JP2021131666A - 発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法 - Google Patents

発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検知対象者を検知して発報すると共にサービス対価の回収を適切に行うことが可能な発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法を実現する。【解決手段】発報サービス提供システム100は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する。このシステムは、検知対象者データ記憶部35aと、契約内容データ記憶部14aと、撮影画像を生成する撮影部20と、撮影画像から生成された顔データと検知対象者データに含まれる顔データとを照合して、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する判定部と、発報部12と、被撮影者が検知対象者であると判定部が判定し、且つ、当該検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、発報部12を作動させる発報制御部13cと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法に関する。
特許文献1には、施設来訪者認証システムが開示されている。この施設来訪者認証システムは、保育園への来訪者を撮影して、顔認証技術により、当該来訪者を園児の保護者であると認証するシステムである。認証に成功すると、保護者が迎えに来た旨が園児の名前と共に保育園の内部へ報知される。
特開2018−81449号公報
ところで近年、認知症高齢者の徘徊や行方不明事故が社会問題となっている。この問題への対処としてコンビニエンスストアの店舗網を活用することが検討され、市町村とコンビニエンスストアチェーンとの間で提携協定が結ばれるケースが増えている。提携協定は、例えば、行方不明高齢者の早期発見・保護への協力、支援が必要な高齢者を発見した際の管轄市町村への連絡、買い物支援等を内容とする。
しかし、コンビニエンスストアによるこれらの対処は、対応が必要と思われる高齢者を店舗の従業員が見かけた際に活動を行うものであり、特定の対象者を見つけることには適さない。なぜなら、特定の対象者を見つけるためには、店舗従業員がその人の顔を覚える必要があり、従業員の負担が大きく、見逃しが起きる可能性も高いからである。加えて、行政との提携協定は金銭的対価を伴わないものである場合が多く、その場合の活動費用はコンビニエンスストアチェーン側の負担となる。そうすると、活動は店舗従業員の善意に支えられたものとなり徹底されず、社会に根付かず廃れていくことが懸念される。社会的に必要とされる活動であっても、根付くためには経済的な裏付け、例えば、サービス対価を回収する仕組みが必要である。
特許文献1のシステムのように顔認証技術を利用することで、認知症高齢者や行方不明者の検知・発報が容易になる可能性がある。しかし、そのようなシステム・技術の導入・運用にはコストがかかるので、利用料の徴収など、サービス対価回収の仕組みを設けることが求められる。特許文献1には、顔認証技術を用いたシステムにおけるサービス対価の回収に関する技術は開示されていない。
本発明の目的は、検知対象者を検知して発報すると共にサービス対価の回収を適切に行うことが可能な発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法を実現することにある。
本発明に係る発報サービス提供システムの特徴は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供システムであって、前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、撮影画像を生成する撮影部と、前記撮影画像から生成された顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、発報部と、前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定し、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報制御部と、を備える点にある。
本発明に係る発報サービス提供装置の特徴は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供装置であって、前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、撮影画像を取得する取得部と、前記撮影画像から生成された前記顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、発報部と、前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定し、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報制御部と、を備える点にある。
本発明に係る発報サービス提供方法の特徴は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供方法であって、前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを検知対象者データ記憶部に記憶させる検知対象者データ記憶ステップと、前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを契約内容データ記憶部に記憶させる契約内容データ記憶ステップと、撮影画像を生成する撮影ステップと、前記撮影画像から生成された前記顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定ステップと、前記被撮影者が前記検知対象者であると判定され、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報ステップと、を備える点にある。
本発明によれば、検知対象者の顔データを検知対象者データ記憶部に記憶させておき、顔認証技術により被撮影者を検知対象者として認証するので、検知対象者が撮影画像に写った場合に確実に検知することができる。そして、発報サービスの対価が支払われていることに応じて発報部の作動が行われる。すなわち、発報サービスの対価が支払われている場合に限って発報部の作動が行われるので、発報サービスの対価の回収を適切に行うことができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、発報の対象となる地域を示す地域データを含んでおり、前記発報制御部は、前記判定部が前記検知対象者であると判定した前記被撮影者を撮影した前記撮影部が、前記地域データが示す前記地域の内部に位置することに応じて、前記発報部を作動させると好適である。
本発明によれば、地域データが示す地域の内部においてのみ、検知対象者の検知が行われるようになる。例えば、検知対象者を撮影した撮影部が、契約で指定された地域内のコンビニエンスストア店舗に配置されたものであることを条件として、発報部を作動させる。そうすると、例えば、検知対象となる地域の広さに応じてサービス対価の価格を変化させることができ、発報サービスが利用し易いものとなる。このように、本発明によれば、発報サービスの対価の回収を更に適切に行うことができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、前記発報制御部は、前記検知対象者に係る前記中断データが前記発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、前記発報部を作動させると好適である。
本発明によれば、発報サービスを中断していない検知対象者について発報が行われ、発報サービスを中断している検知対象者については発報が行われない。すなわち、中断データにより発報の有無を容易に切り替えることができるので、発報サービスが利用し易いものとなる。このように、本発明によれば、発報サービスの対価の回収を更に適切に行うことができる。
本発明に係る発報サービス提供システムの特徴は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供システムであって、前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、検知対象者データ記憶部と、前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部に記憶させる検知対象者管理部と、撮影画像を生成する撮影部と、前記撮影画像から生成された顔データと前記検知対象者データ記憶部に記憶された前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、発報部と、前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定したことに応じて発報部を作動させる発報制御部と、を備える点にある。
本発明によれば、検知対象者の顔データを検知対象者データ記憶部に記憶させておき、顔認証技術により被撮影者を検知対象者として認証するので、検知対象者が撮影画像に写った場合に確実に検知することができる。そして、検知対象者の顔データの検知対象者データ記憶部への記憶は、発報サービスの対価が支払われていることに応じて行われる。すなわち、発報サービスの対価が支払われている場合に限って検知対象者の顔データが記憶されると共に発報部の作動が行われるので、発報サービスの対価の回収を適切に行うことができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、発報の対象となる地域を示す地域データを含んでおり、前記検知対象者管理部は、前記地域データが示す前記地域の内部に位置する検知対象者データ記憶部に対して、前記検知対象者データを記憶させると好適である。
本発明によれば、地域データが示す地域の内部においてのみ、検知対象者の検知が行われるようになる。例えば、契約で指定された地域内のコンビニエンスストア店舗においてのみ、検知対象者データ記憶部に検知対象者データを記憶させ、被撮影者との照合を行わせる。そうすると、例えば、検知対象となる地域の広さに応じてサービス対価の価格を変化させることができ、発報サービスが利用し易いものとなる。このように、本発明によれば、発報サービスの対価の回収を更に適切に行うことができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、前記対象者管理部は、前記検知対象者に係る前記中断データが前記発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、当該検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象データ記憶部に記憶させると好適である。
本発明によれば、発報サービスを中断していない検知対象者について検知が行われる状態となり、発報サービスを中断している検知対象者については検知が行われない状態となる。すなわち、中断データにより検知の有無を容易に切り替えることができるので、発報サービスが利用し易いものとなる。このように、本発明によれば、発報サービスの対価の回収を更に適切に行うことができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、連絡先を示す連絡先データを含んでおり、前記発報部は、前記被撮影者に対応する前記検知対象者に係る前記連絡先データが示す連絡先へ連絡を行うと好適である。
本発明によれば、検知対象者を検知すると連絡先へ連絡される。例えば、検知対象者である認知症高齢者が検知されると、家族へメールが送信されて、家族が認知症高齢者を保護することができる。このように、本発明によれば、発報サービスの有用性を高めることができる。
本発明においては、前記被撮影者が写っている前記撮影画像と前記被撮影者に対応する前記検知対象者を示す検知対象者画像とを表示する表示部と、人為操作を受け付ける入力部と、を備え、前記発報制御部は、前記表示部に表示された前記撮影画像に写っている前記被撮影者と前記検知対象者画像に示される前記検知対象者とが同一人物であることを確認した旨の操作入力を前記入力部が受け付けたことに応じて、前記発報部を作動させると好適である。
本発明によれば、人(例えば、コンビニエンスストアの従業員)からの操作入力に応じて発報が行われる。例えば、コンビニエンスストアの従業員が表示部に表示された2つの人物画像(被撮影者と検知対象者)を見て、同一人物で間違いないと判断して操作入力を行い、発報が行われる。このように、本発明によれば、人の判断を介在させて誤った発報を抑制することができる。
本発明においては、前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、前記発報サービスの対価が支払われていない旨を前記支払データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データのうち、前記発報サービスの提供を中断しない旨を前記中断データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部から削除し、前記発報サービスの提供を中断する旨を前記中断データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部から削除しない中断管理部を備えると好適である。
本発明によれば、対価が支払われずサービス提供中断の登録がない場合に検知対象者データが削除されるので、不要な登録データを削除して記憶容量を節約できると共に、個人情報流出のリスクを低減することができる。また、対価が支払われずサービス提供中断の登録がある場合に検知対象者データが削除されないので、中断の終了の登録があった場合にすぐにサービス提供を再開することができる。このように、本発明によれば、発報サービスの有用性を高めることができる。
発報サービス提供システムの概要を示す図である。 発報サービス提供システムのブロック図である。 発報サービス提供システムで行われる処理を示すフローチャートである。 更新データ生成処理を示すフローチャートである。 発報サービス提供システムの概要を示す図である。 発報サービス提供システムのブロック図である。 発報サービス提供システムで行われる処理を示すフローチャートである。 更新データ生成処理を示すフローチャートである。 更新データ生成処理を示すフローチャートである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明に係る発報システム、発報装置及び発報方法の実施の形態である発報サービス提供システム100について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。
〔発報サービス提供システムの概要〕
図1を参照しながら、発報サービス提供システム100の動作の概要を説明する。発報サービス提供システム100は、認知症高齢者の家族等を対象に有償で発報サービスを提供するシステムである。発報サービス提供システム100が提供する発報サービスは、店舗等に設置されたカメラで来訪者を撮影し、写った人物が検知対象者である場合に連絡先(例えば、家族の電話番号)へ連絡(発報)するサービスである。発報は、発報サービスの対価が支払われていること等を条件に実行される。
発報サービス提供システム100は、管理装置10、撮影部20、及び検知装置30を備えている。管理装置10は、発報サービスを提供する会社等(以下「運営団体」と呼ぶ。)の事務所に設置される。撮影部20及び検知装置30は、コンビニエンスストア等の店舗や、公民館や病院等の施設(以下「提携施設」と呼ぶ。)に設置される。
管理装置10は、認知症高齢者の家族等から、発報サービスの申し込み及び対価の支払いを受け付ける。以下、発報サービスを申し込んでサービス提供者と契約する者を「申込者」と呼び、発報サービスにより検知・発報する対象の者を「検知対象者」と呼ぶ。
発報サービスの対価は、例えば、発報サービスの月額料金であり、運営団体が定める金額である。発報サービスの対価が、発報の対象となる地域の広さに応じて定められてもよい。例えば、発報の対象となる地域が広くなるほど、対価が高くなるように、対価が定められてもよい。発報の対象となる地域は、申込者が発報サービスの申し込みの際に指定する。
申し込みの際、発報サービス提供システム100は、申込者から検知対象者の顔が写った写真(画像)の提供を受ける。提供された画像が、顔認証に適さないものである場合、発報サービス提供システム100は画像の再提供を申込者に求める。申し込み及び支払いは、申込者の携帯情報端末T(スマートフォン等)から通信ネットワーク等を介して電子的に行われてもよいし、郵送や提携施設の窓口での申し込み等により行われてもよい。
管理装置10は、発報サービスの申し込み及び対価の支払いを受け付けると、契約内容を示す契約内容データを生成して契約内容データ記憶部14aに記憶させる。契約内容データは、支払データ、地域データ、連絡先データ、中断データ、及び個人データを含む。支払データは、検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを示すデータである。地域データは、発報の対象となる地域を示すデータである。連絡先データは、発報の際の連絡先(例えば、申込者の電話番号やメールアドレス)を示すデータである。中断データは、発報サービスの提供を中断するか否かを示すデータである。個人データは、申込者の住所・氏名、及び検知対象者の住所・氏名を示すデータである。
また管理装置10は、検知対象者の顔データを生成して顔データ記憶部14bに記憶させる。顔データとは、人物の顔の特徴(輪郭、目の間隔等)を数値化した特徴量(テンプレート)である。顔データが、人物の顔画像(撮影画像から顔の部分を抽出した画像)であってもよいし、特徴量と顔画像の両方を含んでもよい。そして、管理装置10の契約管理部13aは、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを生成して、提携施設に配置された検知装置30へ送信する。また管理装置10は、適宜、更新データを生成して検知装置30へ送信する。更新データの生成は、申込者から発報サービスの対価(例えば、月額料金)の支払いや申込者から契約内容の変更、中断、契約終了の申し込みを受けた際、あるいは定期的に行われる。
撮影部20は、提携施設の出入口や内部、あるいは周辺に設けられて、周囲を撮影して撮影画像を生成し、検知装置30へ送信する。撮影画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
検知装置30は、提携施設の事務所等に配置される。検知装置30は、管理装置10から受信した検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aに記憶させる。また、検知装置30は、管理装置10から受信した更新データに基づいて検知対象者データ記憶部35aに記憶された検知対象者データを更新(削除、追加等)する。
検知装置30は、撮影部20から受信した撮影画像から、撮影画像に写っている人物(以下「被撮影者」と呼ぶ。)の顔データを生成する。そして検知装置30は、被撮影者の顔データと、検知対象者データ記憶部35aに記憶された検知対象者の顔データとを照合して、被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する。
検知装置30は、被撮影者が検知対象者であると判定すると、その旨を提携施設の従業員に報知し、被撮影者の顔画像と検知対象者の顔画像とを表示部32に表示させる。従業員は、表示部32に表示された顔画像を見て、被撮影者と検知対象者とが同一人物で間違いないかを確認し、確認結果を入力部33(図2)から入力する。
検知装置30は、同一人物であることを確認した旨の操作入力を入力部33から受け付けると、その旨(検知結果)を管理装置10へ送信する。そして、管理装置10の発報判定部13cは、発報サービスの対価が適正に支払われ、且つ、検知対象者が検知された提携施設が対象地域内であることを判定した上で、発報部12を動作させて発報を行う。発報判定部13cによるこれらの判定は、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データを参照して行われる。発報は、例えば、申込者の携帯情報端末Tへの電話又は電子メールの発信により行われる。
〔管理装置〕
管理装置10は、コンピュータであって、図2に示されるように、通信部11、発報部12、制御部13、及び記憶部14を備えている。
通信部11は、通信ネットワーク等を介して申込者の携帯情報端末T、及び検知装置30とデータの送受信を行う機構である。
発報部12は、発報を行う機構である。本実施形態では、発報部12は、電話又はメールの発信を行う機構である。具体的には、発報部12は、制御部13の発報判定部13cに制御されて、契約内容データ記憶部14aに記憶された連絡先データが示す連絡先へ電話の架電又はメールの発信を行う。
制御部13は、管理装置10の動作を制御する制御部であり、契約管理部13a、契約更新部13b(中断管理部の一例)、及び発報判定部13c(発報制御部の一例)を有して構成される。実際には、各機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、それらプログラムをCPUにロードして実行することにより、各機能部に対応するプロセスが実行される。
契約管理部13aは、申込者からの発報サービスの申し込みの内容に基づいて、契約内容データを生成して契約内容データ記憶部14aに記憶させ、検知対象者の顔データを生成して顔データ記憶部14bに記憶させる。詳しくは、契約管理部13aは、申込者の携帯情報端末Tから送信されたデータに基づいて、支払データ、地域データ、連絡先データ、中断データ、及び個人データを生成し、契約内容データとして契約内容データ記憶部14aに記憶させる。そして契約管理部13aは、申込者の携帯情報端末Tから送信された検知対象者の画像に基づいて、検知対象者の顔データを生成し、契約内容データと関連付けられた状態で顔データ記憶部14bに記憶させる。
そして契約管理部13aは、検知対象者データを生成して、検知装置30へ送信する。検知対象者データは、検知対象者の顔データを含むデータである。検知対象者データが、申込者の住所・氏名、検知対象者の住所・氏名を示すデータ等(個人データ等)を含んでもよい。
契約更新部13bは、発報サービスに係る申込者との契約内容の変更・更新に関する処理を実行する。契約更新部13bによる処理は、申込者から対価の支払い、契約内容の変更・中断、契約の終了等の申し込みを受けたとき、又は定期的に行われる。
例えば、契約更新部13bは、申込者からの対価(例えば、月額料金)の支払いに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの支払データを更新(対価の支払済みの期間の変更)する。
例えば、契約更新部13bは、申込者からの契約内容(発報の対象となる地域、発報の際の連絡先等)の変更の申し込みに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの地域データ、及び連絡先データを更新する。
例えば、契約更新部13bは、申込者からのサービス提供の中断の申し込みに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの中断データを更新(中断する/しない、中断期間の変更)する。
例えば、契約更新部13bは、申込者から被監視者の新たな顔画像の提供を受けたことに応じて、当該顔画像に基づいて顔データを生成し、顔データ記憶部14bに記憶(追加又は更新)させる。
例えば、契約更新部13bは、申込者から解約の申し出を受けたことに応じて、対応する契約内容データを削除し、当該申込者に係る検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する。
発報判定部13cは、検知対象者を検知した旨の検知結果を検知装置30から受信したことに応じて、当該検知対象者に対応する契約内容データを契約内容データ記憶部14aから読み出して、発報の要否判定及び発報部12の作動を行う。詳しくは、発報判定部13cは、検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、発報部12を作動させる。
また発報判定部13cは、検知対象者に係る中断データが発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、発報部12を作動させる。
また発報判定部13cは、被撮影者を撮影した撮影部20が、地域データが示す地域の内部に位置することに応じて、発報部12を作動させる。撮影部20が地域の内部に位置することの判定は、検知装置30から受信した検知結果に含まれる撮影部20の所在地(例えば、撮影部20が設置されている提携施設の住所)に基づいて行われる。
記憶部14は、データを記憶するデバイスであり、HDDや不揮発性RAMといった記憶デバイスで構成される。記憶部14は、制御部13で実行されるプログラムの記憶や、制御部13の動作に際してデータの一時記憶等に用いられる。
記憶部14は、契約内容データ記憶部14a、及び顔データ記憶部14bを備えている。契約内容データ記憶部14aは、契約管理部13aが生成した契約内容データを記憶する。顔データ記憶部14bは、契約管理部13aが生成した顔データを、対応する検知対象者の契約内容データと関連付けられた状態で記憶する。
〔撮影部〕
撮影部20は、静止画又は動画を生成するカメラであって、周囲を撮影して撮影画像を生成する。撮影部20は、生成した撮影画像を、通信ネットワーク等を介して検知装置30へ送信する。撮影部20は、検知装置30毎に少なくとも1つ設けられる。複数の撮影部20が1つの検知装置30に対応して設けられてもよい。検知装置30へ送信される撮影画像に、撮影の日時、及び当該撮影画像を生成した撮影部20を特定する情報(カメラID)等が付されると好ましい。撮影部20による撮影及び撮影画像の生成は、常時連続して行われてもよいし、人物が撮影範囲に入ったことに応じて撮影及び画像生成が行われてもよい。
〔検知装置〕
検知装置30は、コンピュータであって、通信部31(取得部の一例)、表示部32、入力部33、制御部34、及び記憶部35を備えている。
通信部31は、通信ネットワーク等を介して管理装置10及び撮影部20とデータの送受信を行う機構である。
表示部32は、種々の画面を表示して提携施設の従業員に情報を提示する機構である。表示部32は例えば、液晶ディスプレイ装置である。表示部32が、検知装置30と通信可能な装置(例えば、提携施設の従業員が持つ携帯情報端末等)であってもよい。
入力部33は、人為操作の入力を受け付ける機構である。入力部33は例えば、キーボードやマウス、タッチパネル装置等である。
制御部34は、検知装置30の動作を制御する制御部であり、データ管理部34a、判定部34b、及び確認部34c(発報制御部の一例)を有して構成される。実際には、各機能部に対応するプログラムを図示しないROMや不揮発性メモリに記憶しておき、それらプログラムをCPUにロードして実行することにより、各機能部に対応するプロセスが実行される。
データ管理部34aは、管理装置10から送信された検知対象者データを、記憶部35の検知対象者データ記憶部35aに記憶させる。また、データ管理部34aは、管理装置10から送信された更新データに基づいて、検知対象者データ記憶部35aに記憶された検知対象者データの変更や削除を行う。詳しくは、データ管理部34aは、管理装置10から送信された更新データが検知対象者データを削除する旨を示していることに応じて、対応する検知対象者データを削除する。また、データ管理部34aは、管理装置10から送信された更新データが検知対象者データを削除しない旨を示していることに応じて、対応する検知対象者データを削除しない。
判定部34bは、撮影画像から生成された顔データと検知対象者データに含まれる顔データとを照合して、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する。具体的には、判定部34bは、撮影部20から受信した撮影画像から人物の顔を示す部分(顔画像)を抽出し、抽出した顔画像から特徴量を算出して、検知対象者データ記憶部35aに記憶された検知対象者データ(検知対象者の顔データ)と照合し、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるかを判定するとともに、検知対象者のうち何れであるかを特定する。
確認部34cは、判定部34bで特定された検知対象者について、被撮影者が写っている撮影画像と被撮影者に対応する検知対象者を示す検知対象者画像とを表示部32に表示させ、入力部33への人為操作の入力を待機する。そして、確認部34cは、表示部32に表示された撮影画像に写っている被撮影者と検知対象者画像に示される検知対象者とが同一人物であることを確認した旨の操作入力を入力部33が受け付けたことに応じて、検知対象者を検知した旨の検知結果を管理装置10へ送信する。
記憶部35は、データを記憶するデバイスであり、HDDや不揮発性RAMといった記憶デバイスで構成される。記憶部35は、制御部34で実行されるプログラムの記憶や、制御部34の動作に際してデータの一時記憶等に用いられる。
記憶部35は、検知対象者データ記憶部35aを有して構成される。検知対象者データ記憶部35aは、管理装置10から送信された検知対象者データを記憶する。
〔発報サービス提供システムの動作フロー〕
以下、図3、図4のフローチャートを参照しながら、発報サービス提供システム100の動作を説明し、発報サービス提供システム100で実行される発報サービス提供方法について説明する。
まず、図3の左側を参照しながら、管理装置10で行われる処理について説明する。
管理装置10が、携帯情報端末Tからのデータ送信等により、申込者から発報サービスの申し込みを受け付ける(#101)。
契約管理部13aが、#101で受け付けた申し込みの内容に基づいて、契約内容データを生成して契約内容データ記憶部14aに記憶させる(#102、契約内容データ記憶ステップ)。
契約管理部13aが、#101で受け付けた申し込みの内容に基づいて、検知対象者の顔データを生成して顔データ記憶部14bに記憶させる(#103)。
契約管理部13aが、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを生成して、提携施設に配置された検知装置30へ送信する(#104、検知対象者データ記憶ステップ)。
契約更新部13bが、更新データ生成処理を実行する(#105)。更新データ生成処理は、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データを更新すると共に、検知装置30へ送信するための更新データを生成する処理である。更新データ生成処理は、申込者から対価の支払い、契約内容の変更・中断、契約の終了等の申し込みを受けたことに応じて行われる。また、更新データ生成処理は、定期的(例えば、毎日午前零時)に行われる。更新データ生成処理の詳細は後述する。
更新データ生成処理(#105)が終了すると、契約更新部13bが、更新データ生成処理で生成された更新データを検知装置30へ送信する(#106)。
検知対象者を検知した旨の検知結果を検知装置30から受信すると(#107)、管理装置10の発報判定部13cが、発報の要否を判定する処理を行う(#108、#109#110)。詳しくは、発報判定部13cは、検知された検知対象者に係る契約内容データを契約内容データ記憶部14aから読み出す。そして発報判定部13cは、読み出した契約内容データに含まれる中断データを参照して、当該検知対象者について発報サービスの提供が中断されているか否かを判定する(#108)。
検知対象者に係る中断データが発報サービスの提供を中断する旨を示していない(すなわち、中断中でない)ことに応じて(#108:No)、発報判定部13cは、読み出した契約内容データに含まれる支払データを参照して、当該検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを判定する(#109)。
検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示している場合(#109:Yes)、発報判定部13cは、読み出した契約内容データに含まれる地域データを参照して、被撮影者を撮影した撮影部20が、地域データが示す地域の内部に位置するか否かを判定する(#110)。
被撮影者を撮影した撮影部20が、地域データが示す地域の内部に位置することに応じて(#110:Yes)、発報判定部13cは、発報部12を作動させる(#111、発報ステップ)。そして、管理装置10は処理を終了する。
検知対象者に係る中断データが発報サービスの提供を中断する旨を示している(すなわち、中断中である)場合(#108:Yes)発報判定部13cは発報部12を作動させず、管理装置10は処理を終了する。検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していない場合(#109:No)、又は、被撮影者を撮影した撮影部20が、地域データが示す地域の内部に位置しない場合(#110:No)も同様である。
次に、図3の右側を参照しながら、検知装置30で行われる処理について説明する。
データ管理部34aが、#104にて生成・送信された検知対象者データを受信し、検知対象者データ記憶部35aに記憶させる(#201、検知対象者データ記憶ステップ)。
制御部34が、#105にて生成され#106にて送信された更新データを受信し、受信した更新データに基づいて、検知対象者データ記憶部35aに記憶されている検知対象者データの更新(又は削除)を実行する(#202)。
撮影部20が、生成した撮影画像を検知装置30へ送信し、検知装置30が、撮影部20からの撮影画像を受信する(#203、撮影ステップ)。
判定部34bが、#203で生成された撮影画像から顔データを生成し、検知対象者データに含まれる顔データと照合する(#204)。そして、判定部34bは、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する(#205、判定ステップ)。
撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であると判定したことに応じて(#205:Yes)、確認部34cが、被撮影者が写っている撮影画像と被撮影者に対応する検知対象者を示す検知対象者画像とを表示部32に表示させる(#206)。そして、確認部34cは、入力部33への人為操作の入力を待機する(#207)。
表示部32に表示された撮影画像に写っている被撮影者と検知対象者画像に示される検知対象者とが同一人物であることを確認した旨の操作入力を入力部33が受け付けたことに応じて(#207:Yes)、確認部34cは、検知対象者を検知した旨の検知結果を管理装置10へ送信する(#208)。そして、検知装置30は処理を終了する。
撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者でないと判定した場合(#205:No)、又は、同一人物であることを確認した旨の操作入力を入力部33が受け付けない場合(#207:No)、検知装置30は処理を終了する。
〔更新データ生成処理〕
図4を参照しながら、管理装置10で行われる更新データ生成処理(図3の#105)について説明する。更新データ生成処理は、一つの契約内容データを対象として行われてもよいし、複数の契約内容データを対象として行われてもよいし、契約内容データ記憶部14aに記憶されている全ての契約内容データを対象として行われてもよい。
契約更新部13bが、申込者から対価の支払があったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの支払データを更新する(#301)。
契約更新部13bが、申込者から発報の対象となる地域の変更の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの地域データを更新する(#302)。
契約更新部13bが、申込者からの発報サービスの提供の中断の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの中断データを更新する(#303)。
申込者から解約の申し出がない場合(#304:No)、契約更新部13bが、検知対象者データを削除しない旨を示す更新データを生成する(#306)。そして管理装置10は、更新データ生成処理を終了する。
申込者から解約の申し出が有る場合(#304:Yes)、契約更新部13bが、対応する契約内容データを削除し(#306)、検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する(#307)。そして管理装置10は、更新データ生成処理を終了する。
〔発報サービス提供方法〕
以上述べたとおり、発報サービス提供システム100で実行される発報サービス提供方法は、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aに記憶させる検知対象者データ記憶ステップ(#104,#201)と、検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを契約内容データ記憶部14aに記憶させる契約内容データ記憶ステップ(#102)と、撮影画像を生成する撮影ステップ(#203)と、撮影画像から生成された顔データと検知対象者データに含まれる顔データとを照合して、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する判定ステップ(#204,#205)と、被撮影者が検知対象者であると判定され、且つ、当該検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、発報部12を作動させる発報ステップ(#111)と、を備える。
〔中断管理部〕
本実施形態では、管理装置10の契約更新部13bが支払データ及び中断データを参照して更新データを生成し、検知装置30のデータ管理部34aが当該更新データに基づいて検知対象者データの更新(削除/非削除)を行う。すなわち本実施形態では、管理装置10の契約更新部13bと検知装置30のデータ管理部34aとによって、中断管理部が構成されている。中断管理部は、発報サービスの対価が支払われていない旨を支払データが示している検知対象者に係る検知対象者データのうち、発報サービスの提供を中断しない旨を中断データが示している検知対象者に係る検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aから削除し、発報サービスの提供を中断する旨を中断データが示している検知対象者に係る検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aから削除しない。
〔発報制御部〕
本実施形態では、検知装置30の判定部34bが検知対象者であると判定した被撮影者について表示部32に画像が表示され、入力部33が人為操作の入力を受け付けたことに応じて、検知装置30の確認部34cが検知結果を管理装置10へ送信する。そして、管理装置10の発報判定部13cが、サービス対価が支払われていること及び地域内であることを条件に、発報部12を作動させる。すなわち本実施形態では、検知装置30の確認部34cと管理装置10の発報判定部13cとによって、発報制御部が構成されている。発報制御部は、被撮影者が検知対象者であると判定部34bが判定し、且つ、当該検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、発報部12を作動させる。発報制御部は、判定部34bが検知対象者であると判定した被撮影者を撮影した撮影部20が、地域データが示す地域の内部に位置することに応じて、発報部12を作動させる。発報制御部は、表示部32に表示された撮影画像に写っている被撮影者と検知対象者画像に示される検知対象者とが同一人物であることを確認した旨の操作入力を入力部33が受け付けたことに応じて、発報部12を作動させる。
〔発報サービス提供装置〕
以上説明した管理装置10及び検知装置30の備える構成を一つの装置に設けて、発報サービス提供装置とすることができる。発報サービス提供装置は、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部35aと、検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部14aと、撮影部20から撮影画像を取得する取得部(通信部11)と、撮影画像から生成された顔データと検知対象者データに含まれる顔データとを照合して、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定する判定部34bと、発報部12と、被撮影者が検知対象者であると判定部34bが判定し、且つ、当該検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、発報部12を作動させる発報制御部(発報判定部13c)と、を備える。この発報サービス提供装置は、検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供することができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明に係る発報システム、発報装置及び発報方法の別の実施形態について、図面に基づいて説明する。上述の実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する場合がある。
〔発報サービス提供システムの概要〕
本実施形態に係る発報サービス提供システム200は、第1実施形態に係る発報サービス提供システム100と同様に、認知症高齢者の家族等を対象に有償で発報サービスを提供するシステムである。図5に示されるように、撮影部20、検知装置30、及び管理装置50を備えている。管理装置50は、第1実施形態に係る管理装置10と動作の態様が異なる。
本実施形態では、管理装置50による検知対象者データ及び更新データの撮影部20への送信は、管理装置50の契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データ(支払データ、地域データ等)を参照して実行される。詳しくは、申込者から発報サービスの申し込みを受けた際、対価が支払われていることを支払データが示していることを条件に、地域データが示す契約対象の地域内の提携施設の検知装置30へ検知対象者データが送信される。また、対価の支払いがない場合、又は、サービス中断の申し込みがあった場合、更新データが検知装置30へ送信されて、検知装置30の検知対象者データ記憶部35aに記憶されている検知対象者データが削除される。従って、本実施形態では、対価が支払済み、且つ、契約対象の地域内、且つ、中断中でない場合に限って、検知対象者データが検知装置30の検知対象者データ記憶部35aに記憶された状態となり、条件を満たす検知対象者のみが検知されることになる。
検知装置30における検知対象者の検知、従業員による同一人物の確認、及び検知結果の管理装置50への送信は、第1実施形態と同様に行われる。管理装置50の発報制御部53cは、検知装置30から検知対象者を検知した旨の検知結果を受信すると、発報部12を動作させて申込者への発報を行う。申込者への発報は、申込者の携帯情報端末Tへの電話又は電子メールの発信により行われる。
〔管理装置〕
図6に示されるように、本実施形態の管理装置50は、第1実施形態の管理装置10と同様に、通信部11、発報部12、記憶部14を備える。これらの構成は第1実施形態と同様であるから、説明を省略する。そして管理装置50は、制御部53を備えている。制御部53は、第1実施形態の制御部13と異なる態様で動作する。
制御部53は、契約管理部53a(検知対象者管理部の一例)、契約更新部53b(検知対象者管理部の一例)、及び発報制御部53cを備えている。
契約管理部53aは、第1実施形態の契約管理部13aと同様に、申込者からの発報サービスの申し込みの内容に基づいて、契約内容データを生成して契約内容データ記憶部14aに記憶させ、検知対象者の顔データを生成して顔データ記憶部14bに記憶させる。詳しくは、契約管理部53aは、申込者の携帯情報端末Tから送信されたデータに基づいて、支払データ、地域データ、連絡先データ、中断データ、及び個人データを生成し、契約内容データとして契約内容データ記憶部14aに記憶させる。そして契約管理部53aは、申込者の携帯情報端末Tから送信された検知対象者の画像に基づいて、検知対象者の顔データを生成し、契約内容データと関連付けられた状態で顔データ記憶部14bに記憶させる。
そして、契約管理部53aは、検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る検知対象者データを検知装置30へ送信する。発報サービスの対価が支払われていない場合は、検知対象者データが検知装置30へ送信されない。なお、検知対象者データは、契約管理部53aが生成する。契約管理部53aによる検知対象者データの生成は、発報サービスの対価が支払われている検知対象者についてのみ行われてもよいし、登録された全ての検知対象者について行われてもよい。
また、契約管理部53aは、地域データが示す地域の内部に位置する検知装置30に対して、検知対象者データを送信する。地域データが示す地域の外部に位置する検知装置30に対しては、契約管理部53aは検知対象者データを送信しない。地域データが示す地域は、例えば、住所により特定されてもよいし、特定の地点(検知対象者の自宅の位置など)からの距離により特定されてもよい。
また、契約管理部53aは、検知対象者に係る中断データが発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、当該検知対象者に係る検知対象者データを検知装置30へ送信する。中断データが発報サービスを中断する旨を示している場合は、検知対象者データが検知装置30へ送信されない。
契約更新部53bは、第1実施形態の契約更新部13bと同様に、発報サービスに係る申込者との契約内容の変更・更新に関する処理を実行する。すなわち、契約更新部53bは、申込者から対価の支払い、契約内容の変更、契約の終了等の申し込みを受けたとき、又は定期的に、第1実施形態の契約更新部13bと同様に、契約内容データの更新及び更新データの生成を行う。
例えば、契約更新部53bは、申込者からのサービス提供の中断の申し込みに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの中断データを更新(中断する/しない、中断期間の変更)する。
契約更新部53bは、更新データを生成して、検知装置30へ送信する。更新データは、発報サービスに係る契約内容の変更を反映したデータである。更新データは、検知装置30の記憶部35の検知対象者データ記憶部35aに記憶された検知対象者データに関して、検知対象者データを削除する旨を示す場合と、検知対象者データを削除しない旨を示す場合と、がある。
例えば、契約更新部53bは、検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る検知対象者データを削除しない旨を示す更新データを生成する。契約更新部53bは、検知対象者について発報サービスの対価が支払われていない旨を支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する。契約更新部53bは、申込者から契約の終了の申し込みを受けたことに応じて、当該申込者に係る検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する。
発報制御部53cは、検知対象者を検知した旨の検知結果を検知装置30から受信したことに応じて、発報部12を作動させる。
撮影部20及び検知装置30の構成及び機能については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
〔発報サービス提供システムの動作フロー〕
以下、図7、図8のフローチャートを参照しながら、本実施形態の発報サービス提供システム200の動作を説明し、発報サービス提供システム200で実行される発報サービス提供方法について説明する。
まず、図7の左側を参照しながら、管理装置50で行われる処理について説明する。
管理装置50が、携帯情報端末Tからのデータ送信等により、申込者から発報サービスの申し込みを受け付ける(#401)。
契約管理部53aが、#401で受け付けた申し込みの内容に基づいて、契約内容データを生成して契約内容データ記憶部14aに記憶させる(#402、契約内容データ記憶ステップ)。
契約管理部53aが、#401で受け付けた申し込みの内容に基づいて、検知対象者の顔データを生成して顔データ記憶部14bに記憶させる(#403)。
契約管理部53aが、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを生成し、地域データが示す地域の内部に位置する検知装置30に対して、検知対象者データを送信する(#404、検知対象者データ記憶ステップ)。
契約更新部53bが、更新データ生成処理を実行する(#405)。本実施形態の更新データ生成処理は、第1実施形態と同様に、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データを更新すると共に、検知装置30へ送信するための更新データを生成する処理である。更新データ生成処理の詳細は後述する。
更新データ生成処理(#405)が終了すると、契約更新部53bが、更新データ生成処理で生成された更新データを、提携施設に配置された検知装置30へ送信する(#406)。
検知対象者を検知した旨の検知結果を検知装置30から受信すると(#407)、発報制御部53cは、発報部12を作動させる(#408、発報ステップ)。そして、管理装置50は処理を終了する。
検知装置30で行われる処理(図7の右側)については、第1実施形態の検知装置30で行われる処理と同じであるため、説明を省略する。すなわち、図7の#501から#508までの処理は、図3の#201から#208までの処理と同一である。
〔更新データ生成処理〕
図8を参照しながら、管理装置50で行われる更新データ生成処理(図7の#405)について説明する。更新データ生成処理は、一つの契約内容データを対象として行われてもよいし、複数の契約内容データを対象として行われてもよいし、契約内容データ記憶部14aに記憶されている全ての契約内容データを対象として行われてもよい。
契約更新部53bが、申込者から対価の支払があったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの支払データを更新する(#601)。
契約更新部53bが、申込者から発報の対象となる地域の変更の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの地域データを更新する(#602)。
契約更新部53bが、申込者からの発報サービスの提供の中断の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの中断データを更新する(#603)。
契約更新部53bが、支払データを参照して、発報サービスの対価が支払われているか否かを判定する(#604)。対価が支払われていることに応じて(#604:Yes)、契約更新部53bが、中断データを参照して、発報サービスの提供を中断する旨が登録されているか否かを判定する(#605)。
対価が支払われ(#604:Yes)、且つ、中断する旨が登録されていないことに応じて(#605:No)、契約更新部53bが、検知対象者データを削除しない旨を示す更新データを生成する(#606)。そして、管理装置50は、更新データ生成処理を終了する。
対価が支払われていない場合(#604:No)、又は、対価が支払われ(#604:Yes)、且つ、中断する旨が登録されている場合(#605:Yes)、契約更新部53bが、検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する(#607)。そして、管理装置50は、更新データ生成処理を終了する。
〔発報サービス提供方法〕
以上述べたとおり、発報サービス提供システム200で実行される発報サービス提供方法は、検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを契約内容データ記憶部14aに記憶させるステップ(#402)と、検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aに記憶させるステップ(#404,#501、#405、#406、#502)と、撮影画像を生成するステップ(#503)と、撮影画像から生成された顔データと検知対象者データに含まれる顔データとを照合して、撮影画像に写っている被撮影者が検知対象者であるか否かを判定するステップ(#504,#505)と、被撮影者が検知対象者であると判定されたことに応じて発報部12を作動させるステップ(#408)と、を備える。
〔検知対象者管理部〕
本実施形態では、管理装置50の契約管理部53aが検知対象者データを生成して検知装置30へ送信し、検知装置30のデータ管理部34aが、受信した検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aへ記憶させる。また、管理装置50の契約更新部53bが更新データを生成して検知装置30へ送信し、検知装置30のデータ管理部34aが、受信した更新データに基づいて、検知対象者データ記憶部35aに記憶されている検知対象者データを削除する。すなわち本実施形態では、管理装置50の契約管理部53a、契約更新部53b、及び検知装置30のデータ管理部34aにより、検知対象者管理部が構成されている。検知対象者管理部は、検知対象者について発報サービスの対価が支払われている旨を支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る検知対象者データを検知対象者データ記憶部35aに記憶させる。また、検知対象者管理部は、地域データが示す地域の内部に位置する検知対象者データ記憶部35aに対して、検知対象者データを記憶させる。
〔他の実施形態〕
〔1〕上記の実施形態では、発報部12が管理装置10に備えられている。発報部12が、検知装置30に備えられてもよい。すなわち、発報部12が提携施設に設けられ、検知対象者が検知された提携施設から発報が行われてもよい。
〔2〕発報部12による発報の内容については、様々な形態が可能である。例えば、発報の内容に、検知対象者が検知された提携施設の名称、住所、検知の時刻、検知に係る撮影画像、提携施設の従業員からのメッセージが含まれてもよい。
〔3〕発報部12による発報は、一つの連絡先に対して行われてもよいし、登録された複数の連絡先に対して行われてもよい。
〔4〕検知装置30の検知対象者データ記憶部35aに記憶される検知対象者データが、申込者の住所・氏名・連絡先、検知対象者の住所・氏名・連絡先を示すデータ等(個人データ等)を含んでもよい。検知対象者が検知された際、これらのデータが検知装置30の表示部32に表示されて、提携施設の従業員へ示されてもよい。
〔5〕上記の実施形態では、検知装置30が判定部34bを備え、被撮影者の顔データと検知対象者の顔データとの照合が検知装置30において行われる。顔データの照合が管理装置10において行われる形態も可能である。
〔6〕検知装置30が、表示部32、入力部33、及び確認部34cを備えず、提携施設の従業員による検知対象者の画像確認が行われない形態も可能である。その場合、検知装置30の制御部34は、被撮影者が検知対象者であると判定し検知対象者のうちの何れであるかを特定したことに応じて、その検知結果を管理装置10(又は管理装置50)へ送信する。第1実施形態において、管理装置10の発報判定部13cは、検知装置30から検知結果を受信したことに応じて、発報の要否判定を行った上で、発報部12を作動させる。第2実施形態において、管理装置50の発報制御部53cは、検知装置30から検知結果を受信したことに応じて、発報部12を作動させる。
〔7〕撮影部20は、可視光を検知して画像を生成する通常のカメラであってもよいし、赤外線を検知して温度分布を示すサーモ画像を生成するサーモカメラであってもよいし、超音波等で対象の外形状をスキャンして三次元外形状画像を生成する3Dカメラであってもよい。
〔8〕発報サービスの対価が支払われていない場合に、申込者にその旨を通知するよう、管理装置10の契約更新部13b(又は管理装置50の契約更新部53b)が構成されてもよい。例えば、更新データ処理において、対価の支払がないことに応じて、契約更新部13bが、発報部12を作動させて、対価の支払がないことを申込者に報知する。
〔9〕第1実施形態の更新データ生成処理について、図4に示した処理に換えて、図9に示す処理を行う形態も可能である。以下、図9の更新データ生成処理について説明する。
契約更新部13bが、申込者から対価の支払があったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの支払データを更新する(#701)。
契約更新部13bが、申込者から発報の対象となる地域の変更の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの地域データを更新する(#702)。
契約更新部13bが、申込者からの発報サービスの提供の中断の申し込みがあったことに応じて、契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データの中断データを更新する(#703)。
契約更新部13bが、支払データを参照して、発報サービスの対価が支払われているか否かを判定する(#704)。対価が支払われていないことに応じて(#704:No)、契約更新部13bが、中断データを参照して、発報サービスの提供を中断する旨が登録されているか否かを判定する(#705)。
対価が支払われていることに応じて(#704:Yes)、契約更新部13bが、検知対象者データを削除しない旨を示す更新データを生成する(#706)。また、対価が支払われず(#704:No)、且つ、中断する旨が登録されていることに応じて(#705:Yes)、#706の処理が実行される。そして、管理装置10は、更新データ生成処理を終了する。
対価が支払われず(#704:No)、且つ、中断する旨が登録されていないことに応じて(#705:No)、契約更新部13bが、検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する(#707)。そして、管理装置10は、更新データ生成処理を終了する。
〔10〕第2実施形態の更新データ生成処理(図8)について、第1実施形態と同様に、解約の申し出がある場合の処理(図4の#304、#306)が追加されてもよい。例えば、#303の処理に続いて、以下の処理が実行されてもよい。解約の申し出がない場合に、契約更新部13bが、支払データを参照して、発報サービスの対価が支払われているか否かを判定する(#604)。解約の申し出がある場合に、契約更新部13bが、対応する契約内容データを削除し、検知対象者データを削除する旨を示す更新データを生成する(#607)。
〔11〕第1実施形態の発報サービス提供システム100、及び第2実施形態の発報サービス提供システム200の何れにおいても、発報サービスの対価が支払われていることを条件として、発報部12を作動させる。そこで、発報サービス提供システムを、検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部35aと、検知対象者について発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部14aと、撮影画像を生成する撮影部20と、発報部12と、発報管理部と、を備えるシステムとして把握することができる。
発報管理部は、検知対象者データ記憶部35aに記憶されている検知対象者データと契約内容データ記憶部14aに記憶されている契約内容データとに基づいて、発報サービスの対価が支払われている検知対象者が撮影画像に写っている人物である場合に、発報部12を作動させる。
本発明は、有償で発報サービスを提供する発報サービス提供システム、発報サービス提供装置及び発報サービス提供方法に利用することができる。
12 :発報部
13b :契約更新部(中断管理部)
13c :発報判定部(発報制御部)
14 :記憶部
14a :契約内容データ記憶部
20 :撮影部
31 :通信部(取得部)
32 :表示部
33 :入力部
34a :データ管理部(中断管理部、検知対象者管理部)
34b :判定部
34c :確認部(発報制御部)
35 :記憶部
35a :検知対象者データ記憶部
53a :契約管理部(検知対象者管理部)
53b :契約更新部(検知対象者管理部)
53c :発報制御部
100 :発報サービス提供システム
200 :発報サービス提供システム

Claims (11)

  1. 検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供システムであって、
    前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、
    前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、
    撮影画像を生成する撮影部と、
    前記撮影画像から生成された顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、
    発報部と、
    前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定し、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報制御部と、を備える発報サービス提供システム。
  2. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、発報の対象となる地域を示す地域データを含んでおり、
    前記発報制御部は、前記判定部が前記検知対象者であると判定した前記被撮影者を撮影した前記撮影部が、前記地域データが示す前記地域の内部に位置することに応じて、前記発報部を作動させる請求項1に記載の発報サービス提供システム。
  3. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、
    前記発報制御部は、前記検知対象者に係る前記中断データが前記発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、前記発報部を作動させる請求項1又は2に記載の発報サービス提供システム。
  4. 検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供システムであって、
    前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、
    前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、
    前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、当該検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部に記憶させる検知対象者管理部と、
    撮影画像を生成する撮影部と、
    前記撮影画像から生成された顔データと前記検知対象者データ記憶部に記憶された前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、
    発報部と、
    前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定したことに応じて発報部を作動させる発報制御部と、を備える発報サービス提供システム。
  5. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、発報の対象となる地域を示す地域データを含んでおり、
    前記検知対象者管理部は、前記地域データが示す前記地域の内部に位置する前記検知対象者データ記憶部に対して、前記検知対象者データを記憶させる請求項4に記載の発報サービス提供システム。
  6. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、
    前記検知対象者管理部は、前記検知対象者に係る前記中断データが前記発報サービスの提供を中断する旨を示していないことに応じて、当該検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部に記憶させる請求項4又は5に記載の発報サービス提供システム。
  7. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、連絡先を示す連絡先データを含んでおり、
    前記発報部は、前記被撮影者に対応する前記検知対象者に係る前記連絡先データが示す連絡先へ連絡を行う請求項1から6のいずれか1項に記載の発報サービス提供システム。
  8. 前記被撮影者が写っている前記撮影画像と前記被撮影者に対応する前記検知対象者を示す検知対象者画像とを表示する表示部と、
    人為操作を受け付ける入力部と、を備え、
    前記発報制御部は、前記表示部に表示された前記撮影画像に写っている前記被撮影者と前記検知対象者画像に示される前記検知対象者とが同一人物であることを確認した旨の操作入力を前記入力部が受け付けたことに応じて、前記発報部を作動させる請求項1から7のいずれか1項に記載の発報サービス提供システム。
  9. 前記契約内容データ記憶部に記憶される前記契約内容データは、前記発報サービスの提供を中断するか否かを示す中断データを含んでおり、
    前記発報サービスの対価が支払われていない旨を前記支払データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データのうち、前記発報サービスの提供を中断しない旨を前記中断データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部から削除し、前記発報サービスの提供を中断する旨を前記中断データが示している前記検知対象者に係る前記検知対象者データを前記検知対象者データ記憶部から削除しない中断管理部を備える請求項1から8のいずれか1項に記載の発報サービス提供システム。
  10. 検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供装置であって、
    前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを記憶する検知対象者データ記憶部と、
    前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを記憶する契約内容データ記憶部と、
    撮影画像を取得する取得部と、
    前記撮影画像から生成された前記顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定部と、
    発報部と、
    前記被撮影者が前記検知対象者であると前記判定部が判定し、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報制御部と、を備える発報サービス提供装置。
  11. 検知対象者を検知したことに応じて発報する発報サービスを提供する発報サービス提供方法であって、
    前記検知対象者の顔データを含む検知対象者データを検知対象者データ記憶部に記憶させる検知対象者データ記憶ステップと、
    前記検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われているか否かを示す支払データを含む契約内容データを契約内容データ記憶部に記憶させる契約内容データ記憶ステップと、
    撮影画像を生成する撮影ステップと、
    前記撮影画像から生成された前記顔データと前記検知対象者データに含まれる前記顔データとを照合して、前記撮影画像に写っている被撮影者が前記検知対象者であるか否かを判定する判定ステップと、
    前記被撮影者が前記検知対象者であると判定され、且つ、当該検知対象者について前記発報サービスの対価が支払われている旨を前記支払データが示していることに応じて、発報部を作動させる発報ステップと、を備える発報サービス提供方法。
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