JP2021105252A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】煙返しを備えつつも外れ難い押縁を有する建具を提供する。【解決手段】建物に設けられた枠体と、前記枠体の内側の領域を仕切るとともに面材を支持して両袖に位置するFIX窓を各々形成する2本の縦骨と、前記2本の縦骨間に形成される開口を閉塞可能、且つ、前記枠体に案内されてスライド可能な引戸障子と、を有し、前記引戸障子の戸先框と対向する前記縦骨は、前記面材を保持する押縁を有し、前記押縁は、前記戸先框が有する戸先側煙返し片と係合する押縁煙返し片を有し、前記押縁及び前記縦骨は、互いに当接して前記押縁煙返し片の移動を規制する規制部を有している。【選択図】図5

Description

本発明は、引戸障子を有する建具に関する。
従来から引戸障子を有する建具として、例えば、枠と、引戸障子と、FIX窓とを備えたサッシ(建具)は知られている。このような建具は、枠が、戸先縦枠と、戸尻縦枠と、上枠と、下枠とを四周に組まれており、FIX窓は、縦骨 と戸尻縦枠と上枠と下枠と、これらに四周を取り付けたパネルとで構成されている。また、縦骨と引戸障子の戸尻框には、互いに係合する煙返しが一体に設けられている。煙返しは、煙の流通を防止するばかりでなく、室内外の圧力差により生じる障子や枠の変形を抑制する機能も有している。
特開2015−224524号公報
近年では、より高い意匠性が求められ、窓からの広い視界を確保するために枠や縦骨の見付け幅をより狭くすることが望まれている。しかしながら、枠や縦骨の見付け幅を狭くすると、パネルをなすガラスをけんどん式で取り付ける際にガラスの、のみ込み代が確保できないため、例えばガラスを押縁など別の部材を用いて取り付けることになる。
また、建具が両袖にFIX窓を有し、FIX窓間の開口を閉塞可能な引戸障子を備えた建具の場合には、戸先框と対向する縦骨に設ける煙返しは、より引戸障子の戸先側に配置しなければならないため、ガラスを押縁で抑える場合には、煙返しを押縁に設ける必要がある。縦骨に一体に設けられた煙返しは、障子や枠の変形を抑制するに足る強度を確保しやすいが、煙返しが押縁に設けられている場合には、障子や枠の変形に伴って押縁が外れてしまう虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、煙返しを備えつつも外れ難い押縁を有する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、建物に設けられた枠体と、前記枠体の内側の領域を仕切るとともに面材を支持して両袖に位置するFIX窓を各々形成する2本の縦骨と、前記2本の縦骨間に形成される開口を閉塞可能、且つ、前記枠体に案内されてスライド可能な引戸障子と、を有し、前記引戸障子の戸尻框と対向する前記縦骨は、前記面材を保持する押縁を有し、前記押縁は、前記戸先框が有する戸先側煙返し片と係合する押縁煙返し片を有し、前記押縁または前記縦骨は、互いに当接して前記押縁の変形を規制する規制部を有していることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、煙返しを備えつつも外れ難い押縁を有する建具を提供することが可能である。
本発明にかかる建具を室外側から見た正面図である。 建具の横断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 図2におけるB部の拡大図である。 図4におけるC部の拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、図1に示すように、両袖にFIX窓2を有し、FIX窓2の間に設けられた開口2aを閉塞可能な引戸障子3を備えた中間片引き窓タイプの建具1である。
以下の説明においては、建物に取り付けられた建具1を室外側から見た時に、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1に示すように、建具1は、建物に固定される枠体4と、枠体4の内側の領域を左右方向に3つの領域に仕切る2本の縦骨5と、3つの領域のうちの左側及び右側の領域に各々設けられる面材としての複層ガラス6と、枠体4に案内されて左右方向にスライド可能な引戸障子3と、を有している。
枠体4は、左右に延びる上枠4a及び下枠4bと、上枠4aと下枠4bの左右の端部同士を繋ぐ左縦枠4c及び右縦枠4dと、を有し、矩形状に枠組みされている。上枠4a及び下枠4bには、室外側に引戸障子3を案内するレールが設けられている。
2本の縦骨5は、矩形状に枠組みされた枠体4の上枠4aと下枠4bとに接合されている。左側の縦骨5は、上枠4a、下枠4b、及び左縦枠4cとともに左側の複層ガラス6の周端部を収容して左のFIX窓2を形成し、右側の縦骨5は、上枠4a、下枠4b、及び右縦枠4dとともに右側の複層ガラス6の周端部を収容して右のFIX窓2を形成している。
本実施形態の建具1は、FIX窓2及び引戸障子3越しの視界をより大きく確保すべく左右の縦骨5の見付け幅を狭くしているため、図2に示すように、各縦骨5は、強度を確保すべく枠体4よりも見込み方向において室内側に大幅に張り出している。左右の縦骨5は、同一の部材であり、左右の向きを反転させて配置されている。すなわち、左側の縦骨5は、左縦枠4cと対向する側に向かって、複層ガラス6の端部が収容されるガラス収容部5aが開放されるように、また、右側の縦骨5は、右縦枠4dと対向する側に向かって、複層ガラス6の端部が収容されるガラス収容部5aが開放されるように、各々配置されている。
引戸障子3は、上框31、下框32、及び、左右の縦框33、34が矩形状に框組みされた框体30と、外周端部が框体30に収容されて取り付けられている複層ガラス35と、を有している。引戸障子3は、左の縦框33が左側の縦骨5と見込み方向に対向し、右の縦框34が右側の縦骨5と見込み方向に対向する位置で開口2aを閉塞し、閉塞した状態から左方向にスライドして開口2aが開放されるように構成されている。このため、以下の説明では右縦框34を戸先框34とし、左縦框33を戸尻框33として説明する。
図3、図4に示すように、戸尻框33及び戸先框34は各々、複層ガラス35の端部と室内側または室外側にて対向する一対のガラス対向壁部33a、34aと、ガラス対向壁部33a、34aにおいて引戸障子3の外周側となる端同士を連結する框連結壁部33b、34bと、戸尻框33及び戸先框34の室内側の部位に設けられた煙返し片33c、34cと、を有している。
戸尻框33は、基本構造として片引き窓や両袖片引き窓と同じ構造をなしており、戸尻煙返し片33cは、室内側のガラス対向壁部33aがFIX窓2の外周側に延出された室内側外周延出部33dから室内側に突出された戸尻側突出部33eの先端からFIX窓2の外周側、すなわち引戸障子3の戸先側に延出されている。戸尻煙返し片33cは、室内側外周延出部33dとの間に、左側の縦骨5の、後述する縦骨側煙返し片5fが挿入される。
戸尻框33を有する引戸障子3を中間片引き窓タイプの建具1に用いる場合には、開口2aを閉塞した状態からスライドした際に、右側の縦骨5の縦骨側煙返し片5fと戸先框34側の戸先側煙返し片34cとが干渉しないように、戸先側煙返し片34cは、左右の縦骨5の縦骨側煙返し片5fよりも室外側に配置されている。より具体的には、戸先側煙返し片34cは、戸先框34において、右側の縦骨5の縦骨側煙返し片5fよりも室外側に位置する室内側のガラス対向壁部34aがFIX窓2の内周側、すなわち引戸障子3の戸先側に延出されて設けられている。
各縦骨5は、枠体4よりも室内側に張り出し、上下方向に貫通する中空部5bを有する縦骨張出部5cと、縦骨張出部5cから室内側に延出された縦骨延出壁部5dと、縦骨延出壁部5dの室外側の端部に設けられたシール材嵌合部5eと、シール材嵌合部5eから延出された縦骨側煙返し5fと、を有している。
縦骨張出部5cは、矩形状の中空部5bを形成し、見込み方向に対向する室内壁部5g及び室外壁部5hと、室内壁部5g及び室外壁部5hの左右の端部同士を繋ぎFIX窓2の外周側の壁部をなす外周壁部5i及びFIX窓2の内周側の壁部をなす内周壁部5jと、を有している。縦骨延出壁部5dは、外周壁部5iから繋がって室外側に延出され外周壁部5iと同一平面を形成している。
室外壁部5hの外周側には、室外側に突出させて、複層ガラス6の端部と対向し当該複層ガラス6を保持する縦骨ガラス保持部5kが設けられている。
シール材嵌合部5eには、開口2aを閉塞した状態の引戸障子3の戸尻框33または戸先框34に当接されるシール材7が嵌合される。シール材嵌合部5eは、縦骨延出壁部5dの室外側の端部と間隔を空けて対向し、FIX窓2の内周側に設けられた嵌合部対向壁部5lと、縦骨延出壁部5dと嵌合部対向壁部5lとをそれらの先端よりも室内側にて連結する嵌合部連結部5mと、縦骨延出壁部5d及び嵌合部対向壁部5lの室外側の端から互いに対向する側に各々突出する嵌合部突片5nと、を有している。
シール材7は、縦骨延出壁部5d、嵌合部対向壁部5l、嵌合部連結部5m、及び2つの嵌合部突片5nに囲まれる空間に嵌合され、2つの嵌合部突片5nの間から室外側に突出して、戸尻框33及び戸先框34の室内側のガラス対向壁部33a、34aに押圧される。
嵌合部対向壁部5lの室外側の端には、FIX窓2の内周側に向かって延出され、左側の縦骨5として配置されたときに、戸尻框33に設けられた戸尻框側煙返し片33cと見込み方向に対向する縦骨側煙返し片5fが設けられている。縦骨側煙返し片5fは、室外壁部5hと対向する室内側の面5pが、FIX窓2の内周側に向かって、当該縦骨側煙返し片5fの厚みが薄くなる傾斜を有している。
縦骨延出壁部5dのFIX窓2の内周側の面には、見込み方向に間隔を空けて2箇所に、縦骨5を上枠4a及び下枠4bと接合するためのビスが螺合されるビス螺合部5qが設けられている。室外側のビス螺合部5qには、室外側に突出し縦骨延出壁部5dと左右方向に間隔を空けて設けられた室内側突出片5rが設けられている。また、嵌合部対向壁部5lと繋がって、嵌合部連結部5mよりも室内側に突出する室外側突出片5sが設けられている。室内側突出片5rと室外側突出片5sとには、複層ガラス35の端部を、縦骨ガラス保持部5kとともに保持する押縁8、9が係合される。
図5に示すように、右側の縦骨5に係止される押縁8、すなわち、戸先框34と見込み方向に対向する縦骨5に係止される押縁8は、室外側突出片5sと係合する押縁係合部8aと、押縁係合部8aと繋がって室内側に延出され、縦骨延出壁部5dと室内側突出片5rとの間に挿入される押縁挿入部8bと、押縁係合部8aと繋がってFIX窓2の内周側に延出され縦骨ガラス保持部5k(図4)とともに複層ガラス6を保持する押縁ガラス保持部8cと、押縁ガラス保持部8cと見込み方向に間隔を空けて対向する押縁煙返し片8dと、押縁ガラス保持部8cと押縁煙返し片8dとのFIX窓2の内周側の端同士を連結する押縁連結部8eと、押縁ガラス保持部8cの室外側に突出して縦骨側煙返し片5fに当接される押縁当接部8fと、を有している。尚、左側の縦骨5に係止される押縁9は、押縁係合部8a、押縁挿入部8b、及び、押縁ガラス保持部8cに相当する部位は有しているが、押縁煙返し片8d、押縁連結部8e、及び、押縁当接部8fに相当する部位は有していない。
押縁当接部8fは、先端が縦骨側煙返し片5fの室外壁部5h(図4)と対向する室内側の面5pと同様に、その先端の当接面8gがFIX窓2の内周側に向かって、押縁ガラス保持部8cからの突出量が大きくなる傾斜、すなわち、引戸障子3の戸先側に向かって突出量が大きくなる傾斜を有している。
右側の縦骨5に押縁8が係止されて複層ガラス6の端部を保持した状態では、押縁8の押縁ガラス保持部8cが複層ガラス6側から室外側に押圧されており、押縁当接部8fが縦骨側煙返し片5fに当接して押縁8の移動が規制されている。このとき、押縁当接部8fと縦骨側煙返し片5fとが当接した状態で、嵌合部対向壁部5l、縦骨側煙返し片5f、押縁ガラス保持部8c、及び、押縁当接部8fが上下方向に貫通する中空部2bを形成している。ここで、押縁当接部8fが、縦骨に当接して押縁煙返し片の移動を規制する規制部に相当し、縦骨側煙返し片5fの室外壁部5hと対向する室内側の面5pが縦骨側煙返し片の規制部との当接面に相当する。
本発明に係る建具1は、前述したように、FIX窓2及び引戸障子3越しの視界をより大きく確保するために、枠体4、框体30、及び、縦骨5の見付け幅をより狭くしている。このため、FIX窓2の複層ガラス6の周端部を収容する左右の縦枠4c、4d及び縦骨5における複層ガラス6の、のみ込み代を深く設けることができないので、FIX窓2の複層ガラス6をけんどん式で装着することができない。そこで、建具1は、FIX窓2の複層ガラス6は、押縁8、9を用いて保持している。
建具1は、両袖にFIX窓2を有し、FIX窓2間に設けられた開口2aを引戸障子3により閉塞可能としているので、戸先框34及び戸尻框33と各縦骨5との間に煙返しを設ける必要がある。また、引戸障子3なので、戸尻側煙返し片33c及び戸先側煙返し片34cを見込み方向における同じ位置に配置すると、左右方向にスライドすることができない。このため、戸先側煙返し片34cは、引戸障子3をスライドしたときに縦骨側煙返し片5fと干渉しない位置、すなわち、縦骨側煙返し片5fと見込み方向に対向せず、縦骨側煙返し片5fよりも室外側に配置しなければならない。
戸先框34において、縦骨側煙返し片5fと見込み方向に対向しない位置、すなわち、縦骨側煙返し片5fよりも戸先側に戸先側煙返し片34cを設ける場合には、縦骨側煙返し片5fよりも戸先側には、縦骨5は存在しないので、戸先側煙返し片34cと係合する煙返しは、押縁8に設けざるをえない。煙返しを設けただけの押縁は縦骨に係止されているだけなので、縦骨と一体に戸先側煙返し片が形成されている場合よりも不安定であり、風圧等によりFIX窓及び引戸障子に反りが生じた場合には、押縁も変形が生じることにより外れ落ちる虞がある。このめた、建具1は、右側の縦骨5に押縁8が係止されて複層ガラス35の端部を保持した状態で、縦骨側煙返し片5fに当接して押縁8の変形を規制する押縁当接部8fを備えている。
本実施形態の建具1によれば、押縁8は、縦骨5の縦骨側煙返し片5fに当接して押縁煙返し片8dの移動を規制する押縁当接部8fを有しているので、たとえ引戸障子3及びFIX窓2に風圧が作用したとしても、押縁8は変形し難い。このため、押縁煙返し片8dを備えつつも外れ難い押縁8を有する建具1を提供することが可能である。
また、規制部をなす押縁当接部8fが押縁8に設けられているので、製造型の小さな押縁8の形状を変えるだけで押縁8の変形を規制することが可能である。このため、左右の縦骨5を同一の部材とすること、または、汎用品とすることができるので建具1のコストを抑えることが可能である。
また、押縁当接部8fが当接する部位を、縦骨5に一体に設けられている縦骨側煙返し片5fとしたので、押縁当接部8fをより剛性が高い部位に当接させることにより確実に押縁8の変形を規制することが可能である。
また、押縁当接部8fが縦骨側煙返し片5fに当接したときに、嵌合部対向壁部5l、縦骨側煙返し片5f、押縁ガラス保持部8c、及び、押縁当接部8fが上下方向に貫通する中空部2bを形成するので、縦骨5と押縁8とが当接するだけであっても、剛性が高くなり、より確実に押縁8の変形を規制することが可能である。
また、縦骨側煙返し片5fと押縁当接部8fとが同方向に傾斜する傾斜面で当接することで、より広い面積で接触することが可能となり、押縁8をより安定させることが可能である。
上記実施形態においては、規制部としての押縁当接部8fの先端が縦骨側煙返し片5fに当接する例について説明したが、これに限らず、押縁当接部8fの先端に設けられ、縦骨側煙返し片5fの、室外壁部5hと対向する室内側の面5pと対向する平面にて当接されても構わない。
上記実施形態においては、規制部としての押縁当接部8fは、例えば、押縁ガラス保持部8cから嵌合部対向壁部5lに沿って室外側に延出され、嵌合部対向壁部5lに当接される規制部など、縦骨に当接して押縁の変形を規制可能な部位であれば構わない。
また上記実施形態においては、左右の縦骨5を同一部材とすべく、戸先框34側の押縁8に押縁当接部8fを設けた例について説明したが、これに限らず、左右の縦骨を別形状として、縦骨5側に押縁8の変形を規制する規制部を備えても構わない。例えば、嵌合部対向壁部5lから戸先方向に延出されて、その先端が押縁8の押縁連結部8eに当接される構成であっても構わない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
建物に設けられた枠体と、前記枠体の内側の領域を仕切るとともに面材を支持して両袖に位置するFIX窓を各々形成する2本の縦骨と、前記2本の縦骨間に形成される開口を閉塞可能、且つ、前記枠体に案内されてスライド可能な引戸障子と、を有し、前記引戸障子の戸先框と対向する前記縦骨は、前記面材を保持する押縁を有し、前記押縁は、前記戸先框が有する戸先側煙返し片と係合する押縁煙返し片を有し、前記押縁または前記縦骨は、互いに当接して前記押縁の変形を規制する規制部を有していることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、押縁または縦骨は、互いに当接して押縁の変形を規制する規制部を有しているので、たとえ引戸障子及びFIX窓に風圧が作用したとしても、押縁は変形し難い。このため、煙返しを備えつつも外れ難い押縁を有する建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記規制部は、前記押縁に設けられていることを特徴とする。
このような建具によれば、規制部が押縁に設けられているので、製造型が縦骨よりも小さな押縁の形状を変更するだけで押縁の変形を規制することが可能である。このため、縦骨に汎用品を用いることができるので、コストを抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記2本の縦骨は、同一の部材であり、前記引戸障子の戸尻框と対向する前記縦骨は、前記戸尻框が有する戸尻側煙返し片と係合する縦骨側煙返し片を有し、前記規制部は、前記縦骨側煙返し片に当接することを特徴とする。
このような建具によれば、2本の縦骨が同一なので、よりコストを抑えることが可能であり、縦骨に一体に設けられている縦骨側煙返し片に規制部が当接するので、より確実に押縁の変形を規制することが可能である。
かかる建具であって、前記規制部が前記縦骨側煙返し片に当接して前記押縁と前記縦骨とにより中空部が形成されることを特徴とする。
このような建具によれば、規制部が縦骨側煙返し片に当接して押縁と縦骨とにより中空部が形成されるので、2つの部材が当接するだけであっても、剛性が高くなり、より確実に押縁の変形を規制することが可能である。
かかる建具であって、前記縦骨側煙返し片の前記規制部との当接面は、前記引戸障子の前記戸先側に向かって当該縦骨側煙返し片の厚みが薄くなる傾斜を有しており、前記規制部は、前記縦骨側煙返し片側に突出しており、前記縦骨側煙返し片との当接面は、前記引戸障子の前記戸先側に向かって突出量が大きくなる傾斜を有していることを特徴とする。
このような建具によれば、縦骨側煙返し片と規制部とが同方向に傾斜する傾斜面で当接することで、より広い面積で接触することが可能となり、押縁をより安定させることが可能である。
1 建具、2 窓、2a 開口、2b 中空部、3 引戸障子、4 枠体、
5 縦骨、5f 縦骨側煙返し片、5p 面、6 複層ガラス、8 押縁、
8f 押縁当接部、8g 当接面、33 戸尻框、33c 戸尻側煙返し片、
34 戸先框、34c 戸先側煙返し片、

Claims (5)

  1. 建物に設けられた枠体と、前記枠体の内側の領域を仕切るとともに面材を支持して両袖に位置するFIX窓を各々形成する2本の縦骨と、
    前記2本の縦骨間に形成される開口を閉塞可能、且つ、前記枠体に案内されてスライド可能な引戸障子と、
    を有し、
    前記引戸障子の戸先框と対向する前記縦骨は、前記面材を保持する押縁を有し、
    前記押縁は、前記戸先框が有する戸先側煙返し片と係合する押縁煙返し片を有し、
    前記押縁または前記縦骨は、互いに当接して前記押縁の変形を規制する規制部を有していることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記規制部は、前記押縁に設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記2本の縦骨は、同一の部材であり、前記引戸障子の戸尻框と対向する前記縦骨は、前記戸尻框が有する戸尻側煙返し片と係合する縦骨側煙返し片を有し、
    前記規制部は、前記縦骨側煙返し片に当接することを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記規制部が前記縦骨側煙返し片に当接して前記押縁と前記縦骨とにより中空部が形成されることを特徴とする建具。
  5. 請求項3または請求項4に記載の建具であって、
    前記縦骨側煙返し片の前記規制部との当接面は、前記引戸障子の前記戸先側に向かって当該縦骨側煙返し片の厚みが薄くなる傾斜を有しており、
    前記規制部は、前記縦骨側煙返し片側に突出しており、前記縦骨側煙返し片との当接面は、前記引戸障子の前記戸先側に向かって突出量が大きくなる傾斜を有していることを特徴とする建具。
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