JP2021019667A - 血圧計用カフ - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検体への巻き付け方向に沿った流体袋の端縁の孔の発生を低減することができる血圧計用カフを提供する。【解決手段】 血圧計用カフ(腕帯1)は、被検体に巻き付けられる巻き付け方向Pが幅方向Dに対して長い帯状のカバー20と、カバー20に収容された、弾性を有する、巻き付け方向Pに湾曲した芯材30と、カバー20に収容された、芯材30の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋(空気袋40)と、芯材30と流体袋(空気袋40)とを仕切る、カバー20に接合された仕切りシート10と、を備え、仕切りシート10は、幅方向Dの端縁に、切欠き15を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、被検体に巻き付けられて血圧を計測する血圧計に用いられる血圧計用カフに関する。
従来、血圧計用カフには、弾性体の芯材と空気袋との間に仕切りシートを設ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、腕帯カバーが、腕に巻き付けられた状態で、外周側に配置された表布と、内周側に配置されて腕に接する裏布と、表布と裏布との間に配置された仕切り布と、表布と仕切り布との間に収容された芯材と、裏布と仕切り布との間に収容された空気袋とを備える構成が開示されている。これにより、仕切り布が、弾性体である芯材の周方向の端縁が内周側に突出しようとするのを受け止め、裏布が変形するのを防止する。
特開2019−5561号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、内周側に配置された仕切り布の周長は、外周側に配置された表布の周長よりも短いにも拘わらず、仕切り布と表布とは接合されているため、丸められた状態では内周側の仕切り布がだぶついて、内側に突出した皺が幅方向の全域に亘って生じ易い。そのため、仕切りシートの皺に押されて、空気袋にも、幅方向の全域に亘って、内周側に突出した折目が形成されてしまう。
そうすると、空気袋には、幅方向の端縁に巻き付け方向の全域に亘って形成される、内周側に突出した折目と、幅方向の全域に亘って形成される折目とが重なった角が形成される。この角には強い負荷が発生するため、長期間の使用で角の部分に孔が開く可能性があるという、問題がある。
そこで、本発明は、被検体への巻き付け方向に沿った流体袋の端縁の孔の発生を低減することができる血圧計用カフを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の血圧計用カフは、被検体に巻き付けられる巻き付け方向が幅方向に対して長い帯状のカバーと、前記カバーに収容された、弾性を有する、前記巻き付け方向に湾曲した芯材と、前記カバーに収容された、前記芯材の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋と、前記芯材と前記流体袋とを仕切る、前記カバーに接合された仕切りシートと、を備え、前記仕切りシートは、幅方向の端縁に、切欠きを備えることを特徴とする。
このように構成された本発明の血圧計用カフは、被検体への巻き付け方向に沿った流体袋の端縁の孔の発生を低減することができる。
実施例1の血圧計用の腕帯が被検者の腕に巻き付けられている様子を示す模式図である。 実施例1の腕帯が巻き付け方向に丸まった状態を示す斜視図である。 実施例1の腕帯を平らにした状態を示す分解斜視図である。 実施例1の腕帯を示す断面図である。 実施例1の芯材を示す斜視図である。 実施例1の仕切りシートを示す平面図である。 実施例1の腕帯の製造方法を説明する図である。 実施例1の腕帯の製造方法を説明する図である。 実施例1の腕帯の作用を説明する図であり、空気袋を省略して腕帯を示す図である。 実施例1の腕帯の作用を説明する図である。 比較例の腕帯の作用を説明する図であり、空気袋を省略して腕帯を示す図である。 比較例の腕帯の作用を説明する図である。 別の実施例の仕切りシートを示す平面図である。
以下、本発明による血圧計用カフを実現する実施形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
実施例1における血圧計用カフは、被検体としての腕に巻き付けて血圧を計測する血圧計の腕帯に適用される。
[腕帯の構成]
図1は、実施例1の血圧計用の腕帯が被検者の腕に巻き付けられている様子を示す模式図である。図2は、実施例1の腕帯が巻き付け方向に丸まった状態を示す斜視図である。図3は、実施例1の腕帯を平らにした状態を示す分解斜視図である。図4は、実施例1の腕帯を示す断面図である。図5は、実施例1の芯材を示す斜視図である。以下、図1〜図5に基づいて、実施例1の腕帯の構成を説明する。
腕帯1は、図1に示すように被検者の被検体としての腕Mに巻き付けられる。腕帯1は、図2及び図3に示すように、巻き付け方向Pが幅方向Dに対して長い帯状に形成されたカバー20と、カバー20の内部に収容された芯材30と、カバー20の内部に収容された流体袋としての空気袋40と、芯材30と空気袋40との間を仕切る仕切りシート10と、を備える。
カバー20は、図3及び図4に示すように、腕Mに巻き付けられた状態で外周側に配置された表布21と、内周側に配置されて腕Mに接する裏布22とを備える。
表布21は、例えばポリエステル製の生地とすることができる。表布21は、第1表布21aと、第2表布21bとで構成される。第1表布21aと第2表布21bは、帯状に形成される。第1表布21aの巻き付け方向Pの一方の端部と、第2表布21bの巻き付け方向Pの他方の端部と、が縫合されて、1枚の表布21を形成する。
裏布22は、例えばナイロン製の生地とすることができる。裏布22は、第1裏布22aと、第2裏布22bとで構成される。第1裏布22aと第2裏布22bは、帯状に形成される。
図2に示すように、裏布22の第2裏布22bの全面には、ループ状の雌型面ファスナ27が形成される。表布21の第1表布21aには、フック状の雄型面ファスナ26が形成される。
仕切りシート10は、例えばポリエステル製やポリ塩化ビニル(PVC)製の生地とすることができる。仕切りシート10は、図3に示すように、表布21と裏布22との間に配置される。仕切りシート10は、第1裏布22aと略同じ範囲に設けられる。表布21と仕切りシート10と裏布22とは、周縁の全周に亘って、端部部材23を介して縫合(接合の一例)される。これにより、仕切りシート10と第1表布21aとの間、及び、仕切りシート10と第1裏布22aとの間にポケット状の収容部分が形成される。
芯材30は、例えばポリプロピレン(PP)製の弾性を有する板材で形成される。芯材30は、第1裏布22aより若干小さい矩形の板状で形成される。芯材30は、図5に示すように、板材を巻き付け方向Pに湾曲させた略円筒状に形成される。芯材30は、図3及び図4に示すように、第1表布21aと仕切りシート10との間に収容される。
芯材30が、カバー20の内部に収容されることで、腕帯1は、図2に示すように、芯材30が収容された範囲において、略円筒状の芯材30の形状に倣って丸まるようになる。芯材30により、略円筒状に丸まった範囲の腕帯1の内径は、一般成人の腕Mの太さより細く形成される。
空気袋40は、例えばポリ塩化ビニル(PVC)製で、2つの袋体が積み重ねられた2層構造の矩形の袋状に形成される。図3及び図4に示すように、空気袋40は、芯材30の内周側に配置される。空気袋40は、第1裏布22aと仕切りシート10との間に収容される。すなわち、芯材30と空気袋40とは、仕切りシート10によって仕切られる。
空気袋40には、図1及び図2に示すように、エアチューブ50が接続され、エアチューブ50を通じて空気を供給することで、空気袋40の内部に空気が供給されて、空気袋40が膨張する。一方、エアチューブ50を通じて空気を排出することで、空気袋40の内部の空気が排出されて、空気袋40が収縮する。
収縮した状態において、空気袋40は、図3に示すように、例えば、芯材30が配置されている範囲と同じ範囲に設けられる。収縮した状態において、空気袋40は、幅方向Dの端縁41に折目が形成される。
このように構成された腕帯1を腕Mに装着する際は、芯材30によって丸まった腕帯1の巻き付け方向Pの端部を開いて、腕Mに腕帯1を巻き付けて装着する。この際、芯材30の弾性力によって、腕帯1は腕Mを内側に圧迫するように荷重が作用する。そして、この荷重により、裏布22と腕Mの表面との間に腕Mの周方向に摩擦力が生じるようになっている。
したがって、被検者が自身の一方の腕Mに、腕帯1の丸まった部分を装着して、他方の手で腕帯1の残り部分を巻き付ける際には、既に装着した部分(腕帯1の丸まった部分)と腕Mとの間の周方向に沿った摩擦力により、一方の手で腕帯1を押さえなくても、装着した部分が空回りするのを防止し、被検者自身での装着を容易にしている。そして、腕帯1を腕Mに巻き付けた状態で、雌型面ファスナ27と雄型面ファスナ26とを互いに張り付けることで、腕帯1を腕Mに巻き付けた状態が維持される。
[仕切りシートの構成]
図6は、実施例1の仕切りシート10を示す平面図である。以下、図6に基づいて、実施例1の仕切りシート10の構成を説明する。
仕切りシート10は、図6に示すように、矩形のシートから、幅方向Dの両側の端縁14のうち、巻き付け方向Pの中央付近を切り欠いた切欠き15を有する。言い換えると、仕切りシート10は、矩形のシートから、巻き付け方向Pに沿った両側の端縁14のうち、中央付近を切り欠いた切欠き15を有するように形成される。なお、切欠き15は、幅方向Dの何れか一方の端縁14に設けられてもよい。
仕切りシートは、切欠き15によって、端片としての第1端片11と、端片としての第2端片12と、第1端片11と第2端片12とを接続する小幅部13と、で構成される。
第1端片11は、仕切りシート10の巻き付け方向Pの一方の端部に設けられる。第2端片12は、仕切りシート10の巻き付け方向Pの他方の端部に設けられる。
小幅部13は、第1端片11及び第2端片12の幅より小さく形成される。小幅部13は、第1端片11及び第2端片12の幅方向Dの略中央部に形成されていて、幅方向Dの両端が切欠き15として形成される。小幅部13は、第1端片11の基端11cから、巻き付け方向Pに延在する。小幅部13は、第2端片12の基端12cから、巻き付け方向Pに延在する。すなわち、小幅部13は、第1端片11の基端11cと、第2端片12の基端12cとを接続する。
第1端片11の、小幅部13と接続する辺11aは、小幅部13の幅方向Dの端縁に対応した辺と鈍角を形成するように傾斜する。第2端片12の、小幅部13と接続する辺12aは、小幅部13の幅方向Dの端縁に対応した辺と鈍角を形成するように傾斜する。
小幅部13の側辺13aは、第1端片11の小幅部13と接続する辺11aと滑らかに接続するR状部11bを備える。小幅部13の側辺13aは、第2端片12の小幅部13と接続する辺12aと滑らかに接続するR状部12bを備える。
このように構成された仕切りシート10は、芯材30の巻き付け方向Pの端縁が内周側に突出する際、裏布22を変形させないようする。すなわち、裏布22は、腕Mに接する部分であるため、比較的軟らかい素材で形成されている。腕帯1を腕Mに巻き付ける際に、芯材30の丸まった形状を、芯材30の弾性力に逆らって展開するが、芯材30は弾性力により丸まった状態に戻ろうとする。
そのため、芯材30の端縁が半径方向の内側に出っ張る。このとき、仕切りシート10を備えない腕帯は、芯材30の端縁が裏布22を半径方向の内側に押すため、軟らかい素材の裏布22は、半径方向の内側に向かって押され伸びて変形してしまう。しかし、仕切りシート10を備えた腕帯1は、芯材30の端縁を仕切りシート10が受け止めるため、裏布22が変形するのを防止する。
仕切りシート10は、芯材30の弾性力による端縁の変位を受け止めて裏布22の伸びを防止又は抑制するために、裏布22よりも硬い素材で形成されている。
[腕帯の製造方法]
図7及び図8は、実施例1の腕帯1の製造方法を説明する図である。以下、図7及び図8に基づいて、実施例1の仕切りシートの製造方法を説明する。
図7に示すように、表布21と裏布22との間に仕切りシート10を挟んで重ねた状態で表布21と裏布22の外周縁付近を熱溶着し、さらに、端部部材23を介して、表布21と裏布22の外周縁を縫合する。カバー20の外周縁には縫合跡Sが形成される。これにより、第1端片11及び第2端片12における幅方向Dの端縁14付近や、第2端片12における巻きつけ方向Pの端縁付近も表布21と裏布22に縫合される。
次に、図8に示すように、第1裏布22aと第2裏布22bとの重ね合った部分に形成された開口24から、空気袋40を挿入して、第1裏布22aと仕切りシート10との間に収容する。また、第1裏布22aと第2裏布22bとの間の開口24から、丸まった形状から略平らな状態に弾性変形させた芯材30を挿入して、第1表布21aと仕切りシート10との間に収容して、腕帯1を生産する。なお、空気袋40と芯材30をカバー20に収容した後に、第1裏布22aと第2裏布22bとを縫合して開口24を塞いでもよい。
[腕帯の作用]
図9は、実施例1の腕帯の作用を説明する図であり、空気袋を省略して腕帯を示す図である。図10は、実施例1の腕帯の作用を説明する図である。図11は、比較例の腕帯の作用を説明する図であり、空気袋を省略して腕帯を示す図である。図12は、比較例の腕帯の作用を説明する図である。以下、図9〜図12に基づいて、実施例1の腕帯の作用を説明する。
実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)は、被検体(腕M)に巻き付けられる巻き付け方向Pが幅方向Dに対して長い帯状のカバー20と、カバー20に収容された、弾性を有する、巻き付け方向Pに湾曲した芯材30と、カバー20に収容された、芯材30の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋(空気袋40)と、芯材30と流体袋(空気袋40)とを仕切る、カバー20に接合された仕切りシート10と、を備え、仕切りシート10は、幅方向Dの端縁14に、切欠き15を備える(図6)。
これにより、図9に示すように、仕切りシート10には、巻き付け方向Pの略中央部分において、幅方向Dの中央部分にだけ、皺10Aが形成される。そうすると、図10に示すように、空気袋40には、幅方向Dの中央部分に、仕切りシート10の皺10Aにより***した***部40Aが形成されることになる。一方、空気袋40の、幅方向Dの端部部分には、***部40Aは形成されない。
そのため、空気袋40には、筒状体を潰して形成される幅方向Dの端縁41に形成される折目には、幅方向Dの中央部分に形成される***部40Aが重ならないようにすることができる。その結果、空気袋40の端縁41には、多大な負荷がかかることを抑制することができ、空気袋40の端縁41に穴が開いてしまうことを防ぐことができる。
一方、図11に示すように、内周側に配置された切欠き15を有しない仕切りシート910と外側に配置された表布21とは、周縁が全長に亘って接合されているため、丸められた状態では、外周と内周との周長差により、内周側に配置された仕切りシート910には、余った部分が生じる。この余った部分により、仕切りシート910には、内周側に突出した皺910Bが幅方向Dの全域に亘って生じてしまう。
そして、仕切りシート910の皺910Bに押されて、空気袋40にも、幅方向Dの全域に亘って、折目40Bが形成される。そうすると、空気袋40には、幅方向Dの端縁41に巻き付け方向Pの全域に亘って形成される折目と、幅方向Dの全域に亘って形成される折目40Bと、が形成されることになる。
そして、空気袋40は、収縮と膨張を繰り返すことで、この2つの折目が重なった部分が屈曲を繰り返すことになり、多大な負荷がかかることになる。また、芯材30が配置される部分は、腕帯1を腕に装着しなくても丸まった状態に維持されるため、空気袋40は、保管状態でも幅方向Dの端縁41に折目が形成されたままになる。そのため、空気袋40のこの2つの折目が重なった部分に穴が開いてしまう虞がある。
また、実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)は、カバー20に接合された仕切りシート10が、巻き付け方向Pの端部において、芯材30の端縁を受け止めるため、カバー20が変形するのを防止することができる。
また、仕切りシート10に切欠き15を設けるだけの簡単な構成であるため、生産性が良い。
実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)において、切欠き15を、仕切りシート10における幅方向Dの両側に設けた(図6)。
これにより、空気袋40には、筒状体を潰して形成される幅方向Dの両側の端縁41に形成される折目には、幅方向Dの中央部分に形成される***部40Aが重ならないようにすることができる。その結果、空気袋40の端縁41には、多大な負荷がかかることを抑制することができ、空気袋40の幅方向Dの両側の端縁41に穴が開いてしまうことを防ぐことができる。
実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)において、カバー20は、芯材30と流体袋(空気袋40)を挿入して収容するための開口24を備える(図8)。
これにより、カバー20と仕切りシート10とを縫合した後に、芯材30と流体袋(空気袋40)を開口24から挿入して、カバー20に収容することができる。そのため、血圧計用カフを少ない工程で生産することができる。その結果、血圧計用カフの生産性を向上させることができる。
実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)において、仕切りシート10は、切欠き15により、巻き付け方向Pの端部に設けられる端片(第1端片11,第2端片12)と、端片(第1端片11,第2端片12)の基端11c,12cから巻き付け方向Pに延在する、端片(第1端片11,第2端片12)の幅より狭い小幅部13と、で構成され、小幅部13と、端片(第1端片11,第2端片12)と、を滑らかに接続するR状部11b,12bを備える(図6)。
これにより、端片(第1端片11,第2端片12)と小幅部13とを滑らかな形状で接続することができる。そのため、略円筒形状から延ばした芯材30を開口24からカバー20に挿入して収容する際に、復元力が働いて仕切りシート10の表面を押圧しようとする芯材30の先端が、小幅部13と端片(第1端片11,第2端片12)との接続部に引っ掛かってしまうことを防止することができる。その結果、芯材30のカバー20への挿入性を向上させ、生産性を向上させることができる。
また、芯材30をカバー20に挿入して収容する際に、小幅部13が芯材30の挿入を案内するガイドとしての役割を担うことができる。そのため、芯材30を意図した場所に収容することができる。具体的には、図8において、開口24から矢印方向に挿入した仕切りシート10を、奥の方まで挿入しやすくすることができる。また、仕切りシート10の強度を向上させることができる。
実施例1の血圧計用カフ(腕帯1)において、端片(第1端片11,第2端片12)の小幅部13と接続する辺11a,12aは、小幅部13と鈍角を形成するように傾斜する(図6)。
これにより、芯材30をカバー20に挿入して収容する際に、芯材30の先端を、端片(第1端片11,第2端片12)の小幅部13と接続する傾斜する辺11a,12aに接触させて滑らせることができる。そのため、芯材30をカバー20に挿入して収容する際に、芯材30の先端が、端片(第1端片11,第2端片12)の小幅部13と接続する辺に引っ掛かってしまうことを防止することができる。その結果、芯材30のカバー20への挿入性を向上させ、生産性を向上させることができる。
以上、本発明の血圧計用カフを実施例1に基づき説明してきた。しかし、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や、追加等は許容される。
実施例1では、表布21と裏布22との間に仕切りシート10を挟んで重ねた状態で周縁を縫合する例を示した。しかし、この態様に限定されず、例えば仕切りシートを裏布に縫い合わせたものを、表布に縫い合わせてもよい。
実施例1では、空気袋40を2つの袋体が積み重ねられた2層構造とする例を示した。しかし、空気袋は、1つの袋体であっても良いし、3つ以上の袋体が積み重ねられた多層構造としてもよい。
実施例1では、仕切りシート10に切欠き15を設ける例を示した。しかし、図13に示すように、切欠き15の部分に一般部51より柔らかい脆弱部52を設けてもよい。これにより、仕切りシート10には、巻き付け方向Pの略中央部分において、幅方向Dの中央部分にだけ、皺10Aが形成されるか、又は、仕切りシート10の幅方向Dの端部に形成される皺10Aの強度を、空気袋40に孔が開かない程度に軽減させることができる。例えば、脆弱部52は、矩形のシートから、幅方向Dの端縁のうち、巻き付け方向Pの中央付近に、複数のスリットを形成したようなものであってもよい。
また、脆弱部は、第1端片11の端縁14と第2端片12側の端縁14を小幅部13よりも細い幅で巻き付け方向Pに接続する接続部を残した状態のものであってもよい。また、脆弱部は、この接続部と小幅部13との間に巻き付け方向Pに辺11aと辺12aを接続する1つ又は複数の中間接続部を残したものであってもよい。言い換えると、仕切りシート10に開口を形成して脆弱部とすることもできる。
実施例1では、矩形のシートから幅方向Dの端縁14のうち、巻き付け方向Pの中央付近を切り欠いて切欠き15を形成する例を示した。しかし、仕切りシート10は、矩形のシートから、第1端片11,小幅部13,第2端片12に対応する部分を別々に形成し、これらを超音波溶着や縫合することによって形成してもよい。これにより、仕切りシート10には、切欠き15が形成される。
この場合、超音波溶着又は縫合される箇所は、第1端片11の基端11c付近と、小幅部13における第1端片11側の端部付近とを、厚さ方向に重ねた部分である。また、超音波溶着又は縫合される箇所は、第2端片12の基端12c付近と、小幅部13における第2端片12側の端部付近とを、厚さ方向に重ねた部分である。
この場合、仕切りシート10が芯材30に対向する面において、第1端片11を小幅部13より芯材30に近づけた配置になるように重ねることが好ましい。また、仕切りシート10が芯材30に対向する面において、小幅部13を第2端片12より芯材30に近づけた配置になるように重ねることが好ましい。
これにより、芯材30を開口24から挿入する際に、第1端片11と小幅部13との重なり部分に形成される段部と、第2端片12と小幅部13との重なり部分に形成される段部とには引っ掛からないようにすることができる。
また、仕切りシート10は、抜き型を用いて、幅方向D及び巻きつけ方向Pの長さが仕切りシート10よりも長い矩形のシートから、形成されても良い。この場合も仕切りシート10には、切欠き15が形成される。
実施例1では、切欠き15を、仕切りシート10の幅方向Dの両端縁14に設ける例を示した。しかし、切欠き15としては、仕切りシート10の幅方向Dの少なくとも一方に設けられてもよい。例えば、空気袋40の幅方向Dの一方の端縁だけに孔が開く場合は、一方の端縁だけに切欠き15を設けても良い。これは、切欠き15を脆弱部とした場合も同様である。
実施例1では、開口24を第1裏布22aと第2裏布22bとの重ね合った部分に形成する例を示した。しかし、開口としては、第1裏布22aの巻き付け方向Pで、開口24とは反対側の先端に設けられてもよい。
実施例1では、芯材30をポリプロピレン(PP)製とする例を示した。しかし、芯材としては、例えば金属製など、略円筒状を平板状に開くような荷重を作用させても、その荷重を取り除けば元の略円筒状に復元する弾性を有するものであればよい。
実施例1では、流体袋を空気袋40とする例を示した。しかし、流体袋としては、この態様に限定されず、内部に液体が流入するものであってもよい。
実施例1では、本発明を被検体としての腕に装着する血圧計に適用する例を示した。しかし、本発明は、被検体としての手首に装着する血圧計に適用することもできる。
1 腕帯(血圧計用カフの一例)
10 仕切りシート
11 第1端片(端片の一例)
11b R状部
12 第2端片(端片の一例)
12b R状部
13 小幅部
15 切欠き
20 カバー
24 開口
30 芯材
40 空気袋(流体袋の一例)
D 幅方向
P 巻き付け方向
前記目的を達成するために、本発明の血圧計用カフは、被検体に巻き付けられる巻き付け方向が幅方向に対して長い帯状のカバーと、前記カバーに収容された、弾性を有する、前記巻き付け方向に湾曲した芯材と、前記カバーに収容された、前記芯材の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋と、前記芯材と前記流体袋とを仕切る、前記カバーに接合された仕切りシートと、を備え、前記仕切りシートは、幅方向の端縁に、切欠きを備え、前記仕切りシートは、前記巻き付け方向の両端部に設けられる端片と、前記端片の基端から前記巻き付け方向に延在する、前記端片の幅より狭い小幅部と、を備え、前記端片は、前記カバーに接合されていることを特徴とする。

Claims (6)

  1. 被検体に巻き付けられる巻き付け方向が幅方向に対して長い帯状のカバーと、
    前記カバーに収容された、弾性を有する、前記巻き付け方向に湾曲した芯材と、
    前記カバーに収容された、前記芯材の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋と、
    前記芯材と前記流体袋とを仕切る、前記カバーに接合された仕切りシートと、を備え、
    前記仕切りシートは、幅方向の端縁に、切欠きを備える
    ことを特徴とする、血圧計用カフ。
  2. 前記切欠きを、前記仕切りシートにおける前記幅方向の両側に設けた
    ことを特徴とする、請求項1に記載の血圧計用カフ。
  3. 前記カバーは、前記芯材と前記流体袋を挿入して収容するための開口を備える
    ことを特徴とする、請求項2に記載の血圧計用カフ。
  4. 前記仕切りシートは、前記切欠きにより、
    前記巻き付け方向の端部に設けられる端片と、
    前記端片の基端から前記巻き付け方向に延在する、前記端片の幅より狭い小幅部と、で構成され、
    前記小幅部と、前記端片と、を滑らかに接続するR状部を備える
    ことを特徴とする、請求項3に記載の血圧計用カフ。
  5. 前記端片の前記小幅部と接続する辺は、前記小幅部と鈍角を形成するように傾斜する
    ことを特徴とする、請求項4に記載の血圧計用カフ。
  6. 被検体に巻き付けられる巻き付け方向が幅方向に対して長い帯状のカバーと、
    前記カバーに収容された、弾性を有する、前記巻き付け方向に湾曲した芯材と、
    前記カバーに収容された、前記芯材の内周側に配置された、流体の供給によって膨張し、流体の排出によって収縮する流体袋と、
    前記芯材と前記流体袋とを仕切る、前記カバーに接合された仕切りシートと、を備え、
    前記仕切りシートは、幅方向の端縁に、一般部より脆弱な脆弱部を備える
    ことを特徴とする、血圧計用カフ。
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