JP2021082816A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光透過部材の剥離が抑制された発光装置を提供する。【解決手段】発光装置10は、実装面170を有する実装基板110と、実装面170に配置された発光素子120と、発光素子120上に配置された光透過部材130と、発光素子120の側面180及び光透過部材130の側面181とを被覆する樹脂部材160とを備える。樹脂部材160は、光透過部材130の側面181に接触している外周部230と、外周部230から突出している突出部240と、光透過部材130の最上面190の外縁部を被覆する被覆部250とを有する。実装面170から被覆部250の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材130の最上面190までの高さA2よりも大きい。光透過部材130の最上面190は、樹脂部材160から露出する露出領域260を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、発光装置に関する。
従来、発光素子と、当該発光素子上に配置された光透過部材とを備える発光装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている発光装置は、発光素子と、当該発光素子上に配置された光透過部材である第1透光性部材と、第1透光性部材上に配置された光透過部材である第2透光性部材と、発光素子、第1透光性部材及び第2透光性部材の外周を覆う光反射性部材と、を備える。
特開2018−206819号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている発光装置は、光透過部材である第2透光性部材の上方が解放されているため、第2透光性部材が第1透光性部材及び光反射性部材から剥離しやすい。
本開示は、光透過部材の剥離が抑制された発光装置を提供する。
本開示の一態様に係る発光装置は、実装面を有する実装基板と、前記実装面に配置された発光素子と、前記発光素子上に配置された光透過部材と、前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、前記樹脂部材は、前記光透過部材の側面に接触している外周部と、前記外周部から突出している突出部と、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部とを有し、前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する。
また、本開示の一態様に係る発光装置は、実装面を有する実装基板と、前記実装面に配置された発光素子と、前記発光素子上に配置された光透過部材と、前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、前記樹脂部材は、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部と、前記光透過部材の側面を被覆する外周部とを有し、前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、前記被覆部の硬度は、前記外周部の硬度より高く、前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する。
また、本開示の一態様に係る発光装置は、実装面を有する実装基板と、前記実装面に配置された発光素子と、前記発光素子上に配置された光透過部材と、前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、前記樹脂部材は、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部と、前記光透過部材の側面を被覆する外周部とを有し、前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、前記被覆部のSiO粒子の濃度は、前記外周部のSiO粒子の濃度より高く、前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する。
本開示の一態様に係る発光装置によれば、光透過部材の剥離が抑制される。
図1は、実施の形態1に係る発光装置を示す図である。 図2は、図1のII−II線における、実施の形態1に係る発光装置を示す断面図である。 図3は、図1のIII−III線における、実施の形態1に係る発光装置を示す断面図である。 図4は、図1のIV−IV線における、実施の形態1に係る発光装置を示す断面図である。 図5は、実施の形態1に係る発光装置から光が出射される様子を示す断面図である。 図6は、比較例に係る発光装置から光が出射される様子を示す断面図である。 図7は、実施の形態1の変形例1に係る発光装置を示す上面図である。 図8は、図7のVIII−VIII線における、実施の形態1の変形例1に係る発光装置を示す断面図である。 図9は、実施の形態1の変形例2に係る発光装置を示す上面図である。 図10は、実施の形態1の変形例3に係る発光装置を示す上面図である。 図11は、実施の形態1の変形例4に係る発光装置を示す上面図である。 図12は、実施の形態1の変形例5に係る発光装置を示す断面図である。 図13は、実施の形態1の変形例6に係る発光装置を示す上面図である。 図14は、図13のXIV−XIV線における、実施の形態1の変形例6に係る発光装置を示す断面図である。 図15は、実施の形態1の変形例6の別の一例に係る発光装置を示す断面図である。 図16は、実施の形態1の変形例7に係る発光装置を示す図である。 図17は、実施の形態1の変形例8に係る発光装置を示す図である。 図18は、図17に示すXVIII−XVIII線における、実施の形態1の変形例8に係る発光装置を示す断面図である。 図19は、図17に示すXIX−XIX線における、実施の形態1の変形例8に係る発光装置を示す断面図である。 図20は、実施の形態1の変形例8の別の一例に係る発光装置を示す上面図である。 図21は、図20のXXI−XXI線における、実施の形態1の変形例8の別の一例に係る発光装置を示す断面図である。 図22は、実施の形態1の変形例9に係る発光装置を示す上面図である。 図23は、図22のXXIII−XXIII線における、実施の形態1の変形例9に係る発光装置を示す断面図である。 図24は、実施の形態1の変形例10に係る発光装置を示す上面図である。 図25は、実施の形態1の変形例11に係る発光装置を示す上面図である。 図26は、本開示に係る発光装置の製造方法を説明するためのフローチャートである。 図27は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図28は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図29は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図30は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図31は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図32は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図33は、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例を説明するための上面図である。 図34は、突出部の第1変形例を示す上面図である。 図35は、突出部の第2変形例を示す上面図である。 図36は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための上面図である。 図37は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための断面図である。 図38は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための断面図である。 図39は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための断面図である。 図40は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための断面図である。 図41は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための断面図である。 図42は、実施の形態2に係る発光装置を示す断面図である。 図43は、実施の形態2に係る発光装置が備える各構成要素の寸法を説明するための図である。 図44は、実施の形態3に係る発光装置を示す断面図である。 図45は、実施の形態3に係る発光装置が備える各構成要素の寸法を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺等は必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、実質的に同一の構成に対する重複説明は省略又は簡略化する場合がある。
また、以下の実施の形態において、略同一の「略」を用いた表現を用いている。例えば、略同一とは、完全に同一であることを意味するだけでなく、実質的に同一である、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。他の「略」を用いた表現についても同様である。例えば、略台形とは、実質的に台形であればよく、例えば、角丸な台形形状も含む。また、単に三角形、台形等と記載する場合、略三角形、略台形といった「略」を用いた表現と同様の意味である。
また、以下の実施の形態において、「上方」及び「下方」という用語は、絶対的な空間認識における上方向(鉛直上方)及び下方向(鉛直下方)を指すものではない。また、「上方」及び「下方」という用語は、2つの構成要素が互いに間隔をあけて配置されて2つの構成要素の間に別の構成要素が存在する場合のみならず、2つの構成要素が互いに密着して配置されて2つの構成要素が接する場合にも適用される。
また、以下で説明する実施の形態において、「上面視」又は「平面視」とは、実装基板において半導体素子が実装される側の面である実装面の法線方向から当該主面を見たときのことをいう。
また、本明細書及び図面において、X軸、Y軸及びZ軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、Z軸方向を鉛直方向とし、Z軸に垂直な方向(XY平面に平行な方向)を水平方向としている。なお、Z軸の正方向を鉛直上方としている。また、本明細書において、「厚み方向」とは、発光装置の厚み方向を意味し、以下の実施の形態では、Z軸方向として説明する。
(実施の形態1)
[構成]
まず、図1〜図4を参照して、実施の形態1に係る発光装置の構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る発光装置10を示す図である。なお、図1の(a)は、上面図であり、図1の(b)は、X軸方向から見た場合の側面図であり、図1の(c)は、Y軸方向から見た場合の側面図である。図2は、図1のII−II線における、実施の形態1に係る発光装置10を示す断面図である。図3は、図1のIII−III線における、実施の形態1に係る発光装置10を示す断面図である。図4は、図1のIV−IV線における、実施の形態1に係る発光装置10を示す断面図である。
発光装置10は、光を出射する光学デバイスである。
図1〜図4に示すように、発光装置10は、実装基板110と、発光素子120と、光透過部材130と、樹脂部材160と、を備える。
実装基板110は、発光素子120が配置(実装)される実装面170を有する基板である。本実施の形態では、実装面170には、発光素子120がフリップチップ接続(フリップチップ実装)されている。実装面170には、例えば、発光素子120と電気的に接続される配線が形成されている。
実装基板110の材料は、特に限定されないが、例えば、金属でもよいし、セラミックでもよいし、樹脂でもよい。
本実施の形態では、実装基板110の上面視形状は、矩形である。実装基板110の上面視形状は、多角形又は円形等でもよく、特に限定されない。
発光素子120は、実装面170に配置され、光を発する半導体素子である。発光素子120は、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子である。発光素子120は、例えば、GaN(Gallium Nitride)等の材料を用いて形成される。
なお、本実施の形態では、発光装置10は、2つの発光素子120を備えるが、発光装置10が備える発光素子120の数は、限定されない。発光装置10は、1つの発光素子120を備えてもよく、3以上の発光素子120を備えてもよい。例えば、発光装置10は、複数の発光素子120を備え、複数の発光素子120は、光透過部材130と実装基板110との間に配置される。
光透過部材130は、発光素子120上に配置され、発光素子120が放射した光を透過する透光性を有する部材である。本実施の形態では、光透過部材130は、上面視で矩形の板状である。
また、光透過部材130は、発光素子120の上面(Z軸正方向側の面)と接着されている。なお、発光装置10が備える光透過部材130のサイズ、数、形状等は、特に限定されない。光透過部材130の外周のサイズと発光素子120の外周のサイズとが異なる場合には、光透過部材130と発光素子120との間に配置された透明樹脂を発光素子120の側面にも配置することで光導波構造を形成し、光透過部材130の外形と発光素子120の外形とが連続的になるようにしても良い。
また、本実施の形態では、光透過部材130は、発光素子120が放射した光を励起光として蛍光を放射する蛍光体220を含有する。具体的には、光透過部材130は、例えば、バインダ210と、蛍光体220と、を備える。
バインダ210は、蛍光体220を保持するための部材である。バインダ210は、例えば、光透過性を有する樹脂、セラミック、又は、ガラスである。バインダ210は、例えば、上面視で矩形の板状に形成されている。また、バインダ210には、蛍光体220が分散されている。
蛍光体220は、発光素子120が放射した光を受けて異なる波長に変換して放射する蛍光体である。例えば、発光素子120は、青色光を放射する。この場合、例えば、蛍光体220は、発光素子120が放射した青色光の光を励起光として、波長変換された緑色光、黄色光、赤色光等の蛍光を放射する。
蛍光体220の材料は、特に限定されない。蛍光体220の材料は、YAG(YAl12)系の黄色蛍光体、CASN(CaAlSiN)系の赤色蛍光体、SiAlON系の緑色蛍光体等が例示される。光透過部材130は、これらの蛍光体220が樹脂、セラミック、又は、ガラス等のバインダ210内に分散されている部材である。
本実施の形態では、発光素子120は、青色光を放射する。また、本実施の形態では、光透過部材130(より具体的には、光透過部材130に含有されている蛍光体220)は、発光素子120が放射した青色光を励起光として黄色光(黄色蛍光)を放射する。
また、光透過部材130の最上面190は、樹脂部材160から露出する露出領域260を有する。言い換えると、光透過部材130の最上面190には、樹脂部材160に覆われていない露出領域260が形成されている。発光素子120が放射した光及び蛍光体220が放射した光は、露出領域260から光透過部材130の外部(つまり、発光装置10の外部)に出射される。
樹脂部材160は、発光素子120及び光透過部材130の周囲に配置される樹脂である。具体的には、樹脂部材160は、発光素子120と光透過部材130とに接して配置されている。より具体的には、樹脂部材160は、発光素子120の側面180及び光透過部材130の側面181を被覆して、実装面170上に配置されている。
樹脂部材160としては、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂等の電気的な絶縁性を有する樹脂が例示される。
また、本実施の形態では、樹脂部材160には、粒子状の光反射性材料が添加されている。例えば、樹脂部材160は、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を母材とし、当該母材中に粒子状の光反射性材料を分散させたものである。このように、樹脂部材160は、光反射性材料(つまり、発光装置10が出した光を反射する光反射性を有する部材)でもよい。
例えば、樹脂部材160は、側面180、181を被覆する部分より、被覆部250の方が、硬度が高い。例えば、被覆部250には、直径がnmオーダのSiO粒子(増粘剤)が樹脂部材160における被覆部250以外の箇所よりも多く入っている。樹脂部材160は、SiO粒子(ナノ粒子)が多く含まれていることで、硬度が高くなる。これによれば、塗布により被覆部250の釣鐘形状の構造(凸曲面270)を形成する場合に、形状が崩れにくくできる。
また、例えば、被覆部250は、最大幅を示す位置からZ軸正方向に向かうにつれて幅(上面視で突出部240が延在している方向に直交する方向の長さ)が小さくなっている。被覆部250を形成するための樹脂に形状が崩れない程度に増粘剤を加え、且つ、150℃程度の高温状態で突出部240を形成するための樹脂を塗布することにより、高温状態のために当該樹脂の表面が半硬化し下地と接合するため、当該樹脂最下部が下地との接合面で幅方向に広がることを抑制できる。
光反射性材料としては、酸化チタン(TiO)又は酸化亜鉛(ZnO)等が例示される。光反射性材料を含む樹脂部材160は、例えば、粒子状のTiOとSiO等の分散剤とを液状のシリコーン樹脂に含有させて硬化することで形成される。
これにより、樹脂部材160は、電気的な絶縁性を有し、且つ、光反射性を有する。樹脂部材160が光反射性を有することで、発光素子120の下方及び側方から放射された光は、光反射性材料によって反射されて上方に向けて発光装置10から出射される。
樹脂部材160は、外周部230と、突出部240と、を備える。
外周部230は、発光素子120の側面180と、光透過部材130の側面181とに接触して実装面170上に配置されている樹脂部材160の一部である。
突出部240は、光透過部材130の最上面190よりも上方に外周部230から突出して配置されている樹脂部材160の一部である。本実施の形態では、突出部240は、上面視で一直線上に延在している線状である。突出部240のX軸方向(長辺方向)の両側の端部は、上面視で外周部230の端部と一致している。言い換えると、突出部240の長辺方向の両側の端部は、発光装置10の端部とも一致している。また、本実施の形態では、突出部240は、断面視で略半円状である。
突出部240は、光透過部材130の最上面190の外縁部を被覆する被覆部250を有する。つまり、被覆部250は、光透過部材130の外縁部を覆う。
ここで、実装面170から被覆部250の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材130の最上面190までの高さA2よりも大きい。本実施の形態では、被覆部250の最上部は、突出部240の頂部である。また、本実施の形態では、最上面190は、光透過部材130の上面である。
なお、最上面190とは、実装面170の法線方向に、実装面170から最も離れた面を示す。例えば、最上面190が実装面170に対して平行ではなく傾いている場合(図示はしていない)、最上面190が示す位置は、光透過部材130における実装面170の法線方向に、実装面170から最も離れた位置を示す。
被覆部250は、例えば、光透過部材130の最上面190の5%以上の面積を覆っている。被覆部250は、光透過部材130の最上面190の10%以上の面積を覆っていてもよい。また、被覆部250は、例えば、光透過部材130の最上面190の25%以下の面積を覆っている。なお、被覆部250は、光透過部材130の外縁部の一部を覆っていてもよいし、全部を覆っていてもよい。
また、例えば、断面視した場合に、光透過部材130の最上面190の被覆部250に被覆されている光透過部材130の幅(本実施の形態では、Y軸方向の長さ)は、光透過部材130の最上面190における幅の5%以上となっている。
また、本実施の形態では、被覆部250は、露出領域260側に凸曲面270を有する。つまり、被覆部250は、露出している表面が露出領域260側に凸状に湾曲した凸曲面270を有する。本実施の形態では、被覆部250の露出している表面全体が露出領域260に向けて凸状に湾曲している。
本実施の形態では、突出部240は、上面視で、一方向に延在した直線状であり、且つ、上方に凸の凸形状となっている。つまり、被覆部250は、上面視で直線状に延在している。例えば、被覆部250は、光透過部材130上に配置された凸形状(本実施の形態では、突出部240)の一部である。また、例えば、凸形状(本実施の形態では、突出部240)の幅(上面視で突出部240が延在する方向に直交する方向の長さ)は、上面視において被覆部250が直線状に延在している箇所において一定である。
なお、ここでいう一定とは、完全に幅が同じであることを意味するだけでなく、数%(例えば、10%)の差異を含むことを意味する。例えば、突出部240の幅の平均が200μmである場合、直線状の部分で180μm以上220μm以下であれば、突出部240の幅を一定とする。被覆部250についても同様である。
[光出射]
続いて、図5及び図6を参照して、発光装置10から光が出射される様子を示す。
図5は、実施の形態1に係る発光装置10から光(出射光200)が出射される様子を示す断面図である。図6は、比較例に係る発光装置1000から光(出射光2000)が出射される様子を示す断面図である。なお、図5及び図6に示す断面は、図2に対応する断面である。
比較例に係る発光装置1000は、発光装置10とは、突出部240を備えない点が異なる。
図5に示すように、発光素子120、及び、光透過部材130が備える蛍光体220から放射される光である出射光200の一部は、外周部230及び突出部240で反射されて露出領域260から出射される。
一方、図6に示すように、発光素子120、及び、光透過部材130が備える蛍光体220から放射される光である出射光2000の一部は、突出部240では反射されずに露出領域2600から出射される。
外周部230及び突出部240の光反射率は、例えば、97%程度である。そのため、発光装置10と発光装置1000とが出射する光量は、略同じである。
ここで、発光装置10は、発光装置1000とは異なり、樹脂部材160が備える突出部240(より具体的には、被覆部250)によって光透過部材130の上面(最上面190)の外縁部が被覆されている。そのため、発光装置10の露出領域260は、発光装置1000の露出領域2600よりも上面視で面積が小さい。これにより、発光装置10は、発光装置1000よりも高い輝度の光を出射する。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態1に係る発光装置10は、実装面170を有する実装基板110と、実装面170に配置された発光素子120と、発光素子120上に配置された光透過部材130と、発光素子120の側面180及び光透過部材130の側面181を被覆する樹脂部材160とを備える。樹脂部材160は、光透過部材130の最上面190の外縁部を被覆する被覆部250を有する。実装面170から被覆部250の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材130の最上面190までの高さA2よりも大きい。光透過部材130の最上面190は、樹脂部材160から露出する露出領域260を有する。
これによれば、光透過部材130の最上面190が樹脂部材160(より具体的には、突出部240)によって支持される。そのため、発光装置10は、光透過部材130の剥離が抑制される。
また、例えば、被覆部250は、光透過部材130の最上面190の面積の5%以上を覆う。
本願発明者らが鋭意検討した結果、被覆部250が光透過部材130の最上面190の5%以上の面積を覆っている場合に、特に、光透過部材130の剥離が抑制されることを見出した。そのため、被覆部250が光透過部材130の最上面190の5%以上の面積を覆っていることで、光透過部材130の剥離がさらに抑制される。
また、例えば、樹脂部材160は、反射性材料である。また、例えば、被覆部250は、露出領域260側に凸曲面270を有する。
このように、被覆部250の表面に平面でない部分があることにより、発光装置10が出射した光は特定の方向に向かいにくくなるため、グレアの発生が抑制される。
また、例えば、被覆部250は、光透過部材130上に配置された凸形状の一部である。また、例えば、当該凸形状の幅(本実施の形態では、突出部240の上面視における長手方向に直交する方向の長さ)は、上面視において被覆部250が直線状に延在している箇所において一定である。
これによれば、例えば、ディスペンス法を用いることで、簡便に被覆部250を形成できる。
[変形例]
以下、実施の形態1の変形例に係る発光装置について説明する。
なお、以下の変形例の説明においては、実施の形態1との差異点を中心に説明する。実施の形態1に係る発光装置10と実質的に同一の構成については同一の符号を付し、説明を一部簡略化又は省略する場合がある。
<変形例1>
図7は、変形例1に係る発光装置11を示す上面図である。図8は、図7のVIII−VIII線における、変形例1に係る発光装置11を示す断面図である。
発光装置11は、発光装置10とは異なる樹脂部材161を備える。より具体的には、樹脂部材161は、樹脂部材160とは異なる突出部241を備える。樹脂部材161は、発光素子120の側面及び光透過部材130の側面を被覆する外周部230と、外周部230から上方に突出し被覆部251を含む突出部241とを有する。突出部241の端部は、外周部230の端部に一致する。具体的には、光透過部材130の露出領域260を挟んで配置された二つの突出部241は、上面視で各々3辺が、外周部230の端部と一致する。言い換えると、二つの突出部241は、上面視で各々3辺が発光装置11の端部と一致する。
突出部241は、光透過部材130の外縁を覆う被覆部251を備える。ここで、被覆部251は、被覆部250とは異なり、凸曲面270を有さない。このように、被覆部251は、凸曲面270を有さなくてもよい。また、被覆部251は、上面視で矩形である。このように、被覆部251の上面視形状は、特に限定されない。
<変形例2>
図9は、変形例2に係る発光装置12を示す上面図である。
発光装置12が備える樹脂部材162が有する突出部240aは、上面視でX軸方向の外周部230の両端まで延在せず、外周部230の端部の内側に配置されている。言い換えると、突出部240aは、発光装置12の外周(端部)の内側に配置されている。このように、突出部240aの長手方向の長さは、特に限定されない。
<変形例3>
図10は、変形例3に係る発光装置13を示す上面図である。
発光装置13が備える樹脂部材163が有する突出部240aは、光透過部材130のY軸方向の片側にのみ、言い換えると光透過部材130長辺方向の1辺のみの外縁部と重なるように配置されている。このように、突出部240aは、光透過部材130の外縁部と上面視で少なくとも外縁部の1辺が重なるように、言い換えると、光透過部材130の外縁部の少なくとも一部を被覆するように形成されていればよい。
<変形例4>
図11は、変形例4に係る発光装置14を示す上面図である。
発光装置14が備える樹脂部材164が有する突出部242は、光透過部材130の外縁部全て被覆するように環状に形成されている。このように、突出部242は、光透過部材130の外縁部の全てを被覆してもよい。
<変形例5>
図12は、変形例5に係る発光装置15を示す断面図である。なお、図12は、図1に示すII−II線に対応する断面である。
発光装置15が備える樹脂部材165は、外周部231と突出部243とを備える。
ここで、外周部231と突出部243とは、一体的に形成されている。具体的には、樹脂部材165において、光透過部材130の側面181を被覆する部分(つまり、外周部231)と被覆部250aとは、一体化している。
これによれば、被覆部250aが外周部231から剥離しにくくなる。そのため、光透過部材130が樹脂部材165から剥離されることが、さらに抑制される。
例えば、外周部231となる液状の樹脂と被覆部250aとなる液状の樹脂とを同時に硬化する等して、外周部231と被覆部250aとの間に接合界面が見られないように外周部231と被覆部250aとを形成することで、外周部231と被覆部250aとを一体化する。外周部231となる樹脂と被覆部250aとなる樹脂とは、いずれの樹脂も同じ樹脂(例えば、シリコーン樹脂)でもよい。
例えば、外周部231となる液状の樹脂が硬化しきる前に突出部243となる液状の樹脂を塗布して硬化する。
或いは、光透過部材130における、露出領域260aが形成される箇所にマスク400(例えば、図37参照)を配置して、樹脂部材165となる液状の樹脂を光透過部材130の最上面190よりも上方側まで充填して硬化してもよい。これにより、露出領域260aを形成して、且つ、外周部231と突出部243とを一体化できる。
<変形例6>
図13は、変形例6に係る発光装置16を示す上面図である。図14は、図13のXIV−XIV線における、変形例6に係る発光装置16を示す断面図である。なお、図14の(a)には、変形例6に係る発光装置16を示す断面図を示しており、図14の(b)には、変形例6に係る発光装置16(より具体的には、露出領域261)の輝度分布を示している。
発光装置16が備える樹脂部材166が有する突出部244の一部である被覆部250bは、上面視で矩形の光透過部材130の1辺のみを被覆している。具体的には、被覆部250bは、光透過部材130の1辺に連続して配置される。また、突出部244は、上面視で外周部230のX軸方向の両端部まで延在している。
被覆部250bが上面視で矩形の光透過部材130の1辺のみを被覆していることで、図14の(b)に示すように、光透過部材130が厚み方向(Z軸方向)に薄いので、反射性の樹脂部材166によって反射された光は何回か反射を繰り返し、最終的に樹脂部材166に近い露出領域261で多く出射される。そのため、露出領域261のうち、被覆部250bに近づくにしたがって輝度が高くなる。具体的には、露出領域261における、光透過部材130の1辺に連続して配置された被覆部250bに対する垂直方向の輝度分布は、被覆部250bに近付くにつれて輝度が高くなるように傾斜している。これによれば、発光装置16は、例えば、自動車のヘッドライトの光源として特に有用となる。
例えば、ヘッドライトのロービームは、自動車の上方側から出射される光程遠くを照らす。そのため、ロービームを出射する光源は、輝度分布が一方向に傾斜しているとよい。
また、ダイレクトレンズ方式の灯具においては、露出領域261の形状と当該灯具から出射される照射光のスポット形状(光軸に直交する面における光の照射形状)とは、相似の関係にある。
以上のことから、発光装置16は、特に、ヘッドライトのロービームを出射する光源に適している。
図15は、変形例6の別の一例に係る発光装置17を示す断面図である。なお、図15は、図13のXIV−XIV線に対応する断面である。
発光装置17が備える樹脂部材167が有する外周部231と突出部245とは、発光装置15が備える樹脂部材165と同様に、一体的に形成されている。また、突出部245は、図8に示す発光装置11が備える突出部241のように、板状となっている。このように、発光装置17は、各実施の形態及び各変形例の特徴的な構成が任意に組み合わされて実現されてもよい。
<変形例7>
図16は、変形例7に係る発光装置18を示す図である。具体的には、図16の(a)は、発光装置18を示す上面図であり、図16の(b)は、図16の(a)に示すXVIA−XVIA線における、発光装置18を示す断面図であり、図16の(c)は、図16の(a)に示すXVIB−XVIB線における、発光装置18を示す断面図である。
発光装置18が備える樹脂部材168は、上面視形状が互いに異なる2つの突出部246、247を備える。
突出部247は、上面視で一直線上に延在している。一方、突出部246は、上面視で屈曲している屈曲部280を備える。本実施の形態では、突出部246は、上面視でステップ状となっている。言い換えると、突出部246は、第1の直線部分と、当該第1の直線部分から当該第1の直線部分の長手方向に直交する方向に平行にずれ、且つ、第1の直線部分と連続している第2の直線部分とを有する。本実施の形態では、第1の直線部分と第2の直線部分とは、それぞれの長手方向が並行であり、且つ、屈曲部280によって接続されている。
また、光透過部材130は、図16の(a)に破線で示すように、上面視で矩形である。
突出部246が上面視でステップ状となっているため、光透過部材130が上面視で矩形であるにもかかわらず、露出領域262は、光透過部材130の1辺に沿って(本実施の形態では、X軸方向に沿って)露出幅(本実施の形態では、Y軸方向の長さ)が変化する。
また、光透過部材130における、樹脂部材168の被覆部に被覆される被覆領域は、光透過部材130の上面視における1辺(本実施の形態では、Y軸正方向側の辺)において、異なる被覆幅を有する。例えば、図16の(b)に示す被覆部250cにおける光透過部材130が被覆されている箇所(つまり、被覆領域)の被覆幅(本実施の形態では、Y軸方向の幅)と、図16の(c)に示す被覆部250dにおける光透過部材130が被覆されている箇所(つまり、被覆領域)の被覆幅(本実施の形態では、Y軸方向の幅)とは、異なる。
このように、光透過部材130を通る平行な二つの断面(例えば、図16の(b)示す断面及び図16の(c)に示す断面)において、第1断面(例えば、図16の(b)示す断面)における第1の露出幅(露出領域262のY軸方向の長さ)が第2断面(例えば、図16の(c)示す断面)における第2の露出幅よりも大きいとき、第1断面の第1の被覆幅は、第2断面の第2の被覆幅よりも小さくなっている。
これによれば、樹脂部材168は、ディスペンサ、又は、マスク400(例えば、図37参照)を用いて形成できる。そのため、光透過部材130の上面視形状を、加工及び整形するよりも、簡便に発光装置18から出射される光のスポット形状を所望の形状にできる。
また、ダイレクトレンズ方式の灯具においては、露出領域262の形状と当該灯具から出射される照射光のスポット形状とは、相似の関係にある。そのため、露出領域262が、X軸方向の略中央で屈曲してX軸方向に段差をもたせた端縁を含むことにより、ヘッドライトのロービームのすれ違い配光パターンが、容易に実現され得る。
なお、突出部246は、上面視で、ステップ状ではなく、スロープ状に屈曲していてもよい。
<変形例8>
図17は、変形例8に係る発光装置19を示す図である。具体的には、図17の(a)は、発光装置19を示す上面図であり、図17の(b)は、発光装置19から出射される光の輝度分布を示す図である。
図18は、図17の(a)に示すXVIII−XVIII線における、変形例8に係る発光装置19を示す断面図である。図19は、図17に示すXIX−XIX線における、変形例8に係る発光装置19を示す断面図である。
発光装置19が備える樹脂部材169が有する2つの突出部248は、上面視で互いに交差する方向に延在している。これにより、露出領域263は、略台形となっている。なお、本変形例においても、光透過部材130の上面視形状は、矩形である。
ヘッドライトのハイビームには、当該ヘッドライトを備える自動車から所定の距離までの領域を照らすことが要求される。ハイビームを出射する光源には、自動車から離れるにつれて照射が必要とされる道路の幅の視野角が狭くなるので、出射する光のスポット形状が略台形であることが要求される。
また、ダイレクトレンズ方式の灯具においては、露出領域263の形状と当該灯具から出射される照射光のスポット形状とは、相似の関係にある。そのため、光出射部である露出領域263の外形が略台形であることで、ハイビームを出射する光源に適した光源が実現され得る。
また、発光素子120は、上面視で矩形である。発光素子120が上面視で矩形であり、且つ、露出領域263の外形が略台形であれば、突出部248に沿ったXVIIA−XVIIA線における輝度分布は、略台形の短辺側では被覆部が多いために反射性の樹脂部材(外周部231)の近傍から出射される光がより増えるため、図17の(b)に示すように、略台形の短辺側の輝度が高くなる。つまり、露出領域263において、当該略台形の短辺側の輝度は、当該略台形の長辺側の輝度よりも高い。言い換えると、露出領域263において、第2の露出幅に対応する位置(当該略台形の短辺側)における輝度は、第1の露出幅に対応する位置(当該略台形の長辺側)における輝度よりも高い。
発光装置19がハイビームを出射するヘッドライト用の光源として適用された場合、短辺側が長辺側に比べて遠い場所を照らす。そのため、発光装置19は、特に、ハイビームを出射する光源として好適である。
図20は、変形例8の別の一例に係る発光装置20を示す上面図である。図21は、図20のXXI−XXI線における、変形例8の別の一例に係る発光装置20を示す断面図である。
発光装置20が備える樹脂部材1601が有する突出部249は、上面視で略台形の環状となっている。これにより、露出領域263aは、4つのコーナー部が丸みを帯びた略台形となる。このように、突出部249の上面視形状は、特に限定されない。
<変形例9>
図22は、変形例9に係る発光装置21を示す上面図である。図23は、図22のXXIII−XXIII線における、変形例9に係る発光装置21を示す断面図である。
図22の破線で示すように、光透過部材130aは、上面視で三角形である。このように、発光装置21が備える光透過部材130aの上面視形状は、特に限定されない。また、発光装置21は、複数(本実施の形態では、3個)の光透過部材130aを備える。このように、発光装置21が備える光透過部材130aの個数は、特に限定されない。
また、発光装置21が備える樹脂部材1602が有する突出部2400は、3個の光透過部材130aのそれぞれに露出領域264が設けられるように形成されている。言い換えると、発光装置21には、上面視で三角形の露出領域264が3つ設けられている。このように、発光装置21に設けられる露出領域264の形状及び数は、特に限定されない。
なお、本実施の形態では、3つの露出領域264を組み合わせると、全体として略台形となっている。このように、複数の露出領域264を組み合わせることで、発光装置21が備える露出領域の全域の外形が、略台形となっていてもよい。
<変形例10>
図24は、変形例10に係る発光装置22を示す上面図である。
発光装置22が備える樹脂部材1603が有する突出部2401は、上面視で略台形の環状に形成されている。これにより、露出領域265は、略台形となる。
また、発光素子121は、上面視で略三角形である。本実施の形態では、発光素子121は、上面視で正三角形である。このように、発光素子121の上面視形状は、特に限定されない。なお、上面視形状が正三角形の発光素子121は、例えば、6方晶系の窒化物半導体が発光素子121の材料に採用される場合、作製されやすい利点がある。
また、発光素子121の上面視形状が三角形であり、且つ、発光装置22が発光素子121を奇数(3以上)個備える場合、例えば、複数の発光素子121は、三角形の頂部が互い違いにとなるように且つ一直線上に配置される。これにより、複数の発光素子121全体から略台形のスポット形状の光が出射される。
なお、発光装置22は、上面視で略台形の光透過部材を備えてもよい。或いは、発光装置22は、変形例9に係る発光装置21が備える光透過部材130aを複数備えてもよい。この場合、複数の光透過部材130a全体の上面視形状が、略台形でもよい。また、複数(例えば、3個)の光透過部材130aは、複数(例えば、3個)の発光素子121と位置及び上面視形状が対応するように配置されていてもよい。
これによれば、発光装置22から出射される光のスポット形状は、略台形となる。そのため、発光装置22は、ハイビームを出射するヘッドライト用の光源として好適となる。
<変形例11>
図25は、変形例11に係る発光装置23を示す上面図である。
発光装置23は、3個の発光素子122、123、124を備える。
発光素子122及び発光素子124は、上面視形状が三角形である。また、発光素子123の上面視形状は、四角形(矩形)である。このように、発光装置23は、上面視形状が互いに異なる複数の発光素子122、123、124を備えてもよい。本実施の形態では、発光素子122及び発光素子124の上面視形状は、略直角三角形である。また、複数の発光素子122、123、124全体の上面視形状が略台形となるように、複数の発光素子122、123、124は、並んで配置されている。複数の発光素子122、123、124は、例えば、直線状に並んで配置される。
以上のように、上面視形状が三角形の発光素子(例えば、発光素子121)を用いると、発光装置が複数の発光素子を有する場合、複数の発光素子全体から放射されて当該発光装置から出射される光のスポット形状が台形にされやすい。
例えば、複数の発光素子全体から放射される光のスポット形状が台形となる当該複数の発光素子を備える発光装置が、当該スポット形状に相似な台形の光透過部材を有すれば、当該光透過部材は、複数の発光素子が放射した光を有効に導光して露出領域から出射できる。
[製造方法]
続いて、図26〜図40を参照しながら、本開示に係る発光装置の製造方法について説明する。
<概要>
図26は、本開示に係る発光装置10の製造方法を説明するためのフローチャートである。なお、図26の説明では、一例として、発光装置10の製造方法の概要について説明する。
まず、実装基板110を準備する(S101)。例えば、実装基板110となる箇所がマトリックス状に配置された集合基板111(例えば、図27参照)を準備する。
次に、発光素子120を実装基板110にフリップチップ実装する(S102)。
次に、発光素子120上に透明樹脂を塗布し、光透過部材130を当該透明樹脂に接着して、当該透明樹脂を硬化させる(S103)。
次に、発光素子120が配置された領域全体を取り囲むように集合基板111上に樹脂ダム310(例えば、図30参照)となる樹脂を塗布して硬化する(S104)。
次に、外周部230となる樹脂であって、突出部240よりも粘度の低い樹脂を発光素子120及び光透過部材130の周囲に塗布(充填)して半硬化する(S105)。
ここで、例えば、光透過部材130の最上面190と外周部230の上面とがほぼ同じ高さとなるように、外周部230となる樹脂を塗布する。なお、ここで、外周部230となる樹脂を完全には硬化(固化)しなくてもよい。ステップS105では、例えば、炉で加熱することで、外周部230となる樹脂を半硬化する。当該炉の温度は、例えば、80℃程度である。
次に、光透過部材130と外周部230となる樹脂との表面にまたがるように、言い換えると、光透過部材130の外縁部を被覆するように且つ外周部230となる樹脂と接触するように、突出部240となる樹脂であって、外周部230よりも粘度が高い樹脂を塗布して硬化する(S106)。ステップS106では、例えば、炉で加熱することで、突出部240となる樹脂を硬化する。当該炉の温度は、例えば、150℃程度である。また、例えば、ステップS106では、炉によって3時間加熱することで、外周部230となる樹脂及び突出部240となる樹脂を硬化する。
突出部240となる樹脂は、粘度が高いので、水平方向にはほとんど広がらない。
炉の温度を80℃程度にした状態で突出部240となる樹脂を塗布すると、当該樹脂の表面に半硬化した表面層が塗布と同時に形成される。そのため、突出部240となる樹脂を塗布した後に当該樹脂が水平方向へ広がることが抑制できる。これにより、露出領域260のサイズ及び形状を適切に制御できる。
次に、集合基板111をダイシングして個片化することで、被覆部250及び露出領域260が形成された発光装置10を形成する(S107)。
例えば、ステップS105で充填後に外周部230となる樹脂を完全には硬化させない(半硬化)状態で、外周部230となる樹脂よりも粘度の高い、突出部240となる樹脂を線状に塗布し、その後、外周部230となる樹脂と突出部240となる樹脂とを同時に硬化させることによって、外周部230と突出部240とが一体化するとともに接着力がより強固になる。例えば、外周部230と突出部240とは、外周部230と突出部240との界面(接合界面)がほぼ視認できない程度に一体化する。
以上のような製造方法によれば、光透過部材130上にガラス板を重ねたり、ガラス板上に光透過部材130を形成した後にガラス板を削ってガラス板を小さくすることで露出領域260を形成する製造方法に比べて工程が少ないとともに、加工及び実装による割れ及びかけの発生を抑制し、且つ、製造コストを低くできる。
<第1例>
続いて、図27〜図33を参照して、本開示に係る発光装置の製造方法の第1例について説明する。第1例では、例えば、発光装置10の製造方法を説明する。
図27〜図33は、本開示に係る発光装置10の製造方法の第1例を説明するための上面図である。
図27に示すように、まず、導電パターン300が形成されたサブマウント等に用いられる実装基板110の集合体である集合基板111を準備する。実装基板110は、集合基板111が切り分けられることで形成される基板である。例えば、集合基板111は、発光装置10が形成される際には、図27の破線で示す箇所が切り分けられる(つまり、ダイシングされる)。つまり、図27に示す破線は、集合基板111が個片化された後の実装基板110の外形を示す。集合基板111(実装基板110)には、例えば、焼成したAlN基板が用いられる。
集合基板111は、マトリックス状にAuからなる導電パターン300が形成されている。導電パターン300は、集合基板111における実装面171とは反対側の面である裏面の接続端子(不図示)と電気的に接続されている。
なお、1つの発光装置10が複数の発光素子120を備える場合、フリップチップ接続で直列接続又は並列接続ができるように、適宜導電パターン300が集合基板111に形成されていればよい。つまり、導電パターン300は、任意の配置レイアウトで集合基板111の実装面171に形成されてよい。
例えば、図27は、2個の発光素子120を直列接続する場合の導電パターン300の配置レイアウトを示している。
なお、実装基板110上の実際の導電パターン300は、発光素子120の電極パターンに対応して複雑な形状をしているが、本実施の形態では、簡略化して示している。
また、図示しないが、発光素子120に外部から電力を供給するための給電端子は、実装基板110の裏面に形成されており、実装基板110内部に設けられたビア配線により導電パターン300と電気的に接続されている。
次に、図28に示すように、発光素子120を、集合基板111上に実装(例えば、フリップチップ実装)する。
発光素子120としては、GaN基板上に窒化物化合物半導体を形成した青色LEDチップが例示される。例えば、発光素子120と導電パターン300とは、発光素子120に形成された金属パッド上にAuバンプを複数形成し、発光素子120が備える成長基板側を上にしてフリップチップ方式で集合基板111に発光素子120を載せて超音波溶接することで接続される。
なお、成長基板は、裏面(実装された発光素子120としては天面)が粗面化された構造であるマイクロテクスチャ構造を有していてもよい。成長基板の裏面を粗面とする方法(例えば、裏面に微小な凹凸を形成する方法)としては、エッチング加工、ブラスト加工、レーザー、ダイシングブレードによる加工等が例示される。
成長基板にサファイア等の、GaNより低屈折率である基板が基材として採用される場合には、成長基板の裏面は、平坦面でもよい。
次に、図29に示すように、光透過部材130を発光素子120上に配置して発光素子120と接着する。
まず、発光素子120が備える成長基板の裏面の中央に、接着剤として透明樹脂をディスペンサにより所定量塗布する。透明樹脂は、例えば、シリコーン系樹脂である。次に、透明樹脂の上に光透過部材130を載せ、透明樹脂が発光素子120の上面を全て覆うように上から押圧する。その後、150℃の炉で3時間加熱し、透明樹脂を硬化させる。
なお、透明樹脂の塗布には、ディスペンサ(ディスペンス法)を用いたが、スタンプ法等任意の方法及び装置が用いられてよい。
次に、図30に示すように、集合基板111上に上面視で複数の発光素子120の全体を囲うように樹脂ダム310を形成する。
樹脂ダム310は、次工程で用いる発光素子120の側面180及び底面を被覆する外周部230となる樹脂(反射樹脂)が外部に流出するのを防止する。
なお、集合基板111を個片化して発光装置10を形成した後には、樹脂ダム310は、発光装置10には残らない。
例えば、一定温度に加熱した集合基板111上の所定位置に、ペースト状のダム形成材料を細い線状に塗布することで、樹脂ダム310を形成する。ダム形成材料は、例えば、光反射性材料の酸化チタン(TiO)が分散されたジメチルシリコーン樹脂である。
次に、図31に示すように、樹脂ダム310と発光素子120との間に、外周部232を形成する。外周部232は、例えば、外周部230となる樹脂部材である。具体的には、樹脂ダム310を形成した後、発光素子120と樹脂ダム310との間に、反射部材形成材料である外周部232を注入する。反射部材形成材料としては、例えば、TiO粒子を分散させた、粘度の低いジメチルシリコーン樹脂が採用される。
外周部232が発光素子120と樹脂ダム310との間にいきわたり、外周部232の表面が平坦になった後、次の工程を行う。
外周部232は、発光素子120が搭載された集合基板111上の領域であって、発光素子120の底面及び側面180と、透明樹脂(発光素子120と光透過部材130を接着する接着剤)と、光透過部材130と、を囲うように形成されている。
外周部232に採用される材料は、シリコーン系樹脂に限らず、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、ユリア樹脂、フッ素樹脂等の樹脂、又は、ガラスを主材とする粘性の低い液体に、粒状体の光反射性材料を分散させた材料である。光反射性材料としては、例えば、酸化チタンの粒子又は酸化亜鉛の粒子が採用される。
外周部230は、液状の光反射性材料と分散剤とを液状樹脂に含有させた外周部232を硬化させて個片化することで形成される。
具体的には、粉体状の酸化チタンと分散剤とを液状の樹脂、又は、ガラスを主材とする粘性の低い液体に含有させて、当該樹脂又は当該ガラスのゲル化温度程度以上で5分から10分程度加熱する。
これにより、外周部232の形状は安定し、外周部232上に、外周部232よりも粘度の高い樹脂である突出部2402を線状に塗布したときに、大きな形状の崩れが発生しない。
次に、図32に示すように、上面視で光透過部材130と外周部232との界面上に発光装置10となる複数の箇所を跨ぐように直線状の突出部240となる樹脂(突出部2402と呼称する)を形成する。例えば、95℃に加熱した集合基板111上の所定の位置に、外周部232よりも粘度の高いペースト状であって熱硬化性の樹脂材料である突出部2402を直線状に塗布する。この塗布までの加熱によって、外周部232は、半硬化される。
突出部2402は、例えば、光反射性材料の酸化チタン(TiO)を分散させたシリコーン系樹脂である。ここで、突出部2402の粘度としては、集合基板111に塗布した後でその形状が保持される粘度が求められる。
ディスペンス法では、突出部2402を直線状に集合基板111に塗布した後でその形状が保たれるようにするには、突出部2402の粘度は、高い方がよい。一方で、粘度が高すぎると、ディスペンス法で用いられるノズルからの樹脂材料(突出部2402)の吐出が困難になる。
そこで、本願発明者らは、ノズルの突出部2402の吐出口の内径を250μmとし、突出部2402を集合基板111に塗布する際の周囲温度を30℃とし、30℃における突出部2402の粘度を200Pa・sとし、塗布速度を2.8mm/sとして、当該ノズルを用いて突出部2402を集合基板111に直線状に塗布する条件で検討を行った。
なお、本検討においては、複数の発光装置10を跨いで(つまり、ダイシング後に複数の発光装置10となる位置の集合基板111に連続して)突出部2402を塗布した。もちろん、ダイシング後に複数の発光装置10となる位置それぞれに1つずつに突出部2402を塗布してもよい。
次に、塗布した突出部2402の形状を安定させるために、突出部2402を塗布してから8時間以内に突出部2402を硬化、つまり、加熱した。ここでは、大気雰囲気中であり、且つ、150℃で3時間加熱することで、突出部2402を完全に硬化(熱硬化)した。
上記条件によって、突出部2402の幅(延在する方向に直交する方向の長さ)は、硬化した後においても略一定であり、当該幅のばらつき(最大幅又は最小幅の、幅の平均値からのずれ)は、10%以内であった。
以上の検討から、本願発明者らは、幅のばらつきを小さくできる突出部2402の塗布条件を見出した。
また、上記条件で突出部2402を集合基板111に塗布して硬化することにより、図2に示すように、光透過部材130の最上面190の外縁上に、光透過部材130が剥離されることを抑制するための突出部240が形成される。また、上記条件で突出部2402を集合基板111に塗布して硬化することにより、外周部232と突出部2402とは、強固に接合される。外周部232と突出部2402とを有する樹脂部材1603は、後述するように集合基板111がダイシングされて樹脂部材160となる。また、最上面190には、露出領域260が形成される。
次に、図33に示すように、集合基板111を、図33に2点鎖線で示すダイシングラインに沿って切断(分離又はダイシングともいう)することで、複数の発光装置10を形成する。ダイシングは、例えば、回転砥石(ダイシングブレードともいう)を用いて行う。ダイシングブレードの幅は、AlN等の硬い集合基板111を切断する場合、例えば、100μm〜150μm程度である。
以上の製造方法によって、発光装置10は、製造され得る。
なお、突出部2402は、上面視で直線状でなくてもよい。
図34は、突出部2402の第1変形例(突出部2403及び突出部2404)を示す上面図である。なお、図34は、図32に示す製造工程の別の一例を示す図である。
樹脂部材1604は、外周部232と突出部2403と突出部2404とを有する樹脂であり、例えば、集合基板111がダイシングされて図16に示す樹脂部材168となる部材である。また、例えば、外周部232は、硬化及びダイシングされて図16に示す外周部231となる部材である。また、例えば、突出部2403は、硬化及びダイシングされて図16に示す突出部247となる部材である。また、例えば、突出部2404は、硬化及びダイシングされて図16に示す突出部246となる部材である。
図34に示すように突出部2403及び突出部2404を塗布することで、図34に示すような上面視で1辺がステップ状の露出領域262を形成することができる。
図35は、突出部2402の第2変形例(突出部2405及び突出部2406)を示す上面図である。なお、図35は、図32に示す製造工程の別の一例を示す図である。
樹脂部材1605は、外周部232と突出部2405と突出部2406とを有する樹脂であり、例えば、集合基板111がダイシングされて図17に示す樹脂部材169となる部材である。また、例えば、外周部232は、硬化及びダイシングされて図17に示す外周部231となる部材である。また、例えば、突出部2405及び突出部2406は、硬化及びダイシングされて図17に示す突出部248となる部材である。
図35に示すように突出部2405及び突出部2406を塗布することで、図35に示すような上面視で略台形の露出領域263を形成することができる。
<第2例>
続いて、図36〜図41を参照して、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例について説明する。第2例では、例えば、発光装置11と同じ形状であって、外周部230と突出部241とが一体化した変形例12に係る発光装置11a(図41参照)の製造方法を説明する。
なお、図27から図31までは、第1例と工程が同じであるため、説明を省略する。
図36〜図41は、本開示に係る発光装置の製造方法の第2例を説明するための上面図及び断面図である。なお、図36においては、マスク400と光透過部材130とが接触する範囲を、ハッチングを付して示している。
第2例では、マスク400を用いて光透過部材130上に被覆部252と露出領域266とを形成する。
図31を用いて説明した工程の次に、図36及び図37に示すように、光透過部材130の上に立体形状のマスク400を配置する。マスク400は、例えば、シリコーン樹脂硬化物製である。
マスク400は、例えば、光透過部材130の面積(上面視における面積)よりも、光透過部材130と接触する面の接触面積の小さな柱状の柱状体401を複数有し、当該複数の柱状体401が上部の保持体402で一体化された構造体である。マスク400は、柱状体401のそれぞれの底面が、光透過部材130の上面に接するように配置される。
次に、図38に示すように、マスク400で各光透過部材130の一部を覆った状態で、発光素子120と樹脂ダム310の間に、液状の樹脂部材1606を注入(塗布)する。樹脂部材1606は、例えば、シリコーン樹脂である。
樹脂部材1606の一部は、硬化及びダイシングされることで、図41に示す外周部231となる外周部233である。また、樹脂部材1606の別の一部は、硬化及びダイシングされることで、図41に示す突出部241aとなる突出部2407である。
さらに、マスク400で各光透過部材130の一部を覆った状態を保持したままで、150℃、3時間加熱することで、樹脂部材1606を硬化する。
次に、図39に示すように、マスク400を取り除く。これにより、光透過部材130を被覆する被覆部252と、被覆部252で被覆されていない露出領域266とが形成される。
ここで、樹脂部材1606としてシリコーン樹脂を採用し、且つ、マスク400としてシリコーン樹脂硬化物を採用することで、マスク400と接触している樹脂部材1606を注入(塗布)して硬化したときには、樹脂部材1606とマスク400との密着性が悪いために、樹脂部材1606を硬化した後に、マスク400を簡便に取り除くことができる。そのため、マスク400は、シリコーン樹脂硬化物が好適である。
次に、図40に示すように、集合基板111を、図40に2点鎖線で示すダイシングラインに沿って切断することで、図41に示す発光装置11aを複数形成する。
(実施の形態2)
続いて、実施の形態2に係る発光装置について説明する。なお、実施の形態2に係る発光装置の説明においては、実施の形態1及び実施の形態1の各変形例に係る発光装置と実質的に同一の構成については同一の符号を付し、説明を一部簡略化又は省略する場合がある。
[構成]
図42は、実施の形態2に係る発光装置24を示す断面図である。なお、図42に示す断面は、例えば、図2に対応する断面である。発光装置24の上面視形状は、例えば、図1の(a)に示す発光装置10と同様である。
図42に示すように、発光装置24は、実装基板110と、発光素子120と、光透過部材131と、樹脂部材1607と、を備える。
光透過部材131は、発光素子120が放射した光を透過する透光性を有する部材である。本実施の形態では、光透過部材131は、第1光透過部材140と、第2光透過部材150と、を備える。
第1光透過部材140及び第2光透過部材150は、いずれも発光素子120が放射した光を透過する透光性を有する部材である。
また、本実施の形態では、第1光透過部材140及び第2光透過部材150は、いずれも上面視で矩形の板状である。
なお、第1光透過部材140及び第2光透過部材150の上面視形状は、特に限定されない。
また、第1光透過部材140は、発光素子120の上面と接着されている。また、第2光透過部材150は、第1光透過部材140の上面と接着されている。つまり、光透過部材131は、実装面170側から順に積層された第1光透過部材140と第2光透過部材150とを有する。
また、実装基板110の上面視において、第2光透過部材150の外周は、第1光透過部材140の外周に内包される。
また、第1光透過部材140は、蛍光体220を含有する。具体的には、第1光透過部材140は、例えば、バインダ210と、蛍光体220と、を備える。そのため、第1光透過部材140は、発光素子120が放射した光の一部を励起光として蛍光を放射する。このように、本実施の形態では、第1光透過部材140(より具体的には、第1光透過部材140が備える蛍光体220)は、発光素子120が放射した青色光を励起光として黄色光(黄色蛍光)を放射する。
一方、第2光透過部材150は、蛍光体220を含まず、透光性を有する樹脂材料(例えば、バインダ210と同じ材料)、ガラス、又は、セラミックス等で形成されている。そのため、第2光透過部材150は、発光素子120が放射した光と、第1光透過部材140が放射した蛍光とを透過して出射する。本実施の形態では、第2光透過部材150は、ガラスである。
樹脂部材1607は、発光素子120及び光透過部材131の周囲に配置される樹脂である。具体的には、樹脂部材1607は、発光素子120と光透過部材131とに接して配置されている。より具体的には、樹脂部材1607は、発光素子120の側面180と、第1光透過部材140の側面182と、第2光透過部材150の側面183とに接触して実装面170上に配置されている。
樹脂部材1607としては、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂等が例示される。
また、本実施の形態では、樹脂部材1607は、粒子状の光反射性材料が添加されている。つまり、樹脂部材1607は、光反射性を有する。例えば、樹脂部材1607は、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を母材とし、当該母材中に粒子状の光反射性材料を分散させたものである。
例えば、樹脂部材1607は、側面180、182、183を被覆する部分より、被覆部253の方が、硬度が高い。これによれば、塗布により被覆部253の釣鐘形状の構造(凸曲面)を形成する場合に、形状が崩れにくくできる。
また、例えば、被覆部253は、最大幅を有するZ軸方向の位置よりZ軸正方向に向かう側では、徐々に幅(上面視で突出部240が延在している方向に直交する方向)が小さくなっている。
樹脂部材1607は、外周部234と、突出部240と、を備える。
外周部234は、発光素子120の側面180と、第1光透過部材140の側面182と、第2光透過部材150の側面183とに接触して実装面170上に配置されている樹脂部材1607の一部である。
突出部240は、光透過部材131の最上面191よりも上方に外周部234から突出して配置されている樹脂部材1607の一部である。なお、本実施の形態では、光透過部材131の最上面191は、第2光透過部材150の上面(最上面)である。
突出部240は、光透過部材131の最上面191の外縁部を被覆する被覆部253を有する。つまり、被覆部253は、第2光透過部材150の外縁部を覆う。
ここで、実装面170から被覆部253の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材131の最上面191までの高さA2よりも大きい。本実施の形態では、最上面191は、第2光透過部材150の上面である。
[寸法]
続いて、実施の形態2に係る発光装置24が備える各構成要素の寸法について説明する。
図43は、実施の形態2に係る発光装置24が備える各構成要素の寸法を説明するための図である。
なお、青色成分とは、発光装置24が出射する光のうちの発光素子120から放射された青色光を示し、黄色成分とは、光透過部材131中(本実施の形態では、第1光透過部材140中)の蛍光体220から放射された黄色光を指す。
厚みt0は、発光素子120の厚みである。厚みt1は、第1光透過部材140の厚みである。厚みt2は、第2光透過部材150の厚みである。幅W1は、上面視で第2光透過部材150と重ならない第1光透過部材140の幅(言い換えると、非重畳部290の幅)である。具体的には、幅W1は、第1光透過部材140における、第1光透過部材140の側端部から第2光透過部材150の側端部までの樹脂部材1607に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅である。なお、本実施の形態では、第1光透過部材140は、第2光透過部材150と幅W1で外周全体が上面視で重ならないように発光素子120上に配置されている。幅W2は、被覆部253によって第2光透過部材150が被覆されている箇所の幅である。具体的には、幅W2は、第2光透過部材150における、第2光透過部材150の側端部から樹脂部材1607に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅である。
なお、以下では、厚みt0、厚みt1、厚みt2、幅W1、及び、幅W2のそれぞれの寸法を説明する場合、それぞれ単に、t0、t1、t2、W1、及び、W2と記載する場合がある。
例えば、発光素子120から放射された青色光及び第1光透過部材140から放射された黄色光が樹脂部材1607等での反射により損失しない場合、発光装置24が出射する光の輝度は、出射面積(つまり、露出領域267)が小さい程大きい。また、幅W1と幅W2との和が大きい程、発光装置24が出射する光の輝度が増加する。また、発光装置24が出射する光の輝度は、幅W1と幅W2との比に関係しない。
ここで、本願発明者らは、鋭意検討した結果、蛍光体220を備える第1光透過部材140上に第1光透過部材140よりも上面視で小さい透明な板である第2光透過部材150を搭載した場合、幅W2の比率が大きい程、露出領域267における被覆部253の近傍から出射される青色光と黄色光との混合光の色ずれ(中央部との色度の差)が少ないことを見出した。
本願発明者らは、特に、W2≧t2/t1×W1の場合に、露出領域267における被覆部253の近傍から出射される光の色ずれ(露出領域267の側端部と中央部との色度の差)が少ないことを見出した。
以下、発光装置24が備える各構成要素の寸法関係について、定性的にその効果を説明する。
なお、以下では、計算の単純化のために、発光素子120及び第1光透過部材140から放射された光は、上下方向(本実施の形態では、Z軸方向)でのみ反射するものとして説明する。例えば、発光素子120及び第1光透過部材140から放射された光は、反射面440で反射するものとする。
第1光透過部材140放射を通過した光のうち、第1光透過部材140と外周部234の界面である第1反射面410で反射された光は、発光素子120の下面(Z軸負方向側の面)に向かって進む。さらに、当該光は、発光素子120の下面に位置する反射電極(不図示)で反射され、再び第1光透過部材140を通過して露出領域267から出射される。
なお、第1光透過部材140を当該光が通過する際には、当該光に含まれる青色光の一部が黄色光に変換される。
例えば、発光素子120から放射された青色光が第1光透過部材140を通過して、且つ、樹脂部材1607で一度も反射されずに露出領域267から出射した混合光と比較して、樹脂部材1607で一度だけ反射されて露出領域267から出射した混合光は、第1光透過部材140を通過する光路が略3倍になっている。
そのため、第1光透過部材140を透過する際の青色光の透過割合をTとすると、発光装置24の外部に出射される、つまり、露出領域267から出射される青色光の量は、Tの3乗の値(T3)となり、残りはすべて黄色光となる。すなわち、出射される混合光においては、黄色成分が増加することになる。
続いて、出射面積の減少により輝度が高まる現象の、境界部の条件検討として、第1光透過部材140の下部側端部320を通った青色光が、露出領域267から出射されるまでに第1光透過部材140を通過する光路長を考える。
なお、ここでは、単純化のため、第1光透過部材140と第2光透過部材150と発光素子120との屈折率が同じと仮定する。この場合、光は、これらの界面において直線的に進む。
図43に示すように、W2=t2/t1×W1である場合、第1光透過部材140の下部側端部320を通った青色光であって、第1光透過部材140と露出領域267の端部(Y軸方向の端部)とを結んだ直線(図43に一点鎖線矢印で示す直線)のやや上方に向けて進む光は、第1反射面410で反射され、さらに、第3反射面430で反射されて、第2光透過部材150における露出領域267の端部(Y軸方向の端部)から出射される(図示せず)。
一方、図43に一点鎖線矢印で示す直線のやや下方に向けて進む光は、反射されずに直接露出領域267の端部(Y軸方向の端部)から出射される。以下、W2=t2/t1×W1の状態で、これらの光が混合された出射光を基準光1(図43に示す一点鎖線矢印に対応する光)とする。
ここで、幅W2をt2/t1×W1よりも大きくすると、図43において、一点鎖線矢印で示す直線のやや上方に向けて進む光は、反射面が第1反射面410から第2反射面420に変わるだけである。そのため、一点鎖線矢印で示す直線のやや上方に向けて進む光における第1光透過部材140を通過する光路長は、基準光1と変わらない。また、基準光1よりもやや下方に向けて進む光は、反射されることなく出射されるため、基準光1と光路長が変わらない。そのため、これらの反射光の混合光の色度は、基準光1と変わらない。
逆に、幅W2をt2/t1×W1よりも小さくすると、図43において、一点鎖線矢印で示す直線のやや上方に向けて進む光は、同じく第1反射面410で反射されるために光路長に変化はない。しかしながら、一点鎖線矢印で示す直線のやや下方に向けて進む光は、第1反射面410で反射されるようになる。そのため、一点鎖線矢印で示す直線のやや下方に向けて進む光は、第1光透過部材140を通過する光路長が基準光1よりも長くなる。これにより、出射される混合光の黄色成分の割合が基準光1よりも増加する。
以上のことから、W2≧t2/t1×W1とすることで、露出領域267から出射される光の色度のずれを抑えることができる。
[効果等]
以上、実施の形態2に係る発光装置24は、発光装置10と同様に、実装面170を有する実装基板110と、実装面170に配置された発光素子120と、発光素子120上に配置された光透過部材131と、発光素子120の側面180及び光透過部材131の側面とを被覆する樹脂部材1607とを備える。樹脂部材1607は、光透過部材131の最上面191の外縁部を被覆する被覆部253を有する。実装面170から被覆部253の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材131の最上面191までの高さA2よりも大きい。光透過部材131の最上面191は、樹脂部材1607から露出する露出領域267を有する。
また、実施の形態2に係る発光装置24が備える光透過部材131は、実装面170側から順に積層された第1光透過部材140と第2光透過部材150とを有する。また、実装基板110の上面視において、第2光透過部材150の外周は、第1光透過部材140の外周に内包される。
これによれば、光透過部材131は、上面視で面積が異なる第1光透過部材140及び第2光透過部材150によって、上方に向かうにつれて外周が段階的に小さくなっている。これにより、露出領域267の面積のみを小さくするよりも光の損失を低減しつつ発光装置24が出射する光の輝度を向上させることができる。
また、例えば、第1光透過部材140は、蛍光体220を含有する。
これによれば、蛍光体220の種類及び量を適切に設定することで、発光素子120が放射する光と、蛍光体220が放射する光との混合光であって、所望の色の光を発光装置24から出射させることができる。また、光透過部材131は、上面視で面積が異なる第1光透過部材140及び第2光透過部材150によって、上方に向かうにつれて外周が段階的に小さくなっており、且つ、光反射性を有する樹脂部材1607で囲まれている。そのため、発光装置24は、当該混合光を、狭い範囲に集中して出射することができる。これにより、発光装置24が出射する光の輝度は、向上され得る。
また、例えば、第2光透過部材150は、蛍光体220を含まない。また、例えば、第1光透過部材140における、厚みをt1、第1光透過部材140の側端部から第2光透過部材150の側端部までの樹脂部材1607に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅をW1とし、第2光透過部材150における、厚みをt2、第2光透過部材150の側端部から樹脂部材1607に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅をW2としたとき、W2≧t2/t1×W1の条件を満たす。
これによれば、例えば、露出領域267の中央部から出射される光に対して、露出領域267の側端部において出射される光の黄色成分の増加を抑制することができる。そのため、発光装置25が出射する光の色度の面内分布のばらつきが低減され得る。
(実施の形態3)
続いて、実施の形態3に係る発光装置について説明する。なお、実施の形態3に係る発光装置の説明においては、実施の形態1、実施の形態1の各変形例、及び、実施の形態2に係る発光装置と実質的に同一の構成については同一の符号を付し、説明を一部簡略化又は省略する場合がある。
[構成]
図44は、実施の形態3に係る発光装置25を示す断面図である。なお、図44に示す断面は、例えば、図2に対応する断面である。発光装置25の上面視形状は、例えば、図1の(a)に示す発光装置10と同様である。
図44に示すように、発光装置25は、実装基板110と、発光素子120と、光透過部材132と、樹脂部材1608と、を備える。
光透過部材132は、発光素子120が放射した光を透過する透光性を有する部材である。本実施の形態では、光透過部材132は、第1光透過部材141と、第2光透過部材151と、を備える。
第1光透過部材141及び第2光透過部材151は、いずれも発光素子120が放射した光を透過する透光性を有する部材である。
また、本実施の形態では、第1光透過部材141及び第2光透過部材151は、いずれも上面視で矩形の板状である。また、実装基板110の上面視において、第2光透過部材151の外周は、第1光透過部材141の外周に内包される。本実施の形態では、第1光透過部材141と発光素子120とは、上面視で略同一形状及びサイズであり、外縁が重なるように配置されている。
なお、第1光透過部材141及び第2光透過部材151の上面視形状は、特に限定されない。
また、第1光透過部材141は、発光素子120の上面と接着されている。また、第2光透過部材151は、第1光透過部材141の上面と接着されている。つまり、光透過部材132は、実装面170側から順に積層された第1光透過部材141と第2光透過部材151とを有する。
第1光透過部材141は、蛍光体220を含まず、透光性を有する樹脂材料(例えば、バインダ210と同じ材料)、ガラス、又は、セラミックス等で形成されている。本実施の形態では、第1光透過部材141は、ガラスである。
一方、第2光透過部材151は、蛍光体220を含有する。具体的には、第2光透過部材151は、例えば、バインダ210と、蛍光体220と、を備える。そのため、第2光透過部材151は、発光素子120が放射した光の一部を励起光として蛍光を放射する。このように、本実施の形態では、第2光透過部材151(より具体的には、第2光透過部材151が備える蛍光体220)は、発光素子120が放射した青色光を励起光として黄色光(黄色蛍光)を放射する。
樹脂部材1608は、発光素子120及び光透過部材132の周囲に配置される樹脂である。具体的には、樹脂部材1608は、発光素子120と光透過部材132とに接して配置されている。より具体的には、樹脂部材1608は、発光素子120の側面180と、第1光透過部材141の側面182aと、第2光透過部材151の側面183aとに接触して実装面170上に配置されている。
樹脂部材1608としては、シリコーン樹脂、又は、エポキシ樹脂等が例示される。
また、本実施の形態では、樹脂部材1608は、粒子状の光反射性材料が添加されている。つまり、樹脂部材1608は、光反射性を有する。例えば、樹脂部材1608は、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を母材とし、当該母材中に粒子状の光反射性材料を分散させたものである。
例えば、樹脂部材1608は、側面180、182a、183aを被覆する部分より、被覆部254の方が、硬度が高い。これによれば、塗布により被覆部254の釣鐘形状の構造(凸曲面)を形成する場合に、形状が崩れにくくできる。
また、例えば、被覆部254は、最大幅を有するZ軸方向の位置よりZ軸正方向に向かう側では、徐々に幅(上面視で突出部240が延在している方向に直交する方向)が小さくなっている。
樹脂部材1608は、外周部235と、突出部240と、を備える。
外周部235は、発光素子120の側面180と、第1光透過部材141の側面182aと、第2光透過部材151の側面183aとに接触して実装面170上に配置されている樹脂部材1608の一部である。
突出部240は、光透過部材132の最上面191aよりも上方に外周部235から突出して配置されている樹脂部材1608の一部である。なお、本実施の形態では、光透過部材132の最上面191aは、第2光透過部材151の上面(最上面)である。
突出部240は、光透過部材132の最上面191aの外縁部を被覆する被覆部254を有する。つまり、被覆部254は、第2光透過部材151の外縁部を覆う。
ここで、実装面170から被覆部254の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材132の最上面191aまでの高さA2よりも大きい。本実施の形態では、最上面191aは、第2光透過部材151の上面である。また、本実施の形態では、高さA1は、突出部240の最上部である。
[寸法]
続いて、実施の形態3に係る発光装置25が備える各構成要素の寸法について説明する。
図45は、実施の形態3に係る発光装置25が備える各構成要素の寸法を説明するための図である。
厚みt0は、発光素子120の厚みである。厚みt11は、第1光透過部材141の厚みである。厚みt22は、第2光透過部材151の厚みである。幅W11は、上面視で第2光透過部材151と重ならない第1光透過部材141の幅(言い換えると、非重畳部291の幅)である。具体的には、幅W11は、第1光透過部材141における、第1光透過部材141の側端部から第2光透過部材151の側端部までの樹脂部材1608に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅である。なお、本実施の形態では、第1光透過部材141は、第2光透過部材151と幅W11で外周全体が上面視で重ならないように発光素子120上に配置されている。
幅W22は、被覆部254によって第2光透過部材151が被覆されている箇所の幅である。具体的には、幅W22は、第2光透過部材151における、第2光透過部材151の側端部から樹脂部材1608に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅である。
なお、以下では、厚みt0、厚みt11、厚みt22、幅W11、及び、幅W22のそれぞれの寸法を説明する場合、それぞれ単に、t0、t11、t22、W11、及び、W22と記載する場合がある。
実施の形態2に係る発光装置24と同様に、例えば、発光素子120から放射された青色光及び第2光透過部材151から放射された黄色光が樹脂部材1608等での反射により損失しない場合、発光装置25が出射する光の輝度の増加は、出射面積(つまり、露出領域268)が小さい程大きい。また、幅W11と幅W22との和が大きい程、発光装置25が出射する光の輝度が増加する。また、発光装置25が出射する光の輝度は、幅W11と幅W22との比に関係しない。
ここで、本願発明者らは、鋭意検討した結果、透明な板体である第1光透過部材141の上に、第1光透過部材141より上面視で小さい蛍光体220を備える板体である第2光透過部材151を搭載した場合、幅W22の比率が小さい程、露出領域268における被覆部254の近傍から出射される青色光と黄色光との混合光の色ずれ(中央部との色度の差)が少ないことを見出した。
本願発明者らは、特に、W22≦(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11の場合に、露出領域268における被覆部254の近傍から出射される光の色ずれ(露出領域268の側端部と中央部との色度の差)が少ないことを見出した。
以下、発光装置25が備える各構成要素の寸法関係について、定性的にその効果を説明する。
なお、以下では、計算の単純化のために、発光素子120、及び、第2光透過部材151から放射された光は、上下方向(本実施の形態では、Z軸方向)でのみ反射するものとして説明する。例えば、発光素子120及び第2光透過部材151から放射された光は、反射面441で反射するものとする。
ここで、出射面積の減少により輝度が高まる現象の、境界部の条件検討として、第1光透過部材141の下部側端部321を通った青色光が、露出領域268から出射されるまでに第1光透過部材141を通過する光路長を考える。
なお、ここでは、単純化のため、第1光透過部材141と第2光透過部材151と発光素子120との屈折率が同じと仮定する。この場合、光は、これらの界面において直線的に進む。
図45に示すように、W22=(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11である場合、第1光透過部材141の下部側端部321を通った青色光であって、第1光透過部材141と露出領域268の端部(Y軸方向の端部)とを結んだ直線(図45に一点鎖線矢印で示す直線)のやや上方に向けて進む光は、第1光透過部材141の上面と外周部235との界面(第1反射面411)で反射され、次に第3反射面431で反射され、次に第2光透過部材151を通過して第2光透過部材151と被覆部254との界面(第2反射面421)で反射され、再び第3反射面431で反射され、露出領域268から放射される。そのため、当該光は、蛍光体220を備える第2光透過部材151を3度通過する。
一方、図45に一点鎖線矢印で示す直線よりも下方に向けて進む光は、第2反射面421で反射され、さらに、第3反射面431で反射され、露出領域268から出射される。そのため、当該光は、蛍光体220を備える第2光透過部材151を3度通過する。
以下、W22=(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11の状態で、これらの反射光が混合された状態で発せられる光を基準光2という。
ここで、幅W22を(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11よりも大きくすると、図45において、一点鎖線矢印で示す直線よりも上方に向けて進む光は、第1反射面411ではなく、まず第2光透過部材151を通過して第2反射面421で反射し、次に第3反射面431、次に第2反射面421、第3反射面431で反射され、露出領域268から出射される。そのため、当該光は、第2光透過部材151を5度通過するため、基準光2よりも光路長が増える。
また、図45において、一点鎖線矢印で示す直線よりも下方に向けて進む光は、第2反射面421で反射後、第3反射面431で反射して露出領域268から出射されるので第2光透過部材151を3度通過することとなる。そのため、当該光は、基準光2と光路長が変わらない。そのため、これらの反射光の混合光の色度は、基準光2よりも黄色成分が増加する。
逆に、幅W22を(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11よりも小さくすると、図45において、一点鎖線矢印で示す直線よりも上方に向けて進む光は、同じく第1反射面411、第3反射面431、第2反射面421、及び、第3反射面431で反射して露出領域268から出射される。そのため、当該光は、第2光透過部材151を3度通過することとなるため、基準光2と光路長が変わらない。
また、図45に一点鎖線矢印で示す直線よりも下方に向けて進む光は、第2反射面421、及び、第3反射面431で反射して露出領域268から出射されるので、第2光透過部材151を3度通過する。そのため、当該光は、基準光2と光路長が変わらない。そのため、これらの反射光の混合光の色度は基準光2と変わらない。
以上のことから、W22≦(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11とすることで、露出領域268から出射される光の色度のずれを抑えることができる。
[効果等]
以上説明したように、実施の形態3に係る発光装置25は、発光装置24と同様に、実装面170を有する実装基板110と、実装面170に配置された発光素子120と、発光素子120上に配置された光透過部材132と、発光素子120の側面180及び光透過部材132の側面とを被覆する樹脂部材1608とを備える。樹脂部材1608は、光透過部材131の最上面191aの外縁部を被覆する被覆部254を有する。実装面170から被覆部254の最上部までの高さA1は、実装面170から光透過部材132の最上面191aまでの高さA2よりも大きい。光透過部材132の最上面191aは、樹脂部材1608から露出する露出領域268を有する。また、実施の形態3に係る発光装置25が備える光透過部材132は、実装面170側から順に積層された第1光透過部材141と第2光透過部材151とを有する。また、実装基板110の上面視において、第2光透過部材151の外周は、第1光透過部材141の外周に内包される。
また、発光装置25が備える第2光透過部材151は、蛍光体220を含有する。
これによれば、第1光透過部材141及び第2光透過部材151のうち、発光装置25内の光が外部に出射される露出領域268を有する第2光透過部材151が蛍光体220を含有し、且つ、樹脂部材1608が発光素子120側に位置する第1光透過部材141の側面182aを覆っていることにより、蛍光体220で発光素子120が放射した光が波長変換される前の光(言い換えると、励起光)を狭い範囲に集中することができる。そのため、発光装置25から出射される光の輝度は、向上され得る。
また、例えば、第1光透過部材141は、蛍光体220を含まない。また、例えば、発光素子120の厚みをt0とし、第1光透過部材141における、厚みをt11、第1光透過部材141の側端部から第2光透過部材151の側端部までの樹脂部材1608に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅をW11とし、第2光透過部材151における、厚みをt22、第2光透過部材151の側端部から樹脂部材1608に覆われている領域の実装面170に水平な方向の幅をW22としたとき、W22≦(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11の条件を満たす。
これによれば、例えば、露出領域268の中央部から出射される光に対して、露出領域268の側端部において出射される光の黄色成分の増加を抑制することができる。そのため、発光装置25が出射する光の色度の面内分布のばらつきが低減され得る。
(その他の実施の形態)
以上、本開示の実施の形態及び変形例に係る発光装置について、各実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態及び変形例に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を各実施の形態及び変形例に施したもの、又は、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つ又は複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本開示の発光装置は、例えば、実装基板にフリップチップ接続される発光素子を有する発光装置に利用できる。
1、2 基準光
10、11、11a、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、1000 発光装置
110 実装基板
111 集合基板
120、121、122、123、124 発光素子
130、130a、131、132 光透過部材
140、141 第1光透過部材
150、151 第2光透過部材
160、161、162、163、164、165、166、167、168、169、1601、1602、1603、1604、1605、1606、1607、1608 樹脂部材
170、171 実装面
180、181、182、182a、183、183a 側面
190、191、191a 最上面
200、2000 出射光
210 バインダ
220 蛍光体
230、231、232、233、234、235 外周部
240、240a、241、241a、242、243、244、245、246、247、248、249、2400、2401、2402、2403、2404、2405、2406、2407 突出部
250、250a、250b、250c、250d、251、252、253、254 被覆部
260、260a、261、262、263、263a、264、265、266、267、268、2600 露出領域
270 凸曲面
280 屈曲部
290、291 非重畳部
300 導電パターン
310 樹脂ダム
320、321 下部側端部
400 マスク
401 柱状体
402 保持体
410、411 第1反射面
420、421 第2反射面
430、431 第3反射面
440、441 反射面
A1、A2 高さ
t0、t1、t11、t2、t22 厚み
W1、W11、W2、W22 幅

Claims (23)

  1. 実装面を有する実装基板と、
    前記実装面に配置された発光素子と、
    前記発光素子上に配置された光透過部材と、
    前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、
    前記樹脂部材は、前記光透過部材の側面に接触している外周部と、前記外周部から突出している突出部と、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部とを有し、
    前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、
    前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する
    発光装置。
  2. 実装面を有する実装基板と、
    前記実装面に配置された発光素子と、
    前記発光素子上に配置された光透過部材と、
    前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、
    前記樹脂部材は、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部と、前記光透過部材の側面を被覆する外周部とを有し、
    前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、
    前記被覆部の硬度は、前記外周部の硬度より高く、
    前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する
    発光装置。
  3. 実装面を有する実装基板と、
    前記実装面に配置された発光素子と、
    前記発光素子上に配置された光透過部材と、
    前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する樹脂部材とを備え、
    前記樹脂部材は、前記光透過部材の最上面の外縁部を被覆する被覆部と、前記光透過部材の側面を被覆する外周部とを有し、
    前記実装面から前記被覆部の最上部までの高さは、前記実装面から前記光透過部材の最上面までの高さよりも大きく、
    前記被覆部のSiO粒子の濃度は、前記外周部のSiO粒子の濃度より高く、
    前記光透過部材の前記最上面は、前記樹脂部材から露出する露出領域を有する
    発光装置。
  4. 前記被覆部は、前記光透過部材の最上面の面積の5%以上を覆う
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の発光装置。
  5. 前記樹脂部材において、前記光透過部材の側面を被覆する部分と前記被覆部とは、一体化している
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の発光装置。
  6. 前記樹脂部材は、反射性材料であり、
    前記被覆部は、前記露出領域側に凸曲面を有する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の発光装置。
  7. 前記光透過部材は、前記実装面側から順に積層された第1光透過部材と第2光透過部材とを有し、
    前記実装基板の上面視において、前記第2光透過部材の外周は、前記第1光透過部材の外周に内包される
    請求項1〜6のいずれか1項に記載の発光装置。
  8. 前記第1光透過部材は、蛍光体を含有する
    請求項7に記載の発光装置。
  9. 前記第2光透過部材は、蛍光体を含まず、
    前記第1光透過部材における、厚みをt1、前記第1光透過部材の側端部から前記第2光透過部材の側端部までの前記樹脂部材に覆われている領域の前記実装面に水平な方向の幅をW1とし、
    前記第2光透過部材における、厚みをt2、前記第2光透過部材の側端部から前記樹脂部材に覆われている領域の前記実装面に水平な方向の幅をW2としたとき、
    W2≧t2/t1×W1
    の条件を満たす
    請求項8に記載の発光装置。
  10. 前記第2光透過部材は、蛍光体を含有する
    請求項7に記載の発光装置。
  11. 前記第1光透過部材は、蛍光体を含まず、
    前記発光素子の厚みをt0とし、
    前記第1光透過部材における、厚みをt11、前記第1光透過部材の側端部から前記第2光透過部材の側端部までの前記樹脂部材に覆われている領域の前記実装面に水平な方向の幅をW11とし、
    前記第2光透過部材における、厚みをt22、前記第2光透過部材の側端部から前記樹脂部材に覆われている領域の前記実装面に水平な方向の幅をW22としたとき、
    W22≦(2×t0+2×t11+3×t22)/t11×W11
    の条件を満たす
    請求項10に記載の発光装置。
  12. 前記被覆部は、前記光透過部材上に配置された凸形状の一部であって、
    前記凸形状の幅は、上面視において前記被覆部が直線状に延在している箇所において一定である
    請求項1〜11のいずれか1項に記載の発光装置。
  13. 前記被覆部は、前記光透過部材の1辺に連続して配置される
    請求項1〜12のいずれか1項に記載の発光装置。
  14. 前記露出領域における、前記光透過部材の1辺に連続して配置された前記被覆部に対する垂直方向の輝度分布は、前記被覆部に近付くにつれて輝度が高くなるように傾斜している
    請求項13に記載の発光装置。
  15. 前記光透過部材は、上面視において矩形であり、
    前記露出領域は、前記光透過部材の1辺に沿って露出幅が変化し、
    前記光透過部材の前記被覆部に被覆される被覆領域は、前記光透過部材の上面視における1辺において、異なる被覆幅を有し、
    前記光透過部材を通る平行な二つの断面において、第1断面における第1の露出幅が第2断面における第2の露出幅よりも大きいとき、前記第1断面の第1の被覆幅は、前記第2断面の第2の被覆幅よりも小さい
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置。
  16. 前記露出領域において、前記第2の露出幅に対応する位置における輝度は、前記第1の露出幅に対応する位置における輝度よりも高い
    請求項15に記載の発光装置。
  17. 前記露出領域は、略台形である
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の発光装置。
  18. 前記光透過部材は、上面視において矩形である
    請求項17に記載の発光装置。
  19. 前記露出領域において、前記略台形の短辺側の輝度は、前記略台形の長辺側の輝度よりも高い
    請求項18に記載の発光装置。
  20. 前記光透過部材と前記実装基板との間に配置された複数の前記発光素子を備える
    請求項1〜19のいずれか1項に記載の発光装置。
  21. 前記樹脂部材は、前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する外周部と、前記外周部から上方に突出し前記被覆部を含む突出部とを有し、
    上面視で、前記突出部の端部は、前記外周部の端部に一致する
    請求項1〜20のいずれか1項に記載の発光装置。
  22. 上面視で、前記突出部の3辺は、前記外周部の端部に一致する
    請求項21に記載の発光装置。
  23. 前記樹脂部材は、前記発光素子の側面及び前記光透過部材の側面を被覆する外周部と、前記外周部から上方に突出し前記被覆部を含む突出部とを有し、
    前記突出部は、上面視で線状であり、
    前記突出部の端部は、上面視で前記外周部の端部の内側に配置される
    請求項1〜20のいずれか1項に記載の発光装置。
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