JP2021095111A - 車両構造 - Google Patents
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Abstract
Description
荷台と、前記荷台の周縁部に回動自在に設けられるあおりとを備える車両構造であって、
前記荷台に載せられる積載物と、
前記積載物に取り付けられるブラケットとを備え、
前記ブラケットは、
前記積載物に取り付けられる第一面と、
前記荷台の床面と前記荷台上に立てた前記あおりの下面との間に挟まれる第二面とを備える。
前記ブラケットは、
前記荷台の側面又は後端面に面して配置される第三面と、
前記荷台の床面に対向する下面に面して配置される第四面とを備え、
前記第三面は、前記第二面と前記第四面とをつなぎ、
前記第四面は、前記下面に設けられる突起部と係合する係合部を備えることが挙げられる。
実施形態1に係る車両構造を図1及び図2に基づいて説明する。図中、矢印FRは車長方向の前側、矢印RRは車長方向の後側、矢印RHは車幅方向の右側、矢印LHは車幅方向の左側、矢印UPは車両高さ方向の上側、矢印LWRは、車両高さ方向の下方を示す。図1では、車両のタイヤを省略している。
実施形態に係る車両構造は、荷台1と、荷台1の周縁部に回動自在に設けられるあおり2とを備える。本例では、いわゆる軽トラックの荷台1に積載物としてコンテナ4を搭載する場合を例として説明する。この車両構造における特徴の一つは、荷台1に載せられる積載物と、積載物に取り付けられる所定のブラケット5とを備えることにある。ブラケット5は、積載物に取り付けられる第一面51と、荷台1の床面11と荷台1上に立てたあおり2の下面との間に挟まれる第二面52とを備える。以下、各部の構成を詳細に説明する。
荷台1は、一般に車両の後部に設けられ、積載物を載せて運ぶための領域である。この荷台1は、積載物を載せる床面11と、床面11の周縁部に設けられるあおり2とを備える。
あおり2は、床面11の周縁に回動自在に設けられる板状部材である。本例の車両構造は、左右に一対の側あおり2L,2Rと、後部に一つの後あおり2Bとを備える。図1に示すように、側あおり2L,2Rは、床面11の側縁部上に立てた状態と、床面11の側縁部から下方に吊り下げられた状態との約180°の範囲で回動する。後あおり2Bも同様に、床面11の後縁部上に立てた状態と、床面11の後縁部から下方に吊り下げられた状態との約180°の範囲で回動する。
積載物は、荷台1上の載せられる荷物又は荷物を収納或いは保持する荷積み用部材である。本実施形態では、積載物として、荷物を収納できるコンテナ4を例として図1に示している。コンテナ4は、底壁4B、左右の各側壁4L,4R、前後の前壁4Fと後壁4Rr、及び上壁4Uの六面を有する箱状体である。図1では簡略化して示しているが、例えば車両後方に向く後壁4Rrや車両側方に向く側壁4L,4Rなどに開閉式の扉が設けられている。荷物は、扉を開閉することで、コンテナ4内に積み下ろしされる。コンテナ4の各壁は、荷物の積み下ろし及びコンテナ4自体の荷台への積み下ろしに十分耐える剛性を有する板材で構成されている。本例では六面を有するコンテナ4としているが、車室の背面を箱状体の一面として利用する場合、上記箱状体の前壁4Fを省略してもよい。
ブラケット5は、積載物に固定されると共に、荷台1上に積載物を固定するために利用される部材である。このブラケットは、積載物であるコンテナ4に取り付けられる第一面51と、荷台1の床面11と荷台1上に立てたあおり2の下面との間に挟まれる第二面52とを備える。本例では、図1に示すように、矩形の金属板を90°に屈曲させたL状金具をブラケット5として用いている。つまり、L状金具の一方の面が積載物に取り付けられる第一面51となり、他方の面があおり2と床面11との間に挟まれる第二面52となる。
上記積載物の荷台1への取り付けは、次の手順により行われる。
実施形態1に係る車両構造によれば、次の効果を奏することができる。
実施形態2に係る車両構造を図3に基づいて説明する。この実施形態2に係る車両構造は、ブラケット5の構成が実施形態1で示したブラケット5と異なるだけであり、他の構成は実施形態1と同様である。以下の説明は、実施形態1との相違点を中心に行い、他の構成については説明を省略する。なお、図3における各矢印が示す方向は、図1や図2と同様である。
本例のブラケット5は、段を有するステップ状に構成されている。即ち、実施形態1で用いたブラケット5における第一面51、第二面52に加えて、第三面53を有する。第三面53は、第二面52における第一面51とは反対側の端縁につながって第一面51とは反対側に延びる片状の領域である。本例の第三面53は、第二面52に対してほぼ直角に設けられている矩形の部材である。この第三面53は、積載物を荷台1に載せた際、荷台1の側面12又は後端面13に面接触するように対向される。
実施形態2に係る車両構造によれば、実施形態1で述べた作用効果に加えて、次の効果を奏する。
実施形態3に係る車両構造を図4及び図5に基づいて説明する。実施形態3に係る車両構造は、ブラケット5の構成が実施形態2で示したブラケット5と異なるだけであり、他の構成は実施形態2と同様である。以下の説明は、実施形態2との相違点を中心に行い、他の構成については説明を省略する。なお、図4及び図5における各矢印が示す方向は、図1等と同様である。図4は、ブラケット5を車両下側から見た斜視図であり、説明の便宜上、荷台1をブラケット5の端面と平行な面で切断している。図4では、積載物を図示していない。
本例のブラケット5は、積載物を荷台1に載せた際、荷台1を上下方向から挟むように構成されている。本例のブラケット5は、実施形態2で用いたブラケット5における第一面51、第二面52、第三面53に加えて、第四面54を備える。第四面54は、荷台1の床面11に対向する下面15(図4)に面して配置される。第三面53は、実施形態2で説明したように、荷台1の側面12又は後端面13に面して配置される。本例では、第三面53は、第二面52と第四面54とをつなぐ。第四面54は、第三面53における第二面52とは反対側の端縁につながって第二面52と同じ側に延びる片状の領域である。本例の第四面54は、第三面53に対してほぼ直角に設けられていると共に、第二面52とほぼ平行に設けられている。
実施形態3に係る車両構造では、積載物の荷台1への取り付けは、次の手順により行われる。積載物の荷台1への取り付けは、主に図5を参照して説明する。
実施形態3に係る車両構造によれば、実施形態2で述べた作用効果に加えて、次の効果を奏する。
11 床面、12 側面、13 後端面、14 凹部、15 下面、16 突起部
2 あおり
2L,2R 側あおり、2B 後あおり
3 蝶番
31 固定面、32 回動面、33 回転軸
4 コンテナ
4B 底壁、4L,4R 側壁、4F 前壁、4Rr 後壁、4U 上壁
5 ブラケット
51 第一面、52 第二面、53 第三面、54 第四面、540 係合部
Claims (2)
- 荷台と、前記荷台の周縁部に回動自在に設けられるあおりとを備える車両構造であって、
前記荷台に載せられる積載物と、
前記積載物に取り付けられるブラケットとを備え、
前記ブラケットは、
前記積載物に取り付けられる第一面と、
前記荷台の床面と前記荷台上に立てた前記あおりの下面との間に挟まれる第二面とを備える車両構造。 - 前記ブラケットは、
前記荷台の側面又は後端面に面して配置される第三面と、
前記荷台の床面に対向する下面に面して配置される第四面とを備え、
前記第三面は、前記第二面と前記第四面とをつなぎ、
前記第四面は、前記下面に設けられる突起部と係合する係合部を備える請求項1に記載の車両構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019224741 | 2019-12-12 | ||
JP2019224741 | 2019-12-12 |
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Family
ID=76430353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020027494A Active JP7129748B2 (ja) | 2019-12-12 | 2020-02-20 | 車両構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7129748B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7463319B2 (ja) | 2021-06-10 | 2024-04-08 | 康和 杉谷 | 車両用積載物固定具、車両用固定具付き積載物、および車両への積載物固定方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001301520A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-31 | Maruyasu Kk | 車両コンテナ |
JP2004182033A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Senkoo Kk | 荷物載せ装置 |
-
2020
- 2020-02-20 JP JP2020027494A patent/JP7129748B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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JP2001301520A (ja) * | 2000-04-18 | 2001-10-31 | Maruyasu Kk | 車両コンテナ |
JP2004182033A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Senkoo Kk | 荷物載せ装置 |
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JP7463319B2 (ja) | 2021-06-10 | 2024-04-08 | 康和 杉谷 | 車両用積載物固定具、車両用固定具付き積載物、および車両への積載物固定方法 |
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JP7129748B2 (ja) | 2022-09-02 |
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