JP2021196073A - ガスタービンの予混合管構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼ガスと空気との混合ガスを生成する際に均一で、十分に希釈された混合ガスを生成するガスタービンの予混合管構造を提供する。【解決手段】予混合管1の円筒状の胴部1aに空気孔1a1、1a2、1a3、1a4を形成する。最上流側に形成した空気孔1a1の数を他の空気孔1a2、1a3、1a4の数よりも多くする。空気孔1a2、1a3、1a4は互い違いの千鳥状の位置に形成する。胴部1aの下流側は、徐々に小径となるよう絞られた円錐形胴部1cに連続した傾斜管部1eで、開口1dを燃焼器内筒の中央部を指向させて設けて、混合ガスをパイロット燃料による火炎に向けて噴射させる。【選択図】図1

Description

この発明は、ガスタービンの予混合式燃焼器に配される予混合管の構造に関する。
空気雰囲気中に燃焼ガスを噴射する拡散燃焼では、燃焼ガスと空気とが十分に混合せずに高い濃度の状態で燃焼が行われるため燃焼温度が高くなって、NOx(窒素酸化物)の排出濃度が高くなる。そこで、水蒸気あるいは水を燃焼領域に噴射して燃焼温度を下げることでNOx濃度の低減が図られる。
しかし、燃料の供給量に対して多くの水量が必要とされ、ガスタービンプラントの効率を低下させてしまう虞がある。
このため、水蒸気や水を噴射することなく低NOxを排出できるようにする希釈予混合燃焼が採用される。希釈予混合燃焼は、燃焼ガスを空気と混合させて、低い濃度に希釈された混合ガスを燃焼領域に供給して、燃焼を行わせている。この予混合気の燃焼温度は低くなるため、NOxの生成が抑制されて濃度の低いNOxを排出する。
この種の希釈予混合燃焼の混合効率を高めるために、例えば、特許文献1には、希薄な混合気で安定した燃焼を可能とし、窒素酸化物の排出を低減し得るガスタービン燃焼器として、ライナに所定量挿入されて配された予蒸発予混合管の先端から所定位置の周囲に燃焼ガス供給孔が周方向に複数開口形成された構造が提案されている。
また、特許文献2には、予混合管の周壁面の孔から燃焼器内に流入した空気は燃焼器内で軸方向流を取り巻く旋回流を作り、火炎は燃焼器の頂部から離れた位置に保持されるようになされた構造が提案されている。
また、特許文献3には、外筒体の内部に、燃焼筒と、予混合管の上部周壁内の貫通筒状の内壁との間の隙間に旋回流を生じさせる孔を備えた上部周壁と下部周壁とから構成される予混合管を有し、内壁の頂部中央には第1圧力噴射ノズルが、下部周壁には5個の第2圧力噴射ノズルが等角度間隔で配置される。各第2圧力噴射ノズルから中心に向けて噴射された燃料は、隙間から燃焼筒に向かう空気の旋回流に乗り、燃焼器の上部領域で半径方向に広く分散し、長い滞留時間により早期に蒸発・着火して完全燃焼する、とされたガスタービン燃焼器が開示されている。
特開平10−160163号公報 特開2009−198054号公報 特開2012−247135号公報
上述の特許文献1〜特許文献3に開示されたガスタービン燃焼器は、空気に旋回流を与えて燃料との混合を促進させると共に、逆火が生じないようにするものである。
しかしながら、これらのガスタービン燃焼器は、旋回流を生じさせることを主としているものであり、混合の促進ためのものとされている。しかし、混合濃度分布の状況が不明であり、燃焼ガスの濃度の均一化が図られているかが不明である。このため、高い濃度の状態で燃焼される虞があり、NOxの排出濃度が部分的に高くなる虞がある。
そこで、この発明は、燃焼ガスと空気との混合の促進を図り、燃焼ガスの濃度の均一化を図って、効率よく希釈予混合燃焼を行えるガスタービンの予混合管構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、この発明に係るガスタービンの予混合管構造は、燃焼器内筒の中央部にパイロット燃料用ノズルが配され、このパイロット燃料用ノズルの周囲に複数本のメイン燃料用ノズルが配され、このメイン燃料用ノズルを基端部に保持し、該メイン燃料用ノズルから噴射されるメイン燃料を空気と混合させた混合ガスを先端部から燃焼器内筒に噴射させる筒状の予混合管であって、周壁に内外を連通させて、空気を取り入れる複数個の空気孔が周方向に配列されると共に、軸方向に複数列が配されていることを特徴としている。
周壁の周囲から予混合用空気を取り入れるもので、メイン燃料用ノズルから噴射された燃焼ガスは空気と混合して、燃焼器内筒に噴射される。
また、上述のガスタービンの予混合管構造であって、前記空気孔は千鳥状に配列してあることが好ましい。
千鳥状に配することによって、軸方向で隣接する空気孔は、周方向の位置がずれている。このため、空気を取り入れる位置が異なり、基端部側、すなわち上流側で、燃焼ガスが空気孔の存しない位置を通過する際、燃焼ガスは空気と十分に混合できない。この混合が不十分な燃焼ガスが軸方向に流れて下流側の空気孔が臨む位置を通過する際には、空気と混合が促進される。したがって、上流側を通過して希釈されていない燃焼ガスが下流側で希釈されることになり、軸方向に流れるに応じて確実に希釈される。
また、上述のガスタービンの予混合管構造であって、前記空気孔は、基端部側で周方向に配された数が、先端部側で周方向に配された数よりも多くしてあることが好ましい。
周方向に配された空気孔の数を、基端部側(上流側)を先端部側(下流側)よりも多くするものである。
基端部側では燃焼ガスが供給されるため多量の空気を供給して混合させることが望ましいので、基端部側に多数の空気孔を形成して空気を吸引できるようにしたものである。
また、先端部側では燃焼ガスが希釈された混合ガスに対して空気を供給するから、基端部側ほど多量の空気を要しない。したがって、先願部側の空気孔を基端部側よりも少なくしたものである。
また、上述のガスタービンの予混合管構造であって、前記空気孔の開口面積を、基端部側を大きく、先端部側を小さくしてあることが好ましい。
空気孔の開口面積を、基端部側を大きくすることで、多量の空気を吸引できるようにして、燃焼ガスの希釈を促進させるようにしたものである。
また、上述のガスタービンの予混合管構造であって、筒状の軸に直交する面における開口面積が、先端部側の開口面積を基端部側から胴部にかけての開口面積よりも小さくしてあることが好ましい。
筒状の予混合管の横断面に対する開口面積を、先端部側を小さくして、先端部から燃焼器内筒に噴射される混合ガスの流速を大きくするものである。このため、燃焼器内筒内における燃焼の逆火の発生を防止できる。
この発明に係るガスタービンの予混合管構造によれば、効率よく混合ガスの濃度を低く均一化できて、燃焼によるNOxの発生を抑制することができる。また、予混合管の側壁を通して空気が供給されるため、空気を軸方向の基端部側の開口から取り入れる構造と比べて、予混合管と天蓋との間隔を小さくすることができて、ガスタービンの小型化を図ることができる。
この発明の第一の実施形態に係る構造を備えているガスタービンの予混合管の概略を示す斜視図である。 図1に示すガスタービンの予混合管の正面図である。 図2における3−3線に沿って切断して示す断面図である。 図1に示すガスタービンの予混合管の平面図である。 図1に示すガスタービンの予混合管を軸に直交する面で切断して示す断面図であり、(A)は図2における5A−5A線断面図、(B)は5B−5B線断面図、(C)は5C−5C線断面図、(D)は5D−5D線断面図である。 図1に示すガスタービンの予混合管の胴部の展開図である。 この発明の第二の実施形態に係る構造を備えているガスタービンの予混合管の斜視図である。 図7に示すガスタービンの予混合管の正面図である。 図7における9−9線に沿って示す断面図である。 この発明に係る構造を備えているガスタービンの予混合管における空気の取り入れ状態を説明する図で、軸に沿った面で切断して示す断面図である。 この発明に係る構造を備えた予混合管を装着したガスタービンを説明する概略の断面図である。 軸方向に空気を取り入れる構造の予混合管示す図であり、図10に相当する断面図である。
この発明に係るガスタービンの予混合管構造を、図示した好ましい実施形態に基づいて具体的に説明する。
まず、図11を参照してこの発明に係る構造を備えた予混合管を装着するガスタービンの一実施例の概略を説明する。
ガスタービン100では、空気吸込口101から吸引された空気は、インレットガイドベーン101aを通って圧縮機102に供給されて圧縮され、この圧縮空気は燃焼器103に導かれる。この燃焼器103は燃焼器外筒103aと燃焼器内筒103bとの二重構造とされており、圧縮空気は燃焼器内筒103bの外側に導かれる。
燃焼器103の燃焼器内筒103bの上部には、燃焼器内筒103bの軸を中心とした円周上に配されて、適宜個数の予混合管1が装着されている。予混合管1の下部は燃焼器内筒103bの内部と連通させてあり、上部にはメイン燃料が供給されるメイン燃料用ノズル110が配されて、燃焼器内筒103bの内部にメイン燃料が噴射される。
また、燃焼器内筒103bの中央上部にはパイロット燃料用ノズル111が配され、パイロット燃料が燃焼器内筒103b内に噴射される。噴射されたパイロット燃料には、図示しない点火装置によって点火される。
燃焼器内筒103bの外側に導かれた圧縮空気は予混合管1に導かれて、メイン燃料の燃焼ガスと混合して混合ガスが生成され、この混合ガスが予混合管1の下部から燃焼器内筒103bの内部に噴射されて燃焼が促進され、高温・高圧の作動ガスが発生する。
燃焼器103で発生した作動ガスがタービン104に導かれて、タービン翼を回転させて主軸105を回転させる。主軸105の回転によって、圧縮機102を回転させると共に、所望の出力回転が得られる。タービン104の回転に供された作動ガスは、排気ガスとなって排気ダクト106から排出される。
図1〜図6に、この発明の第一の実施形態に係る構造を備えた予混合管1が示されている。この予混合管1は円筒形の胴部1aの上部が、中央部を除いて底板1bによって閉鎖されており、この底板1bの中央部にはメイン燃料用ノズル110が保持されるノズル支持管11が、シール11aを介して装着されている。なお、予混合管1のノズル支持管11の側が、メイン燃料の流れの上流側となる。
また、胴部1aの下部、すなわちメイン燃料の流れの下流側は、徐々に縮径されて下部側が小径とされた筒状の円錐形胴部1cが連続している。また、この円錐形胴部1cからは胴部1aの軸Cの方向に対して偏倚させた方向に開口1dが指向するように、傾斜管部1eが連続している。また、この開口1dは、図2に示すように、円形とされている。
予混合管1の胴部1aには、適宜数の空気孔1a1、1a2、1a3、1a4が形成されている。この空気孔1a1、1a2、1a3、1a4は、図6の展開図に示すように、予混合管1の上流側で周方向に形成された空気孔1a1の数が、その下流側に周方向に形成された空気孔1a2〜1a4の数よりも多くしてある。この実施形態では、軸C方向に4列の空気孔1a1、1a2、1a3、1a4が並設されたものを示してあるが、これらの最も上流側の空気孔1a1が16個とされ、他の位置に配された空気孔1a2、1a3、1a4が8個とされている。
これらの空気孔1a1、1a2、1a3、1a4の位置関係が、図5と図6に示されている。図5(A)は、図2における5A−5A線に沿って、軸Cと直交する面で切断した断面図で、この部分には16個の空気孔1a1が配されている。また、図5(B)は空気孔1a1の直近の下流側に配された空気孔1a2の部分で切断した、図2における5B−5B線に沿って切断した断面図で、この部分には8個の空気孔1a2が配されている。この8個の空気孔1a2は、16個の空気孔1a1に対して一つおきに軸C方向で重なる位置に配されている。また、空気孔1a2の直近の下流側に配された空気孔1a3は8個とされており、図5(B)と図5(C)に示されているように、空気孔1a2の位置と周方向に22.5°の角度でずれた位置に配されている。そして、最下流に配された空気孔1a4は、8個が周方向に配されており、図5(B)と図5(D)とに示されているように、これら空気孔1a4は空気孔1a2と軸C方向で等しい位置に配されている。
なお、空気孔1a2、1a3、1a4については、それぞれ15°ずつの角度でずれた位置に配することで、これら空気孔1a2、1a3、1a4の全てが軸Cに沿った方向でずれた位置に配するものでも構わない。
さらに、空気孔1a1、1a2、1a3、1a4のそれぞれの径を異ならせたものとすることができる。この場合、上流側に配された空気孔1a1の径を大きくすることが好ましい。また、下流側に向かって徐々に小径とすることでも、空気孔1a2、1a3、1a4の径を等しくすることでも構わない。
そして、この予混合管1は、図11に示されているように、開口1dを燃焼器内筒103bの中央部に指向させて配される。このため、パイロット燃料に点火された火炎に向かって混合ガスが噴射される。
次に、この第一の実施形態に係る構造を備えた予混合管1の作用を、以下に説明する。
この第一の実施形態に係る予混合管1では、メイン燃料用ノズル110から噴射されたメイン燃料の燃料ガスに対して、胴部1aに形成された空気孔1a1、1a2、1a3、1a4から圧縮空気が導入されて燃焼ガスが希釈され、予混合管1の内部で混合されて混合ガスが生成される。燃焼ガスがメイン燃料用ノズル110による噴射直後が最も高い濃度にある。この予混合管1では、最上流側にある空気孔1a1の数が下流側の空気孔1a2、1a3、1a4の数と比べて多くしてあるから、最上流側の空気孔1a1からは多量の空気が導入される。このため、濃度の高い燃焼ガスの希釈が促進される。
また、空気孔1a2、1a3、1a4では周方向の位置をずらして配してあるため、空気孔1a2が臨んでいない位置、すなわち、周方向で隣接する空気孔1a2同士の中間の位置が臨む位置を通過する燃焼ガスには空気が導入されにくい。しかし、この空気孔1a2の下流に配された空気孔1a3は、空気孔1a2に対してずれた位置に配されているから、空気孔1a2が形成されていない部分を通過した燃焼ガスに対して空気孔1a3から導入された空気により希釈される。したがって、供給された燃焼ガスは全体として空気と均等に混合されて、所望の状態まで希釈されて燃焼に供されて、高温・高圧の作動ガスが生成される。
なお、予混合管1の下流部は胴部1aよりも小径の開口1dが形成されているから、開口1dから噴射される混合ガスの流速が大きくなる。このため、パイロット燃料の火炎に対して、高速で噴射されるので、着火した燃焼ガスの火炎が逆火することがない。
そして、タービン104を駆動した作動ガスは、排気ダクト106から排出される。この排出される排出ガスは、予混合管1で混合されて希釈された混合ガスの燃焼ガス濃度が低いため、NOxの排出量が小さくなる。
図7〜図9には、第二の実施形態に係る構造を備えたガスタービンの予混合管2が示されている。この実施形態に係る予混合管2の部位であって、図1〜図6に示す第一の実施形態に係る予混合管1と同一の部位については、同一の符号を付してある。
この予混合管2の胴部2aの上部には、胴部2aと別体で中央部にノズル支持管11がシール11aを介して装着された蓋体2bが設けられている。
胴部2aの下部には、上流側の上端部が胴部2aに連続する円形で下流側に向かって徐々に縮径されると共に、下流側の下端部が方形に形成された接続胴部2cが連続している。
そして、この接続胴部2cの下端部に、接続胴部2cと連続する方形の傾斜管部2eの上端部が接続されており、この傾斜管部2eの下端部が軸Cの方向に対して偏倚させた方向に開口2dが指向するようにしてある。すなわち、開口2dは、図8に示すように、方形とされている。
予混合管2の胴部2aには、第一の実施形態に係る予混合管1の胴部1aと同様に、適宜数の空気孔2a1、2a2、2a3、2a4が設けられている。これら空気孔2a1、2a2、2a3、2a4は、予混合管1の胴部1aに形成された空気孔1a1、1a2、1a3、1a4と同一の数が同位置に配置されている。したがって、胴部2aに形成された空気孔2a1、2a2、2a3、2a4に関しては、第一の実施形態に係る予混合管1の胴部1aの断面を示している図5(A)〜(D)と同様の断面形状となる。
この予混合管2についても、予混合管1の場合と同様に、図11に示されているように、開口2dを燃焼器内筒103bの中央部に指向させて配され、パイロット燃料に点火された火炎に向かって混合ガスが噴射される。しかも、開口2dの開口面積が胴部2aの断面積よりも小さいため、混合ガスの流速が大きくなって逆火が防止される。
以上に説明した予混合管1、2では、図10に示すように、胴部1a、2aの側方から希釈させる空気が供給されることになる。
他方、図12は予混合管4の上部開口4aから空気を取り入れる構造を示している。この予混合管4では、空気が上方から取り入れられる構造であるため、ガスタービン100の天蓋112と予混合管4の上部開口4aとの間の距離を大きくすることを要する。
これに対して、本願発明に係る構造を備えた予混合管1、2では側方から空気が取り入れられるため、図10に示すように、予混合管1、2の上部と天蓋112との間の距離は、小さくすることができる。
このため、ガスタービン100の高さを小さくして、ガスタービン100の小型化を図ることができる。
この発明に係るガスタービンの予混合管構造によれば、燃焼ガスを所望の濃度に容易に均等に希釈できるので、排ガス中のNOx濃度を低くすることに寄与する。
1 予混合管
1a 胴部
1b 底板
1c 円錐形胴部
1d 開口
1e 傾斜管部
1a1、1a2、1a3、1a4 空気孔
11 ノズル支持管
11a シール
2 予混合管
2a 胴部
2b 蓋体
2c 接続胴部
2d 開口
2e 傾斜管部
2a1、2a2、2a3、2a4 空気孔
100 ガスタービン
101 空気吸込口
101a インレットガイドベーン
102 圧縮機
103 燃焼器
103a 燃焼器外筒
103b 燃焼器内筒
104 タービン
105 主軸
106 排気ダクト
110 メイン燃料用ノズル
111 パイロット燃料用ノズル
C 軸

Claims (5)

  1. 燃焼器内筒の中央部にパイロット燃料用ノズルが配され、このパイロット燃料用ノズルの周囲に複数本のメイン燃料用ノズルが配され、このメイン燃料用ノズルを基端部に保持し、該メイン燃料用ノズルから噴射されるメイン燃料を空気と混合させた混合ガスを先端部から燃焼器内筒に噴射させる筒状の予混合管であって、
    周壁に内外を連通させて、空気を取り入れる複数個の空気孔が周方向に配列されると共に、軸方向に複数列が配されていることを特徴とするガスタービンの予混合管構造。
  2. 請求項1に記載のガスタービンの予混合管構造であって、
    前記空気孔は千鳥状に配列してあることを特徴とするガスタービンの予混合管構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のガスタービンの予混合管構造であって、
    前記空気孔は、基端部側で周方向に配された数が、先端部側で周方向に配された数よりも多くしてあることを特徴とするガスタービンの予混合管構造。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のガスタービンの予混合管構造であって、
    前記空気孔の開口面積を、基端部側を大きく、先端部側を小さくしてあることを特徴とするガスタービンの予混合管構造。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のガスタービンの予混合管構造であって、
    筒状の軸に直交する面における開口面積が、先端部側の開口面積を基端部側から胴部にかけての開口面積よりも小さくしてあることを特徴とするガスタービンの予混合管構造。
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