JP3401466B2 - 柱部材の柱脚部の根巻き型耐震補強構造および根巻き型耐震補強方法 - Google Patents

柱部材の柱脚部の根巻き型耐震補強構造および根巻き型耐震補強方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柱部材の根巻き型
耐震補強構造および根巻き型耐震補強方法に関する。
【0002】
【従来の技術】阪神大震災における高速道の破壊などの
大地震の教訓を生かして、従来よりも大きな地震が発生
する場合を想定し、旧耐震設計基準で建設された既設の
建築物や土木構造物等の建造物について、地震時の耐力
を向上させる種々の耐震補強法が検討されている。例え
ば、鉄骨鉄筋コンクリー造の既存構造物における耐震補
強法として、柱部材の耐力向上のために、鉄筋を巻きつ
けてコンクリートを打ち増しする方法、鋼板を巻きつけ
て補強する方法、あるいは特開平11‐117541号に示され
るように柱の外周全面に炭素繊維シート等を巻きつけて
補強する方法が提案されている。
【0003】また、天然ガス(LNG)備蓄設備などの
プラント構造物においても、阪神大震災ではプラント構
造物に致命的な損傷は無かったもののエネルギー輸送用
の配管が切断されたり、配管を支える架台が脱落する等
の被害が発生したため、耐震診断の見直しや配管系架台
柱脚の耐震補強法が検討されている。
【0004】この場合、既設の建造物における柱部材を
耐震補強構造へ改善する方法として種々の方法が考えら
れる。例えば、柱脚や基礎を全面補強する方法が考えら
れるが、基礎の耐震補強は、施工が複雑で施工期間が長
くコストもかさむのが欠点である。
【0005】一方、基礎を全面補強することなく、地上
に露出している柱脚等を補強する方法は、必要かつ十分
な耐震性能を有しかつ施工が簡便で、短期間に施工でき
る利点を有している。
【0006】この耐震補強法の例として、特開平10−
331437号で示されるように既存の鉄骨造の既存構
築物の鉄骨柱に既存の柱梁の接合する位置に補強金具を
接合して柱梁接合部のせん断耐力や曲げ耐力を向上させ
る方法が提案されている。
【0007】また、特開平10−18424号では、鉄
骨柱を基礎に連結する構造物における鉄骨柱脚部の補強
法として、鉄骨柱下端付近部に鉄筋コンクリートを根巻
きすることにより、鉄骨柱脚部のせん断耐力を向上させ
る方法が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の柱脚部
における耐震補強法の考え方を1つの杭基礎に1つの鉄
骨柱部材が配置された構造の配管系架台に適応する場合
の問題点について、以下に整理してみる。
【0009】従来の配管系架台の耐震補強の考え方は、
σを地震力が基礎に作用する応力、fを基礎許容応力、
σ/fを許容応力度とすれば、断面算定による許容応力
度(σ/f)が1より小さい値になるよう、柱および梁
にカバープレートを補強して剛性を上げ、設計時点での
地震力を上回ってもそれに耐えられるよう改善すること
を目的としていた。
【0010】一方、柱脚の耐震補強は、基礎への影響を
小さくしベースプレートの座屈を補うために鉄筋コンク
リートで根巻き施すことが行われている。ここで、配管
系架台柱脚の設計の考え方は、基礎による柱脚の支持方
法がピン条件を前提とする以下のようになっている。
【0011】すなわち、1)鉄骨柱脚と基礎部材とを連
結するアンカーボルトは、軸力、せん断力を負担する。
2)基礎部材は、アンカーボルトからの軸力、せん断力
によって生じる曲げモーメントを負担する。3)ベース
プレートは、アンカーボルトから生じる引張力、曲げモ
ーメントと柱からの押込み、引抜きを負担する。
【0012】したがって、鉄骨柱脚部の補強法として、
鉄骨柱下端の柱梁接合部に補強金具を接合したり、鉄筋
コンクリートを根巻きすることにより、鉄骨柱脚部と基
礎は剛結されると、基礎による柱脚の支持方法がピンか
ら固定条件となり、補強金具や鉄筋コンクリートと柱脚
部が新たに接する界面を介してせん断耐力や曲げ耐力が
基礎に伝達される。これら基礎に伝達されるせん断力や
曲げモーメントは、地震力が増加するとその大きさに相
関して増加するため、鉄骨柱脚部と基礎との間が剛結の
場合、許容応力度を超えると基礎そのものが持たなくな
り破壊されるおそれがある。
【0013】しかるに従来の基礎の強度設計は、軸力に
対しての安全率は十分確保しているものの曲げモーメン
トに対しての安全率は、軸力に比べてあまり余裕がない
のが実情である。したがって、柱および梁にカバープレ
ートをあてがった耐震補強は、基礎の許容応力にある程
度の余裕がある場合には適しているが、基礎の許容応力
の余裕を少なくして設計している場合には、単に柱およ
び梁にカバープレートを補強するだけでは適していない
ことが分かる。
【0014】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたもので、本発明の目的は、基礎の上に立設した
柱部材の柱脚部を根巻き部材により補強する場合におい
て、柱脚部と根巻き部材との間に緩衝部を設け、この緩
衝部によって外力が柱脚部に発生させる曲げモーメント
を損失させ、基礎へ伝達させにくくすることにより基礎
が負担する曲げモーメントを軽減する柱部材の根巻型耐
震補強構造および柱脚部の根巻型耐震補強方法を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の根巻き型耐震補強構造は、以下の構成を有
する。すなわち、基礎部材上に立設した柱部材の脚部を
根巻き補強部材により補強する根巻き型耐震補強構造で
あって、前記柱部材が脚部とベースプレートとを含み、
前記柱部材の脚部と前記根巻き補強部材との間に間隙部
を有し、前記根巻き補強部材は、前記間隙部の外側に前
記ベースプレート上に接して形成され、前記ベースプレ
ートを前記基礎部材に対して押さえることを特徴とす
る。
【0016】ここで、例えば、前記間隙部には、充填材
が充填され、前記充填材は、防振ゴムを含む弾性変形を
生じる材料、あるいはばねを含む弾性体、のいずれかで
あることが好ましい。
【0017】
【0018】ここで、例えば、前記根巻き補強部材は、
前記柱脚部および前基礎部材の上端部の周囲に鉄筋を配
筋し、該鉄筋の外周に外巻きフープ筋を設置し、該外巻
きフープ筋を包含するようにコンクリートを充填して形
成され、前記ベースプレートを前記基礎部材に対して押
さえる鉄筋コンクリートの根巻きであることが好まし
い。
【0019】
【0020】また上記目的を達成するために、本発明の
根巻き型耐震補強構造の製造方法は、以下の構成を有す
る。すなわち基礎部材上に立設した、脚部とベースプレ
ートとを含む柱部材の前記脚部を根巻き補強部材によっ
て補強する根巻き型耐震補強方法であって、前記柱部材
前記脚部外周に間隙を形成するための間隙形成材を
設置する間隙形成材設置工程と、鉄筋を前記柱部材の
脚部前記基礎部材上端部との周囲に配筋し、前記鉄
筋の外周に外巻きフープ筋を設置し、前記鉄筋を前記基
礎部材上端部に固定する鉄筋固定工程と、前記間隙形成
材の外側に前記ベースプレート上に接して、前記外巻き
フープ筋を包含するようにコンクリートを充填し鉄筋
コンクリート根巻き補強部材を形成して前記ベースプ
レートを前記基礎部材に対して押さえる根巻き補強部材
形成工程と、前記間隙形成材を除去して間隙を形成する
間隙形成工程と、を有することを特徴とする。
【0021】ここで、例えば、前記間隙形成工程で形成
された間隙に、更に充填材を充填する充填材充填工程を
有することが好ましい。
【0022】
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】以下、耐震補強構造の実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0025】図1は、本実施形態である配管系架台1の
補強前の全体構成図であり、(A)は、鉄骨柱2(H型
鋼など)から構成される配管系架台1を上からみた平面
図であり、(B)は、配管系架台1を正面からみた正面
図であり、(C)は、配管系架台1を側面からみた側面
図である。鉄骨柱2は、(B)で示されるように基礎3
の上に立設されている。
【0026】図2は、配管系架台1の柱脚部下端部の拡
大正面図であり、図3は、配管系架台1の柱脚部下端部
の拡大断面図である。図2および図3から分かるよう
に、鉄骨柱2は、ベースプレート4に溶接され、基礎3
とは、アンカーボルト5で結合している。
【0027】図4は、配管系架台1の柱脚部を根巻き型
の補強構造で補強した場合の柱脚部の拡大正面図であ
り、図5は、配管系架台1の柱脚部を根巻き型の補強構
造で補強した場合の柱脚部の拡大断面図である。図4を
用いて、根巻き部12の施工手順を以下に説明する。す
なわち、根巻き部12は、まず、基礎3に根巻き部12
を定着させるアンカーボルト9、および基礎3の外周に
配筋される補強立上がり筋8およびフープ鉄筋6を配置
し、次に鉄骨柱2の周囲に所定の隙間10を形成する型
材を配置した後、コンクリートを打設して形成される。
次に、鉄骨柱2の周囲に埋め込んだ型材を除去すること
により鉄骨柱2の周囲に隙間10が形成される。こうし
て形成された隙間10に必要に応じて選定された所定の
充填材(防振ゴムなど)を充填することにより、本実施
形態の根巻き型の補強構造が形成される。
【0028】次に、本実施形態の根巻き型の補強構造を
施した配管系架台1の耐震試験について図6〜図8を用
いて説明する。図6は、耐震試験に使用した補強前の配
管系架台1の柱脚部に設置した抵抗線型歪ゲージ13〜
18の設置位置を示しており、図7は、耐震試験に使用
した補強後の配管系架台1の柱脚部に設置した抵抗線型
歪ゲージ13〜18の設置位置を示している。
【0029】図8は、耐震試験装置である。耐震試験に
おいては、振動台19上に供試体の配管系架台1を設置
し、地震波により加振を行い、各供試体各部の加速度お
よび応力を計測する。すなわち、供試体の配管系架台1
を地震振動台上に設置し、エルセントロ地震波と強震計
記録波形でもって加振し、供試体各部の最大応答値を求
めた。なお、実験に用いた入力地震波は相似則に従っ
て、時間軸及び加速度を変換して用いた。
【0030】図9に、地震波加振における加振条件を示
す。地震波加振に用いた地震波は、エルセントロ波とし
現地強震計で観測された代表的な地震波についても加振
を行った。エルセントロ波においては、入力加速度を3
段階程度変化(0.3〜0.9G)させ、加振方向とし
ては水平方向及び水平−上下2方向同時加振とした。な
お、加速度は、歪ゲージ型加速度計を用いて計測し、加
速度計は、配管架台の各方向の振動モード及び最大応答
値が計測出来るよう架台上部16点、架台基部6点の計
22点の加速度を計測した。応力は、抵抗線型歪みゲー
ジにて、柱基部及びベースプレートの曲げ応力、アンカ
ーボルトの引張り応力を計測した。
【0031】柱基部及びアンカーボルトの応力計測には
単軸ゲージを用い、ベースプレートは、3軸ゲージを用
いた。計測位置は、柱脚で8点、ベースプレートで30
点、アンカーボルトで16点、根巻きコンクリート部で
10点であり、計測位置の例は、図6および図7に示し
たとおりである。
【0032】次に実験結果について図10を用いて説明
する。まず始めに、耐震実験の目的について図2で説明
する。地震力に対応する入力加速度を配管系架台1に作
用させると、配管系架台1は入力加速度に応じて変形
し、相当する応力が発生する。発生した応力は、根巻き
補強が無い場合、柱部材2からアンカーボルト5を介し
て基礎3に伝達される。このとき、柱部材2は、基礎3
の上にピン支点に近い状態となるよう設計し設置されて
いるため、柱部材2から基礎3に伝達される曲げ変形に
伴う応力は、比較的小さい値に留まっている。
【0033】一方、配管系架台1の耐震性能を向上させ
るため図4に示す本実施形態のように緩衝部を設けず根
巻き補強を行うと、柱部材2は、基礎3と根巻き部材1
2を介して拘束されるため、柱部材2は基礎3の上にピ
ン支点に近い状態で設置されなくなり、上述の柱部材2
から基礎3に伝達される曲げ変形に伴う応力は、大きく
なる。
【0034】本耐震実験に先立ち、配管系架台1に緩衝
部を設けず根巻き補強を行った供試体を用いて耐震実験
を行ったところ、基礎部は、根巻き補強を行ったにもか
かわらず破壊された。この理由は、上述のように柱部材
2と基礎3との結合が強固になったため柱部材2から基
礎3に伝達される曲げ変形に伴う応力は、増大したた
め、根巻き補強しても基礎3に伝達される応力が低減さ
れなかったためと考えられる。
【0035】そこで、本実施形態では、根巻き部材12
が柱部材2と対抗する部分に緩衝部10を設けることに
より柱部材2に外力がかかったときの変形を許容する構
造とし、根巻き部材12で補強したことにより柱部材2
と基礎3とが強固に固定された条件とならず上述のピン
支点により近い状態を保持できる構造とした。
【0036】緩衝部について、以下に具体的に説明す
る。図4および図5に示すように、本実施形態では、緩
衝部10として、柱部材2の周囲に隙間の厚さが10〜
15mm程度の緩衝部を設け、さらに、この緩衝部に1
0に、圧縮強度が高く、膨張・収縮のあまり大きくな
く、曲げ変形に伴う応力を吸収できる充填材として、コ
ンクリート構造物の目地材であるアスファルトマスチッ
ク成形目地板(商品名AOIエラスタイト アオイ化学
工業製)を充填した。
【0037】なお、充填材について述べると、上述の材
料に限定されず、他の材料、例えば、防振ゴムなどの各
種ゴム、エポキシ樹脂などの高分子材料、アルミ板、ア
ルミ合金、亜鉛板、などの金属材料、金属合金材料、ア
スファルトなどの石油や石炭を原料とする材料など弾性
変形あるいは塑性変形する材料であればよい。
【0038】すなわち、外力が作用した場合に鉄骨柱脚
部の曲げモーメントを吸収可能な材料ならばよいのであ
る。要は、根巻き部分と柱脚部下部側面とを直接結合せ
ず、その間に隙間を設けその隙間に充填材を充填するこ
とにより、根巻き部分と柱脚部下部側面との界面結合力
を低下させ、外力の作用に伴い発生する鉄骨柱脚部の曲
げ変形を許容し、発生した鉄骨柱脚部の曲げモーメント
の大部分を充填材および根巻き部分で吸収することによ
り、柱脚部から基礎へ伝達される曲げモーメントを激減
させる構造であれば、どのような構造であっても、どの
ような形状の部材を使用してもよいのである。
【0039】さらに、本実施形態の緩衝部10を設けた
根巻き部材12は、根巻き補強を施さないときに基礎3
が柱部材2から伝達される応力によって破壊されるのを
防ぐ役割も担っている。この役割は、柱部材2から緩衝
部10、根巻き部材12を経由して基礎3に伝達される
応力を損失させる役割であり、この役割を根巻き部材1
2が担うことにより、基礎3に伝達される応力が低下す
ることにより基礎3の負担する応力は低減し、基礎3の
破壊を防止することができる。
【0040】次に、耐震実験結果を図10を用いて説明
する。図10は、根巻き補強をしない配管系架台1(図
の〇、●印)と根巻き補強をした配管系架台(図の□、
■印)を用いて、根巻き補強の効果を調べた試験結果の
一例である。横軸は、地震力の大きさを示す入力加速度
であり、縦軸は、基礎3に発生する応力を示している。
基礎3に発生する応力は、アンカーボルト5に設置した
抵抗線型歪ゲージ18(図7参照)の最大応力値を用い
た。
【0041】図10から明らかなように、入力加速度を
増加すると最大応力値も増加する傾向が見られる。また
図中の根巻き補強をしない配管系架台1でも応力が発生
している。これは、図2および図3に示すように柱部材
2と基礎3がアンカーボルト5で結合されているため理
想的なピン支点となっておらず曲げ応力が伝達されたこ
とを示している。ここで、図10より明らかなように根
巻き補強をした配管系架台1での応力は、根巻き補強を
しない配管系架台1で基礎3に伝達された応力の1/1
0程度まで低減されている。この理由は、上述の通りで
ある。
【0042】なお、耐震試験後に供試体を調べてみる
と、根巻き補強しなかった配管系架台1では、柱脚部2
のアンカーボルト5が引き抜けベースプレート4の浮き
上がりが生じていたが、コンクリートによる根巻き補強
を施すことによって、ベースプレート4の浮き上がりが
無く、根巻き補強による効果を確認できた。
【他の実施形態】なお、本実施形態では、耐震補強を行
う鉄骨柱脚部が角形管柱状のものを例に挙げて説明した
が、本発明はこれには限定されず、他の構成の鉄骨柱脚
部、例えば、円形断面の管柱状部材等であってもよい。
【0043】また、上記実施形態においては、基礎につ
いては特に言及していないが、無筋コンクリート,鉄筋
コンクリート,鉄骨鉄筋コンクリート等のコンクリート
部材でもよいし、鋼材からなる部材であってもよい。ま
た、本実施形態では、鉄骨柱脚部が用いられる建造物と
して、配管系架台を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れには限定されず、他の構成の建造物、例えば、一般の
土木構造物等であってもよい。
【0044】さらに本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明
の特許請求範囲に記載された技術思想と実質的に同一な
構成を有し、同様な作用効果を有するものであればいか
なるものであっても本発明の技術範囲に包含される。
【0045】要は、根巻き部分と柱脚部下部側面とを直
接結合せず、その間に隙間を設けその隙間に充填材を充
填することにより、根巻き部分と柱脚部下部側面との界
面結合力を低下させ、外力の作用に伴い発生する鉄骨柱
脚部の曲げ変形を許容し、発生した鉄骨柱脚部の曲げモ
ーメントの大部分を充填材および根巻き部分で吸収する
ことにより、柱脚部から基礎へ伝達される曲げモーメン
トを激減させる構造であれば、どのような構造であって
も、どのような形状の部材を使用してもよい。
【0046】また、充填材の材質についても防振ゴムに
限定されず他の材料、例えば、各種ゴム、エポキシ樹脂
などの高分子材料、アルミ板、アルミ合金、亜鉛板、な
どの金属材料、金属合金材料、アスファルトなどの石油
や石炭を原料とする材料など弾性変形あるいは塑性変形
する材料であればよい。要は、外力が作用した場合に鉄
骨柱脚部の曲げモーメントを吸収可能な材料ならばよい
のである。
【0047】さらに、本発明では、隙間に充填材を充填
せず、空間としてもよい。この場合は、充填材を充填し
た場合に比べ、隙間の空間部で外力が作用した場合に鉄
骨柱脚部の曲げモーメントを吸収する効果は、減少す
る。しかし、隙間に充填材を充填した場合に比べ、隙間
の空間部を生かして外力の作用に伴い発生する鉄骨柱脚
部の曲げ変形の許容範囲が広がる。その結果として、鉄
骨柱脚部で発生し柱脚部から基礎へ伝達される曲げモー
メントは、隙間の空間部によって、低減する。以上述べ
た2つの効果により、隙間を空間としても隙間に充填材
を充填した場合と同様の効果が期待できる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基礎部材
の上に立設した柱部材の根巻き型耐震補強構造によれ
ば、柱部材が脚部とベースプレートとを含み、脚部と根
巻き補強部材との間に間隙部を設け、さらに、根巻き補
強部材は間隙部の外側にベースプレート上に接してベー
スプレートを基礎部材に対して押さえるように形成され
ている。そのため、間隙部によって外力の作用に伴い発
生する鉄骨柱脚部の曲げ変形の許容範囲が広がり、外力
が脚部に発生させる曲げモーメントの基礎部材への伝達
低減させ、基礎部材が負担する曲げモーメントを軽減
できるとともに、根巻き補強部材によって、外力の作用
に伴い発生するアンカーボルトの引き抜けによるベース
プレートの浮き上がりを根巻き補強部材がベースプレー
トを基礎部材に対して押さえることによって防止でき
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態である配管系架台の補強前の全体構
成図であり、(A)は、鉄骨柱から構成される配管系架
台を上からみた平面図であり、(B)は、配管系架台を
正面からみた正面図であり、(C)は、配管系架台を側
面からみた側面図である
【図2】配管系架台の脚部下端部の拡大正面図である。
【図3】配管系架台の脚部下端部の拡大断面図である。
【図4】配管系架台の脚部を根巻き型の補強構造で補強
した場合の脚部の拡大正面図である。
【図5】配管系架台の脚部を根巻き型の補強構造で補強
した場合の脚部の拡大断面図である。
【図6】耐震試験に使用した補強前の配管系架台の脚部
を示す図であり、抵抗線型歪ゲージの設置位置を示して
いる。
【図7】耐震試験に使用した補強後の配管系架台の脚部
を示す図であり、抵抗線型歪ゲージの設置位置を示して
いる。
【図8】耐震試験装置に設置された配管系架台を示す図
である。
【図9】耐震試験条件を示した表である。
【図10】耐震試験結果を示す図である。
【符号の説明】
2 脚部 3 基礎 4 ベースプレート 5 アンカーボルト 6 フープ筋 7 コンクリート 8 補強立上がり筋 9 アンカーボルト 10 緩衝部 12 根巻き型補強部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安在 一 新潟県北蒲原郡聖籠町東港1丁目1612− 32 (72)発明者 朝川 春馬 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 (72)発明者 中村 友道 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 (72)発明者 落合 茂 東京都杉並区高井戸東1丁目1番30号 (56)参考文献 特開 平11−210079(JP,A) 特開 平11−36660(JP,A) 実開 平3−41067(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04G 23/02 E04B 1/24,1/30,1/58,1/98 E04H 9/00 E02D 27/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎部材上に立設した柱部材の脚部を根
    巻き補強部材により補強する根巻き型耐震補強構造であ
    って、前記柱部材が脚部とベースプレートとを含み、 前記柱部材の脚部と前記根巻き補強部材との間に間隙部
    を有し、前記根巻き補強部材は、前記間隙部の外側に前記ベース
    プレート上に接して形成され、前記ベースプレートを前
    記基礎部材に対して押さえる ことを特徴とする根巻き型
    耐震補強構造。
  2. 【請求項2】 前記間隙部には、充填材が充填され、前
    記充填材は、防振ゴムを含む弾性変形を生じる材料、あ
    るいはばねを含む弾性体、のいずれかであることを特徴
    とする請求項1に記載の根巻き型耐震補強構造。
  3. 【請求項3】 前記根巻き補強部材は、前記柱脚部およ
    び前基礎部材の上端部の周囲に鉄筋を配筋し、該鉄筋の
    外周に外巻きフープ筋を設置し、該外巻きフープ筋を包
    含するようにコンクリートを充填して形成され、前記ベ
    ースプレートを前記基礎部材に対して押さえる鉄筋コン
    クリートの根巻きであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の根巻き型耐震補強構造。
  4. 【請求項4】 基礎部材上に立設した、脚部とベースプ
    レートとを含む柱部材の前記脚部を根巻き補強部材によ
    って補強する根巻き型耐震補強方法であって、 前記柱部材の前記脚部外周に間隙を形成するための間
    形成材を設置する間隙形成材設置工程と、 鉄筋を前記柱部材の前記脚部前記基礎部材上端部との
    周囲に配筋し、前記鉄筋の外周に外巻きフープ筋を設置
    し、前記鉄筋を前記基礎部材上端部に固定する鉄筋固定
    工程と、 前記間隙形成材の外側に前記ベースプレート上に接し
    て、前記外巻きフープ筋を包含するようにコンクリート
    を充填し鉄筋コンクリート根巻き補強部材を形成
    て前記ベースプレートを前記基礎部材に対して押さえる
    根巻き補強部材形成工程と、 前記間隙形成材を除去して間隙を形成する間隙形成工程
    と、を有することを特徴とする根巻き型耐震補強方法。
  5. 【請求項5】 前記間隙形成工程で形成された間隙に、
    更に充填材を充填する充填材充填工程を有することを特
    徴とする請求項4に記載の根巻き型耐震補強方法。
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