JP2021012518A - 無人店舗の商品を管理する管理サーバ及び管理方法 - Google Patents

無人店舗の商品を管理する管理サーバ及び管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 カメラと重量センサを用いて様々な商品の販売管理を簡単に行う仕組みを提供する。【解決手段】 商品を管理する管理サーバであって、商品棚に設置した重量センサから送信された重量情報と、前記重量情報に対応する第1の時間情報と、を記憶する重量情報記憶手段と、カメラセンサから送信された顧客の位置情報と、前記位置情報に対応する第2の時間情報と、を記憶する位置情報記憶手段と、前記重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定する商品判定手段と、前記位置情報に基づいて前記重量センサから所定の範囲内に位置する前記顧客を特定する顧客判定手段と、前記第1の時間情報と前記第2の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客のモバイル端末に前記商品の個数を表示する見積表示手段と、を有することを特徴とする。【選択図】 図11

Description

本発明は、無人店舗の商品を管理する管理サーバ及び管理方法に関する。
本技術分野の背景技術として、特開2001−331859号公報(特許文献1)がある。この公報には、「来店者を検知する検知手段、自動販売機周辺または無人店舗周辺の音声を集音する集音手段、来店者の面貌および自動販売機または無人店舗周辺の状況を撮影する撮影手段、来店者の所持する身分証明書類を撮影する身分証明書撮影手段、来店者に以降の行動を促す告知手段が設けられ、自動販売機または無人店舗とそれらを離隔管理するオペレーションセンタとが通信手段で接続されている。」と記載されている(要約参照)。
特開2001−331859号公報
前記特許文献1には、無人店舗における商品の販売が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、あらかじめ作りこまれた自動販売機による販売を想定しており、様々な商品を取り扱う一般店舗における商品の販売が考慮されていない。
そこで、本発明は、カメラと重量センサを用いて様々な商品の販売管理を簡単に行う仕組みを提供する。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、商品を管理する管理サーバであって、商品棚に設置した重量センサから送信された重量情報と、前記重量情報に対応する第1の時間情報と、を記憶する重量情報記憶手段と、カメラセンサから送信された顧客の位置情報と、前記位置情報に対応する第2の時間情報と、を記憶する位置情報記憶手段と、前記重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定する商品判定手段と、前記位置情報に基づいて前記重量センサから所定の範囲内に位置する前記顧客を特定する顧客判定手段と、前記第1の時間情報と前記第2の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客のモバイル端末に前記商品の個数を表示する見積表示手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、カメラと重量センサを用いて様々な商品の販売管理を簡単に行う仕組みを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
全体の商品管理システム1の構成図の例である。 管理サーバ101のハードウェア構成の例である。 モバイル端末102のハードウェア構成の例である。 サイネージ端末103のハードウェア構成の例である。 カメラセンサユニット104のハードウェア構成の例である。 重量センサユニット105のハードウェア構成の例である。 無線接続で重量センサデバイスと接続したマイコン710と通信する接続構成の例である。 有線接続で重量センサデバイス608と接続したマイコン710と通信する接続構成の例である。 入店管理端末106のハードウェア構成の例である。 決済処理サーバ107のハードウェア構成の例である。 商品管理システム1の機能構成例を説明する図である。 サイネージ表示の機能構成例を説明する図である。 商品マスタ情報1300の例である。 ユーザマスタ情報1400の例である。 セグメント情報1500の例である。 取得判定範囲情報1600の例である。 位置追跡情報1700の例である。 棚イベント情報1800の例である。 見積管理情報1900の例である。 マイコン710からデータ集約送信器630へ送信される重量情報2000の例である。 商品棚設置用フレームの構成例である。 商品棚の構成を説明する図である。 商品の取得判定範囲を説明する模式図である。 重量情報蓄積処理フロー2400の例である。 位置情報蓄積処理フロー2500の例である。 店舗における商品購入の全体処理フロー2600の例である。 入店処理フロー2700の例である。 商品判定処理フロー2800の例である。 顧客判定処理フロー2900の例である。 見積表示処理フロー3000の例である。 支払処理フロー3100の例である。 サイネージ表示処理フロー3200の例である。 ハードウェアのリファレンスモデル3300の例である。 注文管理画面の例である。 商品購入画面の例である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
本実施例は、無人店舗の商品を管理する商品管理システム1を想定する。顧客は、店舗に入店する際に、顧客のモバイル端末に表示された2次元バーコードや非接触型ICチップを入店管理端末にかざすことにより入店記録を行う。店舗内の商品棚に陳列された商品を手に取ることで、手に取った商品の情報や数が顧客のモバイル端末に表示され、店舗の外に出ることによって、商品の決済が完了する。
なお、無人であっても実施可能な仕組みの提供を想定するが、店舗は有人であっても構わない。
また、本実施例は、あらかじめ寸法を決めたいくつかの商品棚設置用フレームにカメラや商品棚を設置したうえで、あらかじめ登録されたいくつかのシステム初期設定を自動で実行することで、無人店舗の設置の際の店舗ごとの作り込みによる労力や時間、コストを削減することができる。
図1は、全体の商品管理システム1の構成図の例である。
商品管理システム1は、店舗内の商品棚設置用フレーム2100内又は周辺に設置されたサイネージ端末103、カメラセンサユニット104、重量センサユニット105、入店管理端末106を備え、管理サーバ101、決済処理サーバ107にネットワークを介して接続されている。この商品管理システム1にネットワーク介してモバイル端末102からアクセスを行う。なお、ネットワークは有線、無線を問わず、それぞれの端末はネットワークを介して情報を送受信することができる。
管理サーバ101は、店舗で発生する様々な事象を蓄積し、これを解析して、商品判定、顧客判定、見積表示等の処理を行う。
モバイル端末102は、顧客が保有するスマートフォン、タブレット、ウェアラブル端末などのモバイル端末であり、顧客が手に取った商品の情報が表示される。
カメラセンサユニット104は、複数のカメラデバイス506が接続されたカメラ管理端末530を有し、店舗内の顧客の移動軌跡(例えば歩行軌跡)を取得する。
重量センサユニット105は、商品棚の商品カゴに設置された複数の重量センサデバイス608と、マイコン710とデータ集約送信器630を有し、重量の変化を検知して重量情報を管理サーバ101に送信する。
入店管理端末106は、顧客の保有するモバイル端末に表示された2次元バーコードや非接触型ICチップを読み取り、顧客のユーザ情報を特定する。
決済処理サーバ107は、管理サーバ101から顧客の取得した商品に対する決済処理依頼を受信し、顧客のユーザ情報に対応付けられた決済方法により決済処理を実行する。
商品管理システム1のそれぞれの端末や管理サーバ101は、例えば、スマートフォン、タブレット、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯端末(モバイル端末)でもよいし、メガネ型や腕時計型、着衣型などのウェアラブル端末でもよい。また、据置型または携帯型のコンピュータや、クラウドやネットワーク上に配置されるサーバでもよい。また、機能としてはVR(仮想現実:Virtual Reality)端末、AR端末、MR(複合現実:Mixed Reality)端末でもよい。あるいは、これらの複数の端末の組合せであってもよい。例えば、1台のスマートフォンと1台のウェアラブル端末との組合せが論理的に一つの端末として機能し得る。またこれら以外の情報処理端末であってもよい。
商品管理システム1のそれぞれの端末や管理サーバ101は、それぞれオペレーティングシステムやアプリケーション、プログラムなどを実行するプロセッサと、RAM(Random Access Memory)等の主記憶装置と、ICカードやハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置と、ネットワークカードや無線通信モジュール、モバイル通信モジュール等の通信制御部と、タッチパネルやキーボード、マウス、音声入力、カメラ部の撮像による動き検知による入力などの入力装置と、モニタやディスプレイ等の出力装置とを備える。なお、出力装置は、外部のモニタやディスプレイ、プリンタ、機器などに、出力するための情報を送信する装置や端子であってもよい。
主記憶装置には、各種プログラムやアプリケーションなど(モジュール)が記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサが実行することで全体システムの各機能要素が実現される。なお、これらの各モジュールは集積化する等によりハードウェアで実装してもよい。また、各モジュールはそれぞれ独立したプログラムやアプリケーションでもよいが、1つの統合プログラムやアプリケーションの中の一部のサブプログラムや関数などの形で実装されていてもよい。
本明細書では、各モジュールが、処理を行う主体(主語)として記載をしているが、実際には各種プログラムやアプリケーションなど(モジュール)を処理するプロセッサが処理を実行する。
補助記憶装置には、各種データベース(DB)が記憶されている。「データベース」とは、プロセッサまたは外部のコンピュータからの任意のデータ操作(例えば、抽出、追加、削除、上書きなど)に対応できるようにデータ集合を記憶する機能要素(記憶部)である。データベースの実装方法は限定されず、例えばデータベース管理システムでもよいし、表計算ソフトウェアでもよいし、XML、JSONなどのテキストファイルでもよい。データベース管理システムで実装する場合には、リレーショナルデータベース(RDBMS)であってもよいし、非リレーショナルデータベース(非RDBMS)であってもよい。
図2は、管理サーバ101のハードウェア構成の例である。
管理サーバ101は、例えばクラウド上に配置されたサーバで構成される。
主記憶装置201には、各種モジュール(プログラムやアプリケーション)210が記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ203が実行することで管理サーバ101の各機能要素が実現される。
それぞれのモジュール及びその処理については後述する。
補助記憶装置202は、マスタDB220及び各種情報記憶DB221を備える。
マスタDB220は、ユーザマスタ情報1400や商品マスタ情報1300等を記憶する。
各種情報記憶DB221は、カメラセンサユニット104や重量センサユニット105、入店管理端末106から送信される情報を記憶する、又は管理サーバ101内で処理、加工された各種情報を記憶する。
それぞれ記憶される情報については後述する。
図3は、モバイル端末102のハードウェア構成の例である。
モバイル端末102は、例えばスマートフォン、タブレット等の端末で構成される。
主記憶装置301には、商品購入管理モジュール310等のプログラムやアプリケーションが記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ303が実行することでモバイル端末102の各機能要素が実現される。
商品購入管理モジュール310は、管理サーバ101の見積表示モジュール1106やモバイル購入管理モジュール1108等と連携し、商品の購入画面を表示したり、購入履歴を表示したりする。
補助記憶装置302は、モバイル端末102に記憶されているユーザ管理情報320を記憶する。
図4は、サイネージ端末103のハードウェア構成の例である。
サイネージ端末103は、例えばスマートフォン、タブレット、ノートPC、デスクトップPC、マイクロコンピュータ、シングルボードコンピュータ等の端末で構成される。シングルボードコンピュータとしては、例えばRaspberry Piを用いることができる。
主記憶装置401には、サイネージ情報表示モジュール410等のプログラムやアプリケーションが記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ403が実行することでサイネージ端末103の各機能要素が実現される。
補助記憶装置402は、表示する商品の広告などのサイネージ情報420を記憶する。
サイネージ情報表示モジュール410は、管理サーバ101のサイネージ処理モジュール1202から表示指示を受信し、表示指示に対応するサイネージ情報420をディスプレイや電子ペーパー等の出力装置405に表示する。
又は、管理サーバ101から送信されるサイネージ情報を受信して表示する構成であってもよい。
図5は、カメラセンサユニット104のハードウェア構成の例である。
複数のカメラデバイス506がネットワークを介してカメラ管理端末530と接続されている。カメラ管理端末530は、例えばデスクトップPC、マイクロコンピュータ、シングルボードコンピュータ、クラウド上のサーバ等で構成される。
主記憶装置501には、軌跡管理モジュール510等のプログラムやアプリケーションが記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ503が実行することでカメラ管理端末530の各機能要素が実現される。
なお、カメラデバイス506はTOF(Time of Flight)センサを含む。ToFセンサは、光源から発した光が対象物で反射し、センサに戻ってくるまでの光の飛行時間(時間差)を検出することにより、対象物までの距離を測定するセンサである。ToF方式のイメージセンサにより、画素ごとに距離情報を検出し、高精度な距離画像を取得することもできる。
また、複数のToFセンサやカメラを用いることにより、対象物の形状や3次元的な重なりをより高精度に判定することが可能となる。例えば、複数の顧客が同時に店舗内にいる場合のそれぞれの人物の重なりを判定したり、手の移動を検知したりすることができる。
複数のカメラデバイス506による計測の場合、正しく移動軌跡を取得し、対象物の形状を特定するためには、それぞれのカメラの設置位置や設置角度を正しく計測し、細やかな設定の調整(キャリブレーション)が必要となる。しかしながら、本実施例においては、あらかじめ標準化された商品棚設置用フレーム2100の、あらかじめ定められた位置にカメラデバイス506を設置し、それらのカメラの設定を管理サーバ101側から一括で設定する構成をとることにより、初期設定の簡素化、効率化及び、軌跡情報の取得精度の向上を実現している(図21参照)。
軌跡管理モジュール510は、複数のカメラデバイス506から取得した画像情報や、対象物までの距離情報などを集約し、解析を実行することで、対象物までの距離や対象物の形状を特定する。
また、この距離情報を時系列に蓄積することにより、センサ取得範囲における顧客の移動軌跡を取得し、軌跡情報520に蓄積する。具体的には、軌跡管理モジュール510は、複数のカメラデバイス506が軌跡を検知し始めた場合に、検知した人物に対して人物IDを付し、この人物の各時刻における位置情報を時系列に軌跡情報520に記憶する。これらの時系列情報を繋ぎ合わせることにより、特定の人物IDに対応する人物の移動軌跡を取得することができる。
軌跡管理モジュール510は、移動軌跡を再現するための人物IDと時刻情報と当該時刻における位置情報とを管理サーバ101に送信する。若しくは、これらをまとめた軌跡情報を管理サーバ101に送信する。
図6は、重量センサユニット105のハードウェア構成の例である。
複数の重量センサデバイス608がマイコン(マイクロコントローラ)710を介してデータ集約送信器630と接続されている。データ集約送信器630は、例えばデスクトップPC、マイクロコンピュータ、シングルボードコンピュータ、クラウド上のサーバ等で構成される。シングルボードコンピュータとしては、例えばRaspberry Piを用いることができる。
主記憶装置601には、マイコン710から受信した重量情報を処理し、管理サーバ101に送信するための各種モジュール610等のプログラムやアプリケーションが記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ603が実行することでデータ集約送信器630の各機能要素が実現される。
補助記憶装置602は、データ集約送信器630やマイコン710、重量センサデバイス608の設定情報や管理情報等のIoT機器管理情報620を記憶する。
図7は、無線接続で重量センサデバイス608と接続したマイコン710と通信する接続構成の例である。
商品棚には複数の重量センサデバイス608が設置されており、それぞれ重量センサデバイス608の上には商品カゴが設置されている。重量センサデバイス608は、商品カゴに乗せられた商品等の重量を測定し、またその重量の変化を検知するデバイスである。取得された重量データはA/D変換器720によりデジタル情報に変換され、マイコン710に送信される。
マイコン710は、受信した重量情報をBluetooth(登録商標)等の無線通信を利用してデータ集約送信器630に送信する。
図20は、マイコン710からデータ集約送信器630へ送信される重量情報2000の例である。
重量情報2000は、項目2020に示す各項目の情報を有しており、フィールド名2030として例えばサンプル値2040のような値を有している。
重量情報2000は、商品カゴID2001、データ種別、重量2002、送信回数、状態2003、起動後経過時間、前回重量2004、遅延時間2005、状態変化有無2006等の項目を有する。
商品カゴID2001は、重量センサデバイス608毎に設定されるIDである。商品カゴに入れられた商品の商品ID1502と対応付けられており、重量2002の変化と、商品カゴID2001に対応付けられた商品ID1502から、どの商品が何個商品カゴから取り出されたのかを算出することができる。
重量2002は商品カゴの中の重量をグラム単位で表示する。測定値からは商品カゴの重量が除かれた、内容物の重量を表示し、内容物が無い状態では0を示す。但し、商品カゴの重量が含まれる構成としても構わない。
送信回数は、マイコン710起動からのデータの送信回数を示す。送信回数を逐次カウントアップし、メモリがオーバーフローした場合には値を0に戻す。
状態2003は、重量センサデバイス608の状態を示す。測定した重量データが安定していないUNSTABLE状態であった場合には0を、重量データが安定しているSTABLE状態である場合には1を示す。
起動後経過時間は、マイコン710起動時からの経過時間をミリ秒単位で表示する。1ミリ秒毎にカウントアップし、メモリがオーバーフローした場合には値を0に戻す。
前回重量2004は、前回測定時の重量をグラム単位で表示する。
遅延時間2005は、状態2003がUNSTABLEからSTABLEに変化するまでの時間をミリ秒単位で表示する。
状態変化有無2006は、前回の測定から状態2003が変化したかどうかを示すフラグである。前回の測定から状態2003が変化した場合は1を、変化していない場合は0を示す。
マイコン710は、重量センサデバイス608から受信した重量に変化が見られた場合に、状態2003に「UNSTABLE状態」を示す0をセットし、状態変化有無2006が「有り」を示す1をセットした重量2002を含む重量情報2000をデータ集約送信器630に送信する。
マイコン710は、重量センサデバイス608からの重量データを常時受信するが、重量に変化が無い場合(変化量が閾値を超えない場合)には、10秒毎など定期的に重量データをデータ集約送信器630に送信する。この場合には、状態2003に「STABLE状態」を示す1をセットし、状態変化有無2006が「無し」を示す0をセットした重量2002を含む重量情報2000をデータ集約送信器630に送信する。
重量の変化があるかどうかは、重量2002の平均値(例えば過去10回分の値の平均値)と新たに取得した値との偏差から判定する。例えば、安定状態(状態2003がSTABLE)から偏差が閾値(例えばσ=±1.0)より大きい変化が生じた場合に変化があったと判定し、状態2003をUNSTABLEに変更する。また、この際、状態変化有無2006は「有り」を示す1となる。
逆に、商品を取り上げたタイミングなど、一度UNSTABLE状態になった場合には、同様に平均値と新たに取得した値との偏差を算出し、偏差が閾値以下かつ、平均値を取得した回数が3回以上になった場合はSTABLE状態に変更する。
マイコン710は、状態2003が、「UNSTABLE」から「STABLE」に変化した場合に、その重量2002を含む重量情報2000をデータ集約送信器630に送信する。
状態変化有無2006は、前回の測定と新たな測定との状態2003が「STABLE」から「UNSTABLE」に変化した場合、又は「UNSTABLE」から「STABLE」に変化した場合には、変化したことを示す1をセットする。
ここで、平均値からの偏差を用いる場合の他、単に前回重量と最新の重量との間の差分が、所定の閾値、例えば5gを超えた場合を状態が変化した場合としてもよい。
また、同様に、単に前回重量と最新の重量との間の差分が所定の閾値、例えば5g以下の場合に、重量データが安定しているSTABLE状態であると判定してもよい。
本実施例では、マイコン710は、重量センサデバイス608から常時重量データを受信しているが、上述の通り、重量の変化のない場合には例えば10秒毎に重量情報2000をデータ集約送信器630に送信する。
また、商品を取り上げた場合など、重量に変化が生じた場合には、そのタイミングで第1回目の重量情報2000が送信され、その重量が安定した後に第2回目の重量情報が送信されるようにしている。
例えば、商品カゴから商品を取り上げる場合を想定すると、顧客が商品を手に取る一瞬、商品を下に押し下げる力が働き、一瞬重量が増加することがある。その後商品を取り上げると、商品の重さ分重量が減少する。
また、商品を取り上げた瞬間に重量が安定するわけではなく、重量の値が振動し、数ミリ秒から数秒してから重量の値が安定する。
本実施例では、このように重量の変化が発生した時刻と、その値が安定する時刻との間に遅延が発生することを考慮し、重量情報を2回送ることで2段階の処理を実施することを可能にする。
例えば、1回目の重量情報2000の送信に応じてサイネージ端末103へのサイネージ表示処理3200を実行することで、商品を手に取った場合に、その商品に関する説明や、合わせて買ってもらいたい商品の広告情報などを、遅延なくすぐにサイネージ端末103に表示することができる。
一方、重量が安定した後の数値に基づく2回目の重量情報2000の送信に応じて、商品判定処理2800を実行することで、手に取った商品の数を正しく計測することができる。
また、重量が安定している場合の10秒毎の重量情報2000に基づいて、それぞれの商品の数を算出し、在庫管理に用いることもできる。
例えば、本実施例では商品のあるべき場所と数量を把握しているため、商品が無くなりそうになれば欠品予報を送信しバックヤードのスタッフに商品補充を促す、商品があるべき位置にない場合はレイアウトアラートを送信しバックヤードのスタッフに再配置を促す、等の在庫管理が可能となる。
また、商品カゴ内に10個など所定の数の商品を配置して販売を開始し、例えば3個等の所定の数以下となった場合に、商品ID(又は商品カゴID)と共に現在の個数3個と最初の個数10個との差分の7個を通知し、この通知に基づいてその商品を7個ロボットやコンベア等の仕組みにより自動的に補充する仕組みとしてもよい。
重量情報2000を受信したデータ集約送信器630は、受信した情報をMQTTプロトコルなどの所定のプロトコルに変換して、暗号化したうえで、管理サーバ101に送信する。
各重量情報2000には時刻情報を付加することもできる。この場合に、データ集約送信器630がデータを送信する時刻情報を重量情報2000に含めて送信してもよいし、マイコン710が重量情報2000をデータ集約送信器630に送信する際に、時刻情報を含める構成としてもよい。
データ集約送信器630は、管理サーバ101から受信した制御情報に基づいて、マイコン710及び重量センサデバイス608の制御や初期設定を行うことができる。例えば電源のオンオフを切り替えたり、設定情報を追記又は更新したりすることが可能である。
図8は、有線接続で重量センサデバイス608と接続したマイコン710と通信する接続構成の例である。
マイコン710は複数の重量センサデバイス608とA/D変換器720を介して有線で接続されている。また、マイコンはデータ集約送信器630とも優先で接続されており、CAN(Controller Area Network)により通信を行う。
トランシーバ730、731は、互いにCAN方式でデータの送受信を行い、デイジーチェーンで接続されたコントローラ740がCAN方式による通信を制御する。
マイコン710はUSB又はCAN経由で給電することができる。
図7と同様に、マイコンは重量情報2000をデータ集約送信器630に送信し、データ集約送信器630は制御情報をマイコン710に送信する。
有線接続では、無線接続により通信が不安定になることや、通信の遅延が発生することを避けることができる。
図9は、入店管理端末106のハードウェア構成の例である。
入店管理端末106は、例えばスマートフォン、タブレット等の端末や、2次元バーコードや非接触型ICチップを読み取る専用端末で構成される。
主記憶装置901には、入店管理モジュール910等のプログラムやアプリケーションが記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ903が実行することで入店管理端末106の各機能要素が実現される。
入店管理モジュール910は、カメラ部906により顧客のモバイル端末102に表示された2次元バーコードを読み取る、又は、入力装置904により顧客のモバイル端末102の非接触型ICチップと通信することにより、ユーザ特定情報を受信する。
入店管理モジュール910は、ユーザが入店した情報としてユーザ特定情報を管理サーバ101に送信する。この際、ユーザ特定情報を受信した日時を入店時刻として、管理サーバ101に送信してもよい。
補助記憶装置902は、入店管理端末管理情報920を記憶する。ここには、入店処理を行った場合に取得したユーザ特定情報や時刻情報を記憶してもよい。
なお、入店時の情報入力は、2次元バーコード等のバーコードによる読み取りや、モバイル端末102の非接触型ICチップによる通信の他、電子マネーや非接触型ICカード、磁気情報の読み取りなどによって実行されてもよい。
この場合、入店の仕方によって退店時の退店ゲートでの動作を変えることが可能である。例えば、モバイル端末102上のアプリの2次元バーコードや非接触型ICチップによる入店の場合には、退店ゲートが自動で開いてアプリ上のクレジットカード決済が実行される。
退店時に手に取った商品に関して2次元バーコードを印刷し、この印刷物を自動決済機で読み取らせることで、ゲストユーザもクレジットカードや電子マネーや現金で決済できるようにしてもよい。
図10は、決済処理サーバ107のハードウェア構成の例である。
決済処理サーバ107は、例えばクラウド上に配置されたサーバで構成される。
主記憶装置1001には、決済処理実行モジュール1010が記憶されており、これらのプログラムやアプリケーションをプロセッサ1003が実行することで決済処理サーバ107の各機能要素が実現される。
決済処理実行モジュール1010は、モバイル端末102による商品購入や、店舗による商品購入に対して、決済処理を実行する。実行された決済結果はモバイル端末102に送信され、商品購入管理モジュール310と連携し出力装置305である画面に表示される。
補助記憶装置1002は、決済処理に必要な個人情報やユーザ情報、クレジットカード情報や、決済履歴等の決済処理情報1020を記憶する。
図11は、商品管理システム1の機能構成例を説明する図である。
管理サーバ101は、重量情報処理モジュール1101、位置情報処理モジュール1102、入退店管理モジュール1103、商品判定モジュール1104、顧客判定モジュール1105、見積表示モジュール1106、支払管理モジュール1107、モバイル購入管理モジュール1108、等のプログラムやアプリケーションである各種モジュール210を記憶しており、各種処理を実行する。
また、管理サーバ101は、各種センサから受信した情報や、管理サーバ101で生成した情報を記憶するセグメント情報1500、取得判定範囲情報1600、位置追跡情報1700、棚イベント情報1800、見積管理情報1900、入店情報1111等を有する。
各種モジュール210は、一つの管理サーバ101上に配置されるように記載しているが、これらはそれぞれクラウド上の別の仮想サーバ上に配置する構成としてもよいし、これらのうちの一部のグループ毎に、仮想サーバ上に配置する構成としてもよい。
また、各種情報も、クラウド上のそれぞれ別の記憶装置上に記憶する構成としてもよいし、これらのうちの一部のグループ毎に、クラウド上に配置する構成としてもよい。
重量情報処理モジュール1101は、重量センサユニット105から商品カゴIDを含む重量情報を受領し、重量情報に対応する時刻情報と共に蓄積する。
重量情報蓄積処理フローについては図24で後述する。
位置情報処理モジュール1102は、カメラセンサユニット104から移動軌跡を再現するための人物IDと時刻情報と当該時刻における位置情報とを受信する。
位置情報処理モジュール1102は、受信した位置情報に基づき、人物が滞在した範囲を特定し、特定した滞在範囲の情報を時刻情報と共に蓄積する。
位置情報蓄積処理フローについては図25で後述する。
入退店管理モジュール1103は、入店管理端末106の入店管理モジュール910から、顧客のユーザ特定情報を受信し、受信したユーザ特定情報がどのユーザIDに対応するかを特定し、情報を受信した時刻情報と共に入店情報1111に記憶する。
なお、顧客のモバイル端末102に表示されたバーコードを読み取った時刻又は非接触型ICチップから非接触通信により情報を取得した時刻を、情報を受信した時刻情報の代わりに又は併せて記憶してもよい。
入店処理フローについては図27で後述する。
商品判定モジュール1104は、棚イベント情報1800に蓄積された情報に基づいて、顧客が手に取った商品及びその個数を判定する。
商品判定処理フローについては図28で後述する。
顧客判定モジュール1105は、棚イベント情報1800及び位置追跡情報1700に蓄積された情報に基づいて、重量の変化が発生した(イベントが発生した)時刻に、変化が発生した棚のそばにいた顧客を特定する。
顧客判定処理フローについては図29で後述する。
見積表示モジュール1106は、入店処理、商品判定処理及び顧客判定処理の結果を突き合わせ、顧客のモバイル端末102に手に取った商品の内容及び個数とその金額を表示する。
見積表示処理フローについては図30で後述する。
支払管理モジュール1107は、見積処理実行後、顧客が退店した場合に決済処理の実行を決済処理サーバ107に依頼する。
支払処理フローについては図31で後述する。
モバイル購入管理モジュール1108は、モバイル端末102の商品購入管理モジュール310から直接オンラインオーダーを行う場合に、オーダーを受け付ける。
モバイル購入管理モジュール1108は、ユーザから商品の選択、個数の選択を受け付けると、商品マスタ情報1300に基づいて、合計金額を算出し、モバイル端末102に表示する。
その後、注文の依頼を受け付けると、支払管理モジュール1107が、合計金額及び対応するユーザID等のユーザ情報を決済処理サーバ107に送信し、決済処理サーバ107が決済処理を実行する。
図12は、サイネージ表示の機能構成例を説明する図である。
管理サーバ101のIoT情報処理モジュール1201は、MQTTフォーマットに従って送信された重量情報を受信する。なお、IoT情報処理モジュール1201は図11の重量情報処理モジュール1101の前段に配置されている。安定状態から重量の変化が発生した場合に、データ集約送信器630により重量が変化した第1時刻と、その値が安定した第2の時刻の2回に分けて重量情報が送信される。
IoT情報処理モジュール1201は、1回目の重量情報を受信した場合に、その重量情報をサイネージ処理モジュール1202に転送する。なお、重量情報をそのまま転送しなくとも、重量情報に含まれる商品カゴIDを通知する構成としてもよい。
IoT情報処理モジュール1201は、2回目の重量情報を受信した場合に、その重量情報を商品や商品数の特定のために図11の重量情報処理モジュール1101に転送する。
なお、IoT情報処理モジュール1201がそれぞれの重量情報を振り分ける構成であるが、1回目の重量情報はサイネージ処理モジュール1202及び重量情報処理モジュール1101の両方に送信し、棚イベント情報1800にいずれの重量情報も記憶する構成としてもよい。
なお、本実施例は、IoT情報処理モジュール1201がMQTTブローカーとしてMQTT形式で送信される重量情報を受信し、これをサブスクライブするサイネージ処理モジュール1202又は重量情報処理モジュール1101に振り分ける構成であるが、重量センサユニット105が、あらかじめ異なる宛先に1回目の重量情報と2回目の重量情報とを振り分ける構成としてもよい。
また、IoT情報処理モジュール1201の振り分けは、安定後の受信回数が1回目か2回目かに応じて振り分けることとしてもよいし、重量情報に含まれる状態変化有無2006や、状態2003のフラグに基づいて、振り分けを実行する構成としてもよい。
この場合、例えば、状態変化有無2006が「変化有」で状態2003が「不安定」になった場合には1回目の重量情報であると判断する。状態変化有無2006が「変化有」で状態2003が「安定」になった場合には2回目の重量情報であると判断する。
又は、重量の変化が生じたことを示すフラグである状態変化有無2006のみに基づいて判断してもよい。例えば状態変化有無2006が重量の変化が生じたことを示す「変化有」になった場合に、第1回目の情報であるとして重量情報をサイネージ処理モジュール1202に重量情報を送付することとしてもよい。
図13〜図19は管理サーバ101の補助記憶装置202の各種情報記憶DB221に記憶されている情報である。
図13は、商品マスタ情報1300の例である。
商品マスタ情報1300は、項目1320に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1330として例えばサンプル値1340のような値を有している。
商品マスタ情報1300は、在庫有無、商品イメージ、商品ID1301、商品名1302、価格1303、優先度、原価、税額、販売タイプ、重量1304、サイネージ情報1305等の項目を有する。
商品ID1301はキーとして使われ、商品名1302を特定するためや、商品ID1301に対応するサイネージ情報1305を表示するために使用することができる。
重量1304は、重量センサユニット105が取得した重量の変化量に対して、その商品が何個分商品カゴから取り上げられたのかを計算する際に使用される。
図14は、ユーザマスタ情報1400の例である。
ユーザマスタ情報1400は、項目1420に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1430として例えばサンプル値1440のような値を有している。
ユーザマスタ情報1400は、ユーザID1401、ユーザ表示ID、名前、メールアドレス、生年月日、性別、ユーザ特定情報1402等の項目を有する。
ユーザID1401は、ユーザを特定する情報であり、このユーザID1401に対応付けて各ユーザのモバイル端末102が管理されており、ユーザID1401に基づいて当該ユーザのモバイル端末102上に購入商品の見積もり情報等を表示することができる。
ユーザ特定情報1402は、ユーザを特定する際に用いられる情報で、例えば、セキュリティを考慮して定期的に更新されるトークン(ハッシュ値)等の値である。
図15は、セグメント情報1500の例である。
セグメント情報1500は、項目1520に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1530として例えばサンプル値1540のような値を有している。
セグメント情報1500は、商品カゴID1501と商品ID1502とを対応付ける情報である。
このセグメント情報1500によって、重量センサユニット105から受信した重量情報に含まれる商品カゴIDから、商品IDを特定し、どの商品を取り上げたことによって重量が変化したのかを把握することができる。
本実施例では、棚の商品カゴに商品を登録する設定を簡単に行うことができる。最初に何も商品が乗っていない状態の設定を受け付ける。次にサイネージ端末103に例えば「1つ商品を商品カゴに載せてください」というようなインストラクションを表示し、1つ商品を商品カゴに載せてもらう。
重量センサユニット105は、商品1つの重量を取得し、管理サーバ101に送信する。管理サーバ101の商品判定モジュール1104は、商品マスタ情報1300に登録されている複数の商品から、重量1304が測定した重量に近い候補を近い順に商品棚のそばにあるサイネージ端末103にリスト表示し、「リストから商品カゴに載せた商品を選択してください」というようなインストラクションを表示する。
管理者は、その表示されたリストの中から実際に商品カゴに載せた商品と同じ情報を選択する。この選択に応じて、商品判定モジュール1104は、商品を載せた商品カゴのある商品カゴID1501と、商品ID1502との対応付けを行い、セグメント情報1500に記憶する。
リストから選択する形ではなく、自動的に重さが最も近い商品と対応付ける構成としてもよい。
次に、サイネージ端末103に「3つの商品を商品カゴに載せてください」というようなインストラクションを表示する。3つの商品の重量情報から平均重量を算出し、商品判定モジュール1104は、商品増減時の重み誤差を自動で設定する。
図16は、取得判定範囲情報1600の例である。
取得判定範囲情報1600は、項目1620に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1630として例えばサンプル値1640のような値を有している。
取得判定範囲情報1600は、商品カゴ毎に、商品カゴから商品を取れる範囲を規定する情報である。
取得判定範囲情報1600は、商品カゴID1601、判定エリア1602、判定滞在範囲1603を有する。
商品カゴID1601は、重量センサユニット105の重量センサデバイス608と対応付けられており、どの商品カゴから商品を取った結果、重量に変化があったのかを特定することができる。
判定エリア1602は、商品カゴID1601に対応付けられた商品を取れる範囲を商品棚設置用フレーム2100の中の座標で示したものである(図21参照)。
判定滞在範囲1603は、商品カゴID1601に対応付けられた商品を取れる範囲をあらかじめ区切った区画単位で示したものである。
取得判定範囲について図21〜図23を用いて説明する。
図21は、商品棚設置用フレームの構成例である。
本実施例は、あらかじめ寸法を決めた商品棚設置用フレームにカメラや商品棚を設置したうえで、あらかじめ登録されたいくつかのシステム初期設定を自動で実行することで、無人店舗の設置の際の店舗ごとの作り込みによる労力や時間、コストを削減することができる。
商品棚設置用フレーム2100は、例えば、縦横2.5m、高さ3mの櫓状のフレームである。4本の支柱2101又はその近傍(例えば梁2102)のあらかじめ決められた位置にカメラデバイス506が設置されている。もしくは、この位置にカメラデバイス506を設置できるようにカメラデバイス506の取付部を有していてもよい。
フレームの一本の支柱2101を座標(0,0)とし、そこからx、y方向にミリメートル単位で座標平面を規定する。図の例では、左下の支柱の座標が(0,0)、右下の支柱の座標が(2500,0)となり、右奥の支柱の座標が(2500,2500)となる。
この中の所定の位置に商品棚を設置することで、カメラセンサユニット104、重量センサユニット105の設定を半自動化する。
図22は、商品棚の構成を説明する図である。
商品棚を正面から見た図2200において、一つの商品棚2201には、3×3個の商品カゴ2202が設置されている。このそれぞれの商品カゴの下には重量センサデバイス608が設置され、それぞれの商品カゴの中の重量を測定している。
商品棚のサイズは横幅×奥行き×高さが450×500×1500mmのサイズを想定する。本実施例ではこのサイズ以外にもあらかじめいくつかの商品棚のサイズが準備されており、この規定のサイズから商品棚を選択することで、管理サーバ101から設定情報がカメラセンサユニット104及び重量センサユニット105に送付され、設定が半自動的に完了する仕組みになっている。
商品棚を左横から見た図2250において、商品棚2251の前には商品を取得できる仮想の取得エリア2252を設定する。仮想の取得エリアは顧客が商品に手を伸ばせる範囲と同じ商品棚の先端から760mmを規定している。
図23は、商品の取得判定範囲を説明する模式図である。
商品棚設置用フレーム2100を上から見た図2300には、図21と同じ座標が表示されており、左下の支柱2101の座標を(0,0)とし、右上の支柱2101を(2500,2500)とする。
図2300の手前部分にはAS01〜AS04の4つの商品棚2301が設置されている。商品棚の先端からy軸方向に760mmであって、x軸方向に商品棚2301の幅450mm毎の範囲を、1つの領域とすると、ある商品棚の正面の1つ及び左側2つと右側2つまでの領域を顧客が商品を取得できる範囲、つまり取得判定範囲として規定する。
例えば、AS02の商品棚2351の取得判定範囲2352は、A0,A1,A2,A3,A4の範囲になる。同様に、AS01の商品棚の取得判定範囲は、A0,A1,A2,A3の範囲になり、AS04の商品棚の取得判定範囲は、A2,A3,A4,A5の範囲になる。商品カゴ毎の取得判定範囲は図16の取得判定範囲情報1600に記憶されている。例えば商品棚AS02の上から2つ目の商品カゴには商品カゴID1501としてAS02_Bが記憶されており、この商品カゴに対応する判定エリア1602は、座標(0,500)(0,1260)(2150,1260)(2150,500)で囲まれた部分である。
また、座標の他に、店舗内または商品棚設置用フレーム2100内をあらかじめ区切った区画で表すこともでき、商品棚AS02の場合、判定滞在範囲1603は図23のA0〜A4の部分に対応する。ここで1区画は450mm×760mmの範囲としている。
商品取得範囲は、本実施例ではx、y軸の平面範囲内としているが、商品カゴIDは、例えばAS02_Aが商品棚の1番上の段、AS02_Bが2番目の段、AS03_Cが3番目の段、というようにz軸方向にも商品カゴを特定することができ、これに応じて、判定エリアもz軸方向の値を入れても構わない。
図17は、位置追跡情報1700の例である。
位置追跡情報1700は、項目1720に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1730として例えばサンプル値1740のような値を有している。
位置追跡情報1700は、店舗内のどこに誰がいたかを時間順に記憶する情報である。位置情報記憶部又は位置情報記憶手段と呼ぶこともある。
位置追跡情報1700は、期限1705、滞在範囲1701、人物ID1702、店舗ID1703、タイムスタンプ1704等の項目を有する。
滞在範囲1701は、図16と同様に店舗内または商品棚設置用フレーム2100内をあらかじめ区切った区画が記憶されており、カメラセンサユニット104から送信される位置情報から特定された顧客が滞在した場所を記憶する。
人物ID1702は、カメラセンサユニット104から送信される人物を特定する情報であり、この段階ではユーザIDとは対応付けられていない。従って、どのユーザであるかは特定されていないが、ある人物がタイムスタンプ1704で示す時間に、滞在範囲1701にいたという事を記憶する。
店舗ID1703は、どの店舗での出来事かを記憶する。
タイムスタンプでは、カメラセンサユニット104から送信されるデータを例えばUNIX(登録商標)タイムスタンプ(秒単位)で記憶する。
また、これらのレコードは期限1705で指定された期限を超えると削除される、もしくは別の安価なストレージ領域に移行される。
図18は、棚イベント情報1800の例である。
棚イベント情報1800は、項目1820に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1830として例えばサンプル値1840のような値を有している。
棚イベント情報1800は、重量センサユニット105から送信される重量情報に基づいて、商品棚で発生した重量変化などのイベントを記憶する。重量情報記憶部又は重量情報記憶手段と呼ぶこともある。
棚イベント情報1800は、イベントID、商品カゴID1801、前回重量1802、店舗ID、タイムスタンプ1803、タイプ、重量1804、重量変化量1805等の項目を有する。
商品カゴID1801は、重量センサユニット105から送信された重量の変化した商品カゴID2001に対応する値が記憶される。
前回重量1802及び重量1804には、重量センサユニット105から送信されたそれぞれ前回重量2004、重量2002の値が記憶される。なお、前回重量1802には送信された値でなく、管理サーバ101が記憶している前回の重量が記憶される構成としてもよい。
重量変化量1805は、現在の重量1804と前回重量1802との差分の値が記憶される。
タイムスタンプ1803には、イベントの発生した時刻が記憶される。重量情報処理モジュール1101が重量情報を受信した時刻が記憶されるが、データ集約送信器630が重量情報を送信した時刻を使用してもよいし、マイコン710が重量情報を送信した時刻や、マイコン710が重量の値を取得した時刻、重量センサデバイス608が重量の値を取得した時刻を使用してもよい。
図19は、見積管理情報1900の例である。
見積管理情報1900は、項目1920に示す各項目の情報を有しており、フィールド名1930として例えばサンプル値1940のような値を有している。
見積管理情報1900は、見積表示モジュール1106が特定したユーザID1901、人物ID1902、商品ID1903及び商品の個数1904、タイムスタンプ1905を記憶する。つまり、誰がいつ何を何個商品棚から取り上げたのかの判定結果を記録する情報である。
図24〜図32は、商品管理システム1のそれぞれの端末や管理サーバ101の各モジュールが実施する処理の例である。
図24は、重量情報蓄積処理フロー2400の例である。
重量情報処理モジュール1101は、重量センサユニット105から送信された重量情報を受信する(ステップ2410)。
重量情報処理モジュール1101は、受信した時間の時刻情報を取得する(ステップ2420)。また、棚イベント情報1800に記憶されるその他の情報を取得もしくは算出する。
重量情報処理モジュール1101は、取得した時刻情報と共に重量情報及びその他の情報を対応付けて棚イベント情報1800に蓄積する(ステップ2430)。
なお、時刻情報は、重量情報処理モジュール1101が重量情報を受信した時刻としたが、データ集約送信器630が重量情報を送信した時刻を使用してもよいし、マイコン710が重量情報を送信した時刻や、マイコン710が重量の値を取得した時刻、重量センサデバイス608が重量の値を取得した時刻を使用してもよい。
図25は、位置情報蓄積処理フロー2500の例である。
位置情報処理モジュール1102は、カメラセンサユニット104から送信された人物IDと時刻情報と当該時刻における位置情報とを受信する(ステップ2510)。
位置情報処理モジュール1102は、位置情報に基づいて、人物IDで示される人物が滞在した滞在範囲を特定する(ステップ2520)。滞在範囲は、店舗内または商品棚設置用フレーム2100内をあらかじめ区切った区画の情報と対応付けて、どこの区画に属するのかを特定する。また、位置追跡情報1700に示される項目1720のその他の情報を取得もしくは算出する。
位置情報処理モジュール1102は、特定した滞在範囲の情報、人物ID、時刻情報及びその他の情報を対応付けて位置追跡情報1700に記憶する(ステップ2530)。
なお、人物が滞在した場所は、滞在範囲1701のサンプル値1740のA1,A2等、あらかじめ規定された区画の情報が記憶されるが、位置情報として受信した座標情報を記憶する構成としてもよし、複数の位置情報をまとめた軌跡情報を記憶する構成としてもよい。
図26は、店舗における商品購入の全体処理フロー2600の例である。
顧客が店舗に入店し、入店管理端末106で入店処理を行うと、入退店管理モジュール1103が入店処理2700を実行する(ステップ2610)。
顧客が店舗内を移動する移動軌跡に関する情報は逐次位置追跡情報1700に記憶され、商品棚から商品を取得した情報は棚イベント情報1800に記憶されている。
商品判定モジュール1104は、記憶された棚イベント情報1800に基づいて、顧客が取り上げた商品の内容及び個数を特定する商品判定処理2800を実行する(ステップ2620)。
顧客判定モジュール1105は、記憶された位置追跡情報1700及び棚イベント情報1800に基づいて、重量変化の発生した商品カゴに手の届く範囲にいた顧客を特定する顧客判定処理2900を実行する(ステップ2630)。
見積表示モジュール1106は、入店処理2700、商品判定処理2800及び顧客判定処理2900の処理結果を突き合わせ、どのユーザがどの商品を何個手に取ったのかを算出し、ユーザのモバイル端末102に見積もり情報を表示する見積表示処理3000を実行する(ステップ2640)。
支払管理モジュール1107は、顧客の退店を示す情報を受信したことに基づいて、見積もりされていた商品に対する決済処理を決済処理サーバ107に依頼する支払処理3100を実行する(ステップ2650)。
以下それぞれの処理フローの詳細を説明する。
図27は、入店処理フロー2700の例である。
入退店管理モジュール1103は、入店管理端末106の入店管理モジュール910から、顧客のユーザ特定情報を受信し(ステップ2710)、受信した時間の時刻情報を入店時刻として取得する(ステップ2720)。
入退店管理モジュール1103は、受信したユーザ特定情報と、記憶しているユーザマスタ情報1400のユーザ特定情報1402とを照合し、対応するユーザID1401を取得することで、どのユーザが入店したかを特定する(ステップ2730)。
入退店管理モジュール1103は、特定したユーザID1401と、入店時刻を入店情報1111に記憶する(ステップ2740)。
なお、入店時刻は管理サーバ101の入退店管理モジュール1103が顧客特定情報を受信した時刻を入店時刻としているが、入店管理端末106の入店管理モジュール910が、顧客のモバイル端末102に表示されたバーコードを読み取ったタイミング、又は非接触型ICチップから非接触通信により情報を取得したタイミングで、入店時刻を生成し、顧客特定情報と共に管理サーバ101に送信する構成としてもよい。
図28は、商品判定処理フロー2800の例である。
商品判定モジュール1104は、重量の変化が発生した時刻(イベント発生時刻)の情報を棚イベント情報1800から取得する(ステップ2810)。
商品判定モジュール1104は、棚イベント情報1800から重量の変化が発生した商品カゴIDと重量変化量とを取得する(ステップ2820)。
商品判定モジュール1104は、セグメント情報1500に基づいて、商品カゴID1501に対応付けられた商品ID1502の情報及び、商品マスタ情報1300から、重量の変化が発生した商品カゴIDに対応する商品情報を取得する(ステップ2830)。
商品判定モジュール1104は、重量変化量と商品マスタ情報1300に記憶された商品の重量1304とに基づいて、顧客が取り上げた商品の個数を算出する(ステップ2840)。
商品判定モジュール1104は、取得した商品情報及び算出した商品の個数情報を出力する(ステップ2850)。
図29は、顧客判定処理フロー2900の例である。
顧客判定モジュール1105は、棚イベント情報1800から、イベントが発生した時刻を取得する(ステップ2910)。
顧客判定モジュール1105は、棚イベント情報1800及び入店情報1111、位置追跡情報1700から、イベントが発生した場所の近辺に滞在した人物の人物IDを特定する(ステップ2920)。
顧客判定モジュール1105は、特定した人物IDを出力する(ステップ2930)。
例えば、商品カゴの重量の変化が生じるというイベントが発生した場合には、顧客判定モジュール1105は、重量の変化が生じた時刻に該当するタイムスタンプ1803を棚イベント情報1800から取得する。
次に、取得判定範囲情報1600の商品カゴID1601に対応する判定滞在範囲1603と、位置追跡情報1700の人物ID1702に対応する滞在範囲1701とを突き合わせることにより、重量の変化が発生した商品カゴから商品を取得可能な範囲にイベント発生時刻に滞在した顧客の人物IDを特定する。
また、顧客が入店したというイベントが発生した場合には、顧客判定モジュール1105は、入店時刻に該当するタイムスタンプを入店情報1111から取得する。
次に、入店情報1111の人物IDと、位置追跡情報1700の位置情報(滞在範囲1701)及び人物ID1702とを突き合わせすることにより、入店時点に入店管理端末106のそばに滞在した顧客の人物IDを特定する。
なお、重量センサユニット105は、重量センサデバイス608により取得された重量の変化が生じた時間と重量の変化が安定した時間との2回に分けて重量情報を送信し、棚イベント情報1800は、いずれの情報も記憶する構成とすることもできるし、2回目の重量が安定した後の重量情報のみを記憶する構成にすることもできる。
棚イベント情報1800は、1回目の重量情報に対応する前記重量の変化が生じた第1の時間と重量の変化が安定した第2の時間との差分時間を記憶することもでき、この場合には、1回目の重量情報を記憶しない構成であっても、2回目の重量情報に対応する第2の時間から差分時刻を引いた時間に基づいて、当該時間の人物IDを特定することができる。つまり重量の変化が安定した第2の時間と上記差分時間とに基づいて、商品の個数と顧客とを対応付け、顧客のモバイル端末102に前記商品の個数を表示することができる。
なお、棚イベント情報1800のタイムスタンプ1803と、位置追跡情報1700のタイムスタンプ1704にはセンサの誤差等により、若干のタイムラグが生じている可能性があるため、顧客の位置を特定する時刻は段階的に広くとって人物IDを特定することも好ましい。
例えば、重量の変化が発生した時刻のタイムスタンプ1803と、その前1秒と後1秒の合計3秒間の位置追跡情報1700から、対応する人物IDを特定する。ここで対応する人物IDを特定できなかった場合には、範囲をタイムスタンプ1803と、その前後2秒ずつの合計5秒間に拡大し、人物IDが特定できるか確認する。このように順次判定時間を段階的に広めて、人物が特定できるところまで処理を繰り返す。
また、複数の人物IDが候補として得られた場合には、最も確率の高い人物を対象として特定する。例えば、商品カゴから最も近い人や、商品カゴに手を伸ばした人物を確率が高い人物として特定する。これらの情報はカメラセンサユニット104により取得される顧客の位置情報や、手の動きの情報により取得することができる。
また、重量の変化が発生した時刻の前後の時刻(例えば前後1分間)にイベントが発生した商品カゴの周辺(例えば商品棚設置用フレーム2100の内部)に滞在する人物の数に応じて、人物特定に用いる判定時間範囲を変更する構成としてもよい。つまり商品棚設置用フレーム2100や店舗内に1人しか顧客が存在しない場合には、そこで発生した重量変化はその1人の顧客によるものである可能性が高いので、このような場合には、判定時間範囲を広めにとる。例えば重量の変化が発生した時刻と、その前後5秒ずつの合計11秒間に商品カゴの判定滞在範囲1603に滞在する顧客の人物IDを特定する。
逆に、商品棚設置用フレーム2100や店舗内の顧客数が多い場合には、判定時間範囲を短くとり、より精度を高める処理を行う。例えば、重量の変化が発生した時刻の1秒間に商品カゴの判定滞在範囲1603に滞在する顧客の人物IDを特定し、特定できなかった場合には、さらに前後1秒ずつ拡大した3秒間の範囲で判定することを繰り返す。このように段階的に判定時間範囲を広げていく。
このように、重量の変化が発生した時刻などのイベント発生時刻において、商品棚設置用フレーム2100や店舗内に滞在する顧客数に応じて、人物を特定する判定時間範囲を動的に変更することで、判定のスピードや精度を高めることが可能となる。
図30は、見積表示処理フロー3000の例である。
見積表示モジュール1106は、入店処理2700、商品判定処理2800及び顧客判定処理2900の処理結果を取得し、これらの突き合わせを行う(ステップ3010)。
見積表示モジュール1106は、イベント発生時刻に対応するユーザID、商品情報、商品の個数情報を取得し、記憶する(ステップ3020)。例えば、商品判定処理2800により特定された重量の変化が発生した時刻における商品情報、商品の個数情報と、顧客判定処理2900により特定された重量の変化が発生した時刻における人物IDとを対応付ける。また、顧客判定処理2900により特定された上記人物IDの人物が入店管理端末106のそばに滞在した時刻のあたりに入店した人物のユーザIDを対応付ける。
見積表示モジュール1106は、対応付けられたユーザID、人物ID、商品ID、個数、タイムスタンプを見積管理情報1900に記憶する。
つまり、商品棚に設置した重量センサユニット105から送信された重量情報と、この重量情報に対応する第1の時間情報とが棚イベント情報1800に時系列に蓄積されており、
カメラセンサユニット104から送信された顧客の位置情報と、この位置情報に対応する第2の時間情報とが位置追跡情報1700に時系列に蓄積されており、
顧客の入店時の第3の時間情報が入店情報1111に時系列に蓄積されており、
これら第1の時間情報と第2の時間情報と第3の時間情報とに基づいて蓄積情報を突き合わせることにより、商品の個数と顧客とユーザ情報とを対応付け、ユーザ情報により特定された顧客のモバイル端末102に商品の個数情報を表示することができる。
なお、棚イベント情報1800、位置追跡情報1700、入店情報1111は、それぞれ又は一部が異なる記憶手段に記憶されていてもよいし、全てが同一の記憶手段に記憶されていてもよい。
見積表示モジュール1106は、見積管理情報1900に基づいて、ユーザID1901に対応する顧客のモバイル端末102に商品情報、商品の個数情報を送信し、表示する(ステップ3030)。モバイル端末102の商品購入管理モジュール310は、受信した商品情報、商品の個数情報をディスプレイ等の出力装置305に表示する。
見積表示モジュール1106は、顧客が退店するまでに商品カゴから取り出した商品の合計金額を算出し、顧客のモバイル端末102に表示する(ステップ3040)。
なお、重量センサユニット105による情報やカメラセンサユニット104による映像により、顧客の購入した商品及びその個数を判定できない場合には要チェックリストに情報を記憶する。
例えば、重量の変化量の検知が怪しい場合や、カメラデバイス506からの位置情報の検知が旨く行かない場合や、映像が隠れてしまい判別できていない場合等のイレギュラーな事象が発生する場合、最終的に人間によるチェックを行うための要チェックリストに情報を記憶する。これにより、管理サーバ101で判別しきれない場合には、後から人間が補佐を行うことで精度の高い買い物体験を実現することができる。決済処理自体は退店後に実行されるため利用者の顧客体験は損なわれることはない。
本実施例では、カメラセンサユニット104から取得した顧客の位置情報に関する情報(移動軌跡)と、重量センサユニット105から取得した重量の変化に関する情報と、入店管理端末106から取得した顧客の入店に関する情報と、を時系列で蓄積することにより、店内で起こったいつ誰がどこで何をしたのかという情報が全て時系列でクラウド上の管理サーバ101に保存されており、これらを時系列で再現することが可能となる。
また、全てのセンサが独立して動作しており、それぞれの情報を時系列で蓄積すれば様々な分析や顧客判定制度を高めることが可能となるため、例えば後から利用者の性別や年齢を推定するセンサを追加することも容易である。
図31は、支払処理フロー3100の例である。
支払管理モジュール1107は、顧客が退店エリアの外に一定時間、例えば10秒以上出たことを示す情報を受信する(ステップ3110)。退店エリアの外に出たかどうかは、カメラセンサユニット104が、あらかじめ定めた座標の範囲から顧客が外に出たかどうかを検知することにより判定する。図21及び図23の商品棚設置用フレーム2100を使用した例では、座標(0,0)、(0,2500)、(2500,2500)、(2500,0)で囲われた範囲が退店エリアである。
商品棚設置用フレーム2100を使用しない構成においては、店舗の内部または近辺で退店エリアの座標を任意に設定しておけばよい。
退店エリアの外に一定時間出たことに応じて、支払管理モジュール1107は、見積表示モジュール1106が記憶していた全ての商品の合計金額を算出する(ステップ3120)。
支払管理モジュール1107は、当該商品を商品カゴから手に取ったユーザID及び合計金額を決済処理サーバ107に送信し、決済処理サーバ107がユーザIDに対応する決済処理情報1020に基づいて決済処理を実行する(ステップ3130)。
本実施例では、最終的に手に取った商品や個数が間違っていた場合には、モバイル端末102の商品購入管理モジュール310(例えばスマートフォン上のアプリ)から払い戻しを実行できる。決済処理では、退店後に決済処理サーバ107にて決済予約を掛け、一定時間後に決済確定処理を行っており、決済予約から決済確定処理まで一定時間を空けることで、返品時の手数料の支払いを無くしている。
図32は、サイネージ表示処理フロー3200の例である。
サイネージ処理モジュール1202は、IoT情報処理モジュール1201から、重量センサユニット105で計測した重量値が安定状態から不安定状態に変化が発生したタイミングの1回目の重量情報を受信する(ステップ3210)。なお、IoT情報処理モジュール1201により重量情報が振り分けられて受信される構成でなく、データ集約送信器630から重量情報を受信する構成であってもよい。
サイネージ処理モジュール1202は、重量情報から重量の変化が発生した商品カゴIDを取得する(ステップ3220)。
サイネージ処理モジュール1202は、セグメント情報1500及び商品マスタ情報1300から商品カゴIDに対応する商品IDの商品名1302や価格1303等の商品情報及びサイネージ情報1305を取得する(ステップ3230)。
サイネージ処理モジュール1202は、取得したサイネージ情報をサイネージ端末103に送信し、表示する(ステップ3240)。サイネージ情報としては、例えば商品カゴIDに対応する商品IDの商品名や価格、広告などの情報や、対応する商品IDに関連付けられた商品の商品名や価格、広告などの情報(例えば、玉ねぎを手に取った場合に、この玉ねぎを使用した料理であるカレールーに関する情報)が記憶されている。
なお、サイネージ情報はサイネージ処理モジュール1202が送信する構成としたが、サイネージ処理モジュール1202からの商品ID等サイネージ情報を特定する情報の送信に応じて、サイネージ端末103に記憶されているサイネージ情報420を読み出す構成であってもよい。
サイネージ端末103は、例えばタブレット端末であり、自身の有するディスプレイにサイネージ情報を表示する構成であってもよいし、例えばRaspberry Piなどのシングルボードコンピュータやコンピュータが、外付けのディスプレイにサイネージ情報を表示する構成であってもよい。
また、サイネージ処理モジュール1202が、サイネージ情報や、商品ID等サイネージ情報を特定する情報をPush形式で送信する構成であってもよいし、MQTT形式に基づいてサイネージ端末103がサブスクライブしているサイネージ処理モジュール1202から情報をPull形式で取得する構成であってもよい。
図33は、ハードウェアのリファレンスモデル3300の例である。
通常、無人店舗を実現しようとした場合、店舗の構造や商品配置に応じて店舗ごとに複数のカメラセンサの位置や個数などを個別に設定する必要があり、設定のための労力や時間、コストがかかることとなる。
一方本実施例では、あらかじめサイズを決めた商品棚設置用フレーム2100を準備し、かつ図21の様に決められた位置にカメラデバイス506を設置する構成とする、また、さらに商品棚設置用フレーム2100内の所定の位置に、決められたサイズの商品棚を設置することより、無人店舗設営時の初期設定を簡素化し、設営のための労力や時間、コストを削減することができる。
また、商品棚設置用フレーム2100を並べていくことで、店舗のサイズに応じて商品管理システム1のサイズを簡単に調整することが可能である。
本実施例では、商品棚設置用フレーム2100を用いるウォークスルー(屋内用)3310の構成について説明したが、さらにサイズの大きいコンテナを利用したウォークスルー(屋外用)3320の構成をとることもできる。この場合にも、商品棚設置用フレーム2100と同様にコンテナ内のあらかじめ決められた位置にカメラデバイス506を設置し、種々初期設定を簡素化することが可能である。
図33のハードウェアのリファレンスモデル3300では、このような無人店舗の構成や、カメラデバイス506の個数などのあらかじめ決められたモデルを、あたかもクラウドのサービスを選択するのと同じように、ウェブサイト上から選択するインターフェースを顧客に提供する。
インスタンスファミリー3301は、無人店舗やモバイルオーダーの構成を示す。
インスタンスタイプ3302は、クラウドサービスにおけるIaaS(Infrastructure as a Service)の様に、各構成を示すタイプを示す。
イメージ3303は、各インスタンスタイプを設置する場合に想定される店舗形式を示す。
カメラ3304は、カメラの有無を示す。
複数名対応3305は、複数の顧客を判別できるかどうかを示す。
屋内3306及び屋外3307は、屋内向けの店舗化、屋外向けの店舗化を示す。
サイズ概算は、この商品管理システム1のサイズを示す。
例えば複数名対応3305が「無し」であり顧客が一人のみの簡易型の商品管理システム1では、重量センサユニット105のみを使用しカメラセンサユニット104を設置しないことで、省スペースかつ安価にシステムを構築することができる。
管理サーバ101は、ユーザからインスタンスタイプ3302の選択を受け付けることで、必要な商品棚設置用フレーム2100やカメラデバイス506等のハードウェアを、場合により倉庫等から店舗に配送した後、これらを設置した後、管理サーバ101から、カメラ管理端末530やデータ集約送信器630に初期設定情報及び初期設定手順を送信し、これらの端末や機器がそれらを実行することで、カメラセンサユニット104や重量センサユニット105に対する初期設定が完了する。
例えば、店舗内の店内の重量センサデバイス608やマイコン710やデータ集約送信器630が接続された重量センサユニット105に対する電源を入れると、WiFi(またはLTE)モデム経由でクラウド上の管理サーバ101に自動接続し、それぞれのデバイスや機器に割り当てられたIDや機器情報が管理サーバ101に送信される。
管理サーバ101は、送信されたIDや機器情報で特定された各機器やデバイスに対し、選択されたインスタンスタイプ3302で指定された構成に基づくそれぞれのデバイスや機器に対応したセットアップデータや、セットアッププログラム等を送信し、セットアップ手順を実行する。
このような手順により、クラウド上の管理サーバ101では、設定状況を把握でき、稼働中の状況を把握することが可能となる。また、障害発生時には、管理サーバ101からカメラセンサユニット104や重量センサユニット105の各機器やデバイスの再起動や再セットアップなどの操作を行うリモート運用が可能となる。
例えば、図21の商品棚設置用フレーム2100の例では、カメラデバイス506が少なくとも4本の支柱近傍の所定の位置に設置されており、商品棚設置用フレーム2100内の所定の位置に重量センサデバイス608を設置した商品棚を配置した後、管理サーバが重量センサの複数のマイコン710(もしくは重量センサデバイス608)を特定する情報(それぞれの商品カゴID)と設定情報とをデータ集約送信器630に送付し、複数のマイコン710の商品カゴIDと設定情報とに基づいて、データ集約送信器630が管理サーバにおける複数のマイコン710の設定を実行する。
カメラセンサユニット104は図21や図23のような商品棚設置用フレーム2100内の座標情報と対応付けて、重量センサユニット105のマイコン710を特定する商品カゴIDを記憶する。図23の例では商品棚AS01に存在する商品カゴIDがAS01_AとAS01_BとAS01_Cにはいずれも座標(350,0)(350,500)(800,500)(800,0)で囲われた範囲が対応付けられている。
図34は、注文管理画面3400の例である。
管理サーバ101の見積表示モジュール1106は、ユーザの注文履歴を管理する。
注文管理画面3400では、商品を手に取った履歴3401と、その商品を再び商品カゴに戻した履歴3402が表示されており、チョコチップクッキーを1つとり、1つ戻した(−1した)ことが分かる。またキャラメルワッフルを手に取った履歴3403があり、それらの合計金額3404が162円である旨が表示されている。
図35は、商品購入画面の例である。
商品カゴから商品を手に取った顧客に対応付けられたユーザIDで特定されたモバイル端末102に表示される画面の例である。
画面3500はキャンディを2つ商品カゴからとったことが検知され、表示される画面の例である。商品3501にホワイトチョコ1つとキャンディ2つが表示されている。画面3550はその後キャンディを1つ商品カゴに戻したことが検知され、表示される画面の例である。商品3502にはホワイトチョコ1つとキャンディ1つが表示されている。
一般的なPOSシステムでは、購入した商品をカゴにいれた順番は分からない。一方、本実施例の商品管理システム1では、どの商品棚の前にどの順番で訪れて、何を手にとって、戻して、結果的に何をどの順番で買ったのか、等の店舗内での行動を時系列で全て把握している。そのため、より詳細な行動及び購買データを取得することが可能となり、手に取ったが買わなかった商品や長く滞在した商品棚に置かれている商品について、再来店に購入を促すクーポンの発行や、興味を持った履歴のアプリ上の表示等を実行することができる。
また、入店時にユーザ特定情報により認証を行っているため、そのユーザに対する属性情報をユーザマスタ情報1400から取得することで、この属性情報と店舗内の行動トラッキングにより、顧客が商品棚の前に来た際に、過去の購買履歴に合わせたサイネージ情報を表示したり、アップセルを促すクーポンをサイネージに表示することが可能となる。
また、電子値札を組み合わせると、顧客ごとに、クーポン価格を適用した割引金額を電子値札に表示したり、見積表示モジュール1106により表示される金額を割引価格とするなど、ダイナミックプライシングやダイナミックオファーを行うことも可能となる。
本実施例の商品管理システム1では、カメラセンサユニット104と重量センサユニット105を用いて様々な商品の販売管理を簡単に行う仕組みを実現することができる。また、あらかじめこれらのセンサを組み込む位置を指定した商品棚設置用フレーム2100やコンテナ、商品棚を使用し、管理サーバ101から設定情報や設定手順をPush形式でデータ集約送信器630やカメラ管理端末530に送信して初期設定を行うことで、無人端末等の商品管理システム1を簡単に導入することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
なお、上述の実施例は少なくとも特許請求の範囲に記載の構成を開示している。
1…商品管理システム、101…管理サーバ、102…モバイル端末、103…サイネージ端末、104…カメラセンサユニット、105…重量センサユニット、106…入店管理端末、107…決済処理サーバ、506…カメラデバイス、608…重量センサデバイス、630…データ集約送信器、710…マイコン、2100…商品棚設置用フレーム

Claims (19)

  1. 商品を管理する管理サーバであって、
    商品棚に設置した重量センサから送信された重量情報と、前記重量情報に対応する第1の時間情報と、を記憶する重量情報記憶手段と、
    カメラセンサから送信された顧客の位置情報と、前記位置情報に対応する第2の時間情報と、を記憶する位置情報記憶手段と、
    前記重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定する商品判定手段と、
    前記位置情報に基づいて前記重量センサから所定の範囲内に位置する前記顧客を特定する顧客判定手段と、
    前記第1の時間情報と前記第2の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客のモバイル端末に前記商品の個数を表示する見積表示手段と、
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  2. 前記重量情報記憶手段は、前記重量センサから送信された、重量の変化が生じた場合に取得される第1の重量情報と、その後前記重量の変化が安定した場合に取得される第2の重量情報と、を記憶し、
    前記商品判定手段は、前記第2の重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の管理サーバ。
  3. 前記第1の重量情報の受信に基づいて、前記第1の重量情報に対応する前記商品に関する商品情報を表示するサイネージ処理手段を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の管理サーバ。
  4. 前記重量情報は前記重量の変化が生じたかどうかを示すフラグを有し、前記フラグが前記重量の変化が生じたことを示している場合に、前記第1の重量情報が前記サイネージ処理手段に送信される
    ことを特徴とする請求項3に記載の管理サーバ。
  5. 前記第2の時間情報は、前記第1の重量情報に対応する前記重量の変化が安定した時間であり、
    前記重量情報記憶手段は、前記第1の重量情報に対応する前記重量の変化が生じた時間と前記重量の変化が安定した時間との差分時間を記憶しており、
    前記見積表示手段が、前記第2の時間情報と前記差分時間とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客の前記モバイル端末に前記商品の個数を表示する
    ことを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  6. 前記顧客の前記モバイル端末に表示されたバーコードを読み取ること又は非接触通信により取得した情報に基づいて特定された前記顧客に対応するユーザ情報と第3の時間情報と、を記憶する入店情報記憶手段を有し、
    前記第1の時間情報と前記第2の時間情報と前記第3の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客と前記ユーザ情報とを対応付け、前記ユーザ情報により特定された前記顧客の前記モバイル端末に前記商品の個数を表示する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  7. 前記重量センサは、それぞれ重量センサデバイスに接続された複数のマイクロコントローラと、前記複数のマイクロコントローラに接続されたデータ集約送信器と、を有しており、前記複数のマイクロコントローラは前記重量センサデバイスを介して取得された複数の重量情報を前記データ集約送信器に送信し、前記データ集約送信器は、取得された前記複数の重量情報を所定の通信フォーマットに変換して前記管理サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の管理サーバ。
  8. 前記カメラセンサが有する複数のカメラデバイスは前記商品棚を設置するためのフレームの少なくとも4本の支柱近傍の所定の位置に設置されており、前記フレーム内の所定の位置に前記重量センサを設置した前記商品棚を配置した後、前記管理サーバが前記重量センサの前記複数のマイクロコントローラを特定する情報と設定情報とを前記データ集約送信器に送付し、前記複数のマイクロコントローラを特定する情報と前記設定情報とに基づいて、前記データ集約送信器が前記管理サーバにおける前記複数のマイクロコントローラの設定を実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載の管理サーバ。
  9. 前記カメラセンサにより取得される前記フレーム内の座標情報と対応付けて、前記重量センサの前記複数のマイクロコントローラを特定する情報を、記憶する
    ことを特徴とする請求項8に記載の管理サーバ。
  10. 管理サーバにより商品を管理する管理方法であって、
    商品棚に設置した重量センサから送信された重量情報と、前記重量情報に対応する第1の時間情報と、を記憶し、
    カメラセンサから送信された顧客の位置情報と、前記位置情報に対応する第2の時間情報と、を記憶し、
    前記重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定し、
    前記位置情報に基づいて前記重量センサから所定の範囲内に位置する前記顧客を特定し、
    前記第1の時間情報と前記第2の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客のモバイル端末に前記商品の個数を表示する、
    ことを特徴とする管理方法。
  11. 前記重量センサから送信された、重量の変化が生じた場合に取得される第1の重量情報と、その後前記重量の変化が安定した場合に取得される第2の重量情報と、を受信し、
    前記第2の重量情報に基づいて前記商品棚から取り上げられた前記商品の個数を特定する
    ことを特徴とする請求項10に記載の管理方法。
  12. 前記第1の重量情報の受信に基づいて、前記第1の重量情報に対応する前記商品に関する商品情報を表示する
    ことを特徴とする請求項11に記載の管理方法。
  13. 前記重量情報は前記重量の変化が生じたかどうかを示すフラグを有し、前記フラグが前記重量の変化が生じたことを示している場合に、前記第1の重量情報に基づいて前記商品に関する情報を表示する
    ことを特徴とする請求項12に記載の管理方法。
  14. 前記第2の時間情報は、前記第1の重量情報に対応する前記重量の変化が安定した時間であり、
    前記第1の重量情報に対応する前記重量の変化が生じた時間と前記重量の変化が安定した時間との差分時間を記憶しており、
    前記第2の時間情報と前記差分時間とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客とを対応付け、前記顧客の前記モバイル端末に前記商品の個数を表示する
    ことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の管理方法。
  15. 前記顧客の前記モバイル端末に表示されたバーコードを読み取ること又は非接触通信により取得した情報に基づいて特定された前記顧客に対応するユーザ情報と第3の時間情報と、を記憶し、
    前記第1の時間情報と前記第2の時間情報と前記第3の時間情報とに基づいて、前記商品の個数と前記顧客と前記ユーザ情報とを対応付け、前記ユーザ情報により特定された前記顧客の前記モバイル端末に前記商品の個数を表示する
    ことを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載の管理方法。
  16. 前記重量センサは、それぞれ重量センサデバイスに接続された複数のマイクロコントローラと、前記複数のマイクロコントローラに接続されたデータ集約送信器と、を有しており、前記複数のマイクロコントローラは前記重量センサデバイスを介して取得された複数の重量情報を前記データ集約送信器に送信し、前記データ集約送信器は、取得された前記複数の重量情報を所定の通信フォーマットに変換して前記管理サーバに送信する
    ことを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載の管理方法。
  17. 前記カメラセンサが有する複数のカメラデバイスは前記商品棚を設置するためのフレームの少なくとも4本の支柱近傍の所定の位置に設置されており、前記フレーム内の所定の位置に前記重量センサを設置した前記商品棚を配置した後、前記管理サーバが前記重量センサの前記複数のマイクロコントローラを特定する情報と設定情報とを前記データ集約送信器に送付し、前記複数のマイクロコントローラを特定する情報と前記設定情報とに基づいて、前記データ集約送信器が前記管理サーバにおける前記複数のマイクロコントローラの設定を実行する
    ことを特徴とする請求項16に記載の管理方法。
  18. 前記カメラセンサにより取得される前記フレーム内の座標情報と対応付けて、前記重量センサの前記複数のマイクロコントローラを特定する情報を、記憶する
    ことを特徴とする請求項17に記載の管理方法。
  19. 管理サーバに請求項10〜18のいずれか1項に記載の管理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。

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