JP2021087924A - 下水用傾斜板システム、固液分離システムおよび下水用傾斜板システムの洗浄方法 - Google Patents

下水用傾斜板システム、固液分離システムおよび下水用傾斜板システムの洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】維持管理のための作業の手間を軽減し、稼働率を向上させることが可能な下水用傾斜板システムを提供する。【解決手段】下水用傾斜板システム10は、傾斜板装置40と、散気管51とを有する。傾斜板装置40は、複数の下水用傾斜板20を有する。散気管51は、下水用傾斜板20の上端20iよりも下方に配置され、複数の散気孔51aが形成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、下水用傾斜板システム、固液分離システムおよび下水用傾斜板システムの洗浄方法に関する。
従来の上水処理仕様の沈殿池には沈降面積を向上させるため複数の傾斜板が用いられており、当該傾斜板によりフロック(微粒子が会合して、より大きな集合体を生成する集塊)が堆積し、水を浄化するシステムが開発されていた。
これらの技術が下水処理に転用されているが、その背景として、近年、下水処理場では、環境負荷の軽減などの観点から既存施設の高度処理化が求められており、それに伴って最終沈殿池の能力増強が求められていることが挙げられる。
「下水道施設計画・設計指針と解説−2009年版−」(社団法人日本下水道協会)によれば、最終沈殿池の処理能力は、汚泥の沈降面積に対する1日当たりの流入水量(水面積負荷)で定められる。汚泥の沈降面積は、最終的に汚泥を捕捉する部分の面積であり、沈降した汚泥が行き着く最終沈殿池の底面の面積、通常は、最終沈殿池そのものの面積に相当する。
従って、より大きな最終沈殿池を新設すれば、時間変動や日間変動などによる影響により流入水量が増加した場合でも処理水の水質への影響は小さくなると考えられるが、最終沈殿池は前述の設計指針により日最大水量に対して設計されるのが通常であるため、仮に流入変動におけるピークの水量に対して施設設計をすれば、過大な設備投資が必要になるという問題がある。そこで、既存の最終沈殿池の効率を向上させるために、小規模な設備投資で処理能力を向上させる傾斜板を用いる技術が提案されている(特許文献1参照)。
特許第6182190号明細書
しかしながら、下水用傾斜板装置を設置した後に、メンテナンスの一環として定期的な清掃が必要になる。従来は、定期的に沈殿池内の水を抜き、沈殿池上部からの放水圧により傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落す作業を実施してきたが、作業のために下水処理場を一定期間停止するため稼働率が低下するとともに、清掃作業に労力を要する。
本発明は、維持管理のための作業の手間を軽減し、稼働率を向上させることが可能な下水用傾斜板システム、固液分離システム、および下水用傾斜板システムの洗浄方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明に係る下水用傾斜板システムは、傾斜板装置と、散気管とを有する。傾斜板装置は、複数の下水用傾斜板を有する。散気管は、下水用傾斜板の上端よりも下方に配置され、複数の孔が形成されている。
これにより、散気管に気体を導入して複数の孔から気体を噴出することにより、バブリングによって下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を落下させることができる。
このため、メンテナンスの際に下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落とす作業を短時間で終了することができるため、維持管理のための作業の手間を軽減することができる。また、メンテナンスの時間を短縮できるため、稼働率を向上させることが可能となる。
第2の発明に係る下水用傾斜板システムは、第1の発明に係る下水用傾斜板システムであって、散気管は、傾斜板装置の下側に複数本配置されている。各々の散気管は、複数の下水用傾斜板の配置方向に沿って設けられている。散気管に形成されている孔は、水平方向よりも下側の範囲に形成されている。
このように、散気管の孔を水平方向よりも下側の範囲に形成することにより、散気管を傾斜板装置に近接した状態でもマイクロバルブが集結する距離を確保することができ、大きな泡となりバブリング機能を発現することができる。
下水用傾斜板では、上水の場合と比較して傾斜板上に堆積するフロックが重いため、マイクロバルブを集結させた大きな泡で洗浄を行う必要がある。一方、下水では一般的に下水用傾斜板装置の下側に汚泥掻き寄せ機が配置されるため、散気管を傾斜板装置の近傍に配置し、泥掻き寄せ機の配置領域を確保する方が好ましい。
このため、散気管の孔を下側に向けることにより、傾斜板装置に近接配置した場合であっても大きな泡を発生させることができるため、下水における重いフロックを清掃することが可能となる。すなわち、傾斜板装置の下方の空間を確保し、且つバブリングによる洗浄機能を発揮することができる。
第3の発明に係る下水用傾斜板システムは、第2の発明に係る下水用傾斜板システムであって、配置方向に対して垂直な幅方向において傾斜板装置の両端に位置する散気管の孔は、内側に向いて形成されている。両端以外の散気管の孔は、下側に向いて形成されている。
これによって、より効率よく大きな泡を形成でき、下水用傾斜板に接触させることができる。
第4の発明に係る下水用傾斜板システムは、第1の発明に係る下水用傾斜板システムであって、散気管は、傾斜板装置の下側に配置されている。傾斜板装置は、複数の下水用傾斜板を支持する支持フレームを更に有する。支持フレームは、複数の下水用傾斜板の配置方向に沿って設けられた上側フレームと、配置方向に沿って設けられ、上側フレームの下方に配置された下側フレームと、を有する。散気管は、下側フレームに接続されている。
このように下側フレームに接続することによって、散気管を傾斜板装置の下側に支持することができる。
第5の発明に係る下水用傾斜板システムは、第1の発明に係る下水用傾斜板システムであって、傾斜板装置は、複数の下水用傾斜板を支持する支持フレームを更に有する。支持フレームは、散気管を含む。
このように下水用傾斜板を支持する支持フレームの一部を散気管として機能させることによって、部品点数を増加させて構造を複雑化させることなく、下水用傾斜板を洗浄することができる。
第6の発明に係る固液分離システムは、沈殿池と、流入部と、流出部と、傾斜板装置と、散気管と、を備える。沈殿池は、下水処理場に用いられる。流入部は、沈殿池に被処理水が流入する。流出部は、沈殿池から処理水が流出する。傾斜板装置は、複数の下水用傾斜板を有し、沈殿池に配置されている。散気管は、下水用傾斜板の上端よりも下方に配置されている。
これにより、散気管に気体を導入して複数の孔から気体を噴出することにより、バブリングによって下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を落下させることができる。
このため、メンテナンスの際に下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落とす作業を短時間で終了することができるため、維持管理のための作業の手間を軽減することができる。また、メンテナンスの時間を短縮できるため、稼働率を向上させることが可能となる。
第7の発明に係る下水用傾斜板システムの洗浄方法は、複数の下水用傾斜板を有する傾斜板装置と、下水用傾斜板の上端よりも下方に配置され、複数の孔が形成された散気管と、を備えた下水用傾斜板システムの洗浄方法であって、散気管に気体を導入し、孔から気体を放出させる。
これにより、散気管の複数の孔から気体が噴出され、バブリングによって下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を落下させることができる。
このため、メンテナンスの際に下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落とす作業を短時間で終了することができるため、維持管理のための作業の手間を軽減することができる。また、メンテナンスの時間を短縮できるため、稼働率を向上させることが可能となる。
本発明によれば、維持管理のための作業の手間を軽減し、稼働率を向上させることが可能な下水用傾斜板システム、固液分離システム、および下水用傾斜板システムの洗浄方法を提供することができる。
本発明にかかる実施の形態における固液分離システムを示す側面図。 図1の下水用傾斜板システムの構成を示す斜視図。 図1の下水用傾斜板システムの一部の構成を示す側面図。 図1のAA´間を模式的に示す矢視断面図。 (a)図3の下水用傾斜板の第2面側を示す平面図、(b)図3の下水用傾斜板の第1面側を示す平面図。 図3の散気装置の構成を示す平面図。 (a)図6の散気管の断面図、(b)図6の散気管の底面図。 散気管の散気孔の配置を説明するための幅方向に対して垂直な方向に沿って視た模式図。 本発明にかかる実施の形態の変形例における下水用傾斜板を示す斜視図。
以下、本発明による実施の形態の固液分離システムについて、図面に基づいて詳細に説明する。
<構成>
(固液分離システム100)
図1は、本実施の形態の固液分離システム100を示す図である。本実施の形態の固液分離システム100は、下水処理場の最終沈殿池Pにおける被処理水Wの固液分離に適用される。
図1に示すように、固液分離システム100は、最終沈殿池P(沈殿池の一例)と、下水用傾斜板システム10と、流入部阻流板11(阻流板の一例)と、越流堰12と、水路13と、流入部14と、流出部15と、汚泥掻き寄せ機16と、汚泥ホッパー17と、を備える。
流入部14は、原水(被処理水W)が最終沈殿池Pに流入する。流出部15は、最終沈殿池Pにおいて流入部14の反対側に設けられており、最終沈殿池Pから浄化された被処理水Wが流出する。
下水用傾斜板システム10は、傾斜板装置40と、散気装置50と、を有する。傾斜板装置40は、最終沈殿池Pの略中央部から下流側(流出部15側)の部分に配置されている。傾斜板装置40は、複数の下水用傾斜板20を有している。複数の下水用傾斜板20は、水面側を流入部14側に傾けて、上流側から下流側に向かって並んで配置されている。傾斜板装置40は、汚泥を捕捉する。散気装置50は、傾斜板装置40に気泡を供給し、傾斜板装置40をバブリング洗浄する。傾斜板装置40および散気装置50は、被処理水Wの水面から所定の深さまで沈み、かつ、最終沈殿池Pの底面PBとの間に所定の空間が確保されるように支持されている。この支持は、桁材などから吊り下げられてもよいし、たとえば図示しない支持体上に載置されてもよい。なお、傾斜板装置40および散気装置50の詳細については後段にて詳述する。
流入部阻流板11は、下水用傾斜板システム10の上流側(流入部14側)に配置されている。流入部阻流板11は、本実施の形態では、最終沈殿池Pの略中央部分に設けられている。流入部阻流板11は、水面から所定の深さまでの領域内の被処理水Wの下流側(流出部15側)への流れを阻む。流入部阻流板11は、流入部14から流入した水流方向に対して主面が略垂直になるように配置されている。
越流堰12は、流入部阻流板11よりも下流側(流出部15側)の被処理水Wの水面付近に配置されている。越流堰12は、上流側から下流側に向かう方向に沿って形成されている。
水路(トラフ)13は、越流堰12に囲まれて形成されており、流出部15に繋がっている。なお、越流堰12に限らず、管に穴が形成された構成であってもよい。
流入部14から最終沈殿池Pに流入してきた被処理水Wは、流入部阻流板11に水流方向(矢印D方向(所定方向の一例))を阻まれ、流入部阻流板11の下端11eと最終沈殿池Pの底面PBとの間の部分に向かって下降する。最終沈殿池Pの底面PBと流入部阻流板11の下端11eとの間を通り抜けた被処理水Wは、水路13に向かう上向流Jとなり、下水用傾斜板システム10の下部10aから下水用傾斜板20の間に流入し上昇する。
そして、被処理水Wの汚泥が、傾斜板装置40内を通過する間に下水用傾斜板20の第2面にぶつかって捕捉され若しくは沈降し、下水用傾斜板20の第1面20a上に沈殿することにより被処理水Wが浄化される。下水用傾斜板20の第1面20aに沈殿した汚泥は、堆積に伴って自重で落下する。
汚泥掻き寄せ機16は、最終沈殿池Pの底面付近に配置されている。最終沈殿池Pの底面付近には沈降した汚泥Mが堆積している。堆積した汚泥Mは、汚泥掻き寄せ機16が、図1上時計回りに回転することにより汚泥ホッパー17に集められ、排泥される。汚泥掻き寄せ機16は、流入部阻流板11より上流側において、水面付近を通過し、浮遊物も掻き寄せる。
汚泥ホッパー17は、最終沈殿池Pの流入部14付近の底面に形成されている。
(傾斜板装置40)
図2は、傾斜板装置40の一部および散気装置50の一部の構成を示す斜視図である。図3は、傾斜板装置40の一部および散気装置50の一部の構成を示す側面図である。
図2および図3に示すように、傾斜板装置40は、複数の下水用傾斜板20と、複数の下水用傾斜板20を支持する支持フレーム26と、を有する。支持フレーム26は、一対の上側フレーム21と、一対の下側フレーム22と、複数の支持棒23と、複数の上下フレーム25(図3参照)と、を有している。
一対の上側フレーム21は、流入部14から流出部15に向かう方向D(配置方向の一例)に沿って配置されている。一対の上側フレーム21は、互いに平行に配置されている。
一対の下側フレーム22は、流入部14から流出部15に向かう方向Dに沿って配置されている。一対の下側フレーム22は、互いに平行に配置されている。一対の上側フレーム21は、一対の下側フレーム22よりも水面側に配置される。方向Dに対して垂直な幅方向Fの一方側および他方側の各々において上下に配置された上側フレーム21と下側フレーム22は、その上流側の端と下流側の端において鉛直方向Gに沿って配置された複数の上下フレーム25(図3参照)によって接続されている。
複数の支持棒23は、一対の上側フレーム21の間に互いに平行に架設されており、一対の下側フレーム22の間にも互いに平行に架設されている。
下水用傾斜板20は、一対の上側フレーム21および一対の下側フレーム22に対して傾斜して、上下一対の支持棒23に取り付けられている。
図4は、図1のAA´間の模式的な矢視断面図である。
下水用傾斜板20は、図4に示すように、最終沈殿池Pの幅方向Fに沿って複数枚(図では3枚)配置されている。この場合、例えば、図4において最も左側に配置されている下水用傾斜板20の右側に位置する上側フレーム21および下側フレーム22は、真ん中の下水用傾斜板20の左側に位置する上側フレーム21および下側フレーム22と兼ねられていてもよい。また、図4において最も右側に配置されている下水用傾斜板20の左側に位置する上側フレーム21および下側フレーム22は、真ん中の下水用傾斜板20の右側に位置する上側フレーム21および下側フレーム22と兼ねられていてもよい。
図4に示すように、上側フレーム21が、上方から吊りボルト31によって支持されており、吊りボルト31は、幅方向Fに沿って配置された桁材32に固定されている。桁材32は、最終沈殿池Pの対向する壁面Psに固定されている。また、桁材32は、図1に示すように方向Dに沿って複数配置されている。このような構成によって、傾斜板装置40は、被処理水Wの水面から所定の深さまで沈み、かつ、最終沈殿池Pの底面PBとの間に所定の空間が確保されるように支持されている。なお、流入部阻流板11も同様に、図1に示すように鉛直方向Gに沿って配置された吊りボルト33と、幅方向Fに沿って配置された桁材34によって支持されている。
下水用傾斜板20は、概ね四角形状の部材で形成されている。下水用傾斜板20の材質としては、PVC(polyvinyl chloride)、特に硬質塩化ビニルが好ましいが、これに限るものではない。傾斜板の材質は、たとえば、熱可塑性樹脂、たとえばポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、ポリカーボネート等のカーボネート系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のエステル系樹脂、ポリメチルメタクリレート等のアクリル系樹脂、ポリプロピレンやポリエチレン等のオレフィン系樹脂、ABS等のスチレン系樹脂あるいはこれらの共重合体や混合樹脂であってもよいし、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂であってもよく、金属、セラミック、木材、ゴム等であってもよい。
なお、下水用傾斜板20は、異形押出成形、射出成形などで作成することができるが、押出成形が好ましい。
下水用傾斜板20は、上側フレーム21と下側フレーム22の長さ方向(方向D)に沿って傾斜して複数個並んで配置されている。傾斜板装置40は、下水処理場の最終沈殿池P内において、下側フレーム22を最終沈殿池Pの底面PB側に向けて設置される。下水用傾斜板20の第2面20b(後述する)が最終沈殿池Pの底面PB側に向けられる。
下水用傾斜板20は、複数のフック24によって、上下に配置されている支持棒23に係止されて取り付けられる。
図5(a)は、下水用傾斜板20の第2面20b側を示す平面図である。図5(b)は、下水用傾斜板20の第1面20a側を示す平面図である。
下水用傾斜板20は、図5(a)および図5(b)に示すように、第1面20aと、第2面20bと、上端20iと、下端20jと、第1端20cと、第2端20dと、を有する。
下水用傾斜板20が、上述した一対の上側フレーム21、一対の下側フレーム22、および支持棒23に取り付けられた際に、図2に示すように、上端20iおよび下端20jは、支持棒23と略平行に配置される。また、上端20iは、上側フレーム21よりも上方に配置され、下端20jは、下側フレーム22よりも下方に配置される。
第1端20cと第2端20dは、上側フレーム21から下側フレーム22に向かって傾斜して配置される。
複数の下水用傾斜板20は、流入部14から最終沈殿池Pに被処理水が流入する方向Dに沿って並んで配置されている。複数の下水用傾斜板20は、隣り合う下水用傾斜板20が互いに対向して平行になるように配置されている。
詳細には、複数の下水用傾斜板20は、図3に示すように、隣り合う下水用傾斜板20のうち一方の下水用傾斜板20の第1面20aと、他方の下水用傾斜板20の第2面20bが対向するように配置されている。また、複数の下水用傾斜板20の下端20jの鉛直方向Gにおける位置は、略一致している。
各々の下水用傾斜板20は、図1〜図3に示すように、上方に向かうに従って流入部14側に位置するように傾斜して、一対の上側フレーム21、一対の下側フレーム22、複数の支持棒23、および複数の上下フレーム25に支持されている。下水用傾斜板20は、図3に示すように上端20iが下端20jよりも流入部14側に位置するように配置されている。複数の下水用傾斜板20の下端20jの鉛直方向Gにおける位置は、概ね一致している。
また、側面視において下水用傾斜板20と矢印D方向(本実施の形態では水平方向と一致する)の成す角度θaは、10度以上70度以下であることが好ましく、60度が特に好ましい。下水用傾斜板20と鉛直方向Gのなす角度θbは、20度以上80度以下に設定されていることが好ましく、30度が特に好ましい。当該範囲内であることで、固液分離システムの有効沈降面積を確保できる。
図5(a)に示す下水用傾斜板20の第2面20bには、汚泥の補足処理が行われている。ここで、汚泥の補足処理とは、被処理水中の汚泥が最終沈殿池Pから流出しないように、下水用傾斜板20の第2面20bを汚泥の滞留し易い状態にする処理である。例えば、傾斜板の表面の粗さを強くすることや、表面に沿った汚泥の動きに沿った方向または直交する方向に凹凸を形成することにより傾斜板の表面に汚泥が付着し易い状態にすることができるが、これに限定されるものではない。表面の粗面化の方法は特に限定されるものではないが、たとえばサンドブラストなどで機械的に加工されていてもよく、或いは、所定の薬剤による微細なエッチング加工または所定の面粗度の型によるプレス加工などであってもよい。また、補足処理は、第2面20bの全体に施されていなくてもよい。
第2面20bの反対側の第1面20aは、汚泥が滑落し易いように平坦な面であるほうが好ましい。
また、下水用傾斜板20の第2面20bには、第1端20cと第2端20dのそれぞれに沿って溝部20eが設けられている。溝部20e内には、フック孔20ebが形成されており、フック孔20ebには、上述したフック24が装着される。フック孔20ebに装着されたフック24によって、傾斜板装置40の支持棒23に下水用傾斜板20が取り付けられる。また、第1面20aには、溝部20eに対向する突条部20fが形成されている。
(散気装置50)
散気装置50は、傾斜板装置40の複数の下水用傾斜板20に気泡を供給し、下水用傾斜板20の洗浄を行う。
図6は、散気装置50の一例を示す平面図である。散気装置50は、複数の散気管51と、複数の供給管52と、複数の接続管53と、複数のエアー供給路54と、複数の切替弁55と、ブロアー56と、を有する。
複数の散気管51は、流入部14から流出部15に向かうD方向に沿って配置されている。図6に示す一例では、12本の散気管51が設けられており、3つのグループに分けられている。3つのグループは、D方向に沿って配置されている。1つのグループの4本の散気管51は、幅方向Fに互いに平行に並んで配置されている。
散気管51には、図7(a)および図7(b)に示すように複数の散気孔51a(孔の一例)が形成されている。
図7(a)は、散気管51の断面構成図である。図7(b)は、散気管51の底面図である。散気管51は、例えば、口径が20Aの硬質塩化ビニル管で形成することができる。散気孔51aは、例えば直径2mm程度に設定でき、ピッチdを例えば100mm間隔に設定することができる。
散気管51は、図2および図3に示すように、下側フレーム22に支持部57によって支持されている。支持部57は、下側フレーム22を支持できればよく、例えば散気管51を挟み込む円環状の吊りバンド57aと、吊りバンド57aに接続された吊りボルト57bを有している。吊りボルト57bは、下側フレーム22に設けられたインサートに下方から挿入されている。
本実施の形態では、散気管51は、下側フレーム22に沿って配置されている。図6には、散気管51に対する下水用傾斜板20の位置関係を示すために下水用傾斜板20が一点鎖線で示されている。このように、下水用傾斜板20の幅方向Fにおける両端側の位置に散気管51が配置される。
供給管52は、グループごとに幅方向Fにおいて複数の散気管51よりも外側に配置されている。供給管52は、散気管51と平行に配置されている。接続管53は、供給管52の両端と複数の散気管51を接続する。供給管52および接続管53は、例えば口径が40Aの硬質塩化ビニル管で形成することができる。
エアー供給路54は、各々のグループに設けられた供給管52とブロアー56の間を接続する。エアー供給路54には、フレキシブルジョイント54a等を設けることが可能である。
切替弁55は、各々のエアー供給路54に設けられており、各々のエアー供給路54の開閉を行う。
ブロアー56は、エアー供給路54を介して供給管52にエアーを供給する。供給管52に供給された空気は、接続管53を介して散気管51に供給される。
図8は、散気管51に形成されている散気孔51aの向きを説明するための下水用傾斜板システム10の模式図である。図8は、矢印D方向に沿って視た模式図である。図8では、散気管51の大きさを誇張して記載している。
図8に示すように、傾斜板装置40の幅方向Fにおける両端の下方に配置された散気管51における散気孔51aは、鉛直方向Gの下方から傾斜板装置40の内側に45°傾けて開口されている。鉛直下向きから図8における反時計回りに回転した角度をθcとし、鉛直下向きから図8における時計回りに回転した角度をθdとすると、図8における左端の散気管51の散気孔51aはθc=45°に設定されており、右端の散気管51の散気孔51aはθd=45°に設定されている。当該角度は45°に限られず、30°〜90°の範囲内であれば適宜採りうる。
なお、本発明における両端とは両端の孔以外に、両端の領域を含む。この場合、散気管51の端部から30cmの範囲までを両端とする。当該両端に含まれている孔は1つ以上である。従って、当該範囲内に存在する孔は前述した角度を採用することができる。
当該構成にすることで、発生するマイクロバブルが傾斜板の存在しない領域に逃げるのを抑制し、効率よく傾斜板に泡を到達させることができる。
また、両端以外の散気管51における散気孔51aは、鉛直方向Gの下側に向かって開口されている。なお、散気孔51aの開口方向は一例であり、これに限られるものではないが、全ての散気管51(両端およびそれ以外を含む)の散気孔51aは、少なくとも水平方向よりも下側の範囲に形成されている方が好ましい。少なくとも水平方向よりも下側の範囲とは、全ての散気管51の散気孔51aが鉛直下向きからの角度θcが90°よりも小さい任意の位置または角度θdが90°よりも小さい任意の位置に形成されていることを示す。
また、両端以外の散気管51における散気孔51aは、水平方向よりも下側の範囲に形成されているとしても、全ての散気孔51aが同じ角度で配置されていなくてもよい。一例を述べると、図8の内側に配置されている2つの散気孔51aの一方が鉛直方向Gに形成され、他方がθc=10°の位置に形成されていてもよい。
このように、散気管51に気体を導入し、散気孔51aから気体を放出させることが、下水用傾斜板システムの洗浄方法の一例である。
すなわち、ブロアー56から供給された空気が散気管51の散気孔51aからマイクロバルブとして放出され、放出されたマイクロバルブは集結して大きな泡となって下水用傾斜板20に接触し、第1面20aおよび第2面20bの汚れが取り除かれる。
<作用効果>
以上のように、複数の散気孔51aが形成された散気管51が下水用傾斜板20の上端20iよりも下方に配置されていることにより、散気管51に気体を導入して複数の散気孔51aから気体を噴出させることで、バブリングによって下水用傾斜板20上に堆積した凝集フロックや藻類を落下させることができる。
このため、メンテナンスの際に下水用傾斜板20上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落とす作業を短時間で終了することができるため、維持管理のための作業の手間を軽減することができる。すなわち、定期清掃時の作業効率を向上させることが可能となり、また、日常管理において毎日稼働させることによって藻類の繁茂を軽減させる効果も期待できる。また、メンテナンスの時間を短縮できるため、稼働率を向上させることが可能となる。
また、従来の沈殿池上部からの放水では、藻類の種子の付着により放水圧では汚れが落ちにくく、運転を再開した後でも傾斜板の表面に種子が付着したままのため、傾斜板の表面にフロックが付着した後の滑落性に対する影響が危惧されるが、定期的なバブリング洗浄により、藻類の種子の付着を抑制する効果を発揮できる。
また、散気管51を傾斜板装置40の下側に複数本配置し、各々の散気管51は、複数の下水用傾斜板20のD方向(配置方向の一例)に沿って設けられている。散気管51に形成されている散気孔51aは、水平方向よりも下側の範囲に形成されている。
このように、散気管51の散気孔51aを水平方向よりも下側に向けることにより、散気管51を傾斜板装置40に近接した状態でもマイクロバルブが集結する距離を確保することができ、大きな泡となりバブリング機能を発現することができる。
下水用傾斜板20では、上水の場合と比較して傾斜板上に堆積するフロックが重いため、マイクロバルブを集結させた大きな泡で洗浄を行う必要がある。一方、下水では一般的に下水用傾斜板システム10の下側に汚泥掻き寄せ機16が配置されるため、散気管51を傾斜板装置40の近傍に配置する方が好ましい。
このため、散気管51の散気孔51aを下側に向けることにより、傾斜板装置40に近接配置した場合であっても大きな泡を発生させることができるため、下水における重いフロックを清掃することが可能となる。すなわち、傾斜板装置40の下方の空間を確保し、且つバブリングによる洗浄機能を発揮することができる。
また、D方向(配置方向の一例)に対して垂直な幅方向Fにおいて傾斜板装置40の両端に位置する散気管51の散気孔51aは、内側に向いて形成され、両端以外の散気管51の散気孔51aは、下側を向いて形成されている。
これによって、より効率よく大きな泡を形成でき、下水用傾斜板20に接触させることができる。
また、散気管51を下側フレーム22に接続することによって、散気管51を傾斜板装置40の下側に支持することができる。
また、下水用傾斜板システム10の洗浄方法は、複数の下水用傾斜板20を有する傾斜板装置40と、下水用傾斜板20の上端20iよりも下方に配置され、複数の孔が形成された散気管51と、を備えた下水用傾斜板システムの洗浄方法であって、散気管51に気体を導入し、散気孔51aから気体を放出させる。
これにより、散気管の複数の孔から気体が噴出され、バブリングによって下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を落下させることができる。
このため、メンテナンスの際に下水用傾斜板上に堆積した凝集フロックや藻類を洗い落とす作業を短時間で終了することができるため、維持管理のための作業の手間を軽減することができる。また、メンテナンスの時間を短縮できるため、稼働率を向上させることが可能となる。
<他の実施の形態>
以上、本発明による実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
(A)
上記実施の形態では、散気管51は、傾斜板装置40の下側に設けられているが、これに限らなくてもよく、下水用傾斜板20の下端20jよりも上方に配置されていてもよい。例えば散気管51を下水用傾斜板20の間に配置することで、下水用傾斜板20の下端20jよりも上方に配置することができる。この場合、散気管51よりも下側において下水用傾斜板20上に堆積したフロックや藻等の堆積物は、バブリングによる散気管51よりも上側の堆積物の落下に伴って雪崩式に下方に落下させることができる。
(B)
上記実施の形態では、散気管51は、傾斜板装置40と別に設けられているが、傾斜板装置40の下側フレーム22が散気管と兼ねられていてもよい。散気管と兼ねられた下側フレームとしては、硬質塩化ビニル管やステンレス鋼管を用いることができる。
このように下水用傾斜板20を支持する支持フレーム26の一部を散気管51として機能させることによって、部品点数を増加させ構造を複雑化させることなく、下水用傾斜板20を洗浄することができる。
(C)
上記実施の形態では、散気管51は、図4および図8に示すように下側フレーム22の下方にのみ配置されており、下水用傾斜板20の幅方向Fにおける両端側下方にのみ配置されているが、これに限らなくてもよく、例えば下水用傾斜板20の幅方向Fにおける中央下方に配置されていてもよい。
(D)
上記実施の形態では、散気管51は、D方向に沿ってのみ配置されているが、幅方向Fに沿って配置されていてもよい。
(E)
上記実施の形態の下水用傾斜板20は、幅方向Fに沿って複数枚の傾斜板に分割されていてもよい。図9は、複数の傾斜板に分割された下水用傾斜板20´を示す斜視図である。下水用傾斜板20´は、複数の傾斜板60と、隣り合う傾斜板60の間に配置された接続部材61と、を有する。図9に示す例では、3枚の傾斜板60と、2つの接続部材61が設けられている。3枚の傾斜板60は、主面が同一面上に位置するように幅方向Fに沿って並んで配置されている。T部拡大図に示すように、接続部材61には、各々の傾斜板60の端が差し込まれる挿入部61aが設けられている。挿入部61aに傾斜板60の端を差し込むことによって、下水用傾斜板20´を構成することができる。なお、接続部材61と傾斜板60の間の固定は、いずれの方法であってもよいが、例えば挿入部61aに傾斜板60の端を差し込んだ状態で接続部材61および傾斜板60を貫くようにピン等を差し込めばよい。
なお、3枚の傾斜板60と2つの接続部材61に限らなくてもよく、2枚の傾斜板60と1つの接続部材61で1枚の下水用傾斜板を形成してもよい。
また、下水用傾斜板20、20´は同様の大きさでなくてもよく、例えば幅方向Fの大きさが異なっていてもよい。具体的には、3枚の傾斜板60と2つの接続部材61で形成された下水用傾斜板20´と、2枚の傾斜板60と1つの接続部材61で形成された下水用傾斜板が幅方向Fにおいて混在して配置されていてもよい。
(F)
上記実施の形態では、フック24によって下水用傾斜板20を支持棒23に支持されているが、フックに限らなくてもよく、複数の下水用傾斜板20を並んで配置することができさえすれば支持方法は限定されるものではない。
本発明の下水用傾斜板システム、固液分離システムおよび下水用傾斜板システムの洗浄方法は、維持管理のための作業の手間を軽減し、稼働率を向上させることが可能な効果を発揮し、下水処理施設の最終沈殿池などとして有用である。
10 :下水用傾斜板システム
20 :下水用傾斜板
20i :上端
40 :傾斜板装置
51 :散気管
51a :散気孔

Claims (7)

  1. 複数の下水用傾斜板を有する傾斜板装置と、
    前記下水用傾斜板の上端よりも下方に配置され、複数の孔が形成された散気管と、を備えた、
    下水用傾斜板システム。
  2. 前記散気管は、前記傾斜板装置の下側に複数本配置されており、
    各々の前記散気管は、複数の前記下水用傾斜板の配置方向に沿って設けられており、
    前記散気管に形成されている孔は、水平方向よりも下側の範囲に形成されている、
    請求項1に記載の下水用傾斜板システム。
  3. 前記下水用傾斜板の配置方向に対して垂直な幅方向において前記傾斜板装置の両端近傍に位置する前記散気管の孔は、内側に向いて形成されており、
    両端以外の前記散気管の孔は、下側に向いて形成されている、
    請求項2に記載の下水用傾斜板システム。
  4. 前記散気管は、前記傾斜板装置の下側に配置されており、
    前記傾斜板装置は、複数の前記下水用傾斜板を支持する支持フレームを更に有し、
    前記支持フレームは、
    複数の前記下水用傾斜板の配置方向に沿って設けられた上側フレームと、
    前記配置方向に沿って設けられ、前記上側フレームの下方に配置された下側フレームと、を有し、
    前記散気管は、前記下側フレームに接続されている、
    請求項1に記載の下水用傾斜板システム。
  5. 前記傾斜板装置は、複数の前記下水用傾斜板を支持する支持フレームを更に有し、
    前記支持フレームは、前記散気管を含む、
    請求項1に記載の下水用傾斜板システム。
  6. 下水処理場に用いられる沈殿池と、
    前記沈殿池に被処理水が流入する流入部と、
    前記沈殿池から処理水が流出する流出部と、
    複数の下水用傾斜板を有し、前記沈殿池に配置された傾斜板装置と、
    前記下水用傾斜板の上端よりも下方に配置され、複数の孔が形成された散気管と、を備えた、
    固液分離システム。
  7. 複数の下水用傾斜板を有する傾斜板装置と、
    前記下水用傾斜板の上端よりも下方に配置され、複数の孔が形成された散気管と、を備えた下水用傾斜板システムの洗浄方法であって、
    前記散気管に気体を導入し、前記孔から気体を放出させる、
    下水用傾斜板システムの洗浄方法。
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