JP2021169722A - 柱脚構造 - Google Patents
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Abstract
Description
このような場合、ブレース部も柱材及びベースプレートと共に被覆材中で回転することになるが、特許文献1及び特許文献2に記載の柱脚構造のように、柱材及びベースプレートと被覆材との間に縁切材を設けただけでは、ブレース部の動きが拘束され、この結果、柱やベースプレートの回転変形が阻害されたり、ブレース部の周囲で被覆材が割れ、この割れから水が浸入して、柱脚構造の強度や耐久性の低下を引き起こすおそれがあった。
図1〜図5は、本発明の第1の実施形態を示す。図1は、柱脚部分の縦断面図、図2は、柱脚部分の要部斜視図、図3は、ブレース部の要部正面図、図4は、柱脚構造の要部分解斜視図、図5は、柱脚構造の要部横断面図である。
ベースプレート部2には、ボルト孔4、及び、ベースプレート部2の上面2aと下面2bを貫通するスリット5が形成される。ボルト孔4及びスリット5は柱部1の位置を避けてその外側に配置される。
スリット5は、ボルト孔4から離間してボルト孔4の周囲の少なくとも一部を囲んで形成される。
駒材9はベースプレート部2の中央部に設けられ、駒材9の外側を囲んで弾性材10が設置される。すなわち、ベースプレート部2は、駒材9とその周囲の弾性材10を介して基礎6上に固定される。
弾性材10は独立気泡構造の発泡プラスチックからなり、クッション性と止水性とを有している。発泡プラスチックとしては、例えば、ポリウレタンフォームやポリスチレンフォームを用いてもよい
ベースプレート部2の上面2aとコンクリート11の間には、ベースプレート用の縁切材12が設置される。ベースプレート用の縁切材12は、スリット5で囲まれた部分を除いたベースプレート部2の上面2aとコンクリート11との間に設置される。
また、柱部1の外周面下部とコンクリート11との間に柱用の縁切材13が設置される。
ベースプレート用の縁切材12、柱用の縁切材13は、独立気泡構造の発泡樹脂を素材とする板体であり、クッション性及び止水性を有している。
なお、ベースプレート用の縁切材12と柱用の縁切材13は、別体であってもよいし、一体であってもよい。
本実施形態では、筋交い材14は平鋼材よりなり、トルクコントロールボルト、ハイテンションボルト、リベット等の固定具16を介してガセットプレート15に取り付けられている。
ガセットプレート15は、鋼板よりなり、下端面15aと外側端面15bとは直交している。そして、ガセットプレート15の外側端面15bは柱部1の外周面下部に、下端面15aはベースプレート部2の上面2aにそれぞれ接合されている。
縁切材17は、縁切材12、縁切材13、弾性材10と同様の独立気泡構造の発泡プラスチックを素材とする板体よりなり、クッション性と止水性とを有している。
また、縁切材17は、樹脂をコーティングして表面を平滑にし、金属材料用の両面テープを用いてブレース部3に貼着される。
内側端面用の縁切材17aは、ガセットプレート15の内側端面を被覆する。
ガセットプレート15には筋交い材14が固定具16を介して取り付けられており、前後面に固定具16が突出している。したがって、図4に示すように、側面用の縁切材17bの上端から、筋交い材14の取り付け部分に相当する切欠き部18が形成され、ガセットプレート15の前後面の凹凸を避けるようになっている。
そして、蓋用の縁切材17cを側面用の縁切材17bの外面に取り付けて、切欠き部18を覆っている。
なお、側面用の縁切材17bの厚さが、ガセットプレート15の前後面から固定具16の先端までの突出量よりも薄い場合は、側面用の縁切材17bを2枚重ねるとよい。
防水材19は、ポリウレタンフォーム等の弾性を有する独立気泡構造の発泡プラスチックであり、液状で注入して発泡させる。すると、防水材19は注入後に膨張して、蓋用の縁切材17cとブレース部3との間隙を確実に閉鎖することができる。
このとき、ベースプレート部2の下面2bと基礎6の間にある弾性材10が潰れるため、回転が阻害されない。また、ベースプレート部2の上面2aとコンクリート11との間には、クッション性を有するベースプレート用の縁切材12が介在され、柱部1の外周面下部とコンクリート11との間には、クッション性を有する柱用の縁切材13が介在されており、第1の縁切材12、第2の縁切材13が潰れるため、柱部1の回転が阻害されない。
ブレース部3を含む面と平行に(図1において時計回りに)ブレース部3が回転すると、内側端面用の縁切材17aが潰れて、回転が阻害されない。
ブレース部3を含む面と交差する方向に(図5において上下方向に)ブレース部3が回転すると、側面用の縁切材17b及び蓋用の縁切材17cが潰れて、回転が阻害されない。
曲げモーメントが作用しなくなった場合には、弾性材10、第1の縁切材12、第2の縁切材13、縁切材17は元の形状に復帰する。
コンクリート11とブレース部3の外周面との間隙を通して、水が浸入しようとしても、止水性を有する縁切材17が遮断するため、防水性が高い。
図6を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
アングル材より成る筋交い材14は、ガセットプレート15から直角に突出するフランジ14aを有するので、フランジ14aの表面にフランジ被覆用の縁切材17dを被せてある。
したがって、ブレース部3が回転しても、フランジ14aがコンクリート11に食い込んでコンクリート11が割れることや、フランジ14aがコンクリート11により変形することを防止できる。
図7を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、第1及び第2の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
そして、枠用の縁切材17eの先端面に蓋用の縁切材17cを取り付けて切欠き部18を覆い、蓋用の縁切材17cとブレース部3との間に防水材19を充填する。
第3の実施形態は、ブレース部3から前後方向への固定具16の突出量が大きい場合に適している。
図8を参照して本発明の第4の実施形態を説明する。なお、第1乃至第3の実施形態と共通する部分については、説明を省略する。
被覆材であるコンクリート11は、第1被覆部11aと、第2被覆部11bとを備えており、第1被覆部11aが縁切材17を被覆している。
第2被覆部11bは、第1被覆部11aよりブレース部3側に位置して、ブレース部3を被覆しており、第1被覆部11aと第2被覆部11bの間に縁切材17が設置されている。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
2 ベースプレート部
2a 上面
2b 下面
3 ブレース部
4 ボルト孔
5 スリット
6 基礎
7 アンカーボルト
8 ナット
9 駒材
10 弾性材
11 コンクリート(被覆材)
11a 第1被覆部
11b 第2被覆部
12 ベースプレート用の縁切材
13 柱用の縁切材
14 筋交い材
14a フランジ
15 ガセットプレート
16 固定具
17 縁切材
17a 内側端面用の縁切材
17b 側面用の縁切材
17c 蓋用の縁切材
17d フランジ被覆用の縁切材
17e 枠用の縁切材
18 切欠き部
19 防水材
Claims (9)
- 柱部と、該柱部の下端に設けられたベースプレート部と、ブレース部とを備え、前記ベースプレート部がアンカーボルトを介して基礎に固定された柱脚構造であって、
前記ブレース部の下部が被覆材で被覆され、前記ブレース部と前記被覆材との間に弾性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 前記縁切材が前記ブレース部の外周面の下部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の柱脚構造。
- 前記ブレース部は、筋交い材と、該筋交い材の端部に取り付けられたガセットプレートとを有しており、前記ガセットプレートは、少なくとも前記柱部の外周面下部及び前記ベースプレート部の上面のいずれか一方に接合され、前記ブレース部の前後面及び内側端面と前記被覆材との間に前記縁切材が設置されていることを特徴とする請求項2に記載の柱脚構造。
- 前記筋交い材の端部に固定具を介して前記ガセットプレートが取り付けられ、前記ガセットプレートの前後面に、前記筋交い材の取り付け部分に相当する切欠き部が形成された側面用の縁切材が接合され、前記切欠き部を覆う蓋用の縁切材が前記側面用の縁切材の外面に取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の柱脚構造。
- 前記蓋用の縁切材と前記ブレース部との間に防水材が充填されていることを特徴とする請求項4に記載の柱脚構造。
- 柱部と、該柱部の下端に設けられたベースプレート部と、ブレース部とを備え、前記ベースプレート部はアンカーボルトを介して基礎に固定された柱脚構造であって、
前記ブレース部の下部が被覆材で被覆され、該被覆材は、第1被覆部と、該第1被覆部より前記ブレース部側に位置する第2被覆部とを備えており、
前記第1被覆部と前記第2被覆部との間に弾性を有する縁切材が設置されていることを特徴とする柱脚構造。 - 前記縁切材は、前記第2被覆部を介して、前記ブレース部の外周面の下部を囲んで設置されていることを特徴とする請求項6に記載の柱脚構造。
- 前記ブレース部は、筋交い材と、該筋交い材の端部に取り付けられたガセットプレートとを有しており、前記ガセットプレートは、少なくとも前記柱部の外周面下部及び前記ベースプレート部の上面のいずれか一方に接合され、前記ブレース部の前後面及び内側端面が前記第2被覆部で被覆され、前記第1被覆部と前記第2被覆部との間に前記縁切材が設置されていることを特徴とする請求項7に記載の柱脚構造。
- 前記縁切材が止水性を有することを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか1項に記載の柱脚構造。
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