JP2021187761A - 抗SARS−CoV−2薬 - Google Patents
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Abstract
【課題】SARS−CoV−2に有効な抗ウイルス薬を提供する。【解決手段】セニクリビロクもしくはその塩又はそれらの溶媒和物を含有する抗SARS−CoV−2薬。【選択図】なし
Description
本発明は、抗SARS−CoV−2薬に関する。
コロナウイルスは、本来、ヒトには風邪の症状を引き起こすウイルスであり、4種類のコロナウイルスが知られており、風邪の10〜15%がこれらのウイルスによって起こる。加えて、致死率の高い重症急性呼吸器症候群(SARS)と中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすコロナウイルスがこれまでに知られている。SARS患者は約8,000人、致死率は約10%、MARS患者は約2,500人、致死率は約35%である。
コロナウイルスは、直径約100nmのエンベロープを有する+鎖RNAウイルスであり、SARS−CoVは第二種病原体、MERS−CoVは第三種病原体に分類されている。
コロナウイルスは、直径約100nmのエンベロープを有する+鎖RNAウイルスであり、SARS−CoVは第二種病原体、MERS−CoVは第三種病原体に分類されている。
SARS−CoV−2は、現在、新型コロナウイルスとも呼ばれており、当該ウイルスによる感染症は、WHOによりCOVID−19と命名されている。COVID−19に対するワクチンや治療薬の開発が急務であるが、それには時間がかかる。そこで、別の目的で開発された既存の薬剤の中から、COVID−19の治療に転用しようとする試みがなされている。これまでに、抗エボラ薬として臨床試験が行われたレムデシビルが2020年5月7日に特例承認され、抗インフルエンザ薬のファビピラビルなどについて、COVID−19に対する臨床試験が行われている。
Baba M, et al. TAK-652 inhibits CCR5-mediated HIV-1 infection in vitro and has favorable pharmacokinetics in human. Antimicrob. Agents Chemother. 49: 4584-4591 (2005).
馬場昌範、新規抗HIV-1薬開発とその増殖抑制機序の解明、日本エイズ学会誌 17: 87-89 (2015).
本発明は、SARS−CoV−2に有効な抗ウイルス薬を提供することを課題とする。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく、薬剤の抗SARS−CoV−2アッセイ系を確立し、種々の薬剤についてスクリーニングを進めた結果、セニクリビロクに選択的な抗SARS−CoV−2効果を認め、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は以下のとおりである。
(1)セニクリビロクもしくはその塩又はそれらの溶媒和物を含有する抗SARS−CoV−2薬。
(2)COVID−19の予防又は治療に用いられる前記(1)に記載の抗SARS−CoV−2薬。
(1)セニクリビロクもしくはその塩又はそれらの溶媒和物を含有する抗SARS−CoV−2薬。
(2)COVID−19の予防又は治療に用いられる前記(1)に記載の抗SARS−CoV−2薬。
本発明によれば、SARS−CoV−2に有効な抗ウイルス薬を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いるセニクリビロク及びその塩は市販されており、これらの市販品をそのまま、又は必要に応じて精製して本発明の有効成分として用いることができる。
セニクリビロクの塩としては、薬学的に許容される塩が好ましく、例えば、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硝酸、ピロ硫酸、メタリン酸等の無機酸、又はクエン酸、安息香酸、酢酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、スルホン酸(例えば、メタンスルホン酸(メシル酸)、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸)等の有機酸との塩が挙げられる。
セニクリビロク又はその塩の溶媒和物としては、例えば水和物が挙げられる。
セニクリビロク又はその塩は、公知の方法、例えば、特表2018−505148号公報に記載の方法に従って、以下に示すようにして製造することができる。
a)化合物(II)と4−(((1−プロピル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル)スルフィニル)アニリン(化合物(III))とを塩基存在下で反応させてセニクリビロク(化合物(I))を生成させ(ここで、R1は、H、OH、Cl、Br、OR2、OCOR2及びNHR2からなる群から選択され、R2は、H、アルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリールからなる群から選択される。)、
b)ステップa)を水溶液で反応停止させ、
c)メタンスルホン酸(メシル酸)を加え、
d)化合物(I−MsOH)(セニクリビロクメシル酸塩)を結晶化させる。
a)化合物(II)と4−(((1−プロピル−1H−イミダゾール−5−イル)メチル)スルフィニル)アニリン(化合物(III))とを塩基存在下で反応させてセニクリビロク(化合物(I))を生成させ(ここで、R1は、H、OH、Cl、Br、OR2、OCOR2及びNHR2からなる群から選択され、R2は、H、アルキル、置換アルキル、アリール及び置換アリールからなる群から選択される。)、
b)ステップa)を水溶液で反応停止させ、
c)メタンスルホン酸(メシル酸)を加え、
d)化合物(I−MsOH)(セニクリビロクメシル酸塩)を結晶化させる。
前記のメタンスルホン酸(メシル酸)の代わりにその他の酸を用いれば、セニクリビロクメシル酸塩以外のセニクリビロクの酸付加塩を得ることができる。
前記のようにして得られる生成物を精製するには、通常用いられる手法、例えばシリカゲル等を担体として用いたカラムクロマトグラフィーやメタノール、エタノール、クロロホルム、ジメチルスルホキシド、n−ヘキサン−酢酸エチル、水等を用いた再結晶法によればよい。カラムクロマトグラフィーの溶出溶媒としては、メタノール、エタノール、クロロホルム、アセトン、ヘキサン、ジクロロメタン、酢酸エチル、及びこれらの混合溶媒等が挙げられる。
前記の化合物は、抗SARS−CoV−2薬として、慣用の製剤担体と組み合わせて製剤化することができる。投与形態としては、特に限定はなく、必要に応じ適宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、徐放性製剤、液剤、懸濁剤、エマルジョン剤、シロップ剤、エリキシル剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が挙げられる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンニット、カルボキシメチルセルロース、無機塩類等を用いて常法に製造される。また、これらに加えて、結合剤、崩壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着色剤、香料等を適宜添加することができる。
結合剤としては、例えばデンプン、デキストリン、アラビアゴム、ゼラチン、ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポリビニルピロリドン、マクロゴール等が挙げられる。
崩壊剤としては、例えばデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメチルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸エステル、ポリソルベート80等が挙げられる。
滑沢剤としては、例えばタルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
流動性促進剤としては、例えば軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム等が挙げられる。
注射剤は、常法に従って製造され、希釈剤として一般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、オリーブ油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロコシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等を用いることができる。更に必要に応じて、殺菌剤、防腐剤、安定剤、等張化剤、無痛化剤等を加えてもよい。また、注射剤は、安定性の観点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾燥物から液剤を再調製することもできる。セニクリビロクの注射剤中における割合は、5〜50重量%の間で変動させ得るが、これに限定されるものではない。
その他の非経口剤としては、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に従って製造される。
製剤化した抗SARS−CoV−2薬は、剤形、投与経路等により異なるが、例えば、1日1〜4回を1週間から3ヶ月の期間、投与することが可能である。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人の場合、セニクリビロクの重量として、例えば0.1〜1000mg、好ましくは1〜500mgを、1日数回に分けて服用することが適当である。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人の場合、セニクリビロクの重量として、例えば0.1〜1000mg、好ましくは1〜500mgを、静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射により投与することが適当である。
また、セニクリビロクは、SARS−CoV−2感染に対して有効な他の薬剤と組み合わせて使用してもよい。これらは、治療の過程において別々に投与されるか、例えば錠剤、静脈用溶液、又はカプセルのような単一の剤形において、セニクリビロクと組み合わせられる。このような他の薬剤としては、例えば、レムデシビル、ファビピラビル等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
以下の実施例においては、セニクリビロクとしては遊離塩基体(市販品;MedChemExpress社より購入)を用いた。
以下の実施例においては、セニクリビロクとしては遊離塩基体(市販品;MedChemExpress社より購入)を用いた。
[実施例1]SARS−CoV−2感染による細胞死に対するセニクリビロクの抑制効果
抗SARS−CoV−2アッセイの概略を図1に示す。
SARS−CoV−2に高い感受性を有するVeroE6/TMPRSS2細胞をマイクロプレートに播種した(2×104細胞/ウェル)。24時間培養後、種々の濃度の薬剤とSARS−CoV−2(WK−521)(国立感染症研究所より入手)をmultiplicity of infection(MOI)=0.01にて添加後、37℃で3日間培養した。培養後、110μLの培養上清を捨て、10μLのCell Counting Kit-8((株)同仁化学研究所)(水溶性テトラゾリウム塩WST−8(2-(2-methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium monosodium salt)を発色試薬として用いた生細胞数測定キット)を添加した。2時間培養後、100μLの塩酸2−プロパノールを添加し、十分に混合した後、各ウェルの吸光度を450/620nmにて測定した。薬剤の抗SARS−CoV−2効果と細胞毒性は、それぞれ感染細胞と非感染細胞における生細胞数を薬剤非添加時のそれらと比較することにより判定した。
抗SARS−CoV−2アッセイの概略を図1に示す。
SARS−CoV−2に高い感受性を有するVeroE6/TMPRSS2細胞をマイクロプレートに播種した(2×104細胞/ウェル)。24時間培養後、種々の濃度の薬剤とSARS−CoV−2(WK−521)(国立感染症研究所より入手)をmultiplicity of infection(MOI)=0.01にて添加後、37℃で3日間培養した。培養後、110μLの培養上清を捨て、10μLのCell Counting Kit-8((株)同仁化学研究所)(水溶性テトラゾリウム塩WST−8(2-(2-methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium monosodium salt)を発色試薬として用いた生細胞数測定キット)を添加した。2時間培養後、100μLの塩酸2−プロパノールを添加し、十分に混合した後、各ウェルの吸光度を450/620nmにて測定した。薬剤の抗SARS−CoV−2効果と細胞毒性は、それぞれ感染細胞と非感染細胞における生細胞数を薬剤非添加時のそれらと比較することにより判定した。
SARS−CoV−2感染により誘導された細胞の変化(細胞死)と、それに対するセニクリビロク(cenicriviroc)及びマラビロク(maraviroc)の効果を図2に示す。
図2から、薬剤非存在下ではSARS−CoV−2感染によってほぼ全ての細胞が破壊されているが(図2左下)、20μMのセニクリビロク(cenicriviroc)が存在すると、SARS−CoV−2感染による細胞死が見られないことがわかる(図2中央下)。一方、セニクリビロク(cenicriviroc)と同様に強いCCR5に対する阻害作用を有し、抗HIV−1薬としてエイズ患者に対し臨床的に用いられているマラビロク(maraviroc)は40μMでも抗SARS−CoV−2効果を示さない(図2右下)。
セニクリビロク(cenicriviroc)及びマラビロク(maraviroc)の濃度と、ウイルス非感染細胞及び感染細胞の培養3日後の生細胞数との関係を図3に示す。
図3の縦軸はウイルス非感染細胞及び感染細胞の培養3日後の生細胞数を示す。横軸は薬剤の濃度を示す。生細胞数は薬剤非存在下(0)の時を100%として表している。セニクリビロク(cenicriviroc)の添加により感染細胞の生細胞数が増加することから、この薬剤は抗SARS−CoV−2効果を有していることがわかる。一方、CCR5阻害薬であるマラビロク(maraviroc)は抗SARS−CoV−2効果を示さなかった。
セニクリビロク(cenicriviroc)及びマラビロク(maraviroc)の抗SARS−CoV−2効果を表1に示す。
表1、並びに図2及び3から、セニクリビロク(cenicriviroc)が抗SARS−CoV−2効果を有することがわかる。
[実施例2]感染細胞からのSARS−CoV−2産生に対するセニクリビロクの抑制効果
VeroE6/TMPRSS2細胞をマイクロプレートに播種した(2×104細胞/ウェル)。24時間培養後、種々の濃度の薬剤とSARS−CoV−2(WK−521)(国立感染症研究所より入手)をmultiplicity of infection(MOI)=0.01にて添加後、37℃で3日間培養した。培養後、培養上清を採取し、10μLのSideStep Lysis and Stabilization Buffer(Agilent)が入ったPCRプレートに10μLの培養上清を加え、十分に混合した。次に、80μLのnuclease-free waterを加え、十分に混合し、これをサンプルとした。逆転写(RT)反応はサンプル(5μL)、2×RT buffer(12.5μL)、20×RT enzyme mixture(1.25μL)、そしてnuclease-free water(6.25μL)を十分に混合し(総量25μL)、37℃(60分)、95℃(5分)、4℃の条件で実施した。次に、リアルタイム定量PCRは、前記のcDNAサンプル(5μL)、2×TaqManTM Gene Expression Master Mix(12.5μL)、forward primer(0.225μL)、reverse primer(0.225μL)、TaqManTM probe(0.625μL)、そしてnuclease-free water(6.425μL)を十分に混合したもの(総量25μL)を、50℃(2分)、95℃(10分)に引き続き、95℃(15秒)/60℃(1分)の40サイクルの条件で増幅した。
VeroE6/TMPRSS2細胞をマイクロプレートに播種した(2×104細胞/ウェル)。24時間培養後、種々の濃度の薬剤とSARS−CoV−2(WK−521)(国立感染症研究所より入手)をmultiplicity of infection(MOI)=0.01にて添加後、37℃で3日間培養した。培養後、培養上清を採取し、10μLのSideStep Lysis and Stabilization Buffer(Agilent)が入ったPCRプレートに10μLの培養上清を加え、十分に混合した。次に、80μLのnuclease-free waterを加え、十分に混合し、これをサンプルとした。逆転写(RT)反応はサンプル(5μL)、2×RT buffer(12.5μL)、20×RT enzyme mixture(1.25μL)、そしてnuclease-free water(6.25μL)を十分に混合し(総量25μL)、37℃(60分)、95℃(5分)、4℃の条件で実施した。次に、リアルタイム定量PCRは、前記のcDNAサンプル(5μL)、2×TaqManTM Gene Expression Master Mix(12.5μL)、forward primer(0.225μL)、reverse primer(0.225μL)、TaqManTM probe(0.625μL)、そしてnuclease-free water(6.425μL)を十分に混合したもの(総量25μL)を、50℃(2分)、95℃(10分)に引き続き、95℃(15秒)/60℃(1分)の40サイクルの条件で増幅した。
結果を図4に示す。図4において、EC50は50%有効濃度(培養上清中のSARS−CoV−2のRNA量を50%抑制する薬剤の濃度)を表す。
図4から、セニクリビロク(CVC)が抗SARS−CoV−2効果を有することがわかる。一方、CCR5阻害薬であるマラビロク(MRV)は抗SARS−CoV−2効果を示さなかった。
Claims (2)
- セニクリビロクもしくはその塩又はそれらの溶媒和物を含有する抗SARS−CoV−2薬。
- COVID−19の予防又は治療に用いられる請求項1記載の抗SARS−CoV−2薬。
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JP2020092322A JP2021187761A (ja) | 2020-05-27 | 2020-05-27 | 抗SARS−CoV−2薬 |
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