JP2021010950A - 加工装置 - Google Patents

加工装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2021010950A
JP2021010950A JP2019124673A JP2019124673A JP2021010950A JP 2021010950 A JP2021010950 A JP 2021010950A JP 2019124673 A JP2019124673 A JP 2019124673A JP 2019124673 A JP2019124673 A JP 2019124673A JP 2021010950 A JP2021010950 A JP 2021010950A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
control unit
spindle
electric power
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019124673A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7289228B2 (ja
Inventor
関家 一馬
Kazuma Sekiya
一馬 関家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2019124673A priority Critical patent/JP7289228B2/ja
Publication of JP2021010950A publication Critical patent/JP2021010950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7289228B2 publication Critical patent/JP7289228B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Dicing (AREA)

Abstract

【課題】設置面積を抑制することができる加工装置を提供すること。【解決手段】加工装置1は、電力の供給によって動作する装置であって、切削ブレード21が装着されるスピンドル22を備える切削ユニット20と、切削ブレード21で加工される被加工物を保持するチャックテーブル10と、スピンドル22を回転させるスピンドルモータ24を制御するスピンドルモータードライバ80と、を備え、スピンドルモータードライバ80は、スピンドルモータ24の駆動を制御する制御部82と、制御部82に供給される電力の低下を検出する検出部83と、制御部82に接続し供給される電力の低下が検出された際に制御部82に電力を供給する蓄電池84と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、スピンドルに装着した工具で被加工物を加工する加工装置に関する。
切削装置、研削装置などスピンドルに装着した工具で被加工物を加工する、電力によって稼動する装置は、雷や工場設備の不調等により、電源からの電力が低下した場合も被加工物や装置を保護する目的で、バックアップ用の補助電源を付属させることがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された補助電源は、加工装置の駆動部の規模により蓄電池が大きくなる。
特開2003−87995号公報
切削装置や研削装置は、工場に占有する面積を抑制する目的で、常に省フットプリントを目指し開発されているが、補助電源がスペースを大きく取ると、装置面積を小さくすることが難しくなるという課題が有る。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、設置面積を抑制することができる加工装置を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の加工装置は、電力の供給によって動作する加工装置であって、工具が装着されるスピンドルを備える加工ユニットと、該工具で加工される被加工物を保持するチャックテーブルと、該スピンドルを回転させるモータを制御するスピンドルモータードライバと、を備え、該スピンドルモータードライバは、該モータの駆動を制御する制御部と、供給される電力の低下を検出する検出部と、該制御部に接続し供給される電力の低下が検出された際に該制御部に電力を供給する蓄電池と、を備えることを特徴とする。
前記加工装置では、該加工ユニットと該チャックテーブルとを相対的に移動させる移動ユニットと、該加工装置へ供給される電力が低下した際に該移動ユニットに電力を供給する補助電源ユニットと、を備えても良い。
前記加工装置では、該スピンドルモータードライバの該制御部は、電力が閾値以下に低下したら該スピンドルの回転を継続させ、電力が閾値以下である状態が指定時間以上継続したら、該スピンドルの回転を停止させても良い。
前記加工装置では、該スピンドルモータードライバは外殻となる筐体を備え、該筐体は、着脱自在な該蓄電池以外の該制御部を含む領域を覆う本体部を備えても良い。
本願発明は、設置面積を抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示された加工装置の構成の一部を示すブロック図である。 図3は、図1に示された加工装置のスピンドルモータードライバの外観を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係る加工装置を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係る加工装置の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示された加工装置の構成の一部を示すブロック図である。図3は、図1に示された加工装置のスピンドルモータードライバの外観を示す斜視図である。
実施形態1に係る加工装置1は、被加工物200を切削加工(加工に相当)する切削装置である。実施形態1において、加工装置1の加工対象の被加工物200は、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、図1に示すように、表面201に格子状に形成された複数の分割予定ライン202によって格子状に区画された領域にデバイス203が形成されている。
また、本発明の被加工物200は、中央部が薄化され、外周部に厚肉部が形成された所謂TAIKO(登録商標)ウェーハでもよく、ウェーハの他に、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状のパッケージ基板、セラミックス基板、フェライト基板、又はニッケル及び鉄の少なくとも一方を含む基板等でも良い。実施形態1において、被加工物200は、環状フレーム206が装着されたテープ205に表面201の裏側の裏面204が貼着されて、テープ205によって環状フレーム206の開口内に支持されている。
加工装置1は、電力の供給によって動作する装置であって、実施形態1では、被加工物200を分割予定ライン202に沿って切削加工する装置である。加工装置1は、図1に示すように、チャックテーブル10と、加工ユニットである切削ユニット20と、図示しない回転駆動源と、X軸移動ユニット30と、図示しないY軸移動ユニットと、Z軸移動ユニット40と、制御ユニット100とを少なくとも備える。加工装置1は、図1に示すように、切削ユニット20を2つ備えた、即ち、2スピンドルのダイサ、いわゆるフェイシングデュアルタイプの切削装置である。
回転駆動源と、X軸移動ユニット30と、Y軸移動ユニットと、Z軸移動ユニット40とは、切削ユニット20とチャックテーブル10とを相対的に移動させる移動ユニットである。回転駆動源は、チャックテーブル10を鉛直方向と平行なZ軸方向と平行な軸心回りに回転する図示しないモータを備える。X軸移動ユニット30は、チャックテーブル10を水平方向と平行なX軸方向に加工送りする。Y軸移動ユニットは、切削ユニット20を水平方向と平行でかつX軸方向に直交するY軸方向に割り出し送りする。Z軸移動ユニット40は、切削ユニット20をZ軸方向に切り込み送りする。
X軸移動ユニット30は、図2に示すように、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ31、ボールねじ31を軸心回りに回転させる周知のモータ32及びチャックテーブル10をX軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニット40は、図1に示すように、軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじ、ボールねじを軸心回りに回転させる周知のモータ42及び切削ユニット20をY軸方向又はZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールを備える。
チャックテーブル10は、切削ユニット20の工具である切削ブレード21で切削加工される被加工物200の裏面204側をテープ205を介して保持面11で吸引保持するものである。チャックテーブル10は、円盤形状であり、被加工物200を保持する保持面11がポーラスセラミック等から形成されている。また、チャックテーブル10は、X軸移動ユニット30により切削ユニット20の下方の加工領域と、切削ユニット20の下方から離間して被加工物200が搬入出される搬入出領域とに亘ってX軸方向に移動自在に設けられ、かつ回転駆動源により軸心回りに回転自在に設けられている。チャックテーブル10は、図示しない真空吸引源と接続され、真空吸引源により吸引されることで、保持面11に載置された被加工物200を吸引保持する。また、チャックテーブル10の周囲には、図1に示すように、環状フレーム206をクランプするクランプ部12が複数設けられている。
切削ユニット20は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を切削するものである。切削ユニット20は、それぞれ、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニットによりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット40によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
切削ユニット20は、チャックテーブル10で保持された被加工物200を切削加工する切削ブレード21を備える。切削ブレード21は、略リング形状を有する極薄の切削砥石である。また、切削ユニット20は、図2に示すように、切削ブレード21が装着されるスピンドル22と、スピンドル22を軸心回りに回転自在に収容したスピンドルハウジング23と、スピンドル22を軸心回りに回転するモータであるスピンドルモータ24とを備える。スピンドルハウジング23は、チャックテーブル10に保持された被加工物200に対して、Y軸移動ユニットによりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動ユニット40によりZ軸方向に移動自在に設けられている。
実施形態1では、一方の切削ユニット20は、図1に示すように、Y軸移動ユニット、Z軸移動ユニット40などを介して、装置本体2から立設した門型の支持フレーム3の一方の柱部4に設けられている。他方の切削ユニット20は、図1に示すように、Y軸移動ユニット、Z軸移動ユニット40などを介して、支持フレーム3の他方の柱部4に設けられている。なお、支持フレーム3は、柱部4,4の上端同士を水平梁5により連結している。切削ユニット20は、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニット40により、チャックテーブル10の保持面11の任意の位置に切削ブレード21を位置付け可能となっている。
また、加工装置1は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像する撮像ユニット50を備える。実施形態1では、撮像ユニット50は、切削ユニット20と一体的に移動するように、切削ユニット20に固定されている。撮像ユニット50は、チャックテーブル10に保持された切削加工前の被加工物200の切削加工すべき領域を撮像する撮像素子を備えている。撮像素子は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)撮像素子又はCMOS(Complementary MOS)撮像素子である。撮像ユニット50は、チャックテーブル10に保持された被加工物200を撮像して、被加工物200と切削ブレード21との位置合わせを行なうアライメントを遂行するため等の画像を得、得た画像を制御ユニット100に出力する。
また、加工装置1は、チャックテーブル10のX軸方向の位置を検出するため図示しないX軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のY軸方向の位置を検出するための図示しないY軸方向位置検出ユニットと、切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出するための図示しないZ軸方向位置検出ユニットとを備える。X軸方向位置検出ユニット及びY軸方向位置検出ユニットは、X軸方向、又はY軸方向と平行なリニアスケールと、X軸移動ユニット30又はY軸移動ユニットによりX軸方向又はY軸方向に移動自在に設けられリニアスケールの目盛を読み取る読み取りヘッドとにより構成することができる。X軸方向位置検出ユニット、及びY軸方向位置検出ユニットは、読み取りヘッドが読み取ったリニアスケールの目盛を示す情報をチャックテーブル10のX軸方向の位置、又は切削ユニット20のY軸方向の位置を示す情報として制御ユニット100に出力する。Z軸方向位置検出ユニットは、ボールねじを軸心回りに回転させるモータ42のパルス数で切削ユニット20のZ軸方向の位置を検出して、検出した切削ユニット20のZ軸方向の位置を示す情報を制御ユニット100に出力する。
また、加工装置1は、切削前後の被加工物200を収容するカセット7が載置されるカセットエレベータ8と、切削後の被加工物200を洗浄する洗浄ユニット60と、搬送ユニット70と、を備える。カセットエレベータ8は、カセット7を昇降させる図示しないモータを備える。洗浄ユニット60は、被加工物200を吸引保持するスピンナーテーブル61と、スピンナーテーブル61をZ軸方向と平行な軸心回りに回転させる図示しないモータと、スピンナーテーブル61に保持された被加工物200に洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル62とを備える。
搬送ユニット70は、切削前後の被加工物200を位置決めする一対のセンタリングガイド71と、被加工物200をカセット7から出し入れする搬出入ユニット72と、被加工物200をセンタリングガイド71、チャックテーブル10、洗浄ユニット60間で搬送する一対の搬送アーム73とを備えている。一対の搬送アーム73は、被加工物200を支持した環状フレーム206を吸着する吸着部74と、吸着部74をZ軸方向に昇降させる昇降シリンダ75と、昇降シリンダ75をY軸方向に移動させるモータ76とを備える。搬出入ユニット72は、一方の搬送アーム73の吸着部74に取り付けられている。
制御ユニット100は、加工装置1の上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物200に対する切削加工動作を加工装置1に実施させるコンピュータである。具体的には、制御ユニット100は、搬送ユニット70の搬出入ユニット72に切削前の被加工物200をカセット7からセンタリングガイド71上に取り出して、一方の搬送アーム73でチャックテーブル10の保持面11に載置させ、チャックテーブル10に被加工物200を吸引保持し、クランプ部12で環状フレーム206をクランプする。制御ユニット100は、X軸移動ユニット30にチャックテーブル10を移動させて、撮像ユニット50にチャックテーブル10上の被加工物200を撮像させる。制御ユニット100は、被加工物200と切削ブレード21との位置合わせを行うアライメントを遂行し、チャックテーブル10と切削ユニット20の切削ブレード21とを分割予定ライン202に沿って相対的に移動させながら分割予定ライン202に切削ブレード21を切り込ませて、被加工物200を分割予定ライン202に沿って切削加工する。
制御ユニット100は、切削ブレード21を全ての分割予定ライン202に切り込ませて、全ての分割予定ライン202を切削加工した後、チャックテーブル10の吸引保持を解除し、クランプ部12のクランプを解除し、他方の搬送アーム73でチャックテーブル10上の被加工物200を洗浄ユニット60に搬送させる。制御ユニット100は、洗浄ユニット60に被加工物200を洗浄させて、搬送ユニット70の一方の搬送アーム73及び搬出入ユニット72に洗浄ユニット60から被加工物200をカセット7まで搬送させて、カセット7内に搬入させる。
制御ユニット100は、CPU(central processing unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(read only memory)又はRAM(random access memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インターフェース装置とを有する。制御ユニット100の演算処理装置は、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、加工装置1を制御するための制御信号を、入出力インターフェース装置を介して加工装置1の上述した構成要素に出力する。
また、制御ユニット100は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示ユニット及びオペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない入力ユニットと接続されている。入力ユニットは、表示ユニットに設けられたタッチパネルと、キーボード等の外部入力装置とのうち少なくとも一つにより構成される。
また、加工装置1は、図2に示すように、制御ユニット100からの指示通りに、スピンドルモータ24に流す電力の電流値、方向、タイミング等を制御し、スピンドルモータ24を駆動、制御するスピンドルモータードライバ80と、制御ユニット100からの指示通りに、モータ32,42,76に流す電力の電流値、方向、タイミング等を制御し、モータ32,42,76を駆動、制御するモータードライバ90と、補助電源ユニット110とを備えている。なお、図2は、X軸移動ユニット30のモータ32と、搬送ユニット70の一方の搬送アーム73のモータ76とを示し、他のモータを省略しているが、他のモータもモータードライバ90に接続して、モータードライバ90により駆動、制御される。
スピンドルモータードライバ80及びモータードライバ90は、商用電源300からの駆動用の電力をスピンドルモータ24及びモータ32,42,76に供給する。モータードライバ90は、商用電源300に接続し、モータ32,42,76の駆動を制御する制御部91と、モータ32,42,76に供給される電力の低下を検出する検出部92とを備える。検出部92は、制御部91を介してモータ32,42,76に供給される商用電源300からの電力の電圧値を検出し、検出結果を制御部91に出力する。制御部91及び検出部92は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサー、又は並列プログラム化したプロセッサー等の専用の処理回路(ハードウェア)で構成される。
補助電源ユニット110は、装置本体2内に設置され、モータードライバ90の制御部91に接続し、加工装置1へ供給される商用電源300からの電力の低下が検出された際に、モータ32,42,76即ちX軸移動ユニット30、Y軸移動ユニット及びZ軸移動ユニット40及び搬送アーム73等のモータ32,42,76に電力を供給するものである。補助電源ユニット110は、商用電源300に接続し、かつ商用電源300からの電力の低下を検出する検出部112と、制御部111と、蓄電池113とを備える。
検出部112は、商用電源300からの電力の電圧値を検出し、検出結果を制御部111に出力する。蓄電池113は、充放電可能な2次電池である。制御部111は、検出部112の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた所定値以上の通常稼働時には、商用電源300からの電力を蓄電池113に過充電にならないように充電するとともに、充電完了後も自然放電分を蓄電池113に随時充電する。制御部111は、検出部112の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた所定値を下回る停電時には、蓄電池113に充電した電力を各モータードライバ90の制御部91を介してモータ32,42,76に供給する。制御部111及び検出部112は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサー、又は並列プログラム化したプロセッサー等の専用の処理回路(ハードウェア)で構成される。
スピンドルモータードライバ80は、補助電源ユニット110とは独立して商用電源300に接続し、各切削ユニット20に1対1で対応して設けられている。スピンドルモータードライバ80は、外殻となる筐体81と、スピンドルモータ24の駆動を制御する制御部82と、スピンドルモータ24に供給される商用電源300からの電力の低下を検出する検出部83と、蓄電池84とを備える。筐体81は、図3に示すように、箱状に形成された本体部88と、本体部88の一部分を切り欠いて形成された電池収容部86と、カバー85とを備える。本体部88は、蓄電池84即ち電池収容部86以外の制御部82、検出部83を含む領域を覆う。実施形態1では、本体部88は、内部に制御部82及び検出部83を収容している。本体部88は、図3に示すように、商用電源300、制御ユニット100等と接続するコネクタ87を外表面に設けている。
電池収容部86は、蓄電池84を着脱自在とするとともに、蓄電池84と電気的に接続する図示しないコネクタ等を備えている。実施形態1では、電池収容部86は、取り付けられた蓄電池84を本体部88の外表面よりも本体部88内に位置付ける。電池収容部86は、本体部88に設けられた開口を通して蓄電池84が出し入れされる。カバー85は、電池収容部86の開口を開閉自在に本体部88に取り付けられている。蓄電池84は、充放電可能な2次電池であって、対応する切削ユニット20の切削中のスピンドル22の回転を停止させることができる程度の電力を蓄電する。
検出部83は、制御部82を介してスピンドルモータ24に供給される商用電源300からの電力の電圧値を検出し、検出結果を制御部82に出力する。制御部82は、検出部83の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値を超える通常稼働時には、商用電源300からの電力を蓄電池84に過充電にならないように充電するとともに、充電完了後も自然放電分を蓄電池84に随時充電する。制御部82は、加工装置1の加工動作時には、検出部83の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値を超える通常稼働時には、商用電源300から供給された電力をスピンドルモータ24に供給して、スピンドル22の回転を継続する。
また、制御部82は、加工装置1の加工動作時には、検出部83の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値以下となる状態が予め定められた指定時間未満の間、蓄電池84の電力をスピンドルモータ24に供給して、スピンドル22の回転を継続する。制御部82は、加工装置1の加工動作時には、検出部83の検出結果に基づいて、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値以下となる状態が予め定められた指定時間以上になると、蓄電池84の電力をスピンドルモータ24に供給して、スピンドル22の回転を徐々に低回転にして、スピンドル22の回転を停止させる。
こうして、制御部82は、加工装置1の加工動作時には、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値以下となる状態が予め定められた指定時間未満継続しても(所謂、瞬停時には)、蓄電池84の電力をスピンドルモータ24に供給して、スピンドル22の回転を継続する。また、制御部82は、加工装置1の加工動作時には、商用電源300からの電力の電圧値が予め定められた閾値以下となる状態が予め定められた指定時間以上継続したら(所謂停電時には)、蓄電池84の電力をスピンドルモータ24に供給して、スピンドル22の回転を徐々に低回転にして、スピンドル22の回転を停止させる。
こうして、蓄電池84は、制御部82に接続し、スピンドルモータ24に供給される商用電源300の電力の低下が検出部83に検出された際に、制御部82に電力を供給する。実施形態1では、指定時間は、例えば、3秒間であるが、本発明では、3秒間に限定されない。制御部82及び検出部83は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサー、又は並列プログラム化したプロセッサー等の専用の処理回路(ハードウェア)で構成される。
以上説明したように、加工装置1は、商用電源300から供給される電力の低下が検出された際に、制御部82に電力を供給する蓄電池84をスピンドルモータードライバ80が備えているので、商用電源300の停電時にもスピンドルモータ24を制御することができるので、停電時の被加工物200の保護に繋がる重要な停電対策を施すことができる。また、加工装置1は、スピンドルモータ24の補助電源である蓄電池84をスピンドルモータードライバ80に設置し、その他のモータ32,42,76を補助電源ユニット110から商用電源300の停電時に電力を供給する仕様にしたことで、補助電源ユニット110の省スペース化を可能とした。その結果、加工装置1は、装置本体2の大型化を抑制でき、設置面積を抑制することができるという効果を奏する。
また、加工装置1は、スピンドルモータードライバ80の蓄電池84を筐体81の電池収容部86に着脱自在として、ネジ等の工具を用いず着脱出来、劣化してしまう蓄電池84の交換を容易にし、停電への対策を実施しやすくするという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態等に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。例えば、実施形態1では、加工装置1としてスピンドルモータ24で回転するスピンドル22に装着された工具としての切削ブレード21を備える切削装置を示したが、本発明では、加工装置は、切削装置に限定されることなく、スピンドルモータで回転するスピンドルに装着された工具としての研削ホイールを備える研削装置、スピンドルモータで回転するスピンドルに装着された工具としての研磨パッドを備える研磨装置、又は、スピンドルモータで回転するスピンドルに装着された工具としてのバイト工具を備えるバイト切削装置等の種々の加工装置でも良い。
1 加工装置
10 チャックテーブル
20 切削ユニット(加工ユニット)
21 切削ブレード(工具)
22 スピンドル
24 スピンドルモータ(モータ)
30 X軸移動ユニット(移動ユニット)
40 Z軸移動ユニット(移動ユニット)
80 スピンドルモータードライバ
81 筐体
82 制御部
83 検出部
84 蓄電池
88 本体部
110 補助電源ユニット
200 被加工物

Claims (4)

  1. 電力の供給によって動作する加工装置であって、
    工具が装着されるスピンドルを備える加工ユニットと、
    該工具で加工される被加工物を保持するチャックテーブルと、
    該スピンドルを回転させるモータを制御するスピンドルモータードライバと、を備え、
    該スピンドルモータードライバは、
    該モータの駆動を制御する制御部と、
    供給される電力の低下を検出する検出部と、
    該制御部に接続し供給される電力の低下が検出された際に該制御部に電力を供給する蓄電池と、を備える加工装置。
  2. 該加工ユニットと該チャックテーブルとを相対的に移動させる移動ユニットと、
    該加工装置へ供給される電力が低下した際に該移動ユニットに電力を供給する補助電源ユニットと、を備える請求項1に記載の加工装置。
  3. 該スピンドルモータードライバの該制御部は、電力が閾値以下に低下したら該スピンドルの回転を継続させ、電力が閾値以下である状態が指定時間以上継続したら、該スピンドルの回転を停止させる請求項1または請求項2に記載の加工装置。
  4. 該スピンドルモータードライバは外殻となる筐体を備え、該筐体は、着脱自在な該蓄電池以外の該制御部を含む領域を覆う本体部を備える請求項1または請求項2に記載の加工装置。
JP2019124673A 2019-07-03 2019-07-03 加工装置 Active JP7289228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019124673A JP7289228B2 (ja) 2019-07-03 2019-07-03 加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019124673A JP7289228B2 (ja) 2019-07-03 2019-07-03 加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021010950A true JP2021010950A (ja) 2021-02-04
JP7289228B2 JP7289228B2 (ja) 2023-06-09

Family

ID=74227678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019124673A Active JP7289228B2 (ja) 2019-07-03 2019-07-03 加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7289228B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577148A (ja) * 1991-09-18 1993-03-30 Shibayama Kikai Kk 研削盤のリトラクト機構
JP2003087995A (ja) * 2001-09-17 2003-03-20 Disco Abrasive Syst Ltd 補助電源装置
JP2005065471A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Disco Abrasive Syst Ltd 瞬停・瞬時電圧低下対策装置,加工装置,および瞬停・瞬時電圧低下検出方法
JP2015041274A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 ファナック株式会社 主軸を有する工作機械の制御装置
JP2015217453A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 株式会社ディスコ 加工装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0577148A (ja) * 1991-09-18 1993-03-30 Shibayama Kikai Kk 研削盤のリトラクト機構
JP2003087995A (ja) * 2001-09-17 2003-03-20 Disco Abrasive Syst Ltd 補助電源装置
JP2005065471A (ja) * 2003-08-20 2005-03-10 Disco Abrasive Syst Ltd 瞬停・瞬時電圧低下対策装置,加工装置,および瞬停・瞬時電圧低下検出方法
JP2015041274A (ja) * 2013-08-22 2015-03-02 ファナック株式会社 主軸を有する工作機械の制御装置
JP2015217453A (ja) * 2014-05-15 2015-12-07 株式会社ディスコ 加工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7289228B2 (ja) 2023-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7313202B2 (ja) 切削装置及び交換方法
JP6335596B2 (ja) 研削装置
JP2019198915A (ja) 加工装置
JP2019204929A (ja) 搬送用治具及び交換方法
JP2021062423A (ja) 加工装置
JP7076557B2 (ja) 基板処理システム
JP2012101293A (ja) 加工方法
US11292145B2 (en) Blade changer unit
US20200398396A1 (en) Processing apparatus
JP7382840B2 (ja) 研削装置
JP7289228B2 (ja) 加工装置
CN101740346A (zh) 半导体晶片加工装置
JP2010087122A (ja) 切削装置
TWI813837B (zh) 觸碰面板
JP5990040B2 (ja) 切削装置
JP2014042959A (ja) 研削装置
JP7458760B2 (ja) 加工装置
JP3222137U (ja) 切削装置
JP7292164B2 (ja) 加工装置
JP5973284B2 (ja) 研削装置
US20240177999A1 (en) Wafer processing apparatus
JP2021168352A (ja) 被加工物の加工方法及び加工装置
JP2010010267A (ja) 半導体ウエーハの加工装置
KR20240035707A (ko) 장착 방법 및 절삭 장치
TW202236399A (zh) 切削裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220520

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230516

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230530

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7289228

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150