JP2021011394A - 割断装置及びガラス板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マザーガラス板から四枚以上のガラス板を効率良く製造する。【解決手段】上流側搬送装置6は、第一上流側搬送装置6a及び第二上流側搬送装置6bを備える。下流側搬送装置7は、第一下流側搬送装置7a及び第二下流側搬送装置7bを備える。第一折割装置8は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとの間に配置され、かつ第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとの間に配置される。第二折割装置9は、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7との間に配置される。【選択図】図1

Description

本発明は、マザーガラス板を割断する装置及びマザーガラス板を割断してガラス板を製造する方法に関する。
液晶ディスプレイ等のフラットパネルディスプレイや、建築物の窓ガラス等に用いられるガラス板については、その製造工程において、大面積のガラス板から小面積のガラス板を切り出し、或いはガラス板の辺に沿う縁部をトリミングするために、割断工程が実施される。
例えば特許文献1には、保護シート上に載置され、表面にスクライブ線が形成されたガラス板を裏面から押圧して割断する装置が開示されている。この割断装置は、ガラス板を支持する一対の支持手段と、一対の支持手段の間に配置される折割部材と、保護シートを切断する切断部材とを備える。
割断装置によってガラス板を割断するには、一対の支持手段によってガラス板をスクライブ線の両側領域で支持した状態で、折割部材によってガラス板を裏面側からスクライブ線に沿って押圧する。これにより、ガラス板は、スクライブ線に沿って割断され、二枚のガラス板が形成される。その後、切断部材によって保護シートを切断することで、二枚のガラス板のそれぞれを支持する二枚の保護シートが形成される。
特開2013−53033号公報
ガラス板を製造するにあたり、上記の割断装置により形成された二枚のガラス板を更に分割して四枚以上のガラス板を製造する場合がある。この場合、二台の割断装置が必要となり、製造ラインにおける設置スペースの拡大を招くおそれがある。また、一台の割断装置によって四枚以上のガラス板を製造する場合には、二枚に割断されたガラス板の向き及び位置を変更する作業が必要となり、割断工程が煩雑なものとなってしまう。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、マザーガラス板から四枚以上のガラス板を効率良く製造することを技術的課題とする。
本発明は上記の課題を解決するためのものであり、マザーガラス板をスクライブ線に沿って割断することにより、少なくとも四枚のガラス板を形成する割断装置であって、前記マザーガラス板を第一の方向に搬送する上流側搬送装置及び下流側搬送装置と、前記マザーガラス板を前記第一の方向に沿って割断する第一折割装置と、前記マザーガラス板を前記第一の方向に交差する第二の方向に沿って割断する第二折割装置と、前記上流側搬送装置、前記下流側搬送装置、前記第一折割装置及び前記第二折割装置を制御する制御装置と、を備え、前記上流側搬送装置は、前記第二の方向に間隔をおいて配置される第一上流側搬送装置及び第二上流側搬送装置を備え、前記下流側搬送装置は、前記第二の方向に間隔をおいて配置される第一下流側搬送装置及び第二下流側搬送装置を備え、前記第一折割装置は、第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置との間に配置され、かつ前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置との間に配置されており、前記第二折割装置は、前記上流側搬送装置と前記下流側搬送装置との間に配置されることを特徴とする。
かかる構成によれば、マザーガラス板を第一の方向に割断する第一折割装置と第二の方向に割断する第二折割装置を備えることで、割断装置は、二枚に割断されたマザーガラス板を、その向き及び位置を変更する作業を行うことなく、四枚のガラス板に割断できる。このため、マザーガラス板から四枚以上のガラス板を効率良く製造できる。
前記上流側搬送装置は、前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に接近・離反させる上流側移動機構を備え、前記下流側搬送装置は、前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に接近・離反させる下流側移動機構を備え、前記制御装置は、前記第一折割装置によって前記マザーガラス板を割断することにより、少なくとも二枚のマザーガラス板を形成した後に、前記上流側移動機構を制御して前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせ、かつ前記下流側移動機構を制御して前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせることができる。
上記のように、第一折割装置でマザーガラス板を割断することにより、例えば二枚のマザーガラス板を形成すると、一方のマザーガラス板は第一上流側搬送装置及び第一下流側搬送装置に支持され、他方のマザーガラス板は、第二上流側搬送装置及び第二下流側搬送装置に支持される。上流側移動機構により第一上流側搬送装置と第二上流側搬送装置とを第二の方向に沿って離れさせ、下流側移動機構により第一下流側搬送装置と第二下流側搬送装置とを第二の方向に沿って離れさせることで、二枚のマザーガラス板を第二の方向に沿って離れさせることができる。これにより、マザーガラス板同士の接触等による破損を確実に防止できる。
前記上流側搬送装置及び前記下流側搬送装置は、前記マザーガラス板が載置された保護シートを搬送するように構成され、前記第一折割装置は、前記保護シートを切断する第一切断部材を備え、前記制御装置は、前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせ、かつ前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせた後に、前記第一切断部材に前記保護シートを切断させることにより、少なくとも二枚の保護シートを形成することができる。
第一上流側搬送装置と第二上流側搬送装置とを第二の方向に沿って離れさせ、下流側移動機構により第一下流側搬送装置と第二下流側搬送装置とを第二の方向に沿って離れさせることで、二枚のマザーガラス板を第二の方向に離れさせることができる。この状態で、第一切断部材によって保護シートを切断することで、第一切断部材をマザーガラス板に接触させることなく、各マザーガラス板を支持する少なくとも二枚の保護シートを形成できる。
前記制御装置は、前記第二折割装置によって前記少なくとも二枚のマザーガラス板を割断することにより、前記少なくとも四枚のガラス板を形成した後に、前記上流側搬送装置及び/又は前記下流側搬送装置を制御して前記上流側搬送装置上に残る前記ガラス板と、前記下流側搬送装置上に残る前記ガラス板とを前記第一の方向に沿って離れさせることができる。これにより、ガラス板同士の接触による破損を防止できる。
前記第二折割装置は、前記保護シートを切断する第二切断部材を備え、前記制御装置は、前記上流側搬送装置上に残る前記ガラス板と、前記下流側搬送装置上に残る前記ガラス板とを前記第一の方向に沿って離れさせた後に、前記第二切断部材に前記少なくとも二枚の保護シートを切断させることができる。これにより、第二切断部材をガラス板に接触させることなく、保護シートを切断できる。
前記上流側搬送装置は、前記保護シートを吸着するコンベアベルトを備え、前記下流側搬送装置は、前記保護シートを吸着するコンベアベルトを備えてもよい。保護シートをコンベアベルトにより吸着することで、保護シート上のマザーガラス板を第一折割装置及び第二折割装置によって精度良く確実に割断できる。
前記第二折割装置は、前記第二の方向に沿って配置される二台の折割装置を含み、前記第一折割装置は、前記二台の第二折割装置の間に配置されてもよい。二台の第二折割装置の間に第一折割装置を配置することで、マザーガラス板のスクライブ線の全長に亘って第一折割装置を配置した状態でマザーガラス板を好適に割断できる。また、割断された二枚のマザーガラス板のスクライブ線の全長に亘って、各第二折割装置を配置した状態でマザーガラス板を好適に割断できる。
本発明に係る割断装置は、前記マザーガラス板を押さえ付ける押圧部材を備え、前記押圧部材は、前記スクライブ線を跨いて前記マザーガラス板を押圧する一対の押圧部と、前記マザーガラス板を割断した際に生じるガラス粉を吸引する吸引部とを備え得る。押圧部によってマザーガラス板を押圧しつつ第一折割装置及び第二折割装置によるマザーガラス板の割断を行うことで、当該マザーガラス板を精度良く割断できる。また、マザーガラス板を割断した際に生じるガラス粉を吸引部によって吸引することで、ガラス板にガラス粉が付着することを防止できる。さらに、押圧部材に吸引部を設けることで、吸引部の移動機構が不要となり、割断装置の構成を簡素化できる。
前記第一の方向における前記上流側搬送装置の長さ寸法は、前記第一の方向における前記下流側搬送装置の長さ寸法の二倍以上であってもよい。ここで、割断されたガラス板は、上流側搬送装置及び下流側搬送装置によって搬出され、次工程に送られる。その際、下流側搬送装置のみにガラス板が残留する場合がある。この場合に、上流側搬送装置の長さ寸法が下流側搬送装置の長さ寸法の二倍以上であれば、上流側搬送装置に後続のマザーガラス板を搬入することができる。また、前工程の装置(例えばスクライブ装置)には、さらに後続のマザーガラス板を搬入して処理を開始することができる。したがって、製造効率を向上させることができる。
本発明に係るガラス板の製造方法は上記の課題を解決するためのものであり、上記構成の割断装置を用いてマザーガラス板を割断することにより、少なくとも四枚のガラス板を形成する工程を備えることを特徴とする。かかる構成によれば、マザーガラス板を第一の方向に割断する第一折割装置と第二の方向に割断する第二折割装置とによって、当該マザーガラス板から四枚以上のガラス板を効率良く製造できる。
本発明によれば、マザーガラス板から四枚以上のガラス板を効率良く製造することが可能になる。
第一実施形態に係る割断装置の平面図である。 割断装置の側面図である。 図1のIII−III矢視線断面図である。 折割装置の断面図である。 制御装置を示すブロック図である。 ガラス板の製造方法を示すフローチャートである。 ガラス板の製造方法の一工程を示す平面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す断面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す断面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す断面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す平面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す平面図である。 第二実施形態に係るガラス板の製造方法の一工程を示す平面図である。 第三実施形態に係るガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す平面図である。 第四実施形態に係るガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。 ガラス板の製造方法の一工程を示す側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。図1乃至図15は、本発明に係る割断装置及びガラス板の製造方法の第一実施形態を示す。
本実施形態に係る割断装置1は、マザーガラス板MGをスクライブ線SL1,SL2に沿って割断することで、四枚のガラス板Gを形成する。マザーガラス板MGは矩形状に構成されるが、この形状に限定されるものではない。マザーガラス板MGには、第一スクライブ線SL1と、第一スクライブ線SL1に交差(例えば直交)する第二スクライブ線SL2とが形成される。マザーガラス板MGは、保護シートPS(例えば合紙や発泡樹脂シート)に載置された状態で搬送及び割断される。保護シートPSは、マザーガラス板MGよりも大きな面積を有する矩形状のシートである。
図1及び図2に示すように、割断装置1の上流側には、当該割断装置1にマザーガラス板MGを搬入する搬入装置2が設けられている。割断装置1の下流側には、当該割断装置1によって形成されたガラス板Gを搬出する搬出装置3が設けられている。搬入装置2及び搬出装置3は、モーター等の動力源によりプーリ4を回転させることで、各々に備えられるコンベアベルト5を駆動する機構を備える。
なお、割断装置1の上流側には、搬入装置2に代えて、例えばスクライブ装置等の他の装置を設けてもよい。また、マザーガラス板MGの外周に位置する部分を割断して除去する場合がある。この場合、割断装置1の下流側には、搬出装置3に代えて、例えばテーブル等を設け、マザーガラス板MGにおいて外周に位置した部分をガラス板Gから除去する処理をテーブル上で行ってもよい。このテーブルは、載置されたガラス板Gを容易に移動可能とするため、ガラス板Gを浮上させる機構や複数のボールローラを備えることが好ましい。
図1乃至図3に示すように、割断装置1は、第一の方向X(以下「搬送方向」という)に沿って上流側から下流側へとマザーガラス板MGを搬送する搬送装置6,7と、スクライブ線SL1,SL2に沿ってマザーガラス板MGを割断する折割装置8,9と、マザーガラス板MGを押さえ付ける押圧装置10と、これらの各構成要素6〜10の制御を実行する制御装置11と、を備える。
搬送装置6,7は、搬送方向Xにおいて上流側に配される上流側搬送装置6と、下流側に配される下流側搬送装置7とを含む。
上流側搬送装置6は、搬送方向Xに交差(例えば直交)する第二の方向Y(以下「幅方向」という)に間隔をおいて配される第一上流側搬送装置6a及び第二上流側搬送装置6bと、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとを幅方向Yに沿って相互に接近・離反させる上流側移動機構(図示しない)とを含む。同様に、下流側搬送装置7は、幅方向Yに間隔をおいて配される第一下流側搬送装置7a及び第二下流側搬送装置7bと、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとを幅方向Yに沿って相互に接近・離反させる下流側移動機構(図示しない)とを含む。
搬送方向Xにおける上流側搬送装置6の長さ寸法は、マザーガラス板MGの長さ寸法以上に設定されており、四枚のガラス板Gを形成する本実施形態では、下流側搬送装置7の長さ寸法の二倍以上に設定されている。上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7は、無端帯状のコンベアベルト12,13と、吸引装置14とを備える。各コンベアベルト12,13は、モーター等の動力源によりプーリ15,16を回転させることで駆動される。各コンベアベルト12,13は、その厚さ方向に貫通する複数の吸引孔17を有する。吸引装置14は、コンベアベルト12,13の内側に配置される箱体により構成される。吸引装置14の箱体は、例えばブロアと接続されており、その内部が負圧で維持されている。また、吸引装置14の箱体は、コンベアベルト12,13側の面が開口している。このような吸引装置14は、コンベアベルト12,13の吸引孔17を通じて、マザーガラス板MGを支持する保護シートPSを吸引することで、当該保護シートPSをコンベアベルト12,13に吸着させる。
上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとを独立して移動できるように、ボールねじ機構、流体圧シリンダ等からなるアクチュエータを、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとに個別に連結させている。
下流側移動機構は、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとを独立して移動できるように、ボールねじ機構、流体圧シリンダ等からなるアクチュエータを、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとに個別に連結させている。
折割装置8,9は、搬送方向Xに沿って形成される第一スクライブ線SL1に沿ってマザーガラス板MGを割断する第一折割装置8と、幅方向Yに沿って形成される第二スクライブ線SL2に沿ってマザーガラス板MGを割断する第二折割装置9とを含む。各折割装置8,9は、搬送されるマザーガラス板MG及び保護シートPSの下方位置に配される。
第一折割装置8は、搬送方向Xに沿って配置される長尺状の装置である。第一折割装置8は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとの間に配置され、かつ第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとの間に配置される。
第二折割装置9は、幅方向Yに沿って、第一折割装置8と交差(例えば直交)するように配される。第二折割装置9は、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7との間に配される。第二折割装置9は、幅方向Yに間隔をおいて配置される二台の折割装置9a,9bにより構成されている。二台の第二折割装置9a,9bの間には、第一折割装置8が配置されている。
図3に示すように、第一折割装置8は、マザーガラス板MGを折り割る第一折割部材18と、保護シートPSを切断する第一切断部材20とを備える。同様に、図2に示すように、第二折割装置9は、マザーガラス板MGを折り割る第二折割部材19と、保護シートPSを切断する第二切断部材21とを備える。第一折割装置8と第二折割装置9は、同型のものである。
図4に示すように、各折割部材18,19は、先端部22と基部23とを備える。先端部22は、互いの対向端面間に隙間Zを有する一対の構成部材22aを備える。この一対の構成部材22aにおける先端面はそれぞれ、外方側に移行するに連れて下降傾斜する傾斜面を有する。基部23は、一対の構成部材22aの下方にそれぞれボルト24を用いて固定された一対の支持板材23aを備える。各折割部材18,19は、一対の支持板材23aの下部と連結されたボールネジ機構や流体圧シリンダ等のアクチュエータによって上下動するように構成される。
各切断部材20,21は、各折割部材18,19の基部23の内部に収容されている。各切断部材20,21は、最上部に位置する切断刃25と、この切断刃25を下方より保持する保持体26とを有する。切断刃25は、ボルト27を介して保持体26の上部に固定されている。また、各切断部材20,21は、ボールネジ機構や流体圧シリンダ等のアクチュエータによって上下動するように構成されている。各切断部材20,21は、基部23の内部における待機位置から上昇した場合に、各折割部材18,19の両構成部材22aの隙間Zを通じて、切断刃25が両構成部材22aの先端から突出するように構成される。
押圧装置10は、第一折割装置8に対応する第一押圧部材28(図3参照)と、二台の第二折割装置9a,9bに対応する第二押圧部材29(図2参照)と、第一押圧部材28とともにマザーガラス板MGを挟み込む第一受け部材30(図3参照)と、第二押圧部材29とともにマザーガラス板MGを挟み込む第二受け部材31(図2参照)とを含む。
第一押圧部材28は、搬送方向Xに沿って配置される二つの部材(押圧部33)により構成される。第二押圧部材29は、幅方向Yに沿って配置される二つの部材(押圧部33)により構成される。
各押圧部材28,29は、本体部32と、本体部32の下端部に設けられる押圧部33と、割断時に生じるガラス粉を吸引する吸引部34とを備える。
本体部32は、押圧部33を支持する一対の支持部35を有する。各支持部35は、下方に突出するとともにその下端部にて押圧部33を支持する。各押圧部33は、ブラシで構成される。一対の支持部35に設けられた一対の押圧部33は、マザーガラス板MGに形成された各スクライブ線SL1,SL2を跨いで当該マザーガラス板MGに接触する。換言すると、マザーガラス板MGは、各スクライブ線SL1,SL2が一対の押圧部33の間に位置するように割断位置に配される。
吸引部34は、一対の支持部35の間に位置付けられており、マザーガラス板MGを割断する際に、当該マザーガラス板MGのスクライブ線SL1,SL2の上方に位置するように構成される。吸引部34は、本体部32に設けられた吸引配管36と、吸引配管36に接続されるブロア(図示しない)とを有する。
各受け部材30,31は、搬送方向Xに沿って配置される長尺状の第一受け部材30と、幅方向Yに沿って配置される長尺状の第二受け部材31とを含む。第一受け部材30は、第一押圧部材28の一対の押圧部33に対応するように一対の板状部材により構成される。一対の第一受け部材30は、第一押圧部材28における一対の押圧部33の下方位置に配される。第二受け部材31は、第二押圧部材29の一対の押圧部33に対応するように一対の板状部材により構成される。一対の第二受け部材31は、第二押圧部材29における一対の押圧部33の下方位置に配される。
制御装置11は、例えばCPU、ROM、RAM、HDD、入出力インターフェース、ディスプレイ等の各種ハードウェアを実装するコンピュータ(例えばPC)を含む。図5に示すように、制御装置11は、各種の演算を実行する演算処理部37と、マザーガラス板MGの割断に必要なデータや各種の制御プログラムを記憶する記憶部38と、各搬送装置6,7の動作を制御する搬送装置制御部39と、各折割装置8,9の動作を制御する折割装置制御部40と、押圧装置10の動作を制御する押圧装置制御部41とを備える。これらの各構成要素37〜41はバスにより相互に接続されている。
以下、図6乃至図15を参照しつつ、上記構成の割断装置1を使用してガラス板Gを製造する方法について説明する。
図6に示すように、本方法は、スクライブ工程S1と、第一割断工程S2と、第二割断工程S3とを備える。
スクライブ工程S1では、搬入装置2よりも上流側に配されるスクライブ装置によって、マザーガラス板MGに第一スクライブ線SL1及び第二スクライブ線SL2が形成される。その後、マザーガラス板MGは、搬入装置2によって上流側搬送装置6に搬入される。
第一割断工程S2において、制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7の吸引装置14を作動させ、各コンベアベルト12,13の吸引孔17を通じて保護シートPSを吸着可能な状態とする。
搬送装置制御部39の制御により、上流側搬送装置6は、コンベアベルト12を作動させて、搬入されたマザーガラス板MGを下流側搬送装置7に向かって搬送する。下流側搬送装置7は、上流側搬送装置6からマザーガラス板MGの一部を受け取り、コンベアベルト13の動作により、当該マザーガラス板MGを所定の割断位置に移動させる。マザーガラス板MGを割断位置まで搬送すると、搬送装置制御部39は、上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7はコンベアベルト12,13を停止させる。この状態において、吸引装置14は動作を継続しており、保護シートPSは各コンベアベルト12,13に吸着されている。
これにより、マザーガラス板MGは、図7に示す割断位置に配置される。マザーガラス板MGは、割断位置において、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7の双方に支持された状態となる。また、マザーガラス板MGが割断位置に配されると、第一スクライブ線SL1の下方に第一折割装置8が位置し、第二スクライブ線SL2の下方に第二折割装置9が位置することになる。
第一割断工程S2では、第一押圧部材28と第一受け部材30とによって、マザーガラス板MGを固定した状態で、第一折割装置8により、当該マザーガラス板MGを第一スクライブ線SL1に沿って割断する。
具体的には、図8に示すように、制御装置11の押圧装置制御部41は、一対の第一押圧部材28を作動させる。第一押圧部材28は、待機位置から下降して押圧部33をマザーガラス板MGの上面に接触させる。これにより、本体部32及び押圧部33がマザーガラス板MGの第一スクライブ線SL1の部分を囲むように配置される。マザーガラス板MG及び保護シートPSは、押圧部33と第一受け部材30とによって挟まれることで保持される(第一固定工程)。その後、押圧装置制御部41は、第一押圧部材28の吸引部34を作動させ、吸引を開始させる。
その後、図9に示すように、制御装置11の折割装置制御部40は、第一折割装置8を作動させる。第一折割部材18は、待機位置から上昇し、上方の保護シートPSに接触する。第一折割部材18は、保護シートPSを介してマザーガラス板MGを下方から上方に押圧し、第一スクライブ線SL1に曲げ応力を作用させる。これにより、マザーガラス板MGは、第一スクライブ線SL1に沿って割断され、二枚のマザーガラス板MGa,MGbとなる。この割断の際に生じたガラス粉は、第一押圧部材28の吸引部34によって吸引除去される。この際、第一スクライブ線SL1の部分を本体部32及び押圧部33で囲むことで、ガラス粉の飛散を抑制することもできる。
二枚のマザーガラス板MGa,MGbのうち、一方のマザーガラス板MGaは、第一上流側搬送装置6aと第一下流側搬送装置7aとにより支持される。他方のマザーガラス板MGbは、第二上流側搬送装置6bと第二下流側搬送装置7bとにより支持される。
次に、第一切断部材20による保護シートPSの切断工程が実行される(第一保護シート切断工程)。切断工程では、先ず、制御装置11の搬送装置制御部39が、上流側搬送装置6の上流側移動機構、及び下流側搬送装置7の下流側移動機構を作動させる。上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bを幅方向Yに沿って離れさせる(第一上流側搬送装置6a及び第二上流側搬送装置6bの移動方向を図9において符号Aの矢印で示す)。同様に、下流側移動機構は、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとを幅方向Yに沿って離れさせる。これにより、保護シートPSは、幅方向Yに沿って引き伸ばされる。保護シートPSが引き伸ばされると、当該保護シートPSに載置されている第一上流側搬送装置6aと第一下流側搬送装置7aとに残るマザーガラス板MGaと、第二上流側搬送装置6bと第二下流側搬送装置7bとに残るマザーガラス板MGbとが幅方向Yに沿って離れる(第一離間工程)。これにより、二枚のマザーガラス板MGa,MGbの間に隙間が形成される。
次に、制御装置11の折割装置制御部40は、図10に示すように第一折割装置8の第一切断部材20を待機位置から上昇させ、第一折割部材18の先端部22よりも上方に突出させる。これにより、第一切断部材20は、第一折割部材18に支持されている保護シートPSを切断する。この場合において、第一切断部材20は、二枚のマザーガラス板MGa,MGbの隙間を通過するため、各マザーガラス板MGa,MGbに接触することはない。図11に示すように、保護シートPSは、第一切断部材20により分断され、二枚の保護シートPSとなり、各マザーガラス板MGa,MGbを支持する。
第一切断部材20による保護シートPSの切断が終了すると、制御装置11は、第一折割部材18を下降させるとともに、第一押圧部材28を上昇させる。第一折割部材18から突出していた第一切断部材20は、当該第一折割部材18の内部に収容される。
第一割断工程S2が終了すると、第二割断工程S3が実行される。第二割断工程S3では、二枚のマザーガラス板MGa,MGbを、第二押圧部材29と第二受け部材31とによって保持し、各マザーガラス板MGa,MGbを第二折割装置9により第二スクライブ線SL2に沿って割断する。
図12に示すように、保護シートPSが吸引装置14によってコンベアベルト12,13に吸着された状態で、制御装置11の押圧装置制御部41は、押圧装置10を作動させ、第二押圧部材29を待機位置から下降させる。第二押圧部材29の押圧部33が各マザーガラス板MGa,MGbに接触すると、各マザーガラス板MGa,MGb及び保護シートPSは、当該押圧部33と第二受け部材31によって挟み込まれることで保持される(第二固定工程)。これにより、本体部32及び押圧部33がマザーガラス板MGの第二スクライブ線SL2の部分を囲むように配置される。その後、押圧装置制御部41は、第二押圧部材29の吸引部34を作動させ、吸引を開始させる。
その後、図13に示すように、制御装置11の折割装置制御部40は、第二折割装置9を作動させる。第二折割部材19は、待機位置から上昇し、上方の保護シートPSに接触する。第二折割部材19は、保護シートPSを介してマザーガラス板MGを下方から上方に押圧し、第二スクライブ線SL2に曲げ応力を作用させる。これにより、各マザーガラス板MGa,MGbは、第二スクライブ線SL2に沿って割断され、四枚のガラス板Gが形成される。この割断の際に生じたガラス粉は、第二押圧部材29の吸引部34によって吸引除去される。この際、第二スクライブ線SL2の部分を本体部32及び押圧部33で囲むことで、ガラス粉の飛散を抑制することもできる。
次に、制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側搬送装置6のコンベアベルト12及び下流側搬送装置7のコンベアベルト13を作動させる。上流側搬送装置6は、コンベアベルト12に吸着されている保護シートPSの一部が上流側に引っ張られるようにプーリ15を回転(逆転)させる。下流側搬送装置7は、コンベアベルト13に吸着されている保護シートPSが下流側に引っ張られるようにプーリ16を回転(正転)させる(図13参照)。これにより、プーリ15,16の回転によるコンベアベルト12,13の動作により、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7とに支持される二枚の保護シートPSは、搬送方向Xに沿って引き伸ばされる。このとき、上流側搬送装置6に残る二枚のガラス板Gと、下流側搬送装置7に残る二枚のガラス板Gとが搬送方向Xに沿って離される(第二離間工程)。これにより、上流側の二枚のガラス板Gと下流側の二枚のガラス板Gとの間に隙間が形成される。
次に、制御装置11の折割装置制御部40は、図14に示すように第二折割装置9の第二切断部材21を待機位置から上昇させ、第二折割部材19の先端部22よりも上方に突出させる。これにより、第二切断部材21は、第二折割部材19に支持されている保護シートPSを切断する(第二保護シート切断工程)。第二切断部材21は、上流側のガラス板Gと下流側のガラス板Gとの隙間を通過するため、各ガラス板Gに接触することはない。図15に示すように、二枚の保護シートPSは、第二切断部材21により分断されることで、四枚の保護シートPSとなり、各ガラス板Gを支持する。
第二切断部材21による保護シートPSの切断が終了すると、制御装置11は、第二折割部材19を下降させるとともに、第二押圧部材29を上昇させる。第二折割部材19から突出していた第二切断部材21は、当該第二折割部材19の内部に収容される。
第二割断工程S3が終了すると、制御装置11の搬送装置制御部39は、各ガラス板Gを下流側に搬送するように、上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7を制御する。上流側搬送装置6は、プーリ15を正転させ、コンベアベルト12上のガラス板G及び保護シートPSを下流側に搬送する。下流側搬送装置7は、プーリ16を正転させ、コンベアベルト13上のガラス板Gを下流側の搬出装置3に移載する。また、下流側搬送装置7は、上流側搬送装置6からガラス板Gを受け取り、搬出装置3へと移載する。各ガラス板Gは、搬出装置3によって割断装置1から搬出され、次工程へと送られる。次工程では、例えば各ガラス板Gから不要な部分(非製品部分)が除去される。なお、各ガラス板Gが搬出されると、制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側移動機構及び下流側移動機構を作動させて、離間させていた第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6b、そして第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとを幅方向Yに接近移動させて元の位置に復帰させる。
以上説明した本実施形態に係る割断装置1及びガラス板Gの製造方法によれば、第一折割装置8による第一割断工程S2と、第二折割装置9による第二割断工程S3とを制御装置11によって実行することで、マザーガラス板MGから四枚のガラス板Gを効率良く自動的に製造することが可能になる。
図16は、本発明の第二実施形態を示す。本実施形態では、ガラス板の製造方法における第二割断工程が終了した後の態様が第一実施形態と異なる。
割断装置1は、次工程の進行状況に応じて、ガラス板Gを搬出装置3に移載せずに待機する場合がある。図16に示すように、下流側搬送装置7は、製造されたガラス板Gを次工程に搬出すべく待機している。下流側搬送装置7は、下流側移動機構を作動させており、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bを離間させ、二枚のガラス板Gを幅方向Yに離間させている。割断装置1は、このように下流側搬送装置7にガラス板Gが残る場合であっても、新たなマザーガラス板MGを受け入れ、第一割断工程S2を開始できる。
図16に示すように、第一割断工程S2において、上流側搬送装置6には、新たなマザーガラス板MGが搬入される。この場合、下流側搬送装置7の待機が終了すると、製造されたガラス板Gを下流側搬送装置7が次工程に搬出した後、第一下流側搬送装置7aと第二下流側搬送装置7bとを幅方向Yに接近移動させて元の位置に復帰させる。その後、上流側搬送装置6は、新たなマザーガラス板MGを下流側搬送装置7に向かって搬送し、下流側搬送装置7は、上流側搬送装置6からマザーガラス板MGの一部を受け取る。これにより、図7に示す状態となり、前述の第一割断工程S2及び第二割断工程S3の手順が実行される。
本実施形態に係る割断装置1は、下流側搬送装置7にガラス板Gが残っている状態で、上流側搬送装置6に、新たなマザーガラス板MGが搬入される。つまり、下流側搬送装置7の各ガラス板Gの搬出と、下流側移動機構による第一下流側搬送装置7a及び第二下流側搬送装置7bの元の位置への復帰とを待つことなく、第一割断工程S2を開始できる。これにより、製造効率を向上させることができる。
本発明の第三実施形態は、ガラス板の製造方法における第一割断工程の態様が第一実施形態と異なる。
本実施形態では、第二実施形態と同様に、下流側搬送装置7にガラス板Gが残る状態で、第一割断工程S2が開始され、図16に示すように、上流側搬送装置6には、新たなマザーガラス板MGが搬入される。本実施形態では、第一及び第二実施形態と異なり、マザーガラス板MGが上流側搬送装置6上の所定位置(割断位置)に配置されると、制御装置11の押圧装置制御部41は、押圧装置10を作動させて第一押圧部材28を待機位置から下降させる。この場合において、図17に示すように、搬送方向Xに沿って上流側、下流側に配置される二つの第一押圧部材28のうち、上流側の第一押圧部材28のみが下降し、対応する第一受け部材30とともにマザーガラス板MG及び保護シートPSを固定する。その後、上流側の第一押圧部材28における吸引部34が吸引を開始する。
次に、制御装置11の折割装置制御部40は、第一折割装置8を作動させ、第一折割部材18を待機位置から上昇させる。これにより、マザーガラス板MGは、第一スクライブ線SL1に沿って割断され、二枚のマザーガラス板MGa,MGbとなる。その後、制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側移動機構を作動させ、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとを幅方向Yに沿って離れさせる。これにより、保護シートPSは幅方向Yに伸張し、二枚のマザーガラス板MGa,MGbを幅方向Yに沿って離れさせる。
その後、制御装置11の折割装置制御部40は、第一切断部材20を待機位置から上昇させ、マザーガラス板MGを支持する保護シートPSを切断させる。これにより、図18に示すように、二枚のマザーガラス板MGa,MGbが二枚の保護シートPSで支持された状態となる。
制御装置11の搬送装置制御部39は、上記の第一割断工程S2が行われている間に、下流側搬送装置7のコンベアベルト13を作動させ、待機させていたガラス板Gを搬出装置3へと移動させる。
ガラス板Gの搬出が終了し、第一割断工程S2が終了すると、第二割断工程S3が実行される。制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7を作動させ、二枚となったマザーガラス板MGa,MGbを下流側に移動させる。上流側搬送装置6及び下流側搬送装置7は、平面視において第二スクライブ線SL2が第二折割装置9の第二折割部材19と一致する割断位置に、二枚のマザーガラス板MGa,MGbを移動させる。これにより、二枚のマザーガラス板MGa,MGbは、第一実施形態と同様に、図11に示す状態となる。
その後、制御装置11の折割装置制御部40は、第二折割装置9を作動させ、第一実施形態と同じように、第二折割部材19によって各マザーガラス板MGa,MGbを第二スクライブ線SL2に沿って割断させる。これにより、二枚のマザーガラス板MGa,MGbが分断され、四枚のガラス板Gが形成される。その後、第一実施形態と同様に、保護シートPSの切断、及びガラス板Gの搬出が実行される。
本実施形態に係る割断装置1は、下流側搬送装置7にガラス板Gが残っている場合に、上流側搬送装置6上の割断位置でマザーガラス板MGを割断したが、下流側搬送装置7上にガラス板Gが存在しない場合には、第一実施形態と同様に第一割断工程S2を実行できる。すなわち、割断装置1は、上流側搬送装置6のみでマザーガラス板MGを支持した状態で第一割断工程S2を実行可能な第一の割断位置と、この第一の割断位置の下流側で、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7の双方でマザーガラス板MGを支持した状態で第一割断工程S2を実行可能な第二の割断位置との二箇所にマザーガラス板MGを選択的に配置できる。これにより、製造ラインのタクトタイムに応じてマザーガラス板MGを効率良く割断できる。
図19及び図20は、本発明の第四実施形態を示す。本実施形態では、ガラス板の製造方法における第二割断工程の態様が第一実施形態と異なる。
上記の第一実施形態では、第二割断工程S3において、上流側搬送装置6のコンベアベルト12の動作と下流側搬送装置7のコンベアベルト13の動作とによって、ガラス板Gを搬送方向Xに沿って離れさせたが、本実施形態では、コンベアベルト12,13を作動させることなく、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7とを搬送方向Xに沿って移動させることで、ガラス板Gを離れさせる。
すなわち、本実施形態における上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6a及び第二上流側搬送装置6bを幅方向Yだけでなく搬送方向Xにも独立して移動させるように構成される。また、下流側移動機構は、第一下流側搬送装置7a及び第二下流側搬送装置7bを幅方向Yと搬送方向Xの両方向に独立して移動させるように構成される。
第二割断工程S3において、制御装置11の搬送装置制御部39は、上流側移動機構及び下流側移動機構を作動させて、上流側搬送装置6を搬送方向Xにおける上流側へ移動させ、下流側搬送装置7を下流側へと移動させる(各搬送装置6,7の移動方向を図19において符号Bの矢印で示す)。これにより、上流側搬送装置6と下流側搬送装置7は、搬送方向Xに沿って離れる。このため、上流側搬送装置6上に残るガラス板Gと下流側搬送装置7上に残るガラス板Gとが搬送方向Xに沿って離れる。その後、図20に示すように、第二切断部材21による保護シートPSの切断(第二保護シート切断工程)が実行される。
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、上記した作用効果に限定されるものでもない。本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記の実施形態では、マザーガラス板MGから四枚のガラス板Gを製造することが可能な割断装置1を例示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。本発明は、割断装置1を用いてマザーガラス板MGから五枚以上の複数のガラス板を製造することが可能である。同様に、保護シートPSは、製造されるガラス板Gと同数となるように切断され得る。
例えば、一本の第一スクライブ線SL1と、間隔を開けて二本の第二スクライブ線SL2が形成されたマザーガラス板MGから六枚のガラス板Gを製造することも可能である。この場合、例えば、先ず、第一スクライブ線SL1の下方に第一折割装置8が位置し、上流側の第二スクライブ線SL2の下方に第二折割装置9が位置するようにマザーガラス板MGを配置する。この状態で、上記の実施形態と同様に、第一割断工程S2及び第二割断工程S3を実行し、二枚のガラス板Gと二枚のマザーガラス板MGとに割断する。次に、下流側搬送装置7から二枚のガラス板Gを下流側の搬出装置3に移載するとともに、上流側搬送装置6の二枚のマザーガラス板MGを搬送してその一部を下流側搬送装置7に受け渡す。これにより、二枚のマザーガラス板MGに形成されている下流側の第二スクライブ線SL2の下方に第二折割装置9が位置するようにマザーガラス板MGを配置する。この状態で、上記の実施形態と同様に、第二割断工程S3を再度実行すれば、二枚のマザーガラス板MGから四枚のガラス板Gを得ることができる。
上記の実施形態では、一台の第一折割装置8と、二台の第二折割装置9とを備える割断装置1を例示したが、本発明はこの構成に限定されない。割断装置1は、搬送方向Xに沿って配される複数台の第一折割装置8、幅方向Yに間隔をおいて配される複数台の第一折割装置8を備えてもよく、一台又は三台以上の第二折割装置9を備え得る。
上記の実施形態では、第一スクライブ線SL1及び第二スクライブ線SL2を形成したマザーガラス板MGを割断する方法を例示したが、マザーガラス板MGには、第一スクライブ線SL1、第二スクライブ線SL2に平行し、又は交差する他の複数のスクライブ線を形成してもよい。
上記の第一実施形態では、第一折割装置8による第一割断工程S2を実行した後に、第二折割装置9による第二割断工程S3を実行する方法を例示したが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、本発明は、第二折割装置9による第二割断工程S3を実行した後に、第一折割装置8による第一割断工程S2を実行することで、ガラス板Gを製造できる。
上記の実施形態では、上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとを独立して移動できるように構成されているが、本発明はこの構成に限定されるものではない。上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6a及び第二上流側搬送装置6bのいずれか一方のみを移動できるように構成されていてもよい。或いは、上流側移動機構は、第一上流側搬送装置6aと第二上流側搬送装置6bとを連動して移動できるように構成されていてもよい。下流側移動機構も同様である。
上記の第一実施形態では、図13に示すように上流側搬送装置6のプーリ15を逆転させるとともに、下流側搬送装置7のプーリ16を正転させることにより、上流側の二枚のガラス板Gと下流側の二枚のガラス板Gとの間に隙間を形成するが、本発明はこの構成に限定されるものではない。上流側搬送装置6のプーリ15を逆転させることのみで、上流側と下流側のガラス板Gとの間に隙間を形成してもよく、下流側搬送装置7のプーリ16を正転させることのみで、上流側と下流側のガラス板Gとの間に隙間を形成してもよい。
1 割断装置
6 上流側搬送装置
6a 第一上流側搬送装置
6b 第二上流側搬送装置
7 下流側搬送装置
7a 第一下流側搬送装置
7b 第二下流側搬送装置
8 第一折割装置
9 第二折割装置
11 制御装置
12 コンベアベルト
13 コンベアベルト
20 第一切断部材
21 第二切断部材
28 第一押圧部材
29 第二押圧部材
33 押圧部
34 吸引部
G ガラス板
MG マザーガラス板
MGa マザーガラス板
MGb マザーガラス板
PS 保護シート
SL1 第一スクライブ線
SL2 第二スクライブ線
X 第一の方向
Y 第二の方向

Claims (10)

  1. マザーガラス板をスクライブ線に沿って割断することにより、少なくとも四枚のガラス板を形成する割断装置であって、
    前記マザーガラス板を第一の方向に搬送する上流側搬送装置及び下流側搬送装置と、
    前記マザーガラス板を前記第一の方向に沿って割断する第一折割装置と、
    前記マザーガラス板を前記第一の方向に交差する第二の方向に沿って割断する第二折割装置と、
    前記上流側搬送装置、前記下流側搬送装置、前記第一折割装置及び前記第二折割装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記上流側搬送装置は、前記第二の方向に間隔をおいて配置される第一上流側搬送装置及び第二上流側搬送装置を備え、
    前記下流側搬送装置は、前記第二の方向に間隔をおいて配置される第一下流側搬送装置及び第二下流側搬送装置を備え、
    前記第一折割装置は、第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置との間に配置され、かつ前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置との間に配置されており、
    前記第二折割装置は、前記上流側搬送装置と前記下流側搬送装置との間に配置されることを特徴とする割断装置。
  2. 前記上流側搬送装置は、前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に接近・離反させる上流側移動機構を備え、
    前記下流側搬送装置は、前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に接近・離反させる下流側移動機構を備え、
    前記制御装置は、前記第一折割装置によって前記マザーガラス板を割断することにより、少なくとも二枚のマザーガラス板を形成した後に、前記上流側移動機構を制御して前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせ、かつ前記下流側移動機構を制御して前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせる請求項1に記載の割断装置。
  3. 前記上流側搬送装置及び前記下流側搬送装置は、前記マザーガラス板が載置された保護シートを搬送するように構成され、
    前記第一折割装置は、前記保護シートを切断する第一切断部材を備え、
    前記制御装置は、前記第一上流側搬送装置と前記第二上流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせ、かつ前記第一下流側搬送装置と前記第二下流側搬送装置とを前記第二の方向に沿って離れさせた後に、前記第一切断部材に前記保護シートを切断させることにより、少なくとも二枚の保護シートを形成する請求項2に記載の割断装置。
  4. 前記制御装置は、前記第二折割装置によって前記少なくとも二枚のマザーガラス板を割断することにより、前記少なくとも四枚のガラス板を形成した後に、前記上流側搬送装置及び/又は前記下流側搬送装置を制御して前記上流側搬送装置上に残る前記ガラス板と、前記下流側搬送装置上に残る前記ガラス板とを前記第一の方向に沿って離れさせる請求項3に記載の割断装置。
  5. 前記第二折割装置は、前記保護シートを切断する第二切断部材を備え、
    前記制御装置は、前記上流側搬送装置上に残る前記ガラス板と、前記下流側搬送装置上に残る前記ガラス板とを前記第一の方向に沿って離れさせた後に、前記第二切断部材に前記少なくとも二枚の保護シートを切断させる請求項4に記載の割断装置。
  6. 前記上流側搬送装置は、前記保護シートを吸着するコンベアベルトを備え、
    前記下流側搬送装置は、前記保護シートを吸着するコンベアベルトを備える請求項3から5のいずれか一項に記載の割断装置。
  7. 前記第二折割装置は、前記第二の方向に沿って配置される二台の折割装置を含み、
    前記第一折割装置は、前記二台の第二折割装置の間に配置される請求項1から6のいずれか一項に記載の割断装置。
  8. 前記マザーガラス板を押さえ付ける押圧部材を備え、
    前記押圧部材は、前記スクライブ線を跨いて前記マザーガラス板を押圧する一対の押圧部と、前記マザーガラス板を割断した際に生じるガラス粉を吸引する吸引部とを備える請求項1から7のいずれか一項に記載の割断装置。
  9. 前記第一の方向における前記上流側搬送装置の長さ寸法は、前記第一の方向における前記下流側搬送装置の長さ寸法の二倍以上である請求項1から8のいずれか一項に記載の割断装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の割断装置を用いてマザーガラス板を割断することにより、少なくとも四枚のガラス板を形成する工程を備えることを特徴とするガラス板の製造方法。

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