JP2021109940A - 下地用塗料組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】塗膜が表面に形成された物自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くする。【解決手段】下地用塗料は基材20の表面に塗布される。基材20の表面に塗布された下地用塗料は溶剤が蒸発することによって下地層22となる。下地用塗料は下地用塗料組成物を含む。下地用塗料組成物は合成樹脂を含む。この下地用塗料組成物は二酸化チタンを合成樹脂に加えて含む。下地用塗料組成物が二酸化ケイ素をさらに含むことが望ましい。この場合、合成樹脂がアクリル樹脂を含むことが望ましい。アクリル樹脂の酸価が11以上39以下であることが望ましい。【選択図】図2
Description
本発明は、下地用塗料組成物に関する。
特許文献1は水性塗料を開示する。この水性塗料は、反応生成物の水性物とアクリル系樹脂エマルジョンとを含有する。この水性塗料に前者が50〜95重量部含まれるとき、この水性塗料に後者は5〜50重量部含まれる。前者は、次に述べられる反応生成物を塩基性化合物により中和して水中に分散ないしは溶解させたものである。その反応生成物は、芳香族系エポキシ樹脂を含有するエポキシ樹脂およびアミン類を少なくとも反応させてなる変性エポキシ樹脂中で、カルボキシル基含有ビニル単量体を含有するビニル単量体成分を重合することにより得られる。
特許文献1に開示されている水性塗料は、耐水白化が生じにくく、かつ耐食性の低下がない。
しかしながら、特許文献1に開示された水性塗料には、これが塗布された物自体の色が見えなくなる塗膜の厚さがかなり厚いという問題点がある。その厚さを下回るような薄い塗膜では、この水性塗料が塗布された物自体の色がその塗膜を介して透けて見える。
本発明は、このような問題を解消するものである。その目的は、塗膜が表面に形成された物自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くできる下地用塗料組成物を提供することにある。
本発明者らは、上記問題点に対して鋭意検討した結果、二酸化チタンを含有する下地層が予め設けられることよって塗膜が表面に形成された物自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くできることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、次の通りである。
上記課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、下地用塗料組成物は、合成樹脂を含む。この下地用塗料組成物は、二酸化チタンを合成樹脂に加えて含む。
また、上述された下地用塗料組成物が二酸化ケイ素をさらに含むことが望ましい。この場合、合成樹脂がアクリル樹脂を含むことが望ましい。
もしくは、上述されたアクリル樹脂の酸価が11以上39以下であることが望ましい。
本発明によれば、塗膜が表面に形成された物自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くできる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構成の説明]
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる塗膜の構造が示される概念図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる下地用塗料組成物が説明される。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本実施形態にかかる塗膜の構造が示される概念図である。図1に基づいて、本実施形態にかかる下地用塗料組成物が説明される。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物は、周知の溶剤と共に下地用塗料に含まれる。その下地用塗料は、基材20の表面に塗布される。基材20の表面に塗布された下地用塗料は溶剤が蒸発することによって下地層22となる。下地層22の表面には、周知の塗料が塗布される。その塗料は、これが含む溶剤が蒸発することによって上塗層24となる。上塗層24となる塗料の具体的な内容は本発明に直接関わるものではない。したがって、その詳細な説明はここでは繰り返されない。
下地層22の厚さは特に限定されない。望ましくは、その厚さは3マイクロメートル以上25マイクロメートル以下である。より望ましくは、その厚さは5マイクロメートル以上20マイクロメートル以下である。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物は、合成樹脂と二酸化チタンとを含む。合成樹脂の種類は特に限定されない。その種類の例には、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、フッ素樹脂がある。
望ましくは、合成樹脂はアクリル樹脂およびエポキシ樹脂の少なくとも一方である。より望ましくは、アクリル樹脂は酸価が10以上62以下である。さらに望ましくは、アクリル樹脂は酸価が11以上39以下である。本実施形態に言う酸価とは、合成樹脂1グラム中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのミリグラム数をいう。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める合成樹脂の重量%は特に限定されない。ただし、望ましくは、合成樹脂の重量%は35重量%以上60重量%以下である。より望ましくは、合成樹脂の重量%は35重量%以上55重量%以下である。さらに望ましくは、合成樹脂がアクリル樹脂を含む場合、そのアクリル樹脂が本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める重量%は25重量%以上50重量%以下である。さらに望ましくは、合成樹脂がエポキシ樹脂を含む場合、そのエポキシ樹脂が本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める重量%は4重量%以上15重量%以下である。一層望ましくは、そのエポキシ樹脂が本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める重量%は4重量%以上11重量%以下である。なお、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める合成樹脂の重量%と本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める他の成分の重量%との和が100重量%となるようにその合成樹脂の重量%が定められるべきなのは言うまでもない。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化チタンの重量%は特に限定されない。ただし、望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化チタンの重量%は、30重量%以上60重量%以下である。なお、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化チタンの重量%と本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める他の成分の重量%との和が100重量%となるようにその二酸化チタンの重量%が定められるべきなのは言うまでもない。
望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物は、二酸化ケイ素をさらに含む。この場合、望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化ケイ素の重量%は、5重量%以上20重量%以下である。より望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化ケイ素の重量%は、10重量%以上15重量%以下である。さらに望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は、35重量%以上70重量%以下である。一層望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は、43重量%以上63重量%以下である。なお、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める二酸化ケイ素の重量%と本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める他の成分の重量%との和が100重量%となるようにその二酸化ケイ素の重量%が定められるべきなのは言うまでもない。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物は、添加物を含んでもよい。添加物の例には架橋剤がある。架橋剤が含まれる場合、望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める架橋剤の重量%は、0.5重量%以上5重量%以下である。より望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める架橋剤の重量%は、1重量%以上3重量%以下である。さらに望ましくは、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める架橋剤の重量%は、2重量%以上3重量%以下である。なお、本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める添加物の重量%と本実施形態にかかる下地用塗料組成物に占める他の成分の重量%との和が100重量%となるようにその添加物の重量%が定められることは言うまでもない。
[製造方法の説明]
本実施形態にかかる下地用塗料組成物の製造方法は周知のものと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返されない。
本実施形態にかかる下地用塗料組成物の製造方法は周知のものと同様である。したがって、ここではその詳細な説明は繰り返されない。
以下に、実施例を示して本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されない。
[実施例1]
(1) 下地用塗料の調製
作業者は、二酸化チタンと、二酸化ケイ素と、アクリル樹脂と、エポキシ樹脂と、架橋剤とを混合した。これにより、下地用塗料が調製された。その塗料の固形成分(二酸化チタン、二酸化ケイ素、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、および、架橋剤)に占める二酸化チタンの重量%は39重量%であった。その塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%は9重量%であった。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料成分の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は48重量%であった。その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%は45重量%であった。その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%は5重量%であった。その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%は2重量%であった。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は52重量%であった。アクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は45:5であった。本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、DIC株式会社製のボンコート(登録商標)CM−8490が用いられた。これは、上述されたアクリル樹脂の他、アクリル樹脂の3重量%の溶剤を含んでいた。このアクリル樹脂の酸価は18であった。本実施例におけるエポキシ樹脂として、株式会社ADEKA製のアデカレジン(登録商標)EM‐101‐50が用いられた。これは、上述されたエポキシ樹脂の他、エポキシ樹脂の3重量%の溶剤を含んでいた。これらの溶剤は塗装後に揮発する。したがって、上述された固形成分に占める、二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%とアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との算出にあたって、これらの溶剤の重量は用いられなかった。また、本実施例における架橋剤として、信越化学工業株式会社製のKBE−903が用いられた。
(1) 下地用塗料の調製
作業者は、二酸化チタンと、二酸化ケイ素と、アクリル樹脂と、エポキシ樹脂と、架橋剤とを混合した。これにより、下地用塗料が調製された。その塗料の固形成分(二酸化チタン、二酸化ケイ素、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、および、架橋剤)に占める二酸化チタンの重量%は39重量%であった。その塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%は9重量%であった。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料成分の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は48重量%であった。その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%は45重量%であった。その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%は5重量%であった。その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%は2重量%であった。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は52重量%であった。アクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は45:5であった。本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、DIC株式会社製のボンコート(登録商標)CM−8490が用いられた。これは、上述されたアクリル樹脂の他、アクリル樹脂の3重量%の溶剤を含んでいた。このアクリル樹脂の酸価は18であった。本実施例におけるエポキシ樹脂として、株式会社ADEKA製のアデカレジン(登録商標)EM‐101‐50が用いられた。これは、上述されたエポキシ樹脂の他、エポキシ樹脂の3重量%の溶剤を含んでいた。これらの溶剤は塗装後に揮発する。したがって、上述された固形成分に占める、二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%とアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との算出にあたって、これらの溶剤の重量は用いられなかった。また、本実施例における架橋剤として、信越化学工業株式会社製のKBE−903が用いられた。
(2) 試験板の作製
作業者は、鋼板(日本産業規格G3141に規定される一般用冷間圧延鋼の鋼板)を、60℃(333.15ケルビン)のアルカリ脱脂剤(サーフクリーナー(登録商標)155、日本ペイント社製)2%水溶液に、2分間浸漬することで脱脂処理を実施した。これは鋼板の脱脂のために実施された。脱脂の後、作業者は、その鋼板を水洗した。水洗の後、作業者は、その鋼板を乾燥させた。作業者は、その鋼板に、上述された下地用塗料を塗布した。塗布された下地用塗料の厚さは、その乾燥によって形成される塗膜の膜厚が6マイクロメートルとなる厚さであった。下地用塗料が塗布されると、作業者は、雰囲気温度が80℃(353.15ケルビン)の熱風乾燥炉にて15分乾燥させた。これにより、下地用塗料の乾燥によって形成される塗膜がその鋼板の表面に形成されることとなる。その塗膜は下地層22である。その鋼板が常温まで冷却されると、作業者は、その鋼板のうち、下地用塗料の乾燥によって形成される塗膜の表面に、白色粉体を吹き付けた。吹き付けられた白色粉体は、日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社製のパウダックス(登録商標)P−100であった。上記粉体塗料を静電粉体塗装法により、コロナ荷電法または摩擦荷電法nにて塗装した。白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さは、40マイクロメートルであった。白色粉体が吹き付けられると、作業者は、雰囲気温度が150℃(423.15ケルビン)の熱風乾燥炉にて15分加熱した。その後、作業者は、その鋼板を温度が常温となるまで冷却した。これにより、白色粉体の加熱によって形成される塗膜が下地層22の表面に形成されることとなる。その塗膜は上塗層24である。このように上塗層24と下地層22とが形成された鋼板が本実施例にかかる試験板である。
作業者は、鋼板(日本産業規格G3141に規定される一般用冷間圧延鋼の鋼板)を、60℃(333.15ケルビン)のアルカリ脱脂剤(サーフクリーナー(登録商標)155、日本ペイント社製)2%水溶液に、2分間浸漬することで脱脂処理を実施した。これは鋼板の脱脂のために実施された。脱脂の後、作業者は、その鋼板を水洗した。水洗の後、作業者は、その鋼板を乾燥させた。作業者は、その鋼板に、上述された下地用塗料を塗布した。塗布された下地用塗料の厚さは、その乾燥によって形成される塗膜の膜厚が6マイクロメートルとなる厚さであった。下地用塗料が塗布されると、作業者は、雰囲気温度が80℃(353.15ケルビン)の熱風乾燥炉にて15分乾燥させた。これにより、下地用塗料の乾燥によって形成される塗膜がその鋼板の表面に形成されることとなる。その塗膜は下地層22である。その鋼板が常温まで冷却されると、作業者は、その鋼板のうち、下地用塗料の乾燥によって形成される塗膜の表面に、白色粉体を吹き付けた。吹き付けられた白色粉体は、日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社製のパウダックス(登録商標)P−100であった。上記粉体塗料を静電粉体塗装法により、コロナ荷電法または摩擦荷電法nにて塗装した。白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さは、40マイクロメートルであった。白色粉体が吹き付けられると、作業者は、雰囲気温度が150℃(423.15ケルビン)の熱風乾燥炉にて15分加熱した。その後、作業者は、その鋼板を温度が常温となるまで冷却した。これにより、白色粉体の加熱によって形成される塗膜が下地層22の表面に形成されることとなる。その塗膜は上塗層24である。このように上塗層24と下地層22とが形成された鋼板が本実施例にかかる試験板である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その測定にはコニカミノルタ株式会社製色彩色差計CR―400が用いられた。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は87であった。
(A) L*値の測定
作業者は、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その測定にはコニカミノルタ株式会社製色彩色差計CR―400が用いられた。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は87であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、次に延べられる手順により、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22との基材密着性を測定した。第1の手順において、作業者は、試験板の上塗層24と下地層22とが形成されている表面に、互いに直行する縦横11本ずつの平行な直線を形成した。それらの直線間の間隔は1ミリメートル間隔であった。それらの直線はカッターナイフによって形成された。いずれの直線を形成する際にも、カッターナイフは、鋼板の表面に達した。これにより、100個のマス目が形成された。第2の手順において、作業者は、それらのマス目に対してセロハンテープを貼った。第3の手順において、作業者は、それらのセロハンテープを剥がし、それらのマス目のうち上塗層24も下地層22も剥がれなかったものの数を数えた。その数が本実施例における試験板の基材密着性を示す値である。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、次に延べられる手順により、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22との基材密着性を測定した。第1の手順において、作業者は、試験板の上塗層24と下地層22とが形成されている表面に、互いに直行する縦横11本ずつの平行な直線を形成した。それらの直線間の間隔は1ミリメートル間隔であった。それらの直線はカッターナイフによって形成された。いずれの直線を形成する際にも、カッターナイフは、鋼板の表面に達した。これにより、100個のマス目が形成された。第2の手順において、作業者は、それらのマス目に対してセロハンテープを貼った。第3の手順において、作業者は、それらのセロハンテープを剥がし、それらのマス目のうち上塗層24も下地層22も剥がれなかったものの数を数えた。その数が本実施例における試験板の基材密着性を示す値である。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、次に延べられる手順により、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。第1の手順において、作業者は、上塗層24および下地層22ごと本実施例にかかる試験板を切断した。これにより、上塗層24と下地層22とが形成された鋼板の断面が露出した。第2の手順において、作業者は、その試験板を塩化ナトリウム水溶液に漬けた。その塩化ナトリウム水溶液中の塩化ナトリウムの濃度は3重量%であった。その試験板がその塩化ナトリウム水溶液に漬けられていた時間は96時間であった。その塩化ナトリウム水溶液の温度は摂氏25度であった。第3の手順において、作業者は、その塩化ナトリウム水溶液からその試験板を取り出した。その試験板が取り出されると、作業者は、その試験板を水洗した。水洗の後、作業者は、その試験板を乾燥させた。その乾燥の後、作業者は、その試験板のうち第1の手順において露出した断面に隣接する上塗層24にセロハンテープを貼った。次いで作業者はそのセロハンテープを剥がした。その後、作業者は、そのセロハンテープが剥がされた際に上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅を測定した。その最大幅が、本実施例にかかる試験板の耐食性を示す値とみなされる。本実施例にかかるその最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、次に延べられる手順により、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。第1の手順において、作業者は、上塗層24および下地層22ごと本実施例にかかる試験板を切断した。これにより、上塗層24と下地層22とが形成された鋼板の断面が露出した。第2の手順において、作業者は、その試験板を塩化ナトリウム水溶液に漬けた。その塩化ナトリウム水溶液中の塩化ナトリウムの濃度は3重量%であった。その試験板がその塩化ナトリウム水溶液に漬けられていた時間は96時間であった。その塩化ナトリウム水溶液の温度は摂氏25度であった。第3の手順において、作業者は、その塩化ナトリウム水溶液からその試験板を取り出した。その試験板が取り出されると、作業者は、その試験板を水洗した。水洗の後、作業者は、その試験板を乾燥させた。その乾燥の後、作業者は、その試験板のうち第1の手順において露出した断面に隣接する上塗層24にセロハンテープを貼った。次いで作業者はそのセロハンテープを剥がした。その後、作業者は、そのセロハンテープが剥がされた際に上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅を測定した。その最大幅が、本実施例にかかる試験板の耐食性を示す値とみなされる。本実施例にかかるその最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例2]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−639が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は39であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第6点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−639が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は39であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第6点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例3]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)XK−12が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は11であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第6点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)XK−12が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は11であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第6点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例4]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が50重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は62重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が33重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が4重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は38重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は33:4であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が50重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は62重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が33重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が4重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は38重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は33:4であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例5]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が48重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は63重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が25重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は37重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が48重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は63重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が25重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は37重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:10であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例6]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が30重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が13重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は43重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が50重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が6重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は57重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:3であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が30重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が13重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は43重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が50重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が6重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は57重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:3であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例7]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は52重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が35重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が3重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は48重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は35:10であった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が5マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が5マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例8]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は57重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が30重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が11重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は43重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は30:11であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は57重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が30重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が11重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は43重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は30:11であった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が20マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が20マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例9]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が3マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が3マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例10]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が48重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は63重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が25重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は37重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が48重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が15重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は63重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が25重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は37重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は25:10であった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が25マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。その点は、乾燥後の塗膜の膜厚が25マイクロメートルとなる厚さであるよう、下地用塗料が鋼板に塗布された点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例11]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−1093が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は62であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−1093が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は62であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
[実施例12]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が60重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が0重量%であったという点である。すなわち、本実施例にかかる下地用塗料には二酸化ケイ素が含まれない。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は60重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が29重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が1重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は40重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は29:10であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が60重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が0重量%であったという点である。すなわち、本実施例にかかる下地用塗料には二酸化ケイ素が含まれない。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は60重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が29重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が1重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は40重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は29:10であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
[実施例13]
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−633が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は0であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(1) 下地用塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本実施例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が42重量%であったという点である。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が12重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は54重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が34重量%であったという点である。第4点目は、本実施例における下地用塗料のアクリル樹脂として、楠本化成株式会社製のNeoCryl(登録商標)A−633が用いられた点である。このアクリル樹脂の酸価は0であった。第5点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は46重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は17:5であった。
(2) 試験板の作製
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本実施例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の表面のL*値は80であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の基材密着性を示す値は0個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本実施例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本実施例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[比較例1]
(1) 塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本比較例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が0重量%であったという点である。すなわち、本比較例にかかる下地用塗料に二酸化チタンは含まれていない。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が60重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は60重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が29重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が1重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は40重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は29:10であった。
(1) 塗料の調製
次に述べられる点を除けば、本比較例にかかる下地用塗料は実施例1にかかる下地用塗料と同一である。第1点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化チタンの重量%が0重量%であったという点である。すなわち、本比較例にかかる下地用塗料に二酸化チタンは含まれていない。第2点目は、下地用塗料の固形成分に占める二酸化ケイ素の重量%が60重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める顔料の重量%すなわち二酸化チタンの重量%と二酸化ケイ素の重量%との和は60重量%であった。第3点目は、その塗料の固形成分に占めるアクリル樹脂の重量%が29重量%であったという点である。第4点目は、その塗料の固形成分に占めるエポキシ樹脂の重量%が10重量%であったという点である。第5点目は、その塗料の固形成分に占める架橋剤の重量%が1重量%であったという点である。その結果、その塗料の固形成分に占める樹脂成分すなわちアクリル樹脂の重量%とエポキシ樹脂の重量%と架橋剤の重量%との和は40重量%であった。合成樹脂におけるアクリル樹脂とエポキシ樹脂との重量比は29:10であった。
(2) 試験板の作製
本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は70であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は70であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[比較例2]
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが20マイクロメートルであった点である。
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが20マイクロメートルであった点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は70であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は70であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は5ミリメートルであった。
[比較例3]
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(2) 試験板の作製
鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は78であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は78であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は4ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は4ミリメートルであった。
[比較例4]
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが60マイクロメートルであった点である。
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが60マイクロメートルであった点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は85であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は3ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は3ミリメートルであった。
[比較例5]
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが80マイクロメートルであった点である。
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが80マイクロメートルであった点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は88であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[比較例6]
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(1) 塗料の調製
本比較例においては、下地用塗料が調整されなかった。
(2) 試験板の作製
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが100マイクロメートルであった点である。
次に述べられる点を除いて、本比較例にかかる試験板の作製手順は実施例1のものと同様である。第1点目は、鋼板に下地用塗料が塗布されなかった点である。第2点目は、白色粉体の吹き付けによって形成された層の厚さが100マイクロメートルであった点である。
(3)試験板の評価
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(A) L*値の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の表面のL*値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の表面のL*値は90であった。
(B) 基材密着性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の基材密着性を示す値は100個であった。
(C) 耐食性の測定
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
作業者は、実施例1と同様にして、本比較例にかかる試験板の耐食性を測定した。その結果、本比較例にかかる試験板の上塗層24と下地層22とのうち少なくとも一方が剥離した箇所の最大幅は2ミリメートルであった。
[実施例にかかる試験鋼管の効果の説明]
図2は本発明の実施例および比較例の具体的内容と評価結果とを示す図である。図2に基づいて、本発明の実施例にかかる下地用塗料組成物の効果が説明される。
図2は本発明の実施例および比較例の具体的内容と評価結果とを示す図である。図2に基づいて、本発明の実施例にかかる下地用塗料組成物の効果が説明される。
図2によれば、実施例において塗膜の白色度を85程度とするために必要な上塗層24の厚さ(40マイクロメートル)は、比較例の場合のその厚さ(60マイクロメートル)の0.7倍程度となる。また、実施例12と比較例1とから明らかなように、塗膜が下地層22を有していても、その下地層22が二酸化チタンを含まない場合には白色度が劣る。その下地層22が二酸化チタンを含まない場合の白色度はその下地層22が二酸化チタンを含む場合の白色度の0.9倍程度となる。これらにより、下地層22が合成樹脂に加えて二酸化チタンを含むと基材20自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くできることは明らかである。
実施例4と実施例5と実施例12とによれば、下地用塗料組成物が含む顔料の重量%が同程度で下地層22の膜厚が同程度ならば、下地用塗料組成物が二酸化チタンと二酸化ケイ素とを含む場合は下地用塗料組成物が二酸化ケイ素を含まない場合に比べて白色度が優れている。これにより、下地用塗料組成物が二酸化チタンと二酸化ケイ素とを含むと基材20自体の色が塗膜の外観に現れなくなるその塗膜の厚さを薄くできることは明らかである。
実施例2と実施例3と実施例7と実施例11と実施例13とによれば、アクリル樹脂の酸価が11以上39以下の場合、そうでない場合に比べて基材密着性および耐食性が共に優れている。これにより、アクリル樹脂の酸価が11以上39以下であるとそうでない場合に比べて塗膜の密着性および耐食性が共に向上することは明らかである。
Claims (3)
- 合成樹脂を含む下地用塗料組成物であって、
二酸化チタンを前記合成樹脂に加えて含むことを特徴とする下地用塗料組成物。 - 二酸化ケイ素をさらに含み、
前記合成樹脂がアクリル樹脂を含むことを特徴とする請求項1に記載の下地用塗料組成物。 - 前記アクリル樹脂の酸価が11以上39以下であることを特徴とする請求項2に記載の下地用塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004163A JP2021109940A (ja) | 2020-01-15 | 2020-01-15 | 下地用塗料組成物 |
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ID=77059198
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JP2020004163A Pending JP2021109940A (ja) | 2020-01-15 | 2020-01-15 | 下地用塗料組成物 |
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2020
- 2020-01-15 JP JP2020004163A patent/JP2021109940A/ja active Pending
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