JP2021043308A - 像振れ補正システム及び方法、撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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【課題】 交換レンズとカメラ本体からなる撮像システムにおいて、高精度に振れを補正すること。【解決手段】 振動を伴う予め決められた動作が指示されたか否かを判断する判断手段と、判断の結果に基づいて、撮像装置とレンズユニットで行う振れ補正の補正割合を設定する設定手段と、撮像装置において検出された振れ信号と、撮像装置での補正割合に基づいて、第1の振れ補正信号を生成する第1の生成手段と、第1の振れ補正信号に基づいて、撮像装置における第1の振れ補正手段を制御する第1の制御手段と、を有し、予め決められた動作が指示されたと判断された場合に、設定手段は、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、振動が継続している第1の期間、予め決められた動作が指示されたと判断される前の撮像装置での第1の補正割合よりも低い第2の補正割合に、撮像装置での補正割合を切り替える。【選択図】 図3

Description

本発明は像振れ補正システム及び方法、撮像装置及び撮像システムに関する。
デジタルカメラで撮影する際、撮影者の手ブレ等の影響により生じ得る画像の劣化を防止する像ブレ補正として、様々な方式が提案されている。例えば、補正レンズを光軸に対して略直交する方向にシフトさせる光学式像ブレ補正方式や、撮像素子を光軸に対して略直交する方向にシフトさせる撮像面式像ブレ補正方式が知られている。さらに、特許文献1では、交換レンズが着脱可能な撮像システムにおいて、交換レンズ側の光学式像ブレ補正手段と、カメラ側の撮像面式像ブレ補正手段の両方を有し、それぞれのブレ補正手段を駆動させて、像ブレを補正する方式が開示されている。
特開2009−251492号公報
しかしながら、特許文献1には、次のような課題がある。即ち、特許文献1では、交換レンズ側とカメラ側の両方にブレ検出手段を有しているが、撮影時にカメラ内のフォーカルプレーンシャッターが駆動した時、カメラ側のブレ検出手段により得られる信号にはシャッター駆動に伴うノイズが混入していることが考えられる。ブレ検出手段からの信号にノイズが混入すると、ブレ補正の精度が低下してしまう。
本発明は上記問題点を鑑みてなされたものであり、交換レンズとカメラ本体からなる撮像システムにおいて、高精度に振れを補正することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の像振れ補正システムは、振動を伴う予め決められた動作が指示されたか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断の結果に基づいて、撮像装置とレンズユニットで行う振れ補正の補正割合を設定する設定手段と、前記撮像装置において検出された振れ信号と、前記撮像装置での補正割合に基づいて、第1の振れ補正信号を生成する第1の生成手段と、前記第1の振れ補正信号に基づいて、前記撮像装置における第1の振れ補正手段を制御する第1の制御手段と、を有し、前記判断手段により前記予め決められた動作が指示されたと判断された場合に、前記設定手段は、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、前記予め決められた動作による振動が継続している第1の期間、前記予め決められた動作が指示されたと判断される前の前記撮像装置での第1の補正割合よりも低い第2の補正割合に、前記撮像装置での補正割合を切り替える。
本発明によれば、交換レンズとカメラ本体からなる撮像システムにおいて、高精度に振れを補正することができる。
本発明の第1の実施形態における撮像システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態におけるカメラ側振れ検出部から出力される信号の一例を示す模式図。 第1の実施形態における補正割合の制御を示すタイミングチャート。 第1の実施形態における静止画撮影時の像振れ補正処理を示すフローチャート。 変形例における補正割合の切り替えを示すタイミングチャート。 第2の実施形態における静止画撮影時の像振れ補正処理を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第1の実施形態>
以下、図1から図4を参照して、本発明の第1の実施形態について説明する。
●撮像システムの構成
図1は、本実施形態における像振れ補正システムを搭載した撮像システムの一例として、デジタル一眼カメラの構成を示すブロック図である。図1に示す様に、本実施形態における撮像システムは、主に、カメラ本体1と交換レンズ2(レンズユニット)とを有する。カメラ本体1と交換レンズ2は、電気的に接続される通信部30を介して、信号のやり取りを行うことができる。
交換レンズ2は、光線を通過させる撮影光学系22、レンズ側振れ補正機構23、レンズ駆動部24、レンズ側振れ検出部25、及び交換レンズ2における各構成の制御を司るレンズシステム制御部20を含む。
撮影光学系22は、振れ補正レンズ、フォーカスレンズ、ズームレンズ等の複数のレンズと、絞り等を含む。レンズシステム制御部20は、後述するカメラシステム制御部10からの命令信号を受けて、レンズ駆動部24に、撮影光学系22に含まれるフォーカスレンズ、ズームレンズ、絞り等を制御するための制御信号を送る。レンズ駆動部24は、この制御信号に基づいて、フォーカスレンズ、ズームレンズ、絞り等を駆動することで、光学系の調整を行う。
レンズ側振れ検出部25はジャイロセンサで構成されており、交換レンズ2における角度振れを検出し、検出した振れ信号をレンズシステム制御部20に含まれるレンズ側振れ補正制御部26に送る。レンズ側振れ補正制御部26では、レンズ側振れ検出部25からの振れ信号に対して、フィルタ処理、積分処理などを行い、振れ量を算出する。そして、算出した振れ量と、後述する補正割合制御部34からの補正割合に基づいて、撮影光学系22に含まれる振れ補正レンズの駆動信号である振れ補正信号を生成する。レンズ側振れ補正機構23は、レンズ側振れ補正制御部26からの振れ補正信号に応じて、振れ補正レンズを撮影光学系22の光軸21に対して略直交方向にシフト移動することにより、振れを補正する。
カメラ本体1において、フォーカルプレーンシャッター14(以下、「シャッター14」と呼ぶ。)は、先幕と後幕からなるシャッター幕を有し、それぞれのシャッター幕をシャッター開口部内で走行させる。これにより、交換レンズ2の撮影光学系22を通過した光線の、撮像素子11への遮光及び通過を制御する。シャッター14は、カメラシステム制御部10内のシャッター駆動制御部35によりその駆動が制御される。
撮像素子11は、CMOSセンサやCCD等からなり、交換レンズ2の撮影光学系22及びシャッター14の開口を通過した光線を受光し、アナログの電気信号に光電変換する。変換されたアナログの電気信号は、不図示のA/D変換器により量子化処理が行われ、デジタル信号(画像データ)に変換されて画像処理部12に送られる。画像処理部12は、内部にホワイトバランス回路、ガンマ補正回路、補間演算回路等を有しており、カメラシステム制御部10の命令を受けて、撮像素子11から取得した信号から画像データを生成する。画像処理部12で生成された画像データは、メモリ13に記憶される。
また、カメラ本体1は、ユーザーによる操作を受け付けるための操作部15、及び、画像などの表示を行う画像表示部16を有する。
カメラシステム制御部10は、CPU(中央演算処理装置)等を備え、交換レンズ2との通信を含むカメラ本体1の制御を統括する。カメラシステム制御部10は、操作部15に含まれるレリーズ釦が押下され、撮影指示を受け付けた場合、該撮影指示に応じてタイミング信号等を生成し、撮像素子11等の制御を行うと共に、レンズシステム制御部20へ制御信号を送信する。
また、カメラ本体1において、カメラ側振れ検出部31はジャイロセンサで構成されており、カメラ本体1における角度振れを検出し、検出した振れ信号をカメラシステム制御部10内のカメラ側振れ補正制御部32に送る。カメラ側振れ補正制御部32では、カメラ側振れ検出部31の信号に対して、フィルタ処理、積分処理などを行い、振れ量を算出する。そして、算出した振れ量と、カメラシステム制御部10内の補正割合制御部34からの補正割合に基づいて、撮像素子11の駆動信号である振れ補正信号を生成する。カメラ側振れ補正機構33は、カメラ側振れ検出部31からの振れ補正信号に応じて、撮像素子11を撮影光学系22の光軸21に対して略直交方向にシフト移動することにより、振れを補正する。
補正割合制御部34は、交換レンズ2の焦点距離、撮影シーケンスなどに応じて、撮像システムが振れ補正を行う際の、カメラ本体1側と交換レンズ2側とで分担する補正駆動の補正割合を決定する。そして、補正割合制御部34で決定した補正割合は、カメラ側振れ補正制御部32及びレンズ側振れ補正制御部26にそれぞれ送られる。
例えば、補正割合がカメラ本体1側と交換レンズ2側で1:1の場合、カメラ側振れ補正制御部32は、カメラ側振れ検出部31で検出された振れ信号を50%に減衰させて、カメラ側振れ補正機構33での補正駆動量を算出する。一方、レンズ側振れ補正制御部26は、レンズ側振れ検出部25で検出された振れ信号を50%に減衰させて、レンズ側振れ補正機構23の補正駆動量を算出する。
●振動ノイズの影響
次に、図2を用いて、シャッター14の駆動に伴う、カメラ側振れ検出部31の振れ信号に対する振動ノイズの影響について説明する。
図2は、カメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号を表しており、横軸は時間、縦軸は振れ信号の検出レベルである角速度[deg/s]を示している。図2では、カメラ側振れ検出部31が全時間領域においてカメラ本体1の手ブレに伴う回転振動を検出しているが、時刻t11においてシャッター14のシャッター先幕走行による影響である振動ノイズ(シャッターノイズ)が混入し始めていることを示している。シャッターノイズは、時刻t11から時刻t12にかけて徐々に減衰していく。
このシャッターノイズ成分が混入した振れ信号に対して、カメラ側振れ補正制御部32で積分などの処理を行い補正駆動量を算出すると、正しく振れ補正を行うことができず、振れ補正精度が低下してしまう。シャッター14の先幕の走行により静止画の露光が開始されるので、特に、静止画露光中の振れ補正精度が低下してしまうこととなる。そこで、本実施形態では、補正割合を制御することにより、シャッターノイズのような動作に伴う振動の影響による静止画露光中の振れ補正精度の低下を抑制する。具体的には、シャッター14の駆動のような、予め振動が生じることがわかっている動作(振動を伴う予め決められた動作)が行われているか否かで、補正割合を変更することで、シャッターノイズのような動作に伴う振動の影響を軽減する。
なお、レンズ側振れ検出部25により検出される振れ信号にもシャッターノイズ成分が混入するが、シャッター14はカメラ本体1に内に取り付けられており、カメラ側振れ検出部31よりも振動の伝達経路が遠いため、影響は少ない。
●補正割合及びタイミング
次に、図3を用いて、本実施形態における補正割合制御部34による補正割合の制御と、そのタイミングについて説明する。
図3は、補正割合制御部34による補正割合の制御と、シャッター14の先幕の走行タイミングを示すタイミングチャートであり、横軸は時間を示す。「レンズ側補正割合」と「カメラ側補正割合」は、それぞれ交換レンズ2側とカメラ本体1側で分担される補正割合を示し、「シャッター」は、シャッター14の先幕の走行タイミングを表している。
図3に示すように、振れ補正駆動の開始時である時刻t0では、補正割合制御部34により、補正割合がカメラ本体1側60%、交換レンズ2側40%に設定される。
時刻t1において、操作部15に含まれるレリーズ釦の押下により静止画の撮影指示がなされると、補正割合制御部34により、補正割合がカメラ本体1側0%、交換レンズ2側100%に変更される。
そして、時刻t2においてシャッター駆動制御部35によりシャッター14の先幕の走行を開始することで露光が開始され、時刻t3において先幕の走行が終了する。時刻t2が図2の時刻t11のタイミングに対応する。
次に、時刻t4において、補正割合制御部34により、補正割合がカメラ本体1側60%、交換レンズ2側40%に再設定される。時刻t3においてシャッター14の先幕の走行は終了するが、図2を用いて示したように、先幕走行終了後もシャッターノイズの振動が継続して残るので、シャッターノイズが一定レベルに収まるまでは補正割合を変更しない。
その後、シャッター14の後幕が走行し、露光が終了して、静止画撮影が終了する。なお、シャッター14の後幕の走行時には静止画撮影が終了するため、本実施形態では補正割合を変更しない。
このように、撮影中にカメラ側振れ検出部31にシャッターノイズが混入する期間は、補正割合制御部34により、補正割合を、カメラ本体1側0%、交換レンズ2側100%になるよう制御する。このような制御を行うことで、カメラ側振れ検出部31の振れ信号に混入するシャッターノイズによるカメラ側振れ補正機構33による補正精度の低下を防ぐことができる。
なお、時刻t4におけるシャッターノイズの大きさが振れ補正動作への影響が小さければ、シャッターノイズが完全に収まっていなくてもよい。そこで、予めシャッターノイズのみの静定までの信号を測定しておき、許容できるシャッターノイズの振幅になるまでの時間を求めておき、時刻t1から時刻t4までの期間としてもよい。
または、時刻t1からt4までの期間の長さを予め決めておくのではなく、次のようにカメラ側振れ検出部31の信号を利用して所定期間を決めても良い。まず、カメラ側振れ検出部31からの振れ信号から、BPF(バンドパスフィルタ)などを用いて手ブレとは異なる100Hz以上などの高周波成分を抽出する。そして、抽出した高周波成分の信号からシャッターノイズが所望の振幅に収まったと判断したら、補正割合制御部34に補正割合を変更する命令を出すようにしても良い。また、カメラ側振れ検出部31の振れ信号を利用する以外にも、別途加速度センサなどをカメラ側振れ検出部31の近傍に取り付けておき、加速度センサ信号の結果により補正割合を切り替えるタイミングを決めても良い。
なお、上述したカメラ本体1側と交換レンズ2側の補正割合は、上述した値に限定されるものでは無く、カメラ本体1側における補正割合を、シャッターノイズが発生している間、シャッターノイズが発生していない間よりも小さくするように制御すればよい。その際に、カメラ側振れ補正機構33及びレンズ側振れ補正機構23が補正可能な量や、交換レンズ2の焦点距離により決定すればよい。
●像振れ補正処理
次に、図4を用いて、第1の実施形態における像振れ補正処理の流れについて説明する。図4は静止画撮影時の像振れ補正処理のフローチャートであり、カメラシステム制御部10により制御される。
処理を開始すると、S101では、補正割合制御部34により予め定められた補正割合に基づき、カメラ本体1側及び交換レンズ2側で、振れ補正駆動が開始される。S101での補正割合は図3の時刻t1より前の時間に相当し、例えば、カメラ本体1側60%、交換レンズ2側40%に設定される。
S102において、操作部15に含まれるレリーズ釦が押下され、静止画の撮影指示がなされたかを判断する。撮影指示がなされたと判断するまで、S102を繰り返して待機する。撮影指示がなされたと判断すると、S103に進む。
S103において、補正割合制御部34により、S101で設定されていた補正割合から、カメラ本体1側0%、交換レンズ2側100%に変更する。S103が図3の時刻t1に相当する。
S104において、シャッター駆動制御部35によりシャッター14の先幕が走行を開始し、これにより静止画の撮影露光が開始される。S104が図3の時刻t2に相当する。
S105において、S103で補正割合を変更してから予め定められた期間の経過等の予め決められた変更条件が満たされているかを判断し、変更条件が満たされるまで待機し、変更条件が満たされたと判断されると、S106に進む。
S106では、補正割合制御部34により、補正割合を元の割合に変更する。S106が図3の時刻t4に相当する。
S107において、シャッター駆動制御部35によりシャッター14を駆動し、後幕が走行開始する。これにより静止画の撮影露光が終了する。
S108において、カメラ本体1の電源がOFFに操作されるまでS102に戻り、処理を繰り返す。カメラ本体1の電源がOFFにされたと判断したら、処理を終了する。
上記の通り第1の実施形態によれば、補正割合制御部34により定められた補正割合に基づいて、カメラ本体1側と交換レンズ2側で分担して振れ補正を行うことで、撮像システム全体としての振れ補正量を大きくすることができる。また、シャッターノイズが発生している間、シャッターノイズの影響をより大きく受けるカメラ本体1側での振れ補正量の補正割合を下げることで、高精度に振れを補正することができる。
また、補正割合制御部34は、カメラ側振れ補正制御部32及びレンズ側振れ補正制御部26に対して補正割合の情報だけを送信するので、振れ信号や振れ補正信号などを送るのに比べて、通信の負荷を低くすることができる。
例えば、カメラ側振れ検出部31の信号を通信部30を介してレンズ側振れ補正制御部26に送信し、その結果を用いてレンズ側振れ補正機構23の補正駆動量を算出する場合、振れ補正制御に必要な振れ信号のサンプリングレートは高いので、通信部30を介し高速な通信が必要となる。また、通信遅延の影響や、カメラシステム制御部10、レンズシステム制御部20の通信処理により演算処理負荷が高まることが考えられる。
一方、本実施形態では、補正割合を変更するタイミングでのみ、補正割合の情報のみを通信すればよいので、高速な通信は必要なく、通信に伴う演算処理負荷も低く抑えることができる。
<変形例>
上述した第1の実施形態では、補正割合制御部34により補正割合を不連続的に変更したが、次のように制御しても良い。図5は、変形例における補正割合制御部34による補正割合及びシャッターの走行タイミングを示すタイミングチャートである。図3と同様に、横軸は時間、縦軸は分担された補正割合及びシャッター14の先幕の駆動タイミングを示している。
時刻t20から時刻t23までの動作は、図3の時刻t0から時刻t3の動作と同様であるため、説明を割愛する。
時刻t24において、補正割合制御部34は補正割合を変更するが、時刻t24から時刻t25にかけて交換レンズ2側の補正割合を100%から40%に漸近するように徐々に変更していく。そして、カメラ本体1側の補正割合も同様に時刻t24から時刻t25にかけて補正割合を0%から60%に漸近するように徐々に変更していく。なお、各時間における交換レンズ2側とカメラ本体1側の補正割合の合計が100%になるように制御される。
時刻t25で、変更前の補正割合に戻ると、その後は撮影が終了するまで固定された補正割合で振れ補正が行われる。
このように補正割合を制御することで、振れ補正の補正割合の変更が滑らかになるので、カメラ本体1側の補正割合を0%から60%に一度に変更するときと比較して、駆動開始の動作が滑らかになる。なお、時刻t21における補正割合変更時も同様に、補正割合を変更後の補正割合に漸近するように変更しても良いが、時刻t21から時刻t22までの期間が適正に設定されていれば、ブレ補正の割合が不連続に変化することによる振れ補正動作の不安定な動作が安定するので、振れ補正精度への影響は少ない。具体的には、時刻t21においてカメラ本体1側の補正割合が60%から0%に変更されると、ブレ補正量駆動量が不連続となりカメラ側振れ補正機構33の動作波はステップ応答のような動作となり、いわゆるオーバーシュートして動作が不安定となることが考えられる。その場合、いわゆるオーバーシュートが収まりブレ補正動作が安定するまで一定の時間がかかる。
一方でPID制御によりオーバーシュートを低減していた場合、カメラ側振れ補正機構33の動作がブレ補正駆動量に対し遅れが解消し所望のように追従するには一定の時間がかかる。しかし、時刻t21から時刻t22までの期間が適正に設定されていれば、時刻t22までに振れ補正動作が安定するので振れ補正精度への影響は少ない。よって、少なくともシャッター14の駆動に関わる期間が終了してから補正割合を変更する際に、上記のように補正割合がシャッター14の駆動に関わる以外の期間の値に漸近させることが望ましい。
また、上述したように、補正割合制御部34は交換レンズ2の焦点距離等によって、シャッターノイズが混入する期間以外の補正割合を決めている。例えば、同じ量の振れが発生したとき、焦点距離が短い場合は、撮像素子11の像面上での振れ量が小さくなるので、カメラ側振れ補正機構33で振れ補正を行うのに必要な撮像素子11の移動量は焦点距離が長い場合に比べて小さくなる。そこで、焦点距離が短くなるにつれてカメラ本体1側の補正割合を増やすように設定される。
一方、焦点距離が長くなると撮像素子11の像面上での振れ量が大きくなり、カメラ側振れ補正機構33の駆動可能量が足りなくなるので、交換レンズ2側の補正割合を増やすように設定される。例えば焦点距離が長い交換レンズ2が装着され、補正割合がカメラ本体1側10%、交換レンズ2側90%に設定されたとする。この場合、カメラ側振れ検出部31からのシャッターノイズが混入した信号を用いても、カメラ本体1側の補正割合が小さいため、振れ補正精度への影響は少ない。そこで、焦点距離が所定距離よりも長い場合は、シャッター14の先幕走行にかかる所定期間も、補正割合制御部34による補正割合の切替えを行わないようにしても良い。
また、静止画露光時間が非常に短い場合は、シャッターノイズが所望のレベルまで収まる前に静止画露光が終わってしまうことがありえる。また、静止画露光時間が短ければ露光期間中の振れ量が小さくなるので、レンズ側振れ補正機構23の補正駆動量のみで補えることが考えられる。そこで、撮影前に予め定められた撮影露光時間が所定時間よりも短い場合は、シャッター14の動作に関わる所定期間も、補正割合制御部34による補正割合の切替えを行わないようにしても良い。例えば、静止画露光時間が1/100秒の場合、静止画露光開始前の交換レンズ2側の補正割合を100%にしておき、シャッター14の先幕走行にかかる所定期間も、補正割合制御部34による補正割合の切替えを行わないようにしても良い。
また、上記実施形態では、シャッター14の先幕走行に関わる所定期間はカメラ側振れ補正機構33を0%に変更していたが、シャッターノイズの影響が小さくなる割合であれば0%に限るものではない。少なくとも、交換レンズ2側の補正割合が、シャッター14の先幕走行に関わる所定期間よりも、それ以外の期間の補正割合のほうが大きくなることが望ましい。
また、補正割合は静止画露光前(図3の時刻t0〜t1、図5の時刻t20〜t21)と所定期間終了後(図3の時刻t4以降、図5の時刻t25以降)で、補正割合を同じにしなくとも良い。例えば、静止画露光前はカメラ本体1側の補正割合を100%にして、所定期間終了後はカメラ本体1側の補正割合を60%にするなどしても良い。
さらに、静止画露光前は補正量を制限してもよい。例えば、静止画露光前は振れ検出部の信号から求められた振れ量に対し、補正量を100%未満(例えば、1/2)に制限して駆動させることが考えられる。これは、静止画露光前から振れ補正を行うために、振れ補正機構が可動範囲の端などにいる状態で静止画露光が開始されると、静止画露光時の振れ補正機構の振れ補正可能な補正量が少なくなる可能性があるからである。そこで、静止画露光前は本来の補正割合をそれぞれ1/2にして、カメラ側振れ補正制御部32、レンズ側振れ補正制御部26に補正割合を送信する。例えば、本来の補正割合がカメラ本体1側60%、交換レンズ2側40%である場合は、カメラ本体1側30%、交換レンズ2側20%として補正割合を制御しても良い。
また、上記実施形態ではカメラ本体1側で補正割合を下げる期間を、シャッター14の先幕走行に関わる期間と設定したが、シャッター14の後幕走行及びシャッター14のシャッターチャージ動作に関わる期間も撮影駆動機構であるシャッターが動作している期間である。よって、シャッター14の後幕走行及びシャッター14のシャッターチャージ動作に関わる期間も同じように補正割合を切り替えて制御してもよい。例えば、シャッター14の後幕走行、及びシャッターチャージ動作によってもカメラ側振れ検出部31にノイズが混入する。その結果、静止画撮影が終了した直後の画像表示部16に表示される画像(いわゆるライブビュー画像)にノイズの影響を受けた品位の低い振れ補正画像が表示されてしまう。また、撮像システムがミラーを有する一眼レフカメラである場合は、ミラー駆動機構も撮影駆動機構である。よって、撮影駆動機構の動作としてミラー駆動機構のミラーアップ動作(光路からのミラーの退避)を対象としてもよい。このように、先幕シャッターの走行以外でも上述のような振動を伴う予め決められた動作が指示された場合に、カメラ本体1側の補正割合を下げるようにしてもよい。
なお、カメラ本体1に対し、振れ補正機構が搭載されていない交換レンズが取り付けられることも考えられる。その場合は、通信部30によりカメラシステム制御部10が取り付けられた交換レンズ2の振れ補正機構の搭載の有無を判断する。そして、振れ補正機構が搭載されてない場合は、補正割合制御部34によりシャッター14の動作に関する期間及びその他の期間においても、常にカメラ側の補正割合が100%になるように制御すればよい。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態における撮像システムの構成は、図1を参照して第1の実施形態で説明したものと同様であるため、説明を省略する。ただし、第2の実施形態の撮像システムは、通信部30を介して高速な通信が可能なものとする。
●像振れ補正処理
次に、第2の実施形態における処理について、図6を用いて説明する。図6は静止画撮影時の像振れ補正処理のフローチャートである。第2の実施形態では、シャッター14の動作に関する所定期間以外は、カメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号を用いて、レンズ側振れ補正機構23及びカメラ側振れ補正機構33の振れ補正駆動量を算出する。
処理を開始すると、S201において、カメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号がカメラシステム制御部10に送られる。そして、送られた振れ信号は、補正割合制御部34により予め定められた割合に基づいて分けられて、それぞれカメラ側振れ補正制御部32、及び、通信部30を介しレンズ側振れ補正制御部26に送信される。例えば、カメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号が、カメラ側振れ補正機構33に60%、レンズ側振れ補正機構23に40%などの割合で送信される。そして、カメラ側振れ補正制御部32とレンズ側振れ補正制御部26は、所定の割合で送られてきた振れ信号に対して、フィルタ処理、積分処理などを行い、振れ量を算出する。そして、算出した振れ量から、カメラ側振れ補正機構33、レンズ側振れ補正機構23のそれぞれの振れ補正信号を生成し、振れ補正を行う。このとき、レンズ側振れ検出部25は動作をしないように制御されるか、レンズ側振れ検出部25により検出された振れ信号を用いないように制御される。
S202において、操作部15に含まれるレリーズ釦が押下され、静止画の撮影指示がなされたかを判断する。撮影指示がなされたと判断するまで、S202を繰り返して待機する。撮影指示がなされたと判断すると、S203に進む。
S203において、補正割合制御部34により、S201で設定されていた補正割合から、カメラ本体1側0%、交換レンズ2側100%に変更する。それとともに、カメラシステム制御部10は、レンズ側振れ補正制御部26にレンズ側振れ検出部25により検出された振れ信号を用いてレンズ側振れ補正機構23の振れ補正信号を生成するように命令を送る。
S204では、カメラ側振れ補正制御部32は、S203で変更された補正割合に従って、カメラ側振れ補正機構33の駆動を停止させる。カメラ側振れ補正機構33の駆動の停止とは、撮像素子11の移動をその位置で停止保持することである。一方、レンズ側振れ補正制御部26は、レンズ側振れ検出部25により検出された振れ信号に対して、フィルタ処理、積分処理などを行い、振れ補正信号を生成する。その結果、レンズ側振れ補正機構23の駆動によってのみ、振れ補正が行われる。
S205において、シャッター駆動制御部35によりシャッター14の先幕が走行を開始し、これにより静止画の撮影露光が開始される。
S206において、S204で補正割合を変更してから予め定められた期間の経過等の予め決められた変更条件が満たされているかを判断し、変更条件が満たされるまで待機し、変更条件が満たされたと判断されると、S207に進む。
S207では、補正割合制御部34により、補正割合を元の割合に変更する。そして、カメラシステム制御部10は、レンズ側振れ補正制御部26にカメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号を用いてレンズ側振れ補正機構23の振れ補正信号を生成するように命令を送る。
S208において、カメラ側振れ検出部31の検出結果を示す信号がカメラシステム制御部10に送られる。そして送られた信号は、S207で定められた割合に基づき、それぞれカメラ側振れ補正制御部32と通信部30を介しレンズ側振れ補正制御部26に送信される。そして、カメラ側振れ補正制御部32とレンズ側振れ補正制御部26は、それぞれ所定の割合で送られてきた信号に対して、フィルタ処理、積分処理などを行い、カメラ側振れ補正機構33、レンズ側振れ補正機構23の振れ補正信号を生成し、振れ補正を行う。
S209において、シャッター駆動制御部35によりシャッター14が駆動し、後幕が走行開始する。これにより静止画の撮影露光が終了する。
S210において、カメラ本体1の電源がOFFに操作されるまでS201に戻り、処理を繰り返す。カメラ本体1の電源がOFFにされたと判断したら、処理を終了する。
上記の通り第2の実施形態によれば、シャッター14の駆動に関わる期間である先幕走行直前から所定の期間は、レンズ側振れ検出部25により検出された振れ信号に基づいて振れ補正を行う。これにより、カメラ側振れ検出部31に混入するシャッターノイズによる振れ補正精度の低下を防ぐことができるため、高精度に振れを補正することができる。
また、第2の実施形態では、通信部30を介した高速な通信が可能であるので、サンプリングレートの高い振れ信号を送信することができる。このような高速な通信が可能であれば、取り付けられた交換レンズ2のレンズ側振れ検出部25の性能が、カメラ側振れ検出部31の性能より低い場合、カメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号を用いて、カメラ側、レンズ側両方の振れ補正機構を用いて振れ補正を行うことができる。一方で、シャッター14の動作に関する所定期間のみ、レンズ側振れ検出部25の信号を用いることで、シャッターノイズの影響を低減することができ、高精度な振れ補正を行うことができる。
なお、カメラ側振れ検出部31の信号が通信部30を介してレンズ側振れ補正制御部26に送信される前に、通信部30での通信レートに合わせて信号をダウンサンプリングしてもよい。例えば、ダウンサンプリング前のカメラ側振れ検出部31の信号が20kHzだとすると、ダウンサンプリングによって500Hzなど通信レートと同じに変更する。
また、第2の実施形態では、シャッター14の動作に関する所定期間以外はカメラ側振れ検出部31により検出された振れ信号に補正割合制御部34で定められた補正割合を乗じた結果を、通信部30を介してレンズ側振れ補正制御部26に送信していた。しかしながら、本発明はこれに限られるものでは無く、次のように制御しても良い。例えば、カメラ側振れ検出部31の結果と補正割合制御部34により設定された補正割合に基づき、カメラ側振れ補正制御部32がカメラ側振れ補正機構33の振れ補正信号を生成するとともに、レンズ側振れ補正機構23の振れ補正信号も生成する。そして、カメラ側振れ補正制御部32で生成したレンズ側振れ補正機構23の振れ補正信号を、通信部30を介してレンズ側振れ補正制御部26に送信する。
<他の実施形態>
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、スキャナ、ビデオカメラなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:カメラ本体、2:交換レンズ、10:カメラシステム制御部、11:撮像素子、12:画像処理部、14:フォーカルプレーンシャッター、15:操作部、20:レンズシステム制御部、22:撮影光学系、23:レンズ側振れ補正機構、24:レンズ駆動部、25:レンズ側振れ検出部、30:通信部、31:カメラ側振れ検出部、32:カメラ側振れ補正制御部、33:カメラ側振れ補正機構、34:補正割合制御部、35:シャッター駆動制御部

Claims (22)

  1. 振動を伴う予め決められた動作が指示されたか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果に基づいて、撮像装置とレンズユニットで行う振れ補正の補正割合を設定する設定手段と、
    前記撮像装置において検出された振れ信号と、前記撮像装置での補正割合に基づいて、第1の振れ補正信号を生成する第1の生成手段と、
    前記第1の振れ補正信号に基づいて、前記撮像装置における第1の振れ補正手段を制御する第1の制御手段と、を有し、
    前記判断手段により前記予め決められた動作が指示されたと判断された場合に、前記設定手段は、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、前記予め決められた動作による振動が継続している第1の期間、前記予め決められた動作が指示されたと判断される前の前記撮像装置での第1の補正割合よりも低い第2の補正割合に、前記撮像装置での補正割合を切り替えることを特徴とする像振れ補正システム。
  2. 前記レンズユニットにおいて検出された振れ信号と、前記レンズユニットでの補正割合に基づいて、第2の振れ補正信号を生成する第2の生成手段と、
    前記第2の振れ補正信号に基づいて、前記レンズユニットにおける第2の振れ補正手段を制御する第2の制御手段と、
    を更に有することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正システム。
  3. 前記設定手段は、前記第1の期間が経過した後、前記撮像装置での第2の補正割合を、前記第2の補正割合よりも大きい第3の補正割合に徐々に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の像振れ補正システム。
  4. 前記判断手段により前記予め決められた動作が指示されたと判断されていない場合に、
    前記第1の生成手段は、更に、前記撮像装置において検出された振れ信号と、前記レンズユニットでの補正割合に基づいて、前記レンズユニットに送信する振れ信号を生成し、
    前記第2の生成手段は、前記送信された振れ信号に基づいて第2の振れ補正信号を生成し、
    前記判断手段により前記予め決められた動作が指示されたと判断された場合に、前記第1の期間、
    前記設定手段は、前記撮像装置での補正割合を0%とすると共に、前記レンズユニットでの補正割合を100%とし、
    前記第2の生成手段は、前記レンズユニットにおいて検出された振れ信号と、前記レンズユニットでの補正割合に基づいて、第2の振れ補正信号を生成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の像振れ補正システム。
  5. 前記撮像装置での補正割合と前記レンズユニットでの補正割合の合計が100%であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  6. 前記予め決められた動作が静止画撮影であって、静止画撮影が指示される前に、前記設定手段は、前記撮像装置での補正割合と前記レンズユニットでの補正割合の合計を100%未満に制限することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  7. 前記予め決められた動作は、シャッターの駆動、シャッターチャージ、光路からのミラーの退避の少なくともいずれかを含む動作であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  8. 前記設定手段は、前記第1の振れ補正手段および前記第2の振れ補正手段が補正可能な補正量に基づいて前記第1の補正割合を設定することを特徴とする請求項2に記載の像振れ補正システム。
  9. 前記設定手段は、前記レンズユニットの焦点距離が短くなるにつれて、前記第1の補正割合が大きくなるように設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  10. 前記設定手段は、前記レンズユニットの焦点距離が長くなるにつれて、前記レンズユニットでの補正割合が大きくなるように設定することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  11. 前記レンズユニットの焦点距離が予め決められた焦点距離よりも長い場合に、前記設定手段は、前記第1の補正割合から前記第2の補正割合への切り替えを行わないことを特徴とする請求項10に記載の像振れ補正システム。
  12. 予め決められた露光時間よりも短い露光時間での静止画撮影が指示された場合に、前記設定手段は、前記第1の補正割合から前記第2の補正割合への切り替えを行わないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  13. 前記第1の期間は、前記予め決められた動作に伴う振動が静定するまでの時間であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  14. 前記振れ信号の高周波成分を抽出する抽出手段を更に有し、
    前記第1の期間は、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、前記高周波成分の信号の振幅が、予め決められた振幅に収まるまでの時間であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  15. 前記第1の期間は、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、前記撮像装置に備えられた加速度センサからの信号に基づいて設定されること特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の像振れ補正システム。
  16. 前記レンズユニットに振れ補正手段が搭載されていない場合に、前記設定手段は、前記判断手段による判断の結果に関わらず、前記撮像装置での補正割合を100%に設定することを特徴とする請求項1に記載の像振れ補正システム。
  17. 請求項1または16に記載の像振れ補正システムを搭載したことを特徴とする撮像装置。
  18. 請求項1乃至16のいずれか1項に記載の像振れ補正システムを搭載したことを特徴とする前記撮像装置および前記レンズユニットからなる撮像システム。
  19. 判断手段が、振動を伴う予め決められた動作が指示されたか否かを判断する判断工程と、
    設定手段が、前記判断手段による判断の結果に基づいて、撮像装置とレンズユニットで行う振れ補正の補正割合を設定する設定工程と、
    第1の生成手段が、前記撮像装置において検出された振れ信号と、前記撮像装置での補正割合に基づいて、第1の振れ補正信号を生成する第1の生成工程と、
    第1の制御手段が、前記第1の振れ補正信号に基づいて、前記撮像装置における第1の振れ補正手段を制御する第1の制御工程と、を有し、
    前記判断工程で前記予め決められた動作が指示されたと判断された場合に、前記設定工程では、前記予め決められた動作が指示されたと判断されてから、前記予め決められた動作による振動が継続している第1の期間、前記予め決められた動作が指示されたと判断される前の前記撮像装置での第1の補正割合よりも低い第2の補正割合に、前記撮像装置での補正割合を切り替えることを特徴とする像振れ補正方法。
  20. 第2の生成手段が、前記レンズユニットにおいて検出された振れ信号と、前記レンズユニットでの補正割合に基づいて、第2の振れ補正信号を生成する第2の生成工程と、
    第2の制御手段が、前記第2の振れ補正信号に基づいて、前記レンズユニットにおける第2の振れ補正手段を制御する第2の制御工程と、
    を更に有することを特徴とする請求項19に記載の像振れ補正方法。
  21. コンピュータに、請求項1乃至16のいずれか1項に記載の像振れ補正システムの各手段として機能させるためのプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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