JP2021169951A - 検査装置、及び検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気ケーブルに寄生容量がある場合であっても、回路パターン間の絶縁状態を精度よく検査することができる検査装置、及び検査方法を提供する。【解決手段】検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルと、前記電気ケーブルの寄生容量をキャンセルするキャンセル部と、前記電気ケーブルを介して前記プリント基板の回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる前記回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、前記回路パターン間の絶縁状態の良否、又は前記回路パターン間のスパーク発生の有無を判定する判定部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、検査装置、及び検査方法に関する。
従来、複数の配線パターンを有するプリント基板において、各配線パターンについて他の配線パターンとの絶縁状態の良否(十分な絶縁性が確保されているか否か)の判定を絶縁検査装置で行うことにより、プリント基板が良品であるか否かを検査する絶縁検査が行われている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、プリント基板における回路パターン間に電圧を印加することにより、回路パターン間の絶縁状態を検査する。すなわち、一方の回路パターンに電圧を印加し、他方の回路パターンを流れる電流を検査することにより、一方の回路パターンと他方の回路パターンとの絶縁状態を検査する。このような絶縁検査装置では、例えば、電気ケーブルの先端に設けられた検査プローブを介して、プリント基板の回路パターンを接続させる。絶縁検査装置は、電気ケーブルと検査プローブとを介して、回路パターンに検査電圧を印加する。絶縁検査装置は、回路パターン間の電圧値と電気ケーブルに流れる電流値とから算出される絶縁抵抗値に基づいて絶縁状態が良好であるか否かを検査する。
また、絶縁検査装置は、絶縁検査と同時にスパーク検出を行う。ここでのスパークは、回路パターン間に生じた電位差により絶縁破壊が発生し、回路パターン間に瞬間的に電流が流れる現象である。絶縁検査装置は、絶縁検査の過程において、所定のスパーク検出時間に、回路パターン間の電圧、又は回路パターン間を流れる電流を測定する。絶縁検査装置は、回路パターン間の電圧が所定値以上低下する、いわゆるドロップ電圧が発生した場合、スパークが発生したと判定する。或いは、絶縁検査装置は、回路パターン間を流れる電流が所定値以上増加する、いわゆるスパーク電流が発生した場合、スパークが発生したと判定する。
特許第5727976号公報
しかしながら、電気ケーブルの寄生容量により、回路パターンを流れる電流値、或いは回路パターンに印加される電圧値を正確に測定することができない場合があった。このため、絶縁状態が良好であるか否かを精度よく検査することが困難になるという問題があった。
本発明は、電気ケーブルに寄生容量がある場合であっても、回路パターン間の絶縁状態、又は回路パターン間のスパーク発生の有無を精度よく検査することができる検査装置、及び検査方法を提供することである。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルと、前記電気ケーブルの寄生容量をキャンセルするキャンセル部と、前記電気ケーブルを介して前記プリント基板の回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる前記回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、前記回路パターン間の絶縁状態の良否、又は前記回路パターン間のスパーク発生の有無を判定する判定部と、を備える検査装置である。
また、本発明の一態様は、検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルの寄生容量をキャンセルするキャンセル部を備える検査装置の検査方法であって、判定部が、前記電気ケーブルを介して前記プリント基板の回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる前記回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、前記回路パターン間の絶縁状態の良否、又は前記回路パターン間のスパーク発生の有無を判定する、検査方法である。
本発明によれば、回路パターン間の絶縁状態、又は回路パターン間のスパーク発生の有無を精度よく検査することができる。
第1の実施形態の絶縁検査システム1の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の絶縁検査システム1Aの構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態の絶縁検査システム1Aの変形例を示すブロック図である。 第3の実施形態の絶縁検査システム2の構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態の絶縁検査システム2Aの構成例を示すブロック図である。 第4の実施形態の絶縁検査システム2Aの変形例を示すブロック図である。 従来の絶縁検査システム500の構成例を示すブロック図である。 従来の絶縁検査システム600の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
(従来の絶縁検査システム500)
まず、従来の絶縁検査システム500について説明する。図7は、絶縁検査システム500の構成例を示すブロック図である。絶縁検査システム500は、例えば、従来型検査装置JS1とプリント基板30とを備える。プリント基板30は、絶縁検査の検査対象とする回路パターンがプリントされた基板である。
従来型検査装置JS1は、電気ケーブル110を介してプリント基板30の回路パターン300と接続される。また、従来型検査装置JS1は、電気ケーブル120を介してプリント基板30の回路パターン310と接続される。ここで、回路パターン300と回路パターン310とは、同じプリント基板30にプリントされている互いに異なる回路パターンである。
従来型検査装置JS1は、例えば、電圧源VDDと、電流計A1と、抵抗R1と、電気ケーブル110と、電気ケーブル120と、電圧計Vと、電流計A2と、判定部150とを備える。電圧源VDDは、回路パターン300に所定の検査電圧を印加する電圧源であり、例えば、可変電圧源である。なお、電圧源VDDの代わりに、電流源を備えることとしてもよい。この場合、電流源は、回路パターン300に所定の電流を供給する。
電流計A1は、従来型検査装置JS1における高電位側(Highside)を流れる電流を検出する。抵抗R1は、電流計A1と回路パターン300との間の抵抗である。電圧計Vは、回路パターン間(回路パターン300と回路パターン310との間)に印加される電圧を検出する。電気ケーブル110は、回路パターン300と、従来型検査装置JS1における高電位側の測定端(図7の黒丸で記載した箇所)とを電気的に接続する。電気ケーブル120は、回路パターン310と、従来型検査装置JS1における低電位側(Lowside)の測定端(図7の黒丸で記載した箇所)とを電気的に接続する。電流計A2は、従来型検査装置JS1における低電位側を流れる電流を検出する。なお、プリント基板30にある複数の回路基板に電圧を印加する場合、複数の回路パターンと別の複数の回路パターン、1つの回路パターンと別の複数の回路パターン、複数の回路パターンと別の1つの回路パターンとの間に電圧を印加する場合がある。
電気ケーブル110は、中心導体111と、シールド導体112とを備える。中心導体111は、高電位側の測定端と回路パターン300とを接続する。中心導体111はポリエチレンなどの絶縁体により絶縁被膜されている。シールド導体112は、中心導体111を絶縁被膜している絶縁体を覆うように筒状に設けられる。シールド導体112は、グランドGNDに接続(接地)される。
電気ケーブル120は、中心導体121と、シールド導体122とを備える。電気ケーブル120における中心導体121と、シールド導体122とは、電気ケーブル110における中心導体111とシールド導体112と同様な構造であるため、その説明を省略する。中心導体121は、回路パターン310と低電位側の測定端とを接続する。シールド導体122は、グランドGNDに接続(接地)される。
判定部150は、コンピュータ装置としての従来型検査装置JS1における、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサにより、記憶部に記憶されたプログラムが実行されることにより実現される。判定部150は、電圧源VDDと接続して電圧源VDDを制御する電圧制御回路を含む。判定部150は、電流計A1、A2のそれぞれと接続し、電流計A1、A2により測定された電流値を取得する。判定部150は、電圧計Vと接続し、電圧計Vにより測定された電圧値を取得する。
判定部150は、電気ケーブル110を介してプリント基板30の回路パターン間(回路パターン300と回路パターン310との間)に電圧を印加する。判定部150は、回路パターン間を流れる電流値を検出する。例えば、回路パターン300と回路パターン310との絶縁状態が十分である場合、回路パターン300に電圧が印加されても、回路パターン310にはほとんど電流が流れない。回路パターン300と回路パターン310との絶縁状態が不十分である場合、回路パターン300に電圧が印加されると、回路パターン310に、絶縁状態が十分である場合と比較して大きな電流が流れる。この場合、回路パターン間の絶縁抵抗値は絶縁状態が十分である場合と比較して低くなる。このような性質を利用して、判定部150は、絶縁検査を行う。
ここで、判定部150は、絶縁検査の過程において、スパーク検出を行う。判定部150は、スパークが発生する際に生じる、回路パターン間の電圧降下、又は回路パターン間を流れる電流値の増加を検知することにより、スパーク検出を行う。以下の説明では、スパーク発生時において瞬間的に増加する電流値の時系列変化を示す波形を、「スパーク波形」という。また、スパーク発生時において瞬間的に増加する電流値を「スパーク電流」という。また、スパーク電流の最大値を「ピーク電流」という。
判定部150は、例えば、回路パターン間に電圧を印加した場合に、所定の検出時間において回路パターン間を流れるピーク電流の電流値が所定の閾値以上であるか否かを判定する。検出時間は、電圧印加後、電圧が上昇を開始した時点を起点とした所定の時間区間である。この場合における電流値は、電流計A1、A2のどちらで検出してもよい。また、判定部150は、電流計A1、A2の両方の電流計の電流値を基に判定をしてもよい。
判定部150は、閾値以上の電流が流れた場合、スパークが発生したと判定する。一方、判定部150は、回路パターン間を流れる電流値が所定の閾値未満である場合、スパークが発生していないと判定する。すなわち、判定部150は、回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる回路パターン間を流れる電流値に基づいて、回路パターン間におけるスパーク発生の有無を判定する。
なお、上記では、判定部150が回路パターン間を流れる電流値に基づいてスパーク発生の有無を判定する場合を例に説明した。しかしながらこれに限定されることはない。判定部150は、回路パターン間に印加される電圧値(電圧値のドロップ量など)に基づいて、回路パターン間におけるスパーク発生の有無を判定するようにしてよい。
(従来の絶縁検査システム600)
次に、従来の絶縁検査システム600について説明する。図8は、従来の絶縁検査システム600の構成例を示すブロック図である。従来の絶縁検査システム600においては、装置とプリント基板30とを接続する電気ケーブルが2芯(中心導体が2つある)ケーブルである点において絶縁検査システム500と相違する。以下の説明では、絶縁検査システム500と相違する点についてのみ説明し、絶縁検査システム500と同様の構成についてはその説明を省略する。
絶縁検査システム600は、例えば、従来型検査装置JS2とプリント基板30とを備える。従来型検査装置JS2は、電気ケーブル210を介してプリント基板30の回路パターン300、310と接続される。
従来型検査装置JS2は、例えば、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電気ケーブル210と、電圧計Vと、電流計A4と、判定部250を備える。このうち、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電圧計Vと、電流計A4と、判定部250の各要素は、従来型検査装置JS1における電圧源VDD、電流計A1、抵抗R1、電圧計Vと、電流計A2と、判定部150の各要素と同様である。このため、その説明を省略する。
電気ケーブル210は、2芯のケーブルである。すなわち、電気ケーブル210は、従来型検査装置JS2における高電位側(Highside)の測定端(図8の黒丸で記載した箇所)と、回路パターン300とを電気的に接続する。また、電気ケーブル210は、回路パターン310と従来型検査装置JS2における低電位側(Lowside)の測定端(図8の黒丸で記載した箇所)とを電気的に接続する。
電気ケーブル210は、高電位側中心導体211と、低電位側中心導体212と、シールド導体213とを備える。高電位側中心導体211は、高電位側の測定端と回路パターン300とを接続する。高電位側中心導体211は、ポリエチレンなどの絶縁体により絶縁被膜されている。低電位側中心導体212は、回路パターン310と低電位側の測定端とを接続する。低電位側中心導体212は、ポリエチレンなどの絶縁体により絶縁被膜されている。シールド導体213は、高電位側中心導体211を絶縁被膜している絶縁体、及び低電位側中心導体212を絶縁被膜している絶縁体を共に覆うように筒状に設けられる。シールド導体213は、例えば、グランドGNDに接続される。
一般に、電気ケーブルにおいては、シールド導体と中心導体とが近接して設けられている。このため、中心導体とシールド導体とが意図しないコンデンサとして機能する場合がある。つまり、この意図しないコンデンサの容量が、電気ケーブルの寄生容量となる可能性があった。従来型検査装置JS1における1芯(中心導体が1つ)の電気ケーブルであっても、従来型検査装置JS2における2芯の電気ケーブルであっても、電気ケーブルに寄生容量が生じるという点においては同様である。
図7において、回路パターン間に検査電圧が印加された場合、寄生容量のために、ルートRT1の他に、ルートRT2、RT3に電流が流れてしまうことが考えられる。ルートRT1は、本来、検査時に電流が流れることが想定される経路である。ルートRT2は、電気ケーブル110の寄生容量KY1を介して、中心導体111からシールド導体112に電流が流れてしまうと考えられる経路である。ルートRT3は、電気ケーブル120の寄生容量KY2を介して、中心導体121からシールド導体122に電流が流れてしまうと考えられる経路である。
図8において、回路パターン間に検査電圧が印加された場合、ルートRT10の他に、ルートRT11、RT12に電流が流れてしまうことが考えられる。ルートRT10は、本来、検査時に電流が流れることが想定される経路である。ルートRT11は、高電位側中心導体211とシールド導体213との間の寄生容量KY3を介して高電位側中心導体211からシールド導体213に電流が流れてしまうと考えられる経路である。ルートRT12は、低電位側中心導体212とシールド導体213との間の寄生容量KY4を介して低電位側中心導体212からシールド導体213に電流が流れてしまうと考えられる経路である。
このように、電気ケーブルに寄生容量があることにより、検査時に回路パターン間を流れる電流値を正確に検出することが困難であった。また、電気ケーブルに寄生容量があることにより、電流値の変化の傾きが鈍り、波形がなまってしまう可能性があった。このため、絶縁検査において、回路パターン間を流れる電流が安定するまでに時間がかかってしまい、検査時間が増大する要因となっていた。また、スパークの発生があった場合でも寄生容量にスパーク波形が埋もれてしまい、瞬間的な電流値の増加が認められずにスパークの発生を検出できない場合があった。
この対策として、本実施形態では、電気ケーブルの寄生容量が、見かけ上なくなるようにした。つまり、本実施形態では、電気ケーブルの寄生容量を打ち消す(キャンセルする)ようにした。以下、本実施形態について、第1の実施形態〜第4の実施形態を順に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る絶縁検査システム1について説明する。図1は、第1の実施形態の絶縁検査システム1の構成例を示すブロック図である。絶縁検査システム1では、従来型検査装置JS1における電気ケーブル110の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされるようにする。
絶縁検査システム1は、検査装置10とプリント基板30とを備える。検査装置10は、電圧源VDDと、電流計A1と、抵抗R1と、電圧計Vと、接続部100と、バッファBと、電気ケーブル110と、電気ケーブル120と、電流計A2と、判定部150とを備える。このうち、電圧源VDDと、電流計A1と、抵抗R1と、電圧計Vと、電気ケーブル120と、電流計A2と、判定部150の各要素は、従来型検査装置JS1において同じ符号を付した各要素と同様である。このため、その説明を省略する。
本実施形態において、電気ケーブル110の中心導体111とシールド導体112とが、バッファBを介して接続部100により接続される。つまり、接続部100は、中心導体111とシールド導体112を接続する。ここで、接続部100は、「キャンセル部」の一例である。なお、中心導体121とシールド導体122とをバッファBを介さずに、直接接続するようにしてもよい。
これにより、シールド導体112の電位が、中心導体111の電位と同じ電位となる。このため、シールド導体112の電位と、中心導体111の電位との電位差に起因した電流が流れることがない。したがって、シールド導体112と中心導体111との間に生じる寄生容量(符号CM1で示される容量)を無視することができ、寄生容量が見かけ上、キャンセルされる。
電気ケーブル110の寄生容量がキャンセルされると、パターン間に検査電圧が印加された場合において、図7におけるルートRT2の経路に電流が流れることがない。すなわち、図7の従来のシステムと比較して、より精度よく、検査時に回路パターン間を流れる電流値を検出することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る絶縁検査システム1Aについて説明する。図2は、第2の実施形態の絶縁検査システム1Aの構成例を示すブロック図である。絶縁検査システム1Aでは、従来型検査装置JS1における電気ケーブル120の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされるようにする。
絶縁検査システム1Aは、検査装置10Aとプリント基板30とを備える。検査装置10Aは、電圧源VDDと、電流計A1と、抵抗R1と、電圧計Vと、電気ケーブル110と、電気ケーブル120と、仮想接地回路130と、電流計A20と、判定部150とを備える。このうち、電圧源VDDと、電流計A1と、抵抗R1と、電圧計Vと、電気ケーブル110の各要素は、従来型検査装置JS1において同じ符号を付した各要素と同様である。このため、その説明を省略する。電流計A20は、図2では、図7における電流計A2と異なる図形で示しているが、電流計A2と同様の機能を有し、検査装置10Aにおける低電位側を流れる電流を検出する。
本実施形態において、電気ケーブル120の中心導体121は、仮想接地回路130と接続される。仮想接地回路130は、オペアンプを用いて構成される負帰還回路であり、オペアンプの入力端子の電位が同電位となるように機能する回路である。仮想接地回路130において、オペアンプの非反転入力端子(+)は、グランドGNDに接続される。これにより、中心導体121は、グランドGNDと同電位となるように維持される。ここで、仮想接地回路130は、「キャンセル部」の一例である。
これにより、中心導体121の電位が、シールド導体122の電位と同じ電位となる。このため、中心導体121の電位と、シールド導体122の電位との電位差に起因した電流が流れることがない。したがって、中心導体121とシールド導体122との間に生じる寄生容量(符号CM2で示される容量)を無視することができ、寄生容量が見かけ上、キャンセルされる。
電気ケーブル120の寄生容量がキャンセルされると、パターン間に検査電圧が印加された場合において、図7におけるルートRT3の経路に電流が流れることがない。すなわち、図7の従来のシステムと比較して、より精度よく、検査時に回路パターン間を流れる電流値を検出することが可能となる。
なお、絶縁検査システム1Aに図1に示す接続部100が設けられていてもよい。すなわち、絶縁検査システム1Aは、電気ケーブル110の寄生容量をキャンセルする接続部100と、電気ケーブル120の寄生容量をキャンセルする仮想接地回路130との両方を備える構成であってもよい。
また、電気ケーブル120の寄生容量を見かけ上キャンセルするため、仮想接地回路130を設ける代わりに、第1の実施形態の接続部100と同じ接続部を低電位側に設けてもよい。つまり、図3のように中心導体121とシールド導体122とをバッファBを介して接続する接続部101を設ける。この接続部101も「キャンセル部」の一例である。なお、中心導体121とシールド導体122とをバッファBを介さずに、直接接続するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態に係る絶縁検査システム2について説明する。図4は、第3の実施形態の絶縁検査システム2の構成例を示すブロック図である。絶縁検査システム2では、従来型検査装置JS2における電気ケーブル210の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされるようにする。
絶縁検査システム2は、検査装置20とプリント基板30とを備える。検査装置20は、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電圧計Vと、接続部200と、バッファBと、電気ケーブル210と、電流計A4と、判定部250とを備える。このうち、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電圧計Vと、判定部250との各要素は、従来型検査装置JS2において同じ符号を付した各要素と同様である。このため、その説明を省略する。
本実施形態において、電気ケーブル210の高電位側中心導体211とシールド導体213とが、バッファBを介して接続部200により接続される。つまり、接続部200は、高電位側中心導体211とシールド導体213を接続する。ここで、接続部200は、「キャンセル部」の一例である。なお、中心導体121とシールド導体122とをバッファBを介さずに、直接接続するようにしてもよい。
これにより、高電位側中心導体211の電位が、シールド導体213の電位と同じ電位となる。このため、高電位側中心導体211の電位と、シールド導体213の電位との電位差に起因した電流が流れることがない。したがって、高電位側中心導体211とシールド導体213との間に生じる寄生容量(符号CM3で示される容量)を無視することができ、寄生容量が見かけ上、キャンセルされる。
電気ケーブル210の寄生容量がキャンセルされると、パターン間に検査電圧が印加された場合において、図8におけるルートRT11の経路に電流が流れることがない。すなわち、図8の従来のシステムと比較して、より精度よく、検査時に回路パターン間を流れる電流値を検出することが可能となる。
(第4の実施形態)
第4の実施形態に係る絶縁検査システム2Aについて説明する。図5は、第4の実施形態の絶縁検査システム2Aの構成例を示すブロック図である。絶縁検査システム2Aでは、従来型検査装置JS2における電気ケーブル210の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされるようにする。
絶縁検査システム2Aは、検査装置20Aとプリント基板30とを備える。検査装置20Aは、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電圧計Vと、電気ケーブル210と、仮想接地回路230と、電流計A40とを備える。このうち、電圧源VDDと、電流計A3と、抵抗R2と、電圧計Vの各要素は、従来型検査装置JS2において同じ符号を付した各要素と同様である。このため、その説明を省略する。電流計A40は、図5では、図8における電流計A4と異なる図形で示しているが、電流計A4と同様の機能を有し、検査装置20Aにおける低電位側を流れる電流を検出する。
本実施形態において、電気ケーブル210の低電位側中心導体212は、仮想接地回路230と接続される。仮想接地回路230は、検査装置10Aの仮想接地回路130と同様である。このため、その説明を省略する。仮想接地回路230において、オペアンプの非反転入力端子(+)は、グランドGNDに接続される。これにより、低電位側中心導体212は、グランドGNDと同電位となるように維持される。ここで、仮想接地回路230は、「キャンセル部」の一例である。
また、電気ケーブル210の寄生容量を見かけ上キャンセルするため、仮想接地回路230を設ける代わりに、第3の実施形態の接続部200と同じ接続部を低電位側に設けてもよい。つまり、図6のように低電位側中心導体212とシールド導体213とをバッファBを介して接続する接続部201を設ける。この接続部201も「キャンセル部」の一例である。なお、低電位側中心導体212とシールド導体213とをバッファBを介さずに、直接接続するようにしてもよい。
これにより、低電位側中心導体212の電位が、シールド導体213の電位と同じ電位となる。このため、低電位側中心導体212の電位と、シールド導体213の電位との電位差に起因した電流が流れることがない。したがって、低電位側中心導体212とシールド導体213との間に生じる寄生容量(符号CM4で示される容量)を無視することができ、寄生容量が見かけ上、キャンセルされる。
電気ケーブル210の寄生容量がキャンセルされると、パターン間に検査電圧が印加された場合において、図8におけるルートRT12の経路に電流が流れることがない。すなわち、図8の従来のシステムと比較して、より精度よく、検査時に回路パターン間を流れる電流値を検出することが可能となる。
以上説明したように、第1の実施形態の検査装置10は、電気ケーブル110と、接続部100と、判定部150とを備える。電気ケーブル110は、プリント基板30と検査装置10とを接続する。電気ケーブル110は、中心導体111と、中心導体111を絶縁被膜する絶縁体と、絶縁体を覆うシールド導体112とが配されたシールドケーブルを含む。電気ケーブル110は、中心導体111が、回路パターン間における高電位側に接続される。接続部100は、中心導体111とシールド導体112とを接続する。判定部150は、回路パターン間の絶縁状態の良否を判定する。判定部150は、電気ケーブル110を介してプリント基板30の回路パターン間に検査電圧を印加する。判定部150は、検査電圧を印加することにより得られる回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、絶縁状態の良否を判定する。
これにより、第1の実施形態の検査装置10では、中心導体111とシールド導体112とが接続される。このため、電気ケーブル110の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされる。これにより、検査時に回路パターン間を流れる電流値を正確に検出することが可能となる。したがって、電気ケーブル110に寄生容量がある場合であっても、回路パターン間の絶縁状態を精度よく検査することができる。
また、電気ケーブル110の寄生容量がキャンセルされることにより、印加される電圧が上昇するまでの時間を短縮させることが可能となる。これにより検査に要する時間を短縮でき、検査の効率を向上させることができる。
また、従来、電気ケーブル110の寄生容量により、測定経路の周波数特性が悪化していた。ここでの測定経路とは、電圧印加により電流が流れる経路である。ここでの周波数特性が悪化するとは、高域特性が低下することであり、測定経路を流れる電流の時定数が大きくなることである。これに対し、本実施形態では、電気ケーブル110の寄生容量がキャンセルされる。これにより、測定経路の周波数特性が改善される。ここでの周波数特性が改善するとは、高域特性が向上することであり、測定経路を流れる電流の変化速度の低下が抑制され、従来と比較して、電流の変化速度が速くなることである。これにより、電流計A1や電流計A20により測定されるスパーク電流の高周波の波形が鋭くなり、ピーク電流の測定精度を向上させることが可能である。
また、電気ケーブル110の寄生容量がキャンセルされることにより、従来の検査においては寄生容量に埋もれていたスパーク波形のピークを検出することが可能となる。つまり、従来では、寄生容量のためにスパーク波形が鈍り、ピークが検出されることなく埋もれてしまっていたスパーク波形があった。本実施形態では、電気ケーブル110の寄生容量がキャンセルされることにより、波形の立ち上がりが従来よりもシャープになり、従来では埋もれていたピークを検出することが可能となる。
また、第2の実施形態の検査装置10Aは、電気ケーブル120と、仮想接地回路130と、判定部150とを備える。電気ケーブル120は、プリント基板30と検査装置10Aとを接続する。電気ケーブル120は、中心導体121と、中心導体121を絶縁被膜する絶縁体と、絶縁体を覆うシールド導体122とが配されたシールドケーブルを含む。電気ケーブル120は、中心導体121が、回路パターン間における低電位側に接続される。シールド導体122が接地される。仮想接地回路130は、中心導体121と接続する。これにより、第2の実施形態の検査装置10Aでは、電気ケーブル120の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされる。したがって、上述した効果と同様の効果を奏する。
また、第3の実施形態の検査装置20は、電気ケーブル210と、接続部200と、判定部250とを備える。電気ケーブル210は、プリント基板30と検査装置20とを接続する。電気ケーブル210は、高電位側中心導体211と、低電位側中心導体212と、絶縁体と、シールド導体213とが配されたシールドケーブルを含む。絶縁体は、高電位側中心導体211と、低電位側中心導体212のそれぞれを絶縁被膜する。シールド導体213は、絶縁体を覆う。高電位側中心導体211が、回路パターン間における高電位側に接続される。低電位側中心導体212が、回路パターン間における低電位側に接続される。接続部200は、高電位側中心導体211とシールド導体213を接続する。これにより、第3の実施形態の検査装置20では、電気ケーブル210の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされる。したがって、上述した効果と同様の効果を奏する。
また、第4の実施形態の検査装置20Aは、電気ケーブル210と、仮想接地回路230と、判定部250とを備える。高電位側中心導体211が、回路パターン間における高電位側に接続される。低電位側中心導体212が、回路パターン間における低電位側に接続される。シールド導体213が接地される。仮想接地回路230は、低電位側中心導体212と接続する。これにより、第4の実施形態の検査装置20Aでは、電気ケーブル210の寄生容量が、見かけ上、キャンセルされる。したがって、上述した効果と同様の効果を奏する。
なお、上述した実施形態において、「グランドGNDに接続(接地)される」という表現を用いている。この場合におけるグランドGNDの電位(接地電位)は、絶対電位0[V]を示す場合に限定されない。すなわち、接地電位には、検査装置の中の回路の電源の中間の電位(中間電位)を含む。中間電位は、電源における高電位側の電位と低電位側の電位との間の電位のことである。例えば、中間電位は、電源の高電位側が15[V]、低電位側が0[V]である場合における、中間電位7.5[V]である。グランドGNDは、このような中間電位7.5[V]であってもよいし、高電位側の15[V]と低電位側の0[V]の間の任意の電位であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…絶縁検査システム、10…検査装置、100、101…接続部、110…電気ケーブル、111…中心導体、112…シールド導体、120…電気ケーブル、121…中心導体、122…シールド導体、130…仮想接地回路、200、201…接続部、210…電気ケーブル、211…高電位側中心導体、212…低電位側中心導体、213…シールド導体

Claims (12)

  1. 検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルと、
    前記電気ケーブルの寄生容量をキャンセルするキャンセル部と、
    前記電気ケーブルを介して前記プリント基板の回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる前記回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、前記回路パターン間の絶縁状態の良否、又は前記回路パターン間のスパーク発生の有無を判定する判定部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記電気ケーブルは、中心導体と、前記中心導体を絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記中心導体が、前記回路パターン間における高電位側に接続され、
    前記キャンセル部は、前記中心導体と前記シールド導体とを同電位にする接続部である、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記キャンセル部は、前記中心導体と前記シールド導体とを接続する接続部である、
    請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記電気ケーブルは、中心導体と、前記中心導体を絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記中心導体が前記回路パターン間における低電位側に接続され、シールド導体が接地電位にされ、
    前記キャンセル部は、前記中心導体を仮想接地する仮想接地回路である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査装置。
  5. 前記電気ケーブルは、中心導体と、前記中心導体を絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記中心導体が前記回路パターン間における低電位側に接続され、
    前記キャンセル部は、前記中心導体と前記シールド導体とを同電位にする接続部である、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の検査装置。
  6. 前記キャンセル部は、前記中心導体と前記シールド導体とを接続する接続部である、
    請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記電気ケーブルは、高電位側中心導体と、低電位側中心導体と、前記高電位側中心導体と前記低電位側中心導体のそれぞれを絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記高電位側中心導体が前記回路パターン間における高電位側に接続され、前記低電位側中心導体が前記回路パターン間における低電位側に接続され、
    前記キャンセル部は、前記高電位側中心導体と前記シールド導体とを同電位にする接続部である、
    請求項1に記載の検査装置。
  8. 前記キャンセル部は、前記高電位側中心導体と前記シールド導体とを接続する接続部である、
    請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記電気ケーブルは、高電位側中心導体と、低電位側中心導体と、前記高電位側中心導体と前記低電位側中心導体のそれぞれを絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記高電位側中心導体が前記回路パターン間における高電位側に接続され、前記低電位側中心導体が前記回路パターン間における低電位側に接続され、前記シールド導体が接地電位にされ、
    前記キャンセル部は、前記低電位側中心導体を仮想接地する仮想接地回路である、
    請求項1に記載の検査装置。
  10. 前記電気ケーブルは、高電位側中心導体と、低電位側中心導体と、前記高電位側中心導体と前記低電位側中心導体のそれぞれを絶縁被膜する絶縁体と、前記絶縁体を覆うシールド導体とが配されたシールドケーブルを含み、前記高電位側中心導体が前記回路パターン間における高電位側に接続され、前記低電位側中心導体が前記回路パターン間における低電位側に接続され、
    前記キャンセル部は、前記低電位側中心導体と前記シールド導体とを同電位にする接続部である、
    請求項1に記載の検査装置。
  11. 前記キャンセル部は、前記低電位側中心導体と前記シールド導体とを接続する接続部である、
    請求項10に記載の検査装置。
  12. 検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルを備える検査装置の検査方法であって、
    キャンセル部が、検査対象となるプリント基板と検査装置とを接続する電気ケーブルの寄生容量をキャンセルし、
    判定部が、前記電気ケーブルを介して前記プリント基板の回路パターン間に検査電圧を印加することにより得られる前記回路パターン間の電圧値、又は前記回路パターン間に流れる電流値に基づいて、前記回路パターン間の絶縁状態の良否、又は前記回路パターン間のスパーク発生の有無を判定する、
    検査方法。
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