JP2021155063A - 梱包材及び梱包装置及び電気機器梱包体 - Google Patents

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【課題】1枚の板紙を折り曲げることで形成される梱包材において、被梱包物の天面を保護する保護部材を、折り曲げによる変形負荷を与えることなく形成する。【解決手段】梱包材2は、単一の板紙を角筒状に屈曲させることにより組み立てられ、上面部21と、上面部21の左右方向の一端側から下方に折り曲げられて形成された第1側面部22と、上面部21の左右方向の他端側から下方に折り曲げられて形成された第2側面部24と、第2側面部24の前後方向の中央部から切り出され、上面部21に連続して左右方向に突出するように形成された上面保護部28と、を備えた。【選択図】 図2

Description

本発明は、電気機器等を梱包するための梱包材及び梱包装置に関する。
従来の梱包装置は一般に、段ボール箱と、段ボール製の天面部保護板、側面ホルダ、側面クッション材で構成されている。このような構成では、段ボール箱に被梱包物とともに収容される梱包用の部品点数が多いため、梱包作業に時間がかかる等の問題があった。
このような問題を回避するため、段ボール箱に収容される梱包材を、一枚の段ボール板を角筒状に折り曲げ、複数の面で被梱包物を支持する構造とすることにより、複数の梱包用部品を一体化する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2015−71453号公報
しかしながら、先行技術文献のように組み立てられた梱包材では、被梱包物の上面を保護する部材を180度以上の折り曲げによって形成するので、梱包時の作業性が悪く、また折り曲げ部が破損するなどの不具合が生じる可能性があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、1枚の板紙を折り曲げることで形成される梱包材において、被梱包物の天面を保護する保護部材を、折り曲げによる変形負荷を与えることなく形成するものである。
上記の目的を達成するため、この発明に係る梱包材は、
単一の板紙を角筒状に屈曲させることにより組み立てられ、上面部と、
前記上面部の左右方向の一端側から下方に折り曲げられて形成された第1の側面部と、
前記上面部の左右方向の他端側から下方に折り曲げられて形成された第2の側面部と、
前記第2の側面部の前後方向の中央部から切り出され、前記上面部に連続して左右方向に突出するように形成された上面保護部と、を備えたものである。
本発明に係る梱包材は、被梱包物に接する側面から天部保護材として切り出すので、梱包材の組み立て作業性が改善する。また、天部保護材と上面との境界に折り曲げ負荷がかからないので、梱包材が損傷しにくくなる。
実施の形態1に係る梱包装置を模式的に示す全体構成図である。 実施の形態1に係る梱包材の組立状態の斜視図である。 実施の形態1に係る梱包材の展開図である。 実施の形態1に係る梱包材の上面保護部を任意の長さに調整する場合の斜視図である。 実施の形態1に係る梱包材の上面保護部を任意の長さに調整する場合の展開図である。 実施の形態2に係る梱包材の展開図である。 実施の形態2に係る梱包材の底面部の係合状態を示す左右方向の一端の斜視図である。 実施の形態3に係る梱包材の組立状態の斜視図である。 実施の形態3に係る梱包材の展開図である。 実施の形態4に係る梱包材の組立状態の斜視図である。 実施の形態4に係る梱包材の展開図である。 実施の形態1〜4に係る梱包状態の梱包装置を上からみた平面図である。
以下に、本開示に係る梱包材及び梱包装置及び電気機器梱包体を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る梱包材を用いて被梱包物を梱包する梱包装置を模式的に示した全体構成図である。本明細書では、特に断りがない限り、図1における3方向の矢印によって上下、左右、前後方向を指定する。
図1において、被梱包物1は例えば電気機器等であり、左右方向に長く、前後方向に短い略直方体形状となるように形成されている。この被梱包物1の梱包作業では、まず2つの梱包材2を、被梱包物1の左右の端面に嵌合するように配置する。梱包材2は、1枚の板紙を折曲加工することで組み立てられている。被梱包物1は、2つの梱包材2によって左右を挟まれ、梱包材2と一体化した組立体となった状態で外装箱3に収容される。
外装箱3は、胴部3c、左右方向蓋部3a、前後方向蓋部3bにより形成されている。被梱包物1とその左右に配置された梱包材2で形成された組立体は、上下方向、前後方向、左右方向ともに外装箱3の胴部3cの内寸に等しく、組立体の背面、底面、側面それぞれが胴部3cに接するように挿入される。
組立体が胴部3cに収容されると、まず左右方向蓋部3aが閉じられ、次いで2枚の前後方向蓋部3bが外装箱3の上面中央で端面同士がちょうど突き当たるように閉じられる。その後、粘着テープ等で突き当たった部分が固定されて梱包作業が完了し、電気機器梱包体が完成する。
図2は、実施の形態1に係る梱包材2の斜視図であり、図3は展開図である。以下に図2及び図3を参照して梱包材2の構成について説明する。
図2に示すように、梱包材2は、上面部21の左右方向端部から下方に折り曲げられて形成された第1側面部22と第2側面部24及び第3側面部26を備えている。第1側面部22は、外装箱3に収容されたときに外装箱3の左右方向内壁と接する面であり、第2側面部24は、被梱包物1の左右方向側面と接する面である。第3側面部26は、内側端面が被梱包物1の前後方向の側面に接し、外側端面が外装箱3の内壁と接するようになっている。
梱包材2は、第1側面部22の下端から直角に折り曲げられて第1底面部23が形成され、第2側面部24の下端及び第3側面部26の下端もそれぞれ折り曲げられて第2底面部25及び第3底面部27が形成される。第2底面部25及び第3底面部27の端面はそれぞれ第1側面部22に突き当たる位置に固定するとすべての折曲部が略直角になるように長さが調整されている。
梱包材2は、上面部21に連続する上面保護部28を備えている。上面保護部28は、第2側面部24の前後方向中央付近から切り起こされて上面部21と略同一面を形成する。そのため、折曲部に変形負荷が少なく、破断あるいは捻じれによる位置ずれが生じず、確実に被梱包物1の上面を保護することができる。この上面保護部28は、2つの梱包材2が被梱包物1を左右から挟み込むように配置された場合に、先端部同士がちょうど突き当たるように長さが調整されている。
図3は梱包材2の展開図であり、梱包材2は1枚の板紙を角筒状に折り曲げることで組み立てられている。図3において、破線は折曲線で、実線は切断線である。上面部21はコの字型の形状をしており、左右方向の一端から下方に折り曲げられて第1側面部22が形成される。さらに、第1側面部の下端から上面部21と向き合うように折り曲げられて第1底面部23が形成される。
上面部21の左右方向の他端側は、前後方向の両端部と中央部に分かれている。中央部は、上面部21に連続する部分が下方に折り曲げられて第2側面部24を形成し、さらに第2側面部の下端が第1底面部23と重なるように折り曲げられて第2底面部25を形成する。上面部21の両端側は、上面部21に連続する部分が下方に折り曲げられて第3側面部26を形成し、さらに第3側面部26の下端は第1底面部23と重なるように折り曲げられて第3底面部27を形成する。
第2側面部24の前後方向の中央部は、上面部21との境界を残してコの字状に切断されており、上面保護部28が形成されている。上面保護部28は、第2側面部24が上面部21から下方に折り曲げられる際に同様に折り曲げられるが、被梱包物1を梱包する際には、第2側面部24から立ち上げられる。上面保護部28は、下方に折り曲げられる前の位置で上面部21とともに上面を形成し、梱包された状態の被梱包物1の上面を覆う。
図4は、上面保護部28を任意の長さに調整する場合の斜視図である。例えば、被梱包物1が上下方向高さに対して左右方向に長いと、上面保護部28を第2側面部24から切り出すだけでは上面保護部28の長さが不足する場合がある。上面保護部28の長さが不足すると、2つの梱包材2で被梱包物1を左右方向から挟んだときに上面保護部28の先端同士を突き当てることができず、被梱包物1の上面を保護することができない。このような場合には、第2側面部24及び第2底面部25を前後方向に分断するように上面保護部28を形成する。
図5は、上面保護部28の長さを第2側面部24の高さより大きくした場合の展開図である。上面保護部28は、第2側面部24と第2底面部25の左右方向長さを超えて構成されている。このようにすると、上面保護部28の左右方向長さを任意に調整できるので、梱包材2で被梱包物1を挟んだときに、被梱包物1のサイズによらず上面保護部28の先端同士をちょうど突き合わせることができる。
以上のように、実施の形態1に係る梱包材2は、被梱包物1を挟むように一対で配置されて梱包装置を構成する際に、被梱包物1に接する第2側面部24から上面保護部28を立ち上げるので、梱包時の作業性が改善する。
また、上面保護部28は、梱包時には上面部21に対して折り曲げられていない状態で固定されるので、折り曲げ箇所に破れや捻じれ等の損傷が発生しにくく、確実に被梱包物1の上面を保護することができる。
また、被梱包物1を外装箱3に収容する際に、被梱包物1は、左右方向では第2底面部25の左右方向長さ分だけ外装箱3の胴部3cと距離を置いて固定されるので、外装箱3への衝撃を直接受けることが無く、衝撃耐性の高い梱包装置を得ることができる。
また、被梱包物1は、前後方向では第3側面部26の前後方向長さ分だけ外装箱3の胴部3cと距離を置いて固定されるので、外装箱3への衝撃を直接受けることが無く、衝撃耐性の高い梱包装置を得ることができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2における梱包材102の展開図である。実施の形態1の梱包材2と異なるのは、第1底面部123の前後方向の両端部と、第3底面部127の前後方向の両端部である。第1底面部123は、前後方向の両端部に第1切込み片31が形成されており、第3底面部127は、前後方向の両端部に第2切込み片34が形成されている。第1切込み片31の左右方向の両端は、外側に向けてやや広がるように切断線33が形成され、折曲線32から上方に折り曲げられるようになっている。第2切込み片34も同様に、両端に切断線36が形成され、折曲線35から上方に折り曲げられるようになっている。
上記以外の構成は実施の形態1に示した梱包材2と同様であり、梱包材102は、上面部21から下方に折り曲げられる第1側面部22、第2側面部24、第3側面部26を備えている。また、それぞれの側面部の下端に繋がる第1底面部123、第2底面部25、第3底面部127を備えている。第2側面部24の前後方向の中央部は、上面部21との境界を残してコの字状に切断されており、上面保護部28が形成されている。上面保護部28は、第2側面部24が上面部21から下方に折り曲げられる際に同様に折り曲げられるが、被梱包物1を梱包する際には、第2側面部24から立ち上げられる。上面保護部28は、下方に折り曲げられる前の位置で上面部21とともに上面を形成し、梱包された状態の被梱包物1の上面を覆う。
図7は、実施の形態2における梱包材102の第1底面部123と第3底面部127との係合状態を示す左右方向の一端の斜視図である。第1底面部123と第3底面部127は、前後方向の端面が揃うように配置される。第3底面部127は、前後方向の端部に備えられた第2切込み片34が上方に折り曲げられて切断線36に挟まれたスリット部が形成される。この折り曲げられた第2切込み片34は、折り曲げられた状態で梱包材102に残っていてもよいし、折曲線35から切り離されてもよい。
第1底面部123には、前後方向の端部に備えられた第1切込み片31が上方に折り曲げられて突出部が形成される。梱包材102は、この第1切込み片31によって形成された突出部が、第3底面部127に形成されたスリット部に嵌合するように組み立てられる。このように組み立てられた第1底面部123と第3底面部127は、左右方向及び前後方向に位置決めされた状態で固定されるので、梱包時の作業性が向上する。
また、梱包状態で衝撃を受けた場合でも、第1底面部123と第3底面部127との位置関係が崩れることが無く、被梱包物1を確実に保持して衝撃から保護することができる。
また、1枚の板紙の折曲加工だけで第1底面部123と第3底面部127を固定するので、接着あるいはステッチ等の他の位置決め固定手段を適用した場合に比べて製造コストを低減することができる。
以上のように、実施の形態2に係る梱包材102は、第1底面部123と第3底面部127が強固に嵌合されているので、梱包時の作業性が向上するとともに、梱包状態で衝撃を受けた場合でも被梱包物1を確実に保持して衝撃から保護することができる。また、板紙の折曲加工だけで2つの底面部を位置決め固定できるので、製造コストを低減することができる。
また、上面保護部28は、梱包時には折り曲げる前の状態で固定されるので、折り曲げ箇所に破れや捻じれ等の損傷が発生しにくく、確実に被梱包物1の上面を保護することができる。
実施の形態3.
図8は、実施の形態3に係る梱包材202の組立状態の斜視図であり、図9は展開図である。図8に示すように、実施の形態1に係る梱包材2と異なる点は、第2側面部24を構成する側面が上下方向の中央付近で緩やかに折れ曲がっている部分である。
上記以外の構成は実施の形態1に示した梱包材2と同様であり、梱包材202は、上面部21から下方に折り曲げられる第1側面部22、第3側面部26を備えている。また、それぞれの側面部の下端に繋がる第1底面部23、第2底面部25、第3底面部27を備えている。このように、梱包材202は、上面、側面、底面を備えた角筒状に組み立てられているので、前後、左右、上下方向それぞれに高い剛性を有し、衝撃に強い梱包装置を得ることができる。
第2側面部24の前後方向の中央部は、上面部21との境界を残してコの字状に切断されており、上面保護部28が形成されている。上面保護部28は、第2側面部24が上面部21から下方に折り曲げられる際に同様に折り曲げられるが、被梱包物1を梱包する際には、第2側面部24から立ち上げられる。上面保護部28は、下方に折り曲げられる前の位置で上面部21とともに上面を形成し、梱包された状態の被梱包物1の上面を覆う。
図9は梱包材202の展開図である。梱包材202は、組立状態において鉛直面を形成する第1側面部22の左右方向長さH22と、第3側面部26の左右方向長さH26は略同一である。一方、第2側面部24a、24bを併せた左右方向長さH24は、H22及びH26よりもやや大きく構成されている。そのため、梱包材202の組立状態においては全ての側面部の鉛直方向の高さを一致させるために第2側面部24a、24bやや湾曲するか折れ曲がる必要が生じる。折曲方向としては、緩衝折曲部39は、第1側面部22から離れるような方向に屈曲している。この緩衝折曲部39は1か所に限定されるものではなく複数設けられてもよいし、折曲部ではなく全体で緩やかに湾曲するようにしてもよい。
梱包材202が一対となって被梱包物1を左右方向から挟んだ梱包状態では、緩衝折曲部39が被梱包物1と接触し、第2側面部24a、24bが僅かに変形して被梱包物1を押すような弾性力が働く。これにより、被梱包物1は、梱包材202と一体で外装箱3に収容されたときに、隙間が空くことなく梱包装置と一体化し、被梱包物1を落下や振動による衝撃から保護することができる。
以上のように、実施の形態3に係る梱包材202は、被梱包物1と面する第2側面部24a、24bに緩衝折曲部39を設けたので、梱包状態の被梱包物1が梱包装置と隙間なく固定され、落下や振動による衝撃を緩和することができる。
また、上面保護部28は、梱包時には折り曲げる前の状態で固定されるので、折り曲げ箇所に破れや捻じれ等の損傷が発生しにくく、確実に被梱包物1の上面を保護することができる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4における梱包材302の組立状態の斜視図であり、図11
は展開図である。図10に示すように、組み立てられた状態の梱包材302は、第1底面部23から上面部321に向かって左右方向に僅かに大きくなるように構成されている。鉛直面を構成している第1側面部322は、下端の左右方向長さがL3であり、上端の左右方向長さがL3より大きいL1となっている。
上面部321から下方に折り曲げられて形成される第3側面部326も、第1側面部322と同様に、梱包材302の前後方向の幅が上に向かって拡大するようにテーパ形状となっている。下端の構成は実施の形態1と同様であり、第1側面部322の下端から折り曲げられた第1底面部23と、第3側面部326の下端から折り曲げられる第3底面部27が重なるようになっている。梱包材302は、このように角筒状に折り曲げられて構成されているので高い強度を有する。
第2側面部24の前後方向の中央部は、上面部321との境界を残してコの字状に切断されており、上面保護部28が形成されている。上面保護部28は、第2側面部24が上面部21から下方に折り曲げられる際に同様に折り曲げられるが、被梱包物1を梱包する際には、第2側面部24から立ち上げられる。上面保護部28は、下方に折り曲げられる前の位置で上面部321とともに上面を形成し、梱包された状態の被梱包物1の上面を覆う。
図11には、上面部321の前後方向の長さでもあるL1と、第1底面部23の前後方向の長さでもあるL3を図示している。上面部321の前後方向長さL1は、第1底面部23の前後方向長さL3よりも僅かに大きく構成されている。そのため、上面部321と第1底面部23と連続している第1側面部322は、下方向に向かって徐々に小さくなるようにテーパ構造となっている。同様に、第3側面部326も、上面部321から第3底面部27に向かって徐々に小さくなるように形成されている。
第1底面部23の左右方向長さL3は、図1に示す外装箱3の前後方向の内寸よりも僅かに小さく、また、L1は外装箱3の前後方向の内寸よりも僅かに大きくなるように構成されている。このように構成されることで、梱包材302を外装箱3に底面部23部分は容易に挿入することができる。また、上面部321部分は圧入構造になるので、梱包装置が梱包状態で衝撃を受けても、梱包材302が外装箱3内で移動することがなく、被梱包物1は確実に梱包装置内に保持される。
以上のように、実施の形態4に係る梱包材302は、底面から上面にテーパ構造となっているので、外装箱3に容易に挿入でき、作業性が向上する。また、上面部が圧入固定されるので、外装箱3に対して隙間なく固定され、被梱包物1を確実に衝撃から保護できる。
また、上面保護部28は、梱包時には折り曲げる前の状態で固定されるので、折り曲げ箇所に破れや捻じれ等の損傷が発生しにくく、確実に被梱包物1の上面を保護することができる。
図12は、実施の形態1〜4に係る梱包材を用いて被梱包物1を梱包し、外装箱3の蓋が開いた状態を上からみた平面図である。図12に示すように、被梱包物1は、左右方向を梱包材2、102、202、302によって固定され、前後方向を第3側面部26、326の内端面によって固定されている。さらに、上面保護部28によって上面中央が保護されて外装箱3に収容されるように構成されている。
なお、実施の形態1〜4に記載の梱包装置より梱包される被梱包物1は、例えば、換気装置、空気調和機、除湿機及び脱臭装置等の電気機器に限定されるものではなく、食品、食器類であってもよい。本開示によれば、電気機器及び一般的な被梱包物を緩衝保護することができる。
また、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 被梱包物、 2、102、202、302 梱包材、 3 外装箱、 21、321 上面部、 22,322 第1側面部、 23,323 第1底面部、24、24a、24b 第2側面部、 25 第2底面部、 26、326 第3側面部、 27、227 第3底面部、 28 上面保護部、 39 緩衝折曲部、 31 第1切込み片、 32、35 折曲線、 33、36 切断線、 34 第2切込み片。

Claims (7)

  1. 単一の板紙を角筒状に屈曲させることにより組み立てられ、
    上面部と、
    前記上面部の左右方向の一端側から下方に折り曲げられて形成された第1の側面部と、
    前記上面部の左右方向の他端側から下方に折り曲げられて形成された第2の側面部と、
    前記第2の側面部の前後方向の中央部から切り出され、前記上面部に連続して左右方向に突出するように形成された上面保護部と、
    を備えた梱包材。
  2. 前記上面保護部は、前記第2の側面部を前後方向に分割するように切り出され、前記第2の側面部の上下方向長さより大きく形成されている請求項1に記載の梱包材。
  3. 前記第2の側面部は、前後方向の両端に第3の側面部が形成され、
    前記第1の側面部の下端に連続し、前記上面部と対向するように折り曲げられて形成され、前後方向の両端に上方に向けて突出した突出部を有する第1の底面部と、
    前記第3の側面部の下端に連続し、前記第1の底面部と接するように折り曲げられて形成され、前記突出部と係合するスリット部を有する第3の底面部と、
    を備えた請求項1または請求項2に記載の梱包材。
  4. 前記第2の側面部は、前記上面部との境界と前記第2の側面部の下端との間に1個または複数の緩衝屈曲部を備え、前記緩衝屈曲部が前記第1の側面部から離れるように折り曲げられた請求項1〜3に記載の梱包材。
  5. 前記第1の側面部と前記第2の側面部もしくは前記第3の側面部は、それぞれ下端から上面部に向かって前後方向に拡大するように形成されている請求項1〜4に記載の梱包材。
  6. 外装箱と、
    前記外装箱の対向する内壁のそれぞれに接するように収容される1対の請求項1〜5に記載の梱包材と、を備えた梱包装置。
  7. 請求項6に記載の梱包装置と、前記梱包装置に梱包された電気機器と、を備えた電気機器梱包体。
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