において、前記制御手段が、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合に、前記冷却装置駆動手段によって、前記冷却装置に対する通電を遮断し、所定時間経過後に再度通電を開始するリトライ制御を行い、前記リトライ制御を実施した後にも、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合には、前記操作部によってその旨を操作者に通知するように制御することを特徴とする。
また本発明は請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記リトライ制御を複数回行い、該複数回のリトライ制御を実施した後にも、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合には、前記操作部によってその旨を操作者に通知するように制御することを特徴とする。
また本発明は請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記制御手段が、前記冷却装置の起動時にのみ前記リトライ制御を行うことを特徴とする。
また本発明は請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記冷却装置を複数備え、前記制御手段が、前記複数の冷却装置のうち所定の冷却装置については、前記冷却装置起動時にのみ前記リトライ制御を行い、前記複数の冷却装置のうち他の所定の冷却装置については、前記冷却装置起動中に前記リトライ制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、冷却装置自体の誤動作や冷却装置の異常検知処理の誤動作によって発生する画像形成装置全体の不要な停止をなくすとともに、画像形成装置全体の不要な停止で発生するダウンタイムを防止し、信頼性の高い画像形成装置を提供することができる。
すなわち、本発明によれば、冷却装置の異常を検知した場合には所定のリトライを実行するので、冷却装置自体の誤動作のために冷却装置の異常を検知した場合や、異常検知処理の誤動作のために冷却装置の異常を検知した場合などでは、リトライで冷却装置が正常動作になることが可能であり、冷却装置自体の誤動作や冷却装置の異常検知処理の誤動作によって発生する画像形成装置全体の不要な停止をなくすことができ、画像形成装置全体の不要な停止で発生するダウンタイムを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明による画像形成装置の一実施の形態の構成を示す概略断面図である。本実施の形態では画像形成装置として電子写真方式の複写機を例に挙げて説明する。
ここで、図1を参照して本実施の形態による画像形成装置100の構成および基本動作について説明する。
なお、本実施の形態ではモノクロの画像形成のみが可能な画像形成装置について説明するが、本発明はこれに限られたものではなく、カラー画像の画像形成も可能な画像形成装置にも適用可能であることは言うまでもない。
図1において、画像形成装置100は、自動原稿搬送装置20と原稿読取部21と画像形成部22と給紙部23とを有して構成されている。
自動原稿搬送装置20では、その原稿給紙台上に載置された原稿を1枚ずつ読取位置に搬送して読取後の原稿を原稿排紙皿に集積する。
原稿読取部21は、原稿の画像を読み取ってディジタル画像データを生成する。
画像形成部22は、電子写真方式により記録紙に画像を形成する。
画像形成部22において、ドラム状の感光体1の周囲に帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、分離装置6およびクリーニング装置7が配置される。画像形成部22の下方には、複数のサイズを異にした記録紙を収納した記録紙収納部24A、24B、24Cを備えた給紙部23が設けられ、記録紙を画像形成部22に給紙する。10は手差し給紙部である。給紙部23または手差し給紙部10から給紙された記録紙は、レジストローラ11によって感光体1と転写装置5との間に供給され、搬送ベルト12によって搬送され、定着器8で定着処理されて排紙皿13に排紙される。
感光体1の時計方向の回転に対応して、帯電装置2による帯電、露光装置3による像露光および現像装置4による現像で感光体1上にトナー像が形成される。形成されたトナー像は転写装置5により記録紙に転写される。トナー像が転写された記録紙は定着器8において定着処理された後に排紙皿13に排紙される。
また、画像形成装置100内の所定の位置(図1では原稿読取部21の下側)には、画像形成装置100の動作制御を司る、CPU等の制御手段を搭載した制御基板31が設けられており、画像形成装置100内の所定の位置(図1では定着器8の左下側)には、各種ローラを回転させるためのモータ32が設けられており、画像形成装置100内の所定の位置(図1では画像形成装置100の左下側)には、画像形成装置100内で用いるDC電源を発生させるDC電源回路33が設けられている。
また、本実施の形態の画像形成装置100では、各部の過熱を防止するための冷却装置として複数のファンが設けられている。この例を挙げると、制御基板31の近傍にはファン35が設けられて制御基板31に搭載されたCPU等の過熱を防止するようにし、モータ32の近傍にはファン36が設けられてモータ32等の過熱を防止するようにし、DC電源回路33の近傍にはファン37が設けられてモータ32等の過熱を防止するようにしている。
さらに、画像形成装置100内の所定の位置(図1では画像形成装置100の左上側)には、画像形成装置100の外部と内部との間で吸気や排気を行い、画像形成装置100内の過熱を防止するためのファン38が設けられている。
なお、ファン36は、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンであり、ファン35、ファン37およびファン38は画像形成装置100の電源が投入されているときには常時動作させるべきファンである。
図2は、図1に示した画像形成装置100の制御に関する構成を示すブロック図である。
図2に示すように、画像形成装置100は、図1の制御基板31を有し、全体の制御を行う制御手段41と、図1の原稿読取部21を有し、原稿から画像を読み取る画像読取部42と、図1の画像形成部22を有し、たとえば紙などの記録紙に画像を形成する画像形成部43と、画像読取部42によって読み取った画像データやそのほか、制御手段41で実行するプログラム、画像形成装置100の動作に必要なパラメータ等を記憶する記憶手段44と、画像形成装置100から操作者に対して情報表示したり、操作者が画像形成装置100に対する操作、指示等を入力する操作部46と、図1のファン35、36、37、38の駆動を行うファン駆動手段45とを有して構成される。操作部46はいわゆる操作パネルに限られず、LEDのようなもので操作者に通知をするようなものでもよいし、音によって操作者に通知をするようなものでもよい。
ファン駆動手段45は、ファンすなわち冷却装置を駆動する冷却装置駆動手段であり、制御手段41からのファン駆動信号58に基づいて各ファンを駆動し、また、各ファンの動作状態を示すファン回転異常信号59を制御手段41に対して出力する。
このファン駆動手段45の具体的な構成について図3を参照して詳しく説明する。
図3は、図1に示した画像形成装置100のファン駆動手段45の具体的構成の一例を示すブロック図である。
本実施の形態の画像形成装置100では、ファン駆動手段45として、図3に示すような構成をとる。
ファン駆動手段45は、図3に示すように、ファン駆動用電源51と、ヒューズ等の異常保護装置52と、トランジスタ等のスイッチ手段53と、ファン54とを有して構成される。ファン54としては、図1に示したファン35、36、37、38のいずれかまたはすべてが適用されるものである。
ファン駆動手段45において、ファン54はファン駆動用電源51が供給されることによって駆動されるが、ファン駆動用電源51とファン54との間にはスイッチ手段53が挿入され、このスイッチ手段53は、制御手段41からのファン駆動信号58によって通電/非通電が切り替えられる。したがって、ファン54はファン駆動信号58によって動作ON/動作OFFが切り替えられる。
また、ファン回転異常信号59はファン54から出力されるものであり、その一例としては、ファン54の内部にて電流の変動を監視し、電流が変動していない場合にはファン54が停止している旨のファン回転異常信号59を出力し、電流が変動している場合にはファン54が回転している旨のファン回転異常信号59を出力する。また、他の例としては、たとえば既知のエンコーダによってファンの回転を検出する技術を採用し、それに基づいてファン回転異常信号59を出力するようにしてもよい。
次に、図2や図3に示したファン駆動信号58とファン回転異常信号59との関係の一例を説明する。
図4は、制御手段41からファン駆動手段45に対して出力されるファン駆動信号58およびファン駆動手段45から制御手段41に対して出力されるファン回転異常信号59の信号レベルのタイミングチャートを示す図である。
本実施の形態では、ファン駆動信号58は、HIGHのときにファン54を動作させる旨の信号であり、LOWのときにファン54を停止させる旨の信号である。また、ファン回転異常信号59は、HIGHのときにファン54が停止している旨の信号であり、LOWのときにファン54が動作(正常回転)している旨の信号である。
図4に示すように、制御手段41がファン駆動信号58をHIGHにすると、ファン駆動手段45ではそれを受けてファン54を動作させる。また、制御手段41がファン駆動信号58をLOWにすると、ファン駆動手段45ではそれを受けてファン54を停止させる。ファン54では、上述のようなファン54の回転状態を反映させたファン回転異常信号59を出力する。
画像形成装置100が正常の場合には、制御手段41がファン駆動信号58をHIGHにすると、所定のディレイの後、ファン回転異常信号59がLOWになる。また、画像形成装置100が正常の場合には、ファン回転異常信号59がLOWのときに、制御手段41がファン駆動信号58をHIGHからLOWにすると、所定のディレイの後、ファン回転異常信号59がHIGHになる。
次に、本実施の形態の画像処理装置における冷却装置の異常を検知する異常検知処理の動作について説明する。
まず、ファン駆動信号58のHIGH/LOWの切り替えを所定回数だけ繰り返すことによって、ファンすなわち冷却装置の駆動をリトライする例について図5を参照して説明する。
図5は、冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号58のHIGH/LOWの切り替えを所定回数だけ繰り返す処理を行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰した場合を示す図である。
図5に示すタイミングチャートは、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンに対する制御を示すものである。
まず、制御手段41は、画像形成部43にて画像形成動作をさせる時点Aになったならば、ファン駆動信号58をHIGHにしてファンの駆動開始を指示する。
このファン駆動信号58を受けたファン駆動手段45では、スイッチ手段53が通電状態にされ、ファン54に対してファン駆動用電源51が供給される。これによってファン54が駆動されて回転が開始されると、時点Bには、ファン回転異常信号59がファン54が回転状態にあることを示すLOWとなる。
その後、画像形成部43にて画像形成動作が継続している間は、制御手段41は、ファン駆動信号58をHIGHのままにしておくのだが、時点Cで、何らかの要因でファン回転異常信号59が、ファン54が停止状態にあることを示すHIGHとなってしまったとする。このとき、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
このファン回転異常信号59のHIGHを受けた制御手段41では、ファン回転異常信号59がLOWに戻らないかどうかを監視しながら、所定のディレイの後に時点Dでファン駆動信号58をLOWにし、所定のディレイの後に時点Eでファン駆動信号58をHIGHに戻す。この例では、このように一旦ファンを回転を停止させる指令を発した後に再度ファンを回転させる指令を発するリトライの動作を所定回数(図5および図6の例では4回)繰り返し、その間にファン回転異常信号59がLOWに戻った場合には、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
図5の例では、時点DおよびEにおけるリトライ並びに時点FおよびGにおけるリトライの2回のリトライを実施したところ、時点Hでファン回転異常信号59がLOWに戻り、正常なファンの駆動が確認されたので、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わず、そのまま処理を続行する。
その後、I時点で、画像形成部43による画像形成動作が完了したならば、制御手段41は、ファン駆動信号58をLOWにし、ファン54の停止を指示する。これを受けたファン駆動手段45では、ファン54を停止し、J時点でファン回転異常信号59をファン54が停止状態にあることを示すHIGHにする。
次に、図6を参照して、所定回数(この例では4回)のリトライを行ってもファン回転異常信号59が不具合な状態の場合の処理について説明する。
図6は、冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号58のHIGH/LOWの切り替えを所定回数だけ繰り返す処理を行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰しなかった場合を示す図である。
図6に示すタイミングチャートも図5と同じく、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンに対する制御を示すものである。
まず、制御手段41は、画像形成部43にて画像形成動作をさせる時点Kになったならば、ファン駆動信号58をHIGHにしてファンの駆動開始を指示する。
このファン駆動信号58を受けたファン駆動手段45では、スイッチ手段53が通電状態にされ、ファン54に対してファン駆動用電源51が供給される。これによってファン54が駆動されて回転が開始されると、時点Lには、ファン回転異常信号59がファン54が回転状態にあることを示すLOWとなる。
その後、画像形成部43にて画像形成動作が継続している間は、制御手段41は、ファン駆動信号58をHIGHのままにしておくのだが、時点Mで、何らかの要因でファン回転異常信号59が、ファン54が停止状態にあることを示すHIGHとなってしまったとする。このとき、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
このファン回転異常信号59のHIGHを受けた制御手段41では、ファン回転異常信号59がLOWに戻らないかどうかを監視しながら、所定のディレイの後に時点Nでファン駆動信号58をLOWにし、所定のディレイの後に時点Oでファン駆動信号58をHIGHに戻す。この例では、このように一旦ファンを回転を停止させる指令を発した後に再度ファンを回転させる指令を発するリトライの動作を所定回数(4回)繰り返し、その間にファン回転異常信号59がLOWに戻った場合には、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
図6の例では、時点NおよびOにおけるリトライ、時点PおよびQにおけるリトライ、時点RおよびSにおけるリトライ並びに時点TおよびUにおけるリトライの4回(所定回数)のリトライを実施したにも関わらず、ファン回転異常信号59がLOWに戻ることがなかったため、制御手段41では、ファンの異常検知と判断し、時点Vにて、画像形成部43による画像形成動作を停止させるとともに、念のためファン駆動信号58をLOWにしてファン54の停止を指示する。また、この場合には、制御手段41では、ファンの異常検知と判断したその旨を、たとえば操作部46を用いて操作者に対して通知する。
ところで、上述の図5および図6に示した例では、リトライを所定回数(たとえば4回)繰り返すようにしたが、本発明はこれに限らず、1度だけリトライをするものであってもかまわない。この1度だけリトライをする場合の例を図7および図8に示す。
図7は、冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号58のHIGH/LOWの切り替えの処理を1度だけ行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰した場合を示す図である。
図7に示すタイミングチャートは、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンに対する制御を示すものである。
まず、制御手段41は、画像形成部43にて画像形成動作をさせる時点aになったならば、ファン駆動信号58をHIGHにしてファンの駆動開始を指示する。
このファン駆動信号58を受けたファン駆動手段45では、スイッチ手段53が通電状態にされ、ファン54に対してファン駆動用電源51が供給される。これによってファン54が駆動されて回転が開始されると、時点bには、ファン回転異常信号59がファン54が回転状態にあることを示すLOWとなる。
その後、画像形成部43にて画像形成動作が継続している間は、制御手段41は、ファン駆動信号58をHIGHのままにしておくのだが、時点cで、何らかの要因でファン回転異常信号59が、ファン54が停止状態にあることを示すHIGHとなってしまったとする。このとき、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
このファン回転異常信号59のHIGHを受けた制御手段41では、ファン回転異常信号59がLOWに戻らないかどうかを監視しながら、所定のディレイの後に時点dでファン駆動信号58をLOWにし、所定のディレイの後に時点eでファン駆動信号58をHIGHに戻す。この例では、このように一旦ファンを回転を停止させる指令を発した後に再度ファンを回転させる指令を発するリトライの動作を1度だけ行い、その後、所定時間(図7の例ではこの所定時間>(時点eから時点fまでの時間))内にファン回転異常信号59がLOWに戻った場合には、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
図7の例では、時点dおよびeにおけるリトライを実施したところ、時点fでファン回転異常信号59がLOWに戻り、正常なファンの駆動が確認されたので、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わず、そのまま処理を続行する。
その後、i時点で、画像形成部43による画像形成動作が完了したならば、制御手段41は、ファン駆動信号58をLOWにし、ファン54の停止を指示する。これを受けたファン駆動手段45では、ファン54を停止し、j時点でファン回転異常信号59をファン54が停止状態にあることを示すHIGHにする。
次に、図8を参照して、リトライを1度行ってもファン回転異常信号59が不具合な状態の場合の処理について説明する。
図8は、冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号58のHIGH/LOWの切り替えの処理を1度だけ行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰しなかった場合を示す図である。
図8に示すタイミングチャートも図7と同じく、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンに対する制御を示すものである。
まず、制御手段41は、画像形成部43にて画像形成動作をさせる時点kになったならば、ファン駆動信号58をHIGHにしてファンの駆動開始を指示する。
このファン駆動信号58を受けたファン駆動手段45では、スイッチ手段53が通電状態にされ、ファン54に対してファン駆動用電源51が供給される。これによってファン54が駆動されて回転が開始されると、時点lには、ファン回転異常信号59がファン54が回転状態にあることを示すLOWとなる。
その後、画像形成部43にて画像形成動作が継続している間は、制御手段41は、ファン駆動信号58をHIGHのままにしておくのだが、時点mで、何らかの要因でファン回転異常信号59が、ファン54が停止状態にあることを示すHIGHとなってしまったとする。このとき、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
このファン回転異常信号59のHIGHを受けた制御手段41では、ファン回転異常信号59がLOWに戻らないかどうかを監視しながら、所定のディレイの後に時点nでファン駆動信号58をLOWにし、所定のディレイの後に時点oでファン駆動信号58をHIGHに戻す。この例では、このように一旦ファンを回転を停止させる指令を発した後に再度ファンを回転させる指令を発するリトライの動作を1度だけ行い、その後、所定時間(図8の例では時点oから時点pまでの時間)内にファン回転異常信号59がLOWに戻った場合には、制御手段41では、ファンの異常検知とは判断せず、たとえば操作部46を用いての操作者に対するファンの異常の通知は行わない。
図8の例では、時点nおよびoにおけるリトライを実施したにも関わらず、ファン回転異常信号59が所定時間内にLOWに戻ることがなかったため、制御手段41では、ファンの異常検知と判断し、時点pにて、画像形成部43による画像形成動作を停止させるとともに、念のためファン駆動信号58をLOWにしてファン54の停止を指示する。また、この場合には、制御手段41では、ファンの異常検知と判断したその旨を、たとえば操作部46を用いて操作者に対して通知する。
なお、上述の実施の形態では、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンについての制御について説明したが、上述のように、ファンによっては画像形成装置100の電源が投入されているときには常時動作させるべきファンも存在する。このようなファンについても、上述のようなリトライ制御を実施することができる。
また、上述の実施の形態では、制御手段41がファンを動作させるファン駆動信号58を最初に出力して(ファン起動時、たとえば図5の時点A)一旦はファンが回転(たとえば図5の時点Bでファン回転異常信号59が一旦LOWになった)した後に、ファンを回転させたままのはずなのにファン回転異常信号59によって制御手段41にファンの異常が知らされた(たとえば図5の時点Cで、ファン駆動信号58がHIGHであるにも関わらずファン回転異常信号59がHIGHになった)場合に、ファン駆動のリトライ処理を行うようにしたが、本発明はこれに限らず、制御手段41がファンを動作させるファン駆動信号58を最初に出力した時点(ファン起動時、たとえば図5の時点A)で、ファンが回転しない場合(たとえば図5の時点Bになってもファン回転異常信号59がLOWにならない場合)に、上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行することができる。
また、制御手段41がファンを動作させるファン駆動信号58を最初に出力した時点(ファン起動時、たとえば図5の時点A)で、ファンが回転しない場合(たとえば図5の時点Bになってもファン回転異常信号59がLOWにならない場合)のみに、上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行することもできる。
また、ファン起動時にもファン起動中にも上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行することもできるし、ファン起動中にのみ上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行することもできる。
また、ファンの種類によって制御を異ならせることもできる。すなわちたとえば、画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときにのみ動作させるべきファンについては、ファン起動時に上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行し、画像形成装置100の電源が投入されているときには常時動作させるべきファンについては、ファン起動中に上述の所定回数のリトライを実施する処理や1度だけのリトライを行う処理を実行することもできる。
また、画像形成装置100内に設けたファンとしては、上述の画像形成装置100の画像形成部43にて画像形成動作を行っているときに動作させるべきファンおよび画像形成装置100の電源が投入されているときには常時動作させるべきファンといった分類のほかにも、設置位置の特性(冷却対象の特性)等によって様々な分類が可能である。そこでたとえば、動作異常を検知した途端に操作者に報告するべき緊急を有するファンについては上述のリトライ制御を行わないようにし、そこまで緊急を要しないファンの場合には1度だけのリトライ制御を行うこととし、そのほかファンの種類、特性に応じてリトライを行う回数を定めるようにし、すなわち、ファンの特性に応じてリトライ制御の回数を異ならせるようにすることができる。
本発明による画像形成装置の一実施の形態の構成を示す概略断面図である。 図1に示した画像形成装置の制御に関する構成を示すブロック図である。 図1に示した画像形成装置のファン駆動手段45の具体的構成の一例を示すブロック図である。 制御手段からファン駆動手段に対して出力されるファン駆動信号およびファン駆動手段から制御手段に対して出力されるファン回転異常信号の信号レベルのタイミングチャートを示す図である。 冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号のHIGH/LOWの切り替えを所定回数だけ繰り返す処理を行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰した場合を示す図である。 冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号のHIGH/LOWの切り替えを所定回数だけ繰り返す処理を行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰しなかった場合を示す図である。 冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号のHIGH/LOWの切り替えの処理を1度だけ行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰した場合を示す図である。 冷却装置の駆動のリトライとして、ファン駆動信号のHIGH/LOWの切り替えの処理を1度だけ行う場合の、各信号レベルや画像形成装置の動作状態のタイミングチャートを示す図であって、リトライによって復帰しなかった場合を示す図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電装置
3 露光装置
4 現像装置
5 転写装置
6 分離装置
7 クリーニング装置
8 定着器
10 手差し給紙部
11 レジストローラ
12 搬送ベルト
13 排紙皿
20 自動原稿搬送装置
21 原稿読取部
22 画像形成部
23 給紙部
24A、24B、24C 記録紙収納部
31 制御基板
32 モータ
33 DC電源回路
35、36、37、38 ファン
41 制御手段
42 画像読取部
43 画像形成部
44 記憶手段
45 ファン駆動手段
46 操作部
51 ファン駆動用電源
52 異常保護装置
53 スイッチ手段
54 ファン
58 ファン駆動信号
59 ファン回転異常信号

Claims (4)

  1. 原稿画像を読み取り画像データを得る画像読取部と、画像データに基づいて記録紙に画像を形成する画像形成部と、画像形成装置の動作を制御する制御手段と、操作者に対する表示や操作者からの操作入力を行う操作部と、画像形成装置内の各部を冷却する冷却装置と、前記制御手段による制御の基で前記冷却装置を駆動する冷却装置駆動手段とを備えた画像形成装置において、
    前記制御手段が、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合に、前記冷却装置駆動手段によって、前記冷却装置に対する通電を遮断し、所定時間経過後に再度通電を開始するリトライ制御を行い、前記リトライ制御を実施した後にも、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合には、前記操作部によってその旨を操作者に通知するように制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段が、前記リトライ制御を複数回行い、該複数回のリトライ制御を実施した後にも、前記冷却装置駆動手段からの異常信号に基づいて前記冷却装置の動作状態の異常を検知した場合には、前記操作部によってその旨を操作者に通知するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段が、前記冷却装置の起動時にのみ前記リトライ制御を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記冷却装置を複数備え、
    前記制御手段が、前記複数の冷却装置のうち所定の冷却装置については、前記冷却装置起動時にのみ前記リトライ制御を行い、前記複数の冷却装置のうち他の所定の冷却装置については、前記冷却装置起動中に前記リトライ制御を行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006191501A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Ricoh Co Ltd 画像読取装置
JP2009211793A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Toshiba Corp 記録再生装置
US7873287B2 (en) 2007-03-30 2011-01-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus addressing an abnormality in the cooling device and a method of controlling the image forming apparatus

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