JP2021052966A - ヒール付き靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】細身なシルエットを維持しつつ、外反母趾を抑制できる或いは外反母趾の着用者にとっても履きやすいヒール付き靴を提供する。【解決手段】ヒール付き靴は、着用者の足を包み込む靴本体と、靴本体の後端部の下面側に取り付けられたヒールとを備える。ヒールの中心とヒールの後端とを通る第1直線に対し、前端部の先端が幅方向の内側に位置している。インソール部20が、足のMP関節を含む領域に対応する第1底面S1と、足のリスフラン関節と足のショパール関節の間の領域に対応する第2底面S2とを含む。第1底面S1において、第1外側部21の高さは第1内側部22の高さよりも高く、第2底面S2において、第2内側部24の高さは第2外側部23の高さよりも高い。【選択図】図6

Description

本発明は、たとえばパンプス等のヒール付き靴に関する。
従来、高いヒール部を有する靴(いわゆるハイヒール等と呼ばれる靴)において、ファッション性を重視して先端部(爪先部)を突出させたり、幅方向の寸法を狭くしたりした靴が知られているが、このような靴は、足を圧迫する可能性がある。そこで、特許文献1に記載されるように、足を圧迫することのないよう、小指側の幅を親指側の幅よりも広くし、足の形状と靴の形状がほぼ一致するように構成した靴が検討されている。
実開平4−112601号公報
特許文献1に記載された幅広な靴によれば、靴に足を挿入しても足を圧迫することがなく、長時間靴を履いても足が疲れにくいと考えられる。また、靴が足を圧迫しないので、外反母趾等の症状も発生しにくいと考えられる。しかしながら、このような幅広な靴は、一般的な靴のシルエットよりも大きくなってしまい、デザイン性の観点で望ましくない。
ところが上述のとおり、細身で綺麗なシルエットをもったパンプス等のヒール付き靴を採用した場合には、足に対する圧迫が問題とならざるを得ず、外反母趾の症状を生じる可能性がある。外反母趾の症状を生じる可能性があるということ以外にも問題がある。たとえば、木型の設計において、親指側の部分にかかる負担を考慮して、爪先部を内側(親指側)に多少移動させた場合、第2趾から第5趾の辺りにアッパーが当たってしまい、足を圧迫する恐れがある。あるいは、外反母趾の着用者にとっては、靴を履きづらいといった事態を招く可能性もある。
本発明は、細身なシルエットを維持しつつ、外反母趾を抑制できる或いは外反母趾の着用者にとっても履きやすいヒール付き靴を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、インソール部を有し、着用者の足を包み込む靴本体と、靴本体の後端部の下面側に取り付けられたヒールと、を備えたヒール付き靴であって、靴本体は、着用者の爪先部が配置される前端部と、着用者の踵部が配置される後端部とを有し、ヒールの中心とヒールの後端とを通る第1直線に対し、前端部の先端が幅方向の内側に位置しており、インソール部が、足のMP関節を含む領域に対応する第1底面と、足のリスフラン関節と足のショパール関節の間の領域に対応する第2底面とを含み、第1底面において、外側に位置する第1外側部の高さは内側に位置する第1内側部の高さよりも高く、第2底面において、内側に位置する第2内側部の高さは外側に位置する第2外側部の高さよりも高い。
このヒール付き靴では、靴本体の前端部の先端が、第1直線に対して幅方向の内側に位置している。このように前端部の先端(トゥとも呼ばれる部分である)が内側に向けられることで、外反母趾に対応することが可能となっている。しかし、靴本体の前端部の先端が、第1直線に対して幅方向に対して大きく内側に位置していることによって、第2趾から第5趾の辺りにアッパーが当たってしまい、足を強く圧迫する恐れがある。また、靴本体の前端部の先端が、第1直線に対して幅方向に対して大きく内側に位置していることによって、足が外側に倒れ込む作用が生じる。足への圧迫を緩和するため、また、足が外側に倒れ込む作用とのバランスをとるため、MP関節を含む領域に対応する第1底面において、第1外側部の高さを第1内側部の高さよりも高くしている。また、リスフラン関節とショパール関節の間の領域に対応する第2底面において、第2内側部の高さを第2外側部の高さよりも高くしている。すなわち、上記高さ関係によってMP関節付近では足が内側に倒れ込む作用が生じ、リスフラン関節とショパール関節の間の領域では足が外側に倒れ込む作用が生じる。その結果、足全体としてバランスをとることができる。よって、外反母趾に対応しつつ、細身なシルエットを有する場合でも履きやすいヒール付き靴が提供される。したがって、細身なシルエットを維持しつつ、外反母趾を抑制できる或いは外反母趾の着用者にとっても履きやすいという効果が奏される。本明細書において、第1表面上または第2表面上(すなわちインソール部上)のある部分の「高さ」は、ヒール付き靴を接地面に置いたときの接地面から、足裏が接する接足面までの高さを意味する。なお、「履きやすさ」は、着用者が靴を履いて立位を維持する際の履き心地すなわち「立ちやすさ」と、着用者が靴を履いて歩いた際の履き心地、すなわち「歩きやすさ」とを含んだ概念である。
第1直線に対して、ヒールの中心と前端部の先端とを通る第2直線がなす角度が8〜12度であってもよい。前端部の先端(トゥ)を内側に向け過ぎると、履きやすさが損なわれる恐れがある。前端部の先端を内側に適度に向けることで、外反母趾に対する対応と、履きやすさとが好適に両立される。
第1底面における第1外側部と第1内側部の高さ関係、および、第2底面における第2内側部と第2外側部の高さ関係が、少なくともインソール部の厚みの調整によって実現されていてもよい。インソール部は樹脂などの成形品である場合が多い。インソール部の厚みの調整によって上述した接足面の高さ関係が実現されることで、設計の自由度が高められる。また高さの微調整も行いやすい。
インソール部の第1底面に沿った断面において、外側の断面積は内側の断面積よりも大きく、インソール部の第2底面に沿った断面において、内側の断面積は外側の断面積よりも大きくてもよい。この構成によれば、上述した接足面の高さ関係を確実かつ容易に実現でき、内側への倒れ込みと外側への倒れ込みの両方を確実に生じさせることができる。また着用者によって足の形状は異なるが、弾力性を有するインソール部で厚みの調整をすることによって、ヒール付き靴は、より多くの着用者にフィットする。
靴本体は、本底と、本底の上面側に接合された中底とを有し、第1底面における第1外側部と第1内側部の高さ関係、および、第2底面における第2内側部と第2外側部の高さ関係が、少なくとも中底および/または本底の高さの調整によって実現されていてもよい。中底および/または本底の高さの調整によって上述した接足面の高さ関係が実現される場合、インソール部に関しては、比較的均一な厚みをもったインソール部を採用するだけで足りる。
靴本体は、本底と、本底の上面側に接合された中底とを有し、中底は、足のMP関節に対応する第1中底表面と、足のリスフラン関節の後方に近接する領域に対応する第2中底表面とを含み、第1中底表面において、外側に位置する第1中底外側部の高さは内側に位置する第1中底内側部の高さよりも高く、第2中底表面において、内側に位置する第2中底内側部の高さは外側に位置する第2中底外側部の高さよりも高くてもよい。この構成によれば、上述した接足面の高さ関係を確実かつ容易に実現でき、内側への倒れ込みと外側への倒れ込みの両方を確実に生じさせることができる。
第1外側部を中心としてインソール部の外側縁に沿って延び第1長さを有する第1外側領域の平均高さは、第1内側部を中心としてインソール部の内側縁に沿って延び第1長さを有する第1内側領域の平均高さよりも高く、第2内側部を中心としてインソール部の内側縁に沿って延び第2長さを有する第2内側領域の平均高さは、第2外側部を中心としてインソール部の外側縁に沿って延び第2長さを有する第2外側領域の平均高さよりも高くてもよい。一定の広さをもった領域の平均高さを管理することで、より多くの着用者にフィットするヒール付き靴が実現される。
本発明によれば、細身なシルエットを維持しつつ、外反母趾を抑制できる或いは外反母趾の着用者にとっても履きやすいヒール付き靴が提供される。
本発明に係るヒール付き靴の一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るヒール付き靴の一実施形態を示す側面図である。 図2のヒール付き靴の平面図である。 図2のヒール付き靴の靴本体の外形を示す図である。 ヒールの側面図である。 インソール部の平面図である。 図6のVII−VII線に沿って切断した断面図である。 図3のVIII−VIII線に沿って切断した断面図である。 図3のIX−IX線に沿って切断した断面図である。 図10(a)は第1底面に沿った断面における内外の断面積を示す図、図10(b)は第2底面に沿った断面における内外の断面積を示す図である。 足の骨格構造の平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
まず図1および図2を参照して、本実施形態のヒール付き靴1の基本構成について説明する。図1および図2に示されるように、ヒール付き靴1は、たとえば女性である着用者によって着用される靴である。ヒール付き靴1の一例として、パンプスが挙げられる。ヒール付き靴1は、着用者の足が内部に挿入されて着用者の足を包み込む靴本体2と、靴本体2の後端部4の下面側に取り付けられたヒール10とを備える。なお、図1では、ヒール付き靴1の左足用の靴が図示されているが、図2以降の図では、右足用の靴(およびその部品)が図示されている。左足用の靴と右足用の靴は、互いに面対称な構造を有している。
本明細書において、特に断らない限り、「前」は爪先側を意味し、「後」は踵側を意味する。「外側」は、小指側(第5中足骨105側、図11参照)を意味し、「内側」は、親指側(第1中足骨101側、図11参照)を意味する。「幅」は足の幅を意味し、「幅方向」は第1中足骨101〜第5中足骨105を横断する方向(すなわち図11の左右方向)を意味する。また、特に断らない限り、「高さ」は、ヒール付き靴1を接地面G(図8参照)に置いたときの接地面Gからの高さを意味する。この場合の接地面Gは、平坦な面であると仮定される。
ヒール付き靴1の靴本体2は、本底7と、本底7の上面側に接合された中底9(図8参照)と、本底7および/または中底9に対して結合されると共に、着用者の足を覆うアッパー8とを有する。本底7は、アウトソールとも呼ばれる部材であり、ヒール付き靴1において外部に露出する底面を構成している。本底7は、ヒール付き靴1の着用時には地面等の接地面Gに接触する。本底7は、たとえば合成繊維製、合成樹脂製、ゴム製または皮革製である。中底9は、たとえばパルプ製または木製である。中底9は、インソール部20が装着された状態では、露出せずに内部に隠れている。
アッパー8は、着用者の足を前後左右および上から包み込む。アッパー8の上面には、足を通すための開口6が形成されている。アッパー8は、たとえば天然皮革等の皮革製であるが、皮革製に限られず、布製等であってもよい。本底7および/または中底9に対するアッパー8の結合形態は、特に限定されない。アッパー8の下縁が、本底7および/または中底9に対して縫合されてもよいし、接着されてもよい。アッパー8は、公知の方法により、本底7および/または中底9に対して結合される。
靴本体2は、中底9上に配置されて着用者の足が乗るインソール部20を有する(図6、図7も参照)。インソール部20は、いわば中敷部である。インソール部20は、たとえば、靴本体2に対して取付け・取外し自在である。インソール部20は、たとえばウレタン等の樹脂製である。インソール部20は、アッパー8と中底9との間に形成された内部空間に挿入され、中底9上で中底9にフィットする。インソール部20の表面は、着用者の足の裏にフィットするような形状に成形されてもよい。なお、インソール部20が、中底9等に対して結合されていてもよい。
靴本体2は、たとえば木型を用いて製造され得る。靴本体2には、上記した各部材以外にも、補強部材やライニング等の公知のパーツが組み込まれ得る。たとえば、本底7と中底9の間に、別のシート状の部材が介在してもよい。靴本体2は、全体として、細身なシルエットを有する。
ヒール10は、着用者の踵部を支え、踵部を高い位置に保つ。ヒール10の形状および高さは、適宜に設定される。ヒール10は、たとえばABS樹脂製であるが、ABS樹脂製に限られず、木製等であってもよい。ヒール10の上端部は、靴本体2の後端部4におけるアッパー8に滑らかな曲線を描くようにして連続する。ヒール10内には、鉛直方向に延びる金属製の補強軸芯が設けられてもよい。
ヒール10の下端(先端)10bには、たとえば合成繊維製、合成樹脂製、またはゴム製のトップリフト11が固定されている。このトップリフト11は、ヒール付き靴1の着用時には、本底7の前部と共に、地面等の接地面Gに接触する。トップリフト11には、ヒール10の下端10bから挿入される金属軸(図示せず)が立設されてもよい。
図1〜図3に示されるように、靴本体2は、着用者の爪先部が配置される前端部3と、着用者の踵部が配置される後端部4とを有する。後端部4にヒール10が取り付けられているため、後端部4の高さは、前端部3の高さよりも高い。前端部3と後端部4との間において、後端部4により近い位置に形成された中間部5は、傾斜しており、その高さが後方に向けて徐々に高くなっている(図2参照)。
図3に示されるように、ヒール付き靴1の前後方向の全体の長さである靴長は、足長D1と捨て寸D2の和に相当する。すなわち、ヒール付き靴1内に足が収まっているときに、足全体に相当する部分(踵部から爪先部まで)の長さが足長D1である。トゥとも呼ばれる、前端部3の先端3aの形状により、捨て寸D2の長さは変わり得る。
ヒール付き靴1は、細身なシルエットを有しており、かつ綺麗な外観を有する。これにより、ヒール付き靴1は、デザイン性に優れている。一方で、ヒール付き靴1は、外反母趾を抑制するための構成を備える。あるいは、着用者の足が外反母趾である場合には、ヒール付き靴1は、そのような着用者にとっても履きやすい靴になっている。ヒール付き靴1は、爪先部における足指の当たりを防ぐことができるように構成されている。またヒール付き靴1は、爪先部の当たり及び踵部の外側の当たりを防ぐことができるように構成されている。ここで言う「当たり」とは靴本体2から受ける圧迫と同意である。
図4および図5を参照して、前端部3の先端3aすなわちトゥの位置および形状について説明する。図4は、図2のヒール付き靴の靴本体の外形を示す図である。図5はヒールの側面図である。ヒール付き靴1において、前端部3の先端3aは、内側へ振られている。すなわち、前端部3の先端3aは、内側寄りに向けられている。より詳細に説明すると、ヒール10の中心Bとヒール10の後端Cとを通る第1直線L1に対し、前端部3の先端3aは、幅方向の内側に位置している。
図4に示されるように、第1直線L1に対して、ヒール10の中心Bと前端部3の先端Aとを通る第2直線L2がなす角度θは、たとえば8〜12度である。この角度θは、ヒール10の高さに基づいて決定されてもよいし、足長D1に対する靴本体2の幅に基づいて決定されてもよい。角度θは、外反母趾対策の観点で重要である。角度θは、9〜11度であることがより好ましく、約10度であることが更により好ましい。一例として、この角度θは、10度であってよい。ただし、外反母趾の程度によっては、角度θが12度以上であってもよい。
ここで、先端Aは、前端部3の先端3aの位置である。前端部3の先端3aが尖っておらず平坦な形状を有するときは、たとえば、先端Aは幅方向の中心点とされる。ヒール10の中心Bは、ヒール10の上面に形成された凹状部10cにおける踵骨の下に対応する部位(図5参照)である。この場合の中心Bの位置は、足長D1を基準として、ヒール10の後端10aから足長D1の15%の位置であって、幅方向(左右方向)におけるヒール10の中心の位置である。後端Cは、ヒール10の後端10aの位置である。図4に示した先端A、中心B、後端C、第1直線L1、および第2直線L2は、いずれも、三次元空間内に存在する点または直線を、接地面G等の水平面上に投影して二次元的に示したものである。
続いて図3、図6〜図10を参照して、ヒール付き靴1の内部空間に面する底面の高さ、すなわちインソール部20の表面の高さについて説明する。図6は、インソール部20の平面図である。図7は、図6のVII−VII線に沿って切断した断面図である。図8は、図3のVIII−VIII線に沿って切断した断面図である。図9は、図3のIX−IX線に沿って切断した断面図である。なお、図6および図7では、インソール部20単体が示されているが、後述する表面の高さについては、インソール部20が靴本体2に装着された状態を前提に説明がなされるものとする。
図3および図6に示されるように、インソール部20は、幅方向に延びる2つの帯状の領域において、外側部分の高さと内側部分の高さとをそれぞれ所定値に設定することで、爪先部の当たり及び踵部の外側の当たりを防ぐことができるようになっている。これらの帯状の領域は、図11に示される足の骨格構造に基づいて、規定されている。より詳細には、インソール部20は、足のMP(metatarsophalangeal)関節に対応する第1底面S1と、足のリスフラン関節とショパール関節の間の領域に対応する第2底面S2とを含む。
図11に示されるように、MP関節Xは、第1中足骨101、第2中足骨102、第3中足骨103、第4中足骨104および第5中足骨105の骨頭を結んだ線上に存在する。またリスフラン関節Yは、第1中足骨101〜第5中足骨105と、内側楔状骨109、中間楔状骨108、外側楔状骨107および立方骨106との間に存在する。ショパール関節Zは、舟状骨110と距骨111との間、および、立方骨106と踵骨112との間に存在する。あるヒール付き靴1に対して足長D1が定められれば、そのヒール付き靴1において、MP関節X、リスフラン関節Yおよびショパール関節Zがそれぞれどこに位置するかは、概ね定まる。
図3および図6に示されるように、インソール部20上において、第1底面S1は、MP関節Xに対応する領域を直線状に近似することで設定される。たとえば、MP関節Xに対応する領域を直線状に近似することで、図6に示される第1基準ラインR1が得られる。この第1基準ラインR1を中心として前後に所定の幅を設定することで、第1底面S1が設定される。第1底面S1は、幅方向(左右方向)よりもやや斜めに向けて延びていてもよい。すなわち、第1底面S1において、外側(図示右側)に位置する第1外側部21が、内側(図示左側)に位置する第1内側部22よりもやや後方に位置してもよい。
より詳細には、第1基準ラインR1は、足長D1を基準として、ヒール10の後端10aから65%の位置に設定される。したがって、第1底面S1は、足長D1を基準として、ヒール10の後端10aから60〜70%の範囲に設定される。第1基準ラインR1は、足の骨格構造上に引かれ得る中心線Lc上におけるMP関節X付近の所定点を通り、MP関節Xに沿って延びる第1関節ラインLxに対応する(図11参照)。
インソール部20上において、第2底面S2は、リスフラン関節Yに対応する領域を直線状に近似した第2基準ラインR2、および、ショパール関節Zに対応する領域を直線状に近似した第3基準ラインR3の2つの線分の間の領域に設定される。より詳細には、第2基準ラインR2は、ヒール10の後端10aから足長D1の45%の位置に設定され、第3基準ラインR3は、ヒール10の後端10aから足長D1の25%の位置に設定される。第2基準ラインR2は、中心線Lc上におけるリスフラン関節Y付近の所定点を通り、リスフラン関節Yに沿って延びる第2関節ラインLyに対応し、第3基準ラインR3は、中心線Lc上におけるショパール関節Z付近の所定点を通り、ショパール関節Zに沿って延びる第3関節ラインLzに対応する(図11参照)。第2底面S2は、幅方向(左右方向)に延びていてもよい。すなわち、第2底面S2において、外側(図示右側)に位置する第2外側部23と内側(図示左側)に位置する第2内側部24とが、前後方向において略同じ位置に位置してもよい。
第1底面S1が、幅方向(左右方向)に延びていてもよいし、第2底面S2が、幅方向(左右方向)よりもやや斜めに向けて延びていてもよい。上記した「MP関節X、リスフラン関節Y、またはショパール関節Zに沿って延びる」とは、骨格構造内において立体的かつ複雑な形状に延びる各関節の左右両端を結ぶ線に対して、30度未満の角度をなしていることを意味する。第1関節ラインLx、第2関節ラインLy、および第3関節ラインLzのそれぞれは、三次元空間内に存在する直線であるが、これらの直線を接地面G等の水平面上に投影して得られる直線と、第1基準ラインR1、第2基準ラインR2、および第3基準ラインR3を接地面G等の水平面上に投影して得られる直線とは、それぞれ略一致する。
なお、インソール部20の中央には、円形状または楕円形状の盛り上がった部分であるメタターサル近位凸部25が形成されている。メタターサル近位凸部25は、メタターサル(中足骨)の骨頭部の近位(骨頭から体幹に近い側)付近に設けられる。メタターサル近位凸部25は、外反母趾対策とは特に関係なく設定されてよい。
図8および図9を参照して、第1底面S1における第1外側部21および第1内側部22の高さ関係、および、第2底面S2における第2外側部23および第2内側部24の高さ関係について説明する。図3のVIII−VIII線は、第1外側部21および第1内側部22を通る切断線である。図3のIX−IX線は、第2外側部23および第2内側部24を通る切断線である。図8に示されるように、第1底面S1において、第1外側部21の高さは、第1内側部22の高さよりも高くなっている。一方、図9に示されるように、第2底面S2において、第2内側部24の高さは、第2外側部23の高さよりも高くなっている。これらの高さの差は、たとえば、1〜10mm程度の範囲内で設定される。図8および図9には、「高さ」の基準である接地面Gが併せて示されている。
図8および図9に示されるように、インソール部20は、幅方向において中底9よりもはみ出る場合がある。その場合、第1外側部21、第1内側部22、第2外側部23、および第2内側部24のいずれかが、中底9ではなくアッパー8によって支持されることもある。この傾向は、第2底面S2においてより顕著である(図9参照)。
本実施形態のヒール付き靴1において所望の作用を生じさせるためには、第1底面S1および第2底面S2の基となる足の各領域は、足の構造上、安定した領域である必要がある。第1底面S1の基となる領域は、着用者の足を支える3点(母趾、小趾、およびかかと)のうちの2点(母趾および小趾)を結ぶ領域、すなわちMP関節Xを含む領域であるので、足の動き(水平面に対する左右への傾き等)による影響を受けにくい、安定した領域である。第2底面S2も、各関節の可動性が小さい中足部である、リスフラン関節Yとショパール関節Zの間の領域であるので、足の動き(水平面に対する左右への傾き等)による影響を受けにくい、安定した領域である。
インソール部20の下面側に配置された中底9についても説明すると、図8に示されるように、第1底面S1の真下に位置する第1中底表面E1において、外側(図示右側)に位置する第1中底外側部31の高さは、内側(図示左側)に位置する第1中底内側部32の高さと略同じであってもよい。図9に示されるように、第2底面S2の真下に位置する第2中底表面E2において、外側(図示右側)に位置する第2中底外側部33の高さは、内側(図示左側)に位置する第2中底内側部34の高さと略同じであってもよい。
図10を参照して、別の観点からインソール部20について説明する。図10(a)および図10(b)では、第1底面S1および第2底面S2に沿った断面が、左右方向の中心線で分割して図示されている。図10(a)に示されるように、インソール部20の第1底面S1に沿った断面において、外側(図示右側)の断面積SA1は、内側(図石左側)の断面積SA2よりも大きくなっている。一方、図10(b)に示されるように、インソール部20の第2底面S2に沿った断面において、内側(図示左側)の断面積SA4は、外側(図石右側)の断面積SA3よりも大きくなっている。
以上説明したように、本実施形態では、第1底面S1における第1外側部21と第1内側部22の高さ関係、および、第2底面S2における第2外側部23と第2内側部24の高さ関係が、インソール部20の断面積(すなわち厚み)の調整によって実現されている。
上述したとおり、インソール部20の表面の高さは、第1外側部21、第1内側部22、第2外側部23、および第2内側部24の各高さとして表されるが、さらに別の観点でも、本実施形態の技術的思想を表すことができる。図6に示されるように、第1外側部21、第1内側部22、第2外側部23、および第2内側部24よりも広範囲な4つの領域が定義されてもよい。すなわち、第1底面S1の左右両端において、第1外側部21を含み、かつ第1外側部21を中心としてインソール部20の外側縁27に沿って延びる第1外側領域T1、および、第1内側部22を含み、かつ第1内側部22を中心としてインソール部20の内側縁28に沿って延びる第1内側領域T2が定義され得る。第2底面S2の左右両端において、第2外側部23を含み、かつ第2外側部23を中心としてインソール部20の外側縁27に沿って延びる第2外側領域T3、および、第2内側部24を含み、かつ第2内側部24を中心としてインソール部20の内側縁28に沿って延びる第2内側領域T4が定義され得る。
そして、第1外側領域T1の平均高さが、第1内側領域T2の平均高さよりも高くなっている。一方、第2内側領域T4の平均高さが、第2外側領域T3の平均高さよりも高くなっている。第1外側領域T1および第1内側領域T2の前後方向の長さは、等しくなっており、いずれも第1長さである。この第1長さは、足長D1の5〜10%程度であってよい。第2外側領域T3および第2内側領域T4の前後方向の長さは、等しくなっており、いずれも第2長さである。この第2長さは、足長D1の5〜10%程度であってよい。なお、第2外側領域T3および第2内側領域T4は、第2底面の前後方向全域にわたっている必要はない。第2外側領域T3および第2内側領域T4は、第2底面の前後方向の一部に重なるように存在してもよい。
ここで、各領域の平均高さは、各領域内の複数の点の高さの平均として求められてもよいし、各領域の表面の高さをスキャン等により連続的に計測して、これらの平均として求められてもよい。
本実施形態のヒール付き靴1では、靴本体2の前端部3の先端3aが、第1直線L1に対して幅方向の内側に位置している。このように前端部3の先端3a(トゥ)が内側に向けられることで、外反母趾に対応することが可能となっている。しかし、靴本体2の前端部3の先端3aが、第1直線L1に対して幅方向に対して大きく内側に位置していることによって、第2趾から第5趾の辺りにアッパーが当たってしまい、足を強く圧迫する恐れがある。また、靴本体2の前端部3の先端3aが、第1直線L1に対して幅方向に対して大きく内側に位置していることによって、足が外側に倒れ込む作用が生じる。足への圧迫を緩和するため、また、足が外側に倒れ込む作用とのバランスをとるため、MP関節Xを含む領域に対応する第1底面S1において、第1外側部21の高さを第1内側部22の高さよりも高くしている。また、リスフラン関節Yとショパール関節Zの間の領域に対応する第2底面S2において、第2内側部24の高さを第2外側部23の高さよりも高くしている。すなわち、上記高さ関係によってMP関節X付近では足が内側に倒れ込む作用が生じ、リスフラン関節Yとショパール関節Zの間の領域では足が外側に倒れ込む作用が生じる。その結果、足全体としてバランスをとることができる。上記の作用を生じさせるために、第1底面S1および第2底面S2が、上述したとおり、安定した位置に設定されている。第1底面S1および第2底面S2を本実施形態のように安定した位置に設定することで、上記の作用効果が得られる。よって、外反母趾に対応しつつ、細身なシルエットを有する場合でも履きやすいヒール付き靴1が提供されている。したがって、細身なシルエットを維持しつつ、外反母趾を抑制できる或いは外反母趾の着用者にとっても履きやすいという効果が奏される。
第1直線L1に対して、ヒール10の中心Bと前端部3の先端3aとを通る第2直線L2がなす角度θが、8〜12度である。前端部3の先端3a(トゥ)を内側に向け過ぎると、履きやすさが損なわれる恐れがある。前端部3の先端3aを内側に適度に向けることで、外反母趾に対する対応と、履きやすさとが好適に両立される。
第1底面S1における第1外側部21と第1内側部22の高さ関係、および、第2底面S2における第2内側部24と第2外側部23の高さ関係が、少なくともインソール部20の厚みの調整によって実現されている。インソール部20は樹脂などの成形品である。インソール部20の厚みの調整によって、上述した接足面の高さ関係が実現されることで、設計の自由度が高められる。また高さの微調整も行いやすい。
インソール部20の第1底面S1に沿った断面において、外側の断面積SA1は内側の断面積SA2よりも大きく、インソール部20の第2底面S2に沿った断面において、内側の断面積SA4は外側の断面積SA3よりも大きい。この構成によれば、上述した接足面の高さ関係を確実かつ容易に実現でき、内側への倒れ込みと外側への倒れ込みの両方を確実に生じさせることができる。また着用者によって足の形状は異なるが、このような外側と内側における断面積の調整によって、弾力性を有するインソール部20で厚みの調整をすることによって、ヒール付き靴1が、より多くの着用者にフィットする。
第1外側部21を中心としてインソール部20の外側縁27に沿って延び第1長さを有する第1外側領域T1の平均高さは、第1内側部22を中心としてインソール部20の内側縁28に沿って延び第1長さを有する第1内側領域T2の平均高さよりも高く、第2内側部24を中心としてインソール部20の内側縁28に沿って延び第2長さを有する第2内側領域T4の平均高さは、第2外側部23を中心としてインソール部20の外側縁27に沿って延び第2長さを有する第2外側領域T3の平均高さよりも高い。一定の広さをもった領域の平均高さを管理することで、より多くの着用者にフィットするヒール付き靴が実現される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、インソール部20のみならず、中底9の形状および構造によって、上述した接足面の高さ関係が実現されてもよい。たとえば、第1底面における第1外側部と第1内側部の高さ関係、および、第2底面における第2内側部と第2外側部の高さ関係が、少なくとも中底の高さの調整によって実現されていてもよい。中底の高さの調整によって、上述した接足面の高さ関係が実現される場合、インソール部に関しては、比較的均一な厚みをもったインソール部を採用するだけで足りる。
より詳細には、靴本体は、本底と、本底の上面側に接合された中底とを有し、中底は、足のMP関節に対応する第1中底表面と、足のリスフラン関節の後方に近接する領域に対応する第2中底表面とを含み、第1中底表面において、外側に位置する第1中底外側部の高さは内側に位置する第1中底内側部の高さよりも高く、第2中底表面において、内側に位置する第2中底内側部の高さは外側に位置する第2中底外側部の高さよりも高くてもよい。これら中底表面の高さは、幾つかの手法によって調整され得る。たとえば、中底の厚みを調整して中底表面の高さを調整してもよいし、本底自体を斜めにして(本底の厚みを調整して)中底表面の高さを調整してもよい(なお、この場合は木型の調整を伴う)。すなわち、中底表面の高さ調整は、本底のみによる調整、中底のみによる調整、本底と中底の両方に調整等が考えられる。中底表面の高さが上記構成となっていれば、上述した接足面の高さ関係を確実かつ容易に実現でき、内側への倒れ込みと外側への倒れ込みの両方を確実に生じさせることができる。
インソール部20の形状および構造と、中底9の形状および構造の両方によって、上述した接足面の高さ関係が実現されてもよい。
アッパー8のデザイン、トゥのデザイン、または足長D1および捨て寸D2は、適宜に変更されてよい。パンプス以外の靴に本発明が適用されてもよい。男性用の靴に本発明が適用されてもよい。
1…ヒール付き靴、2…靴本体、3…前端部、4…後端部、7…本底、8…アッパー、9…中底、10…ヒール、10a…後端、10b…下端、11…トップリフト、20…インソール部、21…第1外側部、22…第1内側部、23…第2外側部、24…第2内側部、25…メタターサル近位凸部、27…外側縁、28…内側縁、31…第1中底外側部、32…第1中底内側部、33…第2中底外側部、34…第2中底内側部、A…先端、B…中心、C…後端、D1…足長、D2…捨て寸、E1…第1中底表面、E2…第2中底表面、R1…第1基準ライン、R2…第2基準ライン、S1…第1底面、S2…第2底面、SA1…(外側の)断面積、SA2…(内側の)断面積、SA3…(外側の)断面積、SA4…(内側の)断面積、T1…第1外側領域、T2…第1内側領域、T3…第2外側領域、T4…第2内側領域、X…MP関節、Y…リスフラン関節。

Claims (7)

  1. インソール部を有し、着用者の足を包み込む靴本体と、前記靴本体の後端部の下面側に取り付けられたヒールと、を備えたヒール付き靴であって、
    前記靴本体は、前記着用者の爪先部が配置される前端部と、前記着用者の踵部が配置される前記後端部とを有し、
    前記ヒールの中心と前記ヒールの後端とを通る第1直線に対し、前記前端部の先端が幅方向の内側に位置しており、
    前記インソール部が、前記足のMP関節を含む領域に対応する第1底面と、前記足のリスフラン関節と前記足のショパール関節の間の領域に対応する第2底面とを含み、
    前記第1底面において、外側に位置する第1外側部の高さは内側に位置する第1内側部の高さよりも高く、
    前記第2底面において、内側に位置する第2内側部の高さは外側に位置する第2外側部の高さよりも高い、ヒール付き靴。
  2. 前記第1直線に対して、前記ヒールの前記中心と前記前端部の前記先端とを通る第2直線がなす角度が8〜12度である、請求項1に記載のヒール付き靴。
  3. 前記第1底面における前記第1外側部と前記第1内側部の高さ関係、および、前記第2底面における前記第2内側部と前記第2外側部の高さ関係が、少なくとも前記インソール部の厚みの調整によって実現されている、請求項1または2に記載のヒール付き靴。
  4. 前記インソール部の前記第1底面に沿った断面において、外側の断面積は内側の断面積よりも大きく、
    前記インソール部の前記第2底面に沿った断面において、内側の断面積は外側の断面積よりも大きい、請求項1または2に記載のヒール付き靴。
  5. 前記靴本体は、本底と、前記本底の上面側に接合された中底とを有し、
    前記第1底面における前記第1外側部と前記第1内側部の高さ関係、および、前記第2底面における前記第2内側部と前記第2外側部の高さ関係が、少なくとも前記中底および/または前記本底の高さの調整によって実現されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒール付き靴。
  6. 前記靴本体は、本底と、前記本底の上面側に接合された中底とを有し、
    前記中底は、前記足のMP関節に対応する第1中底表面と、前記足のリスフラン関節の後方に近接する領域に対応する第2中底表面とを含み、
    前記第1中底表面において、外側に位置する第1中底外側部の高さは内側に位置する第1中底内側部の高さよりも高く、
    前記第2中底表面において、内側に位置する第2中底内側部の高さは外側に位置する第2中底外側部の高さよりも高い、請求項1〜4のいずれか一項に記載のヒール付き靴。
  7. 前記第1外側部を中心として前記インソール部の外側縁に沿って延び第1長さを有する第1外側領域の平均高さは、前記第1内側部を中心として前記インソール部の内側縁に沿って延び前記第1長さを有する第1内側領域の平均高さよりも高く、
    前記第2内側部を中心として前記インソール部の内側縁に沿って延び第2長さを有する第2内側領域の平均高さは、前記第2外側部を中心として前記インソール部の外側縁に沿って延び前記第2長さを有する第2外側領域の平均高さよりも高い、請求項1〜6のいずれか一項に記載のヒール付き靴。
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