JP2021117188A - フランジ間を測定する方法、システム、プログラム、記録媒体およびサーバー - Google Patents

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Abstract

【課題】フランジ間の測定に関するプラン情報を映像上に提示するにより、フランジ間測定の作業範囲を特定できるとともに、測定作業の効率化を図るフランジ間測定方法を提供する。【解決手段】本開示には測定作業を表す作業名情報89を取得する工程S101と、測定作業の進捗を表す進捗情報を取得する工程S102と、測定作業の選択に用いられる選択入力部132を生成する工程S103と、作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコン78を生成する工程S104と、作業名情報、進捗情報、選択入力部および開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像58を生成する工程S105とを含んでいる。【選択図】図5

Description

本開示は、配管系統をガスケットの介在により連結するためのフランジ間の隙間、段差、深さなどの測定技術に関する。
プラントにおける安全操業には、配管系統の監視、異常予知、フランジ締結部の信頼性向上などが不可欠である。フランジ締結部におけるフランジ間の隙間または段差は配管系統のフランジ締結部の信頼性を低下させることになるので、最重要検査項目と位置付けられている。隙間または段差の測定には従来、ノギスやテーパーゲージなどの測定機器が用いられている。
これら隙間や段差の測定に関し、フランジ間などの被測定物の表面にスリット光を照射し、このスリット光による照射像を基準に測定機器を当て、隙間や段差を測定することが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2003−315020号公報
ところで、フランジ締結部に設置されているガスケットの寿命は有限であることから、定期的にガスケットを交換する必要があり、その交換作業の信頼性を高めること、交換作業後の締付け状態の検査を実施することがプラントの安全操業に資する。斯かる検査では、フランジを締結するボルトおよびナットの締付け力の管理として、締付け力のアンバランス(所謂片締め)、芯ずれ(フランジ中心の偏り)などの確認が必要である。
片締めは、ボルトの締付け力の偏りであり、ガスケットに部分的な締付け不足や締付け過剰を生じさせ、締付け力の不足部分から流体漏洩、ガスケットの圧縮破壊による気密性低下などの原因になる。芯ずれは、フランジとガスケットの密着幅(シール幅)の偏りや減少を生じさせ、配管内にガスケットのはみ出しを生じさせ、配管内に流れる搬送流体とガスケット材の接触という不測の事態を招くおそれがある。よって、これらは最重要検査項目と位置付けられている。
片締めはフランジ間の間隔、芯ずれはフランジ間の段差として顕在化するので、これらを測定機器で測定する。この測定機器には、ノギスやテーパーゲージなどが用いられており、読取り誤差による測定精度の低下、技術者の技量が大きく影響するために測定効率が低いという課題がある。
発明者は、フランジ間の隙間、段差、深さなどの測定状況に鑑み、測定プランを策定し、測定プランの遂行に必要な作業リストを把握することが測定作業の迅速化や測定精度の向上に繋がるとの知見を得た。
そこで、本開示の目的は、上記課題および上記知見に基づき、フランジ間の測定に関するプラン情報をプラン映像として提示し、フランジ間測定に作業名情報および進捗情報を提示して測定作業の効率化を図ることにある。
また、本開示の他の目的は、フランジ間の測定に関する作業リスト情報を作業リスト映像として提示し、測定作業に参照すべき基準情報とともに測定情報の把握を容易化し、測定作業の効率化および精緻化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本開示のフランジ間測定方法の一側面によれば、測定作業を表す作業名情報を取得する工程と、前記測定作業の進捗を表す進捗情報を取得する工程と、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成する工程と、作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成する工程と、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する工程とを含む。
上記目的を達成するため、本開示のフランジ間測定方法の一側面によれば、測定作業を表す作業名情報を取得する工程と、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報を取得する工程と、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報を取得する工程と、フランジ間を測定する機器から測定情報を取得する工程と、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する工程とを含む。
上記目的を達成するため、本開示のフランジ間測定方法の一側面によれば、前記プラン映像を提示する工程と、前記プラン映像に提示された前記開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から前記作業リスト映像を提示する工程とを含む。
このフランジ間測定方法において、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示する工程を含んでよい。
このフランジ間測定方法において、さらに、前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示する工程と、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させる工程とを含んでよい。
上記目的を達成するため、本開示のフランジ間測定システムの一側面によれば、測定作業を表す作業名情報、前記測定作業の進捗を表す進捗情報、作業リスト情報の何れかを含む情報を格納するデータベースと、前記データベースから前記作業名情報および前記進捗情報を取得し、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成し、前記作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成し、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成するサーバーと、前記プラン映像を提示する情報提示部とを備える。
上記目的を達成するため、本開示のフランジ間測定システムの一側面によれば、フランジ間を測定する機器と、測定作業を表す作業名情報、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報の何れかを含む情報を格納するデータベースと、前記データベースから前記作業名情報、前記フランジ情報、前記判定基準情報の何れかを取得し、前記機器から測定情報を取得し、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成するサーバーと、前記作業リスト映像を提示する情報提示部とを備える。
このフランジ間測定システムにおいて、前記サーバーは、前記情報提示部にプラン映像を提示し、該プラン映像に含まれる開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から作業リスト映像の提示に移行させてよい。
このフランジ間測定システムにおいて、前記サーバーは、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示してよい。
このフランジ間測定システムにおいて、前記サーバーは、さらに、前記情報提示部に提示する前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示し、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させてよい。
上記目的を達成するため、本開示のプログラムの一側面によれば、コンピュータで実現させるためのプログラムであって、測定作業を表す作業名情報を取得する機能と、前記測定作業の進捗を表す進捗情報を取得する機能と、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成する機能と、作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成する機能と、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する機能とを前記コンピュータで実現させる。
上記目的を達成するため、本開示のプログラムの一側面によれば、コンピュータで実現させるためのプログラムであって、測定作業を表す作業名情報を取得する機能と、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報を取得する機能と、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報を取得する機能と、フランジ間を測定する機器から測定情報を取得する機能と、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する機能とを前記コンピュータで実現させる。
上記目的を達成するため、本開示のプログラムの一側面によれば、コンピュータで実現させるためのプログラムであって、前記プラン映像を提示する機能と、前記プラン映像に提示された前記開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から前記作業リスト映像を提示する機能とを前記コンピュータで実現させる。
このプログラムにおいて、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示する機能を前記コンピュータで実現させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示する機能と、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させる機能とを前記コンピュータで実現させてよい。
上記目的を達成するため、本開示の記録媒体の一側面によれば、該記録媒体には、既述のプログラムが格納されている。
上記目的を達成するため、本開示のサーバーの一側面によれば、測定作業を表す作業名情報、前記測定作業の進捗を表す進捗情報、作業リスト情報の何れかを含む情報を格納するデータベースから前記作業名情報および前記進捗情報を取得し、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成し、前記作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成し、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する処理部と、前記プラン映像を提示する情報提示部とを備える。
上記目的を達成するため、本開示のサーバーの一側面によれば、測定作業を表す作業名情報、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報の何れかを含む情報を格納するデータベースから前記作業名情報、前記フランジ情報、前記判定基準情報の何れかを取得し、フランジ間を測定する機器から測定情報を取得し、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する処理部と、前記作業リスト映像を提示する情報提示部とを備える。
このサーバーにおいて、前記処理部は、前記情報提示部にプラン映像を提示し、該プラン映像に含まれる開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から作業リスト映像の提示に移行させてよい。
このサーバーにおいて、前記処理部は、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示してよい。
このサーバーにおいて、前記処理部は、さらに、前記情報提示部に提示する前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示し、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させてよい。
本開示によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) フランジ間の測定プランを表すプラン情報を作業名情報で特定し、この作業名情報とともにプランの進捗情報をプラン映像上に提示できる。
(2) このプラン映像では、作業名で特定される測定作業に関係付けてその進捗状況を提示するので、作業名単位で測定作業の進捗状況を容易に把握でき、測定作業を効率化できる。
(3) フランジ間の測定の基礎情報である作業リスト情報を作業リスト映像として提示でき、測定作業に不可欠な基準情報とともに測定情報を提示できる。
(4) 作業リスト把握を容易化できるとともに、測定作業の効率化および精緻化を図ることができる。
(5) 測定途上において、映像上に展開される基準情報および測定情報の対比や、測定の可否情報を参照でき、測定のやり直しの低減、測定者への負担の軽減、測定の迅速化、最適化を図ることができる。
第1の実施の形態に係るフランジ間測定システムを示す図である。 Aは配管系統のフランジ締結部を示す図であり、Bはフランジ締結部の測定対象を示す図である。 フランジ間測定器のハードウェアを示す図である。 測定サーバーのハードウェアを示す図である。 フランジ間測定工程におけるプラン映像の生成工程を示すフローチャートである。 フランジ間測定工程における作業リスト映像の生成工程を示すフローチャートである。 Aはプラン映像から作業リスト映像への遷移工程を示すフローチャートであり、Bは作業リスト映像から測定映像への遷移工程を示すフローチャートである。 フランジ情報データベースの一例を示す図である。 プラン情報データベースの一例を示す図である。 初期映像から作業リスト映像への遷移を示す図である。 初期映像を示す図である。 プラン映像を示す図である。 第1の作業リスト映像を示す図である。 第2の作業リスト映像を示す図である。 第3の作業リスト映像を示す図である。 第2の実施の形態に係る映像およびその遷移を示す図である。 初期映像を示す図である。 入力映像を示す図である。 測定映像を示す図である。 測定映像から抜き出した文字情報提示部の詳細を示す図である。 ワーク詳細情報映像を示す図である。 画像情報映像を示す図である。 データ管理映像を示す図である。 データ管理フォーマット映像を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係るフランジ間測定システム2を示している。図1に示す構成は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されるものではない。
このフランジ間測定システム2にはフランジ間測定器(以下単に「測定器」と称する)4および測定サーバー6が含まれる。
測定器4は測定対象のひとつであるフランジ締結部8におけるフランジ間測定を行う。この測定器4はたとえば、可搬性測定機器の一例であり、測定作業者によって手動で操作される。フランジ間測定はフランジ締結部8における隙間、段差、深さなど、フランジ間における寸法測定である。測定サーバー6はたとえば、通信機能を備えるコンピュータで構成され、測定器4と有線接続または無線接続によりフランジ間測定情報の情報処理を行う処理部または処理装置の一例である。
測定サーバー6は測定器4と有線接続によりまたは無線接続により連係され、フランジ間測定システム2において、フランジ間測定のための情報処理を実行するサーバー、処理部または処理装置の一例である。この測定サーバー6は、フランジ間測定に必要な各種情報、基準情報などを提供するためのデータベース(以下単に「DB」と称する)としてフランジ情報DB24(図8)、プラン情報などを提供するためのDBとしてプラン情報DB29(図9)を生成する。また、この測定サーバー6は情報提示部608(図4)を備え、フランジ間測定によって得られた測定情報などを含む映像情報を情報提示部608の表示画面により提示する。作業者は測定器4および測定サーバー6を操作し、フランジ間測定を実施しながら測定情報、判定基準情報、判定および評価情報を含む映像により確認できる。
そして、この測定サーバー6には、ネットワーク10を通じて管理サーバー12と有線接続または無線接続によって連係され、コンピュータシステムを構成する。この管理サーバー12は、測定サーバー6と情報を共有し、測定サーバー6と共通にフランジ情報DB24(図8)およびプラン情報DB29(図9)を備える。ネットワーク10はたとえば、インターネットである。
<フランジ締結部8>
図2のAは、フランジ締結部8を示している。このフランジ締結部8はプラントなどに設置された配管系統14の締結に用いられる。この配管系統14は、ガスや液体などの流体を通流させるための基幹部材であり、各配管14−1、14−2がフランジ締結部8で締結される。
フランジ締結部8は、フランジ16−1、16−2、ガスケット18および複数のボルト20および一対のナット22により構成される。ガスケット18は、フランジ16−1、16−2の間に設置され、フランジ16−1、16−2間の密封部材である。複数のボルト20およびナット22は、フランジ16−1、16−2の中心軸Oから一定距離で所定の角度θ(たとえば、ボルト8本構成の場合、θ=45度)を以て放射状に配置されている。各ボルト20はフランジ16−1、16−2を貫通させ、ナット22の締付けにより、フランジ16−1、16−2間に軸力を作用させる。これによってフランジ16−1、16−2間にガスケット18が圧接されることにより、配管系統14におけるフランジ締結を実現できる。理想的なフランジ締結のため、フランジ間測定が不可欠である。
<測定対象>
図2のBは、フランジ締結部8の測定対象を示している。この測定対象にはフランジ締結部8におけるフランジ16−1、16−2間における隙間W、段差S、深さD1、D2などが含まれる。隙間Wは、フランジ16−1、16−2の間隔の大きさである。段差Sは、フランジ16−1、16−2の中心位置の相違(芯ずれなど)によるずれ幅である。深さD1は、フランジ16−1の周縁からガスケット18の周縁までの距離であり、深さD2は、フランジ16−2の周縁からガスケット18の周縁までの距離である。
<フランジ間測定>
図3は、測定器4によるフランジ間測定を示している。このフランジ間測定は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図3において、図1と同一部分には同一符号を付してある。測定器4には一対の固定ピン408−1、408−2、筐体402、発光部404、撮像部406が含まれる。各固定ピン408−1、408−2は、測定器4の筐体402に設置され、測定対象であるフランジ16−1、16−2に当てられて筐体402の固定に用いられる。
発光部404はたとえば、レーザー光源を備え、測定サーバー6からの制御指令を受けて発光制御部412によりレーザー光によるビーム発光を行う。このビーム発光によって形成された輝線は、フランジ16−1、16−2間の隙間測定位置のフランジ16−1、16−2の側面に間隔測定の基準位置を形成する。
撮像部406は測定サーバー6からの制御指令を受けて撮像制御部414により制御され、トリガースイッチ416によって撮影が実行される。測定では、固定ピン408−1はたとえば、フランジ16−1の側面、固定ピン408−2はたとえば、フランジ16−2の側面に当てられ、レーザー光を照射し形成された輝線を撮像して得られる画像情報(たとえば、エッジライン情報120−1、120−2)に基づき、フランジ16−1、16−2の隙間、段差または深さが算出される。
<測定サーバー6のハードウェア>
図4は、測定サーバー6のハードウェアの一例を示している。図4に示す構成は一例であり、本発明が斯かる構成に限定されるものではない。図4において、図3と同一部分には同一符号を付してある。
測定サーバー6は、通信機能を備えるコンピュータで構成される。この測定サーバー6には、プロセッサ602、記憶部604、通信部606、情報提示部608、タッチセンサー610が含まれる。
プロセッサ602は、記憶部604にあるOS(Operating System)やフランジ間測定プログラムなどの各種プログラムを実行し、情報処理を行う。
記憶部604はフランジ間測定に用いられるプログラムを格納する記録媒体の一例である。この記憶部604には、OS、フランジ間測定に用いられる各種プログラムの他、フランジ情報DB24などの各種情報が格納される。
通信部606はプロセッサ602の制御により、管理サーバー12や情報端末との通信に用いられる。情報提示部608は測定サーバー6の筐体部に設置され、ディスプレー上の各種映像表示などに用いられる。タッチセンサー610は、情報提示部608の映像表示部に設置され、タッチによる情報入力や映像スクロールなどの処理に用いられる。
<管理サーバー12のハードウェア>
図示しないが、管理サーバー12は、測定サーバー6と同様に、通信機能を備えるコンピュータで構成され、プロセッサ、記憶部、通信部、情報提示部などが備えられる。この管理サーバー12にはフランジ間測定に必要な各種の情報が格納され、これらの情報は必要に応じて測定サーバー6に提供される。
<フランジ間測定工程>
第1の実施の形態に係るフランジ間測定工程には、プラン映像58(図12)の生成工程、各作業リスト映像60−1(図13)、60−2(図14)、60−3(図15)の生成工程が含まれる。これら映像生成は、測定サーバー6(図1、図4)によって実行される情報処理の一例である。この情報処理には、プラン映像58(図12)の提示から作業リスト映像60−1への遷移、この作業リスト映像60−1から作業リスト映像60−2への遷移、この作業リスト映像60−2から作業リスト映像60−3への遷移が含まれる。
<プラン映像58の生成工程>
図5は、プラン映像58(図12)の生成工程を示している。図5に示す工程は一例であり、本発明が斯かる処理工程に限定されるものではない。このフランジ間測定工程において、Sは工程、Sに付した数字は工程順の一例である。
このプラン映像58の生成工程には、作業名情報の取得(S101)、進捗情報の取得(S102)、測定作業の選択入力部132の生成(S103)、開始アイコン78(図12)の生成(S104)、プラン映像58(図12)の生成(S105)などが含まれる。
作業名情報89の取得(S101): 測定サーバー6は、プラン情報DB29(図9)から作業名情報89(図12)を取得する。この作業名情報89は、フランジ間の測定作業を識別する作業名を表す識別情報である。プラン情報DB29は測定作業のプランを表すプラン情報を格納する情報源である。このプラン情報DB29は、フランジ情報DB24と測定作業を表す情報で関係付けられる。このプラン情報DB29は、測定サーバー6と連係される管理サーバー12に設置されてもよいし、測定サーバー6に設置されてもよい。
進捗情報の取得(S102): 測定サーバー6は、測定作業の進捗を表す進捗情報をプラン情報DB29から取得する。この進捗情報は、作業名情報89で特定される各種の作業ごとに生成される。この進捗情報には、測定作業の進捗を表すグラフ情報、その進捗を数値で表す数値情報の何れかまたは双方が含まれる。
測定作業の選択入力部132の生成(S103): 測定サーバー6は、今回の測定作業で実施する作業を表す作業情報を特定するために、作業名情報89ごとに選択入力部132(図12)を生成する。つまり、選択入力部132は作業者からの入力を受け付け、これにより、測定作業が選択される。
開始アイコン78の生成(S104): 測定サーバー6は、作業リスト映像60−1への開始を指示するための開始アイコン78を生成する。この開始アイコン78の生成は、選択入力部132と連動しており、選択入力部132でたとえば、チェック入力を受け付けると、開始アイコン78が生成される。
プラン映像58の生成(S105): 測定サーバー6は、プラン映像58を生成し、情報提示部608(図4)の表示画面上に提示する。このプラン映像58には、作業名情報89、進捗情報、開始アイコン78および選択入力部132が提示される。
<作業リスト映像60−1の生成工程>
図6は、フランジ間測定工程における作業リスト映像60−1の生成工程を示している。図6に示す生成工程は一例であり、斯かる処理工程に本発明が限定されるものではない。この生成工程において、Sは工程、Sに付した数字は工程順の一例である。
この生成工程には、作業名情報89の取得(S201)、フランジ情報の取得(S202)、判定基準情報の取得(S203)、測定情報の取得(S204)、作業リスト映像60−1(図13)の生成(S205)などが含まれる。
作業名情報89の取得(S201): 測定サーバー6は、プラン情報DB29から作業名情報89を取得する。この作業名情報89は、測定作業に付された名称で特定される測定作業の識別情報である。
フランジ情報の取得(S202): 測定サーバー6は、フランジ情報DB24からフランジ情報を取得する。このフランジ情報は、測定作業の対象であるフランジを特定する識別情報である。
判定基準情報の取得(S203): 測定サーバー6は、フランジ情報DB24から判定基準情報を取得する。この判定基準情報は、測定作業により測定器4から取得した測定情報と対比し、測定情報の基準となる情報である。
測定情報の取得(S204): 測定サーバー6は、測定器4から測定情報を取得する。この測定情報にはフランジ間の隙間、段差または深さなどの測定値を表す情報が含まれる。
作業リスト映像60−1(図13)の生成(S205): 測定サーバー6は、作業名情報89、フランジ情報、判定基準情報および測定情報を提示するための作業リスト映像60−1を生成する。作業リスト映像60−1には、作業名情報89に関係付けられたフランジ情報、判定基準情報および測定情報が提示される。
<プラン映像58から作業リスト映像60−1への遷移>
図7のAは、プラン映像58から作業リスト映像60−1への遷移工程を示している。つまり、プラン映像58から作業名情報89の特定により、作業名情報89に関係付けられた作業リスト映像60−1が提示される。
この遷移工程には、プラン映像58(図12)の提示(S301)、開始アイコン78の操作判定(S302)、プラン映像58から作業リスト映像60−1(図13)への遷移(S303)などが含まれる。
プラン映像58の提示(S301): 測定サーバー6は、初期映像52からプランアイコン68の操作を受け、プラン映像58を生成し提示する。このプラン映像58にはフランジ情報DB24から取得した作業名情報89(図12)、進捗情報、開始アイコン78および選択入力部132が提示される。
開始アイコン78の操作判定(S302): 測定サーバー6は、プラン映像58を提示したことを契機に、開始アイコン78の操作の有無を監視し、その操作があったか否かを判定する。
プラン映像58から作業リスト映像60−1(図13)への遷移(S303): 測定サーバー6は、開始アイコン78への操作を受け、開始アイコン78で特定される作業名情報89に関係付けられた作業リスト映像60−1が選択され、プラン映像58から作業リスト映像60−1に遷移する。
<作業リスト映像60−1、60−2、60−3から測定映像56への遷移>
図7のBは、作業リスト映像60−1から作業リスト映像60−2、作業リスト映像60−2から作業リスト映像60−3への遷移工程、作業リスト映像60−1、60−2、60−3の何れかより測定映像56(図19)への遷移工程を示している。
この遷移工程には、作業リスト映像60−1、60−2、60−3に測定アイコン70の提示(S401)、測定アイコン70の操作判定(S402)、作業リスト映像60−1、60−2、60−3から測定映像56への遷移(S403)などが含まれる。
作業リスト映像60−1、60−2、60−3に測定アイコン70の提示(S401): 測定サーバー6は、プラン映像58から作業リスト映像60−1へ遷移して提示し、作業リスト映像60−1から作業リスト映像60−2に遷移して提示、作業リスト映像60−2から作業リスト映像60−3に遷移して提示させることができる。
作業リスト映像60−1には測定アイコン70が提示されるのに対し、作業リスト映像60−2、60−3には再測定アイコン164が提示される。再測定アイコン164は、測定アイコン70から遷移したアイコンである。作業リスト映像60−1は、測定作業前に生成される映像であるのに対し、作業リスト映像60−2、60−3は、作業リスト映像60−1の測定作業の進行段階で生成される映像である。つまり、測定アイコン70が測定情報を取得していない測定段階を提示し、測定を促す情報提示である。これに対し、再測定アイコン164は測定情報に対して再測定を促す情報提示である。測定情報が存在していなければ、作業リスト映像60−2であっても、測定アイコン70が提示されるのはそのためである。
測定アイコン70の操作判定(S402): 測定サーバー6は、作業リスト映像60−1にある測定アイコン70の操作を判定する。同様に、測定サーバー6は、測定情報の取得を完了していない作業リスト映像60−2についても、測定アイコン70の操作を判定する。なお、測定サーバー6は、再測定アイコン164の操作についても判定する。
作業リスト映像60−1、60−2、60−3から測定映像56への遷移(S403): 測定サーバー6は、作業リスト映像60−1から測定アイコン70の操作を受け、作業リスト映像60−1から測定映像56に遷移させる。つまり、測定作業を実行するための処理である。
測定サーバー6は、作業リスト映像60−2から測定アイコン70の操作を受け、作業リスト映像60−2から測定映像56に遷移させる。
測定サーバー6は、作業リスト映像60−2、60−3から再測定アイコン164の操作を受け、作業リスト映像60−2または作業リスト映像60−3から測定映像56に遷移させる。作業リスト映像60−1、60−2からの測定作業も、作業リスト映像60−2、60−3からの再測定も測定作業に相違はない。
<フランジ情報DB24>
フランジ情報、判定基準情報および映像情報を含む各種情報が格納されたデータベースの一例として、このフランジ情報DB24が用いられる。
図8は、このフランジ情報DB24の一例を示している。このフランジ情報DB24には複数のフランジ情報ファイル26が格納されており、管理サーバー12によって管理される。
フランジ情報ファイル26にはフランジ情報部25、判定基準情報部36、測定モード情報部38、測定情報部40、管理情報部42、画像情報部44が含まれる。
フランジ情報部25には測定対象であるフランジに関する情報が格納される。つまり、フランジ情報にはフランジだけでなく、フランジ間測定の対象としてのフランジ情報が格納される。したがって、このフランジ情報部25には作業名情報部27、エリア情報部28、箇所情報部30、ワーク情報部32、項目情報部34が含まれる。
作業名情報部27には測定対象の作業名を表す作業名情報89が格納される。エリア情報部28には測定対象であるフランジを特定するために該フランジが所属する工場などのエリア情報が格納される。箇所情報部30にはエリアに属する測定対象の設置箇所を表す箇所情報として、たとえば、箇所ナンバーが格納される。
項目情報部34には、フランジ間の測定項目を表す情報として、隙間測定であれば「隙間」、段差測定であれば「段差」、深さ測定であれば「深さ」を表す識別情報が格納される。
ワーク情報部32にはワークを表すワーク情報が格納され、ワーク番号情報部45、フランジ仕様情報部46、ガスケット情報部48、画像情報部50などが含まれる。
ワーク番号情報部45には、測定対象のワーク番号情報が格納される。フランジ仕様情報部46には測定対象であるフランジに関するフランジ仕様情報が格納される。ガスケット情報部48には測定対象のフランジ間に設置されるガスケット18の参照情報が格納される。画像情報部50には、測定対象におけるフランジ間に設置されるたとえば、ガスケット18を表す現物写真などの画像情報が格納される。
判定基準情報部36には、判定基準情報を格納するため、差情報部36−1および範囲情報部36−2が設定される。差情報部36−1には、隙間または段差の最大値(Max)と最小値(Min)の差情報が格納される。範囲情報部36−2にはMinとMaxで特定される範囲情報が格納される。
測定モード情報部38には、測定が自動かマニュアルかを表すモード情報が格納され、自動であれば「AUTO」、マニュアルであれば「MANUAL」が格納される。
測定情報部40には測定器4から取得した測定情報が格納される。この測定情報部40にはフランジ16−1、16−2を固定するボルト位置に対応するたとえば、測定情報格納部40−1、40−2、・・・、40−8が設定される。各測定情報格納部40−1、40−2、・・・、40−8には測定位置に関係付けられた測定情報が格納される。
管理情報部42にはフランジ間測定の管理情報が格納される。この管理情報部42には、平均情報部42−1、差情報部42−2および判定情報部42−3が設定される。平均情報部42−1には測定情報から求められた平均値を表す平均情報が格納される。差情報部42−2には既述のMaxとMinの差情報が格納される。判定情報部42−3にはたとえば、判定基準情報部36と測定情報部40との比較に基づく判定情報が格納される。
画像情報部44には測定対象であるフランジ16−1、16−2より取得した測定位置を表すエッジライン情報120−1、120−2などの映像情報が格納される。画像情報部44には測定対象に当てられる測定器4の位置設定で得られるエッジライン情報120−1、120−2やその評価情報が格納される。
このフランジ情報DB24の特徴事項は以下の通りである。
a)空欄部が入力箇所として特定でき、測定情報などを容易に入力できる。
b)項目情報部34は、隙間、段差、深さなど、任意の測定対象に応じて増減することができ、効率よく測定情報を整理することができる。
c)測定モード情報部38には、選択される測定形態を表す情報を選択して入力することができる。測定形態には、マニュアル(手動)測定、自動測定などを選択でき、別の測定機器との連動やデータ共有の形態も可能である。これにより、このフランジ間測定システム2は、フランジ間測定の手動、自動、他の機器との連動などを含む統合管理を行うことができる。
d)測定情報部40は、測定対象であるワーク情報に応じて増減させ、測定情報を過不足なく入力することができる。
<プラン情報DB29>
測定作業の作業プランを表すプラン情報が格納されたデータベースの一例として、このプラン情報DB29が用いられる。
図9は、このプラン情報DB29の一例を示している。このプラン情報DB29にはプラン情報ファイル31が格納されており、管理サーバー12によって管理される。
プラン情報ファイル31には作業名情報部33、進捗情報部35および履歴情報部37が含まれる。作業名情報部33には、測定作業を特定するための識別情報として複数の作業名情報89(図12)が格納される。作業名情報89は特定される作業ごとにたとえば、「作業A(・・・酸・・・・)」、「作業B(・・・・・)」、・・・で特定される。進捗情報部35には進捗情報を格納するグラフ情報部35−1および数値情報部35−2が設定される。グラフ情報部35−1には、グラフによって進捗情報を表すグラフ情報が格納される。数値情報部35−2には、数値によって進捗情報を表す数値情報が格納される。履歴情報部37には、測定作業の日時などの作業履歴を表す履歴情報が格納される。
<初期映像52(図11)またはプラン映像58(図12)から作業リスト映像60−1への遷移>
図10は、初期映像52(図11)またはプラン映像58(図12)から作業リスト映像60−1への遷移を示している。図10において、図11、図12、図13、図14、図15と同一部分には同一符号を付してある。初期映像52またはプラン映像58からの遷移は初期映像52、プラン映像58、作業リスト映像60−1などが含まれる。これらは測定サーバー6による情報処理により生成され、情報提示部608に個別に提示されまたは重畳状態で提示される。
初期映像52は、測定前または測定後に展開される初期映像情報の一例である。この初期映像52はフランジ間測定システム2の動作開始において展開される。この初期映像52には測定アイコン66、プランアイコン68が提示される。測定アイコン66は、第1の測定アイコンの一例であり、初期映像52から入力映像54(図18)への移行指示に用いられる。プラン映像58は、フランジ情報に関係付けられたプラン情報を入力または提示するためのプラン映像情報の一例である。
<初期映像52>
図11は、初期映像52の一例を示している。この初期映像52にはタイトル部82、既述の測定アイコン66、プランアイコン68が含まれる。
タイトル部82には測定タイトル情報が提示され、この例では、「隙間・段差測定」が表示されている。
この初期映像52によれば、測定アイコン66の操作入力を受け、入力映像54から移行させた測定映像56(図19)により測定操作に移行できる。また、プランアイコン68の操作入力を受けることによりプラン情報の入力に移行させることができる。
<プラン映像58>
図12は、プラン映像58の一例を示している。このプラン映像58にはタイトル部124、プランテーブル提示部126、開始アイコン78が含まれる。
タイトル部124には作業プランのタイトル情報が提示され、この例では、「隙間・段差測定プラン」が提示されている。
プランテーブル提示部126には作業名情報提示部128および進捗状況提示部130が含まれる。作業名情報提示部128にはひとつの作業を単位とする作業名情報89が提示され、作業名情報89ごとに選択入力部132および開始アイコン78が設定される。作業名情報89にはフランジ情報DB24から選択されたフランジ情報ファイル26と共通の情報が格納される。具体的には、測定サーバー6に格納されたフランジ情報ファイル26の情報一覧が提示される。この作業名情報提示部128にはスプール図の識別情報などが格納される。
直近の測定作業で実施する作業選択には、選択すべき作業名情報89の選択入力部132にチェック「レ」を入力すればよい。この入力に応じて開始アイコン78が活性状態に制御される。つまり、チェック「レ」が付された作業名情報89に関係付けられた開始アイコン78を操作すれば、たとえば、作業Aの作業リスト映像60−1へ移行することができる。
進捗状況提示部130には作業名情報提示部128に提示された作業名情報89を単位として該作業の進捗状況が表示される。この進捗状況提示部130には一例としてグラフ表示部134および数値表示部136が含まれる。グラフ表示部134には進捗状況を表す棒グラフが表示され、数値表示部136には進捗度合いを表す比率(%)が提示される。
このプラン映像58によれば、表示したプラン映像58から想定される測定作業から実施すべき作業を容易に選択できる。この実施すべき作業において、測定サーバー6が取得しているプラン情報DB29における一覧表示からスプール図などの測定に必要な情報を容易に取得できる。
このプラン映像58において、開始アイコン78の操作入力を受ければ、即座に測定作業に移行させることができる。また、プラン映像58では測定作業の進捗状況を視認可能な情報で提示でき、実施者の測定作業の認識と実施作業との齟齬の発生を防止でき、実施作業の認識精度を高めることができる。
プラン映像58は、初期映像52のプランアイコン68の操作を受けて初期映像52から遷移し、フランジ情報DB24からの情報入力など、プラン情報の入力に用いられる。このプラン映像58には複数の開始アイコン78が含まれる。開始アイコン78は、作業名情報89で特定される測定作業に係る作業リスト映像60−1への移行を指示する。
作業リスト映像60−1は、プラン映像58の開始アイコン78の操作を受けてプラン映像58から遷移し、実施作業によって特定される作業情報を提示する。この作業リスト映像60−1には、測定アイコン70、ワーク情報アイコン80、作業リスト映像60−2、60−3と共通の完了アイコン75が含まれる。測定アイコン70は、作業リスト映像60−1から測定映像56への移行を指示するためのアイコンである。ワーク情報アイコン80は、ワーク詳細情報を提示するワーク詳細情報映像64を展開させるためのアイコンである。ワーク詳細情報にはフランジ情報、ガスケット情報、現物写真などの他、気密試験で漏れ発生などの履歴情報が含まれる。完了アイコン75は、フランジ間測定の完了を指示するアイコンであり、このアイコンを操作することで、作業リスト映像60−1から初期映像52に戻る。
<作業リスト映像60−1>
図13は、作業リスト映像情報の一例である作業リスト映像60−1を示している。この作業リスト映像60−1にはタイトル部88、データ提示部90、測定アイコン70、完了アイコン75が含まれる。
タイトル部88にはフランジ間測定における作業名などの作業名情報89が格納され、提示される。
データ提示部90に格納される情報には、フランジ情報、判定基準情報、測定情報、管理情報、画像情報などが含まれる。このデータ提示部90では、フランジ情報部91、判定基準情報部100、測定モード情報部102、測定情報部104、管理情報部106、画像情報部108が含まれる。フランジ情報部91にはエリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96、項目情報部98が含まれる。エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96および項目情報部98には、フランジ情報が格納され、フランジ情報DB24と同様の情報が格納されて提示される。
判定基準情報部100にはフランジ情報DB24と同様に差情報部100−1および範囲情報部100−2が設定される。差情報部100−1および範囲情報部100−2にはフランジ情報DB24と同様の情報が提示される。
測定モード情報部102には、エリア情報に関係付けられた測定モードを指示するための測定アイコン70が提示される。
測定情報部104には測定器4から取得した測定情報が提示される。フランジ情報DB24と同様に、この測定情報部104にはフランジ16−1、16−2を固定するボルト位置に対応する位置情報入力部109とともに、測定情報格納部104−1、104−2、・・・、104−8が設定される。各測定情報格納部104−1、104−2、・・・、104−8には測定位置に関係付けられた測定情報が提示される。
管理情報部106にはフランジ情報DB24と同様に平均情報部(Ave.)106−1、差情報部106−2および判定情報部106−3が設定される。これらの格納情報はフランジ情報DB24と同様である。画像情報部108にはフランジ情報DB24と同様にガスケット18を表す現物写真などの画像情報が格納される。
この作業リスト映像60−1のワーク情報部96にはワーク情報に関係付けられたワーク情報アイコン80が必要に応じて提示される。このワーク情報アイコン80を操作すれば、ワーク情報に関係付けられた詳細情報を提示させることができる。この詳細情報には、フランジ情報、現物写真を含むガスケット情報の他、異常告知情報が含まれる。たとえば、過去の気密試験の試験結果で漏れ発生などの異常情報があれば、ワーク情報アイコン80に重ねて異常告知マーク81(たとえば「!」)が提示される。この異常告知マーク81は、異常のあるワーク情報に対して表示される。この異常告知マーク81が表示されている箇所のワーク情報アイコン80を操作すれば、ワーク情報に関係付けられた異常情報の詳細を確認することができる。
この作業リスト映像60−1によれば、空欄に操作入力を行えば、情報入力ウィンドウを画面上に展開でき、その空欄に測定情報を入力することができる。この場合、測定情報が入力された箇所は入力済みマークが提示される。
また、この作業リスト映像60−1によれば、フランジ情報DB24の各情報を作業リスト映像60−1に反映させてフランジ間測定を実施できる。この作業リスト映像60−1から測定アイコン70の操作入力で測定映像56に即座に遷移させることができる。そして、ワーク情報部96への操作入力を行えば、即座にワーク情報の詳細を提示でき、容易に参照することができる。つまり、フランジ情報、ガスケット情報など現物を表す写真情報を参照できるとともに、過去の気密試験での漏れ情報なども参照できるので、フランジ間測定の測定精度を高めることができる。
この作業リスト映像60−1において、エリア情報、箇所情報およびワーク情報で特定されるフランジ間測定が完了すると、作業リスト映像60−1の測定アイコン70は再測定アイコン164に遷移し、作業リスト映像60−2(図14)の共通位置に表示される。つまり、作業リスト映像60−2で測定が完了していない場合には、作業リスト映像60−1と同様に、測定アイコン70が表示される。
<作業リスト映像60−2、60−3>
図14は、作業リスト映像60−1から遷移する作業リスト映像60−2の一例を示し、図15は作業リスト映像60−2から遷移する作業リスト映像60−3の一例を示している。これら作業リスト映像60−2、60−3において、作業リスト映像60−1と共通部分には共通符号を付してある。
作業リスト映像60−2には画像情報アイコン160が含まれ、この画像情報アイコン160の操作により、作業リスト映像60−2から画像情報映像162(図22)に遷移させることができる。
作業リスト映像60−2において、エリア情報、箇所情報およびワーク情報で特定されるフランジ間測定が完了すると、作業リスト映像60−2の測定アイコン70は再測定アイコン164に遷移し、作業リスト映像60−3(図15)の共通位置に表示される。
作業リスト映像60−3の完了アイコン75は、測定完了時に操作し、測定値データ保存を実行させることができる。この測定値データ保存では、現場責任者のサイン、ファイル名の確認ウィンドウ表示に「OK」入力により、保存完了となる。この場合、ファイル名には作業名および測定日が明示される。作業リスト映像60−3に提示された再測定アイコン164の操作入力を受け、再測定アイコン164に関係付けられた測定を再度実施することが可能である。
<作業リスト映像60−1、作業リスト映像60−2または作業リスト映像60−3への遷移>
プラン映像58(図12)の開始アイコン78の操作入力を受けると、プラン映像58から作業リスト映像60−1に遷移させることができる。これは、第2の実施の形態においても同様である。
作業リスト映像60−1には、フランジ情報に関係付けられた測定アイコン70が提示される。つまり、作業リスト映像60−1には、測定前の状態から測定を開始させるための契機情報として測定アイコン70が提示される。この測定アイコン70の操作入力により、測定映像56(図19)に遷移し、測定を開始できる。
そして、測定映像56(図19)において、フランジ情報に関係付けられた測定項目の一つ以上が完了すると、これを契機に、作業リスト映像60−1(図13)は作業リスト映像60−2(図14)に遷移する。
この作業リスト映像60−2では、測定項目の一つ以上が完了した測定に関係付けられた測定アイコン70、つまり、作業リスト映像60−1で測定完了前を示していた測定アイコン70は測定後、再測定アイコン164に遷移し、作業リスト映像60−2に提示される。つまり、作業リスト映像60−1の測定アイコン70は測定前、作業リスト映像60−2の再測定アイコン164は測定後を提示している。測定アイコン70が明示されている測定前の測定情報部104、管理情報部106には測定情報や管理情報が格納されておらず、空欄である。
作業リスト映像60−2においても、測定前であれば、測定アイコン70が提示され、フランジ情報に関係付けられた測定項目が測定前か、測定後の再測定かを測定アイコン70、再測定アイコン164で区別し、峻別することができる。再測定アイコン164が提示されている場合にも再度測定を実施すれば、再測定アイコン164が提示される。
例示した作業リスト映像60−2(図14)では、「段差」の項目情報では測定情報に最小値である「1.80」が提示され、判定情報は「NG」を示している。つまり、1回目の測定では係る測定情報および判定結果が得られ、測定者に対し、再測定が促されている。
そして、作業リスト映像60−1または作業リスト映像60−2に表示された測定項目の全てを完了したとき、作業リスト映像60−1または作業リスト映像60−2は、作業リスト映像60−3に遷移する。図15は、作業リスト映像60−3を示している。測定項目の全てが完了した測定に関係付けられた各測定アイコン70は、再測定アイコン164に遷移する。つまり、これらの測定を再度実施すれば、再測定となる。
なお、測定作業を完了する際、作業リスト映像60−1、作業リスト映像60−2または作業リスト映像60−3の何れにも提示されている完了アイコン75の操作入力を受け、測定開始から測定中断または測定終了までに取得された測定情報は、測定サーバー6が取得してフランジ情報DB24(図8)に格納される。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) プラン情報を作業名情報89で特定でき、この作業名情報89とともに測定作業プランの進捗情報をプラン映像58に提示できる。
(2) プラン映像58では、作業名情報89で特定される測定作業の進捗状況提示部130を提示でき、作業名情報89単位で測定作業の進捗状況を容易に把握でき、測定作業を効率化することができる。
(3) 作業リスト情報を作業リスト映像60−1、60−2、60−3で提示でき、測定作業に不可欠な基準情報とともに測定情報を提示することができる。
(4) 作業リスト把握の容易化、測定作業の効率化および精緻化を図ることができる。
(5) 測定途上において、映像上に展開される基準情報および測定情報の対比や、測定の可否情報を参照でき、測定のやり直しの低減、測定者への負担の軽減、測定の迅速化、最適化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
この第2の実施の形態には、第1の実施の形態と同様のフランジ間測定システム2(図1、図4)が用いられるので、その詳細説明は割愛する。
<映像およびその遷移>
図16は、第2の実施の形態に係るフランジ間測定システム2による映像およびその遷移を示している。図16において、図10と同一部分には同一符号を付してある。この映像およびその遷移において、初期映像52の一部、入力映像54、測定映像56は共通であるので、その詳細説明は割愛する。
この実施の形態では、第1の実施の形態と同様に初期映像情報の一例として初期映像52(図17)が用いられている。この初期映像52には測定アイコン66、プランアイコン68に加えて、第2の実施の形態では設定アイコン156、データ管理アイコン158が含まれる。設定アイコン156は、測定条件などの設定に用いられる。
この初期映像52において、データ管理アイコン158の操作入力を受け、データ管理映像168(図23)に遷移させることができる。このデータ管理映像168は、データ管理映像情報の一例であり、データ参照、レポート出力、データ送信などを含む情報処理の開始処理に用いられる。このデータ管理映像168には、データ参照アイコン170、レポート出力アイコン172およびデータ送信アイコン174が含まれる。
データ管理映像168において、データ参照アイコン170の操作入力を受け、データ参照が可能である。レポート出力アイコン172の操作入力を受け、データ管理映像168からデータ管理フォーマット映像176(図24)に遷移させることができる。このデータ管理フォーマット映像176はデータ管理フォーマットを提示させるための画面情報の一例である。このデータ管理映像168において、データ送信アイコン174の操作入力を受け、測定サーバー6から管理サーバー12などへのデータ送信が可能である。
また、この実施の形態では、作業リスト映像60−1(図13)、作業リスト映像60−2(図14)および作業リスト映像60−3(図15)が含まれる。
<初期映像52>
図17は、第2の実施の形態に係る初期映像52の一例を示している。この初期映像52には既述のタイトル部82、測定アイコン66およびプランアイコン68(図11)に加えて設定アイコン156およびデータ管理アイコン158が含まれる。
タイトル部82、測定アイコン66およびプランアイコン68は既述したので、その説明を割愛する。
設定アイコン156は設定入力に用いられ、データ管理アイコン158はデータ管理処理に用いられる。
<入力映像54>
図18は、入力映像54の一例を示している。入力映像54は、測定情報や判定基準情報などの各種情報を入力するための入力映像の一例である。この入力映像54にはタイトル部88、データ提示部90、測定アイコン70、情報読取り(DR)アイコン72および完了アイコン73が含まれる。完了アイコン73は、測定映像56にある完了アイコン74、または作業リスト映像60−1、60−2、60−3にある完了アイコン75と異なるアイコンである。
タイトル部88にはフランジ間測定における作業名などの作業情報が格納され、提示される。データ提示部90にはフランジ情報部91、判定基準情報部100、測定モード情報部102、測定情報部104、管理情報部106、画像情報部108が含まれる。
エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96および項目情報部98には、フランジ情報DB24と同様の情報が提示される。
判定基準情報部100にはフランジ情報DB24と同様に差情報部100−1および範囲情報部100−2が設定される。差情報部100−1および範囲情報部100−2にはフランジ情報DB24と同様の情報が提示される。
測定モード情報部102には、エリア情報に関係付けられた測定モードを指示するための測定アイコン70が提示される。
測定情報部104には測定器4から取得した測定情報が提示される。フランジ情報DB24と同様に、この測定情報部104にはフランジ16−1、16−2を固定するボルト位置に対応するたとえば、測定情報格納部104−1、104−2、・・・、104−8が設定される。各測定情報格納部104−1、104−2、・・・、104−8には測定位置に関係付けられた測定情報が提示される。
管理情報部106にはフランジ情報DB24と同様に平均情報部(Ave.)106−1、差情報部106−2および判定情報部106−3が設定される。これらの格納情報はフランジ情報DB24と同様である。画像情報部108にはフランジ情報DB24と同様にガスケット18を表す現物写真などの画像情報が格納される。
この入力映像54によれば、測定エリア、測定箇所にある機器、ワーク情報であるフランジ番号に関係付けられたフランジ間測定を選択することができる。DRアイコン72の操作入力を受けることで、フランジ間測定に必要な情報読込みを迅速に行うことができる。
この入力映像54は、初期映像52の測定アイコン66の操作を受けて初期映像52から遷移し、フランジ間測定のための情報入力に用いられる。この入力映像54には、測定アイコン70、DRアイコン72、完了アイコン73が含まれる。DRアイコン72は、フランジ情報および判定基準情報を取り込むための情報読取り映像62の展開を提示するアイコンである。フランジ情報には既述のエリア情報、箇所情報、ワーク情報が含まれる。
測定アイコン70は、第2の測定アイコンの一例であり、入力映像54(図18)から測定映像56(図19)への移行を指示するためのアイコンである。完了アイコン73は、フランジ間測定の完了を指示するアイコンであり、このアイコンを操作することで、入力映像54から初期映像52に戻る。
この入力映像54によれば、測定エリア、測定箇所にある機器、ワーク情報であるフランジ番号に関係付けられたフランジ間測定を選択することができる。DRアイコン72の操作入力を受けることで、フランジ間測定に必要な情報読込みを迅速に行うことができる。
<測定映像56>
図19は、測定映像56の一例を示している。この測定映像56は、入力映像54の測定アイコン70の操作を受けて入力映像54から遷移し、測定情報を取り込むために用いられる。この測定映像56は、作業リスト映像60−1(または作業リスト映像60−2、60−3)の測定アイコン70(または再測定アイコン164)の操作を受けて作業リスト映像60−1(または作業リスト映像60−2、60−3)からも遷移する。この測定映像56には完了アイコン74、設定アイコン76が含まれる。設定アイコン76は測定条件設定などの設定情報の入力に用いられる。完了アイコン74は、フランジ間測定の完了を指示するアイコンであり、このアイコンの操作により、入力映像54から初期映像52に戻る。
この測定映像56には図19に示すように、タイトル部110、文字情報提示部112、グラフ情報提示部114、完了アイコン74、設定アイコン76、調整アイコン116、その他のアイコン118が含まれる。
タイトル部110には測定対象を特定するためのタイトル情報が提示される。
文字情報提示部112にはテーブル情報を生成して入力映像54(図18)と共通の情報部として、エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96、項目情報部98、判定基準情報部100、測定情報部104、管理情報部106が含まれる。エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96、項目情報部98、判定基準情報部100、測定情報部104、管理情報部106については入力映像54と共通であるので、その説明を割愛する。この場合、判定情報部106−3には判定結果を示す情報として、「OK」(=良好)または「NG」(=不良)が提示される。
グラフ情報提示部114にはX軸スケール情報114−1、Y軸スケール情報114−2がO点を基準に表示され、フランジ16−1、16−2の輪郭および間隔を表すエッジライン情報120−1、120−2が提示される。各エッジライン情報120−1、120−2はフランジ16−1、16−2の輪郭および間隔を表す輪郭線情報の一例である。各エッジライン情報120−1、120−2は、レーザー光照射でフランジ16−1、16−2上に投影される輝線の画像情報である。
このグラフ情報提示部114には測定に関する評価情報部122が提示される。評価情報部122には、測定可能表示部122−1、測定不可表示部122−2が表示され、測定可能時には測定可能表示部122−1が提示され、測定不可時には測定不可表示部122−2が提示される。これらの提示形態はたとえば、測定可の場合には緑色表示、測定不可の場合には赤色表示である。
完了アイコン74および設定アイコン76は既述したので、その説明を割愛する。調整アイコン116は、発光部404のレーザービームのビーム幅や発光光量、撮像部406の露光時間などの調整に用いられる。
図20は、測定映像56から文字情報提示部112を抜き出して示している。文字情報提示部112における測定情報格納部104−1、・・・、104−8には測定位置を表す識別情報とともに、測定値および測定値状況を表すステータス表示105が生成される。このステータス表示105には、測定情報などに応じて最小値表示105−1、最大値表示105−2、不良表示105−3、次測定表示105−4が表示される。最小値表示105−1は最小値を表すたとえば、青色表示で表し、最大値表示105−2は最大値を表すたとえば、オレンジ色表示で表し、不良表示105−3は測定値不良を表すたとえば、赤色表示を表す。次測定表示105−4は次測定を促す。
この測定映像56において、文字情報提示部112のワーク情報部96のワーク情報アイコン80を操作すれば、該当箇所の再測定処理に移行する。
この測定映像56によれば、正規の測定が可能か否かなどを表す表示情報として、最小値表示105−1、最大値表示105−2、不良表示105−3および次測定表示105−4を含むアラートによって提示でき、フランジ間測定の実施者を正規測定に誘うことができる。
<プラン映像58、作業リスト映像60−1、60−2、60−3>
プラン映像58、作業リスト映像60−1、60−2、60−3は、第1の実施の形態で既述したので、その説明を割愛する。
<情報読取り映像62>
情報読取り映像62は図示しないが、読込み映像情報の一例である。この情報読取り映像62は、入力映像54のDRアイコン72から遷移し、入力映像54に入力するためのエリア情報、箇所情報、ワーク情報、項目情報などの情報入力に用いられる。
<ワーク詳細情報映像64>
図21は、ワーク詳細情報映像64の一例を示している。このワーク詳細情報映像64は、作業リスト映像60−1のワーク情報アイコン80の操作を受け、作業リスト映像60−1より遷移する。
このワーク詳細情報映像64にはタイトル部138、データ提示部140が含まれる。タイトル部138には作業リスト映像60−1のワーク情報アイコン80(図13)のワーク情報に関係付けられた作業名などを特定するタイトル情報が提示される。
データ提示部140にはエリア情報部142、箇所情報部144、ワーク情報部146、フランジ仕様情報部148、ガスケット情報部150、画像情報部152、試験結果情報部154が含まれる。エリア情報部142にはフランジ情報DB24のエリア情報部28に格納されているエリア情報が提示される。箇所情報部144にはフランジ情報DB24の箇所情報部30に格納されている箇所情報が提示される。ワーク情報部146にはフランジ情報DB24のワーク情報部32に格納されているワーク情報が提示される。フランジ仕様情報部148には該当するフランジ16−1、16−2の型番などのフランジ情報が提示される。ガスケット情報部150には該当するガスケット18の型番などのガスケット情報が提示される。画像情報部152にはガスケット18の実画像などの画像情報が提示される。試験結果情報部154には前回試験の結果などを表す結果情報が提示される。
そして、過去の気密試験の試験結果で漏れ発生などの異常情報がある場合には、試験結果情報部154に異常表示としてたとえば、「×」が提示される。この異常表示に対応してワーク情報部96(図13)には、該当するワーク情報に既述の異常告知マーク81(=「!」)が表示される。
<画像情報映像162>
図22は、画像情報映像162の一例を示している。この画像情報映像162は画像情報映像を提示するための画面情報の一例である。画像情報映像162には、申送り情報としての画像情報が提示される。
画像情報映像162にはタイトル部178、情報項目部180、連絡情報部182、保存画像部184が含まれる。
タイトル部178にはフランジ間測定における特定の連絡情報としてたとえば、「申し送り/画像情報」が提示される。
情報項目部180には連絡情報を属性ごとに格納するため、日時部180−1、作業名部180−2、エリア情報部180−3、箇所情報部180−4、ワーク情報部180−5が設定されている。日時部180−1には、測定日時を表す日時情報が格納されて提示される。作業名部180−2には、測定作業を特定するために測定作業ごとに命名された作業名を表す作業名情報が格納されて提示される。エリア情報部180−3には、測定作業が属するエリアを表すエリア情報が格納されて提示される。箇所情報部180−4には、測定作業の作業位置を表す箇所情報が格納される。ワーク情報部180−5には、測定作業におけるワークを表すワーク情報が格納される。
連絡情報部182には、次回の測定作業に参照すべき連絡情報が格納される。この連絡情報部182には、項目部182−1および説明情報部182−2が設定されている。項目部182−1には、連絡すべき情報のタイトルとして「申し送り事項」が明示される。説明情報部182−2には、申し送り情報を具体的に格納して提示される。この例では、フランジ間測定で取得された重要事項として、
「フランジの歪みが大きく、正確な面間が測れない
規格の異なるフランジを使用しているため段差が大きい」
が格納されて提示されている。つまり、フランジ間測定の障害情報や、大きい段差が生じている原因情報などが提示されている。
保存画像部184にはたとえば、フランジ間測定の障害や誤差の原因などを表す1または複数の写真情報が格納され提示されている。
<データ管理映像168>
図23は、データ管理映像168の一例を示している。このデータ管理映像168にはタイトル部185とともに、データ参照アイコン170、レポート出力アイコン172、データ送信アイコン174が含まれる。タイトル部185には、データ管理のタイトル情報が格納され、この例では、「隙間・段差測定」が提示されている。
このデータ管理映像168において、レポート出力アイコン172の操作入力を受け、データ管理映像168からレポート出力情報の一例であるデータ管理フォーマット映像176(図24)に遷移させることができる。
このデータ管理映像168によれば、次のような情報確認や処理が可能である。
a)フランジ間測定で取得した各種データの確認、
b)レポート出力として表計算形式〔たとえば、エクセル(登録商標)〕などのデータ出力、
c)フォーマット選択として顧客側の用途に応じたカスタマイズ、
d)作業ごとの結果一覧、
e)プランの進捗状況の確認に加え、
f)出力レポートを管理者たとえば、管理サーバー12(図1)にたとえば、メール送信
などの各種処理を行える。
<データ管理フォーマット映像176>
図24は、データ管理フォーマット映像176を示している。データ管理フォーマット映像176はデータ管理フォーマット情報の一例である。
このデータ管理フォーマット映像176には、タイトル部186、出力項目情報部188、出力情報部190、作業名提示部192、作成日提示部194、認証者部196が設定されている。
タイトル部186にはデータ管理フォーマット映像176の内容情報を表すタイトル情報が提示される。この例ではデータ管理フォーマットが提示されている。
出力項目情報部188には項目要否部188−1および出力項目部188−2が設定されている。項目要否部188−1には出力項目部188−2に設定された項目情報ごとにチェックボックスが設定され、チェック「レ」によって出力項目を選択することができる。出力項目部188−2には、出力情報リストが提示され、出力情報リストからチェック「レ」で関係付けられる出力情報が選択される。
出力情報部190には、エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96、項目情報部98、判定基準情報部100、測定情報部104、管理情報部106、画像情報部108、日時部200、実施者情報部202、確認者情報部204、申し送り情報部206が設定されている。エリア情報部92、箇所情報部94、ワーク情報部96、項目情報部98、判定基準情報部100、測定情報部104、管理情報部106および画像情報部108は、既述した入力映像54(図18)などのデータ提示部90と同様であるので、その説明を割愛する。このデータ管理フォーマット映像176には、図示しないがフランジ情報ファイル26と同様に項目情報部34(図8)を設け、情報を格納して提示してもよい。
日時部200には、日時情報が格納されて提示される。実施者情報部202には測定の実施者を表す実施者情報が格納されて提示される。確認者情報部204には確認者としてたとえば、責任者を表す確認者情報が格納される。申し送り情報部206には次回測定に必要な申し送り事項を表す申し送り情報が格納されて提示される。
そして、作業名提示部192には、フランジ間測定の隙間・段差測定などの測定作業を特定する作業名を表す作業名情報が格納されて提示される。作成日提示部194には、データ管理フォーマットの作成日を表す作成日情報が格納される。認証者部196には、認証者としてたとえば、責任者を表す責任者情報が格納されて提示される。
<初期映像52ないしデータ管理フォーマット映像176への遷移>
このフランジ間測定システム2は初期映像52に含まれるデータ管理アイコン158の操作入力を受け、初期映像52からデータ管理映像168に遷移させることができる。
<初期映像52からデータ管理映像168への推移>
図17は、初期映像52を示している。図17において、図11と同一部分には同一符号を付してある。この初期映像52において、設定アイコン156の操作入力を受け、測定条件などの設定が可能である。データ管理アイコン158の操作入力を受け、データ管理映像168(図23)への遷移が可能である。このデータ管理映像168は、データ管理映像情報の一例である。
<作業リスト映像60−2、60−3からの画像情報映像162への遷移>
作業リスト映像60−2(図14)に示すように、画像情報部108には、画像情報が登録されたことを示唆する画像情報アイコン160が提示される。これは、作業リスト映像60−3(図15)においても同様である。
作業リスト映像60−2または作業リスト映像60−3に提示されている画像情報アイコン160の操作入力を受け、作業リスト映像60−2または作業リスト映像60−3からの画像情報映像162(図22)へ遷移させることができる。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) フランジ間測定に関係付けた測定情報について、測定対象の測定箇所と測定データとを関係付けて測定データを測定箇所欄に自動格納および表示を行うことができる。
(2) 測定箇所と測定データの機械的な関係付け、データ取得形態および処理を同時に行うことができる。
(3) フランジ間測定について、測定属性、測定箇所、測定値の判定などのデータ取得およびその整理に手間取るといった不都合を解消でき、実施者に対し、測定に必要な情報の全てを即座に提示できる。
(4) 実施者は測定映像56を確認し、画面表示と対話しながら最適な測定結果を得ることができ、測定精度が高められる。
(5) 測定サーバー6によれば、相互に関係付けられたエリア情報、位置情報、ワーク情報、項目情報、判定基準情報をデータベースに生成できる。
(6) フランジ情報で関係付けられた測定箇所から取得した測定情報の格納欄に測定情報を格納し、提示することができる。
(7) 測定位置と測定情報を機械的に一致させることができ、実施者は、測定データと測定位置の整合性を取るための負担から開放され、測定効率を高めることができる。実施者を測定情報およびその結果の監視のみに傾注させることができる。
(8) 実施者は作業リストを確認し、この作業リストの確認を経て測定映像56に移行させることができ、測定作業の信頼性を高めることができる。
(9) 複数の作業を行う作業者の利便性を高め、作業能率を向上させることができる。
(10) 測定器4から情報処理を行う機能部を測定サーバー6に移行させることができ、測定器4の小型化を図ることができる。
(11) 測定器4を低コスト化できる。
(12) 測定器4と測定サーバー6に機能分担させたことにより、情報の視認性や測定器4などの操作性、トレーサビリティを高め、ハンドリング性を向上させることができる。
(13) 測定器4の形態を測定操作を重視して設計でき、測定機能や測定範囲を拡大できる。
(14) バッテリーを測定サーバー6側に搭載でき、バッテリー寿命を延ばすことができ、駆動時間の拡大とともに、測定器4を軽量化、小型化することができる。
(15) データ管理について、フランジ情報毎に測定情報を取得し、測定情報とフランジ情報を紐付けて測定エリア−機器情報−ワーク情報を統合管理することができる。
(16) データベースを読込むことで、エリア情報、判定基準情報、ワーク詳細情報などの固定情報を各測定に自動的に反映させることができる。
(17) 合否判定機能について、フランジ情報を管理するユーザーでの合否基準値の入力を行うことができ、判定基準値はデータベースに入力し、または現場入力の何れでも可能である。
(18) 測定情報の合否判定は複数を選択可能であり、たとえば、最大と最小の差、値の範囲などを任意に選択できる。
(19) 測定映像56について、正しい状態で測定できているか判定し、測定可否を表示させることができ、実施者が測定に容易に参照することができる。
(20) 写真撮影、申し送り機能について、異常時の写真撮影、テキスト入力による記録が可能であり、スマートフォンやタブレットを活用することができる。写真情報、テキスト情報は撮影時の出力データに自動挿入することも可能である。
(21) ワーク詳細情報の閲覧について、フランジ情報DB24に格納されているワーク詳細情報たとえば、フランジ情報、ガスケット情報、写真などを表示でき、これらを測定に参照することができる。
(22) ワーク詳細情報過去の気密漏れ試験での漏れ発生などを記入しておけば、測定映像56上でそのワーク情報に関係付けてたとえば、色付け表示などにより、注意喚起できる。
〔他の実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、フランジ間測定の方法、システム、プログラム、記録媒体、および測定サーバーを開示したが、これらはフランジ間測定を用いたフランジ間測定のトレーニングの方法、システム、プログラムまたは装置として活用することができ、本発明はフランジ間測定に限定されない。
(2) 管理サーバー12は、フランジ間測定の管理者に設置すればよいが、フランジ間測定に係る各種プラントの管理者に設置してよい。
(3) フランジ間測定器4は、測定機器の一例である。この測定機器には、フランジ間測定器4以外の各種の機器、たとえば、各種締付け機器なども含まれる。
<映像と画面の関係>
本開示ないし上記実施の形態において、表示画面に提示される映像として、初期映像52(図11、図17)、入力映像54(図18)、測定映像56(図19)、プラン映像58(図12)、作業リスト映像60−1(図13)、60−2(図14)、60−3(図15)、ワーク詳細情報映像64(図21)、画像情報映像162(図22)、データ管理映像168(図23)、データ管理フォーマット映像176(図24)などの映像は、情報提示部608に備える表示画面と不離一体の関係である。換言すれば、映像=「image 」は画面を除くものではないし、映像を表示する画面をも包含する概念である。上記実施の形態において、「画面」なる語は映像を除くものではないし、映像を含む概念である。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示のフランジ間を測定する方法、システム、プログラム、記録媒体およびサーバーによれば、測定作業の作業プラン情報を映像上に提示し、また、フランジ間を測定する機器で特定される測定部位を表す情報を提示するので、この測定部位の情報から測定部位と測定機器との相対的位置関係を把握でき、フランジ間測定の状況確認を容易化とともに測定作業の効率化を図ることができる。
2 フランジ間測定システム
4 フランジ間測定器
6 測定サーバー
8 フランジ締結部
10 ネットワーク
12 管理サーバー
14 配管系統
14−1、14−2 配管
16−1、16−2 フランジ
18 ガスケット
20 ボルト
22 ナット
24 フランジ情報DB
25 フランジ情報部
26 フランジ情報ファイル
27 作業名情報部
28、92、142 エリア情報部
29 プラン情報DB
30、94、144 箇所情報部
31 プラン情報ファイル
32 ワーク情報部
33 作業名情報部
34、98 項目情報部
35 進捗情報部
35−1 グラフ情報部
35−2 数値情報部
36 判定基準情報部
36−1、100−1 差情報部
36−2、100−2 範囲情報部
37 履歴情報部
38 測定モード情報部
40、104 測定情報部
40−1、40−2、・・・、40−8 測定情報格納部
42 管理情報部
42−1 平均情報部
42−2 差情報部
42−3 判定情報部
44 画像情報部
45 ワーク番号情報部
46、148 フランジ仕様情報部
48、150 ガスケット情報部
50 画像情報部
52 初期映像
54 入力映像
56 測定映像
58 プラン映像
60、60−1、60−2、60−3 作業リスト映像
62 情報読取り映像
64 ワーク詳細情報映像
66 測定アイコン
68 プランアイコン
70 測定アイコン
72 情報読取り(DR)アイコン
73、74、75 完了アイコン
76 設定アイコン
78 開始アイコン
80 ワーク情報アイコン
81 異常告知マーク
82、88、110、124、138 タイトル部
89 作業名情報
90、140 データ提示部
91 フランジ情報部
96 ワーク情報部
100 判定基準情報部
102 測定モード情報部
104−1、104−2、・・・、104−8 測定情報格納部
105 ステータス表示
105−1 Min表示
105−2 Max表示
105−3 NG表示
105−4 グレー表示
106 管理情報部
106−1 平均情報部
106−2 差情報部
106−3 判定情報部
108、152 画像情報部
109 位置情報入力部
112 文字情報提示部
114 グラフ情報提示部
114−1 X軸スケール情報
114−2 Y軸スケール情報
116 調整アイコン
118 その他のアイコン
120−1、120−2 エッジライン情報
122 評価情報部
122−1 測定可能表示部
122−2 測定不可表示部
126 プランテーブル提示部
128 作業名情報提示部
130 進捗状況提示部
132 選択入力部
134 グラフ表示部
136 数値表示部
146 ワーク情報部
150 ガスケット情報部
154 試験結果情報部
156 設定アイコン
158 データ管理アイコン
160 画像情報アイコン
162 画像情報映像
164 再測定アイコン
168 データ管理映像
170 データ参照アイコン
172 レポート出力アイコン
174 データ送信アイコン
176 データ管理フォーマット映像
178 タイトル部
180 情報項目部
180−1 日時部
180−2 作業名部
180−3 エリア情報部
180−4 箇所情報部
180−5 ワーク情報部
182 連絡情報部
182−1 項目部
182−2 説明情報部
184 保存画像部
185、186 タイトル部
188 出力項目情報部
188−1 項目要否部
188−2 出力項目部
190 出力情報部
192 作業名提示部
194 作成日提示部
196 認証者部
200 日時部
202 実施者情報部
204 確認者情報部
206 申し送り情報部
402 筐体
404 発光部
406 撮像部
408−1、408−2 固定ピン
412 発光制御部
414 撮像制御部
416 トリガースイッチ
602 プロセッサ
604 記憶部
606 通信部
608 情報提示部
610 タッチセンサー

Claims (21)

  1. 測定作業を表す作業名情報を取得する工程と、
    前記測定作業の進捗を表す進捗情報を取得する工程と、
    前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成する工程と、
    作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成する工程と、
    前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする、フランジ間測定方法。
  2. 測定作業を表す作業名情報を取得する工程と、
    前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報を取得する工程と、
    前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報を取得する工程と、
    フランジ間を測定する機器から測定情報を取得する工程と、
    前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする、フランジ間測定方法。
  3. 請求項1に記載する前記プラン映像を提示する工程と、
    前記プラン映像に提示された前記開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から請求項2に記載する前記作業リスト映像を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする、フランジ間測定方法。
  4. さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示する工程を含むことを特徴とする、請求項1または請求項3に記載のフランジ間測定方法。
  5. さらに、前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示する工程と、
    前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させる工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項2または請求項3に記載のフランジ間測定方法。
  6. 測定作業を表す作業名情報、前記測定作業の進捗を表す進捗情報、作業リスト情報の何れかを含む情報を格納するデータベースと、
    前記データベースから前記作業名情報および前記進捗情報を取得し、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成し、前記作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成し、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成するサーバーと、
    前記プラン映像を提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする、フランジ間測定システム。
  7. フランジ間を測定する機器と、
    測定作業を表す作業名情報、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報の何れかを含む情報を格納するデータベースと、
    前記データベースから前記作業名情報、前記フランジ情報、前記判定基準情報の何れかを取得し、前記機器から測定情報を取得し、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成するサーバーと、
    前記作業リスト映像を提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする、フランジ間測定システム。
  8. 前記サーバーは、前記情報提示部にプラン映像を提示し、該プラン映像に含まれる開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から作業リスト映像の提示に移行させることを特徴とする、請求項6または請求項7に記載のフランジ間測定システム。
  9. 前記サーバーは、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示することを特徴とする、請求項6または請求項8に記載のフランジ間測定システム。
  10. 前記サーバーは、さらに、前記情報提示部に提示する前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示し、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させることを特徴とする、請求項7または請求項8に記載のフランジ間測定システム。
  11. コンピュータで実現させるためのプログラムであって、
    測定作業を表す作業名情報を取得する機能と、
    前記測定作業の進捗を表す進捗情報を取得する機能と、
    前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成する機能と、
    作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成する機能と、
    前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する機能と、
    を前記コンピュータで実現させるためのプログラム。
  12. コンピュータで実現させるためのプログラムであって、
    測定作業を表す作業名情報を取得する機能と、
    前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報を取得する機能と、
    前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報を取得する機能と、
    フランジ間を測定する機器から測定情報を取得する機能と、
    前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する機能と、
    を前記コンピュータで実現させるためのプログラム。
  13. コンピュータで実現させるためのプログラムであって、
    請求項11に記載する前記プラン映像を提示する機能と、
    前記プラン映像に提示された前記開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から請求項12に記載する前記作業リスト映像を提示する機能と、
    を前記コンピュータで実現させるためのプログラム。
  14. さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示する機能を前記コンピュータで実現させるための請求項11または請求項13に記載のプログラム。
  15. さらに、前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示する機能と、
    前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させる機能と、
    を前記コンピュータで実現させるための請求項12または請求項13に記載のプログラム。
  16. 請求項11ないし請求項15の何れかの請求項に記載のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  17. 測定作業を表す作業名情報、前記測定作業の進捗を表す進捗情報、作業リスト情報の何れかを含む情報を格納するデータベースから前記作業名情報および前記進捗情報を取得し、前記測定作業の選択に用いられる選択入力部を生成し、前記作業リスト情報の提示に用いられる開始アイコンを生成し、前記作業名情報、前記進捗情報、前記選択入力部および前記開始アイコンの中の二以上を含むプラン映像を生成する処理部と、
    前記プラン映像を提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする、サーバー。
  18. 測定作業を表す作業名情報、前記測定作業で特定されるフランジを識別するフランジ情報、前記測定作業で特定されるフランジ間測定の判定基準情報の何れかを含む情報を格納するデータベースから前記作業名情報、前記フランジ情報、前記判定基準情報の何れかを取得し、フランジ間を測定する機器から測定情報を取得し、前記作業名情報で特定される前記フランジ情報、前記判定基準情報および前記測定情報の中の二以上を含む作業リスト映像を生成する処理部と、
    前記作業リスト映像を提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする、サーバー。
  19. 前記処理部は、前記情報提示部にプラン映像を提示し、該プラン映像に含まれる開始アイコンの操作を受け、前記プラン映像から作業リスト映像の提示に移行させることを特徴とする、請求項17または請求項18に記載のサーバー。
  20. 前記処理部は、さらに、前記プラン映像に前記測定作業の進捗を表すグラフ情報、前記進捗を表す数値情報の何れかまたは双方を含む前記進捗情報を提示することを特徴とする、請求項17または請求項19に記載のサーバー。
  21. 前記処理部は、さらに、前記情報提示部に提示する前記作業リスト映像に前記機器によるフランジ間測定を指示するための測定アイコンを提示し、前記測定アイコンの操作を受け、前記機器から測定情報を取得するための測定映像に移行させることを特徴とする、請求項18または請求項19に記載のサーバー。
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