JP2021150486A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上する。【解決手段】実施形態によれば、半導体記憶装置は、第1半導体層31と、第1半導体層にそれぞれ接する第1及び第2絶縁層32と、第1絶縁層に接する第2半導体層33と、第2絶縁層に接する第3半導体層33と、第1導電体41と、第1導電体に接する第3絶縁層42と、第2半導体層と第3絶縁層との間に設けられた第4絶縁層43と、第2半導体層と第4絶縁層との間に設けられた第1電荷蓄積層44と、第2半導体層と第1電荷蓄積層との間に設けられ、第2半導体層及び第1電荷蓄積層に接する第5絶縁層45と、第1メモリセルMCとを含む。第1メモリセルMCは、第2半導体層の一部、第1導電体の一部、第3絶縁層の一部、第4絶縁層、第1電荷蓄積層、及び第5絶縁層を含む。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、半導体記憶装置に関する。
半導体記憶装置として、NAND型フラッシュメモリが知られている。
特許第6351980号公報
信頼性を向上できる半導体記憶装置を提供する。
実施形態に係る半導体記憶装置は、基板に平行な第1方向に延伸する第1半導体層と、第1方向に延伸し、第1半導体層の第1方向と交差する第2方向を向いた第1主面に接する第1絶縁層と、第1方向に延伸し、第1半導体層の第2方向を向いた第2主面に接する第2絶縁層と、第1方向に延伸し、第1絶縁層の第2方向を向いた第3主面に接する第2半導体層と、第1方向に延伸し、第2絶縁層の第2方向を向いた第4主面に接する第3半導体層と、第1及び第2方向と交差する第3方向に延伸する第1導電体と、第1導電体の第5主面に接する第3絶縁層と、第2半導体層と第3絶縁層との間に設けられた第4絶縁層と、第2半導体層と第4絶縁層との間に設けられた第1電荷蓄積層と、第2半導体層と第1電荷蓄積層との間に設けられ、第2半導体層及び第1電荷蓄積層に接する第5絶縁層と、第1メモリセルとを含む。第1メモリセルは、第2半導体層の一部、第1導電体の一部、第3絶縁層の一部、第4絶縁層、第1電荷蓄積層、及び第5絶縁層を含む。
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置のブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの回路図である。 図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの上面図である。 図5は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図6は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図8は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図10は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図11は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図12は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図13は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図14は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図15は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図16は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図17は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図18は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図19は、第1実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図20は、第2実施形態の第1例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図21は、第2実施形態の第1例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図22は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図23は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図24は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図25は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図26は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図27は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図28は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図29は、第2実施形態の第2例に係る半導体記憶装置における半導体層33の結晶粒径を説明する図である。 図30は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図31は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図32は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図33は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図34は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図35は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図36は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図37は、第2実施形態の第3例に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図38は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの上面図である。 図39は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図40は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図41は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図42は、第3実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。 図43は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの上面図である。 図44は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの断面図である。 図45は、第4実施形態に係る半導体記憶装置の備えるメモリセルアレイの製造工程を示す図である。
以下に、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、略同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。また、以下に示す各実施形態は、この実施形態の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、実施形態の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。実施形態の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
1.第1実施形態
第1実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では、半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板上方に三次元に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
1.1 構成
1.1.1 半導体記憶装置の全体構成
まず、半導体記憶装置の全体構成について、図1を用いて説明する。図1は、半導体記憶装置の基本的な全体構成を示すブロック図の一例である。
図1に示すように、半導体記憶装置1は、メモリコア部10と周辺回路部20とを含む。
メモリコア部10は、メモリセルアレイ11、ロウデコーダ12、及びセンスアンプ13を含む。
メモリセルアレイ11は、ロウ及びカラムに対応付けられた複数の不揮発性のメモリセルトランジスタ(以下、「メモリセル」とも表記する)を含む複数のブロックBLK(BLK0〜BLK3)を備えている。なお、メモリセルアレイ11内のブロックBLKの個数は任意である。メモリセルアレイ11の詳細については後述する。
ロウデコーダ12は、図示せぬ外部コントローラから受信したロウアドレスをデコードする。そしてロウデコーダ12は、デコード結果に基づいてメモリセルアレイ11のロウ方向を選択する。より具体的にはロウデコーダ12は、ロウ方向を選択するための種々の配線(ワード線及び選択ゲート線)に電圧を与える。
センスアンプ13は、データの読み出し時には、いずれかのブロックBLKのメモリセルトランジスタからデータを読み出す。また、センスアンプ13は、データの書き込み時には、書き込みデータに応じた電圧をメモリセルアレイ11に与える。
周辺回路部20は、シーケンサ21及び電圧発生回路22を含む。
シーケンサ21は、半導体記憶装置1全体の動作を制御する。より具体的には、シーケンサ21は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作の際に、電圧発生回路22、ロウデコーダ12、及びセンスアンプ13等を制御する。
電圧発生回路22は、書き込み動作、読み出し動作、及び消去動作に必要な電圧を発生させ、ロウデコーダ12及びセンスアンプ13等に供給する。
1.1.2 メモリセルアレイの全体構成
次に、メモリセルアレイ11の全体構成について、図2を用いて説明する。図2は、メモリセルアレイ11の斜視図である。なお、図2の例では、絶縁層の一部が省略されている。
図2に示すように、メモリセルアレイ11は、複数のアクティブエリア領域AA、複数のワード線ピラーWLP、複数のワード線WL、複数の選択ゲート線SGD及びSGS、複数のコンタクトプラグCSGD及びCSGS、複数のローカル選択ゲート線SGDL及びSGSL、複数のグローバル選択ゲート線GSGDL、複数のコンタクトプラグCBL、複数のビット線BL、複数のコンタクトプラグCSL、及びソース線SLを含む。
アクティブエリア領域AAは、後述する1つのメモリグループMGに対応する。アクティブエリア領域AAは、複数のメモリセルトランジスタ及び選択トランジスタのチャネル層が形成されるアクティブエリアとして機能する。アクティブエリア領域AAは、半導体基板に平行なX方向に延伸する。複数のアクティブエリア領域AAは、半導体基板に垂直なZ方向に離間して(図示せぬ絶縁層を介して)積層されている。また、Z方向における各層において、複数のアクティブエリア領域AAが半導体基板に平行であり且つX方向に交差するY方向に沿って配列されている。
Y方向に配置された複数のアクティブエリア領域AAの間には、Z方向に延伸する複数のワード線ピラーWLPがX方向に沿って配置されている。換言すれば、X方向に沿って配置された複数のワード線ピラーWLPと、Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAとが、Y方向に沿って交互に配置されている。ワード線ピラーWLPの上方には、Y方向に延伸するワード線WLが設けられている。アクティブエリア領域AAの同層において、ワード線ピラーWLPとアクティブエリア領域AAとの間には、ブロック絶縁膜、電荷蓄積層、及びトンネル絶縁膜が設けられている。
1つのワード線ピラーWLPとアクティブエリア領域AAとが交差する位置に、1つのメモリセルトランジスタが設けられる。X方向に沿って配置された複数のメモリセルトランジスタは、1つのアクティブエリア領域AAに接続される。
Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAのX方向における一端の近傍領域には、これら複数のアクティブエリア領域AAを貫通するコンタクトプラグCBLが設けられている。コンタクトプラグCBLは、Z方向に延伸する。コンタクトプラグCBLは、Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAに接続される。Y方向に沿って配置された複数のアクティブエリア領域AAに対応して、複数のコンタクトプラグCBLが設けられている。各コンタクトプラグCBL上には、X方向に延伸するビット線BLが設けられている。複数のコンタクトプラグCBLは、それぞれ異なるビット線BLに接続される。
Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAのX方向における他端の近傍領域には、これら複数のアクティブエリア領域AAを貫通するコンタクトプラグCSLが設けられている。コンタクトプラグCSLは、Z方向に延伸する。コンタクトプラグCSLは、Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAに接続される。Y方向に沿って配置された複数のアクティブエリア領域AAに対応して、複数のコンタクトプラグCSLが設けられている。複数のコンタクトプラグCSL上には、Y方向に延伸するソース線SLが設けられている。複数のコンタクトプラグCSLは、ソース線SLに共通に接続される。
近傍領域にコンタクトプラグCBLが配置されたアクティブエリア領域AAの一端は、絶縁層を介して、アクティブエリア領域AA毎に設けられた選択ゲート線SGDに接している。Y方向に配置された同じ層の複数のアクティブエリア領域AAに対応する複数の選択ゲート線SGDは、Y方向に延伸する1つのローカル選択ゲート線SGDLに共通に接続されている。アクティブエリア領域AAとローカル選択ゲート線SGDLとは電気的に接続されていない。Z方向に積層されたアクティブエリア領域AAに対応するように、複数のローカル選択ゲート線SGDLがZ方向に離間して積層されている。
近傍領域にコンタクトプラグCSLが配置されたアクティブエリア領域AAの他端は、絶縁層を介して、アクティブエリア領域AA毎に設けられた選択ゲート線SGSに接している。Y方向に配置された同じ層の複数のアクティブエリア領域AAに対応する複数の選択ゲート線SGSは、Y方向に延伸する1つのローカル選択ゲート線SGSLに共通に接続されている。アクティブエリア領域AAとローカル選択ゲート線SGSLとは電気的に接続されていない。Z方向に積層されたアクティブエリア領域AAに対応するように、複数のローカル選択ゲート線SGSLがZ方向に離間して積層されている。
Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAと、複数のローカル選択ゲート線SGDLの下方には、XY平面に沿って、複数のグローバル選択ゲート線GSGDLが形成されている。
コンタクトプラグCSGDは、グローバル選択ゲート線GSGDLの上に設けられ、複数のローカル選択ゲート線SGDLのいずれかと電気的に接続される接続部を有している。例えば、複数のコンタクトプラグCSGDは、Y方向に沿って配置されている。図2の例では、Y方向に沿って配置された複数のコンタクトプラグCSGDの接続部が、各層のローカル選択ゲート線SGDLにそれぞれ接続されている。
Z方向に積層された複数のアクティブエリア領域AAと、ローカル選択ゲート線SGSLの下方には、XY平面に沿って、複数のグローバル選択ゲート線(不図示)が形成されている。
コンタクトプラグCSGSは、コンタクトプラグCSGDと同様に、グローバル選択ゲート線の上に設けられ、複数のローカル選択ゲート線SGSLのいずれかと電気的に接続される接続部を有している。例えば、複数のコンタクトプラグCSGSは、Y方向に沿って配置されている。Y方向に沿って配置された複数のコンタクトプラグCSGSの接続部が、各層のローカル選択ゲート線SGSLにそれぞれ接続されている。
1つのメモリグループMGは、1つのアクティブエリア領域AAに接続された複数のメモリセルトランジスタを含む。そして、1つのメモリユニットMUは、1つのローカル選択ゲート線SGDLに接続された複数のメモリグループMG(アクティブエリア領域AA)を含む。また、1つのブロックBLKは、Z方向に離間して配置され、ワード線ピラーWLPを共有する複数のメモリユニットMUを含む。
なお、メモリセルアレイ11の構成についてはその他の構成であってもよい。すなわちメモリセルアレイ11の構成については、例えば、“半導体記憶装置(SEMICONDUCTOR MEMORY DEVICE)”という2019年9月5日に出願された米国特許出願16/562,372号に記載されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
1.1.3 メモリセルアレイの回路構成
次に、メモリセルアレイ11の回路構成について、図3を用いて説明する。図3は、メモリセルアレイ11の回路図である。なお、図3の例は、Z方向に積層され、1つのコンタクトプラグCBLに共通に接続された複数のアクティブエリア領域AAに対応する複数のメモリグループMGを示している。以下では、最下層のアクティブエリア領域AA(メモリグループMG)に対応するローカル選択ゲート線をSGDL0及びSGSL0と表記し、最上層のアクティブエリア領域AA(メモリグループMG)に対応するローカル選択ゲート線をSGDLk(kは1以上の整数)及びSGSLkと表記する。
図3に示すように、メモリグループMGの各々は、2つのメモリストリングMSa及びMSb、並びに選択トランジスタST1及びST2を含む。以下、メモリストリングMSa及びMSbを限定しない場合は、メモリストリングMSと表記する。
メモリストリングMSaは、例えば4個のメモリセルトランジスタMCa0〜MCa3を含む。同様に、メモリストリングMSbは、例えば4個のメモリセルトランジスタMCb0〜MCb3を含む。以下、メモリセルトランジスタMCa0〜MCa3及びMCb0〜MCb3を限定しない場合は、メモリセルトランジスタMCと表記する。
メモリセルトランジスタMCは、制御ゲートと電荷蓄積層とを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMCは、電荷蓄積層に誘電膜を用いたMONOS型であってもよいし、電荷蓄積層に導電膜を用いた浮遊ゲート(FG)型であってもよい。以下では、メモリセルトランジスタMCがFG型である場合について説明する。また、1つのメモリストリングMSに含まれるメモリセルトランジスタMCの個数は、8個や16個、32個、48個、64個、96個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。
メモリストリングMSaに含まれるメモリセルトランジスタMCa0〜MCa3は、その電流経路が直列に接続される。同様に、メモリストリングMSbに含まれるメモリセルトランジスタMCb0〜MCb3は、その電流経路が直列に接続される。メモリセルトランジスタMCa0及びMCb0のドレインは、選択トランジスタST1のソースに共通に接続される。メモリセルトランジスタMCa3及びMCb3のソースは、選択トランジスタST2のドレインに共通に接続される。なお、メモリグループMGに含まれる選択トランジスタST1及びST2の個数は、任意であり、それぞれ1個以上あればよい。
Z方向に沿って配置された複数のメモリグループMGのメモリセルトランジスタMCのゲートは、ワード線ピラーWLPを介して1つのワード線WLに共通に接続される。より具体的には、例えば、Z方向に沿って配置された複数のメモリセルトランジスタMCa0のゲートは、ワード線WLa0に共通に接続される。同様に、メモリセルトランジスタMCa1、MCa2、及びMCa3のゲートは、ワード線WLa1、WLa2、及びWLa3にそれぞれ接続される。メモリセルトランジスタMCb0〜MCb3のゲートは、ワード線WLb0〜WLb3にそれぞれ接続される。
Z方向に沿って配置された複数のメモリグループMGの選択トランジスタST1のドレインは、コンタクトプラグCBLを介して1つのビット線BLに共通に接続される。また、Z方向に沿って配置された複数のメモリグループMGの選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ異なるローカル選択ゲート線SGDLに接続される。より具体的には、例えば、最下層に配置されたメモリグループMGに対応する選択トランジスタST1のゲートは、ローカル選択ゲート線SGDL0に接続される。最上層に配置されたメモリグループMGに対応する選択トランジスタST1のゲートは、ローカル選択ゲート線SGDLkに接続される。
Z方向に沿って配置された複数のメモリグループMGの選択トランジスタST2のソースは、コンタクトプラグCSLを介して1つのソース線SLに共通に接続される。また、Z方向に沿って配置された複数のメモリグループMGの選択トランジスタST2のゲートは、それぞれ異なるローカル選択ゲート線SGSLに接続される。より具体的には、例えば、最下層に配置されたメモリグループMGに対応する選択トランジスタST2のゲートは、ローカル選択ゲート線SGSL0に接続され、最上層に配置されたメモリグループMGに対応する選択トランジスタST2のゲートは、ローカル選択ゲート線SGSLkに接続される。
1.1.4 メモリセルアレイの平面構成
次に、メモリセルアレイ11の平面構成の一例について、図4を用いて説明する。図4は、メモリセルアレイ11におけるアクティブエリア領域AA及びワード線ピラーWLPの平面図である。
図4に示すように、X方向に延伸する複数のアクティブエリア領域AAがY方向に沿って配置されている。アクティブエリア領域AAは、半導体層31及び33、並びに絶縁層32及び34を含む。より具体的には、アクティブエリア領域AAは、例えば、半導体層31、2つの絶縁層32、2つの半導体層33、及び2つの絶縁層34を含む。
アクティブエリア領域AAの中心部には、X方向に延伸する半導体層31が設けられている。半導体層31には、例えばポリシリコンが用いられる。
2つの絶縁層32は、X方向に延伸し、半導体層31のY方向を向いた2つの側面S1及びS2にそれぞれ接する。絶縁層32には、例えば酸化シリコン(SiO)が用いられる。また、絶縁層32は、半導体層31と半導体層33が電気的に接続可能な膜厚を有する。
2つの半導体層33は、X方向に延伸し、一方の絶縁層32の側面S1に対向する側面S3、及び他方の絶縁層32の側面S2に対向する側面S4にそれぞれに接する。半導体層33には、メモリセルトランジスタMCのチャネルが形成される。半導体層33には、例えば、ポリシリコン、金属硫化物、金属誘起結晶化(MIC:Metal Induced Crystallization)法により形成したポリシリコン、またはエピタキシャル成長による単結晶シリコンが用いられる。
以下、本実施形態では、半導体層33に例えばポリシリコンが用いられる場合について説明する。
2つの絶縁層34は、X方向に延伸し、一方の半導体層33の側面S3に対向する側面S5、及び他方の半導体層33の側面S4に対向する側面S6にそれぞれに接する。絶縁層34には、例えば、窒化シリコン(SiN)が用いられる。絶縁層34は、後述する絶縁層45(トンネル絶縁膜)及び電荷蓄積層44を形成する際のエッチングストッパとして機能する。
すなわち、アクティブエリア領域AAは、半導体層31からY方向を向いた側面S7またはS8に向かって、絶縁層32、半導体層33、及び絶縁層34が層状となる構造を有している。
Y方向に沿って配置された2つのアクティブエリア領域AAの間には、メモリトレンチMTが設けられている。メモリトレンチMTは、絶縁層35により埋め込まれている。絶縁層35には、例えば、SiOが用いられる。
また、2つのアクティブエリア領域AAの間には、絶縁層35を分離するように、X方向に沿って複数のワード線ピラーWLPが設けられている。複数のワード線ピラーWLPは、Y方向において千鳥配列となるように配置されている。ワード線ピラーWLPは、Z方向に延伸する導電体41及び導電体41の側面を囲むように設けられた絶縁層42を含む。
導電体41には、導電材料が用いられる。導電材料は、例えば、金属材料であってもよく、不純物を添加された半導体材料であってもよい。例えば、導電材料には、W及び窒化チタン(TiN)を含む積層構造が用いられる。TiNは、Wの密着層あるいはバリア層として機能する。
絶縁層42は、後述する絶縁層43と合わせてメモリセルトランジスタMCのブロック絶縁膜として機能する。
Y方向において、ワード線ピラーWLPとアクティブエリア領域AAとの間には、絶縁層34を分離するように、絶縁層43、電荷蓄積層44、及び絶縁層45が設けられている。絶縁層45は、メモリセルトランジスタMCのトンネル絶縁膜として機能する。より具体的には、絶縁層43は、絶縁層42と電荷蓄積層44との間に設けられている。例えば、絶縁層43のX方向における長さは、ワード線ピラーWLPのX方向の長さよりも長い。電荷蓄積層44は、絶縁層34をX方向に分離するように、ワード線ピラーWLPと、アクティブエリア領域AAの半導体層33との間に設けられている。絶縁層45は、Y方向において、電荷蓄積層44とアクティブエリア領域AAの半導体層33との間に設けられている。絶縁層45が設けられているため、電荷蓄積層44は、半導体層33とは接していない。例えば、電荷蓄積層44のX方向の長さは、絶縁層43のX方向における長さよりも長い。
従って、導電体41と半導体層33との間には、導電体41の半導体層33と向かい合う面から半導体層33の側面S5(または側面S6)に向かって絶縁層42、絶縁層43、電荷蓄積層44、及び絶縁層45が順に設けられている。半導体層33の一部、導電体41の一部、絶縁層42の一部、絶縁層43、電荷蓄積層44、及び絶縁層45を含む領域(半導体層33とワード線ピラーWLPとの交差領域とも表記する)が、メモリセルトランジスタMCとして機能する。
絶縁層42及び43には、絶縁材料が用いられる。絶縁材料は、例えば、Al、Hf、Ti、Zr、及びランタン(La)等の酸化物または窒化物といった高誘電率膜、あるいは酸化シリコンや酸窒化シリコンなどの高耐圧膜、またはそれらの混合物あるいは積層膜などが用いられる。以下では、絶縁層42及び43に、SiOが用いられる場合について説明する。FG型のメモリセルトランジスタMCの場合、電荷蓄積層44は、例えば、ポリシリコンが用いられる。絶縁層45には、例えば、SiO、SiN、または酸窒化シリコン(SiON)の混合物あるいは積層膜などが用いられる。本実施形態では、絶縁層45に、SiOが用いられる場合について説明する。
1.1.5 メモリセルアレイの断面構成
次に、メモリセルアレイ11の断面構成の一例について説明する。図5は、図4におけるA1−A2線に沿った断面図を示している。
図5に示すように、半導体基板50上に絶縁層51が設けられている。絶縁層51には、例えば、SiOが用いられる。例えば、絶縁層51内には、半導体基板50上に形成されたトランジスタ(不図示)や複数の配線層(不図示)が含まれていてもよい。
絶縁層51上には、絶縁層52が設けられている。絶縁層52は、メモリトレンチMT、あるいは各種コンタクトプラグ等に用いられるホールを加工する際のエッチングストッパとして機能する。絶縁層52は、上層に形成される絶縁層53に対して十分なエッチング選択比が得られる絶縁材料であればよく、例えば、SiNまたは酸化アルミニウム(AlO)等が用いられる。
絶縁層52上には、各層間に絶縁層53を介在させて、例えば、5層のアクティブエリア領域AAが配置される。すなわち、絶縁層52上に、例えば、5層のアクティブエリア領域AAと5層の絶縁層53とが交互に配置される。なお、アクティブエリア領域AAの積層数は任意である。
最上層の絶縁層53上には、絶縁層54が設けられている。絶縁層54は、エッチングストッパとして機能する。絶縁層54は、例えば、半導体層31並びに絶縁層34及び53等に対して十分なエッチング選択比が得られる絶縁材料であればよい。絶縁層54には、例えば、AlOが用いられる。
絶縁層54並びに交互に配置された5層の絶縁層53及び5層のアクティブエリア領域AAを貫通し、底面が絶縁層52に達するワード線ピラーWLPが設けられている。ワード線ピラーWLPの内部には、側面が絶縁層53及び54並びにアクティブエリア領域AAに接する絶縁層42と、側面が絶縁層42に接し、底面が絶縁層52に接する導電体41とが設けられている。
半導体層31と絶縁層42との間には、半導体層31から絶縁層42に向かって、絶縁層32、半導体層33、絶縁層45、電荷蓄積層44、及び絶縁層43が順に設けられている。
また、絶縁層54並びに交互に積層された5層の絶縁層53及び5層のアクティブエリア領域AAを貫通し、底面が絶縁層52に達するメモリトレンチMTが設けられている。メモリトレンチMT内の内部は、絶縁層35により埋め込まれている。
半導体層31と絶縁層35との間には、半導体層31から絶縁層35に向かって、絶縁層32、半導体層33、及び絶縁層34が順に設けられている。
導電体41の上面が露出するように、絶縁層35及び絶縁層54の一部領域の上には絶縁層55が設けられている。絶縁層55には、例えば、SiOが用いられる。
絶縁層55の上には、底面の一部が、導電体41の上面に接する導電体層56が設けられている。導電体層56は、ワード線WLとして機能する。導電体層56には、導電材料が用いられる。導電材料は、例えば、金属材料であってもよく、不純物を添加された半導体材料であってもよい。例えば、導電材料には、Cuを含む金属材料が用いられる。
1.2 メモリセルアレイの製造方法
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図6〜図19を用いて説明する。図6〜図19は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面(AA上面)と、A1−A2線に沿った断面(A1−A2断面)とをそれぞれ示している。
図6に示すように、まず、半導体基板50上に絶縁層51及び52が形成されている。この状態において、絶縁層52上に、例えば、5層の半導体層31及び5層の絶縁層53を交互に積層する。そして、最上層の絶縁層53上に、絶縁層54を形成する。
図7に示すように、ドライエッチングにより、絶縁層54、5層の絶縁層53、及び5層の半導体層31を貫通し、底面が絶縁層52に達するメモリトレンチMTを形成する。
図8に示すように、例えば、ウエットエッチングにより、半導体層31をメモリトレンチMTの側面から加工し、リセス領域RS1を形成する。
図9に示すように、半導体層31の側面に絶縁層32を形成する。例えば、半導体層31の酸化処理により絶縁層32を形成してもよく、選択CVD等により半導体層31の表面に絶縁層32を形成してもよい。
図10に示すように、リセス領域RS1を埋め込み、絶縁層52〜54を覆うように半導体層33を形成する。例えば、半導体層33がポリシリコンである場合、CVDによりアモルファスシリコンを形成したのち、熱処理によりポリシリコンを形成する。
図11に示すように、例えば、ウエットエッチングまたはCDE(Chemical Dry Etching)等により、リセス領域RS1内に半導体層33が残存するように、絶縁層52及び54の上面並びに絶縁層53の側面に接する半導体層33を除去する。
図12に示すように、例えば、ウエットエッチングまたはCDEにより、絶縁層32に接する半導体層33が残存するように、半導体層33の一部を側面から加工し、リセス領域RS2を形成する。次に、リセス領域RS2を埋め込むように、例えば、CVDにより絶縁層34を形成する。次に、リセス領域RS2に絶縁層34が残存するように、絶縁層52及び54の上面並びに絶縁層53の側面に接する絶縁層34を除去する。
図13に示すように、メモリトレンチMT内を絶縁層35により埋め込む。例えば、絶縁層35に用いられるSiOとして、埋め込み性に優れたSOG(spin on glass)が用いられてもよい。この場合、SOGの塗布材料としてポリシラザンを含む材料が用いられてもよい。
図14に示すように、例えば、RIEにより絶縁層35を加工して、ワード線ピラーWLPに対応するホールWHを形成する。
図15に示すように、例えば、ウエットエッチングまたはCDEにより、ホールWHの側面から、半導体層33が露出するまで絶縁層34を加工し、リセス領域RS3を形成する。
図16に示すように、露出している半導体層33の表面に、例えば選択CVDにより絶縁層45を形成する。
図17に示すように、リセス領域RS3に電荷蓄積層44を形成する。より具体的には、例えば、電荷蓄積層44がポリシリコンである場合、図10及び図11で説明した手順と同様に、リセス領域RS3を埋め込むようにCVDによりアモルファスシリコンを形成する。次に、熱処理によりポリシリコンを形成する。その後、絶縁層35、52、及び54の上面、並びに絶縁層53の側面に形成されたポリシリコンを、例えばウエットエッチングまたはCDEにより除去する。
図18に示すように、絶縁層45に接する電荷蓄積層44が残存するように、例えば、ウエットエッチングにより、ホールWHの側面から電荷蓄積層44の一部を加工し、リセス領域を形成する。次に、リセス領域を埋め込むように、例えば、CVDにより絶縁層43を形成する。次に、リセス領域に絶縁層43が残存するように、絶縁層35、52、及び54の上面並びに絶縁層53の側面に接する絶縁層45を除去する。
図19に示すように、ホールWH内を絶縁層42及び導電体41により埋め込む。より具体的には、例えば、CVDにより絶縁層42を形成する。次に、RIEにより、絶縁層35、52、及び54の上面に接する絶縁層42を除去する。次に、例えば、導電体41がTiNとWの積層構造である場合、まず、CVDによりTiNを形成する。次に、CVDによりWを形成してホールWH内を埋め込む。次に、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により絶縁層35及び54の上面に接するTiN及びWを除去する。
1.3 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、半導体記憶装置の信頼性を向上できる。以下、本効果につき詳述する。
例えば、アクティブエリア領域AAにおいて、絶縁層32及び半導体層33を設けない場合、絶縁層45(すなわちトンネル絶縁膜)が、半導体層31に接する。そして、半導体層31にメモリセルトランジスタMCのチャネルとして機能する。例えば、半導体層31としてポリシリコンが用いられている場合、ポリシリコンの粒径は比較的小さいため、キャリアの移動度が低くなる。または、Y方向におけるポリシリコンの膜厚が厚いため、メモリセルトランジスタMCのS値(サブスレッショルド領域における電流の立ち上がり特性を示す係数)が劣化し、メモリセルトランジスタMCのセル特性が悪くなる場合がある。更に、例えば、Z方向における層毎にポリシリコン(チャネル)の面方位がばらつくため、メモリセルトランジスタMCのセル電流にばらつきが生じる場合がある。
これに対し、本実施形態に係る構成であれば、アクティブエリア領域AAに、絶縁層32及び半導体層33を設けて、薄膜の半導体層33を形成できる。これにより、メモリセルトランジスタMCにおいて薄膜のチャネルを形成できる。この結果、S値を改善できる。よって、メモリセルトランジスタMCのトランジスタ特性を向上できる。このため、半導体記憶装置の信頼性を向上できる。
2.第2実施形態
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、半導体層33に第1実施形態で説明したポリシリコンとは異なる材料あるいは異なる製造方法を用いた場合について3つの例を説明する。以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
2.1 第1例
まず、第1例について説明する。第1例では、半導体層33に金属硫化物を用いた場合について説明する。半導体層33に金属硫化物を用いた場合のメモリセルアレイ11の断面構成は、第1実施形態の図5と同様である。
金属硫化物に用いられる金属は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、ハフニウム(Hf)、ジルコニウム(Zr)のいずれかである。これらの金属を用いた金属硫化物は、形成条件によりC軸配向性を有する金属硫化物の結晶を形成することができる。
なお、金属硫化物は、層状結晶であってもよいし、金属二硫化物であってもよい。C軸配向性を有する金属硫化物は、極薄膜(例えば1nm以下)でもバンドギャップが1eV〜2eVあり、その移動度は、数百〜数千cm/までなり得る物質である。このため、金属硫化物は、極薄膜高移動度チャネル材料として半導体層33に適用できる。
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図20及び図21を用いて説明する。図20及び図21は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面と、A1−A2線に沿った断面とをそれぞれ示している。
絶縁層32を形成するまでの工程は、第1実施形態の図6〜図9と同じである。
図20に示すように、絶縁層32を形成した後、リセス領域RS1を埋め込み、絶縁層52〜54を覆うようにSリッチな非晶質金属硫化物60を形成する。例えば、金属硫化物がWSである場合、非晶質金属硫化物60として、Sリッチな非晶質WS(Xは2より大きい数字)を形成する。より具体的には、例えば、非晶質WSは、六フッ化タングステン(WF)及び硫化水素(HS)をソースガスとして、成膜温度25℃〜300℃のプラズマCVDにより形成される。なお、非晶質金属硫化物60の成膜方法は、CVDに限定されない。
図21に示すように、熱処理により、非晶質金属硫化物60を結晶化させ金属硫化物(半導体層33)を形成する。なお、金属硫化物は、層状結晶であってもよいし、金属二硫化物であってもよい。熱処理により結晶化させることにより、比較的表面ラフネスが小さい金属硫化物を形成できる。例えば、熱処理は、300℃〜1150℃の窒素(N)雰囲気で行う。この熱処理により、余剰のSが脱離し、C軸配向性を有する金属硫化物が形成される。以降の製造方法は、第1実施形態の図11〜図19と同様である。金属硫化物が含む金属材料については、TEMのEDX分析等により確認できる。例えば、金属硫化物が層状結晶である場合には、例えばTEMの観察により確認できる。また、C軸配向については、TEMを用いたプリセッション電子線回折(PED:Precession Electron Diffraction)等により確認できる。
なお、非晶質金属硫化物60を形成するCVDのソースガスとしてWF及びHSを用いた場合について説明したが、これに限定されない。例えば、金属硫化物に用いられる金属が、W、Mo、Hf、Zrのいずれか1つである場合、原料として、MoCl5、M(V、X、Y、Zは整数、MはW、Mo、Hf、Zrのいずれか)、HS、S、C(X、Y、Zは整数)のいずれか1つ以上を含む組み合わせで、CVDが行われてもよい。また、熱処理の雰囲気は、Nに限定されない。例えば、N、酸素(O)、アルゴン(Ar)、ヘリウム(He)、水素(H)、HSの少なくとも1つを含む雰囲気で熱処理が実行されてもよい。
2.2 第2例
次に、第2例について説明する。第2例では、半導体層33に、金属誘起結晶化(MIC:Metal Induced Crystallization)法により形成したポリシリコンを用いた場合について説明する。
MIC法を用いたポリシリコンは、4E17個/cm以下となる金属原子を含む。金属原子は、例えば、金(Au)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、ニッケル(Ni)、及び白金(Pt)の少なくともいずれかの原子を含むことが好ましい。または、金属原子は、マンガン(Mn)、ロジウム(Rh)、コバルト(Co)、鉄(Fe)、クロム(Cr)、チタン(Ti)、ニオブ(Nb)、イリジウム(Ir)、タンタル(Ta)、レニウム(Re)、Mo、バナジウム(V)、Hf、ルテニウム(Ru)、Zr、及びWの少なくとも1つの原子を含んでいてもよい。これらの金属により、シリコン(半導体層33)をより低温で結晶化させることができ、MIC法を用いない場合よりも結晶粒の粒径を大きくすることができる。
2.2.1 メモリセルアレイの断面構成
まず、メモリセルアレイ11の断面構成の詳細について、図22を用いて説明する。図22は、第1実施形態の図5における領域R1の拡大図である。
図22に示すように、MIC法で形成した半導体層33は、4.0×1017atoms/cm以下となる金属原子66を含む。更に、MIC法で形成した半導体層33は、例えば絶縁層32に垂直な方向(Y方向)に向かって、(100)配向性を有する。半導体層33の結晶配向性については、例えば、TEMを用いたPED等により確認できる。他の構成は、第1実施形態と同様である。
2.2.2 メモリセルアレイの製造方法
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図23〜図28を用いて説明する。図23〜図28は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面と、A1−A2線に沿った断面とをそれぞれ示している。
絶縁層32を形成するまでの工程は、第1実施形態の図6〜図9と同じである。
図23に示すように、絶縁層32を形成した後、リセス領域RS1を埋め込み、絶縁層52〜54を覆うように非晶質半導体層65(例えば、アモルファスシリコン)を形成する。
図24に示すように、非晶質半導体層65の側面に金属原子66を付着させる。例えば、金属原子66を含む液体を非晶質半導体層65の表面に供給する。例えば、金属原子66がNiである場合、Ni水溶液を非晶質半導体層65の表面に供給する。このとき、非晶質半導体層65の表面における金属原子66の面濃度が、例えば、1.0×1015atoms/cm以下となるようにする。
図25に示すように、例えば、500℃〜1000℃の温度及び100Pa〜常圧の圧力で、熱処理を行う。これにより、金属原子66が非晶質半導体層65の内部に拡散し、非晶質半導体層65(例えば、アモルファスシリコン)が結晶化されて半導体層33(例えば、ポリシリコン)が形成される。なお、熱処理は、H、重水素(D)、N、及び希ガスの少なくとも1つを含む雰囲気で行われてもよい。より具体的には、例えば、半導体層33は、半導体層33内の金属原子66の濃度が5.0×1017atoms/cm以上となるように、500℃〜1000℃の温度で結晶化される。これにより、半導体層33内の結晶粒径が80nm以上且つ1600nm以下となるように、半導体層33を結晶化することができる。また、半導体層33を結晶化したあとに、再度、熱処理を行ってもよい。これにより、半導体層33の結晶性を高めることができる。
図26に示すように、半導体層33を被覆するようにゲッター層67を形成する。ゲッター層67は、半導体層33から金属原子66を取り出すために設けられる。ゲッター層67には、非晶質半導体材料が用いられる。ゲッター層67には、例えば、アモルファスシリコン、またはアモルファスゲルマニウムが用いられる。本例では、ゲッター層67に、アモルファスシリコンを用いた場合について説明する。なお、ゲッター層67は、半導体層33との間に、SiOまたはSiN等の絶縁層を介在させて形成されてもよい。ゲッター層67の膜厚は、例えば、3〜30nmに設定される。また、ゲッター層67はO、N、炭素(C)等を含んでいてもよく、ボロン(B)、リン(P)、ヒ素(As)等を含んでいてもよい。これらを含むことにより、ゲッター層67は、アモルファス状態を比較的高温まで維持することが可能となる。本例のゲッター層67(アモルファスシリコン)は、例えば、1.0×1019atoms/cmから1.0×1022atoms/cmの濃度のP、または、1.0×1016atoms/cmから1.0×1022atoms/cmの濃度のBを含んでいる。
ゲッター層67形成後、500℃以上の温度で熱処理を行う。これにより、半導体層33内の金属原子66の一部がゲッター層67に移動し、半導体層33内の金属原子66の濃度が低下する。この結果、半導体層33内の金属原子66の濃度を、4.0×1017atoms/cm3以下に低下せることが可能となる。なお、この場合の熱処理は、H、D、N、及び希ガスの少なくとも1つを含む雰囲気で行われてもよいし、O、HO、Oラジカル、またはアンモニア(NH)を含む酸化性雰囲気または還元性雰囲気で行われてもよい。
図27に示すように、例えば、ウエットエッチングまたはCDEにより、半導体層33を残存させつう、ゲッター層67を除去する。なお、図26及び図27で説明した工程を複数回繰り返してもよい。複数回繰り返すことにより、半導体層33内の金属原子66の濃度を更に低くすることができる。
図28に示すように、第1実施形態の図11と同様に、例えば、ウエットエッチングまたはCDE等により、リセス領域RS1内に半導体層33が残存するように、絶縁層52及び54の上面並びに絶縁層53の側面に接する半導体層33を除去する。MIC法を用いて形成したリセス領域RS1内の半導体層33は、絶縁層32に垂直な方向に向かって(100)配向性を有する。なお、半導体層33の膜厚が薄いほど、半導体層33内の全結晶粒に占める(100)配向性を有する結晶粒の割合が高くなる。例えば、半導体層33の膜厚が15nm以下の場合、半導体層33内の全結晶粒に占める(100)配向性を有する結晶粒の割合がほぼ100%に近い値となる。
以降の工程は、第1実施形態の図12〜図19と同様である。
なお、本例では、ゲッター層67を形成して、金属原子66の一部を除去した後、図28で説明する半導体層33の加工を行ったが、半導体層33の加工を行った後に、ゲッター層67を形成してよい。更には、ゲッター層67の形成は省略されてもよい。
更に、MIC法を用いた半導体層33については、他の構成及び形成方法であってもよい。すなわち、MIC法を用いた半導体の構成及び形成方法については、例えば、“半導体記憶装置及びその製造方法(SEMICONDUCTOR STORAGE DEVICE AND METHOD OF MANUFACTURING THE SAME)”という2020年3月5日に出願された米国特許出願16/809,887号に記載されている。この特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
2.2.3 半導体層33の結晶粒径
次に、MIC法を用いて形成した半導体層33(ポリシリコン)の結晶粒径について、図29を用いて説明する。図29は、MIC法の有無による半導体層33の結晶粒径の違いを説明するための図である。より具体的には、図29(a)は、MIC法を用いずに形成したポリシリコン(例えば、半導体層31)と導電体41との配置を示す斜視図である。図29(b)は、MIC法を用いて形成したポリシリコン(半導体層33)と導電体41との配置を示す斜視図である。なお、図29(a)及び図29(b)の例では、説明を簡略化するため、ポリシリコン(半導体層31または33)と導電体41以外の材料は、省略されている。また、図29(a)及び図29(b)の例は、導電体41と向かい合う側面におけるポリシリコン(半導体層31または33)の結晶粒界GBを示している。
図29(a)に示すように、半導体層31のようにMIC法を用いずにポリシリコンを形成した場合、その結晶粒径は比較的小さい。例えば、半導体層31は、アクティブエリア領域AAのZ方向の幅の中に、3つ以上の結晶粒を含む。また、例えば、半導体層31と導電体41とが向かい合う領域をRAとすると、領域RA内には多数の結晶粒界GBが含まれている。すなわち、領域RA内には、少なくとも3つ以上の多数の結晶粒が含まれる。電荷蓄積層44にポリシリコンを用いた場合も同様である。
図29(b)に示すように、本例における半導体層33のように、MIC法を用いてポリシリコンを形成した場合、その結晶粒径は比較的大きい。例えば、MIC法を用いた半導体層33は、アクティブエリア領域AAのZ方向の幅の中に、2つ以下の結晶粒を含む。また、例えば、MIC法を用いた半導体層33と導電体41とが向かい合う領域をRBとすると、結晶粒が比較的大きいため、領域RB内には1つ以下の結晶粒界GBが含まれる。すなわち、領域RB内には、1つまたは2つの結晶粒が含まれる。換言すれば、領域RB内には、粒界が存在しないか、または、2つの結晶物の間の粒界のみが存在する。なお、本例では、結晶粒が(100)配向性を有する。
2.3 第3例
次に、第3例について説明する。第3例では、半導体層33にエピタキシャル成長で形成した単結晶シリコンを用いる場合について説明する。
2.3.1 メモリセルアレイの断面構成
まず、メモリセルアレイ11の断面構成について、図30を用いて説明する。図30は、メモリセルアレイ11の断面図である。
図30に示すように、本例では、絶縁層54、交互に配置された5層の絶縁層53及び5層のアクティブエリア領域AA、絶縁層52、及び絶縁層51を貫通し、底面が半導体基板50に達するメモリトレンチMTが設けられている。メモリトレンチMT内の内部は、絶縁層35により埋め込まれている。
また、ワード線ピラーWLPは、例えば、底面の高さ位置が絶縁層52の上面よりも低くなるように設けられている。すなわち、底面の高さ位置は、最下層のアクティブエリア領域AAの底面よりも低くなるように設けられている。図30の例では、絶縁層54、交互に配置された5層の絶縁層53及び5層のアクティブエリア領域AA、及び絶縁層52を貫通している。そして、ワード線ピラーWLPの底部は、絶縁層35に接している。なお、ワード線ピラーWLPは、半導体基板50と電気的に接続されていなければ、底面が半導体基板50に達していてもよい。この場合には、例えば、ワード線ピラーWLPの側面及び底面には、絶縁層42が設けられている。また、絶縁層42の内部には、側面及び底面が絶縁層42に接するように導電体41が設けられている。
他の構造は、第1実施形態の図5と同様である。
2.3.2 メモリセルアレイの製造方法
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図31〜図34を用いて説明する。図31〜図34は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面と、A1−A2線に沿った断面とをそれぞれ示している。
図31に示すように、第1実施形態の図6と同様に絶縁層54を形成した後、ドライエッチングにより、絶縁層54、5層の絶縁層53、5層の半導体層31、絶縁層52、及び絶縁層51を貫通し、底面が半導体基板50に達するメモリトレンチMTを形成する。
図32に示すように、例えば、ウエットエッチングにより、半導体層31をメモリトレンチMTの側面から加工し、リセス領域RS1を形成する。
図33に示すように、半導体層31の側面に絶縁層32を形成する。例えば、半導体層31の酸化処理により絶縁層32を形成してもよく、選択CVD等により半導体層31の表面に絶縁層32を形成してもよい。例えば、半導体基板50上にも絶縁層32が形成された場合は、RIE等により、半導体基板50上の絶縁層32を除去する。
図34に示すように、露出した半導体基板50の表面の自然酸化膜等を除去するための前処理を行った後、エピタキシャル成長により半導体基板50の表面から上方に向かって単結晶の半導体層33を形成する。なお、本例では、エピタキシャル成長により半導体層33を形成する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、半導体基板50をシードとしたシリコンの固相成長を用いてもよい。
図35に示すように、RIE等により、例えば、絶縁層54をマスクにして、メモリトレンチMTを形成する。
図36に示すように、第1実施形態の図12及び図13の説明と同様にして、半導体層33及び絶縁層34を形成した後、メモリトレンチMT内を、絶縁層35により埋め込む。
図37に示すように、例えば、RIEにより絶縁層35を加工して、ワード線ピラーWLPに対応するホールWHを形成する。この時、ホールWHは、絶縁層35を貫通しないようにする。より具体的には、ホールの底面の高さ位置は、絶縁層52の上面よりも低く、半導体基板50の上面よりも高い位置にあるように、絶縁層35のエッチング量を調整する。
以降の工程は、第1実施形態の図15〜図19と同様である。
2.4 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、第1実施形態と同様の効果が得られる。
更に、本実施形態の第1例に係る構成であれば、C軸配向を有する結晶化された金属硫化物を半導体層33に用いることができる。すなわち、金属硫化物をメモリセルトランジスタMCのチャネル層として用いることができる。これにより、キャリアの移動度が比較的高い金属硫化物を用いたチャネル層を形成できる。
更に、Sリッチな非晶質金属硫化物を熱処理して金属硫化物を形成することにより、表面ラフネスが比較的小さい金属硫化物を形成できる。
更に、本実施形態の第2例に係る構成であれば、MIC法を用いた半導体層33は、絶縁層32(トンネル絶縁膜)の垂直方向を向いた(100)配向性を有する結晶粒を形成できる。これにより、トンネル絶縁膜(絶縁層32)とチャネル(半導体層33)との界面準位密度を低減できる。また、半導体層33のS値とキャリアの移動度を向上できる。よって、メモリセルトランジスタMCのセル特性を向上できる。更に、MIC法を用いた半導体層33は、MICを用いない場合よりも結晶粒径を大きくできる。すなわち、結晶粒界の比較的少ない半導体層33を形成できる。
更に、本実施形態の第3例に係る構成であれば、半導体層33を単結晶にできる。よって、半導体層33のキャリアの移動度を向上できる。
3.第3実施形態
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1及び第2実施形態で説明した半導体層31を絶縁層に置き換えた場合について説明する。以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
3.1 メモリセルアレイの平面構成
まず、メモリセルアレイ11の平面構成の一例について、図38を用いて説明する。図38は、メモリセルアレイ11におけるアクティブエリア領域AA及びワード線ピラーWLPの平面図である。
図38に示すように、X方向に延伸する複数のアクティブエリア領域AAがY方向に沿って配置されている。アクティブエリア領域AAは、例えば、絶縁層71、2つの半導体層33、及び2つの絶縁層34を含む。
アクティブエリア領域AAの中心部には、X方向に延伸する絶縁層71が設けられている。絶縁層71には、例えばSiNが用いられる。
2つの半導体層33は、X方向に延伸し、絶縁層71のY方向を向いた2つの側面S3及びS4にそれぞれ接する。
他の構成は、第1実施形態の図4と同様である。
3.2 メモリセルアレイの断面構成
次に、メモリセルアレイ11の断面構成の一例について説明する。図39は、図38におけるA1−A2線に沿った断面図を示している。
図39に示すように、絶縁層52上には、各層間に絶縁層53を介在させて、例えば、アクティブエリア領域AAが積層される。すなわち、絶縁層52上に、例えば、5層のアクティブエリア領域AAと5層の絶縁層53とが交互に設けられる。なお、アクティブエリア領域AAの積層数は任意である。
絶縁層71と絶縁層42との間には、絶縁層71から絶縁層42に向かって、半導体層33、絶縁層45、電荷蓄積層44、及び絶縁層43が順に設けられている。すなわち、本実施形態のメモリセルアレイ11は、第1実施形態の図5で説明した半導体層31及び絶縁層32を絶縁層71に置き換えた構成である。
他の構成は、第1実施形態の図5と同様である。
3.3 メモリセルアレイの製造方法
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図40〜図42を用いて説明する。図40〜図43は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面と、A1−A2線に沿った断面とをそれぞれ示している。
図40に示すように、まず、半導体基板50上に絶縁層51及び52が形成されている。この状態において、絶縁層52上に、例えば、5層の絶縁層71及び5層の絶縁層53及びを交互に積層する。そして、最上層の絶縁層53上に、絶縁層54を形成する。
図41に示すように、ドライエッチングにより、絶縁層54、5層の絶縁層53、及び5層の絶縁層71を貫通し、底面が絶縁層52に達するメモリトレンチMTを形成する。
図42に示すように、例えば、ウエットエッチングにより、絶縁層71をメモリトレンチMTの側面から加工し、リセス領域RS1を形成する。
以降の工程は、第1実施形態の図10〜図19と同様である。
3.4 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、第1実施形態と同様に、薄膜の半導体層33を形成できる。従って、本実施形態に係る構成であれば、第1実施形態と同様の効果が得らえる。
なお、第3実施形態と第2実施形態の第1乃至第3例とを組み合わせてもよい。すなわち、半導体層33は、金属二硫化物、MIC法を用いて形成した半導体(金属原子を含む半導体、または(100)配向を有する半導体)、及び単結晶半導体のいずれかであってもよい。
4.第4実施形態
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、第3実施形態で説明したアクティブエリア領域AAの構成において、絶縁層71と半導体層33との間に絶縁層71と異なる絶縁層72を設けた場合について説明する。以下、第1乃至第3実施形態と異なる点を中心に説明する。
4.1 メモリセルアレイの平面構成
まず、メモリセルアレイ11の平面構成の一例について、図43を用いて説明する。図43は、メモリセルアレイ11におけるアクティブエリア領域AA及びワード線ピラーWLPの平面図である。
図43に示すように、X方向に延伸する複数のアクティブエリア領域AAがY方向に沿って配置されている。アクティブエリア領域AAは、例えば、絶縁層71、2つの絶縁層72、2つの半導体層33、及び2つの絶縁層34を含む。
絶縁層72は、絶縁層71と半導体層33との間に設けられている。2つの絶縁層72は、X方向に延伸し、絶縁層71のY方向を向いた2つの側面S1及びS2にそれぞれ接する。絶縁層72には、例えばSiONが用いられる。なお、絶縁層72は、SiOであってもよいし、SiON/SiO積層構造であってもよい。
他の構成は、第3実施形態の図38と同様である。
4.2 メモリセルアレイの断面構成
次に、メモリセルアレイ11の断面構成の一例について説明する。図44は、図43におけるA1−A2線に沿った断面図を示している。
図44に示すように、絶縁層52上には、各層間に絶縁層53を介在させて、例えば、アクティブエリア領域AAが積層される。すなわち、絶縁層52上に、例えば、5層のアクティブエリア領域AAと5層の絶縁層53とが交互に設けられる。なお、アクティブエリア領域AAの積層数は任意である。
絶縁層71と絶縁層42との間には、絶縁層71から絶縁層42に向かって、絶縁層72、半導体層33、絶縁層45、電荷蓄積層44、及び絶縁層43が順に設けられている。すなわち、本実施形態のメモリセルアレイ11は、第3実施形態の図39で説明した絶縁層71と半導体層33との間に絶縁層72を設けた構成である。
他の構成は、第3実施形態の図39と同様である。
4.3 メモリセルアレイの製造方法
次に、メモリセルアレイ11の製造方法について、図45を用いて説明する。図45は、メモリセルアレイ11の製造工程における最上層のアクティブエリア領域AAの上面と、A1−A2線に沿った断面とをそれぞれ示している。
絶縁層71を加工し、リセス領域RS1を形成するまでの工程は、第3実施形態の図40〜図42と同じである。
図45に示すように、例えば、酸化処理により、絶縁層71の側面に絶縁層72を形成する。例えば、絶縁層71がSiNである場合、酸化処理の条件により絶縁層72としてSiON、SiO、あるいはSiO2とSiONとの積層構造が形成される。
以降の工程は、第1実施形態の図10〜図19と同様である。
4.4 本実施形態に係る効果
本実施形態に係る構成であれば、半導体記憶装置の信頼性を向上できる。以下、本効果につき詳述する。
例えば、アクティブエリア領域AAにおいて、絶縁層72を設けずに、絶縁層71(例えばSiN)と半導体層33とが接している場合がある。SiNは、界面準位が比較的多いため、すなわちトラップが比較的多い。このため、例えば、メモリセルトランジスタMCの消去動作時、すなわち電荷蓄積層44から電荷を引き抜くときに、SiNに電荷がトラップされてしまうことがある。すると、メモリセルトランジスタMCの閾値電圧が変動し、閾値電圧がばらつく原因の1つとなる場合がある。
これに対し、本実施形態に係る構成であれば、絶縁層71と半導体層33との間、すなわち、チャネルのトラップ絶縁膜と接する面に対向する面(以下、「チャネルの裏側」とも表記する)に、絶縁層71よりもトラップの少ない絶縁層72(例えば、SiON、SiO2、または、SiONとSiOとの積層構造)を形成できる。これにより、消去動作時にチャネルの裏側への書き込み(電荷のトラップ)による閾値電圧シフトを抑制できる。従って、メモリセルトランジスタMCの閾値電圧のばらつきを抑制できる。よって、半導体記憶装置の信頼性を向上できる。
なお、第4実施形態と第2実施形態の第1乃至第3例とを組み合わせてもよい。すなわち、半導体層33は、金属二硫化物、MIC法を用いて形成した半導体(金属原子を含む半導体、または(100)配向を有する半導体)、及び単結晶半導体のいずれかであってもよい。
5.変形例等
上記実施形態に係る半導体記憶装置は、基板(50)に平行な第1方向(X方向)に延伸する第1半導体層(31)と、第1方向に延伸し、第1半導体層の第1方向と交差する第2方向(Y方向)を向いた第1主面(S1)に接する第1絶縁層(32)と、第1方向に延伸し、第1半導体層の第2方向を向いた第2主面(S2)に接する第2絶縁層(32)と、第1方向に延伸し、第1絶縁層の第2方向を向いた第3主面(S3)に接する第2半導体層(33)と、第1方向に延伸し、第2絶縁層の第2方向を向いた第4主面(S4)に接する第3半導体層(33)と、第1及び第2方向と交差する第3方向に延伸する第1導電体(41)と、第1導電体の第5主面に接する第3絶縁層(42)と、第2半導体層と第3絶縁層との間に設けられた第4絶縁層(43)と、第2半導体層と第4絶縁層との間に設けられた第1電荷蓄積層(44)と、第2半導体層と第1電荷蓄積層との間に設けられ、第2半導体層及び第1電荷蓄積層に接する第5絶縁層(45)と、第1メモリセル(MC)とを含む。第1メモリセルは、第2半導体層の一部、第1導電体の一部、第3絶縁層の一部、第4絶縁層、第1電荷蓄積層、及び第5絶縁層を含む。
上記実施形態を適用することにより、信頼性を向上した半導体記憶装置を提供できる。
なお、実施形態は上記説明した形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態は可能な限り組み合わせることができる。
また、上記実施形態における「接続」とは、間に例えばトランジスタあるいは抵抗等、他の何かを介在させて間接的に接続されている状態も含む。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置
10…メモリコア部
11…メモリセルアレイ
12…ロウデコーダ
13…センスアンプ
20…周辺回路部
21…シーケンサ
22…電圧発生回路
31、33…半導体層
32、34、35、42、43、45、51〜55、71、72…絶縁層
41…導電体
44…電荷蓄積層
50…半導体基板
56…導電体層
60…非晶質金属硫化物
65…非晶質半導体層
66…金属原子
67…ゲッター層
AA…アクティブエリア領域
MC…メモリセルトランジスタ
ST1、ST2…選択トランジスタ
WL…ワード線
WLP…ワード線ピラー

Claims (12)

  1. 基板に平行な第1方向に延伸する第1半導体層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第1半導体層の前記第1方向と交差する第2方向を向いた第1主面に接する第1絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第1半導体層の前記第2方向を向いた第2主面に接する第2絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第1絶縁層の前記第2方向を向いた第3主面に接する第2半導体層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第2絶縁層の前記第2方向を向いた第4主面に接する第3半導体層と、
    前記第1及び第2方向と交差する第3方向に延伸する第1導電体と、
    前記第1導電体の第5主面に接する第3絶縁層と、
    前記第2半導体層と前記第3絶縁層との間に設けられた第4絶縁層と、
    前記第2半導体層と前記第4絶縁層との間に設けられた第1電荷蓄積層と、
    前記第2半導体層と前記第1電荷蓄積層との間に設けられ、前記第2半導体層及び前記第1電荷蓄積層に接する第5絶縁層と、
    第1メモリセルと
    を備え、前記第1メモリセルは、前記第2半導体層の一部、前記第1導電体の一部、前記第3絶縁層の一部、前記第4絶縁層、前記第1電荷蓄積層、及び前記第5絶縁層を含む、
    半導体記憶装置。
  2. 前記第3方向に延伸する第2導電体と、
    前記第2導電体の第6主面に接する第6絶縁層と、
    前記第3半導体層と前記第6絶縁層との間に設けられた第7絶縁層と、
    前記第3半導体層と前記第7絶縁層との間に設けられた第2電荷蓄積層と、
    前記第3半導体層と前記第2電荷蓄積層との間に設けられ、前記第3半導体層及び前記第2電荷蓄積層に接する第8絶縁層と、
    第2メモリセルと
    を更に備え、前記第2メモリセルは、前記第3半導体層の一部、前記第2導電体の一部、前記第6絶縁層の一部、前記第7絶縁層、前記第2電荷蓄積層、及び前記第8絶縁層を含む、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第2半導体層は、金属硫化物である、
    請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記金属硫化物は、W、Mo、Hf、Zrの少なくとも1つを含む、
    請求項3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記金属硫化物は、層状結晶である、
    請求項3または4に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2半導体層は、前記第2半導体層の前記第1導電体と向かい合う領域において、2個以下の結晶粒を有する、
    請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第2半導体層は、(100)配向性を有する、
    請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第2半導体層は、単結晶シリコンである、
    請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  9. 基板に平行な第1方向に延伸する第1絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第1絶縁層の前記第1方向と交差する第2方向を向いた第1主面に接する第2絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第1絶縁層の前記第2方向を向いた第2主面に接する第3絶縁層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第2絶縁層の前記第2方向を向いた第3主面に接する第1半導体層と、
    前記第1方向に延伸し、前記第3絶縁層の前記第2方向を向いた第4主面に接する第2半導体層と、
    前記第1及び第2方向と交差する第3方向に延伸する第1導電体と、
    前記第1導電体の第5主面に接する第4絶縁層と、
    前記第1半導体層と前記第4絶縁層との間に設けられた第5絶縁層と、
    前記第1半導体層と前記第5絶縁層との間に設けられた第1電荷蓄積層と、
    前記第1半導体層と前記第1電荷蓄積層との間に設けられ、前記第1半導体層及び前記第1電荷蓄積層に接する第6絶縁層と、
    第1メモリセルと
    を備え、前記第1メモリセルは、前記第1半導体層の一部、前記第1導電体の一部、前記第4絶縁層の一部、前記第5絶縁層、前記第1電荷蓄積層、及び前記第6絶縁層を含む、
    半導体記憶装置。
  10. 前記第3方向に延伸する第2導電体と、
    前記第2導電体の第6主面に接する第7絶縁層と、
    前記第2半導体層と前記第7絶縁層との間に設けられた第8絶縁層と、
    前記第2半導体層と前記第8絶縁層との間に設けられた第2電荷蓄積層と、
    前記第2半導体層と前記第2電荷蓄積層との間に設けられ、前記第2半導体層及び前記第2電荷蓄積層に接する第9絶縁層と、
    第2メモリセルと
    を備え、前記第2メモリセルは、前記第2半導体層の一部、前記第2導電体の一部、前記第7絶縁層の一部、前記第8絶縁層、前記第2電荷蓄積層、及び前記第9絶縁層を含む、
    請求項9に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第1絶縁層は、窒化シリコンを含む、
    請求項9または10に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記第2絶縁層は、酸窒化膜シリコンまたは酸化シリコンの少なくとも1つを含む、
    請求項11記載の半導体記憶装置。
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