JP2021160456A - 車両の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の駐車時に駆動輪の回転軸に捩れが生じることを防止でき、車両の駐車時および発進時に車両のドライバビリティが低下することを防止できる車両の制御装置を提供すること。【解決手段】車両1のECU22は、シフトスイッチ24、傾斜角センサ28および歯位置検出センサ29A、29Bの検出情報に基づき、シフト位置がパーキング位置にシフトされ、路面の勾配が所定値以上であり、かつ、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合い可能な位置に位置していたら、モータ13を駆動して出力軸21を回転させる。そして、パーキングギヤ18を待機位置に移動させてブレーキ油圧回路33によって左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させた後、パーキングロック機構17を作動させる。【選択図】図1
Description
本発明は、車両の制御装置に関する。
モータ等を駆動源としたアクチュエータにより車両のシフト位置を切り替えるシフトバイワイヤ式のパーキングロック機構が知られている。
このパーキングロック機構は、駆動源から駆動輪までの間の動力伝達経路上の動力伝達軸にパーキングギヤが設けられており、パーキングギヤの歯の間の凹部にパーキングポールを噛み合わせて動力伝達軸の回転を規制することにより、駆動輪の回転を規制している。
このパーキングロック機構において、サイドブレーキを使用せずに車両が坂道に停車し、パーキング位置でパーキングロック機構を作動した状態では、駆動輪のドライブシャフトに掛かる回転力によってドライブシャフトが捩れてトルクを蓄積した状態となる。このため、発進時にパーキング位置から他のシフト位置にシフト位置を切り替えてパーキングロック機構を解除した際に、解放されたドライブシャフトの捩れトルクで車両が振動してしまい、ドライバビリティが低下するおそれがある。
従来、車両の発進時にパーキング位置から他のシフト位置への切り替えを円滑に行うことができるものとして特許文献1に記載される自動車が知られている。
特許文献1に記載される自動車は、変更操作を含む脱駐車ポジション操作が予測されたときに、路面勾配に基づいて車両に作用する車重の車両前後方向の分力である車重分力を打ち消す方向の駆動力である補助駆動力が所定駆動力未満のときには、補助駆動力が電動機から出力されるよう電動機を制御する。
また、補助駆動力が所定駆動力以上のときには補助駆動力が電動機と駆動力源とから出力されるよう電動機と駆動力源とを制御している。
しかしながら、このような従来の自動車にあっては、自動車の発進時における脱駐車ポジション操作時の制御に関するものであり、車両の駐車時には駆動輪のドライブシャフトにかかる回転力によってドライブシャフトの捩れが生じた状態となり、ドライブシャフトに負荷が発生している。このため、駐車時のドライブシャフトの捩れの発生を防止し、ドライブシャフトに負荷が加わることを抑制し、駐車時と発進時における車両のドライバビリティが低下することをより効果的に防止する必要がある。
本発明は、上記のような事情に着目してなされたものであり、車両の駐車時に駆動輪の回転軸に捩れが生じることを防止でき、車両の駐車時および発進時に車両のドライバビリティが低下することを防止できる車両の制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、回転軸を有する駆動輪と、動力伝達軸を有し、駆動源の動力を前記動力伝達軸から前記回転軸を介して前記駆動輪に伝達する動力伝達装置と、ブレーキペダルの踏み込み量にかかわらずに前記駆動輪に制動力を発生させる制動力発生部と、シフト位置切替信号に連動するアクチュエータによって駆動されることにより、前記動力伝達軸の回転を規制するシフトバイワイヤ式のパーキングロック機構と、シフトレバーの操作によってシフト位置がパーキング位置に位置したことを検出するパーキング位置検出部と、路面の勾配を検出する勾配検出部とを備えた車両に搭載された車両の制御装置であって、前記パーキングロック機構を制御するパーキングロック制御部を備え、前記パーキングロック制御部は、前記パーキング位置検出部および前記勾配検出部の検出情報に基づき、シフト位置が前記パーキング位置にシフトされ、かつ、路面の勾配が所定値以上であることを条件として、前記制動力発生部によって前記駆動輪に制動力を発生させた後、前記パーキングロック機構を作動させることを特徴とする。
このように上記の本発明によれば、車両の駐車時に駆動輪の回転軸に捩れが生じることを防止でき、車両の駐車時および発進時に車両のドライバビリティが低下することを防止できる。
本発明の一実施の形態に係る車両の制御装置は、回転軸を有する駆動輪と、動力伝達軸を有し、駆動源の動力を動力伝達軸から回転軸を介して駆動輪に伝達する動力伝達装置と、ブレーキペダルの踏み込み量にかかわらずに駆動輪に制動力を発生させる制動力発生部と、シフト位置切替信号に連動するアクチュエータによって駆動されることにより、動力伝達軸の回転を規制するシフトバイワイヤ式のパーキングロック機構と、シフトレバーの操作によってシフト位置がパーキング位置に位置したことを検出するパーキング位置検出部と、路面の勾配を検出する勾配検出部とを備えた車両に搭載された車両の制御装置であって、パーキングロック機構を制御するパーキングロック制御部を備え、パーキングロック制御部は、パーキング位置検出部および勾配検出部の検出情報に基づき、シフト位置がパーキング位置にシフトされ、かつ、路面の勾配が所定値以上であることを条件として、制動力発生部によって駆動輪に制動力を発生させた後、パーキングロック機構を作動させる。
これにより、本発明の一実施の形態に係る車両の制御装置は、車両の駐車時に駆動輪の回転軸に捩れが生じることを防止でき、車両の駐車時および発進時に車両のドライバビリティが低下することを防止できる。
以下、本発明の一実施例に係る車両の制御装置について、図面を用いて説明する。
図1から図5は、本発明の一実施例に係る車両の制御装置を示す図である。
図1から図5は、本発明の一実施例に係る車両の制御装置を示す図である。
まず、構成を説明する。
図1に示すように、車両1は、駆動源を構成する内燃機関としてのエンジン11と、エンジン11に連結され動力を伝達する変速機12と、モータ13とを含むハイブリッド車両によって構成されている。
図1に示すように、車両1は、駆動源を構成する内燃機関としてのエンジン11と、エンジン11に連結され動力を伝達する変速機12と、モータ13とを含むハイブリッド車両によって構成されている。
車両1は、変速機12に設けられたディファレンシャル装置14と、左側のドライブシャフト15Lと、右側のドライブシャフト15Rと、左側の駆動輪16Lと、右側の駆動輪16Rと、シフトバイワイヤ式のパーキングロック機構17(図2参照)とを含んで構成されている。
変速機12から出力される動力は、ディファレンシャル装置14を介して左側のドライブシャフト15Lから左側の駆動輪16Lに伝達されるとともに、右側のドライブシャフト15Rから右側の駆動輪16Rに伝達される。本実施例のドライブシャフト15L、15Rは、本発明の回転軸を構成する。
車両1は、フロントエンジンフロントドライブからなるFF車であってもよく、フロントエンジンリアドライブからなるFR車であってもよく、フルタイム4WDなどの四輪駆動車であってもよい。
変速機12は、例えば、エンジン11から動力が伝達される入力軸20と、入力軸20に設けられた複数の変速用の入力ギヤ20Aと、変速用の入力ギヤ20Aにそれぞれ噛み合う変速用の出力ギヤ21Aを備えた出力軸21とを有する。
また、変速機12は、出力軸21に設けられ、ディファレンシャル装置14の図示しないファイナルドリブンギヤに噛み合う図示しないファイナルドライブギヤ等を備えている。本実施例の変速機12は、本発明の動力伝達装置を構成する。変速機12は、エンジン11の動力(回転速度)を変速してディファレンシャル装置14に伝達する。
車両1は、電子制御ユニットであるECU(Electronic Control Unit)22を備えている。ECU22は、それぞれ図示しないCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory) と、ROM(Read Only Memory)と、フラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを含んで構成されるマイクロコンピュータによって構成されている。
ECU22には、シフトスイッチ24、駐車ブレーキスイッチ25、ブレーキペダルセンサ26、SOC(State Of Charge)センサ27、傾斜角センサ28、歯位置検出センサ29A、29B、イグニッションスイッチ30、パーキングモータ31、モータ駆動回路32およびブレーキ油圧回路33が接続されている。
図2に示すように、パーキングロック機構17は、変速機12に設けられたパーキングギヤ18とパーキングポール19とを有する。パーキングギヤ18は、出力軸21に設けられており、出力軸21と一体で回転する。本実施例の出力軸21は、エンジン11およびモータ13から左右の駆動輪16L、16Rまでの動力伝達経路上に設けられており、本発明の動力伝達軸を構成する。
パーキングギヤ18には円周方向に等間隔で歯18Aが設けられており、歯18Aの間に円周方向に等間隔で凹部18Bが形成されている。
パーキングポール19は、パーキングポールシャフト19Aに固定されている。パーキングポールシャフト19Aは、変速機12の図示しない変速機ケースに回転自在に支持されており、パーキングギヤ18に近づく方向とパーキングギヤ18から離れる方向とに揺動する。
パーキングポール19の先端側には爪部19aが設けられており、爪部19aは、凹部18Bに噛み合う。
パーキングポール19は、パーキングモータ31(図1参照)によって駆動される。パーキングモータ31は、パーキングポールシャフト19Aを回転させることにより、パーキングポールシャフト19Aを支点にしてパーキングポール19をパーキングギヤ18に近づく方向に揺動させる。
パーキングポール19がパーキングギヤ18に近づく方向に揺動すると、爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合うことにより、パーキングギヤ18の回転が規制される。
これにより、パーキングギヤ18と一体で回転する出力軸21の回転が規制され、出力軸21のファイナルドライブギヤに噛み合うファイナルドリブンギヤを有するディファレンシャル装置14の回転が規制される。このため、左右のドライブシャフト15L、15Rおよび左右の駆動輪16L、16Rの回転が規制され、車両1の停車状態(駐車状態)が維持される。
パーキングモータ31は、パーキングポールシャフト19Aを回転させることにより、パーキングポールシャフト19Aを支点にしてパーキングポール19をパーキングギヤ18から離れる方向に揺動させる。
パーキングポール19がパーキングギヤ18から離れる方向に揺動すると、爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bから離脱することにより、パーキングギヤ18の回転が許容される。
これにより、パーキングギヤ18と一体で回転する出力軸21の回転が許容され、左右のドライブシャフト15L、15Rおよび左右の駆動輪16L、16Rの回転が許容され、車両1が走行可能状態となる。
このようにパーキングモータ31は、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合う位置と、凹部18Bとの噛み合いが解除される位置との間で移動させる。
すなわち、パーキングポール19は、パーキングギヤ18の歯18Aの間の凹部18Bに爪部19aが噛み合い可能な噛み合い位置にパーキングギヤ18が位置した場合に、パーキングモータ31によってパーキングポール19がパーキングギヤ18に近づく方向に揺動されると、爪部19aが凹部18Bに噛み合う。
一方、パーキングポール19は、パーキングギヤ18の歯18Aの間の凹部18Bに爪部19aが噛み合い不能な待機位置にパーキングギヤ18が位置した場合に、パーキングモータ31によってパーキングポール19がパーキングギヤ18に近づく方向に揺動されると、爪部19aが歯18Aに当接する。このため、爪部19aが凹部18Bに噛み合い不能となる。本実施例のパーキングモータ31は、本発明のアクチュエータを構成する。
なお、パーキングロック機構17は、パーキングモータ31によってパーキングポール19を直接揺動させる機構に限らず、パーキングモータ31の駆動力をいずれも図示しない操作軸、ディテントプレート、パーキングロッド等を介してパーキングポールに伝達する機構等であってもよく、これに限定されるものでもない。また、アクチュエータは、パーキングモータに限定されるものではない。
本実施例のパーキングロック機構17を構成するパーキングギヤ18、パーキングポールシャフト19Aおよびパーキングモータ31は、本発明のパーキングロック機構を構成する。
図1において、シフトスイッチ24は、運転者によって操作されるシフトレバー34のシフト位置を検出してシフト位置に応じたシフト位置切替信号をECU22に出力する。
シフトスイッチ24は、シフト位置として、例えば、パーキング位置(P)、ドライブ位置(D)、ニュートラル位置(N)、リバース位置(R)を検出し、それぞれのシフト位置に連動したシフト位置切替信号をECU22に出力する。
駐車ブレーキスイッチ25は、運転者によって操作されるサイドレバー(サイドブレーキ)35が制動力を発生させる制動位置に操作されたときに、オン信号をECU22に出力し、サイドレバー35が制動力を解除する解除位置に操作されたときにオフ信号をECU22に出力する。
左右の駆動輪16L、16Rには車両1を制動させるためのブレーキ機構38A、38Bが設けられている。
サイドレバー35は、運転者によって操作されると、例えば、図示しないワイヤが引っ張られ、左右の駆動輪16L、16Rのブレーキ機構38A、38Bが機械的に作動されることにより、左右の駆動輪16L、16Rが制動される。
ブレーキペダルセンサ26は、運転者によってブレーキペダル36が踏み込まれたときの踏み込み量に応じてブレーキ信号をECU22に出力する。
傾斜角センサ28は、車両1の傾斜角を検出して車両1の傾斜角に応じた信号をECU22に出力する。ECU22は、傾斜角センサ28から出力された信号に基づいて車両1が走行している路面の勾配を算出する。ここで、路面の勾配とは、車両1が走行する路面の水平方向に対する傾きである。
本実施例の傾斜角センサ28は、本発明の勾配検出部を構成する。なお、路面の勾配を検出するセンサは、傾斜角センサに限定されるものではなく、路面の勾配を検出できるものであれば、何でも良い。
SOC(State Of Charge)センサ27は、バッテリ37の充電量(残容量)を検出してSOC信号をECU22に出力する。バッテリ37は、モータ13およびパーキングモータ31に加えて車両1に設けられた電気機器に電力を供給する。
図2に示すように、歯位置検出センサ29A、29Bは、パーキングギヤ18の径方向外方に設けられており、1つの歯18Aの円周方向の長さの範囲内に設置されている。歯位置検出センサ29A、29Bは、パーキングギヤ18の歯18Aを検出した場合に検出信号をECU22に出力する。
ECU22は、歯位置検出センサ29A、29Bの両方から検出信号が出力された場合に、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合う噛み合い位置にパーキングギヤ18が位置したものと判断する。
また、ECU22は、歯位置検出センサ29A、29Bの一方から検出信号が出力された場合、または歯位置検出センサ29A、29Bの両方から検出信号が出力されない場合に、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合わない待機位置にパーキングギヤ18が位置したものと判断する。本実施例の歯位置検出センサ29A、29Bは、本発明の歯位置検出部を構成する。
イグニッションスイッチ30は、車両1の始動スイッチであり、運転者の操作によって車両1の始動信号(オン信号)をECU22に出力する。車両1には図示しないスタータモータが設けられており、ECU22は、イグニッションスイッチ30が作動されると、スタータモータを駆動してエンジン11を始動する。
ECU22は、シフトスイッチ24がパーキング位置を検出したときに、パーキングモータ31を駆動してパーキングロック機構17を作動する。すなわち、パーキングモータ31は、パーキングポール19をパーキングギヤ18に近づく方向に揺動させ、爪部19aをパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合わせる。
なお、以後の説明において、パーキングロック機構17を作動するとは、パーキングモータ31によってパーキングポール19をパーキングギヤ18に近づけるように揺動させて、パーキングモータ31の爪部19aをパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合わせることや、爪部19aをパーキングギヤ18の歯18Aに当接させることである。
また、パーキングロック機構17の作動を解除するとは、パーキングモータ31によってパーキングポール19をパーキングギヤ18から離れる方向に揺動させることである。
モータ駆動回路32は、バッテリ37の直流電圧を交流電圧に変換するインバータ等を内蔵しており、ECU22は、モータ駆動回路32を介してモータ13の駆動を制御する。モータ13は、図示しない減速機構を介して出力軸21に連結されている。
モータ13の動力は、出力軸21からディファレンシャル装置14に伝達された後、ディファレンシャル装置14から左右のドライブシャフト15L、15Rを介して左右の駆動輪16L、16Rに伝達される。これにより、車両1がモータ13によって走行される。
また、エンジン11の動力とモータ13の動力が出力軸21に伝達されることにより、車両1がエンジン11とモータ13によって走行される。
また、左右の駆動輪16Lと駆動輪16Rの回転は、左右のドライブシャフト15L、15Rを介して出力軸21に伝達されることにより、モータ13における回生発電に用いられる。
すなわち、モータ13は、電力が供給されることにより、動力を発生する電動機の機能と、外部からの動力により発電する発電機の機能とを有し、本発明の回転電機を構成する。
ECU22は、ブレーキペダルセンサ26の検出情報に基づいてブレーキ油圧回路33を制御してブレーキ機構38A、38Bにブレーキペダル36の踏み込み量に応じた油圧を供給し、左右の駆動輪16L、16Rの制動力を制御する。
すなわち、ブレーキ機構38A、38Bは、サイドレバー35が操作されることによりワイヤによって作動されるとともに、ブレーキペダル36の踏み込み量に応じた油圧によって作動される。本実施例のブレーキ油圧回路33は、本発明の制動力発生部を構成する。
また、ECU22は、シフトスイッチ24、傾斜角センサ28および歯位置検出センサ29A、29Bの検出情報に基づき、パーキングロック機構17を作動させる。
具体的には、ECU22は、シフト位置がパーキング位置にシフトされ、路面の勾配が所定値以上であることを条件として、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bとの噛み合いが解除される位置に位置した状態で凹部18Bが爪部19aと噛み合い可能な噛み合い位置に位置していたら(図2の状態)、モータ13を駆動して出力軸21を回転させて待機位置に移動させる。
さらに、ECU22は、パーキングギヤ18を待機位置に移動させてからブレーキ油圧回路33によって左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させるヒルホールド機能を実施した後、パーキングロック機構17を作動させる。
次に、作用を説明する。
図3、図4は、パーキングロック制御処理のプログラムフローチャートである。このパーキング制御処理のプログラムは、ECU22のROMまたはRAMに格納されており、CPUによって実行される。
図3、図4は、パーキングロック制御処理のプログラムフローチャートである。このパーキング制御処理のプログラムは、ECU22のROMまたはRAMに格納されており、CPUによって実行される。
まず、図3に示すフローチャートにより、車両1の駐車時のパーキングロック制御処理を説明する。
図3において、ECU22は、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別する(ステップS1)。
図3において、ECU22は、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別する(ステップS1)。
ステップS1において、ECU22は、シフト位置がパーキング位置でないものと判断した場合に、今回の処理を終了し、シフト位置がパーキング位置であるものと判断した場合には、ステップS2の処理を実行する。
ステップS2において、ECU22は、傾斜角センサ28の検出情報に基づいて車両1の傾斜角が所定値以上であるか否かを判別し、傾斜角が所定値未満であるものと判断した場合には、パーキングロック機構17を作動する(ステップS3)。
ステップS3において、ECU22は、パーキングモータ31を駆動して、パーキングポール19の爪部19aをパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合わせる。これにより、パーキングギヤ18と一体で回転する出力軸21の回転が規制され、車両1の停車状態が維持される。
ステップS2において、ECU22は、傾斜角が所定値以上であるものと判断した場合には、勾配が大きい坂道に車両1が停車されたものと判断し、SOCセンサ27の検出情報に基づいてバッテリ37の充電量が第1の充電量以上であるか否かを判別する(ステップS4)。
ステップS4において、ECU22は、バッテリ37の充電量が第1の充電量未満であるものと判断した場合には、バッテリ37の充電量がモータ13を駆動するのに充分な充電量ではなく、パーキングモータ31を駆動するのには十分な充電量であるものと判断してステップS3の処理を実行する。
ステップS4において、ECU22は、バッテリ37の充電量が第1の充電量以上であるものと判断した場合には、バッテリ37の充電量がモータ13を駆動するのに十分な充電量であるものと判断し、ステップS5の処理を実行する。
ステップS5において、ECU22は、歯位置検出センサ29A、29Bの検出情報に基づいてパーキングギヤ18が待機位置にあるか否かを判断する。
ステップS5において、ECU22は、歯位置検出センサ29A、29Bの両方から信号が検出された場合に、パーキングギヤ18が待機位置にないものと判断する。すなわち、ECU22は、パーキングギヤ18の凹部18Bにパーキングポール19の爪部19aが噛み合い可能な噛み合い位置にパーキングギヤ18が位置しているものと判断し、ステップS6の処理を実行する。
ステップS6において、ECU22は、モータ13を駆動して出力軸21を回転させ、パーキングギヤ18を待機位置に移動させる。ECU22は、歯位置検出センサ29A、29Bの一方から検出信号が出力された場合、または歯位置検出センサ29A、29Bの両方から検出信号が出力されない場合に、パーキングモータ31を停止し、ステップS4の処理を実行する。
ステップS5において、ECU22は、パーキングギヤ18が待機位置にあるものと判断した場合に、ステップS7の処理を実行する。
ステップS7において、ECU22は、ブレーキペダル36の踏み込み量にかかわらず、ブレーキ油圧回路33によってブレーキ機構38A、38Bに油圧を供給することにより、左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させるヒルホールド機能を実行する。
ここで、ブレーキペダル36の踏み込み量にかかわらず、ブレーキ油圧回路33によってブレーキ機構38A、38Bに油圧を供給するとは、例えば、運転者がブレーキペダル36の踏み込みを解除したときに、ブレーキペダル36を最大限に踏み込んでいたときの油圧を維持する処理を実行することである。
ステップS7において、ECU22は、ヒルホールド機能を実行した後、パーキングロック機構17を作動させる。すなわち、ECU22は、パーキングモータ31を駆動して、パーキングポール19をパーキングギヤ18に近づけ、爪部19aを歯18Aに当接させる。
次いで、ECU22は、ステップS8に処理を移し、ヒルホールド処理を維持することにより、左右の駆動輪16L、16Rの制動を維持しながらステップS9の処理を実行する。
ステップS9において、ECU22は、SOCセンサ27の検出情報に基づいてバッテリ37の充電量が第2の充電量以上であるか否かを判別する。第2の充電量は、第1の充電量よりも低い値であり、ヒルホールド処理が維持可能な充電量の閾値である。
ステップS9において、ECU22は、バッテリ37の充電量が第2の充電量未満であるものと判断した場合には、バッテリ37の充電量が、ブレーキ油圧回路33を作動させてヒルホールド処理を維持することが困難な充電量であるものと判断し、今回の処理を終了する。
ステップS9において、ECU22は、バッテリ37の充電量が第2の充電量以上であるものと判断した場合には、バッテリ37の充電量が、ブレーキ油圧回路33を作動させてヒルホールド処理を維持することが十分に可能な充電量であるものと判断し、ステップS10の処理を実行する。
ステップS10において、ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25の出力信号に基づいて運転者によって操作されるサイドレバー35が制動位置に操作されたか否かを判別する。
ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25からオフ信号が出力された場合に、サイドレバー35が解除位置にあるものと判断し、ステップS8の処理を実行する。
ステップS10において、ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25からオン信号が出力された場合に、サイドレバー35が制動位置に操作され、左右の駆動輪16L、16Rのブレーキ機構38A、38Bが作動されて左右の駆動輪16L、16Rが制動されたものと判断し、ステップS11の処理を実行する。
ステップS11では、ECU22は、ブレーキ油圧回路33からブレーキ機構38A、38Bに供給された油圧を解除してヒルホールド機能を停止した後、今回の処理を終了する。
次に、図4に示すフローチャートにより、車両1の発進時のパーキングロック制御処理を説明する。
図4において、ECU22は、イグニッションスイッチ30がオンになったか否かを判別し(ステップS21)、イグニッションスイッチ30がオンになった場合には、スタータモータを駆動してエンジン11を始動した後(ステップS22)、ステップS23の処理を実行する。
図4において、ECU22は、イグニッションスイッチ30がオンになったか否かを判別し(ステップS21)、イグニッションスイッチ30がオンになった場合には、スタータモータを駆動してエンジン11を始動した後(ステップS22)、ステップS23の処理を実行する。
ステップS23において、ECU22は、傾斜角センサ28の検出情報に基づいて車両1の傾斜角が所定値以上であるか否かを判別する。
ステップS23において、ECU22は、傾斜角が所定値未満であるものと判断した場合には、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別し(ステップS24)、パーキング位置でないものと判断した場合には、パーキングロック機構17を解除する(ステップS25)。また、シフト位置がパーキング位置であるものと判断した場合には、ステップS23に戻る。
ステップS23において、ECU22は、傾斜角が所定値以上であるものと判断した場合には、勾配が大きい坂道に車両1が停車されたものと判断し、駐車ブレーキスイッチ25の出力信号に基づいてサイドレバー35が解除位置に操作されたか否かを判別する(ステップS26)。
ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25からオン信号が出力された場合には、サイドレバー35が制動位置にあるものと判断し、ステップS26の処理を繰り返す。
ステップS26において、ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25からオフ信号が出力された場合には、サイドレバー35が制動位置から解除位置に操作されたものと判断し、ブレーキペダル36の踏み込み量にかかわらず、ブレーキ油圧回路33によってブレーキ機構38A、38Bに油圧を供給することにより、左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させるヒルホールド機能を実行する(ステップS27)。
次いで、ECU22は、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別する(ステップS28)。
ステップS28において、ECU22は、シフト位置がパーキング位置以外にシフトされたものと判断した場合に、パーキングロック機構17を解除した後(ステップS29)、ヒルホールド機能を解除して(ステップS30)、今回の処理を終了する。
これにより、車両1が発進可能状態となる。なお、ECU22は、パーキングロック制御処理中にイグニッションスイッチ30がオフとなった場合には、パーキングロック機構17を作動させて今回の処理を終了する。
このように本実施例のECU22は、シフトスイッチ24、傾斜角センサ28および歯位置検出センサ29A、29Bの検出情報に基づき、シフト位置がパーキング位置にシフトされ、路面の勾配が所定値以上であり、かつ、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の歯18Aの間の凹部18Bに噛み合い可能な位置に位置していたら、モータ13を駆動して出力軸21を回転させる。
そして、パーキングギヤ18を待機位置に移動させてブレーキ油圧回路33によって左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させるヒルホールド機能を実行した後、パーキングロック機構17を作動させる。
これにより、車両1が坂道に駐車されたときに、左右の駆動輪16L、16Rを制動(回転を規制)した状態でパーキングロック機構17を作動させることができる。これにより、車両が坂道で停車している状態でパーキングロック機構を作動した後、サイドレバー35を作動させずに運転者がブレーキペダルから足を離した場合に、左右のドライブシャフト15L、15Rが捩じれることを防止できる。
このため、車両1の駐車時において、パーキングギヤ18の凹部18Bとパーキングポール19の爪部19aの噛み合い部に左右のドライブシャフト15L、15Rが捩じれによる大きな負荷が加わることを未然に防止できる。
すなわち、本実施例の車両1は、車両1が坂道で停車された場合に、パーキングギヤ18が待機位置に位置した状態でパーキングロック機構17を作動させることができるので、パーキングギヤ18の凹部18Bとパーキングポール19の爪部19aの噛み合い部に左右のドライブシャフト15L、15Rの捩じれによる大きな負荷が加わる要因を最初から排除できる。
これに加えて、左右の駆動輪16L、16Rの制動後にパーキングロック機構17を作動させることにより、左右の駆動輪16L、16Rの回転を規制でき、左右のドライブシャフト15L、15Rが捩じれることを防止でき、車両1の擦り下がりが発生することを防止できる。
また、車両1の発進時にパーキングロック機構17を解除した際に、解放された左右のドライブシャフト15L、15Rの捩れトルクがパーキングギヤ18の凹部18Bとパーキングポール19の爪部19aの噛み合い部に作用することにより、車両1が振動することを防止できる。
このように本実施例のECU22を備えた車両1は、車両1の駐車時に左右のドライブシャフト15L、15Rに捩れが生じることを防止でき、車両1の駐車時および発進時に車両1のドライバビリティが低下することを防止できる。
また、万が一、出力軸21が回転した場合には、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合うので、出力軸21の回転を確実に規制できる。
なお、ECU22は、シフトスイッチ24および傾斜角センサ28の検出情報に基づき、シフト位置がパーキング位置にシフトされ、かつ、路面の勾配が所定値以上であることを条件として、ブレーキ油圧回路33によって左右の駆動輪16L、16Rに制動力を発生させるヒルホールド機能を実施した後、パーキングロック機構17を作動させてもよい。
すなわち、ECU22は、パーキングギヤ18が待機位置に位置した状態、または、パーキングポール19の爪部19aがパーキングギヤ18の凹部18Bに噛み合い可能な位置に位置した状態のいずれにおいて、ヒルホールド処理を実施した後、パーキングロック機構17を作動させてもよい。
このようにしても、車両1が坂道で停車している状態でパーキングロック機構を作動した後、サイドレバー35を作動させずに運転者がブレーキペダルから足を離した場合に、左右の駆動輪16L、16Rを制動(回転を規制)した状態でパーキングロック機構17を作動させることができる。このため、左右のドライブシャフト15L、15Rが捩じれることを防止でき、車両1の駐車時および発進時に車両1のドライバビリティが低下することを防止できる。
図5は、車両1の発進時の他のパーキングロック制御処理を示す図である。
図5において、ECU22は、イグニッションスイッチ30がオンになったか否かを判別し(ステップS31)、イグニッションスイッチ30がオンになった場合には、スタータモータを駆動してエンジン11を始動した後(ステップS32)、ステップS33の処理を実行する。
図5において、ECU22は、イグニッションスイッチ30がオンになったか否かを判別し(ステップS31)、イグニッションスイッチ30がオンになった場合には、スタータモータを駆動してエンジン11を始動した後(ステップS32)、ステップS33の処理を実行する。
ステップS33において、ECU22は、傾斜角センサ28の検出情報に基づいて車両1の傾斜角が所定値以上であるか否かを判別する。
ステップS33において、ECU22は、傾斜角が所定値未満であるものと判断した場合には、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別し(ステップS34)、パーキング位置でないものと判断した場合には、パーキングロック機構17を解除する(ステップS35)。また、シフト位置がパーキング位置であるものと判断した場合には、ステップS33に戻る。
ステップS33において、ECU22は、傾斜角が所定値以上であるものと判断した場合には、勾配が大きい坂道に車両1が停車されたものと判断し、シフトスイッチ24から出力されるシフト位置切替信号に基づいてシフト位置がパーキング位置であるか否かを判別する(ステップS36)。
ステップS36において、ECU22は、シフト位置がパーキング位置以外にシフトされたものと判断した場合に、ステップS37の処理を実行する。ステップS37において、ECU22は、ヒルホールド機能を実行した後、パーキングロック機構17を解除する。
次いで、ECU22は、駐車ブレーキスイッチ25の出力信号に基づいてサイドレバー35が解除位置に操作されたか否かを判別する(ステップS38)。ステップS38において、ECU22は、サイドレバー35が解除位置に操作されていないものと判断した場合には、ヒルホールド機能を維持する。
ステップS38において、ECU22は、サイドレバー35が解除位置に操作されたものと判断した場合には、ヒルホールド機能を解除して(ステップS39)、今回の処理を終了する。これにより、車両1が発進可能状態となる。
なお、本実施例の車両1は、エンジン11とモータ13によって駆動されるハイブリッド車両から構成されているが、これに限定されるものではなく、モータによって駆動されるEV車両、エンジン(内燃機関)によって駆動される車両に適用されてもよい。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1...車両、11...エンジン(内燃機関)、12...変速機(動力伝達装置)、13...モータ(回転電機)、15L,15R...ドライブシャフト(回転軸)、16L,16R...駆動輪、17...パーキングロック機構(シフトバイワイヤ式のパーキングロック機構)、18...パーキングギヤ、18A...歯、18B...凹部、19A...パーキングポールシャフト(パーキングロック機構)、21...出力軸(動力伝達軸)、22...ECU(パーキングロック制御部)、24...シフトスイッチ(パーキング位置検出部)、28...傾斜角センサ(勾配検出部)、29A,29B...歯位置検出センサ(歯位置検出部)、31...パーキングモータ(アクチュエータ)、33...ブレーキ油圧回路(制動力発生部)、34...シフトレバー、36...ブレーキペダル
Claims (3)
- 回転軸を有する駆動輪と、
動力伝達軸を有し、駆動源の動力を前記動力伝達軸から前記回転軸を介して前記駆動輪に伝達する動力伝達装置と、
ブレーキペダルの踏み込み量にかかわらずに前記駆動輪に制動力を発生させる制動力発生部と、
シフト位置切替信号に連動するアクチュエータによって駆動されることにより、前記動力伝達軸の回転を規制するシフトバイワイヤ式のパーキングロック機構と、
シフトレバーの操作によってシフト位置がパーキング位置に位置したことを検出するパーキング位置検出部と、
路面の勾配を検出する勾配検出部とを備えた車両に搭載された車両の制御装置であって、
前記パーキングロック機構を制御するパーキングロック制御部を備え、
前記パーキングロック制御部は、前記パーキング位置検出部および前記勾配検出部の検出情報に基づき、シフト位置が前記パーキング位置にシフトされ、かつ、路面の勾配が所定値以上であることを条件として、前記制動力発生部によって前記駆動輪に制動力を発生させた後、前記パーキングロック機構を作動させることを特徴とする車両の制御装置。 - 前記パーキングロック機構は、
前記動力伝達軸に設けられ、前記動力伝達軸と一体で回転するパーキングギヤと、
前記パーキングギヤの歯の間の凹部に噛み合うことにより、前記動力伝達軸の回転を規制するパーキングポールと、
前記凹部に噛み合う位置と前記凹部との噛み合いが解除される位置との間で前記パーキングポールを揺動させる前記アクチュエータとを備えており、
前記パーキングロック制御部は、前記パーキング位置検出部および前記勾配検出部の検出情報に基づき、シフト位置が前記パーキング位置にシフトされ、路面の勾配が前記所定値以上であり、かつ、前記パーキングポールが前記凹部との噛み合いが解除される位置に位置した状態で前記凹部が前記パーキングポールと噛み合い不能な待機位置に位置したことを条件として、前記制動力発生部によって前記駆動輪に制動力を発生させた後、前記パーキングロック機構を作動させることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。 - 前記車両は、
前記駆動源から前記駆動輪までの動力伝達経路上に設けられ、前記動力伝達装置に動力を伝達可能な回転電機と、
前記パーキングギヤの前記歯の位置を検出する歯位置検出部とを備えており、
前記パーキングロック制御部は、前記パーキング位置検出部、前記勾配検出部および前記歯位置検出部の検出情報に基づき、シフト位置が前記パーキング位置にシフトされ、路面の勾配が前記所定値以上であることを条件として、前記パーキングポールが前記凹部との噛み合いが解除される位置に位置した状態で前記凹部が前記パーキングポールと噛み合い可能な噛み合い位置に位置していたら、前記回転電機を駆動して前記動力伝達軸を回転させることにより、前記パーキングギヤを前記待機位置に移動させてから前記制動力発生部によって前記駆動輪に制動力を発生させた後、前記パーキングロック機構を作動させることを特徴とする請求項2に記載の車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020062458A JP2021160456A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020062458A JP2021160456A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 車両の制御装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2021160456A true JP2021160456A (ja) | 2021-10-11 |
Family
ID=78004171
Family Applications (1)
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JP2020062458A Pending JP2021160456A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 車両の制御装置 |
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JP (1) | JP2021160456A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114858485A (zh) * | 2022-07-05 | 2022-08-05 | 南京泰普森自动化设备有限公司 | 驻车总成动态检测装置 |
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2020
- 2020-03-31 JP JP2020062458A patent/JP2021160456A/ja active Pending
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