JP2021034296A - 導線およびコイル部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】汎用性の向上を図ることができる導線を提供する。【解決手段】炭素を主成分とする導体20を有する導線10において、一方向を長手方向とする導体20と、一方向を長手方向とし、導体に接合される絶縁体30と、を有する導線構成体40を備える。そして、絶縁体30は、導体20より塑性変形し易い材料で構成された心材32と、心材32上に配置され、導体20に接合されると共に絶縁材料で構成された粘着剤31と、を有する構成とする。【選択図】図1
Description
本発明は、炭素を主成分とする導体を備える導線およびコイル部材に関するものである。
従来より、炭素を主成分とする導体としてのカーボンナノチューブを備える導線が提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、この導線は、ポリエチレンテレフタレート(すなわち、PET)等で構成されるシートに、導体が配置された構成とされている。なお、導体は、シートに、ノズルからバインダや分散材を含むカーボンナノチューブを吹き付けることによって形成される。
ところで、近年では、汎用性の向上を図ることができる導線が望まれている。
本発明は上記点に鑑み、汎用性の向上を図ることができる導線およびコイル部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1では、炭素を主成分とする導体(20)を有する導線であって、一方向を長手方向とする導体と、一方向を長手方向とし、導体に接合される絶縁体(30)と、を有する導線構成体(40)を備え、絶縁体は、導体より塑性変形し易い材料で構成された心材(32)と、心材上に配置され、導体に接合されると共に絶縁材料で構成された粘着剤(31)と、を有している。
これによれば、絶縁体は、塑性変形し易い心材を有する構成とされている。このため、導線を任意の形状で保持できるため、汎用性の向上を図ることができる。
また、絶縁体は、粘着剤を有しており、導体は、粘着剤と接合されている。このため、導体と絶縁体とは、別々に用意された後に接合されることで一体化することができる。この場合、導体としてバインダや分散材を有さないものも用いることができるため、導体の抵抗を小さくすることもできる。つまり、用途に応じた最適な配向性を有する導体や、抵抗の小さい導体を用いることができる。このため、汎用性の向上をさらに図ることができる。
請求項10では、複数の被巻線部(61)を有するコイル部材であって、隣合って配置され、コイル(62)が配置される複数の被巻線部と、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の導線(40)と、を有し、導線は、被巻線部に巻かれることでコイルを構成しつつ、隣合う被巻線部に配置されたコイル同士を接続する配線部(63)を構成している。
このように、上記の導線を用いてコイル部材を構成することもできる。この場合、配置される部分の用途、形状に合わせて導線の形状や質を容易に変更できるため、汎用性の向上を図ることができる。
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示されるように、本実施形態では、導線10は、導体20と、絶縁体30とを有する導線構成体40を備えて構成されている。
第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示されるように、本実施形態では、導線10は、導体20と、絶縁体30とを有する導線構成体40を備えて構成されている。
導体20は、炭素を主成分とする構成とされており、本実施形態では、カーボンナノチューブで構成されている。具体的には、導体20は、一方向を長手方向とし、長手方向を法線方向とする断面形状が少なくとも一辺を有する形状とされている。図1中では、紙面左右方向が長手方向とされている。そして、本実施形態では、導体20は、断面形状が長辺を有する矩形状とされている。なお、導体20を構成するカーボンナノチューブは、例えば、配向度が80%以上とされつつ、バインダや分散材を含有せず、それ自体が粘着性を有しないものが用いられる。このような導体20は、例えば、特表2011−502925号公報に記載されているように、クロロスルフォン酸を分散剤としたカーボンナノチューブ分散液を用いてカーボンナノチューブテープを形成することによって構成される。
絶縁体30は、第1粘着剤31、心材32、第2粘着剤33が順に積層されて構成されている。そして、絶縁体30は、導体20と同様に、一方向を長手方向とし、長手方向を法線方向とする断面形状が長辺を有する矩形状とされている。
なお、第1粘着剤31および第2粘着剤33は、例えば、絶縁材料であるアクリル系粘着剤で構成される。心材32は、導体20よりも塑性変形し易い材料で構成され、例えば、ポリエチレンテレフタレート等で構成される。このような絶縁体30としては、寺岡製作所製の両面粘着テープが用いられる。なお、この両面粘着テープでは、内部に心材32としてのポリエチレンテレフタレートが配置されている。
そして、絶縁体30は、当該絶縁体30の長辺が導体20の長辺と平行となるように、第1粘着剤31が導体20に接合されている。つまり、絶縁体30は、導体20の一辺に第1粘着剤31が接合されることで導体20と接合されている。
また、導体20および絶縁体30は、導体20と絶縁体30との積層方向および長手方向と直交する方向を幅方向とすると、絶縁体30が導体20より幅方向の長さが長くされている。なお、幅方向とは、導体20および絶縁体30の長辺に沿った方向の長さということでもできる。また、本実施形態では、第1粘着剤31、心材32、第2粘着剤33は、幅がそれぞれ等しくされている。
そして、絶縁体30は、幅方向における両端部が導体20から露出するように、導体20と接合されている。つまり、絶縁体30は、幅方向における両端部が導体20と接合されていない状態となっている。以下では、絶縁体30のうちの導体20から突出する部分を単に耳部34ともいう。耳部34の幅は、例えば、1mmに設定されるが、導体20の厚さや後述する導線10の形状に応じて適宜変更されることが好ましい。なお、導体20の厚さとは、導体20と絶縁体30との積層方向に沿った導体20の長さのことである。
以上が本実施形態における導線10の構成である。以下、上記導線10を種々の形状に変形させた例について説明する。
(第1実施例)
第1実施例における導線10について説明する。第1実施例では、図1に示される導線10をそのままの形状で利用する。
第1実施例における導線10について説明する。第1実施例では、図1に示される導線10をそのままの形状で利用する。
(第2実施例)
第2実施例における導線10について説明する。この導線10は、図2に示されるように、長手方向を軸として導線構成体40が折り曲げられ、折り曲げられた導体20同士が接触した状態となっている。そして、導線10は、絶縁体30の耳部34が接合されることにより、導体20が被覆された状態になっている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
第2実施例における導線10について説明する。この導線10は、図2に示されるように、長手方向を軸として導線構成体40が折り曲げられ、折り曲げられた導体20同士が接触した状態となっている。そして、導線10は、絶縁体30の耳部34が接合されることにより、導体20が被覆された状態になっている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
(第3実施例)
第3実施例における導線10について説明する。この導線10は、図3に示されるように、導線構成体40が長手方向を軸として複数回折り曲げられ、断面形状が略螺旋形状とされている。具体的には、導線10は、導線構成体40の一方の耳部34が折り曲げられた導体20の間に配置されると共に他方の耳部34が外部に露出する絶縁体30と接合されるように、導線構成体40が折り曲げられて構成されている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
第3実施例における導線10について説明する。この導線10は、図3に示されるように、導線構成体40が長手方向を軸として複数回折り曲げられ、断面形状が略螺旋形状とされている。具体的には、導線10は、導線構成体40の一方の耳部34が折り曲げられた導体20の間に配置されると共に他方の耳部34が外部に露出する絶縁体30と接合されるように、導線構成体40が折り曲げられて構成されている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
(第4実施例)
第4実施例における導線10について説明する。この導線10は、図4に示されるように、2つの導線構成体40を貼り合わせることで構成されている。具体的には、導線10は、各導線構成体40における導体20同士が接触する状態で配置され、各導線構成体40における耳部34が貼り合わされた構成とされている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。このような導線10では、電流経路を大きくできる。
第4実施例における導線10について説明する。この導線10は、図4に示されるように、2つの導線構成体40を貼り合わせることで構成されている。具体的には、導線10は、各導線構成体40における導体20同士が接触する状態で配置され、各導線構成体40における耳部34が貼り合わされた構成とされている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。このような導線10では、電流経路を大きくできる。
(第5実施例)
第5実施例における導線10について説明する。この導線10は、図5に示されるように、複数の導線構成体40が積層されて構成されている。具体的には、各導線構成体40は、積層方向に隣合う導線構成体40において、下方に位置する導線構成体40の導体20と、上方に位置する導線構成体40の第2粘着剤33とが接合されるように、積層されている。そして、上方に位置する導線構成体40の耳部34は、下方に位置する導線構成体40の導体20の側面を覆うように、当該導線構成体40の耳部34と接合されている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。
第5実施例における導線10について説明する。この導線10は、図5に示されるように、複数の導線構成体40が積層されて構成されている。具体的には、各導線構成体40は、積層方向に隣合う導線構成体40において、下方に位置する導線構成体40の導体20と、上方に位置する導線構成体40の第2粘着剤33とが接合されるように、積層されている。そして、上方に位置する導線構成体40の耳部34は、下方に位置する導線構成体40の導体20の側面を覆うように、当該導線構成体40の耳部34と接合されている。これにより、導体20が被覆された状態となっている。
ここで、例えば、図6に示されるように、導体J20および絶縁体J30を有し、長手方向を法線方向とする断面形状が円形状とされている導線構成体J40を複数並べて構成される導線10があるとする。この場合、導線10と導線J10の断面積が同じであるとすると、第5実施例の構成では、各導体20の間に配置される絶縁体30を少なくできるため、図6に示される導線J10よりも導体20の占有率を向上でき、高性能な導線10とできる。
(第6実施例)
第6実施例における導線10について説明する。この導線10は、図7および図8に示されるように、導線構成体40が長手方向と交差する方向を軸として巻き回されることで構成されている。つまり、この導線10は、撚られた糸状とされている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
第6実施例における導線10について説明する。この導線10は、図7および図8に示されるように、導線構成体40が長手方向と交差する方向を軸として巻き回されることで構成されている。つまり、この導線10は、撚られた糸状とされている。このような導線10では、幅方向の長さを短くできる。
(第7実施例)
第7実施例における導線10について説明する。この導線10は、図9に示されるように、第6実施例の導線10に対して内部に中空部50が形成された構成とされている。このような導線10は、図示しない棒状の支持部材を用意し、当該支持部材に導線構成体40を撚るように配置した後に支持部材を除去することで構成される。
第7実施例における導線10について説明する。この導線10は、図9に示されるように、第6実施例の導線10に対して内部に中空部50が形成された構成とされている。このような導線10は、図示しない棒状の支持部材を用意し、当該支持部材に導線構成体40を撚るように配置した後に支持部材を除去することで構成される。
なお、この中空部50は、用途に応じ、冷却用のガスや冷却用の液体等の熱交換媒体を流す通路として機能させることができる。また、この第7実施例は、例えば、上記3実施例と組み合わせ、上記第3実施例の導線10の内部に中空部50が構成されるようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の導線10は、変形させることで種々の形状とすることができる。そして、本実施形態の導線10は、被実装部材の形状や周囲のスペースに基づき、適宜変形されて用いられる。このため、汎用性の向上を図ることができる。
例えば、図10に示されるように、導線10は、被実装部材としてのステータ60に備えられてコイル部材を構成するのに用いられる。具体的には、ステータ60は、複数のステータコア61を有し、各ステータコア61にコイル62が備えられている。また、各ステータコア61のコイル62は、渡り部としての配線部63によって接続されている。なお、本実施形態では、ステータコア61が被巻線部に相当している。
この場合、コイル62は、例えば、例えば、第1実施例の図1に示す導線10がステータコア61に巻き回されることで構成される。具体的には、導線10は、第2粘着剤42がステータコア61側に位置するように巻き回され、第2粘着剤42がステータコア61、またはステータコア61側に位置する導線10と接合される。この場合、導線10は、絶縁体30に耳部34が構成されているため、巻き回す際に微小な位置ずれが発生したとしても、巻き回された導体20同士が接触して導通することが抑制される。なお、コイル62における最外周側では、導体20が露出した状態となるため、必要に応じ、導体20を被覆する絶縁物が配置される。
配線部63は、例えば、第6実施例の図7、図8に示す導線10が各コイル62を繋ぐように用いられる。このため、配線部63では、幅方向に配置スペースが大きくなることを抑制できる。つまり、配線部63を微小なスペースに配置することができる。
なお、このようなコイル62および配線部63は、1本の導線10を用いて構成されるが、別々の導線10を用いて構成されるようにしてもよい。また、上記したステータ60に備えられる導線10の形状は1例であり、当然に他の実施例の形状を用いることができる。
以上説明したように、本実施形態では、導体20が一辺を有する形状とされ、当該一辺に、塑性変形し易い心材32を有する絶縁体30が配置されている。このため、導線10を任意の形状で保持できるため、汎用性の向上を図ることができる。
また、絶縁体30は、第1粘着剤31を有しており、導体20は、第1粘着剤31と接合されている。このため、導体20と絶縁体30とは、別々に用意された後に接合されることで一体化することができる。この場合、導体20としてバインダや分散材を有さないものも用いることができるため、導体20の抵抗を小さくすることもできる。つまり、用途に応じた最適な配向性を有する導体や、抵抗の小さい導体を用いることができる。したがって、さらに汎用性の向上を図ることができる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記第1実施形態において、導体20は、カーボンナノチューブではなく、粉砕したグラファイトがシート状に成型されると共に配向されたものあってもよい。
そして、上記第1実施形態において、絶縁体30は、幅方向における一端部のみが導体20から露出するように、導体20と接合されていてもよい。すなわち、絶縁体30は、幅方向における他端部が導体20と接合されていてもよい。また、絶縁体30は、幅方向における長さが導体20と等しくされ、幅方向における両端部が導体20から露出していなくてもよい。
さらに、上記第1実施形態において、第1粘着剤31および第2粘着剤33は、熱硬化性粘着剤を用いて構成されていてもよい。そして、導線10を構成した後、または導線10をステータコア61等に配置した後に加熱して固化することにより、形状の安定性を高めることができるようにしてもよい。
また、上記第1実施形態において、第2粘着剤33は備えられていなくてもよい。この場合、導線10を被実装部材に配置する際には、導線10と被実装部材との間に接着剤等の接合部材を配置する等するようにしてもよい。
さらに、上記第5実施例の導線10は、内部に隙間が形成され易いため、隙間が埋め込まれるようにオートクレーブ処理や樹脂含浸等が行われるようにしてもよい。また、他の実施例においても、導線10の内部の隙間が埋め込まれるようにしてもよい。
そして、上記第7実施例の導線10は、導線10に支持部材が配置されたままの構成とされていてもよい。この場合、導線10は、支持部材として筒状の部材が用いられることにより、内部に中空部50が形成された状態とされてもよい。
10 導線
20 導体
30 絶縁体
31 第1粘着剤
32 心材
33 第2粘着剤
40 導線構成体
20 導体
30 絶縁体
31 第1粘着剤
32 心材
33 第2粘着剤
40 導線構成体
Claims (10)
- 炭素を主成分とする導体(20)を有する導線であって、
一方向を長手方向とする前記導体と、
一方向を長手方向とし、前記導体に接合される絶縁体(30)と、を有する導線構成体(40)を備え、
前記絶縁体は、前記導体より塑性変形し易い材料で構成された心材(32)と、前記心材上に配置され、前記導体に接合されると共に絶縁材料で構成された粘着剤(31)と、を有する導線。 - 前記絶縁体は、前記心材のうちの前記導体側と反対側に配置され、絶縁材料で構成された粘着剤(33)を有する請求項1に記載の導線。
- 前記長手方向、および前記導体と前記絶縁体との積層方向と交差する方向を幅方向とすると、前記絶縁体は、前記導体より前記幅方向の長さが長くされており、前記幅方向の両端部が前記導体から露出している請求項2に記載の導線。
- 前記導線構成体は、前記長手方向を軸として折り曲げられ、折り曲げられた前記導体が接触している請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導線。
- 前記導線構成体は、前記長手方向を軸として複数回折り曲げられている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導線。
- 前記導線構成体は、2つ備えられ、互いの前記導体が接触するように積層されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導線。
- 前記導線構成体は、複数備えられ、前記導体と前記絶縁体との積層方向に沿って、順に積層されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導線。
- 前記導線構成体は、前記長手方向と交差する方向を軸として巻き回された構成とされている請求項1ないし3のいずれか1つに記載の導線。
- 前記導線構成体は、内部に中空部(50)が構成されている請求項5または8に記載の導線。
- 複数の被巻線部(61)を有するコイル部材であって、
隣合って配置され、コイル(62)が配置される前記複数の被巻線部と、
請求項1ないし9のいずれか1つに記載の導線(40)と、を有し、
前記導線は、前記被巻線部に巻かれることで前記コイルを構成しつつ、隣合う前記被巻線部に配置された前記コイル同士を接続する配線部(63)を構成しているコイル部材。
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