JP2021104964A - 義歯洗浄剤組成物及び義歯洗浄方法 - Google Patents

義歯洗浄剤組成物及び義歯洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】製剤に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯洗浄することができる、起泡量及び泡の持続性に優れ、着色汚れ及び油汚れに対する洗浄効果が高い義歯洗浄剤組成物及びこれを用いた義歯洗浄方法を提供する。【解決手段】製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する義歯洗浄剤組成物、及びこの義歯洗浄剤組成物を義歯に適用した後、前記組成物に水を添加して発泡させ、該泡沫で義歯を包み込んで洗浄する義歯洗浄方法。【選択図】なし

Description

本発明は、製剤に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯洗浄することができる、起泡量及び泡の持続性に優れ、着色汚れ及び油汚れに対する洗浄効果が高い義歯洗浄剤組成物及びこれを用いた義歯洗浄方法に関する。
近年、高齢化社会の到来に伴い、義歯の使用者は年々増大する傾向にある。義歯(人口歯とそれを維持する義歯床)の使用にあたっては、義歯と口腔粘膜との間に食べかすが溜り易く、健常人に比べて口腔内が不潔になり易い。義歯に付着する汚れにはデンチャープラーク、食物残渣、ステイン(着色沈着物)、歯石等があり、これらは不快な義歯臭発生の原因となると共に、隣接歯のう蝕や歯周病の発症・進行の原因となるため、義歯を適切な方法で洗浄し、清潔に保つ必要がある。
従来の義歯の洗浄方法としては、ブラッシングや超音波洗浄器を用いた物理的洗浄、界面活性剤及び漂白剤を含有し水に溶解して浸漬洗浄する固体洗浄剤や、界面活性剤を含有しムース容器やスプレー容器に封入された泡状液体洗浄剤を用いた化学的洗浄のいずれか、又はこれら両方が通常行われている。
浸漬洗浄用固体洗浄剤は、界面活性剤及び過酸化水素等の漂白剤を主成分とする錠剤や粒状剤を水に溶解させて義歯を浸漬し洗浄するタイプが主流であるが、義歯に付着した汚れ、中でも食物等に由来する汚れの十分な除去には、ある程度の浸漬時間(一般的には一晩)が推奨され、利便性の面で問題を有していた。そのため、義歯装着者は、例えば、朝食後や昼食後は、義歯洗浄剤を用いず、流水での洗浄又は水だけでブラッシングして物理的に汚れを除去する洗浄を行う場合が多いが、義歯表面に付着した食物等に由来する汚れは、水を用いてブラッシングするだけでは十分に除去することができず、洗浄後に残ってしまうことが多く、また、ブラッシングを行う手間が面倒でもあった。また、浸漬洗浄用製剤は、ユーザーによる浸漬洗浄液調製で適切な濃度を確保するために、所定の水量と洗浄剤量とする必要があることから、洗浄剤は、専用洗浄カップ容量に合わせた一回分単位で使用するよう設計され、個装あるいは定量ボトル(特許文献1:特開平10−114638号公報)に収納されている。そのため、部分義歯のように義歯の大きさが各個人で大きく異なる場合でも洗浄剤の使用量調節ができず、使用者の不満となることもあった。
一方、義歯に泡状で使用される液体洗浄剤は、手軽に洗浄でき(特許文献2;特許第4724141号公報、特許文献3;特開2006−273830号公報)、また、義歯を泡で包み込んで洗浄することで洗浄成分を無駄なく高濃度に均一に義歯に接触させ、複雑な構造の義歯の隙間まで浸透させて洗浄することも可能であると考えられたが、上記液体洗浄剤には、例えば過酸化水素等の酸素系漂白剤等の水と反応して分解し易い物質を安定に配合することが困難であり、洗浄力の点で十分とはいえず改善の余地があった。
したがって、義歯に付着した着色汚れや油汚れなども簡単かつ短時間に洗浄除去できる高い洗浄力を有し、また、使用量調節も可能な義歯洗浄剤が望まれたが、従来の技術ではこれら全てを満たすことは困難であった。
特開平10−114638号公報 特許第4724141号公報 特開2006−273830号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、製剤に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯洗浄することができる、起泡量及び泡の持続性に優れ、着色汚れ及び油汚れに対する洗浄効果が高い義歯洗浄剤組成物及びこれを用いた義歯洗浄方法に関する。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する義歯洗浄剤組成物、好ましくは加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分又は加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物が、義歯に適用後に水を添加すると、前記組成物が発泡して義歯を包み込むように覆うことができる量の泡沫を形成し、起泡量に優れる上に、その泡が経時でも持続して維持され、泡の持続性に優れ、かつタンニン鉄ステイン汚れ等の着色汚れや食物等に由来する油汚れに対しても高い洗浄力を発揮することを知見した。
即ち、本発明では、製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する義歯洗浄剤組成物が、好ましくは義歯に適用した後、前記組成物に水を添加して発泡させて泡沫を形成させると、起泡量及び泡の持続性に優れ、かつ着色汚れ及び油汚れに対する洗浄効果に優れることを知見し、本発明をなすに至った。
特許文献1(特開平10−114638号公報)の粉状義歯洗浄剤は、使用時に溶剤で発泡溶解して液状として使用され、酸素の気泡が洗浄時に液中で発生するものである。これに対して、本発明の義歯洗浄剤組成物は、製剤に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯洗浄するものである。なお、「気泡(bubble)」とは、液体によって気体が包まれた状態の泡のことであり、本発明にかかわる「泡沫(foam)」とは、気泡が多数集まり薄膜を隔てて密接に存在する状態の泡のことであり、区別されるものである。
従って、本発明は、下記の義歯洗浄剤組成物及び義歯洗浄方法を提供する。
〔1〕
製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する義歯洗浄剤組成物。
〔2〕
加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分又は加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する〔1〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔3〕
加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する〔2〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔4〕
加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分が、過酸化水素供給源、又は過酸化水素供給源及び次亜塩素酸供給源である〔3〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔5〕
過酸化水素供給源が、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩及び過リン酸塩から選ばれる1種以上である〔4〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔6〕
次亜塩素酸供給源が、塩素化イソシアヌル酸、塩素化イソシアヌル酸塩、次亜塩素酸塩、ジクロロジメチルヒダントイン及びブロムクロロジメチルヒダントインから選ばれる1種以上である〔4〕又は〔5〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔7〕
加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する〔2〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔8〕
加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分が、炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上、又は炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上と炭酸以外の酸である〔7〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔9〕
炭酸塩が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸アンモニウム及び炭酸リチウムから選ばれ、炭酸水素塩が、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム及び炭酸水素リチウムから選ばれ、炭酸塩と炭酸水素塩との混合物が、セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム及びセスキ炭酸アンモニウムから選ばれる〔8〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔10〕
酸が、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、フマル酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、アジピン酸、ホウ酸、リン酸、及びリン酸二水素塩から選ばれる〔8〕又は〔9〕に記載の義歯洗浄剤組成物。
〔11〕
更に、漂白成分を含有する〔7〕〜〔10〕のいずれかに記載の義歯洗浄剤組成物。
〔12〕
粒状剤又は錠剤である〔1〕〜〔11〕のいずれかに記載の義歯洗浄剤組成物。
〔13〕
義歯に適用後に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯を洗浄するためのものである〔1〕〜〔12〕のいずれかに記載の義歯洗浄剤組成物。
〔14〕
〔1〕〜〔13〕のいずれかに記載の義歯洗浄剤組成物を義歯に適用した後、前記組成物に水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、該泡沫で義歯を包み込んで洗浄する義歯洗浄方法。
本発明によれば、製剤に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯洗浄することができる、起泡量及び泡の持続性に優れ、着色汚れ及び油汚れに対する洗浄効果が高い義歯洗浄剤組成物及びこれを用いた義歯洗浄方法を提供できる。本発明の義歯洗浄剤組成物は、漂白作用を有する過酸化水素供給源等を配合することもでき、タンニン鉄ステイン汚れ等の着色汚れや食物等に由来する頑固な油汚れも洗浄、除去することができ、洗浄効果に優れるだけでなく、簡単かつ短時間に洗浄処理を行うことができ、また、義歯の大きさ等に応じて使用量を調節することも可能であり、部分床義歯、全部床義歯の洗浄用として幅広く使用できる。
以下、本発明につき更に詳述する。本発明の義歯洗浄剤組成物は、製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する。
本発明の義歯洗浄剤組成物は、上記発泡システム、つまり、製剤に水が添加されることで発泡し泡沫を形成する機能を有するものである。
上記発泡システムは、好ましくは加水により酸素発生を伴う発泡システム〈1〉、加水により二酸化炭素発生を伴う発泡システム〈2〉であり、より好ましくは加水により酸素発生を伴う発泡システム〈1〉である。これらは酸素又は二酸化炭素の発生によって発泡して泡沫を形成する。
加水により酸素発生を伴う発泡システム〈1〉を有する義歯洗浄剤組成物は、好ましくは加水により酸素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物であり、加水により二酸化炭素発生を伴う発泡システム〈2〉を有する義歯洗浄剤組成物は、好ましくは加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物である。特に加水により酸素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物が、漂白成分の追加配合なしでも高い洗浄力が発揮され、より好ましい。
(I)加水により酸素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物
加水により酸素発生を伴う反応を起こして発泡する成分は、発泡し泡沫を形成した際の起泡量、泡の持続性、着色汚れ及び油汚れの洗浄効果の点から、過酸化水素供給源、又は過酸化水素供給源及び次亜塩素酸供給源が好ましく、より好ましくは過酸化水素供給源及び次亜塩素酸供給源の併用である。
過酸化水素供給源としては、下記の物質を挙げることができ、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。塩としては、アルカリ金属塩、アンモニウム塩を挙げることができ、アルカリ金属塩が好ましい。
・過炭酸塩
過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム
・過ホウ酸塩
過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過ホウ酸アンモニウム
・過硫酸塩
過硫酸水素カリウム、ペルオキシ硫酸−水素カリウム混合物、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム
・過リン酸塩
過リン酸ナトリウム
中でも、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩が好ましい。
過酸化水素供給源の配合量は、組成物全体の10〜70%(質量%、以下同様)が好ましく、より好ましくは20〜70%である。
次亜塩素酸供給源としては、下記の物質を挙げることができ、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を挙げることができ、アルカリ金属塩が好ましい。
・塩素化イソシアヌル酸
トリクロロイソシアヌル酸、ジクロロイソシアヌル酸
・塩素化イソシアヌル酸塩
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムの水和物、ジクロロイソシアヌル酸カリウム
・次亜塩素酸塩
次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム
・ジクロロジメチルヒダントイン
・ブロムクロロジメチルヒダントイン
中でも、塩素化イソシアヌル酸塩が好ましい。
次亜塩素酸供給源の配合量は、組成物全体の10〜70%が好ましく、より好ましくは20〜60%である。
過酸化水素供給源と次亜塩素酸供給源とを併用して配合する場合、過酸化水素供給源の好ましい配合量は、組成物全体の10〜60%であり、次亜塩素酸供給源の好ましい配合量は、組成物全体の10〜60%である。
(II)加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物
加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こして発泡する成分は、発泡し泡沫を形成した際の起泡量、泡の持続性、着色汚れ及び油汚れの洗浄効果の点から、炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上(炭酸塩類)、又は炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上と炭酸以外の酸との併用が好ましく、両者の併用がより好ましい。
炭酸塩類は、炭酸塩、炭酸水素塩、これらの混合物であり、塩としては、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩を挙げることができ、アルカリ金属塩が好ましく、下記の物質を挙げることができる。これらは、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
・炭酸塩
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸アンモニウム、炭酸リチウム
・炭酸水素塩
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素リチウム
・炭酸塩と炭酸水素塩の混合物
セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム、セスキ炭酸アンモニウム
中でも、炭酸塩、炭酸水素塩が好ましい。
上記炭酸塩類の配合量は、組成物全体の10〜90%が好ましく、より好ましくは20〜90%である。
酸は、炭酸以外の有機酸、無機酸を用いることができ、これらのナトリウム塩等のアルカリ金属塩を用いることもできる。具体的には下記の物質を挙げることができ、1種単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。
・有機酸
クエン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、フマル酸、酒石酸、
シュウ酸、マロン酸、アジピン酸
・無機酸
ホウ酸、リン酸、リン酸二水素ナトリウム,リン酸二水素カリウム等のリン酸二水素塩
これらの中でも、有機酸、特にクエン酸が好ましい。
上記酸の配合量は、組成物全体の10〜90%が好ましく、より好ましくは20〜80%である。
上記炭酸塩類と酸とを併用して配合する場合、炭酸塩類の好ましい配合量は、組成物全体の10〜80%であり、酸の好ましい配合量は、組成物全体の10〜80%である。
加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こして発泡する成分を含有する義歯洗浄剤組成物には、洗浄力向上の点で、更に漂白成分を配合することが好ましく、具体的には下記の物質を添加、配合することができる。
漂白成分
塩素化イソシアヌル酸、塩素化イソシアヌル酸塩、次亜塩素酸塩、過炭酸塩、過ホウ酸
塩、過硫酸塩、過リン酸塩
これらは1種又は2種以上使用できるが、中でも漂白力が高い塩素化イソシアヌル酸塩、特にジクロロイソシアヌル酸ナトリウムが好ましい。
これら漂白成分を配合する場合、その配合量は、組成物全体の1〜20%が好ましい。
本発明の義歯洗浄剤組成物は、本作用効果発現の点から、粒状剤、錠剤等の固体状の製剤に調製されることが好ましく、より好ましくは使用量調節が容易である点から粒状剤である。粒状剤は、非造粒物でも造粒物でもよく、それらの混合物でもよい。また、粒子径は特に制限されず、ハンドリングの点から90%以上が0.1μm〜5mmの範囲とすることが好ましい。また、義歯洗浄剤組成物の調製方法は、例えば粒状に調製される場合、粒状(粉末状でもよい)の原料全てをそのまま混合すればよく、また、原料の一部又は全部を造粒してもよく、混合後に造粒することもでき、公知の造粒方法を採用することができるが、水を使用しない乾式造粒、コーティング、又はカプセル化が好ましい。
本発明の義歯洗浄剤組成物は、上記成分に加えて、これら以外にも、義歯洗浄剤組成物に通常使用される公知成分を本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて配合することができる。例えば、任意成分として、安定化剤、アニオン性界面活性剤、洗浄力向上剤、粘度調整剤、香料、着色剤、保存剤等を配合することができる。以下の配合量は、組成物全体に対する配合量である。
安定化剤としては、ホウ素化合物(酸化ホウ素等)、ケイ酸塩(ケイ酸ナトリウム等)、硫酸塩(硫酸ナトリウム等)、リン酸塩(リン酸二水素ナトリウム等)等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤は、アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホ酢酸ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、アルキル硫酸エステルナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウ等が挙げられる。中でも、油汚れ洗浄力が高いアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、アルキルスルホ酢酸ナトリウムが好ましく、これらを配合すると、洗浄力をより高めることができる。
アニオン性界面活性剤の配合量は、通常、0.1〜15%である。
洗浄力向上剤は、ピロリン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム等の縮合リン酸塩が挙げられる。
縮合リン酸塩の配合量は、通常、5〜30%である。
粘度調整剤は、グアガム等の多糖類、メチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール等の合成高分子化合物、ヘクトライト等の粘土状鉱物が挙げられる。
粘度調整剤の配合量は、通常、0.1〜5%である。
本発明の義歯洗浄剤組成物は、加水によって発泡させると泡沫(foam)を形成し、義歯の洗浄処理時は泡沫として、部分床義歯、全部床義歯の洗浄に用いることができる。これら義歯を洗浄するには、義歯洗浄剤組成物を義歯表面に適用(配置、散布等)した後、前記組成物に水をかける方法、義歯洗浄剤組成物に水をかけた後に義歯を前記義歯洗浄剤組成物の上又はその近傍に配置する方法を採用できるが、前者が好ましい。この場合、義歯への適用は、義歯に義歯洗浄剤組成物が接触するように、例えば粒状剤であれば義歯にまんべんなく散布することが好ましく、錠剤の場合は義歯の中央近辺に配置することが好ましい。そうすることによって、加水によって発泡し形成された泡沫が義歯に接触した状態となり、更に泡沫によって義歯が包み込まれたように覆われている好ましい洗浄状態となる。上記のような方法で義歯洗浄すると、洗浄効果がより高まり、効果的である。
本発明の義歯洗浄剤組成物は、加水によって発泡し形成された泡沫によって義歯が覆われている領域が広いほど、着色汚れ及び油汚れの洗浄効果が高まる。この場合、後述の実施例に示すように、加水によって発泡後、迅速に泡沫を形成し、義歯の60%以上、特に80%以上を覆う起泡量が確保されることが、特に着色汚れ及び油汚れの洗浄効果の点で、好ましい。本発明にかかわる発泡システムは、上記起泡量を満たすものであることが、効果、特に洗浄効果発現の点で好ましく、これを満たすように使用する各成分種やその配合量等が設定されることが好ましい。
義歯の洗浄時間は、義歯が泡沫で覆われている状態で60秒間以上静置させておくことが好ましく、上限は特に制限はないが、作業性の点から、10分間以内、特に5分間以内とすることができる。静置は室温でよい。静置後は、義歯洗浄剤組成物を流水で10秒間〜1分間程度すすいで除去することで、義歯洗浄を完了させることができる。
1回の義歯洗浄における義歯洗浄剤組成物の使用量は、特に洗浄力の点から、義歯(部分義歯又は総義歯)1つに対して0.5〜3.0gが好ましく、添加する水の使用量は、義歯洗浄剤組成物に対して2〜5倍量であることが、特に起泡量及び泡の持続性の点で、好ましい。
なお、本発明の義歯洗浄剤組成物は、義歯洗浄時にブラッシング等による物理的な力を与えなくても洗浄力が高く、タンニン鉄ステイン汚れ等の着色汚れや食物由来の油汚れに対しても高い洗浄力を有する。但し、ブラッシングを必要としないが、ブラッシングを行うことを禁止するものではなく、歯ブラシ、電動歯ブラシ、義歯ブラシ等のブラシで短時間ブラッシングを行ってから流水ですすいでもよい。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
表1〜6に示す組成の義歯洗浄剤組成物(粒状義歯洗浄剤)を下記方法で調製した。これらを試験サンプルとして使用し、下記方法で評価した。結果を表に併記した。なお、表中の配合量を示す数値は、各成分の純分量である。
調製方法
表に示す処方に基づき、粒状又は粉末状の各固体原料を合計200gとなる量を容器に入れ、ミキサーで撹拌混合して調製した。
(1)起泡量の評価方法
実施例1〜3は、上顎総義歯((株)ニッシン製)に試験サンプル2gを散布した後、試験サンプルに直接、ポリスポイトを用いて4mLの水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、1分間後の泡量を目視で評価した。
比較例1、3、5は、上顎総義歯にポリスポイトを用いて4mLの水を添加した後、試験サンプル2gを散布して発泡させ、1分間後の泡量を目視で評価した。
比較例2、4、6は、300mLビーカー中で試験サンプル2gを100mLの水に発泡させながら溶解させ、これに上顎総義歯を浸漬し、1分間後の泡量を目視で評価した。
下記の評価基準により、起泡量を判定した。
<評価基準>
◎:泡が義歯の80%以上を覆う
○:泡が義歯の60%以上80%未満を覆う
△:泡が義歯の30%以上60%未満を覆う
×:泡が義歯の30%未満を覆う
(2)泡の持続性の評価方法
実施例1〜3は、上顎総義歯((株)ニッシン製)に試験サンプル2gを散布した後、試験サンプルに直接、ポリスポイトを用いて4mLの水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、5分間経過後の泡量を目視で評価した。
比較例1、3、5は、上顎総義歯にポリスポイトを用いて4mLの水を添加した後、試験サンプル2gを散布して発泡させ、5分間経過後の泡量を目視で評価した。
比較例2、4、6は、300mLビーカー中で試験サンプル2gを100mLの水に発泡させながら溶解させ、これに上顎総義歯を浸漬し、5分間経過後の泡量を目視で評価した。
下記の評価基準により、泡の持続性を判定した。
<評価基準>
◎:泡が義歯の80%以上を覆う
○:泡が義歯の60%以上80%未満を覆う
△:泡が義歯の30%以上60%未満を覆う
×:泡が義歯の30%未満を覆う
(3)着色汚れ洗浄力の評価方法
(3−1)タンニン鉄ステイン付着義歯の作製方法
沸騰させたイオン交換水1,200mL中に、日本茶((株)伊藤園製)50g、紅茶(リプトン社製、ブリスクティーバック)5袋、インスタントコーヒー(ネスレ社製、ネスカフェ)12gを入れて一晩放置し、日本茶及び紅茶をろ過にて取り除き、タンニン抽出液を作製した。
タンニン鉄ステイン付着前の上顎総義歯((株)ニッシン製)の歯の表面の色を測定し、その値をLab値(L0)とした。上記の義歯に対し、0.5%アルブミン水溶液→タンニン抽出液→0.6%クエン酸鉄(III)アンモニウム水溶液という順番で、これらに30分間ずつ繰り返し浸漬する操作を10回繰り返し、常温で1日風乾した後、流水で洗浄し、再び風乾してタンニン鉄ステイン付着義歯を作製した。作製したタンニン鉄ステイン付着義歯の歯の表面の色を測定し、その値をLab値(L1)とした。
(3−2)着色汚れ洗浄力の評価方法
実施例1〜3は、上記(3−1)にて作製したタンニン鉄ステイン付着義歯に試験サンプル2gを散布した後、試験サンプルに直接、ポリスポイトを用いて4mLの水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
比較例1、3、5は、タンニン鉄ステイン付着義歯にポリスポイトを用いて4mLの水を添加した後、試験サンプル2gを散布して発泡させ、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
比較例2、4、6は、300mLビーカー中で試験サンプル2gを100mLの水に発泡させながら溶解させ、これにタンニン鉄ステイン付着義歯を浸漬し、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
洗浄後に乾燥させたタンニン鉄ステイン付着義歯の歯の表面の色を測定し、その値をLab値(L2)とした。下記に示す式(1)によって、タンニン鉄ステイン除去率(%)を算出した。
式(1);
タンニン鉄ステイン除去率(%)=〔(L1−L2)/(L1−L0)〕×100
下記の評価基準により、着色汚れ洗浄力を判定した。
<評価基準>
◎:タンニン鉄ステイン除去率80%以上
○:タンニン鉄ステイン除去率60%以上80%未満
△:タンニン鉄ステイン除去率30%以上60%未満
×:タンニン鉄ステイン除去率30%未満
(4)油汚れ洗浄力の評価方法
(4−1)モデル汚垢付着義歯の作製方法
サラダ油(食用菜種油及び大豆油の混合、日清オイリオグループ(株)製)に対し、視認性を上げるために、0.1%となるようにSudan IV(色素、東京化成工業(株)製)を均一溶解させたものをモデル汚垢とした。上顎総義歯((株)ニッシン製)に対し、調製したモデル汚垢を、ポリスポイトを用いて0.5g全面に均一に塗布し、室温(25℃)で1時間静置してモデル汚垢付着義歯を作製した。
(4−2)油汚れ洗浄力の評価方法
実施例1〜3は、上記(4−1)にて作製したモデル汚垢付着義歯に試験サンプル2gを散布した後、試験サンプルに直接、ポリスポイトを用いて4mLの水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
比較例1、3、5は、モデル汚垢付着義歯にポリスポイトを用いて4mLの水を添加した後、試験サンプル2gを散布して発泡させ、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
比較例2、4、6は、300mLビーカー中で試験サンプル2gを100mLの水に発泡させながら溶解させ、これにモデル汚垢付着義歯を浸漬し、5分間経過後に流水下ですすいで試験サンプルを除去した。
洗浄後に乾燥させたモデル汚垢付着義歯表面を写真撮影後、画像解析ソフトImage J(NIH)にて、モデル汚垢の残存面積を測定し、下記に示す式(2)によって、モデル汚垢の残存率(%)を算出した。
式(2);
モデル汚垢の残存率(%)=
(モデル汚垢の残存面積)/(モデル汚垢付着義歯表面積)×100
下記の評価基準により、油汚れ洗浄力を判定した。
<評価基準>
◎:モデル汚垢の残存率20%未満
○:モデル汚垢の残存率20%以上40%未満
△:モデル汚垢の残存率40%以上70%未満
×:モデル汚垢の残存率70%以上
使用原料の詳細を下記に示す。
・過炭酸ナトリウム
保土谷化学社製、PC−F
・炭酸ナトリウム
トクヤマ社製、ソーダ灰デンス
・クエン酸
扶桑化学工業社製、クエン酸
・過ホウ酸ナトリウム
Evonik Treibacher Gmbh製、過ホウ酸ソーダ1水塩ファイ
ングレード
・ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム
四国化成工業社製、ネオクロール60MG
・ペルオキシ硫酸−水素カリウム混合物
ランクセス社製、オキソン PS−16
その他成分
・アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
ライオンスペシャリティケミカルズLSC社製、ライポンPS−260
・アルキルスルホ酢酸ナトリウム
日光ケミカルズ社製、NIKKOL LSA−F
・酸化ホウ素
新日本電工社製、酸化ほう素
・グアガム
三晶社製、ネオビスコG
・硫酸ナトリウム
日本化学工業社製、中性無水芒硝
・ポリリン酸ナトリウム
太平化学産業社製、ポリリン酸ナトリウム
Figure 2021104964
Figure 2021104964
Figure 2021104964
Figure 2021104964
比較例1は、義歯に水を添加後に試験サンプルを散布すると、ほとんど泡沫を形成せず(起泡量×、泡の持続性×)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物にほとんど接触していないため洗浄できなかった(着色汚れ洗浄力×、油汚れ洗浄力×)。
比較例2は、試験サンプルを水に投入した直後に義歯を浸漬すると、初期は発泡して泡沫を形成し、義歯全体が泡沫で包まれた(起泡量◎)が、1分後には泡層(上層)と液層(下層)に分離し、下層にある義歯は泡で包まれず、泡の持続性が悪く(泡の持続性×)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物の希釈液には接触しているため少しは洗浄できたが洗浄力は低かった(着色汚れ洗浄力△、油汚れ洗浄力△)。
Figure 2021104964
比較例3は、義歯に水を添加後に試験サンプルを散布すると、ゆっくり泡沫を形成したが起泡量が少なく、泡の持続性も低く(起泡量△、泡の持続性△)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物に接触している部分は洗浄できたが洗浄力は低かった(着色汚れ洗浄力△、油汚れ洗浄力△)。
比較例4は、試験サンプルを水に投入した直後に義歯を浸漬すると、初期は発泡して泡沫を形成したが起泡量が少なく、義歯の半分が泡沫で包まれたが(起泡量△)、1分間以上経過すると泡層(上層)と液層(下層)に分離し、下層にある義歯は泡で包まれず、泡の持続性が悪く(泡の持続性×)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物の希釈液には接触しているため少しは洗浄できたが、洗浄力は低かった(着色汚れ洗浄力△、油汚れ洗浄力△)。
Figure 2021104964
比較例5は、義歯に水を添加後に試験サンプルを散布すると、ほとんど泡沫を形成せず(起泡量×、泡の持続性×)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物にほとんど接触していないため洗浄できなかった(着色汚れ洗浄力×、油汚れ洗浄力×)。
比較例6は、試験サンプルを水に投入した直後に義歯を浸漬すると、発泡したが泡沫を形成せず、義歯が泡で包まれず(起泡量×、泡の持続性×)、また、義歯が義歯洗浄剤組成物の希釈液には接触しているため少しは洗浄できたが洗浄力は低かった(着色汚れ洗浄力△、油汚れ洗浄力△)。

Claims (14)

  1. 製剤に水を添加して発泡させて泡沫を形成する発泡システムを有する義歯洗浄剤組成物。
  2. 加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分又は加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する請求項1記載の義歯洗浄剤組成物。
  3. 加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する請求項2記載の義歯洗浄剤組成物。
  4. 加水により酸素発生を伴う反応を起こし発泡する成分が、過酸化水素供給源、又は過酸化水素供給源及び次亜塩素酸供給源である請求項3記載の義歯洗浄剤組成物。
  5. 過酸化水素供給源が、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過硫酸塩及び過リン酸塩から選ばれる1種以上である請求項4記載の義歯洗浄剤組成物。
  6. 次亜塩素酸供給源が、塩素化イソシアヌル酸、塩素化イソシアヌル酸塩、次亜塩素酸塩、ジクロロジメチルヒダントイン及びブロムクロロジメチルヒダントインから選ばれる1種以上である請求項4又は5記載の義歯洗浄剤組成物。
  7. 加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分を含有する請求項2記載の義歯洗浄剤組成物。
  8. 加水により二酸化炭素発生を伴う反応を起こし発泡する成分が、炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上、又は炭酸塩、炭酸水素塩及びこれらの混合物から選ばれる1種以上と炭酸以外の酸である請求項7記載の義歯洗浄剤組成物。
  9. 炭酸塩が、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸アンモニウム及び炭酸リチウムから選ばれ、炭酸水素塩が、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素アンモニウム及び炭酸水素リチウムから選ばれ、炭酸塩と炭酸水素塩との混合物が、セスキ炭酸ナトリウム、セスキ炭酸カリウム及びセスキ炭酸アンモニウムから選ばれる請求項8記載の義歯洗浄剤組成物。
  10. 酸が、クエン酸、マレイン酸、コハク酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、フマル酸、酒石酸、シュウ酸、マロン酸、アジピン酸、ホウ酸、リン酸、及びリン酸二水素塩から選ばれる請求項8又は9記載の義歯洗浄剤組成物。
  11. 更に、漂白成分を含有する請求項7〜10のいずれか1項記載の義歯洗浄剤組成物。
  12. 粒状剤又は錠剤である請求項1〜11のいずれか1項記載の義歯洗浄剤組成物。
  13. 義歯に適用後に水を添加して発泡させて形成させた泡沫で義歯を洗浄するためのものである請求項1〜12のいずれか1項記載の義歯洗浄剤組成物。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項記載の義歯洗浄剤組成物を義歯に適用した後、前記組成物に水を添加して発泡させて泡沫を形成させ、該泡沫で義歯を包み込んで洗浄する義歯洗浄方法。
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