JP2021183134A - 椅子 - Google Patents

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誠太郎 河本
Seitaro Kawamoto
謙介 高橋
Kensuke Takahashi
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Abstract

【課題】椅子において、多くの機種を品揃えするにおいて、コストダウンを図る。【解決手段】ベース5の内部に傾動体12が配置されており、ロッキング用のばねもベース5の内部に配置されており、これらはユニット化されている。傾動体12はベース5の後ろに突出した後ろ向き張り出し部12aを有しており、この後ろ向き張り出し部12aにリアブロック体14が固定されている。リアブロック体14は、ベース5の後ろに位置したリア部14bと、ベース5の左右外側に位置したサイド部14aとを有しており、リア部14bに肘支柱を取り付け、サイド部14aに肘掛け装置4を取り付けている。ベース5と傾動体12とが一体に組み込まれたユニットを使用しつつ、リアブロック体14を利用して肘支柱16や肘掛け装置4を取り付けできる。このため、多機種の椅子を品揃えするにおいて、コストダウンできる。【選択図】図13

Description

本願発明は、肘掛け装置を取り付けた(或いは取り付けできる)椅子に関するものである。
椅子において、肘掛け装置を標準品として又はオプション品として取り付けることは広く行われている。肘掛け装置の取り付け構造は様々であり、例えば特許文献1には、ベース(支基)に後傾動自在に連結された背もたれ支持杆のうち、回動支点から後ろ向きに延びる水平部の前後中間部に、左右外向きに突出した肘フレーム取り付け部を一体に設けて、この肘フレーム取り付け部に、肘支柱の下端部を左右横長のビスで固定することが開示されている。
肘掛け装置は、ベースや座受け部材に固定することも行われているが、特許文献1,2のように、背もたれが取り付く傾動フレーム(背フレーム)に固定すると、ロッキング時に肘掛け装置も一緒に回動するため、着座者の身体の動きに対する追従性に優れているという利点がある。
特許第3301998号公報 特許第4943113号公報
特許文献1,2は上記のような利点があるが、背もたれ支持杆がベースに連結されているため、例えば、背もたれのデザインに変更があると、背もたれ支持杆もその変更に応じて異なる形態にせねばならない。このため、多くの機種を品揃えするにおいて、コストが嵩むと共に部材管理にも手間がかかるという問題があった。
また、特許文献1,2では、肘掛け装置は、傾動フレームのうちその回動支点よりも後ろに取り付けられているため、ロッキング時に肘掛け装置は後退しながら下降動することになるが、例えば、着座者が机上に載置したパソコンのキーボードやマウスを操作しつつロッキングすると、人の腕が大きく後退しつつ下降することにより、キーボードやマウスの操作しにくくなるおそれがある問題もあった。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型例を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、脚の上端に設けたベースに、ばねに抗して後傾する傾動体が組み込まれており、前記ベースと傾動体とばねとが1つにユニット化されている、という基本構成になっている。
そして、前記傾動体に、前記ベースの後ろに位置したリア部とベースの左右外側に位置したサイド部とを有するブロック体が固定されており、前記ブロック体のリア部には背もたれ又はこれを支持する背支柱が取り付けられて、前記ブロック体のサイド部には肘掛け装置が取り付けられている。なお、ブロック体は、中継部材と言い換えてもよい。
請求項2の発明は、請求項1において、前記肘掛け装置は、前記ブロック体のサイド部に固定される水平状部を有する肘支柱と、前記肘支柱の上端に設けた肘当てとを有しており、前記肘支柱の水平状部は、前記傾動体の回動支点の近傍に位置している。
請求項3の発明は、請求項2において、前記肘支柱の水平状部にはボス部を設けて、前記ブロック体のサイド部には、前記ボス部が嵌まる係合穴が空いており、前記ボス部がビスで前記サイド部に固定されている。
請求項4の発明は、請求項1〜3のうちのいずれかにおいて、前記ブロック体のサイド部は、前記傾動体の回動支点の手前に向けて張り出した前向きアーム状になっており、前記サイド部の前端部で、人が着座すると座を下降させるためのリアリンクを連結している。
請求項5の発明は、基本的には請求項1と同じであり、相違点は、肘掛け装置が構成要件になっておらずに、前記ブロック体のサイド部に、肘掛け装置が取り付く肘掛け保持部を設けている点である。
本願発明では、複数機種の椅子を品揃えするにおいて、ベースと傾動体とを、各機種に共通したユニットとすることができる。このため、多数の機種を品揃えするにおいて、コストを抑制できると共に、部材管理の手間も軽減できる。また、背もたれ又は肘支柱と肘掛け装置とは、ブロック体の別々の場所に取り付けられるため、互いに干渉することはなくて設計の自由性が高いと共に、狭い部位に荷重が集中することを防止して、支持強度の向上にも貢献できる。
本願発明では、ロッキング時に肘掛け装置は背もたれと一緒に後傾するが、請求項2の構成では、肘支柱の水平状部が背もたれの回動支点の個所に位置しているため、ロッキング時に肘当てが下降することは殆どなく、また、後傾量も僅かである。このため、机上に載置したキーボードやマウスを操作しながらロッキングした場合に、ロッキングに応じて腕を伸ばすだけで、手首の位置はそのままに保持することが可能になる。従って、キーボードやマウスの操作性に優れている。
請求項3のように、ボスと係合穴との嵌まり合いの構成を採用すると、肘掛け装置の取り付けにおいて、いちいち肘掛け装置を手で持っていなくても所定の状態に仮保持できるため、肘掛け装置の取り付け作業の手間を軽減できる。また、ボスと係合穴との嵌まり合いによって連結強度が高くなるため、支持強度にも優れている。ビスを下方からねじ込むと、ビスが視認されないため、体裁もよい。
さて、人が着座すると座が後退しつつ下降する椅子として、特許文献2がある。このものでは、座の下降動に連動して背もたれの少なくとも下端が前進するようになっており、これにより、椅子に浅く腰掛けても着座者の腰をしっかりとサポートできるという優れた利点がある。また、着座によって座が後退すると、背もたれは前進しなくても、身体が後ろにずれるため、やはり着座者の腰部の支持機能に優れている。
そして、本願請求項4の発明では、リアリンクは傾動体の回動支点よりも手前においてブロック体のサイド部に連結されているため、ロッキングに際して座の後部が少し持ち上げられる傾向を呈する。従って、着座者の体重の一部がロッキングに対する抵抗として作用するが、この抵抗は着座者の体重に比例するため、ロッキングに対する抵抗を、体重が異なっても同じ程度に保持することが可能になる。また、着座者の体重が抵抗になる分だ
け、ロッキング用のばねを小型化することもできる。
実施形態に係る椅子の全体図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 実施形態に係る椅子の後方斜視図であり、(A)はシート材を表示したもの、(B)はシート材を省略したものである。 (A)は椅子の主要部材の分離斜視図、(B)は肘掛け装置の取り付け状態を示す斜視図である。 分離斜視図である。 (A)はベースの周辺部の分離斜視図、(B)は傾動フレームと背支柱との分離斜視図である。 座部を中心にしたおおまかな縦断側面図である。 背もたれを前進させる連動手段を示す図であり、(A)(B)は第1連動リンクの斜視図、(B)は第2連動リンクと背もたれ枠体との分離斜視図である。 (A)は第1連動リンクとリアブロックとの分離斜視図、(B)は第1連動リンクをリアブロックに取り付けた状態の斜視図、(C)は部分的な側面図である。 中央部の縦断側面図である。 (A)はベースの前端部の縦断側面図、(B)は下方から見た要部斜視図である。 第1連動リンクと第2連動リンクとの関係を示す縦断側面図である。 要部平面図である。 (A)はベースとリアブロック体との分離斜視図、(B)はリアブロック体と肘支柱との分離斜視図である。 図12の XIV-XIV視断面図である。 図12の XV-XV視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため左右・前後の文言を使用しているが、これは、椅子に普通に腰掛けた人を基準にしている。正面図は、着座した人と対向した方向から見た図である。
本実施形態は、オフィスで多用されている回転椅子に適用している。また、本実施形態の椅子は、人が着座すると背もたれが、その下端を前進させるように姿勢を変化させるタイプであり、従って、特許文献2と同じタイプである。
(1).概略・座の下降機構
まず、主として図1〜6を参照して、椅子の概略と座の動きとを説明する。図1のとおり、椅子は、必須の要素として脚装置1、座2、背もたれ3を備えており、かつ、オプション品としての肘掛け装置4を備えている。
脚1は、ガスシリンダより成る脚支柱1aと放射方向に延びる枝部1bとを有しており、各枝部5の先端にはキャスタを設けている。図3(B)や図4に示すように、脚支柱4の上端には、上向きに開口した略箱状のベース5が固定されている。ベース5には、蓋6が固定されている。
図13に明示するように、ベース5は左右の側板5aを有している。また、図6や図9に示すように、ベース5は、左右側板5aに装架された水平姿勢の補強板5bを有しており、ベース5の底板と補強板5bとにブッシュ1cを溶接で固着して、ブッシュ1cに脚支柱1aの上端を嵌め入れている。
ベース5の前端部には、樹脂製やアルミダイキャスト製のフロントブロック7がボルトで固定されており、フロントブロック7には、左右一対のフロントリンク8が左右横長の回動軸9にて前後回動可能に取り付けられている。フロントリンク8は、人が着座していないニュートラル状態で、側面視で鉛直線に対して少し後傾しており、人が着座すると後傾する。
後傾角度の規制は、図6から理解できるように、回転軸9に設けたストッパー10が、フロントブロック7の内部に設けた凹所11の底面に当たることによって行われている。フロントリンク8は、図示しないばねにより、ニュートラル状態に戻るように付勢されている。ストッパー10は、図10に明示するように、回転軸9にビス9aで固定されている。図6,10のとおり、ベース5の前部には、補強のため、後傾姿勢のフロント板5dを配置しており、フロント板5dは側板5aに固定されている。
例えば図13から理解できるように、ベース5の内部に、当該ベース5の左右側板5aと近接した左右側板を有する傾動体12が配置されており、傾動体12は、左右長手の支軸13によってベース5に回動自在に連結されている。図13,6,9に示すように、傾動体12は、ベース5の後ろにはみ出た後ろ向き張り出し部12aを有しており、後ろ向き張り出し部12aの後部に、リアブロック14の重合部14cが固定されている(詳細は後述する。)。本実施形態では、リアブロック14が、請求項に記載したブロック体に相当する。
図4,図5(B),図13(A)から理解できるように、リアブロック14は、ベース5の左右外側に位置したサイド14aと、ベース5の後ろにはみ出たリア部14bとを有しており、サイド部14aの前端部にリアリンク15がピンで連結されている一方、リア部14bに、背支柱16の下ジョイント部16aが固定されている。
例えば図5に示すように、背支柱16は、左右の縦フレーム16bを有しており、左右縦フレーム16b下端はブロック状の下ジョイント部16aによって一体に連結されて、左右縦フレーム16bの上端は円弧状の上連接部16cを介して一体に繋がっており、縦フレーム16bの上端部に左右の枝部16dを設けている。
他方、背もたれ3は、前後に開口した背もたれ枠体17の前面にメッシュ材18を張った構成である。正確には、背もたれ枠体17の前面にシート材保持枠19を装着しており、メッシュ材18はシート材保持枠19に取り付けられている。図4に示すように、背もたれ枠体17は、正面視略四角形で、左右のサイドフレームと、その上端に連接したアッパーフレーム17aと、左右のサイドフレームの下端に連接したロアフレーム17bとを有しており、アッパーフレーム17aは側面視で後ろ下向きに折り返されていて、シート材保持枠19の上端部が、アッパーフレーム17aを覆うアッパーシェル19aに形成されている。
図3,6に示すように、座2は、座インナーシェル2aの上面にクッション2bを張って、このクッション2bを表皮材(図示せず)で上から覆った形態であり、座インナーシェル2aは、樹脂製の座アウターシェル2cに取り付けられている。そして、例えば図1(B)に示すように、座アウターシェル19が、フロントリンク8及びリアリンク15に、左右横長姿勢のピン20(図4参照)によって連結されている。人が着座すると、両リンク8,15がばね力に抗して後ろに倒れ回動し、これにより、座2は後退しつつ下降動する。既述したが、図3(B)のとおり、ベース5の上面には蓋6が固定されており、更に、図3(A)から理解できるように、蓋6は第1カバー21で覆われている。
例えば図1(A)に示すように、座の左右前部下方にレバー22a,22bを配置している。着座者から見て左側のレバー22aは座の高さを調節するためのものであり、右側のレバー22bは、ロッキングを制御するためのものである。
(2).ロッキング機構
次に、ロッキング機構を説明する。既述のとおり、傾動体12は後ろ向き張り出し部12aを有しており、図6及び図9に示すように、リアブロック14の左右中間部に設けた重合部14cが傾動体12の後ろ向き張り出し部12aに上から重なっており、重合部14cと後ろ向き張り出し部12aとが、押さえ板24を介して複数本のビス23で固定されている。従って、リアブロック14と傾動体12とは一体に回動する。後ろ向き張り出し部12aと重合部14cと押さえ板24とがビス23で共締めされているため、リアブロック14が樹脂製であっても、高い固定強度を確保できる。
また、図13(A)に示すように、押さえ板24は、後ろ向きに突出した複数の枝部24aを有している一方、リアブロック体14の重合部14cには、押さえ板24の枝部24aが嵌まる凹溝14c′を形成しており、これら枝部24aが嵌まる凹溝14c′の個所でもビス23で共締めされている。
図9に明瞭に示すように、支軸13には、ロッキングに抵抗を付与するばねの一例として、ねじりコイルばね25が被嵌している。ねじりコイルばね25の一端部25aと他端部25bとは接線方向に突出しており、一端部25aは、傾動体12における後ろ向き張り出し部12aの前端に当接しており、他端部25bは、ベース5の底板と補強板5bとの後端に固定した後面板5cに、後ろから当接している。そして、ロッキングによって傾動体12が後傾すると、ねじりコイルばね25は、その一端部25aと他端部25bとの間隔が狭まるように軸心周りに変形し、これにより、ロッキングに対して抵抗が付与される。
ねじりコイルばね25の後ろには、当該ねじりコイルばね25を覆うようにばねカバー26が配置されている。ばねカバー26は、蓋5の後端に設けた下向き片6aにビスで固定されている。また、図13に示すように、ばねカバー26には、傾動体12に上から嵌まるスリット26aが形成されている。
図6,9に示すように、背支柱16の下ジョイント部16aは、リアブロック14のリア部14bに、ビス28及びナット28aで固定されている。図5(B)に示すように、下ジョイント部16aの前半分ほどは、リアブロック14のリア部14bに下方から重なっている。また、下ジョイント部16aには左右一対の前向き係合部29を設けており、これら前向き係合部29は、リアブロック14のリア部14bに形成した係合溝30に下方から嵌まっている。
着座者が背もたれ3にもたれかかると、背支柱16とリアブロック14と傾動体12とは、ねじりコイルばね25を弾性変形させながら、支軸13を中心にして一体に後傾動する。また、リアリンク15はリアブロック14に連結しているので、リアリンク15もリアブロック14と一体に動くが、リアリンク15の取り付け部であるサイド部14aの先端部は、支軸13よりも少し手前に位置しているため、リアリンク15は、ロッキングに際して少し上昇する。
従って、ロッキングに対して、ねじりコイルばね25のみでなく着座者の体重の一部も抵抗として作用するが、この着座者の抵抗の大きさは体重に比例するため、ねじりコイルばね25を大型化することなく、適度のロッキング抵抗を得ることができる。つまり、ロッキングに対する抵抗が、着座者した人の体重に自動に比例するのであり、このため、ね
じりコイルばね25を小型化することができる。
例えば図13に示すように、傾動体12の左右側板はベース5の側板5aに沿って手前に延びており、左右側板の前端間には左右横長のロッド12bを装架している。このロッド12bは、背もたれ3のロッキングを制御するためのものである。すなわち、図示しないロック部材に設けた複数の係合部がロッド12bに選択的に係合することにより、背もたれ3を複数段の後傾姿勢に保持できる。ロック部材がロッド12bに係合していないと、背もたれ3は自由に傾動する。
図4,5に示すように、リアブロック14及びアジョイント部16aの上面は、左右一対の第2カバー31で覆われている。背支柱16は、樹脂製又はアルミダイキャスト製である。同様に、フロントブロック6及びリアブロック14も、脂製又はアルミダイキャスト製である。
リアブロック14のサイド部14aのうち、おおむね支軸13と同じ前後位置の個所は肘掛け保持部になっている。この肘掛け保持部には、側面視略三角形の肘当て支持外向き突部32が左右外向きに突設されており、肘当て支持外向き突部32には、肘当て取り付け穴33が左右外向きに開口している。この点は後述する。
(3).背もたれの前進機構
既述のとおり、本実施形態では、人が着座すると、背もたれ3は、その下端部が前進するように姿勢を変化させ得る。この背もたれ3の姿勢変化は、図7に全体を表示した第1連動リンク35及び第2連動リンク36によって行われる。第1連動リンク35は、左右横長の基部35aと、基部35aの左右両端から手前に延びるアーム部35bと、基部35aの左右中間部から後ろ向きに延びる押動部35cとを有しており、図4に示すように、基部35aは、ベース5の後ろにおいて、リアブロック14及び下ジョイント部16aとに重なっている。
左右のアーム部35bはベース6の左右外面に配置されており、図7(A)(B)に示すように、アーム部35bの前後中途部に枢支穴37が形成されており、図7(A)及び図8(B)に示すように、枢支穴37の個所が、ピンを兼用する段付きボルト35dによって、リアブロック14の前向き腕部14aに回動自在に連結されている(なお、図8(B)では、段付きボルト35dは1つしか表示していない。)。従って、第1連動リンク35は、枢支穴37の個所を中心にしてシーソー状に上下回動し得る。
段付きボルト35dは、アーム部35bの左右内側から枢支穴37に挿通している。他方、リアブロック14の前向き腕部14aには、図8(B)に符号14fで示すように、上向きに開口したナット保持穴が枢支穴37と連通した状態に空いており、段付きボルト35dは、ナット保持穴14fにねじ込まれている。図8(C)に示すように、リアブロック14の前向き腕部14aに、段付きボルト35dの先端を逃がす貫通穴14eが空いている。
図8(A)(B)から理解できるように、リアブロック14には、第1連動リンク35のアーム部35aが嵌まり込む凹部14cを形成している。また、リアブロック14における前向き腕部14aの先端部には、アーム部35bの先端の回動を許容する空間14dが形成されている。
アーム部35bの先端は、リアリンク15の軸受け部15aに下向き突設した係合爪38に係合している。係合爪38は、リアリンク15がニュートラル状態のときに、水平に対して若干後傾した姿勢で後ろ向きに延びており、アーム部35bの先端には、係合爪3
8が上から嵌まる上向き開口の係合溝39を形成している。従って、人が着座してリアリンク15が後傾すると、第1連動リンク35は、その前端は下降して後端は上昇するように回動する。
図11に示すように、第1連動リンク35における押動部35cの後端(上端)には、第2連動リンク36の下端部が、上からの嵌め込みによって連結されている。すなわち、押動部35cの後端に雄型嵌合部35dを設けている一方、第2連動リンク36の下端には雌型嵌合部36aを設けて、これらを嵌め合わせて、ビス41及びナット42で固定している。従って、押動部35cと第2連動リンク36との相対姿勢は変化しない。
そして、図7(C)に示すように、第2連動リンク36の上端には、側面視で前向きに開口したクリップ部40を形成している一方、背もたれ3を構成する背もたれ枠体17のロアフレーム17bには、クリップ部40を左右から挟むような左右のリブ43を設け、左右のリブ43に、クリップ部40が弾性に抗しての変形によって嵌まり込むピン部44を一体に設けている。
図11に示すように、第2連動リンク36の左右中間部には、側面視で手前に向けて凸のボス部36bを形成している。ボス部36bの手前にビス45が配置されているが、このビス45は、背もたれ枠体17のロアフレーム17bとシート材保持枠19のロアメンバーとを固定するためのものである。
例えば図5(A)から容易に理解できるように、第2連動リンク36の上端は第1連動リンク35の回動支点よりも遥かに上に位置している。従って、着座によって第1連動リンク35が回動すると、第2連動リンク36は全体として手前に移動する。これにより、背もたれ3は、その下端が前進するように姿勢が変化する。
さて、背もたれが前進する移動量は、人が腰掛ける姿勢によって変化すべきである。つまり、背もたれの前進によって、人が前方へ押し出されることなく、浅く腰掛けた姿勢でも深く腰掛けた姿勢でも人の背中に当たった状態で止まるように工夫する必要がある。そこで、第1連動リンク35のアーム部35bのうち枢支穴37の後側の部位を変形許容部35b′となし、この変形許容部35b′を上下方向に撓み変形させることにより、背もたれ3の下部が人の背中(腰部)に当たった状態でそれ以上前進しないようにしつつ、リアリンク15が回動することを許容している。
このような機能は特許文献2も有しており、特許文献2では、ばね手段によって、人の腰掛け深さの位置の違いを吸収していたが、本実施形態のように第1連動リンク35の弾性変形を利用すると、部材点数を抑制してコストを大幅に抑制できると共に、組み立ての手間の抑制や組み付け精度の向上に貢献できる利点がある。
(4).肘掛け装置の取り付け構造
次に、肘掛け装置4の取り付け構造を説明する。例えば図3(B)から容易に理解できるように、本実施形態の肘掛け装置4は高さを調節できる方式であり、肘支柱47と肘当て48とを有している。
肘支柱47は、中空構造の起立部49と、起立部49の下端から左右内向きに延びる水平状部50とを有しており、起立部49に昇降体51を上下動自在に嵌め入れて、昇降体51の上端に肘当て48を直接に又は中間部材を介して取り付けている。昇降体51の上端部には、ロックを解除するためのレバー52を装着している。なお、肘掛け装置は、高さを調節できない固定肘であってもよい。
既述のとおり、リアブロック体14のサイド部14aには、支持外向き突部32が外向き突出していて、この支持外向き突部32の個所に肘当て取り付け穴33が左右外向きに開口している。他方、肘支柱47の水平状部50には、肘当て取り付け穴33に嵌まる突起53を設けており、図15に示すように、突起53が前後2本のビス54によってサイド部14aに固定されている。
突起53の上面には、ナット55が回転不能に嵌まるポケット56を、上向きに開口するように形成している。また、リアブロック体14におけるサイド部14aの下面には、ビス54の頭が隠れる座繰り穴57を形成している。
図13(B)から理解できるように、突起53及び肘当て取り付け穴33は、側面視において、上が幅狭となる台形の形状になっている。このため、突起53を肘当て取り付け穴33に嵌め込むと、肘掛け装置4は前後回転不能に保持される。従って、一々肘掛け装置4を手で掴んでいなくても、ビス54のねじ込み操作を行える。
また、突起53の付け根の周囲の全体に亙って水平状部50の端面50aが広がっており、支持外向き突部32の先端面に、水平状部50の端面50aが重なっている。このため、肘支柱47に作用した下向きの荷重の一部は、水平状部50の端面50aが支持外向き突部32に当接することによっても支持される。従って、2本のビス54での取り付けでありながら、高い締結強度を保持できる。
図12から理解できるように、支持外向き突部32は支軸13のほぼ真横に配置されている。従って、ロッキングに際しては、肘支柱47はその下端を中心にして後傾するだけであり、全体的に下降することはない。このため、着座者が机上に載置したキーボードやマウスを操作するに際して、腕を上すだけで、手首の位置は変えることなく操作を継続できる。従って、背もたれ3にもたれて机上作業を行うのに好適である。
実施形態のようにビス54を下方かたらねじ込むと、ビス54はその全体が視認されないため、美観に優れている。また、突起53とビス54とがクロスした姿勢になるため、締結強度にも優れている(突起53の抜き方向の外力に対して、ビス53にはせんだん力が作用するため、高い締結強度を発揮する。)。
図14に示すように、支軸13は、その両端に設けた軸受け58を介してベース5の側板5aに回転自在に保持されている。軸受け58は側板5aには貫通していないが、ベース5は、側板5aと底部及び補強板5bとが別部材になっており、支軸13を装架してから、側板5aが底部及び補強板5bに固着されている。支軸13は、傾動体12にブッシュ59を介して嵌まっている。
ベース5、傾動体12、ばね25は一体に組み込まれてユニット化されており、このユニットを様々な機種に共用できる。そして、新たな機種を開発するに当たっては、リアブロック体14を専用品として設計したり、或いは、リアブロック体14も共用して背部だけを設計し直したりすることにより、設計と製造に要する手間を節約できる。
本実施形態は、背もたれがメッシュ仕様になっているが、インナーシェルにクッションを張った構造であってもよい。ブロック体による背もたれの支持構造は、背もたれの構成に応じて適宜選択したらよい。ベースと傾動体との関係も、様々に具体化することができる。例えば、傾動体の側板がベースの外側に配置されていてもよい。敢えて述べることでもないが、本願発明は、着座によって座が下降しない椅子にも適用できる。
本願発明は、椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
3 背もたれ
4 肘掛け装置
5 ベース
12 傾動体
12a 後ろ向き張り出し部
13 傾動体の回動支点になる支軸
14 リアブロック体(請求項のブロック体)
14a サイド部
14b リア部
14c 重合部
16 背支柱
16a 背支柱の下ジョイント部
32 肘掛け保持部を構成する外向き突部
33 肘掛け保持部を構成する肘当て取り付け穴
47 肘支柱
48 肘当て
49 起立部
50 水平状部
51 昇降体
53 ボス部
54 ビス
55 ナット
本願発明は、肘掛け装置を取り付けた(或いは取り付けできる)椅子に関するものである。
椅子において、肘掛け装置を標準品として又はオプション品として取り付けることは広く行われている。肘掛け装置の取り付け構造は様々であり、例えば特許文献1,2には、ベース(支基)に後傾動自在に連結された背もたれ支持杆のうち、回動支点から後ろ向きに延びる水平部の前後中間部に、左右外向きに突出した肘フレーム取り付け部を一体に設けて、この肘フレーム取り付け部に、肘支柱の下端部を左右横長のビスで固定することが開示されている。
肘掛け装置は、ベースや座受け部材に固定することも行われているが、特許文献1,2のように、背もたれが取り付く傾動フレーム(背フレーム)に固定すると、ロッキング時に肘掛け装置も一緒に回動するため、着座者の身体の動きに対する追従性に優れているという利点がある。
特許第3301998号公報 特許第4943113号公報
特許文献1,2は上記のような利点があるが、背もたれ支持杆がベースに連結されているため、例えば、背もたれのデザインに変更があると、背もたれ支持杆もその変更に応じて異なる形態にせねばならない。このため、多くの機種を品揃えするにおいて、コストが嵩むと共に部材管理にも手間がかかるという問題があった。
また、特許文献1,2では、肘掛け装置は、傾動フレームのうちその回動支点よりも後ろに取り付けられているため、ロッキング時に肘掛け装置は後退しながら下降動することになるが、例えば、着座者が机上に載置したパソコンのキーボードやマウスを操作しつつロッキングすると、人の腕が大きく後退しつつ下降することにより、キーボードやマウスを操作しにくくなるおそれがある問題もあった。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明は様々な構成を含んでおり、その典型例を各請求項で特定している。このうち請求項1の発明は、
「脚の上端に設けたベースと、ばねに抗して後傾するように前記ベースに支軸をもって回動自在に連結された傾動体と、背もたれ又はこれを支持する背支柱及び肘掛け装置が取り付くブロック体と、を備え、
前記ブロック体は、前記ベースの後方に位置して前記背もたれ又は背支柱が取り付くリア部と、前記リア部の前方かつ前記ベースの左右外側に位置して前記肘掛け装置が取り付くサイド部と、を有して、
前記肘掛け装置は、前記ブロック体のサイド部に固定された肘支柱と、前記肘支柱に設けた肘当て、とを有し、
前記傾動体は、前記サイド部に対する前記肘支柱の取り付け部は前記傾動体の回動支点の横に位置している」
という構成になっている。
お、ブロック体は、中継部材と言い換えてもよい。
請求項の発明は、請求項において、前記肘支にはボス部を設けて、前記ブロック体のサイド部には、前記ボス部が嵌まる係合穴が空いており、前記ボス部がビスで前記サイド部に固定されている。
請求項の発明は、請求項1又は2において、前記ブロック体のサイド部は、前記傾動体の回動支点の手前に向けて張り出した前向きアーム状になっており、前記サイド部の前端部で、人が着座すると座を下降させるためのリアリンクを連結している。
請求項の発明は、基本的には請求項1と同じであり、相違点は、肘掛け装置が構成要件になっておらずに、前記ブロック体のサイド部に、肘掛け装置が取り付く肘掛け保持部を設けている点である。
本願発明では、複数機種の椅子を品揃えするにおいて、ベースと傾動体とを、各機種に共通したユニットとすることができる。このため、多数の機種を品揃えするにおいて、コストを抑制できると共に、部材管理の手間も軽減できる。また、背もたれ又は肘支柱と肘掛け装置とは、ブロック体の別々の場所に取り付けられるため、互いに干渉することはなくて設計の自由性が高いと共に、狭い部位に荷重が集中することを防止して、支持強度の向上にも貢献できる。
本願発明では、ロッキング時に肘掛け装置は背もたれと一緒に後傾するが、肘支柱が背もたれの回動支点の個所に位置しているため、ロッキング時に肘当てが下降することは殆どなく、また、後傾量も僅かである。このため、机上に載置したキーボードやマウスを操作しながらロッキングした場合に、ロッキングに応じて腕を伸ばすだけで、手首の位置はそのままに保持することが可能になる。従って、キーボードやマウスの操作性に優れている。
請求項のように、ボスと係合穴との嵌まり合いの構成を採用すると、肘掛け装置の取り付けにおいて、いちいち肘掛け装置を手で持っていなくても所定の状態に仮保持できるため、肘掛け装置の取り付け作業の手間を軽減できる。また、ボスと係合穴との嵌まり合いによって連結強度が高くなるため、支持強度にも優れている。ビスを下方からねじ込むと、ビスが視認されないため、体裁もよい。
さて、人が着座すると座が後退しつつ下降する椅子として、特許文献2がある。このものでは、座の下降動に連動して背もたれの少なくとも下端が前進するようになっており、これにより、椅子に浅く腰掛けても着座者の腰をしっかりとサポートできるという優れた利点がある。また、着座によって座が後退すると、背もたれは前進しなくても、身体が後ろにずれるため、やはり着座者の腰部の支持機能に優れている。
そして、本願請求項の発明では、リアリンクは傾動体の回動支点よりも手前においてブロック体のサイド部に連結されているため、ロッキングに際して座の後部が少し持ち上げられる傾向を呈する。従って、着座者の体重の一部がロッキングに対する抵抗として作用するが、この抵抗は着座者の体重に比例するため、ロッキングに対する抵抗を、体重が異なっても同じ程度に保持することが可能になる。また、着座者の体重が抵抗になる分だけ、ロッキング用のばねを小型化することもできる。
実施形態に係る椅子の全体図であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 実施形態に係る椅子の後方斜視図であり、(A)はシート材を表示したもの、(B)はシート材を省略したものである。 (A)は椅子の主要部材の分離斜視図、(B)は肘掛け装置の取り付け状態を示す斜視図である。 分離斜視図である。 (A)はベースの周辺部の分離斜視図、(B)は傾動フレームと背支柱との分離斜視図である。 座部を中心にしたおおまかな縦断側面図である。 背もたれを前進させる連動手段を示す図であり、(A)(B)は第1連動リンクの斜視図、(B)は第2連動リンクと背もたれ枠体との分離斜視図である。 (A)は第1連動リンクとリアブロックとの分離斜視図、(B)は第1連動リンクをリアブロックに取り付けた状態の斜視図、(C)は部分的な側面図である。 中央部の縦断側面図である。 (A)はベースの前端部の縦断側面図、(B)は下方から見た要部斜視図である。 第1連動リンクと第2連動リンクとの関係を示す縦断側面図である。 要部平面図である。 (A)はベースとリアブロックとの分離斜視図、(B)はリアブロックと肘支柱との分離斜視図である。 図12のXIV-XIV視断面図である。 図12の XV-XV視断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本願では、方向を特定するため左右・前後の文言を使用しているが、これは、椅子に普通に腰掛けた人を基準にしている。正面図は、着座した人と対向した方向から見た図である。
本実施形態は、オフィスで多用されている回転椅子に適用している。また、本実施形態の椅子は、人が着座すると背もたれが、その下端を前進させるように姿勢を変化させるタイプであり、従って、特許文献2と同じタイプである。
(1).概略・座の下降機構
まず、主として図1〜6を参照して、椅子の概略と座の動きとを説明する。図1のとおり、椅子は、必須の要素として脚装置1、座2、背もたれ3を備えており、かつ、オプション品としての肘掛け装置4を備えている。
脚1は、ガスシリンダより成る脚支柱1aと放射方向に延びる枝部1bとを有しており、各枝部1bの先端にはキャスタを設けている。図3(B)や図4に示すように、脚支柱1aの上端には、上向きに開口した略箱状のベース5が固定されている。ベース5には、蓋6が固定されている。
図13に明示するように、ベース5は左右の側板5aを有している。また、図6や図9に示すように、ベース5は、左右側板5aに装架された水平姿勢の補強板5bを有しており、ベース5の底板と補強板5bとにブッシュ1cを溶接で固着して、ブッシュ1cに脚支柱1aの上端を嵌め入れている。
ベース5の前端部には、樹脂製やアルミダイキャスト製のフロントブロック7がボルトで固定されており、フロントブロック7には、左右一対のフロントリンク8が左右横長の回動軸9にて前後回動可能に取り付けられている。フロントリンク8は、人が着座していないニュートラル状態で、側面視で鉛直線に対して少し後傾しており、人が着座すると後傾する。
後傾角度の規制は、図6から理解できるように、回転軸9に設けたストッパー10が、フロントブロック7の内部に設けた凹所11の底面に当たることによって行われている。フロントリンク8は、図示しないばねにより、ニュートラル状態に戻るように付勢されている。ストッパー10は、図10に明示するように、回転軸9にビス9aで固定されている。図6,10のとおり、ベース5の前部には、補強のため、後傾姿勢のフロント板5dを配置しており、フロント板5dは側板5aに固定されている。
例えば図13から理解できるように、ベース5の内部に、当該ベース5の左右側板5aと近接した左右側板を有する傾動体12が配置されており、傾動体12は、左右長手の支軸13によってベース5に回動自在に連結されている。図13,6,9に示すように、傾動体12は、ベース5の後ろにはみ出た後ろ向き張り出し部12aを有しており、後ろ向き張り出し部12aの後部に、リアブロック14の重合部14cが固定されている(詳細は後述する。)。本実施形態では、リアブロック14が、請求項に記載したブロック体に相当する。
図4,図5(B),図13(A)から理解できるように、リアブロック14は、ベース5の左右外側に位置したサイド14aと、ベース5の後ろにはみ出たリア部14bとを有しており、サイド部14aの前端部にリアリンク15がピンで連結されている一方、リア部14bに、背支柱16の下ジョイント部16aが固定されている。
例えば図5に示すように、背支柱16は、左右の縦フレーム16bを有しており、左右縦フレーム16b下端はブロック状の下ジョイント部16aによって一体に連結されて、左右縦フレーム16bの上端は円弧状の上連接部16cを介して一体に繋がっており、縦フレーム16bの上端部に左右の枝部16dを設けている。
他方、背もたれ3は、前後に開口した背もたれ枠体17の前面にメッシュ材18を張った構成である。正確には、背もたれ枠体17の前面にシート材保持枠19を装着しており、メッシュ材18はシート材保持枠19に取り付けられている。図4に示すように、背もたれ枠体17は、正面視略四角形で、左右のサイドフレームと、その上端に連接したアッパーフレーム17aと、左右のサイドフレームの下端に連接したロアフレーム17bとを有しており、アッパーフレーム17aは側面視で後ろ下向きに折り返されていて、シート材保持枠19の上端部が、アッパーフレーム17aを覆うアッパーシェル19aに形成されている。
図3,6に示すように、座2は、座インナーシェル2aの上面にクッション2bを張って、このクッション2bを表皮材(図示せず)で上から覆った形態であり、座インナーシェル2aは、樹脂製の座アウターシェル2cに取り付けられている。そして、例えば図1(B)に示すように、座アウターシェル2cが、フロントリンク8及びリアリンク15に、左右横長姿勢のピン20(図4参照)によって連結されている。人が着座すると、両リンク8,15がばね力に抗して後ろに倒れ回動し、これにより、座2は後退しつつ下降動する。既述したが、図3(B)のとおり、ベース5の上面には蓋6が固定されており、更に、図3(A)から理解できるように、蓋6は第1カバー21で覆われている。
例えば図1(A)に示すように、座の左右前部下方にレバー22a,22bを配置している。着座者から見て左側のレバー22aは座の高さを調節するためのものであり、右側のレバー22bは、ロッキングを制御するためのものである。
(2).ロッキング機構
次に、ロッキング機構を説明する。既述のとおり、傾動体12は後ろ向き張り出し部12aを有しており、図6及び図9に示すように、リアブロック14の左右中間部に設けた重合部14cが傾動体12の後ろ向き張り出し部12aに上から重なっており、重合部14cと後ろ向き張り出し部12aとが、押さえ板24を介して複数本のビス23で固定されている。従って、リアブロック14と傾動体12とは一体に回動する。後ろ向き張り出し部12aと重合部14cと押さえ板24とがビス23で共締めされているため、リアブロック14が樹脂製であっても、高い固定強度を確保できる。
また、リアブロック14の重合部14cは、ベース2に連結された傾動体12に対して、ビス23で後付けされている。
また、図13(A)に示すように、押さえ板24は、後ろ向きに突出した複数の枝部24aを有している一方、リアブロック体14の重合部14cには、押さえ板24の枝部24aが嵌まる凹溝14c′を形成しており、これら枝部24aが嵌まる凹溝14c′の個所でもビス23で共締めされている。
図9に明瞭に示すように、支軸13には、ロッキングに抵抗を付与するばねの一例として、ねじりコイルばね25が被嵌している。ねじりコイルばね25の一端部25aと他端部25bとは接線方向に突出しており、一端部25aは、傾動体12における後ろ向き張り出し部12aの前端に当接しており、他端部25bは、ベース5の底板と補強板5bとの後端に固定した後面板5cに、後ろから当接している。そして、ロッキングによって傾動体12が後傾すると、ねじりコイルばね25は、その一端部25aと他端部25bとの間隔が狭まるように軸心周りに変形し、これにより、ロッキングに対して抵抗が付与される。
図9に示すように、ねじりコイルばね25の後ろには、当該ねじりコイルばね25を覆うようにばねカバー26が配置されている。ばねカバー26は、蓋の後端に設けた下向き片6aにビスで固定されている。また、図13に示すように、ばねカバー26には、傾動体12に上から嵌まるスリット26aが形成されている。
図6,9に示すように、背支柱16の下ジョイント部16aは、リアブロック14のリア部14bに、ビス28及びナット28aで固定されている。図5(B)に示すように、下ジョイント部16aの前半分ほどは、リアブロック14のリア部14bに下方から重なっている。また、下ジョイント部16aには左右一対の前向き係合部29を設けており、これら前向き係合部29は、リアブロック14のリア部14bに形成した係合溝30に下方から嵌まっている。
着座者が背もたれ3にもたれかかると、背支柱16とリアブロック14と傾動体12とは、ねじりコイルばね25を弾性変形させながら、支軸13を中心にして一体に後傾動する。また、リアリンク15はリアブロック14に連結しているので、リアリンク15もリアブロック14と一体に動くが、リアリンク15の取り付け部であるサイド部14aの先端部は、支軸13よりも少し手前に位置しているため、リアリンク15は、ロッキングに際して少し上昇する。
従って、ロッキングに対して、ねじりコイルばね25のみでなく着座者の体重の一部も抵抗として作用するが、この抵抗の大きさは着座者の体重に比例するため、ねじりコイルばね25を大型化することなく、適度のロッキング抵抗を得ることができる。つまり、ロッキングに対する抵抗が、着座者した人の体重に自動に比例するのであり、このため、ねじりコイルばね25を小型化することができる。
例えば図13に示すように、傾動体12の左右側板はベース5の側板5aに沿って手前に延びており、左右側板の前端間には左右横長のロッド12bを装架している。このロッド12bは、背もたれ3のロッキングを制御するためのものである。すなわち、図示しないロック部材に設けた複数の係合部がロッド12bに選択的に係合することにより、背もたれ3を複数段の後傾姿勢のうちの1つに保持できる。ロック部材がロッド12bに係合していないと、背もたれ3は自由に傾動する。
図4,5に示すように、リアブロック14及び背支柱16における下ジョイント部16aの上面は、左右一対の第2カバー31で覆われている。背支柱16は、樹脂製又はアルミダイキャスト製である。同様に、フロントブロック及びリアブロック14も、樹脂製又はアルミダイキャスト製である。
リアブロック14のサイド部14aのうち、おおむね支軸13と同じ前後位置の個所は肘掛け保持部になっている。この肘掛け保持部には、側面視略三角形の肘当て支持外向き突部32が左右外向きに突設されており、肘当て支持外向き突部32には、肘当て取り付け穴33が左右外向きに開口している。この点は後述する。
(3).背もたれの前進機構
既述のとおり、本実施形態では、人が着座すると、背もたれ3は、その下端部が前進するように姿勢を変化させ得る。この背もたれ3の姿勢変化は、図7に全体を表示した第1連動リンク35及び第2連動リンク36によって行われる。第1連動リンク35は、左右横長の基部35aと、基部35aの左右両端から手前に延びるアーム部35bと、基部35aの左右中間部から後ろ向きに延びる押動部35cとを有しており、図4に示すように、基部35aは、ベース5の後ろにおいて、リアブロック14及び下ジョイント部16aとに重なっている。
左右のアーム部35bはベース6の左右外面に配置されており、図7(A)(B)に示すように、アーム部35bの前後中途部に枢支穴37が形成されており、図7(A)及び図8(B)に示すように、枢支穴37の個所が、ピンを兼用する段付きボルト35dによって、リアブロック14のサイド部14aに回動自在に連結されている(なお、図8(B)では、段付きボルト35dは1つしか表示していない。)。従って、第1連動リンク35は、枢支穴37の個所を中心にしてシーソー状に上下回動し得る。
段付きボルト35dは、アーム部35bの左右内側から枢支穴37に挿通している。他方、リアブロック14のサイド部14aには、図8(B)に符号14fで示すように、上向きに開口したナット保持穴が枢支穴37と連通した状態に空いており、段付きボルト35dは、ナット保持穴14fにねじ込まれている。図8(C)に示すように、リアブロック14のサイド部14aに、段付きボルト35dの先端を逃がす貫通穴14eが空いている。
図8(A)(B)から理解できるように、リアブロック14には、第1連動リンク35の基部35aが嵌まり込む重合部14cを形成している。また、リアブロック14におけるサイド部14aの先端部には、アーム部35bの先端の回動を許容する空間14dが形成されている。
アーム部35bの先端は、リアリンク15の軸受け部15aに下向き突設した係合爪38に係合している。係合爪38は、リアリンク15がニュートラル状態のときに、水平に対して若干後傾した姿勢で後ろ向きに延びており、アーム部35bの先端には、係合爪38が上から嵌まる上向き開口の係合溝39を形成している。従って、人が着座してリアリンク15が後傾すると、第1連動リンク35は、その前端は下降して後端は上昇するように回動する。
図11に示すように、第1連動リンク35における押動部35cの後端(上端)には、第2連動リンク36の下端部が、上からの嵌め込みによって連結されている。すなわち、押動部35cの後端に雄型嵌合部35eを設けている一方、第2連動リンク36の下端には雌型嵌合部36aを設けて、これらを嵌め合わせて、ビス41及びナット42で固定している。従って、押動部35cと第2連動リンク36との相対姿勢は変化しない。
そして、図7(C)に示すように、第2連動リンク36の上端には、側面視で前向きに開口したクリップ部40を形成している一方、背もたれ3を構成する背もたれ枠体17のロアフレーム17bには、クリップ部40を左右から挟むような左右のリブ43を設け、左右のリブ43に、クリップ部40が弾性に抗しての変形によって嵌まり込むピン部44を一体に設けている。
図11に示すように、第2連動リンク36の左右中間部には、側面視で手前に向けて凸のボス部36bを形成している。ボス部36bの手前にビス45が配置されているが、このビス45は、背もたれ枠体17のロアフレーム17bとシート材保持枠19のロアメンバーとを固定するためのものである。
例えば図5(A)から容易に理解できるように、第2連動リンク36の上端は第1連動リンク35の回動支点よりも遥かに上に位置している。従って、着座によって第1連動リンク35が回動すると、第2連動リンク36は全体として手前に移動する。これにより、背もたれ3は、その下端が前進するように姿勢が変化する。
さて、背もたれが前進する移動量は、人が腰掛ける姿勢によって変化すべきである。つまり、背もたれの前進によって、人が前方へ押し出されることなく、浅く腰掛けた姿勢でも深く腰掛けた姿勢でも人の背中に当たった状態で止まるように工夫する必要がある。そこで、第1連動リンク35のアーム部35bのうち枢支穴37の後側の部位を変形許容部35b′となし、この変形許容部35b′を上下方向に撓み変形させることにより、背もたれ3の下部が人の背中(腰部)に当たった状態でそれ以上前進しないようにしつつ、リアリンク15が回動することを許容している。
このような機能は特許文献2も有しており、特許文献2では、ばね手段によって、人の腰掛け深さの位置の違いを吸収していたが、本実施形態のように第1連動リンク35の弾性変形を利用すると、部材点数を抑制してコストを大幅に抑制できると共に、組み立ての手間の抑制や組み付け精度の向上に貢献できる利点がある。
(4).肘掛け装置の取り付け構造
次に、肘掛け装置4の取り付け構造を説明する。例えば図3(B)から容易に理解できるように、本実施形態の肘掛け装置4は高さを調節できる方式であり、肘支柱47と肘当て48とを有している。
肘支柱47は、中空構造の起立部49と、起立部49の下端から左右内向きに延びる水平状部50とを有しており、起立部49に昇降体51を上下動自在に嵌め入れて、昇降体51の上端に肘当て48を直接に又は中間部材を介して取り付けている。昇降体51の上端部には、ロックを解除するためのレバー52を装着している。なお、肘掛け装置は、高さを調節できない固定肘であってもよい。
既述のとおり、リアブロック体14のサイド部14aには、肘当て支持外向き突部32が外向き突出していて、この肘当て支持外向き突部32の個所に肘当て取り付け穴33が左右外向きに開口している。他方、肘支柱47の水平状部50には、肘当て取り付け穴33に嵌まる突起53を設けており、図15に示すように、突起53が前後2本のビス54によってサイド部14aに固定されている。
突起53の上面には、ナット55が回転不能に嵌まるポケット56を、上向きに開口するように形成している。また、リアブロック体14におけるサイド部14aの下面には、ビス54の頭が隠れる座繰り穴57を形成している。
図13(B)から理解できるように、突起53及び肘当て取り付け穴33は、側面視において、上が幅狭となる台形の形状になっている。このため、突起53を肘当て取り付け穴33に嵌め込むと、肘掛け装置4は前後回転不能に保持される。従って、一々肘掛け装置4を手で掴んでいなくても、ビス54のねじ込み操作を行える。
また、突起53の付け根の周囲の全体に亙って水平状部50の端面50aが広がっており、肘当て支持外向き突部32の先端面に、水平状部50の端面50aが重なっている。このため、肘支柱47に作用した下向きの荷重の一部は、水平状部50の端面50aが肘当て支持外向き突部32に当接することによっても支持される。従って、2本のビス54での取り付けでありながら、高い締結強度を保持できる。
図12から理解できるように、肘当て支持外向き突部32は支軸13のほぼ真横に配置されている。従って、ロッキングに際しては、肘支柱47はその下端を中心にして後傾するだけであり、全体的に下降することはない。このため、着座者が机上に載置したキーボードやマウスを操作するに際して、腕を伸ばすだけで、手首の位置は変えることなく操作を継続できる。従って、背もたれ3にもたれて机上作業を行うのに好適である。
実施形態のようにビス54を下方からねじ込むと、ビス54はその全体が視認されないため、美観に優れている。また、突起53とビス54とがクロスした姿勢になるため、締結強度にも優れている(突起53の抜き方向の外力に対して、ビス53にはせんだん力が作用するため、高い締結強度を発揮する。)。
図14に示すように、支軸13は、その両端に設けた軸受け58を介してベース5の側板5aに回転自在に保持されている。軸受け58は側板5aには貫通していないが、ベース5は、側板5aと底部及び補強板5bとが別部材になっており、支軸13を装架してから、側板5aが底部及び補強板5bに固着されている。支軸13は、傾動体12にブッシュ59を介して嵌まっている。
ベース5、傾動体12、ばね25は一体に組み込まれてユニット化されており、このユニットを様々な機種に共用できる。そして、新たな機種を開発するに当たっては、リアブロック体14を専用品として設計したり、或いは、リアブロック体14も共用して背部だけを設計し直したりすることにより、設計と製造に要する手間を節約できる。
本実施形態は、背もたれがメッシュ仕様になっているが、インナーシェルにクッションを張った構造であってもよい。ブロック体による背もたれの支持構造は、背もたれの構成に応じて適宜選択したらよい。ベースと傾動体との関係も、様々に具体化することができる。例えば、傾動体の側板がベースの外側に配置されていてもよい。敢えて述べることでもないが、本願発明は、着座によって座が下降しない椅子にも適用できる。
本願発明は、椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
3 背もたれ
4 肘掛け装置
5 ベース
12 傾動体
12a 後ろ向き張り出し部
13 傾動体の回動支点になる支軸
14 リアブロック(請求項のブロック体)
14a サイド部
14b リア部
14c 重合部
16 背支柱
16a 背支柱の下ジョイント部
23 リアブロック体を傾動体に固定するビス
28 背支柱をリアブロック体に固定するビス
32 肘掛け保持部を構成する肘当て支持外向き突部
33 肘掛け保持部を構成する肘当て取り付け穴
47 肘支柱
48 肘当て
49 起立部
50 水平状部
51 昇降体
53 ボス部
54 肘支柱をリアブロック体に固定するビス
55 ナット

Claims (5)

  1. 脚の上端に設けたベースに、ばねに抗して後傾する傾動体が組み込まれており、前記ベースと傾動体とばねとが1つにユニット化されている構成であって、
    前記傾動体に、前記ベースの後ろに位置したリア部とベースの左右外側に位置したサイド部とを有するブロック体が固定されており、前記ブロック体のリア部には背もたれ又はこれを支持する背支柱が取り付けられて、前記ブロック体のサイド部には肘掛け装置が取り付けられている、
    椅子。
  2. 前記肘掛け装置は、前記ブロック体のサイド部に固定される水平状部を有する肘支柱と、前記肘支柱の上端に設けた肘当てとを有しており、前記肘支柱の水平状部は、前記傾動体の回動支点の近傍に位置している、
    請求項1に記載した椅子。
  3. 前記肘支柱の水平状部にはボス部を設けて、前記ブロック体のサイド部には、前記ボス部が嵌まる係合穴が空いており、前記ボス部がビスで前記サイド部に固定されている、
    請求項2に記載した椅子。
  4. 前記ブロック体のサイド部は、前記傾動体の回動支点の手前に向けて張り出した前向きアーム状になっており、前記サイド部の前端部で、人が着座すると座を下降させるためのリアリンクを連結している、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した椅子。
  5. 脚の上端に設けたベースに、ばねに抗して後傾する傾動体が組み込まれており、前記ベースと傾動体とばねとが1つにユニット化されている構成であって、
    前記傾動体に、前記ベースの後ろに位置したリア部とベースの左右外側に位置したサイド部とを有するブロック体が固定されており、前記ブロック体のリア部には背もたれ又はこれを支持する背支柱が取り付けられて、前記ブロック体のサイド部に、肘掛け装置が取り付く肘掛け保持部を設けている、
    椅子。
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