JP2021188770A - 操作端末、環境制御システムおよびプログラム - Google Patents

操作端末、環境制御システムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの肌状態に応じた環境制御を空調機器に行わせることが可能な操作端末を得ること。【解決手段】空調機器1の遠隔操作を行うことが可能な操作端末2であって、ユーザの肌状態を取得する操作部22と、肌状態に基づいて、空調機器1の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する演算部23と、制御指令を空調機器1へ送信する通信部21と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、環境制御機器を遠隔操作する操作端末、環境制御システムおよびプログラムに関する。
空気調和(以下、空調という)制御をはじめとする環境制御に対する要求は全ての利用者(ユーザ)にとって同じではない。このため、従来、ユーザごとに適した空調制御を提供する技術が提案されている。特許文献1には、ユーザの保持するスマートフォンを用いてユーザが設定した温度、湿度、風量等の空調要求と、ユーザの年齢、職業、身長、体重などの特性との関係を機械学習によって学習し、学習した結果を用いて、ユーザの特性に応じた空調設定を提案する技術が開示されている。
特開2019−27603号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、年齢、職業、身長、体重などの特性に応じた空調設定を提案することができても、ユーザの健康状態は考慮されていない。ユーザの健康状態の一例として肌状態が挙げられるが、年齢、職業、身長、体重などが同じであっても、ユーザごとに肌状態は異なっている。近年、健康管理への関心が高まっており、ユーザに適した環境制御の一環として、ユーザの肌状態に応じた環境制御が行われることが望まれる。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザの肌状態に応じた環境制御を空調機器に行わせることが可能な操作端末を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる操作端末は、環境制御機器の遠隔操作を行うことが可能な操作端末であって、ユーザの肌状態を取得する取得部と、肌状態に基づいて、環境制御機器の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成部と、制御指令を環境制御機器へ送信する通信部と、を備える。
本開示によれば、ユーザの肌状態に応じた環境制御を空調機器に行わせることができるという効果を奏する。
実施の形態1にかかる空気調和システムの構成例を示す図 実施の形態1の各領域とユーザの席の一例を示す図 実施の形態1の操作端末における処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態1における肌状態に応じた空調制御の制御内容の一例を示す図 実施の形態2にかかる環境制御システムの構成例を示す図 実施の形態2の操作端末における処理手順の一例を示すフローチャート 実施の形態2における肌状態に応じた照明制御の制御内容の一例を示す図 実施の形態3にかかる操作端末の構成例を示す図 実施の形態3の操作端末における処理手順の一例を示すフローチャート 照明制御を行う場合の実施の形態3の操作端末の処理手順の一例を示すフローチャート 操作端末により表示される表示画面の一例を示す図
以下に、実施の形態にかかる操作端末、環境制御システムおよびプログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる空気調和システム(以下、空調システムと呼ぶ)の構成例を示す図である。空調システムは、環境制御システムの一例である。図1に示すように、本実施の形態の空調システムは、環境制御機器の一例である空気調和機器(以下、空調機器という)1と、操作端末2と、を備える。操作端末2は、スマートフォン、タブレットといった端末であり、各ユーザに対応づけられており、各ユーザが所持可能な端末である。操作端末2は、空調機器1の遠隔操作を行うことが可能である。
空調機器1は、空調制御部11と、演算部12と、記憶部13と、操作部14と、通信部15と、複数の室内機16と、1つ以上の室外機17とを備える。例えば、空調制御部11、演算部12、記憶部13、操作部14および通信部15は、複数の室内機16および1つ以上の室外機17を集中的に制御するシステム制御装置を構成する。なお、このシステム制御装置は、複数の室内機16および1つ以上の室外機17と別の装置として設置されてもよいし、例えば、複数の室内機16のうちのいずれかと一体化されて設置されてもよい。
本実施の形態の空調機器1は、例えば、オフィス、工場などのように、空調機器1の空調制御の対象となる全空間、すなわち環境制御対象の空間が複数の領域に分割され、分割された領域ごとに空調制御を行うことが可能である。
室内機16は、空調機器1の空調制御対象の空間内に設置され、室外機17は、空調機器1の空調制御対象の空間外に設置される。室内機16と室外機17は、冷媒配管により接続される。室内機16は、室外機17とともに、送風機能、冷房機能、暖房機能、除菌機能などの機能を実現する。なお、室内機16は、加湿機能などこれら以外の機能を有していてもよい。
通信部15は、Wi−Fi(登録商標)をはじめとした無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)をはじめとした近距離無線通信などにより、操作端末2と通信を行うことが可能である。通信部15は、操作端末2から空調機器1の空調制御に関する制御指令を受信すると、制御指令を記憶部13に一時的に格納する。
演算部12は、空調機器1全体の動作を制御する。例えば、演算部12は、通信部15によって記憶部13に格納された制御指令が示す制御内容を、制御情報に反映して制御情報を更新する。例えば、操作端末2から送信される制御指令には、当該操作端末2に対応する領域を示す情報が含まれており、演算部12は、この情報とともに制御指令に基づく設定情報を制御情報に追加する。操作端末2に対応する領域を示す情報は、操作端末2に対応付けられた領域を識別する識別情報であってもよいし、操作端末2の現在の位置情報であってもよい。後者の場合、記憶部13には、各領域の範囲を示す情報が格納されているとし、演算部12は、この情報と操作端末2との情報とに基づいて操作端末2がどの領域に存在するかを把握することができる。または、記憶部13に、操作端末2の識別情報と領域とを対応づける情報が予め格納されているとし、操作端末2から送信される制御指令には当該操作端末2の識別情報が含まれ、演算部12は、この識別情報とともに制御指令に基づく設定情報を制御情報に追加する。
空調制御部11は、記憶部13に格納された制御プログラムに従い、室内機16および室外機17を制御する。演算部12および空調制御部11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)などの演算装置(プロセッサ)により実現される。空調制御部11の機能は、演算装置が制御プログラムを実行することにより実現される。なお、図示を省略しているが、演算部12の機能を実現するためのプログラムも記憶部13に記憶されており、演算装置がプログラムを実行することにより、演算部12の機能が実現される。なお、演算部12および空調制御部11を実現する演算装置は同一であってもよいし、異なっていてもよい。
記憶部13は、空調制御を行うための制御プログラムと、上述した制御情報とを記憶する。制御情報は、上述したように領域ごとの設定情報を含む。当該設定情報を入力として制御プログラムにしたがった動作が空調制御部11により行われることで、室内機16および室外機17が空調制御を実施する。制御プログラムは、記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体により提供されてもよい。記憶部13は、メモリであり、半導体素子メモリであってもよいしHDD(Hard Disk Drive)などであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。記憶部13は、後述する演算部12および空調制御部11の処理の過程で使用されるデータを記憶するためにも用いられる。また、記憶部13の一部が外部記憶媒体により実現されてもよい。
操作部14は、ユーザ、管理者などからの入力を受け付ける。操作部14は、例えば、リモートコントローラである。操作部14は、ボタンなどの入力手段とディスプレイなどの表示手段とを備える。操作部14は、入力手段と表示手段とが一体化されたタッチパネルを備えていてもよい。操作部14は、空調制御に関する設定情報を受け付けることが可能である。この設定情報は、分割された領域ごとに設定される。操作部14を用いてなされた各領域の設定情報を、以下、第1設定情報とも呼ぶ。操作部14により設定された各領域の設定情報は制御情報として記憶部13に格納される。操作部14により設定された各領域の設定情報は、上述したように通信部15が操作端末2から制御指令を受信した場合に、当該制御指令に基づく情報に更新される。なお、ここでは、操作部14が領域ごとに設定情報を設定可能な例を説明するが、操作部14は、空調制御対象の全領域に共通の設定を受け付けるようにしてもよい。
操作端末2は、通信部21、操作部22、演算部23、表示部24および記憶部25を備える。通信部21は、無線LAN、近距離無線通信などにより、空調機器1と通信を行うことが可能である。操作部22は、ユーザからの入力を受け付ける。表示部24は、各種情報を表示する。操作部22は、例えば、ボタンなどであり、表示部24は、例えばディスプレイである。操作部22と表示部24が一体化されて、タッチパネルなどにより実現されてもよい。
演算部23は、操作端末2の全体の動作を制御するとともに、後述する操作プログラムに従った動作を実施する。演算部23は、後述するように、肌状態に基づいて、空調機器1の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成部としての機能を有する。演算部23は、例えば、CPU、MPUなどの演算装置により実現される。演算部23の機能は、演算装置が記憶部25に格納されたプログラムを実行することにより実現される。このプログラムは、図1に示した操作プログラムを含む。操作プログラムは、空調機器1を制御するためのプログラムであり、例えば、アプリケーションソフトウェアとして提供される。図示を省略しているが、演算部23のその他機能を実現するためのプログラムも記憶部25に記憶されており、演算装置がプログラムを実行することにより、演算部23の機能が実現される。
記憶部25は、操作プログラムと、個人情報と、自席位置情報とを記憶する。記憶部13は、メモリであり、半導体素子メモリであってもよいしHDDなどであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。記憶部25は、後述する演算部23の処理の過程で使用されるデータを記憶するためにも用いられる。また、記憶部25の一部が外部記憶媒体により実現されてもよい。
個人情報は、肌の健康を保つ空調制御の条件を決定するために必要な情報であり、例えば年齢、性別、体温、肌状態を含む。なお、本実施の形態の個人情報は、肌状態を含んでいればよく、他の情報は含まれなくてもよい。肌状態は、例えば、正常、にきびが生じている、冷えが生じている、乾燥が生じているといった状態である。以下では、肌状態としてこの4種類の状態が用いられる例を説明するが、肌状態に関する状態の数は2つ以上であればよくこれらに限定されない。例えば、肌状態は、正常と、にきびが生じている状態との2種類であってもよい。また、肌状態として、皮脂量が多い、透明度が不足しているといったように、上述した例以外の肌状態が含まれていてもよい。個人情報は、ユーザが自身の保持する操作端末2を操作することにより入力され、操作端末2に登録される。詳細には、操作部22がユーザからの個人情報の入力を受け付け、受け付けた個人情報は記憶部25に格納される。
自席位置情報は、ユーザの席の位置を示す情報である。本実施の形態では、上述したように、空調機器1の空調制御の対象となる全空間が複数の領域に分割されている。各領域には、各ユーザの席が設けられている。自席位置情報は、ユーザが自身の保持する操作端末2を操作することにより入力され、操作端末2に登録される。詳細には、操作部22がユーザからの自席位置情報の入力を受け付け、受け付けた自席位置情報は記憶部25に格納される。詳細には、例えば、操作端末2は、自席の登録を促す画面を表示部24に表示し、ユーザが自席に存在するときに、自席の登録を行うことを示す入力を行うことで、そのときの操作端末2の位置が自席の位置として、記憶部25に格納される。なお、操作端末2は、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用した現在位置の取得機能を有しており、演算部23は、現在位置の取得機能を用いて現在位置を求めることができる。
図2は、本実施の形態の各領域とユーザの席の一例を示す図である。図2に示した例では、空調機器1の空調対象の空間は居室200内の空間であり、この空間は、領域201〜206に分割されており、各領域201〜206には、それぞれに対応するユーザの席が設けられている。すなわち、ユーザごとに、互いに異なる領域内に当該ユーザの席が設けられている。例えば、領域203にはデスク210が設けられており、デスク210には図示を省略した椅子が設けられている。このデスク210の位置、またはデスク210に設置されている椅子の位置が、デスク210が割り当てられているユーザの自席の位置である。デスク210に対応するユーザは、移動可能であるが、一日のうち多くの時間をデスク210とともに設置されている椅子、すなわち自席に着席している。符号は省略しているが、他の領域201,202,204〜206にもそれぞれデスクが設けられ、各デスクはそれぞれ異なるユーザに割り当てられている。
次に、本実施の形態の動作について説明する。本実施の形態では、ユーザが操作端末2に上述した個人情報、自席位置情報を登録しておく。そして、操作端末2は、自席位置情報と現在の位置とに基づいて、ユーザが自席にいると判断した場合、個人情報に格納されている肌状態に応じた空調制御を要求する制御指令を生成して、制御指令を空調機器1へ送信する。空調機器1は、受信した制御指令に応じた制御を行うことで、ユーザの肌状態に応じた空調制御を実施する。このように、操作端末2は、ユーザの肌状態に応じた空調制御を空調機器1に行わせることができる。
図3は、本実施の形態の操作端末2における処理手順の一例を示すフローチャートである。図3に示す処理は、上述した操作プログラムが実行されることによって行われる。図3に示す処理は、例えば、操作プログラムに対応する環境操作アプリケーションの起動を要求する入力が行われることにより開始される。なお、自席位置情報については、図3に示す処理の開始前に、操作端末2に登録されているとする。
操作端末2は、ユーザの肌状態を含む個人情報を受け付ける(ステップS1)。例えば、操作端末2は、環境操作アプリケーションの設定を行うことを要求する入力を受け付けると、環境操作アプリケーションの設定を行うための設定画面を表示部24に表示する。この設定画面では、個人情報として入力可能な項目が表示され、ユーザは各項目に対応する情報を操作端末2の操作部22を介して入力する。これにより、操作端末2は、個人情報を受け付けることができる。操作端末2は、受け付けた個人情報を記憶部25に格納する。上述したように、個人情報には、ユーザの肌状態が含まれる。したがって、本実施の形態の操作端末2は、ユーザからの入力によりユーザの肌状態を取得する取得部である。
操作端末2は、ユーザの位置情報、すなわち現在の自身の位置を示す情報を取得する(ステップS2)。詳細には、演算部23が、現在位置の取得機能を用いて現在位置を求める。
次に、操作端末2は、ユーザが在席しているか否かを判断する(ステップS3)。詳細には、演算部23が、操作端末2の現在位置と、自席位置情報とに基づいて、ユーザが在席しているか否かを判断する。演算部23は、例えば、自席位置情報が示す自席位置と、操作端末2の現在位置との距離がしきい値以下の場合に、ユーザが在席していると判断する。しきい値は、自席位置とデスク210が存在する領域203の境界との距離より小さい距離に設定される。例えば、図2に示した例において、デスク210が割り当てられているユーザが、居室200に入室し、位置301から矢印で示した経路を通過して位置302に到達したとする。ユーザは、位置302に到着して自席に着席するまでに、領域201と領域202を通過する。ユーザが領域201と領域202を通過しているときには、操作端末2の現在位置と自席位置であるデスク210の位置との距離がしきい値より大きいため、操作端末2は、ユーザが在席していないと判断する。
ユーザが在席している場合(ステップS3 Yes)、操作端末2は、個人情報と位置情報を用いて空調機器1に制御指令を送信し(ステップS4)、処理を終了する。詳細には、ステップS4では、演算部23は、記憶部25に格納されている個人情報を用いて、ユーザの肌状態に応じた空調制御の設定情報を示す制御指令を生成し、当該制御指令に操作端末2の存在する領域を示す情報を含めて送信する。上述したように、領域を示す情報の代わりに、操作端末2の識別情報が送信されてもよいし、操作端末2の現在位置を示す位置情報が送信されてもよい。ユーザが在席していない場合(ステップS3 No)、操作端末2は、ステップS2からの処理を繰り返す。
図3に示した処理は、個人情報の初回の登録時の処理を示しているが、ステップS4が実施されて処理が終了した後は、個人情報の変更がない場合、ステップS2からステップS4の処理が実施される。個人情報の変更がある場合、すなわち、ユーザが個人情報を再登録する場合には、ステップS1からの処理が再度実施される。
以上述べたように、本実施の形態の環境制御方法は、ユーザの肌状態を取得する取得ステップと、肌状態に基づいて、環境制御機器の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成ステップと、制御指令を環境制御機器へ送信する通信ステップと、を含む。また、本実施の形態の操作プログラムは、操作端末に、ユーザの肌状態を取得する取得ステップと、肌状態に基づいて、環境制御機器の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成ステップと、制御指令を環境制御機器へ送信する通信ステップと、を実行させる。
図4は、本実施の形態における肌状態に応じた空調制御の制御内容の一例を示す図である。図4に示した例では、肌状態として、乾燥が生じている(図4では「乾燥」と略す)、にきびが生じている(図4では「にきび」と略す)、冷えが生じている(図4では「冷え」と略す)といった状態を登録可能である。図4に示した肌状態と制御内容との対応は記憶部25に保持されている。演算部23は、ステップS4では、個人情報に含まれる肌状態に対応する制御内容をこの対応に基づいて決定し、制御内容に応じた制御指令を生成する。例えば、肌状態として、にきびが生じている状態であることが登録されていれば、演算部23は、除菌した空気を送風するように指示する制御指令を生成し、生成した制御指令を、通信部21を介して空調機器1へ送信する。同様に、例えば、演算部23は、肌状態として、乾燥が生じている状態であることが登録されていれば、湿度を操作部14により設定されている値より+X%高くするように指示する制御指令を生成し、肌状態として、冷えが生じている状態であることが登録されていれば、室温設定を操作部14により設定されている値より+Y度上げるように指示する制御指令を生成する。X,Yは、正の実数である。
なお、図4に示した制御内容は一例であり、肌状態に応じて肌状態を健康に保つための空調制御の内容がそれぞれ定められていればよく、制御内容は図4に示した例に限定されない。なお、肌状態が正常であることが登録された場合には、空調制御の内容を特に変更する必要がないため、制御内容は定められていなくてよい。例えば、肌状態として乾燥が生じている状態であることが登録されている場合、湿度を+X%高くするとともに、風量を低下させる制御内容としてもよい。
また、個人情報における肌状態として、複数の状態が設定されてもよい。例えば、冷えおよびにきびの両方が気になるユーザは、にきびが生じている状態と、冷えが生じている状態との両方を個人情報として設定してもよい。この場合、演算部23は、「冷え」に対応する制御と「にきび」に対応する制御との両方を組み合わせて実施するように制御指令を生成する。
空調機器1は、上記のように、肌状態に応じて決定された制御内容を制御指令として受信すると、制御指令に基づいて空調制御を行う。詳細には、空調機器1は、制御指令を受信すると、制御情報のうち、制御指令に対応する領域に対応する設定情報を制御指令に応じて変更する。制御情報には、上述したように、操作部14により設定された設定情報である第1設定情報が領域ごとに記憶されており、演算部12は、対応する領域の第1設定情報を制御指令に基づいて更新し、更新した設定情報である第2設定情報を制御情報の一部として記憶部13に格納する。なお、操作端末2は、第1設定情報については、制御情報とは別に、記憶部13に保持しておく。これにより、空調機器1は、制御指令を受信するたびに、第1設定情報に基づいて、第2設定情報を生成することができる。空調制御部11は、制御情報を用いて空調制御を実施するため、操作端末2から送信された制御指令に応じた空調制御が行われる。一方で、制御指令に対応しない領域に関しては、設定情報は更新されないので、他のユーザに対する空調制御には、上記の制御指令に応じた空調制御は適用されない。このため、個々のユーザの肌状態に応じた空調制御を実現することができる。
なお、以上説明した例では、操作端末2は、自席位置情報と操作端末2の現在位置とを用いて、ユーザが在席しているか否かを判断したが、人感センサ、カメラなど外部デバイスによって取得されたデータに基づいて、ユーザが在席しているか否かを判断してもよい。また、空調機器1の通信部15を領域ごとに設け、操作端末2が、各領域の通信部15から操作端末2が受信した電波の強度に基づいてユーザが在席しているか否かを判断してもよい。各通信部15は、通信部15を識別する情報を送信するデータに付加している。例えば、領域203内のデスク210が割当てられているユーザの操作端末2が、領域203に設置された通信部15から受信した電波の強度が一定値以上である場合に、ユーザが在席していると判断する。また、操作端末2が、ユーザから、在席しているか離席しているかを示す情報を受け付けるようにし、受け付けた情報に基づいて、ユーザが在席しているか否かを判断するようにしてもよい。
また、以上説明した例では、空調機器1の複数の室内機16がシステム制御装置により制御される例を説明したが、これに限らず、空調制御部11、演算部12、記憶部13、操作部14および通信部15を備える制御装置が領域ごとに設けられてもよい。この場合、操作端末2は、自席に対応する領域を空調制御対象とする空調機器1に制御指令を送信するので、記憶部13に格納されている制御情報は領域ごとではなく対応する領域に関する設定情報だけでよい。
また、以上説明した例では、オフィスなどのように、複数の空間が複数の領域に分割される例を説明したが、家庭用の小規模な空調機器のように、ユーザごとの部屋に空調機器が設置される場合に、本実施の形態の構成および動作が適用されてもよい。この場合、空調機器1は、例えば1つの室内機16と1つの室外機17とを備える。この場合、領域は1つであるため、記憶部13に格納されている制御情報は空調制御対象の空間全体に関する設定情報だけでよい。また、この場合、ユーザが在席しているか否かの判断が行われなくてもよい。例えば、操作端末2によって、ユーザが空調制御の実施を要求した場合に、登録されている肌状態に応じた制御指令を生成して送信するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態の操作端末2は、ユーザによって登録されたユーザの肌状態に応じて空調制御の制御内容を決定し、決定した制御内容を示す制御指令を空調機器1へ送信するようにした。これにより、ユーザの肌状態に応じた空調制御を空調機器1に行わせることができ、ユーザの肌トラブルを防ぎ、肌状態を健康に保つことがきる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2にかかる環境制御システムの構成例を示す図である。図5に示すように、本実施の形態の環境制御システムは、図1に示した空調システムに、環境制御機器の一例である照明機器3が追加されている。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は実施の形態1と同様の符号を付して重複する説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
実施の形態1では、環境制御機器が空調機器1である例を説明したが、本実施の形態では、環境制御機器が空調機器1および照明機器3である例を説明する。本実施の形態では、操作端末2は、実施の形態1と同様に空調機器1に肌状態に応じた制御を行わせるとともに、照明機器3に肌状態に応じた照明制御を行わせる。照明機器3は、照明制御部31と、1つ以上の照明32と、記憶部33と、操作部34と、通信部35とを備える。照明32は、光色を変更可能な照明器具であり、実施の形態1で述べた分割された領域ごとに設置されている。なお、1領域あたりの照明32は1つに限らず、2つ以上であってもよい。例えば、図2に示した領域201〜206ごとに、照明32が設置されている。照明32は、例えば複数の色の異なる光源を備え、各光源の光量を調整することにより所望の光色が実現される。
通信部35は、無線LAN、近距離無線通信などにより、操作端末2と通信を行うことが可能である。通信部35は、操作端末2から照明機器3の照明制御に関する制御指令を受信すると、制御指令の内容を記憶部33に制御情報として格納する。
照明制御部31は、記憶部33に格納された制御プログラムに従い、照明32を制御する。照明制御部31は、例えば、CPU、MPUなどの演算装置(プロセッサ)により実現される。照明制御部31の機能は、演算装置が制御プログラムを実行することにより実現される。
記憶部33は、照明制御を行うための制御プログラムと、上述した制御情報とを記憶する。制御情報は、領域ごとの設定情報を含む。当該設定情報を入力として制御プログラムにしたがった動作が照明制御部31により行われることで、照明32は対応する領域を照らす。制御プログラムは、記憶媒体により提供されてもよいし、通信媒体により提供されてもよい。記憶部33は、メモリであり、半導体素子メモリであってもよいしHDDなどであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。記憶部33は、照明制御部31の処理の過程で使用されるデータを記憶するためにも用いられる。また、記憶部33の一部が外部記憶媒体により実現されてもよい。
操作部34は、ユーザ、管理者などからの入力を受け付ける。操作部34は、例えば、リモートコントローラである。操作部34は、ボタンなどの入力手段とディスプレイなどの表示手段とを備える。操作部34は、入力手段と表示手段とが一体化されたタッチパネルを備えていてもよい。操作部34は、照明制御に関する設定情報を受け付けることが可能である。この設定情報は、分割された領域ごとに設定される。設定情報は、照明32の光量などを含む。操作部34を用いてなされた各領域の設定情報を、以下、第3設定情報とも呼ぶ。操作部34により設定された各領域の設定情報は制御情報として操作部34に格納される。操作部34により設定された各領域の設定情報は、上述したように通信部35が操作端末2から制御指令を受信した場合に、当該制御指令に基づく情報に更新される。なお、ここでは、操作部34が領域ごとに設定情報を設定可能な例を説明するが、操作部34は、全領域に共通の設定を受け付けるようにしてもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図6は、本実施の形態の操作端末2における処理手順の一例を示すフローチャートである。図6に示す処理は、操作端末2の記憶部25に記憶される操作プログラムが実行されることによって行われる。実施の形態1の図3に示す処理と同様に、図6に示す処理は、例えば、操作プログラムに対応する環境操作アプリケーションの起動を要求する入力が行われることにより開始される。実施の形態1の図3に示す処理と同様に、自席位置情報については、図6に示す処理の開始前に、操作端末2に登録されているとする。
ステップS1〜S3は実施の形態1と同様である。ステップS3でYesの場合、操作端末2は、個人情報と位置情報を用いて空調機器1および照明機器3に制御指令を送信し(ステップS5)、処理を終了する。詳細には、演算部23は、記憶部25に格納されている個人情報を用いて、ユーザの肌状態に応じた空調制御の設定情報を示す制御指令を生成し、当該制御指令に操作端末2の存在する領域を示す情報を含めて送信する。さらに、演算部23は、記憶部25に格納されている個人情報を用いて、ユーザの肌状態に応じた照明制御の設定情報を示す制御指令を生成し、当該制御指令に操作端末2の存在する領域を示す情報を含めて照明機器3へ送信する。
図7は、本実施の形態における肌状態に応じた照明制御の制御内容の一例を示す図である。図7に示した例では、肌状態として、乾燥が生じている(図7では「乾燥」と略す)、にきびが生じている(図7では「にきび」と略す)、冷えが生じている(図7では「冷え」と略す)といった状態を登録可能である。図7に示した肌状態と制御内容との対応は記憶部25に保持されている。演算部23は、ステップS5では、空調制御の制御内容については実施の形態1と同様に決定し、照明制御に関しては図7に示すように肌状態に応じた光色を決定する。光の色は肌に影響を与えるといわれており、青色の光は殺菌効果があるといわれ、赤色の光は細胞の活性化を促し血行促進の効果があるといわれている。このため、例えば、肌状態として、にきびが生じている状態であることが登録されていれば、演算部23は、照明の色を青にするように指示する制御指令を生成し、生成した制御指令を、通信部21を介して照明機器3へ送信する。同様に、例えば、演算部23は、肌状態として、乾燥、冷えが生じている状態であることが登録されていれば、照明の色を赤にするように指示する制御指令を生成する。
なお、例えば、にきびと乾燥の両方が生じていると登録されるなどのように、肌状態として複数の状態が登録される場合もある。このため、肌状態として複数の状態が選択された場合、操作端末2は、これらの状態に対応する複数の色を混合するように制御してもよいし、これらの間の優先度についても、個人情報として登録を受け付けておいてもよい。演算部23は、優先度が設定されている場合、優先度の高いものに対応する制御内容に基づいて制御指令を生成する。
なお、図7に示した制御内容は一例であり、肌状態に応じて肌状態を健康に保つための照明制御の内容がそれぞれ定められていればよく、制御内容は図7に示した例に限定されない。
図6に示した処理は、個人情報の初回の登録時の処理を示しているが、ステップS5が実施されて処理が終了した後は、個人情報の変更がない場合、ステップS2,S3,S5の処理が実施される。個人情報の変更がある場合、すなわち、ユーザが個人情報を再登録する場合には、ステップS1からの処理が再度実施される。
照明機器3は、上記のように、肌状態に応じて決定された制御内容を制御指令として受信すると、制御指令に基づいて照明制御を行う。詳細には、照明機器3は、制御指令を受信すると、制御情報のうち、制御指令に対応する領域に対応する設定情報を制御指令に応じて変更する。制御情報には、上述したように、操作部34により設定された設定情報である第3設定情報が領域ごとに記憶されており、照明制御部31は、対応する領域の第3設定情報に、制御指令に基づく光色の設定情報を追加することにより、更新した設定情報である第4設定情報を制御情報の一部として記憶部33に格納する。なお、ここでは、第3設定情報では、光色については設定されていないとしている。照明制御部31は、制御情報を用いて照明制御を実施するため、操作端末2によって制御指令に応じた照明制御が行われる。一方で、制御指令に対応しない領域に関しては、設定情報は更新されないので、他のユーザに対する照明制御には、上記の制御指令に応じた照明制御は適用されない。このため、個々のユーザの肌状態に応じた照明制御を実現することができる。
以上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。実施の形態1の空調機器1と同様に、照明制御部31、記憶部33、操作部34および通信部35を備える制御装置が領域ごとに設けられてもよい。この場合、操作端末2は、自席に対応する領域を照明制御対象とする照明機器3に制御指令を送信するので、記憶部33に格納されている制御情報は領域ごとではなく対応する領域に関する設定情報だけでよい。
実施の形態1の空調機器1と同様に、ユーザごとの部屋に照明機器3が設置される場合に、本実施の形態の構成および動作が適用されてもよい。この場合、領域は1つであるため、記憶部33に格納されている制御情報は照明制御対象の空間全体に関する設定情報だけでよい。また、この場合、ユーザが在席しているか否かの判断が行われなくてもよい。例えば、操作端末2によって、ユーザが照明制御の実施を要求した場合に、登録されている肌状態に応じた制御指令を生成して送信するようにしてもよい。
以上述べたように、本実施の形態では、操作端末2は、ユーザによって登録されたユーザの肌状態に応じて空調制御および照明制御の制御内容を決定し、決定した制御内容を示す制御指令を空調機器1および照明機器3へそれぞれ送信するようにした。これにより、ユーザの肌状態に応じた空調制御および照明制御を空調機器1および照明機器3に行わせることができ、ユーザの肌トラブルを防ぎ、肌状態を健康に保つことができる。
また、以上述べた例では、操作端末2が、空調機器1と照明機器3の両方に、肌状態に応じた制御を行わせる例を説明したが、操作端末2は照明機器3だけに肌状態に応じた制御を行わせてもよい。すなわち、図5に示した環境制御システムが、空調機器1を備えず、操作端末2が、肌状態に応じた制御内容を決定して制御指令を照明機器3の送信し、照明機器3が制御指令に基づいて照明制御を行ってもよい。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3にかかる操作端末の構成例を示す図である。本実施の形態の環境制御システムは、図1に示した環境制御システムの操作端末2の代わりに図8に示した操作端末2aを備える以外は、図1に示した環境制御システムと同様である。空調機器1は実施の形態1と同様である。実施の形態1と同様の機能を有する構成要素は実施の形態1と同様の符号を付して重複する説明を省略する。以下、実施の形態1と異なる点を主に説明する。
本実施の形態の操作端末2aは、実施の形態1の操作端末2に、計測部26が追加され、演算部23の代わりに演算部23aを備えている。これら以外は、本実施の形態の操作端末2aは、実施の形態1の操作端末2と同様である。
計測部26は、ユーザの肌状態を計測する手段であり、例えば、カメラなどで実現される。なお、計測部26の代わりに、ウェアラブルデバイス、肌の水分などを測定する肌測定器、マイクロスコープ、赤外センサなど、操作端末2aに備え付けられていない外部デバイスである計測部が使用されても良い。この場合、操作端末2aは、通信部21または図示しない通信部21とは別の通信部により、外部デバイスである計測部から計測データを受信する。また、複数の計測手段が用いられてもよい。例えば、にきびの有無についてはカメラが用いられ、乾燥の有無には肌測定器が用いられ、冷えの有無には赤外センサが用いられてもよい。
次に、本実施の形態の動作について説明する。図9は、本実施の形態の操作端末2aにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。図9に示す処理は、操作端末2aの操作プログラムが実行されることによって行われる。実施の形態1の図3に示す処理と同様に、図9に示す処理は、例えば、操作プログラムに対応する環境操作アプリケーションの起動を要求する入力が行われることにより開始される。実施の形態1の図3に示す処理と同様に、自席位置情報については、図9に示す処理の開始前に、操作端末2aに登録されているとする。
操作端末2aは、個人情報を受け付ける(ステップS6)。ステップS6で受け付ける個人情報は、ユーザの肌状態以外の情報である。例えば、操作端末2aは、環境操作アプリケーションの設定を行うことを要求する入力を受け付けると、環境操作アプリケーションの設定を行うための設定画面を表示部24に表示する。この設定画面では、個人情報として入力可能な項目が表示され、ユーザは各項目に対応する情報を操作端末2の操作部22を介して入力する。これにより、操作端末2aは、個人情報を受け付けることができる。操作端末2aは、受け付けた個人情報を記憶部25に格納する。
操作端末2aは、計測結果を取得し、ユーザの肌状態を推定する(ステップS7)。詳細には、演算部23aは、計測部26の計測結果を取得し、取得した計測結果を用いてユーザの肌状態を推定する。すなわち、本実施の形態の演算部23aは、ユーザの肌を計測する計測部による計測結果に基づいて肌状態を推定することにより肌状態を取得する取得部としての機能を有する。なお、上述したように、演算部23aは、計測部26の計測結果の代わりに、外部デバイスの計測結果を用いてもよいし、計測部26と外部デバイスの両方の計測結果を用いてもよい。演算部23aは、推定した肌状態を記憶部25の個人情報に追加する。これにより、個人情報には、実施の形態1と同様にユーザの肌状態が含まれることになる。
例えば、計測部26がカメラである場合、ステップS7では、操作端末2aは、予め正常な肌状態を示す標準データを取得して保持しておき、標準データと計測結果との差を算出する。そして、演算部23aは、一部の領域で、標準データと計測結果との差分がしきい値以上となった場合、にきびが生じていると判断する。また、演算部23aは、標準データと計測結果との差分の平均値がしきい値以上であった場合に、乾燥が生じていると判断する。また、標準データと計測結果との色の差の平均値がしきい値以上であった場合に、冷えが生じていると判断する。または、にきび、冷え、乾燥のそれぞれが生じている場合にカメラで撮影された画像データと肌状態との対応を機械学習などにより学習しておき、学習した学習済みモデルを保持しておき、学習済みモデルに計測結果を入力することで肌状態を推定してもよい。または、にきび、冷え、乾燥のそれぞれが生じている場合のカメラ画像を、肌状態ごとの標準データとして保持しておき、演算部23aが、各標準データと取得した計測結果との類似度に基づいて肌状態を推定してもよい。
ステップS2〜S4は実施の形態1と同様である。以上述べた以外の本実施の形態の動作は実施の形態1と同様である。
なお、以上の説明では、図1に示した環境制御システムの操作端末2の代わりに図8に示した操作端末2aを備える例を挙げたが、実施の形態2で述べた図5に示した環境制御システムにおいて、操作端末2の代わりに図8に示した操作端末2aを備えてもよい。すなわち、照明制御についても、上述した例と同様に計測結果に基づいて推定された肌状態を用いて制御内容が決定されてもよい。図10は、照明制御を行う場合の本実施の形態の操作端末2aの処理手順の一例を示すフローチャートである。ステップS6,S7,S2,S3は、図9と同様であり、ステップS3でYesの場合には、実施の形態2と同様にステップS5が実施される。また、本実施の形態の操作端末2aは、空調制御を行わずに照明制御だけを行うようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、計測結果に基づいてユーザの肌状態を推定し、推定した肌状態に応じて環境制御の制御内容を決定し、決定した制御内容を示す制御指令を環境制御機器へ送信するようにした。これにより、ユーザの肌状態に応じた環境制御を環境制御機器に行わせることができ、ユーザの肌トラブルを防ぎ、肌状態を健康に保つことがきる。また、本実施の形態では、計測結果に基づいて肌状態の推定を行っているため、現在の肌状態にあった環境制御を自動的に実施することが可能である。
また、本実施の形態では、計測結果に基づいてユーザの肌状態を推定するようにしたが、ユーザによる肌状態の登録と計測結果に基づく肌状態の推定結果とを組み合わせて用いてもよい。例えば、操作端末2aは、ステップS6において、個人情報として肌状態の登録も受け付ける。そして、ステップS7で推定された肌状態を個人情報にさらに反映する。例えば、ユーザが、肌状態として乾燥が生じていると登録し、計測結果によりにきびが生じていると推定された場合、個人情報には乾燥とにきびの両方が生じていることを示す情報が格納される。また、操作端末2aは、計測結果に基づく推定結果を表示し、ユーザからの推定結果の修正を受け付けてもよい。例えば、計測結果に基づく推定結果により、乾燥およびにきびの両方が生じていると推定された場合に、ユーザが乾燥は気にならずにきびだけが気になっているときには、乾燥が生じていることを示す情報を削除する操作を行う。
以上述べた実施の形態1から実施の形態3で示した操作端末2および操作端末2aの表示部24は、登録した肌状態に応じた環境制御の内容が視覚的にわかるような表示を行ってもよい。すなわち、表示部24は、制御指令に基づく環境制御の内容を表示する。図11は、操作端末2により表示される表示画面の一例を示す図である。図11に示した例では、実施の形態2の操作端末2の表示部24に表示される表示画面の一例を示している。実施の形態2では空調制御と照明制御の両方が行われるため、図11に示した表示画面は、空調制御の内容を図示する空調制御表示部と、照明制御の内容を図示する照明制御表示部と、肌状態の登録を受け付ける肌状態入力部とを含んでいる。肌状態入力部には、ユーザが気になる内容の候補、すなわちユーザの肌に生じているトラブルの内容の候補が示されている。ユーザは、各候補に対応する選択欄をタップすることで、候補を選択することができる。ユーザは、肌状態が正常である場合には、表示された候補のいずれもタップしない。
空調制御表示部には、ユーザにより選択された候補に対応する空調制御の制御内容が模式的に表示される。例えば、「冷え」に対応する候補が選択された場合、設定温度を上げる制御が行われるので、操作端末2は、室内機の画像から吹き出す風を示す矢印の色を温度が高いことを示す赤色で示す。また、例えば、「乾燥」に対応する候補が選択された場合、風量を下げる制御を行う場合には、操作端末2は、室内機の画像から吹き出す風を示す矢印を細くしたり、矢印の数を減らしたりする。なお、上記の表示内容は一例であり、表示および制御の具体的内容はこれらに限定されず、ユーザが視覚的に制御内容を視認可能なものであればよい。
照明制御表示部には、ユーザにより選択された候補に対応する照明制御の制御内容が模式的に表示される。例えば、「冷え」に対応する候補が選択された場合、光色が赤に設定されるので、操作端末2は、照明により照らされる領域を示した部分を赤く表示する。
図11に示したような表示画面を確認することで、ユーザは、空調機器1および照明機器3によりどのような制御が行われているかを把握することができるとともに、表示されている制御内容と実際に環境制御機器により行われている制御とを比較することで、操作端末2から、環境機器に正常に制御指令が送信できているかを容易に確認することができる。
実施の形態3で述べた操作端末2aも、同様に、肌状態に応じた環境制御の制御内容を表示することができる。また、実施の形態1で述べた空調制御を行う場合には、操作端末2は、例えば、図11に示した表示画面のうち、空調制御表示部と肌状態入力部を表示するといったように、肌状態に応じた空調制御の制御内容を表示することができる。同様に、操作端末2、操作端末2aは、空調制御を行わず照明制御だけを行う場合には、表示画面のうち、照明制御表示部と肌状態入力部を表示するといったように、肌状態に応じた照明制御の制御内容を表示することができる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 空調機器、2,2a 操作端末、3 照明機器、11 空調制御部、12,23,23a 演算部、13,25,33 記憶部、14,22,34 操作部、15,21,35 通信部、16 室内機、17 室外機、24 表示部、26 計測部、31 照明制御部、32 照明。

Claims (9)

  1. 環境制御機器の遠隔操作を行うことが可能な操作端末であって、
    ユーザの肌状態を取得する取得部と、
    前記肌状態に基づいて、前記環境制御機器の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成部と、
    前記制御指令を前記環境制御機器へ送信する通信部と、
    を備える操作端末。
  2. 前記環境制御機器は、環境制御対象の空間が複数に分割された領域ごとに環境制御を行うことが可能であり、
    ユーザごとに、互いに異なる前記領域内に当該ユーザの席が設けられており、
    前記制御指令生成部は、前記ユーザが当該ユーザの前記席に在席しているか否かを判定し、前記ユーザが当該ユーザの前記席に在席していると判断すると前記制御指令を生成する請求項1に記載の操作端末。
  3. 前記環境制御機器は、空調機器である請求項1または2に記載の操作端末。
  4. 前記環境制御機器は、空調機器および照明機器である請求項1または2に記載の操作端末。
  5. 前記取得部は、ユーザからの入力により前記肌状態を取得する請求項1から4のいずれか1つに記載の操作端末。
  6. 前記取得部は、ユーザの肌を計測する計測部による計測結果に基づいて前記肌状態を推定することにより前記肌状態を取得する請求項1から4のいずれか1つに記載の操作端末。
  7. 前記制御指令に基づく環境制御の内容を表示する表示部、
    を備える請求項1から6のいずれか1つに記載の操作端末。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の操作端末と、
    前記操作端末から送信された制御指令に基づいて環境制御を行う環境制御機器と、
    を備える環境制御システム。
  9. 環境制御機器の遠隔操作を行うことが可能な操作端末に、
    ユーザの肌状態を取得する取得ステップと、
    前記肌状態に基づいて、前記環境制御機器の制御内容を決定し、決定した制御内容に応じた制御指令を生成する制御指令生成ステップと、
    前記制御指令を前記環境制御機器へ送信する通信ステップと、
    を実行させるプログラム。
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