JP2021038034A - ベルト走行装置、転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

ベルト走行装置、転写装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ガイド部が規制部に乗り上がるのを防止することができ、ガイド部と規制部とが擦れて生じる削れカスに起因する不具合の発生を抑制する。【解決手段】本発明のベルト走行装置42は、複数のローラ400、403と、複数のローラ400、403に掛け回されて回転するベルト36と、ベルト36の内周面端部に設けられるガイド部601と、複数のローラ400、403の少なくとも1つのローラの軸方向端部に設けられ、ガイド部601と当接してベルト36のローラ軸方向の移動を規制する規制部602と、ベルト36が回転する際にガイド部601と規制部602とが接触を開始する接触開始点Sの近傍において、ベルト36を内側方向に押し込むようにベルト36の外周面に当接する当接部材603と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、ベルト走行装置、転写装置及び画像形成装置に関する。
従来、例えば中間転写ベルトや二次転写ベルトの如き無端状のベルトを複数のローラに掛け回してベルトを回転(走行)させるベルト走行装置が用いられている。このような装置においては、ローラの軸方向においてローラの外径やベルトの周長に差があると、ローラを駆動させてベルトを回転させた際にベルトが蛇行することがある。
このような問題に対して、ローラの両端部にフランジを設けるとともに、ベルトの縁部に当接するガイドローラを設ける技術(例えば特許文献1参照)や、ローラの両端部にテーパ部を設けるとともに、テーパ部の外側にベルトを押える押え部材を設ける技術(例えば特許文献2参照)が提案されている。また、ベルトの内周面端部に帯状のガイド部を設けるとともにローラの両端部に規制部を設けることによって、ベルトの蛇行を防止する技術も提案されている。例えば特許文献3には、ベルトのガイド部が収まる溝状の規制部をローラの両端部に設けるとともに、ガイド部が設けられている位置において、円錐台状のコロを設けた技術が示されている。また特許文献4には、ガイド部が設けられている位置において、回転自在なコロをベルト外周面から隙間をあけて配置し、ガイド部が規制部を乗り越えようとしてもコロがベルト外周面を押えることで乗り上げが防止される技術が示されている。そして特許文献5には、ベルトのガイド部がローラの両端部に乗り上げるのを防止するための部材として、クランク状に形成され、ベルトの外周面に対して異なる3箇所の位置で当接する当接部材に関する技術が示されている。
しかしこのような技術を適用しても、ベルトの走行速度が大きくなると、ベルトが幅方向に移動する量も大きくなる。このため、上記のようにガイド部と規制部を設けた装置においては、ガイド部が規制部に乗り上がることがあり、ベルトの破れが生じたり、記録媒体に良好な画像が転写されない不具合が発生したりするおそれがあった。また、ガイド部と規制部とが互いに擦れてこれらが削れてしまうことがあり、削れカスがベルトの内周部に入り込んで、部分的な転写不良が発生したり、ベルトに残った残トナーのクリーニング不良が生じて記録媒体を汚してしまったりするおそれがあった。
この点につき、図15、図16に示した具体例に基づいて説明する。図15は、二次転写ユニットにおける駆動ローラ400を示していて、図15(a)は駆動ローラ400の端部を概略的に示した側面図であり、図15(b)は駆動ローラ400の端部における断面を概略的に示した斜視図である。駆動ローラ400は、軸部400aとローラ本体部400bとの間に軸受400cを有していて、ローラ本体部400bは軸部400aに対して回転可能に設けられている。またローラ本体部400bの端部には、円環状をなしていて規制部602として機能するカラーが設けられている。
図16は、二次転写ユニットにおける駆動ローラ400付近を概略的に示した図である。ここで図16(a)は、軸部400aを省略して駆動ローラ400付近を概略的に示した斜視図であり、図16(b)は、ベルトの一実施形態である二次転写ベルト36が蛇行して、二次転写ベルト36の内周面に設けたガイド部601が規制部602に乗り上げた状態を概略的に示した図である。このようにガイド部601が規制部602に乗り上げると、二次転写ベルト36は、図示したようにガイド部601の内縁部付近で折れ曲がり、これによってベルトが破れたり、記録媒体に対して画像が良好に転写できない不具合が生じたりすることになる。また、この状態においては規制部602の外縁部とガイド部601の内縁部が互いに擦れるため、両者が削れて削れカスが発生し、その削れカスに起因して、上記のように転写不良等が生じることがある。
本発明は、上記の現状に鑑みてなされたものであって、ベルトに設けたガイド部がローラに設けた規制部に乗り上がるのを防止することが可能であり、またガイド部と規制部とのこすれが抑えられて削れカスに起因する不具合の発生を抑制することができるベルト走行装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のベルト走行装置は、複数のローラと、前記複数のローラに掛け回されて回転するベルトと、前記ベルトの内周面端部に設けられるガイド部と、前記複数のローラの少なくとも1つのローラの軸方向端部に設けられ、前記ガイド部と当接して前記ベルトのローラ軸方向の移動を規制する規制部と、前記ベルトが回転する際に前記ガイド部と前記規制部とが接触を開始する接触開始点の近傍において、当該ベルトを内側方向に押し込むように当該ベルトの外周面に当接する当接部材と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、ベルトの外周面に当接する当接部材が、上記の接触開始点の近傍においてベルトを内側方向に押し込むように配置されているため、ベルトが蛇行した際にガイド部が規制部に乗り上げようとする箇所(接触開始点)でのガイド部の動きを規制することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略図である。 画像形成ユニットについて説明するための模式的な構成図である。 二次転写ユニットを構成するベルト走行装置について説明するための模式的な構成図である。 ガイド部と規制部について説明するための模式的な図である。 ガイド部が規制部に乗り上げる現象について説明するための模式的な構成図である。 当接部材について説明するための模式的な斜視図である。 ガイド部、規制部及び当接部材について説明するための構成図である。 ガイド部、規制部及び当接部材について説明するための構成図である。 ベルトが屈曲する現象を説明するための模式的な構成図である。 中間転写ユニットを構成するベルト走行装置ついて説明するための模式的な構成図である。 第二クリーニングユニットについて説明するための模式的な斜視図である。 第二クリーニングユニットについて説明するための模式的な側面図である。 当接部材の変形例について説明するための模式的な斜視図である。 当接部材の変形例について説明するための模式的な断面図である。 二次転写ユニットにおける駆動ローラについて説明するための模式的な図である。 ガイド部が規制部に乗り上げた状態について説明するための模式的な図である。
以下、添付した図面を参照しながら本発明に係る画像形成装置の一実施形態を説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置としての電子写真方式のカラープリンタ(以下、「プリンタ」という。)500の一実施形態について示した概略図である。なお本発明に係る画像形成装置は、プリンタに限定されるものではなく、複写機、ファクシミリの単体、あるいは、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナなどのうち、少なくとも2つ以上の機能を備えた複合機であってもよい。
まず、プリンタ500の基本的な構成について説明する。図1において、プリンタ500は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を形成するための四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kを備える。またプリンタ500は、本発明の転写装置を具現化した転写ユニット30と、露光手段としての光書込ユニット80と、定着装置90と、給紙カセット100と、レジストローラ対101とを備えている。四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、紛体であって現像剤として互いに異なる色のY、M、C、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。つまり、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、画像形成装置本体としてのプリンタ本体500Aに対して着脱自在に設けられていて、交換可能とされている。
図2は、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kのうちの一つについて拡大して示した概略構成図である。四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kは、使用するトナーの色が異なる点以外は、同様の構成を備えているため、使用するトナーの色を示す添え字(Y、M、C、K)は省略している。画像形成ユニット1は、像担持体たるドラム状の感光体2、ドラムクリーニング装置3、除電装置、帯電装置6、現像装置8等を備えている。画像形成ユニット1は、これらの複数の装置が共通の保持体に保持されてプリンタ本体500Aに対して一体的に脱着可能なプロセスカートリッジユニットを構成していて、ユニット単位で交換可能とされている。
感光体2は、ドラム基体の表面上に有機感光層が形成されたドラム形状のものであって、図示しない駆動手段によって図中時計回り方向に回転駆動される。帯電装置6は、帯電バイアスが印加される帯電部材となる帯電ローラ7を感光体2に接触あるいは近接させながら、帯電ローラ7と感光体2との間に放電を発生させることで、感光体2の表面を一様帯電させている。帯電ローラ等の帯電部材を感光体2に接触あるいは近接させる方式に代えて、帯電チャージャーによる方式を採用してもよい。帯電ローラ7で一様帯電された感光体2の表面は、後述する光書込ユニット80から発せられるレーザー光などの露光光によって光走査されて各色用の静電潜像を担持する。この静電潜像は、図示しない各色トナーを用いる現像装置8によって現像されて各色のトナー像になる。感光体2のトナー像は、後述する無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト31の表面(トナー像担持面)に一次転写される。
ドラムクリーニング装置3は、一次転写工程(後述する一次転写ニップ)を経た後の感光体2表面に付着している転写残トナーを除去するもので、回転駆動されるクリーニングブラシローラ4、片持ち支持された状態で自由端を感光体2に当接させるクリーニングブレード5などを有している。ドラムクリーニング装置3は、回転するクリーニングブラシローラ4で転写残トナーを感光体2の表面から掻き取りを行い、またクリーニングブレードで転写残トナーを感光体2表面から掻き落としてクリーニングする。
除電装置は、ドラムクリーニング装置3によってクリーニングされた後の感光体2の残留電荷を除電する。この除電により、感光体2の表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
現像装置8は、現像剤担持体となる現像ローラ9を内包する現像部12と、図示しない現像剤を撹拌搬送する現像剤搬送部13とを有している。現像剤搬送部13は、第一スクリュー部材10を収容する第一搬送室と、第二スクリュー部材11を収容する第二搬送室とを有している。第一スクリュー部材10及び第二スクリュー部材11は、現像装置8のケースなどに回転自在に支持されていて、回転駆動されることで、現像剤を循環させながら搬送して現像ローラ9に現像剤を供給している。
図1に示すように、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの上方には、潜像書込手段たる光書込ユニット80が配設されている。この光書込ユニット80は、パーソナルコンピュータ等の外部機器から送られてくる画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザー光により、感光体2Y、2M、2C、2Kを光走査する。この光走査により、感光体2Y、2M、2C、2K上にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの下方には、無端状の中間転写ベルト31を張架しながら図中反時計回り方向に無端移動せしめる転写ユニット30が配設されている。転写ユニット30は、像担持体たる中間転写ベルト31の他に、複数の回転体としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34と、四つの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kを有していて、プリンタ本体500Aに対してユニットごと着脱自在(交換可能)とされている。中間転写ベルト31のループ外側の周囲は、像担持体であり、二次転写部材としての二次転写ベルト36を備えた二次転写ユニット41(本発明に係る転写装置の一実施形態である)と、ベルトクリーニング装置37と、検知手段としての電位センサ38などが配置されている。
中間転写ベルト31は、そのループ内側に配設された駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34、及び四つの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kに巻き掛けられて支持され張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ32の回転力により、同方向に無端移動して搬送される。すなわち、転写ユニット30は、複数の回転体でベルト部材を巻き掛けて支持して搬送するものである。
四つの一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kは、無端移動される中間転写ベルト31を感光体2Y、2M、2C、2Kとの間に挟み込んでいて、中間転写ベルト31のおもて面と感光体2Y、2M、2C、2Kとが当接するY、M、C、K用の転写部となる一次転写ニップを形成している。一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体2Y、2M、2C、2K上のY、M、C、Kのトナー像と、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kとの間に転写電界が形成される。
イエロー用の感光体2Yの表面に形成されたYトナー像は、イエロー用の感光体2Yの回転に伴ってイエロー用の一次転写ニップに進入する。そして、転写電界やニップ圧の作用により、イエロー用の感光体2Y上から中間転写ベルト31上に一次転写される。このようにしてYトナー像が一次転写された中間転写ベルト31は、その後、M、C、K用の一次転写ニップを順次通過する。そして、感光体2M、2C、2K上のM、C、Kトナー像が、Yトナー像上に順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト31上には四色重ね合わせトナー像が形成される。一次転写部材として、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35Kに代えて、転写チャージャーや転写ブラシなどを採用してもよい。
中間転写ベルト31のループ外側に配設された二次転写ユニット41は、ループ内側の二次転写裏面ローラ33との間に中間転写ベルト31を挟み込み、中間転写ベルト31のおもて面と二次転写ベルト36とが当接する転写部となる二次転写ニップNを形成している。二次転写裏面ローラ33には、二次転写バイアス電源39によって二次転写バイアスが印加されている。これにより、二次転写裏面ローラ33と二次転写ベルト36との間に、マイナス極性のトナーを二次転写裏面ローラ33側から二次転写ベルト36側に向けて静電移動させる二次転写電界が形成される。
転写ユニット30の下方には、用紙や樹脂シートなどの記録媒体Pを複数枚重ねた束の状態で収容している収容部となる給紙カセット100が配設されている。この給紙カセット100は、束の一番上の記録媒体Pにローラ100aを当接させており、これを所定のタイミングで回転駆動させることで、その記録媒体Pを搬送路に向けて送り出す。搬送路の末端付近には、レジストローラ対101が配設されている。このレジストローラ対101は、給紙カセット100から送り出された記録媒体Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録媒体Pを二次転写ニップN内で中間転写ベルト31上の四色重ね合わせトナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録媒体Pを二次転写ニップNに向けて送り出す。すなわち、転写ユニット30は、像担持体が、画像となるトナー像が転写される無端状のベルト部材としての中間転写ベルト31であって、複数の回転体としての駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ33、クリーニングバックアップローラ34で中間転写ベルト31を巻き掛けて支持し、中間転写ベルト31に転写されたトナー像を記録媒体Pとの転写部となる二次転写ニップNまで搬送するベルトユニットである。
二次転写ニップNで記録媒体Pに密着せしめられた中間転写ベルト31上の四色重ね合わせトナー像は、二次転写電界やニップ圧の作用によって記録媒体P上に一括二次転写され、記録媒体Pの白色と相まってフルカラートナー像となる。二次転写ニップNを通過した後の中間転写ベルト31には、記録媒体Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト31のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置37によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト31のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ34は、ベルトクリーニング装置37によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
電位センサ38は、中間転写ベルト31のループ外側に配設されている。電位センサ38は、中間転写ベルト31の周方向における全域のうち、駆動ローラ32に対する掛け回し箇所に対して、間隙を介して対向配置されている。そして、中間転写ベルト31上に一次転写されたトナー像が自らとの対向位置に進入した際に、そのトナー像の表面電位を測定する。
二次転写ニップの図中右側方には、周知の定着装置90が配設されている。定着装置90には、フルカラートナー像が転写された記録媒体Pが送り込まれる。送り込まれた記録媒体Pは、熱源を内部に備えた定着ローラ91と加圧ローラ92とが接触する定着ニップに挟まれ、加熱と加圧よって、フルカラートナー像中のトナーが軟化して定着される。定着後の記録媒体Pは、定着装置90内から排出され、定着後搬送路を経由した後、機外へと排出される。
本実施形態におけるプリンタ500は、モノクロ画像を形成することも可能である。この場合は、転写ユニット30におけるY、M、C用の一次転写ローラ35Y、35M、35Cを支持している転写ユニット30の図示しない支持板を移動して、一次転写ローラ35Y、35M、35Cを、感光体2Y、2M、2Cから離間する方向に遠ざける。これにより、中間転写ベルト31のおもて面を感光体2Y、2M、2Cから引き離して、中間転写ベルト31をブラック用の感光体2Kだけに当接させる。この状態で、四つの画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kのうち、ブラック用の画像形成ユニット1Kだけを駆動して、トナー像をブラック用の感光体2K上に形成する。
またプリンタ500においては、中間転写ベルト31との間に二次転写ニップを形成する転写部材として、ローラ形状の二次転写ローラを用いてもよい。二次転写バイアスの印加位置は、中間転写ベルト31内側の二次転写裏面ローラ33ではなく、転写部材側(たとえば二次転写ローラ)であってもよい。また、カラー画像形成装置にかぎらず、モノクロの画像形成装置に本発明を適用してもよい。
次に、二次転写ユニット41を構成するベルト走行装置42について、図3を参照しながら詳細に説明する。図3(a)は二次転写ユニット41を模式的に示した側面図であって、図3(b)はその斜視図である。なお、図3に示した二次転写ユニット41は、主要的な構成は図1に示したものと同等であるが、細部は変更している。また、図1において、レジストローラ対101によって送り出された記録媒体Pは図面の左から右に向かって移動するが、図3(a)では、図面の右から左に向かって移動するものとして示している。
二次転写ユニット41は、本発明に係るベルトとしての二次転写ベルト36を備えている。また二次転写ベルト36の内側には、本発明に係る複数のローラとして6本のローラ(駆動ローラ400、分離ローラ401、従動ローラ402、ブラシ対向ローラ502、第一ブレード対向ローラ403、第二ブレード対向ローラ505)が設けられている。
二次転写ベルト36は、上記6本のローラ(駆動ローラ400、分離ローラ401、従動ローラ402、ブラシ対向ローラ502、第一ブレード対向ローラ403、第二ブレード対向ローラ505)に張架され支持された無端ベルトである。二次転写ベルト36は、中間転写ベルト31に当接して転写部となる二次転写ニップNを形成するとともに、二次転写ニップNから送出された記録媒体Pを搬送するものである。二次転写ベルト36の外側には、ブラシローラ501、第一ブレード503、潤滑剤塗布ローラ504、第二ブレード506の他、図3(b)に示す当接部材603が設けられる。
駆動ローラ400は、図1に示した二次転写裏面ローラ33との間に二次転写ベルト36と中間転写ベルト31とを挟んで、二次転写ニップNを形成している。駆動ローラ400は、モータ等の駆動源507によって、図3(a)の反時計回り方向に回転駆動されて、二次転写ベルト36を反時計回り方向に回転(走行)させるものである。駆動源507は、回転数を可変することが可能であって、二次転写ベルト36の回転数(二次転写ベルト36の走行速度)を可変させることができる。なお二次転写ベルト36の走行に伴って、二次転写ベルト36に当接する二次転写ユニット41のその他のローラは、従動回転する。
分離ローラ401は、二次転写ニップNに対して二次転写ベルト36が走行する方向の下流側の位置に配置されている。二次転写ニップNから送出された記録媒体Pは、図3(a)において反時計方向に走行する二次転写ベルト36に沿うように搬送された後に、分離ローラ401の位置で、分離ローラ401の外周に沿うように曲面が形成された二次転写ベルト36によって、二次転写ベルト36から分離される。
従動ローラ402は、分離ローラ401に対して二次転写ベルト36が走行する方向の下流側の位置に配置されている。従動ローラ402は、二次転写ベルト36のトナー濃度を測定するときに用いられる。
ブラシ対向ローラ502は、分離ローラ401に対して二次転写ベルト36が走行する方向の下流側の位置において、二次転写ベルト36の外側に設けられるブラシローラ501に対向して設けられる。
ブラシローラ501は、二次転写ベルト36の表面に付着したトナーを除去するために、トナー極性とは逆極性のクリーニングバイアスが印加されているローラである。
第一ブレード対向ローラ403は、ブラシ対向ローラ502に対して二次転写ベルト36が走行する方向の下流側の位置において、第一ブレード503と潤滑剤塗布ローラ504に対向して設けられる。第一ブレード対向ローラ403は、二次転写ベルト36にテンションをかけるローラである。
第一ブレード503は、二次転写ベルト36の表面に当接して、二次転写ベルト36の表面に付着したトナーや紙粉などの異物を除去するものである。
潤滑剤塗布ローラ504は、第一ブレード503などの摩耗を低減するために、二次転写ベルト36の表面に潤滑剤を塗布するものである。
第二ブレード対向ローラ505は、第一ブレード対向ローラ403に対して二次転写ベルト36が走行する方向の下流側の位置において、第二ブレード506に対向して設けられる。
第二ブレード506は、二次転写ベルト36の表面に当接して、二次転写ベルト36の表面に塗布された潤滑剤を薄層化するものである。
ところで、駆動ローラ400の軸方向において外径に差があったり、二次転写ベルト36の幅方向において周長に差があったりすると、二次転写ベルト36を走行させた際に二次転写ベルト36が幅方向に移動する(蛇行する)ことがある。このような二次転写ベルト36の蛇行を防止するものとして本実施形態の二次転写ユニット41では、図4に示すように二次転写ベルト36の内周面における両端部に、例えばゴム等によって形成される帯状のガイド部601を設けている。また駆動ローラ400の軸方向両端部には、例えば駆動ローラ400に一体的に形成されたフランジや駆動ローラ400とは別異の部材となるカラーによって構成された規制部602を設けている。なお規制部602は、駆動ローラ400とは異なる直径となるものでもよい。また図示例の規制部602は、駆動ローラ400と略同径であって別異の部材となるカラーで構成されているが、駆動ローラ400の端部そのもので規制部602を構成してもよい。このようなガイド部601と規制部602によれば、二次転写ベルト36が蛇行すると、ガイド部601の内縁部が規制部602の外縁部に接触して、二次転写ベルト36の幅方向の移動が規制される。
ところで、このようなガイド部601と規制部602を設けている場合においては、ガイド部601が規制部602に乗り上げることがあった。この点について図5を参照しながら説明する。図5は、二次転写ユニット41における駆動ローラ400の周辺を、駆動ローラ400の回転軸方向から示した図である。なおガイド部601は、図5において二点鎖線で示すように二次転写ベルト36の内周面全域に設けられているが、図5では、二次転写ベルト36における周方向の一部について着目することとし、その部分を実線で示している。
ガイド部601の内縁部が規制部602の外縁部に接触する際、図5(a)に示すようにガイド部601は、二次転写ベルト36が走行する方向の上流側から接触する。ここで、ガイド部601が規制部602に接触する部位を接触開始点Sと称する。ガイド部601が規制部602に接触した際に両者の接触摩擦が小さい場合は、ガイド部601は規制部602を乗り上げることはない。一方、ガイド部601と規制部602との接触摩擦が大きくなってくると、ガイド部601は規制部602によって、規制部602を乗り上げる方向(駆動ローラ400の径方向外側)に多少移動した後、もとに戻るように移動する(以下、ガイド部601が駆動ローラ400の径方向外側や内側に移動する動きを脈動と称する)。そしてガイド部601と規制部602との接触摩擦が更に大きくなると、ガイド部601は駆動ローラ400の径方向外側に向けて大きく移動して、図5(b)に示すように規制部602に乗り上げることになる。このように、ガイド部601と規制部602との接触摩擦の大きさが大きくなるにつれて、概ね、ガイド部601が脈動しない状態、ガイド部601が脈動する状態、ガイド部601が規制部602に乗り上げる状態と変っていくことになる。
ガイド部601と規制部602との接触摩擦は、二次転写ベルト36の走行速度によっても影響を受ける。二次転写ベルト36の走行速度が大きくなると、二次転写ベルト36が幅方向に移動する量も大きくなる傾向があるため、ガイド部601と規制部602との接触摩擦も大きくなる。このため、二次転写ベルト36の走行速度が大きくなると、ガイド部601が脈動したり、ガイド部601が規制部602に乗り上げたりすることになる。
このような問題に対して本実施形態では、当接部材603を設けて解決を図っている。図6に示すように、当接部材603は円筒状(コロ状)であって、円柱状の保持部材606に回転可能に保持されている。
そして当接部材603を、図7、図8に示すように二次転写ユニット41に設けている。ここで図7(a)は、駆動ローラ400の周辺を模式的に示した側面図であって、図7(b)はその正面図である。また図8は、駆動ローラ400の径方向に沿って、駆動ローラ400の周辺を模式的に示した図である。なお、図7、図8においては、図3に示した第二ブレード対向ローラ505と第二ブレード506を省略していて、駆動ローラ400に対して二次転写ベルト36が走行する方向の上流側に第一ブレード対向ローラ403を配置している。また、図8に示したユニットケース604、605は、駆動ローラ400や保持部材606を支持する部材である。
ここで当接部材603は、ガイド部601が規制部602に接触する接触開始点Sの近傍における二次転写ベルト36の外周面に対して、二次転写ベルト36を内側に押し込むように(図中、一点鎖線で示した駆動ローラ400と第一ブレード対向ローラ403の接線に対して、二次転写ベルト36が内側を通る軌跡となるように)配置されている。なお、接触開始点Sの近傍における二次転写ベルト36の外周面に対して、二次転写ベルト36を内側に押し込むように当接部材603を配置するとは、接触開始点Sから駆動ローラ400と第一ブレード対向ローラ403の接線(図中の一点鎖線)に対して垂線を下ろした際の二次転写ベルト36の外周面上の点の近傍に、当接部材603が押し当たるように配置することである。
また、ガイド部601が規制部602に接触する接触開始点Sの近傍とは、接触開始点Sを中心として二次転写ベルト36が走行する方向の上流側及び下流側のそれぞれ3mm以内とする。なお、当接部材603を配置するより好ましい位置は、接触開始点Sから二次転写ベルト36が走行する方向の下流側3mm以内の範囲である。
また当接部材603は、二次転写ベルト36の走行方向における位置において、二次転写ベルト36に対して駆動ローラ400の巻付けが始まる巻付け開始点Mと、接触開始点Sとの間に配置することが好ましい。
なお、図7、図8に示す実施形態では省略した第二ブレード対向ローラ505等を設ける場合において、当接部材603で二次転写ベルト36を内側に押し込むにあたっては、駆動ローラ400と第二ブレード対向ローラ505の接線に対して、二次転写ベルト36が内側を通る軌跡となるように当接部材603を配置するものとする。またこの場合に当接部材603を押し当てる位置は、接触開始点Sから駆動ローラ400と第二ブレード対向ローラ505の接線に対して垂線を下ろした際の二次転写ベルト36の外周面上の点の近傍とする。
このような本実施形態の二次転写ユニット41によれば、当接部材603を接触開始点Sの近傍に設けているため、ガイド部601と規制部602との接触摩擦に伴って、ガイド部601が駆動ローラ400の径方向外側に向けて移動しようとする動きが規制される。このため、ガイド部601が規制部602に乗り上げる不具合が防止できる。またガイド部601の脈動も防止できるため、ガイド部601と規制部602とが擦れることによって生じる削れカスの発生も抑えることができる。また、当接部材603によって二次転写ベルト36を押し込んでいて、二次転写ベルト36は規制部602と当接部材603との間で張架されているため、走行中のベルトのばたつき(二次転写ベルト36が走行する方向に対して垂直方向に振動する)が抑制され、ベルトのばたつきに伴うガイド部601と規制部602との擦れも防止することができる。
また、当接部材603は回転可能に保持されているため、二次転写ベルト36と当接部材603が接触した際、当接部材603は二次転写ベルト36の走行に応じて回転することになる。すなわち、二次転写ベルト36と当接部材603の間での摩擦が抑えられるため、二次転写ベルト36と当接部材603の摩耗を低減させることができる。更に、従来の当接部材は、例えば特許文献5に示されるベルトの外周面に対して異なる3箇所の位置で当接するクランク状のもののように、比較的大型で、ベルトとの接触面積も大きなものが多かったが、当接部材603が二次転写ベルト36に接触する面積は少ないため、従来のものに比しても二次転写ベルト36と当接部材603との摩耗は少なくなる。
このような本実施形態の二次転写ベルト36、ガイド部601、駆動ローラ400、規制部602、第一ブレード対向ローラ403、当接部材603について具体的に説明すると、二次転写ベルト36は、厚さが80μmのポリイミド樹脂で形成された無端状のベルトであり、ガイド部601は、厚みが2mmで幅が5mmのシリコーンゴムを二次転写ベルト36の内周面に全周に亘って固着させたものである。また駆動ローラ400は、表面がエチレンプロピレンゴムで被覆された外径が30mmのローラであり、規制部602は、
ポリアセタール樹脂で形成された外径が30mmのカラーであり、第一ブレード対向ローラ403は、ステンレス製で外径が20mmのローラであり、当接部材603は、ポリアセタール樹脂で形成された外径が13mmのコロ部材である。また当接部材603は、二次転写ベルト36に対して内側に0.5mm押し付けている。なお、上記の材質や数値等は一例であって、本発明はこれに限られるものではない。
また本実施形態の当接部材603は、図7(b)、図8に示したように、規制部602における駆動ローラ400の軸方向外側端部と、ガイド部601における駆動ローラ400の軸方向内側端部の両方に重なる位置で、二次転写ベルト36の外周面に当接している。これにより、下記に説明するような二次転写ベルト36の破損が防止できる。
ここで、上記のように当接部材603が規制部602の外側端部とガイド部601の内側端部の両方に重なる位置に設けられていない場合の不具合について、図9を参照しながら説明する。図9(a)は、当接部材603がガイド部601の内側端部よりも二次転写ベルト36の幅方向内側に配置された状態を示している。この場合にガイド部601と規制部602とが接触してガイド部601が駆動ローラ400の径方向外側に向けて移動しようとする動きが生じると、図示したように二次転写ベルト36の端部が外側に折れ曲がるように屈曲し、二次転写ベルト36が破損してしまうおそれがある。また、図9(b)のように、当接部材603が規制部602の外側端部よりも二次転写ベルト36の幅方向外側に配置されていると、当接部材603によってガイド部601が内側に押し込まれ、図示したように二次転写ベルト36の端部が内側に折れ曲がるように屈曲して二次転写ベルト36が破損してしまうおそれがある。
一方、図7(b)、図8に示したように、規制部602における駆動ローラ400の軸方向外側端部と、ガイド部601における駆動ローラ400の軸方向内側端部の両方に重なる位置に当接部材603を配置する場合は、二次転写ベルト36の端部を屈曲させずに二次転写ベルト36の破損を防止することができる。
上記の実施形態は、二次転写ベルト36を使用した二次転写ユニット41であったが、本発明に係る転写装置及びベルト走行装置は、図10に示す中間転写ユニット50及びベルト走行装置51として具現化することも可能である。ベルト走行装置51は、中間転写ベルト31の内周面の両端部に設けられるガイド部601を備えていて、中間転写ベルト31の内側には、一次転写ローラ35Y、35M、35C、35K、駆動ローラ32、二次転写裏面ローラ35、クリーニングバックアップローラ34が設けられている。クリーニングバックアップローラ34の両端部には、規制部602が設けられている。そして、クリーニングバックアップローラ34に対して中間転写ベルト31が走行する方向の上流側には、中間転写ベルト31が回転する際にガイド部601と規制部602とが接触を開始する接触開始点の近傍において、中間転写ベルト31を内側方向に押し込むように中間転写ベルト31の外周面に当接する当接部材603を配置している。このような中間転写ユニット50においても、当接部材603によって、ガイド部601の規制部602への乗り上げを防止することができる。
また本発明に係る転写装置及びベルト走行装置は、定着ローラ及び加圧ローラの他に加熱ローラを配設したベルト式の定着装置にも適用可能である。また、ベルト表面に記録媒体Pを担持してベルトの走行によって記録媒体Pを所定方向に搬送するベルト搬送装置にも適用可能である。
図11及び図12は、二次転写ユニット41とともに使用され、上記の当接部材603を備える第二クリーニングユニット700について示した図である。図11は、第二クリーニングユニット700の斜視図であって、図12は、その断面図である。
第二クリーニングユニット700は、第二ブレード506、ブレード保持部材701、ブレードホルダ702、ブレードホルダ保持部材703、ケース部材704、記録媒体ガイド部材705、ブレードスプリング706、円筒状(コロ状)の当接部材603を備えている。第二ブレード506はゴムブレードであり、ブレード保持部材701に接着して固定されている。ブレード保持部材701は、ブレードホルダ702にネジ締結されている。ブレードホルダ702は、軸部材と板金部材で構成されたブレードホルダ保持部材703に回転可能に支持されている。また、ブレードホルダ702は、ブレードスプリング706により引っ張られ、第二ブレード506が図3に示した二次転写ベルト36に所定の力で当接する。ブレードスプリング706は、ブレードホルダ保持部材703とケース部材704に設けたひっかけ部によって支持される。ブレードホルダ保持部材703は、ケース部材704にネジ締結されて固定されている。ケース部材704の記録媒体搬送面側には、記録媒体ガイド部材705が設置されている。ブレードホルダ保持部材703の軸には、コロ状の当接部材603が設置されていて、ブレードホルダ702の支持部材と併用されている。このように、第二クリーニングユニット700では、図6に示した保持部材606をブレードホルダ702の支持部材と併用しているため、部品点数を抑制することができる。
上記の当接部材603は円筒状(コロ状)であったが、図13(a)に示すように、円柱状の軸そのもので構成してもよい。また図13(b)に示すように、ケース部材やホルダー部材等の一部を利用して(更にその部分を湾曲させて)当接部材603としてもよい。たとえば、ケース部材は図8のユニットケース604であり、ホルダー部材は図8の保持部材606である。
当接部材603は、種々の形状のものが採用可能であるが、ベルトに対して滑らかに食い込むような形状(ベルトが走行する方向に対して尖った部分がなく、円弧のように滑らかな形状)が好ましい。例えば図14(a)に示した当接部材603のように、二次転写ベルト36が走行する方向(図中、矢印で示す方向)に対して尖った部分(図示例では直角に折れ曲がった部分)があると、二次転写ベルト36が局所的に折れ曲がって破損するおそれがある。一方、図14(b)のように、二次転写ベルト36が走行する方向に対して滑らかに曲がっている当接部材603においては、二次転写ベルト36の局所的な折れ曲がりが緩和されるため、破損を防止することができる。
本発明に係る画像形成装置は、プリンタ、ファクシミリ、複写装置、複合機等をはじめとして種々の機器に応用可能である。また記録媒体Pは、様々な用紙(例えば、厚紙、ハガキ、封筒、普通紙、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ等)でもよいし、OHPシート、OHPフィルム、樹脂フィルム等、シート状を呈し画像形成可能な物質であればどのようなものを用いてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上記の説明で特に限定しない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。本発明の実施の形態の欄に記載された効果は、本発明から生じる効果を例示したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態の欄に記載されたものに限定されるものではない。
30:転写ユニット(転写装置)
31:中間転写ベルト(ベルト)
36:二次転写ベルト(ベルト)
41:二次転写ユニット(転写装置)
42:ベルト走行装置
50:中間転写ユニット(転写装置)
51:ベルト走行装置
400:駆動ローラ(ローラ)
403:第一ブレード対向ローラ(ローラ)
500:プリンタ(画像形成装置)
506:第二ブレード(ブレード)
601:ガイド部
602:規制部
603:当接部材
604:ユニットケース(ケース)
605:ユニットケース(ケース)
702:ブレードホルダ
703:ブレードホルダ保持部材
M:巻付け開始点
S:接触開始点
特開2006−078612号公報 特開2013−083693号公報 特開2004−075375号公報 特許第4047085号公報 特開2018−146608号公報

Claims (9)

  1. 複数のローラと、
    前記複数のローラに掛け回されて回転するベルトと、
    前記ベルトの内周面端部に設けられるガイド部と、
    前記複数のローラの少なくとも1つのローラの軸方向端部に設けられ、前記ガイド部と当接して前記ベルトのローラ軸方向の移動を規制する規制部と、
    前記ベルトが回転する際に前記ガイド部と前記規制部とが接触を開始する接触開始点の近傍において、当該ベルトを内側方向に押し込むように当該ベルトの外周面に当接する当接部材と、を備えることを特徴とするベルト走行装置。
  2. 前記当接部材は、前記ベルトの回転方向における、前記接触開始点の下流側であって、且つ前記ベルトが前記規制部を有するローラに巻付き始める巻付け開始点の上流側において、当該ベルトの外周面に当接することを特徴とする請求項1に記載のベルト走行装置。
  3. 前記当接部材は、外周面が円形であって回転可能に配置されることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト走行装置。
  4. 前記複数のローラを支持するケースを備え、
    前記当接部材は、前記ケースの一部又は前記ケースに設けられたホルダー部材の一部が湾曲されて構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のベルト走行装置。
  5. 前記当接部材は、前記規制部におけるローラの軸方向外側端部と前記ガイド部におけるローラの軸方向内側端部の両方に重なる位置で前記ベルトの外周面に当接することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のベルト走行装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のベルト走行装置を備え、前記ベルトは、外周面にトナー像を担持可能な転写ベルトである転写装置。
  7. 請求項1〜5の何れか一項に記載のベルト走行装置を備え、前記ベルトは、外周面にトナー像を担持可能な中間転写ベルトのトナー像担持面と当接して転写ニップを形成する二次転写ベルトである転写装置。
  8. 請求項6又は7に記載の転写装置において、
    前記ベルトの表面に当接するブレードと、前記ブレードを保持するブレードホルダと、前記ブレードホルダを回転可能に保持する軸を備えるブレードホルダ保持部材とを有し、
    前記当接部材は前記ブレードホルダ保持部材の軸に保持されている転写装置。
  9. 請求項1〜5の何れか一項に記載のベルト走行装置、又は請求項6,7,8の何れか一項に記載の転写装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
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