JP2021098392A - 車両 - Google Patents

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昭憲 森
Akinori Mori
昭憲 森
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Abstract

【課題】ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を容易化しつつ、走行時における騒音や振動を抑制し、かつ高い美観を発揮可能な車両を提供する。【解決手段】本発明の車両は、カウルルーバ9が立壁95と第1取付開口97aとを有している。立壁95は、車体1の幅方向に延びているとともにボンネット7によって覆われている。第1取付開口97aは、立壁95よりもフロントウィンドウ5側に位置しており、ワイパー作動装置3に対する第1ワイパー11の取り付けを行う。また、立壁95は壁本体95aと凹部とを有している。壁本体95aはボンネット7に向かって延びている。凹部95bは、立壁95において第1取付開口97aの近傍に位置している。壁部材15は、凹部95bに取り付けられている。壁部材15は、立壁95に沿って車体1の幅方向に延びるとともにボンネット7に向かって延びており、かつ、ボンネット7によって覆われている。【選択図】図3

Description

本発明は車両に関する。
特許文献1に従来の車両が開示されている。この車両は、車体と、ワイパー作動装置と、ウィンドウと、フードと、カウルと、ワイパーと、パネルとを備えている。ワイパー作動装置及びウィンドウは、それぞれ車体に固定されている。フードは車体に開閉可能に取り付けられている。
カウルは車体に固定されている。カウルは、ウィンドウとフードとの間に位置しており、ワイパー作動装置を覆っている。また、カウルは前部と取付開口とを有している。前部は、カウルにおけるフード側であって、フードよりも外側に位置している。つまり、前部はフードによって覆われてはおらず、車両の外部に露出している。取付開口は、前部よりもウィンドウ側に配置されている。
ワイパーは、取付開口を通じてワイパー作動装置に取り付けられており、カウルに配置されている。これにより、ワイパーは、カウルにおいて前部よりもウィンドウ側に位置している。ワイパーは、ワイパー作動装置によって作動することにより、ウィンドウを移動可能となっている。パネルは、前部に取り付けられている。このため、パネルもフードによって覆われてはおらず、車両の外部に露出している。パネルは、取付開口を含め、ワイパー作動装置とワイパーとの取付個所を覆っている。
この車両では、カウルの前部及びパネルが車両の外部に露出することにより、閉状態にあるフードと、前部及びパネルとが連続する意匠を構成している。また、この車両では、パネルによって、取付開口が覆われることにより、取付開口を含め、ワイパー作動装置とワイパーとの取付個所が車両の外部から視認され難くなっている。これらにより、この車両では高い美観を発揮している。
特開2001−322562号公報
ところで、車両によっては、用途に基づく形態や意匠上の理由等により、フードがカウルの一部を覆う構成、より具体的には、フードがカウルにおけるワイパー作動装置とワイパーとの取付個所よりもフード側となる部分を覆う構成があり得る。この場合、フードと、カウルにおいてフードに覆われた部分との間に大きな隙間が存在すると、車両が走行する際、この隙間を流通する風に起因する騒音や振動が大きくなる。また、この隙間によって車両の見栄えも低下してしまう。そこで、このような車両の場合、カウルにおいてフードに覆われる部分に対し、車体の幅方向に延びるとともにフードに向かって延びる立壁が設けられることにより、上記の隙間が小さくされている。
一方、車両の製造工程において、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業は、車体にワイパー作動装置、フード及びカウルがそれぞれ取り付けられた後に行われる。これにより、作業者や作業ロボットは、フードとカウルとの隙間を通じて、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を行うことになる。このため、カウルに対して上記のような立壁が存在すると、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業が困難となってしまう。なお、車両の製造工程上、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業が完了した後に、車体に対するフードの取り付け作業を行うことは現実的ではない。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を容易化しつつ、走行時における騒音や振動を抑制し、かつ高い美観を発揮可能な車両を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の車両は、車体と、
前記車体に固定されたワイパー作動装置と、
前記車体に固定されたウィンドウと、
前記車体に開閉可能に取り付けられたフードと、
前記車体に固定され、前記ウィンドウと前記フードとの間に位置して前記ワイパー作動装置を覆うカウルと、
前記ワイパー作動装置に取り付けられて前記カウルに配置され、前記ワイパー作動装置によって前記ウィンドウを移動可能なワイパーとを備えた車両であって、
前記カウルは、前記フード側に位置し、前記車体の幅方向に延びるとともに前記フードによって覆われる立壁と、
前記立壁よりも前記ウィンドウ側に位置し、前記ワイパー作動装置に対する前記ワイパーの取り付けを行う取付開口とを有し、
前記立壁は、前記フードに向かって延びる壁本体と、前記取付開口の近傍に位置し、前記壁本体よりも前記フードから離間するように凹む凹部とを有し、
前記凹部に取り付けられ、前記立壁に沿って前記車体の幅方向に延びるとともに前記フードに向かって延び、かつ、前記フードによって覆われる壁部材をさらに備えていることを特徴とする。
本発明の車両では、カウルが立壁と取付開口とを有している。また、立壁は壁本体と凹部を有している。
壁本体はフードに向かって延びている。これにより、立壁は、フードに覆われた状態において、壁本体によってフードとの隙間を小さくすることができる。一方、凹部は立壁において、取付開口の近傍に位置している。そして、凹部は、壁本体よりもフードから離間するように凹んでいる。このため、凹部では、壁本体と比べてフードとの隙間が大きくなっている。これにより、この車両では、作業者や作業ロボットは、凹部を通じつつ、取付開口においてワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を行うことが可能となる。このため、この車両では、カウルが立壁を有していても、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を容易化できる。
そして、この車両は、壁部材を備えており、壁部材は凹部に取り付けられる。これにより、壁部材は、フードに覆われつつ、壁本体とともにフードとの隙間を小さくすることができる。このため、この車両では、走行時に壁本体及び壁部材とフードとの隙間を流通する風の流量を少なくすることができる。また、この車両では、上記の隙間が小さくなることにより、見栄えも高くすることができる。
したがって、本発明の車両によれば、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を容易化しつつ、走行時における騒音や振動を抑制でき、かつ高い美観を発揮できる。
ワイパーは、第1ワイパーと、第1ワイパーとは異なる第2ワイパーとを有し得る。また、取付開口は、車体の幅方向の略中央に配置され、ワイパー作動装置に対する第1ワイパーの取り付けを行う第1取付開口と、車体の幅方向の端部に配置され、ワイパー作動装置に対する第2ワイパーの取り付けを行う第2取付開口とを有し得る。そして、凹部は、第1取付開口の近傍のみに位置していることが好ましい。
この場合には、立壁に設けられる凹部の個数を少なくすることができるため、カウルの形成を容易化することができる。また、立壁において、第1取付開口の近傍と、第2取付開口の近傍とにそれぞれ凹部が形成される場合に比べて、凹部に対する壁部材の取り付け作業も容易化することができる。
壁部材は、車体の幅方向で立壁と重なるオーバーラップ部を有していることが好ましい。この場合には、立壁とオーバーラップ部とを車体の幅方向に重ねることにより、凹部に壁部材を取り付ける際の壁部材の位置決めを容易に行うことが可能となる。また、立壁とオーバーラップ部とが車体の幅方向に重なることにより、立壁と壁部材とが車体の幅方向に連続する一体感を創出することが可能となる。
壁部材は、内部に収容空間が形成された本体部と、本体部から凹部に向かって延びる係合部とを有し得る。また、凹部は、壁部材と対向する底面を有し得る。そして、底面には、係合部と係合可能な係合孔と、本体部に向かって延び、収容空間に収容されつつ本体部を支持する支持部とが形成されていることが好ましい。
この場合には、係合部を係合孔に係合させることで、凹部に壁部材を容易に取り付けることが可能となる。また、底面に形成された支持部が壁部材を支持するため、凹部に取り付けられた壁部材のガタツキを好適に抑制することができる。
本体部には、底面に向かって突出し、底面に当接する当接部が形成されていることが好ましい。凹部に取り付けられた壁部材を安定させるに当たって、例えば本体部の全体を底面に直接当接させようとすると、本体部、ひいては壁部材を精度高く形成する必要があるため、製造コストの高騰化を招いてしまう。これに対し、この車両では、凹部に壁部材を取り付けた際、当接部を通じて、本体部を底壁に好適に当接させることが可能となる。これにより、この車両では、壁部材を形成するに当たっての精度の要求を緩和して製造コストを低廉化しつつ、凹部に取り付けられた壁部材を安定させることが可能となる。
本発明の車両によれば、ワイパー作動装置に対するワイパーの取り付け作業を容易化しつつ、走行時における騒音や振動の発生を抑制でき、かつ高い美観を発揮できる。
図1は、実施例の車両を示す斜視図である。 図2は、実施例の車両に係り、凹部に壁部材が取り付けられる前の状態を示す図1と同様の斜視図である。 図3は、実施例の車両に係り、図1のA−A断面を示す断面図である。 図4は、実施例の車両に係り、図2のB−B断面を示す断面図である。 図5は、実施例の車両に係り、凹部を示す拡大斜視図である。 図6は、実施例の車両に係り、壁部材を示す斜視図である。 図7は、実施例の車両に係り、壁部材を示す図6のD1方向から見た背面図である。 図8は、実施例の車両に係り、図1のC−C断面を示す拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
図1〜図4に示すように、実施例の車両は、車体1と、ワイパー作動装置3と、フロントウィンドウ5と、ボンネット7と、カウルルーバ9と、第1ワイパー11と、第2ワイパー13と、壁部材15とを備えている。実施例の車両は、具体的には乗用自動車である。フロントウィンドウ5は、本発明における「ウィンドウ」の一例である。また、ボンネット7は、本発明における「フード」の一例である。そして、カウルルーバ9は、本発明における「カウル」の一例である。なお、図1及び図2では、説明を容易にするため、ワイパー作動装置3を簡略化して図示している他、ボンネット7を仮想線で図示している。
本実施例では、図1に示す実線矢印によって、車体1の前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。そして、図2以降では、図1に対応して車体1の前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。なお、これらの各方向は説明の便宜上のための一例である。
図3及び図4に示すように、車体1には、車室CRと、車室CRの前方に位置するエンジンルームERとが形成されている。エンジンルームER内には、図示しないエンジンが配置されている。また、車体1は、第1ボディパネル1aと第2ボディパネル1bとを有している。第1ボディパネル1a及び第2ボディパネル1bは、金属板にプレス加工を施すことで形成されている。第1ボディパネル1aは、車室CRとエンジンルームERとの間に配置されており、図1及び図2に示すように、車体1の左右方向に延びている。これにより、第1ボディパネル1aは、車室CRとエンジンルームERとを区画している。図3及び図4に示すように、第2ボディパネル1bは第1ボディパネル1aに接合されており、第1ボディパネル1aと一体をなしている。なお、第1、2ボディパネル1a、1bの形状は適宜設計可能である。また、詳細な図示を省略するものの、車体1には、車両の走行に必要な公知の駆動装置等が設けられている。
ワイパー作動装置3は、ブラケット17によって第1ボディパネル1a、すなわち車体1に固定されている。ワイパー作動装置3は、第1ワイパーピボット3aを有している。第1ワイパーピボット3aは、車体1の上方に向かって延びており、先端側で第1ワイパー11と接続可能となっている。また、図1及び図2に示すように、ワイパー作動装置3は、第2ワイパーピボット3bを有している。詳細な図示を省略するものの、第1ワイパーピボット3aと同様、第2ワイパーピボット3bについても車体1の上方に向かって延びており、先端側で第2ワイパー13と接続可能となっている。
ワイパー作動装置3は、第1ワイパーピボット3a及び第2ワイパーピボット3bを通じて、第1ワイパー11と第2ワイパー13とを同期させつつ作動させる。なお、ワイパー作動装置3の構成は公知のワイパー作動装置と同様であるため、構成に関する詳細な説明を省略する。
図3及び図4に示すように、フロントウィンドウ5は、ウレタン接着剤19によって、第1ボディパネル1aに接着されている。これにより、フロントウィンドウ5は、車体1に固定されて車室CRを前方側から覆っている。また、フロントウィンドウ5における外周側には、樹脂製のモール21が設けられている。なお、フロントウィンドウ5の形状は、車両の意匠等に応じて適宜設計可能である。
ボンネット7は、車体1に対して開閉可能に取り付けられており、エンジンルームERの上方に配置されている。つまり、ボンネット7は、フロントウィンドウ5よりも車体1の前方側に配置されている。ボンネット7は、自己の後方側、すなわち、フロントウィンドウ5側に位置する揺動軸心(図示略)周りで揺動することにより、図3に示す閉位置と、図4に示す開位置との間で変位可能となっている。ボンネット7は、図3に示す閉位置に変位することにより、エンジンルームERを上方から覆うことが可能となっている。一方、ボンネット7は、図4に示す開位置に変位することにより、エンジンルームERを開放することが可能となっている。
ボンネット7は、アウタパネル7aと、インナパネル7bとを有している。アウタパネル7a及びインナパネル7bについても、金属板にプレス加工を施すことで形成されている。アウタパネル7aは、ボンネット7の表面、ひいては、ボンネット7の意匠を構成している。インナパネル7bは、アウタパネル7aと接合されており、アウタパネル7aの裏面側に位置している。これにより、インナパネル7bは、ボンネット7の裏面を構成している。なお、アウタパネル7a及びインナパネル7bの形状は適宜設計可能である。
カウルルーバ9は樹脂製である。図1及び図2に示すように、カウルルーバ9は車体1の左右方向に延びている。カウルルーバ9は、車体1の第1ボディパネル1aに取り付けられており、第1ボディパネル1aの上方に位置している。これにより、カウルルーバ9は、車体1に固定されつつ、ワイパー作動装置3を上方から覆っている。
また、カウルルーバ9は、車体1に固定されることにより、フロントウィンドウ5とボンネット7との間に位置している。そして、カウルルーバ9では、自己の前方側、つまり、カウルルーバ9におけるボンネット7側がボンネット7の下方に位置するようになっている。
カウルルーバ9は、第1端縁91と、第1接続部93と、立壁95と、第2接続部97と、第2端縁99とを有している。ここで、上記のようにカウルルーバ9が車体1の左右方向に延びる形状であることから、これらの第1端縁91、第1接続部93、立壁95、第2接続部97及び第2端縁99についても車体1の左右方向に延びる形状となっている。また、図3に示すように、カウルルーバ9が車体1に固定されることにより、第1端縁91、第1接続部93及び立壁95がボンネット7の下方に位置する。これにより、第1端縁91、第1接続部93及び立壁95は、閉位置にあるボンネット7によって上方から覆われるようになっている。
第1端縁91は、カウルルーバ9における前方側に位置している。第1端縁91は、カウルルーバ9の前端に向かうにつれて、車体1の上方、すなわち、ボンネット7に向かって延びる形状をなしている。第1端縁91の上端には、前方に向かって延びる支持部91aが形成されている。支持部91aには、樹脂製のウェザーストリップ23が設けられている。図3に示すように、ウェザーストリップ23は、閉位置にあるボンネット7、より具体的には、閉位置にあるボンネット7のインナパネル7bに対して弾性変形しつつ当接可能となっている。これにより、ウェザーストリップ23は、ボンネット7とカウルルーバ9との間の止水を行う。
第1接続部93は、第1端縁91の下端と接続しており、後方側に向かって平坦に延びている。そして、第1接続部93は、後端で立壁95と接続している。
立壁95は、壁本体95aと凹部95bとを有している。壁本体95aは、立壁95において凹部95bを除いた部分であり、立壁95の大部分を構成している。壁本体95aは、車体1の上方に向かって延びている。つまり、第1端縁91と同様、壁本体95aもボンネット7に向かって延びている。ここで、壁本体95aは、第1端縁91よりも車体1の上方に長く形成されている。これにより、壁本体95aは、第1端縁91よりもボンネット7に近い位置まで延びている。
また、壁本体95aは、車体1の上方に向かうにつれて、徐々に前後方向に薄くなる略山型形状に形成されている。より具体的には、壁本体95aは、後述する底面950よりも上方側、すなわち、立壁95の高さ方向の略中央よりも上方側となる部分が板状に形成されている。ここで、壁本体95aと、閉位置にあるボンネット7との間には僅かに隙間が存在する。このため、壁本体95aの頂部955を含め、壁本体95aは、ボンネット7とは当接することがない。
また、図1及び図2に示すように、壁本体95aの左端側は、壁本体95aの他の部分に比べて、前方側に湾曲しつつ突出する形状となっている。ここで、実施例の車両は、運転席(図示略)が車室CR内の左側に位置する構成であるため、壁本体95aの左端側が前方側に突出する形状となっている。つまり、運転席が車室CR内の右側に位置する構成である場合には、壁本体95aの右端側が前方側に突出する形状となる。
また、図2に示すように、凹部95bは、立壁95における左右方向の略中央に設けられている。この凹部95bは、立壁95における左右方向の略中央に1箇所のみ設けられている。凹部95bは、壁本体95aよりも立壁95の下方側に向かって凹む形状をなしている。これにより、凹部95bは、第1接続部93よりも車体1の上方側に位置するものの、壁本体95aに比べて高さ方向で低くなっている。このため、凹部95bは、壁本体95aよりもボンネット7から車体1の下方に離間している。この結果、凹部95bでは、壁本体95aに比べて、閉位置にあるボンネット7との隙間が大きくなっている。
図5に示すように、凹部95bは底面950を有している。底面950は、凹部95bにおいて最も下方側であって、立壁95の高さ方向の略中央に位置している。底面950は、壁本体95aの頂部955よりも前後方向に長く延びている。より具体的には、底面950は、右端から左右方向の中央に向かうにつれて前後方向に短くなり、左右方向の中央から左端に向かうにつれて前後方向に再び長くなる形状をなしている。
底面950には、第1係合孔951と、第2係合孔952とが形成されている。第1係合孔951及び第2係合孔952は、本発明における「係合孔」の一例である。第1係合孔951は底面950における右端側に位置しており、第2係合孔952は底面950における左端側に位置している。つまり、第1係合孔951と第2係合孔952とは左右方向に離間している。第1係合孔951及び第2係合孔952は、略矩形状に形成されており、底面950を貫通している。
また、底面950には、支持部953が1つ形成されている。支持部953は、第2係合孔952の右隣りに位置しており、底面950から車体1の上方に向かって延びている。換言すれば、支持部953は、後述する壁部材15の本体部15aに向かって延びている。支持部953は、上方に向かうにつれて徐々に小さくなる略三角錐の形状をなしている。これらの支持部953及び第1、2係合孔951、952が形成された部分を除いて、底面950は平坦な形状をなしている。なお、底面950に対して、支持部953を複数形成しても良い。
また、壁本体95aにおいて、凹部95bの右側となる個所には、連結部956が形成されている。連結部956は、頂部955と接続しつつ凹部95b内に延びている。さらに、壁本体95aにおいて、凹部95bの左側となる個所は、対向部957とされている。
図3及び図4に示すように、第2接続部97は立壁95の後方に位置している。第2接続部97は、立壁95の下端と接続しており、後方側に向かって延びている。これにより、カウルルーバ9において、第2接続部97は、凹部95bの底面950よりも下方に位置している。
図1及び図2に示すように、第2接続部97には、第1取付開口97aと、第2取付開口97bとが形成されている。第1取付開口97aは、第2接続部97において、左右方向の略中央に位置している。つまり、図2に示すように、カウルルーバ9において、第1取付開口97aと凹部95bとは近接した位置に配置されている。具体的には、凹部95bは、立壁95において、第1取付開口97aの前方側となる個所に位置している。一方、第2取付開口97bは、第2接続部97の左端側に位置している。これにより、第2取付開口97bは、壁本体95aにおいて前方側に突出する部分の近傍に位置している。
第1取付開口97a及び第2取付開口97bは、それぞれ丸孔形状をなしており、第2接続部97を貫通している。これにより、図3及び図4に示すように、第1取付開口97aには、カウルルーバ9を車体1に固定した際に、ワイパー作動装置3の第1ワイパーピボット3aが突出するようになっている。同様に、第2取付開口97bには、第2ワイパーピボットが突出するようになっている(図1及び図2参照)。
また、図5に示すように、カウルルーバ9には通気口97cが形成されている。通気口97cは、カウルルーバ9を貫通しており、外気を車体1の内部に取り入れることが可能となっている。
図3及び図4に示すように、第2端縁99は第2接続部97の後方、すなわちカウルルーバ9の後端に位置している。第2端縁99は第2接続部97と接続しており、車体1の上方に向かって延びるとともに、後方側に向かって延びている。第2端縁99は、カウルルーバ9が車体1に固定されることにより、フロントウィンドウ5のモール21に対して車体1の上方側から当接する。これにより、第2端縁99は、フロントウィンドウ5の前端と隣接している。
図1及び図2に示す第1、2ワイパー11、13は、第2接続部97に形成された第1、2取付開口97a、97bにおいて、ワイパー作動装置3に取り付けられている。具体的には、図3及び図4に示すように、第1ワイパー11は、第1取付開口97aから突出する第1ワイパーピボット3aに対して、第1ナット25aによって締結されている。図1及び図2に示す第2ワイパー13についても同様に、第2取付開口97bから突出する第2ワイパーピボット3bに対して、第2ナット25bによって締結されている。こうして、第1ワイパー11は、カウルルーバ9上において、車体1の左右方向の略中央となる位置でワイパー作動装置3に取り付けられており、第2ワイパー13は、カウルルーバ9上において、車体1の左端側となる位置でワイパー作動装置3に取り付けられている。これにより、第1ワイパー11及び第2ワイパー13は、ワイパー作動装置3によって作動可能となっており、フロントウィンドウ5を円弧軌道で移動しつつ、フロントウィンドウ5上に存在する水滴等を拭き払うことが可能となっている。
図6及び図7に示す壁部材15は樹脂製である。壁部材15は、本体部15aと、第1クリップ15bと、第2クリップ15cと、延在部15dと、保持部15eと、オーバーラップ部15fと、複数の当接部15gとを有している。第1クリップ15b及び第2クリップ15cは、本発明における「係合部」の一例である。なお、壁部材15は金属等で形成されても良い。
本体部15aは、壁部材15における下側部分を構成している。図7に示すように、本体部15aは、前壁151と、後壁152と、右壁153と、左壁154とを有している。前壁151と後壁152とは、前後方向に離間して配置されており、それぞれ車体1の上方に向かって延びている。また、図8に示すように、後壁152は、上方に向かうにつれて前壁151に接近するように傾斜している。これにより、前壁151と後壁152とは、上端で互いに一体をなしている。
図7に示すように、右壁153は、本体部15aの右端に位置している。一方、左壁154は、本体部15aの左端に位置している。これにより、右壁153と左壁154とは、左右方向に離間しつつ対向している。また、右壁153及び左壁154は、それぞれ前壁151と後壁152とに接続しているとともに、車体1の上方に向かって延びている。
これらの前壁151、後壁152、右壁153及び左壁154により、本体部15aは、下方側が開口する箱形状をなしている。また、本体部15aは、凹部95bの底面950に沿う形状をなしている。そして、本体部15aの内部には、収容空間150が形成されている。収容空間150は、図5に示す支持部953を収容可能となっている。
また、図7に示すように、本体部15aには、第1ブリッジ155、第2ブリッジ156、第1リブ157、第2リブ158及び第3リブ159が形成されている。これらの第1、2ブリッジ155、156及び第1〜3リブ157〜159は、いずれも収容空間150内に位置している。第1ブリッジ155は収容空間150内の右側に配置されており、第2ブリッジ156は収容空間150内の左側に配置されている。第1ブリッジ155及び第2ブリッジ156は、それぞれ前後方向に延びて前壁151と後壁152とに接続している。
第1〜第3リブ157〜159は、収容空間150内において、第1ブリッジ155と第2ブリッジ156との間となる個所に配置されている。第1〜第3リブ157〜159は、それぞれ前後方向に延びて前壁151と後壁152とに接続している。これらの第1、2ブリッジ155、156及び第1〜3リブ157〜159は、本体部15aを補強する梁として機能している。
第1クリップ15bは第1ブリッジ155に設けられている。一方、第2クリップ15cは第2ブリッジ156に設けられている。これにより、第1ブリッジ155及び第2ブリッジ156は、本体部15aを補強する梁として機能に加えて、それぞれ第1クリップ15b及び第2クリップ15cに対する基部としても機能している。
第1クリップ15bは、第1ブリッジ155から本体部15aの下方に向かって延びており、第2クリップ15cは、第2ブリッジ156から本体部15aの下方に向かって延びている。より具体的には、第1クリップ15bは、図5に示す第1係合孔951に向かって延びており、第2クリップ15cは、第2係合孔952に向かって延びている。そして、第1クリップ15bは、弾性変形しつつ、図5に示す第1係合孔951に進入することにより、第1係合孔951と係合可能となっている。同様に、第2クリップ15cは、弾性変形しつつ第2係合孔952に進入することにより、第2係合孔952と係合可能となっている。なお、第1、2クリップ15b、15cの形状は適宜設計可能である。
図6に示すように、延在部15dは、本体部15aの上端と一体をなしている。これにより、延在部15dは、壁部材15における上側部分を構成している。延在部15dは板状に形成されており、車体1の上方に向かって延びている。ここで、壁部材15における上下方向の長さは、立壁95において、凹部95bの底面から壁本体95aの頂部955までの長さとほぼ同等に設定されている。
保持部15eは、本体部15a及び延在部15dと一体に形成されており、壁部材15の左端に位置している。保持部15eは、本体部15aの前壁151よりも前方に突出するとともに、左側が開口する形状をなしている。
オーバーラップ部15fは、本体部15a及び延在部15dと一体に形成されており、壁部材15の右端に位置している。オーバーラップ部15fは板状に形成されており、本体部15aの前壁151から右方に向かって延びている。
各当接部15gは、本体部15aの下端にそれぞれ形成されている。具体的には、各当接部15gは、前壁151及び後壁152の下端面にそれぞれ一体に形成されており、下方に向かって略半球状に突出している。なお、各当接部15gの個数及び形状は適宜設計可能である。
壁部材15は、第1、2クリップ15b、15cを凹部95bの底面950側に向けた状態で凹部95b内に配置される。そして、壁部材15は、保持部15e内に立壁95の連結部956を進入させた状態とする。さらに、壁部材15は、オーバーラップ部15fを立壁95の対向部957の前方に位置させることにより、オーバーラップ部15fが対向部957と車体1の左右方向で重なる状態とする。そして、この状態で壁部材15では、第1、2クリップ15b、15cをそれぞれ第1、2係合孔951、952に進入させて、第1、2クリップ15b、15cと第1、2係合孔951、952とを係合させる。こうして、壁部材15は、凹部95bに取り付けられている。
また、壁部材15が凹部95bに取り付けられることにより、図8に示すように、各当接部15gが凹部95bの底面950にそれぞれ当接する。さらに、凹部95bの支持部953が壁部材15の収容空間150内に進入しつつ、収容空間150内に収容される。
このように、壁部材15が凹部95bに取り付けられることにより、図1に示すように、壁部材15は、壁本体95aと左右方向に連続しつつ、凹部95bを塞いでいる。こうして、図3に示すように、壁部材15についても、閉状態あるボンネット7によって上方から覆われることになる。ここで、上記のように、壁部材15における上下方向の長さは、立壁95において、凹部95bの底面から壁本体95aの頂部955までの長さとほぼ同等に設定されている。このため、壁本体95aの頂部955から閉状態あるボンネット7までの車体1の高さ方向の距離と、壁部材15の延在部15dから閉状態あるボンネット7までの車体1の高さ方向の距離とは、ほぼ同等となっている。つまり、壁部材15が凹部95bに取り付けられることにより、頂部955と延在部15dとが車体1の高さ方向でほぼ揃う状態となる。こうして、壁部材15は壁本体95aとともに、閉状態あるボンネット7との隙間を小さくしている。なお、壁本体95aと同様、延在部15dについても、閉状態にあるボンネット7との間に僅かに隙間が存在する。このため、壁部材15、より具体的には、延在部15dについても、ボンネット7とは当接することがない。
この車両では、ワイパー作動装置3に対する第1、2ワイパー11、13の取り付けは、車体1に対してワイパー作動装置3、フロントウィンドウ5、ボンネット7及びカウルルーバ9の各取り付けを行った後、凹部95bに対する壁部材15の取り付けを行う前に行う。また、第1、2ワイパー11、13の取り付けを行うに当たって、図4に示すように、ボンネット7を開位置に変位させる。そして、この状態において、第1、2ワイパー11、13の取り付けを行う作業者(図示略)は、車体1の前方側から、第1ナット25aによる第1ワイパーピボット3aと第1ワイパー11との締結作業を行うとともに、第2ナット25bによる第2ワイパーピボット3bと第2ワイパー13との締結作業を行う。
ここで、カウルルーバ9の立壁95は壁本体95aと凹部95bとを有しており、凹部95bは、壁本体95aに比べて、ボンネット7から車体1の下方に離間している。つまり、凹部95bとボンネット7との隙間が大きくなっている。そして、凹部95bは、第1取付開口97aの近傍であって、第1取付開口97aの前方側となる個所に設けられている。
このため、図4の白色矢印で示すように、作業者は、凹部95bを通じて、第1取付開口97aや第1ワイパーピボット3aを視認し易くなっている。また、作業者は、凹部95b内に手を伸ばすことにより、凹部95bを通じつつ、第1取付開口97aにおいて、第1ナット25aによる第1ワイパーピボット3aと第1ワイパー11との締結作業を容易に行うことが可能となっている。また、このように第1ワイパーピボット3aと第1ワイパー11との締結作業が容易化されることにより、この車両では、ワイパー作動装置3に対する第1ワイパー11の取り付けが不完全となる事態も好適に防止できる。なお、この作用効果は、作業者に代わって、作業ロボットが第1ワイパーピボット3aと第1ワイパー11との締結作業を行う場合についても同様である。
ここで、この車両では、凹部95bは、立壁95において、第1取付孔97aの近傍となる個所のみに設けられているため、第2取付開口97bの近傍には、凹部95bが存在していない。しかし、第2取付開口97bの近傍を含め、壁本体95aの左端側は、壁本体95aの他の部分に比べて、前方側に湾曲しつつ突出する形状となっている。このため、立壁95において、第1取付孔97aの近傍となる個所に凹部95bが形成されていなくても、第1取付孔97aや第2ワイパーピボット3bは、壁本体95aによって作業者や作業ロボットから隠され難い。このため、凹部95bが存在していなくても、作業者や作業ロボットは、第2ナット25bによる第2ワイパーピボット3bと第2ワイパー13との締結作業を容易に行うことができる。また、第1、2ワイパーピボット3a、3bと第1、2ワイパー11、13との締結作業が完了した後、第1、2ワイパー11、13には、第1、2ナット25a、25bを覆うカバー(図示略)が取り付けられる。こうして、ワイパー作動装置3に対する第1、2ワイパー11、13の取り付けが完了する。
そして、この車両では、ワイパー作動装置3に対する第1、2ワイパー11、13の取り付けが完了した後に、凹部95bに対する壁部材15の取り付けを行う。これにより、図1及び図3に示すように、壁部材15は、凹部95bを塞ぎつつ、壁本体95aとともに閉状態にあるボンネット7によって上方から覆われる状態となる。そして、壁部材15の延在部15dは、閉状態にあるボンネット7によって上方から覆われつつ、壁本体95aとともにボンネット7との隙間を小さくする。このため、この車両では、走行時に壁本体95a及び壁部材15とボンネット7との隙間を流通する風の流量を少なくすることが可能となっている。また、この車両では、壁部材15によって凹部95bが塞がれるとともに、ボンネット7との隙間が小さくなることにより、車室CR側から車体1の前方側を見た際における見栄えも高くなっている。
したがって、実施例の車両によれば、ワイパー作動装置3に対する第1、2ワイパー11、13の取り付け作業を容易化しつつ、走行時における騒音や振動を抑制でき、かつ高い美観を発揮できる。
特に、この車両では、立壁95において、凹部95bが第1取付開口97aの近傍となる個所のみに配置されている。このため、立壁95に複数の凹部95bを設ける必要がない。また、この車両では、立壁95において、車体1の幅方向で第2取付開口97bの近傍まで凹部95bを延長させる必要もない。これらのため、この車両では、カウルルーバ9の形成が容易となっていることから、製造コストの低廉化も実現している。
また、この車両では、立壁95に壁部材15が1つ設けられるのみであるとともに、壁部材15について、第2取付開口97bの近傍まで車体1の幅方向に延びる形状に形成する必要がない。このため、この車両では、壁部材15を小型化することにより、壁部材15を目立ち難くすることが可能となっている。
さらに、この車両では、第1、2クリップ15b、15cと第1、2係合孔951、952とをそれぞれ係合させることによって、凹部95bに壁部材15を取り付けることが可能となっている。これにより、この車両では、凹部95bに対して壁部材15を容易に取り付けることが可能となっている。
また、保持部15e内に連結部956を進入させるとともに、オーバーラップ部15fを対向部957と車体1の左右方向で重なる状態とすることにより、凹部95bに壁部材15を取り付けるに当たって、壁部材15の位置決めも容易に行うことが可能となっている。また、保持部15e及びオーバーラップ部15fによって、この車両では、凹部95bに取り付けられた壁部材15と、壁本体95aとが左右方向で連続する一体感を創出する。このため、この点においても、実施例の車両は高い美観を発揮している。
さらに、この車両では、凹部95bに壁部材15を取り付けることにより、支持部953が収容空間150内に収容されつつ、収容空間150内で本体部15aを支持する。このため、この車両では、凹部95bに取り付けられた壁部材15のガタツキを好適に抑制することが可能となっている。
また、この車両では、凹部95bに壁部材15を取り付けた際、各当接部15gを通じて、本体部15aを凹部95bの底面950に好適に当接させることが可能となっている。これにより、この車両では、壁部材15を形成する際の精度の要求を緩和して製造コストを低廉化しつつ、凹部95bに取り付けられた壁部材15を安定させることが可能となっている。
以上において、本発明を実施例に即して説明したが、本発明は上記実施例に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例の車両では、凹部95bが第1取付開口97aの近傍となる個所のみに設けられているが、これに限らず、第2取付開口97bの近傍となる個所にも凹部95bを設けても良い。また、車両の形状等に応じて、第2取付開口97bの近傍となる個所のみに凹部95bを設けても良い。
また、凹部95b及び壁部材15について、車体1の幅方向で第1取付開口97aの近傍から第2取付開口97bの近傍まで延びる形状に形成しても良い。
さらに、実施例では、第1、2クリップ15b、15cと第1、2係合孔951、952とが一旦係合した後、これらの係合を解除すること、すなわち、凹部95bからの壁部材15の取り外しについては必ずしも意図していない。しかしこれに限らず、凹部95bに対して壁部材15を着脱可能に取り付ける構成としても良い。
また、実施例では、第1、2クリップ15c、15dを本発明における「係合部」としているが、これに限らず、本発明における「係合部」について他の構成としても良い。
さらに、実施例では、ボンネット7を本発明における「フード」としているが、これに限らず、トランクフード等を本発明における「フード」としても良い。
本発明は、乗用自動車の他、運送車両や産業車両等の車両に利用可能である。
1…車体
3…ワイパー作動装置
5…フロントウィンドウ(ウィンドウ)
7…ボンネット(フード)
9…カウルルーバ(カウル)
11…第1ワイパー(ワイパー)
13…第2ワイパー(ワイパー)
15…壁部材
15a…本体部
15f…オーバーラップ部
15g…当接部
15b…第1クリップ(係合部)
15c…第2クリップ(係合部)
95…立壁
95a…壁本体
95b…凹部
97a…第1取付開口(取付開口)
97b…第2取付開口(取付開口)
150…収容空間
950…底面
951…第1係合孔(係合孔)
952…第2係合孔(係合孔)

Claims (5)

  1. 車体と、
    前記車体に固定されたワイパー作動装置と、
    前記車体に固定されたウィンドウと、
    前記車体に開閉可能に取り付けられたフードと、
    前記車体に固定され、前記ウィンドウと前記フードとの間に位置して前記ワイパー作動装置を覆うカウルと、
    前記ワイパー作動装置に取り付けられて前記カウルに配置され、前記ワイパー作動装置によって前記ウィンドウを移動可能なワイパーとを備えた車両であって、
    前記カウルは、前記フード側に位置し、前記車体の幅方向に延びるとともに前記フードによって覆われる立壁と、
    前記立壁よりも前記ウィンドウ側に位置し、前記ワイパー作動装置に対する前記ワイパーの取り付けを行う取付開口とを有し、
    前記立壁は、前記フードに向かって延びる壁本体と、前記取付開口の近傍に位置し、前記壁本体よりも前記フードから離間するように凹む凹部とを有し、
    前記凹部に取り付けられ、前記立壁に沿って前記車体の幅方向に延びるとともに前記フードに向かって延び、かつ、前記フードによって覆われる壁部材をさらに備えていることを特徴とする車両。
  2. 前記ワイパーは、第1ワイパーと、前記第1ワイパーとは異なる第2ワイパーとを有し、
    前記取付開口は、前記車体の幅方向の略中央に配置され、前記ワイパー作動装置に対する前記第1ワイパーの取り付けを行う第1取付開口と、前記車体の幅方向の端部に配置され、前記ワイパー作動装置に対する前記第2ワイパーの取り付けを行う第2取付開口とを有し、
    前記凹部は、前記第1取付開口の近傍のみに位置している請求項1記載の車両。
  3. 前記壁部材は、前記車体の幅方向で前記立壁と重なるオーバーラップ部を有している請求項1又は2記載の車両。
  4. 前記壁部材は、内部に収容空間が形成された本体部と、前記本体部から前記凹部に向かって延びる係合部とを有し、
    前記凹部は、前記壁部材と対向する底面を有し、
    前記底面には、前記係合部と係合可能な係合孔と、前記本体部に向かって延び、前記収容空間に収容されつつ前記本体部を支持する支持部とが形成されている請求項1乃至3のいずれか1項記載の車両。
  5. 前記本体部には、前記底面に向かって突出し、前記底面に当接する当接部が形成されている請求項4記載の車両。
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