JP2021186933A - 作業機 - Google Patents

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Abstract

【課題】マガジンに止具を補充する作業の煩雑さが低減された作業機を提供する。【解決手段】打込機1は、マガジン40から供給される供給される釘2を被打込材Wに打ち込む。マガジン40は、複数の釘2を移動可能に保持するマガジン本体50と、マガジン本体50に沿って前後に移動可能なフィーダ60と、を有する。フィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2を前方に押圧可能な作動状態とマガジン本体50に保持されている釘2を前方に押圧不能な非作動状態とに切替可能であるとともに、付勢部によって前方に付勢されている。フィーダ60は、前記非作動状態のとき、所定の切替条件が満たされるまで前記非作動状態に保持される。【選択図】図1

Description

本発明は、釘やねじ等の止具を木材や石膏ボード等の被打込材に打ち込む作業機に関する。
上記のような作業機の一例として、複数の止具を保持するマガジンと、マガジンから順次供給される止具を打撃して被打込材に打ち込む打撃部と、を備える打込機が知られている(特許文献1)。
従来の打込機が備えるマガジンは、止具を射出部に送り出すフィーダを有している。フィーダは、射出部に近接する方向に付勢されるとともに、マガジン内の止具を押圧可能な状態(作動状態)と、マガジン内の止具を押圧不能な状態(非作動状態)と、に切替可能とされている。作動状態のフィーダは、一列に並んでいる複数の止具の最後尾の止具に当接してそれら複数の止具を押圧することにより、先頭の止具を射出部に送り出す。フィーダは第1フィーダ部材と第2フィーダ部材とを含む。フィーダは、第2フィーダ部材が作業者によって操作され、第1フィーダ部材に対して相対的に移動することで、作動状態と非作動状態との間で切り替わる。第2フィーダ部材はスプリング等の弾性部材によって、フィーダが非作動状態となるように付勢される。
マガジンが空になった場合や、マガジン内の止具の残数が少なくなった場合には、マガジンに止具を補充する必要がある。従来、マガジンに止具を補充する作業は、次の手順によって行われていた。
まず、マガジン内に止具を補充する。次に、第2フィーダ部材を操作する。具体的には、第2フィーダ部材を弾性部材の付勢力に抗して第1フィーダ部材に対して相対移動させ、フィーダを作動状態から非作動状態に切り替える。その後、フィーダを付勢に抗して射出部から離間する方向に引いて(又は押して)、補充した複数の止具の後方まで移動させる。最後に、第2フィーダ部材に対する操作を止める。すると、第2フィーダ部材が弾性部材の付勢力によって第1フィーダ部材に対して相対移動し、フィーダが非作動状態から作動状態に切り替わる。
特開2018−167340号公報
マガジンに止具を補充するためには、フィーダの状態を少なくとも2回切り替える必要があり、作業が煩雑であった。
本発明の目的は、マガジンに止具を補充する作業の煩雑さが低減された作業機を提供することである。
本発明の作業機は、止具を収容するマガジンと、前記マガジンから止具が供給される射出部と、前記射出部に供給された止具を打撃する打撃部と、を備える。前記マガジンは、複数の止具を移動可能に保持するマガジン本体と、前記マガジン本体に沿って前記射出部に近接する第1方向及び前記第1方向と反対の第2方向に移動可能なフィーダと、を有する。前記フィーダは、前記マガジン本体に保持されている止具を前記第1方向に押圧可能な作動状態と前記マガジン本体に保持されている止具を前記第1方向に押圧不能な非作動状態とに切替可能であるとともに、付勢部によって前記第1方向に付勢されている。前記フィーダは、前記非作動状態にあるとき、所定の切替条件が満たされるまで前記非作動状態に保持される。
本発明によれば、マガジンに止具を補充する作業の煩雑さが低減された作業機が実現される。
打込機の側面図である。 マガジンの側面図である。 マガジンの後方斜視図である。 フィーダの斜視図である。 フィーダの分解斜視図である。 (A)はフィーダが作動状態のときのマガジンの側面図であり、(B)は(A)に示されるE−E線に沿った断面図である。 (A)はフィーダが非作動状態のときのマガジンの側面図であり、(B)は(A)に示されるE−E線に沿った断面図である。 第1の位置において非作動状態に切り替えられたフィーダを示すマガジンの断面図である。 第2の位置において作動状態に切り替えられたフィーダを示すマガジンの断面図である。 (A)は作動前の空打ち防止機構を示す一部切欠きのマガジンの側面図であり、(B)は作動後の空打ち防止機構を示す一部切欠きのマガジンの側面図である。
以下、本発明が適用された作業機の一例について図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態に係る作業機は、釘やねじ等の止具を木材や石膏ボード等の被打込材に打ち込む打込機である。
図1に示される打込機1は、ハウジング10を有する。ハウジング10は、シリンダケース11,モータケース12,ハンドル13及び連結部14から構成されている。モータケース12及びハンドル13の一端はシリンダケース11に連接されており、モータケース12及びハンドル13の他端は連結部14に連接されている。つまり、シリンダケース11,モータケース12,ハンドル13及び連結部14は、一体となってハウジング10を形成している。
図1に示されるように、シリンダケース11内にはシリンダ20が収容されており、シリンダ20内にはピストン21が収容されている。ピストン21は、シリンダ20の中心線A1の方向に往復移動可能である。以下の説明では、シリンダ20の中心線A1の方向を上下方向と定義する。ピストン21の下部にはドライバブレード22が固定されている。ドライバブレード22は、ピストン21と一緒に上下に移動する。
シリンダケース11の下部には、筒状の射出部30が連接されている。射出部30は、シリンダケース11の下部から下方に向かって伸びており、シリンダケース11に連通する射出路31を形成している。射出部30の周囲には、当該射出部30を部分的に取り囲むプッシュレバー32が設けられている。プッシュレバー32は、射出部30に沿って上下に移動可能であるとともに、不図示のスプリングによって下方に向かって付勢されている。プッシュレバー32は、その先端(下端)が被打込材Wに押し付けられると、スプリングの付勢に抗して上方に移動する。
図1に示されるように、ハウジング10にはマガジン40が取り付けられている。マガジン40は、マガジン本体50と、フィーダ60と、を有する。マガジン本体50は、ハンドル13と略平行に配置され、複数本のねじによってハウジング10の一側に固定されている。また、マガジン本体50の長手方向一方の端部は、射出部30に接続されている。以下の説明では、マガジン本体50の長手方向を前後方向と定義する。さらに、マガジン本体50の長手方向のうち、射出部30の側を「前方」、射出部30の側と反対側を「後方」と定義する。そこで、以下の説明では、射出部30に接続されているマガジン本体50の一方の端部を「前方端部」と呼び、マガジン本体50の他方の端部を「後方端部」と呼ぶ場合がある。
フィーダ60は、マガジン本体50に移動可能に組み付けられ、マガジン本体50に沿って移動(スライド)する。具体的には、フィーダ60は、射出部30に近接する第1方向及び第1方向と反対の第2方向に移動する。前後方向に関する上記定義に従えば、第1方向は「前方」に相当し、第2方向は「後方」に相当する。つまり、フィーダ60は、マガジン本体50に沿って前後に移動可能である。フィーダ60が前方に移動すると、当該フィーダ60は、マガジン本体50の前方端部及び射出部30に近接する。一方、フィーダ60が後方に移動すると、当該フィーダ60は、射出部30から離間し、マガジン本体50の後方端部に近接する。
マガジン本体50は、複数本の釘2を保持する。例えば、マガジン本体50は、一列に並べられた25本前後の釘2が互いに連結された連結釘5を保持する。フィーダ60は、マガジン本体50に保持されている複数本の釘2を射出部30に順次供給する。具体的には、フィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2をマガジン本体50の前方端部に向かって押圧して射出路31に送り出す。例えば、フィーダ60は、連結釘5の最後尾の釘2を押圧することにより、連結釘5の先頭の釘2を射出路31に送り出す。尚、マガジン40の構造等については、後に改めて説明する。
図1に示されているドライバブレード22の下部は、シリンダ20の底面を貫通して射出部30内に突出している。ドライバブレード22は、マガジン40から射出部30に供給された釘2を打撃する。具体的には、ドライバブレード22は、下方に向かって移動する過程で射出路31内の釘2の頭部を打撃する。ドライバブレード22によって打撃された釘2は、射出路31の出口である射出口から押し出され、被打込材Wに打ち込まれる。つまり、ドライバブレード22は、射出部30に供給された止具を打撃する打撃部である。
打撃部としてのドライバブレード22を降下させるための駆動源は特に限定されないが、本実施形態におけるドライバブレード22は、圧縮性流体の圧力によって降下される。図1に示されるように、シリンダ20の上方に蓄圧容器23が設けられている。シリンダ20と蓄圧容器23とは連通しており、シリンダ20の上室(ピストン21よりも上の空間)と蓄圧容器23とによって圧力室が形成されている。圧力室には、圧縮性流体の1つである空気が充填されている。
モータケース12に収容されている電動モータの作用によってドライバブレード22が押し上げられると、ピストン21がシリンダ20内で上方に向かって移動する。この結果、圧力室内の空気が圧縮され、圧力が上昇する。その後、ピストン21が上死点に到達すると、ドライバブレード22に対する電動モータの作用が停止される。すると、圧力室内の圧縮空気の圧力によってピストン21及びドライバブレード22が押し下げられる。ドライバブレード22の下端が射出路31内の所定位置まで降下すると、当該下端が釘2の頭部に激突する。
モータケース12に収容されている電動モータは、減速機構を介してホイールを回転させる。電動モータによって回転駆動されるホイールには、複数のピンが設けられている。一方、ドライバブレード22には、ホイールに設けられているピンと係合可能な複数のラックが設けられている。電動モータよってホイールが回転駆動されると、当該ホイールに設けられている複数のピンとドライバブレード22に設けられている複数のラックとが順次係合し、ドライバブレード22が押し上げられる。つまり、ドライバブレード22は、ラック・アンド・ピニオン機構の原理と同一又は実質的に同一の原理によって押し上げられる。そして、ドライバブレード22が押し上げられると、ピストン21が下死点から上死点に向かって移動する。ピストン21が上死点に到達すると、ピンとラックとの係合が解除され、ドライバブレード22に対する動力伝達が遮断される。この結果、圧力室内の圧縮空気の圧力によってピストン21及びドライバブレード22が押し下げられる。
然る後、ピンとラックとが再び係合し、ドライバブレード22が再び押し上げられる。ドライバブレード22の下端が射出路31内の所定位置まで上昇すると、フィーダ60によって次の釘2が射出路31に送り出される。
尚、上記電動モータはブラシレスモータであって、所定の打込条件が満たされると作動する。また、図1に示されている連結部14には、電動モータの動作を制御する制御部(制御基板)が収容されている。制御部は、プッシュレバー32が上昇し、かつ、トリガレバー33が引かれると電動モータを作動させる。具体的には、プッシュレバー32が所定位置まで上昇すると、プッシュレバースイッチが作動して信号が出力される。また、作業者によってトリガレバー33が引かれると、トリガスイッチが作動して信号が出力される。制御部は、プッシュレバースイッチから出力された信号とトリガスイッチから出力された信号の両方が入力されると、電動モータに電力を供給する。電動モータに供給される電力は、連結部14の背面に設けられている装着部に装着されている二次電池3に蓄えられている。本実施形態における二次電池3はリチウムイオン電池である。もっとも、二次電池3は、リチウムイオンポリマー電池,ニッケル水素電池,ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池に置換することもできる。
以上が本実施形態に係る打込機1の基本構造及び基本動作である。次に、マガジン40について改めて説明する。
図2,図3を参照する。既に説明したとおり、マガジン40は、マガジン本体50及びフィーダ60を有する。マガジン本体50は、合成樹脂によって成形された扁平な箱であり、全体として略長方形の側面形状を呈する。マガジン本体50の外側面には、前後に伸びる長穴51が形成されている。フィーダ60は、長穴51に嵌め込まれており、当該長穴51に沿って前後に移動する。
図2に示されるように、マガジン本体50によって保持される複数本の釘2は、帯状の連結部材4に一定間隔で固定され、一連の連結釘5を形成している。図3に示されるように、マガジン本体50の後方端部には、挿入口52が設けられている。図2に示されている連結釘5は、図3に示されている挿入口52からマガジン本体50の内部に挿入される。挿入口52からマガジン本体50の内部に挿入された連結釘5は、当該マガジン本体50によって前後に移動可能に保持される。
図4,図5に示されるように、フィーダ60は、一体化された第1フィーダ部材61,第2フィーダ部材62及びベース部材63を含む。具体的には、第1フィーダ部材61は、ベース部材63にねじ留めされている。第2フィーダ部材62は、ベース部材63に、回転軸A(図4)を中心に回転可能に取り付けられている。よって、フィーダ60を構成している第1フィーダ部材61,第2フィーダ部材62及びベース部材63は、一体的に前後に移動する。
図5に示されるように、第1フィーダ部材61は、連結プレート70と、連結プレート70の前部に設けられた摘み部71と、を備えている。連結プレート70には、第1フィーダ部材61をベース部材63に固定するためのねじが挿通されるねじ穴72が形成されている。また、連結プレート70の後部は、ベース部材63の円弧状の後壁63aに倣った円弧状に形成されている。
図5に示されるように、第2フィーダ部材62の中間部には、対向する一対の連結リブ80が形成されており、それぞれの連結リブ80には貫通孔81が形成されている。そして、両端がベース部材63に固定されている連結ピン82が2つの連結リブ80の貫通孔81に跨って挿通されている。この結果、第2フィーダ部材62は、ベース部材63及びベース部材63に取り付けられている第1フィーダ部材61に対して回転可能である。尚、図4に示されている回転軸Aは、図5に示されている連結ピン82の中心軸と一致している。図6(B)に示すように、第2フィーダ部材62とベース部材63(図5)との間には、弾性体としてのねじりばね64が設けられている。第2フィーダ部材62は、ねじりばね64の弾性力によって回転軸A(図4)を中心とする回転方向の一方側(図6(B)中では反時計回りの方向であり、矢印aによって示されている方向)に付勢される。尚、弾性体は、第2フィーダ部材62を上記のように付勢可能であればよく、ねじりばねに限られない。
図4に示されるように、第1フィーダ部材61は、ベース部材63の上面に搭載されている。また、第1フィーダ部材61が搭載されているベース部材63の上面には開口部63bが形成されている。第2フィーダ部材62は、ベース部材63の上面に形成されている開口部63bを通じてベース部材63の表側と裏側とに跨って伸びている。ベース部材63の裏側に位置している第2フィーダ部材62の一方の端部に当接部83が設けられている。また、ベース部材63の表側に位置している第2フィーダ部材62の他方の端部に立上げ部84が設けられている。立上げ部84は、第1フィーダ部材61の摘み部71の前面と対向している。第2フィーダ部材62は、ねじりばね64の弾性力によって、回転軸Aを中心とする回転方向において、立上げ部84が摘み部71と離間する方向に付勢される。
既述のとおり、図2,図3に示されているフィーダ60は、マガジン本体50に沿って前後に移動可能である。具体的には、ベース部材63は、マガジン本体50の長穴51に嵌め込まれており、第1フィーダ部材61は、長穴51の縁及びその周辺領域によってスライド可能に支持されている。この結果、ベース部材63の上面に搭載されている第1フィーダ部材61は、マガジン本体50の外側に配置されている。一方、ベース部材63の表裏に跨っている第2フィーダ部材62は、マガジン本体50の内外に亘って配置されている。より具体的には、図2に示されるように、ベース部材63の裏側に位置している当接部83はマガジン本体50の内側に配置され、ベース部材63の表側に位置している立上げ部84はマガジン本体50の外側に位置している。
前後に移動可能に支持されているフィーダ60は、付勢部の一例であり図10に示されているスプリング55によって前方(図10の紙面左側であって、図6中で矢印bによって示されている方向)に向かって付勢されている。つまり、図1に示されているフィーダ60は、射出部30に近接する方向(第1方向/前方)と、射出部30から離間する方向(第2方向/後方)とに移動可能であるとともに、射出部30に近接する方向(第1方向/前方)に付勢されている。
上記構造を有するフィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2を第1方向(前方)に押圧可能な作動状態と、マガジン本体50に保持されている釘2を第1方向(前方)に押圧不能な非作動状態とに切替可能である。図6(A),(B)には作動状態のフィーダ60が示されており、図7(A),(B)には非作動状態のフィーダ60が示されている。
図6(B)を参照する。フィーダ60が作動状態のとき、第2フィーダ部材62は、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接可能となるように、第1フィーダ部材61に対して回転している。言い換えれば、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接可能な位置まで下がるように第2フィーダ部材62が回転している。尚、第2フィーダ部材62は、図4に示されている回転軸Aを中心として回転可能であり、ねじりばね64の弾性力によって、フィーダ60が作動状態となるように付勢されている。
よって、マガジン本体50に保持されている連結釘5の最後尾の釘2の後方に位置し、かつ、作動状態にあるフィーダ60は、連結釘5を前方に向かって押圧する。具体的には、前方に向かって付勢されているフィーダ60の一部である第2フィーダ部材62の当接部83が連結釘5の最後尾の釘2に当接することにより、連結釘5の全体が前方に押圧される。この結果、連結釘5の先頭の釘2が図1に示されている射出路31に送り出される。その後、射出路31に送り出された釘2が射出口から打ち出されると、フィーダ60は次の釘2を射出路31に送り出しつつ前進する。つまり、作動状態のフィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2の減少に伴って次第に前方に移動する。言い換えれば、作動状態のフィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2の減少に伴って次第に射出部30に近接する。
図7(B)を参照する。フィーダ60が非作動状態のとき、第2フィーダ部材62は、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接不能となるように、第1フィーダ部材61に対して回転している。言い換えれば、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接不能な位置まで上がるように第2フィーダ部材62が回転している。このときも、第2フィーダ部材62は、図4に示されている回転軸Aを中心として回転する。
作動状態で前方(矢印b方向)に移動するフィーダ60(図6)は、第1の位置に到達すると、自動的に非作動状態に切り替えられる。また、非作動状態で後方(矢印d方向)に移動するフィーダ60(図7)は、所定の切替条件が満たされると、自動的に作動状態に切り替えられる。言い換えれば、非作動状態で後方に移動するフィーダ60は、所定の切替条件が満たされるまで非作動状態に保持される。本実施形態では、非作動状態で後方に移動するフィーダ60が第1の位置から後方に所定距離だけ離れた第2の位置に到達すると、当該フィーダ60が作動状態に切り替えられる。つまり、本実施形態における切替条件は、非作動状態で後方に移動するフィーダ60が第2の位置に到達することである。
図2に示されるように、マガジン本体50の前方には第1切替部としての第1突起53が設けられており、マガジン本体50の後方には第2切替部としての第2突起54が設けられている。以下の説明では、第1突起53を「前方突起53」と呼び、第2突起54を「後方突起54」と呼ぶ場合がある。前方突起53及び後方突起54は、マガジン本体50に一体成形されている。前方突起53は、長穴51の先端又はその近傍に設けられており、後方突起54は、長穴51の後端又はその近傍に設けられている。
図8に示されるように、前方突起53は、マガジン本体50に保持されている釘2の減少に伴って次第に前進するフィーダ60が第1の位置に到達すると、第2フィーダ部材62と接触する。ここで、マガジン本体50に保持されている釘2の減少に伴って次第に前進するフィーダ60は、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が所定数になると第1の位置に到達する。言い換えれば、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が所定数になったときのフィーダ60の位置が第1の位置である。
本実施形態における上記所定数は8本である。よって、本実施形態では、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が8本になると、フィーダ60が第1の位置に到達し、第2フィーダ部材62が前方突起53に突き当たる。前方に向かって付勢されている第2フィーダ部材62は、前方突起53に突き当たると、ねじりばね64(図6(B))の弾性力に抗して、回転軸A(図4)を中心として後方に回転する。この結果、フィーダ60が作動状態から非作動状態に切り替えられる。具体的には、第2フィーダ部材62が、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接不能な位置まで引き上げられるように回転する。
図2に示されるように、第1フィーダ部材61には、保持部としての磁石(永久磁石)73が設けられている。具体的には、第1フィーダ部材61の摘み部71に磁石(永久磁石)73が埋設されている。一方、第2フィーダ部材62は鉄などの金属製である。図6と図7とを対比するとわかるように、前方突起53との接触によって第2フィーダ部材62が後転すると、つまりフィーダ60が作動状態から非作動状態に切り替えられると、第2フィーダ部材62の立上げ部84が第1フィーダ部材61の摘み部71に近接する。すると、摘み部71に埋設されている磁石73が生じさせる磁力によって立上げ部84が吸引される。尚、立上げ部84が摘み部71に近接した状態において、磁石73が立上げ部84を吸引する力は、ねじりばね64の弾性力に勝る。この結果、第2フィーダ部材62は、前方突起53との接触によって回転した後の位置(状態)に保持される。言い換えれば、フィーダ60は非作動状態に保持される。
図9に示されるように、後方突起54は、非作動状態で後退するフィーダ60が第2の位置に到達すると、第2フィーダ部材62と接触する。例えば、第1の位置において作動状態から非作動状態に切り替えられたフィーダ60を第2の位置まで後退させると、第2フィーダ部材62の立上げ部84が後方突起54に突き当たる。この場合、フィーダ60が第1の位置から第2の位置に移動する間、第2フィーダ部材62の位置は、磁石73(図2)が生じさせる磁力(吸引力)によって保持される。つまり、第1の位置において作動状態から非作動状態に切り替えられたフィーダ60は、第2の位置に到達するまで非作動状態に保持される。尚、第1フィーダ部材61には、後方突起54との干渉を避けるための切欠き部74が形成されている。後方突起54は、切欠き部74を通して第2フィーダ部材62の立上げ部84の背面に接触する。
フィーダ60の後退は、例えば、第1フィーダ部材61の摘み部71を摘まんでフィーダ60を後方に引っ張ることによって実現される。このとき、摘み部71と一緒に立上げ部84も摘まむと、フィーダ60の移動中に磁石73(図2)による第2フィーダ部材62の保持が誤って解除されることを確実に防止することができる。
図9に示されるように、第2フィーダ部材62の立上げ部84が後方突起54に突き当たると、第2フィーダ部材62を前方に向かって押す力が磁石73(図2)の磁力(吸引力)に勝り、第2フィーダ部材62が前転する。この結果、フィーダ60が非作動状態から作動状態に切り替えられる。具体的には、第2フィーダ部材62が、当接部83がマガジン本体50に保持されている釘2に当接可能な位置まで下がるように回転する。
本実施形態における第2の位置は、所定本数の釘2がマガジン本体50に保持されている場合に、最後尾の釘2よりも後方に第2フィーダ部材62の当接部83が配置され得る位置である。例えば、マガジン本体50内の釘2の残数が8本になった後に、図2に示されている連結釘5(25本の釘2が連結されている。)がマガジン本体50に補充される場合、フィーダ60を第2の位置に移動させると、第2フィーダ部材62の当接部83は、先頭から33本目の釘2よりも後方に配置される。
第2の位置において作動状態に切り替えられたフィーダ60を解放すると、当該フィーダ60は、スプリング55(図10)の付勢によって前方に移動する。すると、第2フィーダ部材62の当接部83が最後尾の釘2に当接する。
打込機1は、図10(A),(B)に示される空打ち防止機構90を備えている。空打ち防止機構90は、マガジン本体50に保持されている釘(図10では不図示)の残数が所定数になると、ドライバブレード22(図1)の作動を規制する。
空打ち防止機構90は、マガジン本体50に設けられたストッパ91やスプリング92等によって構成されている。ストッパ91は、バネ鋼材等の鋼材によって形成されており、前後に移動可能に保持されている。スプリング92は、ストッパ91を後方に向けて常に付勢している。
図10(A)に示されているフィーダ60がマガジン本体50に保持されている釘の減少に伴って所定位置まで前進すると、当該フィーダ60がストッパ91の後端に当接する。釘の減少に伴ってフィーダ60がさらに前進すると、ストッパ91がフィーダ60によって前方に押される。すると、ストッパ91は、スプリング92による後方への付勢に抗して前方に移動する。この結果、ストッパ91の先端がマガジン本体50から突出する。その後、釘がさらに減少し、フィーダ60が第1の位置に到達すると、マガジン本体50に対するストッパ91の突出長が所定長を上回る。ストッパ91の突出長が所定長を上回ると、ストッパ91の先端がプッシュレバー32(図1)の昇降経路内に侵入する。この結果、プッシュレバー32の先端を被打込材W(図1)に押し付けても、ストッパ91との干渉によってプッシュレバー32の上昇が阻止される。プッシュレバー32が所定位置まで上昇しなければ打込み動作が実行されないことは既述のとおりである。
上記のように、空打ち防止機構90は、フィーダ60が第1の位置に到達すると作動する。一方、フィーダ60は、第1の位置に到達すると、作動状態から非作動状態に自動的に切り替えられる。つまり、空打ち防止機構90は、フィーダ60が第1の位置に到達して作動状態から非作動状態に切り替えられるのと同時に作動する。よって、フィーダ60による釘の送り出しが行われない状況下で打込み動作が実行されることはない。
以上のように、図1に示されている打込機1では、マガジン本体50に保持されている釘2の減少に伴って前進するフィーダ60は、釘2の残数が所定数になると第1の位置に到達する。そして、フィーダ60が第1の位置に到達すると、当該フィーダ60が作動状態(釘2を押圧可能な状態)から非作動状態(釘2を押圧不能な状態)に自動的に切り替えられる。また、非作動状態に切り替えられたフィーダ60を第1の位置よりも所定距離だけ後方に離れた第2の位置に移動させると、当該フィーダ60が非作動状態から作動状態に自動的に切り替えられる。さらに、第1の位置において非作動状態に切り替えられたフィーダ60は、第2の位置に到達するまで非作動状態に保持される。
したがって、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が所定数まで減少した場合、マガジン本体50への釘2の補充に先立ってフィーダ60を作動状態から非作動状態に手動で切り替える必要がない。また、マガジン本体50に釘2を補充した後にフィーダ60を手動で非作動状態から作動状態に切り替える必要もない。さらに、最後尾の釘2の後方までフィーダ60を移動させる際、当該フィーダ60を手動で非作動状態に保持しておく必要もない。よって、マガジン本体50に釘2を補充する作業に要する手間と時間が省かれ、作業の煩雑さが低減される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が8本になると、フィーダ60が第1の位置に到達し、第2フィーダ部材62が前方突起53に突き当たり、フィーダ60が作動状態から非作動状態に切り替えられた。しかし、作動状態から非作動状態への切り替えが行われる釘2の残数は、適宜変更することができる。言い換えれば、第1の位置や第2の位置は適宜変更することができる。具体的には、前方突起53や後方突起54の位置は適宜変更することができる。尚、連結釘5のピッチ(隣接する釘同士の間隔)には多少のバラつきがある。よって、マガジン本体50に保持されている釘2の残数が所定数±数本になったときにフィーダ60が作動状態から非作動状態に切り替えられることもあり得る。
保持部としての磁石(永久磁石)73は、第1フィーダ部材61の表面に貼り付けたり、ねじ等によって固定したりしてもよい。もっとも、保持部としての永久磁石は、電磁石等に置換することもできる。
第2フィーダ部材62を樹脂製とし、立上げ部84に金属片等を埋設したり、立上げ部84の表面に金属片等を貼り付けたりしてもよい。また、第2フィーダ部材62の立上げ部84のみを金属製とし、その他の部分を樹脂製としてもよい。
第1切替部としての前方突起53や第2切替部としての後方突起54は、マガジン本体50と別体としてもよい。さらには、マガジン本体50に対する前方突起53や後方突起54の取付け位置を変更可能としてもよい。この場合、前方突起53や後方突起54の取付け位置を変更することにより、フィーダ60の状態が切り替えられるタイミングを調節することができる。また、第1切替部としての前方突起53や第2切替部としての後方突起54は、ソレノイドアクチュエータや電動アクチュエータ等に置換することもできる。
1:打込機、2:釘、3:二次電池、4:連結部材、5:連結釘、10:ハウジング、11:シリンダケース、12:モータケース、13:ハンドル、14:連結部、20:シリンダ、21:ピストン、22:ドライバブレード、23:蓄圧容器、30:射出部、31:射出路、32:プッシュレバー、33:トリガレバー、40:マガジン、50:マガジン本体、51:長穴、52:挿入口、53:第1突起(前方突起)、54:第2突起(後方突起)、55:スプリング、60:フィーダ、61:第1フィーダ部材、62:第2フィーダ部材、63:ベース部材、63a:後壁、63b:開口部、64:ねじりばね、70:連結プレート、71:摘み部、72:ねじ穴、73:磁石、74:切欠き部、80:連結リブ、81:貫通孔、82:連結ピン、83:当接部、84:立上げ部、90:空打ち防止機構、91:ストッパ、92:スプリング、A:回転軸、A1:中心線、W:被打込材

Claims (9)

  1. 止具を収容するマガジンと、前記マガジンから止具が供給される射出部と、前記射出部に供給された止具を打撃する打撃部と、を備える作業機であって、
    前記マガジンは、複数の止具を移動可能に保持するマガジン本体と、前記マガジン本体に沿って前記射出部に近接する第1方向及び前記第1方向と反対の第2方向に移動可能なフィーダと、を有し、
    前記フィーダは、前記マガジン本体に保持されている止具を前記第1方向に押圧可能な作動状態と前記マガジン本体に保持されている止具を前記第1方向に押圧不能な非作動状態とに切替可能であるとともに、付勢部によって前記第1方向に付勢されており、
    前記フィーダは、前記非作動状態にあるとき、所定の切替条件が満たされるまで前記非作動状態に保持される、作業機。
  2. 請求項1に記載の作業機において、
    前記作動状態で前記第1方向に移動する前記フィーダは、第1の位置に到達すると前記非作動状態に切り替えられ、
    前記非作動状態で前記第2方向に移動するフィーダは、前記切替条件が満たされるまで前記非作動状態に保持される、作業機。
  3. 請求項2に記載の作業機において、
    前記切替条件は、前記非作動状態で前記第2方向に移動するフィーダが、前記第1の位置から前記第2方向に所定距離だけ離れた第2の位置に到達することである、作業機。
  4. 請求項3に記載の作業機において、
    前記マガジンは、
    前記第1の位置に到達した前記フィーダを前記非作動状態に切り替える第1切替部と、
    前記第1の位置から前記第2方向に向かって移動するフィーダが前記第2の位置に到達するまで、当該フィーダを前記非作動状態に保持する保持部と、
    前記第2の位置に到達した前記フィーダを前記作動状態に切り替える第2切替部と、を有する、作業機。
  5. 請求項4に記載の作業機において、
    前記フィーダは、前記第1方向及び前記第2方向に一体的に移動する第1フィーダ部材及び第2フィーダ部材を含み、
    前記第1フィーダ部材は、前記マガジン本体の外側に配置され、
    前記第2フィーダ部材は、前記マガジン本体の内外に亘って配置され、前記第1フィーダ部材に対して回転可能であり、
    前記マガジン本体の内側に位置する前記第2フィーダ部材の一方の端部に、止具に当接する当接部が設けられる、作業機。
  6. 請求項5に記載の作業機において、
    前記第1切替部は、前記マガジン本体に設けられ、前記フィーダが前記第1の位置に到達すると前記第2フィーダ部材と接触する第1突起であり、
    前記第2切替部は、前記マガジン本体に設けられ、前記フィーダが前記第2の位置に到達すると前記第2フィーダ部材と接触する第2突起である、作業機。
  7. 請求項6に記載の作業機において、
    前記保持部は、前記第1フィーダ部材に設けられ、前記第1突起との接触によって回転した前記第2フィーダ部材の位置を保持する磁力を生じさせる磁石である、作業機。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項に記載の作業機において、
    前記作動状態の前記フィーダは、前記マガジン本体に保持されている止具の減少に伴って次第に前記第1方向に移動し、前記マガジン本体に保持されている止具の残数が所定数になると、前記第1の位置に到達する、作業機。
  9. 請求項8に記載の作業機において、
    前記マガジン本体に保持されている止具の残数が前記所定数になると、前記打撃部の作動を規制する空打ち防止機構を有する、作業機。
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