JP2021084666A - 容器用キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】未使用状態における密封性を確保しつつ、簡単な操作で開栓することが可能な容器用キャップを提供する。【解決手段】容器本体2に装着可能な容器用キャップ1であって、収容空間Sからの内容物を注出する注出口14aを有し、口部4に装着されるキャップ本体10と、注出口14aを覆う開閉可能な蓋体50と、を備え、注出口14aの周縁部に弱化部16を介して連なる栓体15が注出口14aを閉塞しており、蓋体50には天壁52を貫く蓋体開口52aが設けられ、栓体15は、弱化部16に連なる隔壁部17と、隔壁部17から上方に立設された立設部18と、立設部18の上部において径方向外側に突出し、蓋体開口52aの周縁部に係合する突出部19とを有し、立設部18には、弾性変形することにより立設部18に加わる軸方向の衝撃力を吸収可能な衝撃吸収部20が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、本発明は、内容物を収容する容器本体の口部に装着され、内容物を注出させる容器用キャップに関する。
食品調味料などの液体、粉体又は粒体等を収容する容器としては、内容物を収容する容器本体と、内容物を注出させる注出口を有する容器用キャップとを備えた容器が知られている。例えば、特許文献1には、注出口が設けられたキャップ本体と、キャップ本体にねじ係合により開閉自在に取り付けられる上蓋とを備え、注出口には、密封栓及び密封栓を開栓するためのプルリングが設けられたキャップが開示されている。
特許第6319500号公報
しかし、特許文献1に記載のキャップにおいては、上蓋を開けた後にプルリングを引っ張って密封栓を除去する作業が必要となり、手間がかかると共に力の弱い利用者にとって密封栓の除去作業がしづらい場合があり、改善の余地があった。
それゆえ本発明は、未使用状態における密封性を確保しつつ、簡単な操作で開栓することが可能な容器用キャップを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の容器用キャップは、内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップであって、
前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、を備え、
前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なる栓体が該注出口を閉塞しており、
前記蓋体における前記注出口に対応する位置には前記蓋体の天壁を貫く蓋体開口が設けられ、
前記栓体は、前記弱化部に連なる隔壁部と、該隔壁部から上方に立設された立設部と、該立設部の上部において径方向外側に突出し、前記蓋体開口の周縁部に係合する突出部と、を有し、
前記立設部には、弾性変形することにより該立設部に加わる軸方向の衝撃力を吸収可能な衝撃吸収部が設けられていることを特徴とするものである。
なお、本発明の容器用キャップにあっては、前記衝撃吸収部は、前記立設部の高さ方向の中間部に設けられた段差状の環状薄肉部20で構成されていることが好ましい。
また、本発明の容器用キャップにあっては、前記立設部は、前記隔壁部に連なる下筒部21と、該下筒部21の上方に前記環状薄肉部20を介して連なる上筒部22とを有し、
前記上筒部22の外径は、前記下筒部21の内径よりも小さいことが好ましい。
また、本発明の容器用キャップにあっては、前記環状薄肉部20は、前記立設部の中心軸線に垂直に延在していることが好ましい。
また、本発明の容器用キャップにあっては、前記隔壁部の下面に、該隔壁部の下端部に向けて傾斜する傾斜部が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、未使用状態における密封性を確保しつつ、簡単な操作で開栓することが可能な容器用キャップを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る容器用キャップを容器本体の口部に装着した、未使用状態の容器を示す側面視での断面図である。 図1に示す容器用キャップにおいて、栓体を蓋体に嵌合させる前の初期状態を示す断面図である。 図1に示す容器用キャップにおいて、栓体を蓋体に嵌合させるために蓋体をキャップ本体に取り付けた状態を示す側面視での断面図である。 図1に示す容器用キャップの蓋体を開いて開栓した状態を示す側面視での断面図である。 図4に示す状態の容器用キャップの底面図である。 図1に示す容器用キャップにおいて、栓体形成冶具を用いて栓体を蓋体に嵌合させた状態を示す側面視での断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態である容器用キャップ1が、これに適合する容器本体2に装着された状態を示す。本実施形態に係る容器用キャップ1は、キャップ本体10と、蓋体50とを備えている。なお、本明細書、特許請求の範囲、要約書および図面では、蓋体50が位置する側を上方(図1における上側)とし、容器本体2が位置する側を下方(図1における下側)とする。
容器本体2は、筒状の口部4と、口部4の下端に連なる図示しない胴部と、胴部の下端を閉塞する底部とを備えている。容器本体2は、その内側に内容物を収容する収容空間Sを備えている。容器本体2は、例えば、合成樹脂材料により形成される筒状のパリソンを用いた押出しブロー成形、又は、有底筒状のプリフォームを用いた二軸延伸ブロー成形等によって成形することができるが、これに限定されない。
図1に示すように、口部4の外周面には、後述するキャップ本体10の外周壁11に設けた係合凸壁11aにアンダーカット係合させるための環状凸部4aを設けている。また、口部4の内周面にはキャップ本体10のシール壁12が嵌合する。
キャップ本体10は、口部4を取り囲む外周壁11を備えている。外周壁11の内周面には、口部4の環状凸部4aにアンダーカット係合する係合凸壁11aが形成されている。また、外周壁11の上部には、頂壁13が一体に連結されている。外周壁11の径方向内側において、頂壁13の下面からシール壁12が垂下している。キャップ本体10は、容器本体2の口部4を外周壁11とシール壁12との間で挟持すると共に環状凸部4aに係合凸壁11aをアンダーカット係合させることにより、容器本体2に対して強固に保持される。
頂壁13の上面には、内容物を注出する注出口14aを形成する注出筒14が設けられている。頂壁13の外周端には係合突起13aが設けられ、蓋体50を閉じる時に蓋体50の蓋体周壁51の内周面に設けられた蓋体突起54がアンダーカット係合して蓋体50をキャップ本体10に対して固定する。本実施形態では、注出筒14の上部内側が、蓋体50の天壁52の下面から垂下する内筒56の外周面に嵌合することにより、蓋体50の閉塞時において注出口14aは液密にシールされる。
外周壁11の上端部の周方向の一部には、ヒンジ部40が設けられており、キャップ本体10に対して蓋体50を開閉可能に一体連結している。
注出筒14の上端部は、径方向外側に向けて湾曲している。また、注出筒14は、ヒンジ部40が設けられた側(容器用キャップ1の後側)の部分よりも、ヒンジ部40とは逆側(容器用キャップ1の前側)の部分の高さが大きくなるように形成されている。
注出筒14の内面には、注出口14aを閉塞する栓体15が弱化部16を介して連なっている。図1に示すように、弱化部16が破断していない容器の未使用状態において栓体15は注出口14aを閉塞している。そして、弱化部16の破断の有無を確認することによって、容器用キャップ1を装着した容器が未開封であるか否かを判断することができる。この弱化部16は、利用者が未使用状態の容器の蓋体50を開放する際に所定の力を作用させることにより容易に破断させることができる程度の断面積を有している。
栓体15は、図1に示すように、弱化部16に連なる板状の隔壁部17と、隔壁部17から上方に向けて立設された立設部18とを備えている。立設部18は、有頂筒状であり、上部において径方向外側に突出する突出部19を備えている。この突出部19が後述する蓋体50側の蓋体開口52aの周縁部にアンダーカット係合することで栓体15は、蓋体50に強固に固定されている。
本例では、弱化部16を注出筒14の下部に配置している。これにより、内容物を注出筒14から注出させる際の流れを安定化させることができる。
また、立設部18は、容器用キャップ1の中心軸線O1よりも前方に偏心した位置に設けられている。つまり、立設部18の中心軸線O2は、容器用キャップ1の中心軸線O1よりも前側に位置する。これにより、開栓する際に弱化部16の前端を起点として弱化部16をよりスムーズに破断することができる。
立設部18には、弾性変形することにより立設部18に加わる軸方向(立設部18の中心軸線O2に沿う方向)の衝撃力を吸収可能な衝撃吸収部が設けられている。本例の衝撃吸収部は、立設部18の高さ方向(軸方向)の中間部に設けられた段差状の環状薄肉部20で構成されている。なお、本例では、立設部18に1つの段差状の環状薄肉部20が設けられているが、立設部18の高さ方向に複数の段差状の環状薄肉部20を設けてもよい。また、立設部18の高さ方向における環状薄肉部20の位置は適宜変更可能である。
立設部18は、隔壁部17に連なる下筒部21と、下筒部21の上方に位置する上筒部22と、下筒部21及び上筒部22を連結する環状薄肉部20とを有する。下筒部21及び上筒部22は略円筒状であり、上筒部22の外径(外周面の最大径)は、下筒部21の内径(内周面の最小径)よりも小さくなっている。また、環状薄肉部20は、軸線O2を中心とする円環状である。環状薄肉部20は、立設部18における他の部分(下筒部21及び上筒部22)よりも薄肉に形成されている。立設部18は、例えば軸線O2に垂直な断面が、円形、楕円形、または多角形等となる筒状とすることができるが、これらに限定されない。
環状薄肉部20は、立設部18の軸方向に、立設部18が圧縮する方向の衝撃力が加わった場合に弾性変形することで、上筒部22の下筒部21に向けた軸方向の移動を可能にする。すなわち、立設部18が軸方向に伸縮する(この場合は圧縮される)ことで、立設部18の軸方向に加わる衝撃を吸収することができる。これにより、例えば、蓋体50の天壁52が下向きとなる倒立姿勢で落下し、地面に衝突した場合等において、立設部18に加わる軸方向の衝撃力を吸収することができる。このように立設部18で衝撃力を吸収することで、立設部18を介して弱化部16に伝わる衝撃を低減することができるので、落下時の衝撃で弱化部16が意図せず破断してしまうことを防止することができる。なお、衝撃により一時的に弾性変形した環状薄肉部20は、復元力により自動的に変形直後に復元し、立設部18は元の形状に戻る。
隔壁部17の下面(収容空間S側の面)には、栓体15の中心軸線(軸線O1)上に位置する当該隔壁部17の下端部17aに向けて下向きに傾斜する傾斜部17bが設けられている。このような傾斜部17bを設けることにより、隔壁部17の下面に付着した内容物が当該傾斜部17bに誘導されて下端部17a側に移動し、下端部17aから収容空間Sに滴下し易くなっている。これにより、隔壁部17の下面に付着した内容物が収容空間Sに戻り易くなる。
なお、隔壁部17の下面に付着した内容物をスムーズに収容空間Sに戻す観点から、隔壁部17の下端部17aは、栓体15の中心軸線(軸線O1)上に位置していることが好ましいが、これに限られず、下端部17aは栓体15の中心軸線(軸線O1)から離れた位置にあってもよい。
なお、立設部18に設けられる衝撃吸収部の構成は、弾性変形することにより軸方向の衝撃力を吸収可能であれば、図示例に限定されるものではなく、例えば蛇腹形状等でもよい。
蓋体50は、図1に示すように、キャップ本体10の外周壁11の上端部に対してヒンジ部40を介して連結されており、閉塞状態では注出筒14を覆い隠すことができる。蓋体50は、閉塞状態において外周壁11の上方に位置する筒状の蓋体周壁51と、蓋体周壁51の上端に連なる天壁52とを有する。蓋体周壁51の前側部分の外周面には摘み部53が設けられており、後側部分にはヒンジ部40が設けられている。また、蓋体周壁51の内面には蓋体突起54が設けられている。蓋体50を閉めたときに蓋体突起54が係合突起13aにアンダーカット係合して蓋体50はキャップ本体10に固定される。
蓋体50における注出口14aに対応する(水平方向)位置には、天壁52を貫通する蓋体開口52aが設けられている。そして蓋体開口52aの周縁部に形成された環状突部55には、立設部18の上部から径方向外側に突出する突出部19が係合し固定されている。環状突部55と突出部19との係合は、図1に示すように互いの当接面が略水平面をなす係合であり、後述する栓体形成冶具60(図6参照)を用いて両者が係合するように栓体15を形成した後は、解除不能な強固な係合となる。より具体的には、弱化部16を破断させるのに必要な引張り力よりも大きな押圧力で立設部18を押圧しないと、環状突部55と突出部19との係合が解除できないようにされている。天壁52には、蓋体開口52aの径方向外側で、天壁52から垂下する内筒56が設けられている。
次に、栓体15の突出部19を蓋体50の環状突部55に係合させて図1に示す未使用状態の容器用キャップ1を構成する手順について説明する。
図2は、射出成形等によって形成された、栓体15を蓋体50に係合させる前の初期状態の容器用キャップ1を示している。初期状態の容器用キャップ1は、立設部18に未だ突出部19が形成されておらず、立設部18の上端部は、図2〜4に示すように、略円錐台形状を有する上壁形成材23となっている。図2に示す状態からヒンジ部40を支点に蓋体50を前方に回動させることによって、図3、4に示すように、蓋体50が注出口14aを覆う位置まで移動させ、上壁形成材23の上部が蓋体開口52aを貫通して上方に突出した状態とした後、容器用キャップ1を図6に示す栓体形成冶具60にセットする。
栓体15の上筒部22を栓体形成冶具60の下側冶具61で支持した状態で、図6に示す栓体形成冶具60の上側冶具62で立設部18の上壁形成材23を上方から押圧しながら加熱して溶着する。なお、加熱せずに上側冶具62で上壁形成材23を押圧するようにしてもよい。押圧された上壁形成材23は、径方向外側に押し広げられながら蓋体50の天壁52の上面と略同一高さになるまで変形し、図6に示す上壁部24となる。また、上壁形成材23の側部は環状突部55の上方に突出部19として形成される。これによって、突出部19が環状突部55と係合し、栓体15は蓋体開口52aを下方に通り抜け不能な状態となる。なお、本例では、環状突部55の上面における周方向の一部(後部)に突起57が設けられており、この突起57が突出部19の下面に食い込むことで、環状突部55と突出部19との間の結合強度が高まるようにしている。
なお、上側冶具62で上壁形成材23を押圧する代わりに、上壁形成材23を加熱するなどして溶着し、水平方向に広がらせることで上壁部24及び突出部19を形成し、栓体15を蓋体50に係合させるようにしてもよい。
図6に示す栓体形成冶具60によって、栓体15を形成して蓋体50に固定した後、キャップ本体10を内容物が充填された容器本体2の口部4に装着することによって、図1に示す未使用状態の容器が完成する。
初めて容器本体2内の内容物を使用するにあたっては、図1の状態から利用者が蓋体50の摘み部53を指で摘みながらヒンジ部40を支点に蓋体50を揺動させて開放させる。このとき、栓体15は既に蓋体50に強固に固定されているため、利用者が所定以上の力で蓋体50を開放することにより、栓体15と注出筒14とを繋ぐ弱化部16が切断され、栓体15が蓋体50と一体化した状態で注出筒14から離間する(図4、5参照)。これによって、注出口14aは開放され、利用者が内容物を利用可能な状態となる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を摘んで引き上げるという簡単な操作で開栓することが可能となる。この蓋体50を引き上げる操作は、プルリングを引っ張って開栓する操作よりも指にかかる負荷が少なく利用者が操作し易いと言える。
以上述べたように、本実施形態は、内容物の収容空間Sを有する容器本体2に装着可能な容器用キャップ1であって、収容空間Sからの内容物を注出する注出口14aを有し、容器本体2の口部4に装着されるキャップ本体10と、注出口14aを覆う開閉可能な蓋体50とを備え、注出口14aの周縁部に弱化部16を介して連なる栓体15が注出口14aを閉塞しており、蓋体50における注出口14aに対応する(水平)位置には蓋体50の天壁52を貫く蓋体開口52aが設けられ、栓体15は、弱化部16に連なる隔壁部17と、隔壁部17から上方に立設された立設部18と、立設部18の上部において径方向外側に突出し、蓋体開口52aの周縁部に係合する突出部19とを有し、立設部18には、弾性変形することにより立設部18に加わる軸方向の衝撃力を吸収可能な衝撃吸収部(環状薄肉部20)が設けられているように構成した。このような構成の採用によって、未使用状態の容器用キャップ1において、注出筒14に弱化部16を介して連なると共に注出口14aを閉塞する栓体15が蓋体50に固定され、蓋体50を開くことにより栓体15を蓋体50と共に移動させて注出口14aを容易に開放状態とすることができる。従って、未使用状態において栓体15により密封性を確保しつつ、蓋体50を開くという簡単な操作で開栓することが可能となる。そして利用者は、弱化部16が破断していることを確認するだけで容器用キャップ1が未使用ではないことを認識することができる。従って、簡素な構成で容器用キャップ1に未開封保証機能を持たせることが可能となる。
また、本実施形態では、立設部18に衝撃吸収部(環状薄肉部20)を設けたことで、容器を落下した際の衝撃力を立設部18で吸収することができる。これにより、立設部18を介して弱化部16に伝わる衝撃を低減することができるので、落下時の衝撃で弱化部16が意図せず破断してしまうことを防止することができる。
なお、本実施形態では、上筒部22の外径が、下筒部21の内径よりも小さくなっていることで、衝撃吸収時に上筒部22が下筒部21の内側に入り込むように移動することができるため、より衝撃を吸収し易い。
また、本実施形態の環状薄肉部20は、軸線O2に対して垂直に延在していることが好ましく、これによれば、下筒部21に対して上筒部22が上下両側に移動し易くなるので、軸方向における圧縮及び引張の両側の衝撃力を吸収し易くなる。なお、環状薄肉部20は、軸線O2に対して垂直な形状に限られず、軸線O2に対して傾斜していてもよい。
また、本実施形態では、環状薄肉部20が、軸線O2に対して垂直で平坦な板状であることが好ましく、これによれば、十分な衝撃吸収機能を発揮可能としつつ、衝撃吸収部を簡易な構成として成形を容易にすることができる。また、本実施形態の環状薄肉部20は、図1に示すように平坦な板状であるが、これに限られず、湾曲部又は屈曲部等を有していてもよい。
本開示を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部に含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、上記実施形態では、蓋体50がヒンジ部40によりキャップ本体10に連結され、蓋体50がキャップ本体10にアンダーカット係合するように構成したが、この態様には限定されない。蓋体50は、例えばねじ係合によってキャップ本体10に装着されるように構成してもよい。この場合、立設部18の中心軸線O2と、係合ねじの中心軸線(例えば軸線O1)とが概ね一致していることが好ましい。
また、上記実施形態では、栓体15に設けた突出部19が蓋体開口52aの周縁部に設けた環状突部55に係合するように構成したが、この態様には限定されない。例えば、突出部19に環状突部55をアンダーカット係合させてもよいし、環状突部55を設けずに、栓体15の突出部19が蓋体開口52aの周縁部に直接アンダーカット係合するように構成してもよい。
1:容器用キャップ
2:容器本体
4:口部
4a:環状凸部
10:キャップ本体
11:外周壁
11a:係合凸壁
12:シール壁
13:頂壁
13a:係合突起
14:注出筒
14a:注出口
15:栓体
16:弱化部
17:隔壁部
17a:下端部
17b:傾斜部
18:立設部
19:突出部
20:環状薄肉部(衝撃吸収部)
21:下筒部
22:上筒部
23:上壁形成材
24:上壁部
40:ヒンジ部
50:蓋体
51:蓋体周壁
52:天壁
52a:蓋体開口
53:摘み部
54:蓋体突起
55:環状突部
56:内筒
57:突起
60:栓体形成冶具
61:下側冶具
62:上側冶具
O1:軸線(キャップの中心軸線)
O2:軸線(立設部の中心軸線)
S:収容空間

Claims (5)

  1. 内容物の収容空間を有する容器本体に装着可能な容器用キャップであって、
    前記収容空間からの内容物を注出する注出口を有し、前記容器本体の口部に装着されるキャップ本体と、
    前記注出口を覆う開閉可能な蓋体と、を備え、
    前記注出口の周縁部に弱化部を介して連なる栓体が該注出口を閉塞しており、
    前記蓋体における前記注出口に対応する位置には前記蓋体の天壁を貫く蓋体開口が設けられ、
    前記栓体は、前記弱化部に連なる隔壁部と、該隔壁部から上方に立設された立設部と、該立設部の上部において径方向外側に突出し、前記蓋体開口の周縁部に係合する突出部と、を有し、
    前記立設部には、弾性変形することにより該立設部に加わる軸方向の衝撃力を吸収可能な衝撃吸収部が設けられていることを特徴とする容器用キャップ。
  2. 前記衝撃吸収部は、前記立設部の高さ方向の中間部に設けられた段差状の環状薄肉部で構成されている、請求項1に記載の容器用キャップ。
  3. 前記立設部は、前記隔壁部に連なる下筒部と、該下筒部の上方に前記環状薄肉部を介して連なる上筒部とを有し、
    前記上筒部の外径は、前記下筒部の内径よりも小さい、請求項2に記載の容器用キャップ。
  4. 前記環状薄肉部は、前記立設部の中心軸線に垂直に延在している、請求項2又は3に記載の容器用キャップ。
  5. 前記隔壁部の下面に、該隔壁部の下端部に向けて傾斜する傾斜部が設けられている、請求項1〜4の何れか一項に記載の容器用キャップ。
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