JP2021089823A - 車輌用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 リフレクターにおいて意図しない方向へ反射される光を低減させ、グレア光の発生を抑制する。【解決手段】 光を出射する光源と、光源から出射された光を所定の方向へ反射する複数の反射面を有するリフレクターとを備え、複数の反射面が所定の方向において離隔した状態で並んで配置され、隣り合う反射面の間に光源から出射された光の一部が進入する入光部が形成される。光源から隣り合う反射面の間に向かった光が入光部に進入することにより、意図しない方向へ反射される光が低減される。【選択図】図2
Description
本発明は、複数の光源からそれぞれ出射された光を反射する複数の反射面を有するリフレクターを備えた車輌用灯具についての技術分野に関する。
車輌用灯具には、複数の光源からそれぞれ出射された光がリフレクターによって反射され所定の方向へ向けて照射されるものが知られている。こうした車輌用灯具には、焦点距離の異なる複数の反射面を有するリフレクターを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。リフレクターは焦点距離の相違により各反射面の光源からの位置が異なるため、隣り合う反射面が段差部によって連続され階段状に形成されている。
特許文献1に記載されたような車輌用灯具においては、各光源から焦点距離の異なる反射面へ向けて各別に光が出射され、各反射面で反射された光がそれぞれ各別の領域へ向けて照射される。したがって、必要に応じて複数の光源を各別に点消灯させることにより、例えば、対向車や先行車の運転者に対する幻惑光(グレア光)の発生を抑制することができる。
ところで、特許文献1に記載されたような焦点距離の異なる反射面を有する車輌用灯具においては、予め各光源から各反射面へ向けて光が出射される設定にされている。
しかしながら、光源とリフレクターの間の位置精度やリフレクターの加工精度や光源の向きに関する位置精度等によっては、光源から出射された光の一部が段差部へ向かってしまい、段差部で意図しない方向へ反射されることによりグレア光が発生するおそれがある。
そこで、本発明車輌用灯具は、上記した問題点を克服し、グレア光の発生を抑制することを目的とする。
第1に、本発明に係る車輌用灯具は、光を出射する光源と、前記光源から出射された光を所定の方向へ反射する複数の反射面を有するリフレクターとを備え、前記複数の反射面が前記所定の方向において離隔した状態で並んで配置され、隣り合う前記反射面の間に前記光源から出射された光の一部が進入する入光部が形成されたものである。
これにより、光源から隣り合う反射面の間に向かった光が入光部に進入する。
第2に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記入光部として一方に開口された凹部が形成されることが望ましい。
これにより、入光部に進入した光が凹部において内面反射される。
第3に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記入光部として筒部が形成されることが望ましい。
これにより、入光部に進入した光が筒部を通過しリフレクターの背面側へ出光される。
第4に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記入光部として透明部が形成されることが望ましい。
これにより、入光部に進入した光が透明部を透過しリフレクターの背面側へ出光される。
第5に、上記した本発明に係る車輌用灯具においては、隣り合う前記反射面の間に空間が形成され、前記空間が前記入光部として形成されることが望ましい。
これにより、入光部に進入した光が反射面の間の空間を通過しリフレクターの背面側へ出光される。
本発明によれば、光源から隣り合う反射面の間に向かった光が入光部に進入することにより、意図しない方向へ反射される光が低減されるため、グレア光の発生を抑制することができる。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具をヘッドランプに適用したものである。なお、本発明は、ターンシグナルランプ、クリアランスランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、テールランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ又はこれらの組み合わせであるコンビネーションランプ等の各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、反射面で反射された光の照射方向を前方として前後上下左右の方向を示すものとする。但し、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
車輌用灯具1は、例えば、車体の左右両端部にそれぞれ取り付けられて配置されている。
車輌用灯具1は、前方に開口されたランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部が灯室4aとして形成されている。
灯室4aには、光を出射する複数の光源5と複数の光源5からそれぞれ出射された光を前方へ向けて反射するリフレクター6とが配置されている。また、灯室4aには光源5から出射される光の一部を遮蔽する図示しないエクステンションが配置されている。
光源5は、上下方向を向く板状に形成されたベース部7の下面7aに取り付けられている。光源5としては、例えば、発光ダイオード(LED: Light Emitting Diode)が用いられている。光源5は、例えば、複数が左右方向に並んで取り付けられている。ただし、光源5は前後方向や前後左右に並んで取り付けられていてもよい。
リフレクター6は、後端が光源5より後側に位置された状態でベース部7の下方に配置されている。リフレクター6は上下方向に並んだ第1の反射部8と第2の反射部9と第3の反射部10とを有し、第1の反射部8と第2の反射部9と第3の反射部10がベース部7側から順に位置されている。第1の反射部8は上端がベース部7の下面7aに取り付けられている。
第1の反射部8と第2の反射部9と第3の反射部10は、それぞれ下斜め後方に凸の放物面状に形成され、内面がそれぞれ第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aとして形成されている。第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aは、いずれも光源5の近傍に焦点が存在するように位置されている。
第1の反射部8の下端部と第2の反射部9の上端部及び第2の反射部9の下端部と第3の反射部10の上端部は、それぞれ入光部11、11によって連続されている。したがって、第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aは、入光部11、11を挟んだ状態で前後方向に並んで位置されている。
入光部11としては、例えば、上方に開口された凹部12が形成されている(図2参照)。凹部12は上下方向を向く底面13と底面13の外周部から上方に突出された周面14とによって形成されている。入光部11は、周面14における上端部の前端部が第2の反射部9の後端部又は第3の反射部10の後端部に連続され、周面14における上端部の後端部が第1の反射部8の前端部又は第2の反射部9の前端部に連続されている。
光源5、5、・・・からは第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aへ向けて各別に光が出射され、第1の反射面8a、第2の反射面9a又は第3の反射面10aで前方へ向けて反射され、それぞれカバー3を透過して外部へ照射される。
第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aは、光源5、5、・・・からの距離の違いに応じて反射した光を照射する領域がそれぞれ異なる領域に設定されている。これにより、車輌用灯具1は、光源5、5・・・を各別に点消灯させることで照射領域を調節することが可能にされている。
光源5から出射され入光部11へ向かう光は凹部12に進入する。凹部12に進入した光は底面13又は周面14で繰り返し内面反射され次第に減衰される。したがって、凹部12に進入した光のうち凹部12のから出て前方へ向かう光の量を低減させることができる。
また、入光部11が凹状に形成されていることにより、リフレクター6に蒸着処理を行う際に、凹部12には蒸着材料が入り込みにくい。したがって、入光部11にマスク処理等を行わなくても入光部11の反射率が低くされるため、入光部11に進入した光の減衰を効果的に行うことができる。
さらに、入光部11が凹状に形成されることによって、リフレクター6の背面側へ光が向かわないため、灯室4aにおけるリフレクター6の背面側の各部で光が反射されることがなく、漏光の発生を防止することができる。
また、凹部12が上方に開口されているにより、前方から入光部11の内部が見えにくくされるため、車輌用灯具1の意匠性の向上を図ることができる。
さらにまた、凹部12の深さを変更することにより凹部12に進入する光の減衰の程度を調整することができる。
上記のように構成された車輌用灯具1においては、入光部11として、凹部12に代えて、筒部15が形成されていてもよい(図3参照)。筒部15は上下方向に貫通され、上端部の前端部が第2の反射部9の後端部又は第3の反射部10の後端部に連続され、上端部の後端部が第1の反射部8の前端部又は第2の反射部9の前端部に連続されている。
この場合には、光源5から入光部11へ向けて出射された光が筒部15の内部に進入する。筒部15に進入した光は筒部15の内部を通過し筒部15の下方へ出光される。
したがって、入光部11に進入した光がリフレクター6の背面側へ向かうため、光源5から入光部11へ向けて出射された光の意図しない方向への反射を防止することができる。
また、車輌用灯具1においては、入光部11として透明部16が形成されていてもよい(図4参照)。透明部16は、例えば、上下方向を向く透明な板状に形成され、前端部が第2の反射部9の後端部又は第3の反射部10の後端部に連続され、後端部が第1の反射部8の前端部又は第2の反射部9の前端部に連続されている。
この場合には、光源5から入光部11へ向けて出射された光が透明部16を透過しリフレクター6の背面側へ出光される。したがって、入光部11へ向かった光の入光部11における反射を防止することができる。なお、透明部16は、上方に開口された凹状や上下方向に貫通された筒状に形成されていてもよい。
また、上記では入光部11が光を反射又は透過させる部分として設けられた例を示したが、第1の反射部8と第2の反射部9の間及び第2の反射部9と第3の反射部10の間に空間17、17が形成され、空間17、17が入光部11、11とされていてもよい(図5参照)。なお、このとき第1の反射部8と第2の反射部9が一部において連結され、第2の反射部9と第3の反射部10が一部において連結されている。
この場合には、光源5から入光部11へ向けて出射された光が空間17を通過しリフレクター6の背面側へ出光される。したがって、隣り合う反射面の間に新たな部材を設ける必要がないため簡素な構成でリフレクター6での不必要な光の反射を防止することができる。
以上に記載した通り、車輌用灯具1にあっては、光を出射する光源5と、光源5から出射された光を前方へ反射する第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aを有するリフレクター6とを備え、第1の反射面8aと第2の反射面9aと第3の反射面10aが前後方向において離隔した状態で並んで配置され、第1の反射面8aと第2の反射面9aの間及び第2の反射面9aと第3の反射面10aの間に光源5から出射された光の一部が進入する入光部11、11が形成されている。
したがって、光源5から隣り合う反射面の間に向かった光が入光部11に進入することにより意図しない方向へ反射される光が低減されるため、グレア光の発生を抑制することができる。
なお、上記した車輌用灯具1においては、リフレクター6に三つの反射面が形成された例を示したが、リフレクター6に二つ又は四つ以上の反射面が形成されていてもよい。また、上記には複数の反射面が前後方向に並んで配置された例を示したが、複数の反射面が左右方向又は左右方向と前後方向の両方向に並んで配置されていてもよい。この場合には、左右方向又は前後方向において隣り合う反射面の間に入光部11が形成される。
また、上記には、光源5、5、・・・から複数の反射面に向けて光が各別に出射される例を示したが、光源5から複数の反射面に向けて光が出射されてもよい。
1…車輌用灯具、2…ランプハウジング、3…カバー、5…光源、6…リフレクター、8…第1の反射部、8a…第1の反射面、9…第2の反射部、9a…第2の反射面、10…第3の反射部、10a…第3の反射面、11…入光部、12…凹部、15…筒部、16…透明部、17…空間
Claims (5)
- 光を出射する光源と、
前記光源から出射された光を所定の方向へ反射する複数の反射面を有するリフレクターとを備え、
前記複数の反射面が前記所定の方向において離隔した状態で並んで配置され、
隣り合う前記反射面の間に前記光源から出射された光の一部が進入する入光部が形成された
車輌用灯具。 - 前記入光部として一方に開口された凹部が形成された
請求項1に記載の車輌用灯具。 - 前記入光部として筒部が形成された
請求項1に記載の車輌用灯具。 - 前記入光部として透明部が形成された
請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。 - 隣り合う前記反射面の間に空間が形成され、
前記空間が前記入光部として形成された
請求項1に記載の車輌用灯具。
Priority Applications (1)
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