JP2021079010A - シート - Google Patents
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Abstract
【課題】比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合における騒音を低減可能なシートを提供すること。【解決手段】シート1は、シートバック100と、ヘッドレスト200と、送風機300と、風量調整部材400と、を備える。シートバック100は、バックパッド120と、ヘッドレストサポート102と、を有する。バックパッド120は、背もたれ面吸排気口121hと、送風機収容部123と、通気流路124と、を有する。ヘッドレスト200は、ヘッドレストステー210と、ヘッドレストパッド220と、を有する。風量調整部材400は、ヘッドレストステー210に固定されており、第1着座状態において送風機300を通過する風量を、第2着座状態において送風機300を通過する風量よりも小さくする。【選択図】図3
Description
この発明は、シートに関する。
従来、シートバック内に設けられた送風機を備えるシートが知られている。例えば、特開2009−125536号公報には、シートクッションと、シートバックと、シートバック内に設けられた送風手段と、を備える空調シートが開示されている。シートバックは、通気溝を有するシートパッドを有している。通気溝は、厚み方向に貫通する貫通溝と、平面方向に一定の広がりを持って凹み形成された平面溝と、を有している。送風手段は、シートパッドの裏側に配置されており、通気溝を流れる気流を形成する。
特開2009−125536号公報に記載されるようなシートでは、当該シートに比較的体格の小さな乗員が着座した状態では、当該シートに比較的体格の大きな乗員が着座した状態に比べて貫通溝又は平面溝のうち前記乗員によって閉塞されない部分が多くなる。このため、シートに比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合、送風機を通過する風量が大きくなり、それに起因して騒音も大きくなる場合がある。
本発明の目的は、比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合における騒音を低減可能なシートを提供することである。
この発明の一局面に従ったシートは、座部を構成するシートクッションに着座した乗員の背部を支持するシートバックと、前記シートバックの上端部に接続されており、前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、前記シートバック内に設けられた送風機と、前記シートバック内に設けられており、前記送風機を通過する風量を調整可能な風量調整部材と、を備え、前記シートバックは、バックパッドと、前記バックパッドの上端部に配置されており、前記ヘッドレストを支持するヘッドレストサポートと、を有し、前記バックパッドは、背もたれ面に設けられた背もたれ面吸排気口と、前記送風機を収容する送風機収容部と、前記背もたれ面吸排気口と前記送風機収容部とを連結しており、前記送風機が形成した気流が流れる通気流路と、を有し、前記ヘッドレストは、前記ヘッドレストサポートに支持されたヘッドレストステーと、前記ヘッドレストステーに取り付けられたヘッドレストパッドと、を有し、前記ヘッドレストステーは、前記ヘッドレストパッドと前記シートバックとの距離が第1距離である低位置と、前記ヘッドレストパッドと前記シートバックとの距離が前記第1距離よりも大きな第2距離である高位置と、の間で前記ヘッドレストサポートに対して変位可能であり、前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーに固定されており、前記背もたれ面吸排気口の開口面積のうち所定の面積を覆うことが可能な体格を有する乗員が前記シートクッションに着座した状態でかつ前記ヘッドレストステーが前記低位置である第1着座状態において前記送風機を通過する風量を、前記乗員又は前記背もたれ面吸排気口の前記開口面積のうち前記所定の面積よりも大きな面積を覆うことが可能な体格を有する乗員が前記シートクッションに着座した状態でかつ前記ヘッドレストステーが前記高位置である第2着座状態において前記送風機を通過する風量よりも小さくする。
このシートは、第1着座状態において送風機を通過する風量を第2着座状態において送風機を通過する風量よりも小さくする風量調整部材を備えているため、比較的小柄な乗員が着座しているときにヘッドレストが低位置に設定されることにより、送風機を通過する風量が低減される。よって、比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合における騒音が低減される。
また、前記送風機は、前記通気流路に連通するとともに前記気流が通過する開口を有し、前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーが前記低位置であるときにおける前記送風機の前記開口の面積を、前記ヘッドレストステーが前記高位置であるときにおける前記送風機の前記開口の面積よりも小さくしてもよい。
この態様では、第1着座状態における送風機収容部の開口面積が小さくなるため、第1着座状態において送風機を通過する風量が有効に低減される。
また、前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーから下向きに延び、かつ、前記ヘッドレストステーが前記低位置であるときに前記送風機の前記開口の一部を遮断する形状を有することが好ましい。
また、前記背もたれ面吸排気口は、前記バックパッドの幅方向における前記バックパッドの中央部に形成された中央開口と、前記バックパッドのうち前記幅方向における前記中央開口の側部に形成された側部開口と、を含み、前記中央開口は、前記バックパッドのうち前記所定の定の面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該中央開口の少なくとも一部が閉塞される位置に形成されており、前記側部開口は、前記バックパッドのうち前記所定の定の面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該側部開口の少なくとも一部が開放される位置で、かつ、前記所定の定の面積よりも大きな面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該側部開口の少なくとも一部が閉塞される位置に形成されており、前記通気流路は、前記中央開口と前記送風機収容部とを連結する中央流路と、前記側部開口と前記送風機収容部とを連結するとともに、前記中央流路から遮断された側部流路と、を有し、前記風量調整部材は、前記第1着座状態において、前記中央流路と前記送風機収容部とを連通させるとともに、前記側部流路と前記送風機収容部との連通を遮断し、前記第2着座状態において、前記側部流路と前記送風機収容部とを連通させてもよい。
この態様では、第1着座状態においては、乗員によって中央開口の少なくとも一部が閉塞され、かつ、風量調整部材によって側部流路と送風機収容部との連通が遮断されているため、比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合における騒音が低減される。
以上に説明したように、この発明によれば、比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機が駆動された場合における騒音を低減可能なシートを提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下で参照する図面では、同一又はそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のシートの概略的に示す分解斜視図である。図2は、図1に示されるシートの背面図である。図3は、図2におけるIII−III線での断面図である。図4は、図3において実線IVで示される範囲の拡大図である。
図1は、本発明の第1実施形態のシートの概略的に示す分解斜視図である。図2は、図1に示されるシートの背面図である。図3は、図2におけるIII−III線での断面図である。図4は、図3において実線IVで示される範囲の拡大図である。
図1〜図4に示されるように、本実施形態のシート1は、シートバック100と、ヘッドレスト200と、送風機300と、風量調整部材400と、を備えている。各図では省略されているが、シート1は、座部を構成するシートクッションを備えている。シート1は、乗り物用シート、特に車両用シートとして機能する。なお、図1では、風量調整部材400の図示は省略されている。
シートバック100は、シートクッションに着座した乗員の背部を支持する。シートバック100は、ヘッドレストサポート102と、バックパッド120と、を有している。
ヘッドレストサポート102は、ヘッドレスト200を支持する部位である。ヘッドレストサポート102は、シートバック100の骨格を形成するバックフレーム(図示略)の上端部に設けられている。
バックパッド120は、乗員の背部を弾性的に支持する部材であり、バックフレームに固定されている。バックパッド120は、ウレタン等からなる。バックパッド120の上端部には、ヘッドレストサポート102を露出させる開口が設けられている。
バックパッド120は、背もたれ面121と、送風機収容部123と、通気流路124と、を有している。
背もたれ面121には、背もたれ面吸排気口121hが設けられている。
送風機収容部123は、送風機300を収容する部位である。送風機収容部123は、バックパッド120の背面側(図3における右側)に形成されている。送風機収容部123は、背もたれ面121に向かって開口している。
通気流路124は、背もたれ面吸排気口121hと送風機収容部123とを連結している。この通気流路124を送風機300が形成した気流が流れる。
カバー130は、バックパッド120を被覆している。なお、図2では、カバー130の図示は省略されている。図3に示されるように、シート1は、バックパッド120の背面側を被覆する背面カバー135を有していてもよい。
規制膜140は、バックパッド120の背面側に配置されている。具体的に、規制膜140は、バックパッド120と送風機300との間に配置されている。規制膜140は、背もたれ面吸排気口121hから通気流路124を経由して送風機300に向かう気流に送風機300から排出された気流が合流するのを規制している。規制膜140は、不織布、フェルト等からなる。
図3及び図4に示されるように、背もたれ面121とカバー130との間には、ヒータ150が配置されていてもよい。ヒータ150は、バックパッド120ないしカバー130を加温する。ヒータ150は、シート状に形成されている。ヒータ150には、送風機300が形成した気流を通過させる孔が設けられている。
ヘッドレスト200は、シートバック100の上部に設けられており、乗員の頭部を受ける。ヘッドレスト200は、ヘッドレストステー210と、ヘッドレストパッド220と、を有している。
ヘッドレストステー210は、ヘッドレスト200を骨格を形成している。ヘッドレストステー210は、ヘッドレストサポート102に支持されている。ヘッドレストステー210は、上下方向に延びる形状を有している。
ヘッドレストパッド220は、ヘッドレストステー210に固定されている。ヘッドレストパッド220は、ウレタン等からなる。
ヘッドレストステー210は、低位置と高位置との間でヘッドレストサポート102に対して変位可能である。低位置(図3に示される位置)は、ヘッドレストパッド220とシートバック100との距離が第1距離となる位置である。高位置は、ヘッドレストパッド220とシートバック100との距離が前記第1距離よりも大きな第2距離となる位置である。
送風機300は、送風機収容部123に配置されている。送風機300は、当該送風機300の駆動により形成される気流が通過する開口300hを有している。図3及び図4に示されるように、送風機300は、その開口300hが通気流路124に連通する姿勢で配置されている。具体的に、送風機300は、開口300hが背もたれ面121側(図3及び図4における左側)を向く姿勢で配置されている。本実施形態では、送風機300は、背もたれ面吸排気口121hからバックパッド120の背面側に向かう気流を生じさせる。ただし、送風機300は、バックパッド120の背面側から背もたれ面吸排気口121hに向かう気流を生じさせてもよい。
風量調整部材400は、ヘッドレストステー210に固定されている。風量調整部材400は、第1着座状態において送風機300を通過する風量を、第2着座状態において送風機300を通過する風量よりも小さくする。
第1着座状態は、背もたれ面吸排気口121hの開口面積のうち所定の面積を覆うことが可能な体格を有する乗員(以下、「小柄な乗員」と表記する。)がシートクッションに着座した状態で、かつ、ヘッドレストステー210が前記低位置である状態をいう。
第2着座状態は、前記小柄な乗員又は背もたれ面吸排気口121hの開口面積のうち前記所定の面積よりも大きな面積を覆うことが可能な体格を有する乗員(以下、「大柄な乗員」と表記する。)がシートクッションに着座した状態で、かつ、ヘッドレストステー210が前記高位置である状態をいう。
本実施形態では、風量調整部材400は、ヘッドレストステー210が前記低位置であるときにおける送風機300の開口300hの面積を、ヘッドレストステー210が前記高位置であるときにおける送風機300の開口300hの面積よりも小さくする。これにより、第1着座状態において送風機300を通過する風量が第2着座状態において送風機300を通過する風量よりも小さくなる。
具体的に、風量調整部材400は、ヘッドレストステー210から下向きに延びる形状を有している。風量調整部材400は、平板状に形成されている。図4に示されるように、風量調整部材400は、ヘッドレストステー210が前記低位置であるときに送風機300の開口300hの一部を遮断する遮断部410を有している。遮断部410は、風量調整部材400の下端部に形成されている。遮断部410は、ヘッドレストステー210が前記高位置であるときに送風機300の開口300hの全域を開放する。風量調整部材400は、規制膜140と送風機300との間に配置されている。なお、図4では、ヘッドレストステー210が高位置であるときの風量調整部材400が実線で示されており、ヘッドレストステー210が低位置であるときの風量調整部材400が一点鎖線で示されている。
以上に説明したように、本実施形態のシート1は、第1着座状態において送風機300を通過する風量を第2着座状態において送風機300を通過する風量よりも小さくする風量調整部材400を備えているため、比較的小柄な乗員が着座しているときにヘッドレスト200が低位置に設定されることにより、送風機300を通過する風量が低減される。よって、比較的体格の小さな乗員が着座した状態で送風機300が駆動された場合における騒音が低減される。
(第2実施形態)
次に、図5及び図6を参照しながら、本発明の第2実施形態のシート1について説明する。なお、図5には、前記小柄な乗員が二点鎖線で示されており、図6には、前記大柄な乗員が二点鎖線で示されている。また、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は繰り返さない。
次に、図5及び図6を参照しながら、本発明の第2実施形態のシート1について説明する。なお、図5には、前記小柄な乗員が二点鎖線で示されており、図6には、前記大柄な乗員が二点鎖線で示されている。また、第2実施形態では、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明を行い、第1実施形態と同じ構造、作用及び効果の説明は繰り返さない。
本実施形態では、背もたれ面吸排気口121hは、中央開口Chと、側部開口Shと、を有している。
中央開口Chは、バックパッド120の幅方向(図5及び図6における左右方向)におけるバックパッド120の中央部に形成された開口である。図5に示されるように、中央開口Chは、バックパッド120のうちシートクッションに着座した前記小柄な乗員によって当該中央開口Chの少なくとも一部が閉塞される位置に形成されている。
側部開口Shは、バックパッド120のうち幅方向における中央開口Chの側部に形成された開口である。図5及び図6に示されるように、側部開口Shは、バックパッド120のうち前記小柄な乗員がシートクッションに着座した状態において当該側部開口Shの少なくとも一部が開放される位置で、かつ、前記シートクッションに着座した前記大柄な乗員によって当該側部開口Shの少なくとも一部が閉塞される位置に形成されている。
通気流路124は、中央流路124Cと、側部流路124Sと、を有している。中央流路124Cは、中央開口Chと送風機収容部123とを連結している。側部流路124Sは、側部開口Shと送風機収容部123とを連結している。側部流路124Sは、中央流路124Cから遮断されている。
図5に示されるように、風量調整部材400は、ヘッドレスト200が低位置である状態において、中央流路124Cと送風機収容部123とを連通させるとともに、側部流路124Sと送風機収容部123との連通を遮断する。このため、第1着座状態において送風機300が駆動されると、送風機300によって形成された気流は、中央流路124Cのみを流れる。なお、図5では、気流の流れる流路である中央流路124Cに斜線が施されている。
一方、図6に示されるように、風量調整部材400は、ヘッドレスト200が高位置である状態において、側部流路124Sと送風機収容部123とを連通させる。本実施形態では、風量調整部材400は、ヘッドレスト200が高位置である状態において、中央流路124C及び送風機収容部123間も連通させている。なお、図6では、気流の流れる流路である中央流路124C及び側部流路124Sに斜線が施されている。
以上に説明したように、本実施形態では、第1着座状態においては、乗員によって中央開口Chの少なくとも一部が閉塞され、かつ、風量調整部材400によって側部流路124Sと送風機収容部123との連通が遮断されている。このため、第1着座状態(前記小柄な乗員が着座した状態で、かつ、ヘッドレスト200が低位置である状態)において送風機300が駆動された場合における騒音は、第2着座状態(前記小柄な乗員が着座した状態で、かつ、ヘッドレスト200が高位置である状態)において送風機300が駆動された場合における騒音よりも小さくなる。
また、この態様では、背もたれ面吸排気口121hのうち乗員の体格に応じた位置から吸気されるため、乗員の冷感が向上する。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、第2実施形態において、図7に示されるように、風量調整部材400には、ヘッドレスト200が高位置である状態において側部流路124Sと送風機収容部123とを連通させるための貫通孔400hが設けられるとともに、遮断部410は、ヘッドレスト200が高位置である状態において中央流路124Cと送風機収容部123との連通を遮断してもよい。この場合、風量調整部材400の貫通孔400hは、ヘッドレスト200が低位置であるときに中央流路124Cと送風機収容部123とを連通させる。
1 シート、100 シートバック、102 ヘッドレストサポート、120 バックパッド、121 背もたれ面、121h 背もたれ面吸排気口、123 送風機収容部、124 通気流路124、124C 中央流路、124S 側部流路、130 カバー、135 背面カバー、140 規制膜、150 ヒータ、200 ヘッドレスト、210 ヘッドレストステー、220 ヘッドレストパッド、300 送風機、300h 開口、400 風量調整部材、400h 貫通孔、410 遮断部、Ch 中央開口、Sh 側部開口。
Claims (4)
- 座部を構成するシートクッションに着座した乗員の背部を支持するシートバックと、
前記シートバックの上端部に接続されており、前記乗員の頭部を支持するヘッドレストと、
前記シートバック内に設けられた送風機と、
前記シートバック内に設けられており、前記送風機を通過する風量を調整可能な風量調整部材と、を備え、
前記シートバックは、
バックパッドと、
前記バックパッドの上端部に配置されており、前記ヘッドレストを支持するヘッドレストサポートと、を有し、
前記バックパッドは、
背もたれ面に設けられた背もたれ面吸排気口と、
前記送風機を収容する送風機収容部と、
前記背もたれ面吸排気口と前記送風機収容部とを連結しており、前記送風機が形成した気流が流れる通気流路と、を有し、
前記ヘッドレストは、
前記ヘッドレストサポートに支持されたヘッドレストステーと、
前記ヘッドレストステーに取り付けられたヘッドレストパッドと、を有し、
前記ヘッドレストステーは、前記ヘッドレストパッドと前記シートバックとの距離が第1距離である低位置と、前記ヘッドレストパッドと前記シートバックとの距離が前記第1距離よりも大きな第2距離である高位置と、の間で前記ヘッドレストサポートに対して変位可能であり、
前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーに固定されており、前記背もたれ面吸排気口の開口面積のうち所定の面積を覆うことが可能な体格を有する乗員が前記シートクッションに着座した状態でかつ前記ヘッドレストステーが前記低位置である第1着座状態において前記送風機を通過する風量を、前記乗員又は前記背もたれ面吸排気口の前記開口面積のうち前記所定の面積よりも大きな面積を覆うことが可能な体格を有する乗員が前記シートクッションに着座した状態でかつ前記ヘッドレストステーが前記高位置である第2着座状態において前記送風機を通過する風量よりも小さくする、シート。 - 前記送風機は、前記通気流路に連通するとともに前記気流が通過する開口を有し、
前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーが前記低位置であるときにおける前記送風機の前記開口の面積を、前記ヘッドレストステーが前記高位置であるときにおける前記送風機の前記開口の面積よりも小さくする、請求項1に記載のシート。 - 前記風量調整部材は、前記ヘッドレストステーから下向きに延び、かつ、前記ヘッドレストステーが前記低位置であるときに前記送風機の前記開口の一部を遮断する形状を有する、請求項2に記載のシート。
- 前記背もたれ面吸排気口は、
前記バックパッドの幅方向における前記バックパッドの中央部に形成された中央開口と、
前記バックパッドのうち前記幅方向における前記中央開口の側部に形成された側部開口と、を含み、
前記中央開口は、前記バックパッドのうち前記所定の定の面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該中央開口の少なくとも一部が閉塞される位置に形成されており、
前記側部開口は、前記バックパッドのうち前記所定の定の面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該側部開口の少なくとも一部が開放される位置で、かつ、前記所定の定の面積よりも大きな面積を覆うことが可能な体格を有する前記乗員が前記シートクッションに着座した状態において当該側部開口の少なくとも一部が閉塞される位置に形成されており、
前記通気流路は、
前記中央開口と前記送風機収容部とを連結する中央流路と、
前記側部開口と前記送風機収容部とを連結するとともに、前記中央流路から遮断された側部流路と、を有し、
前記風量調整部材は、前記第1着座状態において、前記中央流路と前記送風機収容部とを連通させるとともに、前記側部流路と前記送風機収容部との連通を遮断し、前記第2着座状態において、前記側部流路と前記送風機収容部とを連通させる、請求項1に記載のシート。
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CN115742897A (zh) * | 2022-12-20 | 2023-03-07 | 阿维塔科技(重庆)有限公司 | 一种座椅通风结构及车辆 |
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