JP2021195037A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空調快適性の低下を抑制しながら、冷却装置の冷却性能を確保することが可能な車両用空調制御装置を提供する。【解決手段】エアコンECUは、バッテリ冷却装置と空調装置とを備える電動車両に適用されるものである。空調装置は、内気循環モードと外気導入モードとを切替可能であり、送風空気を発生させる送風機と、その送風空気を冷却する冷凍サイクル装置とを含む。冷凍サイクル装置は、冷媒を循環させる圧縮機と、バッテリ冷却装置のラジエータに対して車両前方側に配置されるコンデンサと、送風空気の通路である送風ダクト内に配置されるエバポレータとを含む。エアコンECUは、冷却水の温度状態の判定結果が「1」以上の場合に強制的に内気循環モードにし、判定結果が「2」以上の場合にエバポレータの温度を高くし、判定結果が「3」の場合に送風機の回転速度を低くする。【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空調制御装置に関する。
従来、エンジンを冷却する冷却装置と、車室内を冷房する空調装置とを備える車両に適用される車両用空調制御装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。空調装置は、内気循環モードと外気導入モードとを切替可能であり、送風空気を発生させる送風機と、その送風空気を冷却する冷凍サイクル装置とを含んでいる。冷凍サイクル装置は、冷媒を循環させる圧縮機と、冷却装置のラジエータに対して車両前方側に配置されるコンデンサと、送風空気の通路である送風ダクトに配置されるエバポレータとを含んでいる。
そして、特許文献1の車両用空調制御装置は、外気温が内気温よりも高く、エンジン冷却水温が所定値以上の場合に、強制的に内気循環モードにするように構成されている。これにより、外気導入モードの場合に比べてコンデンサでの放熱量が小さくなるため、コンデンサを通過してラジエータに導かれる空気の温度が低くなるので、冷却装置の冷却性能の低下が抑制されるようになっている。また、空調装置の運転が停止されることなく継続されるので、空調快適性の低下を抑制することが可能である。
特開平4−362412号公報
しかしながら、上記した従来の車両用空調制御装置では、内気循環モードへの切り替えだけではエアコン負荷(冷房負荷)の低減が不十分となり、冷却装置の冷却性能が低下することが考えられる。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、空調快適性の低下を抑制しながら、冷却装置の冷却性能を確保することが可能な車両用空調制御装置を提供することである。
本発明による車両用空調制御装置は、バッテリまたはエンジンを冷却する冷却装置と、車室内を冷房する空調装置とを備える車両に適用されるものである。空調装置は、内気循環モードと外気導入モードとを切替可能であり、送風空気を発生させる送風機と、その送風空気を冷却する冷凍サイクル装置とを含む。冷凍サイクル装置は、冷媒を循環させる圧縮機と、冷却装置のラジエータに対して車両前方側に配置されるコンデンサと、送風空気の通路である送風ダクト内に配置されるエバポレータとを含む。車両用空調制御装置は、冷却装置の冷却水温が第1所定値以上の場合には、強制的に内気循環モードにするように構成されている。車両用空調制御装置は、冷却装置の冷却水温が第1所定値よりも大きい第2所定値以上の場合には、さらに、エバポレータの温度を高くする、または、圧縮機の回転速度を低くするように構成されている。車両用空調制御装置は、冷却装置の冷却水温が第2所定値よりも大きい第3所定値以上の場合には、さらに、送風機の回転速度を低くするように構成されている。
このように構成することによって、冷却水温が高くなるに連れてエアコン負荷の低減量を大きくするとともに、その際に乗員に与える影響が小さいものから順に制御することにより、空調快適性の低下を抑制しながら、冷却装置の冷却性能を確保することができる。
本発明の車両用空調制御装置によれば、空調快適性の低下を抑制しながら、冷却装置の冷却性能を確保することができる。
本実施形態の電動車両の構成を示したブロック図である。 図1の電動車両のバッテリ冷却装置および冷凍サイクル装置の回路構成を説明するための模式図である。 冷却水の温度状態を判定するためのマップである。 本実施形態のエアコンECUによるエアコン負荷の低減制御を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
まず、図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態によるエアコンECU53を備える電動車両100の構成について説明する。
電動車両100は、図1に示すように、走行用モータ1と、バッテリ2と、バッテリ冷却装置3と、空調装置4とを備えている。なお、図1において、実線の矢印は制御信号を示し、破線の矢印は電力のやり取りを示している。また、電動車両100は、本発明の「車両」の一例である。
走行用モータ1は、バッテリ2からの電力で駆動され、電動車両100の走行用の駆動力を発生させるために設けられている。この走行用モータ1は、電動車両100の走行状態に応じて発電機として機能するように構成されている。
バッテリ2は、充放電可能であり、走行用モータ1を駆動する電力を供給するとともに、その走行用モータ1で発電された電力を蓄電するように構成されている。また、バッテリ2は、バッテリ冷却装置3および空調装置4にも作動用の電力を供給するように構成されている。
バッテリ冷却装置3は、水冷式であり、バッテリ2を冷却するために設けられている。バッテリ冷却装置3は、図2に示すように、ウォータポンプ31と、バッテリ冷却用のウォータジャケット32と、ラジエータ33と、それらを接続する冷却水通路34とを含んでいる。なお、バッテリ冷却装置3は、本発明の「冷却装置」の一例である。
ウォータポンプ31は、冷却水を冷却水回路で循環させるために設けられている。ウォータポンプ31は、バッテリ2からの電力で駆動され、回転速度を調整可能に構成されている。ウォータジャケット32は、バッテリ2に設けられた冷却水流通部であり、流通する冷却水によってバッテリ2の熱が奪われるようになっている。ラジエータ33は、エンジンコンパートメントに配置され、冷却水と外気との間で熱交換を行うことにより、冷却水の熱を大気中に放出するように構成されている。
また、バッテリ冷却装置3の冷却水回路には、図1に示すように、冷却水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ3aが設けられている。水温センサ3aは、たとえば、ウォータジャケット32の出口に配置されている。
空調装置4は、車室内を冷房するために設けられている。空調装置4は、冷凍サイクル装置41と、送風機42と、内外気切替ドア43と、送風ダクト(図示省略)とを含み、内気循環モードと外気導入モードとを切替可能に構成されている。
送風ダクトの上流端には、図示省略した外気導入口および内気導入口が形成されている。外気導入口は、送風ダクトの内部に外気(車室外空気)を導入するために設けられ、内気導入口は、送風ダクトの内部に内気(車室内空気)を導入するために設けられている。送風ダクト内の外気導入口および内気導入口の近傍には、内外気切替ドア43および送風機42が配置されている。
内外気切替ドア43は、外気導入口および内気導入口を開閉して、内気を循環させる内気循環モードと外気を導入する外気導入モードとを切り替えるために設けられている。送風機42は、外気または内気を取り込んで送風空気を発生させるように構成されている。送風機42は、バッテリ2からの電力で駆動され、回転速度を調整可能に構成されている。この送風機42の回転速度はブロワレベルに基づいて決定される。ブロワレベルが高くなるほど、送風機42の回転速度が高くなり、送風機42の風量が大きくなる。
また、送風ダクト内には、冷凍サイクル装置41の後述するエバポレータ414(図2参照)が配置され、送風ダクトの下流端には、吹出口が形成されている。そして、送風空気がエバポレータ414を通過する際に冷却され、その冷却された空調風が吹出口から車室内に吹き出されるようになっている。
冷凍サイクル装置41は、送風空気を冷却するように構成されている。冷凍サイクル装置41は、図2に示すように、圧縮機411と、コンデンサ412と、膨張弁413と、エバポレータ414と、それらを接続する冷媒通路415とを含んでいる。
圧縮機411は、気体状の冷媒を高温高圧で吐出することにより、冷媒を冷媒回路で循環させるために設けられている。圧縮機411は、バッテリ2からの電力で駆動され、回転速度を調整可能に構成されている。コンデンサ412は、エンジンコンパートメントに配置され、内部を流通する冷媒を外気によって冷却して凝縮させるようになっている。コンデンサ412は、ラジエータ33に対して車両前方側に配置されている。このため、コンデンサ412を通過した空気がラジエータ33に導かれるように構成されている。すなわち、コンデンサ412を通過する際に暖められた空気によってラジエータ33を流通する冷却水が冷却されるようになっている。
膨張弁413は、たとえば開度を調整可能な電子弁であり、開度を絞ることによって通過する冷媒を減圧して膨張させるように構成されている。エバポレータ414は、送風空気の通路である送風ダクト内に配置され、送風空気を冷却するように構成されている。エバポレータ414では内部の冷媒が蒸発されることにより、その気化熱によってエバポレータ414を通過する送風空気が冷却されるようになっている。また、エバポレータ414には、エバポレータ414の温度を検出するエバポレータ温度センサ41a(図1参照)が設けられている。
また、電動車両100は、図1に示すように、モータECU51と、バッテリECU52と、エアコンECU53とを備え、それらがバス54によって接続されている。モータECU51、バッテリECU52およびエアコンECU53は、バス54を介して通信可能に構成されている。なお、エアコンECU53は、本発明の「車両用空調制御装置」の一例である。
モータECU51は、走行用モータ1を制御するために設けられている。バッテリECU52は、バッテリ2を管理するとともに、バッテリ冷却装置3を制御するように構成されている。たとえば、バッテリECU52は、水温センサ3aの検出結果に基づいて冷却水の温度状態を判定し、その判定結果をエアコンECU53に送信するように構成されている。この判定結果は、バッテリ冷却装置3の冷却性能を確保するために、空調装置4のエアコン負荷(冷房負荷)を低減させる必要があるか否かを判断するとともに、エアコン負荷の低減が必要な場合のその低減量を決定するために用いられる。エアコン負荷が適切に低減されると、コンデンサ412での放熱量が小さくなり、ラジエータ33での冷却水の冷却が促進されることにより、バッテリ冷却装置3の冷却性能の確保が可能となる。
たとえば、冷却水の温度状態は図3に示すようなマップを用いて導出され、判定結果として「0」〜「3」が出力されるようになっている。判定結果が「0」の場合は、冷却水温が高くないので、エアコン負荷の低減が行われない。判定結果が「1」〜「3」の場合は、冷却水温が高いので、冷却性能の確保のためにエアコン負荷の低減が行われ、判定結果の値が大きくなるほどエアコン負荷の低減量が大きくされる。なお、冷却水温の上昇原因の一例としては、登坂などでの高負荷走行時における空調装置4の使用を挙げることができる。
具体的には、冷却水温が所定値Th2以上になるまでの間は、判定結果として「0」が出力される。冷却水温が所定値Th2以上になってから所定値Th1未満または所定値Th4以上になるまでの間は、判定結果として「1」が出力される。冷却水温が所定値Th4以上になってから所定値Th3未満または所定値Th6以上になるまでの間は、判定結果として「2」が出力される。冷却水温が所定値Th6以上になってから所定値Th5未満になるまでの間は、判定結果として「3」が出力される。所定値Th1〜Th6は、判定結果のハンチングを抑制しながら、バッテリ冷却装置3の冷却性能が確保されるように予め設定された値である。なお、所定値Th2は所定値Th1よりも大きく、所定値Th3は所定値Th2よりも大きく、所定値Th4は所定値Th3よりも大きく、所定値Th5は所定値Th4よりも大きく、所定値Th6は所定値Th5よりも大きい。また、所定値Th2、Th4およびTh6は、本発明の「第1所定値」、「第2所定値」および「第3所定値」の一例である。
図1に示すように、エアコンECU53は、空調装置4を制御するために設けられている。そして、エアコンECU53は、バッテリECU52からの判定結果に応じて、エアコン負荷の低減を行うように構成されている。具体的には、エアコンECU53は、判定結果が「1」の場合に、強制的に内気循環モードにするように構成されている。また、エアコンECU53は、判定結果が「2」の場合に、強制的に内気循環モードにするとともに、エバポレータ414の温度を高くするように構成されている。また、エアコンECU53は、判定結果が「3」の場合に、強制的に内気循環モードにするとともに、エバポレータ414の温度を高くし、かつ、送風機42の回転速度を低くするように構成されている。
ここで、内気循環モードへの強制設定、エバポレータ414の高温化、および、送風機42の風量低減は、エアコン負荷の低減につながるものである。送風機42の風量低減は、エバポレータ414の高温化に比べて乗員に与える影響が大きく、エバポレータ414の高温化は、内気循環モードへの強制設定に比べて乗員に与える影響が大きい。すなわち、冷却水温が高くなるに連れてエアコン負荷の低減量が大きくされるとともに、その際に乗員に与える影響が小さいものから順に制御されるようになっている。
なお、エアコンECU53は、判定結果が「0」の場合に、エアコン負荷の低減を行うことなく、通常時の制御方式で空調装置4を動作させるように構成されている。
−エアコン負荷の低減制御−
次に、図4を参照して、本実施形態のエアコンECU53によるエアコン負荷の低減制御について説明する。このエアコン負荷の低減制御は、たとえば、空調装置4が作動されているときに所定時間間隔毎に繰り返し行われる。なお、エアコンECU53には、バッテリECU52からの冷却水の温度状態の判定結果が入力される。また、以下の各ステップは、エアコンECU53により実行される。
まず、図4のステップS1において、冷却水の温度状態の判定結果が「1」以上であるか否かが判断される。そして、判定結果が「1」以上ではないと判断された場合(判定結果が「0」である場合)には、エアコン負荷の低減が行われることなく、リターンに移る。すなわち、この場合には、通常時の制御方式で空調装置4が動作される。その一方、判定結果が「1」以上であると判断された場合には、ステップS2に移る。
次に、ステップS2において、内気循環モードに強制的に設定される。たとえば、外気導入モードであった場合には、内外気切替ドア43が駆動されることにより、内気循環モードに切り替えられる。
次に、ステップS3において、冷却水の温度状態の判定結果が「2」以上であるか否かが判断される。そして、判定結果が「2」以上ではないと判断された場合(判定結果が「1」である場合)には、内気循環モードへの強制設定によるエアコン負荷の低減が行われた状態で、リターンに移る。すなわち、この場合には、後述するエバポレータ414の高温化および送風機42の風量低減によるエアコン負荷の低減が行われることなく、強制的に内気循環モードに設定された状態で空調装置4が動作される。その一方、判定結果が「2」以上であると判断された場合には、ステップS4に移る。
次に、ステップS4において、目標エバポレータ温度TEOが高くなるように補正される。目標エバポレータ温度TEOは、たとえば、以下の式(1)を用いて算出される。
TEO=TEOp+C1 ・・・(1)
式(1)において、TEOは、補正後の目標エバポレータ温度であり、TEOpは、目標エバポレータ温度の現在値であり、C1は、予め設定された補正値である。
次に、ステップS5において、冷却水の温度状態の判定結果が「3」であるか否かが判断される。そして、判定結果が「3」ではないと判断された場合(判定結果が「2」である場合)には、内気循環モードへの強制設定およびエバポレータ414の高温化によるエアコン負荷の低減が行われた状態で、リターンに移る。すなわち、この場合には、後述する送風機42の風量低減によるエアコン負荷の低減が行われることなく、強制的に内気循環モードに設定されるとともに、目標エバポレータ温度TEOが高くなるように補正された状態で空調装置4が動作される。その一方、判定結果が「3」であると判断された場合には、ステップS6に移る。
次に、ステップS6において、目標ブロワレベルBLOが低くなるように補正される。目標ブロワレベルBLOは、たとえば、以下の式(2)を用いて算出される。
BLO=BLOp−C2 ・・・(2)
式(2)において、BLOは、補正後の目標ブロワレベルであり、BLOpは、目標ブロワレベルの現在値であり、C2は、予め設定された補正値である。
次に、ステップS7において、目標エバポレータ温度TEOがさらに高くなるように補正される。これは、ブロワレベルが下がるとエバポレータ温度が下がるので、その分目標エバポレータ温度TEOが引き上げられる。目標エバポレータ温度TEOは、たとえば、以下の式(3)を用いて算出される。
TEO=TEOp2+C3 ・・・(3)
式(3)において、TEOは、補正後の目標エバポレータ温度であり、TEOp2は、目標エバポレータ温度の現在値(ステップS4での補正後の目標エバポレータ温度)であり、C3は、ブロワレベルの低下を考慮して予め設定された補正値である。
したがって、判定結果が「3」である場合には、内気循環モードへの強制設定、エバポレータ414の高温化および送風機42の風量低減によるエアコン負荷の低減が行われた状態で、リターンに移る。すなわち、この場合には、強制的に内気循環モードに設定されるとともに、目標エバポレータ温度TEOが高くなるように補正され、かつ、目標ブロワレベルBLOが低くなるように補正された状態で空調装置4が動作される。
−効果−
本実施形態では、上記のように、判定結果が「1」以上の場合に強制的に内気循環モードにされ、判定結果が「2」以上の場合にエバポレータ414の温度が高くされ、判定結果が「3」の場合に送風機42の回転速度が低くされることによって、冷却水温が高くなるに連れてエアコン負荷の低減量を大きくするとともに、その際に乗員に与える影響が小さいものから順に制御することにより、空調快適性の低下を抑制しながら、バッテリ冷却装置3の冷却性能を確保することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、電動車両100に本発明の車両用空調制御装置が適用される例を示したが、これに限らず、走行用の駆動力源として内燃機関(エンジン)のみを備えるコンベンショナル車両に本発明の車両用空調制御装置が適用されていてもよい。この場合、内燃機関の冷却装置のラジエータが、空調装置のコンデンサに対して車両後方側に配置されていてもよい。すなわち、内燃機関の冷却装置は、本発明の「冷却装置」の一例である。また、走行用の駆動力源として内燃機関およびモータを備えるハイブリッド車両に本発明の車両用空調制御装置が適用されていてもよい。
また、上記実施形態では、判定結果が「2」以上の場合に、エバポレータ414の温度が高くされる例を示したが、これに限らず、判定結果が「2」以上の場合に、圧縮機の回転速度が低くされるようにしてもよい。すなわち、目標エバポレータ温度TEOが高くなるように補正されることに代えて、圧縮機の目標回転速度(目標電流)が低くなるように補正されていてもよい。
また、上記実施形態において、バッテリ冷却装置3は、バッテリ2に加えてモータECU51などを冷却するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態において、空調装置4は、車室内を暖房可能に構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、バッテリECU52により冷却水の温度状態が判定され、その判定結果がバッテリECU52からエアコンECU53に送信される例を示したが、これに限らず、エアコンECUにより冷却水の温度状態が判定されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、冷却水の温度状態の判定にヒステリシスが設定される例を示したが、これに限らず、冷却水の温度状態の判定にヒステリシスが設定されていなくてもよい。たとえば、冷却水温が第1所定値未満の場合に判定結果として「0」が出力され、冷却水温が第1所定値以上第2所定値未満の場合に判定結果として「1」が出力され、冷却水温が第2所定値以上第3所定値未満の場合に判定結果として「2」が出力され、冷却水温が第3所定値以上の場合に判定結果として「3」が出力されるようにしてもよい。なお、第1〜第3所定値は予め設定された値であり、第2所定値は第1所定値よりも大きく、第3所定値は第2所定値よりも大きい。
本発明は、バッテリまたはエンジンを冷却する冷却装置と、車室内を冷房する空調装置とを備える車両に適用される車両用空調制御装置に利用可能である。
2 バッテリ
3 バッテリ冷却装置(冷却装置)
4 空調装置
33 ラジエータ
41 冷凍サイクル装置
42 送風機
53 エアコンECU(車両用空調制御装置)
100 電動車両(車両)
411 圧縮機
412 コンデンサ
414 エバポレータ

Claims (1)

  1. バッテリまたはエンジンを冷却する冷却装置と、車室内を冷房する空調装置とを備える車両に適用される車両用空調制御装置であって、
    前記空調装置は、内気循環モードと外気導入モードとを切替可能であり、送風空気を発生させる送風機と、その送風空気を冷却する冷凍サイクル装置とを含み、
    前記冷凍サイクル装置は、冷媒を循環させる圧縮機と、前記冷却装置のラジエータに対して車両前方側に配置されるコンデンサと、送風空気の通路である送風ダクト内に配置されるエバポレータとを含み、
    前記冷却装置の冷却水温が第1所定値以上の場合には、強制的に前記内気循環モードにするように構成され、
    前記冷却装置の冷却水温が前記第1所定値よりも大きい第2所定値以上の場合には、さらに、前記エバポレータの温度を高くする、または、前記圧縮機の回転速度を低くするように構成され、
    前記冷却装置の冷却水温が前記第2所定値よりも大きい第3所定値以上の場合には、さらに、前記送風機の回転速度を低くするように構成されていることを特徴とする車両用空調制御装置。
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