JP2021121581A - 3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体及び有害生物防除剤 - Google Patents

3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体及び有害生物防除剤 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた有害生物防除効果を有する化合物、及びそれを有効成分として含有する有害生物防除剤、及び製造中間体の提供。【解決手段】下記一般式[I][式中、R1は水素原子、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル基等を示し、R2は水素原子等を示し、Xは、酸素原子又は硫黄原子を示し、R3は、水素原子、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子等を示し、R4は、C1〜C6アルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、R5は、C1〜C6アルキル基、C3〜C6シクロアルキル等を示し、R6は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基等を示し、R7は、水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル基等を示す。]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその塩。【選択図】なし

Description

本発明は、新規な3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩、該誘導体を有効成分として含有する有害生物防除剤および製造中間体に関するものである。
本発明は、有害生物防除作用を有する新規な3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩を提供するものである。3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体としてはいくつかの化合物が知られており、例えば、特許文献1、3には駆虫効果を有する安息香酸アミド又は芳香族複素環アミド誘導体が記載されている。特許文献1、3に記載の化合物は、ピラゾールの4位に直接フェニル基又は芳香族複素環基を有した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物はピラゾールに直接結合するフェニル基又は芳香族複素環基は有していないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献2、4には、有害生物防除効果を有するピラゾール誘導体が記載されている。特許文献2、4に記載の化合物は、ピラゾールの3位又は4位に直接ピラゾール環基が結合した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物はピラゾールに直接結合するピラゾール環基は有していないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献5には、JNKキナーゼ阻害活性を有するピラゾール誘導体が記載されているが、殺虫活性に関する記述はなされていないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献6、7には、有害生物防除効果を有する安息香酸アミド誘導体が記載されている。特許文献6、7に記載の化合物は、安息香酸アミドの3位に結合したピラゾールにさらに直接フェニル基が結合した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物はピラゾールに直接結合するフェニル基を有していないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献8、9には、有害生物防除効果を有する安息香酸アミド又は芳香族複素環アミド誘導体が記載されている。特許文献8、9に記載の化合物は、安息香酸アミドのアミド基の窒素原子に結合するフェニル基又は芳香族複素環基を有した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物は安息香酸アミドのアミド基の窒素原子に結合するフェニル基又は芳香族複素環基は有していないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献10には、有害生物防除効果を有する4−フェニル−1H−ピラゾール誘導体が記載されている。特許文献10に記載の化合物は、ピラゾールの4位に直接フェニル基が結合した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物はピラゾールに直接結合するフェニル基は有していないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献11には、P2XまたはP2X2/3受容体アンタゴニスト活性を有する3‐ピラゾリル安息香酸アミド誘導体が記載されている。特許文献11の一般式[I]で表される化合物のベンゼン環の5位の置換基であるRは、フェニル基、ピリジニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、チオフェニル基等の芳香族基であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物のベンゼン環の5位の置換基は芳香族基を有しておらず、本発明の化合物とは区別される。さらに、特許文献11には、殺虫活性に関する記載もなされていない。
また、特許文献12には、シグマ受容体阻害活性を有するピラゾール誘導体が記載されている。特許文献12に記載の化合物は、ピラゾール環の3位にアミノアルコキシ基が置換した化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物はピラゾール環の3位にアミノアルコキシ基を有しておらず、また、特許文献12には殺虫活性に関する記載もないため、本発明の化合物とは区別される。
また、特許文献13には、殺菌活性を有する安息香酸アミド誘導体が記載されている。特許文献7に記載の化合物は、安息香酸アミドの2位にアルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基等を有する化合物であるが、本発明の一般式[I]で表される化合物のベンゼン環の2位にはアルキルチオ基、アルキルスルフィニル基、アルキルスルホニル基等の置換基は有しておらず、また特許文献13には殺虫活性に関する記載もないため、本発明の化合物とは区別される。
国際公開第2019/048381号 国際公開第2017/012970号 国際公開第2016/174052号 国際公開第2015/193218号 国際公開第2015/084936号 国際公開第2015/067646号 国際公開第2015/067647号 国際公開第2011/018170号 国際公開第2010/112177号 国際公開第2010/017902号 国際公開第2009/077367号 国際公開第2006/021462号 国際公開第1999/029671号
有用作物に対して使用される有害生物防除剤は、土壌又は茎葉に施用し、低薬量で十分な有害生物防除効果を示す薬剤であることが望まれている。又、化学物質の安全性、環境に対する影響への要求が高まってきており、より安全な有害生物防除剤の開発が望まれている。更に、近年、殺虫剤や殺ダニ剤等の有害生物防除剤を長年にわたって使用する事により、その有害生物防除剤に対して抵抗性を獲得した有害生物が出現してきており、そのため、有害生物を完全に防除することが困難になっている。又、人畜毒性の高い有害生物防除剤の使用についても、作業者に対する安全性等の面で問題となっている。
本発明の課題は、このような事情の中、従来の有害生物防除剤が有していた前記の如き問題点を解決し、更に、安全性、防除効果、残効性等に優れた有害生物防除剤を提供することにある。
本発明者らは、前記した好ましい特性を有する有害生物防除剤を開発するために、種々の3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体を合成し、その生理活性について鋭意検討を行った。その結果、下記の一般式[I]で示される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体(以下、本発明化合物という)が種々の有害生物に卓効を示すことを見い出し、更に研究を続けて本発明を完成したものである。
即ち、本発明は、下記を特徴とする要旨を有するものである。
(1)一般式[I]
Figure 2021121581
[式中、
Xは、酸素原子又は硫黄原子を示し、
及びRは、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキニル基、C〜Cハロアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノC〜Cアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cシクロアルキルカルボニル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、スルファモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基、アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、ピリジルC〜Cアルキル基を示し、また、RとRはこれらの結合する窒素原子と共に3〜8員のヘテロ環、又は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子より選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜8員のヘテロ環を形成してもよく、該ヘテロ環はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルキル基又はオキソ基によって置換されてもよく、
は、水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
は、水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、カルボキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、N−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cアルコキシ)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルコキシ)アミノカルボニル基、シアノ基、アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルアミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニルアミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(シアノC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ヒドロキシカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、ヒドロキシC〜Cアルキル基、トリ(C〜Cアルキル)シリルオキシC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜C10ハロアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、アルデヒド基、基−CR=N−OR−、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルC〜Cシクロアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cシクロアルキルチオ基、C〜Cシクロアルキルスルフィニル基、C〜Cシクロアルキルスルホニル基、シアノC〜Cアルキルチオ基、シアノC〜Cアルキルスルフィニル基、シアノC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルケニルチオ基、C〜Cアルケニルスルフィニル基、C〜Cアルケニルスルホニル基、C〜Cアルキニルチオ基、C〜Cアルキニルスルフィニル基、C〜Cアルキニルスルホニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルチオ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルフィニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、C〜C10ハロアルキルチオ基、C〜C10ハロアルキルスルフィニル基、C〜C10ハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノ基、メルカプト基、ハロゲン原子を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、基−CH=NOR、シアノチオ基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、アルデヒド基、メルカプト基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、基−NHC(=O)H、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、シアノ基、を示し、
は、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、アミノ基、ハロゲン原子を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、ホルミル基、カルボキシル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基
を示す。]
で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体、又はその農薬上許容される塩。
(2)前記(1)に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物。
(3)農薬組成物が、さらに界面活性剤を含有する前記(2)に記載の農薬組成物。
(4)前記(1)に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を活性成分として含有する有害生物防除剤。
(5)有害生物防除剤が、殺虫剤、殺センチュウ剤及び殺ダニ剤である前記(4)に記載の有害生物防除剤。
(6)農園芸用植物を栽培する水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、植物工場における有害生物に対して、防除効力を有する前記(5)に記載の有害生物防除剤。
(7)農園芸用植物が、育種法又は遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物である(6)に記載の有害生物防除剤。
(8)前記(1)に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩の有効成分量を使用する有害生物の防除方法。
(9)前記(1)に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物を、農園芸用作物または農園芸用作物を生育させようとする若しくは生育している場所に対して、同時に又は分割して作用させることによる、有害生物の防除方法。
(10)有害生物防除剤を施用する場所が、水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、植物工場である前記(8)又は(9)に記載の有害生物の防除方法。
(11)前記(1)に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を殺虫剤、殺センチュウ剤及び殺ダニ剤として使用する前記(8)〜(10)のいずれかに記載の有害生物の防除方法。
(12)前記(4)〜(7)のいずれかに記載の有害生物防除剤を、農園芸用作物に対する有害生物を防除に使用する記載の有害生物防除剤の使用方法。
(13)一般式[II]
Figure 2021121581
[式中、
は、水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
は、水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、カルボキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、N−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cアルコキシ)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルコキシ)アミノカルボニル基、シアノ基、アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルアミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニルアミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(シアノC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ヒドロキシカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、ヒドロキシC〜Cアルキル基、トリ(C〜Cアルキル)シリルオキシC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜C10ハロアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、アルデヒド基、基−CR=N−OR−、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルC〜Cシクロアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cシクロアルキルチオ基、C〜Cシクロアルキルスルフィニル基、C〜Cシクロアルキルスルホニル基、シアノC〜Cアルキルチオ基、シアノC〜Cアルキルスルフィニル基、シアノC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルケニルチオ基、C〜Cアルケニルスルフィニル基、C〜Cアルケニルスルホニル基、C〜Cアルキニルチオ基、C〜Cアルキニルスルフィニル基、C〜Cアルキニルスルホニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルチオ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルフィニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、C〜C10ハロアルキルチオ基、C〜C10ハロアルキルスルフィニル基、C〜C10ハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノ基、メルカプト基、ハロゲン原子を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、基−CH=NOR、シアノチオ基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、アルデヒド基、メルカプト基を示し、
は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、基−NHC(=O)H、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、シアノ基、を示し、
は、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、アミノ基、ハロゲン原子を示し、
置換基群αは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、ホルミル基、カルボキシル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基
Kは、ヒドロキシル基、C〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェノキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基を示す。]
で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸誘導体、又はその塩。
本発明の化合物を含有する有害生物防除剤は、カメムシ目害虫、チョウ目害虫、コウチュウ目害虫、ハエ目害虫、ハチ目害虫、バッタ目害虫、アザミウマ目害虫、ダニ目害虫、植物寄生性線虫類等の広範囲の有害生物に対して優れた防除効果を示し、又、薬剤抵抗性を獲得した有害生物をも防除することができる。
特に、本発明の化合物を含有する有害生物防除剤は、ナミハダニ、カンザワハダニ、ミカンハダニ等に代表されるハダニ類、トビイロウンカ、ツマグロヨコバイ、ワタアブラムシ等に代表されるカメムシ目害虫、イネミズゾウムシ、ドロオイムシ、コガネムシ等に代表されるコウチュウ目害虫、サツマイモネコブセンチュウ等の線虫類、及びコナガ、ニカメイガ、オオタバコガ等に代表されるチョウ目害虫に卓効を示す。また、浸透移行性に優れるため、土壌処理による安全かつ省力的施用方法が可能である。
本明細書に記載された記号及び用語について説明する。
本発明において、「有害生物防除剤」とは、農園芸分野、家畜及びペット等の動物、家庭用或いは防疫用の殺虫剤、殺ダニ剤、殺センチュウ剤等を意味する。
本発明において、「ハロゲン原子」とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子を示す。
本発明において、C〜C等の表記は、元素記号に続く数字が炭素数を表し、例えば、この場合では炭素数が1〜6個の範囲のいずれかでよいことを示している。
本発明において、「C〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が1〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルキル基を示し、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、1−エチルプロピル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、ネオペンチル、n−へキシル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル又は1−エチル−2−メチルプロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が3〜6のシクロアルキル基を示し、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限りシクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)基を表し、例えばシクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、2−シクロプロピルエチル、2−シクロブチルエチル、2−シクロペンチルエチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキニル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が2〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−ペンチニル、1−エチル−2−プロピニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、4−ペンチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1−ヘキシニル、1−(n−プロピル)−2−プロピニル、2−ヘキシニル、1−エチル−2−ブチニル、3−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、5−ヘキシニル、1−エチル−3−ブチニル、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル、1−(イソプロピル)−2−プロピニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル又は2,2−ジメチル−3−ブチニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルケニル基」とは、特に限定しない限り、炭素数が2〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えばビニル、1−プロペニル、イソプロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−ブテニル、1−メチル−2−プロペニル、3−ブテニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1,3−ブタジエニル、1−ペンテニル、1−エチル−2−プロペニル、2−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、3−ペンテニル、1−メチル−2−ブテニル、4−ペンテニル、1−メチル−3−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,3−ペンタジエニル、1−ビニル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、1−プロピル−2−プロペニル、2−へキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、1−エチル−2−ブテニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−4−ペンテニル、1−エチル−3−ブテニル、1−(イソブチル)ビニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル、1−(イソプロピル)−2−プロペニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1,5−ヘキサジエニル、1−ビニル−3−ブテニル又は2,4−ヘキサジエニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜13のハロゲン原子で置換されている炭素数が1〜6の直鎖又は分岐鎖状のハロアルキル基を示し、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、トリブロモメチル、ヨードメチル、クロロジフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、1,1,2,2−テトラフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、1−クロロエチル、2−クロロエチル、1,1−ジクロロエチル、2,2−ジクロロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、1,1,2,2−テトラクロロエチル、ペンタクロロエチル、1−ブロモエチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリブロモエチル、1−ヨードエチル、2−ヨードエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2−トリクロロエチル、1−フルオロプロピル、2−フルオロプロピル、3−フルオロプロピル、1,1−ジフルオロプロピル、2,2−ジフルオロプロピル、3,3−ジフルオロプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、ヘプタフルオロプロピル、1−フルオロプロパン−2−イル、2−フルオロプロパン−2−イル、1,1−ジフルオロプロパン−2−イル、1,2−ジフルオロプロパン−2−イル、1,3−ジフルオロプロパン−2−イル、1,2,3−トリフルオロプロパン−2−イル、1,1,3,3−テトラフルオロプロパン−2−イル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イル、ヘプタフルオロプロパン−2−イル、1−クロロプロピル、2−クロロプロピル、3−クロロプロピル、1,1−ジクロロプロピル、2,2−ジクロロプロピル、3,3−ジクロロプロピル、3,3,3−トリクロロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタクロロプロピル、ヘプタクロロプロピル、1−クロロプロパン−2−イル、2−クロロプロパン−2−イル、1,1−ジクロロプロパン−2−イル、1,2−ジクロロプロパン−2−イル、1,3−ジクロロプロパン−2−イル、1,2,3−トリクロロプロパン−2−イル、1,1,3,3−テトラクロロプロパン−2−イル、1,1,1,3,3,3−ヘキサクロロプロパン−2−イル、ヘプタクロロプロパン−2−イル、1−ブロモプロピル、2−ブロモプロピル、3−ブロモプロピル、1−ブロモプロパン−2−イル、2−ブロモプロパン−2−イル、1−ヨードプロピル、2−ヨードプロピル、3−ヨードプロピル、1−ヨードプロパン−2−イル、2−ヨードプロパン−2−イル、1−フルオロブチル、2−フルオロブチル、3−フルオロブチル、4−フルオロブチル、4,4−ジフルオロブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチル、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル、ノナフルオロブチル、1,1,1−トリフルオロブタン−2−イル、4,4,4−トリフルオロブタン−2−イル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブタン−2−イル、ノナフルオロブタン−2−イル、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−(トリフルオロメチル)プロパン−2−イル、1−クロロブチル、2−クロロブチル、3−クロロブチル、4−クロロブチル、4,4−ジクロロブチル、4,4,4−トリクロロブチル、ノナクロロブチル、1,1,1−トリクロロブタン−2−イル、4,4,4−トリクロロブタン−2−イル、ノナクロロブタン−2−イル、1−ブロモブチル、2−ブロモブチル、3−ブロモブチル、4−ブロモブチル、1−ヨードブチル、2−ヨードブチル、3−ヨードブチル、4−ヨードブチル、4−クロロ−1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブチル、4−ブロモ−1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブチル、1−フルオロペンチル、2−フルオロペンチル、3−フルオロペンチル、4−フルオロペンチル、5−フルオロペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペンチル、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペンチル、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル、ウンデカフルオロペンチル、1−クロロペンチル、2−クロロペンチル、3−クロロペンチル、4−クロロペンチル、5−クロロペンチル、5,5,5−トリクロロペンチル、4,4,5,5,5−ペンタクロロペンチル、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタクロロペンチル、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナクロロペンチル、ウンデカクロロペンチル、1−ブロモペンチル、2−ブロモペンチル、3−ブロモペンチル、4−ブロモペンチル、5−ブロモペンチル、5−ヨードペンチル、1−フルオロヘキシル、2−フルオロヘキシル、3−フルオロヘキシル、4−フルオロヘキシル、5−フルオロヘキシル、6−フルオロヘキシル、6,6,6−トリフルオロヘキシル、5,5,6,6,6−ペンタフルオロヘキシル、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロヘキシル、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシル、トリデカフルオロヘキシル、1−クロロヘキシル、2−クロロヘキシル、3−クロロヘキシル、4−クロロヘキシル、5−クロロヘキシル、6−クロロヘキシル、5−ブロモヘキシル、6−ブロモヘキシル、5−ヨードヘキシル又は6−ヨードヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が同一又は相異なる1〜21のハロゲン原子で置換されている炭素数が1〜10の直鎖又は分岐鎖状のハロアルキル基を示し、例えば、前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチル、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチル、パーフルオロヘプチル、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エチル、1H,1H−パーフルオロオクチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチル、6−(パーフルオロヘキシル)エチル、1H,1H,8H−パーフルオロオクチル、パーフルオロオクチル、1H,1H−パーフルオロノニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニル、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシル、1H,1H,9H−パーフルオロノニル、パーフルオロノニル、1H,1H−パーフルオロデシル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシル、6−(パーフルオロブチル)ヘキシル、1H,1H,9H−パーフルオロデシル、パーフルオロデシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜11のハロゲン原子で置換されている炭素数が3〜6のシクロアルキル基を示し、例えば1−フルオロシクロプロピル、2−フルオロシクロプロピル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロプロピル、1−クロロシクロプロピル、2−クロロシクロプロピル、2,2−ジクロロシクロプロピル、2,2,3,3−テトラクロロシクロプロピル、2,2−ジブロモシクロプロピル、2,2−ジヨードシクロプロピル、1−フルオロシクロブチル、2−フルオロシクロブチル、3−フルオロシクロブチル、3,3−ジフルオロシクロブチル、ヘプタフルオロシクロブチル、2−クロロシクロブチル、3−クロロシクロブチル、3,3−ジクロロシクロブチル、3,3−ジブロモシクロブチル、3,3−ジヨードシクロブチル、1−フルオロシクロペンチル、2−フルオロシクロペンチル、3−フルオロシクロペンチル、2,2−ジフルオロシクロペンチル、3,3−ジフルオロシクロペンチル、ノナフルオロシクロペンチル、2,2−ジクロロシクロペンチル、3,3−ジクロロシクロペンチル、2,2−ジブロモシクロペンチル、3,3−ジブロモシクロペンチル、2,2−ジヨードシクロペンチル、3,3−ジヨードシクロペンチル、1−フルオロシクロヘキシル、2−フルオロシクロヘキシル、3−フルオロシクロヘキシル、4−フルオロシクロヘキシル、2,2−ジフルオロシクロヘキシル、3,3−ジフルオロシクロヘキシル、4,4−ジフルオロシクロヘキシル、1−クロロシクロヘキシル、2−クロロシクロヘキシル、3−クロロシクロヘキシル、4−クロロシクロヘキシル、2,2−ジクロロシクロヘキシル、3,3−ジクロロシクロヘキシル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、3,3−ジブロモシクロヘキシル、4,4−ジブロモシクロヘキシル、3,3−ジヨードシクロヘキシル又は4,4−ジヨードシクロヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロシクロアルキル部分及びアルキル基が上記の意味である(C〜Cハロシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2,2−ジフルオロシクロプロピルメチル、2,2−ジクロロシクロプロピルメチル、1−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)エチル、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)エチル、1−(2,2−ジクロロシクロプロピル)エチル、2−(2,2−ジクロロシクロプロピル)エチル、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)プロピル、3,3−ジフルオロシクロブチルメチル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチルメチル、2−(2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチル)エチル、2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)エチル、2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)プロピル、3,3−ジフルオロシクロペンチルメチル又は2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)プロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルC〜Cシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜11のC〜Cアルキル基で置換されている炭素数が3〜6のシクロアルキル基を示し、例えば1−メチルシクロプロピル、2−メチルシクロプロピル、1−メチルシクロブチル、2−メチルシクロブチル、3−メチルシクロブチル又は1−メチルシクロペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜11のC〜Cハロアルキル基で置換されている炭素数が3〜6のシクロアルキル基を示し、例えば1−トリフルオロメチルシクロプロピル、2−トリフルオロメチルシクロプロピル、1−トリフルオロメチルシクロブチル、2−トリフルオロメチルシクロブチル、3−トリフルオロメチルシクロブチル又は1−トリフルオロメチルシクロペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキニル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜9のハロゲン原子で置換されている炭素数が2〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルキニル基を示し、例えばフルオロエチニル、クロロエチニル、ブロモエチニル、ヨードエチニル、3−フルオロ−2−プロピニル、3−クロロ−2−プロピニル、3−ブロモ−2−プロピニル、3−ヨード−2−プロピニル、4−フルオロ−3−ブチニル、4−クロロ−3−ブチニル、4−ブロモ−3−ブチニル、4−ヨード−3−ブチニル、4,4−ジフルオロ−2−ブチニル、4,4−ジクロロ−2−ブチニル、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル、4,4,4−トリクロロ−2−ブチニル、3−フルオロ−1−メチル−2−プロピニル、3−クロロ−1−メチル−2−プロピニル、5−フルオロ−4−ペンチニル、5−クロロ−4−ペンチニル、5,5,5−トリフルオロ−3−ペンチニル、5,5,5−トリクロロ−3−ペンチニル、4−フルオロ−2−メチル−3−ブチニル、4−クロロ−2−メチル−3−ブチニル、6−フルオロ−5−ヘキシニル、6−クロロ−5−ヘキシニル、6,6,6−トリフルオロ−4−ヘキシニル、6,6,6−トリクロロ−4−ヘキシニル、5−フルオロ−3−メチル−4−ペンチニル又は5−クロロ−3−メチル−4−ペンチニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルケニル基」とは、特に限定しない限り、同一又は相異なる1〜11のハロゲン原子で置換されている炭素数が2〜6の直鎖又は分岐鎖状のアルケニル基を示し、例えば1−フルオロビニル、2−フルオロビニル、1,2−ジフルオロビニル、2,2−ジフルオロビニル、トリフルオロビニル、1−クロロビニル、2−クロロビニル、1,2−ジクロロビニル、2,2−ジクロロビニル、トリクロロビニル、1,2−ジブロモビニル、2,2−ジブロモビニル、トリブロモビニル、1,2−ジヨードビニル、2,2−ジヨードビニル、トリヨードビニル、1−フルオロ−2−プロペニル、2−フルオロ−2−プロペニル、3−フルオロ−2−プロペニル、2,3−ジフルオロ−2−プロペニル、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル、3,3−ジフルオロ−1−プロペニル、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル、2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル、1,2,3,3,3−ペンタフルオロ−1−プロペニル、1−クロロ−2−プロペニル、2−クロロ−2−プロペニル、3−クロロ−2−プロペニル、2,3−ジクロロ−2−プロペニル、3,3−ジクロロ−2−プロペニル、3,3−ジクロロ−1−プロペニル、2,3,3−トリクロロ−2−プロペニル、3,3,3−トリクロロ−1−プロペニル、3−ブロモ−2−プロペニル、3,3−ジブロモ−2−プロペニル、3,3−ジヨード−2−プロペニル、2,2−ジフルオロ−1−プロペン−2−イル、3,3,3−トリフルオロ−1−プロペン−2−イル、3,3,3−トリクロロ−1−プロペン−2−イル、4−フルオロ−3−ブテニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル、4,4−ジフルオロ−3−ブテン−2−イル、4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル、2−トリフルオロメチル−2−プロペニル、2−トリフルオロメチル−3,3−ジフルオロ−2−プロペニル、4,4,4−トリフルオロ−3−クロロ−2−ブテニル、4,4−ジクロロ−3−ブテニル、4,4,4−トリクロロ−2−ブテニル、2−トリクロロメチル−2−プロペニル、5,5−ジフルオロ−4−ペンテニル、4,5,5−トリフルオロ−4−ペンテニル、5,5,5−トリフルオロ−3−ペンテニル、4,4,4−トリフルオロ−3−メチル−2−ブテニル、4,4,4−トリフルオロ−3−トリフルオロメチル−2−ブテニル、5,5−ジクロロ−4−ペンテニル、4,4,4−トリクロロ−3−メチル−2−ブテニル、6,6−ジフルオロ−5−ヘキセニル、5,6,6−トリフルオロ−5−ペンテニル、6,6,6−トリフルオロ−4−ペンテニル、5,5,5−トリフルオロ−4−メチル−3−ペンテニル、5,5,5−トリフルオロ−4−トリフルオロメチル−3−ペンテニル、6,6−ジクロロ−5−ヘキセニル又は5,5,5−トリクロロ−4−メチル−3−ペンテニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、1−エチルプロポキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ又はn−へキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−O−基を示し、例えばジフルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、トリフルオロメトキシ、トリクロロメトキシ、トリブロモメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、ブロモジフルオロメトキシ、2−フルオロエトキシ、1−クロロエトキシ、2−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、2−ブロモエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、1,2−ジクロロエトキシ、2,2−ジクロロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、2−ブロモ−2−クロロエトキシ、2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエトキシ、1−クロロプロポキシ、2−クロロプロポキシ、3−クロロプロポキシ、2−ブロモプロポキシ、3−ブロモプロポキシ、2−ブロモ−1−メチルエトキシ、3−ヨードプロポキシ、2,3−ジクロロプロポキシ、2,3−ジブロモプロポキシ、3,3,3−トリフルオロプロポキシ、3,3,3−トリフルオロ−2−プロポキシ、3,3,3−トリクロロプロポキシ、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロポキシ、2,2−ジフルオロプロポキシ、3,3−ジクロロ−3−フルオロプロポキシ、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ、1−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロポキシ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエトキシ、ヘプタフルオロプロポキシ、ヘプタフルオロ−2−プロポキシ、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチルエトキシ、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ、2−クロロブトキシ、3−クロロブトキシ、4−クロロブトキシ、2−クロロ−1,1−ジメチルエトキシ、4−ブロモブトキシ、3−ブロモ−2−メチルプロポキシ、2−ブロモ−1,1−ジメチルエトキシ、2,2−ジクロロ−1,1−ジメチルエトキシ、2−クロロ−1−クロロメチル−2−メチルエトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロポキシ、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロポキシ、2,3,4−トリクロロブトキシ、2,2,2−トリクロロ−1,1−ジメチルエトキシ、4−クロロ−4,4−ジフルオロブトキシ、4,4−ジクロロ−4−フルオロブトキシ、4−ブロモ−4,4−ジフルオロブトキシ、2,4−ジブロモ−4,4−ジフルオロブトキシ、3,4−ジクロロ−3,4,4−トリフルオロブトキシ、3,3−ジクロロ−4,4,4−トリフルオロブトキシ、4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブトキシ、4−ブロモ−3−クロロ−3,4,4−トリフルオロブトキシ、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブトキシ、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブトキシ、2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチルエトキシ、3,3,3−トリフルオロ−2−トリフルオロメチルプロポキシ、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブトキシ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシ、2,3,3,3−テトラフルオロ−2−トリフルオロメチルプロポキシ、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブトキシ、ノナフルオロブトキシ、パーフルオロ−tert−ブトキシ、4−クロロ−1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブトキシ、5,5,5−トリフルオロペントキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペントキシ、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペントキシ、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−ペントキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペントキシ、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペントキシ、パーフルオロペントキシ、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ブトキシ、2,2−ビス(トリフルロメチル)プロポキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシルオキシ、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシルオキシ、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロヘキシルオキシ、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘキシルオキシ、4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)ブチルオキシ、パーフルオロヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜C10ハロアルキル)−O−基を示し、例えば前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチルオキシ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチルオキシ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチルオキシ、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチルオキシ、パーフルオロヘプチルオキシ、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エトキシ、1H,1H−パーフルオロオクチルオキシ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルオキシ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチルオキシ、6−(パーフルオロヘキシル)エトキシ、1H,1H,8H−パーフルオロオクチルオキシ、パーフルオロオクチルオキシ、1H,1H−パーフルオロノニルオキシ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニルオキシ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニルオキシ、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシルオキシ、1H,1H,9H−パーフルオロノニルオキシ、パーフルオロノニルオキシ、1H,1H−パーフルオロデシルオキシ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルオキシ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシルオキシ、6−(パーフルオロブチル)ヘキシルオキシ、1H,1H,9H−パーフルオロデシルオキシ、パーフルオロデシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−O−基を示し、例えばシクロプロポキシ、シクロブトキシ、シクロペンチルオキシ又はシクロヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cアルキル)基を示し、例えばシアノメチル、1−シアノエチル、2−シアノエチル、3−シアノプロピル、2−シアノプロパン−2−イル、1−シアノブチル、4−シアノブチル、5−シアノペンチル又は6−シアノヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cシクロアルキル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cシクロアルキル)基を示し、例えば、1−シアノシクロプロピル、2−シアノシクロプロピル、1−シアノシクロブチル、3−シアノシクロブチル、1−シアノシクロペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルコキシC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−(C〜Cアルキル)基を示し、例えばメトキシメチル、エトキシメチル、n−プロポキシメチル、イソプロポキシメチル、tert−ブトキシメチル、1−メトキシエチル、1−メトキシ−1−メチルエチル、2−メトキシエチル、1−エトキシエチル、2−エトキシエチル、2−イソプロポキシエチル、3−メトキシプロピル、2−メトキシプロピル、3−エトキシプロピル、4−メトキシブチル又は4−エトキシブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキルチオ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S−(C〜Cアルキル)基を示し、例えば、メチルチオメチル、エチルチオメチル、n−プロピルチオメチル、イソプロピルチオメチル、1−(メチルチオ)エチル、2−(メチルチオ)エチル、2−(エチルチオ)エチル、1−(n−プロピルチオ)エチル、2−(n−プロピルチオ)エチル、1−(イソプロピルチオ)エチル、2−(イソプロピルチオ)エチル、1−(メチルチオ)プロピル、2−(メチルチオ)プロピル、3−(メチルチオ)プロピル、1−(エチルチオ)プロピル、2−(エチルチオ)プロピル、3−(エチルチオ)プロピル、1−(n−プロピルチオ)プロピル、2−(n−プロピルチオ)プロピル、3−(n−プロピルチオ)プロピル、1−(メチルチオ)ブチル、2−(メチルチオ)ブチル、3−(メチルチオ)ブチル、4−(メチルチオ)ブチル、1−(メチルチオ)ペンチル、2−(メチルチオ)ペンチル、3−(メチルチオ)ペンチル、4−(メチルチオ)ペンチル、5−(メチルチオ)ペンチル、2−(n−ブチルチオ)エチル、2−(イソブチルチオ)エチル、sec−ブチルチオエチル、2−(tert−ブチルチオ)エチル、ペンチルチオメチル又はヘキシルチオメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、メチルスルフィニルメチル、エチルスルフィニルメチル、n−プロピルスルフィニルメチル、イソプロピルスルフィニルメチル、1−(メチルスルフィニル)エチル、2−(メチルスルフィニル)エチル、2−(エチルスルフィニル)エチル、1−(n−プロピルスルフィニル)エチル、2−(n−プロピルスルフィニル)エチル、1−(イソプロピルスルフィニル)エチル、2−(イソプロピルスルフィニル)エチル、1−(メチルスルフィニル)プロピル、2−(メチルスルフィニル)プロピル、3−(メチルスルフィニル)プロピル、1−(エチルスルフィニル)プロピル、2−(エチルスルフィニル)プロピル、3−(エチルスルフィニル)プロピル、1−(n−プロピルスルフィニル)プロピル、2−(n−プロピルスルフィニル)プロピル、3−(n−プロピルスルフィニル)プロピル、1−(メチルスルフィニル)ブチル、2−(メチルスルフィニル)ブチル、3−(メチルスルフィニル)ブチル、4−(メチルスルフィニル)ブチル、1−(メチルスルフィニル)ペンチル、2−(メチルスルフィニル)ペンチル、3−(メチルスルフィニル)ペンチル、4−(メチルスルフィニル)ペンチル、5−(メチルスルフィニル)ペンチル、2−(n−ブチルスルフィニル)エチル、2−(イソブチルスルフィニル)エチル、sec−ブチルスルフィニルエチル、2−(tert−ブチルスルフィニル)エチル、ペンチルスルフィニルメチル又はヘキシルスルフィニルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、メチルスルホニルメチル、エチルスルホニルメチル、n−プロピルスルホニルメチル、イソプロピルスルホニルメチル、1−(メチルスルホニル)エチル、2−(メチルスルホニル)エチル、2−(エチルスルホニル)エチル、1−(n−プロピルスルホニル)エチル、2−(n−プロピルスルホニル)エチル、1−(イソプロピルスルホニル)エチル、2−(イソプロピルスルホニル)エチル、1−(メチルスルホニル)プロピル、2−(メチルスルホニル)プロピル、3−(メチルスルホニル)プロピル、1−(エチルスルホニル)プロピル、2−(エチルスルホニル)プロピル、3−(エチルスルホニル)プロピル、1−(n−プロピルスルホニル)プロピル、2−(n−プロピルスルホニル)プロピル、3−(n−プロピルスルホニル)プロピル、1−(メチルスルホニル)ブチル、2−(メチルスルホニル)ブチル、3−(メチルスルホニル)ブチル、4−(メチルスルホニル)ブチル、1−(メチルスルホニル)ペンチル、2−(メチルスルホニル)ペンチル、3−(メチルスルホニル)ペンチル、4−(メチルスルホニル)ペンチル、5−(メチルスルホニル)ペンチル、2−(n−ブチルスルホニル)エチル、2−(イソブチルスルホニル)エチル、sec−ブチルスルホニルエチル、2−(tert−ブチルスルホニル)エチル、ペンチルスルホニルメチル又はヘキシルスルホニルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−C(=O)−基を示し、例えば、アセチル、プロピオニル、2−メチルプロピオニル、2,2−ジメチルプロピオニル、ブタノイル、2−メチルブタノイル、3−メチルブタノイル、2−エチルブタノイル、2,2−ジメチルブタノイル、2,3−ジメチルブタノイル、3,3−ジメチルブタノイル、ペンタノイル、2−メチルペンタノイル、3−メチルペンタノイル、4−メチルペンタノイル又はヘキサノイル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−C(=O)−基を示し、例えば、シクロプロパンカルボニル、シクロブタンカルボニル、シクロペンタンカルボニル又はシクロヘキサンカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルコキシC〜Cアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−O−(C〜Cアルキル)−C(=O)−基を示し、例えば、メトキシアセチル、エトキシアセチル、プロポキシアセチル、イソプロポキシアセチル、ブトキシアセチル、2−メトキシプロピオニル、3−メトキシプロピオニル、2−エトキシプロピオニル、3−エトキシプロピオニル、2−メトキシブタノイル、4−メトキシブタノイル、2−メトキシペンタノイル又は5−メトキシペンタノイル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルチオC〜Cアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S−(C〜Cアルキル)−C(=O)−基を示し、例えば、メチルチオアセチル、エチルチオアセチル、プロピルチオアセチル、イソプロピルチオアセチル、ブチルチオアセチル、2−メチルチオプロピオニル、3−メチルチオプロピオニル、2−エチルチオプロピオニル、3−エチルチオプロピオニル、2−メチルチオブタノイル、4−メチルチオブタノイル、2−メチルチオペンタノイル又は5−メチルチオペンタノイル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルコキシカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−C(=O)−基を示し、例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、n−ペントキシカルボニル、1−メチルブトキシカルボニル、2−メチルブトキシカルボニル、3−メチルブトキシカルボニル、1−エチルプロポキシカルボニル、1,1−ジメチルプロポキシカルボニル、1,2−ジメチルプロポキシカルボニル又は2,2−ジメチルプロポキシカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−NH−C(=O)−基を示し、例えば、メチルアミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、n−プロピルアミノカルボニル、イソプロピルアミノカルボニル、n−ブチルアミノカルボニル、イソブチルアミノカルボニル、sec−ブチルアミノカルボニル、tert−ブチルアミノカルボニル、n−ペンチルアミノカルボニル、1−メチルブチルアミノカルボニル、2−メチルブチルアミノカルボニル、3−メチルブチルアミノカルボニル、1−エチルプロピルアミノカルボニル、1,1−ジメチルプロピルアミノカルボニル、1,2−ジメチルプロピルアミノカルボニル、2,2−ジメチルプロピルアミノカルボニル又はn−ヘキシルアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)N−C(=O)−基を示し、2個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノカルボニル、ジエチルアミノカルボニル、ジ(n−プロピル)アミノカルボニル、ジイソプロピルアミノカルボニル、ジブチルアミノカルボニル、N−エチル−N−メチルアミノカルボニル、N−メチル−N−プロピルアミノカルボニル、N−イソプロピル−N−メチルアミノカルボニル、N−ブチル−N−メチルアミノカルボニル、N−(sec−ブチル)−N−メチルアミノカルボニル、N−イソブチル−N−メチルアミノカルボニル、N−ペンチル−N−メチルアミノカルボニル、N−エチル−N−プロピルアミノカルボニル、N−エチル−N−イソプロピルアミノカルボニル又はN−エチル−N−ブチルアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、n−プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル、ペンチルスルホニル又はヘキシルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えばジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、トリクロロメチルスルホニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル、ペンタフルオロエチルスルホニル、3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル、ヘプタフルオロプロピルスルホニル、又はヘプタフルオロ−2−プロピルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜C10ハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチルスルホニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチルスルホニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチルスルホニル、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチルスルホニル、パーフルオロヘプチルスルホニル、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エチルスルホニル、1H,1H−パーフルオロオクチルスルホニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルスルホニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチルスルホニル、6−(パーフルオロヘキシル)エチルスルホニル、1H,1H,8H−パーフルオロオクチルスルホニル、パーフルオロオクチルスルホニル、1H,1H−パーフルオロノニルスルホニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニルスルホニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニルスルホニル、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシルスルホニル、1H,1H,9H−パーフルオロノニルスルホニル、パーフルオロノニルスルホニル、1H,1H−パーフルオロデシルスルホニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルスルホニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシルスルホニル、6−(パーフルオロブチル)ヘキシルスルホニル、1H,1H,9H−パーフルオロデシルスルホニル又はパーフルオロデシルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−NH−S(=O)−基を示し、例えば、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニル、n−プロピルアミノスルホニル、イソプロピルアミノスルホニル、n−ブチルアミノスルホニル、イソブチルアミノスルホニル、sec−ブチルアミノスルホニル、tert−ブチルアミノスルホニル、n−ペンチルアミノスルホニル、1−メチルブチルアミノスルホニル、2−メチルブチルアミノスルホニル、3−メチルブチルアミノスルホニル、1−エチルプロピルアミノスルホニル、1,1−ジメチルプロピルアミノスルホニル、1,2−ジメチルプロピルアミノスルホニル、2,2−ジメチルプロピルアミノスルホニル又はn−ヘキシルアミノスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−N−S(=O)−基を示し、2個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル、ジ(n−プロピル)アミノスルホニル、ジイソプロピルアミノスルホニル、ジブチルアミノスルホニル、N−エチル−N−メチルアミノスルホニル、N−メチル−N−プロピルアミノスルホニル、N−イソプロピル−N−メチルアミノスルホニル、N−ブチル−N−メチルアミノスルホニル、N−(sec−ブチル)−N−メチルアミノスルホニル、N−イソブチル−N−メチルアミノスルホニル、N−ペンチル−N−メチルアミノスルホニル、N−エチル−N−プロピルアミノスルホニル、N−エチル−N−イソプロピルアミノスルホニル又はN−エチル−N−ブチルアミノスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「アミノカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるHN−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、カルバモイルメチル、1−カルバモイルエチル、2−カルバモイルエチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−NH−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、N−メチルカルバモイルメチル、N−エチルカルバモイルメチル又はN−(tert−ブチル)カルバモイルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cシクロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−NH−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、N−シクロプロピルカルバモイルメチル、N−シクロブチルカルバモイルメチル、N−シクロペンチルカルバモイルメチル又はN−シクロヘキシルカルバモイルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−NH−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、N−(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイルメチル、N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルメチル、1−[N−(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイル]エチル、1−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]エチル、1−[N−(2,2−ジフルオロエチル)カルバモイル]−1−メチルエチル又は1−[N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]−1−メチルエチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味と同じである(C〜Cハロアルキル)−NH−C(=O)−基を示し、例えば、(2,2−ジフルオロエチル)アミノカルボニル、(2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル)アミノカルボニル、(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル、(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノカルボニル又は(2,2−ジフルオロプロピル)アミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味と同じである(C〜Cハロアルキル)−N−C(=O)−基を示し、2個のハロアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジ(2,2−ジフルオロエチル)アミノカルボニル、ジ(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル、N−(2,2−ジフルオロエチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル、N−(2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル又はN−(2,2,2−トリフルオロエチル)−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分及びハロアルキル部分が上記の意味と同じであるN−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)−N−C(=O)−基を示し、例えば、N−メチル−N−(2,2−ジフルオロエチル)アミノカルボニル、N−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル、N−エチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)アミノカルボニル、N−メチル−N−(2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル)アミノカルボニル又はN−メチル−N−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルコキシ)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分が上記の意味と同じである(C〜Cアルコキシ)−NH−C(=O)−基を示し、例えば、メトキシアミノカルボニル、エトキシアミノカルボニル、n−プロポキシアミノカルボニル、イソプロポキシアミノカルボニル、n−ブトキシアミノカルボニル、イソブトキシアミノカルボニル、sec−ブトキシアミノカルボニル、tert−ブトキシアミノカルボニル、n−ペントキシアミノカルボニル、1−メチルブトキシアミノカルボニル、2−メチルブトキシアミノカルボニル、3−メチルブトキシアミノカルボニル、1−エチルプロポキシアミノカルボニル、1,1−ジメチルプロポキシアミノカルボニル、1,2−ジメチルプロポキシアミノカルボニル又は2,2−ジメチルプロポキシアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルコキシ)アミノカルボニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分が上記の意味と同じである(C〜Cハロアルコキシ)−NH−C(=O)−基を示し、例えば、ジフルオロメトキシアミノカルボニル、ジクロロメトキアミノカルボニルシ、トリフルオロメトキシアミノカルボニル、トリクロロメトキシアミノカルボニル、トリブロモメトキシアミノカルボニル、クロロジフルオロメトキシアミノカルボニル、ブロモジフルオロメトキシアミノカルボニル、2−フルオロエトキシアミノカルボニル、1−クロロエトキシアミノカルボニル、2−クロロエトキシアミノカルボニル、1−ブロモエトキシアミノカルボニル、2−ブロモエトキシアミノカルボニル、2,2−ジフルオロエトキシアミノカルボニル、1,2−ジクロロエトキシアミノカルボニル、2,2−ジクロロエトキシアミノカルボニル、2,2,2−トリフルオロエトキシアミノカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシアミノカルボニル、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシアミノカルボニル、ペンタフルオロエトキシアミノカルボニル、2−ブロモ−2−クロロエトキシアミノカルボニル、2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエトキシアミノカルボニル、1−クロロ−1,2,2,2−テトラフルオロエトキシアミノカルボニル、1−クロロプロポキシアミノカルボニル、2−クロロプロポキシアミノカルボニル、3−クロロプロポキシアミノカルボニル、2−ブロモプロポキシアミノカルボニル、3−ブロモプロポキシアミノカルボニル、2−ブロモ−1−メチルエトキシアミノカルボニル、3−ヨードプロポキシアミノカルボニル、2,3−ジクロロプロポキシアミノカルボニル、2,3−ジブロモプロポキシアミノカルボニル、3,3,3−トリフルオロプロポキシアミノカルボニル、3,3,3−トリフルオロ−2−プロポキシアミノカルボニル、3,3,3−トリクロロプロポキシアミノカルボニル、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロポキシアミノカルボニル、2,2−ジフルオロプロポキシアミノカルボニル、3,3−ジクロロ−3−フルオロプロポキシアミノカルボニル、2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシアミノカルボニル、1−ブロモ−3,3,3−トリフルオロプロポキシアミノカルボニル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロポキシアミノカルボニル、2,2,2−トリフルオロ−1−トリフルオロメチルエトキシアミノカルボニル、ヘプタフルオロプロポキシアミノカルボニル、ヘプタフルオロ−2−プロポキシアミノカルボニル、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−トリフルオロメチルエトキシアミノカルボニル、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシアミノカルボニル、2−クロロブトキシアミノカルボニル、3−クロロブトキシアミノカルボニル、4−クロロブトキシアミノカルボニル、2−クロロ−1,1−ジメチルエトキシアミノカルボニル、4−ブロモブトキシアミノカルボニル、3−ブロモ−2−メチルプロポキシアミノカルボニル、2−ブロモ−1,1−ジメチルエトキシアミノカルボニル、2,2−ジクロロ−1,1−ジメチルエトキシアミノカルボニル、2−クロロ−1−クロロメチル−2−メチルエトキシアミノカルボニル、4,4,4−トリフルオロブトキシアミノカルボニル、3,3,3−トリフルオロ−1−メチルプロポキシアミノカルボニル、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロポキシアミノカルボニル、2,3,4−トリクロロブトキシアミノカルボニル、2,2,2−トリクロロ−1,1−ジメチルエトキシアミノカルボニル、4−クロロ−4,4−ジフルオロブトキシアミノカルボニル、4,4−ジクロロ−4−フルオロブトキシアミノカルボニル、4−ブロモ−4,4−ジフルオロブトキシアミノカルボニル、2,4−ジブロモ−4,4−ジフルオロブトキシアミノカルボニル、3,4−ジクロロ−3,4,4−トリフルオロブトキシアミノカルボニル、3,3−ジクロロ−4,4,4−トリフルオロブトキシアミノカルボニル、4−ブロモ−3,3,4,4−テトラフルオロブトキシアミノカルボニル、4−ブロモ−3−クロロ−3,4,4−トリフルオロブトキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロブトキシアミノカルボニル、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブトキシアミノカルボニル、2,2,2−トリフルオロ−1−メチル−1−トリフルオロメチルエトキシアミノカルボニル、3,3,3−トリフルオロ−2−トリフルオロメチルプロポキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブトキシアミノカルボニル、3,3,4,4,4−ペンタフルオロ−2−ブトキシアミノカルボニル、2,3,3,3−テトラフルオロ−2−トリフルオロメチルプロポキシアミノカルボニル、1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブトキシアミノカルボニル、ノナフルオロブトキシアミノカルボニル、パーフルオロ−tert−ブトキシアミノカルボニル、4−クロロ−1,1,2,2,3,3,4,4−オクタフルオロブトキシアミノカルボニル、5,5,5−トリフルオロペントキシアミノカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロペントキシアミノカルボニル、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロペントキシアミノカルボニル、3,3,4,4,5,5,5−ヘプタフルオロ−2−ペントキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペントキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペントキシアミノカルボニル、パーフルオロペントキシアミノカルボニル、4,4,5,5,5−ペンタフルオロ−2−ブトキシアミノカルボニル、2,2−ビス(トリフルロメチル)プロポキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフルオロヘキシルオキシアミノカルボニル、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシルオキシアミノカルボニル、4,4,5,5,6,6,6−ヘプタフルオロヘキシルオキシアミノカルボニル、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘキシルオキシアミノカルボニル、4,4,4−トリフルオロ−3,3−ビス(トリフルオロメチル)ブチルオキシアミノカルボニル、パーフルオロヘキシルオキシアミノカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるNH−(C〜Cアルキル)基を示し、例えばアミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチル、3−アミノプロピル、2−アミノプロパン−2−イル、1−アミノブチル、4−アミノブチル、5−アミノペンチル又は6−アミノヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(アセチルアミノ)エチル、2−(プロパノイルアミノ)エチル、2−(イソプロパノイルアミノ)エチル、3−(アセチルアミノ)プロピル又は3−(アセチルアミノ)ブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cシクロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、シクロプロパノイルアミノメチル、シクロブタノイルアミノメチル、シクロペンタノイルアミノメチル、1−(シクロプロパノイルアミノ)エチル、1−(シクロブタノイルアミノ)エチル、2−(シクロプロパノイルアミノ)エチル又は2−(シクロペンタノイルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、クロロアセチルアミノメチル、ジクロロアセチルアミノメチル、ジフルオロアセチルアミノメチル、トリフルオロアセチルアミノメチル、1−(トリフルオロアセチルアミノ)エチル、2−(トリフルオロアセチルアミノ)エチル、1−(ジフルオロアセチルアミノ)エチル又は2−(ジフルオロアセチルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(フェニル)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、ベンゾイルアミノメチル、1−メチルベンゾイルアミノメチル、2,3−ジメチルベンゾイルアミノメチル、1−(ベンゾイルアミノ)エチル、2−(ベンゾイルアミノ)エチル又は3−(ベンゾイルアミノ)プロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、(メトキシカルボニルアミノ)メチル、(エトキシカルボニルアミノ)メチル、(tert−ブトキシカルボニルアミノ)メチル、2−(メトキシカルボニルアミノ)エチル、2−(エトキシカルボニルアミノ)エチル又は2−(tert−ブトキシカルボニルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルアミノ)メチル又は2−(2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルアミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)N−C(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、アルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノカルボニルアミノメチル、ジエチルアミノカルボニルアミノメチル又はN−メチル−N−エチルアミノカルボニルアミノメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニルアミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)N−S(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、アルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノスルホニルアミノメチル、ジエチルアミノスルホニルアミノメチル又はN−メチル−N−エチルアミノスルホニルアミノメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、(メチルスルホニルアミノ)メチル、(エチルスルホニルアミノ)メチル、(イソプロピルスルホニルアミノ)メチル、2−(メチルスルホニルアミノ)エチル、2−(エチルスルホニルアミノ)エチル、2−(イソプロピルスルホニルアミノ)エチル、3−(メチルスルホニルアミノ)プロピル又は4−(メチルスルホニルアミノ)ブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cシクロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−S(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、(シクロプロピルスルホニルアミノ)メチル、(シクロブチルスルホニルアミノ)メチル、(シクロペンチルスルホニルアミノ)メチル又は(シクロヘキシルスルホニルアミノ)メチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルスルホニルアミノ)エチル、2−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)エチル、3−(ジフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピル、3−(トリフルオロメチルスルホニルアミノ)プロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(フェニル)−S(=O)−NH−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、(フェニルスルホニルアミノ)メチル、(2−メチルフェニルスルホニルアミノ)メチル、(2,3−ジメチルフェニルスルホニルアミノ)メチル、1−(フェニルスルホニルアミノ)エチル、2−(フェニルスルホニルアミノ)エチル、3−(フェニルスルホニルアミノ)プロピル又は4−(フェニルスルホニルアミノ)ブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノメチル、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メチルアミノメチル、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−エチルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−エチルアミノメチル又はN−ノナフルオロブチルスルホニル−N−エチルアミノメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキニル)−基で置換された基を示し、例えば、[N−ジフルオロメチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]メチル、[N−トリフルオロメチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]メチル、[N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]メチル、2−[N−ジフルオロメチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]エチル、2−[N−トリフルオロメチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]エチル又は2−[N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−(2−プロピニル)アミノ]エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(シアノC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(シアノC〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−シアノメチルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−シアノメチルアミノメチル、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−シアノメチルアミノメチル、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−シアノメチルアミノ)エチル、2−(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−シアノメチルアミノ)エチル又は2−(N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−シアノメチルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノメチル、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノメチル、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノ)エチル、2−(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノ)メチル又は2−(N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メトキシメチルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキルカルボニル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−アセチルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−アセチルアミノメチル、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−アセチルアミノメチル、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−アセチルアミノ)エチル、(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−アセチルアミノ)エチル又は2−(N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−アセチルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノC〜Cアルキル基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルコキシカルボニル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノメチル、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノメチル、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノメチル、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノ)メチル、2−(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノ)エチル又は2−(N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メトキシカルボニルアミノ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヒドロキシカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるHO−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、ヒドロキシカルボニルメチル、1−(ヒドロキシカルボニル)エチル、3−(ヒドロキシカルボニル)プロピル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−C(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニルメチル、n−プロポキシカルボニルメチル、イソプロポキシカルボニルメチル、tert−ブトキシカルボニルメチル、1−(メトキシカルボニル)エチル、2−(メトキシカルボニル)エチル、1−(エトキシカルボニル)エチル、2−(エトキシカルボニル)エチル、1−(メトキシカルボニル)−1−メチルエチル、1−(エトキシカルボニル)−1−メチルエチル、又は2−(tert−ブトキシカルボニル)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ヒドロキシC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(ヒドロキシ)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、1−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシブチル又は4−ヒドロキシブチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「トリ(C〜Cアルキル)シリルオキシC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)Si−O−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、トリメチルシリルオキシメチル、トリエチルシリルオキシメチル、トリ(n−プロピル)シリルオキシメチル、トリ(i−プロピル)シリルオキシメチル、2−(トリメチルシリルオキシ)エチル、2−(トリエチルシリルオキシ)エチル、2−[トリ(n−プロピル)シリルオキシ]エチル又は2−[トリ(i−プロピル)シリルオキシ]エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメトキシ)エチル、2−(トリフルオロメトキシ)エチル、2−(2,2−ジフルオロエトキシ)エチル又は2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルコキシC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜C10ハロアルコキシ)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチルオキシメチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチルオキシメチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチルオキシメチル、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチルオキシメチル、パーフルオロヘプチルオキシメチル、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エトキシメチル、1H,1H−パーフルオロオクチルオキシメチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルオキシメチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチルオキシメチル、6−(パーフルオロヘキシル)エトキシメチル、1H,1H,8H−パーフルオロオクチルオキシメチル、パーフルオロオクチルオキシメチル、1H,1H−パーフルオロノニルオキシメチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニルオキシメチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニルオキシメチル、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシルオキシメチル、1H,1H,9H−パーフルオロノニルオキシメチル、パーフルオロノニルオキシメチル、1H,1H−パーフルオロデシルオキシメチル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルオキシメチル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシルオキシメチル、6−(パーフルオロブチル)ヘキシルオキシメチル、1H,1H,9H−パーフルオロデシルオキシメチル、パーフルオロデシルオキシメチル、1−(1H,1H−パーフルオロヘプチルオキシ)エチル又は2−(1H,1H−パーフルオロヘプチルオキシ)エチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルチオC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルチオ)エチル、2−(トリフルオロメチルチオ)エチル、2−(2,2−ジフルオロエチルチオ)エチル、2−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)エチル、2−(3,3−ジフルオロプロピルチオ)エチル、2−(3,3,3−トリフルオロエチルチオ)エチル、3−(ジフルオロメチルチオ)プロピル、3−(トリフルオロメチルチオ)プロピル、3−(2,2−ジフルオロエチルチオ)プロピル、3−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)プロピル、3−(3,3−ジフルオロプロピルチオ)プロピル、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)プロピル、4−(トリフルオロメチルチオ)ブチル又は5−(トリフルオロメチルチオ)ペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルスルフィニル)エチル、2−(トリフルオロメチルスルフィニル)エチル、2−(2,2−ジフルオロエチルスルフィニル)エチル、2−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)エチル、2−(3,3−ジフルオロプロピルスルフィニル)エチル、2−(3,3,3−トリフルオロエチルスルフィニル)エチル、3−(ジフルオロメチルスルフィニル)プロピル、3−(トリフルオロメチルスルフィニル)プロピル、3−(2,2−ジフルオロエチルスルフィニル)プロピル、3−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)プロピル、3−(3,3−ジフルオロプロピルスルフィニル)プロピル、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)プロピル、4−(トリフルオロメチルスルフィニル)ブチル又は5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルスルホニル)エチル、2−(トリフルオロメチルスルホニル)エチル、2−(2,2−ジフルオロエチルスルホニル)エチル、2−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル)エチル、2−(3,3−ジフルオロプロピルスルホニル)エチル、2−(3,3,3−トリフルオロエチルスルホニル)エチル、3−(ジフルオロメチルスルホニル)プロピル、3−(トリフルオロメチルスルホニル)プロピル、3−(2,2−ジフルオロエチルスルホニル)プロピル、3−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル)プロピル、3−(3,3−ジフルオロプロピルスルホニル)プロピル、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)プロピル、4−(トリフルオロメチルスルホニル)ブチル又は5−(トリフルオロメチルスルホニル)ペンチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルカルボニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−C(=O)−O−基を示し、例えば、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、2−メチルプロピオニルオキシ、2,2−ジメチルプロピオニルオキシ、ブタノイルオキシ、2−メチルブタノイルオキシ、3−メチルブタノイルオキシ、2−エチルブタノイルオキシ、2,2−ジメチルブタノイルオキシ、2,3−ジメチルブタノイルオキシ、3,3−ジメチルブタノイルオキシ、ペンタノイルオキシ、2−メチルペンタノイルオキシ、3−メチルペンタノイルオキシ、4−メチルペンタノイルオキシ又はヘキサノイルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−C(=O)−O−基を示し、例えば、クロロアセチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、ジフルオロアセチルオキシ又はトリフルオロアセチルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルスルホニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−O−基を示し、例えば、メチルスルホニルオキシ、エチルスルホニルオキシ、n−プロピルスルホニルオキシ、イソプロピルスルホニルオキシ、n−ブチルスルホニルオキシ、イソブチルスルホニルオキシ、sec−ブチルスルホニルオキシ又はtert−ブチルスルホニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−O−基を示し、例えば、ジフルオロメチルスルホニルオキシ、トリフルオロメチルスルホニルオキシ、トリクロロメチルスルホニルオキシ、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニルオキシ、ペンタフルオロエチルスルホニルオキシ、3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニルオキシ、ヘプタフルオロプロピルスルホニルオキシ又はヘプタフルオロ−2−プロピルスルホニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、(フェニル)−S(=O)−O−基を示し、例えば、フェニルスルホニルオキシ、2−メチルフェニルスルホニルオキシ又は2,3−ジメチルフェニルスルホニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えばシクロプロピルメトキシ、シクロブチルメトキシ、シクロペンチルメトキシ、2−シクロプロピルエトキシ、2−シクロブチルエトキシ、2−シクロペンチルエトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロシクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、2,2−ジフルオロシクロプロピルメトキシ、2,2−ジクロロシクロプロピルメトキシ、1−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)エトキシ、1−(2,2−ジクロロシクロプロピル)エトキシ、2−(2,2−ジクロロシクロプロピル)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)プロポキシ、3,3−ジフルオロシクロブチルメトキシ、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチルメトキシ、2−(2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチル)エトキシ、2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)エトキシ、2−(3,3−ジフルオロシクロブチル)プロポキシ、3,3−ジフルオロシクロペンチルメトキシ又は2−(3,3−ジフルオロシクロペンチル)プロポキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えばメトキシメトキシ、エトキシメトキシ、n−プロポキシメトキシ、イソプロポキシメトキシ、tert−ブトキシメトキシ、1−メトキシエトキシ、1−メトキシ−1−メチルエトキシ、2−メトキシエトキシ、1−エトキシエトキシ、2−エトキシエトキシ、2−イソプロポキシエトキシ、3−メトキシプロポキシ、2−メトキシプロポキシ、3−エトキシプロポキシ、4−メトキシブトキシ又は4−エトキシブトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びアルコキシ部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメトキシ)エトキシ、2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロエトキシ)エトキシ又は2−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)エトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cハロアルキル)−O−基を示し、例えば、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エトキシ、1,1,2−トリフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エトキシ又は1,1,2−トリフルオロ−2−(ヘプタフルオロプロポキシ)エトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキニル部分が上記の意味である(C〜Cアルキニル)−O−基を示し、例えば2−プロピニルオキシ、1−メチル−2−プロピニルオキシ、1−エチル−2−プロピニルオキシ、2−ブチニルオキシ、3−ブチニルオキシ、1−メチル−2−ブチニルオキシ、2−ペンチニルオキシ、4−ペンチニルオキシ又は4,4−ジメチル−2−ペンチニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルケニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C〜Cアルケニル)−O−基を示し、例えば2−プロペニルオキシ、1−メチル−2−プロペニルオキシ、2−メチル−2−プロペニルオキシ、2−ブテニルオキシ、3−ブテニルオキシ、3−メチル−2−ブテニルオキシ、4−メチル−3−ブテニルオキシ、4−ペンテニルオキシ又は5−ヘキセニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルケニルオキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルケニル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルケニル)−O−基を示し、例えば3−クロロ−2−プロペニルオキシ、3,3−ジフルオロ−2−アリルオキシ、3,3−ジクロロ−2−アリルオキシ、2,3,3−トリフルオロ−2−アリルオキシ、4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニルオキシ、5−クロロ−3−ペンテニルオキシ又は6−フルオロ−2−ヘキセニルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、メチルチオメトキシ、エチルチオメトキシ、n−プロピルチオメトキシ、イソプロピルチオメトキシ、1−(メチルチオ)エトキシ、2−(メチルチオ)エトキシ、2−(エチルチオ)エトキシ、1−(n−プロピルチオ)エトキシ、2−(n−プロピルチオ)エトキシ、1−(イソプロピルチオ)エトキシ、2−(イソプロピルチオ)エトキシ、1−(メチルチオ)プロポキシ、2−(メチルチオ)プロポキシ、3−(メチルチオ)プロポキシ、1−(エチルチオ)プロポキシ、2−(エチルチオ)プロポキシ、3−(エチルチオ)プロポキシ、1−(n−プロピルチオ)プロポキシ、2−(n−プロピルチオ)プロポキシ、3−(n−プロピルチオ)プロポキシ、1−(メチルチオ)ブトキシ、2−(メチルチオ)ブトキシ、3−(メチルチオ)ブトキシ、4−(メチルチオ)ブトキシ、1−(メチルチオ)ペンチルオキシ、2−(メチルチオ)ペンチルオキシ、3−(メチルチオ)ペンチルオキシ、4−(メチルチオ)ペンチルオキシ、5−(メチルチオ)ペンチルオキシ、2−(n−ブチルチオ)エトキシ、2−(イソブチルチオ)エトキシ、2−(sec−ブチルチオ)エトキシ、2−(tert−ブチルチオ)エトキシ、ペンチルチオメトキシ又はヘキシルチオメトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、メチルスルフィニルメトキシ、エチルスルフィニルメトキシ、n−プロピルスルフィニルメトキシ、イソプロピルスルフィニルメトキシ、1−(メチルスルフィニル)エトキシ、2−(メチルスルフィニル)エトキシ、2−(エチルスルフィニル)エトキシ、1−(n−プロピルスルフィニル)エトキシ、2−(n−プロピルスルフィニル)エトキシ、1−(イソプロピルスルフィニル)エトキシ、2−(イソプロピルスルフィニル)エトキシ、1−(メチルスルフィニル)プロポキシ、2−(メチルスルフィニル)プロポキシ、3−(メチルスルフィニル)プロポキシ、1−(エチルスルフィニル)プロポキシ、2−(エチルスルフィニル)プロポキシ、3−(エチルスルフィニル)プロポキシ、1−(n−プロピルスルフィニル)プロポキシ、2−(n−プロピルスルフィニル)プロポキシ、3−(n−プロピルスルフィニル)プロポキシ、1−(メチルスルフィニル)ブトキシ、2−(メチルスルフィニル)ブトキシ、3−(メチルスルフィニル)ブトキシ、4−(メチルスルフィニル)ブトキシ、1−(メチルスルフィニル)ペンチルオキシ、2−(メチルスルフィニル)ペンチルオキシ、3−(メチルスルフィニル)ペンチルオキシ、4−(メチルスルフィニル)ペンチルオキシ、5−(メチルスルフィニル)ペンチルオキシ、2−(n−ブチルスルフィニル)エトキシ、2−(イソブチルスルフィニル)エトキシ、2−(sec−ブチルスルフィニル)エトキシ、2−(tert−ブチルスルフィニル)エトキシ、ペンチルスルフィニルメトキシ又はヘキシルスルフィニルメトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、メチルスルホニルメトキシ、エチルスルホニルメトキシ、n−プロピルスルホニルメトキシ、イソプロピルスルホニルメトキシ、1−(メチルスルホニル)エトキシ、2−(メチルスルホニル)エトキシ、2−(エチルスルホニル)エトキシ、1−(n−プロピルスルホニル)エトキシ、2−(n−プロピルスルホニル)エトキシ、1−(イソプロピルスルホニル)エトキシ、2−(イソプロピルスルホニル)エトキシ、1−(メチルスルホニル)プロポキシ、2−(メチルスルホニル)プロポキシ、3−(メチルスルホニル)プロポキシ、1−(エチルスルホニル)プロポキシ、2−(エチルスルホニル)プロポキシ、3−(エチルスルホニル)プロポキシ、1−(n−プロピルスルホニル)プロポキシ、2−(n−プロピルスルホニル)プロポキシ、3−(n−プロピルスルホニル)プロポキシ、1−(メチルスルホニル)ブトキシ、2−(メチルスルホニル)ブトキシ、3−(メチルスルホニル)ブトキシ、4−(メチルスルホニル)ブトキシ、1−(メチルスルホニル)ペンチルオキシ、2−(メチルスルホニル)ペンチルオキシ、3−(メチルスルホニル)ペンチルオキシ、4−(メチルスルホニル)ペンチルオキシ、5−(メチルスルホニル)ペンチルオキシ、2−(n−ブチルスルホニル)エトキシ、2−(イソブチルスルホニル)エトキシ、2−(sec−ブチルスルホニル)エトキシ、2−(tert−ブチルスルホニル)エトキシ、ペンチルスルホニルメトキシ又はヘキシルスルホニルメトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルチオ)エトキシ、2−(トリフルオロメチルチオ)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロエチルチオ)エトキシ、2−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)エトキシ、2−(3,3−ジフルオロプロピルチオ)エトキシ、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)エトキシ、3−(ジフルオロメチルチオ)プロポキシ、3−(トリフルオロメチルチオ)プロポキシ、3−(2,2−ジフルオロエチルチオ)プロポキシ、3−(2,2,2−トリフルオロエチルチオ)プロポキシ、3−(3,3−ジフルオロプロピルチオ)プロポキシ、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルチオ)プロポキシ、4−(トリフルオロメチルチオ)ブトキシ又は5−(トリフルオロメチルチオ)ペンチルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルスルフィニル)エトキシ、2−(トリフルオロメチルスルフィニル)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロエチルスルフィニル)エトキシ、2−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)エトキシ、2−(3,3−ジフルオロプロピルスルフィニル)エトキシ、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)エトキシ、3−(ジフルオロメチルスルフィニル)プロポキシ、3−(トリフルオロメチルスルフィニル)プロポキシ、3−(2,2−ジフルオロエチルスルフィニル)プロポキシ、3−(2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル)プロポキシ、3−(3,3−ジフルオロプロピルスルフィニル)プロポキシ、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル)プロポキシ、4−(トリフルオロメチルスルフィニル)ブトキシ又は5−(トリフルオロメチルスルフィニル)ペンチルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、2−(ジフルオロメチルスルホニル)エトキシ、2−(トリフルオロメチルスルホニル)エトキシ、2−(2,2−ジフルオロエチルスルホニル)エトキシ、2−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル)エトキシ、2−(3,3−ジフルオロプロピルスルホニル)エトキシ、2−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)エトキシ、3−(ジフルオロメチルスルホニル)プロポキシ、3−(トリフルオロメチルスルホニル)プロポキシ、3−(2,2−ジフルオロエチルスルホニル)プロポキシ、3−(2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル)プロポキシ、3−(3,3−ジフルオロプロピルスルホニル)プロポキシ、3−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)プロポキシ、4−(トリフルオロメチルスルホニル)ブトキシ又は5−(トリフルオロメチルスルホニル)ペンチルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、上記の(アミノC〜Cアルキル)−O−基のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、2−(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ)エトキシ、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ)エトキシ、2−(N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ)−2−メチルエトキシ又は、2−(N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ)−2−メチルエトキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えばシアノメトキシ、1−シアノエトキシ、2−シアノエトキシ、3−シアノプロポキシ、1−シアノブトキシ、4−シアノブトキシ、5−シアノペンチルオキシ又は6−シアノヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるフェニル−(C〜Cアルキル)−O−基を示し、例えば、ベンジルオキシ、2−メチルベンジルオキシ、2,3−ジメチルベンジル、1−フェニルエトキシ、2−フェニルエトキシ、3−フェニルプロポキシ、4−フェニルブトキシ、5−フェニルペンチルオキシ又は6−フェニルヘキシルオキシ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S−基を示し、例えば、メチルチオ、エチルチオ、n−プロピルチオ、イソプロピルチオ、n−ブチルチオ、イソブチルチオ、sec−ブチルチオ又はtert−ブチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、n−プロピルスルフィニル、イソプロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、イソブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニル又はtert−ブチルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−S−基を示し、例えばシクロプロピルチオ、シクロブチルチオ、シクロペンチルチオ又はシクロへキシルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えばシクロプロピルスルフィニル、シクロブチルスルフィニル、シクロペンチルスルフィニル又はシクロへキシルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cシクロアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えばシクロプロピルスルホニル、シクロブチルスルホニル、シクロペンチルスルホニル又はシクロへキシルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cアルキル)−S−基を示し、例えばシアノメチルチオ、1−シアノエチルチオ、2−シアノエチルチオ、3−シアノプロピルチオ、1−シアノブチルチオ、4−シアノブチルチオ、5−シアノペンチルチオ又は6−シアノヘキシルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えばシアノメチルスルフィニル、1−シアノエチルスルフィニル、2−シアノエチルスルフィニル、3−シアノプロピルスルフィニル、1−シアノブチルスルフィニル、4−シアノブチルスルフィニル、5−シアノペンチルスルフィニル又は6−シアノヘキシルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「シアノC〜Cアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(シアノ)−(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、シアノメチルスルホニル、1−シアノエチルスルホニル、2−シアノエチルスルホニル、3−シアノプロピルスルホニル、1−シアノブチルスルホニル、4−シアノブチルスルホニル、5−シアノペンチルスルホニル又は6−シアノヘキシルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルケニルチオ基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C〜Cアルケニル)−S−基を示し、例えば、2−プロペニルチオ、2−ブテニルチオ、3−ブテニルチオ、2−ペンテニルチオ、3−ペンテニルチオ、4−ペンテニルチオ、2−メチル−2−ブテニルチオ、2,4−ペンタジエニルチオ、2−へキセニルチオ、3−ヘキセニルチオ、4−ヘキセニルチオ、5−ヘキセニルチオ又は2,4−ヘキサジエニルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルケニルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C〜Cアルケニル)−S(=O)−基を示し、例えば、2−プロペニルスルフィニル、2−ブテニルスルフィニル、3−ブテニルスルフィニル、2−ペンテニルスルフィニル、3−ペンテニルスルフィニル、4−ペンテニルスルフィニル、2−メチル−2−ブテニルスルフィニル、2,4−ペンタジエニルスルフィニル、2−へキセニルスルフィニル、3−ヘキセニルスルフィニル、4−ヘキセニルスルフィニル、5−ヘキセニルスルフィニル又は2,4−ヘキサジエニルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルケニルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルケニル部分が上記の意味である(C〜Cアルケニル)−S(=O)−基を示し、例えば、2−プロペニルスルホニル、2−ブテニルスルホニル、3−ブテニルスルホニル、2−ペンテニルスルホニル、3−ペンテニルスルホニル、4−ペンテニルスルホニル、2−メチル−2−ブテニルスルホニル、2,4−ペンタジエニルスルホニル、2−へキセニルスルホニル、3−ヘキセニルスルホニル、4−ヘキセニルスルホニル、5−ヘキセニルスルホニル又は2,4−ヘキサジエニルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキニルチオ基」とは、特に限定しない限り、アルキニル部分が上記の意味である(C〜Cアルキニル)−S−基を示し、例えば、プロパルギルチオ、1−ブチン−3−イルチオ、3−メチル−1−ブチン−3−イルチオ、2−ブチニルチオ、3−ブチニルチオ、2−ペンチニルチオ、3−ペンチニルチオ、4−ペンチニルチオ又は5−ヘキシニルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキニルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、アルキニル部分が上記の意味である(C〜Cアルキニル)−S(=O)−基を示し、例えば、プロパルギルスルフィニル、1−ブチン−3−イルスルフィニル、3−メチル−1−ブチン−3−イルスルフィニル、2−ブチニルスルフィニル、3−ブチニルスルフィニル、2−ペンチニルスルフィニル、3−ペンチニルスルフィニル、4−ペンチニルスルフィニル又は5−ヘキシニルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cアルキニルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、アルキニル部分が上記の意味である(C〜Cアルキニル)−S(=O)−基を示し、例えば、プロパルギルスルホニル、1−ブチン−3−イルスルホニル、3−メチル−1−ブチン−3−イルスルホニル、2−ブチニルスルホニル、3−ブチニルスルホニル、2−ペンチニルスルホニル、3−ペンチニルスルホニル、4−ペンチニルスルホニル又は5−ヘキシニルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−S−基を示し、例えば、シクロプロピルメチルチオ、シクロブチルメチルチオ、シクロペンチルメチルチオ、2−シクロプロピルエチルチオ、2−シクロブチルエチルチオ又は2−シクロペンチルエチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、シクロプロピルメチルスルフィニル、シクロブチルメチルスルフィニル、シクロペンチルメチルスルフィニル、2−シクロプロピルエチルスルフィニル、2−シクロブチルエチルスルフィニル又は2−シクロペンチルエチルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、シクロアルキル部分及びアルキル部分が上記の意味である(C〜Cシクロアルキル)−(C〜Cアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、シクロプロピルメチルスルホニル、シクロブチルメチルスルホニル、シクロペンチルメチルスルホニル、2−シクロプロピルエチルスルホニル、2−シクロブチルエチルスルホニル又は2−シクロペンチルエチルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S−基を示し、例えば、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、3,3,3−トリフルオロプロピルチオ、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルチオ、ヘプタフルオロプロピルチオ、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン−2−イルチオ、ヘプタフルオロプロパン−2−イルチオ又は4,4,4−トリフルオロブチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜C10ハロアルキル)−S−基を示し、例えば前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチルチオ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチルチオ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチルチオ、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチルチオ、パーフルオロヘプチルチオ、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エチルチオ、1H,1H−パーフルオロオクチルチオ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルチオ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチルチオ、6−(パーフルオロヘキシル)エチルチオ、1H,1H,8H−パーフルオロオクチルチオ、パーフルオロオクチルチオ、1H,1H−パーフルオロノニルチオ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニルチオ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニルチオ、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシルチオ、1H,1H,9H−パーフルオロノニルチオ、パーフルオロノニルチオ、1H,1H−パーフルオロデシルチオ、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルチオ、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシルチオ、6−(パーフルオロブチル)ヘキシルチオ、1H,1H,9H−パーフルオロデシルチオ又はパーフルオロデシルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、ジフルオロメチルスルフィニル、トリフルオロメチルスルフィニル、トリクロロメチルスルフィニル、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル、2,2,2−トリクロロエチルスルフィニル、ペンタフルオロエチルスルフィニル、3,3,3−トリフルオロプロピルスルフィニル、ヘプタフルオロプロピルスルフィニル又はヘプタフルオロ−2−プロピルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜C10ハロアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜C10ハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば前記例示に加え、1H,1H−パーフルオロヘプチルスルフィニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロヘプチルスルフィニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロヘプチルスルフィニル、1H,1H,7H−パーフルオロヘプチルスルフィニル、パーフルオロヘプチルスルフィニル、2−(パーフルオロ−3−メチルブチル)エチルスルフィニル、1H,1H−パーフルオロオクチルスルフィニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロオクチルスルフィニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロオクチルスルフィニル、6−(パーフルオロヘキシル)エチルスルフィニル、1H,1H,8H−パーフルオロオクチルスルフィニル、パーフルオロオクチルスルフィニル、1H,1H−パーフルオロノニルスルフィニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロノニルスルフィニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロノニルスルフィニル、6−(パーフルオロ−1−メチルエチル)ヘキシルスルフィニル、1H,1H,9H−パーフルオロノニルスルフィニル、パーフルオロノニルスルフィニル、1H,1H−パーフルオロデシルスルフィニル、1H,1H,2H,2H−パーフルオロデシルスルフィニル、1H,1H,2H,2H,3H,3H−パーフルオロデシルスルフィニル、6−(パーフルオロブチル)ヘキシルスルフィニル、1H,1H,9H−パーフルオロデシルスルフィニル又はパーフルオロデシルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cハロアルキル)−S−基を示し、例えば、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エチルチオ、1,1,2−トリフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エチルチオ又は1,1,2−トリフルオロ−2−(ヘプタフルオロプロポキシ)エチルチオ等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エチルスルフィニル、1,1,2−トリフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エチルスルフィニル又は1,1,2−トリフルオロ−2−(ヘプタフルオロプロポキシ)エチルスルフィニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分及びハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基を示し、例えば、1,1,2−トリフルオロ−2−(トリフルオロメトキシ)エチルスルホニル、1,1,2−トリフルオロ−2−(ペンタフルオロエトキシ)エチルスルホニル又は1,1,2−トリフルオロ−2−(ヘプタフルオロプロポキシ)エチルスルホニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−NH−基を示し、例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノ又はイソプロピルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「ジ(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−N−基を示し、2個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ又はN−エチル−N−メチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−NH−基を示し、例えば、フルオロメチルアミノ、ジフルオロメチルアミノ、トリフルオロメチルアミノ、クロロメチルアミノ、ジクロロメチルアミノ、トリクロロメチルアミノ、ブロモメチルアミノ、ジブロモメチルアミノ、トリブロモメチルアミノ、ヨードメチルアミノ、クロロジフルオロメチルアミノ、ジクロロフルオロメチルアミノ、1−フルオロエチルアミノ、2−フルオロエチルアミノ、1,1−ジフルオロエチルアミノ、2,2−ジフルオロエチルアミノ、2,2,2−トリフルオロエチルアミノ、1,1,2,2−テトラフルオロエチルアミノ、ペンタフルオロエチルアミノ、1−クロロエチルアミノ、2−クロロエチルアミノ、1,1−ジクロロエチルアミノ、2,2−ジクロロエチルアミノ、2,2,2−トリクロロエチルアミノ、1,1,2,2−テトラクロロエチルアミノ、ペンタクロロエチルアミノ、1−ブロモエチルアミノ、2−ブロモエチルアミノ、2,2,2−トリブロモエチルアミノ、1−ヨードエチルアミノ、2−ヨードエチルアミノ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチルアミノ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルアミノ、2−トリクロロエチルアミノ、1−フルオロプロピルアミノ、2−フルオロプロピルアミノ、3−フルオロプロピルアミノ、1,1−ジフルオロプロピルアミノ、2,2−ジフルオロプロピルアミノ、3,3−ジフルオロプロピルアミノ、3,3,3−トリフルオロプロピルアミノ、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアミノ、ヘプタフルオロプロピルアミノ、1−クロロプロピルアミノ、2−クロロプロピルアミノ、3−クロロプロピルアミノ、1,1−ジクロロプロピルアミノ、2,2−ジクロロプロピルアミノ、3,3−ジクロロプロピルアミノ、3,3,3−トリクロロプロピルアミノ、2,2,3,3,3−ペンタクロロプロピルアミノ、ヘプタクロロプロピルアミノ、1−フルオロブチルアミノ、2−フルオロブチルアミノ、3−フルオロブチルアミノ、4−フルオロブチルアミノ、4,4−ジフルオロブチルアミノ、4,4,4−トリフルオロブチルアミノ、3,3,4,4,4−ペンタフルオロブチルアミノ、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチルアミノ又はノナフルオロブチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−S(=O)−NH−基を示し、例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、イソプロピルスルホニルアミノ、n−プロピルスルホニルアミノ又はn−ブチルスルホニルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−NH−基を示し、例えば、ジフルオロメチルスルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミノ又はペンタフルオロエチルスルホニルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−メチルスルホニル−N−メチルアミノ、N−メチルスルホニル−N−エチルアミノ、N−エチルスルホニル−N−メチルアミノ、N−エチルスルホニル−N−エチルアミノ、N−イソプロピルスルホニル−N−メチルアミノ、N−イソプロピルスルホニル−N−エチルアミノ、N−イソプロピルスルホニル−N−メチルアミノ、N−イソプロピルスルホニル−N−エチルアミノ、N−(n−プロピルスルホニル)−N−メチルアミノ、N−(n−プロピルスルホニル)−N−エチルアミノ、N−(n−ブチルスルホニル)−N−メチルアミノ又はN−(n−ブチルスルホニル)−N−エチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、上記のアミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−S(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−メチルアミノ、N−ノナフルオロブチルスルホニル−N−メチルアミノ、N−ジフルオロメチルスルホニル−N−エチルアミノ、N−トリフルオロメチルスルホニル−N−エチルアミノ又はN−ノナフルオロブチルスルホニル−N−エチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルコキシ部分が上記の意味である(C〜Cアルコキシ)−C(=O)−NH−基を示し、例えば、メトキシカルボニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、n−プロポキシカルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノ又はtert−ブトキシカルボニルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)−C(=O)−NH−基を示し、例えば、アセチルアミノ、n−プロパノイルアミノ、イソプロパノイルアミノ又はブチリルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cアルキル)−C(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−アセチル−N−メチルアミノ、N−アセチル−N−エチルアミノ、N−(n−プロパノイル)−N−メチルアミノ、N−(n−プロパノイル)−N−エチルアミノ、N−イソプロパノイル−N−メチルアミノ又はN−ブチリル−N−メチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−C(=O)−NH−基を示し、例えば、クロロアセチルアミノ、ジクロロアセチルアミノ、ジフルオロアセチルアミノ又はトリフルオロアセチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「N−(C〜Cハロアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基」とは、特に限定しない限り、アミノ基の2つの水素原子がそれぞれ(C〜Cハロアルキル)−C(=O)−基及び(C〜Cアルキル)−基で置換された基を示し、例えば、N−クロロアセチル−N−メチルアミノ、N−ジクロロアセチル−N−メチルアミノ、N−ジフルオロアセチル−N−メチルアミノ、N−トリフルオロアセチル−N−メチルアミノ、N−ノナフルオロブチルカルボニル−N−メチルアミノ、N−クロロアセチル−N−エチルアミノ、N−ジクロロアセチル−N−エチルアミノ、N−ジフルオロアセチル−N−エチルアミノ、N−トリフルオロアセチル−N−エチルアミノ又はN−ノナフルオロブチルカルボニル−N−エチルアミノ等の基を挙げることができる。
本発明において、「無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基」とは、特に限定しない限り、例えば、フェニル、2−フルオロフェニル、3−フルオロフェニル、又は4−フルオロフェニル等の基を挙げることができる。
本発明において、「ピリジルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるピリジル−(C〜Cアルキル)基を示し、例えば、2−ピリジルメチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルキル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味であるフェニル−(C〜Cアルキル)基を示し、例えば、ベンジル、2−メチルベンジル、2,3−ジメチルベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル又は6−フェニルヘキシル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルキルカルボニル基」とは、特に限定しない限り、特に限定しない限り、ハロアルキル部分が上記の意味である(C〜Cハロアルキル)−C(=O)−基を示し、例えば、クロロアセチル、ジクロロアセチル、ジフルオロアセチル又はトリフルオロアセチル等の基を挙げることができる。
本発明において、「トリ(C〜Cアルキル)シリル基」とは、特に限定しない限り、アルキル部分が上記の意味である(C〜Cアルキル)Si−基を示し、3個のアルキル基は互いに異なっていてもよく、例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、トリ(n−プロピル)シリル、トリ(i−プロピル)シリル、tert−ブチルジメチルシリル又はエチルジメチルシリル等の基を挙げることができる。
本発明において、「C〜Cハロアルコキシカルボニル基」とは、特に限定しない限り、ハロアルコキシ部分が上記の意味である(C〜Cハロアルコキシ)−C(=O)−基を示し、例えば、トリフルオロメトキシカルボニル又は2,2,2−トリフルオロエトキシカルボニル等の基を挙げることができる。
本発明において、農業上許容される塩又は塩とは、一般式[I]又は[II]で表される本発明化合物において、水酸基、カルボキシル基若しくはアミノ基等がその構造中に存在する場合又はピリジン環の窒素原子に、これらと金属若しくは有機塩基との塩又は鉱酸若しくは有機酸との塩であり、金属としてはナトリウム若しくはカリウム等のアルカリ金属或いはマグネシウム若しくはカルシウム等のアルカリ土類金属を挙げることができ、有機塩基としてはトリエチルアミン若しくはジイソプロピルアミン等を挙げることができ、鉱酸としてはりん酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、ほう酸、若しくは硫酸等を挙げることができ、又、有機酸としては、ギ酸、酢酸、乳酸、アスコルビン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、シュウ酸、クエン酸、安息香酸、サリチル酸、酒石酸、メタンスルホン酸、4−トルエンスルホン酸若しくはトリフルオロメタンスルホン酸等を挙げることができる。
次に、一般式[I]で表される本発明の3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体に包含される化合物の代表的な化合物例を表1から表40に、一般式[II]で表される本発明の3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸誘導体に包含される化合物の代表的な化合物例を表41から表100に示す。しかしながら、本発明の誘導体に包含される化合物は、これらに限定されるものではない。又、表中の化合物番号は以後の記載において参照される。
尚、本発明の3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又は3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸誘導体に包含される化合物には、置換基の種類によってはE−体及びZ−体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含する。又、本発明に包含される化合物は、1個又は2個以上の不斉炭素原子及び不斉硫黄原子の存在に起因する光学異性体が存在する場合があるが、本発明は全ての光学活性体、ラセミ体又はジアステレオマーを包含する。
本明細書における表中の次の表記は、例えば下記の通りそれぞれ該当する基を表す。
Me :メチル;
Et :エチル;
Pr :n−プロピル;
n−Pr :n−プロピル;
i−Pr :イソプロピル又はiso−プロピル;
t−Bu :tert−ブチル;
n−Bu :n−ブチル
i−Bu :イソブチル又はiso−ブチル;
s−Bu :sec−ブチル;
n−Pen :n−ペンチル;
n−Hex :n−ヘキシル;
c−Pr :シクロプロピル;
c−Bu :シクロブチル;
c−Pen :シクロペンチル;
c−Hex :シクロヘキシル;
CHF :ジフルオロメチル;
CF :トリフルオロメチル;
[(2,2−F)c−Pr]:2,2−ジフルオロシクロプロピル;
Ph :フェニル;
2−Py :2−ピリジル;
Ph(4−Me):4−メチルフェニル;
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一方、一般式[I]又は一般式[II]で表される本発明の化合物は、以下に示す製造法に従って製造することができるが、これらの方法に限定されるものではない。尚、以下、例えば「一般式[I−1]で表される化合物」、「式[I−1]で表される化合物」及び「化合物[I−1]」は同意とする。
<製造方法1>
本発明の化合物のうち、一般式[I−1]で表される化合物は、例えば、一般式[A−1]で表される化合物を用いて下記に例示する反応式からなる方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R、R及びRは前記と同じ意味を示し、Lはハロゲン原子、基OC(=O)OR10、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基又はp−トルエンスルホニルオキシ基を示し、R10はC〜Cアルキル基を示す。)
即ち、一般式[I−1]で表される化合物は、(工程1)化合物[II−1]と化合物[A−1]とを、適当な縮合剤及び適当な塩基の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。さらに、一般式[I−1]で表される化合物は、(工程2−1)適当な溶媒中、適当な触媒の存在下又は非存在下、化合物[II−1]を酸ハロゲン化物又は混合酸無水物等の活性誘導体である化合物[III−1]とした後、(工程2−2)適当な溶媒中、適当な塩基の存在下又は非存在下、化合物[A−1]と反応させることにより製造することもできる。
(工程1)
本反応で使用する化合物[A−1]の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.3モルである。
本反応で使用できる縮合剤は、例えば、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩と1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとの混合物、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドと1−ヒドロキシベンゾトリアゾールとの混合物、N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミド、N,N’−ジイソプロピルカルボジイミド、N,N’−カルボニルジイミダゾール、4−(4,6−ジメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−4−メチルモルホリニウムクロリド、1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロりん酸、({[(1−シアノ−2−エトキシ−2−オキソエチリデン)アミノ]オキシ}−4−モルホリノメチレン)ジメチルアンモニウムヘキサフルオロりん酸塩、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロりん酸塩又はこれらの混合物等が挙げられる。尚、縮合剤の使用量は化合物[II−1]1モルに対して0.3〜5.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.3〜3.3モルである。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基は、例えばトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1〜3.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等;又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜80リットルである。
本反応は、必要に応じて触媒の存在下で行うことができ、触媒としては、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.001〜1モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.5モルである。
本反応の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜80℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常1分〜96時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−1]を単離することができる。単離した化合物[I−1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2−1)
化合物[II−1]を酸ハロゲン化物に変換するためには、塩化チオニル、塩化オキサリル又は塩化ホスホリル等を用いることができる。その他の活性誘導体に変換させる試薬として、クロロ炭酸イソブチル、メタンスルホニルクロリド、トリフルオロメタンスルホニルクロリド、p−トルエンスルホニルクロリド等を使用することができる。尚、活性誘導体に変換させる試薬の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.5〜30モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.5〜6.0モルである。
本反応で使用できる触媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.01〜1モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.1モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[II−1]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[III−1]を単離することができる。
(工程2−2)
本反応で使用する化合物[A−1]の使用量は、化合物[III−1]1モルに対して通常1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えばトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類;炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基類が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[III−1]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[III−1]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜50リットルである。
本反応は、必要に応じて触媒の存在下で行うことができ、触媒としては、臭化テトラブチルアンモニウム、塩化テトラブチルアンモニウム、15−クラウン−5、18−クラウン−6等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[III−1]1モルに対して0.001〜1モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.1モルである。
本反応の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜80℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常1分〜48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−1]を単離することができる。単離した化合物[I−1]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法2>
本発明の化合物のうち、一般式[I−4]で表される化合物は、例えば下記に例示する反応式からなる方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R及びR10は前記と同じ意味を示し、ZはOR10及びNRを示す。)
即ち、一般式[I−4]で表される本発明の化合物は、一般式[I−2]で表される化合物と適当な親電子試薬とを、適当な溶媒の存在下又は非存在下、適当な塩基の存在下又は非存在下、において反応させることにより製造することができる。また、一般式[I−4]で表される本発明の化合物は、一般式[I−3]で表される化合物と酸化剤とを、適当な溶媒中、適当な触媒の存在下又は非存在下おいて反応させることにより製造することもできる。
(工程1)
本反応で使用する親電子試薬は、ハロゲン化アルカン、ハロゲン化アシル、酸無水物、スルホニルハライド及びスルホン酸無水物等が挙げられる。
本反応で使用できるハロゲン化アルカンとしては、例えば、ヨードメタン、ヨードエタン、1−ヨードプロパン等が挙げられる。
本反応で使用できるハロゲン化アシルとしては、例えば、アセチルクロリド、プロピオニルクロリド、ジフルオロアセチルクロリド、トリフルオロアセチルクロリド、メチルクロロフォルマート、エチルクロロフォルマート、N,N− ジメチルカルバモイルクロリド等が挙げられる。
本反応で使用できる酸無水物としては、例えば無水酢酸、無水トリフルオロ酢酸、無水クロロジフルオロ酢酸等が挙げられる。
本反応で使用できるスルホニルハライドとしては、例えば、トリフルオロメタンスルホニルフルオリド、トリフルオロメタンスルホニルクロライド、ジフルオロメタンスルホニルクロライド等が挙げられる。
本反応で使用できるスルホン酸無水物としては、例えば、無水トリフルオロメタンスルホン酸等が挙げられる。
親電子試薬の使用量は、化合物[I−2]1モルに対して、1〜200モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜150モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルコールの金属塩類又はトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−2]1モルに対して0.01〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1〜3.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−2]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜50リットルである。
本反応の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜80℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから濃縮する又は析出した結晶をろ取する等の操作を行うことにより、化合物[I−4]を単離することができる。単離した化合物[I−4]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
本反応で使用できる酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過ヨウ素酸ナトリウム、オキソン(OXONE、イー・アイ・デュポン社商品名;ペルオキソ硫酸水素カリウム含有物)、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、次亜塩素酸tert−ブチル、次亜塩素酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、酸化剤の使用量は、化合物[I−3]1モルに対して0.8〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.8〜4.0モルである。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、タングステン酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[I−3]1モルに対して0.01〜1.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.1モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−3]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜15リットルである。
本反応の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−4]を単離することができる。単離した化合物[I−4]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法3>
本発明の化合物のうち、一般式[I−6]で表される化合物は、例えば一般式[I−5]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R及びZは前記と同じ意味を示し、Bは酸素原子及び硫黄原子を示し、Lはハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ基、トリフルオロメタンスルホニルオキシ基、ノナフルオロブタンスルホニルオキシ基、ベンゼンスルホニルオキシ基、p−トルエンスルホニルオキシ基、メタンスルホニル又はエタンスルホニル基を示し、R11はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cハロアルケニル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、、シアノC〜Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基及びC〜CハロシクロアルキルC〜Cアルキル基等を示し、R12はフッ素原子、C〜Cハロアルキル基及びC〜Cハロアルコキシ基を示す。)
即ち、一般式[I−6]で表される本発明の化合物は、(工程1)一般式[I−5]で表される化合物と化合物[A−2]又は化合物[A−3]とを、適当な塩基の存在下又は非存在下、適当なラジカル開始剤の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。また、一般式[I−6]で表される本発明の化合物は、(工程2)一般式[I−41]で表される化合物と化合物[A−22]とを、アゾジカルボン酸誘導体及びトリ置換ホスフィン存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することもできる。
(工程1)
化合物[A−2]を用いる場合、本反応で使用する化合物[A−2]の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して1〜100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.5モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルコールの金属塩類又はトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.0モルである。
本反応で使用できるラジカル開始剤は、例えば,亜硫酸、亜硫酸塩、ロンガリット(商品名、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレ−ト)等の亜硫酸付加物等が挙げられる。尚、ラジカル開始剤の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して0.01〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
化合物[A−3]を用いる場合、本反応で使用する化合物[A−3]の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して1〜100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.1〜10.0モルである。
本反応で使用できる化合物[A−3]としては、例えば、ヘキサフルオロプロペン、トリフルオロメトキシトリフルオロエチレン、ペンタフルオロエトキシトリフルオロエチレン、ヘプタフルオロプロポキシトリフルオロエチレン等が挙げられる。
溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類等が好ましい。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応で使用できる塩基としては、トリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が好ましく、同時に2種類の塩基を用いてもよい。尚、塩基の使用量は、化合物[I−5]1モルに対して0.01〜1000モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.1〜50モルである。
本反応の反応温度は、−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよいが、好ましくは0℃〜50℃の範囲である。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常5分〜48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−6]を単離することができる。単離した化合物[I−6]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
本反応で使用する化合物[A−22]の使用量は、化合物[I−41]1モルに対して1〜3モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜1.5モルである。
本反応で使用できるアゾジカルボン酸誘導体としては、例えば、アゾジカルボン酸ジエチル、アゾジカルボン酸ジイソプロピル、アゾジカルボン酸ビス(2−メトキシエチル)等が挙げられる。尚、アゾジカルボン酸誘導体の使用量は、化合物[I−41]1モルに対して1〜3モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜1.5モルである。
本反応で使用できるトリ置換ホスフィンとしては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリメチルホスフィン等が挙げられる。尚、トリ置換ホスフィンの使用量は、化合物[I−41]1モルに対して1.0〜3.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−41]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−6]を単離することができる。単離した化合物[I−6]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法4>
本発明の化合物のうち、一般式[I−8]で表される化合物は、例えば、一般式[I−7]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R及びZは前記と同じ意味を示し、R13はハロゲン原子又はホルミル基を示す。)
即ち、一般式[I−8]で表される本発明の化合物は、化合物[I−7]と適当なハロゲン化剤又は適当なホルミル化剤とを、適当なルイス酸触媒の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用するハロゲン化剤としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、N−ヨードコハク酸イミド、塩化スルフリル、一塩化ヨウ素、次亜塩素酸tert−ブチル、N−フルオロ−N’−(クロロメチル)−トリエチレンジアミンビス(テトラフルオロボレート)、1−フルオロ−2,6−ジクロロピリジニウムテトラフルオロボレート等が挙げられる。
本反応で使用するホルミル化剤としては、例えば、ヴィルスマイヤー試薬等が挙げられる。
本反応で使用するハロゲン化剤又はホルミル化剤の使用量は、化合物[I−7]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜2モルである。
本反応で使用できるルイス酸触媒としては、例えば、塩化アルミニウム、四塩化チタン、鉄又は塩化鉄(III)等を用いることができる。尚、ルイス酸触媒の使用量は、化合物[I−7]の化合物1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜2モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、硫酸等の無機酸類、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;水;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類;無水酢酸等の酸無水物類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−7]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、−60℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−20℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜20時間である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−8]を単離することができる。単離した化合物[I−8]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法5>
本発明の化合物のうち、一般式[I−10]で表される化合物は、例えば一般式[I−9]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R10及びZは前記と同じ意味を示し、R14は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基又はC〜Cアルキルチオ基を示す。)
即ち、一般式[I−10]で表される本発明の化合物は、化合物[I−9]を適当な溶媒中、Organic Synthesis,Coll.第3巻195頁(1955年)に記載の方法に準じて(例えば、塩酸、硫酸及び臭化水素酸等の鉱酸と亜硝酸塩、若しくは適当な亜硝酸アルキルエステルを用いる方法により)ジアゾニウム塩とした後、適当な銅塩又は化合物[A−4]で表されるジスルフィド類の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できる銅塩としては、例えば、塩化銅(I)、臭化銅(I)、ヨウ化銅(I)、塩化銅(II)、臭化銅(II)、シアン化銅(I)等が挙げられる。尚、銅塩の使用量は、化合物[I−9]1モルに対して1〜5モルであり、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる化合物[A−4]としては、例えば、ジメチルジスルフィド等が挙げられる。尚、化合物[A−4]の使用量は、化合物[I−9]1モルに対して1〜5モルであり、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる亜硝酸アルキルエステルとしては、例えば、亜硝酸tert−ブチル又は亜硝酸アミル等が挙げられる。尚、亜硝酸エステルの使用量は、化合物[I−9]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;塩酸、硫酸等の鉱酸類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−9]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、−70℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−20℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−10]を単離することができる。単離した化合物[I−10]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法6>
本発明の化合物のうち、一般式[I−12]で表される化合物は、例えば一般式[I−11]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、Z及びLは前記と同じ意味を示し、R15はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキニル基、シアノC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cシクロアルキルカルボニル基、C〜Cハロアルキルカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cシクロアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、C〜Cハロアルコキシカルボニル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル基又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル基等を示し、R16は水素原子又はC〜Cハロアルキルスルホニル基を示し、mは0から3の整数を表す。)
即ち、一般式[I−12]で表される本発明の化合物は、一般式[I−11]で表される化合物と化合物[A−5]とを、適当な塩基の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[A−5]の使用量は、化合物[I−11]1モルに対して1〜5モルであり、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法3と同じである。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−12]を単離することができる。単離した化合物[I−12]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法7>
本発明の化合物のうち、一般式[I−13]で表される化合物、一般式[I−14]で表される化合物及び一般式[I−15]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R及びZは前記と同じ意味を示し、R17はC〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基を示す。)
(工程1)
即ち、一般式[I−13]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物と化合物[A−7]とを、適当な酸又は適当な塩基存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本工程で使用する化合物[A−7]の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.0モルである。
本反応で酸を使用する場合、使用できる酸は、例えば、メタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、塩酸、臭化水素酸又は硫酸等の鉱酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類等が挙げられる。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基は、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、又はトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。
酸又は塩基の使用量は化合物[A−6]1モルに対して0.001〜20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.001〜13モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、0℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−13]を単離することができる。単離した化合物[I−13]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
一般式[I−14]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物とシアノアセチルクロリドとを、適当な酸又は適当な塩基存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用するシアノアセチルクロリドの使用量は化合物[A−6]1モルに対して1〜3モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜1.5モルである。
本反応で酸を使用する場合、使用できる酸は、例えば、メタンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、塩酸、臭化水素酸又は硫酸等の鉱酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類等が挙げられる。
本反応で塩基を使用する場合、使用できる塩基は、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルコールの金属塩類又はトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。
酸又は塩基の使用量は化合物[A−6]1モルに対して0.001〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.001〜3モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類等又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、0℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜80℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜48時間である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−14]を単離することができる。単離した化合物[I−14]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程3)
即ち、一般式[I−15]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物と化合物[A−8]とを適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できる化合物[A−8]としては、例えば、[ビス(メチルチオ)メチレン]マロノニトリル等が挙げられる。尚、本反応で使用する化合物[A−8]の使用量は化合物[A−6]1モルに対して1〜3モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜1.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、0℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから濃縮する又は反応混合物を濃縮後中和して析出した結晶をろ取する等の操作を行うことにより、化合物[I−15]を単離することができる。単離した化合物[I−15]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法8>
本発明の化合物のうち、一般式[I−16]で表される化合物は、例えば一般式[A−6]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R10、R17及びZは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−16]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物を適当な塩基存在下、適当な溶媒中においてアセチル化することにより化合物[A−9]を製造し、化合物[A−10]と三塩化リン又は三臭化リン存在下において反応させることにより製造することができる。
(工程1)
本反応で使用するアセチル化剤としては、例えば、アセチルクロリド、無水酢酸等が挙げられる。尚、アセチル化剤の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して1〜3モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜1.2モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルコールの金属塩類又はトリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類等が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.2〜10リットルである。
本反応の反応温度は、−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[A−9]を単離することができる。単離した化合物[A−9]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
本反応で使用する化合物[A−10]の使用量は、化合物[A−9]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜2モルである。
本反応で使用する三塩化リン又は三臭化リンの使用量は、化合物[A−9]1モルに対して1モル〜溶媒量の範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜20モルである。
本反応の反応温度は、0℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常15分〜10時間である。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−16]を単離することができる。単離した化合物[I−16]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法9>
本発明の化合物のうち、一般式[I−17]で表される化合物は、例えば一般式[A−6]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R10、R17及びZは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−17]で表される化合物は、一般式[A−6]で表される化合物と化合物[A−11]とを適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[A−11]の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−6]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.2〜30リットルである。
本反応の反応温度は、−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、不溶物をろ別した後、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−17]を単離することができる。単離した化合物[I−17]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法10>
本発明の化合物のうち、一般式[I−19]で表される化合物は、例えば、一般式[I−18]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R、R及びR10は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−19]で表される化合物は、適当な溶媒中、一般式[I−18]で表される化合物を適当な酸又は塩基の存在下、加水分解することにより製造することができる。
本反応で使用できる酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸又は硫酸等の鉱酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、メタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸類等を挙げることができる。尚、酸の使用量は、化合物[I−18]1モルに対して1〜溶媒量相当モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜100.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類等を挙げることができる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−18]1モルに対して0.1〜50モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.5〜10.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−18]1モルに対して0.1〜500リットルであり、好ましくは0.3〜30リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜72時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−19]を単離することができる。単離した化合物[I−19]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法11>
本発明の化合物のうち、一般式[I−20]で表される化合物は、例えば一般式[I−19]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R及びRは前記と同じ意味を示し、R18は水素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cハロアルキル基を示し、R19は水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルコキシ基又はC〜Cハロアルコキシ基を示す。)
即ち、一般式[I−20]で表される化合物は、適当な脱水縮合剤及び適当な塩基の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において化合物[A−12]と反応させることにより製造することができる。また、一般式[I−20]で表される化合物は、一般式[I−19]で表される化合物を酸塩化物、酸無水物等の活性誘導体に変換させた後、適当な塩基の存在下、適当な溶媒中において化合物[A−12]と反応させることにより製造することもできる。
本反応で使用できる脱水縮合剤、活性誘導体に変換させる試薬、塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は製造方法1と同じである。
<製造方法12>
本発明の化合物のうち、一般式[I−23]で表される化合物は、例えば一般式[I−21]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R10及びZは前記と同じ意味を示し、R20は水素原子又は基−C(=O)OR10を示す。)
即ち、一般式[I−23]で表される化合物は、適当な溶媒中、適当な塩基存在下、一般式[I−21]で表される化合物をジフェニルリン酸アジド(DPPA)と反応させることにより生じるイソシアナート[I−22]に対し、求核剤として化合物R10OHを付加させることで製造することができる。
本反応で使用できるDPPAの使用量は、化合物[I−21]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる塩基としては、トリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基類が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−21]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−21]1モルに対して0.1〜300リットルであり、好ましくは0.1〜100リットルである。
本反応で使用できる求核剤としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール、tert−ブチルアルコール等のアルコール類を挙げることができる。尚、求核剤の使用量は、化合物[I−21]1モルに対して1モルから溶媒として使用するのに十分な量の範囲から選択すればよく、好ましくは1.0〜100モルである。
本反応の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃から120℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量により異なるが、通常1分から48時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−23]を単離することができる。単離した化合物[I−23]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法13>
本発明の化合物のうち、一般式[I−25]で表される化合物は、例えば、一般式[I−24]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R11及びZは前記と同じ意味を示し、nは1又は2の整数を示す。)
即ち、一般式[I−25]で表される化合物は、化合物[I−24]を、適当な溶媒中、適当な触媒の存在下又は非存在下、酸化反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できる酸化剤としては、例えば、過酸化水素、m−クロロ過安息香酸、過ヨウ素酸ナトリウム、オキソン(OXONE、イー・アイ・デュポン社商品名;ペルオキソ硫酸水素カリウム含有物)、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド、次亜塩素酸tert−ブチル、次亜塩素酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、酸化剤の使用量は、一般式[I−25]で表される化合物の硫黄原子の酸化数nに依存するが、化合物[I−24]1モルに対して0.8〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.8〜4.0モルである。
本反応で使用できる触媒としては、例えば、タングステン酸ナトリウム等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[I−24]1モルに対して0.01〜1.0モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.1モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−24]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜15リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−25]を単離することができる。単離した化合物[I−25]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法14>
本発明の化合物のうち、一般式[I−28]で表される化合物は、例えば一般式[I−26]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R17及びZは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−28]で表される化合物は、(工程1)化合物[I−26]と化合物[A−13]とを、適当な溶媒中において反応させ化合物[I−27]を得た後、(工程2)化合物[I−27]を、適当な溶媒中、適当な塩基の存在下又は非存在下、加水分解反応することにより製造することができる。
(工程1)
本反応で使用できる化合物[A−13]としては、無水酢酸又は無水トリフルオロ酢酸を挙げることが出来る。尚、化合物[A−13]の使用量は、化合物[I−26]1モルに対して1モルから溶媒として使用するに十分な量の範囲から選択すればよく、好ましくは1.0〜5.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;水又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−26]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、何れの反応においても−10℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜50℃の温度範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、何れの反応においても反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常5分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−27]を単離することができる。単離した化合物[I−27]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。また、化合物[I−27]は、単離及び精製することなく工程2に使用することもできる。
(工程2)
本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法10と同じである。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−28]を単離することができる。単離した化合物[I−28]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法15>
本発明の化合物のうち、一般式[I−30]で表される化合物は、例えば、以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R、R及びR10は前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−30]で表される化合物は、(工程1)一般式[I−29]で表される化合物を適当なルイス酸の存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。さらに、一般式[I−30]で表される化合物は、(工程2)実験化学講座第4版(丸善)、第26巻の「還元一般の項」に準じて、一般式[I−18]で表される化合物を還元することにより製造することができる。
(工程1)
本反応で使用できるルイス酸としては、三フッ化ホウ素、三塩化ホウ素又は三臭化ホウ素等を挙げることが出来る。尚、ルイス酸の使用量は、化合物[I−29]1モルに対して1〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−29]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜15リットルである。
本反応の反応温度は、何れの反応においても−10℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−5℃〜50℃の温度範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、何れの反応においても反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常5分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、そのまま濃縮する又は有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−30]を単離することができる。単離した化合物[I−30]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法16>
本発明の化合物のうち、一般式[I−31]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R及びRは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−31]で表される化合物は、化合物[I−30]を、適当な酸化剤の存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用できる酸化剤としては、例えば、1,1,1−トリアセトキシ−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンゾヨードキソール−3−(1H)−オン(Dess−Martin試薬)、二酸化マンガン等を挙げることができる。尚、酸化剤の使用量は、化合物[I−30]1モルに対して0.8〜30モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.8〜20.0モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−30]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜15リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する又は反応混合物から不溶物を濾別して濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−31]を単離することができる。単離した化合物[I−31]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法17>
本発明の化合物のうち、一般式[I−33]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R、R、R17及びLは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−33]で表される化合物は、(工程1)一般式[I−31]で表される化合物と化合物[A−14]とを、適当な塩基の存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。さらに、一般式[I−33]で表される化合物は、(工程2−1)適当な溶媒中、適当な塩基の存在下、化合物[I−31]とヒドロキシルアミン又はヒドロキシルアミン塩酸塩とを反応させることで化合物[I−32]を得た後、(工程2−2)適当な溶媒中、適当な塩基の存在下、一般式[I−32]で表される化合物と化合物[A−15]とを反応させることにより製造することもできる。
(工程1)
本反応で使用できる化合物[A−14]の使用量は、化合物[I−31]1モルに対して1〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜3モルである。
本反応で使用できる塩基としては、トリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等のアルカリ金属の酢酸塩類が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−31]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−31]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜50リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜100℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−33]を単離することができる。単離した化合物[I−33]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2−1)
本反応で使用できるヒドロキシルアミン又はヒドロキシルアミン塩酸塩の使用量は、化合物[I−31]1モルに対して1〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜3モルである。
本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法17の工程1と同じである。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−32]を単離することができる。単離した化合物[I−32]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2−2)
本反応で使用する化合物[A−15]の使用量は、化合物[I−32]1モルに対して1〜5モルであり、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法3と同じである。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−33]を単離することができる。単離した化合物[I−33]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法18>
本発明の化合物のうち、一般式[I−34]で表される化合物は、例えば以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R及びZは前記と同じ意味を示し、R21はハロゲン原子を示す。)
即ち、一般式[I−34]で表される本発明の化合物は、(工程1)化合物[A−16]を適当な溶媒中、Organic Synthesis,Coll.第3巻195頁(1955年)に記載の方法に準じて(例えば、塩酸、硫酸及び臭化水素酸等の鉱酸と亜硝酸塩、若しくは亜硝酸アルキルエステルを用いる方法により)ジアゾニウム塩とした後、適当な塩基の存在下、適当な溶媒中において化合物[A−17]と反応させることにより化合物[A−18]を製造し、(工程2)適当な塩基の存在下、適当な溶媒中において化合物[A−18]を反応させることにより製造することができる。
(工程1)
本反応で使用できる化合物[A−17]の使用量は、化合物[A−16]1モルに対して1〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜3モルである。
本反応で使用できる塩基としては、トリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基類、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム等のアルカリ金属の酢酸塩類が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[A−16]1モルに対して1〜20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜6.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−16]1モルに対して0.1〜30リットルであり、好ましくは0.5〜20リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−15℃〜50℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
反応終了後は、反応混合物を水等に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[A−18]を単離することができる。単離した化合物[A−18]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
本反応で使用できる塩基としては、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の重炭酸塩類等の無機塩基、トリエチルアミン、4−メチルモルホリン、N−エチルジイソプロピルアミン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、2,6−ルチジン等の有機塩基類が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[A−18]1モルに対して1〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜4モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類等;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−18]1モルに対して0.1〜50リットルであり、好ましくは0.5〜20リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−34]を単離することができる。単離した化合物[I−34]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法19>
本発明の化合物のうち、一般式[I−35]で表される化合物は、例えば、一般式[I−34]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R11、R12、L及びZは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−35]で表される本発明の化合物は、一般式[I−34]で表される化合物と化合物[A−2]又は化合物[A−3]とを、適当な塩基の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[A−2]及び化合物[A−3]の使用量、本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法3と同じである。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−35]を単離することができる。単離した化合物[I−35]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法20>
本発明の化合物のうち、一般式[I−38]で表される化合物は、例えば一般式[I−7]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R12、R17、L及びZは前記と同じ意味を示し、R22はC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキル基を示す。)
即ち、一般式[I−38]で表される本発明の化合物は、(工程1)適当なチオシアン酸塩及びハロゲン化剤の存在下、適当な溶媒中において化合物[I−7]を反応させることにより化合物[I−36]を得た後、(工程2)適当な酸又は塩基の存在下、若しくは適当な還元剤の存在下、適当な溶媒中において化合物[I−36]を反応させることにより化合物[I−37]を製造し、(工程3)一般式[I−37]で表される化合物と化合物[A−3]又は化合物[A−19]とを、適当な塩基の存在下又は非存在下、適当なラジカル開始剤の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
(工程1)
本反応で使用できるチオシアン酸塩としては、例えば、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カリウム、チオシアン酸アンモニウム等が挙げられる。尚、チオシアン酸塩の使用量は、化合物[I−7]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜3.5モルである。
本反応で使用できるハロゲン化剤としては、例えば、塩素、臭素、N−クロロコハク酸イミド、N−ブロモコハク酸イミド等が挙げられる。尚、ハロゲン化剤の使用量は、化合物[I−7]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.9〜2.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−7]1モルに対して0.1〜50リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜40℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−36]を単離することができる。単離した化合物[I−36]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程2)
本反応で使用できる酸としては、例えば、塩酸、臭化水素酸又は硫酸等の鉱酸類、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、メタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸等のスルホン酸類等を挙げることができる。尚、酸の使用量は、化合物[I−36]1モルに対して1〜溶媒量相当モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜100.0モルである。
本反応で使用できる塩基としては、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物類、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸化物類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩類、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属重炭酸塩類等の無機塩基類、水素化ナトリウム、水素化カリウム等の金属水素化物類、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムtert−ブトキシド等のアルコールの金属塩類等が挙げられる。尚、塩基の使用量は、化合物[I−36]1モルに対して0.1〜50モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.5〜20.0モルである。
本反応で使用できる還元剤としては、例えば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化リチウムアルミニウム、水素化ジイソブチルアルミニウム、水素化ビス(2−メトキシエトキシ)アルミニウムナトリウム等が挙げられる。尚、還元剤の使用量は、化合物[I−36]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;アセト二トリル、プロピオニトリル等のニトリル類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;ジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸等のカルボン酸類、水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−37]1モルに対して0.1〜50リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−10℃〜40℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜24時間である。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加し中和した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−37]を単離することができる。単離した化合物[I−37]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
(工程3)
本反応で使用する化合物[A−19]の使用量は、化合物[I−37]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜2.0モルである。
本反応で使用する化合物[A−3]の使用量、本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法3と同じである。
本反応終了後は、反応混合物を水に注加した後、析出した固体を濾取する又は有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−38]を単離することができる。単離した化合物[I−38]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法21>
本発明の化合物のうち、一般式[I−40]で表される化合物は、例えば一般式[I−39]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、R21及びZは前記と同じ意味を示す。)
即ち、一般式[I−40]で表される化合物は、適当な溶媒中、適当な触媒の存在下又は非存在下、一般式[I−39]で表される化合物を適当なシアン化合物と反応させることにより製造することができる。
本反応で使用するシアン化合物としては、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化アンモニウム、シアン化亜鉛、シアン化銅、又はこれらの混合物を挙げることができる。尚、シアン化合物の使用量は、化合物[I−39]1モルに対して通常1〜100モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1.0〜5.0モルである。
本反応で使用する触媒としては、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム、[1,1−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]パラジウム(II)ジクロリドジクロロメタン付加物等を挙げることができる。尚、触媒の使用量は、化合物[I−39]1モルに対して通常0.001〜0.5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは0.01〜0.2モルである。
本反応で使用できる溶媒としては、例えばジエチルエーテル、シクロペンチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類;ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキシド、スルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非プロトン性極性溶媒類;メタノール、エタノール、2−プロパノール等のアルコール類;アセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸エチル等のエステル類;ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;ピリジン、ピコリン等のピリジン類;水、又はこれらの混合溶媒等を挙げることができる。尚、溶媒の使用量は、化合物[I−39]1モルに対して0.1〜500リットルであり、好ましくは0.3〜50リットルである。
本反応の反応温度は、通常−30℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜150℃の範囲で行うのがよい。
本反応の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常10分〜72時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、析出した固体を濾取するまたは有機溶媒にて抽出してから濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−40]を単離することができる。単離した化合物[I−40]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
<製造方法22>
本発明の化合物のうち、一般式[II−1]で表される化合物は、例えば一般式[II−2]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R及びRは前記と同じ意味を示し、R23はC〜Cアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基又は無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルキル基を示す。)
即ち、一般式[II−1]で表される化合物は、適当な溶媒中、一般式[II−2]で表される化合物を適当な酸又は塩基の存在下、加水分解することにより製造することができる。
本反応で使用できる酸、塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法10と同じである。
<製造方法23>
本発明の化合物のうち、一般式[I−42]で表される化合物は、例えば一般式[I−41]で表される化合物を用いて以下の方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R、R、R、Z及びLは前記と同じ意味を示し、R24はC〜Cアルキル基、C〜C10ハロアルキル基又はトリ(C〜Cアルキル)シリル基等を示し、pは1から3の整数を表す。)
即ち、一般式[I−42]で表される本発明の化合物は、一般式[I−41]で表される化合物と化合物[A−22]とを、適当な塩基の存在下又は非存在下、適当な溶媒中において反応させることにより製造することができる。
本反応で使用する化合物[A−22]の使用量は、化合物[I−41]1モルに対して1〜5モルであり、好ましくは1.0〜2.5モルである。
本反応で使用できる塩基、溶媒、反応温度及び反応時間は、製造方法3と同じである。
反応終了後は、反応混合物をそのまま濃縮する又は反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[I−42]を単離することができる。単離した化合物[I−42]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。 さらに、一般式[I]又は[II]で表される本発明化合物の製造中間体である化合物[A−6]等は、以下に示す製造法に従って製造することができるが、これらの方法に限定されるものではない。
<製造方法24>
一般式[A−6]で表される化合物は、例えば一般式[A−20]で表される化合物を用いて下記に例示する反応式からなる方法に従い製造することができる。
Figure 2021121581
(式中、R、R及びZは前記と同じ意味を示す。)
(工程1)
即ち、一般式[A−21]で表される化合物は、実験化学講座第4版(丸善)、第26巻の「還元一般の項」に準じて、一般式[A−20]で表されるニトロ化合物を還元することにより製造することができる。
化合物[A−20]は、国際公開特許公報WO2009/078481号に記載されている方法又はその方法に準じて製造することができる。
(工程2)
即ち、一般式[A−6]で表される化合物は、一般式[A−21]で表される化合物と亜硝酸塩とを、適当な鉱酸の存在下、適当な溶媒中において反応させることによりジアゾニウム塩とした後、これを適当な金属還元試薬で還元することにより製造することができる。
本工程で使用できる鉱酸は、塩酸、硫酸等が挙げられる。尚、鉱酸の使用量は、化合物[A−21]1モルに対して2〜10モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは3〜5モルである。
本工程で使用できる亜硝酸塩は、亜硝酸ナトリウム又は亜硝酸カリウム等が挙げられる。尚、亜硝酸塩の使用量は、化合物[A−21]1モルに対して1〜5モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜1.2モルである。
本工程で使用できる金属還元試薬は、亜鉛末、亜硫酸ナトリウム、塩化スズ等が挙げられる。尚、金属還元試薬の使用量は、化合物[A−21]1モルに対して1〜20モルの範囲から適宜選択すればよく、好ましくは1〜5モルである。
本工程で使用できる溶媒としては、例えば、水、希塩酸、硫酸、酢酸又はこれらの混合溶媒等が挙げられる。尚、溶媒の使用量は、化合物[A−21]1モルに対して0.1〜100リットルであり、好ましくは0.3〜10リットルである。
本工程の反応温度は、−20℃から反応系における還流温度までの任意の温度の範囲から選択すればよく、好ましくは−5℃〜20℃の範囲で行うのがよい。
本工程の反応時間は、反応温度、反応基質、反応量等により異なるが、通常30分〜5時間である。
反応終了後は、反応混合物を水に注加し、有機溶媒にて抽出してから、濃縮する等の操作を行うことにより、化合物[A−6]を単離することができる。単離した化合物[A−6]は、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、再結晶等により更に精製することもできる。
本発明の一般式[II]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸誘導体又はその塩は、本発明の一般式[I]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩を製造する際の中間体として有用な化合物である。
本発明の農薬組成物は、本発明の一般式[I]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する。
本発明の農薬組成物は、必要に応じ、農薬製剤に通常用いられる添加成分(担体)を含有することができる。
本発明の有害生物防除剤は、本発明の一般式[I]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する。本発明の有害生物防除剤は、代表的には殺虫剤、殺ダニ剤及び殺センチュウ剤である。
本発明の有害生物防除剤は、必要に応じ、農薬製剤に通常用いられる添加成分(担体)を含有することができる。
この添加成分としては、固体担体又は液体担体等の担体、界面活性剤、結合剤や粘着付与剤、増粘剤、着色剤、拡展剤、展着剤、凍結防止剤、固結防止剤、崩壊剤、分解防止剤等が挙げられ、その他必要に応じ、防腐剤や、植物片等を添加成分に用いてもよい。又、これらの添加成分は1種用いてもよいし、又、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
以下に、上記添加成分について説明する。
固体担体としては、例えば、パイロフィライトクレー、カオリンクレー、硅石クレー、タルク、珪藻土、ゼオライト、ベントナイト、酸性白土、活性白土、アタパルガスクレー、バーミキュライト、パーライト、軽石、ホワイトカーボン(合成ケイ酸、合成ケイ酸塩等)、二酸化チタン等の鉱物系担体;木質粉、トウモロコシ茎、クルミ殻、果実核、モミガラ、オガクズ、フスマ、大豆粉、粉末セルロース、デンプン、デキストリン、糖類等の植物性担体;炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム等の無機塩類担体;ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、尿素−アルデヒド樹脂等の高分子担体等を挙げることができる。
液体担体としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、ブタノール、シクロヘキサノール等の一価アルコール類;エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類;プロピレン系グリコールエーテル等の多価アルコール誘導体類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、イソホロン等のケトン類;エチルエーテル、1,4−ジオキサン、セロソルブ、ジプロピルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類;ノルマルパラフィン、ナフテン、イソパラフィン、ケロシン、鉱油等の脂肪族炭化水素類;トルエン、C−C10アルキルベンゼン、キシレン、ソルベントナフサ、アルキルナフタレン、高沸点芳香族炭化水素等の芳香族炭化水素類;1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、ジイソプロピルフタレート、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類;γ−ブチロラクトン等のラクトン類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジエチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン等のアミド類;アセトニトリル等のニトリル類;ジメチルスルホキシド等の硫黄化合物類;大豆油、ナタネ油、綿実油、ヤシ油、ヒマシ油等の植物油;水等を挙げることができる。
界面活性剤としては、特に制限されないが、好ましくは水中でゲル化するか、或いは膨潤性を示すものであり、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸ジエステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンジアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルホルマリン縮合物、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー、アルキルポリオキシエチレンポリプロピレンブロックポリマーエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレン脂肪酸ビスフェニルエーテル、ポリアルキレンベンジルフェニルエーテル、ポリオキシアルキレンスチリルフェニルエーテル、アセチレンジオール、ポリオキシアルキレン付加アセチレンジオール、ポリオキシエチレンエーテル型シリコーン、エステル型シリコーン、フッ素系界面活性剤、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油等の非イオン性界面活性剤;アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、脂肪酸塩、ポリカルボン酸塩、N−メチル−脂肪酸サルコシネート、樹脂酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等のアニオン性界面活性剤;ラウリルアミン塩酸塩、ステアリルアミン塩酸塩、オレイルアミン塩酸塩、ステアリルアミン酢酸塩、ステアリルアミノプロピルアミン酢酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、アルキルジメチルベンザルコニウムクロライド等のアルキルアミン塩等のカチオン界面活性剤;ジアルキルジアミノエチルベタイン、アルキルジメチルベンジルベタイン等のベタイン型、ジアルキルアミノエチルグリシン、アルキルジメチルベンジルグリシン等アミノ酸型等の両性界面活性剤等を挙げることができる。
結合剤や粘着付与剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースやその塩、デキストリン、水溶性デンプン、キサンタンガム、グアーガム、蔗糖、ポリビニルピロリドン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリアクリル酸ナトリウム、平均分子量6000〜20000のポリエチレングリコール、平均分子量10万〜500万のポリエチレンオキサイド、天然燐脂質(例えばセファリン酸、レシチン等)等を挙げることができる。
増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、グアーガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アクリル系ポリマー、デンプン誘導体、多糖類のような水溶性高分子;高純度ベントナイト、ホワイトカーボンのような無機微粉等を挙げることができる。
着色剤としては、例えば、酸化鉄、酸化チタン、プルシアンブルーのような無機顔料;アリザリン染料、アゾ染料、金属フタロシアニン染料のような有機染料等を挙げることができる。
拡展剤としては、例えば、シリコーン系界面活性剤、セルロース粉末、デキストリン、加工デンプン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、架橋ポリビニルピロリドン、マレイン酸とスチレン類、メタアクリル酸共重合体、多価アルコールのポリマーとジカルボン酸無水物とのハーフエステル、ポリスチレンスルホン酸の水溶性塩等を挙げることができる。
展着剤としては、例えば、ジアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどの種々の界面活性剤;パラフィン、テルペン、ポリアミド樹脂、ポリアクリル酸塩、ポリオキシエチレン、ワックス、ポリビニルアルキルエーテル、アルキルフェノールホルマリン縮合物、合成樹脂エマルション等を挙げることができる。
凍結防止剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類等を挙げることができる。
固結防止剤としては、例えば、デンプン、アルギン酸、マンノース、ガラクトース等の多糖類;ポリビニルピロリドン、ホワイトカーボン、エステルガム、石油樹脂等を挙げることができる。
崩壊剤としては、例えば、トリポリリン酸ソーダ、ヘキサメタリン酸ソーダ、ステアリン酸金属塩、セルロース粉末、デキストリン、メタクリル酸エステルの共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリアミノカルボン酸キレート化合物、スルホン化スチレン・イソブチレン・無水マレイン酸共重合体、デンプン・ポリアクリロニトリルグラフト共重合体等を挙げることができる。
分解防止剤としては、例えば、ゼオライト、生石灰、酸化マグネシウムのような乾燥剤;フェノール系、アミン系、硫黄系、リン酸系等の酸化防止剤;サリチル酸系、ベンゾフェノン系等の紫外線吸収剤等を挙げることができる。
一方、本発明の有害生物防除剤において、上記添加成分を含有させる場合、その含有割合については、質量基準で、固体担体又は液体担体等の担体では通常5〜95%、好ましくは20〜90%の範囲で選ばれ、界面活性剤では通常0.1%〜30%、好ましくは0.5〜10%の範囲で選ばれ、その他の添加剤は0.1〜30%、好ましくは0.5〜10%の範囲で選ばれる。
本発明の有害生物防除剤は、粉剤、粉粒剤、粒剤、水和剤、水溶剤、顆粒水和剤、錠剤、ジャンボ剤、乳剤、油剤、液剤、フロアブル剤、エマルジョン剤、マイクロエマルジョン剤、サスポエマルジョン剤、微量散布剤、マイクロカプセル剤、くん煙剤、エアロゾル剤、ベイト剤、ペースト剤等の任意の剤型に製剤化して使用される。
これらの製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、又は、水等の希釈剤で所定濃度に希釈して使用することができる。本発明の化合物を含有する種々の製剤又はその希釈物の施用は、通常一般に行われている施用方法、即ち、散布(例えば、噴霧、ミスティング、アトマイジング、散粉、散粒、水面施用、箱施用等)、土壌施用(例えば、混入、潅注等)、表面施用(例えば、塗布、粉衣、被覆等)、種子処理(例えば、塗沫、粉衣処理等)、浸漬、毒餌、くん煙施用等により行うことができる。又、家畜に対して前記有効成分を飼料に混合して与え、その***物での有害虫、特に有害昆虫の発生、成育を防除することも可能である。
本発明の有害生物の防除方法は、前記した施用方法で本発明の一般式[I]で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩の有効成分量を使用することにより行うことができる。
本発明の有害生物防除剤における有効成分の配合割合(質量%)については、必要に応じて適宜選ばれる。例えば、粉剤、粉粒剤、微粒剤等とする場合は0.01〜20%、好ましくは0.05〜10%の範囲から適宜選ぶのがよく、粒剤等とする場合は0.1〜30%、好ましくは0.5〜20%の範囲から適宜選ぶのがよく、水和剤、顆粒水和剤等とする場合は1〜70%、好ましくは5〜50%の範囲から適宜選ぶのがよく、水溶剤、液剤等とする場合は1〜95%、好ましくは10〜80%の範囲から適宜選ぶのがよく、乳剤等とする場合は5〜90%、好ましくは10〜80%の範囲から適宜選ぶのがよく、油剤等とする場合は1〜50%、好ましくは5〜30%の範囲から適宜選ぶのがよく、フロアブル剤等とする場合は5〜60%、好ましくは10〜50%の範囲から適宜選ぶのがよく、エマルジョン剤、マイクロエマルジョン剤、サスポエマルジョン剤等とする場合は5〜70%、好ましくは10〜60%の範囲から適宜選ぶのがよく、錠剤、ベイト剤、ペースト剤等とする場合は、1〜80%、好ましくは5〜50%の範囲から適宜選ぶのがよく、くん煙剤等とする場合は、0.1〜50%、好ましくは1〜30%の範囲から適宜選ぶのがよく、エアロゾル剤等とする場合は、0.05〜20%、好ましくは0.1〜10%の範囲から適宜選ぶのがよい。
これらの製剤は、適当な濃度に希釈して散布するか、又は、直接施用する。
本発明の有害生物防除剤の施用は、希釈剤で希釈して使用する場合には、一般に0.1〜5000ppmの有効成分濃度で行う。製剤をそのまま使用する場合の単位面積あたりの施用量は、有効成分化合物として1ha当り0.1〜5000gで使用されるが、これらに限定されるものではない。
尚、本発明の有害生物防除剤は、本発明の化合物を単独で有効成分としても十分有効であることはいうまでもないが、必要に応じて他の肥料、農薬、例えば、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、共力剤、殺菌剤、抗ウイルス剤、誘引剤、除草剤、植物生長調整剤などと混用、併用することができ、この場合に一層優れた効果を示すこともある。
次に、混合又は併用してもよい公知の殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、共力剤化合物を例示する。
殺虫活性成分:
アクリナトリン(acrinathrin)、アザジラクチン(azadirachtin)、アザメチホス(azamethiphos)、アシノナピル(acynonapyr)、アジンホス・エチル(azinphos−ethyl)、アジンホス・メチル(azinphos−methyl)、アセキノシル(acequinocyl)、アセタミプリド(acetamiprid)、アセトプロール(acetoprole)、アセフェート(acephate)、アゾシクロチン(azocyclotin)、アバメクチン(abamectin)、アフィドピロペン(afidopyropen)、アフォキソレイナー(afoxolaner)、アミドフルメット(amidoflumet)、アミトラズ(amitraz)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アレスリン(allethrin)[d−cis−trans−体、d−trans−体を含む]、イサゾホス(isazophos)、イサミドホス(isamidofos)、イソカルボホス(isocarbophos)、イソキサチオン(isoxathion)、イソシクロセラム(isocycloseram)、イソフェンホス・メチル(isofenphos−methyl)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イプシロン−メトフルトリン(epsilon−metofluthrin)、イプシロン−モムフルオロスリン(epsilon−momfluorothrin)、イベルメクチン(ivermectin)、イミシアホス(imicyafos)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イミプロトリン(imiprothrin)、インドキサカルブ(indoxacarb)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチオン(ethion)、エチプロール(ethiprole)、エチレンジブロミド(ethylene dibromide)、エトキサゾール(etoxazole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトプロホス(ethoprophos)、エトリムホス(etrimfos)、エマメクチン(emamectin)、エマメクチンベンゾエート(emamectin benzoate)、エンドスルファン(endosulfan)、エンペントリン(empenthrin)、オキサゾスルフィル(oxazosulfyl)、オキサミル(oxamyl)、オキシジメトン・メチル(oxydemeton−methyl)、オキシデプロホス(oxydeprofos)、オメトエート(omethoate)、カズサホス(cadusafos)、カッパ−テフルトリン(kappa−tefluthrin)、カッパ−ビフェントリン(kappa−bifenthrin)、カランジン(karanjin)、カルタップ(cartap)、カルバリル(carbaryl)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルボフラン(carbofuran)、ガンマ−BHC(gamma−BHC)、キシリルカルブ(xylylcarb)、キナルホス(quinalphos)、キノプレン(kinoprene)、キノメチオネート(chinomethionat)、クマホス(coumaphos)、クリオライト(cryolite)、クロチアニジン(clothianidin)、クロフェンテジン(clofentezine)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロラントラニリプロール(chlorantraniliprole)、クロルエトキシホス(chlorethoxyfos)、クロルデン(chlordane)、クロルピクリン(chloropicrin)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルピリホス・メチル(chlorpyrifos−methyl)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメホス(chlormephos)、クロロプラレスリン(chloroprallethrin)、シアジピル(cyazypyr)、シアノホス(cyanophos)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ジアミダホス(diamidafos)、シアントラニリプロール(cyantraniliprole)、シエトピラフェン(cyetpyrafen)、ジエノクロル(dienochlor)、シエノピラフェン(cyenopyrafen)、ジオキサベンゾホス(dioxabenzofos)、ジオフェノラン(diofenolan)、シクラニリプロール(cyclaniliprole)、シクロキサプリド(cycloxaprid)、ジクロトホス(dicrotophos)、ジクロフェンチオン(dichlofenthion)、シクロブトリフルラム(cyclobutrifluram)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、ジクロルボス(dichlorvos)、ジクロロメゾチアズ(dicloromezotiaz)、ジコホル(dicofol)、ジシクラニル(dicyclanil)、ジスルホトン(disulfoton)、ジノテフラン(dinotefuran)、ジノブトン(dinobuton)、シハロジアミド(cyhalodiamide)、シハロトリン(cyhalothrin)[gamma−体,lambda−体を含む]、シフェノトリン(cyphenothrin)[(1R)−trans−体を含む]、シフルトリン(cyfluthrin)[beta−体を含む]、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、シフルメトフェン(cyflumetofen)、ジフロビダジン(diflovidazin)、シヘキサチン(cyhexatin)、シペルメトリン(cypermethrin)[alpha−体,beta−体,theta−体,zeta−体を含む]、ジムプロピリダッツ(dimpropyridaz)、ジメチル−2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロキシエチルホスホネート(DEP)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジメトエート(dimethoate)、ジメフルスリン(dimefluthrin)、シラフルオフェン(silafluofen)、シロマジン(cyromazine)、スピネトラム(spinetoram)、スピノサド(spinosad)、スピロジクロフェン(spirodiclofen)、スピロテトラマト(spirotetramat)、スピロピジオン(spiropidion)、スピロメシフェン(spiromesifen)、スルコフロン・ナトリウム塩(sulcofuron−sodium)、スルフルラミド(sulfluramid)、スルホキサフロル(sulfoxaflor)、スルホテップ(sulfotep)、ダイアジノン(diazinon)、チアクロプリド(thiacloprid)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオキサザフェン(tioxazafen)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオシクラム(thiocyclam)、チオスルタップ(thiosultap)、チオナジン(thionazin)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、チクロピラゾフロール(tyclopyrazoflor)、テトラクロラントラニリプロール(tetrachlorantraniliprole)、テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos)、テトラジホン(tetradifon)、テトラニリプロール(tetraniliprole)、テトラメチルフルスリン(tetramethylfluthrin)、テトラメトリン(tetramethrin)、テブピリムホス(tebupirimfos)、テブフェノジド(tebufenozide)、テブフェンピラド(tebufenpyrad)、テフルトリン(tefluthrin)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、デメトン・S・メチル(demeton−S−methyl)、テメホス(temephos)、デルタメトリン(deltamethrin)、テルブホス(terbufos)、トラロメトリン(tralomethrin)、トランスフルトリン(transfluthrin)、トリアザメート(triazamate)、トリアゾホス(triazophos)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリフルムロン(triflumuron)、トリフルメゾピリム(triflumezopyrim)、トリメタカルブ(trimethacarb)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、ナレッド(naled)、ニコチン(nicotine)、ニテンピラム(nitenpyram)、ネマデクチン(nemadectin)、ノバルロン(novaluron)、ノビフルムロン(noviflumuron)、バーティシリウム レカニ(Verticillium lecanii)、ハイドロプレン(hydroprene)、バチルス ・アミロリケファシエンス (Bacillus amyloliquefaciens)、バチルス・フィルムス(Bacillus firmus)、バチルス・スフェリカス(Bacillus sphaericus)、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtillis)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)、バチルス・チューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)の生産する昆虫毒素、バチルス・チューリンゲンシス・亜種・アイザワイ(Bacillus thuringiensis subsp. Aizawai)、バシチルス・チューリンゲンシス・亜種・イスラエレンシス(Bacillus thuringiensis subsp. Israelensis)、バチルス・チューリンゲンシス・亜種・クルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp. Kurstaki)、バシチルス・チューリンゲンシス・亜種・テネブリオニス(Bacillus thuringiensis subsp. Tenebrionis)、バチルス・ポピリエ(Bacillus popilliae)、パスツーリアペネトランス胞子(Pasteuriapenetrans)、バミドチオン(vamidothion)、パラチオン(parathion)、パラチオン・メチル(parathion−methyl)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ハロフェノジド(halofenozide)、ビオアレスリン(bioallethrin)、ビオアレスリンS‐シクロペンテニル(bioallethrin S−cyclopentenyl)、ビオレスメトリン(bioresmethrin)、ビス−(2−クロロ−1−メチルエチル)エーテル(DCIP)、ビストリフルロン(bistrifluron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェントリン(bifenthrin)、ピフルブミド(pyflubumide)、ピペロニルブトキシド(piperonyl butoxide)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピラフルプロール(pyrafluprole)、ピリダフェンチオン(pyridaphenthion)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダリル(pyridalyl)、ピリフルキナゾン(pyrifluquinazon)、ピリプロール(pyriprole)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリミノストロビン(pyriminostrobin)、ピリミホス・メチル(pirimipho
s−methyl)、ピレトリン(pyrethrine)、ファムフル(famphur)、フィプロニル(fipronil)、フェナザキン(fenazaquin)、フェナミホス(fenamiphos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェノチオカルブ(fenothiocarb)、フェノトリン(phenothrin)[(1R)−trans−体を含む]、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェンチオン(fenthion)、フェントエート(phenthoate)、フェンバレレート(fenvalerate)、フェンピロキシメート(fenpyroximate)、フェンブタンチン・オキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フォノホス(fonofos)、フッ化スルフリル(sulfuryl fluoride)、ブトカルボキシム(butocarboxim)、ブトキシカルボキシム(butoxycarboxim)、ブプロフェジン(buprofezin)、フラチオカルブ(furathiocarb)、プラレトリン(prallethrin)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルアザインドリジン(fluazaindolizine)、フルアズロン(fluazuron)、フルエンスルホン(fluensulfone)、フルオピラム(fluopyram)、フルオロ酢酸ナトリウム塩(sodium fluoroacetate)、フルキサメタミド(fluxametamide)、フルシクロクスロン(flucycloxuron)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトリン(fluthrin)、フルバリネート(fluvalinate) [tau−体を含む]、フルピラジフロン(flupyradifurone)、フルピラゾホス(flupyrazofos)、フルピリミン(flupyrimin)、フルフィプロール(flufiprole)、フルフェネリム(flufenerim)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルフェノクスロン(flufenoxuron)、フルヘキサフォン(fluhexafon)、フルベンジアミド(flubendiamide)、フルペンチオフェノックス(flupentiofenox)、フルメトリン(flumethrin)、フルララナル(fluralaner)、フルリムフェン(flurimfen)、ジャスモン(jasmone)、シス−ジャスモン(cis−jasmone)、プロチオホス(prothiofos)、プロトリフェンブト(protrifenbute)、フロニカミド(flonicamid)、プロパホス(propaphos)、プロパルギット(propargite)、プロフェノホス(profenofos)、ブロフラニリド(broflanilide)、プロフルトリン(profluthrin)、プロペタムホス(propetamphos)、プロポキスル(propoxur)、フロメトキン(flometoquin)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、ヘキサチアゾクス(hexythiazox)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ペキロマイセス・テヌイペス(Pacilimyces tenuipes)、ペキロマイセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroceus)、ペキロマイセス・リラキナス(Paecilomyces lilacinus)、ヘプタフルスリン(heptafluthrin)、ヘプテノホス(heptenophos)、ペルメトリン(permethrin)、ベンクロチアズ(benclothiaz)、ベンズピリモキサン(benzpyrimoxan)、ベンスルタップ(bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベンダイオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ボーベリア・テネーラ(Beauveria tenella)、ボーベリア・バッシアーナ(Beauveria bassiana)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、ホキシム(phoxim)、ホサロン(phosalone)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、ホスファミドン(phosphamidon)、ホスメット(phosmet)、ポリナクチン複合体(polynactins)、ホルメタネート(formetanate)、ホレート(phorate)、マシン油(machine oil)、マラチオン(malathion)、ミルベメクチン(milbemectin)、メカルバム(mecarbam)、メスルフェンホス(mesulfenfos)、メソミル(methomyl)、メタアルデヒド(metaldehyde)、メタフルミゾン(metaflumizone)、メタミドホス(methamidophos)、メタム(metham)、メチオカルブ(methiocarb)、メチダチオン(methidathion)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)、メチルブロマイド(methyl bromide)、メトキシクロル(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトトリン(methothrin)、メトフルトリン(metofluthrin)、メトプレン(methoprene)、メトルカルブ(metolcarb)、メビンホス(mevinphos)、メペルフルスリン(meperfluthrin)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatophagum)、モノクロトホス(monocrotophos)、モムフルオロスリン(momfluorothrin)、トリコデルマ・ハルチアナム(Trichoderma harzianum)、リトルアA(litlure−A)、リトルアB(litlure−B)、りん化アルミニウム(aluminium phosphide)、りん化亜鉛(zinc phosphide)、りん化水素(phosphine)、ルフェヌロン(lufenuron)、レスカルレ(rescalure)、レスメトリン(resmethrin)、レピメクチン(lepimectin)、ロテノン(rotenone)、核多角体病ウイルス包埋体、酸化フェンブタスズ(fenbutatin oxide)、石灰窒素(calcium cyanide)、有機スズ化合物(organotins)、硫酸ニコチン(nicotine−sulfate)、(Z)−11−テトラデセニル=アセタート、(Z)−11−ヘキサデセナール、(Z)−11−ヘキサデセニル=アセタート、(Z)−9,12−テトラデカジエニル=アセタート、(Z)−9−テトラデセン−1−オール、(Z,E)−9,11−テトラデカジエニル=アセタート、(Z,E)−9,12−テトラデカジエニル=アセタート、1,1,1−トリクロロ−2,2−ビス(4−クロロフェニル)エタン(DDT)、1,3‐ジクロロプロペン(1,3−dichloropropene)、2,4−ジクロロ−5−{2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]エトキシ}フェニル 2,2,2−トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472052−11−1)、2,4−ジメチル−5−[6−(トリフルオロメチルチオ)へキシルオキシ]フェニル−2,2,2−トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472050−34−2)、2−{2−フルオロ−4‐メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェノキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(化学名、CAS登録番号:1448758−62−0)、3−クロロ−2−{2−フルオロ−4‐メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)スルフィニル]フェノキシ}−5−(トリフルオロメチル)ピリジン(化学名、CAS登録番号:1448761−28−1)、4,6−ジニトロ−o−クレゾール(DNOC)、4−フルオロ−2−メチル−5−(5,5−ジメチルヘキシルオキシ]フェニル 2,2,2−トリフルオロエチル スルホキシド(化学名、CAS登録番号:1472047−71−4)、Btタンパク質 (Cry1Ab, Cry1Ac, Cry1Fa, Cry2Ab, mCry3A, Cry3Ab, Cry3Bb, Cry34/35Ab1)、CL900167(コード番号)、NA−85(コード番号)、NI−30(コード番号)、O,O−ジエチル−O−[4−(ジメチルスルファモイル)フェニル]−ホスホロチオネート(DSP)、O−エチル−O−4−(ニトロフェニル)フェニルホスホノチオエート (EPN)、RU15525(コード番号)、XMC(XMC)、Z−13−イコセン−10−オン、ZXI8901(コード番号)、F4260(コード番号)。
次に、混合又は併用してもよい公知の殺菌剤又は病害防除剤化合物を例示する。
殺菌活性成分:
アザコナゾール(azaconazole)、アシベンゾラル・S・メチル(acibenzolar−S−methyl)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、アニラジン(anilazine)、アミスルブロム(amisulbrom)、アミノピリフェン(aminopyrifen)、アメトクトラジン(ametoctradin)、アルジモルフ(aldimorph)、イソチアニル(isotianil)、イソピラザム(isopyrazam)、イソフェタミド(isofetamid)、イソフルシプラム(isoflucypram)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプコナゾール(ipconazole)、イプフルフェノキン(ipflufenoquin)、イプフェントリフルコナゾール(ipfentrifluconazole)、イプロジオン(iprodione)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イプロベンホス(iprobenfos)、イマザリル(imazalil)、イミノクタジン・アルベシル酸塩(iminoctadine−albesilate)、イミノクタジン酢酸塩(iminoctadine− triacetate)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、インピルフルキサム(inpyrfluxam)、インプリマチンA(imprimatin A)、インプリマチンB(imprimatin B)、エジフェンホス(edifenphos)、エタコナゾ−ル(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモル(ethirimol)、エトキシキン(ethoxyquin)、エトリジアゾール(etridiazole)、エネストロブリン(enestroburin)、エノキサストロビン(enoxastrobin)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、オーガニックオイル(organic oils)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサジニラゾール(oxazinylazole)、オキサチアピプロリン(oxathiapiprolin)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシキノリン銅(oxine−copper)、オキシテトラサイクリン(oxytetracycline)、オキスポコナゾールフマル酸塩(oxpoconazole−fumarate)、オキソリニック酸(oxolinic acid)、オクタン酸銅(copper dioctanoate)、オクチリノン(octhilinone)、オフラセ(ofurace)、オリサストロビン(orysastrobin)、オルソフェニルフェノール(o−phenylphenol)、カスガマイシン(kasugamycin)、カプタホール(captafol)、カルプロパミド(carpropamid)、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボネ(carvone)、キノキシフェン(quinoxyfen)、キノフメリン(quinofumelin)、キノメチオネート(chinomethionat)、キャプタン(captan)、キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(quintozene)、グアザチン(guazatine)、クフラネブ(cufraneb)、クメトキシストロビン(coumethoxystrobin)、クモキシストロビン(coumoxystrobin)、クレソキシム・メチル(kresoxim−methyl)、クロジラコン(clozylacon)、クロゾリネート(chlozolinate)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロロネブ(chloroneb)、シアゾファミド(cyazofamid)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジクロシメット(diclocymet)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、ジクロベンチアゾクス(dichlobentiazox)、ジクロメジン(diclomezine)、ジクロラン(dicloran)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジチアノン(dithianon)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール・M(diniconazole−M)、ジネブ(zineb)、ジノカップ(dinocap)、ジピメチトロン(dipymetitrone)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、ジフルメトリム(diflumetorim)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyprodinil)、シメコナゾール(simeconazole)、ジメチリモル(dimethirimol)、ジメチルジスルフィド(dimethyl disulfide)、ジメトモルフ(dimethomorph)、シモキサニル(cymoxanil)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、シュードモナス・ロデシア・HAI−0804(Pseudomonas rhodesiae HAI−0804)、ジラム(ziram)、シルチオファム(silthiofam)、ストレプトマイシン(streptomycin)、スピロキサミン(spiroxamine)、セダキサン(sedaxane)、ゾキサミド(zoxamide)、ソラテノール(solatenol)、ダゾメット(dazomet)、タラロマイセス フラバス(Talaromyces flavus)、チアジニル(tiadinil)、チアベンダゾール(thiabendazole)、チウラム(thiram)、チオファネート(thiophanate)、チオファネート・メチル(thiophanate−methyl)、チフルザミド(thifluzamide)、チラム(thiram)、テクナゼン(tecnazene)、テクロフタラム(tecloftalam)、テトラコナゾール(tetraconazole)、デバカルブ(debacarb)、テブコナゾール(tebuconazole)、テブフロキン(tebufloquin)、テルビナフィン(terbinafine)、ドジン(dodine)、ドデモルフ(dodemorph)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリアゾキシド(triazoxide)、トリクラミド(trichlamide)、トリクロピリカルブ(triclopyricarb)、トリコデルマ・アトロビリデ(Trichoderma atroviride)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリチコナゾール(triticonazole)、トリデモルフ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、トリホリン(triforine)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、トルクロホス・メチル(tolclofos−methyl)、トルニファニド(tolnifanide)、トルプロカルブ(tolprocarb)、ナーバム(nabam)、ナタマイシン(natamycin)、ナフティフィン(naftifine)、ニトラピリン(nitrapyrin)、ニトロタル・イソプロピル(nitrothal−isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、ノニルフェノールスルホン酸銅(copper nonyl phenol sulphonate)、バチルス・ズブチリス(Bacillus subtilis)(strain:QST 713)、バリダマイシン(validamycin)、バリフェナレート(valifenalate)、ピカルブトラゾックス(picarbutrazox)、ビキサフェン(bixafen)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピジフルメトフェン(pydiflumetofen)、ビテルタノール(bitertanol)、ビナパクリル(binapacryl)、ヒノキチオール(hinokitiol)、ビフェニル(biphenyl)、ピペラリン(piperalin)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ピラオキシストロビン(pyraoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、ピラジフルミド(pyraziflumid)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピラプロポイン(pyrapropoyne)、ピラメトストロビン(pyrametostrobin)、ピリオフェノン(pyriofenone)、ピリソキサゾール(pyrisoxazole)、ピリダクロメチル(pyridachlometyl)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンカルブ(pyribencarb)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ファーバム(ferbam)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナジンオキシド(phenazine oxide)、フェナミドン(fenamidone)、フェナミンストロビン(fenaminstrobin)、フェナリモル(fenarimol)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンピコキサミド(fenpicoxamid)、フェンピラザミン(fenpyrazamine)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フォルペット(folpet)、フサライド(phthalide)、ブピリメート(bupirimate)、フベリダゾール(fuberidazole)、ブラストサイジン−S(blasticidin−S)、フラメトピル(furametpyr)、フララキシル(furalaxyl)、フランカルボン酸(furancarboxylic acid)、フルアジナム(fluazinam)、フルインダピル(fluindapyr)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルオキサピプロリン(fluoxapiprolin)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオピモミド(fluopimomide)、フルオピラム(fluopyram)、フルオルイミド(fluoroimide)、フルキサピロキサド(fluxapyroxad)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール・シス(furconazole −cis)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルチアニル(flutianil)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、フルフェノキシストロビン(flufenoxystrobin)、フルベネテラム(flubeneteram)、フルメトベル(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、プロキナジド(proquinazid)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロチオカルブ(prothiocarb)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、ブロノポール(bronopol)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb−hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、プロベナゾール(probenazole)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、フロメトキン(flometoquin)、フロリル
ピコキサミド(florylpicoxamid)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベナラキシル・M(benalaxyl−M)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ベンゾビンジフルピル(benzovindiflupyr)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンチアバリカルブ・イソプロピル(benthiavalicarb−isopropyl)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、ペンフルフェン(penflufen)、ボスカリド(boscalid)、ホセチル(fosetyl)(alminium, calcium, sodium)、ポリオキシン(polyoxin)、ポリカーバメート(polycarbamate)、ボルドー液(Bordeaux mixture)、マンカッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンデストロビン(mandestrobin)、マンネブ(maneb)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミネラルオイル(mineral oils)、ミルディオマイシン(mildiomycin)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メタム(metam)、メタラキシル(metalaxyl)、メタラキシル・M(metalaxyl−M)、メチラム(metiram)、メチルテトラプロール(metyltetraprole)、メトコナゾール(metconazole)、メトミノストロビン(metominostrobin)、メトラフェノン(metrafenone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メフェントリフルコナゾール(mefentrifluconazole)、メプチルジノカップ(meptyldinocap)、メプロニル(mepronil)、ヨードカルブ(iodocarb)、ラミナリン(laminarin)、リゾビウム・ビティス(Rhizobium vitis)、亜リン酸及び塩(phosphorous acid and salts)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、銀(silver)、酸化第一銅(cuprous oxide)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、炭酸水素カリウム(potassium bicarbonate)、炭酸水素ナトリウム(sodium bicarbonate)、硫黄(sulfur)、硫酸オキシキノリン(oxyquinoline sulfate)、硫酸銅(copper sulfate)、(3,4−ジクロロイソチアゾール−5−イル)メチル 4−(tert−ブチル)安息香酸エステル(化学名、CAS登録番号:1231214−23−5)、BAF−045(コード番号)、BAG−010(コード番号)、UK−2A(コード番号)、ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩[II](DBEDC)、MIF−1002(コード番号)、NF−180(コード番号)、酢酸トリフェニルスズ(TPTA)、トリフェニルチンクロライド(TPTC)、水酸化トリフェニルスズ(TPTH)、非病原性エルビニア・カロトボーラ、F9650(コード番号)。
次に、混合又は併用してもよい公知の除草剤化合物、植物生長調整剤化合物を以下に例示する。
除草活性成分:
アイオキシニル(ioxynil)、アクロニフェン(aclonifen)、アクロレイン(acrolein)、アザフェニジン(azafenidin)、アシフルオルフェン(acifluorfen)(ナトリウムなどとの塩を含む)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アシュラム(asulam)、アセトクロ−ル(acetochlor)、アトラジン(atrazine)、アニロホス(anilofos)、アミカルバゾン(amicarbazone)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミトロール(amitrole)、アミノシクロピラクロル(aminocyclopyrachlor)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミプロホス・メチル(amiprofos−methyl)、アメトリン(ametryn)、アラクロール(alachlor)、アロキシジム(alloxydim)、アンシミドール(ancymidol)、イソウロン(isouron)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサベン(isoxaben)、イソデシルアルコールエトキシレート(Isodecylalkoholethoxylate)、イソプロツロン(isoproturon)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イマザキン(imazaquin)、イマザピク(imazapic)(アミン等との塩を含む)、イマザピル(imazapyr)(イソプロピルアミン等の塩を含む)、イマザメタベンズ(imazamethabenz−methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダジフラム(indaziflam)、インダノファン(indanofan)、エグリナジン・エチル(eglinazine−ethyl)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタメトスルフロン・メチル(ethametsulfuron−methyl)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エチジムロン(ethidimuron)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エトキシフェン(ethoxyfen−ethyl)、エトフメセート(ethofumesate)、エトベンザニド(etobenzanid)、エンドタール二ナトリウム塩(endothal−disodium)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、オリザリン(oryzalin)、オルトスルファムロン(orthosulfamuron)、オルベンカルブ(orbencarb)、オレイン酸(oleic acid)、カフェンストロール(cafenstrole)、カルフェントラゾン・エチル(carfentrazone−ethyl)、カルブチレート(karbutilate)、カルベタミド(carbetamide)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップ・エチル(quizalofop−ethyl)、キザロホップ・P・エチル(quizalofop−P−ethyl)、キザロホップ・P・テフリル(quizalofop−P−tefuryl)、キノクラミン(quinoclamine)、キンクロラック(quinclorac)、キンメラック(quinmerac)、クミルロン(cumyluron)、クラシホス(clacyfos)、グリホサート(glyphosate)(ナトリウム、カリウム、アミン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ジメチルアミン又はトリメシウム等の塩を含む)、グルホシネート(glufosinate)(アミン又はナトリウム等の塩を含む)、グルホシネート・P(glufosinate−P)、グルホシネート・P・ナトリウム塩(glufosinate−P−sodium)、クレトジム(clethodim)、クロジナホップ・プロパルギル(clodinafop−propargyl)、クロピラリド(clopyralid)、クロマゾン(clomazone)、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen)、クロメプロップ(clomeprop)、クロランスラム・メチル(cloransulam−methyl)、クロランベン(chloramben)、クロリダゾン(chloridazon)、クロリムロン・エチル(chlorimuron−ethyl)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタル・ジメチル(chlorthal−dimethyl)、クロルチアミド(chlorthiamid)、クロルフタリム(chlorphthalim)、クロルフルレノール・メチル(chlorflurenol−methyl)、クロルプロファム(chlorpropham)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロトルロン(chlorotoluron)、ケトスピラドックス(ketospiradox)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニアなどの塩を含む)、サフルフェナシル(saflufenacil)、サルメンチン(sarmentine)、シアナジン(cyanazine)、シアナミド(cyanamide)、ジウロン(diuron)、ジエタチル・エチル(diethatyl−ethyl)、ジカンバ(dicamba)(アミン、ジエチルアミン、イソプロピルアミン、ジグリコールアミン、ナトリウム又はリチウム等の塩を含む)、シクロエート(cycloate)、シクロキシジム(cycloxydim)、ジクロスラム(diclosulam)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロピラニル(cyclopyranil)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、ジクロベニル(dichlobenil)、ジクロホップ・P・メチル(diclofop−P−methyl)、ジクロホップ・メチル(diclofop−methyl)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジクロルプロップ−P(dichlorprop−P)、ジクワット(diquat)、ジチオピル(dithiopyr)、シデュロン(siduron)、ジニトラミン(dinitramine)、シニドン・エチル(cinidon−ethyl)、シノスルフロン(cinosulfuron)、ジノゼブ(dinoseb)、ジノテルブ(dinoterb)、シハロホップ・ブチル(cyhalofop−butyl)、ジフェナミド(diphenamid)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、シマジン(simazine)、ジメスルファゼット(dimesulfazet)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミド・P(dimethenamid−P)、シメトリン(simetryn)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメフロン(dimefuron)、シンメチリン(cinmethylin)、スエップ(swep)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルホサート(sulfosate)、スルホスルフロン(sulfosulfuron)、スルホメツロンメチル(sulfometuron−methyl)、セトキシジム(sethoxydim)、ターバシル(terbacil)、ダイムロン(daimuron)、タキストミン・A(thaxtomin A)、ダラポン(dalapon)、チアゾピル(thiazopyr)、チアフェナシル(tiafenacil)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)(ナトリウム塩、メチルエステル等を含む)、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオベンカルブ(thiobencarb)、チジアジミン(thidiazimin)、チジアズロン(thidiazuron)、チフェンスルフロン・メチル(thifensulfuron−methyl)、デスメディファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryne)、テトフルピロリメット(tetflupyrolimet)、テニルクロール(thenylchlor)、テブタム(tebutam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、テルブメトン(terbumeton)、テンボトリオン(tembotrione)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアジフラム(triaziflam)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリアファモン(triafamone)、トリアレート(tri−allate)、トリエタジン(trietazine)、トリクロピル(triclopyr)、トリクロピル−ブトティル(triclopyr−butotyl)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、トリフルジモキサジン(trifludimoxazin)、トリフルスルフロン・メチル(triflusulfuron−methyl)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフロキシスルフロンナトリウム塩(trifloxysulfuron−sodium)、トリベニュロン・メチル(tribenuron−methyl)、トルピラレート(tolpyralate)、ナプタラム(naptalam)(ナトリウム等との塩を含む)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロパミド−M(napropamide−M)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、ネブロン(neburon)、ノルフルラゾン(norflurazon)、バーナレート(vernolate)、パラコート(paraquat dichloride)、ハルキシフェン・ベンジル(halauxifen−benzyl)、ハルキシフェン・メチル(halauxifen−methyl)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップ・P(haloxyfop−P)、ハロキシホップ−エトティル(haloxyfop−etotyl)、ハロサフェン(halosafen)、ハロスルフロン・メチル(halosulfuron−methyl)、ビクスロゾン(bixlozone)、ピクロラム(picloram)、ピコリナフェン(picolinafen)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビスピリバック・ナトリウム塩(bispyribac−sodium)、ピノキサデン(pinoxaden)、ビフェノックス(bifenox)、ピペロホス(piperophos)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピラゾスルフロン・エチル(pyrazosulfuron−ethyl)、ピラゾリネート(pyrazolynate)、ビラナホス(bilanafos)、ピラフルフェン・エチル(pyraflufen−ethyl)、ピリダフォル(pyridafol)、ピリチオバック・ナトリウム塩(pyrithiobac−sodium)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリミノバック・メチル(pyr
iminobac−methyl)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロクススラム(pyroxsulam)、フェニソファム(phenisopham)、フェニュロン(fenuron)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェノキサプロップ(fenoxaprop)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フェノキサプロップ・P(fenoxaprop−P)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンチアプロップ・エチル(fenthiaprop−ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、フェンメディファム(phenmedipham)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブチレート(butylate)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトラリン(butralin)、ブトロキシジム(butroxydim)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フラムプロップ(flamprop)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、フラムプロップ・M(flamprop−M)(メチル、エチル、イソプロピルエステルを含む)、プリミスルフロン・メチル(primisulfuron−methyl)、フルアジホップ・ブチル(fluazifop−butyl)、フルアジホップ・P・ブチル(fluazifop−P−butyl)、フルアゾレート(fluazolate)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオログリコフェン・エチル(fluoroglycofen−ethyl)、フルカルバゾン・ナトリウム塩(flucarbazone−sodium)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルチアセット・メチル(fluthiacet−methyl)、フルピルスルフロン・メチル(flupyrsulfuron−methyl)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニアなどの塩を含む)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェンピル・エチル(flufenpyr−ethyl)、フルプロパネート(flupropanate)、フルポキサム(flupoxame)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミクロラック・ペンチル(flumiclorac−pentyl)、フルメツラム(flumetsulam)、フルリドン(fluridone)、フルルタモン(flurtamone)、フルロキシピル(fluroxypyr)(ブトメチル、メプチル等のエステル体、ナトリウム、カルシウム又はアンモニアなどの塩を含む)、フルロクロリドン(flurochloridone)、プレチラクロール(pretilachlor)、プロカルバゾン・ナトリウム塩(procarbazone−sodium)、プロジアミン(prodiamine)、プロスルフロン(prosulfuron)、プロスルホカルブ(prosulfocarb)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパクロール(propachlor)、プロパジン(propazine)、プロパニル(propanil)、プロピザミド(propyzamide)、プロピソクロール(propisochlor)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロファム(propham)、プロフルアゾール(profluazol)、プロヘキサジオン・カルシウム塩(prohexadione−calcium)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾン・ナトリウム塩(propoxycarbazone−sodium)、プロホキシジム(profoxydim)、ブロマシル(bromacil)、ブロムピラゾン(brompyrazon)、プロメトリン(prometryn)、プロメトン(prometon)、ブロモキシニル(bromoxynil)(酪酸、オクタン酸又はヘプタン酸等のエステル体を含む)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモブチド(bromobutide)、フロラスラム(florasulam)、フロルピラキシフェン(florpyrauxifen)、フロルピラウキシフェン・ベンジル(florpyrauxifen−benzyl)、ヘキサジノン(hexazinone)、ペトキサミド(pethoxamid)、ベナゾリン(benazolin)、ペノキススラム(penoxsulam)、ヘプタマロキシログルカン(heptamaloxyloglucan)、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベフルブタミド−M(beflubutamid−M)、ペブレート(pebulate)、ペラルゴン酸(pelargonic acid)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ペンジメタリン(pendimethalin)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンスリド(bensulide)、ベンスルフロン・メチル(bensulfuron−methyl)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンタゾン(bentazone)、ペンタノクロール(pentanochlor)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ベンフルラリン(benfluralin)、ベンフレセート(benfuresate)、ホサミン(fosamine)、ホメサフェン(fomesafen)、ホラムスルフロン(foramsulfuron)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、メコプロップ(mecoprop)(ナトリウム、カリウム、イソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミン等の塩を含む)、メコプロップ・P・カリウム塩(mecoprop−P−potassium)、メソスルフロン(mesosulfuron)(メチル等のエステル体含む)、メソトリオン(mesotrione)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾスルフロン(metazosulfuron)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron)、メタミトロン(metamitron)、メタミホップ(metamifop)、メタム(metam)、メタンアルソン酸二ナトリウム(DSMA)、メチオゾリン(methiozolin)、メチルダイムロン(methyldymuron)、メトキスロン(metoxuron)、メトスラム(metosulam)、メトスルフロン・メチル(metsulfuron−methyl)、メトブロムロン(metobromuron)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトラクロール(metolachlor)、メトリブジン(metribuzin)、メピコート・クロリド(mepiquat chloride)、メフェナセット(mefenacet)、モノスルフロン(monosulfuron)(メチル、エチル、イソプロピルエステル含む)、モノリニュロン(monolinuron)、モリネート(molinate)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩(iodosulfulon−methyl−sodium)、ヨーフェンスルフロン(iofensulfuron)、ヨーフェンスルフロン・ナトリウム塩(iofensulfuron−sodium)、ラクトフェン(lactofen)、ランコトリオン(lancotrione)、リニュロン(linuron)、リムスルフロン(rimsulfuron)、レナシル(lenacil)、2,2,2−トリクロロ酢酸(TCA)(ナトリウム、カルシウム又はアンモニアなどの塩を含む)、2,3,6−トリクロロ安息香酸(2,3,6−TBA)、2,4,5−トリクロロフェノキシ酢酸(2,4,5−T)、2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(2,4−D)(アミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、イソプロピルアミン、ナトリウム又はリチウムなどの塩を含む)、2−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン(ACN)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酢酸(MCPA)(ナトリウム塩、エチルエステルなどを含む)、2−メチル−4−クロロフェノキシ酪酸(MCPB)(ナトリウム塩、エチルエステルなどを含む)、4−(2,4−ジクロロフェノキシ)酪酸(2,4−DB)、4,6−ジニトロ−O−クレゾール(DNOC)(アミン又はナトリウムなどの塩を含む)、AE−F‐150944(コード番号)、IR−6396(コード番号)、MCPA・チオエチル(MCPA−thioethyl)、SYP−298(コード番号)、SYP−300(コード番号)、S−エチルジプロピルチオカーバメート(EPTC)、S−メトラクロール(S−metolachlor)、S−9750(コード番号)、MSMA(MSMA)、HW−02(コード番号)、NC−653(コード番号)、S―523(コード番号)、SL−1201(コード番号)。
植物生長調節剤:
1−ナフチルアセトアミド(1−naphthylacetamide)、1−メチルシクロプロペン(1−methylcyclopropene)、2,6−ジイソプロピルナフタレン(2,6−diisopropylnaphthalene)、4−オキソ−4−(2−フェニルエチル)アミノ酪酸(化学名、CAS登録番号:1083−55−2)、4−クロロフェノキシ酢酸(4−CPA)、n−デシルアルコール(n−decanol)、アビグリシン(aviglycine)、アンシミドール(ancymidol)、アブシジン酸(abscisic acid)、イナベンフィド(inabenfide)、インドール酢酸(indole acetic acid)、インドール酪酸(indole butyric acid)、ウニコナゾール(uniconazole)、ウニコナゾール−P(uniconazole−P)、エコリスト(Ecolyst)、エチクロゼート(ethychlozate)、エテホン(ethephon)、エポコレオン(epocholeone)、オキシン硫酸塩(oxine−sulfate)、カルボネ(carvone)、ギ酸カルシウム(calcium formate)、クロキシホナック(cloxyfonac)、クロキシホナック・カリウム塩(cloxyfonac−potassium)、クロプロップ(cloprop)、クロルメコート(chlormequat)、コリン(choline)、サイトカイニン(cytokinins)、シクラニリド(cyclanilide)、ジケグラック(dikegulac)、ジベレリン(gibberellin acid)、ジメチピン(dimethipin)、シントフェン(sintofen)、ダミノジット(daminozide)、チジアズロン(thidiazuron)、トリアコンタノール(triacontanol)、トリネキサパック・エチル(trinexapac−ethyl)、パクロブトラゾール(paclobutrazol)、パラフィン(paraffin)、フルメトラリン(flumetralin)、フルルプリミドール(flurprimidol)、フルレノール(flurenol)、プロニトリジン(pronitridine)、プロヒドロジャスモン(prohydrojasmon)、プロヘキサジオン・カルシウム塩(prohexadione−calcium)、ヘプタマロキシログルカン(heptamaloxyloglucan)、ベンジルアミノプリン(benzylaminopurine)、ホルクロルフェニュロン(forchlorfenuron)、マレイン酸ヒドラジド(maleic hydrazide)、メピコート・クロリド(mepiquat chloride)、メフルイジド(mefluidide)、過酸化カルシウム。
次に、混合又は併用してもよい公知の薬害軽減化合物を例示する。
イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェン−エチル(isoxadifen−ethyl)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、クロキントセット−メキシル(cloquintcet−mexyl)、ジエトレート(dietholate)、シオメトリニル(cyometrinil)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonone)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ナフタル酸無水物(1,8−Naphthalic Anhydride)、フェンクロラゾール−エチル(fenchlorazole−O−ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フリラゾール(furilazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フルラゾール(flurazole)、ベノキサコル(benoxacor)、メフェネート(mephenate)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルエチル(mefenpyr−ethyl)、メフェンピル−ジエチル(mefenpyr−diethyl)、低級アルキル置換安息香酸、2,2−ジクロロ−N−(1,3−ジオキサン−2−イルメチル)−N−(2−プロペニル)アセトアミド(PPG−1292)、2−ジクロロメチル−2−メチル−1,3−ジオキサン(MG−191)、3−ジクロロアセチル−2,2,5−トリメチル−1,3−オキサゾリジン(R−29148)、4−ジクロロアセチル−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD−67)、MON4660(コード番号)、メトカミフェン(metcamifen)、N1,N2−ジアリル−N2−ジクロロアセチルグリシンアミド(DKA−24)、TI−35(コード番号)。
以上のように構成される本発明の有害生物防除剤は、バッタ目害虫、アザミウマ目害虫、カメムシ目害虫、コウチュウ目害虫、ハエ目害虫、チョウ目害虫、ハチ目害虫、トビムシ目害虫、シミ目害虫、ゴキブリ目害虫、チャタテムシ目害虫、ハジラミ目害虫、シラミ目害虫、植物寄生性ダニ類、植物寄生性線虫類、植物寄生性軟体動物、その他の有害動物、不快動物、衛生害虫、寄生虫等の有害生物に対して、優れた防除効果を示す。そのような有害生物としては、以下のような生物種を例示することができる。
バッタ目害虫としては、例えば、キリギリス科のクサキリ(Ruspolia lineosa)等、コオロギ科のエンマコオロギ(Teleogryllus emma)、アオマツムシ(Truljalia hibinonis)等、ケラ科のケラ(Gryllotalpa orientalis)、バッタ科のコバネイナゴ(Oxya hyla intricate)、トノサマバッタ(Locusta migratoria)、マイグラトリーグラスホッパー(Melanoplus sanguinipes)、ディファレンシャルグラスホッパー(Melanoplus differentialis)、レッドレッグドグラスホッパー(Melanoplus femurrubrum)等、オンブバッタ科のオンブバッタ(Atractomorpha lata)、マツムシ科のカヤコオロギ(Euscyrtus japonicus)、ノミバッタ科のノミバッタ(Xya japonicus)等を挙げることができる。
アザミウマ目害虫としては、例えば、アザミウマ科のヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、ダイズウスイロアザミウマ(Thrips setosus)、クロトンアザミウマ(Heliothrips haemorrhoidalis)、イネアザミウマ(Stenchaetothrips biformis)等、クダアザミウマ科のカキクダアザミウマ(Ponticulothrips diospyrosi)、ワサビクダアザミウマ(Liothrips wasabiae)、イネクダアザミウマ(Haplothrips aculeatus)等を挙げることができる。
カメムシ目害虫としては、例えば、セミ科のイワサキクサゼミ(Mogannia minuta)等、アワフキムシ科のシロオビアワフキ(Aphrophora intermedia)、シュガーケーンスピットルバグ(Mahanarva fimbriolata)等、ツノゼミ科のトビイロツノゼミ(Machaerotypus sibiricus)等、ヨコバイ科のフタテンヒメヨコバイ(Arboridia apicalis)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、マラヤツマグロヨコバイ(Nephotettix malayanus)、タイワンツマグロヨコバイ(Nephotettix virescens)、クロスジツマグロヨコバイ(Nephotettix nigropictus)、イナズマヨコバイ(Recilia dorsalis)、オクラリーフホッパー(Amrasca biguttula)、マンゴーリーフホッパー(Idioscopus nitidulus、Idioscopus clypealis、Amritodus atkinsoni)、ポテトリーフホッパー(Empoasca fabae)、コーンリーフホッパー(Dalbulus maidis)等、ヒシウンカ科のヒシウンカ(Pentastiridius apicalis)等、ウンカ科のヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)、トウモロコシウンカ(Peregrinus maidis)等、シマウンカ科のシマウンカ(Nisia nervosa)等、ハネナガウンカ科のサトウマダラウンカ(Kamendaka saccharivora)等、コガラシウンカ科のレッドファンガスバック(Achilus flammeus)等、ハゴロモ科のベッコウハゴロモ(Orosanga japonicus)等、アオバハゴロモ科のトビイロハゴロモ(Mimophantia maritima)等、キジラミ科のナシキジラミ(Cacopsylla pyrisuga)、ミカンキジラミ(Diaphorina citri)等、ヒメキジラミ科のマンゴーキジラミ(Calophya mangiferae)等、フィロキセラ科のブドウネアブラムシ(Daktulosphaira vitifoliae)等、カサアブラムシ科のカラマツカサアブラムシ(Adelges laricis)、ハリモミヒノカサアブラムシ(Adelges tsugae)等、アブラムシ科のエンドウヒゲナガアブラムシ(Acyrthosiphon pisum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ユキヤナギアブラムシ(Aphis spiraecola)、ニセダイコンアブラムシ(Lipaphis erysimi)、ダイコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、ムギミドリアブラムシ(Schizaphis graminum)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、コミカンアブラムシ(Toxoptera auratii)、ジャガイモヒゲナガアブラムシ(Aulacorthum solani)、チューリップヒゲナガアブラムシ(Macrosiphum euphorbiae)、キュラントレタスアフィッド(Nasonovia ribisnigri)、イングリッシュグレインアフィッド(Sitobion avenae)、ソイビーンアフィッド(Aphis glycines)等、コナジラミ科のチャトゲコナジラミ(Aleurocanthus camelliae)、ミカントゲコナジラミ(Aleurocanthus spiniferus)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)等、ワタフキカイガラムシ科のオオワラジカイガラムシ(Drosicha corpulenta)、イセリアカイガラムシ(Icerya purchasi)等、コナカイガラムシ科のパイナップルコナカイガラムシ(Dysmicoccus brevipes)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、クワコナカイガラムシ(Pseudococcus comstocki)等、カタカイガラムシ科のツノロウムシ(Ceroplastes ceriferus)、ルビーロウムシ(Ceroplastes rubens)等、カタカイガラモドキ科のカンシャカタカイガラモドキ(Aclerda takahashii)等、マルカイガラムシ科のアカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、ナシマルカイガラムシ(Diaspidiotus perniciosus)、クワシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis pentagona)、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)等、カスミカメムシ科のターニッシュドプラントバグ(Lygus lineolaris)、アカヒゲホソミドリカスミカメ(Trigonotylus caelestialium)、コアオカスミカメ(Apolygus lucorum)、タバコカスミカメ(Nesidiocoris tenuis)、ガーデンフレアホッパー(Halticus bractatus)等、グンバイムシ科のツツジグンバイ(Stephanitis pyrioides)、ナシグンバイ(Stephanitis nashi)等、カメムシ科のナガメ(Eurydema rugosum)、オオトゲシラホシカメムシ(Eysarcoris lewisi)、トゲシラホシカメムシ(Eysarcoris aeneus)、イネカメムシ(Lagynotomus elongatus)、ミナミアオカメムシ(Nezara viridula)、チャバネアオカメムシ(Plautia crossota)、アオクサカメムシ(Nezara antennata)、スティンクバグ(Eushistus heros)、レッドバンデッドスティンクバグ(Piezodorus guildini)、ライススティンクバグ(Tibraca limbativentris)、グリーンベリースティンクバグ(Dichelops furcatus)等、マルカメムシ科のタイワンマルカメムシ(Megacopta cribraria)等、クヌギカメムシ科のナシカメムシ(Urochela luteovoria)等、ナガカメムシ科のカンシャコバネナガカメムシ(Cavelerius saccharivorus)等、メダカナガカメムシ科のオオメダカナガカメムシ(Malcus japonicus)等、ホシカメムシ科のアカホシカメムシ(Dysdercus cingulatus)等、ホソヘリカメムシ科のホソクモヘリカメムシ(Leptocorisa acuta)、クモヘリカメムシ(Leptocorisa chinensis)等、ヘリカメムシ科のオオクモヘリカメムシ(Anacanthocoris striicornis)等、ヒメヘリカメムシ科のアカヒメヘリカメムシ(Rhopalus maculatus)等、ツチカメムシ科のバロワーブラウンスティンクバグ(Scaptocoris castanea)等、トコジラミ科のトコジラミ(Cimex lectularis)等を挙げることができる。
コウチュウ目害虫としては、例えば、コガネムシ科のドウガネブイブイ(Anomara cuprea)、ヒメコガネ(Anomara rufocuprea)、マメコガネ(Popillia japonica)、コアオハナムグリ(Oxycetonia jucunda)、サクラコガネ(Anomala geniculata)、サイカブトムシ(Oryctes rhinoceros)、ナガチャコガネ(Heptophylla picea)、フィロファガクヤバナ(Phyllophaga cuyabana)等、コメツキムシ科のトビイロムナボソコメツキ(Agriotes ogurae)、アグリオテスリネアツス(Agriotes lineatus)、アグリオテスオブスクルス(Agriotes obscurus)、オキナワカンシャクシコメツキ(Melanotus okinawensis)、マルクビクシコメツキ(Melanotus fortnumi)等、カツオブシムシ科のヒメマルカツオブシムシ(Anthrenus verbasci)等、ナガシンクイムシ科のオオナガシンクイムシ(Heterobostrychus hamatipennis)等、シバンムシ科のジンサンシバンムシ(Stegobium paniceum)等、ヒョウホンムシ科のヒメヒョウホンムシ(Pitinus clavipes)等、コクヌスト科のコクヌスト(Tenebroides mauritanicus)等、カッコウムシ科のアカアシホシカムシ(Necrobia rufipes)、ケシキスイ科のクリヤケシキスイ(Carpophilus hemipterus)、ポーレンビートル(Meligethes aeneus)等、ホソヒラタムシ科のカブコブホソヒラタムシ(Ahasverus advena)等、チビヒラタムシ科のサビカクムネヒラタムシ(Cryptolestes ferrugineus)等、テントウムシ科のインゲンテントウ(Epilachna varivestis)、ニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vigintioctopunctata)等、ゴミムシダマシ科のチャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等、ツチハンミョウ科のマメハンミョウ(Epicauta gorhami)等、カミキリムシ科のクビアカツヤカミキリ(Aromia bungii)、ツヤハダゴマダラカミキリ(Anoplophora glabripennis)、ブドウトラカミキリ(Xylotrechus pyrrhoderus)、マツノマダラカミキリ(Monochamus alternatus)、ソイビーンステムボーラー(Dectes texanus)等、マメゾウムシ科のアズキゾウムシ(Callosobruchus chinensis)等、ハムシ科のコロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)、ウェスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、ノーザンコーンルートワーム(Diabrotica barberi)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、ダイコンハムシ(Phaedon brassicae)、カメノコハムシ(Cassida nebulosa)、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、メキシカンビートル(Epilachna varivestis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、マダラカサハラハムシ(Demotina fasciculata)、キャベッジステムフレアビートル(Psylliodes chrysocephala)、ビーンリーフビートル(Cerotoma trifurcate)、グレープコラスピス(Colaspis brunnea)、アイオワコラスピス(Colaspis crinnicornis)、ソイビーンリーフマイナー(Odontota horni)、コーンフレアビートル(Chaetocnema pulicaria)、バンデッドキューカンバービートル(Diabrotica balteata)等、ミツギリゾウムシ科のアリモドキゾウムシ(Cylas formicarius)等、ゾウムシ科のアルファルファタコゾウムシ(Hypera postica)、ヤサイゾウムシ(Listroderes costirostris)、イモゾウムシ(Euscepes postfasciatus)、クリシギゾウムシ(Curculio sikkimensis)、ワタミハナゾウムシ(Anthonomus grandis)、ソイビーンストークウィービル(Sternechus subsignatus)等、イネゾウムシ科のイネゾウムシ(Echinocnemus bipunctatus)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、サウスアメリカンライスウォーターウィービル(Oryzophagus oryzae)等、オサゾウムシ科のコクゾウムシ(Sitophilus zeamais)、シバオサゾウムシ(Sphenophorus venatus)、シュガーケーンウィービル(Sphenophorus levis)等、キクイムシ科のマツノキクイムシ(Tomicus piniperda)等、ナガキクイムシ科のヤチダモノナガキクイムシ(Crossotarsus niponicus)等、ヒラタキクイムシ科のヒラタキクイムシ(Lyctus brunneus)等を挙げることができる。
ハエ目害虫としては、例えば、ガガンボ科のキリウジガガンボ(Tipula aino)等、ケバエ科のラブバッグ(Plecia nearctica)等、キノコバエ科のシイタケトンボキノコバエ(Exechia shiitakevora)等、クロバネキノコバエ科のジャガイモクロバネキノコバエ(Pnyxia scabiei)、チビクロバネキノコバエ(Bradysia agrestis)等、タマバエ科のダイズサヤタマバエ(Asphondylia yushimai)、ヘシアンバエ(Mayetiola destructor)、ブルーベリータマバエ(Dasineura oxycoccana)等、カ科のネッタイシマカ(Aedes aegypti)、アカイエカ(Culex pipiens pallens)等、ブユ科のウシブユ(Simulium takahashii)等、ユスリカ科のイネユスリカ(Chironomus oryzae)等、アブ科のキンメアブ(Chrysops suavis)、ウシアブ(Tabanus trigonus)等、ハナアブ科のハイジマハナアブ(Eumerus strigatus)等、ミバエ科のミカンコミバエ(Bactrocera dorsalis)、オウトウハマダラミバエ(Euphranta japonica)、チチュウカイミバエ(Ceratitis capitata)等、ハモグリバエ科のマメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、トマトハモグリバエ(Liriomyza sativae)、イネハモグリバエ(Agromyza oryzae)、ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、ナモグリバエ(Chromatomyia horticola)、ネギハモグリバエ(Liriomyza chinensis)、アメリカンセルペンティンリーフマイナー(Liriomyza trifolii)等、キモグリバエ科のムギキモグリバエ(Meromyza nigriventris)等、ショウジョウバエ科のオウトウショウジョウバエ(Drosophila suzukii)、キイロショウジョウバエ(Drosophila melanogaster)等、ミギワバエ科のイネミギワバエ(Hydrellia griseola)等、シラミバエ科のウマシラミバエ(Hippobosca equina)等、フンバエ科のササカワフンバエ(Parallelpmma sasakawae)等、ハナバエ科のタマネギバエ(Delia antiqua)、タネバエ(Delia platura)等、ヒメイエバエ科のヒメイエバエ(Fannia canicularis)等、イエバエ科のイエバエ(Musca domestica)、サシバエ(Stomoxys calcitrans)等、ニクバエ科のセンチニクバエ(Sarcophaga peregrina)等、ウマバエ科のウマバエ(Gasterophilus intestinalis)等、ウシバエ科のウシバエ(Hypoderma lineatum)等、ヒツジバエ科のヒツジバエ(Oestrus ovis)等を挙げることができる。
チョウ目害虫としては、例えば、コウモリガ科のコウモリガ(Endoclita excrescens)等、ツヤコガ科のブドウツヤコガ(Antispila ampelopsia)等、ボクトウガ科のゴマフボクトウ(Zeuzera leuconotum)、ヒメボクトウ(Cossus insularis)等、ハマキガ科のミダレカクモンハマキ(Archips fuscocupreanus)、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、ナシヒメシンクイ(Grapholitha molesta)、チャハマキ(Homona magnanima)、マメシンクイガ(Leguminivora glycinivorella)、コドリンガ(Cydia pomonella)、ヨーロピアングレープバインモス(Lobesia botrana)等、ホソハマキ科のブドウホソハマキ(Eupoecilia ambiguella)等、ミノガ科のクロツヤミノガ(Bambalina sp.)、チャミノガ(Eumeta minuscula)等、ヒロズコガ科のコクガ(Nemapogon granella)、イガ(Tinea translucens)等、チビガ科のナシチビガ(Bucculatrix pyrivorella)等、ハモグリガ科のモモハモグリガ(Lyonetia clerkella)、ギンモンハモグリガ(Lyonetiaprunifoliella malinella)等、ホソガ科のチャノホソガ(Caloptilia theivora)、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等、コハモグリガ科のミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)等、アトヒゲコガ科のネギコガ(Acrolepiopsis sapporensis)等、コナガ科のコナガ(Plutella xylostella)、スガ科のリンゴスガ(Yponomeuta orientalis)等、メムシガ科のリンゴヒメシンクイ(Argyresthia conjugella)等、スカシバガ科のブドウスカシバ(Nokona regalis)、コスカシバ(Synanthedon hector)等、キバガ科のジャガイモガ(Phthorimaea operculella)、バクガ(Sitotroga cerealella)、ワタアカミムシガ(Pectinophora gossypiella)、トマトリーフマイナー(Tuta absoluta)等、シンクイガ科のモモシンクイガ(Carposina sasakii)等、マダラガ科のリンゴハマキクロバ(Illiberis pruni)等、イラガ科のイラガ(Monema flavescens)等、ツトガ科のツトガ(Ancylolomia japonica)、ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、アワノメイガ(Ostrinia furnacalis)、ハイマダラノメイガ(Hellulla undalis)、モモゴマダラメイガ(Conogethes punctiferlis)、ワタヘリクロノメイガ(Diaphania indica)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)等、シュガーケーンボーラー(Diatraea saccharalis)、メイガ科のスジマダラメイガ(Cadra cautella)、ハチノスツヅリガ(Galleria mellonella)等、トリバガ科のブドウトリバ(Nippoptilia vitis)等、アゲハチョウ科のナミアゲハ(Papilio xuthus)等、シロチョウ科のモンシロチョウ(Pieris rapae)等、セセリチョウ科のイチモンジセセリ(Parnara guttata)等、シャクガ科のヨモギエダシャク(Ascotis selenaria)等、カレハガ科のマツカレハ(Dendrolimus spectabilis)、オビカレハ(Malacosoma neustrium testaceum)等、スズメガ科のエビガラスズメ(Agrius convolvuli)等、ドクガ科のチャドクガ(Arna pseudoconspersa)、ヒメシロモンドクガ(Orygia recens approximans)、マイマイガ(Lymantria dispar)等、ヒトリガ科のアメリカシロヒトリ(Hyphantria cunea)等、ヤガ科のタマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、タマナギンウワバ(Autographa nigrisigna)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、コーンイヤーワーム(Helicoverpa zea)、タバコバドワーム(Heliothis virescens)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、ソイビーンルーパー(Chrysodeix includens)、ツマジロクサヨトウ(Spodoptera frugiperda)、ブロンズドカットワーム(Nephelodes minians)等を挙げることができる。
ハチ目害虫としては、例えば、ミフシハバチ科のチュウレンジハバチ(Arge pagana)等、ハバチ科のクリハバチ(Apethymus kuri)、カブラハバチ(Athalia rosae ruficornis)等、タマバチ科のクリタマバチ(Dryocosmus kuriphilus)等、スズメバチ科のキイロスズメバチ(Vespa simillima xanthoptera)等、アリ科のヒアリ(Solenopsis invicta)、アルゼンチンアリ(Linepithema humile)等、ハキリバチ科のバラハキリバチ(Megachile nipponica)等を挙げることができる。
トビムシ目害虫としては、例えば、マルトビムシ科のキボシマルトビムシ(Bourletiella hortensis)等を挙げることができる。
シミ目害虫としては、例えば、シミ科のセイヨウシミ(Lepisma saccharina)、ヤマトシミ(Ctenolepisma villosa)等を挙げることができる。
ゴキブリ目害虫としては、例えば、ゴキブリ科のワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、チャバネゴキブリ科のチャバネゴキブリ(Blattella germanica)、シロアリ科のタイワンシロアリ(Odontotermes formosanus)、レイビシロアリ科のアメリカカンザイシロアリ(Incisitermes minor)、ダイコクシロアリ(Cryptotermes domesticus)、ミゾガラシロアリ科のイエシロアリ(Coptotermes formosanus)、ヤマトシロアリ(Reticulitermes speratus)等を挙げることができる。
チャタテムシ目害虫としては、例えば、コチャタテ科のコチャタテ(Trogium pulsatorium)等、コナチャタテ科のウスグロチャタテ(Liposcelis corrodens)等を挙げることができる。
ハサミムシ目害虫としては、例えば、オオハサミムシ科のオオハサミムシ(Labodura riparia)等を挙げることができる。
ハジラミ目害虫としては、例えば、トリハジラミ科のニワトリナガハジラミ等、ケモノハジラミ科のウシハジラミ(Damalinia bovis)等を挙げることができる。
シラミ目害虫としては、例えば、ケモノジラミ科のブタジラミ(Haematopinus suis)等、ヒトジラミ科のヒトジラミ(Pediculus humanus)等、ケモノホソジラミ科のイヌジラミ(Linognathus setosus)等、ケジラミ科のケジラミ(Pthirus pubis)等を挙げることができる。
ダニ目害虫としては、例えば、ハシリダニ科のムギダニ(Penthaleus major)等、ホコリダニ科のシクラメンホコリダニ(Phytonemus pallidus)、チャノホコリダニ(Polyphagotarsonemus latus)等、シラミダニ科のシラミダニの一種(Siteroptes sp.)等、ヒメハダニ科のブドウヒメハダニ(Brevipalpus lewisi)等、ケナガハダニ科のナミケナガハダニ(Tuckerella pavoniformis)等、ハダニ科のアンズアケハダニ(Eotetranychus boreus)、ミカンハダニ(Panonychus citri)、リンゴハダニ(Panonychus ulmi)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)、カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)等、ナガクダフシダニ科のマツフシダニ(Trisetacus pini)等、フシダニ科のミカンサビダニ(Aculops pelekassi)、ナシサビダニ(Epitrimerus pyri)、シトラスラストマイト(Phyllocoptruta oleivora)、トマトサビダニ(Aculops lycopersici)等、ハリナガフシダニ科のイヌツゲフシダニ(Diptacus crenatae)等、コナダニ科のムギコナダニ(Aleuroglyphus ovatus)、ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)、ロビンネダニ(Rhizoglyphus robini)、ヘギイタダニ科のミツバチヘギイタダニ(Varroa jacobsoni)等、ワクモ科のワクモ(Dermanyssus gallinae)等、オオサシダニ科のトリサシダニ(Ornithonyssus sylvialum)等、マダニ科のオウシマダニ(Boophilus microplus)、クリイロコイタマダニ(Rhipicephalus sanguineus)、フタトゲチマダニ(Haemaphysalis longicornis)等、ヒゼンダニ科のヒゼンダニ(Sarcoptes scabiei)等を挙げることができる。
植物寄生性線虫類としては、例えば、ロンギドルス科のブドウオオハリセンチュウ(Xiphinema index)等、トリコドルス科のヒメユミハリセンチュウ(Paratrichodorus minor)等、ラブディティス科の一種(Rhabditella sp.)等、ティレンクス科の一種(Aglenchus sp.)等、ティロドルス科の一種(Cephalenchus sp.)等、アングイナ科のイチゴメセンチュウ(Nothotylenchus acris)、イモグサレセンチュウ(Ditylenchus destructor)等、ホプロライムス科のニセフクロセンチュウ(Rotylenchulus reniformis)、ナミラセンセンチュウ(Helicotylenchus dihystera)等、パラティレンクス科のチャピンセンチュウ(Paratylenchus curvitatus)等、メロイドギネ科のサツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、ジャワネコブセンチュウ(Meloidogyne javanica)、コロンビアネコブセンチュウ(Meloidogyne chitwoodi)、ニセコロンビアネコブセンチュウ(Meloidogyne fallax)等、ヘテロデラ科のジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、テンサイシストセンチュウ(Heterodera Schachtii)等、テロティレンクス科のナミイシュクセンチュウ(Tylenchorhynchus claytoni)等、プシレンクス科のラシンセンチュウの一種(Psilenchus sp.)等、クリコネマ科のワセンチュウ類の一種(Criconemoides sp.)等、ティレンクルス科のミカンネセンチュウ(Tylenchulus semipenetrans)等、スフェロネマ科のツバキマルセンチュウ(Sphaeronema camelliae)等、プラティレンクス科のカンキツネモグリセンチュウ(Radopholus citrophilus)、バナナネモグリセンチュウ(Radopholus similis)、ニセネコブセンチュウ(Nacobbus aberrans)、キタネグサレセンチュウ(Pratylenchus penetrans)、ミナミネグサレセンチュウ(Pratylenchus coffeae)、モロコシネグサレセンチュウ(Pratylenchus zeae)、パイナップルネグサレセンチュウ(Pratylenchus brachyurus)等、イオトンキウム科のヒラタケヒダコブセンチュウ(Iotonchium ungulatum)等、アフェレンクス科のニセネグサレセンチュウ(Aphelenchus avenae)等、アフェレンコイデス科のイネシンガレセンチュウ(Aphelenchoides besseyi)、イチゴセンチュウ(Aphelenchoides fragariae)等、パラシタフェレンクス科のマツノザイセンチュウ(Bursaphelenchus xylophilus)等を挙げることができる。
植物寄生性軟体動物としては、例えば、タニシモドキ科のスクミリンゴガイ(Pomacea canaliculata)等、アシヒダナメクジ科のアシヒダナメクジ(Leavicaulis alte)等、アフリカマイマイ科のアフリカマイマイ(Achatina fulica)等、ナメクジ科のフタスジナメクジ(Meghimatium bilineatum)等、オカモノアラガイ科のオカモノアラガイ(Succinealauta)等、パツラマイマイ科のパツラマイマイ(Discus pauper)等、コハクガイ科のエゾコハクガイ(Zonitoides yessoensis)等、コウラナメクジ科のコウラナメクジ(Limax flavus)、チャコウラナメクジ(Lehmannia valentiana)、ノハラナメクジ(Deroceras reticulatum)等、ベッコウマイマイ科のハリマキビ(Parakaliella harimensis)等、オナジマイマイ科のウスカワマイマイ(Acusta despecta sieboldiana)、オナジマイマイ(Bradybaena similaris)等を挙げることができる。
その他の有害動物、不快動物、衛生害虫、家畜害虫、寄生虫等の有害生物としては、例えば、エビ目アメリカザリガニ科のアメリカザリガニ(Procambarus clarkii)等、ワラジムシ目のワラジムシ科のワラジムシ(Porcellio scaber)等、ダンゴムシ科のオカダンゴムシ(Armadillidium vulgare)等、ゲジ目ゲジ科のゲジやオオムカデ目トビズムカデ(Scolopendra subspinipes)等のムカデ害虫目、オビヤスデ目ヤケヤスデ科のヤケヤスデ(Oxidus gracilis)等のヤスデ網害虫、クモ目ヒメグモ科のセアカゴケグモ(Theridiidae hasseltii)等、クモ目フクログモ科のカバキコマチグモ(Chiracanthium japonicum)等、サソリ目のアフガンデスストーカー(Androctonus crassicauda)等、線形動物内部寄生虫である回虫類(Ascaris lumbricoides)等、ぎょう虫類(Syphacia sp.)等、フィラリア類(Wuchereria bancrofti)等、扁形動物内部寄生虫である肝臓ジストマ(Distomum sp.)、肺臓ジストマ(Paragonimus westermanii)、横川吸虫(Metagonimus yokokawai)、日本住血吸虫(Schistosoma japonicum)、有鉤条虫(Taenia solium)、無鉤条虫(Taeniarhynchus saginatus)、エキノコックス(Echinococcus sp.)、広節裂頭条虫(Diphyllobothrium latum)等を挙げることができる。
本発明の有害生物防除剤は、既存の有害生物防除剤に抵抗性を獲得した、前記に例示した有害生物等にも防除効果を示す。又、本発明の有害生物防除剤は、遺伝子組換え、人工交配等で害虫耐性、病害耐性、除草剤耐性等の特性を獲得した植物に使用することもできる。
本発明の「育種法又は遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物」とは、古典的な品種交配による耐性付与、遺伝子組み換え技術による耐性付与だけでなく、これまでの交配技術に分子生物学的な手法を組み合わせた新育種技術(New Plant Breeding Techniques, NBTs)により耐性付与された植物も含む。新育種技術(NBTs)は書籍「新しい植物育種技術を理解しよう」(国際文献社、大澤良、江面浩 著)、レビュー記事「Genome Editing Tools in Plants」(Genes 2017,8, 399、Tapan Kumar Mohanta、Tufail Bashir、Abeer Hashem、Elsayed Fathi Abd_Allah and Hanhong Bae 著)等に記載されている。
次に、本発明化合物の製造方法、製剤方法並びに用途を下記の実施例で詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。尚、本発明化合物の物性値である融点は、ヤナコ製MP−500V微量融点測定装置にて測定した。屈折率は、アタゴ製アッベ屈折計を用いて測定した。H NMRスペクトラムは、日本電子製JNM−LA400(400 MHz)、JNM−LA300(300 MHz)又はJNM−ECS300(300 MHz)を用いて、テトラメチルシラン(TMS)を内部標準とし測定した。高分解能質量分析スペクトル(HRMS)は、サーモフィッシャーサイエンティフィック製Q Exactive Focus Hybrid Quadrupole−Orbitrap LC−MS/MS System(ESI, positive mode)を用いて測定した。
又、本発明化合物の製造中間体の製造例も併せて記載する。
[実施例1]
5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(1,1,1−トリフルオロ−N−メチル−メチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造(本発明の化合物番号:A−0252)
(1)5−アミノ−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチルの製造
国際公開特許公報WO2009/078481号記載の方法に準じて製造した4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ安息香酸エチル16.8g(74mmol)をエタノール800mLに溶かし、10%パラジウムカーボン1.70gを加えた。その後、水素雰囲気下、常圧下、室温で5時間撹拌した。反応終了後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、目的物を12.2g(収率84%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.37(3H, t), 2.48(3H, s), 3.66(2H, brs), 4.32(2H, q), 6.85(1H, d), 7.41(1H, d)
(2)4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル安息香酸エチルの製造
5−アミノ−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル24.5g(124mmol)を濃塩酸100mLに懸濁し、氷冷下、0〜5℃にて亜硝酸ナトリウム9.40g(136mmol)を30mLの水に溶解させた水溶液を滴下した。更に滴下終了後、同温度に保ちながら1時間撹拌した。塩化スズ47.0g(248mmol)を濃塩酸100mLに溶解した溶液を、同温度に保ちながら前述の反応混合物に徐々に滴下し、さらに室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、水酸化ナトリウム水溶液で中和し、不溶物をセライト濾過後、有機層を水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた粗生成物をn−ヘキサンで洗浄し、目的物を20.5g(収率78%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.39(3H, t), 2.50(3H, s), 3.59(2H, brs), 4.35(2H, q), 5.34(1H, brs), 6.85(1H, d), 7.66(1H, d)
(3)5−(5−アミノ−3−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0069)の製造
メチル 2−[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]アセテート5.68g(30mmol)、アセトニトリル2.46g(60mmol)、テトラヒドロフラン10mLの混合物を、氷冷下、カリウムtert−ブトキシド6.73g(60mmol)のテトラヒドロフラン溶液60mLに滴下し、室温で1.5時間撹拌した。反応終了後、希クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製のtert−ブチル (3−シアノ−2−オキソプロピル)カーバメート5.83g(収率98%)を得た。次に、4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル安息香酸エチル2.64g(12mmol)、tert−ブチル (3−シアノ−2−オキソプロピル)カーバメート5.83g(29mmol)、トリエチルアミン1.26g(12mmol)、エタノール25mLの混合物を15.5時間加熱還流した。室温にて放冷後、得られた反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を4.32g(収率88%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.38(3H, t), 1.46(9H, s), 2.66(3H, s), 3.69(2H, brs), 4.28(2H, d), 4.35(2H, q), 5.07(1H, brs), 5.63(1H, s), 7.13(1H, d), 8.10(1H, d)
(4)5−(5−アミノ−3−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0072)の製造
5−(5−アミノ−3−{[(tert−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル4.32g(11mmol)のクロロホルム溶液60mLに氷冷下、N−クロロコハク酸イミド1.52g(11mmol)を加え、0℃で1時間撹拌した。反応終了後、1Nチオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムにて抽出した。得られた有機層を、希炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を4.19g(収率89%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.38(3H, t), 1.46(9H, s), 2.67(3H, s), 3.79(2H, brs), 4.33−4.38(4H, m), 5.06(1H, brs), 7.13(1H, d), 8.08(1H, d)
(5)5−[5−アミノ−3−(アミノメチル)−4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル]−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル塩酸塩の製造
5−(5−アミノ−3−{[(t−ブトキシカルボニル)アミノ]メチル}−4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル4.19g(9.8mmol)の1,4−ジオキサン溶液5mLに、4N塩酸/1,4−ジオキサン溶液20mLを加え、室温で6時間撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下濃縮し、粗製の目的物を4.05g(収率 定量的)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 1.31(3H, t), 2.61(3H, s), 3.89−3.96(2H, m), 4.30(2H, q), 7.11−7.26(1H, m), 7.50(1H, d), 7.88(1H, d), 8.46(2H, brs)
(6)5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0153)の製造
5−[5−アミノ−3−(アミノメチル)−4−クロロ−1H−ピラゾール−1−イル]−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル塩酸塩2.01g(5.5mmol)、トリエチルアミン1.85g(18mmol)、テトラヒドロフラン60mLの混合物に、氷冷下、トリフルオロメタンスルホニルクロリド1.12g(6.6mmol)を加え、0℃で4時間撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、目的物を1.85g(収率73%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.38(3H, t), 2.67(3H, s), 3.86(2H, brs), 4.35(2H, q), 4.46(2H, s), 5.59(1H, brs), 7.15(1H, d), 8.04(1H, d)
(7)5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸(本発明の化合物番号:F−0145)の製造
5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル0.95g(2.1mmol)、テトラヒドロフラン15mL、水7mLの混合物に、氷冷下、水酸化リチウム1水和物0.30g(7.1mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後、10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を得た。精製することなく、このまま次の工程に用いた。
H−NMRデータ(300MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.57(3H, s), 4.19(2H, d), 5.72(2H, brs), 7.40(1H, d), 7.82(1H, d), 9.86(1H, t)
(8)5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:A−0166)の製造
粗製の5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.48g(2.5mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物0.38g(2.5mmol)、ジクロロメタン40mL、テトラヒドロフラン20mLの混合物に、氷冷下、2,2,2−トリフルオロエチルアミン0.41g(4.1mmol)、トリエチルアミン0.42g(4.1mmol)を加え、室温で5.5時間撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下濃縮し、残渣に酢酸エチルを加え、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を0.61g(収率58%、2工程)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.42(3H, s), 4.02−4.11(2H, m), 4.23(2H, brs), 5.72(2H, brs), 7.39−7.42(2H, m), 9.08(1H, t), 9.89(1H, brs)
(9)5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(1,1,1−トリフルオロ−N−メチル−メチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造(本発明の化合物番号:A−0252)
5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(トリフルオロメチルスルホンアミド)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.53g(1.0mmol)、炭酸カリウム0.16g(1.1mmol)、アセトニトリル15mLの混合物に、氷冷下、ヨードメタン0.25g(1.8mmol)を加え、室温で2.5時間撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製し、目的物を0.42g(収率77%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.52(3H, s), 3.06(3H, s), 3.89(2H, s), 4.06−4.14(2H, m), 4.51(2H, brs), 6.13(1H, brs), 7.18(1H, d), 7.53(1H, d)
[実施例2]
(E)−5−(5−アミノ−4−クロロ−3−{[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミノ]メチル}−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)べンズアミド(本発明の化合物番号:A−0496)の製造
(1)5−(5−アミノ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0345)の製造
4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル安息香酸エチル10.0g(47.1mmol)、トリエチルアミン9.54g(94.3mmol)、4−メトキシ−3−オキソブタンニトリル13.3g(118mmol)、エタノール390mLの混合物を1時間還流した後、トリエチルアミン47.5g(469mmol)を加え、さらに2時間還流した。室温にて放冷後、得られた反応混合物を減圧下濃縮して、得られた固体をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を11.1g(収率77%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.37(3H, t), 2.66(3H, s), 3.43(3H, s), 3.69(2H, s), 4.34(2H, q), 4.42(2H, s), 5.71(1H, s), 7.12(1H, d), 8.13(1H, d)
(2)5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0346)の製造
5−(5−アミノ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル5.54g(18.0mmol)とクロロホルム62mLの混合物に、氷冷下、N−クロロコハク酸イミド2.89g(21.6mmol)を加え、同温度にて1時間攪拌した。反応溶液に飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、ジクロロメタンにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、目的物を5.35g(収率87%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.37(3H, t), 2.67(3H, s), 3.45(3H, s), 3.81(2H, brs), 4.34(2H, q), 4.46(2H, s), 7.13(1H, d), 8.12(1H, d)
(3)5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸(本発明の化合物番号:F−0324)の製造
5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル5.89g(17.2mmol)、テトラヒドロフラン14mL、メタノール14mL、水14mLの混合物に水酸化リチウム1水和物3.29g(78.4mmol)を加え、室温で4時間撹拌した。反応終了後、クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、析出した結晶をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を4.60g(収率85%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.61(3H, s), 3.26(3H, s), 4.25(2H, s), 5.64(2H, s), 7.43(1H, d), 7.86(1H, d)
(4)5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:A−0369)の製造
5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸4.45g(14.2mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルアミン4.22g(42.6mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩8.16g(42.6mmol)、ジクロロメタン38.0mLの混合物を室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を5.10g(収率91%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.51(3H, s), 3.44(3H, s), 3.89(2H, s), 3.86−4.42(2H, m), 4.44(2H, s), 6.65(1H, t), 7.14(1H, d), 7.58(1H, d)
(5)5−(5−アミノ−4−クロロ−3−ヒドロキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:A−0364)の製造
5−(5−アミノ−4−クロロ−3−メトキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド3.96g(10.0mmol)とジクロロメタン100mLの混合物に、窒素雰囲気下、−3℃にて三臭化ホウ素の1Mジクロロメタン溶液11mLを滴下し、0℃で4時間攪拌した。反応混合物にメタノールを加えて反応を停止し、溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、目的物を2.40g(収率63%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.42(3H, s), 3.99−4.14(2H, m), 4.31(2H, d), 5.02(1H, t), 5.54(2H, s), 7.38(1H, d), 7.42(1H, d), 9.08(1H, t)
(6)5−(5−アミノ−4−クロロ−3−ホルミル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:A−0488)の製造
5−(5−アミノ−4−クロロ−3−ヒドロキシメチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド1.0g(2.6mmol)、二酸化マンガン2.28g(26.2mmol)、ジクロロメタン13mLの混合物を室温で4時間半攪拌した後、1時間加熱還流した。さらに、二酸化マンガン2.28g(26.2mmol)を加え、2時間還流した後、室温にて放冷し、反応混合物をセライト濾過し、ろ液の溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を0.85g(収率85%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.55(3H, s), 3.97−4.14(4H, m), 6.49(1H, brs), 7.22(1H, d), 7.62(1H, d), 9.92(1H, s)
(7)(E)−5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(ヒドロキシイミノ)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:A−0489)の製造
粗製の5−(5−アミノ−4−クロロ−3−ホルミル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.85g(2.2mmol)、酢酸ナトリウム0.28g(3.4mmol)、ヒドロキシルアミン塩酸塩0.24g(3.5mmol)、テトラヒドロフラン13mLの混合物を室温で一晩攪拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1〜1:2)にて精製し、目的物を0.47g(収率53%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.42(3H, s), 3.99−4.14(2H, m), 5.77(2H, s), 7.43(1H, d), 7.59(1H, d), 7.91(1H, s), 9.08(1H, t), 11.5(1H, s)
(8)(E)−5−(5−アミノ−4−クロロ−3−{[(2,2,2−トリフルオロエトキシ)イミノ]メチル}−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)べンズアミド(本発明の化合物番号:A−0496)の製造
(E)−5−{5−アミノ−4−クロロ−3−[(ヒドロキシイミノ)メチル]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.20g(0.51mmol)、炭酸カリウム0.08g(0.58mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド1.0mLの混合物に、氷冷下、2,2,2−トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホネート0.15g(0.65mmol)を滴下し、室温で4時間攪拌した。反応終了後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:1)にて精製し、目的物を0.13g(収率54%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.52(3H, s), 3.95(2H, s), 3.97−4.15(2H, m), 4.56(2H, q), 6.51(1H, t), 7.16(1H, d), 7.58(1H, d), 8.16(1H, s)
[実施例3]
5−{5−アセトアミド−4−メチルチオ−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)安息香酸アミド(本発明の化合物番号:B−0065)の製造
(1)5−(5−アミノ−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0503)の製造
シアノ酢酸4.81g(56.5mmol)、塩化オキサリル6.88g(54.2mmol)、触媒量のN,N−ジメチルホルムアミド、クロロホルム40mLの混合物を室温で3時間撹拌した。得られた反応混合物を氷冷下、4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル安息香酸エチル10.0g(47.1mmol)のテトラヒドロフラン溶液50mLに滴下し、室温で3時間撹拌した。反応終了後、得られた反応混合物を減圧下濃縮して、トルエン50mL、エタノール50mL、メタンスルホン酸4.54g(47.2mmol)を加え、加熱還流下1時間撹拌した。室温にて放冷後、溶媒を減圧下留去して、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、析出した結晶をジイソプロピルエーテル、酢酸エチルで洗浄し、目的物を10.3g(収率78%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 1.31(3H, t), 2.56(3H, s), 4.29(2H, q), 4.68(1H, s), 5.43(2H, brs), 7.37(1H, d), 7.83(1H, d), 9.55(1H, brs)
(2)5−(5−アセトアミド−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0504)の製造
5−(5−アミノ−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル10.3g(36.9mmol)のトルエン溶液50mLに塩化アセチル28.9g(368mmol)を加え、加熱還流下3時間撹拌した。室温にて放冷後、得られた反応混合物を減圧下濃縮して、エタノール50mL、炭酸カリウム7.62g(55.1mmol)を加え、室温で5時間撹拌した。2N塩酸を加え、析出した結晶をヘキサン、ジイソプロピルエーテル、クロロホルムで洗浄し、目的物を9.71g(収率82%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 1.31(3H, t), 1.92(3H, s), 2.58(3H, s), 4.30(2H, q), 5.79(1H, s), 7.42(1H, d), 7.58(1H, d), 9.89(1H, s), 10.09(1H, brs)
(3)5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0548)の製造
5−(5−アセトアミド−3−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル4.00g(12.4mmol)、炭酸カリウム1.90g(13.7mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド25mLの混合物に、氷冷下、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル 1,1,2,2,3,3,4,4,4−ノナフルオロブタン−1−スルホネート7.60g(14.3mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を6.10g(収率89%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.39(3H, t), 2.09(3H, s), 2.67(3H, s), 4.36(2H, q), 4.72(2H, t), 6.22(1H, s), 7.13(1H, s), 7.14(1H, d), 8.06(1H, d)
(4)5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸(本発明の化合物番号:F−0512)の製造
5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル5.89g(10.6mmol)、テトラヒドロフラン10mL、メタノール5mL、水5mLの混合物に水酸化リチウム1水和物2.31g(55.1mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後、2N塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、析出した結晶をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を4.91g(収率88%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 1.94(3H, s), 2.61(3H, s), 4.94(2H, t), 6.12(1H, s), 7.43(1H, d), 7.88(1H, d), 10.1(1H, brs), 13.2(1H, brs)
(5)5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0051)の製造
5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル安息香酸5.62g(10.7mmol)のジクロロメタン溶液15mLに2,2,2−トリフルオロエチルアミン1.27g(12.8mmol)を加えた後、氷冷下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩2.46g(12.8mmol)を加え、室温で2時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:2)にて精製し、目的物を5.25g(収率81%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.06(3H, s), 2.49(3H, s), 4.01−4.16(3H, m), 4.68(2H, t), 6.15(1H, s), 6.50(1H, brs), 7.14(1H, d), 7.50(1H, d)
(6)5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−4−チオシアナト−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0064)の製造
5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド2.45g(4.04mmol)とメタノール5.00mLの混合物に、氷冷下、チオシアン酸カリウム1.18g(12.1mmol)を加えた後、臭素0.64g(4.0mmol)のメタノール溶液(5mL)を加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜2:3)にて精製し、目的物を2.68g(収率 定量的)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.13(3H, s), 2.52(3H, s), 4.03−4.16(2H, m), 4.81(2H, t), 6.23(1H, t), 7.16(1H, d), 7.33(1H, brs), 7.53(1H, d)
(7)5−{5−アセトアミド−4−メルカプト−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0220)の製造
5−{5−アセトアミド−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−4−チオシアナト−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.80g(1.2mmol)のメタノール溶液3.0mLに0℃にて水素化ホウ素ナトリウム0.08g(2.1mmol)を加え、同温度にて2時間攪拌した。反応混合物に2N塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を0.74g(収率96%)得た。精製することなくこのまま次の反応に用いた。
(8)5−{5−アセトアミド−4−メチルチオ−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)安息香酸アミド(本発明の化合物番号:B−0065)の製造
粗製の5−{5−アセトアミド−4−メルカプト−3−[(2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル)オキシ]−1H−ピラゾール−1−イル}−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.74g(1.2mmol)とN,N−ジメチルホルムアミド2.5mLの混合物に炭酸カリウム0.24g(1.7mmol)とロンガリット二水和物0.13g(0.84mmol)を加えた後、氷冷下、ヨードメタン0.25g(1.8mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を0.59g(収率80%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.04(3H, s), 2.28(3H, s), 2.49(3H, s), 4.01−4.16(2H, m), 4.79(2H, t), 6.49(1H, brs), 7.04−7.12(2H, m), 7.55(1H, brs)
[実施例4]
1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル ジフルオロメタンスルホネート(本発明の化合物番号:D−0006)の製造
(1)4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造
4−フルオロ−2−メチル安息香酸30.0g(195mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド0.72g(9.8mmol)、クロロホルム390mLの混合物に塩化オキサリル27.2g(214mmol)を滴下し、室温で2時間攪拌した。得られた反応混合物を減圧下濃縮した後、残渣をクロロホルム200mLに溶かし、氷冷下、2,2,2−トリフルオロエチルアミン21.2g(214mmol)、トリエチルアミン59.1g(584mmol)、クロロホルム285mLの混合物に滴下し、反応混合物を室温で2時間半攪拌した。反応終了後、水とクロロホルムを加え、有機層を10%クエン酸水溶液、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、粗製の目的物を45.4g(収率99%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.45(3H, s), 4.01−4.17(2H, m), 6.04(1H, brs), 6.87−6.99(2H, m), 7.34−7.42(1H, m)
(2)4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造

4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド45.4g(193mmol)と硫酸210mLの混合物に、氷冷下、硝酸カリウム21.5g(213mmol)の硫酸溶液(60mL)を滴下し、室温で7時間攪拌した。反応終了後、反応混合物を氷水に注ぎ、不溶物を除去した後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、再結晶(n−ヘキサン/酢酸エチル/クロロホルム)にて精製し、目的物を46.0g(収率85%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.55(3H, s), 4.05−4.19(2H, m), 6.19(1H, brs), 7.22(1H, d), 8.15(1H, d)
(3)5−アミノ−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造
4−フルオロ−2−メチル−5−ニトロ−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド46.0g(164mmol)をエタノール190mLと酢酸エチル190mLに溶かした後、塩化アンモニウム8.78g(164mmol)の水溶液(95mL)と鉄45.8g(820mmol)を加え、6時間還流した。室温にて放冷後、反応混合物をセライト濾過し、濾液を酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた固体をヘキサン/ジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を39.2g(収率95%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.32(3H, s), 3.70(2H, brs), 4.02−4.12(2H, m), 5.96(1H, brs), 6.82(1H, d), 6.86(1H, d)
(4)4−フルオロ−5−(4−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:D−0001)の製造
5−アミノ−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド5.00g(20.0mmol)、酢酸20mL、濃塩酸50mLの混合物に、−10℃にて亜硝酸ナトリウム1.52g(22.0mmol)の水溶液7mLを滴下し、同温度で1時間半攪拌した後、氷冷下、4−クロロ−3−オキソブタンカルボン酸3.00g(22.0mmol)、酢酸ナトリウム9.80g(119.5mmol)、水125mLの混合物を滴下し、室温にて2時間攪拌した。反応混合物に水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の5−[(4−クロロ−3−オキソブタン−1−エン−1−イル)アミノ]−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドを得た。次に、粗製の5−[(4−クロロ−3−オキソブタン−1−エン−1−イル)アミノ]−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド、炭酸カリウム8.29g(60.0mmol)、メタノール100mLの混合物を4時間加熱還流した。室温にて放冷後、希クエン酸水溶液と酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜1:2)にて精製し、目的物を0.56g(収率9%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.36(3H, s), 4.13−4.19(2H, m), 7.37(1H, d), 7.43(1H, s), 7.66(1H, d), 7.74(1H, d), 8.96(1H, s), 9.10(1H, t)
(5)1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−1H−ピラゾール−4−イル ジフルオロメタンスルホネート(本発明の化合物番号:D−0006)の製造
4−フルオロ−5−(4−ヒドロキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.25g(0.79mmol)、ピリジン0.07g(0.88mmol)、クロロホルム3.0mLの混合物に氷冷下、ジフルオロメタンスルホニルクロリド0.13g(0.86mmol)のクロロホルム溶液1.0mLを滴下した後、同温度にて4時間攪拌した。反応終了後、水と酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、目的物を0.27g(収率79%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.49(3H, s), 4.03−4.17(2H, m), 6.19(1H, t), 6.49(1H, t), 7.15(1H, d), 7.74(1H, s), 7.95(1H, d), 8.11(1H, d)
[実施例5]
1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(本発明の化合物番号:A−0034)の製造
(1)4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミドの製造
5−アミノ−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド15.0g(60.0mmol)、酢酸100mL、濃塩酸100mLの混合物に、−10℃にて亜硝酸ナトリウム4.96g(71.9mmol)の水溶液20mLを滴下し、同温度で30分攪拌した後、氷冷下、塩化スズ22.7g(120mmol)と濃塩酸30mLの混合物を滴下し、同温度にて2時間攪拌した。得られた反応混合物に25%水酸化ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた固体をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を13.8g(収率87%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.34(3H, s), 3.58(2H, brs), 4.02−4.17(2H, m), 5.40(1H, brs), 6.03(1H, brs), 6.84(1H, d), 7.21(1H, d)
(2)1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル(本発明の化合物番号:A−0029)の製造
アセトンシュウ酸エチル10.6g(67.0mmol)とエタノール90mLの混合物に、氷冷下、4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド16.9g(63.7mmol)のエタノール溶液250mLを加え、室温に昇温した後、4時間半還流した。反応終了後、セライト濾過により不溶物を除去し、反応混合物を減圧下濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、目的物を9.34g(収率38%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.40(3H, t), 2.24(3H, s), 2.54(3H, s), 4.01−4.14(2H, m), 4.41(2H, q), 6.53(1H, t), 6.73(1H, s), 7.14(1H, d), 7.59(1H, d)
(3)1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸(本発明の化合物番号:A−0026)の製造
1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸エチル9.34g(24.1mmol)、水酸化リチウム1水和物3.00g(71.5mmol)、テトラヒドロフラン40mL、エタノール20mL、水20mLの混合物を室温にて26時間攪拌した。反応終了後、3N塩酸を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、析出した結晶をヘキサン洗浄し、目的物を3.84g(収率44%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.19(3H, s), 2.44(3H, s), 4.01−4.13(2H, m), 6.73(1H, s), 7.50(1H, d), 7.55(1H, d), 9.17(1H, t), 12.9(1H, brs)
(4)1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−3−カルボキサミド(本発明の化合物番号:A−0034)の製造
1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸0.30g(0.84mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルアミン0.10g(1.0mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩0.19g(0.99mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物0.06g(0.39mmol)、クロロホルム2.0mL、テトラヒドロフラン2.0mLの混合物に、トリエチルアミン0.10g(0.99mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を0.22g(収率60%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.23(3H, d), 2.55(3H, s), 3.99−4.17(4H, m), 6.21(1H, t), 6.75(1H, s), 7.10(1H, t), 7.19(1H, d), 7.51(1H, d)
[実施例6]
4−フルオロ−2−メチル−5−(5−メチル−3−メチルチオ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0007)の製造
(1)5−(3−アミノ−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0233)の製造
1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−カルボン酸5.30g(14.8mmol)、トリエチルアミン1.80g(17.8mmol)、tert−ブタノール45mLの混合物にジフェニルリン酸アジド4.90g(17.8mmol)を室温で加えた後、7時間半加熱還流した。室温にて放冷後、反応混合物を減圧下濃縮し、粗製のtert−ブチル(1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カーバメートを得た。次に、粗製のtert−ブチル(1−{2−フルオロ−4−メチル−5−[(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル]フェニル}−5−メチル−1H−ピラゾール−3−イル)カーバメートと1,4−ジオキサン33mLの混合物に濃塩酸11mLを滴下し、室温で一晩攪拌した後、80℃で5時間加熱攪拌した。室温にて放冷後、3M塩酸と酢酸エチルを加え、得られた水層に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え塩基性にした後、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去し、目的物を2.80g(収率57%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.11(3H, s), 2.48(3H, s), 3.78(2H, brs), 3.98−4.14(2H, m), 5.61(1H, s), 6.68(1H, t), 7.07(1H, d), 7.49(1H, d)
(2)4−フルオロ−2−メチル−5−(5−メチル−3−メチルチオ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0007)の製造
5−(3−アミノ−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−4−フルオロ−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド4.12g(12.5mmol)、ジメチルジスルフィド2.35g(24.9mmol)、クロロホルム50mLの混合物に、氷冷下、亜硝酸tert−ブチル2.57g(24.9mmol)を加え、室温で一晩攪拌した。反応終了後、反応混合物を減圧下濃縮して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=4:1〜1:1)にて精製し、得られた固体をジイソプロピルエーテル洗浄し、目的物を2.13g(収率47%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.19(3H, d), 2.52(6H, m), 4.00−4.14(2H, m), 6.15(1H, d), 6.55(1H, t), 7.12(1H, d), 7.55(1H, d)
[実施例7]
4−フルオロ−2−メチル−5−{5−メチル−3−[(パーフルオロプロピル)チオ]−1H−ピラゾール−1−イル}−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0199)の製造
(1)4−フルオロ−2−メチル−5−(5−メチル−3−メチルスルフィニル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0008)の製造
4−フルオロ−2−メチル−5−(5−メチル−3−メチルチオ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド2.29g(6.34mmol)のクロロホルム溶液32mLに、氷冷下、m−クロロ過安息香酸1.40g(5.27mmol、純度65%として換算)を加え、0℃にて2時間攪拌した後、m−クロロ過安息香酸0.07g(0.26mmol、純度65%として換算)をさらに加え、同温度にて30分攪拌した。反応終了後、飽和チオ硫酸ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1〜クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製し、目的物を2.68g(収率 定量的)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.26(3H, d), 2.54(3H, s), 2.91(3H, s), 4.01−4.18(2H, m), 6.62(1H, s), 6.63(1H, brs), 7.16(1H, d), 7.52(1H, d)
(2)4−フルオロ−5−(3−メルカプト−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0257)の製造
4−フルオロ−2−メチル−5−(5−メチル−3−メチルスルフィニル−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド2.68g(7.10mmol)のクロロホルム溶液23mLに無水トリフルオロ酢酸2.98g(14.2mmol)を加え、室温で1時間半撹拌した後、溶媒を減圧下留去した。次に、この粗生成物と炭酸カリウム2.95g(21.3mmol)、メタノール23mLの混合物を室温で2時間攪拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、さらに3M塩酸を加えて酸性にし、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、粗製の目的物を2.74g(収率 定量的)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.20(3H, d), 2.53(3H, s), 4.02−4.17(2H, m), 6.29(1H, s), 6.79(1H, t), 7.16(1H, d), 7.55(1H, dd)
(3)4−フルオロ−2−メチル−5−{5−メチル−3−[(パーフルオロプロピル)チオ]−1H−ピラゾール−1−イル}−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:C−0199)の製造
粗製の4−フルオロ−5−(3−メルカプト−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド0.40g(1.2mmol)のN,N−ジメチルホルムアミド溶液6mLに、炭酸カリウム0.40g(2.9mmol)、ロンガリット二水和物0.03g(0.19mmol)を加えた後、1,1,1,2,2,3,3−ヘプタフルオロ−3−ヨードプロパン0.51g(1.7mmol)を加え、80℃で6時間加熱攪拌した。室温にて放冷後、水を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1)にて精製し、目的物を0.21g(収率35%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 2.24(3H, d), 2.53(3H, s), 4.01−4.16(2H, m), 6.35(1H, t), 6.52(1H, s), 7.16(1H, d), 7.52(1H, d)
[実施例8]
4−シアノ−2−メチル−5−(5−メチル−3−2,2,2−トリフルオロエトキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0021)の製造
(1)5−(2−アセチルヒドラジニル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチルの製造
4−フルオロ−5−ヒドラジニル−2−メチル安息香酸エチル1.0g(4.7mmol)のジエチルエーテル溶液10mLに氷冷下、ピリジン0.39g(4.9mmol)、無水酢酸0.50g(4.9mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去して、析出した結晶をヘキサン洗浄し、目的物を1.1g(収率92%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.38(3H, t), 2.09(3H, s), 2.50(3H, s), 4.33(2H, q), 6.21(1H, brs), 6.90(1H, d), 7.23(1H, brs), 7.50(1H, s)
(2)4−フルオロ−5−(3−ヒドロキシ−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0505)の製造
三臭化リン5mLに、室温下、アセト酢酸エチル0.59g(4.5mmol)、5−(2−アセチルヒドラジニル)−4−フルオロ−2−メチル安息香酸エチル1.1g(4.3mmol)を加え、60℃で2時間撹拌した。室温にて放冷後、反応混合物に酢酸エチルを加えた後、氷水に注いだ。有機層を飽和炭酸水素ナトリウム溶液、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:2)にて精製し、目的物を0.96g(収率80%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.39(3H, t), 2.12(3H, s), 2.66(3H, s), 4.36(2H, q), 5.58(1H, s), 7.11(1H, d), 8.05(1H, d), 11.84(1H, brs)
(3)4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]安息香酸エチル(本発明の化合物番号:G−0522)の製造
4−フルオロ−5−(3−ヒドロキシ−5−メチル−1H−ピラゾール−1−イル)−2−メチル安息香酸エチル4.00g(14.4mmol)、炭酸カリウム2.40g(17.4mmol)、N,N−ジメチルホルムアミド30mLの混合物に、氷冷下、2,2,2−トリフルオロエチル トリフルオロメタンスルホネート4.0g(17.2mmol)を加え、室温で3時間撹拌した。反応終了後、酢酸エチルを加え、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、目的物を4.9g(収率95%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,CDCl/TMS δ(ppm)): 1.39(3H, t), 2.15(3H, d), 2.67(3H, s), 4.36(2H, q), 4.59(2H, q), 5.75(1H, d), 7.10(1H, d), 8.02(1H, d)
(4)4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]安息香酸(本発明の化合物番号:F−0486)の製造
4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]安息香酸エチル4.46g(12.4mmol)、テトラヒドロフラン20mL、メタノール8mL、水8mLの混合物に水酸化リチウム1水和物1.56g(37.2mmol)を加え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、目的物を4.07g(収率99%)得た。
H−NMRデータ(300MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.11(3H, d), 2.60(3H, s), 4.80(2H, q), 5.95(1H, d), 7.46(1H, d), 7.89(1H, d)
(5)4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0020)の製造
4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]安息香酸1.9g(5.7mmol)、2,2,2−トリフルオロエチルアミン0.72g(7.3mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩1.4g(7.3mmol)、ジクロロメタン15mLの混合物を室温で一晩撹拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、酢酸エチルにて抽出し、得られた有機層を飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1〜1:3)にて精製し、目的物を1.3g(収率55%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.12(3H, s), 2.40(3H, s), 3.99−4.14(2H, m), 4.77(2H, q), 5.95(1H, s), 7.39−7.49(2H, m), 9.11(1H、t)
(6)4−シアノ−2−メチル−5−(5−メチル−3−2,2,2−トリフルオロエトキシ−1H−ピラゾール−1−イル)−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド(本発明の化合物番号:B−0021)の製造
4−フルオロ−2−メチル−5−[5−メチル−3−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)−1H−ピラゾール−1−イル]−N−(2,2,2−トリフルオロエチル)ベンズアミド1.0g(2.4mmol)、シアン化ナトリウム0.22g(4.5mmol)、ジメチルスルホキシド12mLの混合物を80℃で3時間攪拌した後、さらに120℃で10時間半加熱攪拌した。反応終了後、酢酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥した。溶媒を減圧下留去して、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒、n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1〜1:1)にて精製し、得られた固体をヘキサン:ジイソプロピルエーテル=1:1の混合溶媒で洗浄し、目的物を0.92g(収率90%)得た。
H−NMRデータ(400MHz,DMSO−d/TMS δ(ppm)): 2.22(3H, s), 2.39(3H, s), 4.03−4.15(2H, m), 4.81(2H, q), 6.03(1H, d), 7.57(1H, s), 8.01(1H, s), 9.31(1H, t)
前記実施例に準じて製造した本発明の化合物[I]の物性値(融点、屈折率、H−NMRスペクトルデータ及び光学活性体の比旋光度)を前記実施例における値を含め以下の表101〜表112に示し、本発明の化合物[II]の物性値を同様に表113〜表122に示す。尚、表中の化合物番号及び記号は、前記と同様の意味を表す。
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
Figure 2021121581
次に、以上のようにして製造された本発明の3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体又はその農業上許容される塩を使用した、本発明の有害生物防除剤の製剤例について具体的に説明する。但し、化合物、添加剤の種類及び配合比率は、これのみに限定されることなく広い範囲で変更可能である。又、以下の説明において「部」は質量部を意味する。
[製剤例1] 乳剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 10部
シクロヘキサノン 30部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 11部
アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム 4部
メチルナフタリン 45部
以上を均一に溶解して乳剤とした。
[製剤例2] 水和剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 10部
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩 0.5部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 0.5部
珪藻土 24部
クレー 65部
以上を均一に混合粉砕して水和剤とした。
[製剤例3] 粉剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 2部
珪藻土 5部
クレー 93部
以上を均一に混合粉砕して粉剤とした。
[製剤例4] 粒剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 5部
ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩 2部
リグニンスルホン酸ナトリウム 5部
カルボキシメチルセルロース 2部
クレー 86部
以上を均一に混合粉砕した。この混合物に水20部相当量を加えて練り合せ、押出式造粒機を用いて14〜32メッシュの粒状に加工した後、乾燥して粒剤とした。
[製剤例5] フロアブル剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 20部
ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル硫酸塩 4部
エチレングリコール 7部
シリコーンAF−118N(旭化成工業株式会社製) 0.02部
水 68.98部
以上を高速攪拌機にて30分間混合した後、湿式粉砕機にて粉砕しフロアブル剤とした。
[製剤例6] 顆粒水和剤
表1〜表40及び表101〜表112に記載の化合物 10部
リグニンスルホン酸ナトリウム 5部
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル 1部
ポリカルボン酸ナトリウム 3部
ホワイトカーボン 5部
α化デンプン 1部
炭酸カルシウム 65部
水 10部
以上を混合練り押し造粒した。得られた粒状物を流動層乾燥機で乾燥し、顆粒水和剤を得た。
次に本発明の有害生物防除剤の奏する効果について、試験例をもって説明する。
[試験例1]コナガ殺虫活性試験
製剤例2に準じて調製した水和剤を、有効成分として500ppmの濃度に水で希釈した。その薬液にキャベツ葉を浸漬し、風乾後、プラスチックカップに入れた。その中にコナガ2齢幼虫10頭を放ち、蓋をした。その後、25℃の恒温室に置き、6日後に死虫数を調査し、数1の計算式により死虫率を求めた。試験は1連制で行った。
Figure 2021121581
この試験により死虫率90%以上を示す化合物の化合物番号を以下に挙げる。
A−0001、A−0014、A−0061、A−0063、A−0089、A−0228、A−0229、A−0252、A−0305、A−0313、A−0327、A−0514、B−0007、B−0008、B−0015、B−0017、B−0018、B−0019、B−0022、B−0023、B−0025、B−0026、B−0027、B−0031、B−0034、B−0035、B−0036、B−0040、B−0043、B−0049、B−0051、B−0053、B−0054、B−0055、B−0060、B−0062、B−0065、B−0066、B−0067、B−0068、B−0073、B−0074、B−0075、B−0079、B−0082、B−0086、B−0088、B−0089、B−0091、B−0095、B−0104、B−0107、B−0108、B−0109、B−0144、B−0146、B−0148、B−0154、B−0193、B−0194、B−0195、B−0203、B−0206、B−0209、B−0210、C−0010、C−0028、C−0035、C−0096、C−0199、C−0217、C−0229、C−0230、C−0235、C−0236、C−0237、C−0244、D−0008、D−0014、D−0022、D−0029、D−0048、F−0061、F−0270、G−0285
[試験例2]オオタバコガ殺虫活性試験
製剤例2に準じて調製した水和剤を、有効成分として500ppmの濃度に水で希釈した。その薬液にキャベツ葉を浸漬し、風乾後、プラスチックカップに入れた。その中にオオタバコガ孵化幼虫5頭を放ち、蓋をした。その後、25℃の恒温室に置き、6日後に死虫数を調査し、数1の計算式により死虫率を求めた。試験は2連制で行った。
この試験により死虫率90%以上を示す化合物の化合物番号を以下に挙げる。
B−0025、B−0026、B−0027、B−0035、B−0036、B−0043、B−0049、B−0051、B−0053、B−0054、B−0055、B−0060、B−0066、B−0067、B−0068、B−0073、B−0074、B−0075、B−0079、B−0088、B−0089、B−0091、B−0107、B−0108、B−0109、B−0144、B−0146、B−0148、B−0195、B−0203、C−0004、C−0027、C−0035、C−0050、C−0096、C−0100、C−0199、C−0217、C−0230、C−0234、C−0243、D−0022
[試験例3]トビイロウンカ殺虫活性試験
製剤例2に準じて調製した水和剤を、有効成分として500ppmの濃度に水で希釈した。その薬液に、イネの芽出し籾を浸漬し、プラスチックカップに入れた。このプラスチックカップにトビイロウンカ2齢幼虫を10頭放ち、蓋をした。その後、25℃の恒温室に置き、6日後に死虫数を調査し、数1の計算式により死虫率を求めた。試験は1連制で行った。
この試験により死虫率90%以上を示す化合物の化合物番号を以下に挙げる。
A−0001、A−0003、A−0007、A−0010、A−0012、A−0021、A−0023、A−0041、A−0061、A−0063、A−0089、A−0149、A−0166、A−0168、A−0228、A−0229、A−0230、A−0252、A−0370、A−0402、A−0496、A−0514、A−0535、B−0012、B−0013、B−0015、B−0017、B−0018、B−0019、B−0023、B−0025、B−0026、B−0027、B−0031、B−0035、B−0036、B−0040、B−0043、B−0049、B−0051、B−0054、B−0055、B−0060、B−0064、B−0067、B−0079、B−0082、B−0086、B−0088、B−0089、B−0091、B−0095、B−0104、B−0105、B−0107、B−0108、B−0109、B−0133、B−0144、B−0146、B−0148、B−0193、B−0194、B−0195、B−0203、B−0210、C−0007、C−0010、C−0028、C−0035、C−0044、C−0071、C−0096、C−0097、C−0099、C−0100、C−0126、C−0199、C−0237、C−0238、C−0249、D−0004、D−0014、D−0029、D−0048、E−0020、E−0040、E−0041、F−0003、F−0048、G−0003、G−0007、G−0285、G−0532
[試験例4]ワタアブラムシ防除効果試験
製剤例2に準じて調製した水和剤を、有効成分として500ppmの濃度に水で希釈した。この薬液に、予めワタアブラムシ若虫を接種しておいたキュウリ苗を浸漬し、風乾した。処理後のキュウリ苗は25℃の恒温室に置き、3日後に生存虫数を数え、数1の計算式により死虫率を求めた。試験は1連制で行った。
この試験により死虫率90%以上を示す化合物の化合物番号を以下に挙げる。
A−0097、A−0149、A−0166、A−0228、A−0229、A−0230、B−0017、B−0018、B−0019、B−0023、B−0026、B−0027、B−0034、B−0035、B−0036、B−0067、B−0082、B−0088、B−0089、B−0091、B−0104、B−0107、B−0108、B−0146、B−0148、B−0210、C−0023、C−0035、C−0039、C−0096、C−0100、C−0126、C−0237、F−0602、G−0073
[試験例5]ナミハダニ防除効果試験
製剤例2に準じて調製した水和剤を、有効成分として500ppmの濃度に水で希釈した。その薬液に、予めナミハダニ雌成虫を35頭接種しておいたダイズ苗を浸漬し、風乾した。処理後のダイズ苗は25℃の恒温室に置き、13日後に雌成虫の生存虫数を調査し、数2の計算式により防除価を求めた。試験は1連制で行った。
Figure 2021121581
この試験により防除価90以上を示す化合物の化合物番号を以下に挙げる。
A−0001、A−0003、A−0004、A−0005、A−0007、A−0010、A−0012、A−0014、A−0016、A−0017、A−0021、A−0022、A−0023、A−0029、A−0045、A−0061、A−0063、A−0073、A−0074、A−0083、A−0088、A−0089、A−0149、A−0166、A−0168、A−0228、A−0229、A−0230、A−0252、A−0254、A−0274、A−0313、A−0327、A−0369、A−0402、A−0496、A−0514、A−0537、A−0574、A−0622、A−0629、A−0653、B−0012、B−0014、B−0016、B−0017、B−0018、B−0019、B−0020、B−0022、B−0023、B−0025、B−0026、B−0027、B−0031、B−0034、B−0035、B−0036、B−0040、B−0043、B−0049、B−0051、B−0053、B−0054、B−0055、B−0060、B−0062、B−0067、B−0068、B−0073、B−0074、B−0075、B−0079、B−0082、B−0086、B−0088、B−0089、B−0091、B−0095、B−0104、B−0105、B−0107、B−0108、B−0109、B−0114、B−0133、B−0144、B−0146、B−0148、B−0154、B−0193、B−0194、B−0195、B−0203、B−0206、B−0209、B−0210、C−0001、C−0004、C−0005、C−0006、C−0007、C−0009、C−0010、C−0027、C−0028、C−0035、C−0071、C−0096、C−0099、C−0100、C−0126、C−0199、C−0235、C−0238、C−0244、C−0249、C−0252、D−0004、D−0006、D−0008、D−0012、D−0014、D−0029、D−0048、E−0001、E−0003、E−0004、E−0020、E−0023、E−0024、G−0007、G−0524、G−0532、G−0539、G−0603
本発明は、優れた殺虫活性を有する新規な化合物及びその製造中間体を提供するものであり、農薬分野、農業分野において有用であり、産業上の利用の可能性を有する。

Claims (13)

  1. 一般式[I]
    Figure 2021121581
    [式中、
    Xは、酸素原子又は硫黄原子を示し、
    及びRは、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキル基、C〜Cアルキニル基、C〜Cアルケニル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキニル基、C〜Cハロアルケニル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノC〜Cアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cシクロアルキルカルボニル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、スルファモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニル基、アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニル基、ピリジルC〜Cアルキル基を示し、また、RとRはこれらの結合する窒素原子と共に3〜8員のヘテロ環、又は、酸素原子、硫黄原子及び窒素原子より選択される1〜4個のヘテロ原子を有する3〜8員のヘテロ環を形成してもよく、該ヘテロ環はハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、C〜Cアルキル基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルキル基又はオキソ基によって置換されてもよく、
    は、水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
    は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、カルボキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、N−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cアルコキシ)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルコキシ)アミノカルボニル基、シアノ基、アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルアミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニルアミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(シアノC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ヒドロキシカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、ヒドロキシC〜Cアルキル基、トリ(C〜Cアルキル)シリルオキシC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜C10ハロアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、アルデヒド基、基−CR=N−OR−、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルC〜Cシクロアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cシクロアルキルチオ基、C〜Cシクロアルキルスルフィニル基、C〜Cシクロアルキルスルホニル基、シアノC〜Cアルキルチオ基、シアノC〜Cアルキルスルフィニル基、シアノC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルケニルチオ基、C〜Cアルケニルスルフィニル基、C〜Cアルケニルスルホニル基、C〜Cアルキニルチオ基、C〜Cアルキニルスルフィニル基、C〜Cアルキニルスルホニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルチオ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルフィニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、C〜C10ハロアルキルチオ基、C〜C10ハロアルキルスルフィニル基、C〜C10ハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノ基、メルカプト基、ハロゲン原子を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、基−CH=NOR、シアノチオ基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、アルデヒド基、メルカプト基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、基−NHC(=O)H、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、シアノ基、を示し、
    は、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、アミノ基、ハロゲン原子を示し、
    置換基群αは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、ホルミル基、カルボキシル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基を示す。]
    で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸アミド誘導体、又はその農薬上許容される塩。
  2. 請求項1に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物。
  3. 農薬組成物が、さらに界面活性剤を含有する請求項2に記載の農薬組成物。
  4. 請求項1に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を活性成分として含有する有害生物防除剤。
  5. 有害生物防除剤が、殺虫剤、殺センチュウ剤及び殺ダニ剤である請求項4に記載の有害生物防除剤。
  6. 農園芸用植物を栽培する水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、植物工場における有害生物に対して、防除効力を有する請求項5に記載の有害生物防除剤。
  7. 農園芸用植物が、育種法又は遺伝子組換え技術により耐性を付与された植物である請求項6に記載の有害生物防除剤。
  8. 請求項1に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩の有効成分量を使用する有害生物の防除方法。
  9. 請求項1に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を有効成分として含有する農薬組成物を、農園芸用作物または農園芸用作物を生育させようとする若しくは生育している場所に対して、同時に又は分割して作用させることによる、有害生物の防除方法。
  10. 有害生物防除剤を施用する場所が、水田、畑地、芝地、果樹園、非農耕地、温室、育苗施設、植物工場である請求項8又は9に記載の有害生物の防除方法。
  11. 請求項1に記載の安息香酸アミド誘導体、又はその農業上許容される塩を殺虫剤、殺センチュウ剤及び殺ダニ剤として使用する請求項8〜10のいずれかに記載の有害生物の防除方法。
  12. 請求項4〜7のいずれかに記載の有害生物防除剤を、農園芸用作物に対する有害生物を防除に使用する記載の有害生物防除剤の使用方法。
  13. 一般式[II]
    Figure 2021121581
    [式中、
    は、水素原子、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
    は、C〜Cアルキル基、ハロゲン原子、シアノ基を示し、
    は、水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、シアノC〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cハロシクロアルキル基、シアノC〜Cシクロアルキル基、カルボキシ基、C〜Cアルコキシカルボニル基、カルバモイル基、モノ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、ジ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、N−(C〜Cアルキル)−N−(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cアルコキシ)アミノカルボニル基、モノ(C〜Cハロアルコキシ)アミノカルボニル基、シアノ基、アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノカルボニルアミノC〜Cアルキル基、ジ(C〜Cアルキル)アミノスルホニルアミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cシクロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、モノ(無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(シアノC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜CアルコキシC〜Cアルキル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキルカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノC〜Cアルキル基、ヒドロキシカルボニルC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシカルボニルC〜Cアルキル基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノカルボニルC〜Cアルキル基、ヒドロキシC〜Cアルキル基、トリ(C〜Cアルキル)シリルオキシC〜Cアルキル基、C〜CアルコキシC〜Cアルキル基、C〜C10ハロアルコキシC〜Cアルキル基、C〜CアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルキル基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルキル基、アルデヒド基、基−CR=N−OR−、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜CアルキルC〜Cシクロアルキル基、C〜CハロアルキルC〜Cシクロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、
    無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cシクロアルキルチオ基、C〜Cシクロアルキルスルフィニル基、C〜Cシクロアルキルスルホニル基、シアノC〜Cアルキルチオ基、シアノC〜Cアルキルスルフィニル基、シアノC〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cアルケニルチオ基、C〜Cアルケニルスルフィニル基、C〜Cアルケニルスルホニル基、C〜Cアルキニルチオ基、C〜Cアルキニルスルフィニル基、C〜Cアルキニルスルホニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルチオ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルフィニル基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルキルスルホニル基、C〜C10ハロアルキルチオ基、C〜C10ハロアルキルスルフィニル基、C〜C10ハロアルキルスルホニル基、
    〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、ニトロ基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルスルホニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルコキシカルボニル)アミノ基、メルカプト基、ハロゲン原子を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルチオ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルキルスルホニル基、基−CH=NOR、シアノチオ基、カルバモイル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cハロアルキルカルボニルオキシ基、C〜Cアルキルスルホニルオキシ基、C〜Cハロアルキルスルホニルオキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルスルホニルオキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜C10ハロアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cハロアルコキシ基、C〜Cアルキニルオキシ基、C〜Cアルケニルオキシ基、C〜Cハロアルケニルオキシ基、C〜CアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルコキシC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルチオC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルフィニルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロアルキルスルホニルC〜Cアルコキシ基、シアノC〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基、C〜Cシクロアルコキシ基、C〜CシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、C〜CハロシクロアルキルC〜Cアルコキシ基、アルデヒド基、メルカプト基を示し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、基−NHC(=O)H、モノ(C〜Cアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルカルボニル)アミノ基、N−(C〜Cハロアルキルカルボニル)−N−(C〜Cアルキル)アミノ基、モノ(C〜Cアルキルスルホニル)アミノ基、モノ(C〜Cハロアルキルスルホニル)アミノ基、シアノ基を示し、
    は、独立して水素原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、アミノ基、ハロゲン原子を示し、
    置換基群αは、ハロゲン原子、C〜Cアルキル基、C〜Cハロアルキル基、ヒドロキシ基、C〜Cアルコキシ基、C〜Cハロアルコキシ基、シアノ基、C〜Cアルキルチオ基、C〜Cハロアルキルチオ基、C〜Cアルキルスルフィニル基、C〜Cハロアルキルスルフィニル基、C〜Cアルキルスルホニル基、C〜Cハロアルキルスルホニル基、アミノ基、モノ(C〜Cアルキル)アミノ基、ジ(C〜Cアルキル)アミノ基、ホルミル基、カルボキシル基、C〜Cアルキルカルボニル基、C〜Cアルコキシカルボニル基を示し、
    Kは、ヒドロキシル基、C〜Cアルコキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェノキシ基、無置換の若しくは置換基群αから選ばれる置換基でモノ置換又はポリ置換されたフェニルC〜Cアルコキシ基を示す。]
    で表される3−(ピラゾール−1−イル)安息香酸誘導体、又はその塩。
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