JP2021131355A - 電流センサ - Google Patents

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洋貴 杉山
Hiroki Sugiyama
洋貴 杉山
ちひろ 大野
Chihiro Ono
ちひろ 大野
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Abstract

【課題】磁性体コアを用いることなく、単純な構成で、電流の検出感度を上げる電流センサを提供する。【解決手段】導体BBを流れる電流を測定する電流センサ100は、第1のコイル110と直列に接続された第2のコイル120を有し、第2のコイルの近傍または内部に配置される磁界検出素子130と、を有し、第1のコイルは、前記導体の近傍に配置する。【選択図】図1

Description

本発明は、電流センサに関する。
導体を流れる電流を測定する電流センサとして、ホール式電流センサが知られている。ホール式電流センサでは、導体を流れる電流が発生する磁場をホール素子により検出することで、導体を流れる電流の測定を行っている。その際、測定感度を上げるために、図2に示すように、導体を囲むように磁性体コアを配置し、ホール素子は、この磁性体コアにより増大された磁束を検出するようにしている。
ホール式電流センサは、磁性体コアを用いているため、磁性体コアのヒステリシスの影響を受ける。例えば、作動中に定格値を大きく上回る過電流が導体に生じると、磁性性コアの残留磁束によって検出精度に影響が生じる。そこで、例えば、特許文献1には、磁性体コアのヒステリシスの影響を解消するために、磁性体コアの残留磁束を消去する技術が開示されている。
特許6200445号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、磁性体コアの残留磁束を消去するために、磁性体コアにコイルを巻き、この巻かれたコイルに交流電流を印加している。このため、特許文献1に開示された方法では、電流センサの構成が複雑であり、また、消費電力が大きくなる。
一方、磁性体コアを用いない電流センサとして、ロゴスキーコイル電流センサがある。ロゴスキーコイル電流センサは、図3に示すように、導体の周囲に配置された空芯のコイル(ロゴスキーコイル)に導体を流れる電流によって誘起された電圧を測定することで、導体を流れる電流の測定を行っている。ロゴスキーコイル電流センサは、単純な構成であり、また、磁性体コアを使用していないため、磁性体コアのヒステリシスの影響はない。しかしながら、ロゴスキーコイル電流センサは、磁性体コアを使用していないため、電流の検出感度が低い。
そこで、本発明は、磁性体コアを用いることなく、単純な構成で、電流の検出感度を上げることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電流センサは、導体を流れる電流を測定する電流センサであって、第1のコイルと第2のコイルを含む回路と、前記第2のコイルの近傍または内部に配置される磁界検出素子と、を有し、前記第1のコイルは、前記導体の近傍に配置される。前記回路の抵抗値に比べ、前記第1のコイルのリアクタンスの大きさおよび第2のコイルのリアクタンスの大きさが無視できるようにしても良い。
また、本発明の電流測定方法は、導体を流れる電流を測定する電流測定方法であって、第1のコイルと第2のコイルを含む回路のうちの前記第1のコイルを前記導体の近傍に配置するステップと、磁界検出素子により前記第2のコイルの近傍または内部の磁場を測定するステップと、を有する。
本発明によれば、磁性体コアを用いることなく、単純な構成で、電流の検出感度を上げることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る電流センサ100を示す図である。 ホール式電流センサの例を示す図である。 ロゴスキーコイル電流センサの例を示す図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る電流センサ100を示す図である。電流センサ100は、第1のコイル110と、第2のコイル120と、磁界検出素子130と、を有している。
第1のコイル110は、被測定導体であるバスバーBBの近傍に配置される。図1では、被測定導体の一例として、バスバーを記載しているが、被測定導体は、バスバーとは限らない。
第2のコイル120は、第1のコイル110に接続され、閉回路である回路Cを形成している。つまり、回路Cは、2つのコイル(第1のコイル110、第2のコイル120)により構成される閉回路となる。
磁界検出素子130は、第2のコイルの近傍または内部に配置される。
バスバーBBに電流Iが流れると、バスバーBBの周辺に磁場Hが発生する。第1のコイル110は、バスバーBBの近傍に、つまり、この磁場Hの影響を受ける位置に配置される。バスバーBBに時間変動する電流Iが流れている場合、電流Iの時間変動に応じて、磁場Hも時間変動し、第1のコイル110を貫く磁束Φも時間変動する。結果、第1のコイル110には、電流IBの時間変動による起電力V=−NdΦ/dtが発生し、この起電力Vにより回路Cに電流Iが発生する。ここで、Nは、第1のコイル110の巻き数である。
一方、第2のコイル120は、バスバーBBから離れた位置、つまり、磁場Hの影響が無い位置に配置される。このため、第2のコイル120近傍または内部には、磁場Hはほぼ存在しないが、回路Cを流れる電流Iによる磁場Hが発生する。そこで、磁界検出素子130は、第2のコイル120の近傍または内部、つまり、磁場Hの影響を受ける位置に配置され、磁場Hを測定する。
回路Cを流れる電流Iが時間変動する場合、電流Iの時間変動に応じて、第2のコイル120で発生する磁場Hも時間変動し、第2のコイル120を貫く磁束Φも時間変動する。結果、第2のコイル120には電流Iの時間変動による起電力V=−LdI/dtが発生する。ここで、Lは、第2のコイル120の自己インダクタンスである。同様に、第1のコイル110には、この回路Cを流れる電流Iによる磁場Hが発生する。このとき、第1のコイル110にも電流Iの時間変動による起電力V=−LdI/dtが発生する。ここで、Lは、第1のコイル110の自己インダクタンスである。
回路Cの抵抗値をRとすると、回路Cに対して、V+V+V=IRが成り立つため、次の微分方程式が成り立つ。
Figure 2021131355
ここで、バスバーBBに流れる電流Iが角周波数ω、振幅IB0の交流電流I=IB0cosωtである場合、この電流Iにより発生する磁束Φは、電流Iと同じ位相で振動する磁束Φ=ΦB0cosωtとなる。ここで、ΦB0は、磁束Φの振幅である。
よって、上記の微分方程式(1)は、下記のようになる。
Figure 2021131355
上記の微分方程式(2)を解くと、回路Cを流れる電流Iが次のように求まる。
Figure 2021131355
ここで、Aは、初期条件により決まる定数である。上記の式(3)の右辺の第2項は、十分な時間経過するとゼロに限りなく近付く。よって、十分な時間経った後、回路Cに流れる電流Iは、バスバーBBを流れる電流I=IB0cosωt=IB0sin(ωt+π/2)より位相がδ+π/2だけ遅れた交流電流となる。
よって、十分な時間経過した後、回路Cを流れる電流Iによって第2のコイル120内に発生する磁場Hは、次のようになる。
Figure 2021131355
ここで、rは、第2のコイル120の半径である。
第1のコイル110の半径をrとし、第1のコイル110のコイル面と磁束Φの向きとの成す角をθとし、第1のコイル110内で磁場Hがほぼ一定であるとすると、第1のコイル110を貫く磁束Φと電流Iによる第1のコイル110内の磁場Hとの間には、関係Φ=μπr sinθが成り立つので、上記の式(4)は、次のようになる。
Figure 2021131355
ここで、μは、第1のコイル110内での透磁率であり、HB0は、磁場Hの振幅である。
上記の式(5)のように、第2のコイル120に発生する磁場Hの振幅は、バスバーBBを流れる電流Iにより発生する磁場Hの振幅HB0に比例する。第1のコイル110の自己インダクタンスLは、第1のコイル110の巻き数N、半径rに依存し、第2のコイル120の自己インダクタンスL2は、第2のコイル120の巻き数N、半径rに依存する。よって、本実施形態では、第1のコイル110の巻き数N、半径r、第2のコイル120の巻き数N、半径rを調整することにより、第2のコイル120内に発生する磁場Hを、バスバーBBを流れる電流Iが発生する磁場Hに比べて、大きくすることや、小さくすることが可能になる。
例えば、磁場Hを磁場Hに比べて大きくなるように、第1のコイル110の巻き数N、半径r、第2のコイル120の巻き数N、半径rを調整することで、磁場Hを直接測定するよりも、磁場Hを測定した方が感度良く測定することが可能になる。つまり、本実施形態では、磁場Hを磁場Hに比べて大きくなるように、第1のコイル110の巻き数N、半径r、第2のコイル120の巻き数N、半径rを調整することで、磁場Hを直接測定することで、単純な構成で、被測定導体を流れる電流の検出感度を上げることが可能である。
特に、第1のコイル110、第2のコイル120のリアクタンスの大きさが、回路Cの抵抗値Rに比べて無視できる場合(R>>ωL、ωLの場合)、
Figure 2021131355
であるので、上記の式(5)は、次のようになる。
Figure 2021131355
よって、この場合、第1のコイル110の巻き数N、半径rや第2のコイル120の巻き数Nを大きくすることや、第2のコイル120の半径rを小さくすることで、磁場Hが磁場Hに比べて大きくなり、磁性体コアを用いることなく、単純な構成で、被測定導体を流れる電流の検出感度を上げることが可能である。
また、例えば、磁場Hを磁場Hに比べて小さくなるように、第1のコイル110の巻き数N、半径r、第2のコイル120の巻き数N、半径rを調整することで、磁場Hを直接測定するよりも、磁場Hを測定した方が計測範囲を広がる。つまり、本実施形態では、磁場Hを磁場Hに比べて小さくなるように、第1のコイル110の巻き数N、半径r、第2のコイル120の巻き数N、半径rを調整することで、計測範囲を広げることが可能になる。
特に、第1のコイル110、第2のコイル120のリアクタンスの大きさが、回路Cの抵抗Rに比べて無視できる場合(R>>ωL、ωLの場合)、磁場Hの振幅と磁場Hの振幅HB0の間の関係は、上記の式(6)のようになるので、第1のコイル110の巻き数N、半径rや第2のコイル120の巻き数Nを小さくすることや、第2のコイル120の半径rを大きくすることで、磁場Hが磁場Hに比べて小さくなり、計測範囲を広げることが可能になる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に記載した本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更が可能である。
100 電流センサ
110 第1のコイル
120 第2のコイル
130 磁界検出素子

Claims (3)

  1. 導体を流れる電流を測定する電流センサであって、
    第1のコイルと第2のコイルを含む回路と、
    前記第2のコイルの近傍または内部に配置される磁界検出素子と、を有し、
    前記第1のコイルは、前記導体の近傍に配置される、電流センサ。
  2. 前記回路の抵抗値に比べ、前記第1のコイルのリアクタンスの大きさおよび前記第2のコイルのリアクタンスの大きさが無視できる、請求項1の記載の電流センサ。
  3. 導体を流れる電流を測定する電流測定方法であって、
    第1のコイルと第2のコイルを含む回路のうちの前記第1のコイルを前記導体の近傍に配置するステップと、
    磁界検出素子により前記第2のコイルの近傍または内部の磁場を測定するステップと、を有する、電流測定方法。
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