JP2021175927A - 加湿水容器、加湿装置及び調湿装置 - Google Patents

加湿水容器、加湿装置及び調湿装置 Download PDF

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Abstract

【課題】加湿水を容易に排水できる加湿水容器を提供する。【解決手段】本発明に係る加湿水容器70は、加湿フィルタに供給する加湿水を収容可能である。加湿水容器70は、壁部170と、貫通孔部171と、開閉部172とを備える。貫通孔部171は、壁部170を貫通する。開閉部172は、貫通孔部171の状態を開放状態及び閉塞状態のいずれか一方の状態にする。開放状態は、貫通孔部171を開放することを示す。閉塞状態は、貫通孔部171を閉塞することを示す。貫通孔部171は、加湿水を収容可能な収容容器に連通可能である。【選択図】図8

Description

本発明は、加湿水容器、加湿装置及び調湿装置に関する。
除湿機能及び加湿機能を有する除加湿装置が開発されている。例えば、特許文献1に開示されている除加湿装置は、筐体と、除湿部と、加湿部と、除湿タンクと、加湿タンクとを備える。除湿部は、筐体の内部を通過する空気を熱交換器にて冷却し、空気に含まれる水分を結露させることにより、空気に含まれる水分を取り除き、空気を除湿する。除湿部にて生じた水は、除湿タンクに送られる。加湿部は、筐体の内部を通過する空気に対して加湿フィルタにより加湿する。加湿フィルタは、加湿タンク内に設けられ、加湿タンクから水が供給される。特許文献1に開示されている除加湿装置では、加湿タンクと除湿タンクとがそれぞれ独立して筐体に設けられている。
特開2017−53582号公報
特許文献1に記載された除加湿装置では、加湿タンクのような加湿水容器内の加湿水を排水しなければ、除湿を行うことができなかった。その結果、加湿水容器内の加湿水を、水場等の外部まで捨てに行く作業が必要であった。よって、加湿水容器内の加湿水を排水する手間がかかった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、加湿水を容易に排水できる加湿水容器、加湿装置及び調湿装置を提供することを目的としている。
本発明の一局面によれば、加湿水容器は、加湿フィルタに供給する加湿水を収容可能である。前記加湿水容器は、壁部と、貫通孔部と、開閉部とを備える。前記貫通孔部は、前記壁部を貫通する。前記開閉部は、前記貫通孔部の状態を開放状態及び閉塞状態のいずれか一方の状態にする。前記貫通孔部は、前記加湿水を収容可能な収容容器に連通可能である。
本発明の一局面によれば、加湿装置は、上記の加湿水容器と、加湿フィルタとを備える。前記加湿フィルタは、前記加湿水容器の内部に着脱可能に配置され、前記加湿水を吸い込むことが可能である。
本発明の一局面によれば、調湿装置は、上記の加湿装置と、除湿部と、収容容器とを備える。前記除湿部は、除湿を行う。前記収容容器は、前記除湿部で生じた除湿水を収容可能である。前記加湿水容器と前記収容容器とが上下方向に重なる位置に、前記貫通孔部は配置される。
本発明に係る加湿水容器、加湿装置及び調湿装置によれば、加湿水を容易に排水できる。
本発明の第1実施形態に係る調湿装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る除湿モード時の調湿装置の内部を示す模式図である。 第1実施形態に係る加湿モード時の調湿装置の内部を示す模式図である。 第1実施形態に係る調湿装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る容器装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る除湿タンクを示す斜視図である。 第1実施形態に係る加湿装置を示す斜視図である。 第1実施形態に係る加湿タンクを示す斜視図である。 第1実施形態に係る容器装置を示す断面図である。 第1実施形態に係る容器装置を示す別の断面図である。 第1実施形態に係る調湿装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 図5に示すXIII−XIII線の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る加湿タンクを示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
<第1実施形態>
図1を参照して、本発明の第1実施形態に係る調湿装置100について説明する。図1は、調湿装置100を示す斜視図である。なお、第1実施形態では、図中に、互いに直交するX軸、Y軸及びZ軸を示す。Z軸は鉛直上向きに平行であり、X軸及びY軸は水平方向に平行である。
図1に示すように、調湿装置100は、筐体10と、制御部20と、記憶部21とを備える。調湿装置100は、例えば、据置型の空気調和機である。第1実施形態では、調湿装置100は、「除湿モード」及び「加湿モード」を有する。「除湿モード」は、空気を除湿するモードである。「加湿モード」は、空気を加湿するモードである。
記憶部21は、ROM(Read Only Memory)、及びRAM(Random Access Memory)のような主記憶装置(例えば、半導体メモリ)を含み、補助記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)を更に含んでもよい。主記憶装置及び/又は補助記憶装置は、制御部20によって実行される種々の制御プログラムを記憶する。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含むハードウェア回路である。詳細には、制御部20は、記憶部21に記憶された制御プログラムを実行する。
筐体10は、天板11と、底板12と、一対の側板13と、前面パネル14と、後面パネル15とを有する。前面パネル14と後面パネル15と側板13との各々は、天板11と底板12との間に配置されている。一対の側板13は、互いに対向して配置される。一対の側板13のうちの一方には、挿入口10bが設けられる。
続けて、図2及び図3を参照して、調湿装置100の内部について説明する。図2及び図3は、調湿装置100の内部を示す模式図である。詳細には、図2は、除湿モード時の調湿装置100の内部を示す模式図である。図3は、加湿モード時の調湿装置100の内部を示す模式図である。
図2及び図3に示すように、調湿装置100は、除湿部30と、容器装置150と、送風部80とを更に備える。容器装置150は、加湿装置140と、除湿タンク60とを備える。除湿タンク60は、収容容器の一例である。
除湿部30は、除湿を行う。具体的には、除湿部30は、エバポレータ31と、コンデンサ32と、コンプレッサとを備える。そして、除湿タンク60は、除湿部30で生じた第2水を収容可能である。第2水は、除湿水の一例である。
加湿装置140は、加湿ユニット40と、加湿タンク70とを備える。加湿タンク70は、加湿水容器の一例である。加湿タンク70は、加湿ユニット40に第1水を供給する。第1水は、加湿水の一例である。詳細には、加湿タンク70は、加湿するための第1水を収容可能である。加湿ユニット40は、加湿タンク70内の第1水によって加湿を行う。
後面パネル15は、前面パネル14と対向して配置される。そして、後面パネル15は、筐体10のX軸の負方向側に配置される。後面パネル15は、複数の吸込口15aを有する。複数の吸込口15aの各々は、開口である。
天板11は、底板12と対向して配置される。そして、天板11は、筐体10の上方側に配置される。具体的には、天板11は、吹出口11aと、カバー部材11bと、操作パネル11cとを有する。操作パネル11cは、受付部の一例である。吹出口11aは、開口である。カバー部材11bは、略板状の部材である。カバー部材11bは、吹出口11aを覆っている。カバー部材11bは、吹出口11aから放出される空気の流れる方向を規定する風向板として機能する。操作パネル11cは、除湿又は加湿を行う情報を受付ける。具体的には、操作パネル11cは、除湿モードと加湿モードとのうちのいずれかを示す情報を外部から受付ける。
筐体10は、空気が流通する複数の流通部50を更に有する。具体的には、複数の流通部50は、第1室51と、第2室52と、第3室53と、第4室54と、第5室55と、第6室56とを有する。
第1室51は、筐体10のX軸の負方向側に配置される。複数の吸込口15aを介して第1室51は筐体10の外部に連通する。第1室51は、フィルタ51aを有する。フィルタ51aは、例えば、脱臭フィルタ及び/又は集塵フィルタである。
第2室52は、第1室51のX軸の正方向側に配置される。第1室51と第2室52とは連通する。第2室52の内部には、除湿部30が配置される。詳細には、除湿部30は、制御部20によって制御される。具体的には、除湿部30は、図2に示すように、除湿モード時に制御部20によって駆動され、図3に示すように、加湿モード時に制御部20によって駆動されない。
第3室53は、筐体10のZ軸の負方向側に配置される。第1室51と第3室53とは連通する。第3室53の内部には、加湿装置140と、除湿タンク60とが配置される。具体的には、第3室53は、加湿装置140と除湿タンク60とが収容される収容空間を有する。詳細には、図3に示すように、加湿タンク70は、加湿モード時に使用者によって第1水が予め収容される。図2に示すように、除湿モード時に使用者によって加湿タンク70内の第1水は予め捨てられる。
第4室54は、第2室52のX軸の正方向側に配置される。第4室54には、送風部80が配置される。
第5室55は、筐体10のX軸の正方向側に配置される。第4室54と第5室55とは連通する。また、第3室53と第5室55とは連通する。
第6室56は、筐体10のZ軸の正方向側に配置される。第4室54と第6室56とは連通する。また、第2室52と第6室56とは連通する。更に、第6室56は、吹出口11aを介して筐体10の外部に連通する。
次に、空気の流れについて詳細に説明する。送風部80は、例えば、ファンと、モータとを有する。モータは、ファンを回転させる。ファンは、第1気流F1と第2気流F2とを発生させる。第1気流F1は、第1室51と第2室52と第6室56とをこの順に通過する。第2気流F2は、第1室51と第3室53と第5室55と第4室54と第6室56とをこの順に通過する。
更に、加湿モード時の第1気流F1と第2気流F2とについて詳細に説明する。図3に示すように、まず、使用者は加湿タンク70に所定量の第1水を収容する。なお、使用者は制御部20によって除湿部30を駆動させない。その結果、第1気流F1は、第2室52を通過する際に、除湿部30によって除湿されない。また、第2気流F2は、第3室53を通過する際に、加湿ユニット40によって加湿される。よって、調湿装置100から加湿された空気が放出される。
続けて、除湿モード時の第1気流F1と第2気流F2とについて詳細に説明する。図2に示すように、まず、使用者は加湿タンク70内の第1水を捨てる。次に、使用者は操作パネル11cを用いて制御部20によって除湿部30を駆動させる。その結果、第1気流F1は、第2室52を通過する際に、除湿部30によって除湿される。そして、除湿タンク60は、除湿部30によって生成された第2水を収容していく。また、第2気流F2は、第3室53を通過する際に、加湿ユニット40によって加湿されない。よって、調湿装置100から除湿された空気が放出される。
ここで、図4及び図5を参照して、調湿装置100の容器装置150について説明する。図4は、調湿装置100を示す斜視図である。図5は、容器装置150を示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、調湿装置100では、除湿タンク60と加湿タンク70とが一体となった状態で、筐体10に対して着脱可能である。具体的には、除湿タンク60と加湿装置140とが一体となった状態で、筐体10の第3室53に対して第1方向D1に引出し可能である。第1方向D1は、筐体10から除湿タンク60及び加湿装置140が取外される方向を示す。また、第2方向D2は、鉛直上向きを示す。第1実施形態では、第1方向D1は、Y軸方向に沿って延びている。第2方向D2は、Z軸方向に沿って延びている。
また、筐体10から取外された状態で、除湿タンク60と加湿装置140とは離間可能である。すなわち、筐体10から取外された状態で、除湿タンク60と加湿装置140とは、互いに取付けたり、取外したりすることが可能である。
続けて、図6を参照して、除湿タンク60について説明する。図6は、除湿タンク60を示す斜視図である。図6に示すように、除湿タンク60の形状は、略矩形の箱状を有する。除湿タンク60の上面は開口している。具体的には、除湿タンク60は、第2底面61と第2壁部62とを有する。第2壁部62は、第2底面61に立設する。詳細には、第2壁部62は、第1壁63と、第2壁64と、第3壁65と、第4壁66と、第5壁67とを有する。また、第2壁64と第3壁65と第4壁66と第5壁67との色は、例えば、透明である。除湿タンク60の材料は、合成樹脂である。
第1壁63の形状と第2壁64の形状と第3壁65の形状と第5壁67の形状とは、略平面形状である。第4壁66は、除湿タンク60の内方に向かって湾曲した曲面を有する。第1壁63は、第3壁65と対向して配置される。第1壁63、及び第3壁65は、それぞれ、第1方向D1の手前側、及び奥側に位置する。また、第2壁64は、第4壁66及び第5壁67と対向して配置される。
第1壁63は、取手63aと、第1窓63cと、第2窓63bと、貫通孔63dとを有する。第1窓63cと第2窓63bとの色は、例えば、透明である。第1窓63cは、第2窓63bの第2方向D2側に配置される。貫通孔63dは、第1壁63を貫通する。貫通孔63dは、第1窓63cと第2窓63bとの間に配置される。
続けて、図7及び図8を参照して、加湿装置140について説明する。図6は、加湿装置140を示す斜視図である。図7は、加湿タンク70を示す斜視図である。
図7及び図8に示すように、加湿タンク70は、加湿タンク70を構成する容器本体170と、貫通孔部171と、開閉部172とを有する。容器本体170は、壁部の一例である。容器本体170は、第1水を収容する。詳細には、容器本体170の形状は、略矩形の箱状を有する。容器本体170の上面は開口している。具体的には、容器本体170は、第1底面71と第1壁部72と把持部78とを有する。第1壁部72は、側壁部の一例である。第1底面71は、底部の一例である。第1壁部72は、第1底面71に立設する。詳細には、第1壁部72は、第1壁73と、第2壁74と、第3壁75と、第4壁76と、第5壁77とを有する。また、第1壁部72の色は、例えば、透明である。第1壁部72の材料は、例えば、合成樹脂である。
第1壁73の形状と第2壁74の形状と第3壁75の形状と第5壁77の形状とは、略平面形状である。第4壁76は、加湿タンク70の内方に向かって湾曲した曲面を有する。第1壁73は、第3壁75と対向して配置される。第1壁73、及び第3壁75は、それぞれ、第1方向D1の手前側、及び奥側に位置する。また、第2壁74は、第4壁76及び第5壁77と対向して配置される。
図8に示すように、貫通孔部171は、容器本体170を貫通する。具体的には、貫通孔部171は、容器本体170の第1底面71に配置される。貫通孔部171の形状は、例えば、長方形である。詳細には、貫通孔部171は、第1水を収容可能な除湿タンク60に連通可能である。
開閉部172は、貫通孔部171の状態を開放状態及び閉塞状態のいずれか一方の状態にする。開放状態は、貫通孔部171を開放することを示す。閉塞状態は、貫通孔部171を閉塞することを示す。具体的には、開閉部172は、板部172aと、棒部172bとを有する。板部172aの形状は、第1板と第2板とが連結されたL字状形状である。板部172aは、第1板と第2板とが連結された連結部に回転軸部172cを有する。回転軸部172cは、X軸方向に沿って延びている。棒部172bは、第1方向D1に沿って延びている。棒部172bは、貫通孔63dに配置されている。その結果、棒部172bの一端部は、筐体10外に配置される。詳細には、棒部172bの一端部が第1方向D1に引っ張られると、板部172aは自重又はバネ等で第2回転方向R2に回動する。その結果、板部172aは貫通孔部171を開放する。一方、棒部172bの一端部が第1方向D1と逆方向に押圧されると、板部172aは棒部172bで押圧され、第1回転方向R1に回動する。その結果、板部172aは貫通孔部171を閉塞する。なお、棒部172bを第1方向D1と逆方向に押し込んだ状態にすることで、板部172aを閉塞状態のまま固定することもできる。
把持部78の形状は、直方体形状である。把持部78は、第1方向D1に沿って延びている。把持部78の一端部は、第1壁73の上端部と接続され、把持部78の他端部は、第3壁75の上端部と接続されている。
図5から図8に示すように、加湿ユニット40は、第1水を吸い込むことができる。具体的には、加湿ユニット40は、加湿フィルタ41を有する。加湿フィルタ41は、加湿を行う。詳細には、加湿フィルタ41は、第1水が含浸される。例えば、加湿フィルタ41は、矩形状のシートである。シートは、吸水性と通気性とを有する材料で形成される。シートは、例えば、レーヨンで形成される。
加湿ユニット40は、加湿タンク70に収容される。詳細には、加湿フィルタ41の一端部は、第1壁73と接続され、加湿フィルタ41の他端部は、第3壁75と接続されている。加湿フィルタ41の上端部は、把持部78と接触し、加湿フィルタ41の下端部は、第1底面71と接触している。
続けて、除湿タンク60と加湿装置140との位置関係について説明する。図5に示すように、加湿タンク70と除湿タンク60とが上下方向に重なる位置に、貫通孔部171は配置される。好ましくは、加湿タンク70が除湿タンク60の内部に配置される。具体的には、加湿タンク70の形状は、除湿タンク60の形状より小さい。加湿タンク70の第1壁部72の高さは、除湿タンク60の第2壁部62の高さより低い。詳細には、加湿タンク70の壁部の外周面のうちの少なくとも一部は、除湿タンク60の壁部の内周面のうちの少なくとも一部に沿っている。更に詳細には、除湿タンク60の第4壁66の形状と、加湿タンク70の第4壁76の形状とは相似形状である。
更に続けて、図9及び図10を参照して、除湿モード時の調湿装置100の使用方法について詳細に説明する。図9及び図10は、容器装置150を示す断面図である。
図9及び図10に示すように、除湿を行う場合、使用者は加湿タンク70内の第1水を捨てる必要がある。まず、使用者は、棒部172bを第1方向D1と逆方向に押圧する。その結果、板部172aは貫通孔部171を開放する。よって、加湿タンク70内の第1水が除湿タンク60に移動する。除湿タンク60は、貫通孔部171からの第1水を収容する。加湿タンク70内の第1水が除湿タンク60に移動した後、使用者は、棒部172bを第1方向D1に引っ張る。その結果、板部172aは貫通孔部171を閉塞する。
次に、使用者は操作パネル11cを用いて制御部20によって除湿部30を駆動させる。その結果、第1気流F1は、第2室52を通過する際に、除湿部30によって除湿される。そして、除湿タンク60は、除湿部30によって生成された第2水を収容していく。また、第2気流F2は、第3室53を通過する際に、加湿ユニット40によって加湿されない。よって、調湿装置100から除湿された空気が放出される。
以上のように、加湿タンク70は、貫通孔部171と、開閉部172とを有する。その結果、使用者は、開閉部172を用いて貫通孔部171を開放させると、加湿タンク70内の第1水を容易に排水できる。よって、使用者は、加湿タンク70内の第1水を、水場等の外部まで捨てに行く作業が必要なくなる。その結果、加湿タンク70内の第1水を排水する手間を抑制できる。
また、加湿タンク70と除湿タンク60とが上下方向に重なる位置に、貫通孔部171は配置される。その結果、使用者は、開閉部172を用いて貫通孔部171を開放させると、加湿タンク70内の第1水が除湿タンク60に移動できる。よって、除湿タンク60と異なるタンクを配置する必要がなくなる。
そして、貫通孔部171は、容器本体170の底部に配置される。その結果、加湿タンク70内の大部分の第1水を除湿タンク60に移動できる。更に、加湿タンク70が除湿タンク60の内部に配置される。その結果、加湿装置140と除湿タンク60とが収容される収容空間が大きくなることを抑制できる。
更に図11を参照して、調湿装置100の構成について詳細に説明する。図11は、調湿装置100の構成を示すブロック図である。図11に示すように、調湿装置100は、第1検知部91aと、第2検知部91bと、駆動部92とを更に備える。第1検知部91aは、検知部の一例である。
第1検知部91aは、筐体10の所定位置に配置される。具体的には、第1検知部91aは、筐体10の第3室53に配置される。第1検知部91aは、第1水に関する第1物理量を検知する。例えば、第1物理量は、第1量(例えば100ml)以上の第1水が存在するか否かを示す情報を含む。第1量は、例えば、空気を加湿することが可能な第1水の量である。
第2検知部91bは、筐体10の所定位置に配置される。具体的には、第2検知部91bは、筐体10の第3室53に配置される。第2検知部91bは、第2水に関する第2物理量を検知する。第2物理量は、第2量以上の第2水が存在するか否かを示す情報を含む。第2量は、例えば、除湿タンク60が収容可能な第2水の量である。
制御部20は、第1物理量に基づいて、除湿を行う運転を禁止するか否かを判定する。第1物理量は、第1量以上の第1水が存在するか否かを示す情報を含む。具体的には、第1物理量が第1量以上の第1水が存在することを示す場合、制御部20は、除湿を行う運転を禁止すると判定する。一方、第1物理量が第1量以上の第1水が存在しないことを示す場合、除湿を行う運転を禁止しないと制御部20は判定する。
制御部20は、除湿を行う運転を禁止すると判定した場合、報知する。例えば、制御部20は、操作パネル11c中の表示部に警告メッセージを表示したり、操作パネル11c中の除湿操作に関する操作ボタンを赤色等で点灯させたり、警告音を出力したりする。また、制御部20は、除湿を行う運転を禁止すると判定した後、操作パネル11cが操作された場合に、報知してもよい。
以上、図1から図11を参照して説明したように、除湿を行う運転を禁止すると判定したことを制御部20は報知する。従って、使用者は加湿タンク70を空にする必要があることを認識できる。
駆動部92は、開閉部172を駆動する。駆動部92は、制御部20によって制御される。具体的には、駆動部92は、開閉部172に連結されたモータである。詳細には、駆動部92は、棒部172bを第1方向D1と逆方向に移動させる。その結果、板部172aは貫通孔部171を開放する。一方、駆動部92は、棒部172bを第1方向D1に移動させる。その結果、板部172aは貫通孔部171を閉塞する。以上のように、調湿装置100は、駆動部92を備えるため、開閉部172を自動的に駆動できる。
詳細には、制御部20は、操作パネル11cの受付結果及び第1検知部91aの検知結果に基づいて、駆動部92を制御する。受付結果は、除湿モードと加湿モードとのうちのいずれが選択された情報を含む。更に詳細には、制御部20は、操作パネル11cの受付結果、第1検知部91aの検知結果及び第2検知部91bの検知結果に基づいて、駆動部92を制御する。ここで、図12を参照して、除湿モードが選択された時の制御部20の処理について説明する。図12は、制御部20の処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、まず、ステップS101において、制御部20は、除湿タンク60内が満水であるか否かを判定する。除湿タンク60内が満水であると制御部20が判定した場合(ステップS101でYES)には、処理がステップS102に進む。一方、除湿タンク60内が満水でないと制御部20が判定した場合(ステップS101でNO)には、処理がステップS103に進む。
次に、ステップS103において、制御部20は、加湿タンク70内に第1水があるか否かを判定する。加湿タンク70内に第1水があると制御部20が判定した場合(ステップS103でYES)には、処理がステップS104に進む。一方、加湿タンク70内に第1水がないと制御部20が判定した場合(ステップS103でNO)には、処理がステップS102に進む。
次に、ステップS102において、制御部20は、駆動部92を制御して、貫通孔部171を閉塞する。処理がステップS101に戻る。
次に、ステップS104において、制御部20は、駆動部92を制御して、貫通孔部171を開放する。処理がステップS101に戻る。
以上のように、調湿装置100は、開閉部172を自動的に適切に駆動できる。
続けて、図13を参照して、加湿タンク70と除湿タンク60との一例について説明する。図13は、図5に示す加湿タンク70が除湿タンク60の内部に固定されたときの断面図である。詳細には、図13は、図5に示すXIII−XIII線の断面図である。
図13に示すように、加湿タンク70は、被検知体93を更に有する。第1底面71は、下方に凹んだ第1凹部71a及び第2凹部71bを有する。被検知体93は、第1凹部71aに配置されている。被検知体93は、第1底面71に対して移動可能である。具体的には、被検知体93は、上方位置と下方位置との間を回転方向RFに回動する。詳細には、被検知体93は、発泡スチロール93aと、磁石93bとを含む。その結果、加湿タンク70内に第1量以上の第1水が存在する場合、被検知体93は上方位置に位置する。一方、加湿タンク70内に第1量以上の第1水が存在しない場合、被検知体93は下方位置に位置する。
第1検知部91aは、被検知体93が所定範囲内に存在するか否かを検知する。第1検知部91aは、例えば、磁気センサ、ホール素子又はリードスイッチである。第1検知部91aは、被検知体93が上方位置に位置したときに、検知信号を制御部20に出力する。すなわち、第1検知部91aは、第1量以上の第1水が存在する場合、検知信号を制御部20に出力する。一方、第1検知部91aは、被検知体93が下方位置に位置したときに、検知信号を出力しない。すなわち、第1検知部91aは、第1量以上の第1水が存在しない場合、検知信号を出力しない。
制御部20は、検知信号が入力された場合に、除湿を行う運転を禁止すると判定する。詳細には、加湿タンク70が筐体10に取付けられており、加湿タンク70内に第1量以上の第1水が存在する場合、被検知体93が所定範囲内に存在するため、制御部20に検知信号が入力される。その結果、制御部20は、除湿を行う運転を禁止すると判定する。一方、加湿タンク70が筐体10に取付けられており、加湿タンク70内に第1量以上の第1水が存在しない場合、被検知体93が所定範囲内に存在しないため、制御部20には検知信号が入力されない。その結果、制御部20は、除湿を行う運転を禁止しないと判定する。
以上、図13を参照して説明したように、検知信号が入力された場合に、除湿を行う運転を禁止すると制御部20は判定する。従って、第1検知部91aの構成を簡易にできる。
<第2実施形態>
次に、図14を参照して、第2実施形態に係る加湿タンク200について説明する。図14は、加湿タンク200を示す斜視図である。第2実施形態の貫通孔部271と開閉部272とが、第1実施形態の貫通孔部171と開閉部172と相違する。
図14に示すように、加湿タンク200は、容器本体270と、貫通孔部271と、開閉部272とを有する。
貫通孔部271は、容器本体270に配置される。具体的には、貫通孔部271は、容器本体270の第1底面71に配置される。貫通孔部271の形状は、例えば、低壁を有する円筒体である。また、円筒体は、開口271aを側壁に有する。開口271aは、第1水を収容可能な除湿タンク60に連通される。
開閉部272は、貫通孔部271の状態を開放状態及び閉塞状態のいずれか一方の状態にする。具体的には、開閉部272は、低壁を有する円筒体を有する。円筒体は、開口272aを側壁に有する。開閉部272は、貫通孔部271内に配置される。詳細には、開閉部272を回動させると、開口271aの位置と開口272aの位置とが一致する。その結果、開閉部272は貫通孔部271を開放する。一方、開閉部272を回動させると、開口271aの位置と開口272aの位置とがずれる。その結果、開閉部272は貫通孔部271を閉塞する。
除湿を行う場合、使用者は、除湿タンク60と加湿装置140とが一体となった状態で、筐体10の第3室53に対して第1方向D1に引出す。次に、使用者は、加湿タンク200に対して開閉部272を回動させる。その結果、開口271aの位置と開口272aの位置とが一致し、開閉部272は貫通孔部271を開放する。よって、加湿タンク200内の第1水が除湿タンク60に移動する。加湿タンク200内の第1水が除湿タンク60に移動した後、使用者は、加湿タンク200に対して開閉部272を回動させる。その結果、開口271aの位置と開口272aの位置とがずれ、開閉部272は貫通孔部271を閉塞する。次に、使用者は、除湿タンク60と加湿装置140とが一体となった状態で、筐体10の第3室53に対して第1方向D1と逆方向に押込む。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。また、上記の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明の形成が可能である。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)図1〜図14を参照して説明したように、第1実施形態では、加湿装置140は除湿タンク60に収容されたが、本発明はこれに限定されない。加湿装置140は除湿タンク60に収容されていなくてもよい。貫通孔部171は、配管等によって除湿タンク60に連結される。
(2)図1〜図14を参照して説明したように、第1実施形態では、除湿タンク60が収容容器であったが、本発明はこれに限定されない。収容容器としてコップ等が配置されもよい。
(3)図1〜図14を参照して説明したように、第1実施形態では、開閉部172は、板部172aと、棒部172bとを有したが、本発明はこれに限定されない。開閉部172は、第1方向D1に移動可能な一枚の板であってもよい。
(4)図1〜図14を参照して説明したように、第1実施形態では、「除湿モード」及び「加湿モード」を有したが、本発明はこれに限定されない。調湿装置100は、「空気清浄モード」及び/又は「衣類乾燥モード」を更に有してもよい。「衣類乾燥モード」で、加湿タンク70内の第1水を排水してもよい。
(5)図1〜図14を参照して説明したように、第1実施形態では、ファンは第1気流F1と第2気流F2とを発生させたが、本発明はこれに限定されない。ファンは、遠心ファンであり、除湿部30と加湿ユニット40との両方を通過する1種類の気流を発生させてもよい。
本発明は、加湿水容器、加湿装置及び調湿装置を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
40 加湿ユニット
41 加湿フィルタ
60 除湿タンク
70 加湿タンク
100 調湿装置
140 加湿装置
170 容器本体
171 貫通孔部
172 開閉部

Claims (7)

  1. 加湿フィルタに供給する加湿水を収容可能な加湿水容器であって、
    壁部と、
    前記壁部を貫通する貫通孔部と、
    前記貫通孔部の状態を開放状態及び閉塞状態のいずれか一方の状態にする開閉部と
    を備え、
    前記貫通孔部は、前記加湿水を収容可能な収容容器に連通可能である、加湿水容器。
  2. 前記壁部は、底部と、前記底部に立設する側壁部とを有し、
    前記貫通孔部は、前記底部に配置される、請求項1に記載の加湿水容器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の加湿水容器と、
    前記加湿水容器の内部に着脱可能に配置され、前記加湿水を吸い込むことが可能な加湿フィルタと
    を備える、加湿装置。
  4. 請求項3に記載の加湿装置と、
    除湿を行う除湿部と、
    前記除湿部で生じた除湿水を収容可能な収容容器と
    を備え、
    前記加湿水容器と前記収容容器とが上下方向に重なる位置に、前記貫通孔部は配置される、調湿装置。
  5. 前記加湿水容器は、前記収容容器の内部に配置される、請求項4に記載の調湿装置。
  6. 前記開閉部を駆動する駆動部を更に備える、請求項4又は請求項5に記載の調湿装置。
  7. 前記加湿水容器内の前記加湿水の量を検知する検知部と、
    除湿又は加湿を行う情報を受付ける受付部と、
    前記検知部の検知結果及び前記受付部の受付結果に基づいて、前記駆動部を制御する制御部と
    を更に備える、請求項6に記載の調湿装置。
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