JP2009101914A - シフトレバー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を小型化することのできるシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】シフトレバー装置10は、ベース12に揺動可能に支持されたシフトレバー14のシフト操作及びセレクト操作によりシフトポジションを選択する。シフトレバー14の球心44Cよりベース12側でかつシフト操作方向の後側に設けられた第1のガイド機構91及びシフト操作方向の前側に設けられた第2のガイド機構92を備える。第1のガイド機構91は、第1のガイド溝27と第1のプランジャ65とにより、シフトレバー14の操作方向を所定のシフトパターンに応じて規制する。第2のガイド機構92は、第2のガイド溝29と第2のプランジャ68とにより、第2のプランジャ68のシフト方向の移動を許容しかつ第2のプランジャ68のセレクト方向の移動を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として自動車等の車両に用いられるシフトレバー装置に関する。
従来、この種のシフトレバー装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。そのシフトレバー装置は、ベース(特許文献1における「ハウジング」が相当する。)に揺動可能に支持されたシフトレバーのシフト操作及びセレクト操作によりシフトポジションを選択するようになっている。そして、ベース側には、シフトレバーの揺動中心より操作側(ノブ側)においてシフトパターンに対応するゲート溝(同、「シフトゲート」が相当する。)を有するゲート部材(同、「カバープレート」が相当する。)が設けられている。このゲート部材のゲート溝にシフトレバーが挿通されており、該シフトレバーの操作方向が所定のシフトパターンに応じて規制される構成となっている。
特開2004−138235
前記特許文献1のシフトレバー装置によると、シフトレバーの揺動中心より操作側にゲート部材を配置しているため、ベースの高さの増大を招き、ひいては装置の大型化を余儀なくされるという問題があった。
また、シフトレバーのガイド方法としては、ベース側に設けられかつシフトパターンに対応するガイド溝と、シフトレバー側に設けられかつ前記ガイド溝に弾性的に当接した状態で摺動することでガイドされるプランジャとによるガイド機構を、シフトレバーの揺動中心よりベース側に設けることが容易に考えられる。しかしながら、装置の小型化を前提とした場合、シフトレバーの操作にともなうプランジャのセレクト方向の移動量が少なくなるため、ガイド溝の形成が難しい。とくに、ガイド溝においてシフト方向に延びるシフト溝部の相互間の間隔いわゆるピッチが十分にとれなくなり、強度的に実施することが難しい。また、強度的に満足するシフト溝部を設定しようとすると、シフトレバーのセレクト方向の操作量を大きく設定する必要が生じ、装置の大型化を余儀なくされることになる。
本発明が解決しようとする課題は、装置を小型化することのできるシフトレバー装置を提供することにある。
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするシフトレバー装置により解決することができる。
すなわち、特許請求の範囲の請求項1にかかるシフトレバー装置によると、
ベースに揺動可能に支持されたシフトレバーのシフト操作及びセレクト操作によりシフトポジションを選択するシフトレバー装置であって、
前記シフトレバーの揺動中心よりベース側でかつシフト操作方向の一方側に設けられた第1のガイド機構、及び、そのシフト操作方向の他方側に設けられた第2のガイド機構を備え、
前記第1のガイド機構は、前記ベース及び前記シフトレバーのいずれか一方側に設けられかつシフトパターンに対応する第1のガイド溝と、他方側に設けられかつ前記第1のガイド溝によりガイドされる第1のガイド部材とにより、前記シフトレバーの操作方向を所定のシフトパターンに応じて規制する構成とし、
前記第2のガイド機構は、前記ベース及び前記シフトレバーのいずれか一方側に設けられかつシフト方向に延びる第2のガイド溝と、他方側に設けられかつ前記第2のガイド溝によりガイドされる第2のガイド部材とにより、前記シフトレバーのシフト操作時における第2のガイド部材のシフト方向の移動を許容しかつ前記シフトレバーのセレクト操作時における第2のガイド部材のセレクト方向の移動を規制する構成とした
ことを特徴とする。
このように構成すると、第1のガイド機構と第2のガイド機構との協働により、シフトレバーの操作方向を所定のシフトパターンに応じて規制することができる。したがって、従来必要とされたゲート部材を省略することができ、これにより、ベースの高さの増大を回避することができる。
また、シフトレバーをセレクト操作するときには、第2のガイド機構の第2のガイド溝により第2のガイド部材のセレクト方向の移動が規制された状態で、第1のガイド機構の第1のガイド部材が回動される。このため、第1のガイド部材のセレクト方向の移動量を増大することができる。したがって、シフトレバーのセレクト方向の操作量を増大することなく、第1のガイド溝においてシフト方向に延びるシフト溝部の相互間の間隔いわゆるピッチを大きくとることができる。
上記したように、ベースの高さの増大を回避するとともに、シフトレバーのセレクト方向の操作量を増大することなく、第1のガイド溝においてシフト方向に延びるシフト溝部の相互間の間隔いわゆるピッチを大きくとれることにより、シフトレバー装置の小型化を実現することができる。
また、特許請求の範囲の請求項2にかかるシフトレバー装置によると、前記第1のガイド部材が、前記第1のガイド溝に対して第1のプランジャスプリングの弾性により当接した状態で摺動する第1のプランジャで構成され、前記第1のガイド溝が、前記シフトレバーの操作の際に前記第1のプランジャスプリングの弾性力を利用して該シフトレバーを所定のシフトポジションに復帰可能とする溝形状で形成されていることを特徴とする。
このように構成すると、シフトレバーを所定のシフトポジション以外のシフトポジションに操作した操作力を解放すると、第1のプランジャスプリングの弾性力を利用して第1のプランジャが第1のガイド溝を摺動することにより、シフトレバーを所定のシフトポジションに自動的に復帰させることができる。
また、特許請求の範囲の請求項3にかかるシフトレバー装置によると、前記第1のガイド部材及び前記第2のガイド部材を備えたコントロールレバーを前記シフトレバーにレバー軸線を中心として回動可能に設けたことを特徴とする。
このように構成すると、シフトレバーのセレクト操作時に、コントロールレバーに対してシフトレバーがレバー軸線を中心として回動することにより、シフトレバーがレバー軸線回りに回動することを回避することができる。このため、シフトレバーのセレクト操作時に運転者が受ける違和感を軽減し、操作フィーリングを向上することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について実施例を参照して説明する。
本発明の一実施例について説明する。本実施例では、例えば、ハイブリッド車に用いられるシフトバイワイヤ式のシフトレバー装置であって、シフトレバーのシフト操作及びセレクト操作によりシフトポジションを選択するものである。なお、本実施例において、シフトレバー装置の前後方向及び左右方向は車両の前後方向及び左右方向に準じるものとする。なお、図1はシフトレバー装置を示す側断面図、図2は図1のII−II線矢視断面図、図3はシフトレバー装置の構成部品を示す分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、シフトレバー装置10は、大別すると、ベース12と、そのベース12に揺動可能に支持されたシフトレバー14とを備えている。以下、順に説明する。
まず、ベース12を説明する。ベース12は、下面を開口するボックス状に形成された台座部材16と、下面を開口するボックス状に形成されかつその下面を閉鎖するように前記台座部材16上にボルト等により結合されたベース本体17と、プレート状に形成されかつ前記台座部材16にその下面を閉鎖するようにボルト等により結合されたベースプレート18とにより構成されている(図3参照)。
図1及び図2に示すように、前記台座部材16内には、前記シフトレバー14の操作位置いわゆるシフトポジションを検出するためのシフトポジション検出装置20が設置されている。シフトポジション検出装置20は、高さ方向を薄くするケース21内に、プレート状の連動部材22が前後方向及び左右方向にスライド可能に収容されている。連動部材22の上面側には、上面を開口する中空筒状の検出子23が形成されている。ケース21の上面には、検出子23の上方周辺部を開口する開口孔21aが形成されている。また、台座部材16の上面中央部には、検出子23の上方周辺部を開口し、かつ、連動部材22の検出子23にシフトレバー14の下端部を係合可能とするとともにシフトレバー14の操作(シフト操作及びセレクト操作)にともなう下端部の変位を許容するための開口孔25が形成されている。なお、シフトポジション検出装置20は、周知の構成のものと同様であるからその詳しい説明を省略するが、シフトレバー14の操作(シフト操作及びセレクト操作)に連動する連動部材22の前後方向及び左右方向のスライド位置を位置検出センサにより電気的に検出することにより、シフトレバー14の操作位置に対応する検出信号すなわちポジション信号を出力するように構成されている。
前記ベースプレート18は、前記シフトポジション検出装置20を収容した台座部材16の下面を閉鎖する蓋板としての機能と、車体側(例えば車両のフロアコンソール内の固定側部材上)にボルト等により装着するブラケットとしての機能を兼ねている。
また、前記台座部材16の上面には、前記開口孔25の後側(図1において右側)に位置する角柱状の第1のガイド部26、及び、その開口孔25の前側(図1において左側)に位置する角柱状の第2のガイド部28が突出されている(図3参照)。図3に示すように、第1のガイド部26には前下がりで後上がりをなす傾斜面26aが形成されており、その傾斜面26aに第1のガイド溝27が形成されている。また、第2のガイド部28には前上がりで後下がりをなす傾斜面28aが形成されており、その傾斜面28aに第2のガイド溝29(図1参照)が形成されている。なお、両ガイド溝27,29の構成については後で詳しく説明する。
図1に示すように、前記ベース本体17は、前記台座部材16の両ガイド部26,28を取り囲む四角筒状の周壁部31と、その周壁部31の上端開口面を閉鎖する上板部35とを備えている。周壁部31の前後の両側板部の上部には、相互間の間隔を上方に向かって次第に狭くする前側の傾斜部32及び後側の傾斜部33が形成されている。上板部35は、周壁部31の壁厚(板厚)よりも厚い板厚をもって形成されている。上板部35の中央部には、下面側を大径側とし、上面側を小径とする球帯状のシート面36が形成されている。なお、図4はベース本体を示す下面図である。
図4に示すように、前記上板部35の下面には、シート面36の下部後側に開口する縦溝状の第1の回り止め溝37が形成されている。また、周壁部31の後側の傾斜部33の内側面には、その傾斜部33に沿って延びる第2の回り止め溝38が形成されている。第2の回り止め溝38は、周壁部31の後側右隅角部に形成されかつ縦方向に延びる角柱状の補強部39と、その補強部39に所定間隔を隔てて傾斜部の内側面に突出された張出壁部40とにより形成されている。なお、張出壁部40の上端部は上板部35に連続されている。
次に、シフトレバー14を説明する。
図1及び図2に示すように、シフトレバー14は、レバー軸部43と、そのレバー軸部43の下端に膨出された球状部44と、球状部44の下端に突出された支軸部45と、支軸部45の下端に突出されかつ支軸部45より細い延長軸部46と、延長軸部46の下端に突出されかつ延長軸部46より細い係合軸部47とを有している。レバー軸部43、支軸部45、延長軸部46及び係合軸部47は、同一軸線(この軸線を「レバー軸線」という。)14L上に形成されている。また、球状部44の球心44Cはレバー軸線14L上に位置している。なお、球心44Cは、本明細書でいう「揺動中心」に相当する。
前記球状部44の上下両端面は、レバー軸線14Lに直交する平坦面となっている。球状部44の後端部には、レバー軸線14Lに直交しかつ中心すなわち球心44Cを通る直線52L上に位置する円柱状の第1の回り止め突起52が突出されている。また、前記延長軸部46の下部には、軸径を大きくする膨大部53が形成されている。膨大部53の外周部に形成された周方向に連続する環状溝には、Oリング(オーリング)等からなる弾性リング54がその弾性を利用して装着されている。また、前記係合軸部47の下端部は球状に膨出されている。
前記シフトレバー14にはコントロールレバー55が設けられている。図3に示すように、コントロールレバー55は、中空円筒状をなすレバー基部57と、そのレバー基部57の後部から後下方に向けて傾斜状に突出された第1のプランジャホルダ部58と、前記レバー基部57の前部から前下方に向けて傾斜状に突出された第2のプランジャホルダ部60とを有している。図1及び図2に示すように、コントロールレバー55は、レバー基部57の中空円筒孔内に前記支軸部45を相対的に回転可能に挿入することにより、シフトレバー14に対してレバー軸線14Lの回りに回動可能に支持されている。なお、コントロールレバー55に対する挿入に際して、支軸部45には、球状部44とレバー基部57との対向端面間に介在されるワッシャ62が嵌合されている。
図1に示すように、前記第1のプランジャホルダ部58は、前記シフトレバー14の球状部44の球心44Cに交差しかつレバー軸線14Lに対してその後側で所定の傾斜角θ1をなす直線を軸線(この軸線を「第1のプランジャ軸線」という。)58Lとして下面側を開口する有底円筒状に形成されている。第1のプランジャホルダ部58の後側部には、円柱状の第2の回り止め突起63が突出されている。また、第1のプランジャホルダ部58内には、第1のプランジャスプリング64を介して下方へ付勢されるピン状の第1のプランジャ65がその軸方向に移動可能に組込まれている。なお、第1のプランジャ65は、本明細書でいう「第1のガイド部材」に相当する。
前記第2のプランジャホルダ部60は、前記シフトレバー14の球状部44の球心44Cに交差しかつレバー軸線14Lに対してその前側で所定の傾斜角θ2をなす直線を軸線(この軸線を「第2のプランジャ軸線」という。)60Lとして下面側を開口する有底円筒状に形成されている。このプランジャホルダ部60内には、第2のプランジャスプリング67を介して下方へ付勢されるピン状の第2のプランジャ68がその軸方向に移動可能に組込まれている。なお、第2のプランジャ68は、本明細書でいう「第2のガイド部材」に相当する。また、両プランジャホルダ部58,60の両軸線58L,60Lはレバー軸線14Lを含む一平面上に位置しており、両プランジャホルダ部58,60はレバー軸線14Lを間にして前後対称状に形成されている。
前記シフトレバー14の球状部44は、前記ベース本体17のシート面36内にその下方から挿入されることにより該シート面36に球心44Cを中心として回動可能に支持されている。このとき、第1の回り止め突起52がベース本体17の第1の回り止め溝37内に係合されることにより、シフトレバー14のレバー軸線14Lを中心とする軸回り方向の回転が規制される。また、シフトレバー14を支持したベース本体17に台座部材16をボルト等により係合することにより、各プランジャ65,68の先端部(下端部)が各ガイド部26,28のガイド溝27,29内に対して、各プランジャスプリング64,67の弾性力をもってそれぞれ摺動可能に当接されるとともに、その反力でシフトレバー14の球状部44がベース本体17のシート面36に押し付けられている。
また、前記シフトレバー14の係合軸部47(詳しくは、球状の下端部)が、前記台座部材16内のシフトポジション検出装置20の連動部材22の検出子23内に係合される。このため、シフトポジション検出装置20は、シフトレバー14のシフト操作(前後方向の操作)に追従して連動部材22が前後方向にスライドされ、またシフトレバー14のセレクト操作(左右方向の操作)に追従して連動部材22が左右方向にスライドされることで、シフトレバー14の操作位置いわゆるシフトポジションを検出する。なお、シフトポジション検出装置20はシフトポジションの検出信号をECU等の制御装置に出力し、その制御装置はその検出信号に基づいてシフトレバー14の操作位置を判断し、その操作位置に応じて自動変速機の変速操作及び電動機のトルク制御を行なうアクチュエータを制御するようになっている。
また、シフトレバー14の延長軸部46に設けられた弾性リング54は、前記台座部材16の開口孔25内に配置される。このため、シフトレバー14の操作(シフト操作及びセレクト操作)にかかる最大操作時において台座部材16の開口孔25の孔縁部に対して弾性的に当接可能となっている。これにより、シフトレバー14の操作にかかる最大操作量が規制されるとともに、延長軸部46の膨大部53と台座部材16の開口孔25の孔縁部と衝突による衝撃が緩和されるようになっている。
また、前記ベース本体17上に突出する前記シフトレバー14のレバー軸部43の上部には、車両の運転者が握るシフトノブ72が取り付けられる。シフトノブ72の下端部には、ベース本体17の上面周辺部を覆うカバー板部73が設けられている。
次に、前記シフトレバー装置10におけるシフトパターンを説明する。なお、図5はシフトパターンを示す平面図である。
図5に示すように、本実施例のシフトパターンは、H(ホーム)ポジションを基点とし、そのシフト方向(前後方向)の前方(図5において上方)に+(シフトアップ)ポジションが設定され、またその後方(図5において下方)に−(シフトダウン)ポジションが設定されている。また、Hポジションのセレクト方向(左右方向)の右方にD(ドライブ)ポジションが設定され、またその左方にN(ニュートラル)ポジションが設定されている。また、Nポジションのシフト方向(前後方向)の前方(図5において上方)にR(リバース)ポジションが設定されている。なお、各ポジションは、本明細書でいう「シフトポジション」に相当する。
次に、前記台座部材16の第1のガイド部26の第1のガイド溝27の構成について詳しく説明する。なお、図6はシフトレバーの揺動中心(球心44C)側から見た第1のガイド溝を示す正面図、図7は図6のVII−VII線矢視断面図、図8は図6のVIII−VIII線矢視断面図、図9は図6のIX−IX線矢視断面図である。
図6に示すように、第1のガイド溝27は、前記シフトレバー14の第1のプランジャ65(図1参照)の先端部(下端部)を受入可能な断面V字状に形成されている。このガイド溝27は、シフトレバー14のHポジションに対応するH用溝部75、同じく+ポジションに対応する+用溝部76、同じく−ポジションに対応する−用溝部77、同じくDポジションに対応するD用溝部78、同じくNポジションに対応するN用溝部79、同じくRポジションに対応するR用溝部80が形成されている。
前記H用溝部75、+用溝部76、−用溝部77は、変速用シフト溝部82により連続されている(図7参照)。また、H用溝部75、D用溝部78、N用溝部79は、セレクト溝部83により連続されている(図8参照)。また、N用溝部79、R用溝部80は、R(リバース)用シフト溝部84により連続されている(図9参照)。変速用シフト溝部82及びセレクト溝部83並びにR用シフト溝部84の溝形状は、Hポジションからその他のポジションへ操作されたシフトレバー14に、第1のプランジャスプリング64の弾性復元力をもってHポジションへ復帰する力が付与されるように設定されている。すなわち、図7に示すように、変速用シフト溝部82は、H用溝部75から+用溝部76及び−用溝部77に向かって溝深さが次第に浅くなるように設定されている。また、図8に示すように、セレクト溝部83は、H用溝部75からD用溝部78及びN用溝部79に向かって溝深さが次第に浅くなるように設定されている。また、図9に示すように、R用シフト溝部84は、N用溝部79からR用溝部80に向かって溝深さが次第に浅くなるように設定されている。
次に、前記台座部材16の第2のガイド部28のガイド溝29の構成について詳しく説明する。なお、図10はシフトレバーの揺動中心側から見た第2のガイド溝を示す正面図、図11は図10のXI−XI線矢視断面図である。
図10に示すように、第2のガイド部29は、前記シフトレバー14の第2のプランジャ68(図1参照)の先端部(下端部)を受入可能な断面V字状に形成されている。このガイド溝29は、シフトレバー14のHポジションに対応するH用溝部86、同じく+ポジションに対応する+用溝部87、同じく−ポジションに対応する−用溝部88が形成されている。H用溝部86、+用溝部87、−用溝部88は、シフト溝部89により連続されている(図11参照)。
しかして、前記第2のガイド溝29は、シフト溝部89が形成されているだけで、セレクト方向に延びるセレクト溝部が形成されていない。このため、シフトレバー14をHポジションからDポジション又はNポジションへセレクト操作する際には、第2のプランジャ68のセレクト方向の移動が規制されることになる。したがって、シフトレバー14のHポジションから+ポジション又は−ポジションへのシフト操作時に第2のプランジャ68がシフト溝部89に沿って摺動する他、シフトレバー14のNポジションからRポジションへのシフト操作時にも第2のプランジャ68が同シフト溝部89に沿って+用溝部87方へ摺動する。また、シフト溝部89の溝形状は、Hポジション又はNポジションから+ポジション又はRポジション、Hポジションから−ポジションへシフト操作されたシフトレバー14に、第2のプランジャスプリング67の弾性復元力をもってHポジション(RポジションのときはNポジション)へ復帰する力が付与されるように設定されている。すなわち、図11に示すように、シフト溝部89は、H用溝部86から+用溝部87及び−用溝部88に向かって溝深さが次第に浅くなるように設定されている。
上記したシフトレバー装置10においては、従来必要とされたゲート部材が省略されており、シフトレバー14の操作方向が前記した第1のガイド溝27及び第1のプランジャスプリング64並びに第1のプランジャ65を備える第1のガイド機構91と、前記した第2のガイド溝29及び第2のプランジャスプリング67並びに第2のプランジャ68を備える第2のガイド機構92とにより規制される構成となっている。
次に、前記シフトレバー装置10の作動を説明する。まず、Hポジションにあるシフトレバー14(詳しくは、シフトノブ72)が+ポジションへシフト操作されたときには、該シフトレバー14が球心44Cを支点として図1において左回り方向へ回動される。このとき、第1のプランジャ65が第1のプランジャスプリング64の弾性を利用してベース12の第1のガイド部26における第1のガイド溝27の変速用シフト溝部82上を+用溝部76へ摺動する。これとともに、第2のプランジャ68が第2のプランジャスプリング67の弾性を利用してベース12の第2のガイド部28における第2のガイド溝29のシフト溝部89上を+用溝部87へ摺動する。また、+ポジションへシフト操作されたシフトレバー14に両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってHポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフトレバー14に対するシフト操作力を解除すると、両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってシフトレバー14がHポジションへ復帰される。
また、Hポジションにあるシフトレバー14(詳しくは、シフトノブ72)が−ポジションへシフト操作されたときには、該シフトレバー14が球心44Cを支点として図1において右回り方向へ回動される。このとき、第1のプランジャ65が第1のプランジャスプリング64の弾性を利用してベース12の第1のガイド部26における第1のガイド溝27の変速用シフト溝部82上を−用溝部77へ摺動する。これとともに、第2のプランジャ68が第2のプランジャスプリング67の弾性を利用してベース12の第2のガイド部28における第2のガイド溝29のシフト溝部89上を−用溝部88へ摺動する。また、−ポジションへシフト操作されたシフトレバー14に両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってHポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフトレバー14に対するシフト操作力を解除すると、両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってシフトレバー14がHポジションへ復帰される。
また、Hポジションにあるシフトレバー14(詳しくは、シフトノブ72)がDポジションへセレクト操作されたときには、該シフトレバー14が球心44Cを支点として図2において右回り方向へ回動される。このとき、第2のプランジャ68がベース12の第2のガイド部28における第2のガイド溝29によりセレクト方向の移動が規制された状態で、第1のプランジャ65が第1のプランジャスプリング64の弾性を利用してベース12の第1のガイド部26における第1のガイド溝27のセレクト溝部83上をD用溝部78へ摺動する。また、Dポジションへセレクト操作されたシフトレバー14に第1のプランジャスプリング64の弾性復元力をもってHポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフトレバー14に対するセレクト操作力を解除すると、プランジャスプリングの弾性復元力をもってシフトレバー14がHポジションへ復帰される。
また、Hポジションにあるシフトレバー14(詳しくは、シフトノブ72)がNポジションへセレクト操作されたときには、該シフトレバー14が球心44Cを支点として図2において左回り方向へ回動される。このとき、第2のプランジャ68がベース12の第2のガイド部28における第2のガイド溝29によりセレクト方向の移動が規制された状態で、第1のプランジャ65が第1のプランジャスプリング64の弾性を利用してベース12の第1のガイド部26における第1のガイド溝27のセレクト溝部83上をN用溝部79へ摺動する。また、Nポジションへセレクト操作されたシフトレバー14に第1のプランジャスプリング64の弾性復元力をもってHポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフトレバー14に対するセレクト操作力を解除すると、第1のプランジャスプリング64の弾性復元力をもってシフトレバー14がHポジションへ復帰される。
また、Nポジションにセレクト操作されたシフトレバー14(詳しくは、シフトノブ72)がRポジションへシフト操作されたときには、該シフトレバー14が球心44Cを支点として図1において左回り方向へ回動される。このとき、第1のプランジャ65が第1のプランジャスプリング64の弾性を利用してベース12の第1のガイド部26における第1のガイド溝27のR用シフト溝部84上をR用溝部80へ摺動する。これとともに、第2のプランジャ68が第2のプランジャスプリング67の弾性を利用してベース12の第2のガイド部28における第2のガイド溝29のシフト溝部89上を+用溝部87方へ摺動する。また、Rポジションへシフト操作されたシフトレバー14に両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってNポジションへ復帰させる力が付与される。このため、シフトレバー14に対するシフト操作力を解除すると、両プランジャスプリング64,67の弾性復元力をもってシフトレバー14がNポジションへ復帰される。さらに、シフトレバー14に対するセレクト操作力も解除されると、前に述べたように、第1のプランジャスプリング64の弾性復元力をもってシフトレバー14がNポジションからHポジションへ復帰される。
また、シフトレバー14がRポジションへシフト操作されたときには、コントロールレバー55の第2の回り止め突起63がベース本体17の第2の回り止め溝38内に係合する。これにより、シフトレバー14の支軸部45に対するコントロールレバー55のレバー軸線14L回りの不要な回動が規制される。なお、シフトレバー14がRポジションからNポジションへ復帰するにともない、コントロールレバー55の第2の回り止め突起63がベース本体17の第2の回り止め溝38から抜け外れる。
上記したシフトレバー装置10によると、第1のガイド機構91と第2のガイド機構92との協働により、シフトレバー14の操作方向を所定のシフトパターンに応じて規制することができる。したがって、従来必要とされたゲート部材を省略することができ、これにより、ベース12の高さの増大を回避することができる。
また、シフトレバー14をセレクト操作するときには、第2のガイド機構92の第2のガイド溝29により第2のプランジャ68のセレクト方向の移動が規制された状態で、第1のガイド機構91の第1のプランジャ65が回動される。このため、第1のプランジャ65のセレクト方向の移動量を増大することができる。したがって、シフトレバー14のセレクト方向の操作量を増大することなく、第1のガイド溝27においてシフト方向に延びるシフト溝部82,84の相互間の間隔いわゆるピッチを大きくとることができる。
この点について詳しく説明する。なお、図12は本実施例にかかるシフトレバーの操作量とプランジャの移動量との関係を示す説明図、図13は改良前のシフトレバーの操作量とプランジャの移動量との関係を示す説明図である。いずれのシフトレバー14に関しても、シフトパターン、及び、シフト操作に係る入力点のシフト方向の移動量、セレクト操作に係る入力点のセレクト方向の移動量はほぼ同等とする。また、Hポジションにあるシフトレバー14の入力点を96h、+ポジションにあるシフトレバー14の入力点を96+、−ポジションにあるシフトレバー14の入力点を96−、Dポジションにあるシフトレバー14の入力点を96d、Nポジションにあるシフトレバー14の入力点を96n、Rポジションにあるシフトレバー14の入力点を96rとする。また、第1のガイド溝27(図6参照)のH用溝部75に対する第1のプランジャ65の係合中心を97h、同じく+用溝部76に対する同係合中心を97+、同じく−用溝部77に対する同係合中心を97−、D用溝部78に対する同係合中心を97d、N用溝部79に対する同係合中心を97n、R用溝部80に対する同係合中心を97rとする。また、説明の便宜上、第1のガイド溝27に対する第1のプランジャ65の係合中心から球心44Cまでの長さは、シフトレバー14の操作に関係なく一定とする。
図13に示すように、改良前のシフトレバー(符号、114を付す。)では、前記実施例における第2のガイド機構92が省略されており、第2のプランジャホルダ部60が省略されたコントロールレバー(符号、155を付す。)がシフトレバー114に一体化されているものとする。また、セレクト方向は、シフト方向(前後方向)に直交する方向(左右方向)であって、レバー軸線14Lと第1のプランジャ軸線58Lとを含む一平面が、レバー軸線14Lに直交しかつ球心44Cを前後方向に通る直線99Lを中心として回動する方向とする。この場合、シフトレバー114の入力点が96hから96dにセレクト操作されたときの、第1のガイド溝27に対する第1のプランジャ65の係合中心は97hから97dに移動量m1をもって移動する。また、シフトレバー114の入力点が96hから96nにセレクト操作されたときの、第1のガイド溝27に対する第1のプランジャ65の係合中心は97hから97nに移動量m2をもって移動する。したがって、改良前のシフトレバー114において、操作に適した入力点のセレクト方向の移動量を確保しつつ、ベース12側の小型化を図った場合、とくに第1のプランジャ65のセレクト方向の移動量m1,m2が小さくなる。したがって、第1のガイド溝27(図6参照)においてシフト方向に延びるシフト溝部82,84の相互間の間隔いわゆるピッチ(図13におけるm1,m2参照)を大きくとれない。このため、第1のガイド溝27の変速用シフト溝部82とR用シフト溝部84との間の隔壁(図6に符号、100を付す。)の壁厚(図6に符号、100tを付す。)が薄くならざるを得ないため、その隔壁100の強度を確保することが難しくなる。
また、図12に示すように、本実施例のシフトレバー14において、第2のガイド溝29(図10参照)のH用溝部86に対する第2のプランジャ68の係合中心を98h、同じく+用溝部87に対する同係合中心を98+、同じく−用溝部88に対する同係合中心を98−とする。また、説明の便宜上、第2のガイド溝29に対する第2のプランジャ68の係合中心から球心44Cまでの長さは、シフトレバー14の操作に関係なく一定とする。
前記改良前のシフトレバー114(図13参照)に対して、本実施例のシフトレバー14(図12参照)によると、シフトレバー14のセレクト操作時には、第2のガイド溝29により第2のプランジャ68のセレクト方向の移動が規制される。このため、シフトレバー14とともにコントロールレバー55及び第1のプランジャ65は、第2のガイド溝29と第2のプランジャ68とによる係合中心98hとシフトレバー14の球心44Cとを結ぶ直線(この直線を、「セレクト用回動軸線」という。)102Lを中心として回動することになる。この場合、シフトレバー14の入力点が96hから96dにセレクト操作されたときの、第1のガイド溝27に対する第1のプランジャ65の係合中心は97hから97dに移動量M1をもって移動する。また、シフトレバー14の入力点が96hから96nにセレクト操作されたときの、第1のガイド溝27に対する第1のプランジャ65の係合中心は97hから97nに移動量M2をもって移動する。これらの移動量M1,M2は、改良前における移動量m1,m2に比べて大きくなる。したがって、シフトレバー14のセレクト方向の操作量を増大することなく、第1のガイド溝27(図6参照)においてシフト方向に延びるシフト溝部82,84の相互間の間隔いわゆるピッチ(図12におけるM1,M2参照)を大きくとることができる。このため、第1のガイド溝27の変速用シフト溝部82とR用シフト溝部84との間の隔壁100の隔壁100tを厚くし、強度的に十分な隔壁100を設定することが可能になる。
上記したように、ベース12の高さの増大を回避するとともに、シフトレバー14のセレクト方向の操作量を増大することなく、第1のガイド溝27においてシフト方向に延びるシフト溝部82,84の相互間の間隔いわゆるピッチを大きくとれることにより、シフトレバー装置10の小型化を実現することができる。
また、シフトレバー14を所定のシフトポジション(Hポジション)以外のシフトポジションに操作した操作力を解放すると、第1のプランジャスプリング64の弾性力を利用して第1のプランジャ65が第1のガイド溝27を摺動することにより、シフトレバー14を所定のシフトポジション(Hポジション)に自動的に復帰させることができる。
また、本実施例では、第2のガイド部材が、前記第2のガイド溝29に対して第2のプランジャスプリング67の弾性により当接した状態で摺動する第2のプランジャ68で構成され、前記第2のガイド溝29が、前記シフトレバー14のシフト操作の際に前記第2のプランジャスプリング67の弾性力を利用して該シフトレバー14を所定のシフトポジションに復帰可能とする溝形状で形成されている。このため、シフトレバー14をシフト操作した操作力を解放すると、第2のプランジャスプリング67の弾性力を利用して第2のプランジャ68が第2のガイド溝29を摺動することにより、シフトレバー14を所定のシフトポジション(Hポジション)に自動的に復帰させる助勢力を付与することができる。
また、シフトレバー14のセレクト操作時に、コントロールレバー55に対してシフトレバー14がレバー軸線14Lを中心として回動することにより、シフトレバー14がレバー軸線14L回りに回動することを回避することができる。このため、シフトレバー14のセレクト操作時に運転者が受ける違和感を軽減し、操作フィーリングを向上することができる。
また、シフトレバー14がRポジションへシフト操作されたときには、コントロールレバー55の第2の回り止め突起63がベース本体17の第2の回り止め溝38内に係合することにより、シフトレバー14の支軸部45に対するコントロールレバー55のレバー軸線14L回りの不要な回動を規制することができる。なお、Rポジションへのシフト操作時に限らず、+ポジションへのシフト操作時にも、第2の回り止め突起63が係合する第2の回り止め溝を設定することもできる。
本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明のシフトレバー装置は、シフトバイワイヤ式に限らず、シフトケーブル、リンク機構を介して、自動変速機を変速させる形式のシフトレバー装置としても適用することが可能である。また、本発明のシフトレバー装置は、フロアコンソールに限らず、インストルメントパネル、ステアリングコラム等にも設置することができる。また、本発明のシフトレバー装置は、ハイブリッド車用に限らず、電気自動車用のシフトレバー装置としても適用することができる。また、本発明は、前記実施例におけるシフトパターンに限らず、H字状、I字状、階段状のシフトパターンを有するシフトレバー装置にも適用することができる。また、シフトポジションについても、前記実施例のものに限定されるものではない。また、本発明のシフトレバー装置は、手動変速モードを備えていないシフトレバー装置にも適用することができる。また、前記実施例では、ベース12に対してベース本体17のシート面36とシフトレバー14の球状部44とによる球継手を介してシフトレバー14を揺動可能に支持したが、ベース12に対してシフト軸及びセレクト軸を備えるカルダン継手を介してシフトレバー14を揺動可能に支持することも考えられる。また、前記実施例では、第1のプランジャ65としてピン状のものを用いたが、これに代え、ボール状のものを用いることもできる。また、前記実施例では、第2のプランジャ68としてピン状のものを用いたが、これに代え、ボール状のものを用いることもできる。
また、前記実施例では、シフトレバー14をHポジションに復帰させるように第1のガイド溝27を構成したが、シフトレバー14に節度感を付与するように第1のガイド溝27をディテント溝として構成することもできる。また、シフトレバー14をHポジション又はNポジションに復帰させるように第2のガイド溝29を構成したが、シフトレバー14に節度感を付与するように第2のガイド溝29をディテント溝として構成することもできる。また、前記実施例では、第1のガイド機構91を後側に配置するとともに第2のガイド機構92を前側に配置したが、第1のガイド機構91を前側に配置するとともに第2のガイド機構92を後側に配置することもできる。また、シフトレバー14を所定のシフトポジション(Hポジション)に復帰させたり、あるいは、シフトレバー14に節度感を付与したりする必要がない場合には、溝の深さが変化しない第1のガイド溝とそのガイド溝に沿って所定の操作方向に移動するピン状の第1のガイド部材とにより第1のガイド機構を構成することも考えられる。また、第2のガイド機構についても、溝の深さが変化しない第2のガイド溝とそのガイド溝に沿って所定の操作方向に移動するピン状の第2のガイド部材とにより構成することも考えられる。また、前記実施例では、第1のガイド溝27及び第2のガイド溝29をベース12側に配置するとともに第1のガイド部材及び第2のガイド部材をシフトレバー14側に配置したが、第1のガイド溝27及び第2のガイド溝29をシフトレバー14側に配置するとともに第1のガイド部材及び第2のガイド部材をベース12側に配置することもできる。また、コントロールレバー55はシフトレバー14に一体的に設けることもできる。
本発明の一実施例にかかるシフトレバー装置を示す側断面図である。 図1のII−II線矢視断面図 シフトレバー装置の構成部品を示す分解斜視図である。 ベース本体を示す下面図である。 シフトパターンを示す平面図である。 シフトレバーの揺動中心側から見た第1のガイド溝を示す正面図である。 図6のVII−VII線矢視断面図である。 図6のVIII−VIII線矢視断面図である。 図6のIX−IX線矢視断面図である。 シフトレバーの揺動中心側から見た第2のガイド溝を示す正面図である。 図10のXI−XI線矢視断面図である。 シフトレバーの操作量とプランジャの移動量との関係を示す説明図である。 改良前のシフトレバーの操作量とプランジャの移動量との関係を示す説明図である。
符号の説明
10 シフトレバー装置
12 ベース
14 シフトレバー
27 第1のガイド溝
29 第2のガイド溝
36 シート面
44 球状部
44C 球心(揺動中心)
64 第1のプランジャスプリング
65 第1のプランジャ(第1のガイド部材)
67 第2のプランジャスプリング
68 第2のプランジャ(第2のガイド部材)
91 第1のガイド機構
92 第2のガイド機構
55 コントロールレバー

Claims (3)

  1. ベースに揺動可能に支持されたシフトレバーのシフト操作及びセレクト操作によりシフトポジションを選択するシフトレバー装置であって、
    前記シフトレバーの揺動中心よりベース側でかつシフト操作方向の一方側に設けられた第1のガイド機構、及び、そのシフト操作方向の他方側に設けられた第2のガイド機構を備え、
    前記第1のガイド機構は、前記ベース及び前記シフトレバーのいずれか一方側に設けられかつシフトパターンに対応する第1のガイド溝と、他方側に設けられかつ前記第1のガイド溝によりガイドされる第1のガイド部材とにより、前記シフトレバーの操作方向を所定のシフトパターンに応じて規制する構成とし、
    前記第2のガイド機構は、前記ベース及び前記シフトレバーのいずれか一方側に設けられかつシフト方向に延びる第2のガイド溝と、他方側に設けられかつ前記第2のガイド溝によりガイドされる第2のガイド部材とにより、前記シフトレバーのシフト操作時における第2のガイド部材のシフト方向の移動を許容しかつ前記シフトレバーのセレクト操作時における第2のガイド部材のセレクト方向の移動を規制する構成とした
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項1に記載のシフトレバー装置であって、
    前記第1のガイド部材が、前記第1のガイド溝に対して第1のプランジャスプリングの弾性により当接した状態で摺動する第1のプランジャで構成され、
    前記第1のガイド溝が、前記シフトレバーの操作の際に前記第1のプランジャスプリングの弾性力を利用して該シフトレバーを所定のシフトポジションに復帰可能とする溝形状で形成されている
    ことを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシフトレバー装置であって、
    前記第1のガイド部材及び前記第2のガイド部材を備えたコントロールレバーを前記シフトレバーにレバー軸線を中心として回動可能に設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
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