JP2021048189A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不良なブロックの増加が抑制された半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態の半導体記憶装置1は、第1導電体層31と、前記第1導電体層の上方の、第1方向に積層された複数の第2導電体層35とを含む。第1半導体層372が、前記複数の第2導電体層内を前記第1方向に延び、前記第1導電体層に接する。電荷蓄積層374が、前記第1半導体層と前記複数の第2導電体層との間に配置される。金属層381が、前記第1導電体層の上方において前記第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記複数の第2導電体層を前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に分離する。第1絶縁体層382が、前記金属層と前記第1導電体層との間および前記金属層と前記複数の第2導電体層との間に配置される。【選択図】図4

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
メモリセルが3次元状に配列されたNAND型フラッシュメモリが知られている。
特開2010−114113号公報
不良なブロックの増加が抑制された半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、第1導電体層と、前記第1導電体層の上方の、第1方向に積層された複数の第2導電体層とを含む。第1半導体層が、前記複数の第2導電体層内を前記第1方向に延び、前記第1導電体層に接する。電荷蓄積層が、前記第1半導体層と前記複数の第2導電体層との間に配置される。金属層が、前記第1導電体層の上方において前記第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記複数の第2導電体層を前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に分離する。第1絶縁体層が、前記金属層と前記第1導電体層との間および前記金属層と前記複数の第2導電体層との間に配置される。
第1実施形態に係る半導体記憶装置の構成の一例を示すブロック図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイの回路構成の一例を示す図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置のメモリセルアレイを上方から見た平面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の断面構造の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の製造工程の一例を示す断面図。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の断面構造の一例を示す断面図。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。以下の説明において、同一の機能および構成を有する構成要素には共通する参照符号を付す。なお、共通する参照符号を有する複数の構成要素を区別する場合には、当該共通する参照符号に添え字を付して区別する。複数の構成要素について特に区別を要さない場合には、当該複数の構成要素には、共通する参照符号のみを付し、添え字は付さない。
<第1実施形態>
以下に、第1実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。
[構成例]
(1)半導体記憶装置
図1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構成の一例を示すブロック図である。半導体記憶装置1は、例えば、データを不揮発に記憶することが可能なNAND型フラッシュメモリであり、外部のメモリコントローラ2によって制御される。
半導体記憶装置1は、メモリセルアレイ11および周辺回路を含む。周辺回路は、ロウデコーダ12、センスアンプ13、およびシーケンサ14を含む。
メモリセルアレイ11は、ブロックBLK0〜BLKn(nは1以上の整数)を含む。ブロックBLKは、ビット線およびワード線に関連付けられた複数の不揮発性メモリセルを含み、例えばデータの消去単位となる。
ロウデコーダ12は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信するアドレス情報ADDに基づいてブロックBLKを選択する。ロウデコーダ12は、当該選択されるブロックBLKに係るワード線に電圧を転送する。
センスアンプ13は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信するアドレス情報ADDに基づいて、メモリコントローラ2とメモリセルアレイ11との間でのデータDATの転送動作を実行する。すなわち、センスアンプ13は、書込み動作において、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信する書込みデータDATを保持し、当該保持される書込みデータDATに基づいてビット線に電圧を印加する。また、センスアンプ13は、読出し動作において、ビット線に電圧を印加して、メモリセルアレイ11に記憶されたデータを読出しデータDATとして読み出し、当該読出しデータDATをメモリコントローラ2に出力する。
シーケンサ14は、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2から受信するコマンドCMDに基づいて半導体記憶装置1全体の動作を制御する。例えば、シーケンサ14は、ロウデコーダ12およびセンスアンプ13等を制御して、書込み動作および読出し動作等の各種動作を実行する。
半導体記憶装置1とメモリコントローラ2との間の通信は、例えばNANDインタフェース規格をサポートしている。例えば、半導体記憶装置1とメモリコントローラ2との間の通信では、コマンドラッチイネーブル信号CLE、アドレスラッチイネーブル信号ALE、ライトイネーブル信号WEn、リードイネーブル信号REn、レディビジー信号RBn、および入出力信号I/Oが使用される。入出力信号I/Oは、例えば8ビットの信号であり、コマンドCMD、アドレス情報ADD、およびデータDAT等を含み得る。
コマンドラッチイネーブル信号CLEは、半導体記憶装置1が受信する入出力信号I/OがコマンドCMDであることを示すために使用される信号である。アドレスラッチイネーブル信号ALEは、半導体記憶装置1が受信する入出力信号I/Oがアドレス情報ADDであることを示すために使用される信号である。ライトイネーブル信号WEnは、入出力信号I/Oを入力するように半導体記憶装置1に命令するために使用される信号である。リードイネーブル信号REnは、入出力信号I/Oを出力するように半導体記憶装置1に命令するために使用される信号である。レディビジー信号RBnは、半導体記憶装置1がメモリコントローラ2からの命令を受け付けるレディ状態であるか命令を受け付けないビジー状態であるかを、メモリコントローラ2に通知するために使用される信号である。
以上で説明した半導体記憶装置1およびメモリコントローラ2は、それらの組み合わせにより1つの半導体記憶装置を構成してもよい。このような半導体記憶装置としては、例えばSDTMカードのようなメモリカードや、SSD(Solid State Drive)等が挙げられる。
(2)メモリセルアレイ
図2は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1中のメモリセルアレイ11の回路構成の一例を示す。メモリセルアレイ11の回路構成の一例として、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKのうち1つのブロックBLKの回路構成の一例が示されている。例えば、メモリセルアレイ11に含まれる複数のブロックBLKの各々が、図2に示される回路構成を有する。
図2に示されるように、ブロックBLKは、例えば4つのストリングユニットSU0〜SU3を含む。各ストリングユニットSUは、複数のNANDストリングNSを含む。各NANDストリングNSは、ビット線BL0〜BLm(mは1以上の整数)のうち対応するビット線BLに接続され、例えばメモリセルトランジスタMT0〜MT7ならびに選択トランジスタST1およびST2を含む。各メモリセルトランジスタMTは、制御ゲート(以下、ゲートとも称する。)および電荷蓄積層を含んでおり、データを不揮発に記憶する。選択トランジスタST1およびST2の各々は、各種動作時における、当該選択トランジスタST1およびST2を含むNANDストリングNSの選択に使用される。
各NANDストリングNSの選択トランジスタST1のドレインは、上記対応するビット線BLに接続される。選択トランジスタST1のソースと、選択トランジスタST2のドレインとの間に、メモリセルトランジスタMT0〜MT7が直列接続される。選択トランジスタST2のソースは、ソース線SLに接続される。
同一のストリングユニットSUjに含まれる複数のNANDストリングNSの選択トランジスタST1のゲートは、セレクトゲート線SGDjに共通して接続される。ここで、図2の例では、jは0から3の整数のいずれかである。同一のブロックBLKに含まれる複数のNANDストリングNSの選択トランジスタST2のゲートは、セレクトゲート線SGSに共通して接続される。同一のブロックBLKに含まれる複数のNANDストリングNSのメモリセルトランジスタMTkのゲートは、ワード線WLkに共通して接続される。ここで、図2の例では、kは0から7の整数のいずれかである。
各ビット線BLは、各ストリングユニットSUに含まれる対応するNANDストリングNSの選択トランジスタST1のドレインに共通して接続される。ソース線SLは、複数のストリングユニットSU間で共有される。
1つのストリングユニットSU中の、或るワード線WLに共通して接続されるメモリセルトランジスタMTの集合は、例えばセルユニットCUと称される。例えば、セルユニットCU内のメモリセルトランジスタMTの各々に保持される同位の1ビットのデータの集合は、例えば「1ページデータ」と称される。
以上でメモリセルアレイ11の回路構成について説明したが、メモリセルアレイ11の回路構成は上述したものに限定されない。例えば、各ブロックBLKが含むストリングユニットSUの数を任意の数に設計することが可能である。また、各NANDストリングNSが含むメモリセルトランジスタMTならびに選択トランジスタST1およびST2の各々を任意の数に設計することが可能である。ワード線WLならびにセレクトゲート線SGDおよびSGSの数の各々は、NANDストリングNS中のメモリセルトランジスタMTならびに選択トランジスタST1およびST2の数に基づいて変更される。
(3)半導体記憶装置の構造
第1実施形態に係る半導体記憶装置1の構造について図面を参照しながら説明する。以下で参照する図面に図示される構造は一例に過ぎず、半導体記憶装置1の構造は、図示されているものに限定されない。例えば、物体Aと物体Bとが接するように図示された図面を参照して、物体Aの上面上に物体Bが設けられていると説明する場合、物体Aと物体Bとの間に他の物体が存在しないと明示的に言及しない限りは、物体Aと物体Bとの間に他の物体が介在することを除外しない。また、物体Cが或る元素または化合物を含むと説明する場合には、例えば、物体C全体が導電体であるか絶縁体であるか等を特定できる程度に物体Cはその元素または化合物を含む。
半導体記憶装置1は半導体基板を含む。当該半導体基板は、例えばシリコン(Si)を含む。当該半導体基板の或る面に平行な例えば互いに直交する2方向をx方向およびy方向として定義し、当該面に例えば直交しメモリセルアレイ11が形成される方向をz方向として定義する。以下の説明では、z方向を「上」とし、z方向と反対方向を「下」として説明を行うが、この表記は便宜的なものに過ぎず、例えば重力の方向とは無関係である。
図3は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1のメモリセルアレイ11の構造を上方から見た場合の、各構成物の平面レイアウトの一例を示す。当該平面レイアウトは、或るブロックBLKのストリングユニットSU0〜SU3の一部に対応する。当該平面レイアウトに図示される構造と同等の構造を、説明されるブロックBLK以外のブロックBLKも有し得る。
メモリセルアレイ11は、例えば、複数の導電体が層間絶縁膜を介してz方向に積層された積層体、当該積層体中に設けられている第1分断領域SR、第2分断領域SHE、およびメモリピラーMP、ならびに、当該積層体の上方に設けられているコンタクトプラグCPおよびビット線BLを含む。
複数の導電体はそれぞれ、下方から順に、セレクトゲート線SGS、ワード線WL0、ワード線WL1、・・・、ワード線WL7、およびセレクトゲート線SGDとして機能する。複数の導電体の各々は、例えばx方向およびy方向に対応するxy平面に沿って平面状に広がるように設けられている。図3では、参照を容易にするために、複数の導電体のうち、セレクトゲート線SGDとして機能する導電体が図示されている。図3に係る以下の説明では、特に明示しない限り、「導電体」は、セレクトゲート線SGDとして機能する導電体を示す。
第1分断領域SRは、例えばx方向に延びる。第1分断領域SRは複数、例えばy方向に沿って互いに間隔を有して設けられている。第1分断領域SRは、例えば絶縁体を含み、上記導電体を分断する。第1分断領域SRは、同様に、セレクトゲート線SGSおよびワード線WL0〜WL7としてそれぞれ機能する複数の導電体も分断する。
第2分断領域SHEは、例えばx方向に延びる。図3の例では、隣り合う2つの第1分断領域SRの間に第2分断領域SHEが3つ、例えばy方向に沿って分断領域間で間隔を有して設けられている。第2分断領域SHEは、例えば絶縁体を含み、上記導電体を分断する。第2分断領域SHEの幅(y方向における長さ)は、第1分断領域SRの幅(y方向における長さ)より狭い。第2分断領域SHEは、セレクトゲート線SGSおよびワード線WL0〜WL7としてそれぞれ機能する複数の導電体の上方に設けられている。ゆえに、第2分断領域SHEは、セレクトゲート線SGSおよびワード線WL0〜WL7としてそれぞれ機能する複数の導電体を分断しない。
したがって、第1分断領域SRは例えばブロックBLK間境界として機能し、第2分断領域SHEは例えばストリングユニットSU間境界として機能する。図3の例では、メモリセルアレイ11のうち2つの第1分断領域SRに挟まれる構造が、第2分断領域SHEにより分断されて、ストリングユニットSUに各々が対応する4つの構造に分けられる。当該4つの構造はそれぞれ、y方向と反対方向に沿って位置する順に、ストリングユニットSU0、ストリングユニットSU1、ストリングユニットSU2、ストリングユニットSU3に対応する。また、図3の例では、上記導電体のうち2つの第1分断領域SRに挟まれる領域が、第2分断領域SHEにより分断されて、互いに独立したセレクトゲート線SGDとして機能する4つの領域に分けられる。当該4つの領域はそれぞれ、y方向と反対方向に沿って位置する順に、セレクトゲート線SGD0、セレクトゲート線SGD1、セレクトゲート線SGD2、セレクトゲート線SGD3として機能する。
メモリセルアレイ11全体としては、図3に図示したのと同様のレイアウトがx方向及びy方向に繰り返し配置されている。
図3の例において、隣り合う2つの第1分断領域SRの間に、複数のメモリピラーMPが、例えば16列の千鳥状に設けられている。例えば、ストリングユニットSU0〜SU3にそれぞれ対応する構造の各々に、複数のメモリピラーMPが4列の千鳥状に設けられている。メモリピラーMPは、NANDストリングNSに対応する。
各ビット線BLは、例えばy方向に延びる。ビット線BLは複数、例えばx方向に沿って互いに間隔を有して設けられている。各ビット線BLは、ストリングユニットSU毎に少なくとも1つのメモリピラーMPと例えばz方向において重なるように設けられている。各メモリピラーMPには、2本のビット線BLが重なっている。
各メモリピラーMPと、当該メモリピラーMPにz方向で重なる2つのビット線BLのうち1つのビット線BLとの間に、コンタクトプラグCPが設けられている。コンタクトプラグCPを介して、NANDストリングNSとビット線BLとが電気的に接続される。
以上で説明したメモリセルアレイ11に係る平面レイアウトは一例に過ぎず、これに限定されるものではない。例えば、隣り合う第1分断領域SR間に配置される第2分断領域SHEの数およびストリングユニットSUの数は、任意に設計され得る。また、メモリピラーMPの数と配置、および/または、メモリピラーMPに接続されるビット線BL等も、任意に設計可能である。
図4は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の断面構造の一例を示す断面図である。図4に図示される断面図は、半導体記憶装置1を、図3に図示したIV−IV線に沿ってz方向に切断した場合の断面図に相当する。
半導体記憶装置1は、上記半導体基板(以下、半導体基板21と称する。)の上方に設けられるメモリセル部100を含む。メモリセル部100にはメモリセルアレイ11が設けられている。具体的には、メモリセル部100において、図2に示したメモリセルトランジスタMTが3次元状に配列されている。メモリセルアレイ11の構造の一部を、導電体33、絶縁体34、および導電体35を含む積層体、ならびに、当該積層体内のメモリピラーMPが構成する。導電体33および35はそれぞれ、図3を参照して説明した、セレクトゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、およびセレクトゲート線SGDとして機能する複数の導電体に対応する。半導体基板21とメモリセル部100の間に、例えば、図1に示した周辺回路を構成する回路素子が設けられている。
メモリセル部100の構造について以下に詳細に説明する。
半導体基板21の上方に導電体31が設けられている。導電体31は、例えばポリシリコン(Si)を含む。導電体31はソース線SLとして機能する。導電体31の上面上に絶縁体32が設けられている。絶縁体32は、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。
絶縁体32の上面上に導電体33が設けられている。導電体33は、例えばポリシリコン(Si)を含む。導電体33はセレクトゲート線SGSとして機能する。
導電体33の上面上に、絶縁体34と導電体35とが交互に積層されている。図4の例では、導電体33の上面上に、絶縁体34、導電体35の順の積層が11回繰り返されている。絶縁体34は、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。導電体35は、例えばタングステン(W)を含む。導電体35はそれぞれ、例えば、半導体基板21に近い側から順に、ワード線WL0、ワード線WL1、ワード線WL2、・・・、ワード線WL7、セレクトゲート線SGDa、セレクトゲート線SGDb、セレクトゲート線SGDcとして機能する。図4では、セレクトゲート線SGDとして機能する導電体35が3層設けられており、これにより、各NANDストリングNSが含む選択トランジスタST1の数が3つとなっている場合の例が示されている。しかしながら、セレクトゲート線SGDとして機能する導電体35の数は他の数であってもよい。
メモリピラーMPは、導電体35、絶縁体34、導電体33、絶縁体32、および導電体31中をz方向に延びる。例えば、メモリピラーMPの上端は、最上の導電体35の上面より上方に位置し、メモリピラーMPの下端は導電体31の上面より下方に位置している。
メモリピラーMPは、例えば、コア部371、半導体372、トンネル酸化膜373、絶縁膜374、ブロック絶縁膜375、および半導体376を含む。ピラー状のコア部371の上端が最上の導電体35の上面より上方に位置し、コア部371の下端が導電体31の上面より下方に位置している。コア部371の側面および下面が、半導体372により覆われている。半導体372の上面はコア部371の上面より上方に位置している。半導体372の側面のうち、導電体31の上面と下面との間の或る領域が、導電体31に接触する。当該領域を除く半導体372の側面および下面上に、トンネル酸化膜373、絶縁膜374、およびブロック絶縁膜375が、トンネル酸化膜373、絶縁膜374、ブロック絶縁膜375の順で設けられている。コア部371の上面上には半導体376が設けられている。半導体376の側面は半導体372により覆われている。半導体372および376は、例えばポリシリコン(Si)を含む。コア部371、トンネル酸化膜373、およびブロック絶縁膜375は、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。絶縁膜374は、例えば窒化シリコン(SiN)を含み、電荷蓄積膜として機能する。
メモリピラーMPのうち導電体33と交わる部分が、例えば選択トランジスタST2として機能する。メモリピラーMPのうち導電体35と交わる部分がそれぞれ、例えば、半導体基板21に近い側から順に、メモリセルトランジスタMT0、メモリセルトランジスタMT1、・・・、メモリセルトランジスタMT7、選択トランジスタST1a、選択トランジスタST1b、選択トランジスタST1cとして機能する。
半導体372および376の上面上にはピラー状のコンタクトプラグCPが設けられている。図4の例では、2本のメモリピラーMPのうち一方のメモリピラーMP上に設けられているコンタクトプラグCPが示されている。もう一方のメモリピラーMP上にも、図4に図示される断面よりx方向と反対の方向において、同様にコンタクトプラグCPが設けられている。各コンタクトプラグCPの上面は、ビット線が設けられる層中の1つの導電体41に接触されている。導電体41は、例えば銅(Cu)を含む。導電体41はビット線BLとして機能する。
第1分断領域SRは、z方向に延び、導電体35、絶縁体34、導電体33、および絶縁体32を分断する。第1分断領域SRの上端は、最上の導電体35の上面より上方に位置し、第1分断領域SRの下端は導電体31の上面より下方に位置している。
第1分断領域SRは、例えば、導電体381および絶縁膜382を含む。例えば、導電体381の上端が、最上の導電体35の上面より上方に位置し、導電体381の下端が導電体33の下面より下方に位置する。導電体381の下端は、導電体31の上面より下方に位置していてもよい。導電体381の側面および下面が、絶縁膜382により覆われている。絶縁膜382により、導電体381が導電体31、導電体33、および導電体35と絶縁される。導電体381は、例えばタングステン(W)を含む。または、導電体381は、例えば窒化チタン(TiN)を含む。または、導電体381は、チタン(Ti)および窒化チタン(TiN)を含む。絶縁膜382は、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。
第2分断領域SHEは、z方向に延び、導電体35のうち最上の3つの導電体35を分断する。第2分断領域SHEの上端は、最上の導電体35の上面より上方に位置する。第2分断領域SHEの下端は、導電体35のうち3番目に高い導電体35の下面より下方に位置するが、導電体35のうち4番目に高い導電体35には達していない。第2分断領域SHEは、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。
最上の導電体35と導電体41が設けられる層との間の領域で、メモリピラーMP、コンタクトプラグCP、第1分断領域SR、および第2分断領域SHEが設けられていない部分には層間絶縁体36が設けられている。層間絶縁体36は、例えば酸化シリコン(SiO)を含む。
[製造方法]
図5から図14は、図4の例に対応する、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程の一例を示す断面図である。図5から図14では、半導体記憶装置1の製造工程における同一断面が図示されている。図4と同様、半導体記憶装置1のうち半導体基板21とメモリセル部100との間の部分の図示は省略されており、また、以下の説明において、当該部分の製造工程は省略されている。
先ず、図5に図示されるように、半導体基板21の上方に、絶縁体を介して導電体51が形成される。導電体51の上面上に置換部材(犠牲層)52が形成される。置換部材52の上面上に導電体53が形成される。導電体51および53は、例えばポリシリコン(Si)を含む。置換部材52としては、例えば置換部材52を選択的に除去し得るエッチングにおいて、導電体51のエッチングレートおよび導電体53のエッチングレートより大きいレートでエッチングされる材料が選択される。導電体53の上面上に絶縁体32が形成される。絶縁体32の上面上に導電体33が形成される。導電体33の上面上に、絶縁体34と置換部材54とが交互に積層される。図5の例では、導電体33の上面上に、絶縁体34、置換部材54の順の積層が11回繰り返し積層される。置換部材54は、例えば窒化シリコン(SiN)を含む。置換部材54が形成される層数は、例えば、NANDストリングNSのワード線WLおよびセレクトゲート線SGDの数に対応する。最上の置換部材54の上面上に絶縁体36が形成される。
次に、図6に図示されるように、メモリピラーMPに対応する構造が形成される。具体的には、例えばRIE(Reactive Ion Etching)法等の異方性エッチングにより、メモリホール(図示せず)が形成される。メモリホールは、絶縁体36、交互に積層された置換部材54および絶縁体34、導電体33、絶縁体32、導電体53、ならびに置換部材52を貫通(通過)して、導電体51に達するように形成される。メモリホール内に、ブロック絶縁膜375、絶縁膜374、トンネル酸化膜373、半導体372、コア部371、および半導体376が形成されることによりメモリピラーMPに対応する構造が形成される。具体的には、次の通りである。
例えば、先ず、メモリホール内にブロック絶縁膜375、絶縁膜374、トンネル酸化膜373が順に形成される。続いて、メモリホール内に半導体372が形成される。続いて、半導体372が形成された後のメモリホール内を埋め込むようにコア部371が形成される。その後に、コア部371のうち最上の置換部材54の上面より上方の部分が部分的に除去される。コア部371が部分的に除去された領域を埋め込むように半導体376が形成される。これにより、メモリピラーMPに対応する構造が形成される。
次に、図7に図示されるように、例えばRIE法等の異方性エッチングにより、スリットSLTが形成される。スリットSLTは、絶縁体36、交互に積層された置換部材54および絶縁体34、ならびに導電体33を分断して、絶縁体32に達するように形成される。
次に、図8に図示されるように、スリットSLT内に窒化膜383が形成される。窒化膜383は、例えば窒化シリコン(SiN)を含む。続いて、例えばRIE法等の異方性エッチングにより、窒化膜383が形成された後のスリットSLTの底部がエッチングされる。当該エッチングは、スリットSLTの底部に形成された窒化膜383が除去された後も継続される。その結果、当該エッチング後のスリットSLTの底部は、例えば、絶縁体32、導電体53、および置換部材52を貫通して、導電体51に達する。当該スリットSLTの底部は、置換部材52に達していればよい。
次に、図9に図示されるように、スリットSLTを介したウェットエッチングにより置換部材52が選択的に除去される。このとき、メモリピラーMPに対応する構造の側面のうち置換部材52に接触していた部分が露出する。続いて、置換部材52が除去された空間を介したウェットエッチングによって、当該露出した側面においてブロック絶縁膜375、絶縁膜374、およびトンネル酸化膜373の一部が除去される。ブロック絶縁膜375、絶縁膜374、およびトンネル酸化膜373の一部が除去された部分において、メモリピラーMPに対応する構造中の半導体372の側面の一部が露出する。これにより、メモリピラーMPが形成される。例えば、これらのウェットエッチングでは、窒化膜は除去されない。
次に、図10に図示されるように、置換部材52、ブロック絶縁膜375、絶縁膜374、およびトンネル酸化膜373の一部が除去された空間に、導電体55が形成される。導電体55は、例えばポリシリコン(Si)を含む。このように形成される導電体55は、導電体51および53と併せて、図4に図示した導電体31に対応する。
次に、図11に図示されるように、スリットSLTを介したウェットエッチングにより窒化膜383および置換部材54が選択的に除去される。具体的には、次の通りである。
先ず、スリットSLT内で露出した導電体51、53、および55の表面が選択的に酸化されて酸化保護膜(図示せず)が形成される。続いて、スリットSLTを介したウェットエッチングにより窒化膜383および置換部材54が選択的に除去される。このとき、これまでの工程で得られる構造の立体構造は、例えばメモリピラーMP等によって維持される。
次に、図12に図示されるように、置換部材54が除去された空間に導電体が形成される。当該導電体は、例えば化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法により形成される。このように形成される導電体が、図4に図示した導電体35に対応する。
次に、図13に図示されるように、第1分断領域SRが形成される。具体的には、次の通りである。先ず、スリットSLT内に絶縁膜382が形成される。続いて、絶縁膜382が形成された後のスリットSLT内を埋め込むように導電体381が形成される。導電体381および絶縁膜382は、図4に図示した第1分断領域SRに対応する。
次に、図14に図示されるように、第2分断領域SHEが形成される。具体的には、次の通りである。先ず、例えばRIE法等の異方性エッチングにより、スリット(図示せず)が形成される。当該スリットは、絶縁体36から、導電体35のうち3番目に高い導電体35まで導電体35および絶縁体34を分断して、当該3番目に高い導電体35の下面に接する絶縁体34に達するように形成される。続いて、当該スリット内に絶縁体が形成される。このように形成される絶縁体が、図4に図示した第2分断領域SHEに対応する。
以上の工程で製造された構造において、図4に図示したコンタクトプラグCPが形成される。具体的には、次の通りである。先ず、これまでの工程で得られる構造上の全面に層間絶縁体36が形成される。続いて、例えばRIE法等の異方性エッチングによりコンタクトホール(図示せず)が形成される。コンタクトホールは、層間絶縁体36内を通過してメモリピラーMP中の半導体372および半導体376に達するように形成される。続いてコンタクトホール内に導電体が形成される。このように形成される導電体が、図4に図示したコンタクトプラグCPに対応する。次に、コンタクトプラグCPの上面上に導電体41が形成される。例えば、導電体41と他の回路素子との間の接続等が形成されて、半導体記憶装置1が製造される。
[効果]
図12を参照して説明した導電体35の形成は、例えば、成膜ガスとして6フッ化タングステン(WF)を用いるCVD法により行われる。当該導電体35の形成では、置換部材54が除去された空間が、導電体35によって完全に埋め込まれない場合がある。この場合、例えば導電体35内に、フッ素ガスが残留する空間が生じ得る。フッ素は反応性が極めて高く、このようなフッ素ガスは周囲の酸化膜を侵食(以下、Fデガスモードの不良とも称する。)してワード線WL間ショート等の原因になり得る。
例えば、ブロックBLK間境界として酸化膜を利用するような半導体記憶装置では、Fデガスモードの不良が発生した際には、ブロックBLK間境界である酸化膜も侵食されて、当該不良の影響が隣のブロックBLKにも及び得る。
半導体記憶装置1の第1分断領域SRは、x方向およびz方向に対応するxz平面に板状に広がるように設けられており、セレクトゲート線SGS、ワード線WL0〜WL7、およびセレクトゲート線SGDとしてそれぞれ機能する導電体33および複数の導電体35を分断する。このような第1分断領域SRが、例えばブロックBLK間境界として機能する。ここで、第1分断領域SRは、導電体381が絶縁膜382により覆われた構造を有している。導電体381は、例えばタングステン(W)または窒化チタン(TiN)のような金属を含む。
半導体記憶装置1においてFデガスモードの不良が発生した際には、フッ素ガスによる侵食は、第1分断領域SR中の導電体381で止められる。このため、半導体記憶装置1では、Fデガスモードの不良が発生した際に、当該不良の影響が隣のブロックBLKに及ぶことが防がれる。
さらに、半導体記憶装置1では、上述した構造を有している第1分断領域SRの抗折強度が、分断領域として例えば酸化シリコン(SiO)を含む絶縁体のみが用いられる場合と比較して大きくなるという利点もある。
<第2実施形態>
以下に、第2実施形態に係る半導体記憶装置1について説明する。以下では、第2実施形態に係る半導体記憶装置1について、第1実施形態に係る半導体記憶装置1と相違する点を中心に説明する。第2実施形態に係る半導体記憶装置1によっても、第1実施形態において説明したのと同様の効果が奏せられる。
図15は、第2実施形態に係る半導体記憶装置1の断面構造の一例を示す断面図である。当該断面図は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の図4に図示した断面図に対応する。
第2実施形態に係る半導体記憶装置1は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1において第1分断領域SRの構成を変更した構成を有している。第2実施形態に係る半導体記憶装置1の第1分断領域SRについて説明する。
第1分断領域SRは、例えば、半導体384、導電体385、導電体386、および絶縁膜382を含む。例えば、半導体384の上端が、最上の導電体35の上面より上方に位置し、半導体384の下端が導電体33の下面より下方に位置する。半導体384の側面および下面上に、導電体385、導電体386、および絶縁膜382が、導電体385、導電体386、絶縁膜382の順で設けられている。絶縁膜382により、半導体384、導電体385、および導電体386が、導電体31、導電体33、および導電体35と絶縁される。半導体384は、例えばポリシリコン(Si)を含む。導電体385は、例えば窒化チタン(TiN)を含む。導電体386は、例えばチタン(Ti)を含む。
第2実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程は、図13を参照して説明した第1分断領域SRの形成を一部変更する以外は、第1実施形態に係る半導体記憶装置1の製造工程と同様である。すなわち、第2実施形態に係る半導体記憶装置1の第1分断領域SRは次のように形成される。先ず、スリットSLT内に絶縁膜382、導電体386、導電体385が順に形成される。続いて、スリットSLT内を埋め込むように半導体384が形成される。これにより第1分断領域SRが形成される。
<他の実施形態>
上記各実施形態では、メモリピラーの側面において、トンネル酸化膜、絶縁膜、ブロック絶縁膜の一部が除去され、当該除去された部分を介して、メモリピラー中の半導体とソース線として機能する導電体とが接触する場合を例に挙げて説明を行った。しかしながら、例えば、メモリピラーの下面において、トンネル酸化膜、絶縁膜、ブロック絶縁膜の一部が除去され、当該除去された部分を介して、メモリピラー中の半導体とソース線として機能する導電体とが接触するようにしてもよい。
また、上記各実施形態において、メモリピラーは、複数のピラーが例えばz方向に連結された構造であってもよい。また、メモリピラーは、セレクトゲート線SGDに対応するピラーとワード線WLに対応するピラーとが連結された構造であってもよい。各メモリピラーとz方向において重なるビット線の数は、任意の数に設計され得る。
また、上記各実施形態では、第1分断領域が、導電体が絶縁膜により覆われた構造を有しているものとして説明を行った。例えば、第2分断領域が同様に、導電体が絶縁膜により覆われた構造を有しているようにしてもよい。これらの技術の一方のみ、あるいは、両方を同時に実現するようにしてもよい。
本明細書において“接続”とは、電気的な接続のことを示しており、例えば間に別の素子を介することを除外しない。
上記ではいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態およびその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…半導体記憶装置、11…メモリセルアレイ、12…ロウデコーダ、13…センスアンプ、14…シーケンサ、2…メモリコントローラ、BLK…ブロック、SU…ストリングユニット、NS…NANDストリング、CU…セルユニット、BL…ビット線、WL…ワード線、SGD、SGS…セレクトゲート線、SL…ソース線、MT…メモリセルトランジスタ、ST…選択トランジスタ、SR…第1分断領域、SHE…第2分断領域、MP…メモリピラー、CP…コンタクトプラグ、21…半導体基板、100…メモリセル部、31、33、35…導電体、32、34、36…絶縁体、371…コア部、372、376…半導体、373…トンネル酸化膜、374…絶縁膜、375…ブロック絶縁膜、381…導電体、382…絶縁膜、41…導電体、51、53…導電体、52、54…置換部材、SLT…スリット、383…窒化膜、55…導電体、384…半導体、385、386…導電体。

Claims (9)

  1. 第1導電体層と、
    前記第1導電体層の上方の、第1方向に積層された複数の第2導電体層と、
    前記複数の第2導電体層内を前記第1方向に延び、前記第1導電体層に接する第1半導体層と、
    前記第1半導体層と前記複数の第2導電体層との間に配置される電荷蓄積層と、
    前記第1導電体層の上方において前記第1方向および前記第1方向に交差する第2方向に延び、前記複数の第2導電体層を前記第1方向および前記第2方向に交差する第3方向に分離する金属層と、
    前記金属層と前記第1導電体層との間および前記金属層と前記複数の第2導電体層との間に配置される第1絶縁体層と
    を備える、
    半導体記憶装置。
  2. 前記金属層はタングステンを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 前記金属層は窒化チタンを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記金属層はチタンおよび窒化チタンを含む、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記第1方向に延びる第2半導体層をさらに備え、
    前記金属層は、前記第1絶縁体層と前記第2半導体層との間に配置される、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1絶縁体層の下端は、前記第1導電体層の上面より下方にある、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記金属層の下端は、前記第1導電体層の上面より下方にある、請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1導電体層の下方に配置される半導体基板をさらに備える、請求項1に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記複数の第2導電体層は、前記第2導電体層の第1セットと、前記第1セットの上方に配置される、前記第2導電体層の第2セットとを含み、
    前記半導体記憶装置は、
    前記第1セットの上方において前記第1方向および前記第2方向に延び、前記第2セットの第2導電体層を前記第3方向に分離する第2絶縁体層をさらに備え、
    前記第2絶縁体層の下端は、前記第1セットの上方にある、
    請求項1に記載の半導体記憶装置。
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