JP2021529823A - キナーゼ活性を阻害するためのアルキニル(ヘテロ)芳香族化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立して、NまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNではなく;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立して、H、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシまたはC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R1とR2、またはR2とR3は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立して、HまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
化学定義
以下、具体的な官能基と化学用語の定義についてより詳細に説明する。
各Rbbは、独立して、水素、−OH、−ORaa、−N(Rcc)2、−CN、−C(=O)Raa、−C(=O)N(Rcc)2、−CO2Raa、−SO2Raa、−C(=NRcc)ORaa、−C(=NRcc)N(Rcc)2、−SO2N(Rcc)2、−SO2Rcc、−SO2ORcc、−SORaa、−C(=S)N(Rcc)2、−C(=O)SRcc、−C(=S)SRcc、−P(=O)2Raa、−P(=O)(Raa)2、−P(=O)2N(Rcc)2、−P(=O)(NRcc)2、アルキル、ハロアルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環基、複素環基、アリール、およびヘテロアリールから選択されるか、または2つのRbb基が連結して、複素環基もしくはヘテロアリール環を形成し、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、炭素環基、複素環基、アリール、およびヘテロアリールは、独立して、0、1、2、3、4もしくは5個のRdd基で置換され;
本明細書において、「本発明の化合物」とは、以下の式(I)で表される化合物−式(III)で表される化合物(例えば式(IIIa)で表される化合物などの各式のサブセットを含む)、或いはその薬学的に許容される塩、エナンチオマー、ジアステレオマー、ラセミ体、溶媒和物、水和物、結晶多形、プロドラッグ、または活性代謝物を指す。
X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立して、NまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNではなく;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立して、H、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシまたはC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5およびR6、R6およびR7、またはR7およびR8は組み合わせて、C5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立して、HまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
X1、X2、X3およびYは、それぞれ独立して、NまたはCHから選択され、且つX1、X2、X3およびYのうちの少なくとも1つはNであり;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環BはC6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R9、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
U1はCHまたはNから選択され;
U2はCR8またはNから選択され;
U3はCR7またはNから選択される。
ここで、
C1は、CR14またはNから選択され;
C2は、C(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
一般式(Ib)の一実施形態において、R6は、H、F、メトキシ、トリフルオロメチル、または1つのR14で置換されていてもよいC1−6アルキルから選択される。好ましい実施形態において、R6はtert−ブチルである。別の好ましい実施形態において、R6は2−トリフルオロメチルプロパン−2−イルである。
一般式(Ic)の一実施形態において、R7は、H、ハロゲン、トリフルオロメチル、C1−6アルコキシ、5−6員ヘテロシクリル、1つまたは2つのR14で置換されていてもよいC1−3アルキルから選択される。好ましい実施形態において、R7は、H、Cl、またはトリフルオロメチルから選択され;別の好ましい実施形態において、R7はメトキシであり;別の好ましい実施形態において、R7はモルホリニルである。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立してNまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNではなく;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立してH、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
WおよびVは、それぞれ独立してCR1またはNから選択され;
条件はWおよびVのうちの1つがNであり、且つWおよびVが同時にNではなく;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく; ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせて、C5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立してHまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して水素またはC1−3アルキルである。
WおよびVは、それぞれ独立してCR1またはNから選択され;
条件はWおよびVのうちの1つがNであり、且つWおよびVが同時にNではなく;
X1、X2、X3およびYは、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1、X2、X3およびYのうちの少なくとも1つはNであり;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1とR2、またはR2とR3は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R9、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
U1はCHまたはNから選択され;
U2はCR8またはNから選択され;
U3はCR7またはNから選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立してNまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNであり;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立して、H、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立してHまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
一般式(III)の一実施形態において、Lは、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
X1、X2、X3およびYは、それぞれ独立して、NまたはCHから選択され、且つX1、X2、X3およびYのうちの少なくとも1つはNであり;
環AはC6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R9、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して水素またはC1−3アルキルである。
一般式(III−1)の一実施形態において、Lは−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
U1はCHまたはNから選択され;
U2はCR8またはNから選択され;
U3はCR7またはNから選択される。
ここで、
C1は、CR14またはNから選択され;
C2は、C(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
X1およびX3は、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
R2は、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;ここで、前記のC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つまたは2つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、またはC1−6アルキルから選択され;
Lは、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R6は、H、ハロゲン、C1−6アルキル、またはC1−6ハロアルキルから選択され;
U1はCHまたはNから選択され;
U2はCR8またはNから選択され;
U3はCR7またはNから選択され;
R7は、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8はHまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
X1およびX3は、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
R2は、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;ここで、前記のC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つまたは2つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、またはC1−6アルキルから選択され;
Lは、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R7は、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は、Hまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
X1およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
Lは、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R7は、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は、Hまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して0、1、2または3から選択される。
X1、X2およびX3は、それぞれ独立してNまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立してNまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNではなく;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立してH、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
C1およびC2は、それぞれ独立してCHまたはNから選択され;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立してHまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して水素またはC1−3アルキルである。
U1はCHまたはNから選択され;
U2はCR8またはNから選択され;
U3はCR7またはNから選択される。
ここで、
C1は、CR14またはNから選択され;
C2は、C(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
ここで、
C1はCR14またはNから選択され;
C2はC(R14)2またはNR14から選択され;
mおよびnは、それぞれ独立して、0、1、2または3から選択される。
他の様態では、本発明は、本発明の化合物(「活性成分」とも呼ばれる)および薬学的に許容される賦形剤を含む医薬組成物を提供する。一部の実施形態において、前記の医薬組成物は、有効量の活性成分を含む。一部の実施形態において、前記の医薬組成物は、治療有効量の活性成分を含む。一部の実施形態において、前記の医薬組成物は、予防有効量の活性成分を含む。
本発明によって提供される医薬組成物は、経口投与、非経口投与、吸入投与、局所投与、直腸内投与、鼻腔投与、口腔投与、膣内投与、インプラントによる投与または他の投与方法などの様々な方式によって投与することができるが、これらに限定されない。例えば、本発明で用いた非経口投与には、皮下投与、皮内投与、静脈内投与、筋肉内投与、関節内投与、動脈内投与、滑膜腔内投与、胸骨内投与、脳脊髄膜内投与、病巣内投与、頭蓋内の注射や輸液技術がある。
本発明は、キナーゼが関与している可能性のある疾患、これらの疾患の症状、またはキナーゼによって媒介される他の生理学的事象を治療または改善することができる生物学的特性を有する化合物を提供する。例えば、本発明の化合物は、Ret(Rearranged during transfection)、ABL1(E255K)−phosphorylated、ABL1(F317I)−nonphosphorylated、ABL1(F317I)−phosphorylated、ABL1(F317L)−nonphosphorylated、ABL1(F317L)−phosphorylated、ABL1(H396P)−nonphosphorylated、ABL1(H396P)−phosphorylated、ABL1(M351T)−phosphorylated、ABL1(Q252H)−nonphosphorylated、ABL1(Q252H)−phosphorylated、ABL1(T315I)−nonphosphorylated、ABL1(T315I)−phosphorylated、ABL1(Y253F)−phosphorylated、ABL1−nonphosphorylated、ABL1−phosphorylated、ABL2、ALK(L1196M)、AMPK−alpha1、AMPK−alpha2、ANKK1、AURKB、AURKC、AXL、BLK、BMX、BRAF、BRAF(V600E)、BRK、BTK、CAMK1、CAMKK1、CAMKK2、CDC2L1、CDC2L2、CDC2L5、CDK11、CDK2、CDK5、CDK7、CDK8、CDKL1、CDKL2、CDKL3、CHEK2、CIT、CLK1、CLK4、CSF1R、CSK、CTK、DDR1、DDR2、DLK、EGFR、EGFR(E746−A750del)、EGFR(G719C)、EGFR(G719S)、EGFR(L747−E749del、A750P)、EGFR(L747−S752del、P753S)、EGFR(L747−T751del,Sins)、EGFR(L858R)、EGFR(L858R,T790M)、EGFR(L861Q)、EGFR(S752−I759del)、EGFR(T790M)、EPHA1、EPHA2、EPHA3、EPHA4、EPHA5、EPHA6、EPHA7、EPHA8、EPHB1、EPHB2、EPHB4、EPHB6、ERBB2、ERBB4、ERK8、FAK、FER、FES、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR3(G697C)、FGFR4、FGR、FLT1、FLT3、FLT3(D835H)、FLT3(D835V)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、FLT3(ITD,D835V)、FLT3(ITD,F691L)、FLT3(K663Q)、FLT3(N841I)、FLT3(R834Q)、FLT4、FRK、FYN、GAK、GCN2(Kin.Dom.2,S808G)、HCK、HIPK4、HPK1、IKK−alpha、IKK−beta、IRAK1、IRAK4、ITK、JAK1(JH1domain−catalytic)、JAK2(JH1domain−catalytic)、JAK3(JH1domain−catalytic)、JNK1、JNK2、JNK3、KIT、KIT(A829P)、KIT(D816H)、KIT(D816V)、KIT(L576P)、KIT(V559D)、KIT(V559D,T670I)、KIT(V559D,V654A)、LCK、LIMK1、LIMK2、LOK、LRRK2、LRRK2(G2019S)、LTK、LYN、MAK、MAP3K2、MAP3K3、MAP4K2、MAP4K3、MAP4K4、MAP4K5、MEK5、MELK、MERTK、MET、MET(M1250T)、MINK、MKNK2、MLK1、MLK2、MLK3、MST1、MST1R、MST2、MUSK、MYLK2、MYO3A、MYO3B、NDR2、NEK1、NEK11、NEK4、NEK5、NEK9、NLK、p38−alpha、p38−beta、p38−delta、p38−gamma、PCTK2、PDGFRA、PDGFRB、PFCDPK1(P.falciparum)、PFTAIRE2、PFTK1、PKAC−alpha、PKAC−beta、PYK2、RAF1、RET、RET(M918T)、RET(V804L)、RET(V804M)、RIPK1、RIPK2、RIPK4、ROCK2、RPS6KA4(Kin.Dom.1−N−terminal)、RSK2(Kin.Dom.1−N−terminal)、RSK3(Kin.DoN−terminal)、S6K1、SIK、SLK、SRC、SRMS、SRPK1、STK33、STK35、STK36、SYK、TAK1、TAOK2、TAOK3、TEC、TESK1、TGFBR2、TIE1、TIE2、TNIK、TNK1、TNK2、TNNI3K、TRKA、TRKB、TRKC、TTK、TXK、TYK2(JH1domain−catalytic)、TYRO3、ULK3、VEGFR2、YES、YSK4、ZAK、ZAP70、またはFGFR(Fibroblast growth factor receptor)のチロシンキナーゼ活性、ならびに癌の成長、発生および/または転移を調節すると考えられている他のチロシンキナーゼを阻害することを示す。本発明の多くの化合物は、K562白血病細胞を含む癌細胞株に対して強力なin vitro活性を有することが分かっている。
本発明の化合物、およびその塩および溶媒和物、およびその生理学的機能性誘導体は、複数のプロテインキナーゼによって媒介される疾患および病状の治療のために、単独で、あるいは他の治療剤と組み合わせて使用することができる。従って、本発明による併用療法は、少なくとも1種類の式(I)で表される化合物またはその医薬として許容される塩もしくは溶媒和物、またはその生理学に機能性の誘導体の投与、および少なくとも1種類の他の医薬活性剤の使用を含む。式(I)で表される化合物、および他の医薬活性剤は、一緒にまたは別々に投与することができ、別々に投与する場合、投与は同時に、または任意の順番で順次に行うことができる。式(I)で表される化合物および他の医薬活性剤の量、および投与の相対的なタイミングは、所望の併用療法効果を達成するように選択される。
以下、具体的な実施形態によって本発明をさらに説明する。これらの実施例は、本発明を例示するためのみに使用され、本発明の範囲を限定するものではないことを理解しべきである。以下の実施例において、特定の条件を明記しない実験方法は、一般に、通常の条件または製造業者が推奨する条件に従う。特に明記しない限り、部およびパーセンテージは、重量部および重量パーセントである。
3−クロロピラジン−2−アミン(1.29g,10mmol)およびクロロアセトアルデヒド(40%水溶液,9.8g,50mmol)を、30mLのイソプロパノールに加え、一晩加熱還流した。回転蒸発により溶媒を除去し、30mL水で溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液でPH=7に調整し、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、70%の収率で淡黄色固体1.07gを得た。LC−MS(APCI):m/z=154(M+1)+。
8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピラジン(1.07g,7mmol)を15mLの氷酢酸に溶解し、氷浴下で液体臭素(1.12g,7mmol)をゆっくりと滴下した。滴下終了後、氷浴を取り外し、室温で一晩攪拌した。TLCで反応の完了をモニターした後、30mLの飽和亜硫酸ナトリウム溶液を添加し、酢酸エチル(30mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、82%の収率で淡黄色固体1.33gを得た。LC−MS(APCI):m/z=233(M+1)+。
3−ブロモ−8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピラジン(1.33g,5.7mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(0.66g,6.8mmol)およびトリエチルアミン(1.15g,11.4mmol)を、15mLのn−ブタノールに添加し、120℃に昇温し、一晩反応させた。回転蒸発により溶媒を除去し、30mL水を添加して希釈させ、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、75%の収率で淡黄色固体1.25gを得た。LC−MS(APCI):m/z=294(M+1)+。
3−ブロモ−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(1.25g,4.3mmol)、トリメチルシリルアセチレン(0.54g,5.5mmol)、Pd(PPh3)4(0.24g,0.21mmol)、CuI(51mg,0.33mmol)および1.4mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、10mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、水30mLを加え、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を10mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、60%の収率で淡黄色固体0.8gを得た。LC−MS(APCI):m/z=311(M+1)+。
N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((トリメチルシリル)エチニル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(0.8g,2.58mmol)を10mLのテトラヒドロフランに溶解させ、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.35g,5.16mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。回転蒸発により溶媒を除去し、水10mLを加え、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、88%の収率で淡黄色固体0.54gを得た。LC−MS(APCI):m/z=239(M+1)+。
N−(3−ヨード−4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(125mg,0.31mmol)、3−エチニル−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(90mg,0.38mmol)、Pd(PPh3)4(11mg,0.01mmol)、CuI(4mg,0.02mmol)および0.12mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、5mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、20mL水を添加し、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、63%の収率で淡黄色固体100mgを得た。LC−MS(APCI):m/z=516(M+1)+. 1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 10.54(s,1H),10.06(s,1H),8.32(d,J=2.2Hz,1H),8.28(d,J=7.9Hz,1H),8.19(s,1H),8.09(d,J=2.3Hz,1H),8.04(s,1H),7.99(d,J=7.8Hz,1H),7.88−7.78(m,2H),7.75−7.70(m,2H),7.62(d,J=4.5Hz,1H),7.38(d,J=8.4Hz,1H),3.84(s,3H),2.52(s,3H).
3−ブロモ−8−クロロイミダゾ[1,2−a]ピラジン(1.33g,5.7mmol),1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(0.96g,6.8mmol)を15mLのn−ブタノールに加え、120℃に昇温し、一晩反応させた。回転蒸発により溶媒を除去し、30mL水を添加して希釈させ、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、76%の収率で淡黄色固体1.45gを得た。LC−MS(APCI):m/z=338(M+1)+。
3−ブロモ−N−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(1.45g,4.3mmol)、トリメチルシリルアセチレン(0.54g,5.5mmol)、Pd(PPh3)4(0.24g,0.21mmol)、CuI(51mg,0.33mmol)および1.4mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、10mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、水30mLを加え、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を10mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、63%の収率で淡黄色固体0.96gを得た。LC−MS(APCI):m/z=355(M+1)+。
N−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((トリメチルシリル)エチニル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(0.96g,2.71mmol)を10mLのテトラヒドロフランに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.42g,5.42mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。回転蒸発により溶媒を除去し、水10mLを加え、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、86%の収率で淡黄色固体0.66gを得た。LC−MS(APCI):m/z=283(M+1)+。
N−(3−ヨード−4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(125mg,0.31mmol)、3−エチニル−N−(1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピラジン−8−アミン(110mg,0.4mmol)、Pd(PPh3)4(11mg,0.01mmol)、CuI(4mg,0.02mmol)および0.12mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、5mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、20mLの水を添加し、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、64%の収率で淡黄色固体110mgを得た。LC−MS(APCI):m/z=560(M+1)+. 1H NMR (400MHz,DMSO−d6) δ 10.55(s,1H),10.06(s,1H),8.34−8.26(m,2H),8.22(s,1H),8.07(d,J=14.4Hz,2H),7.99(d,J=7.6Hz,1H),7.82(dd,J=15.5,6.8Hz,3H),7.73(d,J=8.1Hz,1H),7.63(d,J=4.6Hz,1H),7.39(d,J=8.4Hz,1H),4.25(t,J=5.3Hz,2H),3.68(t,J=5.3Hz,2H),3.24(s,3H),2.51(s,3H).
ベンジルアルコール(1.2g,11mmol)を20mLのテトラヒドロフランに溶解し、氷浴下でで水素化ナトリウム(60%,液体パラフィンに分散、0.44g,11mmol)を加え、室温で0.5時間攪拌した。氷浴下でで8−ブロモ−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(2.32g,10mmol)をゆっくりと加え、氷浴を取り外し、室温一晩反応させた。TLCで反応の完了をモニターした後、30mL水を添加して希釈させ、反応液を酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、86.5%の収率で淡黄色固体2.24gを得た。LC−MS(APCI):m/z=260(M+1)+.
8−(ベンジルオキシ)−6−クロロイミダゾ[1,2−b]ピリダジン(2.24g,8.6mmol)を20mLのメタノールに溶解し、200mgの10%パラジウム炭素を加え、雰囲気を水素ガスで3回置き換え、1気圧の水素雰囲気下、室温で一晩撹拌した。反応終了後、パラジウム炭素を濾別し、濾液を濃縮し、乾燥させ、90%の収率で白色固体1.05gを得た。LC−MS(APCI):m/z=136(M+1)+.
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−オール(1.05g,7.8mmol)およびトリエチルアミン(1.58g,15.6mmol)を、20mLのジクロロメタンに加え、氷浴下で4−メチルベンゼンスルホニルクロリド(1.8g,9.4mmol)を添加し、室温で2時間反応させ、TLCで反応の完了をモニターした。反応液を20mLの水および10mLの飽和食塩水でそれぞれ洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、92%の収率で白色固体2.06gを得た。LC−MS(APCI):m/z=290(M+1)+.
イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イル−4−メチルベンゼンスルホネート(2.06g,7.1mmol)を20mLのジクロロメタンに溶解し、氷浴下でNBS(1.34g,7.5mmol)を加え、室温で2時間反応させ、TLCで反応の完了をモニターした。反応液を20mL水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、80%の収率で淡黄色固体2.1gを得た。LC−MS(APCI):m/z=369(M+1)+.
3−ブロモイミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−イル4−メチルベンゼンスルホネート(2.1g,5.7mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(0.66g,6.8mmol)およびトリエチルアミン(1.15g,11.4mmol)を、15mLのn−ブタノールに加え、120℃に昇温し、一晩反応させた。回転蒸発により溶媒を除去し、30mL水を添加して希釈させ、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を合わせ、20mL飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、75%の収率で淡黄色固体1.25gを得た。LC−MS(APCI):m/z=294(M+1)+.
3−ブロモ−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(1.26g,4.3mmol)、トリメチルシリルアセチレン(0.54g,5.5mmol)、Pd(PPh3)4(0.24g,0.21mmol)、CuI(51mg,0.33mmol)および1.4mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、10mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、水30mLを加え、酢酸エチル(20mL*3)で抽出し、有機相を10mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、60%の収率で淡黄色固体0.8gを得た。LC−MS(APCI):m/z=311(M+1)+.
N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−3−((トリメチルシリル)エチニル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(0.8g,2.58mmol)を10mLのテトラヒドロフランに溶解し、テトラブチルアンモニウムフルオリド(1.35g,5.16mmol)を加え、室温で1時間撹拌した。回転蒸発により溶媒を除去し、水10mLを加え、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、85%の収率で淡黄色固体0.52gを得た。LC−MS(APCI):m/z=239(M+1)+.
N−(3−ヨード−4−メチルフェニル)−3−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(125mg,0.31mmol)、3−エチニル−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−b]ピリダジン−8−アミン(90mg,0.38mmol)、Pd(PPh3)4(11mg,0.01mmol)、CuI(4mg,0.02mmol)および0.12mLのN,N−ジイソプロピルエチルアミンを、5mLのDMFに加え、雰囲気を窒素ガスで3回置き換え、90℃に昇温し、3時間反応させた。反応終了後、反応物を室温まで冷却し、20mLの水を添加し、酢酸エチル(10mL*3)で抽出し、有機相を10mLの飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し、シリカゲルカラムで分離して、56%の収率で淡黄色固体90mgを得た。LC−MS(APCI):m/z=516(M+1)+. 1H NMR (400MHz,DMSO−d6) δ 10.52(s,1H),9.43(s,1H),8.32(s,1H),8.28(d,J=8.0Hz,1H),8.23(d,J=5.7Hz,1H),8.04(d,J=2.3Hz,1H),8.01(s,1H),7.98(d,J=8.0Hz,1H),7.93(s,1H),7.80(t,J=7.8Hz,1H),7.73(dd,J=8.4,2.3Hz,1H),7.58(d,J=0.9Hz,1H),7.36(d,J=8.4Hz,1H),6.42(d,J=5.6Hz,1H),3.86(s,3H).2.52(s,3H).
生物学的実施例1:キナーゼの生化学的分析
試薬および材料:ABL(ThermoFisher,Cat.NoPV3585)、ABLT315I(Thermo Fisher,Cat.No.PR7429B)、Ret(Carna,Cat.No.08−159−10ug)、RETV804M、Active(Signalchem,Cat.No.R02−12GG)、ATP(Sigma,Cat.No.A7699−1G)、DMSO(Sigma,Cat.No.D2650)、96ウェルプレート(Corning,Cat.No.3365)、384ウェルプレート(Greiner,Cat.No.784076)、緩衝液(Thermo Fisher,Cat.No.PR4876B)。
化合物の調製:試験化合物をDMSOに溶解して、20mMのストック溶液を調製した。使用前に、化合物をDMSOで0.1mMに希釈し、3倍勾配で11個の濃度に希釈した。添加する際に、緩衝液で4倍最終濃度の希釈液を調製した。
Ba/F3 parental、Ba/F3 Bcr−AblT315I、K562、Ba/F3 KIF5B−RET、BaF3 FLT3−ITD細胞の活性に対する実施例化合物の阻害効果を測定した。
X1、X2およびX3は、それぞれ独立して、NまたはCRaから選択され;
Yは、N、O、SまたはCRaから選択され;
Z1およびZ2は、それぞれ独立してNまたはCから選択され、且つZ1およびZ2は同時にNではなく;
p、qは、単結合または二重結合を表し、且つpおよびqには唯一の二重結合が存在し;
r、sは、単結合または二重結合を表し、且つrおよびsには唯一の二重結合が存在し;
qおよびrが両方とも単結合である場合、YはCRaではなく、
Z1がNである場合、X1、X2、X3およびYは同時にCRaではなく;
Raは、それぞれ独立して、H、ハロゲン、シアノ、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR10R11、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;
環Aは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシルおよびC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環Bは、C6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5とR6、R6とR7、またはR7とR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R9、R10およびR11は、それぞれ独立してHまたはC1−3アルキルから選択され;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである。
Claims (14)
- 式(I−1)で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
X1、X2、X3およびYは、それぞれ独立して、NまたはCHから選択され、且つX1、X2、X3およびYのうちの少なくとも1つはNであり;
環AはC6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R1およびR3は、それぞれ独立して存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキルは、C1−3アルキル、ヒドロキシまたはC1−3アルコキシから選択される1つ、2つ、または3つの基で置換されていてもよく;
R2は存在しないか、或いはC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
ここで、R1およびR2、またはR2およびR3は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環または5−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環および5−7員ヘテロシクリル環は、それぞれ1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R4は、H、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり;
Lは、−C(O)NR9−、−NR9C(O)−、−NR9C(O)NR9−、または
環BはC6−10アリール、または5−12員ヘテロアリールであり;
R5は存在しないか、或いはH、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、C1−6アルキル、またはC1−6アルコキシであり;
R6およびR7は存在しないか、或いはH、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C2−6アルケニル、C2−6アルキニル、−NR12R13、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルであり、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8は存在しないか、或いはHまたは5−7員ヘテロアリールであり、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
ここで、R5およびR6、R6およびR7、またはR7およびR8は、組み合わせてC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環、または5−12員ヘテロアリール環を形成してもよく、ここで、前記のC5−7シクロアルキル環、5−7員ヘテロシクリル環、C6−10アリール環および5−12員ヘテロアリール環は、それぞれ独立して、1つ、2つ、または3つのR14基で置換されていてもよく;
R12およびR13は、それぞれ独立してHまたはC1−6アルキルであり;或いは、R12およびR13は、それらが結合した窒素と共に組み合わせて、4−7員ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで、形成された4−7員ヘテロシクリル環は、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14は、それぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、−NR16R17、−C(O)NR18R19、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルは、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15は、それぞれ独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、C1−3アルコキシ、または−NR20R21から選択され;
R9、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、水素またはC1−3アルキルである、
式(I−1)で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩。 - 環Bが、ベンゼン、ピリジン、イソオキサゾール、キノリンまたはベンゾチアゾールから選択される、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。 - 前記の化合物が、式(IIIa−1)で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
X1およびX3が、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
R2が、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;ここで、前記のC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルが、それぞれ1つまたは2つのR14基で置換されていてもよく;
R4が、H、ハロゲン、またはC1−6アルキルから選択され;
Lが、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R6が、H、ハロゲン、C1−6アルキル、またはC1−6ハロアルキルから選択され;
U1がCHまたはNから選択され;
U2がCR8またはNから選択され;
U3がCR7またはNから選択され;
R7が、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8が、Hまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14が、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15が、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。 - 前記の化合物が、式(IIIa−2)で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
X1およびX3が、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
R2が、C1−6アルキル、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され;ここで、前記のC1−6アルキル、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルが、それぞれ1つまたは2つのR14基で置換されていてもよく;
R4が、H、ハロゲン、またはC1−6アルキルから選択され;
Lが、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R7が、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8が、Hまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14が、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15が、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物。 - 前記の化合物が、式(IIIa−3)で表される化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、
X1およびX3が、それぞれ独立してNまたはCHから選択され、且つX1およびX3のうちの少なくとも1つはNであり;
Lが、−C(O)NH−、−NHC(O)−、−NHC(O)NH−、または
R7が、H、ハロゲン、C1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または4−7員ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC1−6アルキル、C1−6ハロアルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキルおよび4−7員ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR14で置換されていてもよく;
R8が、Hまたは5−7員ヘテロアリールから選択され、ここで、前記の5−7員ヘテロアリールが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R14が、それぞれ独立してハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、C1−6アルキル、C1−6アルコキシ、C3−7シクロアルキル、または3−7ヘテロシクリルから選択され、ここで、前記のC3−7シクロアルキルおよび3−7ヘテロシクリルが、1つ、2つ、または3つのR15で置換されていてもよく;
R15が、それぞれ独立してハロゲン、ヒドロキシ、C1−3アルキル、またはC1−3アルコキシから選択される、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 - R7が、H、或いは1つまたは2つのR14で置換されていてもよいC1−3アルキルから選択される、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物。 - R8が、H、または1つのC1−3アルキルで置換されたイミダゾリルから選択される、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と、
薬学的に許容される賦形剤とを含む、
医薬組成物。 - Ret(Rearranged during transfection)、ABL1(E255K)−phosphorylated、ABL1(F317I)−nonphosphorylated、ABL1(F317I)−phosphorylated、ABL1(F317L)−nonphosphorylated、ABL1(F317L)−phosphorylated、ABL1(H396P)−nonphosphorylated、ABL1(H396P)−phosphorylated、ABL1(M351T)−phosphorylated、ABL1(Q252H)−nonphosphorylated、ABL1(Q252H)−phosphorylated、ABL1(T315I)−nonphosphorylated、ABL1(T315I)−phosphorylated、ABL1(Y253F)−phosphorylated、ABL1−nonphosphorylated、ABL1−phosphorylated、ABL2、ALK(L1196M)、AMPK−alpha1、AMPK−alpha2、ANKK1、AURKB、AURKC、AXL、BLK、BMX、BRAF、BRAF(V600E)、BRK、BTK、CAMK1、CAMKK1、CAMKK2、CDC2L1、CDC2L2、CDC2L5、CDK11、CDK2、CDK5、CDK7、CDK8、CDKL1、CDKL2、CDKL3、CHEK2、CIT、CLK1、CLK4、CSF1R、CSK、CTK、DDR1、DDR2、DLK、EGFR、EGFR(E746−A750del)、EGFR(G719C)、EGFR(G719S)、EGFR(L747−E749del、A750P)、EGFR(L747−S752del、P753S)、EGFR(L747−T751del、Sins)、EGFR(L858R)、EGFR(L858R、T790M)、EGFR(L861Q)、EGFR(S752−I759del)、EGFR(T790M)、EPHA1、EPHA2、EPHA3、EPHA4、EPHA5、EPHA6、EPHA7、EPHA8、EPHB1、EPHB2、EPHB4、EPHB6、ERBB2、ERBB4、ERK8、FAK、FER、FES、FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR3(G697C)、FGFR4、FGR、FLT1、FLT3、FLT3(D835H)、FLT3(D835V)、FLT3(D835Y)、FLT3(ITD)、FLT3(ITD、D835V)、FLT3(ITD、F691L)、FLT3(K663Q)、FLT3(N841I)、FLT3(R834Q)、FLT4、FRK、FYN、GAK、GCN2(Kin.Dom.2、S808G)、HCK、HIPK4、HPK1、IKK−alpha、IKK−beta、IRAK1、IRAK4、ITK、JAK1(JH1domain−catalytic)、JAK2(JH1domain−catalytic)、JAK3(JH1domain−catalytic)、JNK1、JNK2、JNK3、KIT、KIT(A829P)、KIT(D816H)、KIT(D816V)、KIT(L576P)、KIT(V559D)、KIT(V559D、T670I)、KIT(V559D、V654A)、LCK、LIMK1、LIMK2、LOK、LRRK2、LRRK2(G2019S)、LTK、LYN、MAK、MAP3K2、MAP3K3、MAP4K2、MAP4K3、MAP4K4、MAP4K5、MEK5、MELK、MERTK、MET、MET(M1250T)、MINK、MKNK2、mLK1、mLK2、mLK3、MST1、MST1R、MST2、MUSK、MYLK2、MYO3A、MYO3B、NDR2、NEK1、NEK11、NEK4、NEK5、NEK9、NLK、p38−alpha、p38−beta、p38−delta、p38−gamma、PCTK2、PDGFRA、PDGFRB、PFCDPK1(P.falciparum)、PFTAIRE2、PFTK1、PKAC−alpha、PKAC−beta、PYK2、RAF1、RET、RET(M918T)、RET(V804L)、RET(V804M)、RIPK1、RIPK2、RIPK4、ROCK2、RPS6KA4(Kin.Dom.1−N−terminal)、RSK2(Kin.Dom.1−N−terminal)、RSK3(Kin.DoN−terminal)、S6K1、SIK、SLK、SRC、SRMS、SRPK1、STK33、STK35、STK36、SYK、TAK1、TAOK2、TAOK3、TEC、TESK1、TGFBR2、TIE1、TIE2、TNIK、TNK1、TNK2、TNNI3K、TRKA、TRKB、TRKC、TTK、TXK、TYK2(JH1domain−catalytic)、TYRO3、ULK3、VEGFR2、YES、YSK4、ZAK、ZAP70、またはFGFR(Fibroblast growth factor receptor)からなる群から選択される、プロテインキナーゼであって、
プロテインキナーゼに関連する疾患を治療するための医薬品の調製における、請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物またはその薬学的に許容される塩、或いは請求項12に記載の医薬組成物の使用。 - 前記のプロテインキナーゼに関連する疾患が、偽粘液腫、肝内胆管癌、肝芽細胞腫、肝癌、甲状腺癌、結腸癌、精巣癌、骨髄異形成症候群、神経膠芽細胞腫、口腔癌、唇癌、急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、基底細胞癌、結腸癌、慢性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、網膜芽細胞腫、脈絡膜黒色腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、ファーター膨大部癌、膀胱癌、腹膜癌、副甲状腺癌、副腎癌、副鼻腔癌、非小細胞肺癌、非ホジキンリンパ腫、舌癌、星状細胞腫、小細胞肺癌、小児脳腫瘍、小児リンパ腫、小児白血病、小腸癌、髄膜癌、食道癌、神経膠腫、神経芽細胞腫、腎臓癌、心臓癌、十二指腸癌、悪性軟組織腫瘍、悪性骨癌、悪性リンパ腫、悪性中皮腫、悪性黒色腫、眼癌、外陰部癌、尿管癌、尿道癌、原発不明癌、胃リンパ腫、胃癌、胃カルチノイド、消化管間質腫瘍、ウィルムス腫瘍、乳癌、肉腫、陰茎癌、咽頭癌、妊娠性絨毛性疾患、子宮頸癌、子宮内膜癌、子宮肉腫、前立腺癌、転移性骨腫瘍、転移性脳腫瘍、縦隔腫瘍、直腸癌、直腸カルチノイド、膣癌、脊髄癌、前庭神経鞘腫、膵臓癌、唾液腺癌、カポジ肉腫、パジェット病、扁桃癌、扁平上皮癌、肺腺癌、肺扁平上皮癌、皮膚癌、肛門癌、横紋筋肉腫、喉頭癌、胸膜癌、および胸腺癌からなる群から選択される少なくとも1つである、
請求項13に記載の使用。
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