JP2021072855A - ペットフード用フード粒、および粒状ペットフード - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、鶏肉をペットフード用に加工する場合、単に乾燥させただけでは硬くなるため、特許文献1では鶏肉を発泡焼成する方法が提案されている。具体的には、冷凍鶏肉を解凍し、水と卵白を加えて撹拌したものを板状に成形し、乾燥した後に焼成することにより、無数の独立気泡を有する状態に発泡させる方法が記載されている。
本発明は新規な食感を有するペットフードの提供を目的とする。
[1] 水分含有量が12質量%以下であり、デンプン及び油脂を含む層の積層体であり、該積層体は、パイの皮状に多層が積層した構造を有し、層間に空隙を有することを特徴とするペットフード用フード粒(ただし、穀類成分とタンパク性の成分よりなる乾燥アニマルフードであって、アニマルフードを構成するユニットは整列して互いに接着している複数のストランドからなるものを除く)。
[2] 最も多く含まれる原料が小麦粉であり、さらに油脂を含む、[1]のペットフード用フード粒。
[3] 前記ペットフード用フード粒について下記の圧縮試験方法で破断応力曲線を測定したときに、前記層の積層方向に圧縮して得られる破断応力曲線における極大点の数が、前記層の積層方向に垂直な方向に圧縮して得られる破断応力曲線における極大点の数より多い、[1]または[2]のペットフード用フード粒。
圧縮試験方法:平坦なプラットフォーム上に被測定物を置き、その真上から垂直に、接触面が幅1.5mm、長さ10mmの矩形である楔形プランジャーを、60mm/分の一定速度で押し込み、プランジャーが測定対象物に接触してから4mm進むまでの間のプランジャーの変位と応力を測定し、横軸を変位(単位:mm)、縦軸を応力(単位:N)とする破断応力曲線を得る。
[4] 小麦粉の含有量が乾燥質量基準で50〜90質量%である、[1]〜[3]のいずれかのペットフード用フード粒。
[5] 油脂の含有量が乾燥質量基準で10〜42質量%である、[1]〜[4]のいずれかのペットフード用フード粒。
[6] グルテンの含有量が乾燥質量基準で4〜11質量%である、[1]〜[5]のいずれかのペットフード用フード粒。
[7] [1]〜[6]のいずれかのペットフード用フード粒を含む、粒状ペットフード。
[8] さらに、前記ペットフード用フード粒に該当しない任意のフード粒を含む、[7]の粒状ペットフード。
[9] 前記任意のフード粒が膨化粒を含む、[8]の粒状ペットフード。
本発明の粒状ペットフードは、本発明のペットフード用フード粒を含むため、新規な食感を有する。
本明細書における水分含有量(単位:質量%)は常圧加熱乾燥法で求められる。
(常圧加熱乾燥法)
アルミ秤量缶の質量(W1グラム)を恒量値として予め測定する。このアルミ秤量缶に被測定物を入れて質量(W2グラム)を秤量する。つぎに強制循環式の温風乾燥器を使用して、135℃、2時間の条件で被測定物を乾燥させる。乾燥雰囲気中(シリカゲルデシケーター中)で放冷した後、質量(W3グラム)を秤量する。得られた各質量から下記式を用いて水分含有量を求める。
水分含有量(単位:質量%)=(W2−W3)÷(W2−W1)×100
本明細書において、ペットフード用フード粒等の水分含有量は、製造後、包装容器に収容して密閉した製品を、製造日から30日以内に開封した直後に測定した値、またはこれと同等の条件で測定した値とする。
本明細書において、圧縮試験は以下の方法で行われる。
圧縮試験機を用い、被測定物を一定の圧縮速度で圧縮したときの応力を下記の条件で測定する。
プランジャー:接触面が幅1.5mm、長さ10mmの矩形である楔形プランジャー、押し込み速度:60mm/分、測定温度:25℃。
具体的には、平坦なプラットフォーム上に被測定物を置き、その真上から垂直にプランジャーを一定速度で押し込み、プランジャーの変位(移動距離)と応力を測定する。プランジャーが測定対象物に接触してから4mm進んだ時点で測定を終了する。横軸を変位(単位:mm)、縦軸を応力(単位:N)とする破断応力曲線を得る。得られた破断応力曲線グラフにおける極大点の数を計測する。
本明細書の実施例において、圧縮試験はテクスチャーアナライザー(島津小型卓上試験機EZ TEST、型番:EZ−SX、島津製作所社製))を用いて行った。
図1は、本発明のペットフード用フード粒(以下、単に「フード粒」ともいう。)の一実施形態を示す斜視図である。
符号1はフード粒を示す。フード粒1は、デンプンを含む層2の積層体であり、層間に空隙3を有する。フード粒1の積層構造はパイの皮(クラスト)状であり、空隙の位置や大きさは不規則である。
本実施形態のフード粒1は、略直方体状であり、天面および底面に垂直な方向をX方向とする。X方向は層2の積層方向であり、各層2を垂直に貫く方向である。該X方向に対して垂直であり、かつ2つの側面に垂直な方向をY方向とする。
デンプン源となる原材料としては、穀類、イモ類、豆類等が挙げられる。
穀類は、ペットフードの原料として公知の穀類を用いることができる。例えばトウモロコシ、小麦、米、大麦、燕麦、ライ麦等が挙げられる。これらは1種でもよく、2種以上を併用してもよい。穀類の一部として、小麦グルテン等の穀類加工品、ポテトスターチ等の芋類加工品、えんどう豆スターチ等の豆類加工品を用いてもよい。
デンプン源として、少なくとも小麦粉を用いることが好ましい。小麦粉と小麦グルテンを併用することも好ましい。
小麦粉の種類としては、特に制限されず、強力粉、中力粉、薄力粉のいずれを用いてもよい。また、小麦粉の精製度合も特に制限されず、全粒粉、末粉、三等粉、二等粉、一等粉のいずれも用いることができる。
例えば、融点が20℃以上である脂が好ましく、具体例としては、パーム油、バター、マーガリン、牛脂等が挙げられる。固体油脂は1種を用いてもよく、2種以上を用いてもよい。
本明細書において、油脂の融点(多成分の混合物の場合は溶融範囲を意味する。)は、基準油脂分析試験法により得られる値である。
例えば、固体油脂以外の油脂(魚油、亜麻仁油、サフラワー油、ヒマワリ油、大豆油、菜種油、コーン油、綿実油、米油、オリーブ油、落花生油等)、野菜類、塩、糖類、添加物(ビタミン類、ミネラル類、アミノ酸、保存料、pH調整剤、フレーバー原料、繊維、着色料、嗜好剤等、乳化剤、調味料)等が挙げられる。
生地中の原料合計(添加水を含まない、以下同様。)に対して、小麦粉の含有量は60質量%超、90質量%以下であることが好ましく、65〜90質量%がより好ましく、70〜90質量%が特に好ましい。
生地中の原料合計に対して、固体油脂の含有量は10質量%以上、40質量%未満であることが好ましく、10〜35質量%がより好ましく、10〜30質量%が特に好ましい。
小麦粉の含有量が上記範囲の下限値以上であると、生地を圧延する際に伸びやすく、良好な層構造が形成されやすい。
固体油脂の含有量が上記範囲の下限値以上であると、焼成後の層構造において空隙が充分に形成され、サクサク感に優れた食感が得られやすい。また固体油脂の含有量を増加し、相対的にタンパク質の含有量を減少させることでサクサク感を向上させることができる。
生地中の原料合計に対して、固体油脂と小麦粉の合計量が70質量%超〜100質量%であることが好ましく、80〜100質量%がより好ましく、90〜100質量%が特に好ましい。
例えば、生地の原料が小麦粉と小麦グルテンを含む場合、小麦粉中のグルテン含有量と、小麦グルテン中のグルテン含有量の合計が上記の範囲内であることが好ましい。
該グルテンの含有量が上記範囲の下限値以上であると、良好な層構造が形成されやすく、上限値以下であると、焼成後に硬くなりすぎず良好な食感が得られやすい。
生地を調製する際は、生地の全原料に、必要に応じて水(添加水)加えて混合する。これにより生地中にグルテンネットワークが成型される。次いで生地を圧延することにより、生地中に分散された固体油脂が偏平に押しつぶされた状態となる。
次いで圧延された生地を所望の形状に成形する。例えば、生地を、得ようとするフード粒の大きさに応じた厚さの板状に圧延した後、厚さ方向に垂直に切断する方法や、厚さ方向に垂直に型抜きする方法で成形することができる。
圧延後、成形前に、タンパク質が変性する程度の温度で加熱してもよい。成形前に加熱して生地中のタンパク質を変性させると、圧延された生地の硬さが増し、切断または型抜きの作業性を向上させることができる。この時の加熱温度は高すぎるとサクサク感を損ない、低すぎると加熱工程を設けることによる作用性の向上効果が充分に得られないため、これらの不都合が生じない範囲で設定することが好ましい。例えば50〜120℃が好ましく、60〜100℃がより好ましい。
次いで生地を成形した成形物を焼成する。焼成温度は、高すぎると焦げてしまい、低すぎるとサクサク感が充分に生じないため、これらの不都合が生じない範囲で設定することが好ましい。例えば150〜250℃が好ましく、180〜220℃がより好ましい。
焼成後、室温に冷却してフード粒が得られる。
フード粒における油脂の含有量は、乾燥質量基準で10〜42質量%が好ましく、10〜40質量%がより好ましく、10〜35質量%がさらに好ましく、10〜30質量%が特に好ましい。
フード粒におけるグルテンの含有量は、乾燥質量基準で4〜11質量%が好ましく、4〜10質量%がより好ましく、4〜8質量%が特に好ましい。
フード粒について前記の圧縮試験方法で破断応力曲線を測定すると、層の積層方向(X方向)に圧縮して得られる破断応力曲線(例えば図3)における極大点の数が、層の積層方向に垂直な任意の方向(本実施形態ではY方向)に圧縮して得られる破断応力曲線(例えば図4)における極大点の数より多いという特徴を有する。
このことは、層の積層方向と、これに垂直な方向とで、フード粒の割れ方が異なることを意味し、食べたときの食感が異なることを意味する。例えば、極大点の数が1つの場合は、パリっと1回で割れてしまう食感が得られやすく、極大点の数が多い場合はサクサク感が得られやすい。
層の積層方向における該極大点の数と、これに垂直な方向における該極大点の数の差は1以上であり、2以上が好ましく、3以上がより好ましく、4以上がさらに好ましい。
なお、層の積層方向に垂直な方向を圧縮方向とする場合、該積層方向に垂直な方向のうち、試験機のプラットフォーム上に被測定物を安定に置きやすい方向(プラットフォームの平坦面に垂直な方向)を圧縮方向として選ぶことが好ましい。本実施形態では側面に垂直な方向(Y方向)を圧縮方向とした。
本発明の粒状ペットフード(以下、単にペットフードともいう。)は、本発明のフード粒を含む。本発明のフード粒のみからなるペットフードでもよく、本発明のフード粒に該当しない任意のフード粒(以下、任意粒という。)を含んでもよい。
図2は本発明のペットフードの一実施形態を示す斜視図である。図中符号1は図1に示すフード粒、11、12は任意粒を示し、これらが混合されたペットフードが袋状の包装材10に封入されている。
ドライフード粒は膨化粒が好ましい。「膨化粒」は原料混合物を粒状に成形した粒であって、原料混合物の内部で起泡させる膨化工程を経て得られる粒である。「膨化工程」は、加熱、発酵、化学反応または減圧などの手法により、原料混合物の内部で気体を発生させる工程をいう。膨化工程では、気体が発生することにより原料混合物の体積が増加し多孔質の性状となる。原料混合物の体積が増加することにより嵩密度が低下する。膨化工程の前、膨化工程の後、または膨化工程と同時に原料混合物を粒状に成形することにより「膨化粒」が得られる。
したがって、かかるフード粒と膨化粒との両方を含むペットフードにあっては、両者の食感が大きく異なるため、食べる際に食感の変化を楽しむことができ、嗜好性の向上を図ることができる。
該フード粒と膨化粒の合計に対するフード粒の割合は特に限定されないが、嗜好性の向上効果が充分に得られやすい点では5質量%以上が好ましく、10質量%以上がより好ましい。上限は特に限定されず、例えば栄養バランス等を考慮し設定される。ペットフードが総合栄養食である場合、フード粒の含有量は30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
本例では生地原料として小麦粉(薄力粉、グルテン7質量%、水分14質量%)、小麦グルテン(グルテン90質量%、水分6.5質量%)、固体油脂(パーム油)、および塩(水分0.1質量%)を用いた。
表1に示す配合の生地原料に水(添加水)を添加して混合し生地を得た。生地中の原料合計に対するグルテンの含有量(表にはグルテンの合計量と記す。)を表1に示す。
室温下で、得られた生地を厚さ7mm程度の板状に圧延し、100℃で30分蒸射した後、厚さ方向に垂直に切断して、大きさが7mm×7mm×7mmの直方体状に成形した。
得られた成形物を220℃に温度調整したオーブンで約10分間焼成し、水分含有量が4質量%のフード粒を得た。フード粒における小麦粉含有量、油脂含有量、グルテン含有量(いずれも乾燥質量基準)を表1に示す。
得られたフード粒は、成形直後の直方体よりもやや膨らんだ略直方体であり、図1に示すように、層2が積層しており、層2間のところどころに空隙3を有するパイの皮(クラスト)状の構造を有する粒であった。
得られたフード粒1について、前述の方法で圧縮試験を行ったところ図3、4に示す破断応力曲線が得られた。図3は層の積層方向(図中X方向)に圧縮したときの破断応力曲線であり、極大点は7個であった。図4は該X方向に垂直な方向(図中Y方向)に圧縮したときの破断応力曲線であり、極大点は1個であった。
また、得られたフード粒について、下記の方法で成形性および食感を評価した。結果を表1に示す。
生地を板状に圧延し、これを直方体状に切断する成形工程の安定性を下記の基準で評価した。
A:成形を安定して行うことができる。
B:成形はできるが、安定性が低い。
C:成形できない。
パネラーがフード粒を試食して、サクサク感について下記の基準で評価した。
A:サクサク感が強い。
B:サクサク感が得られる。
C:サクサク感は得られない。
実施例1において、配合を表1に示すとおりに変更した以外は、実施例1と同様にしてフード粒を製造し、成形性および食感を評価した。結果を表1に示す。
実施例2、3においても、図1に示すように、層2が積層しており、層2間のところどころに空隙3を有するパイの皮(クラスト)状の構造を有する粒が得られた。
実施例1において、配合を表1に示すとおりに変更した以外は、実施例1と同様にして生地を調製した。本例では、小麦粉の一部として強力粉(グルテン12質量%、水分14.5質量%)を用いた。添加水の量は実施例1と同じとしたが、油脂の配合量が多いため、生地を圧延した際にちぎれてしまい、成形できなかったため、焼成は行わなかった。
本例は、固体油脂を用いず、小麦粉(薄力粉)と添加水だけで生地を調製し、フード粒を製造した例である。添加水の量は実施例1と同じとした。
成形性は良好であったが、得られたフード粒は一様の組織からなり、層の積層体とはならなかった。食感は固く、サクサク感は得られなかった。
実施例1で得られたフード粒を、膨化粒である市販のドライフード粒と混合したときの嗜好性(食いつき)の向上効果について下記の方法で評価した。
市販のドライフード粒の85質量部と、実施例1で得られたフード粒の15質量部を混合してペットフードPを製造した。対照は同じ市販のドライフード粒100質量部からなるペットフードQとした。
ペットフードPとQの組み合わせにおいて摂食量を比較する方法で嗜好性を評価した。20頭の猫をモニターとして2日間でテストした。第1日は、ペットフードPおよびQのうち、一方を左から、他方を右から、猫1頭に対して所定の給餌量で同時に与え、猫がどちらか一方を完食した時点で又は1時間後に、猫が食べたペットフード量を測定した。
猫1頭が第1日に食べた合計のペットフードの質量に対して、ペットフードPの摂食量とペットフードQの摂食量の比(P:Q、P+Q=100%)を百分率で求めた。モニターとした猫の数に基づいて、得られた百分率を平均して、第1日の結果とした。
第2日は、ペットフードPおよびQのうち、第1日とは反対に、一方を右から、他方を左から同時に与えたほかは第1日と同様にして、第2日の結果を得た。
第1日と第2日の結果を平均して、摂食量の比「P:Q」を求めた。PまたはQの数値が高い方を、モニターである猫が好んで摂食したことを示す。Pの値が高いほど、実施例1で得られたフード粒を配合したことによる嗜好性の向上効果が大きいことを意味する。
本例の結果は「P:Q」=「61:39」であり、実施例1で得られたフード粒を配合したことによる嗜好性の向上効果が認められた。
2 層
3 空隙
10 包装材
11、12 任意のフード粒(任意粒)
Claims (9)
- 水分含有量が12質量%以下であり、デンプン及び油脂を含む層の積層体であり、該積層体は、パイの皮状に多層が積層した構造を有し、層間に空隙を有することを特徴とするペットフード用フード粒(ただし、穀類成分とタンパク性の成分よりなる乾燥アニマルフードであって、アニマルフードを構成するユニットは整列して互いに接着している複数のストランドからなるものを除く)。
- 最も多く含まれる原料が小麦粉である、請求項1に記載のペットフード用フード粒。
- 前記ペットフード用フード粒について下記の圧縮試験方法で破断応力曲線を測定したときに、前記層の積層方向に圧縮して得られる破断応力曲線における極大点の数が、前記層の積層方向に垂直な方向に圧縮して得られる破断応力曲線における極大点の数より多い、請求項1または2に記載のペットフード用フード粒。
圧縮試験方法:平坦なプラットフォーム上に被測定物を置き、その真上から垂直に、接触面が幅1.5mm、長さ10mmの矩形である楔形プランジャーを、60mm/分の一定速度で押し込み、プランジャーが測定対象物に接触してから4mm進むまでの間のプランジャーの変位と応力を測定し、横軸を変位(単位:mm)、縦軸を応力(単位:N)とする破断応力曲線を得る。 - 小麦粉の含有量が乾燥質量基準で50〜90質量%である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のペットフード用フード粒。
- 油脂の含有量が乾燥質量基準で10〜42質量%である、請求項1〜4のいずれか一項に記載のペットフード用フード粒。
- グルテンの含有量が乾燥質量基準で4〜11質量%である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のペットフード用フード粒。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載のペットフード用フード粒を含む、粒状ペットフード。
- さらに、前記ペットフード用フード粒に該当しない任意のフード粒を含む、請求項7に記載の粒状ペットフード。
- 前記任意のフード粒が膨化粒を含む、請求項8に記載の粒状ペットフード。
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