JP7118873B2 - 打込み工具 - Google Patents

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Description

本発明は、直線状に移動するドライバを用いて打込み材を被加工物に打ち込む打込み工具に関する。
ドライバを長軸方向に直線状に移動させることで、釘等の打込み材を打撃して、被加工物に打込むように構成された打込み工具が知られている。ドライバの長軸方向の一端部は、使用される打込み材の太さに対応して比較的細く、打込み材を打撃する打撃部として構成される一方、ドライバの打撃部以外の部分は、例えば強度を確保するために、ある程度の幅を有することが一般的である。例えば、特許文献1には、本体部と、本体部よりも幅が細く形成された打撃部とを含むドライバが開示されている。
特開2018-140480号公報
ドライバは、本体部と打撃部とが鋳造等によって一体的に成形されることが合理的である。しかしながら、打撃部の太さによっては、本体部と打撃部とを鋳造等の方法で一体的に成形することが難しい場合がある。
本発明は、かかる状況に鑑み、打込み材を打撃する端部の太さにかかわらず、容易に製造可能な構成のドライバを備えた打込み工具を提供することを課題とする。
本発明の一態様によれば、ドライバを備えた打込み工具が提供される。ドライバは、打込み工具の前後方向を規定する動作線に沿って直線状に前方へ移動することで、打込み材を打撃して被加工物に打ち込むように構成されている。ドライバは、打撃部材と、支持部材と、係合部材とを備えている。打撃部材は、前後方向に延在する長尺部材である。打撃部材は、打込み材を打撃するように構成された前端部と、後端部とを有する。支持部材は、打撃部材を支持するように構成されている。係合部材は、打撃部材および支持部材に係合し、支持部材に対する打撃部材の前後方向の移動を規制するように構成されている。更に、支持部材は、支持面と、少なくとも1つの受け面と、複数の規制部とを有する。支持面は、打撃部材の一部を支持するように構成されている。少なくとも1つの受け面は、打込み材の打込みによる打撃部材への反力を受けるように構成されている。複数の規制部は、前後方向において互いに離間して配置されている。また、複数の規制部は、支持面に交差する交差方向において、打撃部材に対して支持面とは反対側に配置され、支持面から離れる方向への打撃部材の移動を規制するように構成されている。
本態様のドライバは、全体が単一の部材として構成されるのではなく、打込み材を打撃する打撃部材と、打撃部材を支持する支持部材と、これらの部材に係合し、前後方向の相対的な移動を規制する係合部材とを含む構成である。かかる構成により、支持部材と打撃部材とを、夫々に適した材料や方法で別個に形成することが可能となる。更に、交差方向において支持部材の支持面と複数の規制部の間に打撃部材を配置し、係合部材を打撃部材および支持部材に係合させて両者の前後方向の相対移動を規制するだけで、ドライバを組み付けることができる。このように、本態様によれば、打込み材を打撃する端部の太さにかかわらず、容易に製造可能な構成のドライバが実現される。なお、本態様のドライバの打込み時には、打撃部材には、後方へ向かう反力が作用するが、支持部材の受け面がこれを受ける。また、打込みの衝撃で打撃部材が支持面から離れる方向に移動しようとしても、複数の規制部がこの移動を規制する。よって、別個の打撃部材と支持部材とが結合されたドライバであっても、適切な打込み材の打込みを遂行することができる。なお、本態様にいう移動の「規制」とは、移動を完全に禁止することのみならず、若干の移動は許容しつつ、所定量を超える移動を禁止することを含む意である。
本態様において、支持部材の支持面は、例えば、動作線(ドライバの長軸)に沿って前後方向に延びる(動作線に交差しない)面として構成されうる。支持面は、打撃部材の一部に面接触して支持することが好ましい。受け面は、典型的には、動作線に交差する方向に延びる、打撃部材に当接可能な面として構成される。係合部材と、打撃部材および支持部材との係合態様としては、例えば、係合部材が打撃部材および支持部材のうち一方に固定され、且つ、他方に対して若干の移動が許容された状態で係合(典型的には、遊合)する態様、係合部材が打撃部材および支持部材の両方に対して若干の移動が許容された状態で係合する態様が挙げられる。係合部材は、支持面に交差する方向に延在して打撃部材および支持部材と係合することが好ましく、支持面に直交する方向に延在して打撃部材および支持部材と係合することがより好ましい。
本発明の一態様において、複数の規制部の1つは、交差方向において、打撃部材の後端部に対向する位置に設けられていてもよい。本態様によれば、打込みの衝撃で、打撃部材のうち、打込み材を打撃する前端部から最も遠い部分が支持面から離れる方向に移動することを確実に規制することができる。
本発明の一態様において、支持部材の少なくとも1つの受け面は、打撃部材の後端面に当接するように構成されていてもよい。本態様によれば、打撃部材の後端部、および、支持部材の受け面とその周辺部分を単純な構造とすることができるため、製造コストを抑えることができる。なお、後端面は、典型的には、動作線(ドライバの長軸)に直交する平面として構成されうる。
本発明の一態様において、打撃部材は、後方へ向かうにつれて互いに近づく方向に傾斜する一対の傾斜面を有してもよい。そして、支持部材の少なくとも1つの受け面は、打撃部材の一対の傾斜面に当接するように構成された一対の傾斜面を含んでもよい。本態様によれば、打撃部材と受け面とが当接する面積を比較的大きく確保し、受け面の面圧を抑えることが可能となる。これにより、ドライバの耐久性を良好に保つことができる。なお、打撃部材の一対の傾斜面および支持部材の一対の傾斜面(受け面)は、何れも、動作線(ドライバの長軸)に対して対称状に配置されていることが好ましい。
本発明の一態様において、係合部材は、前後方向において、複数の規制部の間に配置されていてもよい。本態様によれば、支持部材に対する打撃部材の前後方向の移動、および支持面から離れる方向の打撃部材の移動を安定して規制することができる。
本発明の一態様において、打撃部材および支持部材のうち一方は、孔部を有してもよい。そして、係合部材は、打撃部材および支持部材のうち他方に固定され、係合部材の一部が、前後方向にクリアランスが設けられた状態で孔部内に配置されていてもよい。本態様によれば、打込み時の衝撃が係合部材に伝わるのを抑制することができる。よって、簡易な構造の係合部材(例えば、単純なピンやネジ)で、打撃部材と支持部材の前後方向の相対移動を規制することが可能となる。
本発明の一態様において、係合部材は、打撃部材および支持部材の少なくとも一方に、取り外し可能に固定されていてもよい。ドライバのうち、打込み材を打撃する打撃部材(前端部)は、他の部分に比べて摩耗や変形が生じやすい。本態様によれば、係合部材を取り外すことで、打撃部材と支持部材の結合を解除し、打撃部材を交換することが可能となる。
本発明の一態様において、打込み工具は、モータと、モータによって回転駆動されるフライホイールとを更に備えていてもよい。そして、ドライバは、フライホイールの回転エネルギを受けて前方へ移動するように構成されていてもよい。支持部材は、回転エネルギを受けるように構成された部位であってもよい。本態様によれば、夫々に異なる機能を有する打撃部材と支持部材とを、夫々に適した材料や成形方法で別個に形成することができる。なお、支持部材は、フライホイールから直接的に回転エネルギを受けるように構成されていても、間接的に(例えば、伝達部材を介して)回転エネルギを受けるように構成されていてもよい。
ドライバが初期位置に配置されているときの釘打ち機の全体構成を模式的に示す説明図である。 ドライバが打込み位置に配置されているときの釘打ち機の全体構成を模式的に示す説明図である。 ドライバの斜視図である。 ドライバの平面図である。 図4のV-V線における断面図である。 本体の平面図である。 図6のVII-VII線における断面図である。 別の実施形態のドライバの斜視図である。 ドライバの平面図である。 図9のX-X線における断面図である。 本体の平面図である。 図11のXII-XII線における断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1~図7を参照して、本発明の第1実施形態に係る釘打ち機1について説明する。釘打ち機1は、打込み材の一例としての釘101を、被加工物100(例えば、木材)に打込むことが可能な打込み工具の一例である。
まず、釘打ち機1の概略構成について説明する。図1に示すように、釘打ち機1の外郭は、主に、工具本体10と、ハンドル13と、マガジン17とを主体として形成されている。
工具本体10は、本体ハウジング11と、ノーズ部12とを含む。本体ハウジング11には、モータ2と、ドライバ3と、ドライバ駆動機構5と、戻し機構7とが収容されている。ドライバ3は、所定の動作線Lに沿って直線状に移動することで、釘101を打撃し、釘打ち機1から射出するように構成されている。ドライバ駆動機構5は、モータ2を駆動源として、釘101を射出する方向にドライバ3を移動させるように構成されている。戻し機構7は、釘101を射出した後のドライバ3を初期位置に復帰させるように構成されている。なお、ドライバ3、ドライバ駆動機構5、および戻し機構7の詳細については後述する。ノーズ部12は、動作線Lの延在方向(以下、単に動作線L方向という)における本体ハウジング11の一端に連結されており、動作線L方向にノーズ部12を貫通するドライバ通路(図示せず)を有する。ノーズ部12は、本体ハウジング11とは反対側の端部に、釘101が射出される射出口123を有する。
ハンドル13は、動作線L方向における本体ハウジング11の中央部から、動作線Lと交差する方向に突出している。ハンドル13は、作業者によって把持される部位である。ハンドル13の基端部(本体ハウジング11に接続された端部)には、作業者による引き操作が可能なトリガ131が設けられている。ハンドル13の先端部(基端部とは反対側の端部)には、端子等を備えたバッテリ装着部15が設けられている。バッテリ装着部15には、充電式のバッテリ19が着脱可能である。また、図示は省略するが、ハンドル13内部には、常時にはオフ状態で維持され、トリガ131の引き操作に応じてオン状態とされるトリガスイッチ、モータ2およびドライバ駆動機構5を制御するためのコントローラ等が配置されている。
マガジン17は、複数の釘101を充填可能に構成されており、ノーズ部12に装着されている。マガジン17に充填された釘101は、釘送り機構(図示せず)によって、ドライバ通路に一本ずつ供給される。
以下、釘打ち機1の詳細構成について説明する。なお、以下の説明では、便宜上、動作線L方向(図1の左右方向)を釘打ち機1の前後方向と規定する。前後方向において、射出口123が設けられている側(図1の右側)を釘打ち機1の前側、反対側(図1の左側)を後側と規定する。また、動作線Lに直交し、ハンドル13の延在方向に対応する方向(図1の上下方向)を釘打ち機1の上下方向と規定する。上下方向において、ハンドル13の基端部側(図1の上側)を上側、ハンドル13の先端部側(図1の下側)を下側と規定する。また、前後方向および上下方向に直交する方向を左右方向と規定する。
まず、ドライバ3の駆動源としてのモータ2について説明する。図1に示すように、モータ2は、ロータと共に回転する出力シャフト(図示せず)の回転軸が、動作線Lに直交して左右方向に延在するように配置されている。本実施形態では、モータ2として、ブラシレスDCモータが採用されている。モータ2の出力シャフトには、出力シャフトと一体的に回転するプーリ21が連結されている。
次に、ドライバ3について簡単に説明する。図1に示すように、ドライバ3は、長尺状に形成され、その長軸が動作線L上に位置するように配置されている。ドライバ3は、動作線Lに沿って(釘打ち機1の前後方向に、またはドライバ3の長軸方向にとも言い換えられる)、初期位置と打込み位置との間で直線状に移動可能に保持されている。
図1は、ドライバ3が初期位置に配置された状態を示している。初期位置とは、ドライバ駆動機構5が作動していない状態(以下、初期状態という)でドライバ3が保持される位置である。本実施形態では、ドライバ3の初期位置は、ドライバ3の後端(詳細には、後述の本体32(図3参照)の後端)が、本体ハウジング11の後端部に配置された後側ストッパ118に当接する位置に設定されている。図2は、ドライバ3が打込み位置に配置された状態を示している。打込み位置とは、ドライバ駆動機構5によって前方へ移動されたドライバ3が、釘101を打撃した後、釘101を被加工物100に打ち込む位置である。本実施形態では、ドライバ3の打込み位置は、ドライバ3の前端(詳細には、後述のブレード31(図3参照)の前端)が射出口123から僅かに突出した位置に設定されている。なお、ドライバ3の打込み位置は、後述する一対のアーム部38の前端が、本体ハウジング11前端部の内部に固定された一対の前側ストッパ119に後方から当接する位置でもある。上記の配置から、本実施形態では、初期位置と打込み位置は、夫々、ドライバ3の移動可能範囲における最後方位置と最前方位置であると言い換えることもできる。なお、後側ストッパ118および前側ストッパ119は、ドライバ3の衝突時の衝撃を緩和するため、緩衝材で構成されている。
ドライバ駆動機構5について説明する。図1に示すように、本実施形態のドライバ駆動機構5は、フライホイール53と、押圧ローラ57とを含む。なお、このような構成のドライバ駆動機構5自体は公知であるため、ここでは簡単に説明する。
円筒状に形成されたフライホイール53は、モータ2の前側で、回転可能に支持されている。フライホイール53の回転軸は、モータ2の回転軸と平行に、ドライバ3の動作線Lに直交する左右方向に延在する。フライホイール53の支持シャフト(図示せず)には、フライホイール53と一体的に回転するプーリ54が連結されている。モータ2のプーリ21と、フライホイール53のプーリ54には、ベルト25が架け渡されている。モータ2の回転は、プーリ21、54およびベルト25を介してフライホイール53に伝達され、フライホイール53は、図1の時計回り方向に回転する。
なお、詳細は図示しないが、本実施形態では、ノーズ部12の前端部には、前後方向に移動可能に保持されたコンタクトアームが設けられている。コンタクトアームが被加工物100に押し付けられて後方に移動し、本体ハウジング11内に配置されたスイッチを押圧してオン状態とすると、コントローラがモータ2を駆動する。これにより、フライホイール53が回転される。
押圧ローラ57は、フライホイール53と協働してドライバ3を前方へ移動させるように構成されている。押圧ローラ57は、フライホイール53の上方で回転可能に支持されている。押圧ローラ57の回転軸は、フライホイール53の回転軸と平行に、左右方向に延在する。また、詳細は図示しないが、本実施形態では、押圧ローラ57は、ドライバ3に上から当接してドライバ3をフライホイール53に対して押し付ける押圧位置と、ドライバ3から離間する離間位置との間で移動可能に構成されている。より詳細には、押圧ローラ57は、常時には離間位置に保持されているが、モータ2が駆動された状態でトリガ131が引き操作され、トリガスイッチ(図示せず)がオン状態とされると、離間位置から押圧位置に移動される。このとき、フライホイール53が図1の時計回り方向に回転されていると、ドライバ3は、フライホイール53に摩擦係合し、フライホイール53の回転エネルギを受けて前方へ移動する。
戻し機構7について説明する。図1に示すように、本実施形態の戻し機構7は、本体ハウジング11の後端部に配置されている。詳細な図示は省略するが、戻し機構7は、捩りコイルバネと、巻取りドラムと、一対のワイヤとを含む。巻取りドラムは、捩りコイルバネを保持し、本体ハウジング11に回転可能に支持されている。一対のワイヤは、夫々、一端が巻取りドラムに接続され、他端がドライバ3の一対のアーム部38に接続されている。初期状態では、ドライバ3は、捩りコイルバネの弾性力で巻取りドラムに巻き取られたワイヤによって後方へ付勢され、後端が後側ストッパ118に当接する初期位置で保持されている。一方、ドライバ3がフライホイール53の回転エネルギを受けて前方へ移動すると、ワイヤが巻取りドラムから引き出され、捩りコイルバネに更なる弾性力を生じさせる。ドライバ3が打込み位置に達すると、ドライバ3とフライホイール53の摩擦係合状態が解除され、ドライバ3は、捩りコイルバネの弾性力でワイヤが巻取りドラムに巻き取られるのに伴って、後方へ引っ張られ、初期位置に復帰する。
以下、本実施形態のドライバ3の詳細構成について説明する。
図3~図5に示すように、ドライバ3は、全体としては、その長軸に関して概ね左右対称に形成されている。また、ドライバ3は、別個に形成された複数の部材が結合されることで形成されている。より詳細には、ドライバ3は、ブレード31と、本体32と、圧入ピン39とを備えている。以下、これらの部材の構成について、順に説明する。
図3~図5に示すように、ブレード31は、前後方向(ドライバ3の長軸方向)に直線状に延在する長尺部材であって、釘101を打撃するように構成されている。ブレード31は、全体としては、概ね矩形薄板状の金属部材として構成されている。なお、本実施形態では、ブレード31はプレス成形されている。ブレード31の大部分は、均一の幅(左右方向の長さ)を有するが、前端部311は、釘101を打撃するために、他の部分に比べて幅が細く形成されている。ブレード31のうち、前後方向における中央部と、後端部312との間には、ブレード31を上下方向に貫通する係合孔315が設けられている。係合孔315は、左右方向よりも前後方向に長い長穴である。係合孔315の前後方向の長さ(最大径)は、圧入ピン39(図4参照)の径よりも大きく、左右方向の幅(最小径)は、圧入ピン39の径と概ね同一に設定されている。また、ブレード31のうち、係合孔315の周辺部分は、他の部分に比べて幅が広く形成されている。以下、この部分を幅広部317という。幅広部317の幅は、後述する一対のローラ当接部34の間隔よりも若干狭く設定されている。
本体32は、ブレード31を支持する支持部材として構成されている。また、本体32は、ドライバ3のうち、フライホイール53の回転エネルギを受ける部位でもある。図3、図6および図7に示すように、本体32は、全体としては、前後方向に直線状に延在する長尺部材として構成されているが、本体32の前後方向の長さは、ブレード31の長さの概ね半分程度である。本体32は、支持部33と、一対のローラ当接部34と、受け部35と、2つの規制部36と、一対の摩擦係合部37と、一対のアーム部38とを含む。本実施形態では、これらの部分は全て、一体的に成形されており、本体32は単一の金属部材である。なお、本実施形態では、本体32は、ロストワックス製法で鋳造されている。
支持部33は、ブレード31(詳細には、ブレード31の後部)を支持するように構成された板状の部分である。支持部33は、上から見た場合、前後方向に長い矩形のうち、前端部の中央部が矩形状に切り欠かれた形状を有する。支持部33の上面は、ブレード31の下面314(図5参照)に面接触してブレード31を支持する支持面331として構成されている。なお、本実施形態では、ブレード31の下面314および支持面331は平面であって、ドライバ3の長軸(動作線L)に概ね平行に、前後方向に延びる。支持部33には、支持部33を上下方向に貫通する圧入孔333が設けられている。なお、圧入孔333は、支持部33の中央部よりもやや前方に配置されている。
また、支持部33には、支持面331から上方に突出する一対の規制部335が設けられている。規制部335は、本体32に対するブレード31の左右方向の移動を規制するように構成されている。一対の規制部335は、夫々、前後方向に長い直方体状に形成され、本体32の左右方向の中心線(ドライバ3の長軸)から同じ距離離れた位置に配置されている。一対の規制部335の対向面は、ドライバ3の長軸に平行に、上下方向に延びている。対向面の間の距離は、ブレード31の幅よりも僅かに大きい程度に設定されている。一対の規制部335の対向面は、ブレード31の左右の側面に当接して、ブレード31の左右方向への移動を規制する規制面336として機能する。
一対のローラ当接部34は、押圧ローラ57(図1参照)に当接し、押圧を受ける部位である。一対のローラ当接部34は、支持面331(支持部33の上面)から上方へ突出し、夫々、支持部33の左右の端部に沿って概ね前後方向に延在する。ローラ当接部34の前端部は、後方へ向かうにつれて漸増する高さ(支持面331から突出端面(上面)までの上下方向の厚み)を有する傾斜部341として構成されている。傾斜部341は、打込み過程の初期に、押圧ローラ57によって押圧されて、ドライバ3(摩擦係合部37)をフライホイール53に押し付けて摩擦係合させるカム部として機能する。また、ローラ当接部34の後端部は、上から見た場合、後端に頂点が位置するV字状に構成されている。後端部は、下方に向かうにつれて互いから離れる方向に傾斜する傾斜部343とされている。傾斜部343は、打込み過程の終期に、押圧ローラ57のドライバ3に対する押圧を緩め、ドライバ3とフライホイール53との摩擦係合を解除させるカム部として機能する。ローラ当接部34のうち、傾斜部341と傾斜部343の間の中間部345は、一定の高さを有する。
なお、支持部33の一対の規制部335は、一対のローラ当接部34(詳細には、中間部345の後部)の内側(ドライバ3の長軸側)に隣接配置されている。規制部335の高さは、ブレード31の高さ(厚み)よりも若干大きいが、ローラ当接部34の高さよりも小さく設定されている。つまり、規制部335は、押圧ローラ57に接触することがない高さとされている。
図6および図7に示すように、受け部35は、本体32の後端部に設けられた壁部である。より詳細には、受け部35は、一対のローラ当接部34の後端部(傾斜部343)を繋ぐように設けられている。なお、本実施形態では、受け部35は、支持面331の後端よりも後側に配置されている。受け部35は、釘101の打撃によるブレード31への反力を受ける部位である。受け部35の前面は、動作線L(ドライバ3の長軸)に交差する(詳細には、概ね直交する)ように、上下方向に延びている。受け部35の前面は、ブレード31の後端面313(図5参照)に当接して反力を受ける受け面351として機能する。
2つの規制部36は、夫々、ブレード31が支持面331から離れる方向(つまり、上方)へ移動することを規制するように構成された部位である。2つの規制部36は、前後方向において互いに離間して配置されるとともに、上下方向において、支持面331に支持されたブレード31に対し、支持面331とは反対側(つまり、上側)に配置されている。以下では、2つの規制部36のうち、後側に配置されている方を後側規制部361、前側に配置されている方を前側規制部363という。
本実施形態では、後側規制部361は、本体32の後端部において、受け部35の上端部に接続して前方へ突出する天壁部として構成されている。後側規制部361は、本体32に支持されたブレード31の後端部312を上側から覆うように配置される(図5参照)。なお、前後方向において、後側規制部361の前端は、支持面331の後端と概ね同じ位置にあり、後側規制部361の真下には空間が形成されている。後側規制部361の下面と、支持面331との間の上下方向の距離は、ブレード31の厚みより僅かに大きい程度に設定されている。後側規制部361の下面は、ブレード31の上面に当接して、ブレード31の上方への移動を規制する規制面362として機能する。
前側規制部363は、本体32の前部に設けられた梁状部として構成されている。より詳細には、前側規制部363は、一対のローラ当接部34の前端部(傾斜部341)を繋ぐように設けられている。なお、前側規制部363は、支持面331の前端よりも前側に配置されており、支持部33の前端部の切欠き部分(空間)の真上に位置する。前側規制部363は、前後方向において、本体32に支持されたブレード31の中央部に対してやや後側の部分の上側に配置される(図5参照)。前側規制部363の下面と、支持面331との上下方向との間の距離は、ブレード31の厚みより僅かに大きく設定されている。また、本実施形態では、この距離は、後側規制部361の規制面362と支持面331との上下方向の距離よりも僅かに大きい。これは、後述するドライバ3の組み付け過程で、ブレード31の本体32に対する位置決めを容易とするためである。前側規制部363の下面も、ブレード31の上面に当接して、ブレード31の上方への移動を規制する規制面364として機能する。
なお、支持部33には、前側規制部363よりも前方において、切欠き部分の左右の端部を繋ぐ梁状の接続部337が設けられている。接続部337の上面は、支持面331よりも下方に位置する。なお、接続部337は、切欠き部分の補強のために設けられている。
一対の摩擦係合部37は、フライホイール53に摩擦係合可能に構成された部位である。図3および図7に示すように、本実施形態では、摩擦係合部37は、支持部33の下面から下方に突出し、夫々、支持部33の左右の端部に沿って概ね前後方向に延在する。図6および図7に示すように、一対のアーム部38は、本体32の前後方向における中央部の左右の端部(詳細には、支持部33および摩擦係合部37)から、夫々、左方および右方へ突出する部位である。上述のように、アーム部38には、戻し機構7(図1参照)のワイヤが接続されており、アーム部38がワイヤによって後方へ引っ張られることで、釘101の打込み後のドライバ3が初期位置に戻される。
図3~図5に示すように、圧入ピン39は、本体32によって保持されたブレード31が、本体32に対して前後方向(長軸方向)に移動することを規制し、ブレード31が本体32から外れることを防止するための部材である。本実施形態の圧入ピン39は、金属製の円柱状部材であって、圧入孔333に圧入可能に(例えば、軸方向の一端部に複数の突起が設けられたピンまたはロールピンとして)構成されている。
以下、ブレード31、本体32および圧入ピン39の結合方法(つまり、ドライバ3の組み付け方法)について説明する。
本実施形態では、図3~図5に示すように、ブレード31が本体32に位置決めされて支持され、圧入ピン39が本体32およびブレード31に係合されることで、ドライバ3が形成される。作業者はまず、ブレード31を支持面331から上方に離間した位置に保持し、ブレード31の前端部311を、左右方向において一対のローラ当接部34の間、且つ、上下方向において前側規制部363と接続部337の間を通る通路に通す。支持面331、前側規制部363および接続部337が上述のような配置関係とされているため、作業者は、このとき、ブレード31の前側が斜め下方を向いた状態で、ブレード31を容易に通路に通すことができる。作業者は、後端部312が後側規制部361よりも前方に位置するまで、ブレード31を前方へ移動させ、支持面331上に配置する。なお、このとき、ブレード31の後部は、左右方向において一対の規制部335の間に嵌め込まれる。ブレード31は、下面314が支持面331に接触した状態で、支持部33によって支持される。この時点では、ブレード31の係合孔315は、支持部33の圧入孔333よりも前方に位置する。作業者は、図5に示すように、ブレード31の後端面313が、受け部35の受け面351に当接する位置(以下、当接位置という)まで、ブレード31を支持面331に沿って後方へ摺動させる。
なお、上述の手順に代えて、作業者は、ブレード31の後端部312を、本体32の前側から、前側規制部363と接続部337の間を通る通路に通し、更に、下面314が支持面331に接触した状態でブレード31を直線状に後方へ移動させ、当接位置に配置してもよい。但し、本手順では、ブレード31の後端部312を、前方から一対の規制部335の間に挿入する必要があるため、上述の手順の方が容易である。
ブレード31が当接位置(図5参照)に配置されると、ブレード31の係合孔315が、上下方向において支持部33の圧入孔333に重なる。作業者は、ブレード31の上側から、圧入ピン39を係合孔315に挿通し、圧入ピン39の下部を圧入孔333に圧入する。あるいは、作業者は、本体32(支持部33)の下側から、圧入ピン39を圧入孔333に圧入してもよい。これにより、圧入ピン39は、本体32(支持部33)に固定される。上述のように、係合孔315の前後方向の長さは、圧入ピン39の径よりも大きく設定されている。ブレード31が当接位置に配置されたときには、圧入ピン39の上部は、係合孔315に遊合した状態となる。より詳細には、圧入ピン39は、前後にクリアランスが設けられた状態で、係合孔315内に配置される。一方、係合孔315の左右方向の幅は、圧入ピン39の径と概ね同一である。また、上述のように、ブレード31の後部は、一対の規制部335(規制面336)の間に配置されている。よって、ブレード31は、左右方向の移動が実質的に禁止された状態で、圧入ピン39が係合孔315の後端に当接する位置まで(つまり、圧入ピン39の後側のクリアランスの長さ分)、当接位置から本体32に対して前方へ移動することができる。
以下、本実施形態の釘打ち機1の動作について説明する。上述の通り、釘打ち機1では、ノーズ部12に支持されたコンタクトアーム(図示せず)が被加工物100に押し付けられた状態で作業者がトリガ131を引き操作すると、ドライバ駆動機構5が作動する。より詳細には、モータ2が駆動されてフライホイール53が回転され、更に、押圧ローラ57が押圧位置に移動される。これにより、ドライバ3は、フライホイール53に押し付けられ、フライホイール53と摩擦係合し、フライホイール53の回転エネルギを受けて、打込み位置へ向けて動作線Lに沿って前方へ移動される。このとき、ブレード31が当接位置よりも本体32に対して前方に配置されていたとしても、フライホイール53と摩擦係合した本体32がブレード31に対して前方に移動し、ブレード31は当接位置に配置される。本体32と、当接位置に配置されたブレード31は、一体的に前方へ移動する。
ドライバ3は、ドライバ通路内で釘101を打撃して射出口123から射出し、打込み位置に達して被加工物100に打込む(図2参照)。このとき、ドライバ3には、打込みによる反力が作用する。本実施形態では、釘101を打撃して打込むブレード31に対し、後方へ向かう反力が作用するが、本体32の受け部35の受け面351が、ブレード31の後端面313に当接してこれを受けることとなる。上述の通り、ブレード31が当接位置に配置されている場合、係合孔315に遊合した圧入ピン39の前後にはクリアランスが存在しており、圧入ピン39は、前後方向において、ブレード31とは接触していない。このような構成により、打込みによる衝撃が圧入ピン39に伝わることが抑制される。
また、ブレード31は、打込み時の衝撃で、本体32の支持面331から上方へ移動しようとする傾向がある。しかしながら、ブレード31本体32に対して上方へ移動しようとした場合には、2つの規制部36(規制面362、364)がブレード31に上側から当接し、それ以上上方への移動を禁止する。なお、本実施形態では、前側規制部363の規制面364は、前方へ向かうにつれて僅かに上方へ傾斜しており、ブレード31の前端部311が若干上方へ移動することを許容し、衝撃を効果的に逃がすように構成されている。また、圧入ピン39および一対の規制部335(規制面336)によって、本体32に対するブレード31の左右方向の移動が規制される。
ドライバ3が打込み位置に達すると、戻し機構7が作動して、ドライバ3を後方の初期位置へ復帰させる。このときには、戻し機構7に接続された本体32が、ブレード31に対して後方に移動され、圧入ピン39が係合孔315の後端に当接した状態でドライバ3が後方へ移動する。しかしながら、戻し過程では、打込み時のような衝撃は発生しないため、圧入ピン39にかかる負荷は比較的小さい。
以上に説明したように、本実施形態の釘打ち機1のドライバ3は、全体が単一の部材として構成されるのではなく、別個に形成されたブレード31と、本体32と、圧入ピン39とを含む構成である。このように、ドライバ3を別個の部材が結合された構成とすることで、本体32とブレード31とを、夫々に適した材料や方法で別個に形成することが可能となる。特に、本実施形態では、ブレード31が釘101を打撃する機能を有するのに対し、本体32は、フライホイール53と摩擦係合してその回転エネルギを受ける機能を有する。よって、ブレード31および本体32に求められる特性等が異なることから、特に、これらを別個に形成できることは有用である。
また、本実施形態のドライバ3は、上下方向(支持面331に交差する方向)において、本体32の支持面331と2つの規制部36の間にブレード31を配置し、圧入ピン39をブレード31および本体32に係合させて両者の前後方向の相対移動を規制するだけで、容易に組み付けることができる。特に、本実施形態では、ブレード31の下面314および本体32の支持面331が、動作線L(ドライバ3の長軸)に平行な平面として構成されているため、下面314を支持面331上で摺動させつつ、ブレード31を当接位置に容易に位置決めすることができる。
このように、本実施形態では、釘101を打撃する前端部311の太さにかかわらず、容易に製造可能な構成のドライバ3が実現されている。
ドライバ3の打込み時には、ブレード31には、後方へ向かう反力が作用するが、本体32の受け面351がこれを受ける。また、打込みの衝撃でブレード31が支持面331から離れる方向に移動しようとしても、2つの規制部36がこの移動を規制する。よって、別個のブレード31と本体32とが結合されたドライバ3であっても、適切な釘101の打込みを遂行することができる。
本実施形態では、2つの規制部36のうち、後側規制部361は、ブレード31の後端部312の上側で後端部312に対向する位置に設けられている。これにより、打込みの衝撃で、ブレード31のうち、釘101を打撃する前端部311から最も遠い部分が、支持面331から離れる方向に移動することを確実に規制することができる。また、圧入ピン39が、前後方向において2つの規制部36の間に配置されているため、本体32に対するブレード31の前後方向の移動、および支持面331から離れる方向の移動を安定して規制することができる。
本実施形態では、受け面351は、ブレード31の後端面313に当接するように構成されている。よって、ブレード31の後端部312、および、本体32の受け面351とその周辺部分(受け部35)を単純な構造とすることができるため、製造コストを抑えることができる。本実施形態のように、受け部35と規制部36の1つを連続的に形成することで、特に単純で合理的な構成を実現することができる。
本実施形態では、圧入ピン39は、本体32に固定され、且つ、その上部が、ブレード31に設けられた係合孔315内に、前後方向にクリアランスが設けられた状態で配置されている。このような構成により、打込み時の衝撃が圧入ピン39に伝わるのを抑制することができる。よって、本実施形態のように、簡易な構造の圧入ピン39で、ブレード31と本体32の前後方向の相対移動を規制することが可能となる。これにより、製造コストを抑えることができる。特に、本実施形態のように、支持面331に対して直交する方向である上下方向に延在するように支持部33に固定された圧入ピン39が、ブレード31の係合孔315に挿入される結合構造によれば、支持部33およびブレード31の上下方向の厚みを比較的小さくすることができる。また、本実施形態では、係合孔315の左右方向の幅が、圧入ピン39と概ね同じに設定されている。これにより、圧入ピン39に、本体32に対するブレード31の左右方向の移動を規制する機能も発揮させることができる。
[第2実施形態]
以下、図8~図12を参照して、第2実施形態に係る釘打ち機1について説明する。なお、本実施形態の釘打ち機1は、第1実施形態のドライバ3とは異なる構成を有するドライバ4を備えているが、ドライバ4以外の構成は、第1実施形態と同一である。また、ドライバ4の大部分の構成は、ドライバ3と同一である。よって、以下では、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すとともに説明を省略または簡略化し、主に第1実施形態とは異なる構成について説明する。
図8~図10に示すように、本実施形態のドライバ4は、第1実施形態のドライバ3と同様、別個に形成されたブレード41と、本体42と、ネジ部材49とが結合されることで形成されている。
ブレード41は、第1実施形態のブレード31(図4、図5参照)と同様、前後方向に延在する矩形薄板状の長尺部材であって、前端部311と、後端部312と、係合孔315を有する。但し、ブレード41における係合孔315と後端部312との間の前後方向の距離は、ブレード31における係合孔315と後端部312との間の前後方向の距離よりも若干短く設定されている。また、本実施形態では、ブレード41の大部分は、均一の幅(左右方向の長さ)を有する一方、係合孔315の周辺部分が、他の部分に比べて幅が広い幅広部417として形成されている。幅広部417の左右方向の幅は、本体42の一対のローラ当接部34の間隔よりも若干狭く設定されている。更に、幅広部417の後方には、幅広部417に連続して、上から見た場合に、後方へ向かうにつれて幅が狭くなる傾斜部418が設けられている。つまり、傾斜部418の左右の側面は、後端部312へ向かうにつれて互いに近づく方向に(ブレード31の左右方向の中心線に向かって)傾斜する一対の傾斜面419として構成されている。
図11および図12に示すように、本体42は、第1実施形態の本体32(図6、図7参照)と同様、ブレード41を支持する支持部材として構成されており、支持部43と、一対のローラ当接部34と、一対の受け部45と、2つの規制部36(後側規制部361、前側規制部363)と、一対の摩擦係合部37と、一対のアーム部38とを含む。これらの部分は全て一体的に成形されており、本体42は単一の金属部材である。
支持部43は、第1実施形態の支持部33(図6、図7参照)と同様、ブレード41(詳細には、ブレード41の後部)を支持するように構成された板状部材であって、上から見たときの形状は、支持部33と概ね同じである。支持部43の上面は、ブレード41を支持する支持面431として構成されている。支持部43には、圧入孔333に代えて、支持部43を上下方向に貫通するネジ孔433が設けられている。
また、本実施形態では、一対の規制部335に代えて、支持面431から上方に突出する一対の受け部45が設けられている。一対の受け部45は、本体42の左右方向の中心線(ドライバ3の長軸)から同じ距離離れた位置に配置され、左右対称形状を有する。より詳細には、各受け部45は、上から見た場合に、前半部分が、後方へ向かうにつれて本体42の左右方向の中心線に向かって幅が広くなる一方、後半部分が、均一の幅で中心線に平行に延在するように構成されている。つまり、一対の受け部45の前半部分の対向面は、後方へ向かうにつれて互いに近づく方向に(左右方向の中心線に向かって)傾斜する一対の傾斜面であり、後半部分の対向面は、中心線に平行に、上下方向に延びる一対の平行面である。前半部分の一対の傾斜面は、ブレード41の一対の傾斜面419(図9参照)と整合しており、一対の傾斜面419に当接して反力を受ける一対の受け面451として機能する。また、後半部分の一対の平行面の間の距離は、ブレード41の傾斜部418より後側部分の幅よりも僅かに大きい程度に設定されている。後半部分の一対の平行面は、本体42に対するブレード41の左右方向の移動を規制する規制面453として機能する。
なお、本実施形態では、第1実施形態の受け部35(図7参照)と同一の後壁部46が本体32の後端部に設けられており、その上端部には後側規制部361が接続している。しかしながら、上述のように、ブレード41(図9参照)の係合孔315より後側の部分は、第1実施形態に比べて若干短く、図9および図10に示すように、一対の傾斜面419が受け部45の一対の受け面451に当接する位置(以下、当接位置という)にブレード41が配置されても、ブレード41の後端面313は、この壁部には当接しない。
ネジ部材49は、支持部43のネジ孔433に螺合可能に構成されている。なお、本実施形態では、ネジ部材49は、無頭ネジとして構成されている。
本実施形態のブレード41、本体42およびネジ部材49の結合方法(つまり、ドライバ4の組み付け方法)は、基本的には第1実施形態の方法と同じであるため、以下に簡単に説明する。
作業者はまず、ブレード41を支持面431の上方に離間した位置に保持し、ブレード41の前端部311を、前側規制部363と接続部337の間を通る通路に通す。作業者は、後端部312が後側規制部361よりも前方に位置するまで、ブレード41を前方へ移動させ、支持面431上に配置する。なお、このとき、ブレード41の後部は、一対の受け部45の間に配置される。作業者は、ブレード41を、支持面431に沿って当接位置まで後方へ摺動させる。あるいは、作業者は、本体42の前側から、ブレード41を通路に通し、当接位置まで後方へ移動させる。なお、第1実施形態とは異なり、本実施形態では、一対の受け部45の前端の左右方向の間隔がブレード41の後端部312の幅よりも広いため、本手順でも、ブレード41を本体42に対して容易に位置決めして支持させることができる。
図10に示すように、ブレード41が当接位置に配置されると、ブレード41の係合孔315が、上下方向において、支持部43のネジ孔433に重なる。作業者は、ブレード41の上側から、ネジ部材(無頭ネジ)49を係合孔315に挿通し、ネジ部材49の下部を、支持部43のネジ孔433に螺合させる。あるいは、作業者は、支持部43の下側から、ネジ部材49を、その上部が係合孔315に挿入される位置まで、ネジ孔433に螺合させる。第1実施形態と同じく、ブレード41が当接位置に配置されたときには、ネジ部材49の上部は、前後にクリアランスが設けられた状態で、係合孔315内に配置される。ブレード31は、ネジ部材49および受け部45(規制面453)によって左右方向の移動が実質的に禁止された状態で、ネジ部材49が係合孔315の後端に当接する位置まで(つまり、ネジ部材49の後側のクリアランスの長さ分)、当接位置から本体42に対して前方へ移動することができる。
本実施形態のドライバ4による釘101の打込み時には、本体42の一対の受け面451がブレード41の一対の傾斜面419に当接し、ブレード41への反力を受けることとなる。一方、本実施形態でも、ブレード41が当接位置に配置されている場合、係合孔315に遊合したネジ部材49の前後にはクリアランスが存在しており、ネジ部材49は、ブレード41とは接触していない。よって、ネジ部材49に打込みによる衝撃が伝わることが抑制される。戻し機構7による初期位置へのドライバ4の移動については、第1実施形態と同様である。
以上に説明したように、本実施形態のドライバ4も、ドライバ3と同じ構成により、第1実施形態で説明した効果を発揮できることはいうまでもない。つまり、ドライバ4は、第1実施形態のドライバ3と同様、釘101を打撃する前端部311の太さにかかわらず、容易に製造可能な構成を有し、適切な釘101の打込みを遂行することができる。
また、本実施形態では、ブレード41は、後方へ向かうにつれて互いに近づく方向に傾斜する一対の傾斜面419を有し、本体42は、一対の傾斜面419に当接するように構成された一対の受け面(傾斜面)451を有する。よって、ブレード41と受け面451とが当接する面積を比較的大きく確保し、受け面451の面圧を抑えることが可能となる。これにより、本体42(受け部45)の耐久性を良好に保つことができる。なお、一対の受け面451は、左右対称に配置されているため、ブレード31を安定した姿勢で受けることができる。
更に、本実施形態では、ネジ部材49は、本体42(支持部43)に螺合され、取り外し可能に固定される一方、ブレード41の係合孔315に遊合されている。ドライバ4のうち、釘101を打撃するブレード41(前端部311)は、他の部分に比べて摩耗や変形が生じやすい。本態様によれば、ネジ部材49を本体42から取り外すことで、ブレード41と本体42の結合を解除し、ブレード41を交換することが可能となる。
上記実施形態は単なる例示であり、本発明に係る打込み工具は、例示された釘打ち機1の構成に限定されるものではない。例えば、下記に例示される変更を加えることができる。なお、これらの変更は、これらのうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態に示す釘打ち機1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
打ち込み工具は、釘101以外の打込み材を打出す工具であってもよい。例えば、鋲、ピン、ステープル等を打出すタッカ、ステープルガンとして具現化されてもよい。また、フライホイール53の駆動源は、特にモータ2に限定されない。例えば、ブラシレスDCモータに代えて交流モータが採用されてもよい。
ドライバ駆動機構5および戻し機構7は、夫々、ドライバ3、4を前方および後方へ移動可能に構成されていればよく、適宜、変更が可能である。例えば、ドライバ駆動機構5は、ドライバ3、4を初期位置から打込み位置へ移動させるように構成されていればよく、上記実施形態のようにモータ2とフライホイール53を含む構成に限られない。例えば、ドライバ駆動機構5は、モータと複数のギア等で構成された機構であってもよいし、シリンダ内に配置されたピストンをモータ2によって往復駆動し、空気バネの作用によってドライバ3、4を移動させるように構成された機構が採用されてもよい。また、ドライバ3、4を直接フライホイール53に摩擦係合させ、回転エネルギを伝達する機構に代えて、伝達部材を介してフライホイール53の回転エネルギをドライバ3、4に伝達する機構が採用されてもよい。例えば、フライホイール53の径方向外側に配置され、ドライバ3、4とフライホイール53に夫々摩擦係合可能なリング部材を伝達部材として用いる機構や、中間ローラを用いる機構が採用可能である。また、例えば、戻し機構7は、捩りコイルバネの弾性力を利用してドライバ3、4を後方へ移動させる構成であるが、例えば、圧縮コイルバネまたは引張りコイルバネの弾性力を利用した構成が採用されてもよい。
ドライバ3、4の構成については、例えば、以下に例示する変更が可能である。
上記実施形態では、本体32、42に固定(圧入または螺合)された圧入ピン39、ネジ部材49が、ブレード31、41に設けられた係合孔315に遊合されているが、反対に、ブレード31、41に固定(圧入または螺合)された圧入ピン39、ネジ部材49が、本体32、42に設けられた係合孔315に遊合されてもよい。係合孔315は、貫通孔である必要はなく、有底孔であってもよい。圧入ピン39、ネジ部材49の左右にもクリアランスが設けられていてもよい。係合孔315は、ブレード31、41が当接位置に配置されたときに、圧入ピン39、ネジ部材49の前後にクリアランスが存在するように構成されていると好ましいが、受け面351、451が打込み時の反力をほぼ完全に受けることが可能であれば、圧入ピン39、ネジ部材49と概ね同一径(つまり、クリアランスが実質的にない状態)の孔部であってもよい。
上記実施形態と同一の圧入ピン39、ネジ部材49および係合孔315が、前後方向に離間して複数設けられてもよい。この場合、複数の圧入ピン39、ネジ部材49が、本体32、42に対するブレード31、41の左右方向の移動を規制することができる。また、ブレード31、41の幅広部317、417の幅を、一対のローラ当接部34を左右方向の間隔より僅かに小さく設定することで、一対のローラ当接部34を、本体32、42に対するブレード31、41の左右方向の移動規制に利用してもよい。このような場合、規制部335や、受け部45の後半部分は省略されればよい。
ブレード31、41を支持する支持面331、431は、動作線L(ドライバ3、4の長軸)に平行な平面である必要はないが、ブレード31、41の外表面が前後方向に摺動可能な面であると、本体32、42に対する組み付けが容易という点で好ましい。例えば、ブレード31、41の下面314と、支持面331、431とが、動作線L(ドライバ3、4の長軸)に沿って延びる(動作線Lに交差しない)断面円弧状の湾曲面で構成されてもよい。また、支持面331、431の大きさや本体32、42における配置位置、ブレード31のうち支持面331、431に支持される部分も、適宜変更されうる。
規制部36の数、形状、配置位置は、適宜、変更されうる。例えば、規制部36が3つ以上設けられてもよい。なお、ブレード31、41の安定した支持および移動規制のためには、複数の規制部36のうち2つは、本体32、42の前部と後部に配置され、支持面331、431の少なくとも一部が、前後方向において2つの規制部36の間に存在することが好ましい。
ブレード31、41の長さ、厚み、幅、前端部311の形状等は、打込み材に応じて適宜変更されうる。また、本体32におけるローラ当接部34、摩擦係合部37、アーム部38の構成は、採用されるドライバ駆動機構5の構成に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態および変形例の各構成要素と本発明の各構成要素の対応関係を以下に示す。釘打ち機1は、「打込み工具」の一例である。動作線Lは、「動作線」の一例である。ドライバ3、4の各々は、「ドライバ」の一例である。ブレード31、41の各々は、「打撃部材」の一例である。前端部311、後端部312、後端面313は、夫々、「前端部」、「後端部」、「後端面」の一例である。本体32、42の各々は、「支持部材」の一例である。圧入ピン39およびネジ部材49の各々は、「係合部材」の一例である。支持面331、431の各々は、「支持面」の一例である。受け面351および一対の受け面451は、各々、「少なくとも1つの受け面」の一例である。規制部36(後側規制部361および前側規制部363)は、「複数の規制部」の一例である。ブレード41の一対の傾斜面419は、「(打撃部材の)一対の傾斜面」の一例である。本体42の一対の受け面451は、「(支持部材の)一対の傾斜面」の一例である。係合孔315は、「孔部」の一例である。モータ2、フライホイール53は、夫々、「モータ」、「フライホイール」の一例である。
更に、本発明および上記実施形態の趣旨に鑑み、以下の構成(態様)が構築される。以下の構成のうちいずれか1つのみ、あるいは複数が、実施形態およびその変形例に示す釘打ち機1、あるいは各請求項に記載された発明と組み合わされて採用されうる。
[態様1]
前記係合部材は、前記交差方向に延在して、前記支持部材と前記打撃部材に係合するように構成されている。
[態様2]
前記係合部材は、ネジまたはピンである。
[態様3]
前記打撃部材は、前記交差方向に貫通する貫通孔を備え、
前記係合部材は、前記支持部材に固定されて前記交差方向に延在し、その少なくとも一部が前記貫通孔に挿入されている。
係合孔315は、本態様の「貫通孔」の一例である。
[態様4]
前記複数の規制部は、前記支持部材の一部として前記支持部材と一体的に成形されている。
[態様5]
前記打込み工具は、前記ドライバが前方へ移動する過程で、前記ドライバを前記フライホイールに近づく方向に押圧する押圧ローラを更に備え、
前記支持部材は、前記支持面から前記交差方向に突出し、前記押圧ローラに当接して押圧を受けるように構成された一対のローラ当接部を有し、
前記支持面は、前記一対のローラ当接部の間に配置されている。
押圧ローラ57、一対のローラ当接部34は、夫々、本態様の「押圧ローラ」、「一対のローラ当接部」の一例である。
[態様6]
前記受け面は、前記動作線に交差する方向に延びる面である。
[態様7]
前記支持部材は、前記打撃部材が、前記支持部材に対し、前記前後方向および前記交差方向の両方に交差する方向に移動することを規制するように構成された規制部を更に有する。
一対の規制部335、受け部45の後半部分は、本態様の「規制部」の一例である。
1:釘打ち機、10:工具本体、11:本体ハウジング、118:後側ストッパ、119:前側ストッパ、12:ノーズ部、123:射出口、13:ハンドル、131:トリガ、15:バッテリ装着部、17:マガジン、19:バッテリ、2:モータ、21:プーリ、25:ベルト、3:ドライバ、31:ブレード、311:前端部、312:後端部、313:後端面、314:下面、315:係合孔、317:幅広部、32:本体、33:支持部、331:支持面、333:圧入孔、335:規制部、336:規制面、337:接続部、34:ローラ当接部、341:傾斜部、343:傾斜部、345:中間部、35:受け部、351:受け面、36:規制部、361:後側規制部、362:規制面、363:前側規制部、364:規制面、37:摩擦係合部、38:アーム部、39:圧入ピン、4:ドライバ、41:ブレード、417:幅広部、418:傾斜部、419:傾斜面、42:本体、43:支持部、431:支持面、433:ネジ孔、45:受け部、451:受け面、453:規制面、46:後壁部、49:ネジ部材、5:ドライバ駆動機構、53:フライホイール、54:プーリ、57:押圧ローラ、7:戻し機構、100:被加工物、101:釘、L:動作線

Claims (7)

  1. 打込み工具であって、
    前記打込み工具の前後方向を規定する動作線に沿って直線状に前方へ移動することで、打込み材を打撃して被加工物に打ち込むように構成されたドライバを備え、
    前記ドライバは、
    前記前後方向に延在する長尺部材であって、前記打込み材を打撃するように構成された前端部と、後端部とを有する打撃部材と、
    前記打撃部材を支持するように構成された支持部材と、
    前記打撃部材および前記支持部材に係合し、前記支持部材に対する前記打撃部材の前記前後方向の移動を規制するように構成された係合部材とを備え、
    前記支持部材は、
    前記打撃部材の一部を支持する支持面と、
    前記打込み材の打込みによる前記打撃部材への反力を受けるように構成された少なくとも1つの受け面と、
    前記前後方向において互いに離間して配置されるとともに、前記支持面に交差する交差方向において、前記打撃部材に対して前記支持面とは反対側に配置され、前記支持面から離れる方向への前記打撃部材の移動を規制するように構成された複数の規制部と、を有し、
    前記打撃部材および前記支持部材のうち一方は、孔部を有し、
    前記係合部材は、前記打撃部材および前記支持部材のうち他方に固定され、前記係合部材の一部が、前記前後方向にクリアランスが設けられた状態で前記孔部内に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  2. 請求項1に記載の打込み工具であって、
    前記複数の規制部の1つは、前記交差方向において、前記打撃部材の前記後端部に対向する位置に設けられていることを特徴とする打込み工具。
  3. 請求項1または2に記載の打込み工具であって、
    前記少なくとも1つの受け面は、前記打撃部材の後端面に当接するように構成されていることを特徴とする打込み工具。
  4. 請求項1または2に記載の打込み工具であって、
    前記打撃部材は、後方へ向かうにつれて互いに近づく方向に傾斜する一対の傾斜面を有し、
    前記少なくとも1つの受け面は、前記一対の傾斜面に当接するように構成された一対の傾斜面を含むことを特徴とする打込み工具。
  5. 請求項1~4の何れか1つに記載の打込み工具であって、
    前記係合部材は、前記前後方向において、前記複数の規制部の間に配置されていることを特徴とする打込み工具。
  6. 請求項1~の何れか1つに記載の打込み工具であって、
    前記係合部材は、前記打撃部材および前記支持部材のうち前記他方に、取り外し可能に固定されていることを特徴とする打込み工具。
  7. 請求項1~の何れか1つに記載の打込み工具であって、
    モータと、
    前記モータによって回転駆動されるフライホイールとを更に備え、
    前記ドライバは、前記フライホイールの回転エネルギを受けて前方へ移動するように構成されており、
    前記支持部材は、前記回転エネルギを受けるように構成された部位であることを特徴とする打込み工具。
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