JP2006102335A - 靴用インソール - Google Patents

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Abstract

【課題】 足の骨格及び足の運動に着目して、足の裏を的確な部位で支持することができ、且つ、前記部位を支点として適度な運動を許容することができるように構成した靴用インソールを提供する。
【解決手段】インソール70は、凸部80を中心にして前後左右を放射方向に下傾させることで、立方骨18を集中的に支持し、立方骨18から前後左右にずれた足の部位ではその部位に作用する応力が漸減する。これによって、正常な姿勢を維持できるとともに、運動機能を向上させることができる。立方骨18に相当する部位において足を裏から支持し、立方骨を中心として左右前後へ下傾させ、さらに、肉抜き部分82,84を設けることにより運動を許容することで、使用者自身がそれぞれの足で立方骨を中心として調芯して正常な姿勢に復帰しようとする刺激が与えられる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、靴用インソールに関する。より詳細には、本発明は、足の裏を的確な部位で支持することができ、且つ、前記部位を支点として適度な運動を許容することができるように構成した靴用インソールに関する。
靴用インソールは、防臭性やクッション性を主目的とするものもあるが、本発明が取り扱う靴用インソールは、機能面を追求し、その目的が正常な姿勢を維持すること、及び、運動機能を向上させることにある。
正常な姿勢に影響を及ぼす1つの要因として脚長差が挙げられる。もっとも、脚長差は、正常な姿勢を阻害する一つの要因であるが、他にも正常な姿勢を阻害する要因は存在する。一因として脚長差に着目すると、脚長差とは左右の脚の長さの違いであり、解剖学的な要因によるものと機能的な要因によるものがある。解剖学的な脚長差の代表的な要因としては、骨折などの外傷による脛骨(スネの骨)や大腿骨(太ももの骨)の長さの違いである。他方、機能的な脚長差の要因としては、骨盤や大腿骨の変位(ズレ)のほか、足関節の歪みがある。足関節の歪みなどが要因となる脚長差は、骨格系、筋肉系、神経系に悪影響を及ぼすと考えられている。
骨格系への影響としては、土台となる足関節の歪みが、左右の骨盤の高低差を生み出し、この骨盤の高低差は背骨の側彎につながる。そして、背骨の側彎は神経障害、血行不良、内臓疾患など、全身に様々な障害をもたらす要因となる。
筋肉系への影響としては、足関節の歪みによって、損なわれたバランスを補うため余分な筋肉を使うようになり、リラックスした状態で立つことができなくなる。そのため、常に筋肉が緊張した状態なので、疲労物質である乳酸もたまりやすく疲れやすくなる。そのまま放置していると、筋肉も硬くなり、血行不良を引き起こし慢性的な肩こりや頭痛の原因にもなる。
神経系への影響としては、背骨からは全身に神経が通っているので、背骨が歪むと神経を圧迫して神経伝達に障害をきたすとともに、さらに背骨の歪みは臓器も圧迫するために内臓疾患も引き起こす。このような不快な状態が続くとストレスが蓄積され、慢性的なストレスは交感神経と副交感神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌に異常をきたすことになる。
図8は、土台である足関節の歪みによる影響を図示したものである。本発明では、インソールによって足関節10の歪みを矯正することで機能的脚長差を矯正し、これにより、正常な姿勢で歩行及び運動を行わせることを追求するとともに、脚部90、骨盤92、脊柱94、頭部96に生じる連鎖障害を除去しようとする。
機能面を追求したインソールはいくつか提案されている。本発明は、正常な姿勢を維持することに加えて、運動機能を向上させることを目的としており、機能面に着目したときには、以下の技術が存在している。
まず、従来のインソールとして、外反母趾の予防を主目的とした技術が特許文献1に記載されている。このインソールは、親指用凹部及び踵用凹部を備えるとともに、楔状骨付近を支える土踏まず用凸部及び中足骨用凸部を備えている。凹部及び凸部により靴の前方に足が移動しにくくなり、靴内で足を拘束することで外反母趾を防止しようとしている。
また、従来のインソールとして、扁平足の矯正を主目的とした技術が特許文献2に記載されている。このインソールは、舟状骨及び楔状骨を上方に持ち上げるために半割り竹形状(円弧状)の盛り上がり部を備え、盛り上がり部によって、竹踏み効果を得て扁平足を矯正しようとするものである。
さらに、従来のインソールとして、足のアーチ回復を図り、足の機能を補強することを目的とした技術が特許文献3に記載されている。このインソールは、靴底に対して一定の領域で仕切られており、S字状の頂点軌道により内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチを支持することでアーチ回復及び機能回復を行おうとするものである。
特開平9−140405、図1の凹部3,4、凸部5,6 特開2000−360057、図3の盛り上がり部材54 特開平9ー224703、図13乃至図17記載の構造及び頂点軌道T
特許文献1に記載されたインソールは、外反母趾の防止を目的としており、このインソールは、凹部及び凸部を設けることによって足を拘束し、これにより、靴内での足の移動をなくして外反母趾を防止しようとする。特許文献1に記載されたインソールは、足関節の構造に着目して特定部位を支持して適度な運動を行わせるように構成されていない。
特許文献2に記載されたインソールは、扁平足の矯正を目的としており、中間部位に円弧状の盛り上がり部材を挟むことで舟状骨及び楔状骨を上方に持ち上げ、扁平足を矯正しようとするものである。特許文献2に記載されたインソールは、特許文献1のインソールと同様に、足関節の構造に着目して特定部位を支持して適度な運動を行わせるように構成されていない。
特許文献3に記載されたインソールは、舟状骨、立方骨及び楔状骨付近において内側縦アーチ及び外側縦アーチの両方を凸状部分で支持して足を両側から包み込むように構成されている。そのため、特許文献3に記載されたインソールは、固定力は強いがアーチ構造がギプス的なものになり、足の運動を妨げてしまう。このようなインソールでは、回内運動及び回外運動に代表される適度な運動を許容することができない。
本発明の目的は、足の骨格及び足の関節運動に着目して、立方骨を支点として足を支持できるようにインソールを構成し、さらに、立方骨を支点とした適度な運動を許容することができる、インソールを提供することにある。
そこで、本発明は、靴内に装着されて足の裏を支えるインソールであって、該インソールは、靴内での移動を拘束される外縁輪郭を備え、前記インソールは、靴内で移動を拘束されたとき立方骨を足の裏から支持する立方骨支持凸部を備え、前記凸部は表面が両側縁に向かって下傾するとともに前記凸部は表面が前後に向かって下傾することを特徴とする。
本発明のインソールは、靴内の縁に適合する外縁輪郭を備えた平面輪郭形状をしており、靴に挿入されたとき一定の位置に装着可能となっている。このインソールは、立体形状として、特定の位置に凸部を備えている。凸部は足の裏から立方骨を支持する位置に配置されている。立方骨を支点とする凸部を設けた根拠については、後に詳細に説明するが、ここでは、立方骨を支点とする凸部を設けたおおよその根拠を列挙する。
(1)立方骨は、足の骨格を構成するショパール関節とリスフラン関節の重要な部位に位置する。
(2)立方骨は、足の骨格を構成する内側コンパートメントと外側コンパートメントの重要な部位に位置する。
(3)立方骨は、足が回内運動及び回外運動を行う際の重要な役割を果たす。
また、本発明のインソールは、凸部が足の裏から立方骨を支持するだけでなく、足の関節運動を許容する構成となっている。すなわち、本発明のインソールは、立方骨を足の裏から支持する凸部は、前記凸部は表面が両側縁に向かって下傾するとともに前記凸部は表面が前後に向かって下傾する。換言すると、前記凸部は両側縁に向かって厚みを漸減させているとともに前記凸部は前後に向かって厚みを漸減させていることを特徴とする。
従来では、内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチにインソールをフィットさせ、足を拘束することで姿勢の矯正や運動の改善を図ろうとする。これに対し、本発明は、足の運動を許容するという思想の下、凸部から左右前後に向かって表面を下傾させている。これにより足は拘束されず、立方骨に適合する凸部を中心に足の運動を許容する。後に詳細に説明するが、ここでは、厚みを漸減させて足の運動を許容したおおよその根拠を列挙する。
(1)足が回内運動及び回外運動を行うときに足が拘束されていると、靴を装着していない状態の正しい運動を行い得ない。運動の中心及び力が作用する中心となる立方骨を支持した上で、運動を許容することで、足の自然な運動を補償できる。
(2)凸部を中心して足の運動を許容することにより、インソールの使用者は、左右前後のいずれかの方向、複合的な方向に足が傾くことになる。使用者の体重は立方骨からインソールに作用するので、足が傾いて凸部から立方骨が離れようとすると、その足は自然に元の姿勢に復帰しようとする。
本発明のインソールは、適切な支持位置と適用な運動の許容の2つによって、姿勢を矯正して正常な姿勢を維持することができ、さらに、運動機能の向上を図るのである。これによって、足のゆがみやカントを矯正し、従来の問題であった、骨格系、筋肉系、神経系に生じる悪影響を除去する。
また、凸部から放射方向に下傾させて厚みを漸減させることにより、凸部は立方骨に相当する足裏面において最大応力を作用させ、凸部から前後左右に向かって足の裏に作用する応力を漸減させる厚みとなる。インソール使用者の足の裏面は、扁平足が存在するように一定でなく個人差がある。凸部の構成を形状面から特定すると、左右前後に向かって厚みを漸減させることになるが、作用面又は機能面から凸部の構成を特定すると足の裏に作用する応力が立方骨から放射方向に徐々に漸減することになる。
最大応力を立方骨に相当する部位に作用させ、凸部から周囲に向う放射方向に応力を漸減させる構成とすることで、立方骨を中心とした支持と、立方骨を中心とした運動の許容を確保することができるのである。
さらに、本発明のインソールは、前記凸部の裏面側において装着される靴に接する平面部分と、当該平面部分の両側縁において肉抜き部分を備えており、前記肉抜き部分が変形を積極的に許容する。このような肉抜き部分を設けることで、インソールの変形が容易となり、凸部によって立方骨付近を集中的に支持することができるとともに、運動を許容しやすくなる。
なお、本発明はインソールに関する発明であり、インソールである限り、足を全く拘束しないものではない。過度な動きまで放置すると、異常な運動を許容することになる。そこで、本発明のインソールは、凸部から厚みを漸減させた後、運動を許容する形状で足の輪郭に倣って***縁部を備えている。
***縁部は、適度な運動を拘束する部位でなく、あくまで装着時の安定感を得るために備えられている。
以下、図面を参照して本発明によるインソールの一実施例を説明する。本発明の靴用インソールは、立位姿勢の改善や運動機能の向上を目的としており、日常的に使用する靴だけでなく、スキーやサッカーなどの機能性を追求する運動用の靴に好適である。
本発明のインソールの実施例ついて、その構成や機能作用を説明する上で、まず足の骨格構造について説明する。図1は、足の骨格構造を示す平面図である。この図面は上方から見た図面であり、骨同士が重なり合っているために骨の一部が隠れていることに留意されたい。足の裏から見た底面図は、図1の平面図とは骨の重なり方が異なる。
図1に示されるように、足の骨格構造10は、踵骨12、距骨14、舟状骨16、立方骨18、第1〜第3楔状骨20,22,24、第1〜第5中足骨26,28,30,32,34、第1〜第5基節骨36,38,40,42,44、第2〜第5中節骨46,48,50,52、第1〜第5末節骨54,56,58,60,62より構成される。本発明では、立方骨18に着目しているので、図1中、その立方骨18のみ黒く塗りつぶし表示している。
図2乃至図5は、本発明によるインソール70を示し、図2は足の骨格を重ね合わせて示したインソールの平面図及び横方向断面図、図3は足の骨格を重ね合わせて示したインソールの平面図及び縦方向断面図、図4はインソールの左側面図、図5はインソールの右側面図である。図2〜図5は、右足用のインソール及び右足の骨格を示しているが、左足用のインソール及び左足の骨格は鏡像対象となる。
インソール70は、足が接する側の表面素材層72、中間のベース部材層74、及び、靴に接する側のポスティング部材層76の3層よりなる積層構造である。インソールを使用する者の足の形状には個人差があり、一定でないので、ポスティング部材層76の各部位の厚みを変更することで各部位の厚みに差をつけることができるようになっている。
一般的な足形に対応させて数種類のインソールを予め準備することで汎用性を持たせることもでき、個別に足形をとってポスティング部材層76の厚みを調整することにより、使用者の足形に適合させたインソール70を製作することもできる。
ポスティング部材層76は、靴側において踵骨部位及び趾骨部位で平坦になっており、靴内に安定して装着できるようになっている。ポスティング部材76の厚みを調整することにより、インソール70の足が接する側、すなわち、表面素材には凹凸が形成される。また、ポスティング部材層76は、肉抜き部分を形成してインソール70の変形を容易にする。
なお、平坦なインソールを予め用意して別体の凸状部材をインソール表面に着脱自在に装着したし、また、複数層のインソールの中間層に凸状部材を装着したりして、表面素材に凹凸が形成されることもある。
平面視したときのインソール70の形状は、靴の内部輪郭に倣った形状であり、靴の内部に収納される外縁輪郭78を備えている。外縁輪郭78を靴の内部輪郭に適合させることで、インソール挿入時に靴の中でそのインソールは所定の位置に装着される。このインソール70は、全体の大きさが使用者の足のサイズに応じて選定され、数種類の厚みと数種類のサイズのものを準備することで、汎用性を持たせることができる。
本実施例では、インソール70が靴の内部形状にほぼ適合させられているが、いわゆるハーフサイズとして爪先部分を省略した平面形状であってもよい。インソール70に厚みが必要となる部位は、中足骨部分より後方の横アーチに相当する部位から踵骨付近であるため、爪先側の約三分の一が省略されていてもよい。
図2及び図3に詳細に示されるように、インソール70は、特定部位に凸部80が形成され、凹凸構成に特徴がある。特定部位の凸部80は、前述の通り、別体の凸状部材により形成されることもある。
図2の横方向断面図を参照すると、インソール70はa断面の基節骨36〜44付近を横切る上面及び下面は平坦である。個人差はあるが、足とインソールと靴はほぼ全面で接する。a断面には肉抜き部分はない。
b断面は中足骨を横切る横アーチに相当する部位であり、一般的な足に対応して土踏まずに相当する部位で厚みが厚く、右足外側に向けて表面側が下傾して厚みが漸減し、最外縁に***縁部79を備えている。また、左右内外側の裏面には、平坦部分の両側において肉抜き部分82,84が形成されており、b断面における左右への変形を若干許容できるようになっている。
c断面は本発明の特徴部分であり、立方骨18に相当する部位で最大厚みの凸部80を備えている。立方骨18に相当する凸部80は、立方骨18に相当する部位から左右に向って下傾して厚みを漸減させている。図2において、左右に向う表面側の厚みの漸減程度は僅かにしか見えないが、これは足に土踏まずがあるために、その形状に適合させているからである。換言すると、インソール70を装着した靴内に足を入れて立位姿勢になったとき、立方骨18に相当する凸部80は、足裏面に最大応力を作用させる。インソール70は、凸部80から左右に離れるに従い応力が緩徐に漸減する構成である。
また、インソール70の底面側の構成として、靴に接する部位は立方骨18に相当する部位、すなわち、凸部80の裏側において平坦である。この構成により、立方骨18には靴から常に反力が作用する。左右内外側の裏側には、肉抜き部分82,84が形成される。上述のb断面、後述するd断面と対比して、c断面の肉抜き部分82,84は大きくなっており、立方骨18に相当する両側で最大であり、前後に向って肉抜き部分は小さくなる。c断面の表面側を両側縁に向って下傾させるだけでなく、肉抜き部分82,84を大きくすることにより、インソール70は凸部から両側にずれた部位において変形が容易になり、足に作用する応力は凸部80から左右に離れるに従い漸減する。
d断面は踵骨前方を横切って縦アーチ後方終点に相当する部位である。一般的な足に対応して踵を支持するように表面側は比較的平坦である。両側に向けて表面側が上傾して厚みが漸増し、最外縁に***縁部79を備えている。左右内外側の裏面には、平坦部分の両側において肉抜き部分82,84が形成されており、d断面における左右への変形を若干許容できるようになっている。
e断面は踵骨後方を横切って縦アーチ後方終点に相当する部位である。d断面と同様に一般的な足に対応して踵を支持するように表面側は比較的平坦である。両側に向けて表面側が上傾して厚みが漸増し、最外縁に***縁部79を備えている。左右内外側の裏面には、肉抜き部分82,84が形成されており、e断面における左右への変形を若干許容できるようになっている。
図3の縦方向断面図を参照すると、インソール70はf断面及びg断面は、内側縦アーチを構成する楔状骨20〜24、舟状骨16に相当する部位において表面が***している。本発明のインソール70は、立方骨18に相当する部位だけを支持するのではなく、安定性を考慮して他の部分においても支持する。ただし、足の運動を拘束するような構成ではない。
そのため、b断面〜d断面を参照して説明したように、f断面及びg断面にも示されるように、肉抜き部分82が設けられており、インソール70は、凸部80の内側において沈下できるようになっている。c断面を参照して説明したように、楔状骨20〜24、舟状骨16に相当する部位に力が作用した場合においても、肉抜き部分82によりインソール70が変形することで作用する応力を緩和する。
h断面は本発明の特徴部分であり、立方骨18に相当する部位で最大厚みの凸部80を備えている。立方骨18に相当する凸部80は、立方骨18に相当する部位から前後に向って下傾して厚みを漸減させている。換言すると、インソール70を装着した靴内に足を入れて立位姿勢になったとき、立方骨18に相当する凸部80は、足裏面に最大応力を作用させる。インソール70は、凸部80から前後に離れるに従い応力が緩徐に漸減する構成である。
また、インソール70の底面側の構成として、靴に接する部位は立方骨18に相当する部位、すなわち、凸部80の裏側において平坦である。この構成により、立方骨18には靴から常に反力が作用する。
i断面は外側縦アーチを構成する第5中足骨34に相当する部位において表面が***している。当該部位は凸部80の外側に位置しており、安定性を考慮して若干の盛り上がりがある。ただし、足の運動を拘束するような構成ではない。
外側縦アーチに相当する部位には肉抜き部分84が設けられており、インソール70は、凸部80の外側においても沈下できるようになっている。c断面を参照して説明したように、外側縦アーチの第5中足骨34に力が作用した場合においても、肉抜き部分84によりインソール70が変形することで作用する応力を緩和する。
図2の横断面と図3の縦断面を参照して説明したように、インソール70は、凸部80を中心にして前後左右の放射方向に下傾させることで、立方骨18を集中的に支持し、立方骨18から前後左右にずれた足の部位ではその部位に作用する応力が漸減する。これによって、以下に説明するように、正常な姿勢を維持できるとともに、運動機能を向上させることができる。
また、立方骨18に相当する部位において足を裏から支持し、立方骨を中心として左右前後へ下傾させ、さらに、図4及び図5に示されるような肉抜き部分82,84を設けることにより運動を許容することで、使用者自身がそれぞれの足で立方骨を中心として調芯して正常な姿勢に復帰しようとする刺激が与えられると考えられる。
足の骨は、部分的な関節に着目すると、ショパール関節とリスフラン関節に分けることができる。ショパール関節は、足部の踵側の関節であり、図1中、踵骨12、距骨14、舟状骨16、立方骨18からなる関節である。他方、リスフラン関節は、足部の趾側の関節であり、図1中、立方骨18、第1〜3楔状骨20〜24、第1〜5中足骨26〜34からなる関節である。
立方骨18は、ショパール関節とリスフラン関節を同時に構成する唯一の骨であり、重要な部位に位置する。筋力の低下や靭帯のゆるみなどが原因で立方骨が正常な位置でなくなることによりショパール、リスフラン関節のゆがみが生じる。このゆがみによって、前足部外反や前足部内反を引き起こすのである。立方骨18を中心に支持することにより、ショパール関節とリスフラン関節のゆがみを解消することができ、正常な姿勢を維持することができる。
また、関節であるため固定的に支持するだけでは運動機能を阻害する。そのため、運動を許容することも必要であり、インソール70は凸部80を中心にして放射方向には表面が下傾して応力を緩和する構成となっているので、両関節の運動を許容できる。
次に、機能面に着目すると、足の骨は、運動性を司る内側コンパートメントと安定性に関係する外側コンパートメントから構成されていると見ることができる。内側コンパートメントは、距骨14、舟状骨16、楔状骨20〜24、第1趾〜第3趾の末節骨54〜58、中節骨46,48、基節骨36〜40、中足骨26〜30からなる骨群であり、主として、走ったり止まったりという運動に用いられる。他方、外側コンパートメントは、踵骨12、立方骨18、第4趾〜第5趾の末節骨60,62、中節骨50,52、基節骨42,44、中足骨32,34からなる骨群であり、立位姿勢の体を支えるために用いられる。
立方骨18は、外側コンパートメントの中心であると同時に、内側コンパートメントの中心になる舟状骨16や楔状骨20〜24も下方から支える構造になっている。図1では平面図のために距骨14、舟状骨16に隠れている。構造的には立方骨18にすべての骨格に加わった力が集中する。そのため、立方骨18が不安定だと足全体の剛性も低くなりゆがみやすくなり、力の伝達も悪くなる。
足に加わった力は立方骨18に応力集中するようになっているため、立方骨18を下方から支えることで足全体の剛性が高まり過剰なゆがみを防ぐことができ、力の伝達がよくなる。また、足が回内運動、回外運動を行う際、いずれも立方骨18の下方への低下を伴うが、立方骨18を理想的な位置で下方から支えると中立位が再現できるので、運動機能を向上させることもできる。
次に、足の運動の種類に着目する。図6は回内運動を示す斜視図、図7は回外運動を示す斜視図である。
回内とは足部の外転、背屈、外反を伴った動きで、足全体が内側にねじれる動きのことである。回外とは回内の逆の動きで、足部の内転、底屈、内反を伴った、足全体が外方向にねじれる動きである。
足が回内すると脛骨(スネの骨)は内旋(内向きに回旋)する。脛骨の内旋と連動して大腿骨(太ももの骨)も内旋する。足が回外すると脛骨は外旋(外向きに回旋)する。脛骨の外旋と連動して大腿骨も外旋する。正常な歩行や運動を行うためには適度な回内や回外は必要不可欠な動きであり、足の歪みは過剰な回内(外転、背屈、外反=内側にねじれる動き)、回外(内転、底屈、内反=外にねじれる動き)によって引き起こされる。
本発明のインソール70は、単に凸部80により立方骨18付近を支持するだけでなく、各運動を許容するようになっている。インソール70は、立方骨18相当部位を下方から支える形になり、足の骨格の過剰なゆがみを補正、予防しながら回内運用及び回外運動をスムーズに誘導する。すなわち、インソール70を装着した際、凸部80を頂点として立方骨18が支持される。立方骨18が下方から支持されるので、足は左右前後への中立位(ニュートラル)を維持しながら、立方骨18を支点として回内運動では外反を許容されるととも回外運動では内反を許容される。これにより、インソール70が関節の正常な動きを妨げることなく、他の部位での代償の必要性も少なく前後左右への重心の移動が容易になる。
従来のインソールを対比すると明らかなように、インソール70は足をギプスのように固定的に拘束するのではない。凸部80から放射方向に表面が下傾して応力を緩和し、さらに、肉抜き部分を設けてインソール70自体を変形しやすくすることで運動を許容するようになっている。
以上詳述したように、本発明のインソールは、足を適切な部位で支持して正常な姿勢を維持しつつ、凸部から放射方向にずれた部位では足の運動を許容するようにして運動機能を向上しようとする。以上の実施例では、特定の構成を例示して発明内容を説明したが、部分的な改変等ができることはいうまでもない。
足の骨格を示す平面図である。 インソールの平面及び立体形状を示す横断面図である。 インソールの平面及び立体形状を示す横断面図である。 図2及び図3のインソール左側面図である。 図2及び図3のインソール右側面図である。 足の回内運動を示す斜視図である。 足の回外運動を示す斜視図である。 足関節の歪みによる影響を示した模式図である。
符号の説明
70 インソール
76 ポスティング素材層
78 外縁輪郭
80 立方骨支持凸部
82,84 肉抜き部分

Claims (4)

  1. 靴内に装着されて足の裏を支えるインソールであって、該インソールは、靴内での移動を拘束される外縁輪郭を備え、前記インソールは、靴内で移動を拘束されたとき立方骨を足の裏から支持する立方骨支持凸部を備え、前記凸部は表面が両側縁に向かって下傾するとともに前記凸部は表面が前後に向かって下傾することを特徴とする、靴用インソール。
  2. 靴内に装着されて足の裏を支えるインソールであって、該インソールは、靴内での移動を拘束される外縁輪郭を備え、前記インソールは、靴内で移動を拘束されたとき立方骨を足の裏から支持する立方骨支持凸部を備え、前記凸部は立方骨に相当する足裏面において最大応力を作用させ、前記凸部から両側縁に向かって足の裏に作用する応力を漸減させる形状であるとともに前後に向かって足の裏に作用する応力を漸減させる形状であることを特徴とする、靴用インソール。
  3. 前記インソールは、前記凸部の裏面側において装着される靴に接する平面部分と、当該平面部分の両側縁において肉抜き部分を備えており、前記肉抜き部分が変形を許容する、請求項1又は請求項2記載の靴用インソール。
  4. 前記インソールは、凸部から下傾した後、回内運動及び回外運動を許容する厚みで足の輪郭に倣って***縁部を備えている、請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の靴用インソール。
JP2004295664A 2004-10-08 2004-10-08 靴用インソール Active JP4733957B2 (ja)

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