JP2021089843A - スイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プッシュスイッチに対する過荷重の印加を抑制することができるスイッチ装置を提供する。【解決手段】パドルシフト装置1は、一方向に操作される操作レバー2と、操作レバー2の操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチ3と、操作レバー2と一体に移動する接触部材24が起伏のある節度面410を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が接触部材24の移動方向と交差する方向に移動してプッシュスイッチ3の開閉状態を切り替える節度部材4と、を備えて概略構成されている。【選択図】図4
Description
本発明は、スイッチ装置に関する。
従来の技術として、ステアリングホイールに設けられ、変速機の変速段を一段上に変化させるためのアップシフトパドルと、変速段を一段下に変化させるためのダウンシフトパドルと、アップシフトパドルの操作を検出するアップシフト検出スイッチと、ダウンシフトパドルの操作を検出するダウンシフト検出スイッチと、を備えたパドルシフト操作装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このアップシフト検出スイッチ及びダウンシフト検出スイッチは、アップシフトパドルによるアップシフト操作、ダウンシフトパドルによるダウンシフト操作に応じてそれぞれの接点状態が接点側から非接点側へ切り替わり、それに伴い出力信号としてのオン・オフ信号が切り替わるように配置されている。
従来のパドルシフト操作装置は、操作によって移動する移動側の接点が固定された接点側から非接点側に移動する分、小型化が難しくなる。そこでパドルシフト操作装置がシフトパドルによって押されることで開閉状態が切り替わるプッシュスイッチを用いて構成されると、想定された以上の荷重がプッシュスイッチに印加される可能性がある。
従って本発明の目的は、プッシュスイッチに対する過荷重の印加を抑制することができるスイッチ装置を提供することにある。
本発明の一態様は、一方向に操作される操作レバーと、操作レバーの操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチと、操作レバーと一体に移動する接触部材が起伏のある節度面を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が接触部材の移動方向と交差する方向に移動してプッシュスイッチの開閉状態を切り替える節度部材と、を備えたスイッチ装置を提供する。
本発明によれば、プッシュスイッチに対する過荷重の印加を抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係るスイッチ装置は、一方向に操作される操作レバーと、操作レバーの操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチと、操作レバーと一体に移動する接触部材が起伏のある節度面を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が接触部材の移動方向と交差する方向に移動してプッシュスイッチの開閉状態を切り替える節度部材と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係るスイッチ装置は、一方向に操作される操作レバーと、操作レバーの操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチと、操作レバーと一体に移動する接触部材が起伏のある節度面を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が接触部材の移動方向と交差する方向に移動してプッシュスイッチの開閉状態を切り替える節度部材と、を備えて概略構成されている。
このスイッチ装置は、操作レバーの直接的な接触によってプッシュスイッチの開閉状態を切り替えないので、操作レバーが直接プッシュスイッチの開閉状態を切り替える場合と比べて、操作レバーに想定以上の過荷重が印加されても直接プッシュスイッチに印加されない。従ってスイッチ装置は、プッシュスイッチに対する過荷重の印加を抑制することができる。
[実施の形態]
(パドルシフト装置1の概要)
図1(a)は、車両に配置されたスイッチ装置としてのパドルシフト装置の一例を示す図であり、図1(b)は、ステアリングを上方から見た一例を示す図である。図2(a)は、パドルシフト装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、パドルシフト装置の節度部材の一例を示す図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2(a)では、主な信号の流れを矢印で示している。
(パドルシフト装置1の概要)
図1(a)は、車両に配置されたスイッチ装置としてのパドルシフト装置の一例を示す図であり、図1(b)は、ステアリングを上方から見た一例を示す図である。図2(a)は、パドルシフト装置のブロック図の一例であり、図2(b)は、パドルシフト装置の節度部材の一例を示す図である。なお以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。また図2(a)では、主な信号の流れを矢印で示している。
パドルシフト装置1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、後述する車両8の変速機86を切り替えるスイッチ装置としてステアリング80の左右に搭載されている。なお左右とは、車両8の運転席に着座するユーザから見た左右、つまり車両8の左右を示している。また上下とは、車両8の上下(天井と床)を示している。
このパドルシフト装置1は、図2(a)及び図2(b)に示すように、一方向(=矢印A方向)に操作される操作レバー2と、操作レバー2の操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチ3と、操作レバー2と一体に移動する接触部材24が起伏のある節度面410を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が接触部材24の移動方向(=矢印B方向)と交差する方向(=矢印C方向)に移動してプッシュスイッチ3の開閉状態を切り替える節度部材4と、を備えて概略構成されている。
操作レバー2は、図1(b)に示す矢印A方向に操作される。つまり操作レバー2は、ユーザによって手前側に操作される。操作レバー2は、図1(b)に示す回転軸Lを中心として回転するので、操作レバー2の端部側である接触部材24は、矢印A方向とは逆の矢印B方向に円弧を描きながら移動する。
操作レバー2は、ユーザが車両8のステアリングホイール801を把持した状態で操作可能なコラム82又はステアリング80の左右にプッシュスイッチ3及び節度部材4と共に配置されている。つまり操作レバー2、プッシュスイッチ3及び節度部材4が一体とされ、ステアリングホイール801の左右にそれぞれ配置されている。左側のプッシュスイッチ3は、開閉状態が切り替わると車両8の変速機86のシフトダウンを指示する信号(=スイッチ信号S1)を出力する。右側のプッシュスイッチ3は、開閉状態が切り替わるとシフトアップを指示する信号(=スイッチ信号S2)を出力する。
ここでステアリング80は、図1(a)及び図1(b)に示すように、ステアリングホイール801と、中央部802と、スポーク部803〜スポーク部805と、を備えて概略構成されている。ステアリングホイール801は、ユーザが把持可能なリング形状を有している。中央部802は、エアバッグや警音器などが配置され、ステアリングシャフトと連結されている。スポーク部803〜スポーク部805は、ステアリングホイール801と中央部802とを連結している。
コラム82は、ステアリングシャフトを覆う部材である。このコラム82には、コンビネーションスイッチ装置83が配置されている。操作レバー2は、コンビネーションスイッチ装置83とステアリングホイール801の間に配置されている。
スポーク部803とスポーク部804とは、車両8を直進させる角度にステアリング80が位置している場合、略水平に位置している。本実施の形態の左側のパドルシフト装置1は、左側のスポーク部803の裏側に配置されている。また本実施の形態の右側のパドルシフト装置1は、右側のスポーク部804の裏側に配置されている。従って左右のパドルシフト装置1は、ステアリングホイール801と共に回転する。
なおパドルシフト装置1は、ステアリング80への配置に限定されず、コラム82とステアリング80の間やコラム82に配置されても良い。パドルシフト装置1は、コラム82とステアリング80の間やコラム82に配置された場合、ステアリング80と共に回転しない。
左右のパドルシフト装置1は、図2(a)に示すように、制御部5と共にパドルシフトユニット6を構成している。つまりパドルシフトユニット6は、左右のパドルシフト装置1と、制御部5と、を備えて概略構成されている。以下では、主に左側のパドルシフト装置1を例にして構成などを説明する。
(操作レバー2の構成)
図3(a)は、パドルシフト装置の構成の一例を説明する図であり、図3(b)は、節度部材に対する接触部材の移動の一例を説明する上面図である。
図3(a)は、パドルシフト装置の構成の一例を説明する図であり、図3(b)は、節度部材に対する接触部材の移動の一例を説明する上面図である。
操作レバー2は、図3(a)に示すように、パドル20と、支持部22と、接触部材24と、を備えて概略構成されている。この支持部22及び接触部材24は、パドルシフト装置1の本体10内に配置されている。操作レバー2は、一例として、ポリカーボネートなどの透明な樹脂材料を用いて形成されている。操作レバー2は、少なくともパドル20の表面が光を遮光する遮光膜によって覆われている。
パドル20は、図1(a)及び図1(b)に示すように、本体10から露出すると共に、ステアリング80のカバー81より露出している。左側のパドル20の上部200には、シフトダウンを示す「-」のマークが形成されている。また右側のパドル20の上部200には、シフトアップを示す「+」のマークが形成されている。この「-」マーク、及び「+」マークは、レーザなどで遮光膜を部分的に除去することで形成されている。マークは、パドル20内に入力した光が出力することで照明される。
パドル20の側部201には、操作レバー2の回転を支持する支持部22が設けられている。操作レバー2は、図3(a)に示すように、支持部22の回転軸Lを軸として回転する。この支持部22の側部221には、円柱形状を有する接触部材24が設けられている。
接触部材24は、図3(b)に示すように、パドル20に対する操作に基づいて節度部材4の節度面410に接触しながら移動する。操作レバー2は、回転軸Lを軸として回転するので、図3(b)に示すように、接触部材24の軌跡240は、円弧形状となる。この軌跡240は、接触部材24の端部の軌跡である。従って節度部材4は、節度面410が軌跡240に収まるような長さと幅を有している。なお長さとは、図3(b)の紙面の左右方向である。幅とは、図3(b)の紙面の上下方向である。
操作レバー2は、パドル20、支持部22及び接触部材24が一体に形成されても良いし、接着などによって取り付けられても良い。
(プッシュスイッチ3の構成)
プッシュスイッチ3は、先端部31が本体30側に押し込まれることで開閉状態がオン状態となるマイクロスイッチである。プッシュスイッチ3は、先端部31が本体30側に押し込まれていない開閉状態がオフ状態となる。先端部31は、弾性力が付加され、押し込む力が解除されると、弾性力によって元の位置に戻るようにされている。
プッシュスイッチ3は、先端部31が本体30側に押し込まれることで開閉状態がオン状態となるマイクロスイッチである。プッシュスイッチ3は、先端部31が本体30側に押し込まれていない開閉状態がオフ状態となる。先端部31は、弾性力が付加され、押し込む力が解除されると、弾性力によって元の位置に戻るようにされている。
先端部31は、図2(b)に示すように、節度部材4と接触している。この接触により、プッシュスイッチ3には、初期荷重が印加され、先端部31が本体30側に僅かに押し込まれている。そして先端部31は、節度部材4に対して弾性力を付加するので、節度部材4が接触部材24に押し付けられている。プッシュスイッチ3は、この状態でオフ状態が保たれるようにされている。
(節度部材4の構成)
節度部材4は、図2(b)に示すように、基部40と、操作レバー2側の第1の端部41と、プッシュスイッチ3側の第2の端部42と、を備えて概略構成されている。第1の端部41は、操作がなされる前の接触部材24が接触する第1の接触面411と、第1の接触面411よりも第2の端部42までの距離が長い第2の接触面413と、第1の接触面411と第2の接触面413とを接続する接続面412と、を有する節度面410を備えている。
節度部材4は、図2(b)に示すように、基部40と、操作レバー2側の第1の端部41と、プッシュスイッチ3側の第2の端部42と、を備えて概略構成されている。第1の端部41は、操作がなされる前の接触部材24が接触する第1の接触面411と、第1の接触面411よりも第2の端部42までの距離が長い第2の接触面413と、第1の接触面411と第2の接触面413とを接続する接続面412と、を有する節度面410を備えている。
図2(b)に示すように、第1の接触面411から第2の端部42までの距離D1は、第2の接触面413から第2の端部42までの距離D2よりも短い。この距離D2と距離D1の差がプッシュスイッチ3の先端部31を押し込むストロークとなる。接触部材24が操作レバー2の予め定められた操作量以上に移動しても第2の接触面413上を移動するだけなので、ストロークは、変わらない。距離D2と距離D1の差は、一例として、1mm程度である。
節度部材4は、一例として、樹脂材料を用いて形成されている。基部40は、四角柱形状を有している。第1の端部41には、図2(b)の紙面の左右方向に、基部40よりも長く形成されている。従って基部40と第1の端部41は、図2(b)に示すように、全体としてL字形状を形成している。第2の端部42は、図2(b)に示すように、板形状を有すると共に、横方向に基部40から張り出すような形状を有している。この第2の端部42は、プッシュスイッチ3の先端部31と接触している。
接触部材24は、操作によって第1の接触面411から接続面412又は第2の接触面413に移動して節度感を生成すると共にプッシュスイッチ3の開閉状態を切り替える。ユーザによって操作レバー2が予め定められた操作量以上に操作された場合、接触部材24が第2の接触面413に移動してプッシュスイッチ3に印加される過荷重を抑制する。
接触部材24は、図2(b)に示すように、節度部材4の第1の接触面411、接続面412及び第2の接触面413に接する面が曲面となっている。接触部材24は、節度面410に接触する面が曲面であるので、節度面410の移動がスムーズとなる。なお接触部材24は、節度面410に接触する部分が曲面であれば良いので、断面が半円であったり、接触する部分のみが曲面であったりしても良い。
・過荷重の抑制について
図4(a)は、操作レバーが操作されていない場合の接触部材の基準位置の一例であり、図4(b)は、操作レバーが操作されて節度感が生成される場合の接触部材の位置の一例であり、図4(c)は、想定された荷重以上の過荷重が操作レバーに印加された場合の接触部材の位置の一例を示している。
図4(a)は、操作レバーが操作されていない場合の接触部材の基準位置の一例であり、図4(b)は、操作レバーが操作されて節度感が生成される場合の接触部材の位置の一例であり、図4(c)は、想定された荷重以上の過荷重が操作レバーに印加された場合の接触部材の位置の一例を示している。
操作レバー2が操作されていない場合、図4(a)に示すように、接触部材24は、節度部材4の第1の接触面411の基準位置100に位置している。
ユーザが節度感を得られるまで操作レバー2を操作すると、図4(b)に示すように、接触部材24が基準位置100から節度区間103に移動する。この節度区間103は、接続面412の開始位置101から終了位置102の区間であって節度感が生成される区間である。予め定められた操作量は、図3(b)に示すように、接触部材24の軌跡240が基準位置100から節度区間103内となる操作レバー2の操作量である。
節度感が得られるまで操作レバー2が操作されると、接触部材24が第1の接触面411から接続面412に乗り上げるので、節度感が生成される。
この際、接触部材24が矢印B方向に移動して節度部材4を矢印B方向と交差する矢印C方向に移動させ、プッシュスイッチ3の先端部31を本体30側に押し込む。この先端部31の移動により、プッシュスイッチ3は、開閉状態がオフ状態からオン状態に切り替わる。
ユーザが操作レバー2を予め定められた操作量以上に操作した場合、図4(c)に示すように、接触部材24が接続面412から第2の接触面413に移動する。この移動の際、節度部材4は、プッシュスイッチ3の先端部31を本体30側に押し込む方向に移動しない。従ってプッシュスイッチ3の先端部31を押し込む方向の節度部材4の移動は、接続面412を移動しているときだけである。
具体的には、節度部材4は、第1の接触面411の基準位置100から接続面412の開始位置101の間を移動する際、矢印C方向には移動しない。また節度部材4は、開始位置101から終了位置102の節度区間103では、距離D2−距離D1の差分だけ、矢印C方向に移動する。そして節度部材4は、終了位置102から終端位置104までの許容区間105では、矢印C方向に移動しない。
つまり節度部材4は、接触部材24が第1の接触面411及び第2の接触面413を移動してもプッシュスイッチ3の先端部31を本体30側に押し込む方向に移動することがない。
この接続面412の終了位置102から基部40の側面400の終端位置104までの許容区間105は、操作レバー2の予め定められた操作量以上の操作を許容する区間、つまりオーバーストロークを許容する区間である。
この許容区間105では、節度部材4が移動しないので、プッシュスイッチ3に過荷重が印加されない。操作レバー2で直接プッシュスイッチ3の先端部31を押し込む場合、一例として、およそ200Nの荷重が最大で印加される。一方、節度部材4を介してプッシュスイッチ3の先端部31を押し込む場合、一例として、およそ20Nの荷重が最大で印加される。つまりパドルシフト装置1は、一例として、プッシュスイッチ3に印加されるおよそ200Nの過荷重をおよそ20Nに抑制することが可能となる。
(制御部5の構成)
制御部5は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部5が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部5は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部5は、例えば、記憶されたプログラムに従って、取得したデータに演算、加工などを行うCPU(=Central Processing Unit)、半導体メモリであるRAM(=Random Access Memory)及びROM(=Read Only Memory)などから構成されるマイクロコンピュータである。このROMには、例えば、制御部5が動作するためのプログラムが格納されている。RAMは、例えば、一時的に演算結果などを格納する記憶領域として用いられる。また制御部5は、その内部にクロック信号を生成する手段を有し、このクロック信号に基づいて動作を行う。
制御部5は、図2(a)に示すように、左右のパドルシフト装置1のプッシュスイッチ3からそれぞれスイッチ信号S1、及びスイッチ信号S2が入力する。制御部5は、左のパドルシフト装置1が操作されてオンとなったことを示すスイッチ信号S1が入力すると、シフトダウンを指示する操作信号S3を生成し、車両制御部85に出力する。車両制御部85は、シフトダウンを示す操作信号S3が入力すると、変速機86を制御する制御信号S4を出力してシフトダウンを指示する。
制御部5は、右のパドルシフト装置1が操作されてオンとなったことを示すスイッチ信号S2が入力すると、シフトアップを指示する操作信号S3を生成し、車両制御部85に出力する。車両制御部85は、シフトアップを示す操作信号S3が入力すると、変速機86を制御する制御信号S4を出力してシフトアップを指示する。
また制御部5は、一方のスイッチ信号が入力して同時とみなされるタイミングで他方のスイッチ信号が入力した場合、シフトダウン及びシフトアップの指示を行わないように構成されている。
車両制御部85は、CPU、RAM及びROMなどから構成されるマイクロコンピュータである。車両制御部85は、車両の総合的な制御を行う。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係るパドルシフト装置1は、プッシュスイッチ3に対する過荷重の印加を抑制することができる。具体的には、パドルシフト装置1は、操作レバー2の直接的な接触によってプッシュスイッチ3の開閉状態を切り替えるのではなく、節度部材4を介してプッシュスイッチ3の開閉状態の切り替えが行われる。その際、パドルシフト装置1は、節度部材4によってプッシュスイッチ3の先端部31を本体30に押し込む量が制限されるので、操作レバー2に想定以上の過荷重が印加されても直接プッシュスイッチ3に印加されない。従ってスイッチ装置は、プッシュスイッチ3に対する過荷重の印加を抑制することができる。
パドルシフト装置1は、過荷重がプッシュスイッチ3に付加されないので、過荷重によるプッシュスイッチ3の破壊を防止することができる。
本実施の形態に係るパドルシフト装置1は、プッシュスイッチ3に対する過荷重の印加を抑制することができる。具体的には、パドルシフト装置1は、操作レバー2の直接的な接触によってプッシュスイッチ3の開閉状態を切り替えるのではなく、節度部材4を介してプッシュスイッチ3の開閉状態の切り替えが行われる。その際、パドルシフト装置1は、節度部材4によってプッシュスイッチ3の先端部31を本体30に押し込む量が制限されるので、操作レバー2に想定以上の過荷重が印加されても直接プッシュスイッチ3に印加されない。従ってスイッチ装置は、プッシュスイッチ3に対する過荷重の印加を抑制することができる。
パドルシフト装置1は、過荷重がプッシュスイッチ3に付加されないので、過荷重によるプッシュスイッチ3の破壊を防止することができる。
パドルシフト装置1は、プッシュスイッチ3の開閉状態を切り替える接点機能と、節度感を生成する機能と、を1つの節度部材4によって実現することができる。
パドルシフト装置1は、操作レバー2によってプッシュスイッチ3に直接接触してオン状態にする構成ではないので、専用設計ではない安価なプッシュスイッチ3を使用することができる。従ってパドルシフト装置1は、直接プッシュスイッチをオン状態に切り替える構成を有する場合と比べて、製造コストが低減される。
パドルシフト装置1は、節度部材4を用いることで、操作レバー2の移動方向と、プッシュスイッチ3の開閉状態を切り替える方向と、を交差させることができるので、この構成を採用しない場合と比べて、パドルシフト装置1の本体10の距離D3が短くなり、小型にすることができる。
ステアリング80の周囲には、様々な操作レバーやスイッチ類などが配置される。パドルシフト装置1は、小型化することができるので、ステアリング80に操作レバーやスイッチ類などが配置されていても配置が容易である。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…パドルシフト装置、2…操作レバー、3…プッシュスイッチ、4…節度部材、5…制御部、6…パドルシフトユニット、8…車両、10…本体、20…パドル、22…支持部、24…接触部材、30…本体、31…先端部、40…基部、41…第1の端部、42…第2の端部、80…ステアリング、81…カバー、82…コラム、83…コンビネーションスイッチ装置、85…車両制御部、86…変速機、100…基準位置、101…開始位置、102…終了位置、103…節度区間、104…終端位置、105…許容区間、200…上部、201…側部、221…側部、240…軌跡、400…側面、410…節度面、411…第1の接触面、412…接続面、413…第2の接触面、801…ステアリングホイール、802…中央部、803〜805…スポーク部
Claims (5)
- 一方向に操作される操作レバーと、
前記操作レバーの操作によって開閉状態が切り替わるプッシュスイッチと、
前記操作レバーと一体に移動する接触部材が起伏のある節度面を接触しながら移動することにより節度感を生成すると共に、自身が前記接触部材の移動方向と交差する方向に移動して前記プッシュスイッチの前記開閉状態を切り替える節度部材と、
を備えたスイッチ装置。 - 前記節度部材は、前記操作レバー側の第1の端部と、前記プッシュスイッチ側の第2の端部と、を有し、
前記第1の端部は、操作がなされる前の前記接触部材が接触する第1の接触面と、前記第1の接触面よりも前記第2の端部までの距離が長い第2の接触面と、前記第1の接触面と前記第2の接触面とを接続する接続面と、を有する前記節度面を備えた、
請求項1に記載のスイッチ装置。 - 前記接触部材は、操作によって前記第1の接触面から前記接続面又は前記第2の接触面に移動して節度感を生成すると共に前記プッシュスイッチの前記開閉状態を切り替え、
ユーザによって前記操作レバーが予め定められた操作量以上に操作された場合、前記接触部材が前記第2の接触面に移動して前記プッシュスイッチに印加される過荷重を抑制する、
請求項2に記載のスイッチ装置。 - 前記接触部材は、前記第1の接触面、前記接続面及び前記第2の接触面に接する面が曲面である、
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスイッチ装置。 - 前記操作レバーは、ユーザが車両のステアリングホイールを把持した状態で操作可能なコラム又はステアリングの左右に前記プッシュスイッチ及び前記節度部材と共に配置され、
左側の前記プッシュスイッチは、前記開閉状態が切り替わると前記車両の変速機のシフトダウンを指示する信号を出力し、
右側の前記プッシュスイッチは、前記開閉状態が切り替わるとシフトアップを指示する信号を出力する、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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